JP7087415B2 - ライダー装置 - Google Patents

ライダー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7087415B2
JP7087415B2 JP2018015602A JP2018015602A JP7087415B2 JP 7087415 B2 JP7087415 B2 JP 7087415B2 JP 2018015602 A JP2018015602 A JP 2018015602A JP 2018015602 A JP2018015602 A JP 2018015602A JP 7087415 B2 JP7087415 B2 JP 7087415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
deflection
shielding plate
light receiving
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018015602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019132723A (ja
Inventor
浩平 遠山
俊平 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018015602A priority Critical patent/JP7087415B2/ja
Priority to DE112019000621.5T priority patent/DE112019000621T5/de
Priority to PCT/JP2019/003009 priority patent/WO2019151259A1/ja
Priority to CN201980011252.5A priority patent/CN111670377B/zh
Publication of JP2019132723A publication Critical patent/JP2019132723A/ja
Priority to US16/942,393 priority patent/US20200355800A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7087415B2 publication Critical patent/JP7087415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/481Constructional features, e.g. arrangements of optical elements
    • G01S7/4816Constructional features, e.g. arrangements of optical elements of receivers alone
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/93Lidar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S17/931Lidar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/42Simultaneous measurement of distance and other co-ordinates
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/481Constructional features, e.g. arrangements of optical elements
    • G01S7/4811Constructional features, e.g. arrangements of optical elements common to transmitter and receiver
    • G01S7/4813Housing arrangements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/481Constructional features, e.g. arrangements of optical elements
    • G01S7/4817Constructional features, e.g. arrangements of optical elements relating to scanning
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

本開示は、回転駆動される偏向ミラーを備えたライダー装置に関する。
ライダー装置では、光を偏向して走査を実現する光偏向デバイスの一つとして、回転駆動される偏向ミラーが用いられている。ライダーは、LIDARとも表記され、Light Detection and Rangingの略語である。
下記特許文献1には、投光および受光を同じ偏向ミラーを用いて行う場合、偏光ミラーに遮光板を取り付けることで、投光に用いられる投光部が設置される投光用空間と、受光に用いられる受光部が設置される受光用空間とを分離する技術が記載されている。
特表2013-546009号公報
しかしながら、遮光板は、偏光ミラーと共に回転するため、遮光板とその周囲の部材との間に、隙間を設ける必要がある。この隙間を介して投光部からの光が受光部に漏洩すると、実際には存在しない障害物が至近距離で検出されたり、実際に存在しない方向で障害物が検出されたりするという問題があった。
本開示の1つの局面は、ライダー装置において、投光部及び受光部間の光の漏洩に基づく検出性能の低下を抑制する技術を提供することにある。
本開示の一態様によるライダー装置は、投光部(10)と、受光部(30)と、スキャン部(20)と、筐体(100)と、仕切板(44)と、遮光板(22,22a)とを備える。
