JP7099562B1 - 車体の軽量化方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
複数の要素でモデル化した前記複数の車体部品と、該複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点と、を備えてなる前記車体モデルを取得する車体モデル取得ステップと、
該車体モデルの車体性能に関する目的条件及び該車体モデルの体積に関する制約条件と、該車体モデルに与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみを設定し、該荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみ及び前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の感度を求める感度解析ステップと、
該各要素の感度に基づいて、前記車体部品を分割する位置及び/又は一体化する前記車体部品を決定する車体部品分割位置・一体化決定ステップと、
前記車体モデルにおける前記車体部品のうち前記分割する位置及び/又は一体化を決定した前記車体部品を分割及び/又は一体化し、前記車体モデルにおける前記車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデルを生成する板厚の最適化解析モデル生成ステップと、
前記最適化解析モデルにおける前記車体部品の板厚の最適化解析を行うための最適化解析条件として、前記最適化解析モデルの車体質量に関する目的条件と、前記最適化解析モデルの車体性能に関する制約条件と、を設定し、前記最適化解析モデルに与える荷重・拘束条件を設定する板厚の最適化解析条件設定ステップと、
前記板厚の最適化解析条件設定ステップにおいて設定した前記荷重・拘束条件及び前記最適化解析条件の下で前記板厚の最適化解析を行い、前記最適化解析モデルにおける前記各車体部品の最適な板厚を求める板厚の最適化解析ステップと、を含むことを特徴とするものである。
前記感度解析ステップは、前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の材料密度を算出し、該算出した各要素の材料密度を該各要素の感度とすることを特徴とするものである。
前記車体モデル取得ステップは、取得した前記車体モデルに対して、前記接合点に加えて前記部品組みを接合可能な全ての追加接合点を設定することを特徴とするものである。
複数の要素でモデル化した前記複数の車体部品と、該複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点と、を備えてなる前記車体モデルを取得する車体モデル取得部と、
該車体モデルの車体性能に関する目的条件及び該車体モデルの体積に関する制約条件と、該車体モデルに与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみを設定し、該荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみ及び前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の感度を求める感度解析部と、
該各要素の感度に基づいて、前記車体部品を分割する位置及び/又は一体化する前記車体部品を決定する車体部品分割位置・一体化決定部と、
前記車体モデルにおける前記車体部品のうち前記分割する位置及び/又は一体化を決定した前記車体部品を分割及び/又は一体化し、前記車体モデルにおける前記車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデルを生成する板厚の最適化解析モデル生成部と、
前記最適化解析モデルにおける前記車体部品の板厚の適化解析を行うための最適化解析条件として、前記最適化解析モデルの車体質量に関する目的条件と、前記最適化解析モデルの車体性能に関する制約条件と、を設定し、前記最適化解析モデルに与える荷重・拘束条件を設定する板厚の最適化解析条件設定部と、
前記板厚の最適化解析条件設定部により設定された前記荷重・拘束条件及び前記最適化解析条件の下で前記板厚の最適化解析を行い、前記最適化解析モデルにおける前記各車体部品の最適な板厚を求める板厚の最適化解析部と、を備えたことを特徴とするものである。
前記感度解析部は、前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の材料密度を算出し、該算出した各要素の材料密度を該各要素の感度とすることを特徴とするものである。
