JP7087299B2 - プログラマブルコントローラの管理システムおよびプログラム - Google Patents

プログラマブルコントローラの管理システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば各種機器を制御するプログラマブルコントローラの管理システムに貢献する技術に係るものである。
例えば各種設備(水処理設備,電力設備等)においては、各種機器をシーケンス制御するプログラマブルコントローラ(以下、単にPLCと適宜称する)が適用され、当該PLCを所望通りに稼動する管理システムが検討されている。PLCによるシーケンス制御を実行するためのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションやアプリと適宜称する)は、当該PLCに接続された操作端末(例えばローダやPADT(Programing And Debugging Tool))により、プログラミング(アプリの作成,編集,追加等),記憶,送受信(PLC内のアプリの更新や、実行されているアプリの受信)等の操作が行われる(例えば特許文献1)。
PLCには、単に1個の操作端末を接続するだけでなく、複数個接続することができる。例えば、PLCが備えられた設備(以下、単にPLC側設備と適宜称する)や、当該PLC側設備から隔てた遠隔地のサーバ等の設備(以下、単にサーバ側設備と適宜称する)等に、それぞれ1個以上の操作端末が設置され、各操作端末によってアプリに係る操作を実施できるようにした構成が挙げられる。
PLC側設備の仕様変更やバージョンアップ等により、アプリにおいて新たなプログラミングが必要になった場合、オペレータは、例えば前述のような各操作端末の何れかに記憶されているアプリを用いてプログラミングを適宜実施し、当該プログラミング済みのアプリ(以下、単に最新アプリと適宜称する)をPLCに送信して更新(記憶)したり、当該操作端末への記憶(上書き保存等)等の操作を実施することが挙げられる。
また、必要に応じて、PLCで実行されている最新アプリを各操作端末の何れかで受信して記憶したり、当該最新アプリにおいて新たなプログラミングを要する場合には、各操作端末の何れかにおいて再び前述のような操作(例えば何れかの操作端末に記憶されているアプリを用いたプログラミング)を適宜実施することが挙げられる。
特開2015-162179号公報
前述のようにPLCや各操作端末に記憶されている各アプリは、それぞれ最新アプリで一致したプログラム内容となるように管理して、必要に応じて操作端末を適宜操作し、所望のシーケンス制御を実施できるようにすることが好ましい。しかしながら、例えば各操作端末での操作に起因して、所望のプログラミングが済んでいないアプリ(以下、単に旧アプリと適宜称する)が存在したままとなり、各アプリにおいてプログラム内容の差異部分が存在し不一致状態となってしまうことが考えられる。
例えばオペレータが、前述のようなプログラム内容の差異部分の存在を知らずに旧アプリを用いてプログラミングすると、当該差異部分を含んだアプリをPLCに送信して更新させてしまったり、所望のシーケンス制御の実施を妨げてしまうおそれがある。
本発明は、前述のような課題を鑑みてなされたものであって、PLCや各操作端末に記憶されている各アプリの差異部分の有無の把握や、所望のシーケンス制御の実施に貢献可能な技術を提供することにある。
この発明に係る管理システムは、前述のような課題の解決に貢献できるものであり、その一態様としては、プログラマブルコントローラと、プログラマブルコントローラのアプリケーションに係るプログラミング,送受信,記憶の操作が可能な複数個の操作端末と、アプリケーションのバックアップデータを記憶するバックアップデータ記憶部と、を備えた管理システムが挙げられる。この管理システムのプログラマブルコントローラにおいては、前記複数個の操作端末から送信されたアプリケーションを、それぞれ当該アプリケーションのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶するプログラマブルコントローラ側記憶機能部を備える。前記複数個の操作端末それぞれは、当該操作端末によってプログラミングされたアプリケーションをプログラマブルコントローラに送信できた場合に、当該アプリケーションを、当該アプリケーションのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶する操作端末側記憶機能部と、操作端末側記憶機能部のアプリケーションの記憶に連動して、当該アプリケーションのバックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させるバックアップ機能部と、プログラマブルコントローラにアプリケーションを送信する前に、プログラマブルコントローラ側記憶機能部および操作端末側記憶機能部に記憶されている各プログラミング履歴情報を比較し、当該各プログラミング履歴情報の両者が一致状態か不一致状態であるかを判定する比較判定機能部と、比較判定機能部により前記両者が一致状態と判定された場合に、プログラマブルコントローラへのアプリケーションの送信を許可し、前記両者が不一致状態と判定された場合には当該送信を保留する任意送信機能部と、を備える。
