JP7101108B2 - ブロードキャストメッセージの協調的な繰り返しのためのシステム - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、一般に、無線メッシュネットワークの技術分野に関する。特に、本発明は、無線メッシュネットワークにおけるデータの高速配信を強化することに関する。
背景無線メッシュネットワーク(WMN:wireless mesh network)は、例えば、送信範囲、周波数チャネルの使用などに応じて、互いに通信することができる複数の、場合によっては数百または数千またはそれ以上の無線ノード101によって形成される。無線メッシュネットワーク100は、他のネットワーク103、例えばインターネット、へのゲートウェイの一部であり得る1つ以上のシンクノード102を有し得る。簡素な例の無線メッシュネットワーク100を図1に示す。無線メッシュネットワークは、静的無線環境内になくてもよく、ノードの一部が移動、出現、または消滅してもよい。したがって、図1に示されるメッシュネットワークの例は、自己組織化型であり、すべてのノードは、独立して決定を行うことができるが、ネットワークおよびそのデータ配信機能をサポートする。
無線メッシュネットワークの一例は、データを生成するセンサデバイスによって形成される無線センサネットワーク(WSN:wireless sensor network)であってもよい。各センサデバイスは、データをシンクノードに向けて配信するために使用される1以上の無線機を備えることができる。たとえ単一のセンサ無線機がシンクノードに直接到達することができない場合でも、センサ無線ノード間に形成される無線メッシュネットワークは、シンクノードを処理する。各無線ノードにおいて実施されるルーティングプロトコルは、シンクへの道を選択する。同様に、複数の無線ホップを介して、シンクからノードへ、またはノード間で配信されるデータがあってもよい。
WMNで伝送されるデータは、厳しいタイミング要件、すなわち、ノードからノードへの、またはノードからシンクへの配信の低い遅延通信要件を有することができる。一例として、照明システムにおいて、スイッチング制御データは、無線メッシュネットワーク上で迅速に、例えば、数百ミリ秒以内に、より良いユーザ体験を作り出すために、配信されるべきである。
データ配信は高速でなければならないが、一方、ネットワークへのジャミングを引き起こしてはならない。ブロードキャスティング/フラッディングは、複数の受信機にデータを配信する最も速い方法であるが、衝突を引き起こし、干渉を増大させることもある。より大きなネットワークの場合、ブロードキャストメッセージの制御されないバーストは、チャネルを完全にブロックし、他のデータの配信に影響を与える。
ブロードキャスト通信では、信頼性と通信オーバーヘッドとの間のトレードオフは、ブロードキャストメッセージの異なる繰り返し量で制御することができる。典型的なブロードキャスト/フラッディング通信プロトコルでは、繰り返しの量がノード固有であり、通常、すべてのノードについて同じである。これは、高密度の設備では繰り返しの総量が過剰になり、例えば大量の衝突および干渉をもたらす大きなオーバーヘッドを引き起こす可能性があることを意味する。一方、疎な設備では、十分な信頼性を達成するには繰り返し量が少なすぎることがある。結果の両方がサービス品質の低下、例えば、データの喪失および/または遅延の増加をもたらす可能性がある。
本発明の目的は、ブロードキャスト通信におけるオーバーヘッドを最小にしながら信頼性を最大にする方法を提供することである。
本発明の目的は、ブロードキャストメッセージの協調的な繰り返しのためのシステム、方法およびルータノードを提供することである。本発明の別の目的は、ブロードキャストメッセージの協調的な繰り返しのためのシステム、方法およびルータノードが無線メッシュネットワークにおける不必要なトラフィックおよび衝突の量を減少させることである。
本発明の目的は、それぞれの独立請求項によって定義されるシステム、ルータノード、メソッド、コンピュータプログラム、およびコンピュータ可読媒体によって達成される。
一実施形態によれば、ブロードキャストメッセージの協働的な繰り返しのためのシステムが提供され、このシステムは、ブロードキャストメッセージを受信し、そのブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことができる複数のルータノードを備え、複数のルータノードは、1つまたは複数の周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信を、前記複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な繰り返しの目標量だけ、集合的に繰り返すように構成され、集合的な繰り返しの目標量を達成するために、個々のルータノードの繰り返しの量は、0からnまで異なり、n>0である。
一実施形態によれば、ブロードキャストメッセージを協調的に繰り返す方法が提供され、前記方法は、複数のルータノードによって、1つまたは複数の周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な繰り返しの目標量だけ、集合的に繰り返すことを備え、集合的な目標繰り返し量を達成するために、個々のルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0である。
一実施形態によれば、ブロードキャストメッセージの協調的な繰り返しのためのルータノードが提供され、前記ルータノードは、マイクロコントローラユニットと、コンピュータプログラムの少なくとも一部を記憶するメモリと、を備え、マイクロコントローラユニットは、ルータノードに少なくとも、前記ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに複数のルータノードの一部として集合的に、1つまたは複数の周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な目標時間量だけ繰り返しすることを行うように構成され、集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0である。
一実施形態によれば、ルータノードのためのブロードキャストメッセージの協調的な繰り返しのための方法が提供され、前記方法は、ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに、1つまたは複数の周波数チャネル上でブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内の集合的な目標時間量だけ、複数のルータノードの一部として集合的に繰り返すことを備え、集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0である。
一実施形態によれば、ルータノードがコンピュータで実行されるときに、ルータノードによってブロードキャストメッセージを協調的に繰り返すためのコンピュータプログラムが提供される。プログラムは、ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに、1つまたは複数の周波数チャネル上でブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内の集合的な目標時間量だけ、複数のルータノードの一部として集合的に繰り返すコンピュータ実行可能なコードを備え、集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0である。
一実施形態によれば、コンピュータで実行されるときに、ルータノードによってブロードキャストメッセージを協調的に繰り返すためのコンピュータプログラムを備える有形不揮発性コンピュータ可読媒体が提供される。プログラムは、ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに、1つまたは複数の周波数チャネル上でブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内の集合的な目標時間量だけ、複数のルータノードの一部として集合的に繰り返すコンピュータ実行可能なコードを備え、集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0である。
