JP7084329B2 - コイルの接合方法 - Google Patents

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本発明は、コイルの接合方法に関する。
コイルの端部同士を接合してステータを形成する方法が知られている。
例えば特許文献1には、コイルの端部を対向配置し、コイル端部の対向面の絶縁皮膜をそれぞれ剥離し、剥離部にレーザを照射してコイルの端部同士を接合する方法が開示されている。
特開2013-109948号公報
発明者らは、コイルの接合方法に関し、下記の課題を見出した。以下、図7及び図8を参照して本発明の課題について説明する。図7は、従来のコイルの模式斜視図である。図8は、図7の一点鎖線に沿う断面図である。図7に示すように、接合体100は、コイル101、及びコイル102を備える。コイル101は、端部に端面101aを有する。コイル102は、端部に端面102aを有する。コイル101及びコイル102は、端面101a及び端面102aが同一面を形成するように配置される。端面100aには、図8に示すようにレーザ3が照射される。端面100aは、レーザ3を吸収すると、溶融する。コイル101及びコイル102は、端面100aが十分に溶融されると接合し、接合体100を形成する。
図8に示す矢印は、レーザ3の進行方向の一例を示す。接合体100に照射されたレーザ3の一部は、図8に示すように反射する。端面100aが平坦であるため、図8に示すように反射したレーザ3は、接合体100に吸収されない。接合体100は、レーザ3の一部が反射しているため、端面100aを十分に溶融するために、長時間レーザ3を照射する必要がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、より短い照射時間で接合可能なコイルの接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一態様は、対向配置された一対のコイルの端面にレーザを照射して、前記一対のコイルの端部同士を接合する、コイルの接合方法であって、前記一対のコイルの前記端面に切り込みを形成する工程と、前記切り込みにレーザを照射する工程と、を備える。
本発明に係るコイルの接合方法は、一対のコイルの端面に切り込みを形成する工程と、切り込みにレーザを照射する工程と、を備える。切り込みにレーザを照射すると、切り込みが形成されていない端面にレーザを照射する場合に比較して、レーザのエネルギーのロスを抑制することができる。したがって、より短い照射時間でコイルを接合することができる。
本発明によれば、より短い照射時間で接合可能なコイルの接合方法を提供することができる。
本実施の形態に係るコイルの模式斜視図である。 図1の一点鎖線に沿う断面図である。 本実施の形態に係るコイルの接合方法を示すフローチャートである。 レーザ照射時間と溶融量との関係を示すグラフである。 実施例1におけるコイルの写真である。 比較例1におけるコイルの写真である。 従来のコイルの模式斜視図である。 図7の一点鎖線に沿う断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
まず、図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るコイルの接合方法を実施するコイル(本実施の形態に係るコイル)の構造について説明する。図1は、本実施の形態に係るコイルの模式斜視図である。図1に示すように、接合体1は、コイル11、及びコイル12を備える。コイル11は、端面11aを有する。コイル12は、端面12aを有する。図1には、接合体1に加えて、レーザ3を図示している。図2は、図1の一点鎖線に沿う断面図である。図2に示す矢印は、レーザ3の進行方向の一例を示す。
なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正方向が鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
コイル11及びコイル12は、銅合金を細長く伸ばした糸状の部材である。コイル11及びコイル12は、例えば図1に示すように断面矩形状である。コイル11は、端部に端面11aを有する。コイル12は、端部に端面12aを有する。コイル11及びコイル12は、対向配置される一対のコイルである。具体的には、コイル11及びコイル12は、図1に示すように、端面11a及び端面12aが同一面を形成するように配置される。端面11a及び端面12aが形成する同一面を、端面1aとする。
図1に示すように、端面1aには、切り込み2が形成されている。切り込み2の形状は、特に限定されない。切り込み2は、例えば図2に示すように、断面三角形状である。また、切り込み2は、断面矩形状であってもよいし、断面半円形状であってもよい。詳細は後述するが、切り込み2にレーザ3を照射すると、コイル11及びコイル12は、互いに接触する面が接合されて接合体1を形成する。接合体1は、コア等と組み合わせられて、ステータとして使用される。
