JP7076631B2 - 開閉体のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体を、閉じた状態にロックするための、開閉体のロック装置に関する。
例えば、自動車のグローブボックス等の固定体に形成された開口部には、リッド等の開閉体が開閉可能に取付けられている。そして、開口部と開閉体との間には、開閉体を閉じたときにロックすると共に、開閉体を開くときにはロックを解除できるようにしたロック装置が設けられている。このロック装置としては、例えば、インストルメントパネル等の固定体の開口部に形成したロック部と、グローブボックスのリッド等の開閉体に、スライド可能に配置されたロッドとからなり、ロッド先端部がロック部に係脱することで、開口部に対してリッドを開閉可能となっている。ただし、長いロッドの場合、走行時の振動によりガタ付つくことが多く、異音が発生することがある。そのため、ロッドのガタ付きを抑制する構造を備えるロック装置が用いられることがある。
上記のようなロック装置として、下記特許文献1には、図14に示すようなサイドロック装置が記載されている。このサイドロック装置は、車両用グローブボックスの前面パネル1の裏面に、棒状のスライド部材2(上記ロッドに該当)を横方向へ移動自在に装着され、前面パネル1の裏面に、横方向に延びる摺接壁3を起立して形成し、スライド部材2には、摺接壁3が挿入配置される凹所4が形成されており、また、その長手方向中間部に、自由端が摺接壁3に摺接する弾性片が形成されている。弾性片は、前面パネルの閉塞状態で、上下方向に互いに対向して配設された一対の第1弾性片と、前面パネルの前後方向に弾力的に撓み自在な第2弾性片6とから構成されている。そして、一対の第1弾性片の自由端が、摺接壁3の両側に弾性的に当接することで、スライド部材2の上下方向のガタ付きが抑制される。一方、第2弾性片6の自由端が、摺接壁3の上端に弾性することで、スライド部材2の前後方向のガタ付きが抑制される。
特許第5054657号公報
上記特許文献1のサイドロック装置では、図14に示すように、第2弾性片6の自由端が摺接壁3の上端に当接して撓み変形することで、その反力によって、スライド部材2自体が、図14の矢印A方向に移動しようとするが、この際には、スライド部材2の先端部が、インストルメントパネル側のロック部7に係合することで、その移動が規制される。しかし、ロック部7の加工精度が低く、スライド部材2の先端部の係合位置が変動すると、第2弾性片6の撓み量が安定しないことがあった。また、第2弾性片6は、スライド部材2の長手方向中間部に形成されているので、第2弾性片6による、摺接壁3の上端に弾性力を付与する部分(第2弾性片6の自由端)と、スライド部材2の移動を規制するロック部7との、距離Lが比較的長くなり、スライド部材2のガタ付きを抑えにくい。
したがって、本発明の目的は、第1弾性片の撓み量を安定させて、ロッドのガタ付きを十分に抑制することができる、開閉体のロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記固定体又は前記開閉体の、一方の部材に設けられたロック部と、前記固定体又は前記開閉体の、他方の部材に配置され、操作部材を介してスライド動作して前記ロック部に係脱するロッドと、前記固定体又は前記開閉体の、他方の部材から突出した突条部とを有しており、前記ロッドは、前記ロッドのスライド方向に対向して配置された一対の第1壁と、前記スライド方向に直交する方向に対向して配置された一対の第2壁とで囲まれた凹所を有しており、前記突条部は、前記凹所の内側に配置されるか、又は、凹所の内側及び外側に配置されており、その突出方向の先端側にフランジ部が設けられており、前記ロッドは、前記一対の第1壁の一方から他方に向けて延び、前記突条部の突出方向の先端面に弾性的に当接して、弾性力を付与する第1弾性片と、前記一対の第2壁の内面又は外面から延びる一対の第2弾性片とを有しており、各第2弾性片は、前記フランジ部の裏面に係合する受け面を有すると共に、前記突条部の側面に弾性的に当接するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、凹所の内側に突条部を配置するか、又は、凹所の内側及び外側に突条部を配置して、ロッドを固定体又は開閉体に配置した状態で、第1弾性片が突条部の先端面に弾性的に当接(以下、「弾接」ともいう)すると共に、一対の第2弾性片が、突条部の側面に弾接するので、ロッドの、他方の部材(開閉体等)のロッド配置面に対して垂直方向及び平行方向におけるガタ付きが抑制される。