JP7088996B2 - 建物の断熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の断熱構造に関する。
近年、住宅等の建物の構築についてはその工業化が進み、例えば、壁や床、屋根といった構成要素をあらかじめ向上にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するパネル工法が一部に採用されている。
このような壁パネルは、縦横の枠材を四角枠状に組み立てた枠体の両面に合板を貼り付けてなる。また、断熱性を高めるために枠体と合板との間の空間に断熱材を充填した壁パネルが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5393017号公報
ところで、このような断熱材を充填した壁パネルを用いた建物において、さらに断熱性を強化する場合は、壁パネルの厚さを厚くして、壁パネルの断面を増し、充填する断熱材の量を増やすか、又は外断熱をするなどの方法が知られている。
しかしながら、壁パネルの厚さを厚くする場合、新たに厚さの異なる壁パネルを施工する必要がありコスト高となることや、建物全体として重さが増すことや、新規生産設備の充当の必要などの製造上の問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、建物全体として軽量化を図れ、かつ低コストで容易に断熱性と構造耐力を強化することができる建物の断熱構造を提供することである。
請求項1に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、建物300の断熱構造であって、建物300の構造躯体上に第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)が立設されており、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)が、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間して並設され
前記第1の建物構造材及び第2の建物構造材の間に断熱層が設けられ、
前記第1の建物構造材及び第2の建物構造材が、建築用木質パネルであり、
前記建築用木質パネルが、縦横の框材が矩形状に組み立てられた枠体の両面又は片面に面材が貼設され、内部中空な構造であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物300の構造躯体上に第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)が立設されており、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)が、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間して並設されているので、第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)との間を断熱層とすることができ、断熱性に優れる。
よって、例えば、1枚の建物構造材の内部に断熱層を設ける場合には、断熱層の厚さを厚くするために、建物構造材の厚さを厚くする必要があったが、本発明では、既存の建物構造材を2枚用いて、第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)の間隔を適宜調整することで、容易に断熱層の厚さを変更することが
できる。そのため、低コストで軽量化を図れ、かつ断熱性と構造耐力を強化することができる。
また、第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル10,20)の間の断熱層を断熱材の充填スペースとすれば、断熱材を充填することによって、確実に断熱性を向上させることができる。
また、第1及び第2の建物構造材(例えば、第1及び第2の壁パネル10,20)が、建築用木質パネルであるので、現場での施工が容易となる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図2に示すように、請求項1に記載の建物300の断熱構造において、前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)と前記第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)との間の前記断熱層に、断熱材100が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)との間の前記断熱層に断熱材100が設けられているので、確実に断熱性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、請求項1又は請求項に記載の建物300の断熱構造において、前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)の端部に固定された接続部材(例えば、下部接続部材80)が設けられ、前記接続部材(下部接続部材80)により、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)が接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)の端部に固定された接続部材(例えば、下部接続部材80)が設けられ、前記接続部材(下部接続部材80)により、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)が接続されているので、第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)を離間した状態で強固に立設することができ、断熱層を確実に確保することができる。
請求項に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、請求項に記載の建物300の断熱構造において、前記接続部材(例えば、下部接続部材80)が、前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)の端部に配置される第1の接続部81と、前記第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)の端部に配置される第2の接続部82と、前記第1の接続部81と前記第2の接続部82の間を接続する第3の接続部83と、を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、請求項4に記載の建物300の断熱構造において、前記第1の接続部81と前記第2の接続部82とが前記壁体の厚さ方向に沿って離間し、かつ、前記第1の接続部81の上端部と、前記第2の接続部82の上端部が、前記第3の接続部83により接続され、前記第1の接続部81、前記第2の接続部82及び前記第3の接続部83が側断面視門型をなしていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記接続部材(下部接続部材80)が、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)の端部に配置される第1の接続部81と、前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)の端部に配置される第2の接続部82と、前記第1の接続部81と前記第2の接続部82の間を接続する第3の接続部83と、を備えているので、工場等であらかじめ接続部材(下部接続部材80)を製造しておくことで、現場で第1の建物構造材(第1の壁パネル10)及び第2の建物構造材(第2の壁パネル20)の端部に設けて、容易に施工することができる。
