JP7087882B2 - 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム - Google Patents

品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7087882B2
JP7087882B2 JP2018179773A JP2018179773A JP7087882B2 JP 7087882 B2 JP7087882 B2 JP 7087882B2 JP 2018179773 A JP2018179773 A JP 2018179773A JP 2018179773 A JP2018179773 A JP 2018179773A JP 7087882 B2 JP7087882 B2 JP 7087882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
worker
quality
posture
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018179773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020052596A (ja
Inventor
康代 小竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2018179773A priority Critical patent/JP7087882B2/ja
Priority to CN201910846518.XA priority patent/CN110956355A/zh
Priority to EP19197496.3A priority patent/EP3629281A1/en
Priority to US16/572,664 priority patent/US11113804B2/en
Publication of JP2020052596A publication Critical patent/JP2020052596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087882B2 publication Critical patent/JP7087882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0639Performance analysis of employees; Performance analysis of enterprise or organisation operations
    • G06Q10/06395Quality analysis or management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30196Human being; Person
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30204Marker

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

本発明は、品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラムに関する。
従来、生産ラインにおいて、作業者が関与する製品の品質は、その製品の完成後に評価されていた。そのため、製品が完成するまではその製品の品質は不明であるから、製品の品質を保証するために、基本的には、完成品の全数検査が行われていた。しかしながら、全数検査はコストがかかる。そこで、製品の品質を予測し、不良の発生が予測される場合に、対象の製品の検査を実施することが検討されている。これにより、製品の品質を保証しつつ、製品の品質を検査する件数を減らすことができるため、検査にかかるコストを抑えることができる。例えば、特許文献1では、作業者に関するカテゴリ、設備に関するカテゴリ、製造方法に関するカテゴリ及び作業環境に関するカテゴリにより分類された不良原因項目に基づいて、製造される製品の作業不良率等の品質を推定する方法が提案されている。
特開2006-073014号公報
特許文献1で提案される方法によれば、各不良原因項目を適切に設定することで、生産ラインにおいて製造される製品の品質を予測することができる。しかしながら、不良原因項目が多岐にわたるため、各不良原因項目に関する情報を収集するのに手間がかかり、かつ各不良原因項目を適切に設定することが困難であった。そのため、特許文献1のような方法では、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することが困難であるという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測する技術を提供する。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る品質予測装置は、生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得する第1取得部と、前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得する第2取得部と、取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業を経て製造される製品の品質を予測する予測部と、前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力する出力部と、を備える。
本件発明者は、後述する実験により、製造される製品の品質は、作業者の姿勢及び工具の使用状態の両方に依存することを見出した。換言すると、作業者の姿勢が良く、かつ工具の使用状態が良いほど、製造される製品の品質が良い可能性が高く、作業者の姿勢が悪く、かつ工具の使用状態が悪いほど、製造される製品の品質が悪い可能性が高い、という知見を本件発明者は見出した。本発明の一側面に係る品質予測装置は、この知見に基づいて、生産ラインで製造される製品の品質を予測するように構成される。すなわち、当該構成に係る品質予測装置は、作業者の姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び工具の使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、その作業を経て製造される製品の品質を予測する。これにより、当該構成に係る品質予測装置は、作業者の姿勢及び工具の使用状態に関する僅か2種類の情報から、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することができる。
なお、第1基準は、製造される製品の品質に対する作業者の姿勢の良し悪し(適否)を判定するために設けられる。作業者の姿勢は、作業者の身体の少なくとも一部の物理的な状態に基づいて評価されてよい。作業者の姿勢を評価するための1又は複数の指標には、例えば、身体部位の位置、身体部位の向き(角度)、複数の身体部位の位置関係、作業の対象となるワークと身体部位との位置関係又はこれらの組み合わせが用いられてよい。身体部位の位置は、例えば、頭部、胴部、腕部、手等の位置であってよい。身体部位の向きは、例えば、頭部、胴部、腕部、手等の向きであってよい。複数の身体部位の位置関係は、例えば、頭部と手との間の距離等から導出されてよい。ワークと身体部位との位置関係は、例えば、頭部とワークとの間の距離等から導出されてよい。身体部位は、作業者に装着される物(例えば、眼鏡、衣服等)を含んでよい。
一方、第2基準は、製造される製品の品質に対する工具の使用状態の良し悪し(適否)を判定するために設けられる。工具の使用状態は、作業時の工具の物理的な状態に基づいて評価されてよい。工具の使用状態を評価するための1又は複数の指標には、例えば、作業者に対する工具の位置、ワークに対する工具の位置、工具の傾き又はこれらの組み合わせが用いられてよい。作業者に対する工具の位置は、例えば、作業者の身体部位と工具との間の距離等から導出されてよい。ワークに対する工具の位置は、例えば、ワークの作業領域と工具との間の距離、ワークスペースにおける工具の位置等から導出されてよい。工具の傾きは、例えば、作業者の手に対する工具の角度、ワークに対する工具の角度等から導出されてよい。
