JP7090866B2 - ウォームボトム衣類の調温方法 - Google Patents

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Description

本発明は、暖かいボトム衣類に関し、なかでも、人体と腰部及び裾部との開口度合を変更して衣類内の温度調整ができるウォームボトム衣類に関する。
現在、衣服には多様なデザインが施され、その高い意匠性で着用者の外見を装飾し、アイデンティティを具現化するための重要なアイテムの一つとなっている。しかし、当該衣服における本来の役割は、腰部に、着用者の人体の体温調節(体温の保温)を補助するものであって、衣服外部の空気と、内部(衣服と着用者の人体との間に形成されるスペース)の空気と、の行き来を抑制乃至は調整することにある。
かかる衣服の体温調節補助機能としては、断熱効果を向上させ、着用者の体温を衣服内に留めるものが主流である。これは、例えば衣服内に断熱効果の高い中綿等を封入して空気を有する中空層を形成し、この中空層によって衣服外部と内部との熱交換を抑制するものである。
ここで、例えば特許文献1(特開2012-36548号公報)には、衣服と、ダウンを挿入した布(ミニダウン)と、から構成された温度調節機能を有する衣服が開示されている。この特許文献1の衣服では、着用者が衣服の所定の範囲に対して選択的にミニダウンを任意に着脱することが可能で、当該着用者の体感温度に応じて衣服の構成を変更し、温度の調節を行うことができる。

特開2012-36548号公報
しかしながら、上記のような従来の衣服では、衣服内外の断熱効果は備えているが、特に下半身用衣類では衣服の腰部及び裾部と人体との間の開口部から外部の冷たい空気が衣服内に直接侵入し、着用者の体温を低下させてしまう。特に、衣服内外の温度差が顕著になると、煙突効果が発生し、衣服腰部と人体との間の開口部から衣服内の暖かい空気が外部に移動し、これに伴って衣服裾部と人体との間の開口部から冷たい空気を引き込んでしまう。
また、上記のとおり、断熱効果の向上にはダウン等の中綿を衣服内に封入したり、中綿が封入された別部品を装着したりすることにより、所定の中空層を形成する必要があることから、衣服のシルエットが膨張し、意匠性を著しく低下させてしまうおそれがあった。
即ち、従来の衣服は、衣服内外の熱交換を抑制する断熱性の向上のみに着目した構造を採用しており、意匠性の低下を招いたり、着用者が雰囲気温度や体感温度の急激な変化に応じて着衣のままフレキシブルに温度調整できないという問題があり、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明の目的は、上記のような従来の問題に鑑み、意匠性を低下させることなく着用者が雰囲気温度や体感温度の急激な変化に応じて衣服内の温度を着衣のままフレキシブルに調整できるウォームボトム衣類を提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
少なくとも仙骨に対応する部分を含む腰部内面領域に設けられた雄面又は雌面を有する腰部用基材と、
前記腰部用基材に着脱自在に接続可能な、雌面又は雄面を有する腰部調温帯と、
足首から大腿部の範囲における内面領域に設けられた雄面又は雌面を有する脚部用基材と、
前記脚部用基材に着脱自在に接続可能な、雌面又は雄面を有する脚部調温帯と、
を具備し、
前記腰部調温帯及び/又は前記脚部調温帯を着脱することによって暖かさを段階的に調整できること、
を特徴とするウォームボトム衣類を提供する。
