JP7085177B2 - 幼児用歯ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は歯ブラシに関し、詳細にはハンドル部に緩衝部が設けられた歯ブラシに関する。
従来、使用者の歯を清掃するための刷毛が植毛されるヘッド部を先端側に有するとともに、前記使用者の手指によって把持される柱状のハンドル部を基端側に有する歯ブラシがある。
従来の歯ブラシには、前記ハンドル部と前記ハンドル部との境界に位置する境界部に周方向の溝を有するとともに、前記溝を埋めるように、環状体の熱可塑性エラストマーの成形品が嵌合するものがある(特許文献1)。
こうした従来の歯ブラシは、前記ハンドル部に加わる力に対して、前記境界部が熱可塑性エラストマーの成形品を含むため弾性変形し、前記境界部付近で屈曲することが可能である。そのため、使用者は、前記ハンドル部に強い力を加えるときでも、前記境界部がクッションとなって前記刷毛が使用者の歯を擦る圧力を低減することができ、歯や歯茎を傷つける虞が少ない。
特表2003-516782号公報
特許文献1に記載された従来の歯ブラシは、前記ヘッド部と前記ハンドル部との境界に位置する境界部に熱可塑性エラストマーの成形品を含む柔軟領域を有することにより、この境界部付近で屈曲することが可能な構造である。
ところで、使用者が3歳前後の幼児の場合、使用者は前記歯ブラシの先端から前記ヘッド部を口にくわえたまま歩き回りがちなことが知られている。こうした幼児が障害物などにつまずいて倒れる時は、前記歯ブラシをくわえたままで手を離し、前記歯ブラシの基端が床、家具、地面等の足元の障害物(以下、「床など」という。)にぶつかる事態が生じ易い。そのため、3歳前後の幼児が使用する歯ブラシは、前記基端が床などにぶつかるとき、その衝撃が前記ヘッド部に伝わることにより、前記先端によって幼児の喉を突いて傷つけてしまいかねない。
また、幼児の歯磨きは、一般に幼児が自ら行う歯磨きだけでは不十分で、幼児が歯ブラシを使用した後に、同じ歯ブラシを用いて大人がその幼児の歯を磨くといった仕上げ磨きを組み合わせることが多い。
前記従来の歯ブラシは、前記柔軟領域が前記境界部に位置するため、床などにぶつかるときでも、前記柔軟領域が床などに接触しない。そのため前記従来の歯ブラシは、前記柔軟領域が床などからの衝撃を直接に受け止める構造を有していない。
さらに、この従来の歯ブラシは、前記境界部の前記溝を埋めるように環状体の熱可塑性エラストマーの成形品が嵌合する構造であり、前記柔軟領域が前記環状体の内側にまで及んでいない。そして、前記環状体の前記長手方向の長さは、前記周方向の溝の幅を埋める程度の長さに限られる。このため、幼児の転倒時における衝撃力を間接的に受け止めるときでも、前記環状体は、最大で前記長さの部分が圧縮されるにとどまり、衝撃を十分に受け止めるほどに変形しない。
従って、前記の従来の歯ブラシは、前記衝撃を直接に受け止める構造を有していない上に、前記環状体が衝撃力を吸収するほどに変形することがなく、前記衝撃力を十分に緩衝することが困難である。
また、前記従来の歯ブラシは、前記境界部が弾性変形してしまうため、幼児本人又は仕上げ磨きを行う大人が前記ハンドル部を把持して幼児の歯を擦る場合に、微妙な力の入れ具合を加減することが困難である。
本発明はこのような問題に鑑み、歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することができ、かつ、幼児が転倒するときの衝撃を直接に受け止めるとともに、この衝撃力を容易に緩衝することのできる幼児用歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明は幼児が口にくわえるヘッド部を長手方向の先端側に有し、かつ、柱状のハンドル部を基端側に有する幼児用歯ブラシであって、前記ハンドル部には、ハンドル本体部と緩衝部とが設けられ、前記緩衝部は、前記基端に設けられるとともに、硬さが前記ヘッド部及び前記ハンドル本体部の硬さよりも小さいことを特徴とする幼児用歯ブラシを提供するものである。