JP7076414B2 - 面発光量子カスケードレーザ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、面発光量子カスケードレーザに関する。
面発光量子カスケードレーザは、TMモードで発振し、かつ赤外線からテラヘルツ波長のレーザ光を放出する。
光共振器は、活性層に近接して設けられた二次元フォトニック結晶により構成することができる。
二次元フォトニック結晶を有する面発光量子カスケードレーザは、活性層の表面に対して垂直方向にレーザ光を放出可能な面発光型として動作する。
しかしながら、高出力を得るために動作電流を高めると、チップ動作温度が高くなるとともにチップ側面からの光の漏れが増加する。
特開2014-197659号公報
放熱性が高められ、チップ側面からの光の漏れが低減された面発光量子カスケードレーザを提供する。
実施形態の面発光量子カスケードレーザは、活性層と、第1の半導体層と、絶縁体層と、上部電極と、下部電極と、を有する。前記活性層は、複数の量子井戸層が積層されサブバンド間遷移によりレーザ光を放出可能である。前記第1の半導体層は、前記活性層の上に設けられ、第1の面を有する第1の半導体層であって、前記第1の面は第1のピットが第1の二次元格子を構成する内部領域および第2のピットが第2の二次元格子を構成する外周領域を含み、前記外周領域は前記内部領域を取り囲む。前記絶縁体層は、前記第1のピットの側面および底面と、前記第2のピットの側面および底面と、前記内部領域のうち前記第1のピットが設けられない部分と、を覆う。前記上部電極は、前記外周領域のうち前記第2のピットが設けられない部分を覆いかつ前記絶縁体層を介して前記第1のピット内および前記第2のピット内を充填する。前記下部電極は、前記活性層の面のうち、前記第1の半導体層が設けられた面とは反対の側の面の側に設けられ中央部に開口部が設けられた下部電極であって、平面視で前記内部領域の一部が前記開口部内に含まれる。前記第1のピットの開口端の第1平面形状は、前記第1平面形状の重心を通りかつ前記第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線に関して非対称である。前記第2のピットの開口端の第2平面形状は、前記第2平面形状の重心を通りかつ前記第2の二次元格子のすべての辺に平行な線に関してそれぞれ対称である。前記第1の二次元格子の格子間隔は、前記第2の二次元格子の格子間隔の整数倍であり、前記下部電極の前記開口部から前記レーザ光が放出される。
第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。 図2(a)は第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの部分模式平面図、図2(b)は第1のピットの模式平面図、である。 図3(a)は図2(a)のA-A線に沿った模式断面図、図3(b)はB-B線に沿った模式断面図、である。 図4(a)は第1の実施形態の第1変形例にかかる内部領域の模式断面図、図4(b)は外周領域の模式断面図、である。 図5(a)は第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの温度分布を表すグラフ図、図5(b)は比較例にかかる面発光量子カスケードレーザの温度分布を表すグラフ図、である。 第2の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。 第2の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの部分模式平面図である。 図8(a)は図7のA-A線に沿った模式断面図、図8(b)はB-B線に沿った模式断面図、である。 図9(a)は第2の実施形態の第1変形例にかかる内部領域の模式断面図、図9(b)は外周領域の模式断面図、である。 第3の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。 図11(a)は第3の実施形態のC-C線に沿った模式断面図、図11(b)は図10のD-D線に沿った模式断面図、図11(c)は第2のピットの変形例であり、図10のD-D線に沿った模式断面図、である。 第3の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの温度分布を説明するグラフ図である。 図13(a)~図13(c)は、第4の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式断面図である。 図14(a)は第5の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式平面図、図14(b)は正三角格子を含む内部領域の模式平面図、である。 第6の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。