このような構成を有する本発明のウォームボトム衣類においては、腰部調温帯及び脚部調温帯が、いずれも雄面雌面を備えた面ファスナを用いて構成されているため、着用者が任意にそれぞれの調温帯をボトム衣類の正しい位置に着脱することができる。したがって、着用者は、例えば寒い屋外から暖房等の効いた室内に入室した際、多量の発汗が起きるような雰囲気温度及び体感温度の急激な変化に応じ、上記の腰部調温帯及び/又は脚部調温帯を着脱することにより、着用者の人体と衣服腰部及び脚部(足首から大腿部にわたる範囲におけるいずれかの部分)との間に形成される開口の程度(開口度)を任意に変更することができ、意匠性を損なうことなく、ウォームボトム衣類内の温度調整を容易に行うことが可能である。
また、腰部調温帯及び足部調温帯は、上記のとおり雄面及び雌面を含む面ファスナの構造を用いた構成であるため、ウォームボトム衣類を脱衣することなくこれらの調温帯を着脱でき、上記開口度の調整を簡便に行うことができる。
また、上記の本発明のウォームボトム衣類においては、前記脚部用基材が、右足部用基材及び左足部用基材を含み、前記脚部調温帯が、右足部調温帯及び左足部調温帯を含むこと、が望ましい。即ち、この場合はパンツタイプのウォームボトム衣類であり、足部調温帯として右足部調温帯及び左足部調温帯を左右の裾部に配設すればよく、上記のような作用効果をより確実に得ることができる。例えば、ウォームボトム衣類の左右の裾部を捲り上げ、右足部調温帯及び左足部調温帯の係合面をそれぞれ右足部用基材及び左足部用基材とを当接することにより取り付けることができ(又は、簡単に取り外すこともでき)、雰囲気温度及び着用者の体感温度の急激な変化に応じて迅速に温度調整を行うことができる。
上記の本発明のウォームボトム衣類においては、前記雌面は、繊維径100~2000nmの繊維を用いて形成されたパイル生地で構成されており、
前記雄面は、前記パイル生地に係合可能な起毛生地で構成されていることが望ましい。 また、前記パイル生地がポリエステル長繊維で構成されることが望ましい。
このような構成を有する本発明のウォームボトム衣類においては、上記繊維を用いて構成されたパイル生地の雌面が、雄面と接触した際に高い摩擦力を発揮し、この係合は摩擦力によって高まるため、雌面と雄面とが、それぞれ異方向に水平移動しようとすると、更に摩擦力が発生し、雌面と雄面との繊維がより絡みつき、係合力が向上して双方の剥がれを防止する。
また、このような構成を有する雄面及び雌面は、柔らかく極めて細やかな肌触りと風合いを呈することから、一般的な面ファスナ(マジックテープ(登録商標)等)のように硬質かつ突き刺さるような感覚を着用者に与えることがなく、腰や足首のように敏感な部分における良好な肌触りを提供することができる。
更に、雌面を構成するパイル生地がポリエステル長繊維で構成されると、繊維が長尺であるため雄面の立毛生地に対して容易に絡みついて係合し、取り外し時においても「バリッ」という様な大きな係合解除音が発生しないため、周囲の状況に関わらず容易に行うことができるため、より好ましい。
また、上記の本発明のウォームボトム衣類においては、前記腰部用基材又は腰部調温帯の起毛生地が、1~20mmの起毛を具備することが望ましい。更に、前記足部用基材又は足部調温帯(右足部用基材又は右足調温帯、及び、左足部用基材又は右足部調温帯)の起毛生地が、1~35mmの起毛を具備することが望ましい。
このような構成を有する本発明のウォームボトム衣類は、起毛生地が腰部及び左右の脚部と、ウォームボトム衣類と、の間に形成される開口を好適に閉鎖することができる。
本発明のウォームボトム衣類によれば、意匠性を低下させることなく、人体と衣服の腰部及び裾部との間に形成される開口の程度(開口度)を着衣のまま迅速かつ静かに変更し、衣類内の温度をフレキシブルかつ段階的に調整することができる。
