JP7063191B2 - 無線送信機 - Google Patents

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Description

本開示は、無線送信機に関する。
送信電力を所定の目標電力に制御する回路を備えた無線送信機がある。例えば特許文献1には、無線送信機の自動利得制御装置が開示されている。該自動利得制御装置は、高周波バースト信号の立ち下がり直前に直流増幅器の出力電圧を記憶保持し、次の高周波バースト信号の立ち上がり時に時定数回路へ供給する。そして、該時定数回路の出力が、利得制御電圧として用いられる。そして、該自動利得制御装置は、高周波バースト信号が立ち上がる毎に直流増幅器の出力電圧によって、記憶している電圧を更新している。
特開2006-216995号公報
ところで、直流増幅器の出力電圧(つまり、時定数回路の入力)はアンテナの負荷変動に対して反応が早い。すなわち、直流増幅器の出力電圧の変動傾向と時定数回路の出力電圧の変動傾向とは必ずしも一致しない可能性がある。このため、高周波バースト信号の立ち下がり直前に直流増幅器の出力電圧を記憶保持して次の高周波バースト信号の立ち上がり時に時定数回路へ供給したとしても、次の高周波バースト信号の送信時に好適な利得制御電圧を得ることができない可能性がある。
本開示の目的は、バースト信号の送信に好適な利得制御を実現することができる無線送信機を提供することにある。
一態様にかかる無線送信機は、バースト信号を出力する信号出力部と、前記バースト信号を利得制御電圧に応じた利得によって増幅して出力する利得可変増幅器と、無線信号の実送信電力と目標送信電力との差分に応じた制御電圧を生成する差動増幅器と、時定数回路を含み、前記制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する利得制御電圧調整部と、前記信号出力部から出力される第1のバースト信号の前に出力された第2のバースト信号を出力した際の利得制御電圧に基づいた調整信号を生成し、前記第1のバースト信号が出力される前の所定期間であり且つ前記信号出力部からバースト信号が出力されていない期間において、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部に出力する調整信号出力部と、を備え、前記利得制御電圧調整部は、前記調整信号が入力されていないときには生成された制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力し、前記調整信号が入力されているときには前記調整信号に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する。
本開示により、バースト信号の送信に好適な利得制御を実現することができる無線送信機を提供することができる。
第1実施形態の無線送信機の一例を示すブロック図である。 第1実施形態の無線送信機における利得制御装置の具体的な構成例を示す図である。 比較例の動作説明に供する図である。 第1実施形態の利得制御装置の動作説明に供する図である。 第1実施形態の送信開始時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の送信終了準備時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の利得制御電圧調整部の変形例を示す図である。 第2実施形態の利得制御装置の具体的な構成例を示す図である。 第2実施形態の利得制御装置の動作説明に供する図である。 第2実施形態の利得制御電圧調整部の変形例を示す図である。 第3実施形態の利得制御装置の一例を示すブロック図である。 第3実施形態の送信開始時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態の送信終了準備時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<第1実施形態>
<無線送信機の構成例>
図1は、第1実施形態の無線送信機の一例を示すブロック図である。図1において無線送信機10は、信号出力部(変調器)11と、可変利得増幅器12と、電力増幅器13と、方向性結合器14と、アンテナ15と、利得制御装置20とを有している。無線送信機10は、例えば、CW(Continuous Wave)モード、FM(Frequency Modulation)モード、SSB(Single Side Band)モードによって、無線信号を送信可能に構成されている。以下では、一例として無線送信機10がCWモードであるものとして説明する。
信号出力部(変調器)11は、高周波バースト信号(以下では、単に「バースト信号」と呼ぶ)を出力する。このバースト信号は、振幅が所定の傾きでゼロから所定値まで大きくなる「振幅増加部分(ランプアップ部分)」及び振幅が所定値において略一定となる「定常部分」を、振幅増加部分、定常部分の順番で含む。このバースト信号に「振幅増加部分」を含めることによって、占有帯域幅が広がることを防止することができる。信号出力部11は、例えばキーアップ時にはバースト信号を出力せず、キーダウン時にバースト信号を出力する。なお、このバースト信号は、さらに、振幅が所定の傾きで所定値からゼロまで小さくなる「振幅減少部分(ランプダウン部分)」を定常部分の次に含んでいてもよい。