さらなる実施形態は、従属請求項に開示される。
この特許出願において提示される本発明の例示的な実施形態は、出願中の特許請求の範囲の利用可能性に制限を与えると解釈されるべきではない。「備える」という動詞は、本特許出願において、列挙されていない特徴の存在を排除しないオープンな限定として用いられる。従属請求項に列挙される特徴は、相互に自由に組み合わせることができ、さもなければ明示的に述べられない。
本発明の特性と考えられる新規な特性は、特に添付の特許請求の範囲に記載されている。しかし、本発明自体は、その構造およびその動作方法の両方に関して、その追加の目的および利点と共に、添付の図面に関連して読んだときに、特定の実施形態の以下の説明から最もよく理解されるのであろう。
本発明の実施形態は、添付の図面において、限定としてではなく例として例示される。
図1は、無線メッシュネットワークの簡素な例を概略的に示す。 図2A-2Dは、マルチホップWMN内でのデータのブロードキャストおよび反復の例を概略的に示す。 図3Aは、すべてのノードがルータノードであるトポロジを概略的に示す。 図3Bは、すべてのノードがルータノードであり、さらにネットワークがシンクノードも含むトポロジの例を概略的に示す。 図4Aは、ノードの一部がルータノードであり、ノードの一部がルーティングできず、ネットワーク内のエンドノードのみであり得る例示的なトポロジを概略的に示す。 図4Bは、ノードの一部がルータノードであり、ノードの一部がルーティングできず、ネットワーク内のエンドノードのみであることができ、さらに、ネットワークがシンクノードも含む、例示的なトポロジを概略的に示す。 図5Aは、クラスタ化トポロジの例を概略的に示す。 図5Bはクラスタ化トポロジの例を概略的に示し、ネットワークはシンクノードも含む。 図6は、本発明による高密度設備におけるノードのネイバーフッド内部の特定の反復量の一例を概略的に示す。 図7は、本発明による疎な設備におけるノードのネイバーフッド内部の特定の反復量の一例を概略的に示す。 図8は、本発明による複数の重複するネイバーフッドおよびマルチホップ通信の例を概略的に示す。 図9Aは、ルータノードがネイバーフッド内で指定された量の繰り返しを協調して達成するための本発明による方法の一例を概略的に示す。 図9Bは、ルータノードがネイバーフッド内で指定された量の繰り返しを協調して達成するための本発明による方法の別の例を概略的に示す。 図10A-10Cは、周波数ホッピングシーケンスの例を概略的に示す。 図11は、データメッセージを使用するネイバー探索の例を概略的に示す。 図12は、パッシブスキャニングを使用するネイバー探索の例を概略的に示す。 図13は、アクティブスキャニングを使用するネイバー探索の例を概略的に示す。 図14は、同期ネイバー探索プロトコルを使用するネイバー探索の例を概略的に示す。 図15は、本発明によるルータノードハードウェアアーキテクチャの例を概略的に示す。
無線メッシュネットワーク(WMN)においてマルチホップ通信を達成するための1つの方法は、ネットワーク内でデータをブロードキャストし、中継する(再ブロードキャストする)ことであり、これは時々フラッディングとも呼ばれる。ノードは、ブロードキャストされたデータを複数回繰り返すことを許可されなくてもよく、すなわち、繰り返しノードは、後に再び現れる場合、同じデータの送信を再び繰り返すことを許可されない。例えば、データはデータを識別するための一意の識別子(ID)を含むことができ、ノードが、ノードが既に繰り返したIDを有するデータを受信する場合、ノードは、前記データを再び繰り返すことを許可されない。例えば、IDは、オリジナルの送信者アドレスおよびシーケンス番号を含むことができる。さらに、データは、ブロードキャストされたデータの範囲を制限するためのホップ限界を含むことができる。例えば、送信側はデータに対してホップ限界を設定することができ、データを繰り返す各ノードは、ホップ限界値をデクリメント(減分)することができる。ノードは、ホップ限界値がゼロであるデータを受信すると、そのデータを繰り返さない。
図2A-2Dは、マルチホップWMN100内でデータをブロードキャストし、繰り返す例を示す。ノード1は、ノード2および3によって受信されるデータをブロードキャストする(図2(A))。ノード2および3は、ノード1、2、3、4および5によって受信されるデータを繰り返す(図2(B))。繰り返しの間、ノード1、2、および3は、重複されたデータを受信し、重複されたデータを繰り返さない。ノード4および5は、ノード2、3、4、5、6および7によって受信されるデータを繰り返す(図2(c))。繰り返しの間、ノード2、3、4および5は、重複されたデータを受信し、重複されたデータを繰り返しない。ノード6および7は、ノード4、5、6および7によって受信されるデータを繰り返す(図2(D))。繰り返しの間、ノード4、5、6、7は、重複されたデータを受信し、重複されたデータを繰り返さない。本発明の範囲において、ブロードキャストという用語は、宛先アドレス指定ではなく通信方法を指す。ブロードキャストおよび繰り返しによって、データはネットワーク内のノードに分配される。データが実際に対象とされるノードは、別個のアドレス指定によって識別することができる。別個のアドレス指定は、例えば、データがネットワーク内のすべてのノード宛であるブロードキャストアドレス指定、またはデータがネットワーク内のノードのグループ宛であるマルチキャストアドレス指定、またはデータがネットワーク内の単一のノード宛であるユニキャストアドレス指定を含むことができる。
本発明によるシステムは、複数のノード301、ここではルータノードと呼ばれ、各々がブロードキャストメッセージの送信を受信し、繰り返すことができる複数のノード301を含む。複数のルータノード301は、ルータノードの近傍内、すなわち無線範囲602内で、指定された集合目標時間量だけ、ブロードキャストメッセージ603の送信を集合的に、すなわち協調的に繰り返すように構成される。目的は、ブロードキャストメッセージ603の送信のローカル集合標的反復量を、ネイバーフッド602内のルータノード301の量とは無関係に、ネイバーフッド602内で同じに保つことである。個々のルータノード301の繰り返し量は、共通の集合的な目標繰り返し量を達成するために、0からnまで異なることができ、ここで、n>0である。繰り返しは、例えば、ルータノード301によって、事前に構成された、またはランタイム学習されることができる、1以上の周波数チャネル上で行うことができる。繰り返しの集合的な目標量および使用される周波数チャネルは、異なる近傍602において同じであっても、同じでなくてもよい。繰り返しの集合的な目標量は、周波数チャネルごとに同じであっても異なっていてもよい。
例えば、受信ルータノードの無線範囲602内のルータノード301の数が多い場合、ブロードキャストメッセージ603の送信は、ネイバーフッド602内の他のルータノード301によって繰り返されることが期待されるので、ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603の送信を繰り返さないことを決定することができる。別の例によれば、周波数チャネルの品質が悪い、すなわち、周波数チャネルに多くの干渉がある場合、ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603の送信を繰り返すことを決定してもよく、その理由は、前記周波数チャネルにおける送信のブロッキング変化率が高く、したがって、信頼性の高い通信を達成するために、複数のルータノード301が前記周波数チャネル上でブロードキャストメッセージ603の送信を繰り返す必要があるからである。
