JP7086823B2 - 除草装置 - Google Patents

除草装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7086823B2
JP7086823B2 JP2018211815A JP2018211815A JP7086823B2 JP 7086823 B2 JP7086823 B2 JP 7086823B2 JP 2018211815 A JP2018211815 A JP 2018211815A JP 2018211815 A JP2018211815 A JP 2018211815A JP 7086823 B2 JP7086823 B2 JP 7086823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weeding
rotor
suppression roller
roller
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018211815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020074739A (ja
Inventor
孝仁 黒原
智恵 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018211815A priority Critical patent/JP7086823B2/ja
Publication of JP2020074739A publication Critical patent/JP2020074739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7086823B2 publication Critical patent/JP7086823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

本発明は、除草装置に関する。
従来、特許文献1に開示された除草装置が知られている。
特許文献1に開示された除草装置は、原動機からの動力が伝達される動力伝達部から左方及び右方に突出する回転軸を有する。動力伝達部の左方及び右方に除草ロータが設けられている。除草ロータは、回転軸と一体回転することにより、地上の草を除草する。
特開平8-187006号公報
除草ロータは土を削りながら除草するので、除草した跡は土が柔らかい状態である。したがって、除草作業後に、除草した跡を走行しながら後作業を行う場合、タイヤやクローラが潜り作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、除草ロータで除草した後の作業効率の向上を図ることのできる除草装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る除草装置は、機枠と、前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、前記除草ロータの上方を覆う上部カバーと、を備え、前記鎮圧ローラの前端部と前記上部カバーの後端部とが上下方向において重なる。
また、前記鎮圧ローラの直径は、前記除草ロータの直径よりも大きい。
また、前記除草ロータは、機体幅方向の一端と他端との間の距離が前記鎮圧ローラの機体幅方向の長さに対応する寸法に形成されたロータ部分を有する。
また、前記鎮圧ローラは、前記上部カバーの延長線上に位置している。
また、前記鎮圧ローラを支持するローラフレームと、前記鎮圧ローラよりも上方で前記機枠から後方に延びる支持枠と、を備え、前記ローラフレームは、前記鎮圧ローラの後方側に配置されて前記支持枠の後部に取り付けられる連結枠材と、前記連結枠材の下部の機体幅方向の一側から前方に且つ前記鎮圧ローラの機体幅方向の一側に延びる第1側枠材と、前記連結枠材の下部の機体幅方向の他側から前方に且つ前記鎮圧ローラの機体幅方向の他側に延びる第2側枠材とを有し、前記鎮圧ローラは、前記第1側枠材及び前記第2側枠材に機体幅方向に延伸する軸心回りに回転可能に支持されている。
また、機枠と、前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、を備え、前後方向における前記除草ロータと前記鎮圧ローラとの間隔は、前記除草ロータの半径よりも小さい。
また、機枠と、前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、前記機枠から後方に延びており、且つ後部に前記鎮圧ローラを取り付けるツールバーを有する支持枠と、を備え、前記鎮圧ローラは、中心が前記ツールバーよりも前方に位置している。