請求項6に記載の発明は、例えば、図5及び図6に示すように、請求項に記載の建物300の断熱構造において、前記接続部材(例えば、下部接続部材80A)が、前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)の端部に配置される第4の接続部81Aと、前記第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)の端部に配置される第5の接続部82Aと、前記第5の接続部82Aから前記第4の接続部81Aに向けて打ち込む打ち込み部材83Aと、を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記接続部材(例えば、下部接続部材80A)が、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)の端部に配置される第4の接続部81Aと、前記第2の建物構造材(第2の壁パネル20)の端部に配置される第5の接続部82Aと、前記第5の接続部82Aから前記第4の接続部81Aに向けて打ち込む打ち込み部材83Aと、を備えているので、現場で、第1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)の間隔に応じて容易に施工することができる。
請求項7に記載の発明は、例えば、図1に示すように、請求項から請求項6までのいずれか一項に記載の建物300の断熱構造において、前記接続部材(例えば、下部接続部材80)が、建物300の床を構成する床構造材(例えば、下階の床パネル60)の端部に固定されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記接続部材(例えば、下部接続部材80)が、建物300の床を構成する床構造材(例えば、下階の床パネル60)の端部に固定されているので、接続部材(下部接続部材80)を床構造材(下階の床パネル60)に確実に固定でき、1の建物構造材(第1の壁パネル10)と第2の建物構造材(第2の壁パネル20)を離間した状態で強固に立設することができる。
請求項8に記載の発明は、例えば、図12に示すように、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の建物300の断熱構造において、前記建物300を構成する複数の壁体Pのうち所定の壁体P1について、当該所定の壁体P1を挟んだ一方の領域が屋外の外気領域Raで、他方の領域が屋内の内気領域Rbであるとき、前記所定の壁体P1が、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)で構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、外気領域Raと内気領域Rbに挟まれる所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル10,20)で構成されているので、断熱性により優れた建物300とすることができる。
請求項9に記載の発明は、例えば、図12に示すように、請求項8に記載の建物300の断熱構造において、前記建物300を構成する複数の壁体Pのうち所定の壁体P1が、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材(例えば、上階の第1の壁パネル30)及び前記第2の建物構造材(例えば、上階の第2の壁パネル40)で構成されているとき、前記所定の壁体P1の下方に位置する下階の壁体P2も、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材(下階の第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(下階の第2の壁パネル20)で構成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル30,40)で構成されているとき、前記所定の壁体P1の下方に位置する下階の壁体P2も、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル10,20)で構成されているので、建物300としての強度を十分に確保することができる。
本発明によれば、建物全体としての重さを軽減しつつ、低コストで容易に断熱性と構造耐力を強化することができる建物の断熱構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の建物の断熱構造の概略斜視図である。 図1の建物の断熱構造の側断面図である。 (a)は、第1及び第2の壁パネルの正面図、(b)は、第1及び第2の壁パネルの側断面図、(c)は、第1及び第2の壁パネルの平断面図である。 図3の変形例であり、(a)は、第1及び第2の壁パネルの正面図、(b)は、第1及び第2の壁パネルの側断面図、(c)は、第1及び第2の壁パネルの平断面図である。 本発明の第2の実施形態の建物の断熱構造の概略斜視図である。 図5の建物の断熱構造の側断面図である。 本発明の第3の実施形態の建物の断熱構造の側断面図である。 本発明の建物の断熱構造を適用する箇所についての説明図である。 本発明の断熱構造を適用した建物の施工方法を示した概略斜視図である。 本発明の断熱構造を適用した建物の施工方法を示した概略斜視図である。 本発明の断熱構造を適用した建物の施工方法を示した概略斜視図である。 本発明の断熱構造を適用した建物の施工方法を示した概略斜視図である。 図9~図12に示す変形例であり、建物の施工方法を示した概略斜視図である。 図9~図12に示す変形例であり、建物の施工方法を示した概略斜視図である。 図9~図12に示す変形例であり、建物の施工方法を示した概略斜視図である。 図9~図12に示す変形例であり、建物の施工方法を示した概略斜視図である。 図9~図12に示す変形例であり、建物の施工方法を示した概略斜視図である。 5階建ての建物の施工方法を示した図である。 5階建ての建物の施工方法を示した図である。 本発明に係る建物に適用可能な断熱構造の参考例を示した側断面図である。 本発明に係る建物に適用可能な断熱構造の参考例を示した側断面図である。 図1の建物の断熱構造の平断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。なお、以下の実施形態及び図示例における方向は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。