前記車体モデル取得部は、取得した前記車体モデルに対して、前記接合点に加えて前記部品組みを接合可能な全ての追加接合点を設定することを特徴とするものである。
本発明で対象とする車体モデル100は、図2に一例として示すように、複数の車体部品を備えてなるものであり、車体部品としては、Aピラーロア101、Aピラーアッパ103、リアルーフレールセンタ105、リアルーフレールサイド107、コンパートメントセンタA109、コンパートメントサイドA111、コンパートメントセンタB113、コンパートメントサイドB115、サイドシルアウタ117、ホイルハウスリンフォース119、等の車体骨格部品や、サスペンション部品等の足回り部品(図示なし)、等が挙げられる。そして、これらの車体部品は、複数のシェル要素及び/又はソリッド要素でモデル化されている。
本発明の実施の形態に係る車体モデルの軽量化を行う軽量化装置の構成について、以下に説明する。
そして、表示装置3、入力装置5、記憶装置7及び作業用データメモリ9は、演算処理部11に接続され、演算処理部11からの指令によってそれぞれの機能が実行される。
表示装置3は、解析結果の表示等に用いられ、液晶モニター等で構成される。
入力装置5は、車体モデルファイル25の表示指示や操作者の条件入力等に用いられ、キーボードやマウス等で構成される。
記憶装置7は、後述するような、車体モデルに関する各種情報を記録した車体モデルファイル25といった各種ファイルの格納等に用いられ、ハードディスク等で構成される。
作業用データメモリ9は、演算処理部11で使用するデータの一時保存や演算に用いられ、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
演算処理部11は、図1に示すように、車体モデル取得部13と、感度解析部15と、車体部品分割位置・一体化決定部17と、板厚の最適化解析モデル生成部19と、板厚の最適化解析条件設定部21と、板厚の最適化解析部23と、を有し、PC等のCPU(中央演算処理装置)によって構成される。これらの各部は、CPUが所定のプログラムを実行することによって機能する。
演算処理部11における上記の各部の機能を以下に説明する。
車体モデル取得部13は、図2及び図3(a)に示すような、複数の要素でモデル化した車体部品(Aピラーロア101等)と、複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点121と、を備えてなる車体モデル100を取得するものである。
感度解析部15は、車体モデル100の車体性能に関する目的条件及び車体モデル100の体積に関する制約条件と、車体モデル100に与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみとを設定し、設定した荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみと制約条件の下で目的条件を満たす各車体部品における各要素の感度を求めるものである。
図4に示す荷重・拘束条件は、車体モデル100の左右のフロントサスペンション取付位置(図中P)を荷重点とし、一方に鉛直方向上向きの荷重を、他方に鉛直方向下向きの荷重を与え、さらに、車体モデル100の左右のリアサブフレーム取付位置(図中Q)を拘束したものである。
慣性リリーフ法とは、慣性力の座標の基準となる支持点において物体が支持された状態(自由支持状態)で等加速度運動中の物体に作用する力から応力やひずみを求める解析手法であり、運動中の飛行機や船の静解析に使用されている。
車体部品分割位置・一体化決定部17は、感度解析部15により求めた車体部品における各要素の感度に基づいて、操作者の指示により、車体部品を分割する位置及び/又は一体化する車体部品を決定するものである。
そこで、車体部品分割位置・一体化決定部17は、操作者の指示により、Aピラーロア101とAピラーアッパ103とを一体化すると決定する。
そこで、車体部品分割位置・一体化決定部17は、操作者の指示により、リアルーフレールセンタ105とリアルーフレールサイド107、コンパートメントセンタA109とコンパートメントサイドA111、及び、コンパートメントセンタB113とコンパートメントサイドB115とをそれぞれ一体化すると決定する。
そこで、車体部品分割位置・一体化決定部17は、操作者の指示により、サイドシルアウタ117において感度の差が大きい略中央を分割位置と決定する。