可変利得増幅器12は、信号出力部11から出力されたバースト信号を、利得制御装置20から出力される「利得制御電圧」に応じた利得によって増幅し、増幅されたバースト信号を出力する。可変利得増幅器12から出力された増幅後のバースト信号は、電力増幅器13によって所定の利得で増幅される。そして、電力増幅器13によって増幅されたバースト信号は、方向性結合器14によって分配されて、一部がアンテナ15を介して放射され、残りが利得制御装置20へ入力される。
図1において利得制御装置20は、ピーク検出部21と、差動増幅器22と、利得制御電圧調整部23と、調整信号出力部24とを有している。
ピーク検出部21は、例えばダイオード(図示せず)を含み、方向性結合器14を介して入力されたバースト信号を整流する。これにより、ピーク検出部21にバースト信号が入力されているときには、ピーク検出部21からは脈流が出力される。
差動増幅器22は、ピーク検出部21の出力及び「参照電圧」が入力される。そして、差動増幅器22は、ピーク検出部21の出力と参照電圧との差分を増幅して「制御電圧」を生成して、生成された「制御電圧」を利得制御電圧調整部23へ出力する。ここで、ピーク検出部21の出力は、無線送信機10によって送信される無線信号の実際の送信電力である「実送信電力」に相当する一方、「参照電圧」は、無線送信機10によって送信される無線信号の「目標送信電力」に相当する。すなわち、差動増幅器22は、無線送信機10によって送信される無線信号の「実送信電力」と「目標送信電力」との差分に応じた「制御電圧」を生成する。また、「目標送信電力」は、例えば、他の通信機に対する干渉等を考慮した、送信電力の上限値である。この場合、利得制御装置20は、無線送信機10の「実送信電力」が「目標送信電力」を超えないように、「利得制御電圧」を制御する。
利得制御電圧調整部23は、時定数回路23Aを含んでいる。また、利得制御電圧調整部23は、差動増幅器22にて生成された「制御電圧」が入力され、また、調整信号出力部24から「調整信号」が入力される。そして、利得制御電圧調整部23は、「調整信号」が入力されていないときには、差動増幅器22にて生成された「制御電圧」に応じた「利得制御電圧」を出力する。一方、利得制御電圧調整部23は、調整信号が入力されているときには、「調整信号」及び差動増幅器22にて生成された「制御電圧」に応じた、「調整後の利得制御電圧」を出力する。
調整信号出力部24は、「調整信号出力期間」において、「調整信号」を利得制御電圧調整部23へ出力する。ここで、信号出力部11から出力される或る1つのバースト信号を「第1のバースト信号」と呼び、該第1のバースト信号よりも前に(例えば、1つ前に)信号出力部11から出力されるバースト信号を「第2のバースト信号」と呼ぶこととする。「第1のバースト信号」の送信に係る「調整信号出力期間」は、信号出力部11から第1のバースト信号が出力される前の所定期間であり且つ信号出力部11からバースト信号が出力されていない期間である。また、「調整信号」は、利得制御電圧調整部23から出力される上記「調整後の利得制御電圧」を「目標電圧」に近づけるために、調整信号出力部24から利得制御電圧調整部23へ出力される信号である。「目標電圧」は、「第2のバースト信号」の「定常部分」に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された「利得制御電圧」である。
以上のように第1実施形態によれば、この無線送信機10は、利得制御装置20の構成により、第2のバースト信号の定常部分に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を、「目標電圧」とすることができる。これにより、特許文献1と異なり、第1のバースト信号の送信に係る調整信号出力期間において、第2のバースト信号の定常部分に対応する利得制御電圧をより精度良く再現することができる。この結果として、バースト信号の送信開始時に適切な利得制御電圧を出力することができる。また、利得制御電圧調整部23が、調整信号が入力されているときには、調整信号及び差動増幅器22にて生成された制御電圧に応じた、「調整後の利得制御電圧」を出力するので、特許文献1のようなスイッチによる切替が不要となり、スイッチに起因したノイズやオーバーシュートを防止することができる。
<利得制御装置の具体的な構成例>
図2は、第1実施形態の無線送信機10における利得制御装置20の具体的な構成例を示す図である。
図2の利得制御装置20において差動増幅器22は、反転増幅器であり、反転入力端子(-)にはピーク検出部21の出力が接続され、非反転入力端子(+)には「参照電圧」が入力される。
利得制御電圧調整部23は、時定数回路23Aと、入力端子23B,23Cと、ダイオード23D,23Eと、出力端子23Fと、基準電圧源23Gとを有している。時定数回路23Aは、抵抗23A1と、コンデンサ23A2とを有している。
入力端子(第1入力部)23Bは、差動増幅器22の出力と接続されている。また、入力端子(第2入力部)23Cは、調整信号出力部24の出力と接続されている。また、出力端子(出力部)23Fは、可変利得増幅器12及び調整信号出力部24の入力と接続されている。
ダイオード23Dは、カソードが入力端子23Bと接続され且つアノードが接続点(第1接続点)P11と接続されている。また、ダイオード23Eは、カソードが入力端子23Cと接続され且つアノードが接続点P11と接続されている。
抵抗23A1は、一端が接続点P11と出力端子23Fとの接続ラインにおける接続点(第2接続点)P12と接続され且つ他端が基準電圧源23Gと接続されている。また、コンデンサ23A2は、一端が接続点P12と接続され且つ他端がグランドと接続されている。
調整信号出力部24は、検出部24Aと、制御部24Bと、調整信号生成部24Cと、記憶部24Dとを有している。
