JP7062971B2 - ドアハンドル - Google Patents

ドアハンドル Download PDF

Info

Publication number
JP7062971B2
JP7062971B2 JP2018010585A JP2018010585A JP7062971B2 JP 7062971 B2 JP7062971 B2 JP 7062971B2 JP 2018010585 A JP2018010585 A JP 2018010585A JP 2018010585 A JP2018010585 A JP 2018010585A JP 7062971 B2 JP7062971 B2 JP 7062971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door handle
vehicle
door
vehicle body
stability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018010585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019127776A (ja
Inventor
勇一 横田
明秀 福山
茂 佐藤
浩史 山田
創 市川
義裕 藤浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018010585A priority Critical patent/JP7062971B2/ja
Priority to US16/199,949 priority patent/US10800467B2/en
Publication of JP2019127776A publication Critical patent/JP2019127776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7062971B2 publication Critical patent/JP7062971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/008Side spoilers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/14Handles pivoted about an axis parallel to the wing
    • E05B85/16Handles pivoted about an axis parallel to the wing a longitudinal grip part being pivoted at one end about an axis perpendicular to the longitudinal axis of the grip part

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 展示日 平成29年10月25日 展示会名、開催場所 第45回東京モーターショー2017 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
本開示は、ドアハンドルに関する。
特許文献1は、車両のドアハンドルを開示する。ドアハンドルは、長尺状を呈し、長手方向が車両前後方向に沿った状態で車両ドアに取り付けられる。ドアハンドルは、車両ドアに接続される前方部及び後方部と、前方部及び後方部との間に設けられたグリップ部と、を有する。
特開2017-150274号公報
特許文献1記載のドアハンドルにおいては、走行時においてグリップ部の内側に空気流が入り込んで乱流が発生する場合がある。発生した乱流は車体の安定性に影響を与えるおそれがある。本技術分野では、車体の安定性を向上させることができるドアハンドルが望まれている。
本開示の一態様は、長尺状を呈し、長手方向が車両前後方向に沿った状態で車両ドアに取り付けられるドアハンドルである。ドアハンドルは、車両ドアに接続される接続面を有する前方部及び後方部と、前方部及び後方部との間に設けられたグリップ部と、を備える。前方部の後端は、その前端よりも前方部の接続面に沿って長手方向外側に張り出しており、前方部の接続面において、前方部の後端の張り出し部分の角部の曲率半径は、4mm以下である。
乱流は、グリップ部の内側に入り込んだ空気流が滞流することにより発生する。ドアハンドルの前方部の後端の張り出し部分の角部の曲率半径が4mm以下の場合、前方部外面に沿って発生した空気流が張り出し部分で剥離するため、空気流がグリップ部の内側に入り込みにくくなる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。よって、このドアハンドルは、車体の安定性を向上させることができる。
一実施形態においては、前方部の後端は、グリップ部の内面を形成し、グリップ部の内面を形成する前方部の後端の立ち上がり角度は60°以上であってもよい。前方部の後端の立ち上がり角度が60°以上の場合、前方部外面に沿って発生した空気流が前方部の後端で剥離するため、グリップ部の内側に空気流が入り込みにくくなる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。