前記複数個の操作端末それぞれは、任意送信機能部によって送信が保留されたアプリケーションと、バックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分である操作端末側差分と、プログラマブルコントローラ側記憶部に記憶されているアプリケーションと、バックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分であるプログラマブルコントローラ側差分と、操作端末側差分と、プログラマブルコントローラ側差分と、における各プログラム内容の差異部分である総合差分と、を導出する差分導出機能部を備えたものであっても良い。
また、前記複数個の操作端末それぞれは、差分導出機能部により導出した操作端末側差分,PLC側差分,総合差分のうち少なくとも総合差分を表示する表示機能部を備えたものであっても良い。また、前記複数個の操作端末それぞれは、任意送信機能部によって送信が保留されたアプリケーションにおいて、総合差分を含んでいることを確認してプログラマブルコントローラへ送信する再送信機能部を備えたものであっても良い。プログラミング履歴情報は、アプリケーションのプログラミングに係わった操作端末のオペレーションコードと、ユニークな付加情報と、を含んでいるものであっても良い。
なお、前述の管理システムの態様として、コンピュータを機能させるプログラムとして構成することも可能である。
以上示したように本発明によれば、PLCや各操作端末に記憶されている各アプリの差異部分の有無の把握や、所望のシーケンス制御の実施に貢献可能となる。
本実施形態の一例である管理システムAを説明するための概略構成図。 操作端末3の一例を説明するための概略構成図。 管理システムAの動作例による各アプリの設定値の状態、比較判定機能部3cの判定、任意送信機能部3dの動作の説明図。 管理システムAの動作例による差分導出機能部3eの操作端末側差分,PLC側差分,総合差分の導出説明図。 一般的な管理システム5を説明するための概略構成図。 管理システム5の動作例による各アプリの設定値の状態の説明図。
本発明の実施形態の管理システムは、PLCのアプリに係るプログラミング,送受信,記憶の操作が可能な複数個の操作端末と、アプリのバックアップデータを記憶するバックアップデータ記憶部と、を備えたものであり、単に操作端末でプログラミングしたアプリをPLCに送信する一般的な構成とは、全く異なるものである。
すなわち、操作端末において、操作端末側記憶機能部によるアプリの記憶に連動して当該アプリのバックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させるバックアップ機能部を備えており、PLC側記憶機能部および操作端末側記憶機能部によるアプリの記憶において、当該アプリのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶するものである。そして、当該操作端末の比較判定機能部において、PLCにアプリを送信する前に各プログラミング履歴情報が一致状態か不一致状態であるかを判定し、当該操作端末の任意送信機能部において、各プログラミング履歴情報が一致状態と判定された場合には当該送信を許可し、不一致状態と判定された場合には当該送信を保留する構成である。
ここで、例えば図5に示す一般的な構成の管理システム5のように、PLC51,操作端末52,サーバ側操作端末53を備えた構成によれば、操作端末52でプログラミングしたPLC51に送信して当該アプリを実行させることができる。また、PLC51で実行されたアプリを操作端末52で受信したり、当該アプリのバックアップデータをサーバ側操作端末53に送信して記憶させる等により、図6の項目「適正なバックアップ」のように、PLC51,操作端末52,サーバ側操作端末53に記憶されるアプリをそれぞれ最新アプリで一致状態にすることも可能である。なお、図6は、PLC51,操作端末52,サーバ側操作端末53に記憶される各アプリにおいて、あるシーケンス制御のプログラム内容における一部の設定値(以下、単に設定値と適宜称する)の一例として「1,0,1,…」が入力設定され、それぞれ一致状態であることを示すものとなっている。