[建物の断熱構造]
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の建物の断熱構造の概略斜視図、図2は、建物の断熱構造の側断面図である。
図1及び図2に示すように、建物300は、基礎50上に、下階の第1の建物構造材10が立設され、当該第1の建物構造材10の外側に下階の第2の建物構造材20が立設されている。これら第1の建物構造材10と第2の建物構造材20は、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに、当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間して並設されている。そして、離間して並設された第1の建物構造材10と第2の建物構造材20との間が断熱層とされている。
また、基礎上50で、下階の第1の建物構造材10上に、上階の第1の建物構造材30が立設され、下階の第2の建物構造材20上に、上階の第2の建物構造材40が立設されている。これら第1の建物構造材30と第2の建物構造材40も、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに、当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間して並設されている。そして、第1の建物構造材20と第2の建物構造材40との間も断熱層とされている。
前記第1及び第2の建物構造材10,20,30,40としては、例えば、木造軸組工法に用いられる柱、2×4工法に用いられる2×4パネル、又はパネル工法に用いられる壁パネルなど建築用木質パネルが用いられ、特に現場での施工が容易となる点で、建築用木質パネルを用いることが好ましい。
以下では、第1の建物構造材10,30を第1の壁パネル10,30、第2の建物構造材20,40を第2の壁パネル20,40に適用した場合について説明する。
図3及び図4は、第1及び第2の壁パネルを示す図であり、図3(a)及び図4(a)は、第1及び第2の壁パネルの正面図、図3(b)及び図4(b)は、第1及び第2の壁パネルの側断面図、図3(c)及び図4(c)は、第1及び第2の壁パネルの平断面図である。
前記下階の第1及び第2の壁パネル10,20としては、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組付けられて枠体11,21が構成され、この枠体11,21の両面又は片面に面材12,22が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、断熱材13,23が充填されていることが好ましい。
なお、図3及び図4では、下階の第1及び第2の壁パネル10,20を図示したが、上階の第1及び第2の壁パネル30,40も同様の構成である。また、図1~4に示す第1及び第2の壁パネル10,20、30,40は、両面に面材12,22,32,42が貼設されている場合である。
前記断熱材と13,23しては、例えば、グラスウールやロックウール等の繊維系断熱材13a,23a(図3参照。)や、フェノールフォームやポリエチレンフォーム等の発泡樹脂系断熱材13b,23b(図4参照。)が挙げられる。特に、繊維系断熱材は、配線工事を要する建物300の内側に配置される第1の壁パネル10に好適に用いられ、発泡樹脂系断熱材は、断熱性能が高いことから建物300の外側に配置される第2の壁パネル20に好適に用いられる。
基礎50は、鉄筋コンクリート製であり、長さ方向に沿って間隔をあけてアンカーボルト51(図1では省略)が埋設されている。アンカーボルト51は、基礎50の上端面から上方に突出している。
また、基礎50と下階の第1及び第2の壁パネル10,20との間には、床下に外気を取り入れるための換気台輪52が介在している。
前記換気台輪52の上には、下階の床パネル60の側端部が載置されている。床パネル60としては、前記した第1及び第2の壁パネル10,20と同様に、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組付けられて枠体61が構成され、この枠体61の両面又は片面に面材62が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、前記した断熱材63が充填されていることが好ましい。なお、図1及び図2に示す下階の床パネル60(及び後述する上階の床パネル70)は、上面のみに面材62(72)が貼設されている。
また、換気台輪52の上で、前記下階の床パネル60の側端部の外側には、半土台53が載置されている。さらに、換気台輪52の上で、下階の床パネル60の側端部と半土台53との間には、下部接続部材80が載置されている。
前記下部接続部材80は、側断面視門型をなしている。下部接続部材80は、下階の第1の壁パネル10の下端部でかつ下階の床パネル60の側端部の外側に配置される第1の接続部81と、下階の第2の壁パネル20の下端部でかつ半土台53の内側に配置される第2の接続部82と、第1及び第2の接続部81,82の上端部同士を接続する板材である第3の接続部83とから構成されている。第1の接続部81と第2の接続部82とは壁体の厚さ方向に沿って離間しており、この離間領域に断熱材84が充填されている。第1~第3の接続部81~83は、基礎50に沿って長尺な板状をなしており、これら第1~第3の接続部81~83は一体に形成されている。
このように下部接続部材80は、第1~第3の接続部81~83からなり、側断面視門型をなしているので、例えば、側断面視矩形型の接続部材(例えば、中実の梁材など)とした場合に比べて、軽量と断熱強化となる。
なお、下部接続部材80は、基礎50に沿って長尺な板状の第1~第3の接続部81~83が一体に形成されたものとしたが、長尺ではなく、長さの短い板状の第1~第3の接続部を一体に形成したものとし、このような下部接続部材80を基礎50に沿って複数個、点在させるようにしてもよい。
前記下部接続部材80は、換気台輪52の上で、下階の床パネル60の側端部と半土台53との間に載置されている。そして、下階の床パネル60の上面と、下部接続部材80の第3の接続部83の上面と、半土台53の上面が略面一となっている。なお、下部接続部材80は、接着剤により、下階の床パネル60の側端部及び半土台53に接着されていることが好ましく、ビス止めを併用してもよい。
そして、下部接続部材80と床パネル60の側端部の上に、下階の第1の壁パネル10が接着剤(ビス併用可。以下同じ。)を介して載置され、下部接続部材80と半土台53の上に、下階の第2の壁パネル20が接着剤を介して載置されている。
下階の第1及び第2の壁パネル10,20を構成する下側の横框材には、アンカーボルト51を挿通させるための貫通孔(図示しない)がそれぞれ形成されている。