作業者の姿勢及び工具の使用状態はそれぞれ、1又は複数のセンサにより適宜測定される。1又は複数のセンサは、例えば、カメラ、モーションキャプチャ又はこれらの組み合わせにより構成されてよい。カメラには、例えば、RGB画像等の一般的なカメラ、深度画像を取得可能に構成された深度カメラ(距離カメラ、ステレオカメラ等)、サーモグラフィ画像を取得可能に構成されたサーモカメラ(赤外線カメラ等)等が用いられてよい。作業者の姿勢及び工具の使用状態それぞれが各基準に「適合する程度」は、それぞれの良し悪しを2つのレベル(良いか悪いか)で表されてもよいし、3つ以上のレベルで表されてもよい。各基準は、例えば、1又は複数の閾値により規定されてよい。閾値の次元は、作業者の姿勢及び工具の使用状態それぞれの指標の数に応じて適宜設定されてよい。1又は複数の閾値は、例えば、数値範囲の上限値、下限値、又はこれらの組み合わせで構成されてよい。この場合、1又は複数の閾値は、作業者の姿勢及び工具の使用状態それぞれの各基準に適合する程度を示すレベルに応じて数値範囲を設定することができる。これにより、作業者の姿勢及び工具の使用状態それぞれと1又は複数の閾値とを比較し、それぞれの属する数値範囲を特定することで、各基準に適合する程度を判定することができる。
上記一側面に係る品質予測装置において、前記作業者の姿勢は、前記作業者の頭部と前記工具を把持する手との位置関係から導出されてよい。また、前記工具の使用状態は、前記作業者に対する前記工具の位置、前記作業の対象となるワークに対する前記工具の位置、及び前記工具の傾きの少なくともいずれかを含んでよい。前記工具の傾きは、前記作業者の前記工具を把持する手に対する前記工具の角度から導出されてよい。当該構成によれば、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することができる。
上記一側面に係る品質予測装置において、前記作業は、はんだ付け、ネジ締め、ホットメルト接着剤の塗布、又は溶接であってよい。また、前記工具は、はんだごて、ドライバ、グルーガン、又は溶接棒であってよい。当該構成によれば、はんだ付け、ネジ締め、ホットメルト接着剤の塗布、又は溶接の品質を簡易且つ適切に予測することができる。
上記一側面に係る品質予測装置において、前記第1基準及び前記第2基準の少なくともいずれかは、前記作業者の属性に応じて設定されてよい。当該構成によれば、生産ラインで製造される製品の品質をより適切に予測することができる。なお、「属性」は、作業者の性質に関するものであれば、その種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。作業者の「属性」は、例えば、性別、身体的特徴、能力、業績(例えば、生産量)又はこれらの組み合わせであってよい。身体的特徴は、例えば、利き手、利き目、身長、肩幅、腕の長さ又はこれらの組み合わせであってよい。
上記各形態に係る品質予測装置の別の態様として、本発明の一側面は、以上の各構成を実現する情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記憶した、コンピュータ等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記憶媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
例えば、本発明の一側面に係る品質予測方法は、コンピュータが、生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得するステップと、前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得するステップと、取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業を経て製造される製品の品質を予測するステップと、前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力するステップと、を実行する、情報処理方法である。
また、例えば、本発明の一側面に係る品質予測プログラムは、コンピュータに、生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得するステップと、前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得するステップと、取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業を経て製造される製品の品質を予測するステップと、前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力するステップと、を実行させるための、プログラムである。
本発明によれば、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することができる。
図1は、本発明が適用される場面の一例を模式的に例示する。 図2は、実施の形態に係る品質予測装置のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。 図3は、実施の形態に係る品質予測装置のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。 図4は、実施の形態に係る品質予測装置の処理手順の一例を例示する。 図5は、各クラスに属するサンプルのはんだ付けの品質を評価した結果を示す。 図6は、各クラスに属するサンプルのはんだ付けにかかった作業時間を測定した結果を示す。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメータ、マシン語等で指定される。
§1 適用例
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る品質予測装置1の適用場面の一例を模式的に例示する。
作業者Wは、生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する。図1の例では、作業者Wは、製品を構成する1又は複数のパーツをパーツスペースS2から取得し、取得した1又は複数のパーツをワークとしてワークスペースS1に配置する。そして、作業者Wは、手に保持した工具Tを利用して、ワークスペースS1に配置したワークに対して作業を行う。ただし、作業者Wが作業を実行する形態は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
本実施形態に係る品質予測装置1は、このような作業者Wが作業を実行している際に、製造される製品の品質を予測するように構成されたコンピュータである。具体的には、本実施形態に係る品質予測装置1は、作業者Wの姿勢に関する第1情報51を取得する。また、品質予測装置1は、作業者Wが作業に利用する工具Tの使用状態に関する第2情報52を取得する。
作業者Wの姿勢は、作業者Wの身体の少なくとも一部の物理的な状態に基づいて評価されてよい。作業者Wの姿勢を評価するための1又は複数の指標には、例えば、身体部位の位置、身体部位の向き(角度)、複数の身体部位の位置関係、作業の対象となるワークと身体部位との位置関係又はこれらの組み合わせが用いられてよい。身体部位の位置は、例えば、頭部、胴部、腕部、手等の位置であってよい。身体部位の向きは、例えば、頭部、胴部、腕部、手等の向きであってよい。複数の身体部位の位置関係は、例えば、頭部と手との間の距離等から導出されてよい。ワークと身体部位との位置関係は、例えば、頭部とワーク(又はワークスペースS1)との間の距離等から導出されてよい。身体部位は、作業者Wに装着される物(例えば、眼鏡、衣服等)を含んでよい。
また、工具Tの使用状態は、作業時の工具Tの物理的な状態に基づいて評価されてよい。工具Tの使用状態を評価するための1又は複数の指標には、例えば、作業者Wに対する工具Tの位置、ワークに対する工具Tの位置、工具Tの傾き又はこれらの組み合わせが用いられてよい。作業者Wに対する工具Tの位置は、例えば、作業者Wの身体部位と工具Tとの間の距離等から導出されてよい。ワークに対する工具Tの位置は、例えば、ワークの作業領域と工具Tとの間の距離、ワークスペースS1における工具Tの位置等から導出されてよい。工具Tの傾きは、例えば、作業者Wの手に対する工具Tの角度、ワークに対する工具Tの角度等から導出されてよい。
