JP7072454B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋付き容器に関する。
容器本体が開栓されたことを容易に視認できるようにするために、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、容器本体の口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋本体、及び、蓋本体に破断可能な弱化部を介して連結され、口部の係止部に対して下方から係止する分離リングを有する蓋体と、を備える蓋付き容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような蓋付き容器では、蓋体の口部に対する螺着を解除することによって弱化部を破断して分離リングを蓋本体から分離させており、弱化部が破断する際に生じる破断音や破断時の感触によって、使用者が蓋体を開栓している感覚を得ることができる。
特開2007-297097号公報
しかしながら、上記従来の蓋付き容器においても、蓋体を開栓している感覚をより一層高めることに対する要求があった。
そこで、本発明は、使用者が蓋体を開栓している感覚をより一層得ることができる蓋付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の蓋付き容器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋体と、を備える蓋付き容器であって、前記蓋体には、前記口部に離脱可能に配設され、前記蓋体と前記口部との間をシールするシール部が設けられており、前記蓋体と前記口部との螺着が解除された状態で、前記シール部が前記口部に嵌合されて前記蓋体と前記口部との間のシールを維持しており、前記口部には、前記蓋体が離脱可能に螺着された筒状のネジ筒部材が当該口部に対して容器軸回りに回転不能に装着されており、前記シール部が、前記ネジ筒部材に離脱可能に嵌合されていることを特徴とする。
この発明では、蓋体を口部に対して容器軸回りに回転させることによって蓋体と口部との螺着を解除した後に、蓋体を口部に対して容器軸に沿う容器本体の底部側から離間する方向(上方)に移動させることにより、容器本体内と外部との間に圧力差が形成され、容器本体の内圧開放に伴って音が発生するので、蓋体を開栓している感覚を一層高めることができる。
すなわち、蓋体を容器本体の口部から螺着解除していくと、蓋体は、口部に対して上昇していく。ここで、内容物が例えば水であるときなど発泡性がない場合には、シール部が蓋体と口部との間のシールを維持しているので、蓋体を口部に対して上昇させていくと、容器本体の内圧が減圧されていく。一方、内容物が例えば炭酸飲料であるときなど発泡性がある場合には、シール部が蓋体と口部との間のシールを維持しているので、蓋体が口部に対して上昇させていく間に、容器本体内の陽圧が維持される。そして、蓋体を口部から螺着解除した後、シール部が蓋体と口部とのシールを維持しているので、蓋体を口部に対してさらに上昇させても、容器本体の内圧(陰圧または陽圧)が維持される。その後、蓋体を口部から離脱させてシール部によるシールを解除すると、離脱の直前に容器本体の内部と外部との間に差圧があり、容器本体の内部と外部との間で空気が流動することにより、容器本体の内圧(陰圧または陽圧)が開放される。このとき、音や感触が発生する。なお、蓋体を口部から離脱させてシール部によるシールを解除する際に容器本体の内部と外部との間に圧力差が生じているのであれば、内容物は、容器本体内を減圧または加圧した状態で充填されてもよい。ここで、容器本体内を加圧した状態で内容物を充填する場合には、上述のようにシール部によるシールを解除するために蓋体を口部に対して上昇させていくと、それ伴って容器本体内が減圧されるので、容器本体の内部と外部との間に圧力差が形成されるようにこの減圧分を考慮する。
このように、蓋体を容器本体から離脱させたとき生じる音や感触などにより、蓋体を開栓している感覚をより一層高めることができる。また、このような音や感触を通して、使用者は、蓋付き容器の開栓、開封が初めてなされたことを強く感じ、容器本体内に収容されている内容物の新鮮さ(例えば内容物の鮮度が高い状態や鮮度が保たれた状態)を容易に認識することができる。
また、この発明では、口部に蓋体を螺着させるためのネジ部が形成されていない場合であっても、口部にネジ筒部材を装着することによって上述した機能を有する蓋付き容器を形成することができる。そのため、容器本体の構成を大きく変更することなく、蓋体を開栓している感覚をより一層高める効果を付与することができる。
また、本発明の蓋付き容器では、前記蓋体が、前記口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋本体と、前記蓋本体に破断可能な弱化部を介して連結され、前記口部に対して容器軸に沿う前記容器本体の底部側から係止する分離リングと、を有し、前記蓋体と前記口部との螺着が解除された状態で、前記分離リングが前記蓋本体から分離されていてもよい。
