JP7100195B2 - ユーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2ステップランダムアクセス手順を行うユーザ装置に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEのさらなる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)を仕様化している。また、3GPPでは、さらに、5G New Radio(NR)、或いはNext Generation(NG)などと呼ばれるLTEの後継システムの仕様が検討されている。
NRシステムの衝突型ランダムアクセス手順では、従来の4ステップランダムアクセス手順に加えて、2ステップランダムアクセス手順が検討されている(非特許文献1参照)。
2ステップランダムアクセス手順では、第1ステップにおいて、ユーザ装置(UE)は、MsgAとして、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブル、及び物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報を、無線基地局(gNB)に送信する。第2ステップにおいて、UEは、MsgBとして、ランダムアクセスレスポンス及び衝突解決を行うための情報を、gNBから受信する。
3GPP TSG RAN Meeting #82 RP-182894 Sorrento, Italy, Dec. 10-13, 2018
従来の4ステップランダムアクセス手順では、UEは、ランダムアクセスレスポンスによって割り当てられる物理上りリンクチャネルを介して、当該所定情報を送信する。
しかしながら、2ステップランダムアクセス手順では、UEは、MsgAの送信時には、ランダムアクセスレスポンスを受信していないため、当該所定情報を送信するための物理上りリンクチャネルを知り得ない。
このため、2ステップランダムアクセス手順では、UEは、物理上りリンクチャネルを介して、MsgAに含まれる当該所定情報を送信することができない。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、2ステップランダムアクセス手順において、物理上りリンクチャネルを介して、MsgAに含まれる所定情報を送信し得るユーザ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るユーザ装置(10)は、第1メッセージ(MsgA)を送信し、前記第1メッセージ(MsgA)に対する応答を含む第2メッセージ(MsgB)を受信する2ステップランダムアクセス手順を実行する制御部(15)と、前記第1メッセージ(MsgA)を送信する送信部(11)と、前記第2メッセージ(MsgB)を受信する受信部(13)と、を備え、前記第1メッセージ(MsgA)は、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報とのうちの少なくとも一方を含み、前記制御部(15)は、前記物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、前記物理上りリンクチャネルの割当情報、及び前記ユーザ装置(10)に割り当てられる識別子のうちの少なくとも1つのパラメータを、前記2ステップランダムアクセス手順外において取得又は決定し、取得又は決定した前記パラメータに基づいて、前記第1メッセージ(MsgA)を前記送信部(11)から送信させる。
図1は、無線通信システム1の全体概略構成図である。 図2は、UE10の機能ブロック構成図である。 図3は、2ステップランダムアクセス手順のシーケンスの一例を示す図である。 図4は、物理上りリンクチャネルの送信タイミング処理のフローチャートの一例を示す図である。 図5は、物理上りリンクチャネルの割当処理のフローチャートの一例を示す図である。 図6は、UE10に割り当てられる識別子の設定処理のフローチャートの一例を示す図である。 図7は、UE10のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一又は類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)ネットワークの全体概略構成
図1は、実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。
無線通信システム1は、UE10と、gNB20と、コアネットワーク30とを含む。
UE10は、gNB20配下のセルに在圏している。UE10は、UE10とgNB20及びコアネットワーク30との間においてNRに従った無線通信を実行する。UE10は、UE10とgNB20との間において、同期確立又はスケジューリングリクエストを行うために、2ステップランダムアクセス手順を実行する。
UE10は、2ステップランダムアクセス手順外において、2ステップランダムアクセス手順で用いられる、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、及びUE10に割り当てられる識別子を取得又は決定する。
物理上りリンクチャネルは、例えば、Physical Uplink Shared Channel(PUSCH)である。UE10に割り当てられる識別子は、例えば、Temporary Cell-Ratio Network Temporary Identifier(Temporary C-RNTI)である。