また、前記鎮圧ローラは、後端部が前記ツールバーよりも前方に位置している
上記の構成によれば、除草ロータで除草した跡を鎮圧ローラによって鎮圧することにより、除草した後の後作業の作業効率の向上を図ることができる。また、除草と鎮圧とを一工程で行えるので、除草作業及び鎮圧作業の作業能率の向上を図ることができる。
トラクタに除草装置を装着した状態の側面図である。 除草装置の側面図である。 除草装置の背面図である。 鎮圧ローラ及び除草ロータの背面図である。 マルチフィルムが敷設された畝の側方を除草する場合を示した背面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、走行車両として例示するトラクタ2に除草装置1を装着した状態を示す側面図である。図2は、除草装置1の側面図である。図3は、除草装置1の背面図である。
本実施形態においては、図1、図2の矢印A1方向(トラクタ2の前進方向)を前方、図1、図2の矢印A2方向(トラクタ2の後進方向)を後方、図1、図2の矢印K1方向を前後方向として説明する。したがって、図1、図2の手前側が左方(図3の矢印B1方向参照)であり、図1、図2の奥側が右方(図3の矢印B2方向参照)である。
また、前後方向K1に直交する水平方向(トラクタ2の車幅方向)を、除草装置1の機体幅方向K2として説明する。また、除草装置1における機体幅方向K2の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向K2であって除草装置1の幅方向の中心から離れる方向のことである。また、機体外方とは反対の方向を機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向K2であって除草装置1の幅方向の中心に近づく方向である。
図1に示すように、トラクタ2は、エンジン(原動機)3Aと、ミッションケース3Bとを有する車体3を備えている。車体3の前部は、前輪4によって支持され、車体3の後部は、後輪5によって支持されている。即ち、トラクタ2は、前輪4及び後輪5を有する車輪型の走行装置を有する。なお、走行装置は、後輪の代わりに装着されるクローラ式の走行機構を有するセミクローラ型の走行装置であってもよく、また、フルクローラ型の走行装置であってもよい。
エンジン3Aの動力は、ミッションケース3B内の動力伝達装置に伝達され、この動力伝達装置に伝達された動力によって前輪4及び後輪5が回転駆動される。車体3の後部には、運転席6が搭載されている。運転席6の前方には、トラクタ2を操向操作するステアリングハンドル7が設けられている。車体3の後部には、PTO軸(出力軸)が後方に突出状に設けられる。このPTO軸からミッションケース3B内の動力伝達機構の動力が取出し可能とされている。除草装置1は、車体3の後部に、三点リンク機構或いは二点リンク機構等の装着機構を介して昇降可能に装着される。また、除草装置1は、トラクタ2に装備された油圧装置によって昇降される。除草装置1には、PTO軸から動力が伝達される。即ち、トラクタ2の動力によって除草装置1が駆動される。
図2、図3に示すように、除草装置1は、トラクタ2に装着される機枠8を有する。機枠8は、トラクタ2のPTO軸から動力が伝達される動力伝達部9を備えている。動力伝達部9は、ギヤケース12と、PIC軸(入力軸)11と、伝動ケース13と、伝動機構14とを有する。
ギヤケース12は、除草装置1の機体幅方向K2の中央部に配置されている。PIC軸11は、ギヤケース12に前方側に向けて突出状に設けられている。PIC軸11は、PTO軸にユニバーサルジョイント等のジョイント軸を介して連結されていて、ギヤケース12内にトラクタ2からの動力を入力する。伝動ケース13は、ギヤケース12から下方に向けて突出状に設けられている。伝動ケース13の内部は、ギヤケース12の内部に連通している。
伝動機構14は、ギヤケース12内から伝動ケース13内にわたって設けられている。伝動機構14は、ギヤケース12内に設けられた伝動軸15を有する。伝動軸15は、ギヤケース12に機体幅方向K2の軸心回りに回転可能に支持されている。伝動機構14は、PIC軸11に伝達された動力を伝動軸15に伝達する第1伝動部16を有する。第1伝動部16は、PIC軸11と一体回転する第1ギヤ16Aと、伝動軸15と一体回転する第2ギヤ16Bとを有する。第1ギヤ16Aと第2ギヤ16Bとは互いに噛合している。伝動機構14は、伝動軸15に伝達された動力を伝動ケース13の下部13aへ伝達する第2伝動部17を有する。第2伝動部17は、伝動軸15と一体回転する第1スプロケット17Aと、伝動ケース13の下部13aに配置された第2スプロケット17Bと、第1スプロケット17Aと第2スプロケット17Bとにわたって巻掛けられたチェーン17Cとを有する。