この発明では、蓋体を容器本体の口部から螺着解除していくと、分離リングが蓋本体から分離されたときに分離リングを分離させる音や感触が生じるので、蓋体を開栓している感覚をさらに一層高めることができる。
この発明にかかる蓋付き容器によれば、蓋体を容器本体から離脱させたとき生じる音や感触などにより、蓋体を開栓している感覚をより一層高めることができる。また、このような音や感触を通して、使用者に対して容器本体が初めて開栓、開封されたことを強く認識させる共に、容器本体内に収容されている内容物の新鮮さ(例えば内容物の鮮度が高い状態や鮮度が保たれた状態)を容易に認識させることができる。
本発明の第1実施形態にかかる蓋付き容器を示す軸方向断面図である。 図1の蓋体を示す上面図である。 図1の蓋付き容器の使用方法を説明する軸方向断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる蓋付き容器を示す軸方向断面図である。 図4の蓋付き容器の使用方法を説明する軸方向断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる蓋付き容器を示す軸方向断面図である。 図6の蓋付き容器の使用方法を説明する軸方向断面図である。
以下、本発明による蓋付き容器の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している場合がある。
本実施形態にかかる蓋付き容器1は、図1及び図2に示すように、内部に内容物が収容された有底円筒状の容器本体2と、容器本体2の円筒状の口部3に装着された有頂円筒状の蓋体4と、を備える。内容物としては、例えば水のような発泡性のない液体や炭酸飲料のような発泡性の液体などが挙げられるが、このような液体に限定されず、ゲル状や固体状の内容物など他の形態の内容物であってもよい。また、内容物としては、特に飲料や食品のような鮮度を要求されるものが好適に挙げられる。
ここで、容器本体2及び蓋体4は、それらの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この中心軸線を容器軸Oと称し、図1に示すように、容器軸Oに沿って容器本体2の底部から蓋体4に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向、容器軸O回りで周回する方向を周方向とする。
容器本体2は、例えばポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂材料により一体に形成されており、有底円筒状の胴部5と、胴部5の上端に連設された口部3と、を有する。容器本体2は、口部3に蓋体4を螺着することによって、密封されている。
口部3の下端部には、平面視で円環状の係止突起部6と、係止突起部6よりも下方に位置し、平面視で円環状のネックリング7と、が径方向外側に向けて突設されている。
さらに、口部3には、円筒状のネジ筒部材10が装着されている。ネジ筒部材10は、口部3の外側に配設される円筒状の外筒部11と、口部3の内側に配設される円筒状の内筒部12と、外筒部11の上端と内筒部12の上端とを接続する平面視で円環状の環状接続部13と、を有する。これら外筒部11、内筒部12及び環状接続部13は、容器軸Oと同軸に配設されている。
外筒部11は、口部3のうち係止突起部6よりも上方の部分に外嵌されており、外筒部11の上端部は、口部3の上端縁よりも上方に突出している。また、外筒部11の外周面には、第1ネジ部11Aが形成されている。さらに、外筒部11の下端部には、後述する冶具が係止可能な係止溝部11B(図3参照)が周方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、外筒部11の内周面には、上下方向に延在する通気溝部11Cが形成されている。
内筒部12は、口部3内に嵌合されており、内筒部12の上端部は、口部3の上端縁よりも上方に突出している。また、内筒部12の上端部と下端部との接続部分における内周面には、段部12Aが形成されており、この段部は、口部3の上端縁に載置されている。さらに、内筒部12の内周面には、平面視で円環状のシール突部12Bが径方向内側に向けて突設されている。シール突部12Bは、内筒部12の全周にわたって形成されている。内筒部12は、外筒部11と共に口部3を径方向で挟み込むことにより、ネジ筒部材10を口部3に対して容器軸O回りに回転不能に装着している。
蓋体4は、ネジ筒部材10に螺着された有頂円筒状の蓋本体21と、蓋体4の下端に弱化部22を介して連結された円環状の分離リング23と、を有する。これら蓋本体21及び分離リング23は、容器軸Oと同軸に配設されている。
蓋本体21は、有底円筒状の天壁部31と、天壁部31の下面から下方に延設され、外筒部11に螺着される円筒状の側壁部32と、を有する。これら天壁部31及び側壁部32は、容器軸Oと同軸に配設されている。
天壁部31は、平面視で円状の底板部33と、底板部33の外周縁から上方に延設された円筒状のシール筒部(シール部)34と、シール筒部34の上端から径方向外側に延設された平面視で円環状の環状板部35と、を有する。これら底板部33、シール筒部34及び環状板部35は、容器軸Oと同軸に配設されている。
