以下に、本出願の実施形態における添付の図面を参照しながら本出願の実施形態における技術的解決策について説明する。本出願の説明では、別段に規定されていない限り、「/」は、関連する対象物間での「又は」関係を表す。例えば、A/Bは、A又はBを表し得る。本出願では、「及び/又は」は、関連する対象物について説明するための関連付け関係を表すにすぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合を表し得る。Aのみが存在し、AとBとの両方が存在し、Bのみが存在し、ここで、A又はBは単数又は複数であり得る。さらに、本出願の説明では、別段に規定されていない限り、「複数の」は、2つ又は3つ以上を意味する。「以下のうちの少なくとも1つ」又はそれの同様の表現は、単一のアイテム又は複数のアイテムの任意の組合せを含むこれらのアイテムの任意の組合せを意味する。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a-b、a-c、b-c、又はa-b-cを表してもよく、ここで、a、b、及びcは、単数又は複数であり得る。さらに、本出願の実施形態における技術的解決策を明確に記述するために、「第1の」及び「第2」などの用語は、本出願の実施形態では、同じアイテム又は基本的に同じ機能又は目的を有する同様のアイテムの間で区別するために使用される。当業者は、「第1の」及び「第2」などの用語が、量又は実行シーケンスを限定せず、「第1の」及び「第2」などの用語が、明確に異なるものであることをも意味しないことを理解し得る。
さらに、本出願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するよう意図されたものであり、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に限定を構成しない。当業者は、以下について学習し得る。ネットワークアーキテクチャの発展及び新しいサービスシナリオの出現とともに、本出願の実施形態で提供される技術的解決策はまた、同様の技術的問題に適用可能である。
図1は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバのシステム10を示す。ハンドオーバのシステム10は、コンバージドネットワークデバイス101と、第1のネットワーク中の第1のアクセスデバイス102と、第2のネットワーク中の第2のアクセスデバイス103とを含む。コンバージドネットワークデバイス101は、第1のネットワーク中の第1のモビリティ管理デバイス1011の機能と第2のネットワーク中の第2のモビリティ管理デバイス1012の機能とを統合する。コンバージドネットワークデバイス101は、第1のネットワーク中の第1のモビリティ管理デバイス1011として動作し得るか、又は第2のネットワーク中の第2のモビリティ管理デバイス1012として動作し得る。第1のネットワークと第2のネットワークとは、異なるタイプのネットワークである。これは、統一された方式で本明細書では説明されており、以下で再び説明されない。
可能な実装において
第1のアクセスデバイス102は、コンバージドネットワークデバイス101にハンドオーバ要件を送信するように構成される。ハンドオーバ要件は、第2のアクセスデバイス103の識別子又は第2のアクセスデバイス103によってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。
コンバージドネットワークデバイス101は、第1のアクセスデバイス102からハンドオーバ要件を受信することと、第2のアクセスデバイス103の識別子又は第2のアクセスデバイス103によってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイス103がコンバージドネットワークデバイス101によって管理されると決定することと、第2のアクセスデバイス103にハンドオーバ要求をさらに送信することとを行うように構成される。ハンドオーバ要求は、第2のアクセスデバイス103に端末のための関連リソースを準備するように要求するために使用される。
第2のアクセスデバイス103は、コンバージドネットワークデバイス101からハンドオーバ要求を受信することと、ハンドオーバ要求に基づいて端末のための関連リソースを準備することとを行うように構成される。
コンバージドネットワークデバイス101は、第1のアクセスデバイス102にハンドオーバコマンドを送信するようにさらに構成される。ハンドオーバコマンドは、第2のアクセスデバイス103に端末をハンドオーバするように命令するために使用される。
第1のアクセスデバイス102は、コンバージドネットワークデバイス101からハンドオーバコマンドを受信することと、端末にハンドオーバコマンドを送信することとを行うようにさらに構成される。
第2のアクセスデバイス103は、コンバージドネットワークデバイス101にハンドオーバ通知を送信するようにさらに構成される。ハンドオーバ通知は、端末が第2のアクセスデバイス103にハンドオーバされることを示すために使用される。
コンバージドネットワークデバイス101は、第2のアクセスデバイス103からハンドオーバ通知を受信するようにさらに構成される。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであり得るし、第2のネットワークは、5Gネットワークであり得る。代替として、本出願のこの実施形態では、第1のネットワークは、5Gネットワークであり得るし、第2のネットワークは、4Gネットワークであり得る。代替として、本出願のこの実施形態では、第1のネットワークと第2のネットワークとは、他のネットワークであり得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバのシステムに基づいて、一態様では、コンバージドネットワークデバイスに第1のアクセスデバイスによって送られるハンドオーバ要件が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送するので、コンバージドネットワークデバイスは、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定し、第2のアクセスデバイスに、端末のための関連リソースを準備するように第2のアクセスデバイスに要求するためのハンドオーバ要求を直接送信し、第1のアクセスデバイスに、第2のアクセスデバイスに端末をハンドオーバするように第1のアクセスデバイスに命令するためのハンドオーバコマンドを送信してもよく、従って、第1のネットワークから第2のネットワークへの端末のハンドオーバが実施され得る。これは、第1のネットワークと第2のネットワークとが異なるタイプのネットワークであるとき、ソースモビリティ管理ネットワーク要素は、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を最初に問い合わせ、次いで、第1のネットワークから第2のネットワークへの端末のハンドオーバを実施するためにターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に移転する必要がある従来技術とは異なる。このようにして、ネットワーク要素間でのメッセージ対話が低減され、端末のハンドオーバ手順が簡略化される。さらに、第1のネットワークが4Gネットワークであり、第2のネットワークが5Gネットワークであるとき、4Gネットワークから5Gネットワークへの端末のハンドオーバが実施され得る。別の態様では、ハンドオーバのシステムにおけるコンバージドネットワークデバイスは、第1のネットワーク中の第1のモビリティ管理デバイスの機能と第2のネットワーク中の第2のモビリティ管理デバイスの機能とを統合する。従って、ネットワーク中のデバイスの量が低減され、ネットワークの運用及び保守の作業負荷が低減される。さらに、ネットワークアドレスリソースが低減され、ネットワークのプランニング及び展開の複雑性が低減される。さらに、ハードウェアリソースの占有比が、第1のネットワークのサービストラフィックと第2のネットワークのサービストラフィックとに基づいてフレキシブルに調整されてもよく、それによって、ハードウェアリソースを共有して、リソースの利用効率と投資利益率とを改善する。
別の可能な実装では、第1のネットワークが4Gネットワークであり、第2のネットワークが5Gネットワークであるとき、図1に示されたハンドオーバのシステム10は、第2のネットワーク中にターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104をさらに含み得る。
第1のアクセスデバイス102は、コンバージドネットワークデバイス101にハンドオーバ要件を送信するように構成される。ハンドオーバ要件は、第2のアクセスデバイス103の識別子又は第2のアクセスデバイス103によってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。
コンバージドネットワークデバイス101は、第1のアクセスデバイス102からハンドオーバ要件を受信することと、第2のアクセスデバイス103の識別子又は第2のアクセスデバイス103によってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイス103がコンバージドネットワークデバイス101によって管理されないと決定することと、第2のアクセスデバイス103の識別子又は第2のアクセスデバイス103によってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104のアドレス情報を取得することと、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104のアドレス情報に基づいてターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104に移転することとを行うように構成される。
ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104は、第2のアクセスデバイス103にハンドオーバ要求を送信するように構成される。ハンドオーバ要求は、第2のアクセスデバイス103に端末のための関連リソースを準備するように要求するために使用される。
第2のアクセスデバイス103は、コンバージドネットワークデバイス101からハンドオーバ要求を受信することと、ハンドオーバ要求に基づいて端末のための関連リソースを準備することとを行うように構成される。
コンバージドネットワークデバイス101は、第1のアクセスデバイス102にハンドオーバコマンドを送信するようにさらに構成される。ハンドオーバコマンドは、第2のアクセスデバイス103に端末をハンドオーバするように命令するために使用される。
第1のアクセスデバイス102は、コンバージドネットワークデバイス101からハンドオーバコマンドを受信することと、端末にハンドオーバコマンドを送信することとを行うようにさらに構成される。
第2のアクセスデバイス103は、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104にハンドオーバ通知を送信するようにさらに構成される。ハンドオーバ通知は、端末が第2のアクセスデバイス103にハンドオーバされることを示すために使用される。
ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104は、第2のアクセスデバイス103からハンドオーバ通知を受信するようにさらに構成される。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバのシステムに基づいて、一態様では、コンバージドネットワークデバイスに第1のアクセスデバイスによって送られるハンドオーバ要件が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送するので、コンバージドネットワークデバイスは、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないと決定し、次いで、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得し、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報に基づいてターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に移転し得る。従って、第1のネットワークが4Gネットワークであり、第2のネットワークが5Gネットワークであるとき、4Gネットワークから5Gネットワークへの端末のハンドオーバが実施され得る。別の態様では、ハンドオーバのシステムにおけるコンバージドネットワークデバイスは、第1のネットワーク中の第1のモビリティ管理デバイスの機能と第2のネットワーク中の第2のモビリティ管理デバイスの機能とを統合する。従って、ネットワーク中のデバイスの量が低減され、ネットワークの運用及び保守の作業負荷が低減される。さらに、ネットワークアドレスリソースが低減され、ネットワークのプランニング及び展開の複雑性が低減される。さらに、ハードウェアリソースの占有比が、第1のネットワークのサービストラフィックと第2のネットワークのサービストラフィックとに基づいてフレキシブルに調整されてもよく、それによって、ハードウェアリソースを共有して、リソースの利用効率と投資利益率とを改善する。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、コンバージドネットワークデバイス101は、第1のアクセスデバイス102又は第2のアクセスデバイス103と直接通信し得るか、又は別のデバイスによって実行される転送(forwarding)を通して第1のアクセスデバイス102又は第2のアクセスデバイス103と通信し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素104は、第2のアクセスデバイス103又はコンバージドネットワークデバイス101と直接通信し得るか、又は別のデバイスによって実行される転送を通して第2のアクセスデバイス103又はコンバージドネットワークデバイス101と通信し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、第1のネットワークは、4Gネットワークであり、第2のネットワークは、5Gネットワークであるか、又は第2のネットワークは、4Gネットワークであり、第1のネットワークは、5Gネットワークである。図2に示されるように、コンバージドネットワークデバイスは、4G中のMMEの機能と5Gネットワーク中のAMFネットワーク要素の機能とを統合する。コンバージドネットワークデバイスがMMEとして働くとき、対応するアクセスデバイスは、4Gネットワーク中の発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN)デバイスである。コンバージドネットワークデバイスがAMFネットワーク要素をサービスするとき、対応するアクセスデバイスは、5Gネットワーク中で次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation-Access Network、NG-AN)デバイスである。さらに、図2に示されるように、ハンドオーバのシステムは、MME及びAMFネットワーク要素のうちの1つ又は複数をさらに含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
コンバージドネットワークデバイスは、「統一ピアネットワーク要素インターフェースのローカルアドレス」で構成される。コンバージドネットワークデバイスが、AMFネットワーク要素として働き、AMFネットワーク要素と通信するとき、ローカルアドレスは、N14インターフェースアドレスとして働く。コンバージドネットワークデバイスが、AMFネットワーク要素として働き、MMEネットワーク要素と通信するとき、ローカルアドレスは、N26インターフェースアドレスとして働く。コンバージドネットワークデバイスが、MMEとして働き、AMFネットワーク要素と通信するとき、ローカルアドレスは、N26インターフェースアドレスとして使用される。コンバージドネットワークデバイスが、MMEとして働き、MMEと通信するとき、ローカルアドレスは、S10インターフェースアドレスとして使用される。
コンバージドネットワークデバイスは、「統一ワイヤレスデバイスのローカルアドレス」で構成される。コンバージドネットワークデバイスが、AMFネットワーク要素として働き、NG-ANデバイスと通信するとき、ローカルアドレスは、N2インターフェースアドレスとして使用される。コンバージドネットワークデバイスが、MMEとして働き、E-UTRANデバイスと通信するとき、ローカルアドレスは、S1-MMEインターフェースアドレスとして働く。
さらに、E-UTRANデバイスは、S1-MMEインターフェースを使用することによってMMEとさらに通信し得るし、NG-ANデバイスは、N2インターフェースを使用することによってAMFネットワーク要素とさらに通信し得る。詳細については、既存の4Gネットワークと既存の5Gネットワークとの説明を参照されたい。本明細書では、詳細を説明しない。
ハンドオーバのシステムが1つのコンバージドネットワークデバイスを含む一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、ハンドオーバのシステムは、1つ又は複数のコンバージドネットワークデバイスを含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
コンバージドネットワークデバイスがMMEとして働き、E-UTRANデバイスに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、コンバージドネットワークデバイスは、MMEとして働き、1つ又は複数のE-UTRANデバイスに接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
コンバージドネットワークデバイスがMMEとして働き、AMFネットワーク要素又はMMEに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、コンバージドネットワークデバイスは、MMEとして働き、1つ又は複数のMMEに接続され得るか、又はコンバージドネットワークデバイスは、MMEとして働き、1つ又は複数のAMFネットワーク要素に接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
コンバージドネットワークデバイスがAMFネットワーク要素として働き、NG-ANデバイスに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、コンバージドネットワークデバイスは、AMFネットワーク要素として働き、1つ又は複数のNG-ANデバイスに接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
コンバージドネットワークデバイスがAMFネットワーク要素として働き、AMFネットワーク要素又はMMEに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、コンバージドネットワークデバイスは、AMFネットワーク要素として働き、1つ又は複数のMMEに接続され得るか、又はコンバージドネットワークデバイスは、AMFネットワーク要素として働き、1つ又は複数のAMFネットワーク要素に接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
E-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、E-UTRANデバイスは、代替として、別のコンバージドネットワークデバイス又はMMEに接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスに接続される一例を単に使用することによって図2が説明されていることに留意されたい。もちろん、NG-ANデバイスは、代替として、別のコンバージドネットワークデバイス又はAMFネットワーク要素に接続され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
任意選択で、本出願のこの実施形態における端末(Terminal)は、ワイヤレス通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス又はコンピューティングデバイス又はワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスを含み得る。端末は、加入者ユニット(Subscriber Unit)、セルラー電話(Cellular Phone)、スマートフォン(Smartphone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(Modem)、ハンドヘルド(Handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、コードレス電話(Cordless Phone)、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、マシン型通信(Machine Type Communication、MTC)端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、端末デバイス(Terminal Device)、リレーユーザ機器などをさらに含み得る。リレーユーザ機器は、例えば、5G住宅用ゲートウェイ(Residential Gateway、RG)であり得る。説明を容易にするために、上記のデバイスは、本出願では端末と総称される。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるアクセスデバイス(例えば、第1のアクセスデバイス又は第2のアクセスデバイス)は、コアネットワークにアクセスするデバイスである。例えば、アクセスデバイスは、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(Broadband Network Gateway、BNG)、アグリゲーションスイッチ又は非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)アクセスデバイスであり得る。基地局は、マクロ基地局、(スモールセルとも呼ばれる)マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどの様々な形態の基地局を含み得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態における図1中のコンバージドネットワークデバイスは、1つのデバイスを使用することによって実施され得るか、又は複数のデバイスを一緒に使用することによって実施され得るか、又は1つのデバイス中の機能モジュールであり得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。上記の機能は、ハードウェアデバイス中のネットワーク要素、専用のハードウェア上で動作するソフトウェア機能、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化される仮想化された機能であり得ることが理解され得る。
例えば、本出願のこの実施形態における図1中のコンバージドネットワークデバイスは、図3中の通信デバイスを使用することによって実施され得る。図3は、本出願の一実施形態による、通信デバイスのハードウェアの概略構造図である。通信デバイス300は、プロセッサ301と、通信ライン302と、メモリ303と、1つ又は複数の通信インターフェースとを含む(図3は、一例として1つの通信インターフェース304を使用することによって記載されている)。
プロセッサ301は、汎用中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は本出願における解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ又は複数の統合回路であり得る。
通信ライン302は、上記の構成要素間で情報を送信するために使用される経路を含み得る。
通信インターフェース304は、トランシーバなどの任意の装置であり得るし、別のデバイス又はイーサネット、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)などの通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ303は、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、又は静的情報と命令とを記憶することができる別のタイプの静的ストレージデバイス、又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、又は情報と命令とを記憶することができる別のタイプの動的ストレージデバイス、又は電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスクなどを含む)別のコンパクトディスクストレージ又は光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ媒体又は別の磁気ストレージデバイス、又は命令又はデータ構造の形態で予想されるプログラムコードを搬送又は記憶することができ、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であり得る。ただし、これは、それに限定されない。メモリは、独立して存在し得るし、通信ライン302を使用することによってプロセッサに接続され得る。代替として、メモリは、プロセッサと統合され得る。