gNB20は、gNB20とコアネットワーク30との間においてNRに従った無線通信を実行する。gNB20は、2ステップランダムアクセス手順外において、UE10に対して、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、又はUE10に割り当てられる識別子に関する情報を通知することができる。
コアネットワーク30は、gNB20を介して、UE10と通信する。コアネットワーク30は、gNB20の代わりに、2ステップランダムアクセス手順外において、UE10に対して、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、又はUE10に割り当てられる識別子に関する情報を通知してもよい。この場合、コアネットワーク30は、gNB20に対しても、UE10に通知した情報を通知する。
(2)UE10の機能ブロック構成
次に、UE10の機能ブロック構成について説明する。以下、本実施形態における特徴に関連する部分についてのみ説明する。したがって、当該UE10は、本実施形態における特徴に直接関係しない他の機能ブロックを備えることは勿論である。
図2は、UE10の機能ブロック構成図である。なお、UE10のハードウェア構成については後述する。図2に示すように、UE10は、送信部11と、受信部13と、制御部15とを備える。
送信部11は、gNB20に対して、NRに従った上りリンク信号を信する。例えば、送信部11は、2ステップランダムアクセス手順において、gNB20に対して、MsgAとして、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブル、及び物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報を送信する。
このように、MsgAは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報を含む。
なお、MsgAは、物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報のみを含んでもよい。また、MsgAは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルのみを含んでいてもよい。
受信部13は、gNB20から、NRに従った下りリンク信号を受信する。例えば、受信部13は、2ステップランダムアクセス手順において、gNB20から、MsgBとして、ランダムアクセスレスポンス及び衝突解決を行うための情報を受信する。なお、ランダムアクセスレスポンスは、MsgAに対する応答と表現されてもよい。
受信部13は、2ステップランダムアクセス手順外において、gNB20から、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、及びUE10に割り当てられる識別子を受信することができる。
制御部15は、2ステップランダムアクセス手順において、2ステップランダムアクセス手順外で取得又は決定した物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値に基づいて、MsgAに含まれる所定情報の送信タイミングを調整する。
制御部15は、2ステップランダムアクセス手順において、2ステップランダムアクセス手順外で取得又は決定した物理上りリンクチャネルの割当情報に基づいて、MsgAに含まれる所定情報を送信するための物理上りリンクチャネルの割当を行う。
制御部15は、2ステップランダムアクセス手順において、2ステップランダムアクセス手順外で取得又は決定したUE10に割り当てられる識別子に基づいて、MsgAに含まれる所定情報を送信するための物理上りリンクチャネルのスクランブリングを行う。
(3)無線通信システム1の動作
次に、無線通信システム1の動作について説明する。具体的には、2ステップランダムアクセス手順に関する動作について説明する。
なお、2ステップランダムアクセス手順は、衝突型ランダムアクセス手順であり、短期間でランダムアクセス手順を完了するために検討されているものである。
(3.1)2ステップランダムアクセス手順
最初に、2ステップランダムアクセス手順について説明する。図3は、2ステップランダムアクセス手順のシーケンスの一例を示す図である。
図3に示すように、第1ステップにおいて、UE10は、MsgAとして、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブル、及び物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報を、gNB20に送信する(S11)。所定情報は、CCCH SDU、C-RNTI MAC CEなどのUE10の識別子等を含む。
第2ステップにおいて、UE10は、MsgBとして、ランダムアクセスレスポンス及び衝突解決を行うための情報を、gNB20から受信する(S13)。衝突解決が成功すると、2ステップランダムアクセス手順は成功して完了する。