しかしながら、管理システム5では、例えば、操作端末52で新たなプログラミング(例えば図6では後述の設定値「1,1,1,…」の入力設定)を行った場合に、当該プログラミングによる最新アプリのバックアップデータの記憶が省略(例えばオペレータが記憶操作を怠る等)されると、所望のプログラミングが済んでいない旧アプリが存在(図5では旧アプリのバックアップデータが存在)したままとなる。
これにより、図6の項目「バックアップ不備」に示すように、各アプリにおいて差異部分が存在し不一致状態となってしまうことが考えられる。図6の場合、PLC51,操作端末52に記憶されている各アプリが、設定値「1,1,1,…」が入力設定されている最新アプリであるのに対し、サーバ側操作端末53に記憶されているアプリは、設定値「1,0,1,…」が入力設定されている旧アプリのままであり、差異部分「0」を含んだ状態となっている。
この図6のような場合、例えばオペレータが、サーバ側操作端末53に記憶されている旧アプリを用いてプログラミングすると、前述のような差異部分「0」を含んだアプリをPLCに送信して更新させてしまったり、所望のシーケンス制御の実施を妨げてしまうおそれがある。このような現象は、管理システムの大規模化や複雑化等に連れて顕著な傾向となることも考えられる。
一方、本実施形態のような管理システム(例えば後述の管理システムA)によれば、操作端末側記憶機能部によるアプリの記憶に連動するバックアップ機能部を備えていることにより、前述の管理システム5のようにバックアップデータの記憶操作が省略されることを抑制できる。
また、比較判定機能部によれば、例えば操作端末によってプログラミングされたアプリをPLCに送信する前に、PLC側記憶機能部および操作端末側記憶機能部によって各アプリに関連付けて記憶される各プログラミング履歴情報の状態を判定(一致状態か不一致状態であるかを判定)することができ、PLCや各操作端末に記憶されている各アプリにおいて、プログラム内容の差異部分の有無を把握することが可能となる。この各プログラミング履歴情報の状態の判定は、例えばPLCや各操作端末に記憶されている各アプリ自体を比較して判定する場合と比較して、容易であると言える。
そして、各プログラミング履歴情報が不一致状態の場合には、任意送信機能部において、PLCに対するアプリの送信が保留されるため、例えば前述のような不一状態で差異部分を含んだアプリがPLCに送信されたり更新されることを抑制でき、所望のシーケンス制御を実施し易くし安全性にも貢献可能となる。
前述のようにアプリの送信が保留された場合には、例えば、当該保留されたアプリおよびPLC側のアプリ(例えば、PLCで実行されているアプリ)において、それぞれバックアップデータを基準とするプログラム内容の差異部分である操作端末側差分,PLC側差分をそれぞれ導出し、さらに操作端末側差分とPLC側差分とにおけるプログラム内容の差異部分である総合差分を導出することが挙げられる。このように導出された操作端末側差分,PLC側差分,総合差分においては、例えば操作端末の表示機能部(例えばディスプレイ,プリンタ等を介して表示する表示機能部)によって表示する等により、当該操作端末のオペレータ等に対して視覚を通じて認識させることが容易になる可能性がある。
そして、前述のように保留されたアプリにおいては、例えば総合差分を加える等により所望のプログラム内容が反映された状態(差異部分が解消された状態)となり、そのアプリをPLCに送信(例えば後述の再送信機能部により、総合差分が加えられたアプリであることを確認して送信)して所望のシーケンス制御を実施することが可能となる。
本実施形態のPLCの管理システムは、前述のように操作端末においてバックアップ機能を備え、PLC側記憶機能部および操作端末側記憶機能部に記憶される各アプリのプログラミング履歴情報に基づいて、各アプリの一致状態,不一致状態をアプリ送信前に判定し、当該アプリのPLCへの送信を許可または保留できる構成であれば、種々の分野(例えば各種設備で適用されているPLC技術や通信技術の分野)の技術常識を適宜適用して設計することが可能であり、その一例として以下に示すものが挙げられる。
≪本実施形態の一例である管理システムAの概略構成≫
図1に示す管理システムAは本実施形態の一例を示すものであって、例えば所望の設備(水処理設備,電力設備等)の各種機器(図示省略)をシーケンス制御するPLC1が設置されたPLC側設備10と、当該PLC側設備10から隔てた遠隔地のサーバ側設備20とに、PLC1のアプリに係るプログラミング,送受信,記憶の操作が可能な操作端末31,32(以下、適宜まとめて単に操作端末3と称する)をそれぞれ備え(例えばPLC1と操作端末3との間でアプリをオンラインで送受信できるように構成し)、当該操作端末3でプログラミングされたアプリのバックアップデータを記憶するバックアップデータ記憶部4を備えた構成となっている。
