JP7081557B2 - レーザ溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有底角筒状のケース本体部材と矩形板状のケース蓋部材とを全周にわたりレーザ溶接して、直方体箱状のケースを形成するレーザ溶接装置に関する。
いわゆる角型電池の製造過程において、直方体箱状をなす電池ケースは、一般に、有底角筒状のケース本体部材と矩形板状のケース蓋部材とをレーザ溶接することによって形成される。具体的には、レーザ溶接装置として、レーザ光を照射するレーザ照射部のほかに、ケース本体部材のケース側面を押圧する金属製押圧部を備えるレーザ溶接装置を用意する。
そして、ケース本体部材の開口部内にケース蓋部材を配置して溶接前電池を形成した後、上述の金属製押圧部によって、ケース本体部材のケース側面を内側(ケース蓋部材側)に押圧して、ケース本体部材の開口部をケース蓋部材の周縁部に近づけ、ケース本体部材の開口部とケース蓋部材の周縁部とのケース間隙の大きさを調整する。
その後、ケース本体部材の開口部及びケース蓋部材の周縁部に全周にわたりレーザ光を照射し、ケース本体部材の開口部とケース蓋部材の周縁部とを全周にわたり溶接して、電池ケースを形成する。なお、関連する従来技術として、例えば特許文献1が挙げられる(特許文献1の図1,図2,図5、請求項1等を参照)。
特開2015-188901号公報
ところで、本発明者は、溶接前電池を移動させたり、溶接前電池の向きを変える(上下反転させるなど)ことを可能とするために、上述のレーザ溶接装置に更に樹脂製保持部を設け、この樹脂製保持部をケース本体部材のケース側面に当接させて、樹脂製保持部でケース本体部材を保持し溶接前電池を保持することを検討した。具体的には、レーザ照射部をケース蓋部材の上方に配置すると共に、樹脂製保持部を金属製押圧部の下方に配置して、金属製押圧部の下方において樹脂製保持部でケース本体部材を保持することを考案した。この保持部を樹脂製とするのは、ケース本体部材を保持する際に、保持部とケース本体部材とが擦れるなどして、ケース本体部材が損傷したり金属異物が発生するのを防止するためである。
また、本発明者は、レーザ溶接にあたり、溶接対象部位(ケース本体部材の開口部及びケース蓋部材の周縁部)に位置精度良くレーザ光を照射するために、上述の金属製押圧部に位置決め用の凹溝を設けることを検討した。具体的には、凹溝を、金属製押圧部のうち、ケース本体部材のケース側面に当接して押圧する押圧面に凹設し、凹溝を金属製押圧部の一方側面(上面)から他方側面(下面)まで延びる(金属製押圧部を貫通する)形態とする。
また、ケース蓋部材の上方にカメラを設置し、このカメラで凹溝の近傍部位を撮像する。この画像において、凹溝と、金属製押圧部の上面及びケース本体部材の開口部とは、輝度差が大きいため、ケース本体部材の開口部の位置を適切に特定できる。これにより、レーザ光を、溶接対象部位(ケース本体部材の開口部及びケース蓋部材の周縁部)に位置精度良く照射できる。
しかしながら、上述の凹溝は、金属製押圧部を貫通している。このため、溶接の際にレーザ光が位置ズレした場合などに、レーザ光が金属製押圧部に設けた凹溝を通って、金属製押圧部の下方に位置する樹脂製保持部に直接照射され、レーザ光で樹脂製保持部が損傷する場合があることが判ってきた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、金属製押圧部及び樹脂製保持部を備えるレーザ溶接装置において、金属製押圧部に凹溝を設けながらも、凹溝を通過したレーザ光で樹脂製保持部が損傷することを防止できるレーザ溶接装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、矩形状の開口部を有する有底角筒状のケース本体部材と、上記ケース本体部材の上記開口部内に配置されて上記開口部を閉塞する矩形板状のケース蓋部材と、を全周にわたりレーザ溶接して、直方体箱状のケースを形成するレーザ溶接装置であって、上記ケース蓋部材に直交する第1方向の一方側に配置され、レーザ光を上記第1方向の他方側に向けて出射し、上記ケース本体部材の上記開口部及び上記ケース蓋部材の周縁部に照射するレーザ照射部と、金属からなり、上記ケース本体部材の上記開口部を囲むケース側面を、上記ケース蓋部材側に押圧して、上記ケース本体部材の上記開口部を上記ケース蓋部材の上記周縁部に近づける金属製押圧部と、樹脂からなり、上記金属製押圧部の上記第1方向の上記他方側に配置され、上記ケース本体部材の上記ケース側面に当接して、上記ケース本体部材を保持する樹脂製保持部と、を備え、上記金属製押圧部は、上記ケース本体部材の上記ケース側面に当接して押圧する押圧面に凹設され、上記第1方向の上記一方側を向く一方側面に開口する凹溝を有し、上記凹溝は、上記レーザ照射部から上記第1方向の上記他方側に向けて出射された上記レーザ光が、上記凹溝を通って、上記金属製押圧部の上記他方側に位置する上記樹脂製保持部に直接照射されるのを防止する形態とされてなるレーザ溶接装置である。