メモリ303は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行命令を記憶するように構成される。プロセッサ301は、実行を制御する。プロセッサ301は、本出願の以下の実施形態において与えられるハンドオーバの方法を実施するためにメモリ303中に記憶されたコンピュータ実行命令を実行するように構成される。
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
特定の実施では、一実施形態では、プロセッサ301は、1つ又は複数のCPU、例えば、図3中のCPU0とCPU1とを含み得る。
特定の実施では、一実施形態では、通信デバイス300は、複数のプロセッサ、例えば、図3中のプロセッサ301とプロセッサ308とを含み得る。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(シングルCPU)であり得るか、又はマルチコアプロセッサ(マルチCPU)であり得る。本明細書におけるプロセッサは、(コンピュータプログラム命令などの)データを処理するための1つ又は複数のデバイス、回路、及び/又は処理コアであり得る。
特定の実施では、一実施形態では、通信デバイス300は、出力デバイス305と入力デバイス306とをさらに含み得る。出力デバイス305は、プロセッサ301と通信し、複数の方式で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス305は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)表示デバイス、陰極線管(Cathode Ray Tube、CRT)表示デバイス、又はプロジェクタ(Projector)であり得る。入力デバイス306は、プロセッサ301と通信し、複数の方式でユーザから入力を受信し得る。例えば、入力デバイス306は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又は検知デバイスであり得る。
上記の通信デバイス300は、汎用デバイス又は専用デバイスであり得る。特定の実施では、通信デバイス300は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、ワイヤレス端末デバイス、埋込みデバイス、又は図3中のデバイスと同様の構造をもつデバイスであり得る。通信デバイス300のタイプは、本出願のこの実施形態では限定されない。
以下は、図1から図3を参照しながら本出願の実施形態で提供されるハンドオーバの方法について詳細に説明する。
本出願の以下の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名前、メッセージ中の各パラメータの名前などは、一例にすぎず、代替として、特定の実施では別の名前であり得ることに留意されたい。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
以下の実施形態における解決策について理解しやすいように、関連説明が、最初に以下で与えられる。
最初に、4Gネットワーク中のE-UTRANデバイスの識別子及び4Gネットワーク中のE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別(Tracking Area Identity、TAI)(以下、4G-TAIと呼ぶ)について説明する。
4Gネットワーク中で、各MMEは、複数のE-UTRANデバイスに接続される。これらのE-UTRANデバイスは、4Gワイヤレスネットワークのトラッキングエリア(Tracking Area、TA)のグループ、即ち、カバレージエリアをカバーする。例えば、図4に示されるように、MME11は、E-UTRAN11デバイス及びE-UTRAN12デバイスに別々に接続され得るし、MME12は、E-UTRAN11デバイス及びE-UTRAN12デバイスに別々に接続され得る。E-UTRAN11デバイス、E-UTRAN12デバイスなどは、ロケーションエリア1をカバーし得る。ロケーションエリア1は、TA11、TA12、...、及びTA1nを含む。MME21は、E-UTRAN21デバイス及びE-UTRAN22デバイスに別々に接続され得るし、MME22は、E-UTRAN21デバイス及びE-UTRAN22デバイスに別々に接続され得る。E-UTRAN21デバイス、E-UTRAN22デバイスなどは、ロケーションエリア2をカバーし得る。ロケーションエリア2は、TA21、TA22、...、及びTA2mを含む。
4G-TAのグローバルユニーク識別は、4G-TAIと呼ばれる。4G-TAIの組成構造は、図5に示されており、モバイルカントリーコード(Mobile Country Code、MCC)と、モバイルネットワークコード(Mobile Network Code、MNC)と、16ビットのトラッキングエリアコード(Tracking Area Code、TAC)とを含む。MCCは、オペレータが属する国を識別する。MNCは、オペレータのネットワーク識別子である。TACは、MCC+MNCの場合にロケーションエリアを一意に識別する。
E-UTRANデバイスの識別子は、グローバル(Global)発展型ノードB(EnodeB、eNB)識別子(Identifier、ID)として示され得る。グローバル発展型ノードB識別子の組成構造は、図5に示されており、MCCと、MNCと、18ビット、20ビット、21ビット、又は28ビットのeNB IDとを含む。MCCは、オペレータが属する国を識別する。MNCは、オペレータのネットワーク識別子である。eNB IDは、MCC+MNCの場合にE-UTRANデバイスを一意に識別する。
第2に、5Gネットワーク中のNG-ANデバイスの識別子及び5Gネットワーク中のNG-ANデバイスによってサービスされるTAI(以下、5G-TAIと呼ぶ)について説明する。
5Gネットワーク中で、各AMFネットワーク要素は、複数のNG-ANデバイスに接続される。これらのNG-ANデバイスは、5GワイヤレスネットワークのTAのグループ、即ち、カバレージエリアをカバーする。例えば、図6に示されるように、AMF11ネットワーク要素は、NG-AN11デバイス及びNG-AN12デバイスに別々に接続され得るし、ANF12ネットワーク要素は、NG-AN11デバイス及びNG-AN12デバイスに別々に接続され得る。NG-AN11デバイス、NG-AN12デバイスなどは、ロケーションエリア1をカバーし得る。ロケーションエリア1は、TA11、TA12、...、及びTA1nを含む。AMF21ネットワーク要素は、NG-AN21デバイス及びNG-AN22デバイスに別々に接続され得るし、ANF22ネットワーク要素は、NG-AN21デバイス及びNG-AN22デバイスに別々に接続され得る。NG-AN21デバイス、NG-AN22デバイスなどは、ロケーションエリア2をカバーし得る。ロケーションエリア2は、TA21、TA22、...、及びTA2mを含む。
5G-TAのグローバルユニーク識別は、5G-TAIと呼ばれる。5G-TAIの組成構造は、図7に示されており、MCCと、MNCと、24ビットのTACとを含む。MCCは、オペレータが属する国を識別する。MNCは、オペレータのネットワーク識別子である。TACは、MCC+MNCの場合にロケーションエリアを一意に識別する。
NG-ANデバイスの識別子は、グローバル(Global)ANデバイスIDとして示され得る。グローバルANデバイスIDの組成構造は、図7に示されており、MCCと、MNCと、18ビットから32ビットのANデバイスIDとを含む。MCCは、オペレータが属する国を識別する。MNCは、オペレータのネットワーク識別子である。ANデバイスIDは、NG-ANデバイスを一意に識別する。
4Gネットワークが5Gネットワークと比較されるとき、4G-TACは、5G-TACよりも少ない8ビット、即ち、1バイトであり、4Gネットワーク中のグローバルeNB IDの長さ範囲は、5Gネットワーク中のグローバルANデバイスIDの長さ範囲とは異なることが上記の説明から学習され得る。
以下は、上記の説明を参照しながら本出願の実施形態で提供されるハンドオーバの方法について詳細に説明する。
任意選択で、例えば、図1に示されたハンドオーバのシステムにおいて、第1のネットワークは、4Gネットワークであり、第2のネットワークは、5Gネットワークであり、即ち、NG-ANデバイスは、ターゲットデバイスであり、E-UTRANデバイスは、ソースデバイスである。図8A及び図8Bは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバの方法を示す。ハンドオーバの方法は、以下のステップを含む。
S801.任意選択で、E-UTRANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにS1セットアップ要求(S1 Setup Request)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスからS1セットアップ要求メッセージを受信する。
S1セットアップ要求メッセージは、E-UTRANデバイスの識別子とE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別とを搬送し、コンバージドネットワークデバイスに登録することを要求するために使用される。E-UTRANデバイスの識別子とE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別との関連説明については、図5に示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S802.コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスにS1セットアップ応答(S1 Setup Response)メッセージを送信し、従って、E-UTRANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスからS1セットアップ応答メッセージを受信する。
S803.任意選択で、NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにNGセットアップ要求(NG Setup Request)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスからNGセットアップ要求メッセージを受信する。
NGセットアップ要求メッセージは、NG-ANデバイスの識別子とNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別とを搬送し、コンバージドネットワークデバイスに登録することを要求するために使用される。NG-ANデバイスの識別子とNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別との関連説明については、図7に示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S804.コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスにNGセットアップ応答(NG Setup Response)メッセージを送信し、従って、NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスからNGセットアップ応答メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態におけるステップS801及びステップS803が必要なシーケンスで実行されないことに留意されたい。ステップS801は、ステップS803の前に実行され得る、又はステップS803は、ステップS801の前に実行されてもよく、又はステップS801とステップS803とは、同時に実行されてもよい。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S805.E-UTRANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにハンドオーバ要件(Handover Required)を送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスからハンドオーバ要件を受信する。
