JP7099391B2 - 無線通信特性評価方法および無線通信特性評価装置 - Google Patents

無線通信特性評価方法および無線通信特性評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線通信端末が無線通信を行う無線通信システムにおいて、部分的なチャネル干渉が存在する環境で無線通信特性を評価する無線通信特性評価方法および無線通信特性評価装置に関する。
無線LANなど廉価で使用できる無線LAN端末が増加したことによって同じ無線通信エリア内に多数の無線端末が混在するようになった。これらの無線LAN端末は複数の周波数帯を利用することができ、非特許文献1に定められた自立分散でのアクセス制御に定められたルールに従って無線信号を送信するが、同じエリア内ではときに干渉しながら無線通信が行われる。
多数の無線LAN端末が混在する環境において、異なる帯域幅の無線LAN端末が混在する場合、またはチャネルが部分的に重複して干渉しあう無線LAN端末が混在する場合がある。その様子を図8に示す。
図8において、横軸は周波数、縦軸は電力を示し、受信端末に所望の無線信号が20MHz帯域幅のチャネル1で電力P1[mW]で到来しているときに、同時に干渉信号がチャネル1から5MHzだけずれたチャネル2にP2[mW]で到来している。この場合、所望の無線信号を5MHz毎の4つのブロックに分けて、所望の無線信号の受信電力と干渉信号の受信電力をチャネル1内の範囲で比較し、干渉の影響を評価することができる。
図9は、4つのチャネルブロックに対する計算イメージを示す。
図9において、チャネルブロックc1~c4毎のSINR計算を実行後、各々RBIRのマップ関数で有効ビット数を求めた後、実質SINReff を求めてPER(Packet Error Rate )を決定する。
図10は、従来例(非特許文献2)における計算機シミュレーションの干渉計算フローを示す。
図10において、干渉計算を開始すると、所望信号の評価をする帯域や、所望信号の受信電力および干渉信号の電力など干渉電力情報を取得する(S1)。次に、計算に使用する変数を初期化する(S2)。本例では、計算対象チャネルブロックのインデックスnおよび計算対象チャネルの有効ビット数Iを「0」に設定する。
次に、チャネルブロックのインデックスnがチャネルブロック数Nchよりも小さいか否かを確認し(S3)、小さい場合はチャネルブロックn内の合計干渉電力からSINRn を計算する(S4)。なお、SINRは、Signal to Interference Noise Ratioの略である。計算したSINRn からRBIR(Received Bit Information Rate )のマップ関数Φを用いて、当該チャネルブロックnの有効ビット数in =Φ(SINRn )を決定する(S5)。
次に、帯域全体の有効ビット数Iを計算する。ここでは、有効ビット数in をチャネルブロック数で割った値:in /Nchを、計算対象チャネルの有効ビット数Iに加算する(S6)。次に、チャネルブロックのインデックスnに1を加算し、次のチャネルブロックのインデックスとする(S7)。次に、S3に戻り、nがチャネルブロック数Nchより小さければ、次のチャネルブロックの計算を実行し、そうでなければ計算対象チャネルブロックの有効ビット数IからRBIRのマップ関数を用いてチャネル帯域全体の実質SINReff =Φ-1(I) を決定する(S8)。ここで、実質SINReff は、計算対象チャネル全体でPER(Packet Error Rate )を決定する際に使用するSINR値である。次に、事前のデータなどから実質SINReff を使用して所望信号のPERを決定する(S9)。
"IEEE P802.11-2016," December 2016 "11ax Evaluation Methodology," doc.:IEEE802.11-14/0571r12 Jan 2016
多数の無線端末が混在する環境において、図8に示すように、送受信に使用するチャネルのうち一部の周波数帯にのみ干渉が発生するケースがある。この干渉の影響を計算機シミュレーションで再現する場合、ブロックごとに非特許文献2にある理論計算を行い、それを加算することで見かけ上のパケットエラーレートを算出する必要がある。また、従来の計算手順では、干渉イベント(所望信号に対して何らかの干渉が発生している可能性があり、所望信号のPERを決定しなければいけないタイミング)で毎回計算することが求められるが、計算に時間を要する上、実際の環境において理論計算での見積もりだけでは不十分と考えられる。
