JP7077796B2 - Rfタグ構造体 - Google Patents

Rfタグ構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP7077796B2
JP7077796B2 JP2018109334A JP2018109334A JP7077796B2 JP 7077796 B2 JP7077796 B2 JP 7077796B2 JP 2018109334 A JP2018109334 A JP 2018109334A JP 2018109334 A JP2018109334 A JP 2018109334A JP 7077796 B2 JP7077796 B2 JP 7077796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag label
tag
dielectric plate
dielectric
loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018109334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019212153A (ja
Inventor
哲治 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2018109334A priority Critical patent/JP7077796B2/ja
Publication of JP2019212153A publication Critical patent/JP2019212153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7077796B2 publication Critical patent/JP7077796B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は,無線による個体識別で用いるRFタグ(Radio Frequency)に関し,更に詳しくは,電子部品を実装するプリント基板(PCB: printed circuit board)など,比誘電率の高い電気物性を有する板状の物に適したRFタグに関する。
無線による個体識別で用いるRFタグラベルが,RFタグラベルを貼付する貼付面の電気物性に適していないと,RFタグラベルの通信性能が著しく悪化することがある。例えば,金属対応を図っていないRFタグラベルを金属面に貼付すると,金属面に貼付したRFタグラベルの通信性能は著しく悪化する。特許文献1で開示されている発明では,金属対応を図ったRFタグラベルとして,放射素子とマッチング回路からなるアンテナをRFタグラベルに実装し,放射素子が金属面と電気的に導通することで,RFタグラベルを貼付した金属面をRFタグラベルのアンテナの一部として利用できるようにしている。
RFタグラベルを貼付する貼付面の電気物性にRFタグラベルが適していないと,RFタグラベルの通信性能が著しく悪化するケースとして,金属面にRFタグラベルを貼付する以外に,誘電体の性質を有する貼付面にRFタグラベルを貼付するケースがある。
特許文献2のように,RFタグラベルの一部を誘電体から離間させて,RFタグラベルを誘電体に貼付すれば,平らな状態で誘電体に貼付しても,RFタグラベルの通信性能が著しく悪化しないように構成することが可能であるが,この場合,誘電体から離間するRFタグラベルの長さが問題になることがある。
例えば,電気機器に内蔵するプリント基板(Printed Circuit Board)にRFタグラベルを貼る場合,プリント基板と電気機器の筐体間の隙間は小さいことが多いため,誘電体から出っ張るRFタグラベルの長さを短くできることが望まれる。
特開2012-104985号公報 特開2006-3497号公報
そこで,本発明は,誘電体に貼り付けたRFタグラベルの通信性能が著しく悪化せず,誘電体から出っ張るRFタグラベルの長さを短くしたRFタグ構造体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は,ICチップを接続させたループ状素子と,導波線路を利用して前記ループ状素子と接続している面状の結合素子を有する構造のアンテナを実装したRFタグラベルと,比誘電率の高い材料が用いられた誘電体板を備え,前記RFタグラベルに実装する前記アンテナは,縦の長さが表1に従い,横の長さが表2に従い,共振周波数が表3に従うように設計され,前記ループ状素子の一部が前記誘電体板の端から出っ張る長さが表4に従うように,前記ループ状素子の一部が前記誘電体板の端から出っ張り,前記結合素子の全てが前記誘電体板と重なる状態で,前記RFタグラベルが前記誘電体板に貼られていることを特徴とするRFタグ構造体である。なお,本発明では,前記誘電体板をプリント基板とすることが好適である。
Figure 0007077796000001
Figure 0007077796000002
Figure 0007077796000003
Figure 0007077796000004
本発明に係るRFタグ構造体が備えるRFタグラベルは,誘電体の性質を有する貼付面に適した構造にするために,誘電体が有する波長短縮効果を考慮して設計されている。また,本発明に係るRFタグ構造体において,誘電体から出っ張るRFタグラベルの長さは,通信性能が著しく悪化しない範囲で,誘電体から出っ張る長さが短くなるように規定されている。
本実施形態に係るRFタグ構造体を説明する図。 本実施形態に係るRFタグラベルを説明する図。 本実施形態に係るRFタグ構造体の一例を説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係るRFタグ構造体1を説明する図である。図1で図示したように,本実施形態に係るRFタグ構造体1は,比誘電率の高い材料を用いた板状の部材である誘電体板12と,ICチップ113を接続させたループ状素子110と,導波線路112を利用してループ状素子110と接続している面状の結合素子111を有する構造のアンテナ11を実装したRFタグラベル10を備え,RFタグラベル10のアンテナ11は,通信性能が著しく悪化しないように設計され,RFタグラベル10は,ループ状素子110の一部が誘電体板12の端から出っ張り,結合素子111の全てが誘電体板12と重なる状態で誘電体板12に貼られている。