ハンドオーバ要件は、図8A及び図8B中のNG-ANデバイスの識別子又はNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。
S806.コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスの識別子又はNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるのかどうかを決定する。
本出願のこの実施形態では、NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるのかどうかは、接続がNG-ANデバイスとコンバージドネットワークデバイスとの間にセットアップされるのかどうかとして理解され得る。これは、統一された方式で本明細書では説明されており、以下で再び説明されない。
任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別子をコンバージドネットワークデバイスに接続された各NG-ANデバイスのものであり、NG-ANデバイスによってNG-ANデバイス登録プロシージャ中に報告される識別子にマッチングさせ得る。マッチングが成功する場合、例えば、コンバージドネットワークデバイスに接続された各NG-ANデバイスのものであり、NG-ANデバイスによってNG-ANデバイス登録プロシージャ中で報告される識別子が、NG-ANデバイスのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別子を含む場合、図8A及び図8B中のNG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定され得る。
代替として、任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別をコンバージドネットワークデバイスに接続された各NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、NG-ANデバイスによってNG-ANデバイス登録プロシージャ中に報告される識別にマッチングさせ得る。マッチングが成功する場合、例えば、コンバージドネットワークデバイスに接続された各NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、NG-ANデバイスによってNG-ANデバイス登録プロシージャ中で報告される識別が、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別を含む場合、図8A及び図8B中のNG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定され得る。
そうでない場合、コンバージドネットワークデバイスは、図8A及び図8B中のNG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないと決定し得る。
NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS807aからS813aをさらに含む。
S807a.コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスにハンドオーバ要求(Handover Request)を送信し、従って、NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスからハンドオーバ要求を受信する。ハンドオーバ要求は、NG-ANデバイスに端末のための関連リソースを準備するように要求するために使用される。
S808a.NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにハンドオーバ要求肯定応答(Handover Request Acknowledge)を送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスからハンドオーバ要求肯定応答を受信する。
S809a.コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスにハンドオーバコマンド(Handover Command)を送信し、従って、E-UTRANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。ハンドオーバコマンドは、NG-ANデバイスに端末をハンドオーバするように命令するために使用される。
S810a.E-UTRANデバイスは、端末にハンドオーバコマンドを送信し、従って、端末は、E-UTRANデバイスからハンドオーバコマンドを受信する。
S811a.端末がNG-ANデバイスにハンドオーバされた後、端末は、NG-ANデバイスにハンドオーバ肯定応答(Handover Confirm)メッセージを送信し、従って、NG-ANデバイスは、端末からハンドオーバ肯定応答メッセージを受信する。
ハンドオーバ肯定応答メッセージは、端末がNG-ANデバイスにハンドオーバされることを示すために使用される。
S812a.NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにハンドオーバ通知(Handover Notify)を送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスからハンドオーバ通知を受信する。ハンドオーバ通知は、端末がNG-ANデバイスにハンドオーバされることを示すために使用される。
S813a.任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスに解放コマンド(Release Command)を送信し、従って、E-UTRANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスから解放コマンドを受信する。解放コマンドは、端末の関連リソースを解放するように命令するために使用される。
さらに、E-UTRANデバイスは、解放コマンドに基づいて端末の関連リソースを解放し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
代替として、NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS807bからS821bをさらに含む。
S807b.コンバージドネットワークデバイスは、完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、FQDN)を構築する。FQDNは、5Gネットワーク中の候補AMFネットワーク要素のアドレス情報にクエリするために使用される。
例えば、コンバージドネットワークデバイスは、以下の方式でFQDNを構築し得る。
方式1:コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスの識別子に基づいてFQDN1を構築し得る。FQDN1は、NG-ANデバイスの識別子を含む。FQDN1のフォーマットは、5Gネットワーク中のNG-ANデバイスの識別子に対応するFQDNフォーマットであってもよく、これは、以下のように示される。
rannode<AN device ID>.rannode.5g.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-amf:x-n26」。
方式2:コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいてFQDN2を構築し得る。FQDN2は、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を含む。FQDN2のフォーマットは、5Gネットワーク中のNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に対応するFQDNフォーマットであってもよく、これは、以下のように示される。
tac-lb<TAC-low-byte>.tac-mb<TAC-middle-byte>.tac-hb<TAC-high-byte>.tac.5g.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-amf:x-n26」。
方式3:コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスの識別子に基づいてFQDN3を構築し得る。FQDN3は、NG-ANデバイスの識別子を含む。FQDN3のフォーマットは、4Gネットワーク中のE-UTRANデバイスの識別子に対応するFQDNフォーマットであってもよく、これは、以下のように示される。
enb<eNodeB-ID>.enb.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-mme:x-s10」。
ここで、「eNodeB-ID」は、グローバルANデバイスID中のANデバイスIDで充填される。
方式4:コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいてFQDN4を構築し得る。FQDN4は、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を含む。FQDN4のフォーマットは、4Gネットワーク中のE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に対応するFQDNフォーマットであってもよく、これは、以下のように示される。
tac-lb<TAC-low-byte>.tac-hb<TAC-high-byte>.tac.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-mme:x-s10」。
ここで、「TAC-low-byte」は、5G-TAI中のTACフィールドの下位の1バイトで充填され、「TAC-high-byte」は、5G-TAI中のTACフィールドの上位の2バイトで充填される。
方式5:コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいてFQDN5を構築し得る。FQDN5は、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別中にMCCと、MNCと、TACの下位16ビット(即ち、下位の2バイト)とを含む。FQDN5のフォーマットは、4Gネットワーク中のE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に対応するFQDNフォーマットであってもよく、これは、以下のように示される。
tac-lb<TAC-low-byte>.tac-hb<TAC-high-byte>.tac.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-mme:x-s10」。
ここで、「TAC-low-byte」は、5G-TAI中のTACフィールドの最下位バイトで充填され、「TAC-high-byte」は、5G-TAI中のTACフィールドの中位バイトで充填される。5G-TAI中のTACフィールドの最上位バイトは、直接破棄される。
可能な実装では、本出願のこの実施形態では、4G-TAIと5G-TAIとは、統一方式で構成され得る。このようにして、MNC+MCCのグループの場合では、任意の4G-TAI中のTACフィールドの下位16ビットは、任意の5G-TAI中のTACフィールドの下位16ビットと同じでないことがあり、異なる5G-TAIの各々中のTACフィールドの上位の8ビットは、無効ビット又はすべて同じ値に設定され得る。このようにして、5Gネットワーク中の候補AMFネットワーク要素のアドレス情報が決定されるとき、候補AMFネットワーク要素のグループのアドレス情報は、5G-TAI中のMNC+MCC+TACフィールドの下位16ビットに基づいて一意に問い合わされ得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