図3に示すように、除草装置1は、機枠8に回転自在に支持された回転軸18を有する。詳しくは、回転軸18は、機体幅方向K2に延伸する軸心Y1を有し、伝動ケース13の下部13a(動力伝達部9の下部)に軸心回りに回転可能に支持されている。この回転軸18に第2スプロケット17Bが取り付けられている。したがって、PIC軸11に伝達された動力が伝動機構14を介して回転軸18に伝達され、回転軸18が回転する。言い換えると、トラクタ2の動力により回転軸18が駆動される。
回転軸18は、伝動ケース13(動力伝達部9)から機体幅方向K2の一側方(左方)及び他側方(右方)に突出して設けられている。詳しくは、回転軸18は、伝動ケース13から左方に突出する第1軸部18aと、伝動ケース13から右方に突出する第2軸部18bとを有する。なお、回転軸18は、1本の軸部材で構成される必要はなく、複数の軸部材で構成されていてもよい。例えば、伝動ケース13の左方に突出する軸部材及び右方に突出する軸部材で形成されていてもよい。
図3に示すように、除草装置1は、機枠8の下部に設けられた草刈部19を有する。草刈部19は、回転軸18と共に回転して地上(地面G1上)の草G2を除草する除草ロータ21を有する。除草ロータ21は回転軸18の軸心方向(軸心Y1に沿う方向)に延設されている。除草ロータ21は、回転軸18の軸心回りに、例えば、図2の矢印X1方向に回転し、トラクタ2によって前方移動しながら地上の草G2を除草する。
除草ロータ21は、回転軸18と共に回転して地上の草G2を除草するメイン除草ロータ22と、回転軸18の軸心方向でメイン除草ロータ22と並べて配置され、且つメイン除草ロータ22の下端よりも上方で草を除草するサブ除草ロータ23とを含む。
メイン除草ロータ22は、第1メインロータ22Lと、第2メインロータ22Rとを含む。第1メインロータ22Lと第2メインロータ22Rとは、回転軸18の軸心方向で並べて配置されている。詳しくは、第1メインロータ22Lは、伝動ケース13(動力伝達部9)の左方に配置されており、第1軸部18aに一体回転可能に取り付けられている。第2メインロータ22Rは、伝動ケース13の右方に配置されており、第2軸部18bに一体回転可能に取り付けられている。
メイン除草ロータ22(第1メインロータ22L、第2メインロータ22R)は、かご形ロータによって構成されており、回転軸18回りに回転させた外形状が機体幅方向K2に延伸する軸心を有する円柱状を呈する。
図3に示すように、第1メインロータ22Lは、回転軸18に同心状に連結される支軸24と、支軸24の周囲に螺旋状に設けられている草刈刃(第1草刈刃という)25とを有する。支軸24は、機体幅方向K2に延伸する軸心を有する筒状に形成されていて回転軸18の外側に嵌められている。また、支軸24は、回転軸18にフランジ結合されている。詳しくは、回転軸18に取付フランジ26が取り付けられ、この取付フランジ26に接続される接続フランジ27が支軸24に取り付けられている。取付フランジ26は、第1メインロータ22Lの機体内方側に配置されている。
図3に示すように、第1草刈刃25は、複数設けられている。なお、第1草刈刃25は、少なくとも1つ設けられていればよい。第1草刈刃25は、第1メインロータ22Lの機体内方側に設けられた内枠部材28と、機体外方側に設けられた外枠部材29とにわたって設けられている。内枠部材28は、支軸24を中心とするリング状に形成され、複数のスポーク(図示省略)によって接続フランジ27に連結されている。外枠部材29は、図2に示すように、支軸24に取り付けられた円板部29aと、円板部29aの外周に固定されたリング状の枠部29bとを有する。第1草刈刃25は、枠部29bと内枠部材28とにわたって設けられている。
第2メインロータ22Rは、第1メインロータ22Lと同様の構造であるので、同一の部材に同一符号を付して説明を省略する。
第1メインロータ22Lのロータ径D1と第2メインロータ22Rのロータ径D2とは、同径に形成されている。ロータ径は、かご形ロータの回転軌跡である円の直径を意味する。即ち、ロータ径D1は、第1メインロータ22Lの直径であり、ロータ径D2は、第2メインロータ22Rの直径である。
図3に示すように、サブ除草ロータ23は、メイン除草ロータ22の一側方(左方)に設けられた第1サブロータ23Lと、メイン除草ロータ22の他側方に設けられた第2サブロータ23Rとを含む。具体的には、第1サブロータ23Lは、第1メインロータ22Lの左方に回転軸18の軸心方向で並べて配置されている。第1サブロータ23Lは、第1メインロータ22Lに固定されていて、第1メインロータ22Lと同心状に一体回転する。第2サブロータ23Rは、第2メインロータ22Rの右方に回転軸18の軸心方向で並べて配置されている。第2サブロータ23Rは、第2メインロータ22Rに固定されていて、第2メインロータ22Rと同心状に一体回転する。