板厚の最適化解析モデル生成部19は、図8(a)に示すような、車体モデル100における車体部品のうち車体部品分割位置・一体化決定部17により分割位置及び/又は一体化を決定した車体部品を分割及び/又は一体化し直して、図8(b)に示すような、車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデル200を生成するものである。
なお、最適化解析モデル200において、分割した後の車体部品は、分割前の車体部品の板厚のままとし、一体化した車体部品は、一体化する前の車体部品のうち表面積の大きい方の車体部品の板厚とする。
板厚の最適化解析条件設定部21は、最適化解析モデル200における車体部品の板厚の最適化解析を行うための最適化解析条件として、最適化解析モデル200の車体質量に関する目的条件と、最適化解析モデル200の車体性能に関する制約条件と、を設定し、最適化解析モデル200に与える荷重・拘束条件を設定する。
本実施の形態では、車体部品の製造に一般的に用いられる鋼板の板厚である0.55mm、0.60mm、0.65mm、0.70mm、0.75mm、0.80mm、0.85mm、0.90mm、1.0mm、1.2mm、1.4mm、1.6mm、1.8mm、2.0mm、2.3mm、2.6mm、3.2mm、3.4mm、3.6mm、4.0mm、から選択する制約条件を設定する。
本実施の形態において、荷重・拘束条件は、最適化解析モデル200の左右のフロントサスペンション取付位置(図4中のP)を荷重点とし、一方に鉛直方向上向きの荷重を、他方に鉛直方向下向きの荷重を与え、さらに、最適化解析モデル200の左右のリアサブフレーム取付位置(図4中のQ)を拘束するものとした。
板厚の最適化解析部23は、板厚の最適化解析条件設定部21により設定された荷重・拘束条件及び最適化解析条件の下で板厚の最適化解析を行い、最適化解析モデル200における各車体部品の最適な板厚を求めるものである。
そのため、板厚の最適化解析部23により、制約条件として課した複数の板厚の中から最適な板厚が各車体部品について求められる。
本実施の形態に係る車体の軽量化方法は、複数の車体部品を備えてなる車体モデルについて、コンピュータが以下の各ステップを行い、車体モデルの軽量化を行うものであり、図9に示すように、車体モデル取得ステップS1と、感度解析ステップS3と、車体部品分割位置・一体化決定ステップS5と、板厚の最適化解析モデル生成ステップS7と、板厚の最適化解析条件設定ステップS9と、板厚の最適化解析ステップS11と、を含むものである。本実施の形態において、上記の各ステップはコンピュータによって構成された軽量化装置1(図1参照)が実行するものである。以下、上記の各ステップについて説明する。
車体モデル取得ステップS1は、複数の要素でモデル化した複数の車体部品と、複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点と、を備えてなる車体モデルを取得するステップである。本実施の形態では、軽量化装置1の車体モデル取得部13が、車体モデルファイル25(図1参照)を読み込むことにより、図2及び図3(a)に一例として示すような、複数のシェル要素でモデル化した複数の車体部品(Aピラーロア101等)と、車体部品を部品組みとして接合する接合点121と、を備えてなる車体モデル100を取得する。
感度解析ステップS3は、車体モデル100の車体性能に関する目的条件及び車体モデル100の体積に関する制約条件と、車体モデル100に与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみを設定し、設定した荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみ及び制約条件の下で目的条件を満たす各車体部品における各要素の感度を求めるステップである。本実施の形態においては、軽量化装置1の感度解析部15が、目的条件及び制約条件と荷重・拘束条件を設定し、各要素の感度として各要素の材料密度を算出する。
車体部品分割位置・一体化決定ステップS5は、感度解析ステップS3において求めた車体部品における各要素の感度に基づいて、操作者の指示によりコンピュータが、車体部品を分割する位置及び/又は一体化する車体部品を決定するステップである。本実施の形態においては、軽量化装置1の車体部品分割位置・一体化決定部17が行う。