代替として、可能な実装では、本出願のこの実施形態では、4Gネットワークと5Gネットワークとの間の重複ワイヤレスカバレージエリアがネットワーク展開中にコンバージドネットワークデバイスによってサービスされる場合、4G-TAIと5G-TAIとは統一方式で構成され得る。このようにして、図9に示されるように、MNC+MCCのグループの場合では、コンバージドネットワークデバイスに対応する4G-TAI中のTACフィールドの下位16ビットは、同じコンバージドネットワークデバイスに対応する5G-TAI中のTACフィールドの下位16ビットと同じであり、異なる5G-TAIの各々中のTACフィールドの上位の8ビットは、無効ビット又はすべて同じ値に設定され得る。このようにして、5Gネットワーク中の候補AMFネットワーク要素のアドレス情報が決定されるとき、5Gネットワーク中の候補AMFネットワーク要素のアドレス情報は、5G-TAI中のMNC+MCC+TACフィールドの下位16ビットに基づいて一意に決定され得る。候補AMFネットワーク要素のアドレス情報も、実際に、候補コンバージドネットワークデバイスのアドレス情報である。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S808b.コンバージドネットワークデバイスは、ドメイン名システム(Domain Name System、DNS)サーバにDNSクエリ要求(DNS Query Request)メッセージを送信し、従って、DNSサーバは、コンバージドネットワークデバイスからDNSクエリ要求メッセージを受信する。DNSクエリ要求メッセージは、上記のFQDNを搬送し、候補AMFネットワーク要素のアドレス情報をクエリすることを要求するために使用される。
任意選択で、ステップS807bの方式1又は方式3では、DNSサーバは、異なるNG-ANデバイスの各々の識別子と対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報との間の第1の対応を記憶し得る。さらに、DNSサーバがNG-ANデバイスの識別子を取得した後、DNSサーバは、NG-ANデバイスの識別子と記憶された第1の対応とに基づいて対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定し得る。
代替として、任意選択で、ステップS807bの方式2又は方式4では、DNSサーバは、異なるNG-ANデバイスの各々によってサービスされるトラッキングエリアの識別と対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報との間の第2の対応を記憶し得る。さらに、DNSサーバがNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を取得した後、DNSサーバは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別と記憶された第2の対応とに基づいて対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定し得る。
代替として、任意選択で、ステップS807bの方式5では、DNSサーバは、異なるNG-ANデバイスの各々によってサービスされるトラッキングエリアの識別中のフィールドの部分(例えば、MNC+MCC+TACの下位16ビット)と対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報との間の第3の対応を記憶し得る。さらに、DNSサーバがNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別中のフィールドの部分(例えば、MNC+MCC+TACの下位16ビット)を取得した後、DNSサーバは、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別中のフィールドの部分(例えば、MNC+MCC+TACの下位16ビット)と記憶された第3の対応とに基づいて対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定し得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、DNSサーバは、上記の方式で候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定するだけでなく、同様に、候補AMFネットワーク要素の識別子、例えば、グローバルユニークAMF識別子(Globally Unique AMF Identifier、GUAMI)のグループをも決定し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S809b.DNSサーバは、コンバージドネットワークデバイスにDNSクエリ応答(DNS Query Response)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、DNSサーバからDNSクエリ応答メッセージを受信する。DNSクエリ応答メッセージは、候補AMFネットワーク要素のグループのアドレス情報を搬送する。
任意選択で、DNSクエリ応答メッセージは、候補AMFネットワーク要素のグループの識別子を搬送する。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S810b.コンバージドネットワークデバイスは、候補AMFネットワーク要素のアドレス情報から5Gネットワーク中のターゲットAMFネットワーク要素のアドレス情報を選択する。ターゲットAMFネットワーク要素が図8A及び図8Bに示され得ると仮定する。
S811b.コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素にフォワード移転要求(Forward Relocation Request)メッセージを送信し、従って、ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスからフォワード移転要求メッセージを受信する。フォワード移転要求メッセージは、端末の4Gコンテキストを搬送し、端末のための関連リソースを準備するようにターゲットAMFネットワーク要素に要求するために使用される。
ステップS812b及びS813bは、ステップS807a及びS808aと同様である。例えば、差は、ステップS807a及びS808a中のコンバージドネットワークデバイスは、ステップS812b及びS813b中のターゲットAMFネットワーク要素に置き換えられるということである。他の関連説明については、ステップS807a及びS808aを参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S814b.ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスにフォワード移転応答(Forward Relocation Response)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素からフォワード移転応答メッセージを受信する。
ステップS815bからS817bは、ステップS809aからS811aと同じである。関連説明については、ステップS809aからS811aを参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS818bは、ステップS812aと同様である。例えば、差は、ステップS812a中のコンバージドネットワークデバイスがステップS818b中のターゲットAMFネットワーク要素と置き換えられるということである。他の関連説明については、ステップS812aを参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S819b.ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスにフォワード移転完了通知(Forward Relocation Complete Notification)を送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素からフォワード移転完了通知を受信する。フォワード移転完了通知は、コンバージドネットワークデバイスが端末の関連リソースを解放することができることを示すために使用される。
S820b.コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素にフォワード移転完了肯定応答(Forward Relocation Complete Acknowledge)を送信し、従って、ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスからフォワード移転完了肯定応答を受信する。
ステップS821bは、ステップS813aと同じである。他の関連説明については、ステップS813aを参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法に基づいて、端末のハンドオーバ手順が簡略化され得るだけでなく、4Gネットワークから5Gネットワークへの端末のハンドオーバも実施され得る。関連する技術的効果に関する分析については、ハンドオーバのシステムの部分の関連説明を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS801からS813a又はS821bのコンバージドネットワークデバイスの行為は、図3に示された通信デバイス300中のプロセッサ301がメモリ303中に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出す方式で実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、例えば、図1に示されたハンドオーバのシステムにおいて、第1のネットワークは、4Gネットワークであり、第2のネットワークは、5Gネットワークであり、即ち、NG-ANデバイスは、ターゲットデバイスであり、E-UTRANデバイスは、ソースデバイスである。図10A及び図10Bは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバの方法を示す。ハンドオーバの方法は、以下のステップを含む。
ステップS1001からS1006は、ステップS801からS806と同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS1007aからS1013aをさらに含む。
ステップS1007aからS1013aは、ステップS807aからS813aと同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
代替として、NG-ANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS1007bからS1020bをさらに含む。
S1007b.コンバージドネットワークデバイスは、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function、NRF)ネットワーク要素に発見要求(Discovery Request)メッセージを送信し、従って、NRFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスから発見要求メッセージを受信する。発見要求メッセージは、NG-ANデバイスの識別子又はNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送し、候補AMFネットワーク要素のアドレス情報をクエリすることを要求するために使用される。
NRFネットワーク要素は、異なるNG-ANデバイスの各々の識別子と対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報との間の第1の対応を記憶し得る。さらに、NRFネットワーク要素がNG-ANデバイスの識別子を取得した後、NRFネットワーク要素は、NG-ANデバイスの識別子と記憶された第1の対応とに基づいて対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定し得る。