そして、基礎50に埋設されたアンカーボルト51のうち、内側のアンカーボルト51はその上部が、換気台輪52を挿通し、さらに下部接続部材80と床パネル60の側端面の間を挿通し、第1の壁パネル10の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。また、同様に、基礎50に埋設されたアンカーボルト51のうち、外側のアンカーボルト51はその上部が、換気台輪52を挿通し、さらに下部接続部材80と半土台53との間を挿通し、第2の壁パネル20の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。
このようにして、基礎50上に離間して立設された下階の第1及び第2の壁パネル10,20が、下部接続部材80を介して接続されている。
また、下階の第1の壁パネル10及び第2の壁パネル20の間は、断熱層とされ、断熱材100(図1では省略)が設けられていることが、断熱性をより向上させることができる点で好ましい。
断熱材100としては、前記した第1及び第2の壁パネル10,20内に充填される断熱材13,23と同様に、グラスウールやロックウール等の繊維系断熱材や、フェノールフォームやポリエチレンフォーム等の発泡樹脂系断熱材が挙げられる。
そして、第1の壁パネル10と第2の壁パネル20の間隔を適宜調整することで、断熱材100,200の充填量を容易に調整することができる。
一方、下階の第1の壁パネル10の上には、上部建物構造材70が載置されている。
上部建物構造材70としては、例えば、木造軸組工法に用いられる梁や、パネル工法に用いられる床パネルや屋根パネルなどの建築用木質パネルが用いられる。以下では、上部建物構造材70を上階の床パネル70とした場合について説明する。
下階の第2の壁パネル20の上には、胴差54が載置されている。また、下階の第1の壁パネル10と第2の壁パネル20の上で、上階の床パネル70の側端部と胴差54の間には、上部接続部材90が載置されている。
前記上部接続部材90は、前記した下部接続部材80と同様に、側断面視門型をなしている。上部接続部材90は、下階の第1の壁パネル10の上端部でかつ上階の床パネル70の側端部の外側に配置される第1の接続部91と、下階の第2の壁パネル20の上端部でかつ胴差54の内側に配置される第2の接続部92と、第1及び第2の接続部91,29の上端部同士を接続する第3の接続部93とから構成されている。第1~第3の接続部91~93は、基礎50に沿って長尺な板状をなしており、これら第1~第3の接続部91~93は一体に形成されている。
なお、上部接続部材90においても、長さの短い板状第1~第3の接続部91~93を一体に形成したものとし、このような上部接続部材90を基礎50に沿って複数個、点在させるようにしてもよい(図22参照)。これにより、上階と下階に渡って断熱材100,200を連続させることができるため、さらに断熱強化することができる。
前記上部接続部材90は、下階の第1及び第2の壁パネル10,20の上で、上階の床パネル70の側端部と胴差54との間に載置されている。そして、上階の床パネル70の上面と、上部接続部材90の第3の接続部93の上面と、胴差54の上面が略面一となっている。なお、上部接続部材90は、接着剤により下階の第1の壁パネル10、第2の壁パネル20、上階の床パネル70の側端部、及び胴差54に接着されていることが好ましい。
さらに、上部接続部材90と上階の床パネル70の側端部の上に、上階の第1の壁パネル30(図1では省略)が載置され、上部接続部材90と胴差54の上に、上階の第2の壁パネル40(図1では省略)が載置されている。
上階の第1及び第2の壁パネル30,40を構成する下側の横框材には、下階の壁パネル10,20と上階の壁パネル30,40とを連結する胴差ボルト55(図1では省略)を挿通させるための貫通孔(図示しない)がそれぞれ形成されている。
そして、下階の第1の壁パネル10の上端部に、座金(図示しない)を介して締付ナットNで螺合された連結ボルト55は、その上部が、上部接続部材90と上階の床パネル70の側端面との間を挿通し、上階の第1の壁パネル30の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。また、同様に、下階の第2の壁パネル40の上端部に、座金(図示しない)を介して締付ナットNで螺合された胴差ボルト55は、その上部が、上部接続部材90と胴差54との間を挿通し、上階の第2の壁パネル40の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。
このようにして、基礎50上に離間して立設された下階の第1及び第2の壁パネル10,20と、下階の第1及び第2の壁パネル10,20上に離間して立設された上階の第1及び第2の壁パネル30,40が、下部接続部材80及び上部接続部材90によって接続されている。
なお、上階の壁パネル30,40の上端部においても、下階の壁パネル10,20の上端部と同様に、上部接続部材(図示しない)を介して、上階の第1及び第2の壁パネル30,40と、当該上階の壁パネル30,40の上端部に載置される上部建物構造材(例えば、さらに上階の床パネルや、屋根パネル等)と接続されている。
また、上階の第1及び第2の壁パネル30,40の間にも、断熱材200が充填されていることが好ましい。さらに、図示しないが、上部接続部材90の第1及び第2の接続部91,92間にも、断熱材を充填してもよい。
上記実施形態によれば、基礎50上に立設される、第1の壁パネル(下階の第1の壁パネル10、上階の第1の壁パネル30)と、第1の壁パネル10,30の外側に配置される第2の壁パネル(下階の第2の壁パネル20、上階の第2の壁パネル40)とが、その厚さ方向に沿って互いに離間して並設されているので、第1の壁パネル10,30と第2の壁パネル20,40との間を断熱層とすることができ、断熱性に優れる。
よって、例えば、1枚の壁パネルの内部に断熱層を設ける場合には、断熱層の厚さを厚くするために、壁パネルの厚さを厚くする必要があったが、本発明では、既存の壁パネルを2枚用いて、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の間隔を適宜調整することで、容易に断熱層の厚さを変更することができる。そのため、低コストで軽量化を図れ、かつ断熱性を強化することができる。
また、下階の第1の壁パネル10及び下階の第2の壁パネル20の端部で、かつ、下階の第1の壁パネル10と下階の第2の壁パネル20との間には、下部接続部材80が設けられ、下部接続部材80により、下階の第1及び第2の壁パネル10,20が接続されているので、前記第1及び第2の壁パネル10,20を離間した状態で強固に立設することができ、断熱層を確実に確保することができる。
また、上階の第1の壁パネル30及び上階の第2の壁パネル40においても、同様に、上部接続部材90により、上階の第1及び第2の壁パネル30,40が接続されているので、前記第1及び第2の壁パネル30,40を離間した状態で強固に立設することができ、断熱層を確実に確保することができる。