このとき、第1弾性片が突条部の先端面に弾接することに伴って、その反力によって、ロッドが、他方の部材から離れる方向に移動しようとするが、一対の第2弾性片の受け面が、突条部のフランジ部の裏面に係合するので、ロッドの、他方の部材のロッド配置面から離れる方向の動きを規制することができる。そして、このロック装置においては、ロッドの、他方の部材のロッド配置面から離れる方向の動きを規制する、第2弾性片の受け面を、第1弾性片を設けたロッドと、同一のロッドに設けることができるので、第1弾性片による、突条部の先端面に弾性力を付与する部分と、ロッドの動きを規制する受け面との距離を短くすることができ、第1弾性片の撓み量を安定させて、ロッドのガタ付きを十分に抑制することができる。
本発明に係る開閉体のロック装置の、一実施形態を示す分解斜視図である。 同ロック装置において、開閉体を閉じた状態にロックした場合の説明図である。 同ロック装置において、開閉体のロック状態を解除した場合の説明図である。 同ロック装置において、ロッドの凹所や、突条部を示す、拡大斜視図である。 同ロック装置において、ロッドの凹所に突条部を挿入して、ロッド配置面にロッドを配置した状態の拡大斜視図である。 図5のD-D矢示線における断面図である。 図5のE-E矢示線における断面図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の、他の実施形態を示しており、その要部拡大斜視図である。 同ロック装置において、ロッドの凹所に突条部を挿入して、ロッド配置面にロッドを配置した状態の拡大斜視図である。 図9のF-F矢示線における断面図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の、更に他の実施形態を示しており、その要部拡大斜視図である。 同ロック装置において、ロッドの凹所に突条部を挿入して、ロッド配置面にロッドを配置した状態の拡大斜視図である。 図12のG-G矢示線における断面図である。 従来のロック装置の、ロック部とスライド部材との係合状態を示す説明図である。
以下、図1~7を参照して、本発明に係る開閉体のロック装置の、一実施形態について説明する。
図1や図2に示すように、この実施形態における開閉体のロック装置10(以下、「ロック装置10」という)は、例えば、車両のインストルメントパネル等の固定体11の開口部12に開閉可能に取付けられる、グローブボックス等の開閉体15を、開閉ロックするために用いられるものである。
この実施形態のロック装置10は、固定体11の開口部12に設けられた一対のロック部13,13(図2参照)と、開閉体15に取付けられるベース部材30と、開閉体15に対してスライド可能に配置され、操作部材35を介してスライド動作してロック部13,13に係脱する一対のロッド50,51と、これらの一対のロッド50,51のスライド動作を連動させるための回転部材40と、ベース部材30の表側に回動可能に取付けられ、把持部38をベース部材30に対して近接離反することで、ロッド50,51をスライド操作する操作部材35とを有している。また、各ロッド50,51は、その先端部53,53が、図示しない付勢手段によって、ロック部13に係合する方向に付勢されるようになっている。更に、この実施形態における一対のロッド50,51は、開閉体15の裏面側にスライド可能に配置されている。ただし、開閉体としては、アウターパネル及びインナーパネルからなる構造としてもよく、これらのアウターパネル及びインナーパネルの間に、ロッドをスライド可能に配置してもよい。また、この実施形態においては、一対のロッド50,51のうち、一方のロッド50に凹所60が設けられている。
なお、上記の「表側」とは、車両等の固定体の開口部から、開閉体が開く方向に位置する面を意味する。「表面側」も同様の意味である。また、固定体が車両に設けられている場合には、車両の車内空間側を、「表側」又は「表面側」としてもよい。更に、「裏側」又は「裏面側」とは、前記「表側」又は「表面側」とは反対側の面、すなわち、開閉体が閉じる方向に位置する面を意味する。なお、「表側」、「表面側」、「裏側」、「裏面側」は、以下で説明する他の部材(操作部材35等)においても、同様の意味である。
