JP7082282B2 - パケット解析プログラム、パケット解析方法およびパケット解析装置 - Google Patents

パケット解析プログラム、パケット解析方法およびパケット解析装置 Download PDF

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Description

本発明は、パケット解析プログラム、パケット解析方法およびパケット解析装置に関する。
無線LAN(Local Area Network)では、無線中継を行う無線基地局であるアクセスポイントを介して、無線LAN端末と他の装置との間で通信が行われる。
また、無線LANの通信品質を管理する場合、無線LANの有線区間のネットワークを流れるパケットを取得するパケットキャプチャによって、無線LANの通信状態の解析を行うことができる。また、このような無線LANの通信解析では、無線LAN端末とアクセスポイント間の接続状態が認識される。
接続状態を認識する技術としては、例えば、パケット転送情報から無線インタフェースを転送先とするアドレスを抽出し、パケット転送情報を保持するアクセスポイントの配下に該アドレスの端末の存在を推定する技術がある。
また例えば、MAC(Media Access Control)アドレスを持つ端末を無線範囲内に有する可能性があるアクセスポイントとして記憶し、最も新しく記憶されたアクセスポイントの無線範囲内に、該MACアドレスを持つ端末の存在を特定する技術がある。
国際公開第2005/079008号 特開2007-43303号公報
上記のような、有線区間でのパケットキャプチャによる無線LANの通信解析では、無線LAN端末と、サーバとの間の通信品質を認識することは可能である。
しかし、有線区間を伝搬するパケットには、そのパケットを送信した無線LAN端末が接続されたアクセスポイントの情報が含まれていないため、従来の技術では、接続されたアクセスポイントを考慮した通信品質の解析を行うことができない。
例えばアクセスポイントが原因で、そのアクセスポイントに接続されているすべての無線LAN端末で通信品質が劣化した場合を想定する。このとき、従来の有線区間を伝搬するパケットの解析技術では、複数の無線LAN端末において通信品質が劣化していることは検出できるが、それらの無線LAN端末が同一のアクセスポイントに接続しているかどうかを判別することができない。そのため、通信品質の劣化原因がアクセスポイントであることを特定するのに時間がかかってしまう。
このような場合において、通信品質が劣化した無線LAN端末が同じアクセスポイントに接続されていると判定することができれば、通信品質の劣化原因が、無線LAN端末以外にあると予測できる。すると、劣化原因の調査対象から無線LAN端末を除外でき、原因究明を効率的に行うことができる。
1つの側面では、本発明は、接続している無線基地局の同一性を有線区間を伝搬するパケットから判定できるようにすることを目的とする。
1つの案では、以下の処理をコンピュータに実行させるパケット解析プログラムが提供される。
コンピュータは、第1の無線通信装置から無線送信され、有線ネットワークに接続された複数の無線基地局のいずれかで受信された第1のパケット群と、第2の無線通信装置から無線送信され、複数の無線基地局のいずれかで受信された第2のパケット群とを、有線ネットワーク内の所定の箇所で取得して到着順に記憶部に蓄積し、第1の無線通信装置または第2の無線通信装置いずれかの通信品質の劣化状態を認識した場合、第1のパケット群に属するパケットである第1のパケットと、第2のパケット群に属するパケットである第2のパケットとが、時系列に1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出し、連続数にもとづいて、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とが同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する。
1側面によれば、通信品質の劣化箇所の切り分けが可能になる。
第1の実施の形態に係るパケット解析装置の機能の一例を示す図である。 バックオフ時間を説明するための図である。 再送に伴うバックオフ時間の増加の一例を示す図である。 APと無線LAN端末の接続例を示す図である。 同一APに接続された2つの無線LAN端末のパケット群のパケットが交互に出現しない状況の一例を示す図である。 同一APに接続された2つの無線LAN端末のパケット群のパケットが交互に出現しない状況の一例を示す図である。 同一APに接続された2つの無線LAN端末のパケット群のパケットが交互に出現しない状況の一例を示す図である。 送信に成功したパケットの順番を示す図である。 無線LAN通信システムの一構成例を示す図である。 通信状態の解析結果の一例を示す図である。 第2の実施の形態に用いるパケット解析装置のハードウェアの一構成例を示す図である。 第2の実施の形態に用いるパケット解析装置の機能の一例を示すブロック図である。 パケット状態情報の一例を示す図である。 接続AP解析情報の一例を示す図である。 分析期間および同一AP判定期間の一例を示す図である。 同一性判定処理の一例を説明するための図である。 連続数のカウント方法の一例を示す図である。 連続数のカウント方法の一例を示す図である。 パケット解析装置の動作を示すフローチャートである。 無線LAN端末から送信されるフレームを有線区間でキャプチャした際の構造を示す図である。 出力結果の一例を示す図である。 通信品質劣化箇所の切り分け動作を説明するための図である。 通信品質劣化箇所の切り分け動作を説明するための図である。 通信品質劣化箇所の切り分け動作を説明するための図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るパケット解析装置の機能の一例を示す図である。パケット解析装置1は、例えば、無線ネットワークと有線ネットワークとを組み合わせたネットワークのうちの、有線ネットワーク内に配置される。以下、ネットワークの無線ネットワークの部分を無線区間、有線ネットワークの部分を有線区間と呼ぶ。パケット解析装置1は、有線区間でのパケットキャプチャによってネットワークの通信状態を解析する。
パケット解析装置1は、制御部1aと記憶部1bを備える。パケット解析装置1は例えば、コンピュータであり、制御部1aの機能は例えば、プロセッサとして実現され、記憶部1bの機能は例えば、メモリとして実現される。
制御部1aは、例えば、有線区間の観測点を通過するパケットを受信することで、複数の無線通信装置Ma、Mbが送信したパケット群を取得する。例えば制御部1aは、無線通信装置Maから無線送信され、有線区間に接続された複数の無線基地局Bs1、Bs2のいずれかで受信されたパケット群を取得する。同様に制御部1aは、無線通信装置Mbから無線送信され、複数の無線基地局Bs1、Bs2のいずれかで受信されたパケット群を取得する。制御部1aは、取得したパケット群を到着順に記憶部1bに記憶させる。
また、制御部1aは、パケット群に属するパケットが、1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出する。そして、制御部1aは、連続数にもとづいて、無線通信装置Maと無線通信装置Mbとが同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する。
図1に示す具体例を用いて動作の流れを説明する。
〔ステップS1〕無線通信装置Maと無線基地局との無線コネクションにおいて、無線通信装置Maは、無線基地局へパケットa1、・・・、a7を送信しているとする。また、無線通信装置Mbと無線基地局との無線コネクションにおいて、無線通信装置Mbは、無線基地局へパケットb1、・・・、b7を送信しているとする。
制御部1aは、無線通信装置Maから送信されたパケットa1、・・・、a7を含むパケット群と、無線通信装置Mbから送信されたパケットb1、・・・、b7を含むパケット群とを取得し到着順に蓄積する。
〔ステップS2〕制御部1aは、パケットa1、・・・、a7に属するいずれかのパケットと、パケットb1、・・・、b7に属するいずれかのパケットとが、1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出する。
例えば、状態St1では、グループgr1、gr2が1パケットずつ交互に連続して蓄積されるパケットの並びになっており、グループgr1の連続数は6、グループgr2の連続数は4である。