また、図2(a)は第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの上部電極を除いた部分模式平面図、図2(b)は第1のピットの模式平面図、である。
面発光量子カスケードレーザ(Surface Emitting Quantum Cascade Laser)5は、活性層20と、第1の半導体層30と、を有する。活性層20は、複数の量子井戸層が積層され、サブバンド間遷移によりレーザ光80を放出可能である。第1の半導体層30は、活性層20の上に設けられ、第1の面32を有する。第1の面32は、第1のピット61が第1の二次元格子を構成する内部領域33および第2のピット64が第2の二次元格子を構成する外周領域34を含む。また、第1の半導体層30は、活性層20の側にクラッド層などを含むことができる。なお、図2(a)に表すように、第1のピット61と、第2のピット64とは重ならないことが好ましい。図2に表す二次元格子は正方格子であるが、直方格子でもよい。
第1のピット61の格子間隔P1は第2のピット64の格子間隔P2の2倍であり、外周領域34は内部領域33を取り囲む。
第1のピット61の開口端の平面形状は、平面形状の重心G1を通りかつ第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線(50または51)に関して非対称である。第2のピット64の開口端の平面形状は、平面形状の重心G2を通りかつ第2の二次元格子のすべての辺(52、および53)に平行な線に関してそれぞれ対称である。レーザ光80は、内部領域33から活性層20に対して概ね垂直方向に放出される。なお、本明細書において、概ね垂直方向とは、活性層20の表面に対して81°以上、99°以下であるものとする。
第1のピット61の開口端の平面形状は、複数の点対称の形状を含むことができる。たとえば、図2(b)に表すように、第1の面32から3つの円柱61a、61b、61cを切り取ると、第1のピット61となる。なお、図2(b)では、3つの円柱61a、61b、61cは、平面視で直角2等辺三角形61dに内接するように設けられている。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。たとえば、平面視で円柱が互いに接する必要はない。所定の波長において回折格子の格子点として作用すれば、互いに離間してもまたは重なってもよい。また、第2のピット64は円柱(平面形状が円)などとすることができる。
面発光量子カスケードレーザ5は、内部領域33のうち第1のピット61が設けられない部分および外周領域34のうち第2のピット64が設けられない部分に設けられた上部電極35と、活性層20の面のうち、第1の半導体層30が設けられた面とは反対の側の面に設けられた第2の半導体層39と、第2の半導体層39の面のうち、活性層20の側とは反対の側の面に設けられた下部電極90と、をさらに有することができる。第2の半導体層39は、クラッド層39aおよび基板39bなどを有することができる。
第1の半導体層30および第2の半導体層39がn形層をそれぞれ含むと、サブバンド間遷移を生じるキャリアは電子である。第1の半導体層30の厚さは数μm、第2の半導体層39の厚さは数μmなどとすることができる。
上部電極35および下部電極90に印加された電界によりキャリアが量子井戸層を通過することによりサブバンド間遷移を生じ、波長が2μmから100μmの単一モードのレーザ光を放出する。
第1のピット61の格子間隔P1、および第2のピット64の格子間隔P2は、レーザ光80の媒質内波長程度とする。
参考のために、1次元格子の場合、レーザ光の取り出し方向について説明する。量子カスケードレーザ装置は、主としてTM(Transverse Magnetic)波が放出される。導波路において、回折格子による回折角をθ、回折格子の次数をM(整数)、回折次数をm(整数)とした場合、次式が成り立つ。

cosθ=1±2m/M 式(1)
1次回折格子の場合、式(1)に従って、m=0のモードは、0°方向、m=1のモードは180°方向に放出されるが、垂直方向には放出されない。
また、2次回折格子の場合、式(1)に従って、m=1のモードは導波路に対して±90°方向に散乱される。m=0およびm=2のモードは、導波路に平行な方向への散乱であるため、実質放出される光は±90°方向のみとなる。