このような管理システムAは、例えばPLC1、操作端末3、バックアップデータ記憶部4において、通常のコンピュータのハードウェアリソース(例えばCPU(演算処理装置),RAMやROMなどの主記憶装置,SSD,HDDなどの補助記憶装置など)を適宜備えたものが挙げられる。
具体例として、PLC1においては、電源モジュール11,CPUモジュール(例えば、受信したアプリを記憶し演算処理装置を介して実行するモジュール)12,通信インタフェースモジュール13,デジタル信号入力モジュール14,デジタル信号出力モジュール15等をバス16に接続した構成が挙げられ、操作端末3においては、パーソナルコンピュータ等のような構成(CPU,主記憶装置,補助記憶装置,キーボード等の入力装置,ディスプレイ等の表示装置,通信インタフェース等を備えた構成)であってローダやPADTのような機能を持った構成が挙げられ、バックアップデータ記憶部4においては、主記憶装置,補助記憶装置等を備えた構成が挙げられるが、それぞれ特に限定されるものではない。すなわち、PLC技術分野等で知られているものを適宜適用して設計変更することも可能である。
そして、前述のようなハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS,アプリケーションなど)の協働の結果、管理システムAは、例えば図1に示すようにPLC1においてPLC側記憶機能部1aを実装し、操作端末3においては後述の図2に示すように操作端末側記憶機能部3a,バックアップ機能部3b,比較判定機能部3c,任意送信機能部3dを実装したものとなっている。
なお、管理システムAにおいては、前述のような各機能部1a,3a~3dを実装したものに限定されるものではなく、例えば操作端末3において、後述の図2に示すように差分導出機能部3e,表示機能部3f,再送信機能部3g等を更に実装したものとしても良い。また、バックアップデータ記憶部4は、操作端末3とは別途に設けても良いが、例えば図1に示すようにサーバ側設備20の操作端末32内に設け、その操作端末32と操作端末31との間でアプリのバックアップデータの送受信ができるように構成しても良い。これにより、操作端末32は、単にアプリのプログラミング,記憶,送受信等のためだけに適用するのではなく、バックアップデータ記憶部4の機能も持つことになり、後述の動作例の説明のように、当該バックアップデータ記憶部4のバックアップデータを用いたプログラミングも十分可能となる。
《管理システムAの各機能部の一例》
PLC1のPLC側記憶機能部1aは、例えば図1に示すようにPLC1のCPUモジュール12等に備えられ、操作端末3からPLC1に送信されたアプリを当該アプリのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶(例えばCPUモジュール12内の図外の主記憶装置や補助記憶装置等に記憶)できるように、構成されたものである。アプリは、例えばPLC1によって各種機器をシーケンス制御するためのものであり、その一例としては、所望のファイル形式のシステム設定情報ファイルやラダープログラムファイル等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
プログラミング履歴情報は、アプリに関連付けてPLC側記憶機能部1a(操作端末3の場合は操作端末側記憶機能部3a)に記憶することが可能なものであって、後述するように比較判定機能部3cによって比較できるような形態であれば、特に限定されるものではない。その一例としては、アプリのプログラミングに係わった操作端末3(図1の場合、操作端末31,32の何れか)のオペレーションコードと、ユニークな付加情報と、を含んでいるものが挙げられる。
プログラミング履歴情報の具体例としては、アプリのプログラミング日時履歴に、前述のようなオペレーションコードと、ユニークな付加情報と、を関連付けて記憶できるものが挙げられる。ユニークな付加情報においても、特に限定されるものではないが、例えば操作端末3のオペレータに係るユーザID,パスワードや、当該操作端末3のIPアドレス,MACアドレス等の情報や、それら各情報を適宜組み合わせたもの(例えば3つ以上の情報を組み合わせたもの)を適用することが挙げることができる。
図2に示す操作端末3において、操作端末側記憶機能部3aは、当該操作端末3によってプログラミングされたアプリを、前述のPLC側記憶機能部1aと同様に当該アプリのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶(例えば操作端末3内の図外の主記憶装置や補助記憶装置等に記憶)できるように構成されたものである。この操作端末側記憶機能部3aに記憶されるプログラミング履歴情報においても、前述のPLC側記憶機能部1aの場合と同様のものであって、後述するように比較判定機能部3cによって比較できたり、差分導出機能部3eによって操作端末側差分,PLC側差分,総合差分を導出できるような形態が適用される。また、操作端末側記憶機能部3aにおいては、例えばPLC1で実行されているアプリを操作端末3で受信し、その受信したアプリをプログラミング履歴情報と関連付けて記憶できるように構成しても良い。