一実施形態においては、後方部の前端は、その後端よりも後方部の接続面に沿って長手方向外側に張り出しており、後方部の接続面において、後方部の前端の張り出し部分の角部の曲率半径は、5mm以上であってもよい。後方部の前端の張り出し部分の角部の曲率半径が5mm以上の場合、グリップ部の内側に入り込んだ空気流は、張り出し部分で剥離せず、グリップ部後方へ流れやすくなる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。
一実施形態においては、後方部の前端は、グリップ部の内面を形成し、グリップ部の内面を形成する後方部の前端の立ち上がり角度は90°以下であってもよい。後方部の前端の立ち上がり角度が90°以下の場合、グリップ部の内側に入り込んだ空気流は、後方部の前端で剥離せず、グリップ部後方へ流れやすくなる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。また、このドアハンドルは、後方部の側方(車両上下方向における上側と下側)を流れる空気流の剥離点と、後方部の上方(車両幅方向における外側)を流れる空気流の剥離点を後方部の後方で一致させることができるので、空気流の回り込みの発生を抑制することができる。
一実施形態においては、前方部は、その後端の位置と、グリップ部に対向する車両ドアの表面に設けられた凹部の前端の位置とが車両前後方向において一致するように、車両ドアに接続され、後方部は、その前端の位置と凹部の後端の位置とが車両前後方向において一致するように、車両ドアに接続されてもよい。この場合、空気流の壁面抵抗が軽減するため、車体表面に沿った空気流の流速を増速させることができる。
一実施形態においては、前方部は、その後端の位置と凹部の前端の位置との距離が車両上下方向において4mm以内となるように、車両ドアに接続され、後方部は、その前端の位置と凹部の後端の位置とが車両上下方向において4mm以内となるように、車両ドアに接続されてもよい。この場合、空気流の壁面抵抗が軽減するため、車体表面に沿った空気流の流速を増速させることができる。
一実施形態においては、後方部は、その後端がその前端よりも後方部の接続面に沿って長手方向内側に絞られており、かつ、後端が切り落とし形状とされており、後方部の接続面における後方部の絞られた外形に沿った方向と後方部の後端の外形に沿った方向とのなす角度である開き角度、及び、後方部の後端の立ち上がり角度の少なくとも一方が60°以上であってもよい。この場合、グリップ部後方において車体外面に沿った空気流の剥離を抑制することができる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。
一実施形態においては、前方部に形成され、車両幅方向の幅が前方部から後方部へ向かって広くなる第1傾斜部と、第1傾斜部よりも車両前後方向の後方に形成され、車両幅方向の幅が前方部から後方部へ向かって狭くなる第2傾斜部と、車両上下方向の幅が前方部から後方部へ向かって狭くなる第3傾斜部と、前方部と後方部とを結ぶ稜線と、を有し、後方部には、車両平面視で車両側面に対して切り立った形状となる変曲部が設定されてもよい。この場合、ドアハンドル近傍の空気流が整流され、増速される。その結果、ドアハンドルの主流(空気流の最速流れ)は車両ドアに近づき、空気流の車両ドアからの剥離が抑制される。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。
一実施形態においては、稜線に係る角度が60°以上160°以下であってもよい。この場合、ドアハンドル近傍の空気流が一層整流される。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を一層抑制することができる。
本開示によれば、車体の安定性を向上させることができるドアハンドルが提供される。
図1は、本実施形態に係るドアハンドルの取り付け位置の一例を説明する図である。 図2は、ドアハンドルの一例の斜視図である。 図3の(A)は、ドアハンドルの一例の正面図である。図3の(B)は、ドアハンドルの一例の側面図である。図3の(C)は、ドアハンドルの一例の上面図である。図3の(D)は、ドアハンドルの一例の裏面図である。図3の(E)は、ドアハンドルの一例の背面図である。 図4の(A)は、背面からみたドアハンドルの一例の斜視図である。図4の(B)は、ドアハンドルの一例の背面図である。 図5の(A)は、ドアハンドルの後方部の一例の上面図である。図5の(B)は、ドアハンドルの後方部の他の例の上面図である。図5の(C)は、ドアハンドルの後方部の他の例の上面図である。 図6の(A)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の側面図である。図6の(B)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の上面図である。図6の(C)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の背面図である。 図7は、ドアハンドルと車両のドアとの関係を説明する概要図である。 図8は、ドアハンドル近傍の気流の流れを説明する概要図である。 図9の(A)は、比較例に係るドアハンドルの圧力分布のシミュレーション結果である。図9の(B)は、実施例に係るドアハンドルの圧力分布のシミュレーション結果である。 図10の(A)は、比較例に係るドアハンドルの空気流の乱れのシミュレーション結果である。