検出部24Aは、例えばアナログディジタルコンバータであり、バースト信号の定常部分に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を検出し、検出した利得制御電圧を制御部24Bへ出力する。
制御部24Bは、例えばプロセッサ(例えば、CPU:Central Processing Unit)であり、利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧の「最大値」と検出部24Aで検出された利得制御電圧との差分に基づいて、調整信号の電圧値を算出する。そして、制御部24Bは、算出した調整信号の電圧値を記憶部24Dに記憶させる。そして、制御部24Bは、調整信号出力期間において、記憶部24Dから調整信号の電圧値を読み出して、調整信号生成部24Cへ出力する。ここで、利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧の「最大値」は、調整信号出力期間を除く期間で且つ信号出力部11からバースト信号が出力されていない期間に利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧の値である。すなわち、調整信号出力期間の始まる直前では、無線信号が送信されていないので差動増幅器22の出力は最大となり、また調整信号も出力されていないので、利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧は、最大値となっている。
調整信号生成部24Cは、例えばディジタルアナログコンバータであり、制御部24Bから受け取った電圧値を有する調整信号を生成し、生成された調整信号を利得制御電圧調整部23へ出力する。
<無線送信機の動作例>
以上の構成を有する無線送信機の動作の一例について説明する。
〈比較例〉
まず、利得制御装置20が利得制御電圧調整部23及び調整信号出力部24を有していない場合、つまり、差動増幅器22の出力がそのまま利得制御電圧として用いられるケースを比較例として検討する。図3は、比較例の動作説明に供する図である。図3の最上段には、送信指示が示されている。図3の上から2段目には、可変利得増幅器12への入力、つまり、信号出力部11から出力されたバースト信号が示されている。図3の上から3段目には、可変利得増幅器12の出力、つまり、可変利得増幅器12で増幅されたバースト信号が示されている。図3の最下段には、利得制御電圧の推移が示されている。
信号出力部11は、タイミングt1において送信開始命令を受け取ると、つまり、送信指示が立ち下がると、バースト信号の出力を開始する。図3の上から2段目に示すように、バースト信号は、「振幅増加部分(ランプアップ部分)」、「定常部分」、及び「振幅減少部分(ランプダウン部分)」を含んでいる。上記の通り、占有帯域幅が広がることを防止するために、「振幅増加部分(ランプアップ部分)」及び「振幅減少部分(ランプダウン部分)」の形状、つまり、各部分の時間長及び振幅変化の傾きが定められている。すなわち、タイミングt1からタイミングt3までの期間で、振幅が所定の傾きでゼロから所定値まで大きくなることが定められている。
可変利得増幅器12は、信号出力部11から出力されたバースト信号を、利得制御装置20から出力される「利得制御電圧」に応じた利得によって増幅し、増幅されたバースト信号を出力する。占有帯域幅が広がることを防止するために、理想的には、可変利得増幅器12から出力されるバースト信号も、変化過程C2の様に、タイミングt1からタイミングt3までの期間で、振幅が所定の傾きでゼロから「目標出力電力」まで大きくなることが望まれる。
しかしながら、上記の通り、タイミングt1より前の期間では、無線信号が送信されていないので差動増幅器22の出力は最大となり、利得制御電圧も最大となっている。このため、可変利得増幅器12から出力されるバースト信号は、変化過程C1の様に、振幅が増加する傾きが急になり、タイミングt3より前のタイミングt2で「目標出力電力」に達してしまう。なお、タイミングt2からタイミングt3においても信号出力部11から出力されたバースト信号の振幅は増加するが、タイミングt2から利得制御電圧が減少することによって、可変利得増幅器12から出力されるバースト信号の電力は目標出力電力となっている。
〈第1実施形態における利得制御装置の動作例〉
図4は、図2の利得制御装置20の動作説明に供する図である。図4の最上段には、送信指示が示されている。図4の上から2段目には、可変利得増幅器12への入力、つまり、信号出力部11から出力されたバースト信号が示されている。図4の上から3段目には、可変利得増幅器12の出力、つまり、可変利得増幅器12で増幅されたバースト信号が示されている。図4の上から4段目には、調整信号出力部24の出力が示されている。図4の最下段には、利得制御電圧の推移が示されている。図4では、タイミングt12において送信開始命令が出力されており、タイミングt12より前のタイイングt11からタイミングt12までが「調整信号出力期間」とされている。
タイミングt11より前の期間では、無線信号が送信されていないので差動増幅器22の出力は最大となっており、入力端子23Bの電位は、接続点P12の電位よりも高い。このため、ダイオード23Dには電流が流れない。また、タイミングt11より前は調整信号出力期間ではないので、調整信号出力部24はハイ(High)信号を出力しており、入力端子23Cの電位は、接続点P12の電位よりも高い。このため、ダイオード23Eには電流が流れない。この結果、タイミングt11より前では、利得制御電圧調整部23は、出力端子23Fから、基準電圧源23Gの電圧と同じである利得制御電圧を出力する。