上述のレーザ溶接装置では、樹脂からなる樹脂製保持部でケース本体部材を保持するため、保持の際にケース本体部材が損傷したり金属異物が生じるのを防止できる。また、金属製押圧部に凹溝を設けているため、この凹溝を利用することで、溶接にあたりレーザ光を溶接対象部位(ケース本体部材の開口部及びケース蓋部材の周縁部)に位置精度良く照射できる。更に、凹溝の形態を、レーザ光が凹溝を通って樹脂製保持部に直接照射されるのを防止する形態としている。このため、レーザ光が樹脂製保持部に直接当たって樹脂製保持部が損傷することを防止できる。
更に、上記のレーザ溶接装置であって、前記凹溝は、前記第1方向の前記一方側に位置し、前記金属製押圧部の前記一方側面に開口し、前記第1方向に延びる一方側凹部と、上記一方側凹部の上記第1方向の前記他方側に位置し、上記一方側凹部から分岐し、上記第1方向に対して斜めに互いに逆方向に延び、上記金属製押圧部のうち、上記第1方向の上記他方側を向く他方側面にそれぞれ開口する2つの他方側凹部と、からなるレーザ溶接装置とするのが好ましい。
上述のレーザ溶接装置では、金属製押圧部に設ける凹溝を、上述のように、一方側凹部と、この一方側凹部から分岐して斜めに互いに逆方向に延びる2つの他方側凹部とからなる形態とする。このような形態を採用することで、凹溝を、前述のように、凹溝を通過したレーザ光が樹脂製保持部に直接照射されるのを防止する形態とするのが容易である。
或いは、上記のレーザ溶接装置であって、前記凹溝は、前記第1方向の前記一方側に位置し、前記金属製押圧部の前記一方側面に開口し、前記第1方向に延びる一方側凹部と、上記一方側凹部の上記第1方向の前記他方側に位置し、上記金属製押圧部の前記押圧面に向かって傾斜する傾斜底面を有する他方側凹部と、からなるレーザ溶接装置とするのが好ましい。
上述のレーザ溶接装置では、金属製押圧部に設ける凹溝を、上述のように、一方側凹部と、押圧面に向かって傾斜する傾斜底面を有する他方側凹部とからなる形態とする。このような形態を採用しても、凹溝を、前述のように、凹溝を通過したレーザ光が樹脂製保持部に直接照射されるのを防止する形態とするのが容易である。
実施形態1に係るレーザ溶接装置を示す説明図である。 実施形態1に係るレーザ溶接装置のうち、溶接用治具の上方から見た平面図である。 実施形態1に係る溶接用治具の図2におけるA-A部分破断断面図である。 実施形態1に係る溶接用治具の図2におけるB-B部分破断断面図である。 実施形態1に係る溶接用治具の図3におけるC-C部分破断断面図である。 実施形態1に係る溶接用治具のうち、電池保持部の上方から見た平面図である。 実施形態1に係り、凹溝の近傍部位について、(a)は上方から見た部分拡大平面図であり、(b)は内側(電池側)から見た部分拡大側面図である。 実施形態1に係り、凹溝の近傍部位の部分拡大断面図である。 実施形態2に係り、凹溝の近傍部位について、(a)は上方から見た部分拡大平面図であり、(b)は内側(電池側)から見た部分拡大側面図である。 実施形態2に係り、凹溝の近傍部位の部分拡大断面図である。 比較形態に係り、凹溝の近傍部位について、(a)は上方から見た部分拡大平面図であり、(b)は内側(電池側)から見た部分拡大側面図である。 比較形態に係り、凹溝の近傍部位の部分拡大断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係るレーザ溶接装置1を示す。なお、以下では、レーザ溶接装置1の上下方向であるZ方向(第1方向)ZH、Z方向ZHに直交するX方向XH、Z方向ZH及びX方向XHにそれぞれ直交するY方向YHを、図1に示す方向に定めて説明する。
このレーザ溶接装置1は、レーザ溶接により電池100の電池ケース110を形成する装置である。まず、この溶接対象である電池100について説明する(図1参照)。この電池100は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両などに搭載される角型の密閉型電池である。電池100は、直方体箱状で金属(具体的にはアルミニウム)からなる電池ケース110を備える。この電池ケース110は、有底角筒状のケース本体部材111と、このケース本体部材111の矩形状の開口部111h内に配置されて開口部111hを閉塞する矩形板状のケース蓋部材115とから構成される。ケース本体部材111は、ケース底面112と、開口部111hを囲む4つのケース側面113(第1ケース側面113a、第2ケース側面113b、第3ケース側面113c及び第4ケース側面113d)とを有する。