なお、パケットa5の両側は、パケットa4、b5であり、パケットa4は、パケットa5と送信元装置が無線通信装置Maであって同じなので、パケットa5は連続数のカウントに含まない。また、パケットb7は、片側にしかパケットがなく判定できないため、連続数のカウントに含まない(連続数のカウント方法については後述)。一方、状態St2では、1パケットずつ交互に連続して蓄積されているパケットはないので連続数は0である。
〔ステップS3〕制御部1aは、所定値以上の連続数の出現頻度と閾値とを比較する。所定値以上の連続数の出現頻度が閾値を超える場合、制御部1aは、無線通信装置Maと無線通信装置Mbとは、互いに異なる無線基地局に接続していると判定する。
例えば、所定値を3、閾値を1とすると、状態St1では、6となる連続数と、4となる連続数が出現しているから、いずれも連続数は所定値3以上であり、かつ出現頻度は2であるから閾値1を超えている。
したがって、制御部1aは、無線通信装置Maと無線通信装置Mbとは、互いに異なる無線基地局(Bs1またはBs2)に接続していると判定する。例えば、図1に示すように、無線通信装置Maは、無線基地局Bs1に接続され、無線通信装置Mbは、無線基地局Bs2に接続されている状態である。
一方、状態St2では、連続数は0であるので出現頻度も0であり閾値を超えない。したがって、制御部1aは、無線通信装置Maと無線通信装置Mbとは、同一の無線基地局(Bs1またはBs2)に接続していると判定する。例えば、図1に示すように、無線通信装置Ma、Mbは、同一の無線基地局Bs1に接続されている状態である。
パケット解析装置1では、上記のように、ネットワークの有線区間で取得した複数のパケット群のうち、第1のパケット群に属するパケットと、第2のパケット群に属するパケットとが、1パケットずつ交互に連続して蓄積される連続数を検出し、連続数にもとづいて、複数の無線通信装置が同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する。
これにより、有線区間におけるパケットの監視により、複数の無線通信装置Ma、Mbが接続する無線基地局(Bs1またはBs2)の同一性を判定できる。複数の無線通信装置Ma、Mbが接続する無線基地局(Bs1またはBs2)の同一性を判定できることで、通信品質の劣化箇所の切り分けが容易になる。
例えば、無線通信装置Ma、Mbに対して、無線通信装置Ma、Mbの通信品質に劣化が生じていることが解析されており、無線通信装置Ma、Mbが無線基地局Bs1に接続していると判定されたとする。
この場合、同一の無線基地局Bs1に接続している無線通信装置Ma、Mbの両方に通信品質の劣化が生じていることから、劣化原因は、無線通信装置Ma、Mb側ではなく、無線基地局Bs1側に存在している可能性が高いと判断できる。
なお、劣化原因が無線基地局Bs1側にある場合には、無線基地局Bs1自身に劣化原因がある場合と、無線基地局Bs1に関連する他の部分に劣化原因がある場合が含まれる。例えば、無線基地局Bs1に接続された有線区間のどこかに劣化原因がある場合も、劣化原因が無線基地局Bs1側にある場合に含まれる。
また、無線通信装置Ma、Mbに対して、無線通信装置Maの通信品質に劣化が生じていることが解析されており、無線通信装置Ma、Mbが同一の無線基地局Bs1に接続していると判定されたとする。
この場合、同一の無線基地局Bs1に接続している無線通信装置Ma、Mbの内、無線通信装置Maのみに通信品質の劣化が生じていることから、劣化原因は、無線基地局Bs1側でなく、無線通信装置Ma側に存在している可能性が高いと判断できる。
このように、パケット解析装置1の上記の機能により、無線通信の通信品質に劣化が認められた場合、無線通信装置または無線通信装置以外(例えば、無線基地局Bs1、Bs2)のどちらに劣化原因があるのかを切り分けることが容易になる。
なお、接続している無線基地局の同一性の判定を行う場合、所定期間(後述の分析期間および同一AP判定期間に相当)を設定してより正確に判定を行うこともできる。例えば制御部1aは、分析対象となる第1の期間(分析期間)をn回分(nは1以上の整数)包含する第2の期間(同一AP判定期間)内に取得した第1のパケット群と第2のパケット群とに基づいて、第1の期間ごとに連続数の第1の最大値を検出する。また制御部1aは、n回分の第1の期間のn個の第1の最大値のうち、値が所定値以上となる第2の最大値が占める割合を算出する。そして、制御部1aは、割合が閾値を超える場合、無線通信装置Ma、Mbは、異なる無線基地局に接続していると判定し、割合が閾値を超えない場合、無線通信装置Ma、Mbは、同一の無線基地局に接続していると判定する。このように、所定期間を設定して連続数の出現する割合にもとづいて同一性判定処理を行うことで、効率よく正確に判定を行うことができる。
また、第1の期間は、無線基地局Bs1、Bs2の同一性判定の対象から除外することで、誤った判定結果となることを抑止できる。例えば制御部1aは、一定の分析候補期間(第1の分析候補期間)内に取得したパケット群a1、・・・、a7とパケット群b1、・・・、b7の通信量が所定値以下となる場合、第1の分析候補期間は第1の期間から除外する。
また制御部1aは、一定の分析候補期間(第2の分析候補期間)内に取得したパケットのパケットサイズが所定サイズ以下の場合、第2の分析候補期間は第1の期間から除外してもよい。これにより、誤った判定結果となることが抑止される。
また制御部1aは、第3の分析候補期間内に取得したパケットの通信に使用されているコネクションが、第3の分析候補期間の最初から最後まで継続して確立している、という条件が満たされない場合、第3の分析候補期間は第1の期間から除外してもよい。例えば、第3の分析候補期間内に、コネクションの確立または終了手続きが行われていない場合、そのコネクションは、第3の分析候補期間の最初から最後まで継続して確立している。分析候補期間内にコネクションが継続して確立していない場合、その分析候補期間を第1の期間から除外することで、誤った判定結果となることが抑止される。
次に複数の無線通信装置が異なる無線基地局に接続している場合は1パケットずつ交互に出現する頻度が高くなり、同じ無線基地局に接続している場合は1パケットずつ交互に出現する頻度が低くなることについて説明する。
無線通信装置Ma、Mbが互いに異なる無線基地局に接続している場合、無線通信装置Ma、Mbから送信されたパケットは有線区間の観測点で合流し、パケット解析装置1により到着順にキューイングされる。
したがって、無線通信装置Ma、Mbの通信レートが同じであれば、無線通信装置Maから送信されたパケットと、無線通信装置Mbから送信されたパケットとは、時系列に1パケットずつ交互に連続して蓄積される頻度が高くなる。
一方、無線通信装置Ma、Mbが同じ無線基地局に接続している場合、無線通信装置Ma、Mbから送信されたパケットは無線区間で合流し、無線通信装置Maから送信されたパケットと、無線通信装置Mbから送信されたパケットとが交互に蓄積される頻度は低くなる。このことは、無線通信装置Ma、Mbの送信待ち時間に関連するものである。以下、無線通信装置Ma、Mbが同じ無線基地局に接続している場合、パケットの交互出現が低くなる理由について説明する。なお、以降では、無線通信装置を無線LAN端末、無線基地局をAP(アクセスポイント)と呼ぶ。
<バックオフ時間>
無線LANのCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)の通信手順では、無線LAN端末から送信されたフレームの衝突を回避するためにフレーム送信を待機するランダムな時間が設けられている。このフレーム送信の待機時間はバックオフ時間と呼ばれる。
図2は、バックオフ時間を説明するための図である。AP3に無線LAN端末2a、2b、2cが接続しているとする。
〔送信フェーズF1〕無線LAN端末2a、2b、2cは、DIFS(Distributed Coordination Function Inter Frame Space)と呼ばれる一定のアイドル時間をあけて、各端末が管理するバックオフ時間の経過後にフレームを送信する。
この例では、無線LAN端末2aはバックオフ時間t1を設定し、無線LAN端末2b、2cはバックオフ時間t2を設定している(t1<t2)。
送信フェーズF1では、バックオフ時間t1が最も短いので、無線LAN端末2aは、バックオフ時間t1の経過後にフレームを送信する。AP3は、該フレームを正常受信すると、SIFS(Short Inter Frame Space)と呼ばれる一定のアイドル時間をあけて、受信確認のACKフレームを返送する。