作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態はそれぞれ、1又は複数のセンサにより適宜測定されてよい。本実施形態では、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態は、複数のマーカMA及びカメラCAにより構成される光学式のモーションキャプチャにより測定される。各マーカMAは、例えば、作業者Wの身体部位(例えば、頭、手等)、工具Tの所定箇所(例えば、先端部)等に取り付けられる。本実施形態に係る品質予測装置1は、このモーションキャプチャの測定により得られた第1情報51及び第2情報52を取得する。
次に、本実施形態に係る品質予測装置1は、取得した第1情報51により示される作業者Wの姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した第2情報52により示される工具Tの使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、作業を経て製造される製品の品質を予測する。そして、品質予測装置1は、製品の品質を予測した結果に関する情報を出力する。これにより、本実施形態に係る品質予測装置1は、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態に関する僅か2種類の情報から、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することができる。
なお、製造される製品の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。製品は、例えば、電子部品、自動車部品、医薬品、食料品等であってよい。電子部品は、例えば、基盤、チップコンデンサ、液晶、リレーの巻線等であってよい。自動車部品は、例えば、コンロッド、シャフト、エンジンブロック、パワーウィンドウスイッチ、パネル等であってよい。作業者Wの作業の種類は、工具を利用するものであれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。作業者Wの作業は、例えば、はんだ付け、ネジ締め、ホットメルト接着剤の塗布、又は溶接であってよい。工具Tの種類は、作業に利用されるものであれば、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。工具Tは、例えば、はんだごて、ドライバ、グルーガン、又は溶接棒であってよい。
§2 構成例
[ハードウェア構成]
次に、図2を用いて、本実施形態に係る品質予測装置1のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る品質予測装置1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。
図2に示されるとおり、本実施形態に係る品質予測装置1は、制御部11、記憶部12、外部インタフェース13、入力装置14、出力装置15、及びドライブ16が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図2では、外部インタフェースを「外部I/F」と記載している。
制御部11は、ハードウェアプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、プログラム及び各種データに基づいて情報処理を実行するように構成される。記憶部12は、メモリの一例であり、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成される。本実施形態では、記憶部12は、品質予測プログラム81等の各種情報を記憶する。品質予測プログラム81は、作業者Wの作業を経て製造される製品の品質の予測に関する後述の情報処理(図4)を品質予測装置1に実行させるためのプログラムである。品質予測プログラム81は、各情報処理の一連の命令を含む。詳細は後述する。
外部インタフェース13は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、専用ポート等であり、外部装置と接続するためのインタフェースである。外部インタフェース13の種類及び数は、接続される外部装置の種類及び数に応じて適宜選択されてよい。本実施形態では、品質予測装置1は、外部インタフェース13を介して、モーションキャプチャを構成するカメラCAに接続される。これにより、品質予測装置1は、モーションキャプチャの測定により得られた第1情報51及び第2情報52を取得することができる。
入力装置14は、例えば、マウス、キーボード等の入力を行うための装置である。また、出力装置15は、例えば、ディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための装置である。オペレータは、入力装置14及び出力装置15を利用して、品質予測装置1を操作することができる。オペレータは、例えば、生産ラインの状況を監督する監督者等である。
ドライブ16は、例えば、CD(Compact Disc)ドライブ、DVDドライブ等であり、記憶媒体91に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ装置である。ドライブ16の種類は、記憶媒体91の種類に応じて適宜選択されてよい。上記品質予測プログラム81は、この記憶媒体91に記憶されていてもよい。
記憶媒体91は、コンピュータその他装置、機械等が記憶されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。品質予測装置1は、この記憶媒体91から、上記品質予測プログラム81を取得してもよい。
ここで、図2では、記憶媒体91の一例として、CD、DVD等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体91の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、品質予測装置1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のハードウェアプロセッサを含んでもよい。ハードウェアプロセッサは、マイクロプロセッサ、FPGA(field-programmable gate array)等で構成されてもよい。記憶部12は、制御部11に含まれるRAM及びROMにより構成されてもよい。外部インタフェース13、入力装置14、及び出力装置15、及びドライブ16の少なくともいずれかは省略されてもよい。品質予測装置1は、ネットワークを介して外部装置とデータ通信するための通信インタフェースを備えてもよい。品質予測装置1は、複数台のコンピュータで構成されてもよい。この場合、各コンピュータのハードウェア構成は、一致していてもよいし、一致していなくてもよい。また、品質予測装置1は、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のサーバ装置、PC(Personal Computer)等であってもよい。
[ソフトウェア構成]
次に、図3を用いて、本実施形態に係る品質予測装置1のソフトウェア構成の一例について説明する。図3は、本実施形態に係る品質予測装置1のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。
品質予測装置1の制御部11は、記憶部12に記憶された品質予測プログラム81をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開された品質予測プログラム81をCPUにより解釈及び実行して、品質予測プログラム81に含まれる一連の命令に基づいて、各構成要素を制御する。これによって、図3に示されるとおり、本実施形態に係る品質予測装置1は、第1取得部111、第2取得部112、予測部113、及び出力部114をソフトウェアモジュールとして備えるコンピュータとして動作する。すなわち、本実施形態では、各ソフトウェアモジュールは、制御部11(CPU)により実現される。
第1取得部111は、生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者Wの姿勢に関する第1情報51を取得する。第2取得部112は、作業者Wが作業に利用する工具Tの使用状態に関する第2情報52を取得する。予測部113は、取得した第1情報51により示される作業者Wの姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した第2情報52により示される工具Tの使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、作業を経て製造される製品の品質を予測する。出力部114は、製品の品質を予測した結果に関する情報を出力する。