ケース本体部材111内には、電極体や電解液等(図示しない)が収容され、また、ケース蓋部材115には、正極端子部材120及び負極端子部材130が固設されている。電池ケース110は、後述するように、レーザ溶接装置1を用いて、溶接前電池100xのケース本体部材111の開口部111h及びケース蓋部材115の周縁部115sを全周にわたりレーザ溶接することにより形成される。なお、このレーザ溶接は、図1に示すように、溶接前電池100xのケース蓋部材115がZ方向ZHの上方(一方側)ZH1を向き、ケース本体部材111のケース底面112がZ方向ZHの下方(他方側)ZH2を向く姿勢で行われる。
次に、本実施形態1のレーザ溶接装置1について説明する(図1参照)。このレーザ溶接装置1は、レーザ発振器10、レーザ照射部20、撮像部30、制御部35、溶接用治具40等から構成される。
このうちレーザ照射部20は、光ファイバ15を介してレーザ発振器10と接続されており、溶接前電池100xのケース蓋部材115の上方ZH1に配置される。このレーザ照射部20は、レーザ発振器10から入力されたレーザ光LBを、溶接前電池100xに向けて偏向して出射する装置である。具体的には、レーザ照射部20は、その内部に図示しないコリメートレンズ、ガルバノスキャナ、集光レンズ、Zレンズ、保護ガラス等を有しており、後述する制御部35からの指示により、レーザ光LBを下方ZH2に向けて出射し、溶接前電池100xのケース本体部材111の開口部111h及びケース蓋部材115の周縁部115sに照射する。
撮像部30は、後述する金属製押圧部51に設けられた凹溝53の近傍部位を撮像する装置である。この撮像部30は、上述の凹溝53の近傍部位を上方ZH1から照らすライト31と、ライト31で照らされた凹溝53の近傍部位を上方ZH1から撮像するCCDカメラ33とを有する。撮像部30で撮像された画像の情報は、制御部35に出力される。
制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMを含み、ROM等に記憶された所定の制御プログラムによって作動するマイクロコンピュータを有する。この制御部35は、撮像部30から入力された画像情報に基づいて、レーザ光LBの照射条件を決定し、レーザ発振器10及びレーザ照射部20を制御する。具体的には、制御部35では、入力された画像情報に基づいて、凹溝53及びこれに隣接するケース本体部材111の開口部111hを特定し、更にケース本体部材111の開口部111hとケース蓋部材115の周縁部115sとのケース間隙KG(図7参照)の位置及び大きさを特定する。
ライト31で照らして凹溝53の近傍部位を撮像した画像において、凹溝53と、後述する金属製押圧部51の上面51f及びケース本体部材111の開口部111hとは、輝度差が大きいため、凹溝53及びこれに隣接するケース本体部材111の開口部111hを適切に識別できる。次に、上述のケース間隙KGの位置及び大きさに基づいて、レーザ光LBの照射条件を決定し、この照射条件に基づいて、レーザ発振器10及びレーザ照射部20を制御する。これにより、レーザ光LBを溶接対象部位(ケース本体部材111の開口部111h及びケース蓋部材115の周縁部115s)に位置精度良く照射できる。
次に、溶接用治具40について説明する。図2に溶接用治具40の平面図を、図3~図5に溶接用治具40の部分破断断面図を示す。また、図6に溶接用治具40のうち電池保持部70の平面図を示す。なお、図2~図6では、いずれも溶接用治具40に溶接前電池100xをセットした状態を示している。この溶接用治具40は、レーザ溶接の際に上方ZH1に配置され、溶接前電池100xのうちケース本体部材111のケース側面113をケース蓋部材115側に押圧する電池押圧部50と、この電池押圧部50の下方ZH2に配置され、ケース側面113に当接してケース本体部材111を保持する電池保持部70とから構成されている。
電池押圧部50は、溶接前電池100xのうちケース本体部材111のケース側面113(113a,113b,113c,113d)をそれぞれを押圧する4つの金属製押圧部51(第1金属製押圧部51a、第2金属製押圧部51b、第3金属製押圧部51c及び第4金属製押圧部51d)を有する。また、電池押圧部50は、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)をそれぞれ移動させる4つのアクチュエータ61(第1アクチュエータ61a、第2アクチュエータ61b、第3アクチュエータ61c及び第4アクチュエータ61d)を有する。