図2は,本実施形態に係るRFタグラベル10を説明する図で,図2(a)は,RFタグラベル10の層構成を説明する図,図2(b)は,RFタグラベル10に実装するアンテナ11を説明する図である。
RFタグラベル10を使用する周波数帯はUHF帯(860~960Mhz)で,図2(a)で図示したように,RFタグラベル10は,ICチップ113を接続させたアンテナ11を実装したインレイ100と,アンテナ11を実装したインレイ100の面に積層した第1粘着層101と,第1粘着層101を保護する剥離紙102と,アンテナ11を実装したインレイ100の面の裏面に積層した第2粘着層103と,第2粘着層103を利用してインレイ100と接着している表面シート104から少なくとも構成されている。なお,RFタグラベル10は,第2粘着層103と表面シート104を省いた構成にすることもできる。
RFタグラベル10の材料について説明する。インレイ100のベースフィルムと表面シート104には,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができ,インレイ100に形成するアンテナ11にはアルミ箔などの金属箔を利用できる。また,第1粘着層101および第2粘着層103にはアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。更に,剥離紙102には,シリコーン系などの剥離剤を塗布した合成樹脂製フィルムや剥離剤を塗布した紙を利用できる。なお,結合素子111に対応する箇所の剥離紙102のみを容易に剥がせるようにするための切り込み102aを剥離紙102に設けている。
図2(b)を参照しながら,RFタグラベル10のインレイ100に実装するアンテナ11の構造について説明する。インレイ100に実装するアンテナ11は,ダイポールアンテナで,ICチップ113を接続させたループ状素子110および結合素子111を有し,導波線路112を介してループ状素子110が結合素子111と接続している構造になっている。
アンテナ11を構成するループ状素子110は,インレイ100に実装するICチップ113とのインピーダンス整合をとるためのアンテナ素子である。ICチップ113の入力端子間には容量性リアクタンス(キャパシタンス)が存在するので,ICチップ113と接続するループ状素子110の形状をループ形状にし,ICチップ113の入力端子間に存在する容量性リアクタンスに対応した誘導性リアクタンス(インダクタンス)をループ状素子110に持たせている。
アンテナ11を構成する結合素子111は,RFタグラベル10を貼付した誘電体板12と電気的に結合し易いように,プレート電極のような板状の導体で構成されている。結合素子111が誘電体板12と重なるように,RFタグラベル10を誘電体板12に貼り付けると,誘電体板12に放射された電波は,誘電体板12を伝播し,結合素子111を介してRFタグラベル10に伝播され,RFタグラベルが放射する電波は,その逆の経路で誘電体板12に伝播される。
図1で図示したように,ループ状素子110の一部が誘電体板12から出っ張り,結合素子111の全てが誘電体板12と重なる状態でRFタグラベル10を誘電体板12に貼ると,結合素子111は,誘電体板12と電気的に結合する。誘電体板12を伝搬する電波の波長は,誘電体板12が有する波長短縮効果により元の波長よりも短くなるので,本発明では,RFタグラベル10に実装するアンテナ11における縦の長さを表5のように規定している。
Figure 0007077796000005
更に,RFタグラベル10を誘電体板12に貼付すると,誘電体板12の影響で大きな寄生容量がRFタグラベル10に発生し,RFタグラベル10の共振周波数が低い方向にシフトしてしまう。RFタグラベル10の共振周波数を容易に変更可能とするために,線状の導線をジグザグ状に折り曲げたアンテナ素子をループ状素子と接続させることも考えられるが,誘電体板12から出っ張る長さが長くなるため,本実施形態では,線状の導線をジグザグ状に折り曲げたアンテナ素子をあえてRFタグラベル10に設けていない。
線状の導線をジグザグ状に折り曲げたアンテナ素子を設けていないRFタグラベル10では,RFタグラベル10の横の長さで,RFタグラベル10の共振周波数を調整できるので,RFタグラベル10の横の長さとRFタグラベル10の共振周波数を表6,7のように規定する。
Figure 0007077796000006
Figure 0007077796000007
また,電気機器に内蔵するプリント基板を誘電体板12として利用する場合,プリント基板と電気機器の筐体間の隙間は小さいことが多いため,本実施形態では,通信性能が著しく悪化しないことを考慮して,ループ状素子110の一部が誘電体板12から出っ張る長さを表8のように規定している。
Figure 0007077796000008
本実施形態に係るRFタグ構造体1の一例について説明する。本実施形態に係るRFタグ構造体1が備える誘電体板12は,誘電体の性質を有する様々な部材に置き換えることができる。
図3は,本実施形態に係るRFタグ構造体1の一例を説明する図である。図3で図示したRFタグ構造体1では,本実施形態に係るRFタグ構造体1が備える誘電体板12を,電子部品を実装するPCB12a(Printed Circuit Board)に置き換えている。図3では,ループ状素子110の全てと導波線路112の一部がPCB12aから出っ張り,結合素子111の全てがPCB12aと重なるように,誘電体材料を基材に用いたPCB12aの一辺にRFタグラベル10を貼り付けている。なお,これ以外の例としては,本実施形態に係るRFタグ構造体1が備える誘電体板12をガラス板に置き換える例が考えられる。
1 RFタグ構造体
10 RFタグラベル
100 インレイ
101 第1粘着層
102 剥離紙
103 第2粘着層
104 表面シート
11 アンテナ
110 ループ状素子
111 結合素子
112 導波線路
113 ICチップ
12 誘電体板
12a PCB

