JP7085766B2 - 検流器と流体注入装置 - Google Patents
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Description
まず、フロートの動きに大きく左右されてしまうという問題があった。すなわち、フロートにより光路が遮蔽されるか否かによって検流する構成であり、フロートの動作が正確であることが前提になる。ところが、管路及びフロートへの汚れやエアの付着等に起因して、フロートの正常な動作が損なわれてしまうことがある。例えば、流体の流れがないにもかかわらず、フロートが上記したような現象によって浮上したままの状態になってしまい、その結果、光路が遮蔽されず流体の流れが有るといった誤検出になってしまう。
又、請求項2による検流器は、請求項1記載の検流器において、上記弁は、ハウジングと、上記ハウジング内の上流側に設けられたバルブシートと、上記ハウジング内に収容された弁体と、上記弁体を上記バルブシート側に付勢する弾性部材と、からなり、上記流体の圧力により上記弾性部材の弾性力に抗して上記弁体が上記バルブシートから離間する方向に移動されて上記流体が上記弁内を通過できるようになっていることを特徴とするものである。
又、請求項3による流体挿入装置は、流体を吸引・吐出するポンプと、上記ポンプの吐出側に設置された請求項1又は請求項2記載の検流器と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による検流器によると、請求項1記載の検流器において、上記管路の上記圧力センサによる圧力検出位置の二次側には上記圧力検出位置における圧力変化を増幅させる弁が設けられているので、検流精度をさらに高めることができる。
又、請求項3による検流器は、請求項2記載の検流器において、上記弁はハウジングと上記ハウジング内の上流側に設けられたバルブシートと上記ハウジング内に収容された弁体と上記弁体を上記バルブシート側に付勢する弾性部材とからなり、上記流体の圧力により上記弾性部材の弾性力に抗して上記弁体が上記バルブシートから離間する方向に移動されて上記流体が上記弁内を通過できるようになっているため、上記検流器内の圧力検出位置における流体の圧力の変化量を物理的に増幅することができ、これにより圧力検出の精度ひいては検流精度の精度を向上させることができる。
又、請求項4による検流器によると、請求項1~請求項3の何れかに記載の検流器において、上記管路の上記圧力センサによる圧力検出位置の一次側にはフロートが設置されているので、目視によっても検流を行うことができる。
又、請求項5による流体注入装置によると、流体を吸引・吐出するポンプと、上記ポンプの吐出側に設置された請求項1~請求項4の何れかに記載の検流器と、を具備したので、検流精度の向上を図ることができる。
図1に示すように、この第1の実施の形態による流体注入装置1は、ポンプ3と検流器5とから構成されている。
尚、上記圧力センサ123としては様々な構成のものが考えられるが、本実施の形態の場合には、一例として、浜松光電株式会社製の型番が「KH18001MPa」のものを使用している。
まず、インダクションモータ13によってギヤヘッド15を介してカム19が回転する。このカム19の回転によりハウジング21が上下方向に往復動する。このハウジング21の往復動によりリングボール25を介してロッド45ひいてはプランジャ59が上下方向に往復動する。
以下、上記プランジャ59が上下方向に往復動することにより上記作用が繰り返され薬液が脈動的に吐出される。
まず、検流精度の向上を図ることができる。これは圧力センサ123によって検流を行うようにしているからであり、様々な理由に起因したフロート113の誤動作に影響されることなく、薬液流通の有無を確実に検出することができる。
又、上記圧力センサ123による圧力検出位置の下流側には弁131が設けられているので、薬液流通がある場合とない場合の圧力変化を増幅することができ、それによって、上記圧力センサ123による検出精度をさらに高めることができる。
又、上記フロート113も設置されているので外部からの視認による検流も可能である。
この第2の実施の形態による流体注入装置201では、前記第1の実施の形態による流体注入装置とは異なる構成のポンプ203を採用している。
尚、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
上記ポンプ203のインダクションモータ211によってギヤヘッド213及びジョイント240を介してスプラインナット233を回転させると、上記スプラインシャフト235、ロッド245、プランジャ261が回転するとともに、上側カム面225及び下側カム面227とカムフォロワ237の作用によって、図4中上下方向に往復動する。
まず、プランジャ261は状態aに示す下死点の状態にある。すなわち、プランジャ261最下点まで降下していて、且つ、切欠部265がポンプヘッド251の吸込口253と吐出口255の中間位置にある。
その状態からプランジャ261の回転のみが行われ状態bに移行する。この段階ではプランジャ261は依然として最下点まで降下しているが、切欠部265がポンプヘッド251の吸込口253側に少し向いた状態にある。この状態になると吸込口253を介して切欠部265内に薬液が流入し始める。
その状態からプランジャ261がさらに回転されると、状態c、状態dに示すように、プランジャ261か上昇していき、それによって、ポンプヘッド251内に薬液が吸い込まれていく。状態dではプランジャ261は最上点まで上昇している。
その後、プランジャ261の回転のみが行われ状態eの上死点の状態に移行する。切欠部265がポンプヘッド251の吸込口253と吐出口255の中間位置(先に説明した中間位置の反対側の中間位置)にある。ここまでの動作により薬液の吸込が完了する。
その状態からプランジャ261の回転のみが行われ状態fに移行する。この段階ではプランジャ261は依然として最上点まで上昇しているが、切欠部265がポンプヘッド251の吐出口255側に少し向いた状態にある。
その状態からプランジャ261がさらに回転されると、状態g、状態hに示すように、プランジャ261か下降していき、それによって、ポンプヘッド251内の薬液が吐出口255を介して吐き出されていく。状態hではプランジャ261は最下点まで降下している。
以下、同様の作用を繰り返すことにより薬液が上記吐出口255から脈動的に薬液が吐出される。
まず、圧力センサの種類についてはこれを特に限定するものではない。
また、弁の構成については図示したものに限定されず、例えば、ダイヤフラム型のものでもよい。
また、フロートの設置は任意である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 ポンプ
5 検流器
123 圧力センサ
113 フロート
131 弁
201 流体注入装置
203 ポンプ
Claims (3)
- 透明な目視管と、
上記目視管に設けられ流体が流通する管路と、
上記管路内に設置されたフロート、
上記目視管に設けられ上記管路から分岐された検流路と、
上記目視管の外側から上記検流路に設置された圧力センサと、
上記管路の上記圧力センサによる圧力検出位置の下流側に設けられ上記圧力検出位置における圧力変化を増幅させる弁と、
を具備したことを特徴とする検流器。 - 請求項1記載の検流器において、
上記弁は、ハウジングと、上記ハウジング内の上流側に設けられたバルブシートと、上記ハウジング内に収容された弁体と、上記弁体を上記バルブシート側に付勢する弾性部材と、からなり、
上記流体の圧力により上記弾性部材の弾性力に抗して上記弁体が上記バルブシートから離間する方向に移動されて上記流体が上記弁内を通過できるようになっていることを特徴とする検流器。 - 流体を吸引・吐出するポンプと、
上記ポンプの吐出側に設置された請求項1又は請求項2記載の検流器と、
を具備したことを特徴とする流体注入装置。
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