このうち第1金属製押圧部51aは、溶接前電池100xのX方向XHの一方側XH1に、第2金属製押圧部51bは、溶接前電池100xのX方向XHの他方側XH2に配置される。また、第3金属製押圧部51cは、溶接前電池100xのY方向YHの一方側YH1に、第4金属製押圧部51dは、溶接前電池100xのY方向YHの他方側YH2に配置される。また、第1アクチュエータ61aは、第1金属製押圧部51aをX方向XHに移動させることができるように第1金属製押圧部51aに取り付けられ、第2アクチュエータ61bは、第2金属製押圧部51bをX方向XHに移動させることができるように第2金属製押圧部51bに取り付けられている。また、第3アクチュエータ61cは、第3金属製押圧部51cをY方向YHに移動させることができるように第3金属製押圧部51cに取り付けられ、第4アクチュエータ61dは、第4金属製押圧部51dをY方向YHに移動させることができるように第4金属製押圧部51dに取り付けられている。
各金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)は、溶接前電池100x側を向く押圧面51e(51ae,51be,51ce,51de)と、上方ZH1を向く上面(一方側面)51f(51af,51bf,51cf,51df)と、下方ZH2を向く下面(他方側面)51g(51ag,51bg,51cg,51dg)とを含む直方体状を有する。各金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の押圧面51e(51ae,51be,51ce,51de)は、ケース本体部材111のケース側面113(113a,113b,113c,113d)に当接し、ケース側面113(113a,113b,113c,113d)をケース蓋部材115側に押圧して、ケース本体部材111の開口部111hをケース蓋部材115の周縁部115sに近づける。
具体的には、第1金属製押圧部51aの押圧面51aeは、第1ケース側面113aに当接し、第1ケース側面113aをX方向XHの他方側XH2に押圧する。また、第2金属製押圧部51bの押圧面51beは、第2ケース側面113bに当接し、第2ケース側面113bをX方向XHの一方側XH1押圧する。また、第3金属製押圧部51cの押圧面51ceは、第3ケース側面113cに当接し、第3ケース側面113cをY方向YHの他方側YH2押圧する。また、第4金属製押圧部51dの押圧面51deは、第4ケース側面113dに当接し、第4ケース側面113dをY方向YHの一方側YH1に押圧する。
このように、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)によって、ケース本体部材111の開口部111hとケース蓋部材115の周縁部115sとのケース間隙KGの大きさが全周にわたり適切な大きさに調整される。
なお、各金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の下方ZH2には、後述する電池保持部70の樹脂製保持部81(第1樹脂製保持部81a、第2樹脂製保持部81b、第3樹脂製保持部81c及び第4樹脂製保持部81d)が配置されている。
金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)には、それぞれ1つまたは2つの凹溝53(第1凹溝53a、第2凹溝53b、第3凹溝53c及び第4凹溝53d)が設けられている。図7(a)に、凹溝53(第1凹溝53a)の近傍部位を上方ZH1から見た部分拡大平面図を、図7(b)に、凹溝53(第1凹溝53a)の近傍部位を内側(溶接前電池100x側)から見た部分拡大側面図を示す。また、図8に、凹溝53(第1凹溝53a)の近傍部位の部分拡大断面図を示す。
具体的には、第1金属製押圧部51aには、押圧面51aeのY方向YHの中央に第1凹溝53aが凹設され、第2金属製押圧部51bには、押圧面51beのY方向YHの中央に第2凹溝53bに凹設されている。また、第3金属製押圧部51cには、押圧面51ceのX方向XHの両端部付近にそれぞれ第3凹溝53cが凹設され、第4金属製押圧部51dには、押圧面51deのX方向XHの両端部付近にそれぞれ第4凹溝53dが凹設されている。
これらの凹溝53(53a,53b,53c,53d)は、レーザ照射部20から下方ZH2に向けて出射されたレーザ光LBが、凹溝53を通って、金属製押圧部51の下方ZH2に位置する樹脂製保持部81に直接照射されるのを防止する形態(凹溝53を上方ZH1から見て、凹溝53内に樹脂製保持部81が見えない形態)とされている。