バックアップ機能部3bは、操作端末側記憶機能部3aによるアプリの記憶に連動して、当該アプリのバックアップデータ(操作端末側記憶機能部3aによって記憶されるアプリと同様のプログラム内容のもの)をバックアップデータ記憶部4に記憶させるように構成されたものである。
比較判定機能部3cは、操作端末3でプログラミングされたアプリ(あるいは操作端末側記憶機能部3aに記憶されているアプリ等)をPLC1に対して送信する前に、PLC側記憶機能部1a,操作端末側記憶機能部3aにより記憶されている各プログラミング履歴情報を読み出して比較し、当該各プログラミング履歴情報が一致状態か不一致状態であるかを判定できるように構成されたものである。例えば、オペレーションコードやユニークな付加情報を含んでいる各プログラミング履歴情報を比較判定機能部3cにより比較し、それぞれのオペレーションコードやユニークな付加情報の内容が一致した場合には各プログラミング履歴情報が一致状態であると判定し、当該内容が不一致の場合には各プログラミング履歴情報が不一致状態であると判定できるような構成が挙げられる。
任意送信機能部3dは、操作端末3でプログラミングしたアプリ(あるいは操作端末側記憶機能部3aに記憶されているアプリ等)を、比較判定機能部3cによる判定結果に基づいて送信または保留できるように構成されたものである。具体的には、比較判定機能部3cにより各プログラミング履歴情報が一致状態であると判定されたアプリについては送信を許可し、当該各プログラミング履歴情報が不一致状態であると判定されたアプリについては送信を保留できるような構成が挙げられる。
差分導出機能部3eは、例えば前述のように任意送信機能部3dによってアプリの送信が保留された場合に、当該アプリと、バックアップデータ記憶部4に記憶されているバックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分である操作端末側差分を、導出できるように構成されているものである。また、PLC側記憶機能部により記憶されているアプリと、バックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分であるPLC側差分を、導出できるように構成されているものである。さらに、操作端末側差分と、PLC側差分と、における各プログラム内容の差異部分である総合差分を、導出できるように構成されているものである。
このような差分導出機能部3eによる操作端末側差分,PLC側差分,総合差分は、例えば後述の図4の説明のように、各アプリやバックアップデータのプログラム内容それぞれを適宜比較することによって導出することが可能である。また、導出した操作端末側差分,PLC側差分,総合差分においては、それぞれ操作端末3等に記憶させて適宜利用することも可能である。例えば、操作端末3でアプリのプログラミングを再び行う場合に、当該アプリに操作端末側差分,PLC側差分,総合差分を適宜追加することにより、所望のプログラム内容を反映(例えば図6で説明したような差異部分を解消)させることが可能となる。
表示機能部3fは、差分導出機能部3eにより導出した操作端末側差分,PLC側差分,総合差分のうち少なくとも何れか一つ以上を、例えば操作端末に接続されたディスプレイ,プリンタ等の表示装置を介して表示できるように構成されたものである。このような表示機能部3fによれば、操作端末側差分,PLC側差分,総合差分について、操作端末3のオペレータ等に対して視覚を通じて認識させることが容易になる。例えば後述の再送信機能部3gによってアプリを再送信する場合、オペレータは、表示機能部によって表示された総合差分を確認しながら、当該アプリについて所望のプログラミングを実施することが挙げられる。
再送信機能部3gは、任意送信機能部3dによって送信が保留されたアプリにおいて、例えば前述のように当該アプリに総合差分が適宜追加されていることを確認(総合差分が含まれているアプリであるかを確認)して、PLCへ再送信できるように構成されたものである。
以上示した管理システムAは、各機能部の全てを必ずしも具備する必要はなく、本発明の目的を達成できる態様であれば、各機能部のうち一部を適宜省略したり、他の機能部を適宜追加して具備しても良い。
≪管理システムAの動作例≫
図3は、管理システムAの動作例を示すものであって、既に所望のアプリをPLC1で実行させている状態(更新前状態)で、当該図3の各項目に示すようにアプリの更新(新たなプログラミング)を適宜実施する場合の一例を示すものである。