品質予測装置1の各ソフトウェアモジュールに関しては後述する動作例で詳細に説明する。なお、本実施形態では、品質予測装置1の各ソフトウェアモジュールがいずれも汎用のCPUによって実現される例について説明している。しかしながら、以上のソフトウェアモジュールの一部又は全部は、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、品質予測装置1のソフトウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、ソフトウェアモジュールの省略、置換及び追加が行われてもよい。
§3 動作例
次に、図4を用いて、本実施形態に係る品質予測装置1の動作例について説明する。図4は、本実施形態に係る品質予測装置1の処理手順の一例を示す。以下で説明する処理手順は、本発明の「品質予測方法」の一例である。ただし、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(ステップS101及びS102)
ステップS101では、制御部11は、第1取得部111として動作し、作業者Wの姿勢に関する第1情報51を取得する。ステップS102では、制御部11は、第2取得部112として動作し、作業者Wが作業に利用する工具Tの使用状態に関する第2情報52を取得する。
作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態は、利用する指標及びセンサに応じて適宜測定されてよい。上記のとおり、作業者Wの姿勢は、例えば、身体部位の位置、身体部位の向き(角度)、複数の身体部位の位置関係、作業の対象となるワークと身体部位との位置関係又はこれらの組み合わせにより評価されてよい。また、工具Tの使用状態は、作業者Wに対する工具Tの位置、ワークに対する工具Tの位置、工具Tの傾き又はこれらの組み合わせにより評価されてよい。
本実施形態では、作業者Wの姿勢は、複数の身体部位の位置関係を含む。具体的には、作業者Wの姿勢は、作業者Wの頭部と工具Tを把持する手との位置関係から導出される。また、工具Tの使用状態は、作業者Wに対する工具Tの位置、ワークに対する工具Tの位置、及び工具Tの傾きの少なくともいずれかを含む。作業者Wに対する工具Tの位置は、作業者Wの頭部と工具Tとの位置関係から導出される。ワークに対する工具Tの位置は、ワークスペースS1における工具Tの位置から導出される。工具Tの傾きは、作業者Wの工具Tを把持する手に対する工具Tの角度から導出される。本実施形態では、制御部11は、モーションキャプチャによりこれらの指標を測定することで、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態を導出する。
具体例として、各マーカMAは、作業者Wの頭部、右手、左手、及び工具Tの先端部それぞれに取り付けられる。カメラCAは、作業者Wが作業を実行している間、各マーカMAの位置を追跡可能に適宜構成される。カメラCAの台数、配置場所、及び種類はそれぞれ、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。制御部11は、作業者Wが作業を実行している間にカメラCAにより撮影された撮影画像を取得する。撮影画像は、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。制御部11は、撮影画像内において各マーカMAを検出し、検出結果に基づいて、各マーカMAの実空間における位置を算出する。これらの一連の処理には、パターンマッチング等の公知の画像処理が用いられてよい。そして、制御部11は、各マーカMAの位置関係から作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態を導出する。
例えば、制御部11は、作業者Wの頭部に取り付けられたマーカMAと工具Tを把持する手に取り付けられたマーカMAとの間の距離を算出することで、作業者Wの姿勢を導出することができる。また、制御部11は、作業者Wの頭部に取り付けられたマーカMAと工具Tの先端部に取り付けられたマーカMAとの間の距離を算出することで、作業者Wに対する工具Tの位置を導出することができる。制御部11は、工具Tの先端部に取り付けられたマーカMAのワークスペースS1に対する位置を算出することで、ワークに対する工具Tの位置を導出することができる。ワークスペースS1の範囲は、予め与えられていてもよいし、カメラCAにより撮影された撮影画像内で検出することで特定されてもよい。制御部11は、作業者Wの工具Tを把持する手に取り付けられたマーカMAと工具Tの先端部に取り付けられたマーカMAとの位置関係から工具Tを把持する手に対する工具Tの角度を算出することで、工具Tの傾きを導出することができる。
これにより、本実施形態では、制御部11は、作業者Wの頭部と工具Tを把持する手との間の距離により作業者Wの姿勢を示す第1情報51を取得することができる。また、制御部11は、作業者Wの頭部と工具Tとの間の距離、ワークスペースS1における工具Tの位置、及び工具Tを把持する手に対する工具Tの角度の少なくともいずれかにより工具Tの使用状態を示す第2情報52を取得することができる。第1情報51及び第2情報52を取得すると、制御部11は、次のステップS103に処理を進める。
なお、第1情報51及び第2情報52を取得する順序、すなわち、ステップS101及びS102を実行する順序は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。また、第1情報51及び第2情報52を取得する方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態の上記導出処理は、品質予測装置1以外の他のコンピュータにより実行されてよい。この場合、制御部11は、例えば、ネットワーク等を介して、他のコンピュータの演算結果を取得することで、第1情報51及び第2情報52を取得することができる。
(ステップS103)
ステップS103では、制御部11は、予測部113として動作し、取得した第1情報51により示される作業者Wの姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び取得した第2情報52により示される工具Tの使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、作業を経て製造される製品の品質を予測する。
第1基準は、製造される製品の品質に対する作業者Wの姿勢の良し悪しを判定するために設けられる。第2基準は、製造される製品の品質に対する工具Tの使用状態の良し悪しを判定するために設けられる。作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態それぞれが各基準に適合する程度は、それぞれの良し悪しを2つのレベル(良いか悪いか)で表されてもよいし、3つ以上のレベルで表されてもよい。第1基準及び第2基準はそれぞれ、適合する程度の表現形態及びそれぞれの指標に応じて適宜設定されてよい。各基準は、例えば、1又は複数の閾値により規定されてよい。1又は複数の閾値は、例えば、数値範囲の上限値、下限値、又はこれらの組み合わせで構成されてよい。この場合、1又は複数の閾値は、作業者W及び工具Tの使用状態それぞれの各基準に適合する程度を示すレベルに応じて数値範囲を設定することができる。これにより、作業者W及び工具Tの使用状態それぞれと1又は複数の閾値とを比較し、それぞれの属する数値範囲を特定することで、各基準に適合する程度を判定することができる。
第1基準に基づいて作業者Wの姿勢が良いと判定され、かつ第2基準に基づいて工具Tの使用状態が良いと判定されるほど、制御部11は、製造される製品の品質は良い可能性が高いと予測する。他方、第1基準に基づいて作業者Wの姿勢が悪いと判定され、かつ第2基準に基づいて工具Tの使用状態が悪いと判定されるほど、制御部11は、製造される製品の品質は悪い可能性が高いと予測する。製品の品質は、2つのグレード(良いか悪いか)で表現されてもよいし、3つ以上のグレードで表現されてもよい。