本発明は、実環境で測定したデータを用いて実環境に即した干渉の影響を算出し、かつ理論計算に比べて計算時間を短縮することができる無線通信特性評価方法および無線通信特性評価装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価方法において、干渉信号の電力および帯域を取得するステップ1と、所望信号の帯域に重なる干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出するステップ2と、干渉電力と干渉帯域割合から干渉電力割合を算出し、さらに干渉電力と該干渉電力割合から定常雑音電力を算出するステップ3と、所望信号の受信電力と定常雑音電力から実質SINRを決定するステップ4と、実質SINRから所望信号の無線通信特性を決定するステップ5とを有する。
第1の発明の無線通信特性評価方法において、ステップ3は、干渉帯域割合で干渉がある状態のパケットキャプチャデータから変復調方式と再送率を取得し、変復調方式で送信した場合の再送率に該当するSINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を干渉電力割合として算出する。
第1の発明の無線通信特性評価方法において、ステップ3は、干渉帯域割合で干渉がある状態のスループット値から変復調方式を取得し、該変復調方式で送信できるSINRをデータシートから取得し、該SINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を干渉電力割合として算出する。
第1の発明の無線通信特性評価方法において、ステップ3は、干渉帯域割合で干渉がある状態のスループット値から該当するSINRをデータシートから取得し、該SINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を干渉電力割合として算出する。
第2の発明は、複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価方法において、干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出するステップ11と、干渉電力と干渉帯域割合に対応するマッピング関数を用いて定常雑音電力を決定するステップ12と、所望信号の受信電力と定常雑音電力から実質SINRを決定するステップ13と、実質SINRから所望信号の無線通信特性を決定するステップ14とを有する。
第3の発明は、複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価装置おいて、干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出する干渉帯域割合算出部と、干渉電力と干渉帯域割合から干渉電力割合を算出し、さらに干渉電力と該干渉電力割合から定常雑音電力を算出する定常雑音電力算出部と、所望信号の受信電力と定常雑音電力から実質SINRを決定する実質SINR計算部と、実質SINRから所望信号の無線通信特性を決定する無線通信特性決定部とを備える。
第4の発明は、複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価装置において、干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出する干渉帯域割合算出部と、干渉電力と干渉帯域割合に対応するマッピング関数を用いて定常雑音電力を決定する定常雑音電力マッピング部と、所望信号の受信電力と定常雑音電力から実質SINRを決定する実質SINR計算部と、実質SINRから所望信号の無線通信特性を決定する無線通信特性決定部とを備える。
本発明は、実験や測定により得られたデータをもとに部分的なチャネル干渉による通信品質劣化をチャネル全体の雑音に置き換えて計算する。本発明は、(1) 実験や測定により得られたデータをチャネル全体の雑音に置き換えた場合の劣化量の計算方法と、(2) 計算して得られた劣化量を計算機シミュレーションで活用する方法である。
本発明では、実環境で測定したデータをもとに干渉量を算定するため、理論計算だけで算定する場合と比較して、より現環境に則した無線通信特性の評価が可能となる。また、データから計算した数値を用いて無線通信システムの計算機シミュレーションを行うため、毎回理論計算する場合と比較して計算量を削減することができる。