投光部は、予め設定された方向に光を発する。受光部は、予め設定された方向から到来する光を受光する。スキャン部は、投光部から入射される光を反射する偏向ミラーを有し、偏向ミラーを予め設定された回転軸に対して回転させることにより、投光部から入射される光を偏向ミラーに反射させて出射する方向である出射方向を、回転軸の軸方向に直交する主走査方向に沿って変化させると共に、走査範囲内に存在する被検物からの反射光を偏向ミラーで反射して、受光部に導く。筐体は、投光部、受光部、スキャン部を収納する。仕切板は、光の透過を阻止する材料で構成され、筐体の内部空間を、投光部が設置される投光用空間と受光部が設置される受光用空間とに仕切る。遮光板は、光の透過を阻止する材料で構成され、偏向ミラーのうち、投光に用いる部位である投光偏向部と受光に用いる部位である受光偏向部との間に設けられ、偏向ミラーと一体に回転する。また、仕切板は、遮光板の周縁部の少なくとも一部に、仕切板の板面と、遮光板の板面とが、互いに非接触かつ重なり合うオーバラップ部(60,60a,60b)を形成する。
このような構成によれば、オーバラップ部を通過する光は、通過の際に反射を繰り返すことで減衰する。このため、オーバラップ部を介して投光用空間から受光用空間に漏洩する光の強度を抑制することができる。その結果、実際には存在しない障害物が至近距離で検出されたり、実際に存在しない方向で障害物が検出されたりすることによる、検出性能の低下を抑制できる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
ライダー装置の外観を示す斜視図である。 ライダー装置の筐体内に収納される光検出モジュールの構成を示す斜視図である。 第1実施形態における、遮光板と仕切板との位置関係を示す説明図である。 第1実施形態の正面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す説明図である。 第1実施形態の側面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す説明図である。 第2実施形態の正面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す説明図である。 第2実施形態における遮光板の構成を示す斜視図である。 第3実施形態の正面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す見た説明図である。 第3実施形態の側面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す側面から見た説明図である。 他の実施形態の正面から見た概略構成およびオーバラップ部の作用を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す本実施形態のライダー装置1は、車両に搭載して使用され、車両の周囲に存在する様々な物体の検出等に用いられる。ライダーは、LIDARとも表記される。LIDARは、Light Detection and Rangingの略語である。
ライダー装置1は、図1に示すように、筐体100と光学窓200とを備える。
筐体100は、1面が開口された直方体状に形成された樹脂製の箱体であり、後述する光検出モジュール2が収納される。
光学窓200は、筐体100の開口部を覆うように筐体100に固定され、筐体100の内部に設置される光検出モジュール2から照射されるレーザ光を透過する樹脂性の蓋体である。
以下、筐体100の略長方形を有した開口部の長手方向に沿った方向をX軸方向、開口部の短手方向に沿った方向をY軸方向、X-Y平面に直行する方向をZ軸方向とする。なお、X軸方向における左右及びY軸方向における上下は、筐体100の開口部側から見て定義する。また、Z軸方向における前後は、筐体100の開口部側を前、奥行き側を後と定義する。
[1-2.光検出モジュール]
光検出モジュール2は、図2及び図3に示すように、投光部10と、スキャン部20と、受光部30と、を備える。光検出モジュール2は、フレーム40を介して筐体100の内部に組みつけられる。図3は、光検出モジュール2における各部の概略的な構成を示す模式図であり、特に投光部10や受光部30を構成する部品の配置等を正確に示すものではない。
[1-2-1.スキャン部]
スキャン部20は、ミラーモジュール21と、遮光板22と、モータ23とを備える。
ミラーモジュール21は、光を反射する一対の偏向ミラーが両面に取り付けられた平板状の部材である。ミラーモジュール21は、モータ23上に立設され、モータ23の駆動に従って回転運動をする。
遮光板22は、ミラーモジュール21の上下方向の中心付近に、ミラーモジュール21と一体、かつ、板面が回転運動の回転軸と直行するように設けられた円形かつ板状の部材である。遮光板22には、光の透過を阻止する材料が用いられる。
以下、ミラーモジュール21のうち、遮光板22より上側の部位を投光偏向部20a、遮光板22より下側の部位を受光偏向部20bという。また、ミラーモジュール21の反射面は、受光偏向部20bの方が投光偏向部20aより幅広に形成され、受光偏向部20bは、遮光板22の直径と等しい幅に、投光偏向部20aは、その半分程度の幅に設定されている。
[1-2-2.発光部]
投光部10は、一対の発光モジュール11,12を備える。投光部10は、投光折返ミラー15を備えてもよい。
発光モジュール11は、光源111と発光レンズ112とを、両者が対向して配置されるように、筒状の保持部113を介して一体化した複合部品である。光源111には、半導体レーザが用いられる。発光レンズ112は、光源111から発せられる光のビーム幅を絞るレンズである。同様に、発光モジュール12は、光源121と発光レンズ122と保持部123とを有する。発光モジュール12は発光モジュール11と同様であるため、説明を省略する。