前記ベース部材30は、その幅方向両側部に、一対の軸部31,31が突設されており、幅方向所定箇所に軸支孔32及び切欠き33が形成されている。また、操作部材35には、その幅方向両側部に、一対の回動支持部36,36が設けられていると共に、その裏側であって幅方向所定箇所からレバー37が突設されている。そして、一対の回動支持部36,36の軸孔36a,36aに、前記一対の軸部31,31が挿入されることで、ベース部材30の表面側に、操作部材35が回動可能に取付けられるようになっている。なお、レバー37は、切欠き33に挿入配置される。
更に、前記回転部材40は、略円盤状をなした本体41と、その表面中心から立設した支軸42と、本体41の裏側から突設した一対のロッド取付部43,43と、本体41の表側に設けられ、前記レバー37を受け止める図示しない受け部とを有している。そして、支軸42がベース部材30の軸支孔32に挿入されて軸支されることで、ベース部材30の裏側に、回転部材40が回転可能に装着される。また、図示しない付勢手段によって、回転部材40が回転付勢されることで、回転部材40に連結されたロッド50,51の先端部53,53が、ロック部13,13に係合する方向に付勢されるようになっている。
なお、この実施形態では、上述したように、例えば、インストルメントパネルの開口部に箱状のグローブボックスが回動可能に取付けられた構造に適用されているが(この場合、インストルメントパネルが「固定体」、グローブボックスが「開閉体」をなす)、インストルメントパネルの開口部にリッドが開閉可能に取付けられた構造(この場合、インストルメントパネルが「固定体」、リッドが「開閉体」をなす)に適用したりしてもよく、固定体の開口部を開閉する各種の開閉体に広く用いることができる。
また、この実施形態においては、ロック部13は固定体11の開口部12の幅方向両側の内面にそれぞれ形成されており、一対のロッド50,51は開閉体15にスライド可能に配置されているが、ロック部を開閉体側に形成すると共に、ロッドを固定体側にスライド可能に配置してもよい。
図4に示すように、開閉体15の裏面側の所定箇所からは、突条部20が突設されている。この突条部20は、開閉体15の幅方向(車両の左右方向)に沿って長く延びると共に、その長手方向両端部の角部が丸みを帯びた筒状をなしている。なお、この実施形態では、開閉体15の裏面から突条部20が突出して、この突条部20を介してロッド50が開閉体15の裏面側にスライド可能に配置されているが、このような、開閉体15における、突条部20が突出する面であって、かつ、ロッドが配置される面を、「ロッド配置面16」とする(開閉体がアウターパネル及びインナーパネルからなり、それらの間にロッドが配置される場合でも、突条部の突出面が「ロッド配置面」をなす)。
更に、突条部20の突出方向の先端部外周からは、外方に向けて鍔状に広がるフランジ部22が設けられている。この実施形態におけるフランジ部22は、長手方向一端部を除いて、突条部20の突出方向の先端部を囲むように設けられている。また、図4に示すように、フランジ部22の先端側(ロッド配置面16から離反した側)の外周縁部には、ロッド配置面16から離れる方向に向けて、突条部側面からの突出量が次第に小さくなる、テーパ面22aが形成されている。このような構造をなした突条部20は、ロッド50に設けた凹所60の内側に挿入されて配置されるようになっている。なお、突条部としては、ロッドの凹所の内側及び外側に配置された構成としてもよい(この構成については、後述する他の実施形態で説明する)。
前記一対のロッド50,51は棒状に延びる形状をなしており、その軸方向(延出方向)の先端部53,53が、一対のロック部13,13に係脱するようになっている。なお、この実施形態においては、一方のロッド50が、他方のロッド51よりも長く形成されている。また、各ロッド50,51の、軸方向の基端部54,54には、取付凹部56,56が形成されている。この取付凹部56,56に、回転部材40の球状をなしたロッド取付部43,43が挿入されて嵌合することで、回転部材40に一対のロッド50,51の基端部54,54が回動可能に連結されるようなっている。そして、回転部材40が所定方向に回転することで、同回転部材40を介して、一対のロッド50,51が同期して、所定方向(ここでは開閉体15の長手方向に沿った方向)にスライドするようになっている。なお、一対のロッド50,51がスライドする方向をスライド方向S(図2,図4参照)とする。
また、この実施形態における一対のロッド50,51は、開閉体15の裏面(ロッド配置面16)側にスライド可能に配置されるが、この際、ロッド50,51の、他方の部材(ここでは開閉体15)のロッド配置面16に対向する面を「底面57」とし、ロッド配置面16から離反し且つ底面57とは反対側の面を「天井面59」とする(図6参照)。