図3(a)は図2(a)のA-A線に沿った模式断面図、図3(b)はB-B線に沿った模式断面図、である。
図3(a)に表すように、2次回折格子を含む内部領域33には、第1のピット61が2次元格子状に配置されている。活性層20に注入された電流によりキャリアのサブバンド間遷移が生じる。2次回折格子を共振器としてレーザ光82が生成され、活性層20の表面に平行な面において所定の方向に直線偏光されたTM波が伝搬する。
第1のピット61内では、水平面内の電界(または磁界)を積分してもゼロにはならない。このため、活性層20の垂直方向にTM波が漏れ出る。TM波は水平面内で所定の方向に直線偏光された状態を保ちつつ活性層20に対してほぼ垂直方向に放出される。このとき、それぞれのピットから放出された光が2次元格子により強めあって垂直方向に放出される。もし、第1のピット61の平面形状が重心を通り二次元格子のすべての辺に平行な線に関してそれぞれ対称である(たとえば円)とすると、第1のピット61内において、水平面内の電界の積分値がゼロとなり、垂直方向に漏れ出るTM波は少なくなる。すなわち、第1のピット61が2次回折格子を構成すると、±90°方向へ効率よく回折光を放出できる。
図3(b)に表すように、1次回折格子を含む外周領域34は、第2のピット64が2次元格子状に配置されている。第1の格子間隔P1は、第2の格子間隔P2の2倍とされる。たとえば、第2のピット64の周囲がInPであるとすると、格子間隔P2が1.467μm、真空内波長λが4.771μmとなる。外周領域34では、回折方向が活性層20の表面に平行な方向のみとなる。このため、外周領域34には、第1の面32に垂直方向に放出される光が存在できない。
外周領域34は、活性層20で発生し外周領域34内を活性層20の表面に平行な方向に伝搬しチップ側面に向かおうとするレーザ光82を1次回折格子により反射させ内部領域33に向かって戻す分布反射器(DBR:Distributed Bragg Reflector)として機能する。外周領域34のうち、内部領域33の側から外部側面Sに向かうレーザ光82の光強度は、チップ側面Sに向かうに従って急激に低下する。このため、チップ側面Sから外部に漏れるレーザ光を低減できる。その結果、発光効率を高めるとともに、不要輻射を抑制して安全性を高めることができる。もし漏れ光が大きいと、発光モードが変化しやすくなるので好ましくない。
図3(a)に表す第1のピット61の深さはD1、図3(b)に表す第2のピット64の深さもD1とする。ピットの深さは、活性層20に到達しており、活性層20の上面側に凹部が設けられる。活性層20の凹部が深すぎるとフォトニック結晶との光結合が密となるが、量子井戸層の積層数が減少するので好ましくない。
活性層20は、井戸層と障壁層とを含む量子井戸層からなるサブバンド間遷移発光領域と、緩和領域と、が交互に積層された構成とされる。量子井戸は、たとえば、SiがドープされIn0.669Ga0.331Asからなる井戸層と、SiがドープされIn0.362Al0.638Asからなる障壁層と、を含む。量子井戸層は、さらに少なくとも2つの井戸層と複数の障壁層とが交互に積層された単位構造である多重量子井戸(MQW:Multi-Quantum Well)構造を、たとえば、50~200層重ねることが好ましい。活性層20の厚さは、たとえば、1~4μmなどとすることができる。また、緩和領域も、量子井戸層を含むことができる。第2の半導体層39は、InPやGaAsなどからなる基板39bをさらに有することができる。
図4(a)は第1の実施形態の第1変形例にかかる内部領域の模式断面図、図4(b)は外周領域の模式断面図、である。
図4(a)に表す内部領域33の第1のピット61の深さはD2とし、図4(b)に表す外周領域34の第2のピット64の深さもD2とする。本変形例において、ピット深さD2は第1の半導体層30の厚さよりも小さく、第1のピット61および第2のピット64の底面は活性層20に到達しない。第1のピット61(61a、61b、61c)の底面と活性層20の表面との間隔、および第2のピット64の底面と活性層20との間隔が、たとえば、数μm以下であれば活性層20と二次元格子との光結合が可能である。
図5(a)は第1の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの温度分布を表すグラフ図、図5(b)は比較例にかかる面発光量子カスケードレーザの温度分布を表すグラフ図、である。
図5(a)、(b)において、縦軸は温度、横軸はチップ断面における水平方向位置、である。図5(b)に表すように、比較例にかかる面発光量子カスケードレーザ105は、二次元格子状に配置された二次回折格子を構成するフォトニック結晶を有する。二次回折格子のピットの平面形状は、平面形状の重心を通りかつ二次元格子の少なくとも1辺に平行な線に関して非対称とされる。