底板部33は、上下方向で係止突起部6とネックリング7との間に位置している。
シール筒部34は、内筒部12よりも径方向内側に配設されており、シール筒部34の外周面は、シール突部12Bに当接している。蓋体4を口部3に装着した状態で、シール筒部34のうちシール突部12Bとの当接部分とシール筒部34の下端との間の上下方向の距離は、蓋体4をネジ筒部材10から螺着解除するまでのネジ筒部材10に対する移動距離よりも長くなっている。
環状板部35は、環状接続部13の上面に当接しており、環状板部35の外周縁部には、径方向外側に突出する操作部35Aが周方向に等間隔をあけて複数(本実施形態では6つ)形成されている。操作部35Aは、側壁部32よりも径方向外側に突出している。
側壁部32の内周面には、外筒部11の第1ネジ部11Aと螺合する第2ネジ部32Aが形成されている。側壁部32の下端縁は、外筒部11の下端縁よりも若干上方に位置している。
分離リング23は、弱化部22を介して側壁部32の下端縁に連結されている。分離リング23は、ネックリング7よりも上方に位置しており、係止突起部6と口部3のうち係止突起部6よりも下側の部分とを径方向外側から囲繞している。分離リング23は、円筒状のリング本体36と、リング本体36の内周面から径方向内側に向けて延設された係止部37と、を有する。
係止部37は、周方向に間隔をあけて複数設けられており、径方向内側に向かうにしたがって上方に向かうように傾斜している。そして、係止部37の先端部は、蓋体4を口部3に装着した後に係止部37を上方へ折り返すことによって、係止突起部6に対して下方から係止している。
次に、以上のような構成の蓋付き容器1の使用方法を説明する。
例えば操作部35Aに指をかけて蓋体4を口部3に対して螺着解除方向で容器軸O回りに回転させていくと、ネジ筒部材10が口部3に対して容器軸O回りに回転不能に装着されているので、蓋体4が口部3に対して上昇していく。ここで、シール突部12Bがシール筒部34に摺接しているので、蓋体4は、ネジ筒部材10、ひいては容器本体2との間のシールを維持しつつ上昇する。そのため、内容物が例えば水など発泡性がない場合には、蓋体4が口部3に対して上昇するにしたがって、容器本体2の内圧が減少する。また、内容物が例えば炭酸飲料などである場合には、蓋体4が口部3に対して上昇しても、容器本体2の陽圧状態が維持される。
一方、分離リング23は、係止部37が係止突起部6に対して下方から係止しているので、蓋体4と共には上昇しない。そのため、蓋体4を口部3に対して螺着解除すると、弱化部22が破断し、分離リング23は、蓋本体21から分離される。この状態において、図3において仮想線で示すように、シール突部12Bは、シール筒部34に当接しており、蓋体4と容器本体2との間のシールが維持されている。
図3に示すように、蓋体4とネジ筒部材10との間の螺着を解除した後に蓋体4を口部3に対して引き上げると、内容物が例えば水など発泡性がない場合には、蓋体4の上昇に伴って、容器本体2の内圧がさらに減少する。また、内容物が例えば炭酸飲料などである場合には、蓋体4が口部3に対して上昇しても、容器本体2の陽圧状態が依然として維持される。このように、シール筒部34は、蓋体4をネジ筒部材10から離脱させてシール筒部34によるシールを解除する際に、容器本体2の内部と外部との間に差圧を生じさせる。そして、シール筒部34がシール突部12Bよりも上方に上昇すると、容器本体2の内圧(陰圧または陽圧)が開放され、内圧の開放と同時に例えば「ポン」などの音が生じる。また、音の発生に伴って感触なども生じる。
ここで、分離リング23を蓋本体21から分離する前は、蓋体4とネジ筒部材10とが螺合しているので、蓋体4をネジ筒部材10に対して螺着解除方向で容器軸O回りに回転させることで、係止突起部6に対して下方から係止している係止部37の抵抗力に抗して、蓋本体21をネジ筒部材10に対して確実に上昇させる。その後、蓋体4とネジ筒部材10との間の螺着を解除すると、第1及び第2ネジ部11A、32Aが螺合していないので、蓋体4を口部3に対して勢いよく引き上げることができる。これにより、容器本体2の内圧を急速に開放させて、内圧開放時に生じる音や感触をより確実に発生させる。その後、適宜内容物を注出する。
以上のようにして、蓋付き容器1を使用する。
なお、蓋付き容器1を製造する際には、まず、蓋体4とネジ筒部材10とを組み立てる。蓋体4のシール筒部34と側壁部32との間の空間にネジ筒部材10を挿入し、適宜冶具を係止溝部11Bに係止させて蓋体4とネジ筒部材10とを相対的に容器軸O回りに回転させることにより、蓋体4にネジ筒部材10を螺着させる。続いて、内容物を充填した容器本体2の口部3に、このような蓋体4及びネジ筒部材10の組立体を打栓する。打栓時における容器本体2内の余剰空気は、ネジ筒部材10の外筒部11に形成された通気溝部11Cを通して外部に放出される。打栓後は、シール突部12Bによって蓋体4と口部3との間のシールが維持されるので、容器本体2内の気体は、通気溝部11Cを通して外部に放出されない。蓋体4及びネジ筒部材10の組立体を口部3に打栓した後、係止部37を上方に折り返して係止突起部6に対して下方から係止させる。以上のようにして、蓋付き容器1を製造する。なお、蓋体4とネジ筒部材10とは、他の冶具を用いたり冶具を係止溝部11Bに係止させる以外の他の方法を用いたりすることによって組み立てられてもよい。また、蓋体4を口部3から離脱させてシール筒部34によるシールを解除する際に容器本体2の内部と外部との間に圧力差が生じるのであれば、内容物は、容器本体2内を減圧または加圧した状態で充填されてもよい。