所望信号と干渉信号の関係および干渉帯域割合とマッピング関数の関係を示す図である。 本発明の無線通信特性評価装置の構成例を示す図である。 本発明の無線通信特性評価方法の干渉計算フローを示す図である。 測定データから干渉電力割合Rを算出する第1の手順を示す図である。 測定データから干渉電力割合Rを算出する第2の手順を示す図である。 測定データから干渉電力割合Rを算出する第3の手順を示す図である。 IEEE802.11ac (20MHz, 1ss) の場合のスループットの理論計算とSINRの関係を示す図である。 従来例における所望信号と干渉信号の関係を示す図である。 従来例における計算機シミュレーションの計算イメージを示す図である。 従来例における計算機シミュレーションの干渉計算フローを示す図である。
図1は、所望信号と干渉信号の関係および干渉帯域割合とマッピング関数の関係を示す。図2は、本発明の無線通信特性評価装置の構成例を示す。この図1および図2は、従来手法として示した図8,図9に対応する。
図1,図2において、干渉帯域割合算出部1は、干渉信号の電力や帯域などの干渉電力情報を入力し、所望信号の帯域に重なる干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合Lを算出する。なお、干渉帯域割合Lは、図1に示すように、所望信号が占有するチャネル帯域全体に干渉信号が重畳している場合を1とし、まったく重畳していない場合を0とし、図1および図8の例では、所望信号の帯域c1~c4に対して干渉信号が重畳している帯域はc2~c4であるため、L=3/4となる。
定常雑音電力マッピング部2は、干渉電力P2[dBm ]と干渉帯域割合Lに応じたマッピング関数を指定する。図1の例ではL=3/4であることからマッピング関数M1(P2)を利用し、干渉電力P2[dBm ]を定常雑音電力Ns [dBm ]に変換する。実質SINR計算部3は、この定常雑音電力Ns [dBm ]と所望信号の受信電力P1[dBm ]から実質SINReff を決定し、さらにPER決定部4は実質SINReff からPERを決定する。なお、マッピング関数は、本発明である簡易化された計算手法であっても、計算精度を高めるために測定データを用いて作成されるものとする。
図3は、本発明の無線通信特性評価方法の干渉計算フローを示す。
図3において、干渉計算を開始すると、まず干渉信号の電力や帯域などの干渉電力情報を取得する(S11)。次に、所望信号が占有するチャネル帯域に対し、干渉信号が重畳している帯域の割合である干渉帯域割合Lを計算する(S12)。
次に、事前に用意したデータに基づき、干渉帯域割合Lと実際の干渉電力Nr (図1の例ではP2)から干渉電力割合Rを計算し(詳しくは図4~図6に示す)、さらに干渉電力割合Rと実際の干渉電力Nr から定常雑音電力Ns (=R・Nr )を計算する(S13)。なお、図2の例では、干渉電力割合Rを用いる代わりに干渉帯域割合Lに対応するマッピング関数を用いて、干渉電力Nr を定常雑音電力Ns に替えた。次に、所望信号の受信電力と、S13で計算した定常雑音電力Ns から実質SINReff を決定する(S14)。次に、実質SINReff から所望信号が搬送するパケットのPERを決定し(S15)、干渉計算を終了する。
なお、この干渉計算フローは、計算機シミュレーション全体を通して計算回数を大幅に減らせるほか、チャネルブロックごとに繰り返し計算をしなくてよいため、計算そのものを単純化して計算コストを低減させることができる。よって、干渉イベントが発生するたびに都度計算を実行する場合や、固定値として計算機シミュレーションの前提条件とする場合に有利である。
以下、測定データから定常雑音電力Ns を算出するための干渉電力割合Rを算出する3通りの手順について説明する。
図4は、測定データから干渉電力割合Rを算出する第1の手順を示す。
図4において、まず測定データを取得する(S20)。なお、本手順で必要な測定データは、RSSI、変復調方式(以下、MCSという)、MCS毎の再送率、雑音指数または雑音指数から求められるNF(Noise Floor)である。
次に、干渉がない状態のSINRa を算出する(S21)。算出方法は、例えば以下の2通りの方法が考えられる。(a) 干渉がない状態のRSSIと受信端末の雑音指数から干渉がない状態のSINRa を算出する。(b) 干渉がない状態で取得したパケットキャプチャデータから使用されているMCSとその再送率を調査し、当該MCSでのPERを調べ該当するSINRを、干渉がない状態のSINRa として決定する。なお、該当するPERからSINRを決定するには、SINRとPERのマップ関数や非特許文献2で示されているデータを利用する。または、複数のMCSで調べたSINRの平均値や頻出割合で重み付けした期待値を算出する。
