JP7076363B2 - トンネル覆工コンクリートの打設方法 - Google Patents

トンネル覆工コンクリートの打設方法 Download PDF

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Description

本発明は、トンネル覆工コンクリートの打設方法に関する。
従来から、トンネル覆工コンクリートの打設方法については種々の方法が知られている。特開2008-88696号公報には、トンネル覆工の施工方法が記載されている。この施工方法では、開閉自在な複数の作業窓が形成されたアーチ状の型枠が用いられる。作業窓は、検測、コンクリートの打ち込み状況の確認、バイブレータによる締固め作業、及び、型枠の清掃作業のときに用いられる。
コンクリートの打設は、トンネルの下方の両側壁部から順次上方の天端部に向けて実行する。最初に型枠と側壁の間にコンクリートを打設し、このとき作業窓からコンクリートの打設用配管を挿入して打設用配管からコンクリートを型枠と側壁の間に打設する。また、コンクリートの打設用配管が挿入された作業窓とは別の作業窓からバイブレータを挿入し、打設されたコンクリートを締固める。このとき、複数の作業窓のそれぞれを介してトンネル内側からコンクリートの打設状況を視認することができる。
コンクリートが一定の高さまで打設されたことを確認した後、打設用配管を作業窓から取り出して作業窓を閉じる。そして、その作業窓よりも上方(天端部側)に位置する別の作業窓に打設用配管を挿入し、上記同様にコンクリートの打設、締固め、及び打設状況の確認を行う。トンネルの両側壁部の打設、締固め、及び打設状況の確認が完了した後には、トンネルの天端部の打設を行う。
型枠の最上部のラップ側には天端部第1吹上口が形成されており、型枠の最上部の妻側には天端部第2吹上口が形成されている。トンネルの天端部の打設では、まず、天端部第1吹上口に打設用配管を挿入して所定の圧力を付加しながらコンクリートの打設を行い、その後、天端部第2吹上口に打設用配管を挿入して所定の圧力を付加しながらコンクリートの打設を行う。
天端部のラップ側には、妻側に位置する巻揚機構から延び出す棒状部材の先端に取り付けられたバイブレータが設けられる。天端部へのコンクリートの充填後にバイブレータをラップ側から妻側に巻揚機構で引くことによって、ラップ側から妻側に向かってコンクリートの締固めを行う。なお、型枠の頂面には、天端部を開閉するクラウン窓が設けられる。しかしながら、このクラウン窓は作業開始前に閉じられるので、型枠の頂部を含む天端部へのコンクリートの打設状況を視認することはできない。
特許第5916353号公報には、天端部と、一対の側壁部と、一対の側壁部のそれぞれ及び天端部の間に位置する一対のアーチ部とを有するトンネル覆工の施工方法が記載されている。この施工方法では、一対の側壁部へのコンクリートの打設、及び一対のアーチ部へのコンクリートの打設を行った後に、天端部へのコンクリートの打設を行う。天端部へのコンクリートの打設では、天端部の上部内側に設けられた窓部までコンクリートを打設し、その後、窓部を閉じてから窓部よりも上部へのコンクリートの打設を行う。この上部へのコンクリートの打設は窓部を閉じた後に行われるため、型枠の頂部を含む天端部へのコンクリートの打設を視認することはできない。
特許第6240478号公報には、トンネル覆工用型枠を用いて行われるコンクリート打設方法が記載されている。トンネル覆工用型枠の天端部には、複数の吹上打設孔が設けられている。コンクリートの打設は複数の吹上打設孔のうち選択された吹上打設孔から行い、吹上打設孔の選択は規則的な順序にて行われる。各吹上打設孔は、円形状に開口しており、コンクリートの充填後には閉塞される。
特開2008-88696号公報 特許第5916353号公報 特許第6240478号公報
前述したコンクリートの打設方法では、トンネルの天端部を構成する型枠の底面に検査窓等の開口が形成されており、この開口を介してコンクリートの充填を行う。しかしながら、開口からのコンクリートの充填を行った後には開口を閉塞しなければならないので、天端部のコンクリートの打設状況を視認することができない。また、天端部におけるコンクリートの流動距離は他の部位と比較して長いため、コンクリートの材料分離を抑制しきれない可能性があり、トンネルの天端部のコンクリートに不具合を生じさせる懸念がある。トンネルの天端部のコンクリートに不具合が生じると、剥離等が生じる可能性がある。従って、トンネルの天端部のコンクリートの品質を高めることが求められる。