そして、前記一対のロッド50,51のうち、長い方のロッド50に、そのスライド方向Sに対向して配置された一対の第1壁61,62と、スライド方向Sに直交する方向に対向して配置された一対の第2壁63,63とで囲まれた凹所60が設けられている。
図1や図4に示すように、一対の第1壁61,62は互いに平行に配置されると共に、一対の第2壁63,63も互いに平行に配置されており、前記凹所60は、ロッド50の軸方向(長手方向)に長く延びた略長方形状をなしている。また、一対の第1壁61,62のうち、一方の第1壁61は、ロッド50の先端部53側に配置され、他方の第1壁62は、ロッド50の基端部54側に配置されている。
更に図6や図7に示すように、凹所60は、ロッド50の底面57側から天井面59に向けて開口している。この実施形態の凹所60は、ロッド50の底面57側に底面側開口65が形成されていると共に、ロッド50の天井面59側にも天井面側開口67が形成されており、ロッド50の肉厚方向(ロッド配置面16に直交する方向)において貫通した形状となっている。そして、前記突条部20は、底面側開口65から凹所60内に挿入されるようになっている。なお、図7に示すように、底面側開口65の開口面積の方が、天井面側開口67の開口面積よりも大きくなっており、突条部20を挿入しやすくなっている。ただし、凹所としては、例えば、ロッド天井面側を閉塞し、ロッド底面側が開口した凹状としてもよい。すなわち、凹所としては、貫通形状のみならず、所定深さの凹部や溝状等の、底部又は天井部を有する凹状形状も含むものであり、凹所内に突条部を挿入可能であればよい。
また、ロッド50には、一方の第1壁61から他方の第1壁62に向けて延び、突条部20の突出方向の先端面23に弾性的に当接して、弾性力を付与する第1弾性片70と、一対の第2壁63,63の内面から延びる一対の第2弾性片80,80とを有している。
図4や図6に示すように、この実施形態における第1弾性片70は、その基端71(固定端)が、一方の第1壁61の内面であって、前記天井面側開口67に整合する部分の、幅方向(スライド方向Sに直交する方向)の中央に連結されている。この基端71から、図7に示すように、他方の第1壁62に向けて、かつ、前記底面側開口65に向けて斜めに延びており、更に、その延出方向の先端73(自由端)は、前記天井面側開口67に向けて斜めに折り返されている。この第1弾性片70の先端73が、突条部20の先端面23に当接して撓み変形するようになっている。すなわち、第1弾性片70の先端73が、突条部20の先端面23に弾性的に当接して、突条部20に弾性力を付与するようになっており、その反力によって、ロッド50自体が、図7の矢印A方向(開閉体15のロッド配置面16から離反する方向)に移動するようになっている。
また、各第2弾性片80は、突条部20のフランジ部22の裏面に係合する受け面85を有すると共に、突条部20の側面(ここではフランジ部22の外周面)に弾性的に当接するように構成されている。更に一対の第2弾性片80,80は、一対の第2壁63,63の内面側であって、凹所60の、底面側開口65から天井面側開口67に向けて、かつ、互いに近接するように延びており、その結果、一対の第2弾性片80,80は略ハの字状をなしている。
より具体的には、図4や、図6,図7に示すように、この実施形態における一対の第2弾性片80,80は、その基端81,81(固定端)が、一対の第2壁63,63の内面であって、前記底面側開口65に整合する部分の、やや第1壁62寄りの位置に連結されている。これらの基端81,81から、天井面側開口67に向けて斜めに、かつ、次第に肉厚となるように延びており、その延出方向の先端83の内側部分に、段状をなした受け面85,85がそれぞれ形成されている。また、一対の第2弾性片80,80の、対向する内面には、その間隔が、凹所60の底面側開口65から天井面側開口67に向けて、次第に幅狭となるテーパ面86,86が形成されている。
また、図7に示すように、各第2弾性片80の受け面85は、凹所60の天井面側開口67に向けて、円弧状に突出した形状をなしている。なお、受け面としては、例えば、凹所60の天井面側開口67に向けて、山形に突出した形状となっていてもよい。