板厚の最適化解析モデル生成ステップS7は、図5~図8に示すように、車体モデル100における車体部品のうち分割位置及び/又は一体化を決定した車体部品を分割及び/又は一体化し直し、車体モデル100における車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデル200を生成するステップである。本実施の形態においては、軽量化装置1の板厚の最適化解析モデル生成部19が行う。
板厚の最適化解析条件設定ステップS9は、最適化解析モデル200における車体部品の板厚の最適化解析を行うための最適化解析条件として、最適化解析モデル200の車体質量に関する目的条件と、最適化解析モデル200の車体性能に関する制約条件と、を設定し、最適化解析モデル200に与える荷重・拘束条件を設定するステップである。本実施の形態においては、軽量化装置1の板厚の最適化解析条件設定部21が行う。
板厚の最適化解析ステップS11は、板厚の最適化解析条件設定ステップS9において設定された最適化解析条件の下で板厚の最適化解析を行い、最適化解析モデル200における各車体部品の最適な板厚を求めるステップである。本実施の形態において、軽量化装置1の板厚の最適化解析部23が行う。
ここで、車体モデル150における各車体部品については、図2に示す車体モデル100における各車体部品と同一の符号を付している。
そして、図10(b)は、車体モデル150におけるフロント側のAピラーロア101及びAピラーアッパ103(図10(a))の側面図、図11(b)は、車体モデル150におけるリア側(図11(a))の上面図、図12(b)は、車体モデル150における左側のサイドシルアウタ117及びホイルハウスリンフォース119(図12(a))の斜視図である。
また、図10(b)、図11(b)及び図12(b)に示す感度は、前述した本実施の形態と同一の目的条件、制約条件及び荷重・拘束条件(図4参照)を設定したものである。
そのため、感度の差が大きい位置を分割位置と決定し、図10(c)に示すように、Aピラーロア301とAピラーアッパ303とに新たに分割する。
表1に、車体モデル100、最適化解析モデル200及び最適化解析モデル300の板厚の最適化解析による軽量化効果を示す。
さらに、発明例1及び発明例2については、車体部品の分割及び一体化による軽量化量を示す。ここで、車体部品の分割及び一体化による軽量化量は、以下の式により算出した。
(車体部品の分割及び一体化による軽量化量)=(発明例1又は発明例2における車体質量の軽量化量)-(比較例における車体質量の軽量化量)
したがって、本発明においては、車体モデル100に接合可能な全ての追加接合点151を密に設定して感度解析を行い、車体部品の分割位置及び一体化する車体部品を決定し、該決定に従って車体部品を分割及び一体化して板厚の最適化解析を行うことが好ましいことが示された。
3 表示装置
5 入力装置
7 記憶装置
9 作業用データメモリ
11 演算処理部
13 車体モデル取得部
15 感度解析部
17 車体部品分割位置・一体化決定部
19 板厚の最適化解析モデル生成部
21 板厚の最適化解析条件設定部
23 板厚の最適化解析部
25 車体モデルファイル
100 車体モデル
101 Aピラーロア
103 Aピラーアッパ
105 リアルーフレールセンタ
107 リアルーフレールサイド
109 コンパートメントセンタA
111 コンパートメントサイドA
113 コンパートメントセンタB
115 コンパートメントサイドB
117 サイドシルアウタ
119 ホイルハウスリンフォース
121 接合点
150 車体モデル
151 接合可能な全ての追加接合点
200 最適化解析モデル
201 Aピラー
203 リアルーフレール
205 コンパートメントA
207 コンパートメントB
209 サイドシルアウタフロント
211 サイドシルアウタリア
300 最適化解析モデル
301 Aピラーロア
303 Aピラーアッパ
305 リアルーフレール
307 コンパートメントA
309 コンパートメントB
311 ホイルハウスリンフォース
Claims (4)
- 複数の車体部品を備えてなる車体モデルについて、コンピュータが以下の各ステップを行い、車体性能に対する前記車体部品の感度の解析に基づいて、前記車体モデルの軽量化を行う車体の軽量化方法であって、
複数の要素でモデル化した前記複数の車体部品と、該複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点と、を備え、前記車体性能に対する前記車体部品の感度の解析のために、前記接合点に加えて前記部品組みを接合可能な全ての追加接合点を設定し、連続接合するものと模擬した前記車体モデルを取得する車体モデル取得ステップと、