第1の実施形態の注入電流I1と比較例105の注入電流I2とは等しく、取り出されるレーザ光出力は、概ね等しいものとする。第1の実施形態では、光取り出し領域である内部領域33を取り囲むように外周領域34が設けられるので、活性層20の面積は、比較例105の活性層の面積よりも広い。第1の実施形態の熱抵抗は、比較例105の熱抵抗よりも低くなり活性層20内のピーク温度T1は、比較例105の活性層内のピーク温度T2よりも低くできる。このため、活性層20内の屈折率変化を低減でき発振モードが安定化する。また、温度上昇による効率低下や故障率上昇が抑制される。
なお、活性層から下方に向かうレーザ光は下部電極90により反射され、活性層20から上方に向かうレーザ光とともに、レーザ光80となって上方から放出される。
図6は、第2の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。
また、図7は、第2の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの上部電極を除いた部分模式平面図である。
面発光量子カスケードレーザ5は、活性層20と、第1の半導体層30と、を有する。第1の面32は、第1のピット63が第1の二次元格子を構成する内部領域33および第2のピット64が第2の二次元格子を構成する外周領域34を含む。なお、図7に表すように、第1のピット63と、第2のピット64とは重ならないことが好ましい。
第1のピット63の格子間隔P1は第2のピット64の格子間隔P2の2倍であり、外周領域34は内部領域33を取り囲む。
第1のピット63の開口端の平面形状は、平面形状の重心G1を通りかつ第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線(50または51)に関して非対称である。第2のピット64の開口端の平面形状は、平面形状の重心G2を通りかつ第2の二次元格子のすべての辺(52および53)に平行な線に関してそれぞれ対称である。レーザ光80は、内部領域33から活性層20に対して概ね垂直方向に放出される。
図6、7において、第1のピット63は直角三角柱(平面形状が直角二等辺三角形)、第2のピット64は円柱(平面形状が円)とする。但し、第1のピット63の平面形状は、直角二等辺三角形に限定されず非対称であればよい。
また、二次元格子が正方格子または直方格子である場合、第1のピット63の開口端の第1平面形状(円や三角形に限定されない)は、第1平面形状の重心G1を通りかつ第1の二次元格子の2辺それぞれに平行な線(50および51)に関して非対称とすると、光学異方性がさらに高まるのでより好ましい。
面発光量子カスケードレーザ5は、内部領域33のうち第1のピット63が設けられない部分および外周領域34のうち第2のピット64が設けられない部分に設けられた上部電極35と、活性層20の面のうち、第1の半導体層30が設けられた面とは反対の側の面に設けられた第2の半導体層39と、第2の半導体層39の面のうち、活性層20の側とは反対の側の面に設けられた下部電極90と、をさらに有することができる。
第1のピット63の格子間隔P1、および第2のピット64の格子間隔P2は、レーザ光80の媒質内波長程度とする。
図8(a)は図7のA-A線に沿った模式断面図、図8(b)はB-B線に沿った模式断面図、である。
2次回折格子を含む内部領域33は、第1のピット63が2次元格子状に配置されている。活性層20に注入された電流によりキャリアのサブバンド間遷移が生じる。2次回折格子を共振器としてレーザ光82が生成され、活性層20の表面に平行な面において所定の方向に直線偏光されたTM波が伝搬する。
図9(a)は第2の実施形態の第1変形例にかかる内部領域の模式断面図、図9(b)は外周領域の模式断面図、である。
図9(a)に表す内部領域33の第1のピットの深さはD2とし、図9(b)に表す外周領域34の第2のピットの深さもD2とする。本変形例において、第1のピット63および第2のピット64の深さD2は、第1の半導体層30の厚さよりも小さく、第1のピット63および第2のピット64の底面は活性層20に到達しない。第1のピット63の底面と活性層20の表面との間隔、および第2のピット64の底面と活性層20との間隔が、たとえば、数μm以下であれば活性層20と二次元格子との光結合が可能である。
図10は、第3の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式斜視図である。