具体例として、後述する実験の結果から次の知見が得られた。すなわち、熟練者及び初心者にはんだ付けを実行させている間に、頭部と工具を把持する手との間の距離、及び工具を把持する手に対する工具の角度を測定した。その結果、殆どのケースで、熟練者の距離は、15cm~20cmであったのに対して、初心者の距離は、10cm~15cmであった。また、殆どのケースで、熟練者の工具の角度は、45度以下であったのに対して、初心者の工具の角度は、45度以上であった。つまり、頭部と工具を把持する手との間の距離が長く、かつ工具を把持する手に対する工具の角度が小さいほど、はんだ付けの品質は良くなり、頭部と工具を把持する手との間の距離が短く、かつ工具を把持する手に対する工具の角度が大きいほど、はんだ付けの品質は悪くなる傾向がみられた。
そこで、本実施形態では、第1基準は、作業者Wの頭部と工具Tを把持する手との間の距離の良し悪しを判定するための閾値により規定されてよい。同様に、第2基準は、工具Tを把持する手に対する工具Tの角度の良し悪しを判定するための閾値により規定されてよい。
この場合、制御部11は、第1情報51により示される作業者Wの頭部と工具Tを把持する手との間の距離と第1基準の閾値とを比較することで、作業者Wの姿勢の良し悪しを判定することができる。例えば、制御部11は、第1情報51により示される距離が閾値以上である場合に、作業者Wの姿勢は良いと判定するのに対して、第1情報51により示される距離が閾値未満である場合に、作業者Wの姿勢は悪いと判定してよい。
また、制御部11は、第2情報52により示される工具Tを把持する手に対する工具Tの角度と第2基準の閾値とを比較することで、工具Tの使用状態の良し悪しを判定することができる。例えば、制御部11は、第2情報52により示される角度が閾値以下である場合に、工具Tの使用状態は良いと判定するのに対して、第2情報52により示される角度が閾値を超えている場合に、工具Tの使用状態は悪いと判定してよい。
これにより、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態それぞれが各基準に適合する程度は、両方が良いと判定される第1クラス、作業者Wの姿勢が良く、工具Tの使用状態が悪いと判定される第2クラス、作業者Wの姿勢が悪く、工具Tの使用状態が良いと判定される第3クラス、両方が悪いと判定される第4クラスの4つのクラスに分類される。製品の品質の分類数は、このクラスの数と一致していてもよいし、一致していなくてもよい。制御部11は、各クラスに応じて製品の品質を予測することができる。
例えば、製品の品質は、2つのグレードで表現されてもよい。この場合、第1クラスは、品質の良いグレードに対応付けられ、第4クラスは、品質の悪いグレードに対応付けられる。第2クラス及び第3クラスはそれぞれ、品質の良いグレードに対応付けられてもよいし、品質の悪いグレードに対応付けられてもよい。
また、例えば、製品の品質は、3つのグレードで表現されてもよい。この場合、第1クラスは、品質の最も良いグレードに対応付けられ、第4クラスは、品質の最も悪いグレードに対応付けられる。第2クラス及び第3クラスのいずれか一方は、中間のグレードに対応付けられる。第2クラス及び第3クラスのうちの他方は、3つのグレードのいずれに対応付けられてよい。
また、例えば、製品の品質は、4つのグレードで表現されてもよい。この場合、第1クラスは、品質の最も良いグレードに対応付けられ、第4クラスは、品質の最も悪いグレードに対応付けられる。第2クラス及び第3クラスのいずれか一方は、品質が2番目に良いグレードに対応付けられ、他方は、品質が3番目に良いグレードに対応付けられる。
以上のとおり、制御部11は、各クラスに応じて製品の品質を予測することができる。製造される製品の品質を予測すると、制御部11は、次のステップS104に処理を進める。
(ステップS104)
ステップS104では、制御部11は、出力部114として動作し、製品の品質を予測した結果に関する情報を出力する。出力処理の内容は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
例えば、制御部11は、本ステップS104の処理として、製品の品質を予測した結果を出力装置15に出力してもよい。また、製品の品質が悪いと予測した場合、制御部11は、その製品の検査を実施するように促すメッセージを出力装置15に出力してもよい。これにより、製造される製品の品質が悪いと予測されることを作業者W、監督者等に知らせることができる。
なお、情報の出力先は、出力装置15に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。情報の出力先は、例えば、作業者W又は監督者の携帯するユーザ端末、作業者W又は監督者の近傍に配置された出力装置(ディスプレイ、スピーカ、表示灯)等であってよい。更に、製品の品質が悪いと予測した場合に、制御部11は、上記メッセージと共に又は上記メッセージに代えて、作業者Wに対して作業の訓練を促すメッセージを出力してもよい。これにより、生産ラインの改善を図ることができる。
また、例えば、制御部11は、本ステップS104の処理として、製品の品質を予測した結果を示す品質情報を生成し、製造される製品の属性を示す製品情報に生成した品質情報を付与してもよい。製品情報の構成は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。製品情報は、例えば、製品のロット番号、製造日時、製造に関わった作業者Wに関する情報(氏名、識別番号等)等を含んでよい。
この製品情報を生成する主体及び記憶先は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。製品情報は、品質予測装置1により生成されてもよいし、あるいは、他のコンピュータにより生成されてもよい。また、製品情報の記憶先は、例えば、制御部11内のRAM、記憶部12、外部記憶装置、記憶メディア又はこれらの組み合わせであってよい。記憶メディアは、例えば、CD、DVD等であってよい。外部記憶装置は、例えば、NAS(Network Attached Storage)等のデータサーバ、外部インタフェース13を介して接続可能に構成された外付けの記憶装置等であってよい。
この場合、製品情報に付与された品質情報を参照することで、製品を製造する過程で得られた第1情報51及び第2情報52に基づいて製品の品質を予測した結果を知ることができる。この品質情報により示される予測結果を利用することで、製品の品質を保証しつつ、製品を検査する範囲を絞ることができる。例えば、品質が所定のグレード以下であると予測された製品を検査対象に指定するのに対して、品質が所定のグレードを超えていると予測された製品を検査対象から除外するようにしてもよい。これにより、製品の全数検査を実施するケースと比べて、製品の品質を検査する件数を減らしつつ、生産ラインで製造される製品の品質を保証することができる。
また、例えば、品質予測装置1は、生産ラインの動作を制御する制御装置(不図示)に接続されていてもよい。この場合、制御部11は、製品の品質を予測した結果に関する情報として、生産ラインの動作に介入するための制御信号を制御装置に出力してもよい。具体例として、制御部11は、品質を予測した結果に応じて、ベルトコンベアによる製品の搬送先を選択してもよい。これにより、品質が悪いと予測される製品と品質が良いと予測される製品とを別々の場所に搬送することができる。
製品の品質を予測した結果に関する情報の出力が完了すると、制御部11は、本動作例に係る処理を終了する。
なお、上記ステップS101~S104の一連の処理を実行するタイミングは、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、ステップS104において生産ラインの動作に介入する等、製品が完成する前に、品質を予測した結果を利用する場合、制御部11は、作業者Wが作業の実行を開始してから製品が完成するまでの間に、上記ステップS101~S104の一連の処理を実行する。そうではない場合、制御部11は、任意のタイミングで、上記ステップS101~S104の一連の処理を実行してよい。
また、製品の完成に複数の作業者Wが関与している場合、制御部11は、上記ステップS101~S104の一連の処理を作業者W毎に実行してもよい。これにより、製品の品質の悪い箇所及び関連する作業を特定することができる。そのため、製品の全数検査を実施する場合でも、製品の品質を検査する箇所を絞ることができ、検査にかかるコストを低減することができる。
[特徴]