該車体モデルの車体性能に関する目的条件及び該車体モデルの体積に関する制約条件と、該車体モデルに与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみを設定し、該荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみ及び前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の車体性能に対する感度を求める感度解析ステップと、
該各要素の車体性能に対する感度の差に基づいて、前記車体部品を分割する位置及び/又は一体化する前記車体部品を決定し、車体を軽量化するために車体部品を分割及び一体化し直しをする車体部品分割位置・一体化決定ステップと、
前記車体モデルにおける前記車体部品のうち前記分割する位置及び/又は一体化を決定した前記車体部品を分割及び/又は一体化し、前記車体モデルにおける前記車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデルを生成する板厚の最適化解析モデル生成ステップと、
前記最適化解析モデルにおける前記車体部品の板厚の最適化解析を行うための最適化解析条件として、前記最適化解析モデルの車体質量に関する目的条件と、前記最適化解析モデルの車体性能に関する制約条件と、を設定し、前記最適化解析モデルに与える荷重・拘束条件を設定する板厚の最適化解析条件設定ステップと、
前記板厚の最適化解析条件設定ステップにおいて設定した前記荷重・拘束条件及び前記最適化解析条件の下で前記板厚の最適化解析を行い、前記最適化解析モデルにおける前記各車体部品の最適な板厚を求め、車体性能を保持しつつ車体の軽量化を図る板厚の最適化解析ステップと、
を含むことを特徴とする車体の軽量化方法。 - 前記感度解析ステップは、前記制約条件の下で前記目的条件を満たす前記各要素の材料密度を算出し、該算出した各要素の材料密度を該各要素の感度とすることを特徴とする請求項1記載の車体の軽量化方法。
- 複数の車体部品を備えてなる車体モデルについて、車体性能に対する前記車体部品の感度の解析に基づいて、前記車体モデルの軽量化を行う車体の軽量化装置であって、
複数の要素でモデル化した前記複数の車体部品と、該複数の車体部品を部品組みとして接合する接合点と、を備え、前記車体性能に対する前記車体部品の感度の解析のために、前記接合点に加えて前記部品組みを接合可能な全ての追加接合点を設定し、連続接合するものと模擬した前記車体モデルを取得する車体モデル取得部と、
該車体モデルの車体性能に関する目的条件及び該車体モデルの体積に関する制約条件と該車体モデルに与える荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみを設定し、該荷重・拘束条件もしくは荷重条件のみ及び前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の車体性能に対する感度を求める感度解析部と、
該各要素の車体性能に対する感度の差に基づいて、前記車体部品を分割する位置及び/又は一体化する前記車体部品を決定し、車体を軽量化するために車体部品を分割及び一体化し直しをする車体部品分割位置・一体化決定部と、
前記車体モデルにおける前記車体部品のうち前記分割する位置及び/又は一体化を決定した前記車体部品を分割及び/又は一体化し、前記車体モデルにおける前記車体部品の板厚を設計変数とする最適化解析モデルを生成する板厚の最適化解析モデル生成部と、
前記最適化解析モデルにおける前記車体部品の板厚の最適化解析を行うための最適化解析条件として、前記最適化解析モデルの車体質量に関する目的条件と、前記最適化解析モデルの車体性能に関する制約条件と、を設定し、前記最適化解析モデルに与える荷重・拘束条件を設定する板厚の最適化解析条件設定部と、
前記板厚の最適化解析条件設定部により設定された前記荷重・拘束条件及び前記最適化解析条件の下で前記板厚の最適化解析を行い、前記最適化解析モデルにおける前記各車体部品の最適な板厚を求め、車体性能を保持しつつ車体の軽量化を図る板厚の最適化解析部と、
を備えたことを特徴とする車体の軽量化装置。 - 前記感度解析部は、前記制約条件の下で前記目的条件を満たす各要素の材料密度を算出し、該算出した各要素の材料密度を該各要素の感度とすることを特徴とする請求項3記載の車体の軽量化装置。
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