本発明は、トンネルの天端部のコンクリートの品質を高めることができるトンネル覆工コンクリートの打設方法を提供することを目的とする。
本発明に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法は、天端部と、天端部の両側のそれぞれに位置する一対の側壁部とを有するトンネルを構築するトンネル覆工コンクリートの打設方法であって、一対の側壁部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、天端部を形成する型枠の頂部から上方に筒状検査孔を突出する工程と、頂部以上、且つ頂部から上方に突出した筒状検査孔の上端以下の高さまでコンクリートを打設する工程と、当該高さまでコンクリートを打設した後に、筒状検査孔を閉鎖する工程と、当該高さよりも上方にコンクリートを打設する工程と、を備え、筒状検査孔は、型枠に対して上下に移動可能とされた筒状の側部を有する。
このトンネル覆工コンクリートの打設方法では、一対の側壁部のそれぞれにコンクリートを打設した後に、天端部を形成する型枠の頂部から上方に筒状検査孔を突出する。そして、型枠の頂部以上且つ筒状検査孔の上端以下の高さまでコンクリートを打設する。このコンクリートの打設では、型枠の頂部以上の高さまでコンクリートを流し込むことが可能であると共に、筒状検査孔から上方に身を乗り出して天端部へのコンクリートの流し込み及び打設状況の確認を行うことが可能である。従って、天端部のコンクリートの打設状況を確認することができる。また、型枠の頂部以上の高さへのコンクリートの打設状況を目視で確認しながら、型枠の頂部以上の高さのコンクリートの締固めを行うことができる。よって、型枠の頂部以上、すなわちトンネル内周面の上端以上の高さのコンクリートの締固めを目視で確認しながら行ってコンクリート内部の気泡を確実に除去することができるので、トンネルの天端部のコンクリートの品質を高めることができる。従って、天端部のコンクリートの不具合を抑制することができる。また、天端部へのコンクリートの打設は、筒状検査孔を閉鎖する前後のそれぞれにおいて2工程に分けて行うので、各工程における天端部へのコンクリートの打設量を減らすことができる。従って、コンクリートの材料分離をより確実に抑制することができるので、天端部のコンクリートの品質の更なる向上に寄与する。
また、側壁部は、一対の側部と、一対の側部のそれぞれ及び天端部の間に位置する一対の肩部とを有し、側部を形成する型枠には側部打設口が形成されており、肩部を形成する型枠の底面には肩部吹上口が形成されており、一対の側壁部のそれぞれにコンクリートを打設する工程は、側部打設口から一対の側部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、肩部吹上口から一対の肩部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、を含んでもよい。この場合、側部打設口から一対の側部のそれぞれにコンクリートを打設した後に、肩部吹上口から一対の肩部のそれぞれにコンクリートを打設する。従って、側壁部へのコンクリートの打設を2工程に分けて行うので、各工程における側壁部へのコンクリートの打設量を減らすことができる。その結果、コンクリートの材料分離を一層確実に抑制することができる。
また、前述のトンネル覆工コンクリートの打設方法は、当該高さよりも上方にコンクリートを打設する工程の後に、上方に打設されたコンクリートを締固める工程を備え、締固める工程では、打設されたコンクリートに挿入されているバイブレータをトンネルの軸線方向に移動させながらバイブレータを振動させて締固めを行ってもよい。この場合、トンネルの最上部へのコンクリートの打設後に、バイブレータをトンネルの軸線方向に移動させながら当該コンクリートの締固めを行う。従って、バイブレータを移動させながら締固めを行うことにより、トンネルの最上部のコンクリートの締固めを効率よく行うことができる。
また、前述の覆工コンクリートの打設方法は、筒状検査孔を閉塞する工程の後に、型枠の頂部から下方に筒状検査孔を引き抜く工程を備えてもよい。この場合、筒状検査孔を閉鎖した後に型枠の頂部から筒状検査孔を下方に引き込むことができる。従って、当該高さよりも上方に打設されたコンクリートの締固めにおいてバイブレータが筒状検査孔に当たることがないので、当該コンクリートの締固めを更に効率よく行うことができる。