また、幼児が口にくわえるヘッド部を長手方向の先端側に有し、かつ、柱状のハンドル部を基端側に有する幼児用歯ブラシであって、前記ハンドル部には、ハンドル本体部と、前記長手方向において前記ハンドル本体部と基端寄りに隣接する緩衝部とが設けられ、前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とは一体に、かつ、ロックウェル硬さが80以上の材質により成形されるとともに、前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とを合わせた前記長手方向における長さが幼児用歯ブラシ全体の同じく長さの40%以上且つ70%未満を占め、前記緩衝部は、前記基端に設けられるとともに、タイプAデュロメータ硬さが20以上、かつ、75未満の範囲の材質を用いる柔軟部を有し、前記柔軟部は、前記基端向きに凹む凹状部が前記ハンドル本体部側から突出する凸状部と固着するとともに、内側に前記凸状部を含まない部分が基端側の75%以上、かつ、90%未満の長さを占めるもよい。
すなわち、前記緩衝部が前記基端側に設けられ、かつ、幼児用歯ブラシの他の部分よりも柔軟である。そのため幼児用歯ブラシは、前記基端から衝撃を受ける場合に、この柔軟な緩衝部によって前記衝撃を直接に受け止めることができる。
また、前記ハンドル部は、前記緩衝部の前記先端側から前記基端向きに凹む凹状部を有するとともに、前記ハンドル本体部の前記基端側から前記基端向きに突出する凸状部を有し、前記緩衝部は、前記長手方向における前記先端側の一部において、前記凹状部と前記凸状部とが結合する結合領域を有してもよい。
すなわち、緩衝部は、長手方向における前記先端側の一部が内側に前記凸状部を含み、前記一部以外の部分が前記凸状部を含まない。前記凸状部を含まない部分においては、硬さの小さい前記緩衝部が、前記凸状部に邪魔されることなく自在な方向に変形するため、衝撃力を緩衝することが容易である。
また、前記緩衝部の表面において、JIS K6253-3及びJIS K7215の少なくとも一方に規定されるタイプAデュロメータ硬さが20~75の範囲であってもよい。
すなわち、硬さを小さく抑えることにより、前記緩衝部は前記衝撃を十分に受け止めるほどに変形することができる。
さらに、長手方向において、全体の長さに占める前記緩衝部の長さの割合が30~80%の範囲であってもよい。
すなわち、前記緩衝部は、幼児用歯ブラシ全体の30%以上の長さにおいて前記の床などからの衝撃力を受け止めることができる。そのため、幼児用歯ブラシはこの衝撃力を容易に緩衝することができる。
しかも、前記緩衝部は、幼児用歯ブラシ全体の長さの80%以下を占めるにとどまるため、残りの長さに前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とを配置することができる。これにより幼児用歯ブラシは、前記ヘッド部において刷毛を植毛する面積が十分に確保されるとともに、使用者が歯磨き時に操作しやすいために、力の入れ具合を容易に加減することを可能とする。
これらによって、幼児用歯ブラシは、歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することができ、かつ、幼児が転倒するときの衝撃を直接に受け止めるとともに、この衝撃力を容易に緩衝することができる。
本発明は幼児が口にくわえるヘッド部を長手方向の先端側に有し、かつ、柱状のハンドル部を基端側に有する幼児用歯ブラシであって、前記ハンドル部は前記基端に緩衝部を備え、該緩衝部の変形により、前記基端から前記ヘッド部に向けて作用する衝撃力を緩衝することを特徴とする幼児用歯ブラシを提供するものである。
すなわち、本発明の幼児用歯ブラシは前記基端からの衝撃力を前記緩衝部の変形により直接に受け止めることができる構造である。しかも、緩衝部がハンドル部に備わるため、使用者が歯磨きのために前記ハンドル部を把持している間は、幼児用歯ブラシが、歯を擦るための力によって屈曲してしまうことがない。