次に、干渉帯域割合Lで干渉がある状態のSINRb を算出する(S22)。算出方法は、例えば以下の方法が考えられる。干渉がある状態で取得したパケットキャプチャデータから使用されているMCSとその再送率を取得し、当該MCSで送信した場合の再送率(PER)に該当するSINRを、干渉がある状態のSINRb として決定する。なお、該当するPERからSINRを決定するには、SINRとPERのマップ関数や非特許文献2で示されているデータを利用する。または、複数のMCSで調べたSINRの平均値や頻出割合で重み付けした期待値を算出する。
次に、2つのSINRa ,SINRb から増大した実質干渉電力Nを算出する(S23)。例えば、干渉なしのSINRa と、干渉ありのSINRb を以下のように想定すると、
SINRa :RSSI/NF
SINRb :RSSI/(NF+N)
実質干渉電力Nは、以下のようになる。
N=(SINRa /SINRb -1)・NF
次に、実質干渉電力Nと実際の干渉電力Nr との比率(N/Nr )を計算して干渉電力割合Rとする(S24)。または、複数のデータからマッピング関数を作成してもよい。図3のS13では、この干渉電力Nr と干渉電力割合Rから定常雑音電力Ns =R・Nr が算出される。
図5は、測定データから干渉電力割合Rを算出する第2の手順を示す。
図5において、まず測定データを取得する(S30)。なお、本手順で必要な測定データは、RSSI、スループット、PER対MCSデータである。
次に、干渉がない状態のSINRa を算出する(S31)。算出方法は、図3に示すS21と同じである。
次に、干渉帯域割合Lで干渉がある状態のスループット値から該当するMCSを判定する(S32)。ここでは、各MCSで送信した場合のスループット値をデータとして保持し、測定値と最も近い値または測定値よりも高い/低い値のうち最も近い値を選択する。
次に、当該MCSで送信できるSINRをデータシートなどから参照し、干渉帯域割合Lで干渉がある状態のSINRb として決定する(S33)。ここでは、例えばPERが一定値を下回るSINRを指定してもよいし、PERが一定値を下回るSINR(sinrf )と当該MCSよりひとつ高いMCSでPERが一定値を下回るSINR(sinru )の中間値とするなど、当該MCSを送信できると考えられるSINRのうちひとつの値を決めることもできる。
次に、2つのSINRa ,SINRb から増大した実質干渉電力Nを算出する(S34)。この処理は、図4に示すS23の処理と同じである。
次に、実質干渉電力Nと実際の干渉電力Nr との比率(N/Nr )を計算して干渉電力割合Rとする(S35)。または、複数のデータからマッピング関数を作成してもよい。この処理は、図4に示すS24の処理と同じである。
図6は、測定データから干渉電力割合Rを算出する第3の手順を示す。
図6において、まず測定データを取得する(S40)。なお、本手順で必要な測定データは、RSSI、スループット、PER対MCSデータである。
次に、干渉がない状態のSINRa を算出する(S41)。算出方法は、図3に示すS21と同じである。
次に、干渉帯域割合Lで干渉がある状態のスループット値に対するSINRをデータシートなどから参照し、干渉帯域割合Lで干渉がある状態のSINRb として決定する(S42)。理論計算や計算機シミュレーションまたは事前測定で得られたSINR対スループットデータなどから、スループットとSINRをマッピングしてデータシート化し、そのデータシートから干渉がある状態のSINRb を選択する。なお、SINR対スループットデータのグラフ例を図7に示す。図7は、IEEE802.11ac (20MHz, 1ss) の場合のスループットの理論計算とSINRの関係をグラフ化したものである。各SINRに対して最大スループットを有するMCSを太線のように1対1でマッピングすることができる。
次に、2つのSINRa ,SINRb から増大した実質干渉電力Nを算出する(S43)。この処理は、図4に示すS23の処理と同じである。
次に、実質干渉電力Nと実際の干渉電力Nr との比率(N/Nr )を計算して干渉電力割合Rとする(S44)。または、複数のデータからマッピング関数を作成してもよい。この処理は、図4に示すS24の処理と同じである。
1 干渉帯域割合算出部
2 定常雑音電力マッピング部
3 実質SINR計算部
4 PER決定部

Claims (7)

  1. 複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価方法において、
    干渉信号の電力および帯域を取得するステップ1と、