本発明によれば、トンネルの天端部のコンクリートの品質を高めることができる。
実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法によって施工されるトンネルを概略的に示す斜視図である。 図1のトンネルの側面図である。 実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法で用いられる型枠から上方に突出する筒状検査孔の例を示す斜視図である。 図3の筒状検査孔の縦断面図である。 実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法の概要を示す断面図である。 図1のトンネルの肩部へのコンクリートの打設及び締固めを行う状態の例を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)、(d)及び(e)は、図1のトンネルの天端部への筒状検査孔の突出、及び天端部へのコンクリートの打設の手順を示す筒状検査孔の平面図及び縦断面図である。 天端部から筒状検査孔を下方に引き抜いた状態を示すトンネルの側面図である。 天端部のコンクリートの締固めを行う状態を模式的に示す側面図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本実施形態に係るトンネルTの施工は、例えば、地山J(図5参照)を掘削すると共に掘削面である内周面J1にモルタル(吹き付けコンクリート)を吹き付けた後、覆工用セントル1を設置してコンクリートCの打ち込みを行う。一例として、トンネルTは道路用トンネルであり、コンクリートCのスランプ値は15cm程度である。図1は、本実施形態に係る設置された覆工用セントル1、及びコンクリートCの打設を模式的に示している。図1に示されるように、覆工用セントル1は、コンクリートの吹き付けが完了した地山Jの内周面J1にコンクリートCを打設するときに用いられる。
覆工用セントル1はアーチ状の型枠2(フォーム群)を備えており、地山Jを掘削して得られた内周面J1と型枠2との間に形成される打設空間KにコンクリートCが打設される。コンクリートCの打設後には、その状態を所定時間維持することでコンクリートCの保護(養生)が行われる。
覆工用セントル1は、型枠2をトンネルTの内側(中心側)から支持するガントリ3を更に備え、ガントリ3は型枠2に対して合体及び分離可能とされている。型枠2は、逆U字状(馬蹄状)に形成されると共に下方に開放されている。ガントリ3は門型の移動式構台であり、トンネルTの内部にはガントリ3を案内するレール3aがトンネルTの軸線方向D1(長さ方向)に沿って敷設されている。
よって、ガントリ3は、トンネルTの軸線方向D1に移動可能である。ガントリ3は、型枠2をトンネルTの内側から押圧して支保する複数の支保部材4を備える。複数の支保部材4のそれぞれは、例えば、機械式の棒ジャッキであり、支保部材4の基端がガントリ3に連結されると共に、支保部材4の先端が型枠2に連結されている。
図1及び図2に示されるように、トンネルTのコンクリートCは、トンネルTの天端部T1及び側壁部T2を構成しており、側壁部T2はトンネルTの側部T21と肩部T22とを含んでいる。本実施形態に係る覆工コンクリートの打設方法では、側部T21へのコンクリートCの打設、及び肩部T22へのコンクリートの打設を行った後に、天端部T1へのコンクリートCの打設を2工程に分けて行う。天端部T1は、トンネルTの内周面T4の上端を含む天端下部T11と、天端下部T11の上部に位置してトンネルTの最上部を含む天端上部T12とを有する。
型枠2は、頂部2aから上方に突出する複数の筒状検査孔10を有し、天端部T1へのコンクリートCの打設は筒状検査孔10を用いて行われる。筒状検査孔10は、作業者Mが上方に身を乗り出して天端部T1のコンクリートCを目視で確認可能とする筒状の展張式検査窓であり、上下に移動可能とされている。作業者Mは、例えば、筒状検査孔10から身を乗り出して線状部材V1の先端に取り付けられたバイブレータVをコンクリートCの内部で振動させながら移動させることにより、コンクリートCの締固めを行う。