そのため、幼児用歯ブラシは、幼児の転倒時に変形して前記衝撃力を緩衝することができ、かつ、通常の歯磨き時に変形せずに、歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することができる。
また、前記緩衝部は、弾性変形によって、前記基端が前記ハンドル部の中心軸線から離れる位置へ変位するように屈曲することができてもよい。さらに、前記緩衝部は、弾性変形によって、前記基端が前記ハンドル部の中心軸線から離れる位置へ変位するように屈曲することができ、前記ハンドル本体部は、前記長手方向と直交する向きに張り出す膨出部が形成されてもよい。
すなわち、前記基端は自由端であり、他の部材などから制約を受けることなく前記中心軸線から離れる位置へ変位することができる。このような構造により、幼児用歯ブラシは大きく屈曲して変形することができ、前記他端からの衝撃力を容易に緩衝することができる。
また、前記緩衝部は、熱可塑性エラストマーの成形品を含んでもよい。
熱可塑性エラストマーは、常温でゴム弾性を有し、柔軟であり、かつ、通常のプラスチックと同様の成形方法により成形することができることが知られている。そのため、前記緩衝部の材質として適当である。それと同時に、柔軟性と他の樹脂との接着性とを活かして、2色成形のような前記緩衝部以外の部分との複合成形によって成形することができ、幼児用歯ブラシを効率的に製造することが可能となる。
これにより、本発明においては、力の入れ具合を加減することができ、かつ、衝撃力を吸収することのできる幼児用歯ブラシを容易に提供することができる。
また、前記ハンドル部が前記先端側にハンドル本体部を有し、前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とは一体に形成され、前記緩衝部は、前記ハンドル本体部から前記長手方向に延設されてもよい。
すなわち、前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とが一体に形成されるため、使用者は歯磨き時に前記ハンドル本体部に力を入れて操作することにより、手指の力を前記ヘッド部へ効率良く伝えるとともに、微妙な力の入れ具合を加減することができる。このとき、前記緩衝部が前記ハンドル本体部から長手方向に延設されるため、使用者は、幼児用歯ブラシのハンドル部をバランス良く保持することができる。
これらにより、幼児用歯ブラシは、幼児の転倒時の衝撃力を容易に吸収することができることと同時に、歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することを可能とする。
このように本発明では、幼児用歯ブラシによって、歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することができ、かつ、幼児の転倒時に加わる衝撃力を容易に吸収することが可能である。
(a)が本発明の第1の実施形態を示す幼児用歯ブラシの正面図であり、(b)が背面図である。 本発明の第1の実施形態を示す幼児用歯ブラシの右側面図である。 本発明の第1の実施形態における幼児用歯ブラシの使用状態を示す説明図である。 (a)が本発明の第1の実施形態を示す幼児用歯ブラシの正面断面図であり、(b)が右側面断面図である。 (a)及び(b)が本発明の第1の実施形態における幼児用歯ブラシの製造過程を示す説明図である。 (a)及び(b)が本発明の第1の実施形態における幼児用歯ブラシの変形する状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す幼児用歯ブラシの正面図である。 本発明の第2の実施形態における幼児用歯ブラシの使用状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態における幼児用歯ブラシの変形する状態を示す説明図である。