    所望信号の帯域に重なる前記干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出するステップ2と、
    干渉電力と前記干渉帯域割合から干渉電力割合を算出し、さらに干渉電力と該干渉電力割合から定常雑音電力を算出するステップ3と、
    所望信号の受信電力と前記定常雑音電力から実質SINRを決定するステップ4と、
    前記実質SINRから前記所望信号の無線通信特性を決定するステップ5と
    を有することを特徴とする無線通信特性評価方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信特性評価方法において、
    前記ステップ3は、前記干渉帯域割合で干渉がある状態のパケットキャプチャデータから変復調方式と再送率を取得し、前記変復調方式で送信した場合の前記再送率に該当するSINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を前記干渉電力割合として算出する
    ことを特徴とする無線通信特性評価方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信特性評価方法において、
    前記ステップ3は、前記干渉帯域割合で干渉がある状態のスループット値から変復調方式を取得し、該変復調方式で送信できるSINRをデータシートから取得し、該SINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を前記干渉電力割合として算出する
    ことを特徴とする無線通信特性評価方法。
  4. 請求項1に記載の無線通信特性評価方法において、
    前記ステップ3は、前記干渉帯域割合で干渉がある状態のスループット値から該当するSINRをデータシートから取得し、該SINRから実質干渉電力を算出し、実際の干渉電力に対する該実質干渉電力の比率を前記干渉電力割合として算出する
    ことを特徴とする無線通信特性評価方法。
  5. 複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価方法において、
    干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる前記干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出するステップ11と、
    干渉電力と前記干渉帯域割合に対応するマッピング関数を用いて定常雑音電力を決定するステップ12と、
    所望信号の受信電力と前記定常雑音電力から実質SINRを決定するステップ13と、
    前記実質SINRから前記所望信号の無線通信特性を決定するステップ14と
    を有することを特徴とする無線通信特性評価方法。
  6. 複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価装置おいて、
    干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる前記干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出する干渉帯域割合算出部と、
    干渉電力と前記干渉帯域割合から干渉電力割合を算出し、さらに干渉電力と該干渉電力割合から定常雑音電力を算出する定常雑音電力算出部と、
    所望信号の受信電力と前記定常雑音電力から実質SINRを決定する実質SINR計算部と、
    前記実質SINRから前記所望信号の無線通信特性を決定する無線通信特性決定部と
    を備えたことを特徴とする無線通信特性評価装置。
  7. 複数の無線通信端末が信号を送信または交換して通信を行う無線通信システムの無線通信特性を評価する無線通信特性評価装置において、
    干渉信号の電力および帯域を取得し、所望信号の帯域に重なる前記干渉信号の帯域の割合を示す干渉帯域割合を算出する干渉帯域割合算出部と、
    干渉電力と前記干渉帯域割合に対応するマッピング関数を用いて定常雑音電力を決定する定常雑音電力マッピング部と、
    所望信号の受信電力と前記定常雑音電力から実質SINRを決定する実質SINR計算部と、
    前記実質SINRから前記所望信号の無線通信特性を決定する無線通信特性決定部と
    を備えたことを特徴とする無線通信特性評価装置。
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