本実施形態のウォームボトム衣類1の概要を示す斜視図である。 腰部調温帯5の構造を示す図であって、図2(a)は、腰部調温帯5の平面図であり、図2(b)は、腰部調温帯5の断面図である。 右足部調温帯7及び左足部調温帯9の構造を示す図であって、図3(a)は、右足部調温帯7及び左足部調温帯9の平面図であり、図3(b)は、右足部調温帯7及び左足部調温帯9の断面図である。 ウォームボトム衣類1における腰部調温帯5の配設位置を示す模式図である。 ウォームボトム衣類1を構成するボトム衣類3における右足部調温帯7又は左足部調温帯9の配設位置を示す図であって、(a)は右足部調温帯7又は左足部調温帯9を配設した状態のボトム衣類3の裾を正面視した正面図、(b)は右足部調温帯7又は左足部調温帯9を配設した状態のボトム衣類3の裾を見上げた見上げ図である。 ウォームボトム衣類1の温度調整具合を示す図であって、図(a)は調温帯を装着しないウォームボトム衣類13のみを着用した形態(OO形態)を示す模式図であり、(b)は右足部調温帯7及び左足部調温帯9を装着したウォームボトム衣類1を着用した形態(OC形態)を示す模式図であり、(c)は腰部調温帯5を装着したウォームボトム衣類1を着用した形態(CO形態)を示す模式図であり、(d)は腰部調温帯5、右足部調温帯7及び左足部調温帯9を装着したウォームボトム衣類1を着用した形態(CC形態)を示す模式図である。
以下、本発明に係るウォームボトム衣類の代表的な実施形態を、図1~図6を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明は図示されるものに限られるものではなく、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
1.ウォームボトム衣類1の概要
本実施形態のウォームボトム衣類1は、主に冬季等における低気温環境下で使用するパンツタイプのウォームボトム衣類であって、図1に示すとおり腰部及び裾部に起毛生地を用いて構成した調温帯(腰部調温帯5、右足部(右裾部)調温帯7及び左足部(左裾部)調温帯9)を接続することにより、ウォームボトム衣類1内で温まった空気が外部に移動することを抑制し、着用者の身体を好適に保温するものである。
また、本実施形態のウォームボトム衣類1は、任意の箇所で上記の複数の調温帯(腰部調温帯5、右足部調温帯7及び左足部調温帯9)のうちの一部又は複数を取付け又は取外しすることにより、雰囲気温度や着用者の体感温度の変化に応じて、身体の保温程度を適宜調整できる。
2.ウォームボトム衣類1の構造
本実施形態のウォームボトム衣類1は、図1に示すように、概ね本体の衣類となるパンツタイプのボトム衣類3(本実施形態では調温帯及び基材を具備しない状態を単にボトム衣類と称する。)と、ボトム衣類3の腰部に着脱自在に接続される腰部調温帯5と、ボトム衣類3の右脚部に着脱自在に接続される右足部調温帯7と、左脚部に着脱自在に接続される左足部調温帯9と、で構成されている。
<ボトム衣類3>
本実施形態におけるボトム衣類3は、図1に示すように、前身頃部3Aと後身頃部3Bとを対向させ、双方の所定の縁部を縫製することにより構成された一般的な下半身用のパンツである。また、前身頃部3A及び後身頃部3B並びに股上は、後身頃3Bの上端が仙骨を覆う程度にまで上方に延びるように構成・寸法調整されており、裾は、踝が隠れる程度にまで下方に延びるように構成・寸法調整されている。
ボトム衣類3の形成に適した生地は、熱伝導性が低く、該生地を貫通することによる外部から内部への空気の移動を抑制し、更に高い吸水性を備えたものが望ましい。例えばナイロン、ウール又はポリエステル等の材料で構成された生地が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、保温性及び履き心地を向上させるという観点から、裏地を設けてもよい。