図10の(B)は、実施例に係るドアハンドルの空気流の乱れのシミュレーション結果である。 図11の(A)は、ボデー形状とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図11の(B)は、ドアハンドルの形状及び取付条件とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。 図12の(A)は、前方内面角度θBとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図12の(B)は、後方内面角度θCとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。 図13は、後方外面角度θD及び開き角度θEとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。 図14は、挟み角度θFとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。 図15の(A)は取付条件Aによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。図15の(B)は取付条件Bによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。図15の(C)は取付条件Cによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。図15の(D)は取付条件Dによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。図15の(E)は取付条件Eによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。 図16の(A)は、取付条件とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図16の(B)は、前方部の後端の曲率半径とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図16の(C)は、後方部の前端の曲率半径とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。
以下、図面を参照して、例示的な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
(ドアハンドルの概要)
図1は、本実施形態に係るドアハンドル1の取り付け位置の一例を説明する図である。図1においては、車両前後方向の前側は「FR」、車両幅方向(左右方向)の外側は「WD」、車両上下方向の上側は「UP」で示される。図1に示されるように、ドアハンドル1は、車両2の車両ドア3に取り付けられる。ドアハンドル1は、長尺状を呈し、長手方向が車両前後方向に沿った状態で車両ドア3に取り付けられる。例えば、ドアハンドル1は、長手方向に延びる中心軸線が、車両ドア3に沿って流れる空気流と並行となるように、車両ドア3に取り付けられる。ドアハンドル1は、一例として、車両ドア3に設けられた凹部3aに対向して設けられる。ドアハンドル1は、その周辺の空気流を整流し、空気流の流速を増速させるとともに乱流の発生を抑制する形状を呈する。
図2は、ドアハンドルの一例の斜視図である。以下の図面では、ドアハンドル1の長手方向をX軸方向、ドアハンドル1の幅方向をY軸方向、ドアハンドル1の高さ方向をZ軸方向とする。X軸方向は、図1の車両前後方向と一致し、Y軸方向は、図1の車両上下方向と一致し、Z軸方向は、図1の車両幅方向と一致する。ドアハンドル1は、長手方向において、先端から後端にかけて滑らかに形成される。
ドアハンドル1は、車両ドア3に接続される前方部10及び後方部12と、前方部10及び後方部12との間に設けられたグリップ部11とを有する。グリップ部11は、乗員などが車両ドア3を開閉するために把持する部分であり、前方部10及び後方部12によって、車両ドア3との間に空隙を形成するように車両ドア3に支持される。ドアハンドル1の形状は、その幅方向(Y軸方向)に翼厚を有する翼型フィン形状であってもよい。
(ドアハンドルの構造の詳細)
図3の(A)は、ドアハンドルの一例の正面図である。図3の(B)は、ドアハンドルの一例の側面図である。図3の(C)は、ドアハンドルの一例の上面図である。図3の(D)は、ドアハンドルの一例の裏面図である。図3の(E)は、ドアハンドルの一例の背面図である。
図3の(A)~(E)に示されるように、ドアハンドル1は、その幅方向(Y方向)において軸線を中心として対称である。ドアハンドル1の前方部10は、その裏面に車両ドア3との接続面10bを有する。ドアハンドル1の後方部12は、その裏面に車両ドア3との接続面12bを有する。ドアハンドル1は、接続面10b,12bを介して、軸線が車両前後方向に沿って車両ドア3に接続される。
ドアハンドル1の高さ(Z方向)は、前方部10の前端10cから前方部10の後方に向かうに従って徐々に高くなる。以下では、前方部10に形成された高さ方向の傾斜を第1傾斜部10aという。ドアハンドル1が車両ドア3に接続された場合、第1傾斜部10aは、車両幅方向の幅が前方部10から後方部12へ向かって広くなる傾斜部分となる。第1傾斜部10aは、気流をドアハンドル1に沿うように滑らかに導くように作用する。第1傾斜部10aは、直線で形成されてもよいし、曲線で形成されてもよい。