なお、図3において、アプリは、操作端末3でプログラミングされ、所望のファイル形式のシステム設定情報ファイルやラダープログラムファイル等を含んだものであり、任意送信機能部3dにより送信許可された場合には、プログラミング履歴情報が関連付けされた状態で、PLC1のPLC側記憶機能部1a,当該プログラミングを実施した操作端末3の操作端末側記憶機能部3aによって、適宜記憶されたものとする。プログラミング履歴情報は、アプリのプログラミング日時履歴に、当該プログラミングを行った操作端末3(31または32)のオペレーションコードと、3つのユニークな付加情報と、が関連付けられたものとする。
また、操作端末3の操作端末側記憶機能部3aによるアプリの記憶に連動して、当該操作端末3のバックアップ機能部3bにより、当該アプリのバックアップデータが操作端末32内のバックアップデータ記憶部4に記憶されるものとする。また、図3の項目「更新前」においては、操作端末31でプログラミングされラダープログラムファイル中の設定値「0,0,0,…」が入力設定されたアプリをPLC1で実行させており、PLC1,操作端末31,32それぞれに記憶されているアプリやバックアップデータは、それぞれ設定値「0,0,0,…」が入力設定されて一致しているプログラム内容であり、各プログラミング履歴情報も一致状態になっているものとする。
まず、図3の項目「操作端末31による1回目更新」に示すように、操作端末31において、当該操作端末31に記憶されているアプリを用い、ラダープログラムファイル中の設定値「1,0,0,…」を入力設定する新たなプログラミングを実施する。この場合、比較判定機能部3cでは、PLC1,操作端末31に記憶されている各プログラミング履歴情報が一致状態であると判定され、任意送信機能部3dによりアプリの送信が許可される。PLC1,操作端末31それぞれに記憶されているアプリやバックアップデータ記憶部4に記憶されているバックアップデータは、それぞれ設定値「1,0,0,…」が入力設定されて一致しているプログラム内容であり、PLC1,操作端末31それぞれに記憶されている各プログラミング履歴情報も一致状態となる。
次に、図3の項目「操作端末32による1回目更新」では、操作端末32において、当該操作端末32内のバックアップデータ記憶部4に記憶されているバックアップデータを用い、ラダープログラムファイル中の設定値「1,0,1,…」を入力設定する新たなプログラミングを実施する。この場合、比較判定機能部3cでは、PLC1,操作端末32に記憶されている各プログラミング履歴情報が一致状態であると判定され、任意送信機能部3dによりアプリの送信が許可される。また、PLC1,操作端末32それぞれに記憶されているアプリやバックアップデータは、それぞれ設定値「1,0,1,…」が入力設定されて一致しているプログラム内容であり、各プログラミング履歴情報も一致状態となる。一方、操作端末31に記憶されているアプリは、設定値「1,0,0,…」が入力設定された状態のままである。すなわち、PLC1,操作端末31,32それぞれに記憶されているアプリやバックアップデータは、プログラミング内容が不一致状態となり、各プログラミング履歴情報も不一致状態となる。
次に、図3の項目「操作端末31による2回目更新」に示すように、操作端末31において、当該操作端末31に記憶されているアプリを用い、ラダープログラムファイル中の設定値「1,1,0,…」を入力設定する新たなプログラミングを実施する。この場合、比較判定機能部3cでは、PLC1,操作端末31に記憶されている各プログラミング履歴情報が不一致状態であると判定され、任意送信機能部3dによりアプリの送信が保留される。
ここで、操作端末31の差分導出機能部3eによって操作端末側差分,PLC側差分,総合差分を導出すると、図4に示すように、それぞれ「―,1,1,…」,「―,―,―,…」,「―,1,1,…」という結果が得られる。なお、図4中の「―」で示す部分は、設定値において一致している部分であり、数字(図4では1)で示す部分は差異部分を示すものである。この図4に示す操作端末側差分,PLC側差分,総合差分を適宜適用、例えば前述のように操作端末31でアプリのプログラミングを再び行う場合に、ラダープログラムファイル中の設定値として総合差分「―,1,1,…」を適宜追加することにより、所望のプログラム内容を反映させたアプリ(設定値「1,1,1,…」が入力設定されたアプリ)を作成することができる。そして、当該作成したアプリについては、操作端末31の再送信機能部3gによってPLC1へ再送信することができる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変更等が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変更等が特許請求の範囲に属することは当然のことである。