また、後述するが、本実施形態のウォームボトム衣類1は、人体の体温の保温に効果的な仙骨及び三陰交の部分を温めることができるように、これらの部分を被覆可能な面積及び形状を有していることが望ましい。
なお、本実施形態のウォームボトム衣類1のボトム衣類3は、図1に示すようなスリムな足部を有するタイプのボトム衣類であるが、一般的に呼称されるワイドパンツやバギーパンツ等の全体的に幅寸法が大きなボトム衣類にも適応することができる。これらのように幅寸法が大きなボトム衣類の場合は、上記の右足部調温帯7及び左足部調温帯9の配設位置を足首から大腿部までの範囲において適宜選択すれば、本発明の効果を得ることができる。
<腰部調温帯5及び腰部用基材6>
次に、図2(a)及び(b)を用いて腰部調温帯5の構造について詳細に説明する。図2(a)及び(b)は、腰部調温帯5の構造を示す図であって、(a)は腰部調温帯5の平面図であり、(b)は腰部調温帯5の断面図である。
ボトム衣類3を構成する後身頃部3Bの腰部内面領域には、略矩形の生地部品である腰部用基材6が縫製又は接着により予め配設されており、係合面6Aを有している。腰部用調温帯5は、係合面5Aと起毛面5Bとを有しており、係合面5Aの部分において、腰部用基材6の係合面6Aと着脱自在に係合する。
腰部用基材6の係合面6Aと、腰部調温帯5の係合面5Aとは、双方の所定の面を重ねて当接させることにより、それぞれを構成する生地の繊維が係合するものであり、生地の構成を利用して着脱を繰り返し行うことができる面ファスナを構成している。本実施形態では、腰部用基材6の係合面6Aが雌面となるパイル生地であり、腰部調温帯5の係合面5Aが雄面となり、互いに係合可能な立毛生地で構成されている。なお、係合面6Aが雌面となるパイル生地は、ループパイルでもカットパイルでもよい。後述するように、細径長繊維を用いる場合は、カットパイルで十分な係合力を発揮するとともに優れた肌触りを実現する。
更に腰部用基材6の係合面6Aを構成する繊維については、直径が100nm~2000nm、より好ましくは300nm~700nmの均一な単糸径を有するポリエステル長繊維、又はこれと同等の強度を有する細径長繊維であることが望ましい。なお、繊度としては100D~200D、より好ましくは135D~175Dであることが望ましい。また、腰部調温帯5の係合面5Aを構成する繊維は、上記腰部用基材6Aの繊維と比して大きな直径を備えたポリエステル繊維等であって、当該繊維を用いて構成された係合面5Aは、表面が立毛した特徴を有している。
なお、腰部用基材6の係合面6A及び腰部調温帯5の係合面5Aは、上述のとおり非常に細い直径を有した繊維で構成されているため、一般的な面ファスナ(マジックテープ(登録商標)等)のように硬質かつ突き刺さるような感覚を着用者に与えず、非常に良好な肌触りを呈している。更に、取り外し時に面ファスナの係合解除音を抑制することができる。
上記繊維を用いて構成されたパイル生地の腰部用基材6の係合面6Aは、腰部調温帯5の係合面5Aと接触した際に高い摩擦力を発揮し、更に繊維長が長尺であるため係合面5Aの立毛生地に対して容易に絡みついて係合する。また、上記のとおり、腰部用基材6の係合面6Aと腰部調温帯5の係合面5Aとが、互いに異方向に水平移動しようとすると、更に摩擦力が発生し、係合面5Aと係合面6Aとの繊維がより絡みつくため、係合力が更に向上して双方の剥がれを防止する。
また、腰部調温帯5における、係合面5Aと反対側の面は、着用者の身体に接触する面であり、起毛面5Bが配設されている。当該起毛面5Bは、例えばポリエステル等の基布において、当該ポリエステルを起毛させたり、ラビットファー等の獣毛(即ち、本発明における「起毛」は、獣毛のような起毛に類似するものも含む。)、アクリル等で形成した起毛生地を接合することにより構成された毛質の生地であり、1~20mm、より好ましくは1.5mm~15mmの起毛を具備することが好ましい。若しくは、腰部調温帯5をダウン等を内蔵した袋状としてもよい。この場合、起毛を短くするか、無くしてもよい。袋状の腰部調温帯5は1.5mm~15mmの厚みを具備することが好ましい。