ドアハンドル1の高さ(Z方向)は、グリップ部11の位置P1(又は前方部10とグリップ部11との境界領域における位置P1)において最大高さHとなり、位置P1から後方に向かうに従って徐々に低くなる。以下では、第1傾斜部10aよりも長手方向の後方(車両前後方向の後方)に形成された高さ方向の傾斜を第2傾斜部(11a、12a)という。ドアハンドル1が車両ドア3に接続された場合、第2傾斜部(11a、12a)は、車両幅方向の幅が前方部10から後方部12へ向かって狭くなる傾斜部分となる。第2傾斜部(11a、12a)は、気流を車体側に向かって整流するように作用する。第2傾斜部(11a、12a)は、直線で形成されてもよいし、曲線で形成されてもよい。第1傾斜部10aと第2傾斜部(11a、12a)とは、連続に形成されてもよいし、あるいは、連続でなく、前後方向と平行な平坦部分を挟んでもよい。
ドアハンドル1は、長手方向における前方部10と後方部12とを結ぶ稜線M1を有する。稜線M1は、上面(Z軸方向)からみて直線である。稜線M1は、第1傾斜部10aと第2傾斜部(11a、12a)とによって形成される。より具体的には、稜線M1は、前方部10の前端10cから後方部12の後端12cまで延在する。稜線M1は、少なくとも第2傾斜部(11a、12a)によって形成される。
ドアハンドル1は、後方部12において、不連続に高さが変化する変曲部12gを有する。例えば、変曲部12gは、後方部12での稜線M1を変化させる。これにより、ドアハンドル1は、その後端12cが切り落とし形状になる。この稜線M1の形状と変曲部12gによる後方部12の形状が、ドアハンドル1の整流効果や増速効果を向上させる。
ドアハンドル1の幅(Y方向)は、前方部10の前端10cから前方部10の後方に向かうに従って徐々に広くなる(傾斜10d)。つまり、前方部10の後端10fは、その前端10cよりも、接続面10bに沿って長手方向外側に張り出している。ドアハンドル1の幅(Y方向)は、前方部10の後端10fの張り出し部分10eにおいて最大幅Wとなる。なお、前端10cは、尖っていなくてもよい。
ドアハンドル1の幅(Y方向)は、後方部12の前端12fから後方部12の後方に向かうに従って徐々に狭くなる。つまり、後方部12は、その後端12cがその前端12fよりも接続面12bに沿って長手方向内側に絞られている。後方部12の前端12fは、その後端12cよりも、接続面12bに沿って長手方向外側に張り出していてもよい。後方部12の前端12fの張り出し部分12eにおける幅は、張り出し部分10eにおける幅よりも狭い。以下では、後方部12の幅方向の傾斜を第3傾斜部12dという。ドアハンドル1が車両ドア3に接続された場合、第3傾斜部12dは、車両上下方向の幅が前方部10から後方部12へ向かって狭くなる傾斜部分となる。第3傾斜部12dは、気流を収束させることで流速を速めるように作用する。なお、ドアハンドル1の幅(Y方向)は、グリップ部11の側部11dにおいて、前方部10及び後方部12の最大幅よりも狭くなる。
ドアハンドル1は、グリップ部11から後方部12にかけて、横断面が三角形状又は釣鐘形状となる。グリップ部11と車両ドア3との間に形成される隙間は、グリップ部11の内面11bと、前方部10の後端10fの内面(接続面10bから立ち上がった面)と、後方部12の前端12fの内面(接続面12bから立ち上がった面)とによって画成される。前方部10の後端10fの内面の幅と、後方部12の前端12fの内面の幅とは同一であってもよい。
図4の(A)は、背面からみたドアハンドルの一例の斜視図である。図4の(B)は、ドアハンドルの一例の背面図である。図4の(A)及び(B)に示されるように、稜線M1を構成する両側面S1は、平坦な面であってもよい。平坦な面に近いほど、整流効果が増加する。稜線M1は、長手方向からみて角張っておらず、面取りされている(いわゆるR形状)。稜線M1は、長手方向に沿って面取りの度合いが変化していてもよい。例えば、前方部10及びグリップ部11において、後方に向かうに従って長手方向からみて角に近づくように面取りされていてもよい。
図5の(A)は、ドアハンドルの後方部の一例の上面図である。図5の(B)は、ドアハンドルの後方部の他の例の上面図である。図5の(C)は、ドアハンドルの後方部の他の例の上面図である。図5の(A)~(C)に示されるように、後方部12の形状は種々の形状を採用することができる。図5の(A)及び図5の(B)は、切り落とし形状の後端12cの例である。図5の(C)は、切り落とし形状でない後端12cの例である。
ドアハンドル1は、例えば、以下の寸法で形成されてもよい。
図3の(B)に示されるように、ドアハンドル1は、ドアハンドル1の長手方向の長さをL0、前方部10の長手方向の長さをL1とした場合、一例として、L1/L0=0.27~0.35を満たす。図3の(C)に示されるように、ドアハンドル1は、長手方向に直交する方向の最大幅をWとした場合、一例として、W/L0=0.14~0.17を満たす。
図3の(B)に示されるように、ドアハンドル1は、最大高さをH、変曲部12gの高さをhとした場合、一例として、高低差(H-h)が5mm以内となる。高低差は例えば1mmでもよい。
図3の(D)に示される前方部10の接続面10bにおいて、前方部10の後端10fの張り出し部分10eの曲率半径は、R4以下である。図3の(D)に示される後方部12の接続面12bにおいて、後方部12の前端12fの張り出し部分12eの曲率半径は、R5以上である。図3の(D)に示される後方部12の前端12fは、その輪郭線の曲率半径がR25以上である。