タイミングt11から調整信号出力期間が始まると、調整信号出力部24はロー(Low)信号(調整信号)を出力しており、入力端子23Cの電位は、接続点P12の電位よりも低くなる。このため、ダイオード23Eの順方向に電流が流れて、接続点P12の電位が低くなる。このため、利得制御電圧調整部23は、出力端子23Fから、基準電圧源23Gの電圧よりも低い利得制御電圧(調整後の利得制御電圧)を出力することになる。ここで、調整信号の電圧値は、検出部24Aで検出した値に基づいた値であり、例えば、検出部24Aで検出された利得制御電圧からダイオード23Eの電圧降下分を差し引いた値である。そして、検出部24Aで検出された利得制御電圧は、図4に示されるバースト信号よりも前に信号出力部11から出力されたバースト信号の定常部分に対応し、「目標電圧」とされる。このため、調整信号出力期間において調整信号が出力されることにより、送信開始命令が出力されるタイミングt12に利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧は、「目標電圧」に等しいか又は許容される誤差範囲内の電圧となっている。この結果として、図4の上から3段目に示されている可変利得増幅器12の出力は、図4の上から2段目に示されている可変利得増幅器12への入力と同様に、タイミングt12からタイミングt13まで増加しており、理想的な形となっている。
図5は、第1実施形態の無線通信機10における送信開始時の利得制御装置20の処理動作の一例を示すフローチャートである。
制御部24Bは、調整信号出力期間の開始タイミングが来ると、調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を開始させると共に、調整信号出力期間タイマをスタートさせる(ステップS101)。
制御部24Bは、調整信号出力期間タイマが満了するまで調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を継続させ(ステップS102NO)、調整信号出力期間タイマが満了すると(ステップS102YES)、調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を停止させる(ステップS103)。
制御部24Bは、信号出力部11に対して送信開始命令を出力して、バースト信号の出力を開始させる(ステップS104)。
図4の説明に戻り、信号出力部11は、タイミングt14において送信終了準備命令を受け取ると、つまり、送信指示が立ち上がると、バースト信号のランプダウンを開始する。バースト信号の振幅が小さくなっていくと、差動増幅器22の出力電圧が大きくなっていき、これに伴い、ダイオード23Dの順方向に流れる電流が小さくなっていく。これにより、利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧は、徐々に増加していくことになる。利得制御電圧が徐々に増加していくのは、時定数回路23Aは、利得制御電圧を下げる方向に対しては時定数が短く、短時間で作用する一方、利得制御電圧を上げる方向に対しては時定数が長く、利得制御電圧を下げる方向に対して長時間で作用するためである。このため、送信終了準備時には調整信号を用いなくても、図4の上から3段目に示されている可変利得増幅器12の出力は、図4の上から2段目に示されている可変利得増幅器12への入力と同様に、タイミングt14からタイミングt15まで減少している。
図6は、第1実施形態の無線通信機10における送信終了準備時の利得制御装置20の処理動作の一例を示すフローチャートである。
制御部24Bは、信号出力部11に対して送信終了準備命令を出力する前のタイミングで、検出部24Aに対して、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を検出させる(ステップS201)。これにより、検出部24Aは、バースト信号の定常部分に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を検出することができる。
制御部24Bは、検出部24Aで検出させた利得制御電圧に基づいて、調整信号の電圧値を算出する(ステップS202)。
制御部24Bは、算出した調整信号の電圧値を記憶部24Dに記憶させる(ステップS203)。
制御部24Bは、信号出力部11に対して送信終了準備命令を出力する(ステップS204)。
<変形例>
第1実施形態の利得制御電圧調整部23に対しては次のような変形を施してもよい。図7は、第1実施形態の利得制御電圧調整部23の変形例を示す図である。図7に示すように、利得制御電圧調整部23においてコンデンサ23A2は、抵抗23A1と並列に、両端が接続点P12及び基準電圧源23Gにそれぞれ接続されてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、無線通信機10における利得制御装置20の構成のバリエーションに関する。なお、第2実施形態の無線送信機10の構成は、第1実施形態の無線送信機10と同じなので、図1を参照して説明する。
<利得制御装置の具体的な構成例>
図8は、第2実施形態の無線通信機10における利得制御装置20の具体的な構成例を示す図である。第2実施形態における利得制御装置20は、第1実施形態の利得制御装置20と比べて、利得制御電圧調整部23の構成が異なっており、また、差動増幅器22が反転増幅器ではなく非反転増幅器である点で異なっている。
