JP7074488B2 - 超音波プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象の欠陥を検査する超音波プローブに関するものである。
従来、非破壊で鋼材等の検査対象に存在する欠陥を検査する手段の一つとして、いわゆる二振動子垂直プローブが知られている。例えば、特許文献1には、送信用振動子と、送信用音響的遅延材と、受信用振動子と、受信用音響的遅延材と、音響的隔離板と、を備える超音波探触子(二振動子垂直プローブ)が開示されている。
特開2003-302388号公報
特許文献1に記載されるような超音波探触子では、検査対象の内部に存在する欠陥を検知することは可能であるものの、検査対象の表面領域(表面ないしその近傍の領域)の欠陥を検査することはできない。
本発明の目的は、検査対象の内部領域に加え、表面領域に存在する欠陥をも検査することが可能な超音波プローブを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明者らは、いわゆる二振動子垂直プローブでの欠陥の検査時にクリーピング波が生じることに着目した。クリーピング波は、送信振動子から送信された超音波(縦波)が検査対象に横波として入射する際に生じる超音波であり、検査対象の表面領域を伝播する縦波である。このクリーピング波を用いることによって、検査対象の表面領域に存在する欠陥を検知可能となることに想到した。
本発明は、このような観点に基づいてなされたものである。具体的に、本発明は、超音波として縦波を送信する送信振動子と、超音波を受信する第1受信振動子と、超音波を受信する第2受信振動子と、超音波を吸収する音響隔離部と、前記送信振動子、前記第1受信振動子、前記第2受信振動子及び前記音響隔離部を保持するくさびと、を備え、前記くさびは、前記送信振動子から送信された縦波が横波として検査対象に入射し、かつ、前記横波の前記検査対象への入射時に前記検査対象の表面領域を伝播するクリーピング波を生じさせる角度で前記送信振動子を保持する送信振動子保持部と、前記検査対象内を伝播する横波が前記検査対象の内部領域に存在する欠陥で反射することにより生成された反射超音波を前記第1受信振動子が受信可能な角度で当該第1受信振動子を保持する第1受信振動子保持部と、前記送信振動子保持部と前記第1受信振動子保持部との間で前記音響隔離部を保持する音響隔離部保持部と、前記クリーピング波が前記検査対象の表面領域に存在する欠陥で反射することにより生成される反射クリーピング波を前記第2受信振動子が受信可能な角度で当該第2受信振動子を保持する第2受信振動子保持部と、を有する、超音波プローブを提供する。
本超音波プローブでは、送信振動子から送信されて検査対象の内部に進入した横波が検査対象の内部領域に存在する欠陥で反射することにより生成された反射超音波を受信する第1受信振動子と、送信振動子から送信された縦波の検査対象への入射時に生じたクリーピング波が検査対象の表面領域に存在する欠陥で反射することにより生成される反射クリーピング波を受信する第2受信振動子と、を有しているので、検査対象の内部領域に存在する欠陥に加え、表面領域に存在する欠陥をも検知することができる。なお、表面領域とは、検査対象の表面からクリーピング波の数波長程度の深さに相当する領域を意味する。
また、前記第2受信振動子保持部は、前記音響隔離部保持部と前記第1受信振動子保持部との間に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、送信振動子から送信された縦波を第2受信振動子が受信することが回避されるので、第2受信振動子が超音波を受信した際に生成される信号のSN比が高まる。
さらに、前記第2受信振動子保持部は、前記第1受信振動子と前記第2受信振動子とのなす角が70度以上110度以下となるように前記第2受信振動子を保持していることが好ましい。
このようにすれば、検査対象の内部領域に存在する欠陥での反射時に生成された反射超音波を第2受信振動子が受信することが抑制される。具体的に、前記反射超音波(横波)は、再びくさび内に進入するときに縦波になるので、この縦波を受信する第1受信振動子と第2受信振動子とのなす角が70度以上110度以下に設定されることにより、その縦波を第2受信振動子が受信することが抑制される。
また、前記超音波プローブにおいて、超音波を受信する第3受信振動子をさらに備え、前記くさびは、前記反射クリーピング波を前記第3受信振動子が受信可能な角度で当該第3受信振動子を保持する第3受信振動子保持部と、を有し、前記第3受信振動子保持部は、前記送信振動子保持部と前記第1受信振動子保持部とを結ぶ方向について前記送信振動子保持部を基準として前記音響隔離部保持部とは反対側に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、くさびのうち音響隔離部よりも送信振動子が配置されている側の直下に存在する欠陥と、くさびのうち音響隔離部よりも第1受信振動子が配置されている側の直下に存在する欠陥と、の識別が可能となる。