本発明は、ブロードキャストメッセージ603が無線メッシュネットワークにおける不要なトラフィックおよび衝突の量を減らすことによって配信されることを可能にする。一方、本発明は、各ルータノード301がネイバーフッドから収集された情報に基づいて、受信されたブロードキャストメッセージ603を繰り返すか否かについて独立した決定を行うことを可能にする。本発明は、いくつかのWMNトポロジで実施されることができる。
一例として、図3Aに示すように、本発明は、すべてのノードがルータノード301であり、ネットワーク300内のルータノード301間で通信が起こるトポロジで実施することができる。さらに、図3Bに示されるように、ネットワーク300は、また、他のネットワーク305、例えばインターネット、へのゲートウェイの一部であり得るシンクノード304(黒い正方形として示される)を含んでもよく、通信は、シンクノード304とルータノード301との間でさらに起こり得る。
別の例として、図4Aに示すように、本発明は、ノードの一部がルータノード301(黒丸で示す)であり、ノードの一部がルーティングできず、ネットワーク400内のエンドノード401(白丸で示す)だけとすることができるトポロジで実施することができる。通信は、ネットワーク400内のすべてのノード301、401間で起こり得るが、ルーティングできないノード401はデータを繰り返さない(すなわち、データのソースノードまたは宛先ノードとしてのみ動作できる)。さらに、図4Bに示されるように、ネットワーク400は、また、他のネットワーク305、例えばインターネット、へのゲートウェイの一部であり得るシンクノード304を含んでもよく、通信は、ネットワーク内のシンクノード304と他のノード301、401との間で付加的に起こり得る。
別の例として、図5Aに示されるように、本発明は、クラスタ化トポロジで実施することができ、WMN500は、動的または静的に形成することができる1以上のクラスタ506を含むことができる。WMN500は、クラスタヘッドおよびクラスタ部材として動作することができるルータノード301と、クラスタ部材としてのみ動作することができるデータをルーティングできないノード401とを含むことができる。通信は、ネットワーク500内のすべてのノード301、401間で起こり得るが、ルーティングできないノード401はデータを繰り返さない(すなわち、データのソースノードまたは宛先ノードとしてのみ動作できる)。さらに、図5Bに示されるように、ネットワーク500は、また、他のネットワーク305、例えばインターネット、へのゲートウェイの一部であり得るシンクノード304を含んでもよく、通信は、ネットワーク500内のシンクノード304と他のノード301、401との間でさらに起こり得る。
図6は、ネイバーフッド602内の10個のルータノード301の密な設備の例を概略的に示す。実際の設備では、10個のルータノードは、高密度設備とはみなされないが、図6を明瞭に保つために、単純な10個のルータノードを使用して高密度設備を表す。この例では、使用量周波数チャネルは、2であり、近傍602における集合的繰り返しの目標量は、両方の周波数チャネルについて5である。ブロードキャストメッセージ603を受信すると、各ルータノードは、後述する繰り返し決定手順を実行する。一例として、繰り返し決定手順の結果として、ノード3、10、5、6、および1は、周波数チャネル1でのメッセージ603の送信を繰り返し、ノード1、2、7、6、および9は、周波数チャネル2でのメッセージ603の送信を繰り返す。この結果、両方の周波数チャネルにおいてブロードキャストメッセージ603の目標量の集合的反復が生じる。特定の周波数チャネルにおいてブロードキャストメッセージ603を繰り返すルータノード301のグループは、同一であってもよいし、同一でなくてもよい。
図7は、ネイバーフッド602内の3つのルータノード301の疎な設備の一例を概略的に示す。この例では、使用量周波数チャネルは、3であり、近傍602における集合的繰り返しの目標量は、周波数チャネル1および2に対して5であり、周波数チャネル3に対して2である。各ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603を受信すると、後述する繰り返し判定手順を実行する。一例として、繰り返し決定手順の結果として、ノード3および2は、メッセージ603の送信を2回繰り返し、ノード1は、メッセージ603の送信を周波数チャネル1で1回繰り返し、ノード1および2は、メッセージ603の送信を2回繰り返し、ノード3は、メッセージ603の送信を周波数チャネル2で1回繰り返し、ノード2および3は、メッセージ603の送信を周波数チャネル3で1回繰り返す。これは、全ての周波数チャネルにおいてブロードキャストメッセージ603の目標とされた総繰り返し量をもたらす。特定の周波数チャネルにおいてブロードキャストメッセージ603を繰り返すノード群301は、同一であってもよいし、同一でなくてもよい。
図8は、ノード301、301aの複数の重複近傍602の一例を概略的に示す。各近傍602および各周波数チャネルにおいて、集合的な繰り返しの量は、共通の目標値またはその近傍602および周波数チャネルに対して最適化された個別の目標値を有することができる。複数のネイバーフッド602に属するルータノード301aの繰り返しは、マルチホップ通信を可能にする複数のネイバーフッド602内でヒアリングされる。
上記の例で使用されるルータノード301、周波数チャネル、および繰り返しの数は、非限定的な例であり、本発明によるシステムは、任意の数のルータノード301を含むことができ、任意の数の周波数チャネルおよび繰り返しを使用することができる。
ネイバーフッド602内の各ルータノード301は、ネイバーフッドから収集された情報に基づいて独立して繰り返し決定を行う。これに代えて、またはこれに加えて、前記決定は、ルータノード301に予めプログラムされた情報、または動的に送信された情報(すなわち、ネイバーフッドノードのネイバーフッドの情報、またはランダムプロシージャの入力)に基づいてもよい。これは、トポロジが事前に知られており、例えばソーラーパネルの分野において、ネットワークの密度に大きな変化がない場合に有利であり得る。この種の明確なトポロジを用い、ノード位置を知ることで、ノード固有の最適な事前設定を行うことができ、エンドノード401さえもメッセージを繰り返すために使用することができる。ブロードキャストメッセージ603を受信すると、ルータノード301は、フロー、すなわち手順または方法を経て、特定の周波数チャネルでメッセージ603の送信を繰り返し、別の周波数チャネルのセットでメッセージ603の送信を繰り返さないという決定をもたらすことができる。言い換えれば、ブロードキャストメッセージ603を受信する各ルータノード301は、周波数チャネルごとに、受信メッセージ603の送信を繰り返すかどうかを個別に決定するように構成される。周波数チャネル上で受信メッセージ603の送信を繰り返す決定に応答して、ルータノード301は、さらに、前記周波数チャネル上での繰り返しの量を決定し、前記周波数チャネル上での受信メッセージ603の決定時間の送信を繰り返すように構成される。
図9Aは、ネイバーフッド602内部および周波数チャネルごとの正確な集合的繰り返し量をもたらすルータノード301についての、本発明による例示的なフロー、すなわち手順または方法を概略的に示す。ルータノード301は、ブロードキャストデータ901をリッスンする。ブロードキャストされたメッセージ603が受信されると(902)、ルータノード301は、全ての使用された周波数チャネル905、906を通過する。各周波数チャネルについて、ノード301は、受信メッセージ603の送信が当該ルータノード301によって繰り返されるべきかどうか、およびルータノード301が周波数チャネル上で行うべき繰り返しの量をチェックする(903)。ノード301がメッセージ603の送信を繰り返すべき場合、ノード301は、予め定義されたチャネルアクセス方法またはランタイムで選択されたチャネルアクセス方法を使用して、決定された回数だけ現在の周波数チャネルでメッセージ603を送信し(904)、次のチャネル906をチェックし続ける。すなわち、ルータノード301は、周波数チャネルにおける繰り返し送信の決定および繰り返し量の決定を行った後に、受信メッセージ603の送信を繰り返す。