型枠2は、トンネルTの軸線方向D1及び周方向D2に沿って配列される複数の検査窓2bと、トンネルTの肩部T22に対向する複数の肩部吹上口2cと、トンネルTの天端部T1に対向する複数の天端吹上口2dと、トンネルTの側部T21に対向する側部打設口2eとを備える。検査窓2b、肩部吹上口2c、天端吹上口2d及び側部打設口2eは、例えば、共に矩形状とされている。また、肩部吹上口2c、天端吹上口2d及び側部打設口2eからはパイプがコンクリートCの打設空間Kに出されて、このパイプから打設空間KにコンクリートCが流れ込む。複数の肩部吹上口2c、複数の天端吹上口2d、及び複数の側部打設口2eは、例えば、コンクリートCの流動距離が2m以下となるように配置される。
検査窓2bは、例えば、トンネルTの肩部T22に対向する位置、又は側部T21に対向する位置のそれぞれに設けられてもよい。検査窓2bからは作業者Mが身を乗り出し、検査窓2bから身を乗り出した作業者Mは側部T21又は肩部T22のコンクリートCの打設状況を確認したりバイブレータVによるコンクリートCの締固めを行う。
肩部吹上口2c及び側部打設口2eのそれぞれは、例えば、検査窓2bの隣接位置に配置されている。肩部吹上口2c及び側部打設口2eのそれぞれからは、コンクリートCを供給するパイプが出されて当該パイプから側壁部T2へのコンクリートCの打設が行われる。軸線方向D1に沿って複数の肩部吹上口2c及び複数の側部打設口2eのそれぞれが並ぶように配置されている。例えば、肩部吹上口2c及び側部打設口2eのそれぞれは、軸線方向D1に沿って配置される複数の検査窓2bのうち偶数番目の検査窓2bの隣接位置に配置される。但し、肩部吹上口2c及び側部打設口2eの数、形状及び配置位置は適宜変更可能である。
天端吹上口2dは、例えば、筒状検査孔10の隣接位置に配置されている。天端吹上口2dからは、上記同様、パイプが出されて当該パイプから天端部T1の天端下部T11へのコンクリートCの打設が行われる。軸線方向D1に沿って複数の天端吹上口2dが並ぶように配置されている。例えば、天端吹上口2dは全ての筒状検査孔10の隣接位置に配置されていない。一例として、天端吹上口2dが配置された筒状検査孔10、及び天端吹上口2dが配置されていない筒状検査孔10が軸線方向D1に沿って交互に配置されていてもよい。このように、天端吹上口2dの数、形状及び配置位置は適宜変更可能である。
図3は、例示的な筒状検査孔10を簡略化して示す斜視図である。図4は、例示的な筒状検査孔10を簡略化して示す縦断面図である。図3及び図4に示されるように、筒状検査孔10は、例えば、型枠2に対して上下に移動可能とされた筒状の側部11と、側部11の上部に位置して筒状検査孔10を開閉可能とする蓋部12と、側部11を囲むと共に側部11及び型枠2の間に介在するシール部材13と、型枠2に対して側部11を上下にスライドするスライド機構(不図示)とを備える。
筒状検査孔10は、例えば、側部11の上部に蓋部12が設けられた上蓋式とされている。側部11は、例えば、円筒状とされている。蓋部12は、側部11の軸線方向D3に揺動可能とされた複数の弁部12aと、複数の弁部12aの間に形成されたパイプ挿通孔12bとを有する。弁部12aは、例えば、伸縮性素材によって構成されている。弁部12aは、側部11の上部において側部11の周方向D4に沿って伸びる軸部12cを中心として軸線方向D3に揺動自在とされている。
筒状検査孔10が閉じられる状態において、複数の弁部12aは型枠2(軸線方向D3に直交する平面)に沿うように互いに密着する。パイプ挿通孔12bは、平面視における蓋部12の中央に設けられる。筒状検査孔10が閉じられた状態においてパイプ挿通孔12bにはパイプP(図7参照)を軸線方向D3に沿って挿通可能とされている。これにより、筒状検査孔10が閉じられた状態で蓋部12から上方にコンクリートCを打設することが可能となる。なお、筒状検査孔10の構成は、上記の側部11、蓋部12、シール部材13及びスライド機構を備えた構成に限られず適宜変更可能である。
次に、本実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法について説明する。まず、図5に示されるように、掘削された地山Jの内周面J1との間にコンクリートCの打設空間Kが形成されるように型枠2を設置し、その後、側部T21のコンクリートCの打設、肩部T22へのコンクリートCの打設、天端下部T11へのコンクリートCの打設、及び天端上部T12へのコンクリートCの打設、をこの順で行う。