以上のとおり、本実施形態に係る品質予測装置1によれば、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態に関する僅か2種類の情報から、生産ラインで製造される製品の品質を簡易かつ適切に予測することができる。また、製品の品質を予測した結果を利用することで、製品の品質を保証しつつ、製品の検査にかかるコストを抑えることができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
上記実施形態では、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態の測定に光学式のモーションキャプチャが用いられている。しかしながら、モーションキャプチャの種類は、光学式に限定されなくてもよく、例えば、磁気式、機械式等であってよい。また、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態を測定するためのセンサの種類は、モーションキャプチャに限定されなくてもよい。作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態の測定には、例えば、カメラ、モーションキャプチャ又はこれらの組み合わせが用いられてよい。カメラには、例えば、RGB画像等の一般的なカメラ、深度画像を取得可能に構成された深度カメラ(距離カメラ、ステレオカメラ等)、サーモグラフィ画像を取得可能に構成されたサーモカメラ(赤外線カメラ等)等が用いられてよい。また、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態の測定には、上記実施形態のように共通のセンサを用いるのではなく、異なるセンサが用いられてもよい。
<4.2>
上記実施形態において、第1基準及び第2基準の少なくともいずれかは、作業者Wの属性に応じて設定されてもよい。つまり、第1基準及び第2基準の少なくともいずれかは、作業者Wの属性に応じて選択可能に複数設定されてもよい。
この場合、上記ステップS103では、制御部11は、作業者Wの属性を示す属性情報を適宜取得する。属性情報の記憶先は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。属性情報の記憶先は、例えば、制御部11内のRAM、記憶部12、外部記憶装置、記憶メディア又はこれらの組み合わせであってよい。また、作業者Wの属性は、作業者Wの性質に関するものであれば、その種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。作業者Wの属性は、例えば、性別、身体的特徴、能力、業績(例えば、生産量)又はこれらの組み合わせであってよい。身体的特徴は、例えば、利き手、利き目、身長、肩幅、腕の長さ又はこれらの組み合わせであってよい。
次に、制御部11は、取得した属性情報を参照し、作業者Wの属性に応じて、設定された複数の基準のうちから品質の予測に使用する基準を選択する。制御部11は、選択した基準を利用して、作業者Wの姿勢又は工具Tの使用状態の良し悪しを判定する。例えば、作業者Wの身長の大小に応じて、2つの第1基準が設定されていると想定する。この場合には、制御部11は、作業者Wの身長が閾値以上であるか否かを判定する。作業者Wの身長が閾値以上である場合には、制御部11は、2つの第1基準のうち、身長が大きいことに応じて設定された第1基準を選択する。一方、そうではない場合、制御部11は、2つの第1基準のうちの他方の第1基準を選択する。選択後、制御部11は、選択した第1基準を利用して、作業者Wの姿勢の良し悪しを判定する。
そして、制御部11は、評価の結果、すなわち、作業者Wの姿勢が所定の第1基準に適合する程度、及び工具Tの使用状態が所定の第2基準に適合する程度に応じて、製造される製品の品質を予測する。これにより、上記ステップS103では、作業者Wの属性に応じて、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態の少なくともいずれかを適切に評価することができる。よって、本変形例によれば、製造される製品の品質より適切に予測することができる。
§5 実験
次に、作業者Wの姿勢及び工具Tの使用状態から製品の品質を予測可能であることを確認するために行った実験の内容について説明する。すなわち、16人の被験者を集めて、各被験者にはんだ付けを実行させた。被験者の属性は、以下のとおりであった。
<被験者の属性>
・被験者の内訳:熟練者7名(男性3名、女性4名)
初心者9名(男性7名、女性2名)
・熟練者の条件:(1)はんだ付けスキルの認定書を有する
(2)1年以上の作業経験を有する
・利き手:全員右利き
製品に対してはんだ付けにかかった作業時間を測定すると共に、市販のモーションキャプチャにより、各被験者の姿勢及び工具(はんだごて)の使用状態を測定した。具体的には、被験者の頭部(眼鏡)、右手の甲、左手の甲、及び工具の後端側の先端部にそれぞれマーカを取り付け、各被験者がはんだ付けを行っている間の各部の位置を追跡した。そして、頭部のマーカと工具を把持した右手の甲のマーカとの間の距離(以下、「頭部と右手との間の距離」とも記載する)を算出することで、各被験者の姿勢を導出した。また、工具を把持した右手の甲のマーカと工具の先端部のマーカとの位置関係から工具の角度(以下、「右手と工具との間の角度」とも記載する)を算出することで、各被験者の工具の使用状態を導出した。
各熟練者には、はんだ付けの試行を10回実行させて、3回目から10回目までの8回分の測定データを分析対象として取得した。一方、各初心者には、はんだ付けの試行を11回実行させて、3回目から11回目までの9回分の測定データを分析対象として取得した。合計137回分の測定データのうち、12回分の測定データは、欠陥を含んでいたため分析対象から除外し、合計125回分の測定データを分析した。各試行では、最大6個の製品を作製させた。これにより、125回分の測定データから、熟練者については、184個分のサンプルデータを取得し、初心者については、302個分のサンプルデータを取得した。
ある熟練者のサンプルデータとある被験者のサンプルデータとを分析することで、次の知見を得ることができた。すなわち、熟練者及び初心者について、各サンプルデータから、頭部と右手との間の距離及び右手と工具との間の角度をそれぞれ算出した。その結果、殆どのケースで、熟練者の距離は、15cm~20cmであったのに対して、初心者の距離は、10cm~15cmであった。また、殆どのケースで、熟練者の工具の角度は、45度以下であったのに対して、初心者の工具の角度は、45度以上であった。特に、はんだ付けにかかった時間が短いほど、頭部と右手との間の距離は長く、かつ右手と工具との間の角度は小さくなる傾向がみられた。一方、はんだ付けにかかった時間が長いほど、頭部と右手との間の距離は短く、かつ右手と工具との間の角度は大きくなる傾向がみられた。
そこで、第1基準の閾値を14.02cmに設定し、第2基準の閾値を45.0度に設定して、各サンプルにおける被験者の姿勢及び工具の使用状態それぞれの良し悪しを判定した。つまり、サンプルにおいて、頭部と右手との間の距離が14.02cmを超えている場合に、そのサンプルにおける被験者の姿勢は良いと判定した。一方、頭部と右手との間の距離が14.02cm以下である場合には、そのサンプルにおける被験者の姿勢は悪いと判定した。また、サンプルにおいて、右手と工具との間の角度が45.0度を超えている場合に、そのサンプルにおける工具の使用状態は悪いと判定した。他方、右手と工具との間の角度が45.0度以下である場合には、そのサンプルにおける工具の使用状態は良いと判定した。これにより、作業者の姿勢及び工具の使用状態それぞれが各基準に適合する程度を、両方が悪いと判定される第1クラス、作業者の姿勢が良く、かつ工具の使用状態が悪いと判定される第2クラス、作業者の姿勢が悪く、かつ工具の使用状態が良いと判定される第3クラス、及び両方が良いと判定される第4クラスの4つのクラスに分類した。
更に、各サンプルにおけるはんだ付けの品質を画像解析により評価した。具体的には、18箇所のはんだの量に基づいて、はんだ付けの品質を4つのグレードで評価した。各箇所におけるはんだの量が極めて少なく、はんだ付けの品質が最も悪い状態をグレードAと評価した。各箇所におけるはんだの量が少なく、はんだ付けの品質が2番目に悪い状態をグレードBと評価した。各箇所におけるはんだの量が適切であり、はんだ付けの品質が良い状態をグレードCと評価した。各箇所におけるはんだの量が更に適切であり、はんだ付けの品質が更に良い状態をグレードDと評価した。