<右足部調温帯7及び右足部用基材8>
次に、右足部調温帯7及び左足部調温帯9の両方に用いられる構造について詳細に説明する。右足部及び左足部に共通するため、ここでは右足部について述べる。図3(a)及び(b)は、右足部調温帯7及び右足部用基材8の構造を示す図であって、(a)は右足部調温帯7及び右足部用基材8の平面図であり、(b)は右足部調温帯7及び右足部用基材8の断面図である。
図3(a)及び(b)に示すとおり、ボトム衣類3の右裾部内面領域には、長尺の生地部品である右足部用基材8が縫製又は接着により予め配設されており、係合面8Aを有している。右足部調温帯7は、係合面7Aと起毛面7Bとを有しており、係合面7Aの部分において、右足部用基材8の係合面8Aと着脱自在に係合する。そして、右足部調温帯7及び右足部用基材8は、上記の腰部調温帯5及び腰部用基材6と形状以外は全て同様に構成されている。
また、右足部調温帯7の係合面7A及び左足部調温帯9の係合面9Aと反対側の面は、着用者の身体に接触する面であり、起毛面7B及び起毛面9Bが配設されている。当該起毛面7B及び起毛面9Bは、例えばポリエステル等の基布において、当該ポリエステルを起毛させたり、ラビットファーなどの獣毛、アクリル等で形成した起毛生地を接合することにより構成された毛質の生地であり、1~35mm、より好ましくは1.5mm~25mmの起毛を具備することが好ましい。なお、当該起毛面7B及び起毛面9Bは、起毛の代わりにダウン等を内蔵した1.5mm~25mmの厚みを具備する袋状としてもよい。
なお、左足部調温帯9及び左足部用基材(図示せず。)は、ボトム衣類3の左裾部内面領域に配設されるものであって、当該配置以外、上記右足部調温帯7及び右足部用基材8と概ね構成は同様である。
<腰部調温帯5並びに右足部調温帯7及び左足部調温帯9の配設位置>
続いて、図4及び図5を用いてボトム衣類3に対する腰部調温帯5、右足部調温帯7、及び左足部調温帯9の配設位置について詳細に説明する。
図4は、ウォームボトム衣類1における腰部調温帯5の配設位置を示す模式図である。また、図5は、ウォームボトム衣類1を構成するボトム衣類3における右足部調温帯7及び左足部調温帯9の配設位置を示す図であって、(a)は右足部調温帯7及び左足部調温帯9を配設した状態のボトム衣類3の裾を正面視した正面図、(b)は右足部調温帯7及び左足部調温帯9を配設した状態のボトム衣類3の裾を見上げた見上げ図である。
ボトム衣類3に対する腰部調温帯5の配設位置は、上述したとおり、ボトム衣類3の腰部内面領域であるが、より具体的には、図4に示すとおり、後身頃部3Bの上方切り返し位置から所定距離(ベルトを受ける生地やウエストゴム等の幅寸法)と同じもしくは下方で長手方向を略水平にしつつ、後身頃部3Bの左右の端部に渡って配設される。加えて、この配設位置は、後身頃部3Bの形状及び寸法のみで決定されるのではなく、ボトム衣類3の着用時に、腰部調温帯5によって着用者の仙骨を被覆可能な配設位置である。
したがって、この腰部調温帯5の取付け位置は、腰部用基材6の寸法、形状若しくは配設位置の調整、又は腰部調温帯5の寸法若しくは形状等を調整することより、着用者の仙骨を略被覆することができるようにする。
なお、腰部調温帯5と、ボトム衣類3と、の接続は、腰部用基材6Bを後身頃部3Bの上記配設位置に配置し、例えば衣類用接着剤等を用いた接着や縫製によって双方を接続する。そして、後身頃部3Bに接続されている腰部用基材6の係合面6Aに対し、腰部調温帯5の係合面5Aを対向させて双方を係合させることにより、ボトム衣類3の所定の位置に腰部調温帯5を着脱自在に接続することができる。