更に、一対の第2弾性片80,80の、延出方向の先端83の外側部分であって、前記受け面85,85に隣接した位置からは、突片状をなした当接部87,87がそれぞれ突設されている。これらの当接部87,87の対向する内面に設けた当接面87a,87aが、フランジ部22の幅方向両側部における外面(突条部20の側面とも言える)に、それぞれ弾性的に当接するようになっている(図6参照)。
そして、底面側開口65から凹所60内に突条部20が挿入されると、一対の第2弾性片80,80の間に突条部20が入り込んで、そのフランジ部22が、一対の第2弾性片80,80のテーパ面86,86を押圧して、それらの先端83,83どうしを互いに離反する方向に撓み変形させていく。この際、フランジ部22の外周縁部には、テーパ面22aが形成されているので、一対の第2弾性片80,80の間に突条部20を挿入しやすくなっている。その後、フランジ部22が受け面85,85に至ると、一対の第2弾性片80,80が弾性復帰して、その先端83,83どうしが互いに近接する方向に変形し、フランジ部22の裏面に受け面85,85が係合すると共に、突条部20の先端面23に、第1弾性片70の先端73が弾性的に当接する。すると、上述したように、第1弾性片70によって突条部20に弾性力が付与されて、その反力によってロッド50自体が矢印A方向に移動しようとするが、この際、フランジ部22の裏面に受け面85,85が引っ掛かるため、ロッド50の矢印A方向への移動が規制される。その結果、凹所60の底面側開口65から突条部20が抜け出ることを規制して、凹所60からの突条部20の脱落が防止される。
また、上記のように、一対の弾性片80,80の受け面85,85がフランジ部22の裏面に係合した状態では、突条部20によって互いに離反する方向に押圧された、一対の第2弾性片80,80が弾性復帰して、その先端83,83どうしが互いに近接する方向に変形するので、一対の第2弾性片80,80の当接部87,87の当接面87a,87aが、フランジ部22の幅方向両側部における外面に弾性的に当接することとなる。
なお、この実施形態においては、一対のロッド50,51のうち、ロッド50のみに凹所60が設けられているが、更にロッド51に凹所60を設けてもよく、或いは、ロッド51のみに凹所60を設けてもよい。更に、第1弾性片や一対の第2弾性片の形状や、形成された位置等は、上記態様に限定されるものでない。例えば、第1弾性片70を、第1壁62側から第1壁61側に向けて延出した構成としてもよい。
次に、上記構成からなるロック装置10の作用効果について説明する。
まず、凹所60の内側に突条部20を配置する。すなわち、図4に示すように、凹所60に突条部20を位置合わせした後、ロッド50を開閉体15のロッド配置面16に向けて押し込んで、底面側開口65から凹所60内に突条部20を挿入していく。すると、突条部20のフランジ部22が、一対の第2弾性片80,80をテーパ面86,86側から押圧して撓み変形させていき、その後、フランジ部22が受け面85,85に至ると、一対の第2弾性片80,80が弾性復帰して、フランジ部22の裏面に受け面85,85が係合する。それと共に、突条部20の先端面23に、第1弾性片70の先端73が弾性的に当接し、更に、一対の第2弾性片80,80の当接部87,87の当接面87a,87aが、フランジ部22の幅方向両側の外面に弾性的に当接する。その結果、図5~7に示すように、凹所60の内側に突条部20が挿入配置されて、凹所60から突条部20が抜け出ないように抜け止め保持されると共に、ロッド50が開閉体15のロッド配置面16から離反しないようにスライド可能に配置することができる。
なお、ロッド50のスライド時には、フランジ部22の裏面側に、受け面85が摺接しつつ、ロッド50がスライドするようになっている。このとき、この実施形態においては、図7に示すように、各第2弾性片80の受け面85は、凹所60の天井面側開口67に向けて、円弧状に突出した形状をなしており、ロッド50のスライド時には、主として、受け面85における円弧状突出部分の頂部が、フランジ部22の裏面側に部分的に摺接するようになっている。そのため、フランジ部裏面と受け面85との接触面積を小さくして、ロッド50の摺接抵抗を抑えることができ、ロッド50をスライドさせやすくすることができる。
そして、このロック装置10においては、固定体11の開口部12から開閉体15が開いた状態から、開閉体15を閉じると、一対のロッド50,51の先端部53,53が、固定体11のロック部13,13に係合することで、図2に示すように、開閉体15が閉じた状態にロックされる。