以上、本実施形態にかかる蓋付き容器1によれば、蓋体4を口部3から離脱させたときに容器本体2の内圧開放に伴って音や感触を生じさせるので、蓋体4を開栓している感覚をより一層高めることができる。また、容器本体2の内圧開放に伴う音や感触を通して、使用者に対して蓋付き容器1が初めて開栓、開封されたことを強く感じさせ、容器本体2内に収容されている内容物の鮮度が高い状態や鮮度が保たれている状態のような内容物の新鮮さを容易に認識させることができる。そして、容器本体2の内圧開放に伴う音や感触に加えて、分離リング23を分離させる際に生じる音や感触により、蓋体4を開栓している感覚をさらに一層高めることができる。
さらに、口部3に蓋体4を螺着させるためのネジ部が形成されていなくても、口部3にネジ筒部材10を装着することによって上述した機能を有する蓋付き容器1を形成することができるので、容器本体2の構成を大きく変更することなく、蓋体4を開栓している感覚をより一層高める効果を付与することができる。
次に、本発明による蓋付き容器の第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、以下の図面において上記図面と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
本実施形態にかかる蓋付き容器50では、図4に示すように、容器本体51の口部52に第1ネジ部52Aが形成されており、有頂円筒状の蓋体53が口部52に直接螺着されている。
口部52の上端縁と第1ネジ部52Aの上端との間の上下方向の長さは、従来の容器本体の口部(例えば、第1実施形態にかかる容器本体2の口部)と比較して、例えば約3mm長くなっている。
蓋体53の蓋本体54は、平面視で円状の天壁部55と、天壁部55の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の側壁部56と、を有する。これら天壁部55及び側壁部56は、容器軸Oと同軸に配設されている。
天壁部55は、口部52の上端縁に当接しており、天壁部55の下面には、円筒状のシール筒部(シール部)55Aが下方に向けて突設されている。シール筒部55Aは、下方に向かうにしたがって若干拡径するように傾斜しており、シール筒部55Aの下端部は、口部52の内周面に摺接している。シール筒部55Aのうち口部52の内周面に当接する部分と口部52の上端縁との間の上下方向の距離は、蓋体53を口部52から螺着解除するための口部52に対する蓋体53の移動距離よりも長くなっている。
以上のような構成の蓋付き容器50の使用方法は、上述した第1実施形態にかかる蓋付き容器1の使用方法と同様であり、蓋体53を口部52に対して容器軸O回りに回転させると、図5に示すように、蓋体53は、シール筒部55Aが口部52の内周面に摺接した状態で口部52に対して上昇する。ここで、内容物が例えば水など発泡性がない場合には、容器本体51の内圧が減少し、内容物が例えば炭酸飲料などである場合には、容器本体51の陽圧状態が維持される。また、分離リング23は、弱化部22が破断することによって蓋本体54から分離される。そして、蓋体53と口部52との間の螺着を解除した後に、蓋体53を容器本体51から引き抜く。このとき、容器本体51の内圧(陰圧または陽圧)が開放され、音や感触が生じる。
以上のようにして、蓋付き容器50を使用する。
以上、本実施形態にかかる蓋付き容器50によっても、上述した第1実施形態にかかる蓋付き容器1と同様の作用、効果を奏する。
次に、本発明による蓋付き容器の第3実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、以下の図面において上記図面と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
本実施形態にかかる蓋付き容器60においても、図6に示すように、容器本体61の口部62に第1ネジ部62Aが形成されており、有頂円筒状の蓋体63が口部62に直接螺着されている。
口部62の上端部には、径方向外側に向けて突出する摺接突部62Bが全周にわたって形成されている。摺接突部62Bの上端は、口部62の上端縁に至る。また、口部62の上端縁と第1ネジ部62Aの上端との間の上下方向の長さは、上述した第2実施形態にかかる容器本体51と同様に、従来の容器本体と比較して、例えば約3mm長くなっている。