なお、無線LAN端末2b、2cは、送信フェーズF1ではフレーム送信できないので、バックオフ時間を次の送信フェーズまで持ち越す。
〔送信フェーズF2〕無線LAN端末2b、2cは、バックオフ時間t2のうちの1スロットタイム分を持ち越したとする(持ち越したスロットタイムをバックオフ時間t2aとする)。
無線LAN端末2b、2cは、AP3のACKフレームの終了時点からDIFSだけ時間をあけて、バックオフ時間t2a経過後にフレームを送信する。このとき、無線LAN端末2b、2cのバックオフ時間は同じなのでフレームの衝突が発生する。
〔送信フェーズF3〕フレームの衝突が発生すると、AP3からACKフレームは返送されない。このため、無線LAN端末2b、2cは、フレーム送信を失敗と認識し、バックオフ時間を再設定して、フレームの再送信を行う。
この例では、無線LAN端末2bはバックオフ時間t3を設定し、無線LAN端末2cはバックオフ時間t4を設定している(t3<t4)。この場合、無線LAN端末2bは、バックオフ時間t3の経過後にフレームを送信する。AP3は、該フレームを正常受信すると、受信確認のACKフレームを返送する。
無線LAN端末2cは、送信フェーズF2ではフレーム送信できないので、バックオフ時間を次の送信フェーズまで持ち越すことになる。
<再送に伴うバックオフ時間の増加>
図3は、再送に伴うバックオフ時間の増加の一例を示す図である。バックオフ時間は、一定時間のスロットタイムの倍数であり、(ランダム値)×(スロットタイム)で算出される。また、nを再送回数とすると、ランダム値は、0以上で2のn乗未満の範囲内の整数から決定される。したがって、図3に示すように、再送回数が増加するとバックオフ時間も増加することになる。
ここで、複数の無線LAN端末から送信されたフレームが衝突すると再送が発生する。再送が発生すると、バックオフ時間が長くなり、またバックオフ時間が長くなると、送信間隔が長くなる。さらに送信間隔が長くなると、フレーム間に他無線LAN端末のフレームが入る可能性が高くなる。
フレーム衝突が生じる確率は、無線LAN端末の電波強度により異なるため、電波強度の弱い無線LAN端末の方がフレーム衝突する確率が高く、連続再送が発生しやすい。このため、1パケットずつ交互に出現する可能性は低く、このことは2台の無線LAN端末が同一のAPに接続している可能性が高いことを意味する。
<異なるパケット群のパケットが交互に出現しない状況>
次に2つのパケット群のうちで異なるパケット群のパケットが交互に出現しない状況について図4から図8を用いて説明する。図4は、APと無線LAN端末の接続例を示す図である。AP3に無線LAN端末A、Bが接続している。無線LAN端末Aは、AP3に対して無線LAN端末Bよりも近い場所に位置しているとし、無線LAN端末Aの電波強度は、無線LAN端末Bの電波強度よりも強いとする。
無線LAN端末A、Bが送信したフレームがAP3で正常に受信されなかった場合、すなわちAP3からACKが戻ってこなかった場合、無線LAN端末A、Bはフレームの再送を行う。フレームの衝突が起きたり、AP3がフレームを受信した際に誤り(ビットエラー)が生じたりすると、AP3はフレームを正常に受信できない。
図5から図7は、同一APに接続された2つの無線LAN端末のパケット群のパケットが交互に出現しない状況の一例を示す図である。図中のAnは、無線LAN端末Aが送信したパケットであり、Bnは無線LAN端末Bが送信したパケットである(n=1、2、3、・・・)。図中の整数値は、バックオフ時間を示している。
また、説明をわかりやすくするため、無線LAN端末A、Bは以下の(1)から(6)に示す条件で動作するものとする。
(1)無線LAN端末A、Bのフレーム送信時間は1秒である。
(2)無線LAN端末A、Bの平均バックオフ時間は2秒である(実際のバックオフ時間はμ秒単位)。
(3)無線LAN端末Aのバックオフ時間のサイクルは、1秒→2秒→3秒→1秒→2秒→3秒→・・・と遷移する(実際はよりランダムに遷移する)。
(4)無線LAN端末Bのバックオフ時間のサイクルは、2秒→3秒→1秒→2秒→3秒→1秒・・・と遷移する(実際はよりランダムに遷移する)。
(5)無線LAN端末Bは、無線LAN端末Aよりも電波強度が弱いため2回の送信のうち1回はビットエラーになる。
(6)無線LAN端末A、Bは、再送時のバックオフ時間を、(元のバックオフ時間)×(再送回数)×2で設定する。
以下、動作について説明する。
〔時刻T1〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA1を送信し、パケットA1の送信に成功する。
〔時刻T2〕無線LAN端末Bは、バックオフ時間2秒後にパケットB1を送信するが、AP3側の受信時にビットエラーが生じ、パケットB1の送信に失敗する。
〔時刻T3〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA2を送信し、パケットA2の送信に成功する。
〔時刻T4〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA3を送信し、パケットA3の送信に成功する。
〔時刻T5〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA4を送信し、パケットA4の送信に成功する。
〔時刻T6〕無線LAN端末Bは、パケットB1の再送時、元のバックオフ時間は3秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を6秒(=3秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Bは、バックオフ時間6秒後にパケットB1を送信して、再送1回目でパケットB1の送信に成功する。
〔時刻T7〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA5を送信し、パケットA5の送信に成功する。
〔時刻T8〕無線LAN端末Bは、バックオフ時間1秒後にパケットB2を送信するが、AP3側の受信時にビットエラーが生じ、パケットB2の送信に失敗する。
〔時刻T9〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA6を送信し、パケットA6の送信に成功する。
〔時刻T10〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA7を送信する。無線LAN端末Bは、パケットB2の再送時、元のバックオフ時間は2秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を4秒(=2秒×再送1回目×2)と算出して、バックオフ時間4秒後にパケットB2を送信する。
このとき、無線LAN端末Aが送信したパケットA7と、無線LAN端末Bが送信したパケットB2とが衝突する。よって、無線LAN端末Aは、パケットA7の送信に失敗し、無線LAN端末Bは、パケットB2の送信に失敗する。
〔時刻T11〕無線LAN端末Aは、パケットA7の再送時、元のバックオフ時間は2秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を4秒(=2秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Aは、バックオフ時間4秒後にパケットA7を送信して、再送1回目でパケットA7の送信を成功する。
〔時刻T12〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA8を送信し、パケットA8の送信に成功する。
〔時刻T13〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA9を送信し、パケットA9の送信に成功する。
〔時刻T14〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA10を送信し、パケットA10の送信に成功する。
〔時刻T15〕無線LAN端末Bは、パケットB2の再送時、元のバックオフ時間は3秒、また再送2回目なのでバックオフ時間を12秒(=3秒×再送2回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Bは、バックオフ時間12秒後にパケットB2を送信するが、AP3側の受信時にビットエラーが生じ、パケットB2の送信に失敗する。
〔時刻T16〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA11を送信し、パケットA11の送信に成功する。