図5は、各クラスに属するサンプルのはんだ付けの品質を評価した結果を示す。また、図6は、各クラスに属するサンプルのはんだ付けにかかった作業時間を測定した結果を示す。図5に示されるとおり、第1クラスに属する場合に、品質の悪いはんだ付けの発生確率が13.58%であり最も高かった。第2クラスに属する場合には、品質の悪いはんだ付けの発生確率が2.16%であった。第3クラスに属する場合には、品質の悪いはんだ付けの発生確率が1.02%であった。第4クラスに属する場合に、品質の悪いはんだ付けの発生確率が0.92%であり最も低かった。つまり、作業者の姿勢及び工具の使用状態が改善すると、はんだ付けの品質も良くなることが分かった。また、図6に示されるとおり、はんだ付けにかかる作業時間は、第1クラスに属する場合が最も長く、第2クラス及び第3クラスに属する場合が同程度であり、第4クラスに属する場合が最も短かった。つまり、作業者の姿勢及び工具の使用状態が改善すると、はんだ付けにかかる作業時間も改善されることが分かった。したがって、これらの結果により、作業者の作業を経て製造される製品の品質は、作業者の姿勢及び工具の使用状態の両方に依存することが分かった。つまり、作業者の姿勢及び工具の使用状態の良し悪しから製品の品質を予測可能であることが分かった。
1…品質予測装置、
11…制御部、12…記憶部、13…外部インタフェース、
14…入力装置、15…出力装置、16…ドライブ、
111…第1取得部、112…第2取得部、
113…予測部、114…出力部、
51…第1情報、52…第2情報、
81…品質予測プログラム、
91…記憶媒体、
S1…ワークスペース、S2…パーツスペース、
CA…カメラ、W…作業者、T…工具

Claims (8)

  1. 生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得する第1取得部と、
    前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得する第2取得部と、
    取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢を、1又は複数の閾値により規定された所定の第1基準と比較し、前記作業者の姿勢が前記第1基準において属する範囲を特定することで判定される、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態を、1又は複数の閾値により規定された所定の第2基準と比較し、前記工具の使用状態が前記第2基準において属する範囲を特定することで判定される、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度が高く、かつ、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度が高いほど、前記作業を経て製造される製品の品質が良いと予測する予測部と、
    前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力する出力部と、
    を備える、
    品質予測装置。
  2. 前記作業者の姿勢は、前記作業者の頭部と前記工具を把持する手との位置関係から導出される、
    請求項1に記載の品質予測装置。
  3. 前記工具の使用状態は、前記作業者に対する前記工具の位置、前記作業の対象となるワークに対する前記工具の位置、及び前記工具の傾きの少なくともいずれかを含む、
    請求項1又は2に記載の品質予測装置。
  4. 前記工具の傾きは、前記作業者の前記工具を把持する手に対する前記工具の角度から導出される、
    請求項3に記載の品質予測装置。
  5. 前記作業は、はんだ付け、ネジ締め、ホットメルト接着剤の塗布、又は溶接であり、
    前記工具は、はんだごて、ドライバ、グルーガン、又は溶接棒である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  6. 前記第1基準及び前記第2基準の少なくともいずれかは、前記作業者の属性に応じて設定される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  7. コンピュータが、
    生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得するステップと、
    前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得するステップと、
    取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢を、1又は複数の閾値により規定された所定の第1基準と比較し、前記作業者の姿勢が前記第1基準において属する範囲を特定することで判定される、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態を、1又は複数の閾値により規定された所定の第2基準と比較し、前記工具の使用状態が前記第2基準において属する範囲を特定することで判定される、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度が高く、かつ、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度が高いほど、前記作業を経て製造される製品の品質が良いと予測するステップと、
    前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力するステップと、
    を実行する、
    品質予測方法。
  8. コンピュータに、
    生産ラインにおいて製品を製造する工程に含まれる作業を実行する作業者の姿勢に関する第1情報を取得するステップと、
    前記作業者が前記作業に利用する工具の使用状態に関する第2情報を取得するステップと、
    取得した前記第1情報により示される前記作業者の姿勢を、1又は複数の閾値により規定された所定の第1基準と比較し、前記作業者の姿勢が前記第1基準において属する範囲を特定することで判定される、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度、及び取得した前記第2情報により示される前記工具の使用状態を、1又は複数の閾値により規定された所定の第2基準と比較し、前記工具の使用状態が前記第2基準において属する範囲を特定することで判定される、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度に応じて、前記作業者の姿勢の、前記所定の第1基準に適合する程度が高く、かつ、前記工具の使用状態の、前記所定の第2基準に適合する程度が高いほど、前記作業を経て製造される製品の品質が良いと予測するステップと、
    前記製品の品質を予測した結果に関する情報を出力するステップと、
    を実行させるための、
    品質予測プログラム。
JP2018179773A 2018-09-26 2018-09-26 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム Active JP7087882B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179773A JP7087882B2 (ja) 2018-09-26 2018-09-26 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム
CN201910846518.XA CN110956355A (zh) 2018-09-26 2019-09-09 质量预测装置、质量预测方法以及计算机可读存储介质
EP19197496.3A EP3629281A1 (en) 2018-09-26 2019-09-16 Quality estimation device, quality estimation method, and quality estimation program
US16/572,664 US11113804B2 (en) 2018-09-26 2019-09-17 Quality estimation device, quality estimation method, and quality estimation program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179773A JP7087882B2 (ja) 2018-09-26 2018-09-26 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020052596A JP2020052596A (ja) 2020-04-02