上記状態から、操作部材35の把持部38をベース部材30から離反する方向に回動させると、図3に示すように、一対のロッド50,51の先端部53,53を、回転部材40の回転付勢力に抗して、ロック部13,13から係合しない方向に引き込むので、開閉体15のロック状態を解除して、固定体11の開口部12から開閉体15を開くことができる。
そして、このロック装置10においては、ロッド50に設けた凹所60の内側に、突条部20を配置して、ロッド50を開閉体15に配置した状態で、第1弾性片70の先端73が、突条部20の先端面23に弾性的に当接(弾接)すると共に、一対の第2弾性片80,80が、突条部20の側面に弾接する(ここでは各第2弾性片80の当接部87の当接面87aが、突条部20のフランジ部22の外面に弾接する)ので、ロッド50の、他方の部材である開閉体15のロッド配置面16に対して、垂直方向(ここでは車両の前後方向)及び平行方向(車両の左右方向)におけるガタ付きが抑制される。
このとき、第1弾性片70の先端73が突条部20の先端面23に弾接することに伴って、その反力によって、ロッド50が、他方の部材(ここでは開閉体15)の、ロッド配置面16から離れる方向に移動しようとするが(図6,図7の矢印A参照)、一対の第2弾性片の受け面85,85が、突条部20のフランジ部22の裏面に係合するので、ロッド50の、開閉体15のロッド配置面16から離れる方向の動きを規制することができる。
そして、このロック装置10では、ロッド50の、開閉体15のロッド配置面16から離れる方向の動きを規制する、第2弾性片80,80の受け面85,85を、第1弾性片70を設けたロッド50と、同一のロッド50に設けることができるので、図7に示すように、第1弾性片70による、突条部20の先端面23に弾性力を付与する部分と、ロッド50の動きを規制する受け面85との距離L(ここでは、第1弾性片70の先端73の折返し部と、受け面85の円弧状突出部分の頂点までの距離L)を、図14に示すような従来例の場合と比べて短くすることができ、第1弾性片70の撓み量を安定させることができ、ロッド50のガタ付きを十分に抑制することができる。また、ロッド50のガタ付きを抑制することができるので、ロッド50のガタ付きで発生する異音を、効果的に抑えることができる。
更に、この実施形態においては、図6や図7に示すように、凹所60は、ロッド50の底面57側から、反対側の天井面59に向けて開口しており、一対の第2弾性片80,80は、一対の第2壁63,63の内面側であって、凹所60の、底面側開口65からロッド天井面側に向けて延びている。そのため、凹所60の底面側開口65から突条部20を挿入する際に、一対の第2弾性片80,80を撓みやすくすることができ(突条部の挿入初期から、一対の第2弾性片80,80を押圧可能となり、押圧ストロークを長く確保できるため)、他方の部材(ここでは開閉体15)に対するロッド50の配置作業性を高めることができる。また、一対の第2弾性片80,80の受け面85,85の位置を、第1弾性片70により近づけやすくすることができる。更に、一対の第2弾性片80,80は、凹所60の内側に配置されているので、ロッド外部から外力等が作用しても、破損しにくくすることができる。
また、この実施形態においては、一対の第2弾性片80,80は、一対の第2壁62,62の内面側であって、凹所60の、底面側開口65からロッド天井面側に向けて、かつ、互いに近接するように延びている。そのため、一対の第2弾性片80,80の撓み代を確保しやすくなり、凹所60の底面側開口65から突条部20を挿入する際に、一対の第2弾性片80,80をより撓みやすくすることができる。
図8~10には、本発明に係る開閉体のロック装置の、他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の開閉体のロック装置10A(以下、「ロック装置10A」)は、ロッド50Aと、突条部20Aの構造が、前記実施形態と異なっている。
図8や図10に示すように、ロッド50Aの、凹所60を構成する一対の第2壁63,63の外面から、一対の第2弾性片80A,80Aが延びている。より具体的には、一対の第2壁63,63の外面であって、ロッド50Aの底面57の周縁部から、一対の第2弾性片80A,80Aが延びており、ロッド50Aの天井面59に向けて互いに離反するように延びている。