〔時刻T17〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA12を送信し、パケットA12の送信に成功する。
〔時刻T18〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA13を送信し、パケットA13の送信に成功する。
〔時刻T19〕無線LAN端末Bは、パケットB2の再送時、元のバックオフ時間は1秒、また再送3回目なのでバックオフ時間を6秒(=1秒×再送3回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Bは、バックオフ時間6秒後にパケットB2を送信し、パケットB2の送信に成功する。
〔時刻T20〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA14を送信し、パケットA14の送信に成功する。
〔時刻T21〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間1秒後にパケットA15を送信する。無線LAN端末Bは、バックオフ時間2秒後にパケットB3を送信する。
このとき、無線LAN端末Aが送信したパケットA15と、無線LAN端末Bが送信したパケットB3とが衝突し、さらにAP3側でパケットB3の受信時にビットエラーが生じる。よって、無線LAN端末Aは、パケットA15の送信に失敗し、無線LAN端末Bは、パケットB3の送信に失敗する。
〔時刻T22〕無線LAN端末Aは、パケットA15の再送時、元のバックオフ時間は2秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を4秒(=2秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Aは、バックオフ時間4秒後にパケットA15を送信し、パケットA15の送信に成功する。
〔時刻T23〕無線LAN端末Bは、パケットB3の再送時、元のバックオフ時間は3秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を6秒(=3秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Bは、バックオフ時間6秒後にパケットB3を送信し、パケットB3の送信に成功する。
〔時刻T24〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間3秒後にパケットA16を送信する。無線LAN端末Bは、バックオフ時間1秒後にパケットB4を送信する。
このとき、無線LAN端末Aが送信したパケットA16と、無線LAN端末Bが送信したパケットB4とが衝突し、さらにAP3側でパケットB4の受信時にビットエラーが生じる。よって、無線LAN端末Aは、パケットA16の送信に失敗し、無線LAN端末Bは、パケットB4の送信に失敗する。
〔時刻T25〕無線LAN端末Aは、パケットA16の再送時、元のバックオフ時間は1秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を2秒(=1秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA16を送信し、パケットA16の送信に成功する。
〔時刻T26〕無線LAN端末Aは、バックオフ時間2秒後にパケットA17を送信し、パケットA17の送信に成功する。
〔時刻T27〕無線LAN端末Bは、パケットB4の再送時、元のバックオフ時間は2秒、また再送1回目なのでバックオフ時間を4秒(=2秒×再送1回目×2)と算出する。そして、無線LAN端末Bは、バックオフ時間4秒後にパケットB4を送信し、パケットB4の送信に成功する。
図8は、送信に成功したパケットの順番を示す図である。上記のような動作フローでパケット送信が行われたときの、送信に成功したパケットが蓄積される順番が示されている。パケットが到着した順から、パケットA1、・・・、A4、パケットB1、パケットA5、・・・、A13、パケットB2、パケットA14、A15、パケットB3、パケットA16、A17、パケットB4となる。
ここで、受信電波強度の強い無線LAN端末Aは、受信電波強度の弱い無線LAN端末Bよりもパケット送信に成功する可能性が高くなるキャプチャエフェクトという現象が生じる。
上記の例においても、AP3から近い無線LAN端末A(受信電力が大きい)からのパケットは正常に受信される可能性が高い。また、AP3から遠い無線LAN端末B(受信電力が小さい)からのパケットは、ビットエラーが生じたり、連続再送が生じたりすることから、無線LAN端末間で公平なスループットが得られない。
このため、同一のAP3に接続された2つの無線LAN端末A、Bのパケットは交互に出現しない可能性が高く、2つのパケットフローにおいて、1パケットずつ交互に連続して出現する連続数の頻度は所定値以下になることがわかる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、無線LANを構築するシステムの有線区間でパケットキャプチャを行い、パケット群の中で異なるパケットが交互に連続して出現する連続数にもとづいて、複数の無線LAN端末が同一のAPに接続しているか否かを判定するものである。
<システム構成>
図9は、無線LAN通信システムの一構成例を示す図である。無線LAN通信システム1-1は、無線LAN端末21、・・・、25、AP31、32、パケット解析装置10およびサーバ40を備える。また、無線LAN通信システム1-1の通信区間は、有線区間と無線区間とに分けられる。
有線区間において、有線L1の端部にはサーバ40が位置し、有線L1上には、分岐装置であるスイッチsw1、sw2が設けられている。そして、スイッチsw1(またはタップ)を介してパケット解析装置10が接続され、スイッチsw2を介してAP31、32が接続されている。
また、図9の例では、無線区間において、AP31には、無線LAN端末21、・・・、23が接続され、AP32には、無線LAN端末24、25が接続されている。
パケット解析装置10は、無線LANの通信状態を解析して、無線LANの通信品質を管理する。この場合、パケット解析装置10は、システム内の有線区間においてパケットキャプチャを行って、すなわち、有線L1を流れるパケットを、スイッチsw1を介して取得して、無線LANの通信状態の解析を行う。
<通信状態の解析結果>
図10は、通信状態の解析結果の一例を示す図である。パケット解析装置10は、有線区間におけるパケットキャプチャにより、無線LAN端末21、・・・、25とサーバ40との間の通信状態の解析を行うことができる。
図10の例では、パケット解析装置10は、無線LAN端末21とサーバ40との間の通信品質は良好であり、無線LAN端末22とサーバ40との間の通信品質は良好であると認識している。
さらに、パケット解析装置10は、無線LAN端末23とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末24とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末25とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあると認識している。
ここで、有線L1を流れるパケットには、無線LAN端末がどのAPに接続しているかという情報は含まれていない。このため、従来では、無線LAN端末とAPとの間のAP単位での通信状態の解析は困難になっている。
したがって、図10の例に示すように、無線LAN端末とサーバとの間の通信品質の劣化が検出されたとしても、通信品質劣化の原因が、無線LAN端末とAPとのどちらにあるのか切り分けることが困難なものになっている。
なお、パケット解析装置が、無線LAN端末とAPとの通信情報をAPから取得して、無線LANの通信状態を解析することが考えられる。しかし、APから当該通信情報を取得するには、APの管理者に依頼したり、各APにログインしてコマンドを発行したりする等を行うことになるので、容易に取得することができない。
したがって、第2の実施の形態では、無線LANを構築するシステムの有線区間でパケット群を取得し、パケット群の中の異なるパケットが交互に出現する連続数にもとづいて、複数の無線LAN端末が同一のAPに接続しているか否かを判定する。
