JP7085227B2 - ストーブ - Google Patents

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Description

本発明は、オーブン部を備えるストーブに関する。
屋外でキャンプ等を楽しむ際に、暖を取ったり料理をしたりするために、ストーブが広く利用される。特にキャンプの大きな楽しみのひとつが料理であり、鍋や網焼き等だけでなく、オーブンを用いた料理もしたいという要望がある。
従来のオーブン付ストーブとして、例えば特許文献1には、上壁、下壁及び側壁を石で形成したことにより、オーブン庫内の温度変動が生じにくくしたオーブン付ストーブが記載されている。
特開2011-169509号公報
しかしながら、特許文献1に記載のオーブン付ストーブでは、調理スペースがオーブンの調理室に限られてしまい、鍋料理やバーベキュー等を同時に楽しむことはできなかった。
またオーブン料理では調理温度が重要であり、十分な火力が求められる。しかしながら、従来のオーブン付ストーブではしばしば火力が不十分なことがあり、ユーザの求める料理ができない場合があった。
本発明は、上記のような課題の少なくとも一つを解決する新規なストーブを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、燃焼室と、前記燃焼室に隣接したオーブン部と、前記オーブン部の外面に沿って設けられる煙道と、を備える。
このような構成とすることで、燃焼室及び煙道の双方からオーブン部に熱が供給され、オーブン部を効率よく加熱することができる。
本発明の好ましい形態では、前記燃焼室の下部に前記オーブン部が配置され、当該オーブン部の下部に前記煙道の一部が配置されている。
このような構成とすることで、燃焼室の上部に天板等を配置すれば、オーブン部以外にも調理スペースを提供することができ、ユーザの利便性が向上する。また、オーブン部の下部に煙道が配置されることで、上下から効率よくオーブン部を加熱することができる。
本発明の好ましい形態では、前記オーブン部は、上面と、下面と、側面と、を有し、前記煙道の一部が、前記側面に設けられている。
このような構成とすることで、上面に燃焼室から、下面と側面に煙道から、それぞれ熱を供給することができ、より効率よくオーブン部を加熱することができる。
本発明の好ましい形態では、前記燃焼室及び煙道を貫通し、前記燃焼室から前記煙道に煙を送るための吸煙穴と、第一の位置において前記吸煙穴への煙の循環を阻害する一方、第二の位置において前記吸煙穴に煙を誘導する可動板と、を更に備える。
広範囲に煙を循環させると燃焼室の温度が十分に上がらず、火の勢いが出ないことがある。これに対し、上記のような構成とすることで、可動板を第一の位置にして吸煙穴への煙の循環を阻害し、燃焼室での燃焼を支援することができる。本体が十分に温まった後に可動板を第二の位置に動かされると、吸煙穴に煙が誘導されて煙道に熱が送られ、オーブン部を加熱することができる。
本発明によれば、オーブン部を効率的に加熱するストーブを提供することができる。
本発明の実施形態におけるストーブの外観を示す図である。 本発明の実施形態におけるストーブのオーブン本体の外観を示す図である。 本発明の実施形態におけるストーブの断面図である。 本発明の実施形態におけるストーブの本体部底面を上から見た平面図である。 本発明の実施形態におけるストーブの可動板の周辺を拡大した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るストーブについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、図において符号1は本実施形態に係るストーブを示す。
図1に示すように、本実施形態におけるストーブ1は、本体部2と、オーブン本体3と、煙突4と、を備える。本実施形態の本体部2は上面、下面及び4つの側面により構成され、内部が燃焼室28となる。本体部2及びオーブン本体3は一体として用いられる。
本体部2は上面に取り外し可能な天板21を備える。また本体部2の側面には燃料投入口22が設けられ、ここから燃料となる薪等が投入される。天板21は燃焼室28によって熱せられ、調理スペースとして利用することができる。例えばユーザは鍋や薬缶、網等を天板21に置いて、その上で好きな料理をすることができる。
本体部2の下部に設けられたオーブン本体3が、オーブン部31を備える。図2は、オーブン本体3の外観を示すとともに、本体部2の底面とオーブン本体3との位置関係を示している。本体部2は、下面を構成する底面板に、吸煙穴23及び排煙穴24を備えている。
オーブン本体3は、オーブン部31及び煙道32によって構成され、煙道32は吸煙穴23及び排煙穴24によって燃焼室28と空間的に接続されている。オーブン部31は上面及び下面と、前面及び背面を含む4つの側面と、によって直方体状に構成された空間であり、上面が本体部2の底板を介して燃焼室28と接している。またオーブン部31は、下面及び側面において煙道32と接している。
オーブン部31の前面を除く周囲が燃焼室28及び煙道32に覆われることにより、オーブン部31は多方向から熱を供給される。なお本実施形態ではオーブン部31の背面は煙道32ではなく外に面しているが、オーブン部31の背面側にも煙が通るように構成し、前面以外の全ての面に煙道32が配置されてもよい。