投光折返ミラー15は、光の進行方向を変化させるミラーである。
発光モジュール11は、当該発光モジュール11から出力される光が、直接、投光偏向部20aに入射されるように配置される。
発光モジュール12は、当該発光モジュール12から出力される光が、投光折返ミラー15にて略90°進行方向が曲げられて、投光偏向部20aに入射されるように配置される。
ここでは、発光モジュール11は、X軸方向の左から右に向けて光を出力するように配置され、発光モジュール12は、Z軸方向の後から前に向けて光を出力するように配置される。また、投光折返ミラー15は、発光モジュール11から投光偏向部20aに向かう光の経路を遮ることがないように配置される。図3では、投光部10が設置される空間を象徴的に示すために、発光モジュール12及び投光折返ミラー15の図示を省略し、発光モジュール11のみを示している。
[1-2-3.受光部]
受光部30は、受光素子31を備える。受光部30は、受光レンズ32と、受光折返ミラー33とを備えてもよい。
受光素子31は、複数のAPDを1列に配置したAPDアレイを有する。APDは、アバランシェフォトダイオードである。受光レンズ32は、受光偏向部20bから到来する光を絞るレンズである。受光折返ミラー33は、図2では、受光レンズに隠れて図示されていないが、受光レンズ32のX軸方向における左側に配置され、光の進行方向を変化させるミラーである。 受光素子31は、受光折返ミラー33の下部に配置される。
受光折返ミラー33は、受光偏向部20bから、受光レンズ32を介して入射する光が受光素子31に到達するように、光の経路を下方に略90°屈曲させるように配置される。 受光レンズ32は、受光偏向部20bと受光折返ミラー33との間に配置される。受光レンズ32は、受光素子31に入射する光ビームのビーム径が、APDの素子幅程度となるように絞る。
[1-2-4.フレーム]
フレーム40は、投光部10、スキャン部20、及び受光部30が有する各部品を1体に組みつけることで、これら部品間の位置関係が確定された状態で、筐体100内に組み付けるための部材である。
フレーム40は、フレーム下部41と、フレーム側面部42と、フレーム背面部43と、仕切部44とを有する。仕切部44が仕切板に相当する。フレーム40には、光の透過を阻止する材料が用いられる。
フレーム下部41には、その下側から、受光素子31が組み付けられた受光基板51と、スキャン部20が組み付けられたモータ基板52とが取り付けられる。このため、フレーム下部41には、受光折返ミラー33から受光素子31に至る光の経路となる部位、及びスキャン部20のモータ23が配置される部位に、孔が設けられている。
フレーム側面部42には、発光モジュール11が組み付けられた発光基板53が取り付けられる。
フレーム背面部43には、発光モジュール12が組み付けられた発光基板54が取り付けられる。
仕切部44は、投光部10に属する各部品が配置される空間と、受光部30に属する各部品が配置される空間とを仕切る位置に設けられる。仕切部44には、投光折返ミラー15、受光折返ミラー33及び受光レンズ32が組み付けられる。図3では、本開示の特徴部分を見やすくするために、フレーム40のうち、仕切部44のみを示す。
筐体100の内部空間において、フレーム40の仕切部44、及びスキャン部20の遮光板22により上下方向に区分けされる二つの空間のうち、投光部10が設置される上側の空間を投光用空間101、受光部30が設置される下側の空間を受光用空間102という。
仕切部44は、図3に示すように、遮光板22の周縁部の少なくとも一部に、仕切部44及び遮光板22の板面同士が隙間を空けて対向するオーバラップ部60を形成する形状を有する。オーバラップ部60は、少なくとも、受光レンズ32とスキャン部20の回転軸との間に設けられる。なお、仕切部44は、遮光板22からみて投光用空間101側に配置される。
オーバラップ部60における板面間の間隔Wは、仕切部44がスキャン部20の回転動作に干渉しないために最低限確保すべき幅以上に設定される。オーバラップ部60の幅Lは、予め想定される入射角度でオーバラップ部60に入射する光が、オーバラップ部60にて1回以上反射する長さに設定される。想定される入射角度は、例えば、筐体100の大きさ及び形状、筐体100に収納される部品の大きさ、形状、及び配置、発光モジュール11から出力される光の特性等によって決まる。
[1-3.光検出モジュールの動作]
発光モジュール11から出力された光は、投光偏向部20aに入射される。また、発光モジュール12から出力された光は、投光折返ミラー15で進行方向が略90°曲げられて投光偏向部20aに入射される。投光偏向部20aに入射された光は、光学窓200を介して、ミラーモジュール21の回転角度に応じた方向に向けて出射される。ミラーモジュール21を介して光が照射される範囲が走査範囲である。例えば、Z軸に沿った前方向を0度としてX軸方向に沿って広がる±60°の範囲を走査範囲とする。
ミラーモジュール21の回転位置に応じた所定方向(即ち、投光偏向部20aからの光の出射方向)に位置する被検物からの反射光(以下、到来光)は、光学窓200を透過し、受光偏向部20bで反射し、受光レンズ32及び受光折返ミラー33を介して受光素子31で受光される。
図3中に点線で示すように、発光モジュール11から出力され、投光偏向部20a等で反射してオーバラップ部60に向かう光は、オーバラップ部60にて1回以上反射することにより十分に減衰されて、受光用空間102に到達する。受光用空間102から投光用空間101に向かう光も同様に、オーバラップ部60にて減衰される。
[1-4.効果]
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)本実施形態では、遮光板22と仕切部44との境界部分に、オーバラップ部60が設けられ、オーバラップ部60を通過する光は、通過する際に反射を繰り返すことにより減衰する。このため、オーバラップ部60を介して投光用空間101から受光用空間102へ漏洩する光、及び受光用空間102から投光用空間101へ漏洩する光の強度を抑制することができる。その結果、特に、投光用空間101から受光用空間102に漏洩する光の影響によって、実際には存在しない障害物が至近距離で検出されたり、実際に存在しない方向で障害物が検出されたりすることによる、検出性能の低下を抑制できる。