これにより、通信品質の劣化が認められた場合、通信品質の劣化箇所として、無線LAN端末側に劣化原因があるのか、またはAP側に劣化原因があるのかの切り分けを可能にするものである。
<ハードウェア構成>
図11は、第2の実施の形態に用いるパケット解析装置のハードウェアの一構成例を示す図である。パケット解析装置10は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス109を介してメモリ102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。
プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101の機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
メモリ102は、パケット解析装置10の主記憶装置として使用される。メモリ102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。メモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の半導体記憶装置が使用される。
バス109に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、機器接続インタフェース107およびネットワークインタフェース108がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、パケット解析装置10の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ201が接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、画像をモニタ201の画面に表示させる。モニタ201としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース105には、キーボード202とマウス203とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード202やマウス203から送られてくる信号をプロセッサ101に送信する。
なお、マウス203はポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光などを利用して、光ディスク204に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク204は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク204には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD-RAM、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(Re Writable)などがある。
機器接続インタフェース107は、パケット解析装置10に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース107には、メモリ装置205やメモリリーダライタ206を接続することができる。メモリ装置205は、機器接続インタフェース107との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ206は、メモリカード207へのデータの書き込み、またはメモリカード207からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード207は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース108は、ネットワーク110(無線LANを含む)に接続されている。ネットワークインタフェース108は、ネットワーク110を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施の形態に示したパケット解析装置1も、図11に示したパケット解析装置10と同様のハードウェアにより実現することができる。
パケット解析装置10は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。パケット解析装置10に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。
例えば、パケット解析装置10に実行させるプログラムをHDD103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、HDD103内のプログラムの少なくとも一部をメモリ102にロードし、プログラムを実行する。またパケット解析装置10に実行させるプログラムを、光ディスク204、メモリ装置205、メモリカード207などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。
可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、HDD103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
<機能ブロック>
図12は、第2の実施の形態に用いるパケット解析装置の機能の一例を示すブロック図である。パケット解析装置10は、制御部11と記憶部12を備える。制御部11は、パケット受信部11a、パケット分類部11b、パケット情報記録部11c、パケット状態記録部11dおよび同一AP接続判定部11eを含む。
これらの各構成部の機能は、図11に示したプロセッサ101によって実行され、記憶部12は、図11に示したメモリ102およびHDD103に対応する。各構成部は論理回路等によってハードウェア回路で構成することもできる。また、図1に示した制御部1aの機能は、制御部11で実現され、図1に示した記憶部1bの機能は、記憶部12で実現される。
パケット受信部11aは、有線L1を流れるパケットを、スイッチsw1を介して受信する。パケット分類部11bは、受信したパケットのヘッダ情報にもとづき、受信したパケットがTCP(Transmission Control Protocol)のパケットか否かの分類を行う。パケット情報記録部11cは、パケットの送信元IP(Internet Protocol)アドレス等を基本情報12aとして記憶部12に記憶する。
パケット状態記録部11dは、パケットの受信時刻やパケットサイズ等をパケット状態情報12bとして記憶部12に記録する。同一AP接続判定部11eは、1パケットずつ交互に出現する連続数の最大値を求め、連続数にもとづいて、2台の無線LAN端末が同一のAPに接続しているか否かの判定を行い、判定結果を接続AP解析情報12cとして記憶部12に記憶する。
記憶部12は、上述の基本情報12a、パケット状態情報12bおよび接続AP解析情報12cを記憶する。また、これらの情報以外にも各構成部で利用される各種のパラメータや、パケット解析装置10の全体制御に使用される情報等を記憶する。
<パケット状態情報および接続AP解析情報>
図13は、パケット状態情報の一例を示す図である。パケット状態情報12bは、項目として受信時刻、送信元IPアドレスおよびパケットサイズを有する。なお、パケットサイズは、TCPペイロードのサイズに対応する(図20で後述)。
図14は、接続AP解析情報の一例を示す図である。接続AP解析情報12cは、項目として、無線LAN端末のIPアドレス、比較対象の無線LAN端末のIPアドレスおよび割合を有している。割合は、1パケットずつ交互になる連続数の最大値が所定値(例えば、3)以上になる割合のことである。
<分析期間および同一AP判定期間>
パケット解析装置10の制御部11では、有線区間において、無線LAN端末が送信したパケットをキャプチャし、同時に通信している2つの無線LAN端末に対して、1パケットずつ交互になる連続数を求める。そして、制御部11は、連続数にもとづいて、2つの無線LAN端末が同一APに接続しているか否かを判定する。このような同一性判定処理を行う場合、制御部11では、キャプチャしたパケットフローに対して、分析期間(第1の期間)および同一AP判定期間(第2の期間)を設定する。
図15は、分析期間および同一AP判定期間の一例を示す図である。制御部11は、1パケットずつ交互に出現する連続数の最大値を算出するための分析期間r1(例えば、100ms)を設定する。図15中の数値は1パケットずつ交互になる連続数の最大値を示している。例えば、分析期間r1の“4”は、当該期間の中で1パケットずつ交互になる連続数の最大値が4であることを示している。