またオーブン本体3は、前面を塞ぐ蓋部33を備えており、蓋部33は任意に取り外しが可能である。従って、オーブン部31を利用した調理時には、ユーザが蓋部33を着脱して食材等を出し入れすることができる。本実施形態では更に、蓋部33が、オーブン部31の外側に温度を表示する温度計を備える。これにより、ユーザはオーブン部31の温度を認識して調理を行うことができる。
図3は、本実施形態において煙道32に煙を循環させる場合の、ストーブ1のA-A’断面図である。このように、オーブン部31の加熱時には、燃焼室28と煙道32は、吸煙穴23及び排煙穴24によって空間的に接続され、燃焼室28で発生した煙と熱風が、煙道32によりオーブン部31の側面及び下面を通って煙突4に排出される。これにより、煙が煙道32を通る過程でオーブン部31が効率的に温められる。
図4は、本体部2の底面を上から見た平面図である。本体部2は、上述の通り下面に吸煙穴23及び排煙穴24を備えている。燃焼室28は、セパレーター27によって空間が仕切られている。燃焼室28がセパレーター27によって仕切られることにより、燃焼室28内での温度差が生じる。これにより、天板21においても場所によって温度の差ができ、温度差を利用した多面的な調理が可能となる。
また本体部2は可動板25を備えており、図4においては可動板25が第一の位置において排煙穴24を塞ぐ場合を例示している。可動板25は、本体部2の外部に設けられた操作部26と連結されており、ユーザは操作部26を動かすことにより可動板25の位置を変更できる。
煙突4は、排煙穴24の略直上に設けられており、可動板25が第一の位置にある場合には、煙はセパレーター27の左側(煙突側)を通って煙突4から排出される。
図5は、第一の位置及び第二の位置それぞれにおける可動板25を拡大した図である。なお、説明のため、セパレーター27は透過させて表現した。図5(a)は、可動板25が第一の位置にある場合の例を示している。第一の位置においては、可動板25が排煙穴24を塞ぐ形になる。これにより、オーブン部31の周囲を通る煙道32の出口が塞がれることになり、結果として吸煙穴23への煙の循環が阻害される。
図5(b)は、可動板25が第二の位置にある場合の例を示している。第二の位置においては、排煙穴24が開放され、可動板25はセパレーター27によって仕切られた燃焼室28内の煙の通り道を塞ぐ。これにより、燃焼室28に充満した煙と熱風は吸煙穴23に誘導され、煙道32を通って排煙穴24から煙突4に運ばれる。
可動板25を第一の位置にすると煙道32への煙の循環が阻害され、燃焼室28内で燃料が効率的に燃焼する。そして本体部2や煙突4が温まった後に可動板25を第二の位置にして、煙を吸煙穴23に誘導することで、オーブン部31が煙道32の熱によって温められ、オーブン部31での高温調理が可能になる。
なお、可動板25の位置は上述したものに限られず、その他の構成によって吸煙穴23への煙の循環を阻害したり、吸煙穴23に燃焼室28の煙を誘導したりしてもよい。
以上のように、本実施形態のストーブ1によれば、オーブン部31を燃焼室28及び煙道32の熱によって効率的に温め、高温での調理を行うことができる。以下、上述したストーブ1を用いて燃料を燃焼させ、各部の温度を測定した結果を説明する。
<実施例>
まず可動板25を第一の位置にし、燃料投入口22から燃料の薪を投入して着火した。その後継続的に薪を投入し、火の勢いが出た時点で可動板25を第二の位置に動かした。
燃焼中の天板21の温度を計測すると、464.1℃であった。また蓋部33を外してオーブン部31の下面の温度を計測すると、403.5℃であった。
以上の通り、本発明のストーブによれば、オーブン部31を高温にすることが可能であることが確認された。
1 :ストーブ
2 :本体部
3 :オーブン本体
4 :煙突
21 :天板
22 :燃料投入口
23 :吸煙穴
24 :排煙穴
25 :可動板
26 :操作部
27 :セパレーター
28 :燃焼室
31 :オーブン部
32 :煙道
33 :蓋部

Claims (3)

  1. 燃焼室と、
    前記燃焼室の下部に隣接するように配置されたオーブン部と、
    前記燃焼室の上部に配置された天板と、
    前記オーブン部の下面に沿って設けられる煙道と、
    前記燃焼室及び煙道を貫通し、前記燃焼室から前記煙道に煙を送るための吸煙穴と、
    前記燃焼室及び煙道を貫通し、前記煙道からの煙を排出する排煙穴と、
    前記燃焼室から煙を外部に排出する排気口と、
    前記排煙穴を塞ぎ、前記燃焼室から前記排気口への気流路を開放する位置及び、前記排煙穴を開放し、前記燃焼室から前記排気口への前記気流路を塞ぐ位置に切り替え可能な動板と、を備えるストーブ。
  2. 前記オーブン部は、上面と、下面と、側面と、を有し、
    前記煙道の一部が、前記側面に沿って設けられている、請求項に記載のストーブ。
  3. 前記燃焼室は、前記燃焼室内の空間を仕切るセパレーターを有する、請求項1又は請求項2に記載のストーブ。
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