図6の(A)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の側面図である。ドアハンドル1の第1傾斜部10aの傾斜角度(先端角)をθAとする。先端角θAは、接続面と平行な基準線L2と第1傾斜部10aの接線L3とのなす角である。ドアハンドル1は、一例として、先端角θAが60°以下である。
前方部10の後端10fの内面(接続面10bから立ち上がった面)の立ち上がり角度(前方内面角度)をθBとする。前方内面角度θBは、基準線L2と、前方部10の後端10fの内面の接線L4とのなす角である。ドアハンドル1は、一例として、前方内面角度θBが60°以上90°以下である。
後方部12の前端12fの内面(接続面12bから立ち上がった面)の立ち上がり角度(後方内面角度)をθCとする。後方内面角度θCは、基準線L2と、後方部12の前端12fの内面の接線L5とのなす角である。ドアハンドル1は、一例として、後方内面角度θCが40°以上90°以下である。
後方部12の後端12c(接続面12bから立ち上がった面)の立ち上がり角度(後方外面角度)をθDとする。後方外面角度θDは、基準線L2と、後方部12の後端12cの接線L6とのなす角である。図4の(B)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の上面図である。後方部12の接続面における後方部12の絞られた外形に沿った方向と、後方部12の後端12cの外形に沿った方向とのなす角度である開き角度をθEとする。開き角度θEは、後方部12の接続面における後方部12の絞られた外形の接線L7と、後方部12の接続面における後方部12の後端12cの外形の接線L8とのなす角である。ドアハンドル1は、一例として、後方外面角度θDと開き角度θEの少なくとも一方が60°以上である。なお、ドアハンドル1の中心軸線をMで示している。
図6の(C)は、ドアハンドルに関する角度を説明するためのドアハンドルの一例の背面図である。ドアハンドル1の稜線M1に係る角度(挟み角度)をθFとする。挟み角度θFは、稜線M1を構成する両側面のなす角度である。ドアハンドル1は、一例として、挟み角度θFが60°以上160°以下である。
(ドアハンドルの取り付け箇所)
図1に示されるように、車両ドア3は、ドアハンドル1の取り付け箇所に凹部3aを有する。凹部3aは、軸線を車両前後方向に沿った状態のドアハンドル1と対向する。凹部3aの車両上下方向の幅は、ドアハンドル1の車両上下方向の幅よりも大きい。凹部3aの車両前後方向に延びる中心線は、ドアハンドル1の軸線と一致する。より具体的な一例として、凹部3aの車両前後方向に延びる中心線は、ドアハンドル1の前方部10の後端10fの車両上下方向の中心、及び、ドアハンドル1の後方部12の前端12fの車両上下方向の中心を通る。
図7は、ドアハンドルと車両のドアとの関係を説明する概要図である。図7に示されるように、ドアハンドル1の前方部10の後端10fの位置と、凹部3aの前端3bの位置とは車両前後方向において一致する。ドアハンドル1の後方部12の前端12fの位置と、凹部3aの後端3cの位置とは車両前後方向において一致する。ドアハンドル1の前方部10の後端の位置と、凹部3aの前端3bの位置との距離が車両上下方向において4mm以内であってもよい。また、ドアハンドル1の後方部12の前端12fの位置と凹部3aの後端3cの位置とが車両上下方向において4mm以内であってもよい。
(ドアハンドルの効果)
ドアハンドル1は、ドアハンドル1の前方部10の後端10fの張り出し部分10eの曲率半径がR4以下であるので、前方部10外面に沿って発生した空気流を、張り出し部分10eで剥離させることができる。図8は、ドアハンドル近傍の気流の流れを説明する概要図である。ドアハンドル1の前方部10の後端の張り出し部分10eがR4以下である場合、図8に示されるように、走行中に発生した空気流W1は、張り出し部分10eによって剥離し、グリップ部11の内側に入り込みにくくなる。このため、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。よって、ドアハンドル1は、車体の安定性を向上させることができる。
ドアハンドル1は、前方部10の後端10fの立ち上がり角度が60°以上であるので、前方部10外面に沿って発生した空気流を後端10fで剥離させることができる。前方部10の後端10fの立ち上がり角度が60°以上である場合、図8に示されるように、走行中に発生した空気流W1は、前方部10の後端10fで剥離し、グリップ部11の内側に入り込みにくくなる。このため、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。よって、ドアハンドル1は、車体の安定性を向上させることができる。
ドアハンドル1は、後方部12の前端12fの張り出し部分12eの曲率半径がR5以上であるので、グリップ部11の内側に入り込んだ空気流は、張り出し部分12eで剥離しない。後方部12の前端12fの張り出し部分12eの曲率半径がR5以上である場合、図8に示されるように、グリップ部11の内側に入り込んだ空気流W2は、後方部12の張り出し部分12eで剥離されず、空気流W3としてグリップ部後方へ流れやすくなる。このため、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。