また、制御部11は、2つの無線LAN端末が同一APに接続しているか否かの判定を行うための同一AP判定期間r2(例えば、1分)を設定する。同一AP判定期間r2は、分析期間r1の整数倍の期間である。
<分析期間の決定>
分析期間を決定する場合、まず、通信レートが決定される。例えば、通信レートを無線LANシステムの最大レートの10分の1とする。よって、無線LANシステムの通信レートが144Mbpsの場合では、14.4Mbpsとなる。また、パケットサイズが1460byte、解析対象のパケット数を100個とする。
このとき分析期間は、1460byte×100個÷14.4Mbps=0.08秒=80msとなる。なお、1460byteと14.4Mbpsは、変動値であるから80msも変動する。したがって、制御部11は、80msにマージンを持たせて分析期間を100msと決定する。
<分析期間の分析可否の決定>
分析期間単位でキャプチャされたパケットのうち、2台の無線LAN端末から送信されたパケットが同一性判定処理の対象となる。分析期間において、同一性判定処理対象となる2台の無線LAN端末から十分なパケットが送信され、また、パケットサイズもある程度大きくなければ、該分析期間は、分析対象として適さないものとなる。
したがって、制御部11は、分析期間が分析対象として適しているか否かについて判定する。分析期間内で、通信量がある程度多く、パケットサイズがある程度大きい場合、当該分析期間は分析対象として適していると判定され、そうでない場合は分析期間として適していないと判定される。
具体的には、分析期間のうちの2台の無線LAN端末から送信されたパケットのレートが所定値(例えば、14.4Mbps)未満の場合は、該分析期間は分析対象とみなさない。簡単な例でいえば、分析期間を100msとすると、100msの間に、無線LAN端末#1のパケットが1個、無線LAN端末#2のパケットが2個しか存在しない場合、同一性判定処理は実行できないのは明らかである。したがって、同一性判定処理を行うためには、分析期間のうちの2台の無線LAN端末から送信されたパケットのレートが所定値より小さい場合は分析を行わないこととする。
また、他の条件としては、2台の無線LAN端末のうちの少なくとも一方が分析期間の最初から最後まで通信しているコネクションを持たない場合、該分析期間は分析対象にならないと決定される。
言い換えると、2台の無線LAN端末の両方とも、分析期間内でSYN(コネクション確立時のパケット)もFIN(コネクション終了時のパケット)も送信していない場合、分析期間の最初から最後までコネクションが確立されていることになる。よって、この場合は、該分析期間は分析対象になる。
さらに、他の条件としては、2台の無線LAN端末のうちの少なくとも一方がMSS(最大セグメントサイズ)のコネクションでない場合は、該分析期間は分析対象にならないと決定される。
<同一AP判定期間の決定>
制御部11は、分析可能な分析期間に所定値を乗算した値以上を同一性判定処理可能な同一AP判定期間として決定する。例えば、制御部11は、(分析可能な分析期間)×(10回以上)を同一AP判定期間と決定する。この場合、分析期間が10回あることが同一AP判定期間の判定可否条件になる。
<同一性判定処理>
制御部11は、連続数の最大値が所定値以上になる割合を閾値と比較して同一性判定処理を行う。例えば、制御部11は、連続数の最大値が3以上になる割合が閾値より小さければ、2つの無線LAN端末は同一APに接続していると判定する。また、制御部11は、連続数の最大値が3以上になる割合が閾値より大きければ、2つの無線LAN端末は異なるAPに接続していると判定する。
なお、値の異なる2つの閾値を設定して判定処理を行ってもよい。例えば、値の異なる2つの閾値を閾値th1、th2とし、閾値th2<閾値th1であるとする。この場合、制御部11は、連続数の最大値が3以上になる割合が閾値th2より小さければ、2つの無線LAN端末は同一APに接続していると判定する。
また、制御部11は、連続数の最大値が3以上になる割合が閾値th1より大きければ、2つの無線LAN端末は異なるAPに接続していると判定する。このように2つの閾値を設けることで、同一APに接続している無線LAN端末と、異なるAPに接続している無線LAN端末とを精度よく検出することができる。
図16は、同一性判定処理の一例を説明するための図である。制御部11は、無線LAN端末#1、#2に対する同一性判定処理を行うものとする。
分析期間は100msであり、同一AP判定期間を2秒(=100ms×20回)とする。また、閾値th1を90%、閾値th2を10%とする。
〔状態St11〕制御部11は、無線LAN端末#1、#2から送信されるパケット群を測定して、2秒間の同一AP判定期間で有効な分析期間が19回あり、連続数の最大値3以上が1回あったとする。
このとき、連続数の最大値3以上が出現する割合は(1回/19回)×100=5%となり、割合5%は閾値th2の10%よりも小さい。1パケットずつ交互になる連続数の割合が閾値th2よりも小さい場合、無線LAN端末#1、#2から送信されたパケットは無線区間で合流している可能性が高く、このため無線LAN端末#1、#2は同一APに接続していると判定される。
〔状態St12〕制御部11は、無線LAN端末#1、#2から送信されるパケット群を測定して、2秒間の同一AP判定期間で有効な分析期間が20回あり、連続数の最大値3以上が19回あったとする。
このとき、連続数の最大値3以上が出現する割合は(19回/20回)×100=95%となり、割合95%は閾値th1の90%よりも大きい。1パケットずつ交互になる連続数の割合が閾値th1よりも大きい場合、無線LAN端末#1、#2から送信されたパケットは有線区間で合流している可能性が高く、このため無線LAN端末#1、#2は互いに異なるAPに接続していると判定される。
<連続数のカウント方法>
図17は、連続数のカウント方法の一例を示す図である。同時通信している無線LAN端末が2台の場合の連続数のカウント方法を示している。無線LAN端末#1から送信されたパケットを白色のパケット、無線LAN端末#2から送信されたパケットを斜線のパケットとする。よって、パケットp1、p2、p3は無線LAN端末#1から送信されたパケット、パケットpa、pbは無線LAN端末#2から送信されたパケットである。
制御部11は、1つのパケットの両側に位置している、該パケットの送信元とは異なるパケットの数をカウントして、そのカウント値を連続数とする。すなわち、あるパケットの両側のパケットの送信元無線LAN端末が、該パケットの送信元無線LAN端末と異なる場合にカウントする。
図17の例では、パケットpaの両側にはパケットp1、p2が位置し、パケットpbの両側にはパケットp2、p3が位置している。したがって、1パケットずつ交互に出現する連続数は、pa、p2、pbをカウントすることになり連続数=3となる。
図18は、連続数のカウント方法の一例を示す図である。同時通信している無線LAN端末が3台の場合の連続数のカウント方法を示している。無線LAN端末#1から送信されたパケットを白色のパケット、無線LAN端末#2から送信されたパケットを斜線のパケット、無線LAN端末#3から送信されたパケットを黒色のパケットとする。よって、パケットp1、p2、p3は無線LAN端末#1から送信されたパケット、パケットpa、pbは無線LAN端末#2から送信されたパケット、パケットp10は無線LAN端末#3から送信されたパケットである。
制御部11では、3台以上の無線LAN端末があっても、2台ずつ同一性判定処理を行うので、例えば、無線LAN端末#1、#2の同一性判定処理を行う場合は、無線LAN端末#3から送信されたパケットは一旦除いて同一性判定処理を行う。すなわち、無線LAN端末#1のパケットと、無線LAN端末#2のパケットとにおいて、あるパケットの両側のパケットの送信元無線LAN端末が、該パケットの送信元無線LAN端末と異なる場合にカウントする。
したがって、パケットp10を除くと、図17と同じパケットの並びになるので、1パケットずつ交互に出現する連続数は、パケットpa、p2、pbをカウントして連続数=3となる。
同様に、無線LAN端末#1、#3の同一性判定処理を行う場合は、無線LAN端末#2から送信されたパケットを一旦除いて、無線LAN端末#1、#3それぞれから送信されたパケットで同一性判定処理を行う。
また、無線LAN端末#2、#3の同一性判定処理を行う場合は、無線LAN端末#1から送信されたパケットを一旦除いて、無線LAN端末#2、#3それぞれから送信されたパケットで同一性判定処理を行う。