また、前記送信振動子は、広帯域振動子であることが好ましい。なお、広帯域振動子とは、1波又は2波程度の超音波パルスを発生する振動子を指す。
この態様では、送信振動子及び第1受信振動子によって検査対象の表面領域に存在する欠陥をも検知することが可能となる。具体的に、広帯域振動子から送信される超音波は、波の数が少ないので、検査対象の表面で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子での受信信号と、前記表面領域に存在する欠陥で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子での受信信号と、の識別が可能となる。
以上のように、本発明によれば、検査対象の内部領域に加え、表面領域に存在する欠陥をも検査することが可能な超音波プローブを提供することができる。
本発明の第1実施形態の超音波プローブの概要を示す図である。 送信振動子として広帯域振動子が用いられた場合に第1受信振動子で受信される受信信号の例を示す図である。 送信振動子として狭帯域振動子が用いられた場合に第1受信振動子で受信される受信信号の例を示す図である。 本発明の第2実施形態の超音波プローブの概要を示す図である。 図4に示される超音波プローブの斜視図である。 第1実施形態の超音波プローブの変形例を示す図である。 クリーピング波による欠陥検知信号の例を示す図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の超音波プローブ1について、図1を参照しながら説明する。本超音波プローブ1は、検査対象T(本実施形態では鋼材)の内部領域に存在する欠陥f1に加え、検査対象Tの表面ないしその近傍の領域(以下、「表面領域」と称する。)に存在する欠陥f2をも検査可能である。具体的に、この超音波プローブ1は、送信振動子10と、第1受信振動子20と、第2受信振動子30と、音響隔離部40と、くさび50と、を備えている。
送信振動子10は、超音波として縦波Lを送信する。具体的に、送信振動子10として、広帯域振動子(1波又は2波程度の超音波パルスを発生する振動子)が用いられることが好ましい。
第1受信振動子20及び第2受信振動子30は、それぞれ、超音波を受信するとともに、その超音波に対応した信号を生成する。この信号は、ケーブルを介して図示略の探傷装置に送られる。
音響隔離部40は、超音波を吸収する。本実施形態では、音響隔離部40は、コルクやゴム等からなる。
くさび50は、各振動子10,20及び音響隔離部40を保持する。具体的に、くさび50は、第1音響遅延材50Aと、第2音響遅延材50Bと、を有している。本実施形態では、第1音響遅延材50Aは、送信振動子10を保持する送信振動子保持部51と、音響隔離部40を保持する音響隔離部保持部54と、を有している。第2音響遅延材50Bは、第1受信振動子20を保持する第1受信振動子保持部52と、第2受信振動子30を保持する第2受信振動子保持部53と、を有している。
送信振動子保持部51は、送信振動子10から送信された縦波Lが横波Sとして検査対象Tに入射し、かつ、前記横波Sの検査対象Tへの入射時に検査対象Tの表面領域を伝播するクリーピング波Cを生じさせる角度で送信振動子10を保持する。具体的に、送信振動子保持部51は、検査対象Tの表面に垂直な直線と、送信振動子10から送信される縦波Lの送信方向(送信振動子10に垂直な方向)と、のなす角θ1が送信振動子10から送信される縦波Lの臨界角近傍の角度になるように送信振動子10を保持する。ここで、「臨界角近傍の角度」は、臨界角±5度であり、好ましくは、臨界角±3度である。なお、表面領域は、検査対象Tの表面からクリーピング波Cの数波長程度の深さに相当する領域を意味する。
第1受信振動子保持部52は、検査対象T内を伝播する横波Sが検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1で反射することにより生成された反射超音波を第1受信振動子20が受信可能な角度で第1受信振動子20を保持する。なお、反射超音波は、検査対象Tからくさび50の第2音響遅延材50Bに進入する際に縦波Lになる。第1受信振動子20が反射超音波(縦波L)を受信した際に生成される信号は、第1受信振動子20から前記探傷装置に送られる。つまり、送信振動子10及び第1受信振動子20によって検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1が検知される。
音響隔離部保持部54は、送信振動子保持部51と第1受信振動子保持部52との間で音響隔離部40を保持する。音響隔離部保持部54に音響隔離部40が保持されることにより、送信振動子10から第1音響遅延材50A内に送信された超音波が検査対象Tを経由することなく第1受信振動子20に至るのが抑制される。