図8の利得制御装置20において差動増幅器22は、非反転増幅器であり、非反転入力端子(+)にはピーク検出部21の出力が接続され、反転入力端子(-)には「参照電圧」が入力される。
第2実施形態の利得制御電圧調整部23は、時定数回路23Aと、入力端子23B,23Cと、出力端子23Fと、基準電圧源23Gと、トランジスタ23H,23Iとを有している。
トランジスタ23Hは、ベースが入力端子23Bと接続され、エミッタがグランドに接続され、且つ、コレクタが接続点P21と接続されている。
トランジスタ23Iは、ベースが入力端子23Cと接続され、エミッタがグランドと接続され、且つ、コレクタが接続点P21と接続されている。
抵抗23A1は、一端が接続点P21と出力端子23Fとの接続ラインにおける接続点P22と接続され且つ他端が基準電圧源23Gと接続されている。また、コンデンサ23A2は、一端が接続点P22と接続され且つ他端がグランドと接続されている。
〈第2実施形態における利得制御装置の動作例〉
図9は、図8の利得制御装置20の動作説明に供する図である。図9の最上段には、送信指示が示されている。図9の上から2段目には、可変利得増幅器12への入力、つまり、信号出力部11から出力されたバースト信号が示されている。図9の上から3段目には、可変利得増幅器12の出力、つまり、可変利得増幅器12で増幅されたバースト信号が示されている。図9の上から4段目には、調整信号出力部24の出力が示されている。図4の最下段には、利得制御電圧の推移が示されている。図9では、タイミングt12において送信開始命令が出力されており、タイミングt12より前のタイイングt11からタイミングt12までが「調整信号出力期間」とされている。
タイミングt11より前の期間では、無線信号が送信されていないので非反転差動増幅器である差動増幅器22の出力は最小となっており、トランジスタ23Hのコレクタとエミッタとの間には電流が流れない。また、タイミングt11より前は調整信号出力期間ではないので、調整信号出力部24は第1実施形態とは違ってロー信号を出力しており、トランジスタ23Iのコレクタとエミッタとの間には電流が流れない。この結果、タイミングt11より前では、利得制御電圧調整部23は、出力端子23Fから、基準電圧源23Gの電圧と同じである利得制御電圧を出力する。
タイミングt11から調整信号出力期間が始まると、調整信号出力部24はハイ信号(調整信号)を出力しており、トランジスタ23Hのコレクタとエミッタとの間には電流が流れて、接続点P22の電位が低くなる。このため、利得制御電圧調整部23は、出力端子23Fから、基準電圧源23Gの電圧よりも低い利得制御電圧(調整後の利得制御電圧)を出力することになる。
信号出力部11は、タイミングt14において送信終了準備命令を受け取ると、つまり、送信指示が立ち上がると、バースト信号のランプダウンを開始する。バースト信号の振幅が小さくなっていくと、差動増幅器22の出力電圧が小さくなっていき、これに伴い、トランジスタ23Hのコレクタとエミッタとの間には電流が小さくなっていく。これにより、利得制御電圧調整部23から出力される利得制御電圧は、徐々に増加していくことになる。
<変形例>
第2実施形態の利得制御電圧調整部23に対しては次のような変形を施してもよい。図10は、第2実施形態の利得制御電圧調整部の変形例を示す図である。図10に示すように、利得制御電圧調整部23においてコンデンサ23A2は、抵抗23A1と並列に、両端が接続点P22及び基準電圧源23Gにそれぞれ接続されてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、無線通信機10における利得調整装置20の、調整信号出力部31の制御方法に関する。調整信号出力期間において、利得制御電圧調整部23から出力される調整後の利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下となるか又は調整信号出力期間が終了するまで、前回の調整信号の電圧値に修正値を加算した修正後の電圧値を有する修正後の調整信号を利得制御電圧調整部へ出力する。
<利得制御装置の構成例>
図11は、第3実施形態の利得制御装置の一例を示すブロック図である。なお、第3実施形態の無線送信機の構成は、第1実施形態の無線送信機10と同じなので、図1を参照して説明する。すなわち、第3実施形態の無線送信機は、図1の無線送信機10において利得制御装置20を、図11に示す第3実施形態の利得制御装置30に置き換えればよい。
図11において利得制御装置30は、ピーク検出部21と、差動増幅器22と、利得制御電圧調整部23と、調整信号出力部31とを有している。利得制御装置30における利得制御電圧調整部23の具体的な構成は、第1実施形態で説明した構成であってもよいし、第2実施形態で説明した構成であってもよい。利得制御電圧調整部23の具体的な構成が第1実施形態で説明した構成である場合、差動増幅器22は反転増幅器であり、利得制御電圧調整部23の具体的な構成が第2実施形態で説明した構成である場合、差動増幅器22は非反転増幅器である。調整信号出力部31は、第1実施形態及び第2実施形態で説明したように、利得制御電圧調整部23の具体的な構成に応じた調整信号を出力することになる。
図11において調整信号出力部31は、検出部24Aと、調整信号生成部24Cと、記憶部24Dと、制御部31Aとを有している。