2ステップランダムアクセス手順は、以下のように表現されてもよい:MsgAを用いるランダムアクセス手順(ランダムアクセスプリアンブル及びMsg3/PUSCHを送信する手順)、MsgBを用いるランダムアクセス手順(ランダムアクセスレスポンス及びMsg4を受信する手順)、MsgBを衝突解決(Contention resolution)とするランダムアクセス手順、MsgA及びMsgBを用いるランダムアクセス手順、Simplified ランダムアクセス手順、Fast ランダムアクセス手順、ランダムアクセスレスポンス受信前にMsg3を送信するランダムアクセス手順、従来のランダムアクセス手順でないランダムアクセス手順、又は所定のメッセージを用いるランダムアクセス手順。
なお、上述のMsg3は、従来の4ステップランダムアクセス手順の第3ステップにおいて、UE10が、ランダムアクセスレスポンスによって割り当てられる物理上りリンクチャネルを介して、所定情報をgNB20に送信する際に用いられるメッセージである。また、上述のMsg4は、従来の4ステップランダムアクセス手順の第4ステップにおいて、UE10が、衝突解決を行うための情報をgNB20から受信する際に用いられるメッセージである。
(3.2)送信タイミング処理
次に、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、UE10が、MsgAに含まれる所定情報をgNB20に送信するために実行される、送信タイミング処理を説明する。
図4は、物理上りリンクチャネルの送信タイミング処理のフローチャートの一例を示す図である。図4に示すように、UE10は、2ステップランダムアクセス手順外において、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値(例えば、Timing Advanceコマンド(TAコマンド)値)を取得又は決定する(ステップS21)。
例えば、UE10は、物理ランダムアクセスチャネルの送信タイミングの調整値と同様に、TAコマンド値を「0」に固定する(オプション1)。
UE10は、gNB20からTAコマンド値を取得してもよい(オプション2)。この場合、TAコマンド値は、Radio Resource Control(RRC)レイヤ、Medium Access Control(MAC)レイヤ、又はPhysical(PHY)レイヤの信号で通知されてもよい。なお、UE10が、gNB20の代わりに、コアネットワーク30からTAコマンド値を取得する場合、TAコマンド値は、上記レイヤに加えて、Non-Access Stratum(NAS)レイヤの信号で通知されてもよい。
gNB20は、TAコマンド値として、時間的な絶対値(例えば1μs)を通知する。また、gNB20は、複数の時間的な絶対値の各々に割り当てられたインデックスを、UE10に予め通知しておき、TAコマンド値として、複数のインデックスのうちの1つを通知してもよい。
UE10が、既に送信タイミングの調整値を有している場合、最新のTAコマンド値(例えば、N_TAの値)を用いてもよい(オプション3)。例えば、UE10は、事前に、4ステップランダムアクセス手順を実行し、4ステップランダムアクセス手順の第2ステップで受信したMsg2に含まれるTAコマンド値を保持しておく。UE10は、後続の2ステップランダムアクセス手順において、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値として、保持したTAコマンド値を用いる。
オプション3の使用は、2ステップランダムアクセス手順のMsgAを送信するセル又はBWPが含まれるTiming Advance Group(TAG)において、N_TAが既に保持されている場合(例えば、Timing Advance timerが起動している場合)に限定してもよい。
上述のように、UE10は、物理ランダムアクセスチャネルの送信タイミングの調整値、及び物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値として、異なるTAコマンド値を適用することができる。例えば、オプション2において、gNB20は、物理ランダムアクセスチャネルの送信タイミングの調整値、及び物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値として、個別のTAコマンド値を、UE10に通知する。
また、オプション2において、gNB20は、TAコマンド値をUE10に通知し、UE10は、物理ランダムアクセスチャネルの送信タイミングの調整値、及び物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値の一方に対して、当該TAコマンド値を適用してもよい。この場合、UE10は、物理ランダムアクセスチャネルの送信タイミングの調整値、及び物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値の他方に対して、当該TAコマンド値に固定のオフセットを加えた値を適用する。
また、UE10は、条件に応じて、上述したオプションを変更してもよい。例えば、UE10は、gNB20又はコアネットワーク30から指示を受ける場合には、オプション2を採用し、gNB20又はコアネットワーク30から指示を受けない場合には、オプション1又はオプション3を採用する。