さらに、接続部材(下部接続部材80、上部接続部材90)が、第1の壁パネル(下階の第1の壁パネル10、上階の第1の壁パネル20)の端部に配置される第1の接続部81,91と、第2の壁パネル(下階の第2の壁パネル20、上階の第2の壁パネル40)の端部に配置される第2の接続部82,92と、第1及び第2の接続部81,82間を接続する第3の接続部83,93と、を備えているので、工場等であらかじめ接続部材(下部接続部材80,上部接続部材90)を製造しておくことで、現場で第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の各端部に設けて、容易に施工することができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態の建物の断熱構造の概略斜視図、図6は、建物の断熱構造の側断面図である。
第2の実施形態の建物の断熱構造では、第1の実施形態における下部接続部材80及び上部接続部材90の形状が異なるものである。その他の基礎50、下階の第1及び第2の壁パネル10,20、上階の第1及び第2の壁パネル30,40、下階及び上階の床パネル60,70、換気台輪52、半土台53、胴差54等については、前記した第1の実施形態と同様のため、同様の構成部分については同様の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すように、基礎50上の換気台輪52の上には、下階の床パネル60の側端部が載置され、当該下階の床パネル60の側端部の外側には半土台53が載置されている。
また、換気台輪52の上で、下階の床パネル60の側端部と半土台53との間には、下部接続部材80Aが載置されている。
下部接続部材80Aは、下階の第1の壁パネル10の下端部でかつ床パネル60の側端部の外側に配置される第4の接続部81Aと、下階の第2の壁パネル20の下端部でかつ半土台53の内側に配置される第5の接続部82Aと、第5の接続部82Aから第4の接続部81Aに向けて打ち込む打ち込み部材83Aとを備えている。
具体的に、前記第4及び第5の接続部81A,82Aは、基礎50に沿って長尺な板状をなしている。前記打ち込み部材83Aは、円筒形又は円柱形であり、半土台53から第5の接続部82A、第4の接続部81A及び床パネル60の側端部に貫通する長さであることが好ましい。また、打ち込み部材83Aは、例えば、金属製や木製などで、具体的にはダボ等であることが好ましい。
このような下部接続部材80Aは、接着剤により、下階の床パネル60の側端部及び半土台53に接着されていることが好ましい。
そして、第4の接続部81Aと下階の床パネル60の側端部の上に、下階の第1の壁パネル10が接着剤を介して載置され、第5の接続部82Aと半土台53の上に、下階の第2の壁パネル20が接着剤を介して載置されている。
そして、基礎50に埋設されたアンカーボルト51(図5では省略)のうち、内側のアンカーボルト51はその上部が、換気台輪52を挿通し、さらに第4の接続部81Aと下階の床パネル60の側端面との間を挿通し、下階の第1の壁パネル10の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。また、同様に、基礎50に埋設されたアンカーボルト51のうち、外側のアンカーボルト51はその上部が、換気台輪52を挿通し、さらに第5の接続部82Aと半土台53との間を挿通し、下階の第2の壁パネル20の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。
また、第5の接続部82Aから第4の接続部81Aを貫通するように、半土台53の外側面から下階の床パネル60側に向けて略水平方向に、複数の打ち込み部材83Aが間隔(例えば、等間隔)をあけて打ち込まれて、半土台53、第4及び第5の接続部81A,82Aと下階の床パネル60が連結されている。
このようにして、基礎50上に離間して立設された第1及び第2の壁パネル10,20が、下部接続部材80を介して接続されている。
また、下階の第1の壁パネル10及び第2の壁パネル20の間には、前記した断熱材100(図5では省略)が充填されていることが好ましい。
そして、下階の第1の壁パネル10と下階の第2の壁パネル20の間隔を適宜調整することで、断熱材100の充填量を容易に調整することができる。
一方、下階の第1の壁パネル10の上に、上階の床パネル70が載置され、下階の第2の壁パネル20の上には胴差54が載置されている。また、下階の第1及び第2の壁パネル10,20の上で、上階の床パネル70の側端部と胴差54の間には、上部接続部材90Aが載置されている。
上部接続部材90Aは、前記した下部接続部材80Aと同様の形状で、第4の接続部91A、第5の接続部92A及び打ち込み部材93Aにより構成されている。
このような上部接続部材90Aは、接着剤により下階の第1の壁パネル10、第2の壁パネル20、上階の床パネル70の側端部、及び胴差54に接着されていることが好ましい。
また、第4の接続部91Aと上階の床パネル70の側端部の上に、上階の第1の壁パネル30(図5では省略)が載置され、第5の接続部92Aと胴差54の上に、上階の第2の壁パネル40(図5では省略)が載置されている。
そして、下階の第1の壁パネル10の上端部に、座金(図示しない)を介して締付ナットNで螺合された胴差ボルト55(図5では省略)は、その上部が、第4の接続部91Aと上階の床パネル70の側端面との間を挿通し、上階の第1の壁パネル30の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。また、同様に、下階の第2の壁パネル20の上端部に、座金(図示しない)を介して締付ナットNで螺合された胴差ボルト55はその上部が、第5の接続部92Aと胴差54との間を挿通し、上階の第2の壁パネル40の下端部において、座金(図示しない)を介して締付ナットNが螺合されている。
また、第5の接続部92Aから第4の接続部91Aを貫通するように、胴差54の外側面から上階の床パネル70側に向けて略水平方向に、複数の打ち込み部材93Aが所定間隔で打ち込まれて、胴差54、第4及び第5の接続部91A,92Aと上階の床パネル70が連結されている。
このようにして、基礎50上に離間して立設された下階の第1及び第2の壁パネル10,20と、下階の第1及び第2の壁パネル10,20上に離間して立設された上階の第1及び第2の壁パネル30,40が、下部接続部材80A及び上部接続部材90Aによって接続されている。
上記実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、第1の壁パネル10,30と第2の壁パネル20,40との間をそれぞれ断熱層とすることができるので、断熱性に優れる。よって、既存の壁パネルを2枚用いて、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の間隔を適宜調整することで、容易に断熱層の厚さを変更することができる。そのため、低コストで軽量化を図れ、かつ断熱性を強化することができる。
また、下部接続部材80Aや上部接続部材90Aにより、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40が接続されているので、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40を離間した状態で強固に立設することができ、断熱層を確実に確保することができる。