代替として、NRFネットワーク要素は、異なるNG-ANデバイスの各々によってサービスされるトラッキングエリアの識別と対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報との間の第2の対応を記憶し得る。さらに、NRFネットワーク要素がNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を取得した後、NRFネットワーク要素は、NG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別と記憶された第2の対応とに基づいて対応する候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定し得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、NRFネットワーク要素は、上記の方式で候補AMFネットワーク要素のアドレス情報を決定するだけでなく、同様に、候補AMFネットワーク要素の識別子、例えば、GUAMIのグループをも決定し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S1008b.NRFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスに発見応答(Discovery Response)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、NRFネットワーク要素から発見応答メッセージを受信する。発見応答メッセージは、候補AMFネットワーク要素のグループのアドレス情報を搬送する。
任意選択で、発見応答メッセージは、候補AMFネットワーク要素のグループの識別子を搬送する。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
ステップS1009bは、ステップS810bと同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S1010b.コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素にコンテキスト作成要求(Create Context Request)メッセージを送信し、従って、ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスからコンテキスト作成要求メッセージを受信する。コンテキスト作成要求メッセージは、端末の4Gコンテキストから変換された5Gコンテキストを搬送し、端末のための関連リソースを準備するようにターゲットAMFネットワーク要素に要求するために使用される。
ステップS1011b及びS1012bは、ステップS812b及びS813bと同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S1013b.ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスにコンテキスト作成応答(Create Context Response)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素からコンテキスト作成応答メッセージを受信する。
ステップS1014bからS1017bは、ステップS815bからS818bと同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S1018b.ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスにN2通知(N2 Notification)メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素からN2通知メッセージを受信する。N2通知メッセージは、コンバージドネットワークデバイスが端末の関連リソースを解放することができることを示すために使用される。
S1019b.コンバージドネットワークデバイスは、ターゲットAMFネットワーク要素にN2通知肯定応答(N2 Notification Acknowledge)メッセージを送信し、従って、ターゲットAMFネットワーク要素は、コンバージドネットワークデバイスからN2通知肯定応答メッセージを受信する。
ステップS1020bは、ステップS821bと同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法に基づいて、端末のハンドオーバ手順が簡略化され得るだけでなく、4Gネットワークから5Gネットワークへの端末のハンドオーバも実施され得る。関連する技術的効果に関する分析については、ハンドオーバのシステムの部分の関連説明を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1001からS1013a又はS1020bのコンバージドネットワークデバイスの行為は、図3に示された通信デバイス300中のプロセッサ301がメモリ303中に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出す方式で実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、図8A及び図8B又は図10A及び図10Bに示された実施形態は、コンバージドネットワークデバイスにE-UTRANデバイスによって送られるハンドオーバ要件が図8A及び図8B中のNG-ANデバイスの識別子又はNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する一例を使用することによって説明される。もちろん、コンバージドネットワークデバイスにE-UTRANデバイスによって送られるハンドオーバ要件は、代替として、E-UTRANデバイスの識別子又はE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送し得る。対応するハンドオーバの方法については、既存の4Gハンドオーバ手順を参照されたい。この場合、4Gネットワーク中のソース(Source)MMEは、本出願のこの実施形態におけるコンバージドネットワークデバイスと置き換えられる必要がある。本明細書では、詳細を説明しない。
任意選択で、例えば、図1に示されたハンドオーバのシステムにおいて、第1のネットワークは、5Gネットワークであり、第2のネットワークは、4Gネットワークであり、即ち、NG-ANデバイスは、ソースデバイスであり、E-UTRANデバイスは、ターゲットデバイスである。図11A及び図11Bは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバの方法を示す。ハンドオーバの方法は、以下のステップを含む。
ステップS1101からS1104は、ステップS801からS804と同じである。関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S1105.NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスにハンドオーバ要件を送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスからハンドオーバ要件を受信する。
ハンドオーバ要件は、図11A及び図11B中のE-UTRANデバイスの識別子又はE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。
S1106.コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスの識別子又はE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、E-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるのかどうかを決定する。
本出願のこの実施形態では、E-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるのかどうかは、接続がE-UTRANデバイスとコンバージドネットワークデバイスとの間にセットアップされるのかどうかとして理解され得る。これは、統一された方式で本明細書では説明されており、以下で再び説明されない。
任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別子をコンバージドネットワークデバイスに接続された各E-UTRANデバイスのものであり、E-UTRANデバイスによってE-UTRANデバイス登録プロシージャ中に報告される識別子にマッチングさせ得る。マッチングが成功する場合、例えば、コンバージドネットワークデバイスに接続された各E-UTRANデバイスのものであり、E-UTRANデバイスによってE-UTRANデバイス登録プロシージャ中で報告される識別子が、E-UTRANデバイスのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別子を含む場合、図11A及び図11B中のE-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定され得る。
代替として、任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別をコンバージドネットワークデバイスに接続された各E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、E-UTRANデバイスによってE-UTRANデバイス登録プロシージャ中に報告される識別にマッチングさせ得る。マッチングが成功する場合、例えば、コンバージドネットワークデバイスに接続された各E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、E-UTRANデバイスによってE-UTRANデバイス登録プロシージャ中で報告される識別が、E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアのものであり、ハンドオーバ要件中で搬送される識別を含む場合、図11A及び図11B中のE-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定され得る。
そうでない場合、コンバージドネットワークデバイスは、図11A及び図11B中のE-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないと決定し得る。
E-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されるとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS1107aからS1113aをさらに含む。
ステップS1107a及びS1108aは、ステップS807a及びS808aと同様である。例えば、差は、ステップS807a及びS808a中のNG-ANデバイスは、ステップS1107a及びS1108a中のE-UTRANデバイスに置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1109a及びS1110aは、ステップS809a及びS810aと同様である。例えば、差は、ステップS809a及びS810a中のE-UTRANデバイスは、ステップS1109a及びS1110a中のNG-ANデバイスに置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1111a及びS1112aは、ステップS811a及びS812aと同様である。例えば、差は、ステップS811a及びS812a中のNG-ANデバイスは、ステップS1111a及びS1112a中のE-UTRANデバイスに置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
S1113a.任意選択で、コンバージドネットワークデバイスは、NG-ANデバイスに解放コマンドを送信し、従って、NG-ANデバイスは、コンバージドネットワークデバイスから解放コマンドを受信する。解放コマンドは、端末の関連リソースを解放するように命令するために使用される。
さらに、NG-ANデバイスは、解放コマンドに基づいて端末の関連リソースを解放し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
代替として、E-UTRANデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されないとコンバージドネットワークデバイスが決定するとき、本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法は、以下のステップS1107bからS1121bをさらに含む。
S1107b.コンバージドネットワークデバイスは、完全修飾ドメイン名を構築する。FQDNは、4Gネットワーク中の候補MMEネットワーク要素のアドレス情報にクエリするために使用される。
例えば、コンバージドネットワークデバイスは、以下の方式でFQDNを構築し得る。