なお、各第2弾性片80Aは、基本的には前記実施形態の第2弾性片80と同様の形状となっている。ただし、一対の第2弾性片80A,80Aの互いに離反する外面が、ロッド天井面側に向けて、次第に幅広となるテーパ面86,86をなしており、また、当接部87,87の互いに離反する外面が、突条部側面に弾接する当接面87a,87aをなしている。更に図8に示すように、第1壁61から延出する第1弾性片80は、一対の第2弾性片80A,80Aの間に位置するように延びている。
一方、図8及び図9に示すように、突条部20Aは、ロッド50Aの凹所60の内側に挿入されて配置される第1突条部20Bと、該第1突条部20Bの長手方向に沿った両外面から所定距離を空けて互いに平行に設けられると共に、ロッド50Aの凹所60の外側に配置される一対の第1突条部20C,20Cとから構成されている。言い換えると、一対の第1突条部20C,20Cの間に、一つの第1突条部20Bが配置された構成となっている。また、第1突条部20Bは、突出方向先端に、フランジ部22のない形状となっている。一方、一対の第2突条部20C,20Cの各内面側(第1突条部20Cとの対向面)であって、その突出方向先端側に、フランジ部22が突設されている。更に、各第2突条部20Cの内面側であって、その長手方向一端側(ロッド50Aの第1壁61側)には、ロッド配置面16に対して直交して延びると共に、前記フランジ部22の一端に連結された壁部26が突設されている。この壁部26により、第1突条部20Cの補強が図られている。
このロック装置10Aでは、図8に示すように、ロッド50Aの凹所60の内側に第1突条部20Bに位置合わせすると共に、一対の第2突条部20C,20Cを、ロッド50Aの凹所60の外側に位置合わせした後、ロッド50Aを開閉体15のロッド配置面16に向けて押し込んでいく。すると、底面側開口65から凹所60内に第1突条部20Bが挿入されると共に、フランジ部22,22が、一対の第2弾性片80A,80Aのテーパ面86,86を押圧して内方に撓み変形させていき、フランジ部22が受け面85,85に至ると、一対の第2弾性片80A,80Aが弾性復帰して、フランジ部22の裏面に受け面85,85が係合する。それと共に、第1突条部20Bの先端面23に、第1弾性片70の先端73が弾性的に当接し、更に、一対の第2弾性片80A,80Aの当接部87,87の当接面87a,87aが、フランジ部22の内面に弾性的に当接する。その結果、図9や図10に示すように、凹所60の内側に第1突条部20Bが配置されると共に、凹所60の外側に一対の第2突条部20C,20Cが配置されて、凹所60から第1突条部20Bが抜け出ないように抜け止め保持され、かつ、ロッド50Aが開閉体15のロッド配置面16から離反しないようにスライド可能に配置することができる。
そして、この実施形態においては、上述したように、第1弾性片70は、一対の第2弾性片80A,80Aの間に位置するように延びているので(図8及び図9参照)、第1弾性片70による、突条部(ここでは第1突条部20B)の先端面23に弾性力を付与する部分と、第2弾性片80Aの、ロッド50Aの動きを規制する受け面85との距離を、より短くすることができ、第1弾性片70の撓み量をより安定させることができる。
図11~13には、本発明に係る開閉体のロック装置の、更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の開閉体のロック装置10B(以下、「ロック装置10B」)は、ロッド50Bの構造が、図1~7に示す実施形態と異なっている。すなわち、図11に示すように、一対の第2弾性片80B,80Bは、その基端81,81が、凹所60を構成する一対の第2壁63,63の、第1壁62側に連結されており、先端83,83が、第1壁61側に向けて、対応する第2壁63(基端81が連結された第2壁63)から離れるように延びている。
また、一対の第2弾性片80B,80Bの先端83,83側の側縁部が、受け面85をなしている。ここでは、各第2弾性片80Bの延出方向の先端83であって、上端側(凹所60の天井面側開口67側)の側縁部から突部88が突設されており、この突部88の端面が、突条部20のフランジ部22の裏面に係合する受け面85をなしている。