まず、図6に示されるように、一対の側部T21のそれぞれへのコンクリートCの打設を行う(一対の側部のそれぞれにコンクリートを打設する工程)。このとき、例えば、複数の側部打設口2e(図2参照)のそれぞれから打設空間KにコンクリートCを流し込み側部T21へのコンクリートCの打設を行う。そして、検査窓2bから作業者Mが線状部材V1付きのバイブレータVを側部T21のコンクリートCに挿入し、側部T21のコンクリートCをバイブレータVで振動させてコンクリートCの締固めを行う。
次に、一対の肩部T22のそれぞれへのコンクリートCの打設を行う(一対の肩部のそれぞれにコンクリートを打設する工程)。例えば、複数の肩部吹上口2cのそれぞれから打設空間KにコンクリートCを流して肩部T22へのコンクリートCの吹上打設を行い、上記同様、肩部T22のコンクリートCをバイブレータVで振動させてコンクリートCの締固めを行う。
続いて、図5に示されるように、天端下部T11を形成する型枠2の頂部2aから上方に筒状検査孔10を突出し、頂部2a以上、且つ頂部2aから上方に突出した筒状検査孔10の上端10a以下の高さHまでコンクリートCを打設する(筒状検査孔を突出する工程、筒状検査孔の上端以下の高さまでコンクリートを打設する工程)。すなわち、天端下部T11へのコンクリートCの打設を行う。
具体例として、図5及び図7(a)に示されるように、複数の弁部12aのそれぞれを下方に揺動させて筒状検査孔10を開放させた状態で、筒状検査孔10を型枠2から上方に突出させて天端吹上口2dから筒状検査孔10の周囲にコンクリートCを打設する。このとき、天端吹上口2dから打設空間KにパイプPを通してパイプPからコンクリートCを打設空間Kに注入し、コンクリートCが高さHに達するまでコンクリートCを打設する。このとき、筒状検査孔10から作業者Mが身を乗り出してバイブレータVでコンクリートCの締固めを行うと共にコンクリートCの打設状況の確認を行うことにより、トンネルTの内周面T4の上端を含む天端下部T11のコンクリートCの品質を確保する。
図7(b)に示されるように、複数の弁部12aのそれぞれを上方に揺動させて筒状検査孔10を閉塞し、パイプ挿通孔12bから打設空間KにパイプPを挿入した状態で筒状検査孔10の下方へのスライド移動を開始する(筒状検査孔を閉鎖する工程)。そして、図7(c)に示されるように、天端上部T12へのコンクリートCの打設を行うと共に、筒状検査孔10の下方への引き抜きを行う(高さHよりも上方にコンクリートを打設する工程、型枠の頂部から下方に筒状検査孔を引き抜く工程)。
続いて、図7(d)、図7(e)及び図8に示されるように、型枠2の下方への筒状検査孔10の引き抜きを継続し、筒状検査孔10の上端10aが型枠2の高さまで下がった後、パイプ挿通孔12bからパイプPを下方に抜いてパイプ挿通孔12bを蓋部材15によって封止する。
そして、図9に示されるように、高さHよりも上方(天端上部T12)に打設されたコンクリートCの締固めを行う(上方に打設されたコンクリートを締固める工程)。このとき、例えば、バイブレータV付きの線状部材V1を軸線方向D1に沿うようにコンクリートCに挿入し、バイブレータVをコンクリートCの軸線方向D1の一端まで挿入する。その後、バイブレータVでコンクリートCを振動させながら線状部材V1を軸線方向D1の他端側に移動させ、バイブレータVを徐々に軸線方向D1の他端側に移動させながらコンクリートCの締固めを行う。以上のように、天端上部T12のコンクリートCの締固めを行った後には、コンクリートCの硬化及び養生を行って一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法の作用効果について詳細に説明する。例えば図5に示されるように、本実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法では、一対の側壁部T2のそれぞれにコンクリートCを打設した後に、天端部T1を形成する型枠2の頂部2aから上方に筒状検査孔10を突出する。そして、型枠2の頂部2a以上且つ筒状検査孔10の上端10a以下の高さHまでコンクリートCを打設する。このコンクリートCの打設では、型枠2の頂部2a以上の高さHまでコンクリートCを流し込むことが可能であると共に、作業者Mが筒状検査孔10から上方に身を乗り出して天端部T1へのコンクリートCの流し込み及び打設状況を確認することができる。