制御部31Aは、第1実施形態及び第2実施形態の制御部24Bと同様に、検出部24Aに対して、バースト信号の定常部分に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を検出させる。そして、制御部31Aは、第1実施形態及び第2実施形態の制御部24Bと同様に、調整信号の電圧値を算出して該調整信号の電圧値を記憶部24Dに記憶させる。制御部31Aは、さらに、検出部24Aに検出させた、バースト信号の定常部分に対応する、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を、記憶部24Dに記憶させる。この記憶部24Dに記憶された利得制御電圧が「目標電圧」である。
制御部31Aは、調整信号出力期間が始まると、調整信号生成部24Cに対して、記憶部24Dに記憶されている電圧値を有する調整信号の出力を開始させる。
そして、制御部31Aは、調整信号出力期間において、「終了条件」が満たされるまで、調整信号生成部24Cから出力される「調整信号の修正処理」を繰り返し実行する。「終了条件」は、利得制御電圧調整部23から出力される調整後の利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下となること及び調整信号出力期間が終了することのいずれか一方が満たされることである。
例えば、第1の電圧値を有する調整信号が出力されているときの「調整信号の修正処理」は次のように行われる。すなわち、制御部31Aは、検出部24Aに対して、利得制御電圧調整部23から出力されている利得制御電圧を検出させる。そして、制御部31Aは、検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値より大きい場合、第1の電圧値に「所定の修正値」を加算することにより、修正後の電圧値を算出する。そして、制御部31Aは、修正後の電圧値を記憶部24Dに記憶させると共に、調整信号生成部24Cに対して、修正後の電圧値を有する調整信号を出力させる。この修正処理の次の修正処理では、記憶部24Dに記憶された該修正後の電圧値が上記の第1の電圧値として扱われる。なお、検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下である場合、制御部31Aは、修正処理を終了し、調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を停止させ、信号出力部11に対してバースト信号の出力を開始させる。また、検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下とならずに調整信号出力期間が終了した場合も、制御部31Aは、修正処理を終了し、調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を停止させ、信号出力部11に対してバースト信号の出力を開始させる。
<利得制御装置の動作例>
以上の構成を有する第3実施形態の利得制御装置の動作例について説明する。図12は、第3実施形態の送信開始時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
制御部31Aは、調整信号出力期間の開始タイミングが来ると、「使用電圧値」を「初期電圧値」に設定する(ステップS301)。「初期電圧値」は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、今回出力されるバースト信号の前に信号出力部11から出力されたバースト信号の定常部分に対応する利得制御電圧(「目標電圧値」)と利得制御電圧の「最大値」とに基づいて、制御部31Aによって算出された電圧値である。
制御部31Aは、調整信号生成部24Cに対して、使用電圧値を有する調整信号の出力を開始させると共に、調整信号出力期間タイマをスタートさせる(ステップS302)。
制御部31Aは、検出部24Aに対して、利得制御電圧調整部23から出力されている利得制御電圧を検出させる(ステップS303)。
制御部31Aは、検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS304)。
検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値より大きい場合(ステップS304NO)、制御部31Aは、現在の使用電圧値に対して修正値を加算することにより、使用電圧値を更新する(ステップS305)。
制御部31Aは、調整信号出力期間タイマが満了したか否かを判定する(ステップS306)。
調整信号出力期間タイマが満了していない場合(ステップS306NO)、制御部31Aは、調整信号生成部24Cに対して、更新後の使用電圧値を有する調整信号を出力させる(ステップS307)。
検出部24Aに検出させた利得制御電圧と「目標電圧」との差が所定値以下である場合(ステップS304YES)、制御部31Aは、調整信号生成部24Cに対して調整信号の出力を停止させ、信号出力部11に対してバースト信号の出力を開始させる(ステップS308)。なお、調整信号出力期間タイマが満了している場合も(ステップS306YES)、処理ステップは、ステップS308へ進む。
図13は、第3実施形態の送信終了準備時の利得制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
制御部31Aは、信号出力部11に対して送信終了準備命令を出力する前のタイミングで、検出部24Aに対して、利得制御電圧調整部23から出力された利得制御電圧を検出させる(ステップS401)。
制御部31Aは、検出部24Aに検出させた利得制御電圧を、記憶部24Dに記憶させる(ステップS402)。この記憶部24Dに記憶された利得制御電圧が「目標電圧」である。
制御部31Aは、検出部24Aで検出された利得制御電圧に基づいて、調整信号の電圧値を算出する(ステップS403)。