(1b)本実施形態では、仕切部44より投光用空間101側に遮光板22が設けられているため、発光モジュール11,12から光学窓200に向かい、光学窓200から反射してくる光が、受光用空間102側に漏洩することを効果的に抑制することができる。即ち、図4に示すように、発光モジュール11からスキャン部20に向かい、スキャン部20にて反射した光は、そのままオーバラップ部60に直接入射される可能性がある。これに対して、図5に示すように、発光モジュール11から光学窓200に向かい、光学窓200にて反射した光は、オーバラップ部60に直接入射されることは少ない。つまり、投光用空間101から受光用空間102への光の漏洩において、スキャン部20からの反射光より、光学窓200からの反射光の方が、影響が大きい場合には、本実施形態の構成が有効となる。
(1c)本実施形態では、投光偏向部20aが、受光偏向部20bより幅が狭く形成されており、投光偏向部20aにおける受光偏向部20bよりへこんだ部分に、仕切部44をオーバラップさせている。このため、幅の広い受光偏向部20bにより、受光量が増加するため検知性能を向上させることができるだけでなく、段差を有するスキャン部20の形状を利用して、筐体100内の空間を有効利用することができる。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態では、遮光板22aの形状が第1実施形態とは相違する。
図6及び図7に示すように、遮光板22aは、板状部位221と、円筒状部位222とを備える。
板状部位221は、第1実施形態における遮光板22と同様の形状を有する。円筒状部位222は、スキャン部20の回転軸と同軸に形成され、板状部位221から上方、即ち、投光用空間101側に突出するように設けられた円筒状の部位である。円筒状部位は、その上面が、仕切部44の上側の板面と同一面、またはそれより高くなるような厚さを有する。つまり、円筒状部位222は、仕切部44の先端部と対向するように形成されている。
このような遮光板22aを用いた場合、図6に示すように、遮光板22aと仕切部44の間には、L字型の隙間を有したオーバラップ部60aが形成される。従って、オーバラップ部60aに入射する光は、どのような角度で入射しても、オーバラップ部60aにおいて必ず反射する。しかも、隙間が屈曲しているため、通過するまでの反射回数も増加する。
[2-2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1c)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2a)遮光板22aを用いることにより、オーバラップ部60aに入射する光が減少するだけでなく、オーバラップ部60aに入射した光の反射回数も増大するため、オーバラップ部60aを介した光の漏洩をより効果的に抑制することができる。
[3.第3実施形態]
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第3実施形態では、図8及び図9に示すように、遮光板22と、仕切部44との上下位置関係が反対である点が、第1実施形態とは異なっている。
即ち、仕切部44は、遮光板22からみて受光用空間102側に配置される。
[3-2.効果]
第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(3a)本実施形態では、仕切部44は、遮光板22より受光用空間102側に設けられているため、発光モジュール11,12から投光偏向部20aに向かい、投光偏向部20aから反射してくる光が、受光用空間102側に漏洩することを効果的に抑制することができる。即ち、図8に示すように、発光モジュール11からスキャン部20に向かい、スキャン部20にて反射した光は、オーバラップ部60に直接入射されることがない。但し、図9に示すように、発光モジュール11から光学窓200に向かい、光学窓200にて反射した光が、オーバラップ部60に入射される可能性がある。つまり、投光用空間101から受光用空間102への光の漏洩において、光学窓200からの反射光より、スキャン部20からの反射光の方が、影響が大きい場合には、本実施形態の構成が有効となる。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4a)上記実施形態では、遮光板22と仕切部44とは、互いの板面の一部が重なり合うように配置されているが、図10に示すように、遮光板22と仕切部44とを同一面に配置し、両者が対向し合う互いの先端部分に、対向壁223,441を設けることで、オーバラップ部60bを形成してもよい。この場合、対向壁223,441間の間隔W、対向壁223.441の上下方向の幅Lを、上記実施形態におけるオーバラップ部60の間隔Wおよび幅Lと同様の考え方で設計すればよい。
(4b)上記実施形態では、仕切部44にて上下に仕切られた2つの空間のうち、上側の空間を投光用空間101、下側の空間を受光用空間102としているが、逆に上側の空間を受光用空間102、下側の空間を投光用空間101としてもよい。
(4c)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(4d)上述したライダー装置の他、当該ライダー装置を構成要素とするシステムなど、種々の形態で本開示を実現することもできる。
10…投光部、11,12…発光モジュール、20…スキャン部、20a…投光偏向部、20b…受光偏向部、21…ミラーモジュール、22,22a…遮光板、23…モータ、30…受光部、31…受光素子、32…受光レンズ、44…仕切部、60…オーバラップ部、100…筐体、101…投光用空間、102…受光用空間。