従って、型枠2の頂部2a以上の高さHへのコンクリートCの打設状況を目視で確認しながら、型枠2の頂部2a以上の高さHのコンクリートCの締固めを行うことができる。よって、型枠2の頂部2a以上、すなわちトンネルTの内周面T4の上端以上の高さHのコンクリートCの締固めを目視で状況を確認しながら行ってコンクリートCの内部の気泡を確実に除去することができるので、トンネルTの天端部T1のコンクリートCの品質を高めることができる。
従って、天端部T1のコンクリートCの不具合を抑制することができる。また、天端部T1へのコンクリートCの打設は、筒状検査孔10を閉鎖する前後のそれぞれに2工程に分けて行う。すなわち、天端下部T11へのコンクリートCの打設工程と、天端上部T12へのコンクリートCの打設工程とを分けて行う。よって、各工程における天端部T1へのコンクリートCの打設量を減らすことができる。従って、コンクリートCの材料分離をより確実に抑制することができるので、天端部T1のコンクリートCの品質の更なる向上に寄与する。
また、図2に示されるように、側壁部T2は、一対の側部T21と、一対の側部T21のそれぞれ及び天端部T1の間に位置する一対の肩部T22とを有し、側部T21を形成する型枠2の底面には側部打設口2eが形成されており、肩部T22を形成する型枠2の底面には肩部吹上口2cが形成されており、一対の側壁部T2のそれぞれにコンクリートCを打設する工程は、側部打設口2eから一対の側部T21のそれぞれにコンクリートCを打設する工程と、肩部吹上口2cから一対の肩部T22のそれぞれにコンクリートCを打設する工程と、を含んでいる。
よって、側部打設口2eから一対の側部T21のそれぞれにコンクリートCを打設した後に、肩部吹上口2cから一対の肩部T22のそれぞれにコンクリートCを打設する。従って、側壁部T2へのコンクリートCの打設を2工程に分けて行うので、各工程における側壁部T2へのコンクリートCの打設量を減らすことができる。その結果、コンクリートCの材料分離を一層確実に抑制することができる。
また、本実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法は、高さHよりも上方にコンクリートCを打設する工程の後に、図9に示されるように、当該上方(天端上部T12)に打設されたコンクリートCを締固める工程を備え、締固める工程では、打設されたコンクリートCに挿入されているバイブレータVをトンネルTの軸線方向D1に移動させながらバイブレータVを振動させて締固めを行う。よって、トンネルTの最上部へのコンクリートCの打設後に、バイブレータVをトンネルTの軸線方向D1に移動させながらコンクリートCの締固めを行う。従って、バイブレータVを移動させながら締固めを行うことにより、トンネルTの最上部のコンクリートCの締固めを効率よく行うことができる。
また、本実施形態に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法は、筒状検査孔10を閉塞する工程の後に、型枠2の頂部2aから下方に筒状検査孔10を引き抜く工程を備える。よって、筒状検査孔10を閉鎖した後に型枠2の頂部2aから筒状検査孔10を下方に引き込むことができる。従って、高さHよりも上方に打設されたコンクリートCの締固めにおいてバイブレータVが筒状検査孔10に当たることがないので、コンクリートCの締固めを更に効率よく行うことができる。
以上、本発明に係るトンネル覆工コンクリートの打設方法の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、トンネル覆工コンクリートの打設方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、天端上部T12へのコンクリートCの打設を行うと共に、筒状検査孔10の下方への引き抜きを行う例について説明した。しかしながら、この例に限られず、例えば、筒状検査孔10を引き下げるときにはコンクリートCの打設を行わなくてもよく、筒状検査孔10を引き下げた後に天端上部T12へのコンクリートCの打設を行ってもよい。
また、前述の実施形態では、スランプ値が15cm程度のコンクリートCについて説明した。しかしながら、コンクリートCの硬さ及び種類は適宜変更可能である。特に、本実施形態では、天端部T1のコンクリートCの品質を高めることができるため、種々の硬さのコンクリートCを用いることができ、適用できるコンクリートCの種類を増やすことができる。従って、例えば、天端上部T12に打ち込むコンクリートCの硬さを他の部位に打ち込むコンクリートCよりも柔らかくして、天端上部T12へのコンクリートCの打設を効率よく且つ精度よく行うことが可能である。