図1~図6は、本発明の第1の実施形態を例示している。図において1が幼児用歯ブラシであり、符号Lを付した矢印は、この幼児用歯ブラシ1の長手方向を表わす。
図1(a)の正面図が示すように、幼児用歯ブラシ1は、ヘッド部2を長手方向Lの先端3側に有し、かつ、柱状のハンドル部4を基端5側に有する。ハンドル部4には、先端3側のハンドル本体部6と、基端5側の緩衝部7とが設けられる。ヘッド部2、ハンドル本体部6及び緩衝部7は、幼児用歯ブラシ1の長手方向Lの中心軸線Caに沿って直線状に配置される。図において符号Wを付した矢印は、幼児用歯ブラシ1の左右方向を表わし、図1(a)に向かって左側が左向きであり、その反対向きが右向きである。
幼児用歯ブラシ1は、図1(a)(b)及び図2が示すように、ハンドル本体部6が左右方向Wの左向き及び右向き、ならびに、前後方向Tの前向きに張り出した膨出部6aを有する。また、ヘッド部2とハンドル本体部6とが一体に成形される。図の仮想線で表すような、膨出部6aから先端3側にかけて左右方向Wに縮幅する縮幅部を境に、この縮幅部よりも先端3側がヘッド部2であり、基端5側がハンドル本体部6である。
また、幼児用歯ブラシ1は図3が示すように、幼児Cが手指Fと掌Pとによってハンドル部4を把持した状態で歯磨きを行う。このとき幼児Cは、手指Fどうしの間、手指Fと掌Pとの間、または、手指Fどうしの間及び手指Fと掌Pとの間においてハンドル部4を支持する。
ヘッド部2には、図2の側面図に示すように刷毛8が植毛される。幼児用歯ブラシ1の使用者である幼児Cは、ハンドル部4を把持し、ヘッド部2を介して刷毛8を歯に押し当てて歯磨きを行う。図において符号Tを付した矢印は、幼児用歯ブラシ1の前後方向を表し、刷毛8の毛先の向きが前向きであり、その反対向きが後ろ向きである。
ヘッド部2は、ポリプロピレン、ポリスチレン等の汎用樹脂又は飽和ポリエステル樹脂等のエンジニアリングプラスチックの成形品である。上で述べたようにヘッド部2とハンドル本体部6とは、一体に成形して形成されるため、ハンドル本体部6の材質は、ヘッド部2の材質と同一である。よってハンドル部4のうち、ハンドル本体部6は、ポリプロピレン、ポリスチレン等の汎用樹脂又は飽和ポリエステル樹脂等のエンジニアリングプラスチックの成形品である。
ハンドル部4においては、図1(a)(b)及び図2のかくれ線が示すように、ハンドル本体部6の基端5側から長手方向Lの基端5向きに突出する凸状部6bと、緩衝部7の先端3側から長手方向Lの基端5向きに凹む凹状部7aとが固着する。これらの固着の状態を、正面断面図及び右側面断面図によって表すと図4(a)(b)の通りである。凸状部6bは、ハンドル本体部6と一体に成形されるため、材質が上で述べたハンドル本体部6の材質と同一である。
また、図4(a)(b)が示す通り、ハンドル本体部6に凸状部6bの前後左右を囲む環状のフランジ部6cがあり、緩衝部7に凹状部7aの前後左右を囲む環状のフランジ部7bがある。各フランジ部6c,7bは互いに固着する。
ハンドル部4の長手方向Lのうち、凸状部6b及び凹状部7aが互いに固着する部分と、フランジ部6c,7bどうしが互いに固着する部分とが存在する領域を緩衝部7の結合領域Loという。すなわち、緩衝部7は結合領域Loにおいて凸状部6bを内側に含む。各図が示すように、緩衝部7は先端3側の一部においてのみ結合領域Loを有する。そして、結合領域Lo以外の単一領域Lpにおいては凸状部6bを内側に含まない。
緩衝部7のうち、結合領域Loは、長手方向Lにおける緩衝部7の長さである緩衝部長さL2に対して先端3側の1/4未満の長さを占める。その結果、緩衝部7は、長手方向Lにおいて緩衝部長さL2の3/4以上の長さを、基端5側の単一領域Lpが占める。
ハンドル部4のうち、緩衝部7は、熱可塑性エラストマーを成形した柔軟部7cを含む。図5(a)(b)は緩衝部7の製造過程を示す。柔軟部7cは、図5(a)の実線が示すようにヘッド部2及びハンドル本体部6が一体に成形された後、仮想線が示すように、これらのヘッド部2及びハンドル本体部6の成形品と共に2色成形により成形される。