ドアハンドル1は、後方部12の前端12fの立ち上がり角度が90°以下であるので、グリップ部11の内側に入り込んだ空気流は、後方部12の前端12fで剥離しない。後方部12の前端12fの立ち上がり角度が90°以下である場合、図8に示されるように、グリップ部11の内側に入り込んだ空気流W2は、後方部12の前端12fで剥離されず、空気流W3としてグリップ部後方へ流れやすくなる。このため、このドアハンドルは、乱流の発生を抑制することができる。また、後方部12の側方(車両上下方向における上側と下側)を流れる空気流W3の剥離点と、後方部12の上方(車両幅方向における外側)を流れる空気流W4の剥離点を後方部12の後方で一致させることができるので、空気流の回り込みの発生を抑制することができる。
ドアハンドル1は、後方部12の前端12fの輪郭線の曲率半径がR25以上であるため、空気流W3としてグリップ部後方へ流れやすくなる。また、ドアハンドル1は、図3の(B)に示されるように、ドアハンドル1は、高低差(H-h)を5mm以内に抑えることで、ドアハンドル1に沿って発生した気流がドアハンドル1の表面から剥離することを抑えることができる(図3の(B))。
ドアハンドル1は、前方部10の後端10fの位置と、車両ドア3の凹部3aの前端3bの位置とが車両前後方向において一致するように、車両ドア3に接続され、後方部12の前端12fの位置と凹部3aの後端3cの位置とが車両前後方向において一致するように、車両ドア3に接続される。凹部3aによって、ドアハンドル1近傍の空気流の壁面抵抗が低減される。これにより、車体表面に沿った空気流の流速を増速させることができる。さらに、ドアハンドル1と車両との接続部分が一致することで、ドアハンドル1近傍の空気流の壁面抵抗が一層低減される。つまり、グリップ部11の内側に入り込んだ空気流がグリップ部11後方へ流れやすくなる。このため、このドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。なお、ドアハンドル1の前方部10の後端の位置と、凹部3aの前端3bの位置との距離が車両上下方向において4mm以内であってもよく、また、ドアハンドル1の後方部12の前端12fの位置と凹部3aの後端3cの位置とが車両上下方向において4mm以内であってもよい。この場合であっても、乱流の発生を抑制することができる。
ドアハンドル1は、後方部12の後端12cが切り落とし形状とされているため、ドアハンドル1が前方から所定の流速の流体を受けたとき、ドアハンドル1の後端12cより後方に整った縦渦が発生し、後方における流速が受けた流速より速くなる。また、ドアハンドル1に流体の流れを引き寄せ、ドアハンドル1の直近の位置での流速が受けた流速より速くなる。このため、後端12cが切り落とし形状の場合、後端12cが切り落とし形状でない場合と比べて整流効果が増加する。また、図5の(A)に示される後端12cの面積(切り落とし部分の三角形部分の面積)は、図5の(B)に示される後端12cの面積よりも大きい。後端12cの面積が大きいほど、上述した整流効果が増加する。また、ドアハンドル1は、後方外面角度θD及び開き角度θEの少なくとも一方が60°以上であるので、グリップ部11後方において車体外面に沿った空気流の剥離を抑制することができる。よって、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。
ドアハンドル1は、第1傾斜部10aと、第2傾斜部(11a,12a)と、第3傾斜部12dと、稜線M1とを有し、後方部12には、車両平面視で車両側面に対して切り立った形状となる変曲部12gが設定されているため、ドアハンドル1近傍の空気流が整流され、増速される。具体的には、第1傾斜部10aによって空気流をドアハンドル1に沿うように滑らかに導くことができる。第2傾斜部(11a,12a)によって空気流をドアハンドル1に沿うように滑らかに導くことができる。第2傾斜部(11a,12a)によって空気流を車体側に向かって整流することができる。第3傾斜部12dによって空気流を収束させることで流速を速めることができる。また、これらの結果、ドアハンドル1の主流(空気流の最速流れ)は車両ドア3に近づき、空気流の車両ドア3からの剥離が抑制される。このため、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。
ドアハンドル1は、稜線M1に係る角度が60°以上160°以下であるため、ドアハンドル1近傍の空気流が一層整流される。このため、ドアハンドル1は、乱流の発生を一層抑制することができる。
ドアハンドル1は、左右対称の形状を有し、中心軸線Mが車両前後方向に沿って配置されるため、空気流に対して左右対称となる。このため、グリップ部11の左右(車両上下方向における上側と下側)を通過する空気流の流速を同一にすることができる。また、凹部3a及びドアハンドル1は、それらの軸線が一致するように配置されている。このため、グリップ部11の左右を流れる流速の違いによって発生する気流の乱れが抑制されるとともに、グリップ部11の前方で増速され車体に沿って流れる空気流が、グリップ部11の内側(後方部12の前端12f)に入り込みにくくなる。よって、ドアハンドル1は、乱流の発生を抑制することができる。
上述した実施形態は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