サブ除草ロータ23(第1サブロータ23L、第2サブロータ23R)は、かご形ロータによって構成されており、軸心回りに回転させた外形状が機体幅方向K2に延伸する軸心を有する円柱状を呈する。
第1サブロータ23Lは、第1メインロータ22Lの外枠部材29の機体外方に間隔をあけて配置されたリング状のエンド部材30と、軸心Y1の延長線の周囲に螺旋状に設けられている草刈刃(第2草刈刃という)31とを有する。第2草刈刃31は、エンド部材30と第1メインロータ22Lの円板部29aとにわたって設けられている。
第2サブロータ23Rは、第1サブロータ23Lと同様の構造であるので、同一の部材に同一符号を付して説明を省略する。
第1サブロータ23Lのロータ径(直径)D3と、第2サブロータ23Rのロータ径(直径)D4とは同径に形成されている。ロータ径D3及びロータ径D4は、ロータ径D1及びロータ径D2よりも小さい直径に形成されている。したがって、サブ除草ロータ23は、メイン除草ロータ22の下端よりも上方で草を除草する。言い換えると、メイン除草ロータ22の下端と、サブ除草ロータ23の下端との間に段差32が設けられている。
図5は、マルチフィルムM1が敷設された畝U1の側方を除草装置1によって除草する場合を示している。マルチフィルムM1は、畝U1を覆うと共にマルチフィルムM1の幅方向の端部側である裾部Maは、該裾部Maを覆土する土である埋土S1によって押さえられている。草は、この埋土S1にも生える。
例えば、サブ除草ロータ23が設けられていない除草ロータ21の場合、畝U1の側方を除草する場合、マルチフィルムM1の裾部Maの上方まで除草するために除草装置1を畝U1に寄せると、除草ロータ21で裾部Maをひっかけ、除草ロータ21にマルチフィルムM1を巻き込んでしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態の除草装置1では、サブ除草ロータ23が設けられているので、図5に示すように、マルチフィルムM1が敷設された畝U1の側方を除草する際に、除草ロータ21を畝U1に寄せると、メイン除草ロータ22の下端とサブ除草ロータ23の下端との間に段差32があることによりサブ除草ロータ23の下方に裾部Maが位置する。これにより、マルチフィルムM1をひっかけずにマルチフィルムM1の際(きわ)を除草することができる。つまり、メイン除草ロータ22によってマルチフィルムM1の裾部Maの側方を除草し且つサブ除草ロータ23によって裾部Maの上方を除草することができる。これによって、マルチフィルムM1の際まで除草を行うことができる。
また、本実施形態では、メイン除草ロータ22の一側方に第1サブロータ23Lが設けられ、他側方に第2サブロータ23Rが設けられているので、マルチフィルムM1が敷設された畝U1と畝U1との間の溝である畝間溝を除草する場合に、一方の畝U1に敷設されたマルチフィルムM1の裾部Maの上方を第1サブロータ23Lで除草し、他方の畝U1に敷設されたマルチフィルムM1の裾部Maの上方を第2サブロータ23Rによって除草することができる。
図2に示すように、除草装置1は、機枠8に取り付けられたカバー体36を有する。カバー体36は、草刈部19(除草ロータ21)の上方を覆う上部カバー37と、上部カバー37の左の側方に配置された第1側部カバー39Lと、上部カバー37の右の側方に配置された第2側部カバー39Rとを有する。上部カバー37は、機枠8に取り付けられている。
機枠8は、ギヤケース12から左方に突出する左のサポートアーム40Lと、ギヤケース12から右方に突出する右のサポートアーム40Rとを含むサポートアーム40を有する。サポートアーム40Lに取り付けられた取付部材41L及びサポートアーム40Rに取り付けられた取付部材41Rに上部カバー37が取り付けられている。
除草ロータ21は土を若干削りながら除草するので、除草した跡は土が柔らかい状態である。したがって、除草作業後に、除草した跡を走行しながら後作業を行う場合、タイヤやクローラが潜り作業効率が悪い。
そこで、除草装置1は、メイン除草ロータ22で除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラ61を有する。
図2に示すように、鎮圧ローラ61は、メイン除草ロータ22の後方に配置されている。また、鎮圧ローラ61は、地面G1に接地し且つトラクタ2に牽引されることで地面G1を転動する。これにより、鎮圧ローラ61は、メイン除草ロータ22で除草した跡を鎮圧する。