<フローチャート>
図19は、パケット解析装置の動作を示すフローチャートである。
〔ステップS11〕制御部11は、有線区間を流れるパケットを、スイッチを介して受信する(パケットキャプチャ)。
〔ステップS12〕制御部11は、パケットのヘッダ情報にもとづいて、受信したパケットがTCPのパケットか否かを判定する。TCPのパケットの場合はステップS13へ処理が進み、TCPのパケットではない場合、ステップS11へ処理が戻る。
〔ステップS13〕制御部11は、ステップS12のパケット分類処理後のTCPのパケットが、無線LAN端末が送信したパケットか否かを判定する。具体的には、制御部11は、IPヘッダに記載される送信元IPアドレスが、無線LAN端末のIPアドレスであれば、無線LAN端末が送信したパケットと認識する。無線LAN端末が送信したパケットの場合はステップS14へ処理が進み、無線LAN端末が送信したパケットでない場合はステップS11へ処理が戻る。
〔ステップS14〕制御部11は、パケット情報(パケット受信時刻、パケットサイズ等)を保存する。
〔ステップS15〕制御部11は、予め決定した分析期間が終了したか否かを判定する。分析期間が終了した場合はステップS16aへ処理が進み、未終了の場合はステップS11へ処理が戻る。
分析期間の間、無線LAN端末から送信されたTCPのパケットがキャプチャされる。分析期間=100msとすると、100msに達した場合はステップS16へ処理が進み、100msに達するまではステップS11、・・・、S15の処理が繰り返されることになる。
〔ステップS16a〕制御部11は、同一性判定処理対象とする2台の無線LAN端末(無線LAN端末のペア)を選択する。
〔ステップS16〕制御部11は、分析期間内において、選択した無線LAN端末のペアが分析対象として適しているか否かを分析可否条件にもとづいて判定する。分析期間が分析対象として適している場合はステップS17へ処理が進み、適していない場合はステップS11へ処理が戻る。
〔ステップS17〕制御部11は、分析可能と判定した分析期間について、分析期間毎に、1パケットずつ交互に出現する連続数の最大値を算出し保存する。
〔ステップS18〕制御部11は、予め決定した同一AP判定期間が終了したか否かを判定する。同一AP判定期間が終了した場合はステップS19へ処理が進み、未終了の場合はステップS11へ処理が戻る。
〔ステップS19〕制御部11は、予め決定した同一AP判定期間の判定可否条件にもとづいて、同一AP判定期間に該当するかを判定する。同一AP判定期間に該当する場合はステップS20へ処理が進み、同一AP判定期間に該当しない場合はステップS11へ戻る。
〔ステップS20〕制御部11は、1パケットずつ交互になる連続数の最大値を算出して、同一APに接続しているか否かを判定し、判定結果を接続AP解析情報に記録する。
例えば、制御部11は、1パケットずつ交互に出現する連続数の最大値が3以上の割合が一定未満(例えば30%未満)であれば同一APに接続していると判定し、一定以上(例えば、70%以上)であれば異なるAPに接続していると判定する。
<フレーム構造>
図20は、無線LAN端末から送信されるフレームを有線区間でキャプチャした際の構造を示す図である。Ethernet(Ethernetは登録商標、登録商標の表記は以下省略する)フレームf0は、Ethernetヘッダh1(14byte)、IPヘッダh2(20byte)、TCPヘッダh3(20byte)およびTCPペイロードPdを有する。
IPヘッダh2は、バージョン、ヘッダ長、サービスタイプ、全長、識別番号、フラグ、フラグメントオフセット、生存期間、プロトコル、ヘッダチェックサム、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、オプションおよびパディングの各フィールドを有する。
TCPヘッダh3は、送信元ポート番号、宛先ポート番号、シーケンス番号、確認応答番号、データオフセット、予約、コントロールフラグ、ウインドウサイズ、チェックサム、緊急ポインタ、オプションおよびパディングを有する。
ここで、パケットサイズ(TCPペイロードサイズ)は、図20中の全長szから、IPヘッダh2の20byteと、TCPヘッダh3の20byteとを減算した値になる。なお、全長szは、IPヘッダh2内の“全長”のフィールドに記載される値である。このようにして算出されるパケットサイズは、図13に示したように、パケット状態情報12bの1項目として記憶部12に記憶される。
一方、TCPヘッダh3内の“コントロールフラグ”のフィールドには、URQ、ACK、PSH、RST、SYNおよびFINの各1ビットのフラグが設けられている(図示せず)。コネクション確立時はSYNフラグがオンになり、コネクション終了時はFINフラグがオンになる。
したがって、制御部11は、コントロールフラグに設定されているSYNおよびFINのフラグの値にもとづいて、分析期間内でコネクションが確立しているか否かを判定することができる。
<パケット解析装置の出力結果>
図21は、出力結果の一例を示す図である。パケット解析装置10は、無線LAN端末とAPとの接続状態を、出力結果として、図11に示したモニタ201上に表示する。無線LAN端末21、・・・、23の内、無線LAN端末21、22が同一APに接続しているという結果を出力表示するものとする。
出力結果g1は、複数の無線LAN端末が同一APに接続しているか否かの状態をテーブルで表示する例である。出力結果g1では、無線LAN端末21と無線LAN端末22との共通枠に“○”が示される。また、無線LAN端末21と無線LAN端末23との共通枠および無線LAN端末22と無線LAN端末23との共通枠には“×”が示される。
出力結果g2は、無線LAN端末とAPとの接続状態を図示化して表示する例である。無線LAN端末21と無線LAN端末22とは、同一APに接続しており、無線LAN端末23は、別のAPに接続していることが示されている。
<判定結果にもとづく通信品質の劣化箇所の切り分け>
図22、図23は、通信品質劣化箇所の切り分け動作を説明するための図である。図22、図23において、制御部11は、無線LAN端末21とサーバ40との間の通信品質は良好であり、無線LAN端末22とサーバ40との間の通信品質は良好であることを認識する。
さらに、制御部11は、無線LAN端末23とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末24とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末25とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあることを認識する。
図22において、制御部11は、同一性判定処理の判定結果から、無線LAN端末21、22が同一APに接続し、無線LAN端末23、・・・、25が同一APに接続していることを認識する。
通信品質が劣化している無線LAN端末23、・・・、25に対して、無線LAN端末23、・・・、25が同一APに接続していることが判定されているため、制御部11は、AP側に劣化原因が存在している可能性が高いと判断する。
また、図23において、制御部11は、同一性判定処理の判定結果から、無線LAN端末21、22、23が同一APに接続し、無線LAN端末24、25が同一APに接続していることを認識する。
通信品質が劣化している無線LAN端末23に対して、無線LAN端末21、22、23が同一APに接続していることが判定され、無線LAN端末21、22は、通信良好である。このため、制御部11は、無線LAN端末23側に劣化原因が存在している可能性が高いと判断する。
また、通信品質が劣化している無線LAN端末24、25に対して、無線LAN端末24、25が同一APに接続していることが判定されているため、制御部11は、AP側に劣化原因が存在している可能性が高いと判断する。
図24は、通信品質劣化箇所の切り分け動作を説明するための図である。同一APに接続するすべての無線LAN端末の通信品質が劣化していても、無線LAN端末側に劣化原因があることが認識される場合の例を示している。
図24において、制御部11は、無線LAN端末21とサーバ40との間の通信品質は良好であり、無線LAN端末22とサーバ40との間の通信品質は良好であることを認識する。