具体的には、凹溝53(53a,53b,53c,53d)は、それぞれ、上方ZH1に位置する上側凹部(一方側凹部)53f(53af,53bf,53cf,53df)と、下方ZH2に位置する2つの下側凹部(他方側凹部)53g(53ag,53bg,53cg,53dg)とからなり、逆Y字状を有する。
即ち、上側凹部53f(53af,53bf,53cf,53df)は、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の上面51f(51af,51bf,51cf,51df)に開口し、Z方向ZHに延びる。一方、2つの下側凹部53g(53ag,53bg,53cg,53dg)は、上側凹部53f(53af,53bf,53cf,53df)から分岐し、Z方向ZHに対してそれぞれ斜めに互いに逆方向に延びる。そして、2つの下側凹部53g(53ag,53bg,53cg,53dg)は、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の下面51g(51ag,51bg,51cg,51dg)にそれぞれ開口する。
次に、電池保持部70について説明する。この電池保持部70は、溶接前電池100xが挿入される収容部71iを有する金属製の本体部71と、この本体部71の収容部71i内に配置され、溶接前電池100xのケース本体部材111を保持する樹脂製保持部81(1つの第1樹脂製保持部81a、1つの第2樹脂製保持部81b、2つの第3樹脂製保持部81c及び2つの第4樹脂製保持部81d)とを有する。
このうち本体部71は、X方向XHの一方側XH1に位置する第1側壁部71aと、X方向XHの他方側XH2に位置して第1側壁部71aに対向する第2側壁部71bと、Y方向YHの一方側YH1に位置する第3側壁部71cと、Y方向YHの他方側YH2に位置する第4側壁部71dとを有する。上述の収容部71iは、これらの側壁部71a~71dに囲まれている。
樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)は、それぞれZ方向ZHに延びる直方体状を有する。また、樹脂製保持部81は、それぞれ本体部71にボルト73及びバネ74により弾性的に取り付けられており、溶接前電池100xのうちケース本体部材111のケース側面113(113a,113b,113c,113d)に当接して、ケース本体部材111を保持する。
具体的には、第1樹脂製保持部81aは、前述の第1金属製押圧部51a及び第1凹溝53aの下方ZH2において本体部71の第1側壁部71aに取り付けられ、第1樹脂製保持部81aと第1側壁部71aとの間に配置された2つのバネ74により、X方向XHに弾性的に移動可能となっている。また、第2樹脂製保持部81bは、前述の第2金属製押圧部51b及び第2凹溝53bの下方ZH2において本体部71の第2側壁部71bに取り付けられ、第2樹脂製保持部81bと第2側壁部71bとの間に配置された2つのバネ74により、X方向XHに弾性的に移動可能となっている。
また、2つの第3樹脂製保持部81cは、それぞれ、前述の第3金属製押圧部51c及び2つの第3凹溝53cの下方ZH2において本体部71の第3側壁部71cに取り付けられ、第3樹脂製保持部81cと第3側壁部71cとの間に配置された2つのバネ74により、Y方向YHに弾性的に移動可能となっている。また、2つの第4樹脂製保持部81dは、それぞれ、前述の第4金属製押圧部51d及び2つの第4凹溝53dの下方ZH2において本体部71の第4側壁部71dに取り付けられ、第4樹脂製保持部81dと第4側壁部71dとの間に配置された2つのバネ74により、Y方向YHに弾性的に移動可能となっている。
本体部71の収容部71i内に溶接前電池100xを挿入すると、第1樹脂製保持部81aは、ケース本体部材111の第1ケース側面113aに当接して、第1ケース側面113aをX方向XHの他方側XH2に付勢する。また、第2樹脂製保持部81bは、ケース本体部材111の第2ケース側面113bに当接して、第2ケース側面113bをX方向XHの一方側XH1に付勢する。これらにより、ケース本体部材111は、X方向XHに挟まれて保持される。
また、2つの第3樹脂製保持部81cは、それぞれケース本体部材111の第3ケース側面113cに当接して、第3ケース側面113cをY方向YHの他方側YH2に付勢する。また、2つの第4樹脂製保持部81dは、それぞれケース本体部材111の第4ケース側面113dに当接して、第4ケース側面113dをY方向YHの一方側YH1に付勢する。これらにより、ケース本体部材111は、Y方向YHに挟まれて保持される。