図2に示すように、本実施形態では、除草ロータ21の上方を覆う上部カバー37の延長線E1上に鎮圧ローラ61が位置している。詳しくは、上部カバー37は、上方に向けて凸となる湾曲状に形成され、後部において後方に向かうにつれて下方に移行する傾斜状であり、側面視において、上部カバー37の後部から後下方に延びる延長線E1上に鎮圧ローラ61が位置している。上部カバー37の延長線E1上に鎮圧ローラ61が位置していることにより、鎮圧ローラ61が除草ロータ21に近づけて配置されている。また、本実施形態では、鎮圧ローラ61の前端部61bと上部カバー37の後端部37aとが上下方向において(上方からみて)重なっており、鎮圧ローラ61が除草ロータ21に近づけて配置されている。
例えば、鎮圧ローラ61を除草ロータ21から後方に離して配置してしまうと、トラクタ2と除草装置1とを含む除草作業機の前後のバランスがくずれて、鎮圧ローラ61が地面G1から浮いてしまうおそれがある。そこで、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近接させて配置することにより、鎮圧ローラ61が地面G1から浮いてしまうのを防止することができる。また、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近接させることにより、除草装置1の全長を短くすることができ、除草装置1を前後方向K1にコンパクトに形成することができる。また、管理作業の特性上、トラクタ2に除草装置1を装着した除草作業機の全長はできるだけ短い方がいいが、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近接させることにより、鎮圧ローラ61をトラクタ2に近づけることができ、除草作業機の全長を短くすることができる。除草作業機の全長を短くすることにより、例えば、旋回する際などに、小さい旋回半径で旋回することができる。また、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近接させて配置することにより、除草ロータ21で刈り取った草を後方に飛び散るのを防止することができる。
図2に示すように、本実施形態のカバー体36は、草刈部19(除草ロータ21)の後方を覆うカバー部材は設けられていない。したがって、除草ロータ21と鎮圧ローラ61とは、除草ロータ21の後端と鎮圧ローラ61の前端との間で形成される空間を介して対向している。言い換えると、鎮圧ローラ61は、介在物のない空間を介して除草ロータ21の後方に配置されている。除草ロータ21と鎮圧ローラ61との間に介在物がないので、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができる。前後方向K1における除草ロータ21と鎮圧ローラ61との間隔F1は、除草ロータ21の半径D6よりも小さい。除草ロータ21の半径D6は、メイン除草ロータ22の半径である。
図4に示すように、メイン除草ロータ22の機体幅方向K2の一端と他端との間の長さL1(図3に示している)は、鎮圧ローラ61の機体幅方向K2の長さL2に対応する寸法(略同じ長さ)に形成されている。言い換えると、除草ロータ21は、機体幅方向K2の一端と他端との間の長さL1が鎮圧ローラ61の機体幅方向K2の長さL2に対応する寸法に形成されたロータ部分(メイン除草ロータ22)を有する。つまり、鎮圧ローラ61は、メイン除草ロータ22で除草した跡を鎮圧し、サブ除草ロータ23で除草した跡は鎮圧しない。
また、図2に示すように、鎮圧ローラ61のローラ径D5(ローラの直径)は、メイン除草ロータ22のロータ径D1、D2(図3に示している)よりも大径に形成されている。メイン除草ロータ22のロータ径D1、D2を鎮圧ローラ61のローラ径D5よりも小さくすることで、鎮圧ローラ61をメイン除草ロータ22側(前側)に寄せることができると共に、鎮圧ローラ61を地面G1に確りと接地させて地面G1から浮くのを防止することができる。これにより、除草跡を鎮圧ローラ61によって良好に鎮圧することができる。
鎮圧ローラ61は、ローラフレーム62に機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回転可能に支持されている。ローラフレーム62は、機枠8に設けられた支持枠51に取り付けられている。
支持枠51は、機枠8から後方に延びており、且つ前部が機枠8に枢支されていて上下に揺動可能である。支持枠51は、後部に機体幅方向K2に延伸するツールバー63を有する。支持枠51は、前後方向の長さが調整可能であり、支持枠51の前後長さを調整することでツールバー63の前後位置が調整可能である。ツールバー63は、中央部に取付部63aを有する。