さらに、接続部材(下部接続部材80A,上部接続部材90A)が、第1の壁パネル10,30の端部に配置される第4の接続部81A,91Aと、第2の壁パネル20,40の端部に配置される第5の接続部82A,92Aと、第5の接続部82A,92Aから第4の接続部81A,91Aに向けて打ち込む打ち込み部材83A,93Aと、を備えているので、現場で、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の間隔に応じて容易に施工することができる。
なお、下部接続部材80A及び上部接続部材90Aは、基礎50に沿って長尺な板状の第4及び第5の接続部81A,82A,91A,92Aと、複数の打ち込み部材83A,93Aからなるとしたが、第4及び第5の接続部81A,82A,91A,92Aは長尺な板状に限らず、長さの短い板状であってもよく、このような下部接続部材80A及び上部接続部材90Aをそれぞれ基礎50に沿って複数個、点在させるように設けてもよい。
<第3の実施形態>
図7は、本発明の第3の実施形態の建物の断熱構造の側断面図である。
第3の実施形態の建物の断熱構造では、第1の実施形態で用いた下部接続部材80及び上部接続部材90とは異なる形状の下部接続部材80B及び上部接続部材90Bを用いている。その他の基礎50、下階の第1及び第2の壁パネル10,20、上階の第1及び第2の壁パネル30,40、下階及び上階の床パネル60,70、換気台輪52、半土台53、胴差54等については、前記した第1の実施形態と同様のため、同様の構成部分については同様の符号を付してその説明を省略する。
具体的には、第1の実施形態における下部接続部材80は、第1の接続部81と第2の接続部82の上端部同士が第3の接続部83によって接続された、側断面視門型をなしていたが、第3の実施形態における接続部材80Bは、図7に示すように、第3の接続部83Bが、中実な梁などのように、第1及び第2の接続部81B,82Bの間(すなわち、第1及び第2の壁パネル10,20間)に収まる大きさ及び形状をなし、これら第1~第3の接続部81B~83Bが接着されてなるものである。なお、上部接続部材90Bも、下部接続部材80Bと同様に第1~第3の接続部91B~93Bが接着されてなる。
したがって、例えば、施工現場において、下部接続部材80B及び上部接続部材90Bの各第1~第3の接続部81B~83B、91B~93Bを載置するとともに、これらを接着させることにより、離間して立設された第1及び第2の壁パネル10,20,30,40を容易に接続することができる。
なお、下部接続部材80B及び上部接続部材90Bは、基礎50に沿って長尺な板状の第1~第3の接続部81B~83B,91B~93Bからなるとしたが、第1~第3の接続部81B~83B,91B~93Bは長尺な板状に限らず、長さの短い板状であってもよく、このような下部接続部材80B及び上部接続部材90Bをそれぞれ基礎50に沿って複数個、点在させるように設けてもよい。
また、上記第1~第3の実施形態において、下部接続部材80,80A,80Bは、下階の第1及び第2の壁パネル10,20の下端部に設けられるとし、上部接続部材90,90A,90Bは、下階の第1及び第2の壁パネル10,20の上端部でかつ上階の第1及び第2の壁パネル30,40の下端部に設けられるとしたが、これに限らず、例えば、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の側端に設け、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40の側端部同士を接続してもよい。
<実施例>
次に、第1~第3の実施形態で説明したような、本発明の断熱構造である、第1及び第2の建物構造材が離間して並設されてなる構造(以下、「ダブル構造」ともいう。)を適用する箇所について説明する。
建物を構成する複数の壁体のうち、前記ダブル構造を適用する壁体は、その対象となる壁体を挟んだ一方の領域と他方の領域が、屋外の外気属性の領域であるか又は屋内の内気属性の領域であるかにより決定される。
前記外気属性の領域としては、玄関ポーチ、ガレージ、バルコニー、外部収納、外部倉庫等が挙げられる。
前記内気属性の領域としては、玄関ホール、廊下、リビング、キッチン、収納、個室、階段室、ユーティリティー、寝室、トイレ、脱衣室、バスルーム等が挙げられる。
そして、例えば図12に示すように、建物300を構成する複数の壁体Pのうち、所定の壁体P1について、当該所定の壁体P1を挟んだ一方の領域が前記外気属性の領域(外気領域Ra)であり、他方の領域が前記内気属性の領域(内気領域Rb)であるとき、前記所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル10,20,30,40)で構成される。すなわち、前記したダブル構造を適用する。
さらに、建物300を構成する複数の壁体Pのうち、所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル30,40)で構成されている(前記ダブル構造である)とき、前記所定の壁体P1の下方に位置する下階の壁体P2も、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(第1及び第2の壁パネル10,20)で構成する(前記ダブル構造とする)。
具体的には、前記一方の領域がバルコニー305で、前記他方の領域が寝室306である場合に、これら領域間に立設される壁体P1は、ダブル構造とする。さらに、2階の壁体においてダブル構造が適用された壁体P1の下方に位置する1階の壁体P2は、同様にダブル構造とする。
その他のパターンとしては、図8に示すとおりである。
なお、図8において、「外気+NON」の表記は、外気属性の領域が接する建物外の領域を意味し、「外気+外気」の表記は、外気属性の領域と外気属性の領域の間の壁体を意味し、「外気+内気」の表記は、外気属性の領域と内気属性の領域の間の壁体を意味し、「内気+内気」の表記は、内気属性の領域と内気属性の領域の壁体を意味する。
また、図8において「W」とはダブル構造を表し、「S」とはシングル構造を表し、シングル構造とは、壁パネルが1枚の従来の構造である。
図8に示すように、「外気+NON」の場合は、上階がダブル構造のとき、ダブル構造でかつ第1及び第2の壁パネル間に設ける断熱材を無しとし、上階がシングル構造のとき、シングル構造でかつ断熱材無しとする。
「外気+外気」の場合は、上階がダブル構造のとき、ダブル構造でかつ前記断熱材を無しとし、上階がシングル構造のとき、シングル構造でかつ断熱材無しとする。
「外気+内気」の場合は、上述したとおり、ダブル構造でかつ断熱材有りとする。
「内気」+「内気」の場合は、通常の内壁とし、上階がダブル構造のとき、ダブル構造の内壁とし、上階がシングル構造のとき、シングル構造の内壁とする。
[建物の施工方法]
図9~図12は、本発明の断熱構造を適用した建物の施工方法を示した概略斜視図である。