すなわち、インジェクション成形の金型内に、成形後のヘッド部2及びハンドル本体部6を挿入し、これらのヘッド部2及びハンドル本体部6の周りに熱可塑性エラストマーを注入して、ヘッド部2及びハンドル本体部6と一体に金型成形する。図5(b)は、柔軟部7cが2色成形により成形された後の外観のイメージを示す。
このとき、凸状部6bの径方向における外側に熱可塑性エラストマーが注入されて、金型成形され、前記外側を柔軟部7cが取り囲むことにより結合領域Loが形成される。そのため、結合領域Loの横断面は、径方向に二層に構成され、中心軸線Ca側の断面が、材質がハンドル本体部6の材質と同一の凸状部6bによって占められ、表面側の断面が熱可塑性エラストマーの柔軟部7cによって占められる。一方で、単一領域Lpの横断面は単層に構成され、断面全体が熱可塑性エラストマーの柔軟部7cによって占められる。
なお、柔軟部7cの2色成形に際して、凸状部6bと凹状部7aとの固着力を高めるため、結合領域Loの長手方向Lにおける長さが緩衝部長さL2に占める割合は10%以上が望ましい。凸状部6bと凹状部7aとが固着するための表面積をより広くとるためである。
緩衝部7は、熱可塑性エラストマーのように硬さの小さい材料から成る柔軟部7cを含むことにより、幼児Cが幼児用歯ブラシ1のヘッド部2を口にくわえたまま転倒して、基端5を床、家具、地面等の足元の障害物(以下、「床など」という。)にぶつけるときでも、図6(a)(b)のように変形して屈曲し、基端5がぶつかるときの衝撃を受け止めることができる。
図6(a)の実線は、基端5からの衝撃により緩衝部7が、仮想線の表す状態から、中心軸線Caに対して左右方向Wの右向きに変形した状態を示す。また、図6(b)は、基端5からの衝撃により緩衝部7が、仮想線の表す状態から、中心軸線Caに対して前後方向Tの後ろ向きに変形した状態を示す。衝撃部7の柔軟部7cは弾性変形し、幼児Cの転倒後に基端5が床などから離れることにより元の状態へ復原する。
このとき、基端5は、中心軸線Caから離れる位置へ、図6(a)の矢印Maによって表す軌跡、または、図6(b)の矢印Mbによって表す軌跡に沿って変位することができる。また、基端5は左右方向W及び長手方向Lの軌跡Maと、前後方向T及び長手方向Lの軌跡Mbとが各図の平面視において合成される軌跡に沿って変位することができる。
緩衝部7は幼児用歯ブラシ1のうちの基端5側に位置し、基端5が床などと接触することにより衝撃を直接に受け止めることができる。また、基端5は、幼児用歯ブラシ1の他のどの部位にも拘束されないため、床などからの衝撃の方向に応じて、最も曲がり易く、衝撃を吸収しやすい方向に変位することができる。
また緩衝部7は、長手方向Lにおいて3/4以上の長さを占める熱可塑性エラストマーの単一領域Lpが左右方向W、前後方向T、長手方向L、または、これらを合成した方向において自由に変形するため、基端5が大きく変位し床などからの衝撃を容易に吸収することができる。
これらのように幼児用歯ブラシ1は、緩衝部7の柔軟部7cが内側の凸状部6aに邪魔されることなく変形して、基端5を中心軸線Caからより離れた位置に変位させることができる。
柔軟部7cの材質である熱可塑性エラストマーとしては、三井化学株式会社が販売する「ミラストマー」(登録商標)をはじめとするオレフィン系熱可塑性エラストマー、三菱化学株式会社が販売する「ラバロン」(登録商標)をはじめとするスチレン系熱可塑性エラストマーなどが用いられる。
ところで、日本工業規格JIS K6253-3「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-硬さの求め方-第3部:デュロメータ硬さ」が加硫ゴム及び熱可塑性ゴムのデュロメータ硬さの求め方について規定する。また、日本工業規格JIS K7215「プラスチックのデュロメータ硬さの試験方法」がプラスチックのデュロメータ硬さを測定する方法について規定する。これらの規格は、複数のタイプのデュロメータ硬さについて規定し、かつ、その規定がタイプAデュロメータ硬さについての規定を含む。