第2受信振動子保持部53は、クリーピング波Cが検査対象Tの表面領域に存在する欠陥f2で反射することにより生成される反射クリーピング波を第2受信振動子30が受信可能な角度で当該第2受信振動子30を保持する。第2受信振動子30が反射クリーピング波を受信した際に生成される信号は、第2受信振動子30から前記探傷装置に送られる。つまり、送信振動子10及び第2受信振動子30によって検査対象Tの表面領域に存在する欠陥f2が検知される。本実施形態では、第2受信振動子保持部53は、音響隔離部保持部54と第1受信振動子保持部52との間に設けられている。この第2受信振動子保持部53は、第1受信振動子20と第2受信振動子30とのなす角θ2が70度以上110度以下となるように第2受信振動子30を保持することが好ましい。本実施形態では、第2受信振動子保持部53は、前記角θ2が90度となるように第2受信振動子30を保持している。
以上に説明したように、本実施形態の超音波プローブ1では、送信振動子10から送信されて検査対象Tの内部に進入した横波Sが検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1で反射することにより生成された反射超音波を受信する第1受信振動子20と、送信振動子10から送信された縦波の検査対象Tへの入射時に生じたクリーピング波Cが検査対象Tの表面領域に存在する欠陥f2で反射することにより生成される反射クリーピング波を受信する第2受信振動子30と、を有しているので、検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1に加え、表面領域に存在する欠陥f2をも検知することができる。
また、第2受信振動子保持部53は、音響隔離部保持部54と第1受信振動子保持部52との間に設けられているので、送信振動子10から送信された縦波Lを第2受信振動子30が受信することが回避される。よって、第2受信振動子30が超音波を受信した際に生成される信号のSN比が高まる。
さらに、第2受信振動子保持部53は、第1受信振動子20と第2受信振動子30とのなす角θ2が90度となるように第2受信振動子30を保持しているので、検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1での反射時に生成された反射超音波を第2受信振動子30が受信することが抑制される。具体的に、前記反射超音波(横波S)は、再びくさび50の第2音響遅延材50B内に進入するときに縦波Lになるので、この縦波Lを受信する第1受信振動子20と第2受信振動子30とのなす角が90度に設定されることにより、その縦波Lを第2受信振動子30が受信することが抑制される。
さらに、送信振動子10として前記広帯域振動子が用いられることにより、送信振動子10及び第1受信振動子20によって検査対象Tの表面領域のうちくさび50と重なっている部位(くさび直下)の一部(音響隔離部40の直下)に存在する欠陥f2′を検知することが可能となる。具体的に、広帯域振動子から送信される超音波は、波の数が少ないので、図2に示されるように、検査対象Tの表面で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子20での受信信号A1と、欠陥f2′で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子20での受信信号A2と、の識別が可能となる。一方、送信振動子10として狭帯域振動子が用いられた場合、図3に示されるように、検査対象Tの表面で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子20での受信信号a1と、欠陥f2′で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子20での受信信号a2と、の識別は困難である。なお、いずれの場合も、欠陥f1で反射することにより生成される反射超音波の第1受信振動子20での受信信号A3,a3は、他の受信信号から明確に識別可能である。
(第2実施形態)
次に、図4及び図5を参照しながら、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態の超音波プローブ1は、第3受信振動子35をさらに備え、くさび50は、第3受信振動子35を保持する第3受信振動子保持部55をさらに有している。
第3受信振動子35は、超音波を受信するとともに、その超音波に対応した信号を生成する。この信号は、ケーブルを介して前記探傷装置に送られる。
第3受信振動子保持部55は、前記反射クリーピング波を第3受信振動子35が受信可能な角度で第3受信振動子35を保持する。この第3受信振動子保持部55は、送信振動子保持部51と第1受信振動子保持部52とを結ぶ方向(図4の左右方向)について送信振動子保持部51を基準として音響隔離部保持部54とは反対側に設けられている。