Claims (5)

  1. 予め設定された方向に光を発するように構成された投光部(10)と、
    予め設定された方向から到来する光を受光するように構成された受光部(30)と、
    前記投光部から入射される光を反射する偏向ミラーを有し、前記偏向ミラーを予め設定された回転軸に対して回転させることにより、前記投光部から入射される光を前記偏向ミラーに反射させて出射する方向である出射方向を、前記回転軸の軸方向に直交する主走査方向に沿って変化させると共に、走査範囲内に存在する被検物からの反射光を前記偏向ミラーで反射して、前記受光部に導くように構成されたスキャン部(20)と、
    前記投光部、受光部、スキャン部を収納する筐体(100)と、
    光の透過を阻止する材料で構成され、前記筐体の内部空間を、前記投光部が設置される投光用空間と前記受光部が設置される受光用空間とに仕切る仕切板(44)と、
    光の透過を阻止する材料で構成され、前記偏向ミラーのうち、投光に用いる部位である投光偏向部と受光に用いる部位である受光偏向部との間に設けられ偏向ミラーと一体に回転する遮光板(22,22a)と、
    を備え、
    前記偏向ミラーは、前記投光偏向部と前記受光偏向部とが同一平面を形成し、且つ、前記回転軸に直行する方向に沿った前記受光偏向部の幅が、前記遮光板の直径と同じもしくは前記遮光板の直径以下の大きさを有し、前記投光偏向部の幅が、前記受光偏向部の幅より狭く形成され、
    前記仕切板は、前記遮光板に対して前記投光用空間側に位置し、前記遮光板の周縁部の少なくとも一部に、前記仕切板の板面と、前記遮光板の板面とが、互いに非接触かつ重なり合うオーバラップ部(60,60a,60b)を形成するように構成された、
    ライダー装置。
  2. 請求項1に記載のライダー装置であって、
    前記スキャン部は、一対の前記偏向ミラーが両面に取り付けられた平板状の部材であるミラーモジュールを備える
    ライダー装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のライダー装置であって、
    前記仕切板は、前記投光部、前記受光部、及び前記スキャン部が有する各部品を一体に組み付けるために設けられたフレームの一部、または前記筐体の一部として構成された
    ライダー装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のライダー装置であって、
    前記遮光板(22a)は、前記仕切板が位置する側に突出する円筒状部位(222)を有し、
    前記仕切板は、前記オーバラップ部の先端が、前記円筒状部位と対向するように構成された、
    ライダー装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のライダー装置であって、
    前記オーバラップ部における前記遮光板と前記仕切板との間隔および前記オーバラップ部の幅は、前記オーバラップ部への入射が想定される光の入射角度に基づき、前記オーバラップ部にて1回以上の光の反射が行われるように設定された
    ライダー装置。
JP2018015602A 2018-01-31 2018-01-31 ライダー装置 Active JP7087415B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015602A JP7087415B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 ライダー装置
DE112019000621.5T DE112019000621T5 (de) 2018-01-31 2019-01-29 Lidar-vorrichtung
PCT/JP2019/003009 WO2019151259A1 (ja) 2018-01-31 2019-01-29 ライダー装置
CN201980011252.5A CN111670377B (zh) 2018-01-31 2019-01-29 激光雷达装置
US16/942,393 US20200355800A1 (en) 2018-01-31 2020-07-29 Lidar apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015602A JP7087415B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 ライダー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019132723A JP2019132723A (ja) 2019-08-08
JP7087415B2 true JP7087415B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=67479395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018015602A Active JP7087415B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 ライダー装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20200355800A1 (ja)
JP (1) JP7087415B2 (ja)
CN (1) CN111670377B (ja)
DE (1) DE112019000621T5 (ja)
WO (1) WO2019151259A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102486473B1 (ko) * 2020-08-20 2023-01-09 주식회사 오토센스 차량용 스캐닝 라이다 광학계 및 그를 포함하는 차량용 스캐닝 라이다