例えば本発明は、コンピュータを前述の各機能部として機能させるプログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、コンピュータに前述の管理システムAの動作例に示すような動作処理を実行させることができる。このプログラムは、CD-ROM,DVD-ROM,CD-R,CD-RW,DVD-R,DVD-RW,MO,HDD,BD-ROM,BD-R,BD-REなどの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前述の管理システムAの動作例に示すような動作処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
A…管理システム
1…PLC
1a…PLC側記憶機能部
10…PLC側設備
20…サーバ側設備
3(31,32)…操作端末
3a…操作端末側記憶機能部
3b…バックアップ機能部
3c…比較判定機能部
3d…任意送信機能部
3e…差分導出機能部
3f…表示機能部
3g…再送信機能部
4…バックアップデータ記憶部

Claims (5)

  1. プログラマブルコントローラと、
    プログラマブルコントローラのアプリケーションに係るプログラミング,送受信,記憶の操作が可能な複数個の操作端末と、
    アプリケーションのバックアップデータを記憶するバックアップデータ記憶部と、を備え、
    プログラマブルコントローラは、
    前記複数個の操作端末から送信されたアプリケーションを、それぞれ当該アプリケーションのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶するプログラマブルコントローラ側記憶機能部を備え、
    前記複数個の操作端末それぞれは、
    当該操作端末によってプログラミングされたアプリケーションをプログラマブルコントローラに送信できた場合に、当該アプリケーションを、当該アプリケーションのプログラミング履歴情報と関連付けて記憶する操作端末側記憶機能部と、
    操作端末側記憶機能部のアプリケーションの記憶に連動して、当該アプリケーションのバックアップデータをバックアップデータ記憶部に記憶させるバックアップ機能部と、
    プログラマブルコントローラにアプリケーションを送信する前に、プログラマブルコントローラ側記憶機能部および操作端末側記憶機能部に記憶されている各プログラミング履歴情報を比較し、当該各プログラミング履歴情報の両者が一致状態か不一致状態であるかを判定する比較判定機能部と、
    比較判定機能部により前記両者が一致状態と判定された場合に、プログラマブルコントローラへのアプリケーションの送信を許可し、前記両者が不一致状態と判定された場合には、当該送信を保留する任意送信機能部と、
    差分導出機能部と、
    を備え
    差分導出機能部は、
    任意送信機能部によって送信が保留されたアプリケーションと、バックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分である操作端末側差分と、
    プログラマブルコントローラ側記憶部に記憶されているアプリケーションと、バックアップデータと、における各プログラム内容の差異部分であるプログラマブルコントローラ側差分と、
    操作端末側差分と、プログラマブルコントローラ側差分と、における各プログラム内容の差異部分である総合差分と、
    を導出することを特徴とするプログラマブルコントローラの管理システム。
  2. 前記複数個の操作端末それぞれは、差分導出機能部により導出した操作端末側差分,プログラマブルコントローラ側差分,総合差分のうち少なくとも総合差分を表示する表示機能部を備えたことを特徴とする請求項記載のプログラマブルコントローラの管理システム。
  3. 前記複数個の操作端末それぞれは、任意送信機能部によって送信が保留されたアプリケーションにおいて、総合差分を含んでいることを確認してプログラマブルコントローラへ送信する再送信機能部を備えたことを特徴とする請求項または記載のプログラマブルコントローラの管理システム。
  4. プログラミング履歴情報は、アプリケーションのプログラミングに係わった操作端末のオペレーションコードと、ユニークな付加情報と、を含んでいることを特徴とする請求項1~の何れかに記載のプログラマブルコントローラの管理システム。
  5. 請求項1~の何れかに記載のプログラマブルコントローラの管理システムとして、コンピュータを機能させるプログラム。
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