本実施形態では、第1音響遅延材50Aの直下に存在する欠陥と第2音響遅延材50Bの直下に存在する欠陥との識別が可能となる。
また、図5に示されるように、第1音響遅延材50Aの表面うち第1音響遅延材50Aの下面を除く部位(図5で斜線で示されている部位)には、コルク等からなる超音波を吸収する吸収部60が設けられている。このため、送信振動子10から送信された縦波Lが第3受信振動子35で受信されることが抑制される。なお、図5では、吸収部60の図示は省略されている。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、第1実施形態では、第2受信振動子30を保持する第2受信振動子保持部53が第2音響遅延材50Bに設けられた例が示されたが、図6に示されるように、第2受信振動子保持部53は、第1音響遅延材50Aに設けられてもよい。この場合、第2実施形態と同様に、第1音響遅延材50Aに吸収部60が設けられることが好ましい。
次に、上記実施形態についてシミュレーションによる検証を実施した。この実施例では、送信振動子10の周波数が5MHzに設定され、前記角θ1が27度に設定され、前記角θ2が90度に設定された超音波プローブ1が用いられた。また、検査対象Tとして、表面に1mm×1mmの大きさの欠陥f2を有する鋼材が用いられた。
この超音波プローブ1で検査対象Tを検査したときに第2受信振動子30から得られた信号が図7に示されている。図7に示されるように、第2受信振動子30が反射クリーピング波を受信した際に生成される信号Bが明確に確認された。また、図示は省略するが、第1受信振動子20が反射超音波を受信した際に生成される信号も明確に確認された。このように、この実施例では、検査対象Tの内部領域に存在する欠陥f1に加え、表面領域に存在する欠陥f2をも検知可能であることが確認された。
1 超音波プローブ
10 送信振動子
20 第1受信振動子
30 第2受信振動子
35 第3受信振動子
40 音響隔離部
50 くさび
50A 第1音響遅延材
50B 第2音響遅延材
51 送信振動子保持部
52 第1受信振動子保持部
53 第2受信振動子保持部
54 吸収部保持部
55 第3受信振動子保持部
60 吸収部
C クリーピング波
L 縦波
S 横波

Claims (5)

  1. 超音波として縦波を送信する送信振動子と、
    超音波を受信する第1受信振動子と、
    超音波を受信する第2受信振動子と、
    超音波を吸収する音響隔離部と、
    前記送信振動子、前記第1受信振動子、前記第2受信振動子及び前記音響隔離部を保持するくさびと、を備え、
    前記くさびは、
    前記送信振動子から送信された縦波が横波として検査対象に入射し、かつ、前記横波の前記検査対象への入射時に前記検査対象の表面領域を伝播するクリーピング波を生じさせる角度で前記送信振動子を保持する送信振動子保持部と、
    前記検査対象内を伝播する横波が前記検査対象の内部領域に存在する欠陥で反射することにより生成された反射超音波を前記第1受信振動子が受信可能な角度で当該第1受信振動子を保持する第1受信振動子保持部と、
    前記送信振動子保持部と前記第1受信振動子保持部との間で前記音響隔離部を保持する音響隔離部保持部と、
    前記クリーピング波が前記検査対象の表面領域に存在する欠陥で反射することにより生成される反射クリーピング波を前記第2受信振動子が受信可能な角度で当該第2受信振動子を保持する第2受信振動子保持部と、を有する、超音波プローブ。
  2. 請求項1に記載の超音波プローブにおいて、
    前記第2受信振動子保持部は、前記音響隔離部保持部と前記第1受信振動子保持部との間に設けられている、超音波プローブ。
  3. 請求項2に記載の超音波プローブにおいて、
    前記第2受信振動子保持部は、前記第1受信振動子と前記第2受信振動子とのなす角が70度以上110度以下となるように前記第2受信振動子を保持している、超音波プローブ。
  4. 請求項2又は3に記載の超音波プローブにおいて、
    超音波を受信する第3受信振動子をさらに備え、
    前記くさびは、前記反射クリーピング波を前記第3受信振動子が受信可能な角度で当該第3受信振動子を保持する第3受信振動子保持部と、を有し、
    前記第3受信振動子保持部は、前記送信振動子保持部と前記第1受信振動子保持部とを結ぶ方向について前記送信振動子保持部を基準として前記音響隔離部保持部とは反対側に設けられている、超音波プローブ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の超音波プローブにおいて、
    前記送信振動子は、広帯域振動子である、超音波プローブ。
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