図4に戻り、UE10は、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、取得又は決定した物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値に基づいて、物理上りリンクチャネルの送信タイミングを調整する(ステップS23)。
(3.3)物理上りリンクチャネルの割当処理
次に、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、UE10が、MsgAに含まれる所定情報をgNB20に送信するために実行される、物理上りリンクチャネルの割当処理を説明する。
図5は、物理上りリンクチャネルの割当処理のフローチャートの一例を示す図である。図5に示すように、UE10は、2ステップランダムアクセス手順外において、所定情報を送信するための物理上りリンクチャネルの割当情報を取得又は決定する(ステップS31)。
具体的には、UE10は、物理上りリンクチャネルの割当情報として、上りリンクリソース情報及び送信電力パラメータ情報を取得又は決定する。
UE10は、上りリンクリソース情報として、例えば、gNB20から、MsgAに含まれるランダムアクセスプリアンブルが送信される物理ランダムアクセスチャネルの割当情報に関連付けられた情報を取得する。
この場合、UE10は、gNB20から、物理ランダムアクセスチャネルの時間領域のリソース位置及び周波数領域のリソース位置のうちの少なくとも一方に関連付けられたオフセット値を取得してもよい。UE10は、当該オフセット値を取得した場合、物理ランダムアクセスチャネルの時間領域のリソース位置及び周波数領域のリソース位置のうちの少なくとも一方に対して、当該オフセット値を加えたリソース位置を、物理上りリンクチャネルのリソース位置として決定する。
UE10は、送信電力パラメータ情報として、例えば、gNB20から、物理ランダムアクセスチャネルの送信電力に関連付けられた情報を取得する。
この場合、UE10は、gNB20から、物理ランダムアクセスチャネルの送信電力に関連付けられたオフセット値を取得する。UE10は、当該オフセット値を取得した場合、物理ランダムアクセスチャネルの送信電力に当該オフセット値を加えた送信電力を、物理上りリンクチャネルの送信電力として決定する。
なお、UE10は、物理上りリンクチャネルのトランスポートブロックサイズ(TBS)、物理上りリンクチャネルに用いられる変調符号化方式(MCS)、物理上りリンクチャネルのリソースブロック数、又はこれらの組み合わせに毎に、これらのパラメータを指標として、物理上りリンクチャネルの送信電力を変更してもよい。
また、UE10は、上りリンクリソース情報及び送信電力パラメータ情報の少なくとも一方に対して、チャネル品質(例えば、pathloss、channel quality indicator(CQI)などのchannel state information(CSI)、signal-to-noise ratio(SNR)、signal-to-interference-plus-noise ratio(SINR)など)、又はMsgAで送信するデータ又はデータのペイロード(例えば、MAC protocol data unit(PDU)、トランスポートブロック、MAC subPDU、MAC service data unit(SDU)、MAC control element(CE)、これらの組み合わせなど)のサイズ毎に、異なる値を適用してもよい。
図5に戻り、UE10は、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、取得又は決定した物理上りリンクチャネルの割当情報に基づいて、物理上りリンクチャネルの割当、すなわち、物理上りリンクチャネルのリソース位置及び送信電力の割当を行う(ステップS33)。
(3.4)UE10に割り当てられる識別子の設定処理
次に、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、UE10が、物理上りリンクチャネルをスクランブリングするために用いられる、UE10に割り当てられる識別子(例えば、Temporary C-RNTI)の設定処理を説明する。
図6は、UE10に割り当てられる識別子の設定処理のフローチャートの一例を示す図である。図6に示すように、UE10は、2ステップランダムアクセス手順外において、UE10に割り当てられる識別子を取得又は決定する(ステップS41)。
例えば、UE10は、TS38.321で規定されている、Random Access Radio Network Temporary Identifier(RA-RNTI)を算出する式(RA-RNTI= 1 + s_id + 14 × t_id + 14 × 80 × f_id + 14 × 80 × 8 × ul_carrier_id)を用いて、UE10に割り当てられる識別子を決定する(オプション1)。
ここで、s_idは、MsgA送信に用いられる第1OFDMシンボルのインデックス(0≦s_id<14)である。t_idは、MsgA送信に用いられるシステムフレーム内の第1スロットのインデックス(0≦t_id<80)である。f_idは、MsgA送信に用いられる周波数領域のインデックス(0≦f_id<8)である。ul_carrier_idは、MsgA送信に用いられる上りリンクキャリア(NUL carrierの場合、ul_carrier_id=0であり、SUL carrierの場合、ul_carrier_id=1)である。