このように本体部71の収容部71i内に溶接前電池100xを挿入すると、ケース本体部材111及び溶接前電池100xは、樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)によって保持される。
次いで、上述のレーザ溶接装置1を用いた電池ケース110の形成方法について説明する。まず、ケース本体部材111の開口部111h内にケース蓋部材115を配置する。具体的には、予め、ケース蓋部材115に正極端子部材120及び負極端子部材130を固設すると共に、正極端子部材120及び負極端子部材130を図示しない電極体の正極板及び負極板に溶接しておく。そして、別途用意したケース本体部材111内に電極体を挿入すると共に、ケース本体部材111の開口部111h内にケース蓋部材115を配置して、開口部111hをケース蓋部材115で塞いで溶接前電池100xを形成する。その際、ケース本体部材111内に金属異物等の異物が侵入しないように、ケース本体部材111の開口部111hを下方ZH2に向け(図1の溶接前電池100xとは上下逆向き)、下方ZH2から電極体を挿入し、下方ZH2からケース蓋部材115を配置する。
次に、この溶接前電池100xを溶接用治具40で保持する。まず、溶接前電池100xを溶接用治具40のうち電池保持部70により保持する。具体的には、溶接前電池100xを電池保持部70の本体部71の収容部71i内に挿入すると、電池保持部70の第1樹脂製保持部81aは、ケース本体部材111の第1ケース側面113aに当接して、第1ケース側面113aをX方向XHの他方側XH2に付勢する。また、第2樹脂製保持部81bは、ケース本体部材111の第2ケース側面113bに当接して、第2ケース側面113bをX方向XHの一方側XH1に付勢する。
また、第3樹脂製保持部81cは、ケース本体部材111の第3ケース側面113cに当接して、第3ケース側面113cをY方向YHの他方側YH2に付勢する。また、第4樹脂製保持部81dは、ケース本体部材111の第4ケース側面113dに当接して、第4ケース側面113dをY方向YHの一方側YH1に付勢する。これらにより、ケース本体部材111及び溶接前電池100xは、X方向XH及びY方向YHに挟まれて保持される。なお、樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)は樹脂からできているため、保持の際にケース本体部材111が損傷したり金属異物が発生するのを防止できる。
次に、溶接前電池100xを溶接用治具40のうち電池押圧部50により押圧する。具体的には、第1金属製押圧部51aをケース蓋部材115側(X方向XHの他方側XH2)に移動させて、第1金属製押圧部51aの押圧面51aeでケース本体部材111の第1ケース側面113aをX方向XHの他方側XH2に押圧する。また、第2金属製押圧部51bをケース蓋部材115側(X方向XHの一方側XH1)に移動させて、第2金属製押圧部51bの押圧面51beでケース本体部材111の第2ケース側面113bをX方向XHの一方側XH1に押圧する。また、第3金属製押圧部51cをケース蓋部材115側(Y方向YHの他方側YH2)に移動させて、第3金属製押圧部51cの押圧面51ceでケース本体部材111の第3ケース側面113cをY方向YHの他方側YH2に押圧する。また、第4金属製押圧部51dをケース蓋部材115側(Y方向YHの一方側YH1)に移動させて、第4金属製押圧部51dの押圧面51deでケース本体部材111の第4ケース側面113dをY方向YHの一方側YH1に押圧する。これらにより、ケース本体部材111の開口部111hとケース蓋部材115の周縁部115sとのケース間隙KGの大きさが、全周にわたり適切な大きさに調整される。
次に、溶接前電池100x及びこれを保持した溶接用治具40を、図示しない反転機構により上下反転させて、図1に示すように、ケース蓋部材115が上方ZH1に、ケース本体部材111が下方ZH2に位置する姿勢とする。
次に、撮像部30により、各凹溝53(53a,53b,53c,53d)の近傍部位を上方ZH1からそれぞれ撮像する。撮像された各画像の情報は、撮像部30から制御部35に出力される。次に、制御部35では、各凹溝53(53a,53b,53c,53d)及びこれに隣接するケース本体部材111の開口部111hを特定し、更にケース本体部材111の開口部111hとケース蓋部材115の周縁部115sとのケース間隙KGの位置及び大きさを特定する。そして、これらの情報に基づいて、レーザ光LBの照射条件を決定する。
次に、制御部35は、このレーザ光LBの照射条件に基づいてレーザ発振器10及びレーザ照射部20を制御して、レーザ光LBを溶接前電池100xに照射する。これにより、ケース本体部材111の開口部111hとケース蓋部材115の周縁部115sとが全周にわたりレーザ溶接され、直方体箱状の電池ケース110が形成される。