JP7087882B2 true JP7087882B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=67981927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018179773A Active JP7087882B2 (ja) 2018-09-26 2018-09-26 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11113804B2 (ja)
EP (1) EP3629281A1 (ja)
JP (1) JP7087882B2 (ja)
CN (1) CN110956355A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7471878B2 (ja) * 2020-03-18 2024-04-22 東芝テック株式会社 映像処理装置
CN114519841A (zh) * 2020-11-05 2022-05-20 百威雷科技控股有限公司 生产线监视方法及其监视***
TWI755318B (zh) * 2021-04-26 2022-02-11 和碩聯合科技股份有限公司 分類方法及電子裝置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181344A (ja) 2007-01-24 2008-08-07 Fujitsu Ltd 作業位置を特定するためのシステム、作業セル、方法、製品の製造方法、およびマーカ
JP2018142058A (ja) 2017-02-27 2018-09-13 株式会社Subaru 作業品質評価装置、作業品質評価方法
JP2018140432A (ja) 2017-02-28 2018-09-13 オムロン株式会社 作業支援装置、方法、プログラムおよび工具

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3732053B2 (ja) 1999-09-27 2006-01-05 株式会社日立製作所 製造職場の不良の起こし易さ評価方法及びその装置、製品の組立作業不良率評価方法及びその装置並びに記録媒体
JP2004029958A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Toshiba Corp 作業性評価方法及びその装置
JP4218669B2 (ja) 2005-09-05 2009-02-04 株式会社日立製作所 製造職場の評価方法
JP2009110239A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toshiba Corp 作業動作分析システム及び作業動作分析方法
JP2011242831A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP5686108B2 (ja) * 2012-02-24 2015-03-18 株式会社ダイフク 誤作業防止装置および誤作業防止装置が設けられた仕分け設備
JP2016042332A (ja) * 2014-08-19 2016-03-31 大日本印刷株式会社 作業動作検査システム
JP2016157357A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社日立製作所 作業者品質管理方法及び作業者品質管理装置
JP6226049B1 (ja) * 2016-09-07 2017-11-08 オムロン株式会社 制御装置、システム、制御方法およびプログラム
US20180130226A1 (en) * 2016-11-07 2018-05-10 Lincoln Global, Inc. System and method for calibrating a welding trainer
JP6880843B2 (ja) * 2017-03-09 2021-06-02 オムロン株式会社 管理装置および管理プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181344A (ja) 2007-01-24 2008-08-07 Fujitsu Ltd 作業位置を特定するためのシステム、作業セル、方法、製品の製造方法、およびマーカ
JP2018142058A (ja) 2017-02-27 2018-09-13 株式会社Subaru 作業品質評価装置、作業品質評価方法
JP2018140432A (ja) 2017-02-28 2018-09-13 オムロン株式会社 作業支援装置、方法、プログラムおよび工具

Also Published As

Publication number Publication date
US20200098102A1 (en) 2020-03-26
EP3629281A1 (en) 2020-04-01
US11113804B2 (en) 2021-09-07
JP2020052596A (ja) 2020-04-02
CN110956355A (zh) 2020-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7087882B2 (ja) 品質予測装置、品質予測方法、及び品質予測プログラム
US10852710B2 (en) Thermal displacement compensation apparatus
JP6783713B2 (ja) 人行動推定システム
CN108955901B (zh) 一种红外测温方法、***及终端设备
de Araujo et al. Computer vision system for workpiece referencing in three-axis machining centers
CN110895716A (zh) 检查装置以及机器学习方法
JP2022020722A5 (ja)
US11138805B2 (en) Quantitative quality assurance for mixed reality
US20200209277A1 (en) System and method for standardized evaluation of activity sequence
JP2009032033A (ja) 動作境界検出方法および作業分析システム
CN110895717A (zh) 检查装置以及机器学习方法
US10437947B2 (en) Method and system for providing virtual semiconductor product replicating real semiconductor product
US20200025878A1 (en) Body direction estimation device and body direction estimation program
TWM531354U (zh) 加工裝置
JP2018124667A (ja) 生産工程分析装置及びこれを用いる生産管理システム
JP5966701B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US11796481B2 (en) Inspection device and inspection method
JP7229338B2 (ja) 検査装置及び検査方法
JP6739502B2 (ja) データ解析装置、データ解析方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2009110239A (ja) 作業動作分析システム及び作業動作分析方法
JP7113296B2 (ja) 画像解析方法、プログラム、及び画像解析システム
CN110796156A (zh) 信息处理方法及信息处理***
JP7193303B2 (ja) データ記録システム
CN108335255A (zh) 图像处理装置、控制***、图像处理装置的控制方法以及记录介质
JP7502448B2 (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7087882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150