図9Bは、ネイバーフッド602内部および周波数チャネルごとの正確な集合的繰り返し量をもたらすルータノード301についての、本発明による別の例示的なフロー、すなわち手順または方法を概略的に示す。ルータノード301は、ブロードキャストデータ901をリッスンする。ブロードキャストメッセージ603が受信されると(902)、ルータノード301は全ての使用周波数チャネル905、906を通過する。各周波数チャネルに対して、ノード301は、受信されたメッセージ603の送信が問題のルータノード301によって繰り返されるべきかどうか、およびルータノードが周波数チャネル上で行うべき繰り返しの量をチェックする(903)。ノードがメッセージ603の送信を繰り返すべき場合、ノードは、周波数チャネルおよび繰り返し量をリストに追加する(907)。すべての周波数チャネルがチェックされた後、ルータノード301は、周波数チャネルのリストを通過し、予め定義されたまたはランタイムで選択された周波数チャネルアクセス方法908を使用して、指定された時間量だけ、周波数チャネルでメッセージ603を送信する。言い換えれば、ルータノード301は、送信及び繰り返し量の判定を繰り返す判定の後、周波数チャネル及び判定された繰り返し量をリストに追加し、全ての周波数チャネルをチェックした後に、リストに追加された全ての周波数チャネルについて受信メッセージ603の送信を繰り返す。
本発明の一実施形態によれば、メッセージの衝突を回避し、受信確率を高めるために、複数の方法を別々にまたは一緒に使用することができる。例えば、各ルータノードは、以下のうちの少なくとも1つを使用することができる:
・ランダム繰り返し遅延方法、目標は、メッセージ衝突の確率を減少させ、特定のルータノード301が送信しているときに他のルータノードが聞いている確率を増加させ、同時に繰り返すメッセージ603を受信した後に、ノード301に時間とともに非同期で繰り返しを開始させることである。これを達成する方法はいくつかある。例えば、任意の送信に対して、ランダム遅延が採用され得る。特に、ノード301が繰り返し処理を同期して開始するのを避け、衝突を回避するために、繰り返し処理を開始する前にランダム遅延を使用することが有益であり得る。例えば、単一のブロードキャストの全ての繰り返しに対して予想される時間の倍数であるランダム開始遅延を最初の送信の前に加えることによる。別の例として、ランダム開始遅延が使用されてもよく、その変化量は、ノード301がCSMA-CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方法を介して、起こり得る衝突を検出することができるのに十分に高い。目標は、また、ランダムの上に一定の遅延を加えることによってこの確率が減少する、前の中継器または発信元ノードの上で送信することを避けることである。しかしながら、本発明方法によれば、繰り返しの予期される衝突確率がこれら2つまたは3つのランダムプロセスの組み合わされた結果である場合に、繰り返す周波数の順序および使用する周波数をランダム化することができるので、時間最適なインターリービング(交互配置)を得ることは適切ではないことに留意されたい。さらに、開始時間におけるより長い変動は、メッセージ配信の合計待ち時間を増加させ、したがって、時間にわたる送信を拡散する目標範囲は、通常、待ち時間、信頼性、およびデータスループットなどのアプリケーション要件に依存する。
・搬送波感知衝突回避多元接続(CSMA-CA)方法は、各送信の前に、周波数チャネルがクリア・チャネル・アセスメント(CCA)を使用して感知される。周波数チャネルが空いている場合、メッセージが送信される。チャネルがビジーである場合、メッセージの送信は、後の時間、すなわちバックオフ時間にランダム化/延期され、その後、送信が再び試みられる。言い換えれば、周波数チャネルが空いていることをセンシングが示す場合、ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603の送信を繰り返し、周波数チャネルがビジーであることをセンシングが示す場合、ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603の送信の繰り返しを後の時間に延期し、その後、ルータノード301は、ブロードキャストメッセージ603の送信を再び繰り返しようと試みる。あるいは周波数チャネルがビジーであるか、またはn回の試行の間ビジーのままである場合、送信は、その周波数チャネル上でスキップされてもよい。
・ランダム化繰り返しチャネル選択方法(複数の周波数チャネルが使用される場合)では、周波数チャネルの順序がランダム化され、周波数ホッピングスケジュールもたらされる。周波数ホッピングシーケンスのいくつかの例を図10A-10Cに示す。CSMA-CA方法と組み合わされる場合、他の周波数チャネル上の送信は、他のチャネル上のバックオフ時間中に試みられ得る。
・ブロードキャスト方法がユニキャストメッセージを配信するために使用され、アドレス指定されたノードがルータの部材または既知の隣接ノードである場合、ルータは、繰り返しをスキップし、代わりにポイントツーポイントメッセージをアドレス指定されたノードに送信することもできる。この場合、配信を確実にするために、メッセージに対するアクノレッジメント応答を要求することが有益であり得る。
周波数チャネルの予め構成された設定と、周波数チャネル上の最新の情報とが存在する場合、例えば、後述するように、同期またはエネルギー効率の良いネイバー探索プロトコルを介して、ネイバーフッド602において実際に使用される場合、使用される周波数チャネルは、使用されない周波数チャネルよりも優先される。オーバーヘッドをさらに最小限にするために、未使用の周波数チャネルでの送信を完全に省略することができる。
本発明の一実施形態によれば、ブロードキャストメッセージ603の送信を繰り返すか否かの決定(図9Aおよび9Bのステップ903)は、周波数チャネル固有の送信決定値(TDV)に基づいてもよい。TDVは、個々のルータノード301が周波数チャネル上でブロードキャストメッセージ603を送信して、総合目標量を達成すべき確率を記述する。
周波数チャネル固有のTDVは、無線範囲毎の集合的繰り返しの目標量N、および無線範囲内のルータノードの量Nに基づいて定義することができる。さらに、周波数チャネル特定TDVは、以下のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義することができる:前記周波数チャネルSRにおける送信の成功率、ルータノードが平均して受信モードARにある時間のパーセンテージ。
一例によれば、TDVは、以下の数式に従って定義することができる:
Figure 0007101108000001
ここで、Nは無線範囲当たりの集合的繰り返しの目標量であり、Nは、無線範囲内のルータノードの量である。
が増加すると、単一のルータノードがメッセージの送信を繰り返す可能性が増加し、その逆も同様である(より高いNは、より多くの集合的な繰り返しが必要とされる手段である)。Nが増加すると、単一のルータノードが繰り返す可能性が減少し、逆もまた同様である(より高いNは、同じ総合目標値NRを達成するためにルータノードごとにより少ない反復が必要とされることを手段する)。
各周波数チャネルについて、メッセージ603の送信を繰り返すか否かの決定は、以下のように提供され得る:
1. チャネルのTDVを計算する
2. 0から1の間の一様な分布からランダム値Rを生成する
3. R <=TDV -> チャネル上での反復/送信の場合
4. TDV=TDV-15.TDV>0であれば2になる。
実施例1:
・N=10,N=10 -> TDV =1
・-> 10個のノードすべてが1回繰り返され、合計10個の送信(=N)もたらされる
実施例2:
・N=10,N=5 -> TDV = 2
・-> 5つのノードはすべて2回繰り返し、合計10回の送信(=N)となる
実施例3:
・N=5,N=10 -> TDV =0.5
・-> 10個のノードの50%(0.5)が繰り返し、合計5回の送信(=N)をもたらす
別の例によれば、より複雑なTDVは、以下の数式に従って定義することができる:
Figure 0007101108000002
ここで、Nは無線範囲当たりの繰り返し数、無線範囲内のルータノードのN、前記チャネルにおける送信のSR成功率、およびARはルータノードが平均して受信モードにある時間のパーセンテージである。
が増加すると、単一のルータノードがメッセージを繰り返す可能性が増加し、逆も同様である(より高いNは、より多くの集合的な反復が必要とされることを手段する)。Nが増加すると、単一のルータノードがメッセージを繰り返す可能性が減少し、逆も同様である(より高いNは、同じ総合目標値Nを達成するためにルータノードごとにより少ない反復が必要とされることを手段する)。SRが増加すると、単一ルータノードがメッセージの伝送を繰り返す可能性が減少し、逆も同様である(より高いSRは、単一繰り返しの成功率が高いほど、同じ集合目標値Nを達成するためにルータノード当たりより少ない繰り返しが必要とされることを手段する)。ARが増加すると、単一ルータノードがメッセージの伝送を繰り返す可能性が減少し、逆も同様である(より高いARは、単一繰り返しの受信成功率が高いほど、同じ総合目標値Nを達成するためにルータノードごとに必要な繰り返しが少ないことを手段する)。
パラメータN、N、SR、およびARは、以下の例による試験のために、いくつかのやり方で得ることができる:
・一例として、Nは、事前に構成された値であってもよいし、アプリケーションによって設定されてもよいし、ランタイム動作中に学習されてもよい。
・一例として、Nは、他のノードのデータ送信から傍受することができ、またはビーコン対応ネットワークにおけるルータノードのシグナリングビーコンからの受動的または能動的なネットワークスキャンで取得することができ、または同期ネイバー探索方法がサポートされる場合、ネイバーのネイバーのアドバタイズメントから同期して取得することができ、または以前の方法の組み合わせを使用することができる。
・一例として、SRは、周波数チャネル上で行われるCCA動作から得ることができる。
・一例として、ARは、ルータノードの独自の動作から推定することができ、またはネットワークシグナリングフレームにおいてネイバーによって通知することができる。
一例として、NDを取得するために、ノードは、前記ルータノードネイバーによって送信されたデータメッセージからルータノードネイバーを探索することができる。データメッセージは、1以上の周波数チャネルで送信および受信され得る。各データメッセージについて、ノードは、ルータノードネイバーから受信し、前記メッセージの送信者を内部リストに記録することができる。ネイバーフッドにおける総ルータノード量は、前記リスト内のアイテムの数である。さらに、送信者の他のパラメータも記録することができる。
図11は、データメッセージからネイバーを学習するいくつかの例を示す。この例では、ノード1、2、および3は、すべて、互いの無線範囲にある。ノード1は、ネイバー探索を行い、ノード2および3は、ノード1によって探索される。ネイバーは、ブロードキャストデータメッセージから学習されることができる。図11の例では、ノード3は、ノード1および2によって受信されるブロードキャストデータメッセージを送信する。このメッセージから、ノード1は、ノード3の存在を知ることができる。ネイバーは、ユニキャストデータメッセージから学習されることもできる。図11の例では、ノード3は、ユニキャストデータメッセージをノード1に送信する。このメッセージから、ノード1は、ノード3の存在を知ることができる。ネイバーは、また、オーバーヒアリングされたデータメッセージから学習されてもよい。図11の例では、ノード2は、ユニキャストデータメッセージをノード3に送信する。同じデータメッセージもノード1によってオーバーヒアリングされる。このメッセージから、ノード1は、ノード2の存在を知ることができる。分かりやすくするために、ノード1のネイバー探索手順に関係する受信機動作のみが図に示されている。ネイバー探索を行うノード(この例ではノード1)の受信機は、連続的または間欠的にオン(on)であってもよい。ノード2および3は、連続的または間欠的にそれらの受信機を有することもでき、ノード2および3は、ノード1と同様にネイバー探索手順を実行することもできる。
別の例として、NDを取得するために、ノードは、パッシブスキャンを使用してルータノードネイバーを探索することができる。ルータノードは、ネイバー探索を行うノードによってスキャンされる定期的なアドバタイズメントメッセージ(例えば、ビーコンまたはネットワークビーコンと呼ばれることもある)を送信する。アドバタイズメントメッセージは、1以上の周波数チャネルで送信および受信され得る。各アドバタイズメントメッセージについて、ノードは、ルータノードネイバーから受信し、該メッセージの送信者を内部リストに記録することができる。ネイバーフッドにおける総ルータノード量は、前記リスト内のアイテムの数である。さらに、送信者の他のパラメータも記録することができる。
図12は、パッシブスキャニングを使用してネイバーを学習する例を示す。この例では、ノード1、2、および3はすべて、互いの無線範囲にある。ノード1は、ネイバー探索を行い、ノード2および3は、ノード1によって探索される。ノード1は、(ネットワーク)スキャンを実行するためにその受信機をスイッチオンする。スキャン中、ノード1は、ノード2およびノード3からアドバタイズメントを受信する。これらの受信されたアドバタイズメントから、ノード1は、ノード2および3の存在を知ることができる。明瞭化のために、ネイバー探索に関係するノード1の受信機動作手順のみが図に示されている。ネイバー探索を行うノード(この例ではノード1)の受信機は、連続的または間欠的にオン(on)であってもよい。ノード2および3は、それらの受信機を連続的または間欠的に有することもでき、ノード2および3は、ノード1およびノード1がノード2および3と同様にアドバタイズメントを送信することができるのと同様に、ネイバー探索手順を実行することもできる。
別の例として、NDを取得するために、ノードは、アクティブスキャンを使用してルータノードネイバーを探索することができる。ネイバー探索手順の起動時に、ネイバー探索を行うノードは、アドバタイズメント要求メッセージ(1つまたは複数)(たとえば、ビーコン要求と呼ばれることがある)を送信する。前記アドバタイズメント要求メッセージを受信するルータノードは、アドバタイズメントメッセージ(例えば、ビーコンまたはネットワークビーコンとも呼ばれることがある)を送信することによって応答し、ネイバー探索を行うノードは、これらのアドバタイズメントをスキャンする。アドバタイズメント要求およびアドバタイズメントメッセージは、1つまたは複数の周波数チャネルで送信および受信することができる。ノードがルータノードネイバーから受信する各アドバタイズメントメッセージについて、ノードは、前記メッセージの送信者を内部リストに記録することができる。ネイバーフッドにおける総ルータノード量は、前記表におけるアイテムの数である。さらに、送信者の他のパラメータも記録することができる。
図13は、アクティブスキャニングを使用してネイバーを学習する例を示す。この例では、ノード1、2、および3は、すべて、互いの無線範囲にある。ノード1は、ネイバー探索を行い、ノード2および3は、ノード1によって探索される。第1のノード1は、アドバタイズメント要求メッセージを送信する。ノード2および3は、アドバタイズメント要求メッセージを受信し、アドバタイズメントメッセージで応答する。アドバタイズメント要求メッセージを送信した後、ノード1は、(ネットワーク)スキャンを実行するためにその受信機をオンに切り替える。スキャン中、ノード1は、ノード2およびノード3からアドバタイズメントを受信する。これらの受信されたアドバタイズメントから、ノード1は、ノード2および3の存在を知ることができる。分かりやすくするために、ノード1のネイバー探索手順に関係する受信機動作のみが図に示されている。ネイバー探索を行うノード(この例ではノード1)の受信機は、連続的または間欠的にオン(on)であってもよい。ノード2および3は、それらの受信機を連続的または間欠的に有することもでき、ノード2および3は、ノード1およびノード1がノード2および3と同様にアドバタイズメントを送信することができるのと同様に、ネイバー探索手順を実行することもできる。