ここで、比較形態(図11及び図12参照)として、金属製押圧部51の押圧面51eに、金属製押圧部51の上面51fと下面51gとの間をZ方向ZHに真っ直ぐ延びて貫通する凹溝953を設けた場合について説明する。この比較形態では、レーザ光LBが位置ズレなどして、レーザ光LBが凹溝953内に照射された場合には、凹溝953はZ方向ZHに真っ直ぐ延びているため、レーザ光LBは、凹溝953を通って、金属製押圧部51の下方ZH2に位置する樹脂製保持部81に直接当たる。このため、レーザ光LBで樹脂製保持部81が損傷する。
これに対し、本実施形態1(図7及び図8参照)では、レーザ光LBが凹溝53(53a,53b,53c,53d)内に照射された場合でも、レーザ光LBが、凹溝53を通って金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の下方ZH2に位置する樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)に直接照射されることがない。このため、レーザ光LBにより樹脂製保持部81が損傷することを防止できる。
なお、本実施形態の凹溝53は、金属製押圧部51の下面51gまで貫通しているため、レーザ溶接の際に発生したスパッタが凹溝53内に侵入しても、このスパッタは金属製押圧部51の下方ZH2へ落下する。このため、スパッタが凹溝53内に堆積することを防止できる。また、凹溝53は、前述のように、上側凹部53fと2つの下側凹部53gとからなる逆Y字状を有するため、凹溝53内を通過したスパッタが、樹脂製保持部81上に堆積することを抑制できる。
次に、レーザ溶接が終了した後は、電池100を溶接用治具40から取り出す。まず、電池押圧部50の金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)をそれぞれケース側面113(113a,113b,113c,113d)から遠さける。また、図示しない取出装置のアームにより電池100を把持して、電池100を電池保持部70の本体部71から引き抜く。その後、この電池100は、次工程に送られる。
以上で説明したように、レーザ溶接装置1では、樹脂からなる樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)でケース本体部材111を保持するため、保持の際にケース本体部材111が損傷したり金属異物が生じるのを防止できる。
また、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)に凹溝53(53a,53b,53c,53d)を設けているため、この凹溝53を利用することで、溶接にあたりレーザ光LBを溶接対象部位(ケース本体部材111の開口部111h及びケース蓋部材115の周縁部115s)に位置精度良く照射できる。
更に、凹溝53(53a,53b,53c,53d)の形態を、レーザ光LBが凹溝53を通って樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)に直接照射されるのを防止する形態としている。このため、レーザ光LBが樹脂製保持部81に直接当たって樹脂製保持部81が損傷することを防止できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する。本実施形態2のレーザ溶接装置2では、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の凹溝253(第1凹溝253a、第2凹溝253b、第3凹溝253c及び第4凹溝253d)の形態(図9及び図10参照)が、実施形態1に係る凹溝53(53a,53b,53c,53d)の形態(図7及び図8参照)と異なる。
具体的には、本実施形態2に係る凹溝253(253a,253b,253c,253d)は、それぞれ、上方ZH1に位置する上側凹部(一方側凹部)253f(253af,253bf,253cf,253df)と、下方ZH2に位置する下側凹部(他方側凹部)253g(253ag,253bg,253cg,253dg)とからなる。
上側凹部253f(253af,253bf,253cf,253df)は、実施形態1の上側凹部53fと同様に、それぞれ金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の上面51f(51af,51bf,51cf,51df)に開口してZ方向ZHに延びる。