本開示のドアハンドルの効果を確認すべく、発明者が実施した実施例について説明する。
(実施例及び比較例のドアハンドル)
実施例として、図3に示すドアハンドル1を用いた。比較例として、前方部、グリップ部及び後方部を備え、前方部の前端から後方部の後端にかけて滑らかなワンモーション形状となっている一般的なドアハンドルを用いた。以下、実施例及び比較例の寸法を示す。
(実施例1)
長手方向の長さ(L0) :250mm
前方部の幅方向の長さ(W) :52mm
グリップ部の幅方向の長さ :30mm
後方部の幅方向の長さ :43mm
高さ(H) :30mm
前方内面角度(θB) :60°
後方内面角度(θC) :40°
後方外面角度(θD) :90°
開き角度(θE) :90°
挟み角度(θF) :90°
前方部の後端の張り出し部分の曲率半径:R2
後方部の前端の張り出し部分の曲率半径:R25
(比較例1)
長手方向の長さ(L0) :257mm
前方部の幅方向の長さ(W) :48mm
グリップ部の幅方向の長さ :33mm
後方部の幅方向の長さ :53mm
高さ(H) :30mm
前方内面角度(θB) :57°
後方内面角度(θC) :64°
後方外面角度(θD) :33°
開き角度(θE) :-
挟み角度(θF) :-
前方部の後端の張り出し部分の曲率半径:R8
後方部の前端の張り出し部分の曲率半径:R10
(整流効果)
実施例1及び比較例1について、空気流の圧力分布及び空気流の乱れをシミュレーションした。結果を図9及び図10に示す。
図9の(A)は、比較例に係るドアハンドルの圧力分布のシミュレーション結果である。図9の(B)は、実施例に係るドアハンドルの圧力分布のシミュレーション結果である。図9においては、車両ドア3の凹部3aに取り付けられた状態のドアハンドルについて、圧力分布をシミュレーションした。凹部3aの寸法は、長さ113mm、幅105mm、深さ20mmとした。図中の色の濃さは圧力の高さを示しており、色が濃いほど圧力が高いことを示す。
図9の(A)及び(B)に示されるように、実施例1に係るドアハンドルは、比較例1に係るドアハンドルと比較して、前方部の前端における圧力が減少し、さらに、グリップ部11の内側(凹部3a)の圧力が減少した。このように、実施例1のドアハンドルは、車両ドア3の凹部3aに取り付けられた状態において、グリップ部11の内側の圧力分布を均一に改善することが確認された。
図10の(A)は、比較例1に係るドアハンドルの空気流の乱れのシミュレーション結果である。図10の(B)は、実施例1に係るドアハンドルの空気流の乱れのシミュレーション結果である。図10においては、車両ドア3の凹部3aに取り付けられた状態のドアハンドルについて、空気流の乱れをシミュレーションした。凹部3aの寸法は、長さ113mm、幅105mm、深さ20mmとした。
図10の(A)に示されるように、比較例1に係るドアハンドルは、空気流が剥離していることが確認された。また、比較例1に係るドアハンドルは、ドアハンドルの後方において空気流の乱れが大きくなっていることが確認された。一方、図10の(B)に示されるように、実施例1に係るドアハンドルは、比較例1に係るドアハンドルと比較して、空気流が剥離していないことが確認された。さらに、実施例1に係るドアハンドルは、比較例1に係るドアハンドルと比較して、空気流の乱れが少なく、ドアハンドルの後方において、切り落とし形状の後端12cの後方で縦渦が発生し、ボデー表面近くの空気流の剥離が抑制されていることが確認された。
以上、空気流の圧力分布及び空気流の乱れをシミュレーションすることにより、実施例1のドアハンドルは、整流効果を奏し、走行時においてグリップ部11の内側に空気流が入り込んで乱流が発生することを抑制することが確認された。よって、実施例1のドアハンドルは、車体の安定性を向上させることができることが確認された。
(増速効果)
実施例1及び比較例1に係るドアハンドルを用いて、車両全体の流速をシミュレーションした。その結果、実施例1に係るドアハンドルは、比較例1に係るドアハンドルと比較して、ドアハンドル後方の流速が速いことが確認された。つまり、実施例1に係るドアハンドルは、増速効果を奏することが確認された。
(ボデー形状の差異による影響確認)
ボデー形状は、例えば、セダン、ミニバンなどであり、形状A~形状Dの4つのボデー形状に対して、実施例1に係るドアハンドルを取り付け、ボデー形状の差異が車体の安定性の評価に与える影響を確認した。車両ドア3の凹部3aの寸法は、長さ113mm、幅105mm、深さ20mmとした。車体の安定性については、直進安定性、ヨー応答性、ステアリングの手応えを採点項目とした官能評価で評価した。ボデー形状が形状Aであるときの車体の安定性の評価を基準として、ボデー形状が形状B,形状C及び形状Dであるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図11の(A)に示す。
図11の(A)は、ボデー形状とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図11の(A)に示されるように、形状B~形状Dは、形状Aと同等の評価を得た。つまり、実施例1に係るドアハンドルは、ボデー形状に関わらず車体の安定性が向上する効果を奏することが確認された。
(ドアハンドルの形状及び取付条件の差異による影響確認)