制御部31Aは、算出した調整信号の電圧値を記憶部24Dに記憶させる(ステップS404)。
制御部31Aは、信号出力部11に対して送信終了準備命令を出力する(ステップS405)。
<他の実施形態>
<1>第3実施形態では、「電圧初期値」を、第1実施形態又は第2実施形態と同様に、今回出力されるバースト信号の前に信号出力部11から出力されたバースト信号の定常部分に対応する利得制御電圧(「目標電圧値」)と利得制御電圧の「最大値」とに基づいて、制御部31Aによって算出された電圧値としているが、これに限定されない。例えば、「電圧初期値」は、予め定められた所定の電圧値であってもよい。これによっても、上記の修正処理を繰り返すことによって、調整信号出力期間において利得制御電圧を目標電圧に近づけることができる。
<2>第1実施形態から第3実施形態の利得制御装置20,30は、無線送信機10の電源がOFF状態からON状態になったとき、送信周波数が変更されたとき、又は、モードが変更されたときには、信号出力部11から最初に出力されるバースト信号の送信に際しては調整信号出力期間を設けずに、2番目以降のバースト信号の送信に際して調整信号出力期間を設けてもよい。この場合、利得制御装置20,30は、無線送信機10の電源がON状態からOFF状態になるとき、送信周波数の変更操作が為されたとき、又は、モードの変更操作が為されたときに、調整信号出力部24(記憶部24D)に記憶されている利得制御電圧、調整信号の電圧値をリセット(消去)してもよい。
10 無線送信機
11 信号出力部
12 可変利得増幅器
13 電力増幅器
14 方向性結合器
15 アンテナ
20,30 利得制御装置
21 ピーク検出部
22 差動増幅器
23 利得制御電圧調整部
23A 時定数回路
23A1 抵抗
23A2 コンデンサ
23B,23C 入力端子
23D,23E ダイオード
23F 出力端子
23G 基準電圧源
23H,23I トランジスタ
24,31 調整信号出力部
24A 検出部
24B,31A 制御部
24C 調整信号生成部
24D 記憶部

Claims (6)

  1. 無線送信機であって、
    振幅が所定の傾きでゼロから所定値まで大きくなる振幅増加部分及び振幅が前記所定値において略一定となる定常部分を、前記振幅増加部分、前記定常部分の順番で含むバースト信号を出力する信号出力部と、
    前記バースト信号を利得制御電圧に応じた利得によって増幅して出力する利得可変増幅器と、
    無線信号の実送信電力と目標送信電力との差分に応じた制御電圧を生成する差動増幅器と、
    時定数回路を含み、前記制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する利得制御電圧調整部と、
    前記信号出力部から出力される第1のバースト信号の前に出力された第2のバースト信号を出力した際の利得制御電圧に基づいた調整信号を生成し、前記第1のバースト信号が出力される前の所定期間であり且つ前記信号出力部からバースト信号が出力されていない期間において、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部に出力する調整信号出力部と、
    を備え、
    前記調整信号出力部は、
    前記第2のバースト信号の前記定常部分に対応する利得制御電圧を検出する検出部と、
    前記利得制御電圧に基づいて、前記調整信号の値を算出する制御部と、
    算出された値に基づいた調整信号を生成し、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部へ出力する調整信号生成部と、
    を具備し、
    前記調整信号出力部は、前記調整信号を出力する期間において、前記利得制御電圧調整部から出力される調整後の利得制御電圧と目標電圧との差が所定値以下となるか又は前記調整信号を出力する期間が終了するまで、前回の調整信号の電圧値に修正値を加算した修正後の電圧値を有する修正後の調整信号を前記利得制御電圧調整部へ出力し、
    前記利得制御電圧調整部は、
    前記調整信号が入力されていないときには生成された制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力し、前記調整信号が入力されているときには前記調整信号に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する、
    無線送信機。
  2. 前記差動増幅器は、反転増幅器であり、
    前記利得制御電圧調整部は、
    前記差動増幅器の出力と接続される第1入力部と、
    前記調整信号出力部の出力と接続される第2入力部と、
    前記利得制御電圧及び調整後の利得制御電圧を出力する出力部と、
    カソードが前記第1入力部と接続され且つアノードが第1接続点と接続される第1ダイオードと、
    カソードが前記第2入力部と接続され且つアノードが前記第1接続点と接続される第2ダイオードと、
    前記第1接続点と前記出力部との接続ラインにおける第2接続点と一端が接続され且つ他端が基準電圧源と接続される抵抗と、
    一端が前記第2接続点に接続し且つ他端がグランドに接続するコンデンサと、
    を具備する、
    請求項1に記載の無線送信機。
  3. 前記差動増幅器は、反転増幅器であり、
    前記利得制御電圧調整部は、
    前記差動増幅器の出力と接続される第1入力部と、
    前記調整信号出力部の出力と接続される第2入力部と、
    前記利得制御電圧及び調整後の利得制御電圧を出力する出力部と、