USD955905S1 (en) * 2020-12-08 2022-06-28 Beijing Voyager Technology Co., Ltd. Light detection and ranging (LIDAR) component
USD955904S1 (en) * 2020-12-08 2022-06-28 Beijing Voyager Technology Co., Ltd. Light detection and ranging (LIDAR) component
USD1018343S1 (en) * 2020-12-08 2024-03-19 Beijing Voyager Technology Co., Ltd. Light detection and ranging (LIDAR) component
USD955906S1 (en) * 2020-12-08 2022-06-28 Beijing Voyager Technology Co., Ltd. Light detection and ranging (LIDAR) component
JP2023040701A (ja) 2021-09-10 2023-03-23 株式会社デンソー 光検出装置
WO2023045457A1 (zh) * 2021-09-26 2023-03-30 杭州欧镭激光技术有限公司 一种用于激光雷达的窗罩及激光雷达
CN113985385A (zh) * 2021-10-18 2022-01-28 探维科技(北京)有限公司 一种激光雷达

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110255070A1 (en) 2010-04-14 2011-10-20 Digital Ally, Inc. Traffic scanning lidar
JP2012225821A (ja) 2011-04-21 2012-11-15 Ihi Corp レーザセンサ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0373931A (ja) * 1989-08-15 1991-03-28 Citizen Watch Co Ltd Mim素子
JPH0373931U (ja) * 1989-11-21 1991-07-25
JPH1082851A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Nissan Motor Co Ltd レーザ距離測定装置
JPH10132934A (ja) * 1996-10-29 1998-05-22 Mitsubishi Electric Corp 車両用光レーダ装置
JP5835182B2 (ja) * 2012-10-11 2015-12-24 オムロン株式会社 熱式流量計およびその異常判定方法
JP5683648B2 (ja) * 2013-03-27 2015-03-11 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 レーザレーダ装置
KR101674062B1 (ko) * 2015-11-09 2016-11-08 주식회사 오토시스 광 스캐너
CN106324582A (zh) * 2016-10-28 2017-01-11 深圳市镭神智能***有限公司 一种基于时间飞行法的激光雷达***

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110255070A1 (en) 2010-04-14 2011-10-20 Digital Ally, Inc. Traffic scanning lidar
JP2012225821A (ja) 2011-04-21 2012-11-15 Ihi Corp レーザセンサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019132723A (ja) 2019-08-08
US20200355800A1 (en) 2020-11-12
CN111670377B (zh) 2023-09-29
WO2019151259A1 (ja) 2019-08-08
DE112019000621T5 (de) 2020-10-08
CN111670377A (zh) 2020-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7087415B2 (ja) ライダー装置
JP7043848B2 (ja) ライダー装置
JP6907956B2 (ja) ライダー装置
JP6737296B2 (ja) 対象物検出装置
US20220099833A1 (en) Distance measurement device
JP7035558B2 (ja) ライダー装置
JP6958383B2 (ja) ライダー装置
JP7151630B2 (ja) 測距装置
WO2020022313A1 (ja) 光検出素子およびライダー装置
JP7159983B2 (ja) 測距装置
WO2022176806A1 (ja) ミラーモジュール及び測距装置
JP2020016547A (ja) 光検出素子およびライダー装置
WO2022097467A1 (ja) 光検出装置
WO2021182577A1 (ja) 測距装置
JP7056439B2 (ja) 光検出素子およびライダー装置
JP5013472B2 (ja) 光電センサ
CN212275965U (zh) 遮光组件
JP2019128229A (ja) ライダー装置
JP2024061433A (ja) 光学センサ、受光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7087415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151