一方、下側凹部253g(253ag,253bg,253cg,253dg)は、それぞれ金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の押圧面51e(51ae,51be,51ce,51de)に向かって傾斜する傾斜底面253gt(253agt,253bgt,253cgt,253dgt)を有し、金属製押圧部51の下面51g(51ag,51bg,51cg,51dg)を貫通しない。傾斜底面253gtは、X方向XH及びY方向YHに対して下方ZH2に45°以上傾斜させると良い(傾斜角α≧45°)。撮像部30のライト31からの光が、傾斜底面253gtで反射して、CCDカメラ33に届くのを抑制するためである。
本実施形態2の凹溝253(253a,253b,253c,253d)も、レーザ照射部20から下方ZH2に向けて出射されたレーザ光LBが、凹溝253(253a,253b,253c,253d)を通って、金属製押圧部51(51a,51b,51c,51d)の下方ZH2に位置する樹脂製保持部81(81a,81b,81c,81d)に直接照射されるのを防止する形態(凹溝253を上方ZH1から見て、凹溝253内に樹脂製保持部81が見えない形態)となっている。このため、レーザ光LBが樹脂製保持部81に直接当たって樹脂製保持部81が損傷することを防止できる。その他、実施形態1と同様な部分は、実施形態1と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
1,2 レーザ溶接装置
10 レーザ発振器
20 レーザ照射部
30 撮像部
35 制御部
40 溶接用治具
50 電池押圧部
51 金属製押圧部
51a 第1金属製押圧部
51b 第2金属製押圧部
51c 第3金属製押圧部
51d 第4金属製押圧部
51e,51ae,51be,51ce,51de 押圧面
51f,51af,51bf,51cf,51df 上面(一方側面)
51g,51ag 51bg,51cg,51dg 下面(他方側面)
53,253 凹溝
53a,253a 第1凹溝
53b,253b 第2凹溝
53c,253c 第3凹溝
53d,253d 第4凹溝
53f,53af,53bf,53cf,53df,253f,253af,253bf,253cf,253df 上側凹部(一方側凹部)
53g,53ag,53bg,53cg,53dg,253g,253ag,253bg,253cg,253dg 下側凹部(他方側凹部)
253gt,253agt,253bgt,253cgt,253dgt 傾斜底面
70 電池保持部
81 樹脂製保持部
81a 第1樹脂製保持部
81b 第2樹脂製保持部
81c 第3樹脂製保持部
81d 第4樹脂製保持部
100 電池
100x 溶接前電池
110 電池ケース(ケース)
111 ケース本体部材
111h 開口部
113 ケース側面
113a 第1ケース側面
113b 第2ケース側面
113c 第3ケース側面
113d 第4ケース側面
115 ケース蓋部材
115s 周縁部
ZH Z方向(第1方向)
ZH1 上方(一方側)
ZH2 下方(他方側)
LB レーザ光

Claims (1)

  1. 矩形状の開口部を有する有底角筒状のケース本体部材と、
    上記ケース本体部材の上記開口部内に配置されて上記開口部を閉塞する矩形板状のケース蓋部材と、
    を全周にわたりレーザ溶接して、直方体箱状のケースを形成する
    レーザ溶接装置であって、
    上記ケース蓋部材に直交する第1方向の一方側に配置され、レーザ光を上記第1方向の他方側に向けて出射し、上記ケース本体部材の上記開口部及び上記ケース蓋部材の周縁部に照射するレーザ照射部と、
    金属からなり、上記ケース本体部材の上記開口部を囲むケース側面を、上記ケース蓋部材側に押圧して、上記ケース本体部材の上記開口部を上記ケース蓋部材の上記周縁部に近づける金属製押圧部と、
    樹脂からなり、上記金属製押圧部の上記第1方向の上記他方側に配置され、上記ケース本体部材の上記ケース側面に当接して、上記ケース本体部材を保持する樹脂製保持部と、を備え、
    上記金属製押圧部は、
    上記ケース本体部材の上記ケース側面に当接して押圧する押圧面に凹設され、上記第1方向の上記一方側を向く一方側面に開口する凹溝を有し、
    上記凹溝は、
    上記レーザ照射部から上記第1方向の上記他方側に向けて出射された上記レーザ光が、上記凹溝を通って、上記金属製押圧部の上記他方側に位置する上記樹脂製保持部に直接照射されるのを防止する形態とされてなる
    レーザ溶接装置。
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