なお、MsgA送信に用いられる第1OFDMシンボルのインデックス、システムフレーム内の第1スロットのインデックス、周波数領域のインデックス、及び上りリンクキャリアの各々は、MsgAに含まれるランダムアクセスプリアンブル又は所定情報の送信に関する情報が用いられる。
UE10は、gNB20から、UE10に割り当てられる識別子を取得してもよい(オプション2)。
この場合、gNB20は、MsgAに含まれるランダムアクセスプリアンブルを送信するための物理ランダムアクセスチャネル、又はMsgAに含まれる所定情報を送信するための物理上りリンクチャネル毎に、当該識別子をUE10に通知してもよい。また、コアネットワーク30は、セル又はBWP毎に、報知情報を用いて、当該識別子をUE10に通知してもよい。代わりに、コアネットワーク30は、報知情報を用いて、UE又はUEグループ毎に、当該識別子をUE10に通知してもよい。
UE10は、UE10に割り当てられる識別子を固定値に固定してもよい(オプション3)。例えば、UE10は、当該識別子に割り当てられる全てのビット値を0又は1に固定する。
UE10は、UE10に割り当てられる識別子以外の他の識別子に基づいて、UE10に割り当てられる識別子と同じビット長の系列を算出して、算出した系列をUE10に割り当てられる識別子としてもよい(オプション4)。
例えば、UE10に割り当てられる識別子がTemporary C-RNTIである場合、UE10は、resume ID又はTemporary Mobile Subscriber Identity(TMSI)から、ハッシュ関数を用いてTemporary C-RNTIと同じビット長の系列を求めて、Temporary C-RNTIとする。
図6に戻り、UE10は、2ステップランダムアクセス手順の第1ステップにおいて、取得又は決定したUE10に割り当てられる識別子に基づいて、物理上りリンクチャネルのスクランブリングを行う(ステップS43)。
(5)作用・効果
上述した実施形態によれば、UE10は、MsgAを送信し、MsgAに対する応答を含むMsgBを受信する2ステップランダムアクセス手順を実行する制御部15と、MsgAを送信する送信部11と、MsgBを受信する受信部13とを備える。
MsgAは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンクチャネルを介して送信される所定情報とのうちの少なくとも一方を含む。
制御部15は、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、及びUE10に割り当てられる識別子のうちの少なくとも1つのパラメータを、2ステップランダムアクセス手順外において取得又は決定する。制御部15は、取得又は決定したパラメータに基づいて、MsgAを送信部11から送信させる。
このような構成により、UE10は、ランダムアクセスレスポンスを受信しなくても、2ステップランダムアクセス手順外において、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、及びUE10に割り当てられる識別子のうちの少なくとも1つのパラメータを取得又は決定することができる。
なお、従来の4ステップランダムアクセスプリアンブル手順では、物理上りリンクチャネルの送信タイミングの調整値、物理上りリンクチャネルの割当情報、及びUE10に割り当てられる識別子は、それぞれTA command、UL grant及びTemporay C-RNTIとしてランダムアクセスレスポンスに含まれている。
したがって、UE10は、2ステップランダムアクセス手順において、物理上りリンクチャネルを介して、MsgAに含まれる所定情報を送信し得る。
本実施形態によれば、制御部15は、物理ランダムアクセスチャネルの割当情報に基づいて、前記パラメータを決定する。
本実施形態によれば、制御部15は、受信部13を介して、gNB20又はコアネットワーク30から前記パラメータを取得する。
本実施形態によれば、制御部15は、固定値を用いて、前記パラメータを決定する。
本実施形態によれば、制御部15は、UE10が送信タイミングの調整値を有している場合、当該送信タイミングの調整値を用いて、前記パラメータを決定する。
本実施形態によれば、制御部15は、UE10に割り当てられる識別子以外の他の識別子に基づいて、前記パラメータを決定する。
このような構成により、UE10は、2ステップランダムアクセス手順において、前記パラメータを設定できるため、物理上りリンクチャネルを介して、MsgAに含まれる所定情報を送信し得る。
(6)その他の実施形態
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図2)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、みなし、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
さらに、上述したUE10は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、当該装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
当該装置の各機能ブロックは、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