    カソードが前記第1入力部と接続され且つアノードが第1接続点と接続される第1ダイオードと、
    カソードが前記第2入力部と接続され且つアノードが前記第1接続点と接続される第2ダイオードと、
    前記第1接続点と前記出力部との接続ラインにおける第2接続点と一端が接続され且つ他端が基準電圧源と接続される抵抗と、
    前記抵抗と並列に、両端が前記第2接続点及び前記基準電圧源にそれぞれ接続されるコンデンサと、
    を具備する、
    請求項1に記載の無線送信機。
  4. 無線送信機であって、
    振幅が所定の傾きでゼロから所定値まで大きくなる振幅増加部分及び振幅が前記所定値において略一定となる定常部分を、前記振幅増加部分、前記定常部分の順番で含むバースト信号を出力する信号出力部と、
    前記バースト信号を利得制御電圧に応じた利得によって増幅して出力する利得可変増幅器と、
    無線信号の実送信電力と目標送信電力との差分に応じた制御電圧を生成する差動増幅器と、
    時定数回路を含み、前記制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する利得制御電圧調整部と、
    前記信号出力部から出力される第1のバースト信号の前に出力された第2のバースト信号を出力した際の利得制御電圧に基づいた調整信号を生成し、前記第1のバースト信号が出力される前の所定期間であり且つ前記信号出力部からバースト信号が出力されていない期間において、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部に出力する調整信号出力部と、
    を備え、
    前記調整信号出力部は、
    前記第2のバースト信号の前記定常部分に対応する利得制御電圧を検出する検出部と、
    前記利得制御電圧に基づいて、前記調整信号の値を算出する制御部と、
    算出された値に基づいた調整信号を生成し、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部へ出力する調整信号生成部と、
    を具備し、
    前記差動増幅器は、反転増幅器であり、
    前記利得制御電圧調整部は、
    前記差動増幅器の出力と接続される第1入力部と、
    前記調整信号出力部の出力と接続される第2入力部と、
    前記利得制御電圧及び調整後の利得制御電圧を出力する出力部と、
    カソードが前記第1入力部と接続され且つアノードが第1接続点と接続される第1ダイオードと、
    カソードが前記第2入力部と接続され且つアノードが前記第1接続点と接続される第2ダイオードと、
    前記第1接続点と前記出力部との接続ラインにおける第2接続点と一端が接続され且つ他端が基準電圧源と接続される抵抗と、
    一端が前記第2接続点に接続し且つ他端がグランドに接続するコンデンサと、
    を具備する、
    無線送信機。
  5. 無線送信機であって、
    振幅が所定の傾きでゼロから所定値まで大きくなる振幅増加部分及び振幅が前記所定値において略一定となる定常部分を、前記振幅増加部分、前記定常部分の順番で含むバースト信号を出力する信号出力部と、
    前記バースト信号を利得制御電圧に応じた利得によって増幅して出力する利得可変増幅器と、
    無線信号の実送信電力と目標送信電力との差分に応じた制御電圧を生成する差動増幅器と、
    時定数回路を含み、前記制御電圧に応じた利得制御電圧を前記利得可変増幅器へ出力する利得制御電圧調整部と、
    前記信号出力部から出力される第1のバースト信号の前に出力された第2のバースト信号を出力した際の利得制御電圧に基づいた調整信号を生成し、前記第1のバースト信号が出力される前の所定期間であり且つ前記信号出力部からバースト信号が出力されていない期間において、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部に出力する調整信号出力部と、
    を備え、
    前記調整信号出力部は、
    前記第2のバースト信号の前記定常部分に対応する利得制御電圧を検出する検出部と、
    前記利得制御電圧に基づいて、前記調整信号の値を算出する制御部と、
    算出された値に基づいた調整信号を生成し、前記調整信号を前記利得制御電圧調整部へ出力する調整信号生成部と、
    を具備し、
    前記差動増幅器は、反転増幅器であり、
    前記利得制御電圧調整部は、
    前記差動増幅器の出力と接続される第1入力部と、
    前記調整信号出力部の出力と接続される第2入力部と、
    前記利得制御電圧及び調整後の利得制御電圧を出力する出力部と、
    カソードが前記第1入力部と接続され且つアノードが第1接続点と接続される第1ダイオードと、
    カソードが前記第2入力部と接続され且つアノードが前記第1接続点と接続される第2ダイオードと、
    前記第1接続点と前記出力部との接続ラインにおける第2接続点と一端が接続され且つ他端が基準電圧源と接続される抵抗と、
    前記抵抗と並列に、両端が前記第2接続点及び前記基準電圧源にそれぞれ接続されるコンデンサと、
    を具備する、
    無線送信機。
  6. 前記調整信号出力部は、
    前記調整信号の出力期間以外では、前記第2ダイオードの順方向電流を抑止する信号を出力し、
    前記調整信号を出力する期間では、前記調整信号を出力する、
    請求項2からのいずれか一項に記載の無線送信機。
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