別の例として、NDを取得するために、ノードは、同期ネイバー探索プロトコルを使用してルータノードネイバーを探索することができる。ルータノードは、周期的なアドバタイズメントメッセージ(例えば、ビーコンまたはクラスタビーコンと呼ばれることもある)を送信し、これらのメッセージは、隣接ノードによって同期して受信される。これらのアドバタイズメントメッセージは、アドバタイズメントメッセージを送信するノードによって知られる他のルータノードの情報(ネイバーのネイバー(neighbors’ neighbors)の情報)を含むことができる。アドバタイズメントメッセージは、1つまたは複数の周波数チャネルで送信および受信されることができる。各同期アドバタイズメントメッセージから、ノードは、ルータノードによって知られる他のルータノードの情報を含む、ルータノードネイバーから受信し、アドバタイズメントメッセージを送信した前記ルータノードによって知られる他のルータノードの形式を読み込むことができる。この情報は、アドバタイズメントメッセージを受信するノードによって内部リストに記録されてもよい。ネイバーフッドにおける総ルータノード量は、前記表内のアイテムの数である。さらに、前記情報を受信するノードは、受信した情報を使用して他のルータノードに同期しようと試みることができる。さらに、ネイバーのネイバー(neighbors’ neighbors)の他のパラメータも送信および記録され得る。
図14は、同期ネイバー探索プロトコルを使用してネイバーを学習する例を示す。この例では、ノード1、2、および3は、すべて、互いの無線範囲にある。ノード1は、ネイバー探索を行い、ノード2は、ノード1によって探索されている。ノード1は、ノード3の存在を既に知っており、ノード3に同期している。また、ノード3は、ノード2の存在を知っている。ノード1は、ノード2の情報も含むノード3から同期してアドバタイズメントメッセージを受信する。ノード1は、アドバタイズメントメッセージを受信することにより、ノード2の存在も知る。さらに、ノード1もノード2に同期する。分かりやすくするために、ノード1のネイバー探索手順に関係する受信機動作のみが図に示されている。ネイバー探索を行うノード(この例ではノード1)の受信機は、連続的または間欠的にオン(on)であってもよい。ノード2および3は、それらの受信機を連続的または間欠的に有することもでき、ノード2および3は、ノード1およびノード1がノード2および3と同様にアドバタイズメントを送信することができるのと同様に、ネイバー探索手順を実行することもできる。
図15は、本発明によるルータノード301のハードウェアアーキテクチャの一例を示す。ルータノード301は、メモリ1501、MCU(Micro Controller unit)1502、無線トランシーバ1503、アンテナ1504、電源1505から構成される。MCU1502は、上述したように、ルータノード301の少なくともいくつかのアクションを実装するように少なくとも構成される。アクションの実装は、MCU1502に、メモリ1501に格納されたコンピュータプログラムコードの少なくとも一部を実行させ、MCU1502に、記述されたルータノード301の1以上のアクションを実装させるようにMCU1502を構成することによって達成することができる。ルータノード301は、アンテナ1504を介して他のルータノード間でデータを送受信するために、無線送受信部1503を用いる。電源1505は、ルータノードに電力を供給するための構成要素、例えば、バッテリおよびレギュレータを含む。
メモリ1501は、コンピュータ、例えばルータノード301内で実行される場合に、この詳細な説明部分で提示されるルータノード301の形式毎の動作に適応されるコンピュータプログラムを含む。
コンピュータプログラムは、USBスティックまたはCD-ROMディスクなどの有形不揮発性コンピュータ読み取り可能媒体に格納することができる。
上述の発明は、目標(単数または複数)およびそれらに到達する方法に関する事前の知識なしに、ノードが1つまたは複数の他のノードを制御するための効率的で低遅延の送信方法を提供する。この方法は、疎なネットワークと密なネットワークの両方で機能し、ネットワークの密度に適応する。
上記で与えられた説明において提供される特定の例は、添付の特許請求の範囲の利用可能性および/または解釈を限定するものとして解釈されるべきではない。上記で与えられた説明において提供される表および実施例の基は他に明示的に述べられない限り、網羅的ではない。

Claims (42)

  1. 複数のルータノードを備えるブロードキャストメッセージを協調的に繰り返すためのシステムであって、各々がブロードキャストメッセージを受信し、ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことができ、
    前記複数のルータノードは、1つまたは複数の周波数チャネル上での前記ブロードキャストメッセージの送信を、前記複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な繰り返しの目標量だけ、集合的に繰り返すように構成され、
    前記集合的な繰り返しの目標量を達成するために、前記個々のルータノードの繰り返しの量は、0からnまで異なり、n>0であり、
    前記ブロードキャストメッセージを受信する各ルータノードは、
    各使用周波数チャネルについて、受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すかどうかを個別に決定し、
    決定に応答して、周波数チャネル上で前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返す
    ように構成され、
    前記ルータノードは、さらに、
    前記周波数チャネル上での繰り返しの量を決定し、
    前記送信を繰り返す決定および前記チャネルでの繰り返し量の決定の後に、前記周波数チャネルおよび決定された繰り返し量をリストに追加し、
    すべての使用周波数チャネルをチェックした後に、前記リストに追加されたすべての周波数チャネル上でのそれぞれ決定された繰り返し量の前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返す
    ように構成される、
    システム。
  2. 前記ルータノードは、前記送信を繰り返す決定および前記繰り返し量の決定の後に、前記受信メッセージの前記送信を周波数チャネル上で繰り返すように構成される、請求項に記載のシステム。
  3. 前記受信メッセージの送信を繰り返すか否かの決定は、周波数列チャネル固有の送信決定値TDVに基づく、請求項1または2のいずれか一項に記載のシステム。
  4. 前記周波数チャネル固有TDVは、無線範囲当たりの集合的繰り返しの目標量および前記無線範囲内のルータノードの量に基づいて定義される、請求項に記載のシステム。
  5. 前記周波数チャネル固有TDVは、前記周波数チャネルにおける送信の成功率、ルータノードが平均して受信モードにある時間のパーセンテージ、のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義される、請求項に記載のシステム。
  6. 前記繰り返しを開始する前に、前記繰り返しの一部に対して、または前記メッセージの送信の各繰り返しに対して、ランダムまたは一定の遅延が用いられる、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、各ルータノードは、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment)CCAを使用して周波数チャネルを感知するように構成され、その感知が、周波数チャネルが空いていることを示す場合、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すように構成される、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記感知が、前記周波数チャネルがビジーであるか、またはn回の試行の間ビジーのままであることを示す場合、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信の前記繰り返しを後の時間に延期するように構成され、その後、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信を再び繰り返すように試みるように構成されるか、または前記ルータノードは、前記周波数チャネル上で前記ブロードキャストメッセージの送信の前記繰り返しをスキップするように構成される、請求項に記載のシステム。