支持枠51と機枠8との間には、支持枠51の上下揺動を規制する高さ調節機構53が設けられている。詳しくは、高さ調節機構53は、ギヤケース12に取り付けられたマスト56と支持枠51とにわたって設けられている。また、高さ調節機構53は、操作ハンドル57の操作等によって長さ方向に伸縮可能とされており、高さ調節機構53を伸縮させることにより、支持枠51を上下に揺動させることができる。
なお、支持枠51は、機枠8に対して上下揺動されていなくてもよい。即ち、支持枠51は、機枠8に対して固定状であってもよい。
図2に示すように、鎮圧ローラ61は、中心O1がツールバー63よりも前方に位置している。図例では、鎮圧ローラ61は、後端部61aがツールバー63よりも前方に位置している。これにより、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
なお、鎮圧ローラ61は、後端部61aがツールバー63の略真下、または、ツールバー63よりも若干後方に位置するように配置されていてもよい。
図2、図4に示すように、ローラフレーム62は、鎮圧ローラ61の一側(左)に位置する第1側枠材62Aと、鎮圧ローラ61の他側(右)に位置する第2側枠材62Bと、鎮圧ローラ61の後方に位置し且つ第1側枠材62Aと第2側枠材62Bの後部同士を連結する後枠材62Cと、後枠材62Cの一端と他端とを連結する連結枠材62Dと、連結枠材62Dの上部の機体幅方向K2中央側に固定されたブラケット部材62Eとを有する。
第1側枠材62Aは前後方向K1に延伸しており、中央部に第1軸受64Lが設けられている。この第1軸受64Lに鎮圧ローラ61の一側に設けられた第1ローラ軸65Lが回転可能に支持されている。第2側枠材62Bも前後方向K1に延伸しており、中央部に第2軸受64Rが設けられている。この第2軸受64Rに鎮圧ローラ61の他側に設けられた第2ローラ軸65Rが回転可能に支持されている。
ブラケット部材62Eは、ツールバー63の取付部63aに例えば、ボルト等によって着脱可能に取り付けられている。
本実施形態にあっては、ツールバー63の下方に連結枠材62Dを設け、この連結枠材62Dの下部側から前方に延びる第1側枠材62A及び第2側枠材62Bを設け、第1側枠材62Aと第2側枠材62Bとの間に鎮圧ローラ61を支持しているので、鎮圧ローラ61をツールバー63の前方側に配置して除草ロータ21に近づけることができる。
本実施形態は種々の設計変更が可能である。例えば、サブ除草ロータ23は、設けなくてもよい。即ち、除草ロータ21はメイン除草ロータ22のみで形成されていてもよい。
本実施形態の除草装置1は、以下の効果を奏する。
除草装置1は、機枠8と、機枠8に回転自在に支持された回転軸18と、回転軸18と共に回転して地上の草G2を除草する除草ロータ21と、除草ロータ21の後方に配置され且つ接地して除草ロータ21で除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラ61と、を備えている。
この構成によれば、除草ロータ21で除草した跡を鎮圧ローラ61によって鎮圧することにより、除草した後の作業効率の向上を図ることができる。また、除草と鎮圧とを一工程で行えるので、除草作業及び鎮圧作業の作業能率の向上を図ることができる。
また、鎮圧ローラ61の直径D5は、除草ロータ21の直径D1,D2よりも大きい。
この構成によれば、鎮圧ローラ61を確りと接地させて除草跡を良好に鎮圧することができる。
また、除草ロータ21は、機体幅方向K2の一端と他端との間の長さL1が鎮圧ローラ61の機体幅方向K2の長さL2に対応する寸法に形成されたロータ部分(メイン除草ロータ22)を有する。
この構成によれば、ロータ部分で除草した跡を鎮圧することができる。
また、除草ロータ21の上方を覆う上部カバー37を備え、鎮圧ローラ61は、上部カバー37の延長線E1上に位置している。
この構成によれば、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
また、除草ロータ21の上方を覆う上部カバー37を備え、鎮圧ローラ61の前端部61bと上部カバー37の後端部37aとが上下方向において重なる。
この構成によっても、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
また、前後方向K1における除草ロータ21と鎮圧ローラ61との間隔F1は、除草ロータ21の半径D6よりも小さい。
この構成によっても、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