オレフィン系熱可塑性エラストマーは、例えばタイプAデュロメータ硬さが40から91までのグレードのものが上市されている。また、スチレン系熱可塑性エラストマーは、例えばタイプAデュロメータ硬さが15から88までのグレードのものが上市されている。
これに対し、基端5が上で述べたような各軌跡Ma,Mbを描くように緩衝部7を有効に変形させるためには、タイプAデュロメータ硬さが20以上、かつ、75未満の範囲であることが、幼児用歯ブラシ1の試作品によって見出された。よって、柔軟部7cの材質として、タイプAデュロメータ硬さが20以上、かつ、75未満の範囲のものを用いる。
また、通常の歯磨きを行うために幼児Cがハンドル部4を把持するためには、緩衝部7が一定以上の硬さを有していることが望ましく、そのための硬さはタイプAデュロメータ硬さが40以上であることが見出された。一方で、幼児Cの転倒時における衝撃が大きいとき、衝撃をより多く吸収し、確実に事故を防ぐためには、緩衝部7の硬さがより小さいことが望ましく、タイプAデュロメータ硬さが60未満のときに衝撃の吸収度合いが著しく増加することが見出された。
緩衝部7は、図3に示されるように、ハンドル本体部6と共に幼児Cの手指Fどうしの間、手指Fと掌Pとの間、または、手指Fどうしの間及び手指Fと掌Pとの間において支持される。
また、幼児用歯ブラシ1は、幼児Cが自分で歯磨きを行った後に、大人Aが、幼児Cの磨き足りない部分を磨くような「仕上げ磨き」のためにも用いられる。このとき緩衝部7は、幼児Cの場合と同様に、大人Aの手指Fや掌Pによって支持される。以下において、幼児用歯ブラシ1を使用する幼児C及び大人Aを総称して「使用者A,C」という。
使用者A,Cは、図3のように幼児用歯ブラシ1を把持して歯磨きを行う際、手指Fによってハンドル本体部6と緩衝部7とを同時に握り、または、手指Fと掌Pとの間に挟むようにしてハンドル本体部6と緩衝部7とを同時に握る。このように、緩衝部7は、使用者A,Cが歯磨きを行う間手指Fによって握られているため、歯を擦るための力によって図6(a)(b)のように屈曲することがない。
これらにより、幼児用歯ブラシ1は、幼児Cの転倒時に変形して屈曲し、衝撃力を緩衝することができ、かつ、通常の歯磨き時には屈曲せずに、使用者A,Cが歯を擦る力の入れ具合を容易に加減することを可能とする。
柔軟部7cよりも硬い材質を、ヘッド部2及びハンドル本体部6の材質として採用する。すなわち、ポリプロピレン、ポリスチレン、飽和ポリエステル樹脂等を用いる場合は、日本工業規格JIS K7202-2「プラスチック-硬さの求め方-第2部:ロックウェル硬さ」が規定するロックウェル硬さが80以上のものを用いる。ロックウェル硬さが80以上の樹脂は、タイプAデュロメータ硬さが90よりも大きいのであって、柔軟部7cよりも硬さが大きい。
これらの樹脂のうち、ポリプロピレンをヘッド部2及びハンドル本体部6の材質として採用するときは、例えば日本ポリプロ株式会社が販売する「ノバテック」(登録商標)のうち、ロックウェル硬さが80~110の範囲のグレードのものを採用し、また、例えば株式会社プライムポリマーが販売する「プライムポリプロ」(登録商標)のうち、ロックウェル硬さが90~95の範囲のグレードのものを採用する。
このようにハンドル本体部6は、ヘッド部2と一体に成形され、かつ、硬い。そのため、使用者A,Cは、図3が示すように幼児用歯ブラシ1を把持する際に、ハンドル本体部6を支持する手指Fや掌Pの力を変形により分散させる虞が小さく、手指Fなどの力を、ハンドル本体部6を介してヘッド部2へ効率良く伝えることができる。また、使用者A,Cは、硬さの大きいヘッド部2及びハンドル本体部6を操作することにより、微妙な力の入れ具合を加減することができる。
また、緩衝部7が、ハンドル本体部6から中心軸線Caに沿って長手方向Lに延設されるため、幼児用歯ブラシ1の長手方向Lの重心は、ハンドル部4に位置する。これによって、使用者A,Cは、ハンドル部4を把持することにより、幼児用歯ブラシ1をバランス良く保持することができる。