次に、図1~3を参照して、本実施の形態に係るコイルの接合方法について説明する。図3は、本実施の形態に係るコイルの接合方法を示すフローチャートである。図3に示すように、少なくとも、切り込み2を形成する工程(ステップS1)と、切り込み2にレーザ3を照射する工程(ステップS2)と、を備え、さらにその他の工程を備えていてもよいものとする。
図3に示すように、本実施の形態に係るコイルの接合方法では、まず、切り込み2を形成する工程(ステップS1)を行う。切り込み2を形成する工程(ステップS1)では、図1に示すように、端面1aに切り込み2を形成する。切り込み2を形成する工程(ステップS1)において、切り込み2を形成する方法は特に限定されない。切り込み2は、例えば、刃物によって形成される。
切り込み2は、コイル11及びコイル12の互いに接触する面の縁を通るように形成される。具体的には、切り込み2は、例えば、図1に示すように、コイル11及びコイル12の互いに接触する面の縁に対して直角となるように形成される。また、切り込み2は、コイル11及びコイル12の互いに接触する面の縁に対して斜めに形成されてもよい。
コイル11及びコイル12は、通常、切り込み2を形成する工程(ステップS1)を行う前に、コイル11及びコイル12を対向配置する工程において、対向配置される。コイル11及びコイル12は、コイル11及びコイル12を対向配置する工程において、接合面が互いに接触する面となるように配置される。
次に、切り込み2にレーザ3を照射する工程(ステップS2)を行う。切り込み2にレーザ3を照射する工程(ステップS2)では、切り込み2上にレーザ3を走査させる。切り込み2にレーザ3を照射すると、レーザ3のエネルギーをコイル11及びコイル12が吸収し、端面1aが溶融する。切り込み2にレーザ3を照射する工程(ステップS2)を十分行うと、端面1aを十分に溶融することができる。端面1aを十分に溶融させることによって、コイル11及びコイル12の端部同士を接合し、接合体1を形成することができる。
切り込み2に照射されたレーザ3の一部は、接合体1に吸収されずに、図2に示すように反射する。反射したレーザ3の一部は、切り込み2内に再びぶつかり、接合体1に吸収される。したがって、接合体1は、切り込み2が形成されない接合体100に比較して、照射されたレーザ3のエネルギーのロスが小さい。
図4は、レーザ照射時間と溶融量との関係を示すグラフである。図4に示す一点鎖線は、レーザ3の出力を示す。図4に示す実線は、接合体1にレーザ3を照射した際における溶融量を示す。図4に示す点線は、切り込み2を形成しない接合体100にレーザ3を照射した際における溶融量を示す。
図4に示すように、切り込み2を形成した接合体1は、切り込み2を形成しない接合体100に比較して、短い照射時間で十分に溶融することができる。つまり、本実施の形態に係るコイルの接合方法は、切り込み2を形成しない接合方法に比較して、レーザ3の照射時間を短縮することができる。
コイル11の側面及びコイル12の側面には、通常、予め絶縁皮膜が形成されている。本実施の形態に係るコイルの接合方法は、レーザ3の照射時間が短いため、コイル11及びコイル12に形成された絶縁皮膜への熱伝導が抑制される。したがって、絶縁皮膜の劣化を抑制することができる。
以下、本発明について実施例を示して具体的に説明する。これらの記載により本発明を制限するものではない。
[実施例1]
実施例1では、刃物によって切り込みを形成したコイルの接合面に、レーザを照射した。実施例1における接合面の溶融の様子を図5に示す。図5に示す点線は、レーザの照射によって溶融した部分を示す。
[比較例1]
比較例1では、切り込みを形成せずに、コイルの接合面にレーザを照射した。比較例1では、切れ込みを形成しない点を除いて、実施例1と同様の条件でレーザの照射を行った。比較例1における接合面の溶融の様子を図6に示す。
図5及び図6に示すように、実施例1は、比較例1に比較して、レーザの照射によってより広い部分が溶融されていた。すなわち、実施例1は、比較例1に比較して、照射されたレーザのロスが小さいことが確認された。このことから、本実施の形態に係るコイルの接合方法は、切り込み2を形成しない接合方法に比較して、短い照射時間で十分に接合面を溶融することができると考えられる。
以上で説明した本実施の形態に係る発明により、より短い照射時間で接合可能なコイルの接合方法を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 接合体
11、12 コイル
1a、11a、12a 端面
2 切り込み
3 レーザ
100 接合体
101、102 コイル
100a、101a、102a 端面

Claims (1)

  1. 対向配置された一対のコイルの端面にレーザを照射して、前記一対のコイルの端部同士を接合する、コイルの接合方法であって、
    前記一対のコイルの前記端面に、前記一対のコイルの互いに接触する面の縁に対して直角となるように切り込みを形成する工程と、
    前記切り込みにレーザを照射する工程と、を備える、
    コイルの接合方法。
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