Claims (2)

  1. ICチップを接続させたループ状素子と,導波線路を利用して前記ループ状素子と接続している面状の結合素子を有する構造のアンテナを実装したRFタグラベルと,比誘電率の高い材料が用いられた誘電体板を備え,前記RFタグラベルに実装する前記アンテナは,縦の長さが表1に従い,横の長さが表2に従い,共振周波数が表3に従うように設計され,前記ループ状素子の一部が前記誘電体板の端から出っ張る長さが表4に従うように,前記ループ状素子の一部が前記誘電体板の端から出っ張り,前記結合素子の全てが前記誘電体板と重なる状態で,前記RFタグラベルが前記誘電体板に貼られていることを特徴とするRFタグ構造体。
    Figure 0007077796000009
    Figure 0007077796000010
    Figure 0007077796000011
    Figure 0007077796000012
  2. 前記誘電体板をプリント基板としたことを特徴とする,請求項1に記載したRFタグ構造体。
JP2018109334A 2018-06-07 2018-06-07 Rfタグ構造体 Active JP7077796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018109334A JP7077796B2 (ja) 2018-06-07 2018-06-07 Rfタグ構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018109334A JP7077796B2 (ja) 2018-06-07 2018-06-07 Rfタグ構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019212153A JP2019212153A (ja) 2019-12-12
JP7077796B2 true JP7077796B2 (ja) 2022-05-31

Family

ID=68845329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018109334A Active JP7077796B2 (ja) 2018-06-07 2018-06-07 Rfタグ構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7077796B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011423A1 (ja) 2007-07-18 2009-01-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 無線icデバイス
WO2018012427A1 (ja) 2016-07-14 2018-01-18 株式会社村田製作所 小売物品用アテンション及びこれを付した小売物品
WO2019116758A1 (ja) 2017-12-15 2019-06-20 株式会社村田製作所 Rfidタグ、および、rfidタグが取り付けられた物品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011423A1 (ja) 2007-07-18 2009-01-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. 無線icデバイス
WO2018012427A1 (ja) 2016-07-14 2018-01-18 株式会社村田製作所 小売物品用アテンション及びこれを付した小売物品
WO2019116758A1 (ja) 2017-12-15 2019-06-20 株式会社村田製作所 Rfidタグ、および、rfidタグが取り付けられた物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019212153A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5703977B2 (ja) 無線通信デバイス付き金属物品
TWI329839B (en) Rfid tag and manufacturing method thereof
JP2006042059A (ja) 無線通信装置及びそのインピ−ダンス調整方法
JP2010063017A (ja) Rfidタグ、rfidタグセット及びrfidシステム
KR20100100993A (ko) 무선 주파수 식별 태그
JP6583589B2 (ja) 無線通信デバイス
CN109713427B (zh) 一种超薄柔性uhf rfid抗金属标签天线
WO2018155382A1 (ja) Rfidタグ
JP6061035B2 (ja) Rfidタグ、及び、rfidシステム
JP2012253699A (ja) 無線通信デバイス、その製造方法及び無線通信デバイス付き金属物品
US9378452B2 (en) Radio IC device
JP7077760B2 (ja) Rfタグ構造体
JP7155751B2 (ja) Rfタグラベル
JP7176226B2 (ja) Rfタグラベルおよびrfタグ構造体
JP7077796B2 (ja) Rfタグ構造体
JP6566558B2 (ja) 電子機器及びその設計方法
JP6872266B2 (ja) Rfタグ用アンテナ、rfタグおよびrfタグ用アンテナの製造方法
JP7014027B2 (ja) Rfタグラベルおよびrfタグ構造体
US20110074647A1 (en) Antenna module
JP2012252664A (ja) 無線通信デバイス、その製造方法及び無線通信デバイス付き金属物品
JP7006441B2 (ja) Rfタグ構造体
CN111149114A (zh) Rfic模块、rfid标签以及物品
JP6476514B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2020042605A (ja) Rfタグラベル
JP7109832B2 (ja) Rfタグおよびrfタグ付き導体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7077796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150