また、図11(a)は図10のC-C線に沿った模式断面図、図11(b)は図10のD-D線に沿った模式断面図、図11(c)は、第2のピットの変形例であり、図10のD-D線に沿った模式断面図、である。
第1の半導体層30の第1の面32は、図6に表す第1の面32と同一であるものとする。図11(a)に表すように、内部領域33の第1のピット63の内面(側面および底面)、および外周領域34の第2のピット64の内面(側面64bおよび底面)を覆うように絶縁体層50が設けられ、絶縁体層50に覆われない第1の半導体層30の第1の面32の部分、および絶縁体層50の表面を覆うように上部電極36が設けられる。この場合、内部領域33は、面発光のための周期構造として機能する。絶縁体層50は、Si、SiO、ZnSe、CdTeなどとすることができる。
下部電極90のうち、平面視で内部領域33の一部と重なるように、開口部90aが設けられる。このため、二次元格子を構成するフォトニック結晶から放出されたレーザ光80は、上部電極36で反射され、活性層20を再び通過して、活性層20から直接に開口部90aに向かうレーザ光とともにレーザ光80となり開口部90aから概ね垂直方向に放出される。
第1のピット63および第2のピット64には、絶縁体層50を介して上部電極36が充填される。このため、発生熱は、上部電極36からヒートシンクなどを介して外部に排出することが容易となる。このため、活性層20内のピーク温度がさらに低減される。
図11(c)は、第2のピットの変形例であり、外周領域34の第2のピット64の一部の溝が深いトレンチ構造を表す。たとえば、波長が5μmのとき、溝の深さD4を5~10μmなどとすると、反射率が高められ、かつ光損失を増加させる。第2の領域34の二次元格子のチップ側面に向かう方向に沿って配列される数を数個に減らしても高い反射率とできるので、チップサイズを縮小することができる。
図12は、第3の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの活性層内の温度分布を説明するグラフ図である。
縦軸は温度、横軸は水平方向位置、である。下部電極90の中央部に開口部90aが設けられるものとすると、注入電流I3のうち内部領域33の注入電流を外周領域34の注入電流よりも低減できる。この結果、内部領域33での発生熱が低減され熱源を外側に向かって分散できるので、温度分布を双峰性に近づけ内部領域33での温度上昇を一層抑制できる。注入電流I3を第1の実施形態の注入電流I1と等しくすると、ピーク温度T3を、図5(a)のピーク温度T1よりも低くできる(T2>T1>T3)。なお、活性層で生成されたレーザ光のうち、上方に向かった光は、上部電極36により反射され、レーザ光80として開口部90aから放出される。
図13(a)は第4の実施形態の内部領域の模式断面図、図13(b)は第4の実施形態の外周領域の模式断面図、図13(c)は第4の実施形態の変形例の外周領域の模式断面図、である。
なお、図13(a)は、図10のC-Cに沿った模式断面図である。また、図13(b)、(c)は、図10のD-D線に沿った模式断面図である。
第1の半導体層30の第1の面32は、図6に表す第1の面32と同一であるものとする。図13(a)に表すように、内部領域33の第1のピット63の内面(側面および底面)、および外周領域34の第2のピット64の内面(側面および底面)、および第1の半導体層30の第1の面32の部分を覆うように絶縁体層50が設けられる。さらに、絶縁体層50の表面を覆うように上部電極36が設けられる。この場合、内部領域33は、面発光のための周期構造として機能する。絶縁体層50は、Si、SiO、ZnSe、CdTeなどとすることができる。
下部電極90のうち、平面視で内部領域33の一部を含む部分には、開口部90aが設けられる。このため、二次元格子を構成するフォトニック結晶から放出されたレーザ光80は、上部電極36で反射され、活性層20を再び通過して、活性層20から開口部90aに向かうレーザ光とともにレーザ光80となり開口部90aから概ね垂直方向に放出される。
第1のピット63および第2のピット64には、絶縁体層50を介して上部電極36が充填される。このため、発生熱は、上部電極36からヒートシンクなどを介して外部に排出することが容易となる。このため、活性層20内のピーク温度がさらに低減される。
図13(c)は、外周領域34の第2のピット64の一部の溝が深いトレンチ構造を表す。たとえば、波長が5μmのとき、溝の深さD4を5~10μmなどとすると、反射率が高められ、かつ光損失を増加させる。第2の領域34の二次元格子のチップ側面に向かう方向に沿って配列される数を数個に減らしても高い反射率とできるので、チップサイズを縮小することができる。