緩衝部長さL2の、幼児用歯ブラシ1全体の長手方向Lにおける長さである全体長さL1に占める割合は、30~80%の範囲内である。緩衝部長さL2が30%以上を占めることにより、緩衝部7は、柔軟部7cが変形して床などからの衝撃力を受け止めることができる。
しかも、ヘッド部2及びハンドル本体部6が20%以上の長さを占めることにより、ヘッド部2は、刷毛8が植毛される十分な面積を有することができる。また、ヘッド部2及びハンドル本体部6は、柔軟部7cよりも硬さが大きく、かつ、20%以上の長さを占めるため、使用者A,Cが歯磨き時に容易に操作することと、力の入れ具合を容易に加減することとを可能にする。
緩衝部長さL2の、全体長さL1に占める割合は、60%以下の範囲内でもよい。ヘッド部2及びハンドル本体部6が40%以上の長さを占めることにより、使用者A,Cは、より容易に歯を擦る力の入れ具合を加減することができる。
しかも、幼児用歯ブラシ1では、一般に全体長さL1が125mm前後のため、緩衝部長さL2の割合が30~60%の範囲内に収まることにより、幼児Cがハンドル部4を手指F及び掌Pによって把持し易く、不自然な持ち方による事故を低減することができる。
図7~図9は、本発明の第2の実施形態を例示している。図7において11が幼児用歯ブラシであり、この幼児用歯ブラシ11は、ヘッド部12を長手方向Lの先端13側に有し、かつ、柱状のハンドル部14を基端15側に有する。ハンドル部14には、先端13側のハンドル本体部16と、基端15側の緩衝部17とが設けられる。
ヘッド部12、ハンドル本体部16及び緩衝部17は、幼児用歯ブラシ11の長手方向Lの中心軸線Caに沿って直線状に配置される。本実施形態における緩衝部長さL2は、全体長さL1に対して約60%を占める。
図8が示すように、使用者A,Cは手指Fと掌Pとによってハンドル部14を把持した状態で幼児用歯ブラシ11による歯磨きを行う。このとき使用者A,Cは手指Fどうしの間、または、手指Fどうしの間及び手指Fと掌Pとの間においてハンドル部14を支持する。
ヘッド部12は、中心軸線が幼児用歯ブラシ11の中心軸線Caと一致する円柱状の円柱状領域12aを基端15側に有する。また、ハンドル本体部16は、中心軸線が幼児用歯ブラシ11の中心軸線Caと一致する略截頭円錐形状に形成される。
ヘッド部12の円柱状領域12aとハンドル本体部16とは、図7の仮想線で示すような円柱状領域12aの基端5側の端縁12bが、前記略截頭円錐形状の頂面と円錐面との稜線と一致し、この端縁12bにおいて長手方向Lに連続する。よって端縁12bよりも先端13側がヘッド部12であり、端縁12bよりも基端15側がハンドル本体部16である。その他の構成は、第1の実施形態と共通する。
本実施形態においても緩衝部長さL2に対する単一領域Lpの長手方向Lにおける長さが3/4以上を占める。熱可塑性エラストマーの単一領域Lpが長いことにより、基端15が図9に示す左右方向W及び長手方向Lの軌跡Ma‘を描いて右向きに大きく変位し、緩衝部17は、床などからの衝撃を容易に吸収することができる。
なお、ヘッド部12において図7の符号12aで示した柱状領域は円柱状に限られることがなく、口腔内を傷つける虞のない形状であれば横断面が楕円、四角形、四角形以外の多角形などの形状でもよい。また、ハンドル本体部16は略截頭円錐形状に限られることがなく、ヘッド部12と連続する形状であり、かつ、使用者A,Cが手指Fで把持し易い形状であれば略截頭四角錐形状、四角錐以外の略截頭角錐形状等でもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、ハンドル本体部6,16のフランジ部6c,16cと、緩衝部7のフランジ部7b,17bとがなくともよい。すなわち、凸状部6b,16bと、凹状部7a,17aとが、柔軟部7c,17cの変形の前後にかかわらず堅固に固着していればハンドル本体部6,16と凸状部6b,16bとの境界は平滑であってもよい。