また、当該装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間毎に異なるバスを用いて構成されてもよい。
さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor: DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上述したユーザ装置によれば、2ステップランダムアクセス手順において、物理上りリンクチャネルを介して、MsgAに含まれる所定情報を送信し得るため、有用である。
1 無線通信システム
10 UE
11 送信部
13 受信部
15 制御部
20 gNB
30 コアネットワーク
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (6)

  1. 端末であって、
    第1メッセージを送信し、前記第1メッセージに対する応答を含む第2メッセージを受信する2ステップランダムアクセス手順を実行する制御部と、
    前記第1メッセージを送信する送信部と、
    前記第2メッセージを受信する受信部と、
    を備え、
    前記第1メッセージは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンク共有チャネルを介して送信される情とを含み、
    前記制御部は、前記2ステップランダムアクセス手順外において、前記端末に割り当てられる識別子、及びオフセット値を取得し
    前記制御部は、取得した前記端末に割り当てられる前記識別子を用いて、前記物理上りリンク共有チャネルのスクランブリングを行い、
    前記制御部は、取得した前記オフセット値を用いて、前記物理ランダムアクセスチャネルのリソース位置をオフセットして、前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置を決定し、
    前記送信部は、決定した前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置で、前記第1メッセージに含まれる前記情報を送信する端末
  2. 前記制御部は、前記2ステップランダムアクセス手順外において、他のオフセット値を取得し、
    前記制御部は、取得した前記他のオフセット値を用いて、前記物理ランダムアクセスチャネルの送信電力をオフセットして、前記物理上りリンク共有チャネルの送信電力を決定する請求項1に記載の端末
  3. 前記受信部は、前記端末に割り当てられる前記識別子、及び前記オフセット値を、ネットワークから取得する請求項1に記載の端末
  4. 前記制御部は、前記2ステップランダムアクセス手順外において、固定値を用いて、前記物理上りリンク共有チャネルの送信タイミングの調整値を決定する請求項1に記載の端末
  5. 第1メッセージを送信し、前記第1メッセージに対する応答を含む第2メッセージを受信する2ステップランダムアクセス手順を実行する実行ステップを含み、
    前記第1メッセージは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンク共有チャネルを介して送信される情報とを含み、
    2ステップランダムアクセス手順外において、端末に割り当てられる識別子、及びオフセット値を取得し、
    前記実行ステップにおいて、取得した前記端末に割り当てられる前記識別子を用いて、前記物理上りリンク共有チャネルのスクランブリングを行い、
    前記実行ステップにおいて、取得した前記オフセット値を用いて、前記物理ランダムアクセスチャネルのリソース位置をオフセットして、前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置を決定し、
    前記実行ステップにおいて、決定した前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置で、前記第1メッセージに含まれる前記情報を送信する無線通信方法
  6. 無線基地局と、
    第1メッセージを前記無線基地局に送信し、前記第1メッセージに対する応答を含む第2メッセージを前記無線基地局から受信する2ステップランダムアクセス手順を実行する端末と、
    を備え、
    前記第1メッセージは、物理ランダムアクセスチャネルを介して送信されるランダムアクセスプリアンブルと、物理上りリンク共有チャネルを介して送信される情報とを含み、
    前記端末は、2ステップランダムアクセス手順外において、前記端末に割り当てられる識別子、及びオフセット値を前記無線基地局から取得し、
    前記端末は、取得した前記端末に割り当てられる前記識別子を用いて、前記物理上りリンク共有チャネルのスクランブリングを行い、
    前記端末は、取得した前記オフセット値を用いて、前記物理ランダムアクセスチャネルのリソース位置をオフセットして、前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置を決定し、
    前記端末は、決定した前記物理上りリンク共有チャネルのリソース位置で、前記第1メッセージに含まれる前記情報を送信する無線通信システム
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