図9~図12に示す建物300では、玄関301の右側にリビング302が配置され、玄関301の左側にはガレージ303が配置されている。さらに、ガレージ303の奥に収納304が配置されている。また、ガレージ303の上は吹き抜けとなっており、玄関301の上はバルコニー305が配置され、下階のリビング302の上は、上階の寝室306とバルコニー305が配置されている。
このような建物300を施工するためには、まず、図9に示すように、リビング302を構成する壁体Pのうち、前記ダブル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、前記下部接続部材80と半土台53を載置する。また、リビング302を構成する壁体Pのうち、前記シングル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、半土台53のみ載置する。
また、玄関301を構成する壁体Pのうち、ダブル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上に、前記下部接続部材80と半土台53を載置する。また、玄関301を構成する壁体Pのうち、前記シングル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、半土台53のみ載置する。
さらに、ガレージ303を構成する壁体Pのうち、ダブル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上に、前記下部接続部材80と半土台53を載置する。また、ガレージ303を構成する壁体Pのうち、前記シングル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、半土台53のみ載置する。
そして、基礎50上の所定の箇所に下階の床パネル60等を載置する。
次に、図10に示すように、ダブル構造を適用する箇所では、下部接続部材80と床パネル60の側端部の上に下階の第1の壁パネル10を載置し、下部接続部材80と半土台53の上に下階の第2の壁パネル20を載置する。このとき、第1及び第2の壁パネル10,20を離間して載置し、その後、アンカーボルトで締結する。
また、シングル構造を適用する箇所では、半土台53の上に壁パネルSを載置し、アンカーボルトで締結する。さらに、居室の内壁となる床パネル60上には、壁パネルSを設置する。
次に、図11に示すように、玄関301及びリビング302を構成する壁体Pの上に、上階の床パネル70や胴差54を載置する。このとき、上階においても、ダブル構造を適用する壁体が設けられる箇所には、上部接続部材90を載置する。また、ガレージ303を構成する壁体Pの上に胴差(図示しない)や、ダブル構造を適用する箇所には、上部接続部材(図示しない)を載置する。
次に、図12に示すように、ダブル構造を適用する箇所では、上部接続部材90(図11参照)と上階の床パネル70の側端部の上に、上階の第1の壁パネル30を載置し、上部接続部材90と胴差54(図11参照)の上に上階の第2の壁パネル40を載置する。このとき、第1及び第2の壁パネル30,40を離間して載置し、その後、胴差ボルトで締結する。
また、シングル構造を適用する箇所では、胴差の上に壁パネルSを載置し、胴差ボルトで締結する。さらに、居室の内壁となる床パネル70上には、壁パネルSを設置する。
また、上階の壁パネル30,40、Sの所定箇所には、屋切パネルY等を設置する。
以上のように、外気領域Raと内気領域Rbに挟まれる所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の壁パネル10,20,30,40で構成され、ダブル構造が適用されているので、断熱性により優れた建物300とすることができる。
また、上階において、所定の壁体P1が、互いに離間して並設された第1及び第2の壁パネル30,40で構成されているとき、前記所定の壁体P1の下方に位置する下階の壁体P2も、互いに離間して並設された第1及び第2の壁パネル10,20で構成されているので、建物300としての強度を十分に確保することができる。
図13~図17は、前記した図9~図12に示す建物の施工方法において、第1及び第2の壁パネル間に断熱材を設ける場合の施工方法を示している。
図13~図17に示す建物400では、図9~図12に示す建物300と異なり、ガレージ403の上に寝室407が配置されている。なお、符号401は玄関、符号402はリビング,符号404及び406は寝室、符号405はバルコニーである。
このような建物400を施工するためには、まず、図13に示すように、前記ダブル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、前記下部接続部材80と半土台53を載置する。また、前記シングル構造を適用する壁体が設けられる基礎50上には、半土台53のみ載置する。
そして、基礎50上の所定の箇所に下階の床パネル60等を載置する。
次に、図14に示すように、ダブル構造を適用する箇所では、下部接続部材80と床パネル60の側端部の上に下階の第1の壁パネル10を載置する。 また、シングル構造を適用する箇所では、半土台53の上に壁パネルSを載置し、アンカーボルトで締結する。さらに、居室の内壁となる床パネル60上にも、壁パネルSを設置する。
次に、図15に示すように、ダブル構造を採用する壁体のうち、内気属性の領域(例えば、リビング402等)に面する壁体の第1の壁パネル10に、断熱材100を貼り付ける。なお、ダブル構造を採用する壁体のうち、外気属性の領域(例えば、ガレージ403等)に面する壁体の第1の壁パネル10には、断熱材は貼り付けない。
次に、図16に示すように、第1の壁パネル10の断熱材100を貼り付けた箇所に第2の壁パネル20を載置し、アンカーボルトで締結する。また、前記したガレージ403等に面する壁体で、断熱材100を設けていない第1の壁パネル10に対しても、第2の壁パネル20を載置し、アンカーボルトで締結する。
次に、図17に示すように、ダブル構造を採用する箇所では、上部接続部材(図示しない)と上階の床パネル70の側端部の上に上階の第1の壁パネル30を載置し、上部接続部材(図示しない)と胴差(図示しない)の上に上階の第2の壁パネル40を載置する。このとき、上階の第1及び第2の壁パネル30,40間には必要に応じて断熱材を設けてもよく、その後、胴差ボルトで締結する。
また、シングル構造を採用する箇所では、胴差(図示しない)の上に壁パネルSを載置し、胴差ボルトで締結する。さらに、居室の内壁となる床パネル70上にも、壁パネルSを設置する。
また、上階の壁パネル30,40、Sの所定箇所には、屋切パネルY等を設置する。
なお、図9~図17で説明した建物300,400に用いられる下部接続部材80や上部接続部材90は、第1の実施形態で説明した側断面視門型の部材を用いたが、これに限らず、第2及び第3の実施形態で説明した下部接続部材80A,80B及び上部接続部材90A,90Bを用いてもよい。
なお、前記した建物300,400は2階建てであったが、3階以上の建物においても、同様にして施工することができる。