また、凸状部6b,16bと凹状部7a,17aとは、2色成形以外の方法によって固着していてもよい。例えば、凹状部7a,17aを有する柔軟部7c,17cを予め成形し、凸状部6b,16bを差し込むようにして接着剤等により固定してもよい。
柔軟部7c,17cの材質は、タイプAデュロメータ硬さが20以上、かつ、75未満の範囲の硬さを有し、かつ、弾性変形により元の状態へ復原する材質であれば、例えば、熱可塑性エラストマー以外の、EVA樹脂、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂や、ゴムでもよい。また、上で挙げたスチレン系熱可塑性エラストマーやオレフィン系熱可塑性エラストマーのほかに、塩化ビニル系等の熱可塑性エラストマーでもよい。
さらに、第1の実施形態において左右方向Wの両方の向き及び前後方向Tの前向きに張り出した膨出部6aを有するハンドル本体部6を例示し、第2の実施形態において、左右方向W又は前後方向Tの何れにも張り出さず、膨出部を有しないハンドル本体部16を例示したが、こうした膨出部は、これらの実施形態以外の、例えば左右方向W又は前後方向Tの何れか一方の向き、左右方向Wの一方の向き及び前後方向Tの向きなどに張り出すものであってもよい。
ヘッド部2,12、ハンドル部6,16及び緩衝部7,17が共通の中心軸線Caに沿って直線状に配置される例を挙げたが、これ以外の、例えばヘッド部2,12の中心軸線がハンドル本体部6,16の中心軸線に対して前後方向Tの前向きに傾いているような配置であってもよい。
第1の実施形態において、緩衝部7が右向き、後ろ向き、または、右向き及び後ろ向きに変形し、基端5が軌跡Ma、軌跡Mb、または、軌跡Maと軌跡Mbとが合成された軌跡を描く例を示したが、これらの他に、緩衝部7は、左向き、前向き、または、前後左右の各向きが合成された向きに変形してもよい。また、第2の実施形態においても、緩衝部17は、右向きの他に、左向き、前向き、後ろ向き、または、前後左右の各向きが合成された向きに変形してもよい。
本発明は、衝撃力を緩衝可能な幼児用歯ブラシに利用できる。
1,11 幼児用歯ブラシ
2,12 ヘッド部
3,13 先端
4,14 ハンドル部
5,15 基端
6,16 ハンドル本体部
6a 膨出部
6b,16b 凸状部
7,17 緩衝部
7a,17a 凹状部
7c,17c 柔軟部
8,18 刷毛
L1 全体長さ
L2 緩衝部長さ
Lo 結合領域
Lp 単一領域

Claims (2)

  1. 幼児が口にくわえるヘッド部を長手方向の先端側に有し、かつ、柱状のハンドル部を基端側に有する幼児用歯ブラシであって、
    前記ハンドル部には、ハンドル本体部と、前記長手方向において前記ハンドル本体部と基端寄りに隣接する緩衝部とが設けられ、
    前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とは一体に、かつ、ロックウェル硬さが80以上の材質により成形されるとともに、前記ヘッド部と前記ハンドル本体部とを合わせた前記長手方向における長さが幼児用歯ブラシ全体の同じく長さの40%以上且つ70%未満を占め、
    前記緩衝部は、前記基端に設けられるとともに、タイプAデュロメータ硬さが20以上、かつ、75未満の範囲の材質を用いる柔軟部を有し、
    前記柔軟部は、前記基端向きに凹む凹状部が前記ハンドル本体部側から突出する凸状部と固着するとともに、内側に前記凸状部を含まない部分が基端側の75%以上、かつ、90%未満の長さを占める
    ことを特徴とする幼児用歯ブラシ。
  2. 前記緩衝部は、弾性変形によって、前記基端が前記ハンドル部の中心軸線から離れる位置へ変位するように屈曲することができ、
    前記ハンドル本体部は、前記長手方向と直交する向きに張り出す膨出部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載する幼児用歯ブラシ。
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