電子とホールとの再結合により発光する従来のpn接合レーザダイオード(LD)の発光層は電流注入密度が低い時には発光波長に対して光吸収層として作用する。このため発光層内に電流注入が行われていない領域が存在するとその領域は光吸収領域となり、レーザのしきい値電流の上昇など性能の低下を招く。一方、量子カスケードレーザの発光層では電流が注入されていない状態でも発光波長に対して光吸収は非常に少なく、電流注入されていない領域の光吸収は性能を低下させない。このため、本実施形態のように内部領域33では電流注入を行わず光取出しのために用い、かつ外周領域34で電流注入を行う構造としても性能の低下は生じない。
この構造においては外周領域34で発生したレーザ光を内部領域33のモード制御しやすい領域に集めて、内部領域33から単一モードの光として取り出すことが可能となる。光を集めることで光密度は高くなるが、電流注入されていないため、電流注入領域よりも温度上昇や温度差が小さくなり、安定したレーザ発振が期待できる。光を発生する外周領域34の面積をモード制御され光取り出し可能な内部領域33の面積よりも大きくできるので、外周領域の電流密度を低減し放熱性を高めることができる。このため、高出力での動作が従来のpn接合レーザダイオードに比べ格段に安定となる。
図14(a)は第5の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの模式平面図、図10(b)は正三角格子を含む内部領域の模式平面図、である。
内部領域33は、正三角形の平面形状を有する第1のピット63により2次回折格子が形成される。なお、第1のピット63は、平面形状の重心G3を通りかつ正三角格子の3辺に平行な直線54、55、56に関して非対称となるように配置される。第1のピット63の平面形状は、正三角形でなくてもよい。外周領域34は、第2のピット64が円平面形状である正三角格子とする。また、内部領域63の格子間隔P3は、外周領域34の格子間隔P4の2倍とされる。内部領域33の概ね垂直方向に、レーザ光を放出できる。
図15は、第6の実施形態にかかる面発光量子カスケードレーザの部分模式平面図である。
第1のピット63の平面形状は、平面形状の重心G1を通りかつ第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線(50または51)に関して非対称である。第2のピット64の平面形状は、平面形状の重心G2を通りかつ第2の二次元格子のすべての辺(50および51)に平行な線に関してそれぞれ対称である。
本変形例において、二次元格子は、正方格子とする。第2のピット64の格子間隔P1は第1のピット63の格子間隔P1と同一で有り、ともに1次回折格子のフォトニック結晶として作用する。内部領域33は、第1のピット33の非対称性を利用して1次回折格子により活性層に対してほぼ垂直方向にレーザ光を放出する。外周領域34は、第2のピット64の対称性を利用して、活性層に平行な面内において、内部領域33から外周領域34に向かって放出されたレーザ光を外周領域34により反射して内部領域33に戻すことができる。
第1~第6の実施形態およびそれらに付随する変形例によれば、放熱性が高められ、チップ側面からの光の漏れが低減された面発光量子カスケードレーザが提供される。これらの面発光量子カスケードレーザは、環境分析装置、危険物検出装置、レーザ加工装置などに広く用いることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5 面発光量子カスケードレーザ、20 活性層、30 第1の半導体層、32 第1の面、33 内部領域、34 外周領域、35、36 上部電極、39 第2の半導体層、50 絶縁体層、61、63 第1のピット、64 第2のピット、80、82 レーザ光、90 下部電極、90a (下部電極の)開口部、P1、P3 (第1のピットの)格子間隔、P2、P4 (第2のピットの)格子間隔、G1 (第1のピットの)重心、G2 (第2のピットの)重心、G3 (正三角形ピットの)重心、D1、D2、D3、D4 ピットの深さ

Claims (11)

  1. 複数の量子井戸層が積層されサブバンド間遷移によりレーザ光を放出可能な活性層と、
    前記活性層の上に設けられ、第1の面を有する第1の半導体層であって、前記第1の面は第1のピットが第1の二次元格子を構成する内部領域および第2のピットが第2の二次元格子を構成する外周領域を含み、前記外周領域は前記内部領域を取り囲む、第1の半導体層と、