方式1:コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスの識別子に基づいてFQDN6を構築し得る。FQDN6は、E-UTRANデバイスの識別子を含む。FQDN6のフォーマットは、以下のように示される。
enb<eNodeB-ID>.enb.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-mme:x-s10」。
方式2:コンバージドネットワークデバイスは、E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいてFQDN7を構築し得る。FQDN7は、E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を含む。FQDN7のフォーマットは、以下の通りである。
tac-lb<TAC-low-byte>.tac-hb<TAC-high-byte>.tac.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org;
クエリパラメータ:「x-3gpp-mme:x-s10」。
S1108b.コンバージドネットワークデバイスは、DNSサーバにDNSクエリ要求メッセージを送信し、従って、DNSサーバは、コンバージドネットワークデバイスからDNSクエリ要求メッセージを受信する。DNSクエリ要求メッセージは、上記のFQDNを搬送し、候補MMEのアドレス情報をクエリすることを要求するために使用される。
任意選択で、ステップS1007bの方式1では、DNSサーバは、異なるE-UTRANデバイスの各々の識別子と対応する候補MMEのアドレス情報との間の第4の対応を記憶し得る。さらに、DNSサーバがE-UTRANデバイスの識別子を取得した後、DNSサーバは、E-UTRANデバイスの識別子と記憶された第4の対応とに基づいて対応する候補MMEのアドレス情報を決定し得る。
代替として、任意選択で、ステップS1007bの方式2では、DNSサーバは、異なるE-UTRANデバイスの各々によってサービスされるトラッキングエリアの識別と対応する候補MMEのアドレス情報との間の第5の対応を記憶し得る。さらに、DNSサーバがE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を取得した後、DNSサーバは、E-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別と記憶された第5の対応とに基づいて対応する候補MMEのアドレス情報を決定し得る。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、DNSサーバは、上記の方式で候補MMEのアドレス情報を決定するだけでなく、同様に、候補MMEの識別子、例えば、グローバルユニークMME識別子(Globally Unique MME Identifier、GUMMEI)のグループをも決定し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S1109b.DNSサーバは、コンバージドネットワークデバイスにDNSクエリ応答メッセージを送信し、従って、コンバージドネットワークデバイスは、DNSサーバからDNSクエリ応答メッセージを受信する。DNSクエリ応答メッセージは、候補MMEのグループのアドレス情報を搬送する。
任意選択で、DNSクエリ応答メッセージは、候補MMEのグループの識別子を搬送する。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
S1110b.コンバージドネットワークデバイスは、候補MMEのアドレス情報から4Gネットワーク中のターゲットMMEのアドレス情報を選択する。ターゲットMMEが図11A及び図11Bに示され得ると仮定する。
ステップS1111bからS1114bは、ステップS811bからS814bと同様である。例えば、差は、ステップS811bからS814b中のターゲットAMFネットワーク要素はステップS1111bからS1114b中のターゲットMMEと置き換えられ、ステップS811bからS814b中のNG-ANデバイスは、ステップS1111bからS1114b中のE-UTRANデバイスと置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1115b及びS1116bは、ステップS815a及びS816aと同様である。例えば、差は、ステップS815a及びS816a中のE-UTRANデバイスは、ステップS1115a及びS1116a中のNG-ANデバイスに置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1117b及びS1118bは、ステップS817b及びS818bと同様である。例えば、差は、ステップS817b及びS818b中のターゲットAMFネットワーク要素はステップS1117b及びS1118b中のターゲットMMEと置き換えられ、ステップS817b及びS818b中のNG-ANデバイスは、ステップS1117b及びS1118b中のE-UTRANデバイスと置き換えられる。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1119b及びS1120bは、ステップS819b及びS820bと同様である。例えば、差は、ステップS819b及びS820b中のターゲットAMFネットワーク要素は、ステップS1119b及びS1120b中のターゲットMMEに置き換えられるということである。他の関連説明については、図8A及び図8Bに示された実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1121bは、ステップS1113aと同じである。他の関連説明については、ステップS1113aを参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバの方法に基づいて、端末のハンドオーバ手順が簡略化され得るだけでなく、5Gネットワークから4Gネットワークへの端末のハンドオーバも実施され得る。関連する技術的効果に関する分析については、ハンドオーバのシステムの部分の関連説明を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
ステップS1101からS1113a中又はS1101からS1121b中のコンバージドネットワークデバイスの行為は、図3に示された通信デバイス300中のプロセッサ301がメモリ303中に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出す方式で実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択で、図11A及び図11Bに示された実施形態は、コンバージドネットワークデバイスにNG-ANデバイスによって送られるハンドオーバ要件が図11A及び図11B中のE-UTRANデバイスの識別子又はE-UTRANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する一例を使用することによって説明される。もちろん、コンバージドネットワークデバイスにNG-ANデバイスによって送られるハンドオーバ要件は、代替として、NG-ANデバイスの識別子又はNG-ANデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送し得る。対応するハンドオーバの方法については、既存の5Gハンドオーバ手順を参照されたい。この場合、5Gネットワーク中のソース(Source)AMFネットワーク要素は、この実施形態における本出願のコンバージドネットワークデバイスと置き換えられる必要がある。本明細書では、詳細を説明しない。
上記は、主に、ネットワーク要素間の対話の観点から本出願の実施形態で提供される解決策について説明した。上記の機能を実施するために、コンバージドネットワークデバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示した実施形態において説明された例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実施され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるのか又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるのかは、特定の適用例と技術的解決策の設計制約とに依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明した機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、実施が本出願の範囲を越えると見なすべきではない。
本出願の実施形態では、コンバージドネットワークデバイスは、上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは、それぞれの対応する機能に基づき区分を通して取得され得るか、又は2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実施され得るか、又はソフトウェア機能モジュールの形態で実施され得る。本出願の実施形態では、モジュールへの区分は、一例であり、論理機能区分にすぎず、実際の実施では他の区分があり得ることに留意されたい。
例えば、各機能モジュールが統合方式での区分を通して取得されるとき、図12は、コンバージドネットワークデバイス120の概略構造図である。コンバージドネットワークデバイス120は、トランシーバモジュール1201と処理モジュール1202とを含む。
可能な実装では、トランシーバモジュール1201は、第1のネットワーク中の第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要件を受信するように構成される。ハンドオーバ要件は、第2のネットワーク中の第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。第1のネットワークと第2のネットワークとは、異なるタイプのネットワークである。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイスがコンバージドネットワークデバイス120によって管理されると決定するように構成される。トランシーバモジュール1201は、第2のアクセスデバイスにハンドオーバ要求を送信するようにさらに構成される。ハンドオーバ要求は、第2のアクセスデバイスに端末のための関連リソースを準備するように要求するために使用される。トランシーバモジュール1201は、第1のアクセスデバイスにハンドオーバコマンドを送信するようにさらに構成される。ハンドオーバコマンドは、第2のアクセスデバイスに端末をハンドオーバするように命令するために使用される。トランシーバモジュール1201は、第2のアクセスデバイスからハンドオーバ通知を受信するようにさらに構成される。ハンドオーバ通知は、端末が第2のアクセスデバイスにハンドオーバされることを示すために使用される。
別の可能な実装では、トランシーバモジュール1201は、第1のネットワーク中の第1のアクセスデバイスからハンドオーバ要件を受信するように構成される。ハンドオーバ要件は、第2のネットワーク中の第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を搬送する。第1のネットワークは4Gネットワークであり、第2のネットワークは5Gネットワークである。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイスがコンバージドネットワークデバイス120によって管理されないと決定するように構成される。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得することと、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報に基づいてターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に移転することとを行うようにさらに構成される。トランシーバモジュール1201は、第1のアクセスデバイスにハンドオーバコマンドを送信するようにさらに構成される。ハンドオーバコマンドは、第2のアクセスデバイスに端末をハンドオーバするように第1のアクセスデバイスに命令するために使用される。