さらに、制御部11は、無線LAN端末23とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末24とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあり、無線LAN端末25とサーバ40との間の通信品質は劣化状態にあることを認識する。
ここで、制御部11は、無線LAN端末23、24のRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信電波強度)は、安定した無線LAN通信を行う上で十分に高いレベルにあることを認識したとする。また、制御部11は、無線LAN端末25のRSSIは、安定した無線LAN通信を行うにはレベルが足らず低いレベルにあることを認識したとする。
通信品質が劣化している無線LAN端末23、24、25に対して、無線LAN端末23、24、25が同一APに接続していることが判定され、無線LAN端末23、24、25の内、無線LAN端末25のみのRSSIが低くなっている。
したがって、制御部11は、同一APに接続している無線LAN端末23、24、25の中にRSSIが低い無線LAN端末25が存在しており、この影響によって同一AP配下の他の無線LAN端末23、24にも通信劣化が生じていると判断する。
上記で説明した本発明のパケット解析装置1、10の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。この場合、パケット解析装置1、10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、CD-ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたCD-ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1 パケット解析装置
1a 制御部
1b 記憶部
Ma、Mb 無線通信装置
Bs1、Bs2 無線基地局
a1、・・・、a7、b1、・・・、b7 パケット
gr1、gr2 1パケットずつ交互に連続して蓄積されているパケットのグループ

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    第1の無線通信装置から無線送信され、有線ネットワークに接続された複数の無線基地局のいずれかで受信された第1のパケット群と、第2の無線通信装置から無線送信され、前記複数の無線基地局のいずれかで受信された第2のパケット群とを、前記有線ネットワーク内の所定の箇所で取得して到着順に記憶部に蓄積し、
    前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置いずれかの通信品質の劣化状態を認識した場合、
    前記第1のパケット群に属するパケットである第1のパケットと、前記第2のパケット群に属するパケットである第2のパケットとが、時系列に1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出し、
    前記連続数にもとづいて、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とが同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する、
    処理を実行させるパケット解析プログラム。
  2. 前記判定では、
    所定値以上の前記連続数の出現頻度が閾値を超える場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、異なる前記無線基地局に接続していると判定し、
    前記出現頻度が前記閾値を超えない場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、同一の前記無線基地局に接続していると判定する、
    請求項1記載のパケット解析プログラム。
  3. 前記判定では、
    分析対象となる第1の期間をn回分(nは1以上の整数)包含する第2の期間内に取得した前記第1のパケット群と前記第2のパケット群とに基づいて、前記第1の期間ごとに前記連続数の第1の最大値を検出し、
    n回分の前記第1の期間のn個の前記第1の最大値のうち、値が所定値以上となる第2の最大値が占める割合を算出し、
    前記割合が前記閾値を超える場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、異なる前記無線基地局に接続していると判定し、
    前記割合が前記閾値を超えない場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、同一の前記無線基地局に接続していると判定する、
    請求項2記載のパケット解析プログラム。
  4. 前記判定では、第1の分析候補期間内に取得した前記第1のパケット群と前記第2のパケット群の通信量が所定値以下となる場合、前記第1の分析候補期間は前記第1の期間から除外する請求項3記載のパケット解析プログラム。
  5. 前記判定では、第2の分析候補期間内に取得した前記第1のパケットと前記第2のパケットのパケットサイズが所定サイズ以下の場合、前記第2の分析候補期間は前記第1の期間から除外する請求項3または4記載のパケット解析プログラム。
  6. 前記判定では、第3の分析候補期間内に取得した前記第1のパケット群と前記第2のパケット群の通信に使用されているコネクションが前記第3の分析候補期間の最初から最後まで継続して確立している、という条件を満たさない場合、前記第3の分析候補期間は前記第1の期間から除外する請求項3ないし5のいずれかに記載のパケット解析プログラム。
  7. 前記判定では、
    所定値以上の前記連続数の出現頻度が第1の閾値を超える場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、異なる前記無線基地局に接続していると判定し、
    前記出現頻度が前記第1の閾値より小さい第2の閾値を超えない場合、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とは、同一の前記無線基地局に接続していると判定する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載のパケット解析プログラム。
  8. コンピュータが、
    第1の無線通信装置から無線送信され、有線ネットワークに接続された複数の無線基地局のいずれかで受信された第1のパケット群と、第2の無線通信装置から無線送信され、前記複数の無線基地局のいずれかで受信された第2のパケット群とを、前記有線ネットワーク内の所定の箇所で取得して到着順に記憶部に蓄積し、
    前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置いずれかの通信品質の劣化状態を認識した場合、
    前記第1のパケット群に属するパケットである第1のパケットと、前記第2のパケット群に属するパケットである第2のパケットとが、時系列に1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出し、
    前記連続数にもとづいて、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とが同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する、
    パケット解析方法。
  9. 第1の無線通信装置から無線送信され、有線ネットワークに接続された複数の無線基地局のいずれかで受信された第1のパケット群と、第2の無線通信装置から無線送信され、前記複数の無線基地局のいずれかで受信された第2のパケット群とを記憶する記憶部と、
    前記第1のパケット群と、前記第2のパケット群とを前記有線ネットワーク内の所定の箇所で取得して到着順に前記記憶部に蓄積し、前記第1の無線通信装置または前記第2の無線通信装置いずれかの通信品質の劣化状態を認識した場合、前記第1のパケット群に属するパケットである第1のパケットと、前記第2のパケット群に属するパケットである第2のパケットとが、時系列に1パケットずつ交互に連続して蓄積されている連続数を検出し、前記連続数にもとづいて、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とが同一の無線基地局に接続しているか否かを判定する制御部と、
    を有するパケット解析装置。
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