また、機枠8から後方に延びており、且つ後部に鎮圧ローラ61を取り付けるツールバー63を有する支持枠51を備え、鎮圧ローラ61は、中心O1がツールバー63よりも前方に位置している。
この構成によっても、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
また、鎮圧ローラ61は、後端部61aがツールバー63よりも前方に位置している。
この構成によっても、鎮圧ローラ61を除草ロータ21に近づけることができ、除草装置1の全長を短くすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
8 機枠
9 動力伝達部
18 回転軸
21 除草ロータ
22 ロータ部分(メイン除草ロータ)
37 上部カバー
37a 後端部
51 支持枠
61 鎮圧ローラ
61a 後端部
61b 前端部
63 ツールバー
E1 延長線
D1 除草ロータの直径
D2 除草ロータの直径
D5 鎮圧ローラの直径
D6 除草ロータの半径
F1 間隔
G2 草
K1 前後方向
K2 機体幅方向
L1 メイン除草ロータの一端と他端との間の距離
L2 鎮圧ローラの長さ
O1 中心

Claims (8)

  1. 機枠と、
    前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、
    前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、
    前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、
    前記除草ロータの上方を覆う上部カバーと、
    を備え、
    前記鎮圧ローラの前端部と前記上部カバーの後端部とが上下方向において重なる除草装置。
  2. 前記鎮圧ローラの直径は、前記除草ロータの直径よりも大きい請求項1に記載の除草装置。
  3. 前記除草ロータは、機体幅方向の一端と他端との間の距離が前記鎮圧ローラの機体幅方向の長さに対応する寸法に形成されたロータ部分を有する請求項1又は2に記載の除草装置。
  4. 前記鎮圧ローラは、前記上部カバーの延長線上に位置している請求項1~3のいずれか1項に記載の除草装置。
  5. 前記鎮圧ローラを支持するローラフレームと、
    前記鎮圧ローラよりも上方で前記機枠から後方に延びる支持枠と、
    を備え、
    前記ローラフレームは、前記鎮圧ローラの後方側に配置されて前記支持枠の後部に取り付けられる連結枠材と、前記連結枠材の下部の機体幅方向の一側から前方に且つ前記鎮圧ローラの機体幅方向の一側に延びる第1側枠材と、前記連結枠材の下部の機体幅方向の他側から前方に且つ前記鎮圧ローラの機体幅方向の他側に延びる第2側枠材とを有し、
    前記鎮圧ローラは、前記第1側枠材及び前記第2側枠材に機体幅方向に延伸する軸心回りに回転可能に支持されている請求項1~4のいずれか1項に記載の除草装置。
  6. 機枠と、
    前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、
    前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、
    前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、
    を備え、
    前後方向における前記除草ロータと前記鎮圧ローラとの間隔は、前記除草ロータの半径よりも小さい除草装置。
  7. 機枠と、
    前記機枠に回転自在に支持された回転軸と、
    前記回転軸と共に回転して地上の草を除草する除草ロータと、
    前記除草ロータの後方に配置され且つ接地して前記除草ロータで除草した跡を鎮圧する鎮圧ローラと、
    前記機枠から後方に延びており、且つ後部に前記鎮圧ローラを取り付けるツールバーを有する支持枠と、
    を備え、
    前記鎮圧ローラは、中心が前記ツールバーよりも前方に位置している除草装置。
  8. 前記鎮圧ローラは、後端部が前記ツールバーよりも前方に位置している請求項7に記載の除草装置。
JP2018211815A 2018-11-09 2018-11-09 除草装置 Active JP7086823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018211815A JP7086823B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 除草装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018211815A JP7086823B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 除草装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020074739A JP2020074739A (ja) 2020-05-21