本実施形態において、ボトム衣類3に対する右足部調温帯7及び左足部調温帯9は、いずれも同じであり、図1に示すように、ボトム衣類3の右裾部及び左裾部の内面領域において、着用者の踝にかかる高さで、略全周に着脱自在に接続される。
具体的には、図5(a)及び(b)に示すとおり、裾部の下方切り返し位置と同じ、もしくは上方で長手方向を略水平にしつつ、前身頃部3A及び後身頃部3Bを渡って略全周に配設される。
加えて、この配設位置は、ボトム衣類3の裾部の形状及び寸法のみで決定されるのではなく、ボトム衣類3の着用時に、右足部調温帯7及び左足部調温帯9によって着用者の両足の内踝にかかる位置、より好ましくは、内踝の上方に位置する温めるべきツボである三陰交を被覆可能な配設位置である。
したがって、これらの右足部調温帯7及び左足部調温帯9の取付け位置は、右足部用基材及び左足部用基材の寸法、形状若しくは配設位置の調整、又は右足部調温帯7及び左足部調温帯9の寸法若しくは形状等を調整することより、着用者の内踝上端を略被覆することができるように調整する。
なお、右足部調温帯7とボトム衣類3との接続は、右足部用基材8を右の裾部における上記配設位置に配置し、例えば衣類用接着剤等を用いた接着や縫製によって双方を接続する。そして、接続した右足部用基材8の係合部8Aに対して右足部調温帯7の係合部7Aを対向して係合させることにより、ボトム衣類3の右の裾部に右足部調温帯7を接続することができる。左足部調温帯9も同様である。
腰部調温帯5、右足部調温帯7、及び左足部調温帯9は、上述のとおりいずれも面ファスナを用いて構成されているため、着用者が任意にそれぞれの調温帯をボトム衣類3の所定の位置に着脱することができる。換言すると、着用者は雰囲気温度及び該雰囲気温度の変化による体感温度の急激な変化に応じて上記腰部調温帯5、右足部調温帯7、及び左足部調温帯9を着脱することにより、当該着用者の人体と衣服腰部及び左右裾部との間に形成される開口率を任意に変更し、本実施形態のウォームボトム衣類1内の温度調整を容易に行うことが可能である。
また、腰部調温帯5、右足部調温帯7、及び左足部調温帯9は、上述のとおり面ファスナの構造を用いた構成であるため、上記開口率の変更は本実施形態のウォームボトム衣類1を脱衣することなく簡便に取り外すことができる。特に右足部調温帯7及び左足部調温帯9は、ボトム衣類3の左右の裾部を捲り、それぞれの基材と係合面とを当接することにより係合も可能で、雰囲気温度及び着用者の体感温度の急激な変化に応じて迅速に調整を行うことができる。なお、左右の裾部は、必ずしも着脱状態を合致させる必要はなく、例えば右裾部のみに右足部調温帯7を装着し、左裾部に対して左足部調温帯9は未装着として使用してもよい。
3.ウォームボトム衣類1の温度調整方法及びその効果
<ウォームボトム衣類1の温度調整方法>
次に、本実施形態のウォームボトム衣類1の温度調整方法について詳細に説明する。図6は、本実施形態のウォームボトム衣類1の温度調整具合を示す図であって、(a)は、ボトム衣類3のみを着用したOO(open and open)形態を示す模式図であり、(b)は、ボトム衣類3に右足部調温帯7及び左足部調温帯9を装着したOC(open and close)形態を示す模式図であり、(c)は、ボトム衣類3に腰部調温帯5を装着したCO(close and open)形態を示す模式図であり、(d)は、ボトム衣類3に腰部調温帯5、右足部調温帯7、及び左足部調温帯9を装着したCC(close and close)形態を示す模式図である。