任意選択で、処理モジュール1202が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスの識別子に基づいて第1の完全修飾ドメイン名を構築することであって、第1の完全修飾ドメイン名は、第2のアクセスデバイスの識別子を含む、ことと、DNSサーバに第1の完全修飾ドメイン名を送信することであって、第1の完全修飾ドメイン名は、5Gネットワーク中の1つ又は複数の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を決定するために使用される、ことと、DNSサーバから5Gネットワーク中の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を受信することと、候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報から5Gネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を選択することとを行うように構成される。
代替として、任意選択で、処理モジュール1202が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2の完全修飾ドメイン名を構築することであって、第2の完全修飾ドメイン名は、第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を含む、ことと、DNSサーバに第2の完全修飾ドメイン名を送信することであって、第2の完全修飾ドメイン名は、5Gネットワーク中の1つ又は複数の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を決定するために使用される、ことと、DNSサーバから5Gネットワーク中の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を受信することと、候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報から5Gネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を選択することとを行うように構成される。
代替として、任意選択で、処理モジュール1202が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第3の完全修飾ドメイン名を構築することであって、第3の完全修飾ドメイン名は、第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別中にMCCと、MNCと、TACの下位16ビットとを含み、第3の完全修飾ドメイン名のフォーマットは、4Gネットワーク中のトラッキングエリアの識別に対応する完全修飾ドメイン名フォーマットである、ことと、DNSサーバに第3の完全修飾ドメイン名を送信することであって、第3の完全修飾ドメイン名は、5Gネットワーク中の1つ又は複数の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報をクエリするために使用される、ことと、DNSサーバから5Gネットワーク中の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を受信することと、候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報から5Gネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を選択することとを行うように構成される。
上記の場合では、処理モジュール1202が、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報に基づいてターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に移転するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素にフォワード移転要求メッセージを送信するように構成される。フォワード移転要求メッセージは、端末の4Gコンテキストを搬送し、端末のためのリソースを準備するようにターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に要求するために使用される。
代替として、任意選択で、処理モジュール1202が、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて第2のネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を取得するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、ネットワークリポジトリ機能ネットワーク要素に第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別を送信することであって、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別は、5Gネットワーク中の1つ又は複数の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報をクエリするために使用される、ことと、ネットワークリポジトリ機能ネットワーク要素から5Gネットワーク中の候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を受信することと、候補モビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報から5Gネットワーク中のターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報を選択することとを行うように構成される。
上記の場合では、処理モジュール1202が、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素のアドレス情報に基づいてターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に移転するように構成されることは、詳細には、以下の通りである。処理モジュール1202は、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素にコンテキスト作成要求メッセージを送信するように構成される。コンテキスト作成要求メッセージは、端末の4Gコンテキストから変換された5Gコンテキストを搬送し、端末のためのリソースを準備するようにターゲットモビリティ管理ネットワーク要素に要求するために使用される。
上記の場合では、トランシーバモジュール1201は、ターゲットモビリティ管理ネットワーク要素からN2通知メッセージを受信することであって、N2通知メッセージは、端末の関連リソースを解放するようにコンバージドネットワークデバイス120に指示するために使用される、ことを行うようにさらに構成され、処理モジュール1202は、N2通知メッセージに基づいて端末の関連リソースを解放するようにさらに構成される。
上記の方法実施形態におけるステップに関連するすべてのコンテンツは、対応する機能モジュールの機能説明で言及され得る。本明細書では、詳細を説明しない。
この実施形態では、コンバージドネットワークデバイス120は、統合方式で区分を通して取得された機能モジュールの形態で提示される。本明細書では、「モジュール」は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラム、集積論理回路、及び/又は上記の機能を与えることができる別の構成要素を実行するための特定のASIC、回路、プロセッサ及びメモリであり得る。単純な実施形態では、当業者は、コンバージドネットワークデバイス120が図3に示された形態を使用し得ると理解し得る。
例えば、図3中のプロセッサ301は、メモリ303中に記憶されたコンピュータ実行命令を呼び出してもよく、従って、コンバージドネットワークデバイス120は、上記の方法実施形態でハンドオーバの方法を実行する。
詳細には、図12中のトランシーバモジュール1201と処理モジュール1202との機能/実施処理は、メモリ303中に記憶されたコンピュータ実行命令を呼び出すことによって図3中のプロセッサ301によって実施され得る。代替として、図12中の処理モジュール1202の機能/実施処理は、メモリ303中に記憶されたコンピュータ実行命令を呼び出すことによって図3中のプロセッサ301によって実施され得るし、図12中のトランシーバモジュール1201の機能/実施処理は、図3中の通信インターフェース304を使用することによって実施され得る。
この実施形態において提供されるコンバージドネットワークデバイスが上記のハンドオーバの方法を実行し得るので、コンバージドネットワークデバイスによって取得され得る技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
任意選択で、本出願の一実施形態は、装置をさらに与える(例えば、装置はチップシステムであり得る)。装置は、コンバージドネットワークデバイスが、上記のハンドオーバの方法を実施すること、例えば、第2のアクセスデバイスの識別子又は第2のアクセスデバイスによってサービスされるトラッキングエリアの識別に基づいて、第2のアクセスデバイスがコンバージドネットワークデバイスによって管理されると決定する際にサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、装置はメモリをさらに含む。メモリは、コンバージドネットワークデバイスによって要求されるプログラム命令とデータとを記憶するように構成される。もちろん、メモリは、装置中にないことがある。装置がチップシステムであるとき、装置は、チップを含み得るか、又はチップと別の個別デバイスとを含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せを使用することによって実施され得る。ソフトウェアプログラムが実施形態を実施するために使用されるとき、実施形態の全部又は一部はコンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ、実行されるとき、本出願の実施形態によるプロシージャ又は機能がすべて又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体中に記憶され得るか、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ワイヤード(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL))又はワイヤレス(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)の方式でウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体又は1つ又は複数の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンターなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive、SSD))などであり得る。
本出願について実施形態を参照しながら説明するが、保護を主張する本出願を実施する処理において、当業者は、添付の図面、開示する内容、及び添付の特許請求の範囲を閲覧することによって開示する実施形態の別の変形形態を理解し、実施し得る。特許請求の範囲において、単語「を備える(comprising)」は、別の構成要素又は別のステップを除外せず、「1つの(a)」又は「1つの(one)」は複数の場合を除外しない。単一のプロセッサ又は別のユニットは、特許請求の範囲において列挙されるいくつかの機能を実施し得る。いくつかの手段が互いに異なる従属請求項に記録されるが、これは、これらの手段が組み合わされてより良い効果を生成することができないことを意味しない。
本出願について、特定の特徴及びそれの実施形態を参照しながら説明するが、明らかに、様々な変更及び組合せが本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなくそれらに行われ得る。相応して、本明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲内の変更形態、変形形態、組合せ又は等価物のいずれか又はすべてを包含するものである。明らかに、当業者は、本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正及び変更を行うことができる。本出願のこれらの修正及び変更が、本出願の特許請求の範囲及びそれらの等価な技術の範囲内に入るという条件で、本出願は、本出願のこれらの修正及び変更を包含するものである。