図18及び図19は、5階建ての建物の施工方法を示した図である。
図18及び図19に示すように、建物500を構成する複数の壁体Pのうち、所定の壁体P1について、所定の壁体P1を挟んだ一方の領域が外気領域Raで、他方の領域が内気領域Rbであるとき、前記所定の壁体P1を、互いに離間して並設された第1及び第2の建物構造材(例えば、第1及び第2の壁パネル10,20,30,40)で構成された前記ダブル構造とする。
<参考例>
次に、建物の断熱構造の参考例について図20及び図21に基づいて説明する。
図20は、第1及び第2の壁パネルを離間させずに背合わせで立設した建物の断熱構造を示した図である。
すなわち、図20に示す建物300の断熱構造は、建物300の構造躯体上に第1の建物構造材(例えば、第1の壁パネル10)及び第2の建物構造材(例えば、第2の壁パネル20)が立設されており、前記第1の建物構造材(第1の壁パネル10)及び前記第2の建物構造材(第1の壁パネル20)が、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間せずに背合わせで並設されている。
具体的に、第1及び第2の壁パネル10C,20C,30C,40Cは、面材12C,22C,32C,42Cが枠体11C,21C,31C,41Cの片面のみに貼設されたものであり、内部中空な部分には、断熱材13C,23C,33C,43Cが充填されている。
そして、各壁パネル10C,20C,30C,40Cの面材12C,22C,32C,42C同士が背合わせとなるように立設されている。
このように、第1及び第2の壁パネル10C,20C,30C,40Cが背合わせ構造であるので、第1及び第2の壁パネル全体としての壁厚が厚くなり断熱性に優れる。よって、例えば、1枚の建物構造材(壁パネル)の内部に断熱層を設ける場合には、断熱層の厚さを厚くするために、建物構造材(壁パネル)の厚さを厚くする必要があったが、図20に示す建物の断熱構造では、既存の建物構造材(壁パネル)を複数枚用いて、第1の壁パネル10Cと第2の壁パネル20Cを背合わせに立設することで、容易に壁厚を厚くすることができる。そのため、低コストで軽量化を図れ、かつ断熱性と構造耐力を強化することができる。
なお、このような背合わせ構造を本発明に係る建物の一部に適用してもよい。
図21は、第1の壁パネル10C,30Cと、第2の壁パネル20D,40Dに充填された断熱材の種類がそれぞれ異なる場合の例であり、このような背合わせ構造も本発明に係る建物の一部に適用してもよい。
具体的には、建物の外側に配置される第2の壁パネル20D,40Dに充填される断熱材23D,43Dは、前記したように、断熱性能が高い発泡樹脂系断熱材を用い、建物の内側に配置される第の壁パネル10C,30Cに充填される断熱材13C,33Cは、配線工事が行いやすい繊維系断熱材を用いることが好ましい。
なお、図20及び図21において、図2と同様の構成部分については同様の符号を付している。
10 第1の壁パネル(第1の建物構造材)
20 第2の壁パネル(第2の建物構造材)
50 基礎
80,80A 接続部材(下部接続部材)
81 第1の接続部
82 第2の接続部
83 第3の接続部
81A 第4の接続部
82A 第5の接続部
83A 打ち込み部材
100 断熱材
300 建物
P,P1,P2 壁体
Ra 外気領域
Rb 内気領域

Claims (9)

  1. 建物の断熱構造であって、
    建物の構造躯体上に第1の建物構造材及び第2の建物構造材が立設されており、
    前記第1の建物構造材及び前記第2の建物構造材が、平面視一直線状に壁線を形成する一の壁体内に配置されるとともに当該壁体の厚さ方向に沿って互いに離間して並設され、
    前記第1の建物構造材及び第2の建物構造材の間に断熱層が設けられ、
    前記第1の建物構造材及び第2の建物構造材が、建築用木質パネルであり、
    前記建築用木質パネルが、縦横の框材が矩形状に組み立てられた枠体の両面又は片面に面材が貼設され、内部中空な構造であることを特徴とする建物の断熱構造。
  2. 請求項1に記載の建物の断熱構造において、
    前記第1の建物構造材と前記第2の建物構造材との間の前記断熱層に、断熱材が設けられていることを特徴とする建物の断熱構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建物の断熱構造において、
    前記第1の建物構造材及び前記第2の建物構造材の端部に固定された接続部材が設けられ、
    前記接続部材により、前記第1の建物構造材と前記第2の建物構造材が接続されていることを特徴とする建物の断熱構造。
  4. 請求項3に記載の建物の断熱構造において、
    前記接続部材が、前記第1の建物構造材の端部に配置される第1の接続部と、前記第2の建物構造材の端部に配置される第2の接続部と、前記第1の接続部と前記第2の接続部の間を接続する第3の接続部と、を備えていることを特徴とする建物の断熱構造。
  5. 請求項4に記載の建物の断熱構造において、
    前記第1の接続部と前記第2の接続部とが前記壁体の厚さ方向に沿って離間し、かつ、前記第1の接続部の上端部と、前記第2の接続部の上端部が、前記第3の接続部により接
    続され、前記第1の接続部、前記第2の接続部及び前記第3の接続部が側断面視門型をなしていることを特徴とする建物の断熱構造。
  6. 請求項に記載の建物の断熱構造において、
    前記接続部材が、前記第1の建物構造材の端部に配置される第4の接続部と、前記第2の建物構造材の端部に配置される第5の接続部と、前記第5の接続部から前記第4の接続部に向けて打ち込む打ち込み部材と、を備えていることを特徴とする建物の断熱構造。
  7. 請求項から請求項6までのいずれか一項に記載の建物の断熱構造において、
    前記接続部材が、建物の床を構成する床構造材の端部に固定されていることを特徴とする建物の断熱構造。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の建物の断熱構造において、
    前記建物を構成する複数の壁体のうち所定の壁体について、当該所定の壁体を挟んだ一方の領域が屋外の外気領域で、他方の領域が屋内の内気領域であるとき、
    前記所定の壁体が、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材及び前記第2の建物構造材で構成されていることを特徴とする建物の断熱構造。
  9. 請求項8に記載の建物の断熱構造において、
    前記建物を構成する複数の壁体のうち所定の壁体が、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材及び前記第2の建物構造材で構成されているとき、
    前記所定の壁体の下方に位置する下階の壁体も、互いに離間して並設された前記第1の建物構造材及び前記第2の建物構造材で構成されていることを特徴とする建物の断熱構造。
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