JP7086823B2 true JP7086823B2 (ja) 2022-06-20

Family

ID=70723047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018211815A Active JP7086823B2 (ja) 2018-11-09 2018-11-09 除草装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7086823B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018113875A (ja) 2017-01-17 2018-07-26 株式会社システック 地面草処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011762Y2 (ja) * 1979-11-06 1985-04-18 ヤンマー農機株式会社 管理作業機における除草均平装置
JPS60179108U (ja) * 1984-05-08 1985-11-28 セイレイ工業株式会社 均らし装置を備えた根切り機
JPH04110401U (ja) * 1991-03-15 1992-09-25 三菱農機株式会社 ロータリ耕耘部の作業機取付装置
JPH08140408A (ja) * 1994-11-18 1996-06-04 Yoshito Sasaki 水田雑草埋没型除草機
JPH10164903A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 正逆転ロータリ作業機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018113875A (ja) 2017-01-17 2018-07-26 株式会社システック 地面草処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020074739A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2731853B1 (en) Lawn care vehicle with rear wheel steering assembly
JP7086823B2 (ja) 除草装置
JP7153267B2 (ja) 除草装置
US9802646B1 (en) Vehicle with steering mechanism
US9167741B2 (en) Lawn care vehicle with rear wheel axle assembly
US20040251037A1 (en) Walk-behind landscape edger/trencher
JP6912779B2 (ja) 除草装置
JP4989593B2 (ja) トラクタ
GB1597925A (en) Lawn mowers
JP6928350B2 (ja) 除草装置
JP2014176373A (ja) コンバインベーラ
JP7055757B2 (ja) 除草装置及び除草ロータ
JPS5831467Y2 (ja) ミッドマウント型草刈機つき乗用トラクタ
JP7085979B2 (ja) 水田作業機
JP3358703B2 (ja) 歩行型草刈機
JP3990973B2 (ja) 部分正逆転ロータリ装置
WO2019013013A1 (ja) 作業機
JP6869133B2 (ja) 作業機
JP2017112919A (ja) 歩行型草刈機
JP2552919Y2 (ja) ロ−タリ耕耘装置
JP3358704B2 (ja) 歩行型草刈機
JP6512663B2 (ja) 作業車両及びその例としての乗用型田植機
KR20220154325A (ko) 가변 확장구조를 갖는 농업용 제초장치
JPS6221473Y2 (ja)
JP2023069511A (ja) 作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7086823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150