  9. 前記メッセージの送信の繰り返しの前に、各ルータノードは、周波数ホッピングスケジュールをもたらすために、前記ブロードキャストメッセージの送信が繰り返される周波数チャネルの順序をランダム化するように構成される、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記1つ以上の周波数チャネルは、前記ルータノードによって予め構成されるか、またはランタイム学習される、請求項1からのいずれか一項に記載のシステム。
  11. ブロードキャストメッセージを協調的に繰り返すための方法であって、
    複数のルータノードによって、1つまたは複数の周波数チャネル上での前記ブロードキャストメッセージの送信を、前記複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な繰り返しの目標量だけ、集合的に繰り返すことを備え、
    集合的な目標繰り返し量を達成するために、個々のルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0であり、
    前記方法は、
    前記ブロードキャストメッセージを受信する各ルータノードによって、各使用周波数チャネルについて、受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すかどうかを個別に決定し、
    前記決定に応答して周波数チャネル上で前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに備え、
    前記方法は、
    前記ルータノードによって、前記周波数チャネル上での繰り返し量を決定し、
    前記ルータノードによって、前記送信を繰り返す決定および前記チャネルでの繰り返し量の決定の後に、前記周波数チャネルおよび決定された繰り返し量をリストに追加し、
    前記ルータノードによって、すべての使用周波数チャネルをチェックした後に、前記リストに追加されたすべての周波数チャネル上でのそれぞれ決定された繰り返し量の前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに備える、方法。
  12. 前記方法は、前記ルータノードによって、前記送信を繰り返す決定および前記繰り返し量の決定の後に、前記受信メッセージの前記送信を周波数チャネル上で繰り返すことを備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記受信メッセージの送信を繰り返すか否かの決定は、周波数列チャネル固有の送信決定値TDVに基づく、請求項11または12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記周波数チャネル固有TDVは、無線範囲当たりの集合的繰り返しの目標量および前記無線範囲内のルータノードの量に基づいて定義される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記周波数チャネル固有TDVは、前記周波数チャネルにおける送信の成功率、ルータノードが平均して受信モードにある時間のパーセンテージ、のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記繰り返しを開始する前に、前記繰り返しの一部に対して、または前記メッセージの送信の各繰り返しに対して、ランダムまたは一定の遅延が使用される、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記方法は、各ルータノードによって、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment)CCAを使用することによって前記周波数チャネルを感知することをさらに含み、前記感知が、前記周波数チャネルが空いていることを示す場合、前記方法は、前記ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに含む、請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記感知が、前記周波数チャネルがビジーであるか、またはn回の試行の間ビジーであり続けることを示す場合、前記方法は、前記ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信の繰り返しを後の時間に延期し、その後、前記ブロードキャストメッセージの送信を再度繰り返すことを試みるか、または前記ルータノードによって、前記周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信の繰り返しをスキップすることをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記方法は、各ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信が繰り返される周波数チャネルの順序をランダム化して、周波数ホッピングスケジュールをもたらすことをさらに含む、請求項11から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記1つ以上の周波数チャネルは、前記ルータノードによって予め構成されるか、またはランタイム学習される、請求項11から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. ブロードキャストメッセージの協調的に繰り返すためのルータノードであって、
    マイクロコントローラユニットと、
    コンピュータプログラムの少なくとも一部を記憶するメモリと、を備え、
    前記マイクロコントローラユニットは、前記ルータノードに、少なくとも、
    前記ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに
    複数のルータノードの一部として集合的に、1つまたは複数の周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内で集合的な目標繰り返し量だけ繰り返しすること
    を行うように構成され、
    集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0であり、
    ブロードキャストメッセージを受信した後、ルータノードは、
    各使用周波数チャネルについて、受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すかどうかを個別に決定し、
    前記決定に応答して、周波数チャネル上で前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すように構成され、
    前記ルータノードは、さらに、
    前記周波数チャネル上の繰り返し量を決定し
    前記送信を繰り返す決定および前記チャネルでの繰り返し量の決定の後に、前記周波数チャネルおよび決定された繰り返し量をリストに追加し、
    すべての使用周波数チャネルをチェックした後に、前記リストに追加されたすべての周波数チャネル上でのそれぞれ決定された繰り返し量の前記受信メッセージの送信を繰り返す
    ように構成される、
    ルータノード。