ボトム衣類全般において同様であるが、特にパンツ型のボトム衣類は着用者の人体と、ボトム衣類と、の間に形成される開口(スペース)11内で煙突効果が発生する。ボトム衣類で発生する煙突効果は、スペース11内の空気が人体によって温められ、当該ボトム衣類外部の空気より高温になった際、スペース11内の空気が低密度となって浮力を生じ上方に移動する。このため、ボトム衣類下方に位置する裾部の気圧が低くなり外部の空気がスペース11内に引き込まれ、引き込まれた空気が再度体温によって温められることにより上記空気の移動が繰り返されるものである。
本来、衣類によって人体の保温を目的とする場合、当該衣類外部の空気が内部に侵入することを抑制しつつ、温かい空気を内部に留めることが効果的であるため、上記煙突効果は、人体の保温を妨げる原因となる。これに対し、本実施形態のウォームボトム衣類1は、図6(a)(b)(c)(d)に示すとおり、煙突効果を段階的に抑制する4通りの温度調整形態を備えている(なお、上述のとおり、右足と左足で異なる態様をとることができるため、詳細には合計7通りである。)。
OO形態は、上記のとおり腰部及び裾部に調温帯を装着しない形態であるため、煙突効果の抑制力は小さい。しかしながら、腰部及び左右の裾部に配設された腰部用基材6、右足部用基材8及び左足部用基材が存在するため、従来のボトム衣類と比して空気の移動を抑制することができる。ただし、煙突効果を完全に抑制するものではないため、例えば外気温の急激な上昇等が発生し、体温を低下させたい場合等に適した形態である。
OC形態は、上記のとおり右足部調温帯7及び左足部調温帯9を装着した形態であるため、煙突効果によって足首から外部の空気の引き込みを抑制することができる。しかしながら、腰部は腰部用基材6のみで略開放されているため、人体によって温められたスペース11内の空気が上昇して抜け、少なからず外部の空気とスペース11内の空気とが交換される形態である。
CO形態は、上記のとおり腰部調温帯5を装着した形態であるため、煙突効果におけるスペース11内の空気が外部に放出されることを抑制することができる。しかしながら、左右の裾部は右足部用基材8及び左足部用基材のみで略開放されているため、裾部の気圧が下がり少なからず外部の空気とスペース11内の空気とが交換される形態である。
CC形態は、上記のとおり腰部調温帯5、右足部調温帯7及び左足部調温帯9を装着した形態であるため、煙突効果を大きく抑制することができる。また、腰部及び左右の裾部の開口が閉鎖された状態となるため、外部とスペース11内との空気の交換も抑制され、スペース11内の温められた空気を効果的に留めることができる形態である。
<ウォームボトム衣類1の温度調整効果>
本実施形態のウォームボトム衣類1をサーマルマネキンに着用させ、該サーマルマネキンの腹部、腰部、大腿部及び下腿部における着衣量(clo)を測定した。測定条件は、気温20℃、相対湿度50%の環境を室内で人工的につくり、風速は1.0m/sとし、サーマルマネキンの前方から該サーマルマネキンに向けた水平層流とした。また、測定法は、着衣したサーマルマネキンの温熱的定常状態で、部位別に保温力(clo値)を求めた。各部の測定結果を表1に示す。
Figure 0007090866000001
表1からわかるように、各部ともに、CC形態が最も保温力が高く、また概ねOO形態が最も保温力が低い結果となった。また、CO形態とOC形態とを比較すると、CO形態は腹部及び腰部の保温力が高く、OC形態は大腿部及び下腿部の保温力が高くなっており、双方の形態が得意とする保温部位がわかる。
この結果から、本実施形態のウォームボトム衣類1は、着用者が雰囲気温度の変化に応じてOO形態、OC形態、CO形態及びCC形態を変更して対応することで、当該雰囲気温度に適した防寒性が得られることが確認された。更に、自身の体温状況(各部位の温度状況)に鑑みて、より保温性を向上、又は放熱性を向上し、着用者個々が快適な温度調整ができることが確認された