蓋体63の蓋本体64は、平面視で円状の天壁部65と、天壁部65の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の側壁部66と、を有する。これら天壁部65及び側壁部66は、容器軸Oと同軸に配設されている。
天壁部65は、口部62の上端縁に当接しており、天壁部65の下面には、円筒状のシール筒部65Aが下方に向けて突設されている。シール筒部65Aは、口部62の内周面に当接しているが、第2実施形態にかかるシール筒部55Aよりも上下方向の長さが短くなっている。
側壁部66のうち第2ネジ部66Aよりも上側の部分には、摺接突部62Bに摺接するシール突部(シール部)66Bが径方向内側に向けて突設されている。シール突部66Bは、側壁部66の全周にわたって形成されている。
シール突部66Bと口部62の上端縁との間の上下方向の距離は、蓋体63を口部62から螺着解除するための口部62に対する蓋体63の移動距離よりも長くなっている。
以上のような構成の蓋付き容器60の使用方法は、上述した第1及び第2実施形態にかかる蓋付き容器1、50の使用方法と同様であり、蓋体63を口部62に対して容器軸O回りに回転させると、図7に示すように、蓋体63は、シール突部66Bが摺接突部62Bに摺接した状態で口部62に対して上昇する。ここで、内容物が例えば水など発泡性がない場合には、容器本体61の内圧が減少し、内容物が例えば炭酸飲料などである場合には、容器本体61の陽圧状態が維持される。また、分離リング23は、弱化部22が破断することによって蓋本体64から分離される。このとき、シール筒部65Aは、口部62の上端よりも上方に位置しており、シール筒部65Aによる蓋体63と容器本体61との間のシールは解除されている。そして、蓋体63と口部62との間の螺着を解除した後に、蓋体63を容器本体61から引き抜く。このとき、容器本体61の内圧(陰圧または陽圧)が開放され、音や感触が生じる。
以上のようにして、蓋付き容器60を使用する。
以上、本実施形態にかかる蓋付き容器60によっても、上述した第1及び第2実施形態にかかる蓋付き容器1、50と同様の作用、効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、第1実施形態において、ネジ筒部材のシール筒部がシール部として機能しているが、例えば第3実施形態におけるシール部と同様に、ネジ筒部材の側壁部にシール部を設けるような構成としてもよい。このように、第1から第3実施形態にかかる構成を適宜組み合わせたり置換したりしてもよい。
蓋本体には、分離リングが弱化部を介して連結されているが、分リングが連結されていなくてもよい。また、分離リング部は、口部に形成された係止突起部に対して下方から係止しているが、口部の他の部分に対して下方から係止してもよく、例えば第1実施形態においてネジ筒部材に係止突起部を形成し、この係止突起部に対して下方から係止するように構成されてもよい。
各構成部材の説明において、「円筒状」などと記載しているが、楕円状や、三角形状、矩形状のような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
容器本体は、内圧の増減によって容積が実質的に増減しない容器であれば、他の構成であってもよい。
この発明によれば、使用者が蓋体を開栓している感覚をより一層得ることができる蓋付き容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,50,60 容器、2,51,61 容器本体、3,52,62 口部、4,53,63 蓋体、10 ネジ筒部材、21,54,64 蓋本体、22 弱化部、23 分離リング、34,55A シール筒部(シール部)、66B シール突部(シール部)

Claims (2)

  1. 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋体と、
    を備える蓋付き容器であって、
    前記蓋体には、前記口部に離脱可能に配設され、前記蓋体と前記口部との間をシールするシール部が設けられており、
    前記蓋体と前記口部との螺着が解除された状態で、前記シール部が前記口部に嵌合されて前記蓋体と前記口部との間のシールを維持しており、
    前記口部には、前記蓋体が離脱可能に螺着された筒状のネジ筒部材が当該口部に対して容器軸回りに回転不能に装着されており、
    前記シール部が、前記ネジ筒部材に離脱可能に嵌合されていることを特徴とする蓋付き容器。
  2. 前記蓋体が、前記口部に離脱可能に螺着された有頂筒状の蓋本体と、前記蓋本体に破断可能な弱化部を介して連結され、前記口部に対して容器軸に沿う前記容器本体の底部側から係止する分離リングと、を有し、
    前記蓋体と前記口部との螺着が解除された状態で、前記分離リングが前記蓋本体から分離されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
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Citations (8)

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