また、前述の実施形態では、円筒状の側部11を有する筒状検査孔10について説明した。しかしながら、例えば、筒状検査孔は角筒状であってもよく、型枠から上方に突出する筒状検査孔の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能である。また、蓋部の構成についても、複数の弁部12aを備える構成に限られず、例えば内開きの扉部材の蓋部、又は周方向にスライドして開閉する扉部等であってもよく、筒状検査孔の構成は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、線状部材V1の先端にバイブレータVが設けられる例について説明した。しかしながら、例えば、リールから延び出すコード、又は鋼棒の先端に取り付けられたバイブレータであってもよく、バイブレータの構成は適宜変更可能である。更に、前述の実施形態では、道路用トンネルであるトンネルTについて説明した。しかしながら、トンネルの用途、形状及び大きさは適宜変更可能であり、本発明は種々のトンネルの構築に適用させることができる。
1…覆工用セントル、2…型枠、2a…頂部、2b…検査窓、2c…肩部吹上口、2d…天端吹上口、2e…側部打設口、3…ガントリ、3a…レール、4…支保部材、10…筒状検査孔、10a…上端、11…側部、12…蓋部、12a…弁部、12b…パイプ挿通孔、12c…軸部、13…シール部材、15…蓋部材、C…コンクリート、D1…軸線方向、D2…周方向、D3…軸線方向、D4…周方向、J…地山、J1…内周面、K…打設空間、M…作業者、P…パイプ、T…トンネル、T1…天端部、T2…側壁部、T4…内周面、T21…側部、T22…肩部、V…バイブレータ、V1…線状部材。

Claims (4)

  1. 天端部と、前記天端部の両側のそれぞれに位置する一対の側壁部とを有するトンネルを構築するトンネル覆工コンクリートの打設方法であって、
    前記一対の側壁部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、
    前記天端部を形成する型枠の頂部から上方に筒状検査孔を突出する工程と、
    前記頂部以上、且つ前記頂部から上方に突出した前記筒状検査孔の上端以下の高さまでコンクリートを打設する工程と、
    前記高さまでコンクリートを打設した後に、前記筒状検査孔を閉鎖する工程と、
    前記高さよりも上方にコンクリートを打設する工程と、
    を備え
    前記筒状検査孔は、前記型枠に対して上下に移動可能とされた筒状の側部を有する、
    トンネル覆工コンクリートの打設方法。
  2. 前記側壁部は、一対の側部と、前記一対の側部のそれぞれ及び前記天端部の間に位置する一対の肩部とを有し、
    前記側部を形成する型枠には側部打設口が形成されており、前記肩部を形成する型枠の底面には肩部吹上口が形成されており、
    前記一対の側壁部のそれぞれにコンクリートを打設する工程は、
    前記側部打設口から前記一対の側部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、
    前記肩部吹上口から前記一対の肩部のそれぞれにコンクリートを打設する工程と、を含む、
    請求項1に記載のトンネル覆工コンクリートの打設方法。
  3. 前記高さよりも上方にコンクリートを打設する工程の後に、前記上方に打設されたコンクリートを締固める工程を備え、
    前記締固める工程では、打設されたコンクリートに挿入されているバイブレータを前記トンネルの軸線方向に移動させながら前記バイブレータを振動させて締固めを行う、
    請求項1又は2に記載のトンネル覆工コンクリートの打設方法。
  4. 前記筒状検査孔を閉塞する工程の後に、前記型枠の頂部から下方に前記筒状検査孔を引き抜く工程を備える、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のトンネル覆工コンクリートの打設方法。
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