上記のとおり、本実施形態のウォームボトム衣類1は雰囲気温度及び着用者の状態に応じて保温効果を段階的に調整することが可能な機能性衣類であって、意匠性を損なうことなく優れた利便性及び操作性を兼ね備えている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本発明の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
例えば、本発明のウォームボトム衣類は、パンツ形状のボトム衣類だけではなく、スカート形状のボトム衣類にも適応することができる。スカート形状のボトム衣類は、パンツ形状とは異なり、裾部の開口が大きいため該裾部に調温帯を装着しても効果を得ることは難しいが、腰部に調温帯を構成することで煙突効果を抑制することが可能である。特に裾部の開口が比較的小さいタイトスカート等では、当該煙突効果の発生が顕著となるため、調温帯を膝部から大腿部の間に配設可能とすることにより好適に、本発明の構造を適用可能である。
本発明のウォームボトム衣類は、腰部及び裾部の開口の程度(開口度)を変更し、意匠性を低下させることなく着用者が雰囲気温度や体感温度の変化に応じて衣服内の温度をフレキシブルかつ段階的に調整できる。そのため、冷え性の人や何らかの病を患っている人には好適である。また、単に家庭用だけではなく、冬場に外部で仕事をしなければならない人や、一日の温度変化が激しい環境で仕事をする人にとっても好適であり、業務用にも好適である。更には、スポーツをする人にも利用可能である。
また、本発明のウォームボトム衣類の構造は、例えばコートやダウンジャケット等のトップスにも適用することができる。即ち、トップスにおいては、首回り、腰回り、右腕及び左腕のいずれかの部分に、本発明のような調温帯を着脱自在に装着できる構造とすれば、本発明のウォームボトム衣類と同様の作用効果を得ることができる。
1 ウォームボトム衣類
3 ボトム衣類
3A 前身頃部
3B 後身頃部
5 腰部調温帯
5A 係合面
6 腰部用基材
6A 係合面
6B 起毛面
7 右足部調温帯
7A 係合面
7B 起毛面
11 スペース

Claims (1)

  1. (1)少なくとも仙骨に対応する部分を含む腰部内面領域に設けられた雄面又は雌面を有する腰部用基材、及び、前記腰部用基材に着脱自在に接続可能な、雌面又は雄面を有する腰部調温帯と、
    足首から大腿部の範囲における内面領域に設けられた雄面又は雌面を有する脚部用基材、及び、前記脚部用基材に着脱自在に接続可能な、雌面又は雄面を有する脚部調温帯と、
    を具備し、
    前記腰部調温帯は、垂直方向は後身頃部の上方切り返し位置から所定距離と同じかもしくは下方で長手方向を水平にしつつ、水平方向は前記後身頃部の左右の端部にわたって配設され、
    前記脚部調温帯は、垂直方向は裾部の下方切り返し位置と同じもしくは上方で長手方向を水平にしつつ、前身頃部及び前記後身頃部の全周に配設され、
    前記腰部調温帯及び前記脚部調温帯は着用者側に起毛面を有し、
    前記腰部調温帯及び/又は前記脚部調温帯を着脱することによって暖かさを段階的に調整できるウォームボトム衣類を着用し、
    (2)前記ウォームボトム衣類を着用したままで、前記腰部調温帯を前記腰部用基材に着脱させること、及び/又は、前記脚部調温帯を、前記脚部用基材に着脱させること、によって前記着用者の暖かさを段階的に調整すること、
    を特徴とするウォームボトム衣類の調温方法。
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