このロック装置10Bでは、図11に示すように、凹所60の内側に突条部20を位置合わせした後、ロッド50Bを開閉体15のロッド配置面16に向けて押し込んでいく。すると、突条部20のフランジ部22のテーパ面22aによって、一対の第2弾性片80B,80Bの、下端側(凹所60の底面側開口65側)の側縁部が押圧されて、一対の第2弾性片80B,80Bが押し広げられて、それらの間に突条部20が入り込む。更にロッド50Bが押されて、フランジ部22が一対の第2弾性片80B,80Bの上端側から抜け出ると、一対の第2弾性片80B,80Bが弾性復帰して、突部88,88の端面に設けた受け面85,85が、フランジ部22の裏面側に係合する。それと共に、突条部20の先端面23に、第1弾性片70の先端73が弾性的に当接し、一対の第2弾性片80B,80Bの先端83,83の内面が、フランジ部22の幅方向両側の外面に弾性的に当接する。その結果、図12や図13に示すように、凹所60の内側に突条部20が挿入配置されて、凹所60から突条部20が抜け出ないように抜け止め保持されると共に、ロッド50Bが開閉体15のロッド配置面16から離反しないようにスライド可能に配置することができる。
そして、この実施形態においては、上述したように、一対の第2弾性片80B,80Bは、その基端81,81が、一対の第2壁63,63の、第1壁62側に連結され、先端83,83が、第1壁61側に向けて、対応する第2壁63から離れるように延びており、一対の第2弾性片80B,80Bの先端83,83側の側縁部が、受け面85,85をなしているので、一対の第2弾性片80B,80Bが、第1弾性片70とは反対側から延びる構成となり、一対の第2弾性片80B,80Bの弾性を確保して撓みやすさを確保することができると共に、受け面85,85の、フランジ部22の裏面に対する係合面積を大きく確保することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10,10A,10B 開閉体のロック装置(ロック装置)
11 固定体
12 開口部
13 ロック部
15 開閉体
20,20A 突条部
22 フランジ部
30 ベース部材
35 操作部材
40 回転部材
50,50A,50B,51 ロッド
60 凹所
61,62 第1壁
63,63 第2壁
65 底面側開口
67 天井面側開口
70 第1弾性片
80,80A,80B 第2弾性片
85 受け面
87 当接部

Claims (5)

  1. 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
    前記固定体又は前記開閉体の、一方の部材に設けられたロック部と、
    前記固定体又は前記開閉体の、他方の部材に配置され、操作部材を介してスライド動作して前記ロック部に係脱するロッドと、
    前記固定体又は前記開閉体の、他方の部材から突出した突条部とを有しており、
    前記ロッドは、前記ロッドのスライド方向に対向して配置された一対の第1壁と、前記スライド方向に直交する方向に対向して配置された一対の第2壁とで囲まれた凹所を有しており、
    前記突条部は、前記凹所の内側に配置されるか、又は、凹所の内側及び外側に配置されており、その突出方向の先端側にフランジ部が設けられており、
    前記ロッドは、前記一対の第1壁の一方から他方に向けて延び、前記突条部の突出方向の先端面に弾性的に当接して、弾性力を付与する第1弾性片と、前記一対の第2壁の内面又は外面から延びる一対の第2弾性片とを有しており、
    各第2弾性片は、前記フランジ部の裏面に係合する受け面を有すると共に、前記突条部の側面に弾性的に当接するように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。
  2. 前記凹所は、前記ロッドの底面側から、反対側の天井面に向けて開口しており、
    前記一対の第2弾性片は、前記一対の第2壁の内面側であって、前記凹所の、前記底面側の開口から前記天井面側に向けて延びている請求項1記載の開閉体のロック装置。
  3. 前記一対の第2弾性片は、前記一対の第2壁の内面側であって、前記凹所の、前記底面側の開口から前記天井面側に向けて、かつ、互いに近接するように延びている請求項2記載の開閉体のロック装置。
  4. 前記一対の第2弾性片は、その基端が、前記第2壁の、前記一対の第1壁の一方側に連結され、先端が、前記一対の第1壁の他方側に向けて、対応する前記第2壁から離れるように延びており、
    前記一対の第2弾性片の先端側の側縁部が、前記受け面をなす請求項1記載の開閉体のロック装置。
  5. 前記第1弾性片は、前記一対の第2弾性片の間に位置するように延びている請求項1~4のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
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