    前記第1のピットの側面および底面と、前記第2のピットの側面および底面と、前記内部領域のうち前記第1のピットが設けられない部分と、を覆う絶縁体層と、
    前記外周領域のうち前記第2のピットが設けられない部分を覆いかつ前記絶縁体層を介して前記第1のピット内および前記第2のピット内を充填する上部電極と、
    前記活性層の面のうち、前記第1の半導体層が設けられた面とは反対の側の面の側に設けられ中央部に開口部が設けられた下部電極であって、平面視で前記内部領域の一部が前記開口部内に含まれる、下部電極と、
    を備え、
    前記第1のピットの開口端の第1平面形状は、前記第1平面形状の重心を通りかつ前記第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線に関して非対称であり、
    前記第2のピットの開口端の第2平面形状は、前記第2平面形状の重心を通りかつ前記第2の二次元格子のすべての辺に平行な線に関してそれぞれ対称であり、
    前記第1の二次元格子の格子間隔は、前記第2の二次元格子の格子間隔の整数倍であり、
    前記下部電極の前記開口部から前記レーザ光が放出される、面発光量子カスケードレーザ。
  2. 前記内部領域へは電流が注入されない、請求項1記載の面発光量子カスケードレーザ。
  3. 複数の量子井戸層が積層されサブバンド間遷移によりレーザ光を放出可能な活性層と、
    前記活性層の上に設けられ、第1の面を有する第1の半導体層であって、前記第1の面は第1のピットが第1の二次元格子を構成する内部領域および第2のピットが第2の二次元格子を構成する外周領域を含み、前記外周領域は前記内部領域を取り囲む、第1の半導体層と、
    前記第1のピットの側面および底面と、前記第2のピットの側面および底面と、を覆う絶縁体層と、
    前記内部領域のうち前記第1のピットが設けられない部分と、前記外周領域のうち前記第2のピットが設けられない部分と、を覆い、かつ前記絶縁体層を介して前記第1のピット内および前記第2のピット内を充填する上部電極と、
    前記活性層の面のうち、前記第1の半導体層が設けられた面とは反対の側の面の側に設けられ中央部に開口部が設けられた下部電極であって、平面視で前記内部領域の一部が前記開口部内に含まれる、下部電極と、
    を備え、
    前記第1のピットの開口端の第1平面形状は、前記第1平面形状の重心を通りかつ前記第1の二次元格子の少なくとも1辺に平行な線に関して非対称であり、
    前記第2のピットの開口端の第2平面形状は、前記第2平面形状の重心を通りかつ前記第2の二次元格子のすべての辺に平行な線に関してそれぞれ対称であり、
    前記第1の二次元格子の格子間隔は、前記第2の二次元格子の格子間隔の整数倍であり、
    前記下部電極の前記開口部から前記レーザ光が放出される、面発光量子カスケードレーザ。
  4. 前記内部領域への注入電流が前記外周領域への注入電流よりも低い、請求項3記載の面発光量子カスケードレーザ。
  5. 前記第2のピットの深さは、前記第1のピットの深さよりも大きい、請求項1~のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
  6. 前記第2のピットの前記深さは、前記レーザ光の波長よりも大きい、請求項記載の面発光量子カスケードレーザ。
  7. 前記第1のピットの深さは前記活性層の内部に到達する、請求項1~のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
  8. 前記第2のピットの深さは、前記活性層内部に到達するか、前記活性層を貫通する、請求項1~のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
  9. 平面視において、前記第1のピットと前記第2のピットとは重ならない、請求項1~のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
  10. 前記第1の平面形状は複数の点対称である形状を含む、請求項1~のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
  11. 前記第1のピットの前記二次元格子は、正方格子または直方格子であり、
    前記第1のピットの前記開口端の前記第1平面形状は、前記第1平面形状の前記重心を通りかつ前記第1の二次元格子の2辺それぞれに平行な線に関して非対称である、請求項1~10のいずれか1つに記載の面発光量子カスケードレーザ。
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