  22. 前記ルータノードは、前記送信を繰り返す決定および周波数チャネル上での繰り返しの量の決定の後に、前記受信メッセージの前記送信を繰り返すように構成される、請求項21に記載のルータノード。
  23. 前記受信メッセージの送信を繰り返すか否かの決定は、周波数チャネル固有の送信決定値TDVに基づく、請求項21または22のいずれか一項に記載のルータノード。
  24. 前記周波数チャネル固有TDVは、無線範囲当たりの集合的繰り返しの目標量および前記無線範囲内のルータノードの量に基づいて定義される、請求項23に記載のルータノード。
  25. 前記周波数チャネル固有TDVは、前記周波数チャネルにおける送信の成功率、ルータノードが平均して受信モードにある時間のパーセンテージ、のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義される、請求項24に記載のルータノード。
  26. 前記繰り返しを開始する前に、前記繰り返しの一部に対して、または前記メッセージの送信の各繰り返しに対して、ランダムまたは一定の遅延が使用される、請求項21から25のいずれか一項に記載のルータノード。
  27. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記ルータノードは、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment)CCAを使用して前記周波数チャネルを感知するように構成され、前記感知が前記周波数チャネルが空いていることを示す場合、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すように構成される、請求項21から26のいずれか一項に記載のルータノード。
  28. 前記感知が、前記周波数チャネルがビジーであるか、またはn回の試行の間ビジーのままであることを示す場合、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信の前記繰り返しを後の時間に延期するように構成され、その後、前記ルータノードは、前記ブロードキャストメッセージの送信を再び繰り返すように試みるように構成されるか、または、前記ルータノードは、前記周波数チャネル上で前記ブロードキャストメッセージの送信の前記繰り返しをスキップするように構成される、請求項27に記載のルータノード。
  29. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記ルータノードは、周波数ホッピングスケジュールをもたらすために、前記ブロードキャストメッセージの送信が繰り返される周波数チャネルの順序をランダム化するように構成される、請求項21から28のいずれか一項に記載のルータノード。
  30. 前記1つ以上の周波数チャネルは、前記ルータノードによって予め構成されるか、またはランタイム学習される、請求項21から29のいずれか一項に記載のルータノード。
  31. ルータノードのためのブロードキャストメッセージを協調的に繰り返す方法であって、
    ブロードキャストメッセージの受信および繰り返し送信、ならびに、
    1つまたは複数の周波数チャネル上でブロードキャストメッセージの送信を、複数のルータノードのネイバーフッド内の集合的な目標繰り返し量だけ、複数のルータノードの一部として集合的に繰り返すことを備え、
    集合的な目標繰り返し量を達成するために、ルータノードの繰り返し量は、0からnまで異なり、n>0であり、
    前記方法は、
    前記ブロードキャストメッセージを受信する各ルータノードによって、各使用周波数チャネルについて、受信メッセージの送信を繰り返すかどうかを個別に決定し、
    前記決定に応答して周波数チャネル上で前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに備え、
    前記方法は、
    前記ルータノードによって、前記周波数チャネル上での繰り返し量を決定し、
    前記ルータノードによって、前記送信を繰り返す決定および前記チャネルでの繰り返し量の決定の後に、前記周波数チャネルおよび決定された繰り返し量をリストに追加し、
    前記ルータノードによって、すべての使用周波数チャネルをチェックした後に、前記リストに追加されたすべての周波数チャネル上でのそれぞれ決定された繰り返し量の前記受信ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに備える、
    方法。
  32. 前記方法は、前記ルータノードによって、前記送信を繰り返す決定および前記繰り返し量の決定の後に、前記受信メッセージの前記送信を周波数チャネル上で繰り返すことを備える、請求項31に記載の方法。
  33. 前記受信メッセージの送信を繰り返すか否かの決定は、周波数列チャネル固有の送信決定値TDVに基づく、請求項31または32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記周波数チャネル固有TDVは、無線範囲当たりの集合的繰り返しの目標量および前記無線範囲内のルータノードの量に基づいて定義される、請求項33に記載の方法。
  35. 前記周波数チャネル固有TDVは、前記周波数チャネルにおける送信の成功率、ルータノードが平均して受信モードにある時間のパーセンテージ、のうちの少なくとも1つに基づいてさらに定義される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記繰り返しを開始する前に、前記繰り返しの一部に対して、または前記メッセージの送信の各繰り返しに対して、ランダムまたは一定の遅延が使用される、請求項31から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記方法は、各ルータノードによって、クリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment)CCAを使用することによって前記周波数チャネルを感知することをさらに含み、前記感知が、前記周波数チャネルが空いていることを示す場合、前記方法は、前記ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信を繰り返すことをさらに含む、請求項31から36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記感知が、前記周波数チャネルがビジーであるか、またはn回の試行の間ビジーであり続けることを示す場合、前記方法は、前記ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信の繰り返しを後の時間に延期し、その後、前記ブロードキャストメッセージの送信を再度繰り返すことを試みるか、または、前記ルータノードによって、前記周波数チャネル上でのブロードキャストメッセージの送信の繰り返しをスキップすることをさらに含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記メッセージの送信を繰り返す前に、前記方法は、前記ルータノードによって、前記ブロードキャストメッセージの送信が繰り返される周波数チャネルの順序をランダム化して、周波数ホッピングスケジュールをもたらすことをさらに含む、請求項31から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記1つ以上の周波数チャネルは、前記ルータノードによって予め構成されるか、またはランタイム学習される、請求項31から39のいずれか一項に記載の方法。
  41. コンピュータで実行されるときに、請求項31から40のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたコンピュータプログラム。
  42. コンピュータで実行されるときに、請求項41に記載のコンピュータプログラムを含む、有形不揮発性コンピュータ可読媒体。
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