ドアハンドルの形状及び取付条件として、条件A~条件Eの5つの条件を設定し、条件ごとに上述した車体の安定性の評価を行った。条件Aは、ハンドル形状が比較例1に係るドアハンドルであり、取り付け位置に凹部3aが無い場合とした。この取り付け位置を基準位置とした。条件Bは、ハンドル形状が実施例1に係るドアハンドルであり、取り付け位置に凹部3aが無く、取り付け位置は基準位置とした。条件Cは、ハンドル形状が実施例1に係るドアハンドルであり、基準位置に凹部3aが有り、取り付け位置は基準位置より車両上下方向5cm下の位置とした。条件Dは、ハンドル形状が実施例1に係るドアハンドルであり、基準位置に凹部3aが有り、取り付け位置は基準位置より車両上下方向5cm上の位置とした。凹部3aの寸法は、長さ113mm、幅105mm、深さ20mmとした。条件Eは、ハンドル形状が実施例1に係るドアハンドルであり、基準位置に凹部3aが有り、取り付け位置は基準位置とした。ドアハンドルの形状及び取付条件が条件Aであるときの車体の安定性の評価を基準として、条件B~条件Eであるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図11の(B)に示す。
図11の(B)は、ドアハンドルの形状及び取付条件とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図11の(B)に示されるように、車体の安定性については、条件Aを基準として、条件B~条件Eの方が高評価となった。また、条件Eが、条件B~条件Eの中で最も高い評価となった。条件Aと条件Bとを比較すると、比較例1に係るドアハンドルから実施例1に係るドアハンドルへ変更することにより、車体の安定性の評価が良好な評価となることが確認された。また、条件Bと条件Eとを比較すると、車両ドア3の凹部3aが存在することにより、車体の安定性の評価が良好な評価となることが確認された。また、条件C~条件Eを比較すると、ドアハンドルの取り付け位置は凹部3aと同一の高さにすることにより、車体の安定性の評価が良好な評価となることが確認された。
(前方内面角度θBの数値範囲)
図6の(A)に示される前方内面角度θBについて、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。前方内面角度θBを40°、60°、80°、90°、100°としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、前方内面角度θBが40°、60°、80°、90°、100°であるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図12の(A)に示す。
図12の(A)は、前方内面角度θBとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図12の(A)に示されるように、前方内面角度θBが40°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。前方内面角度θBが60°、80°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。前方内面角度θBが90°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であり、さらに、前方内面角度θBが60°、80°であるドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった(優良)。前方内面角度θBが100°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。
以上、前方内面角度θBが60°以上である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。また、前方内面角度θBが90°である場合、車体の安定性の評価が最も向上することが確認された。このように、傾斜が浅いほど空気流がグリップ部の内面に流れ込みやすいことを示唆する結果が確認された。
(後方内面角度θCの数値範囲)
図6の(A)に示される後方内面角度θCについて、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。後方内面角度θCを40°、60°、80°、90°、100°としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、後方内面角度θCが40°、60°、80°、90°、100°であるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図12の(B)に示す。
図12の(B)は、後方内面角度θCとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図12の(B)に示されるように、後方内面角度θCが100°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。後方内面角度θCが60°、80°、90°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。後方内面角度θCが40°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であり、さらに、後方内面角度θCが60°、80°、90°であるドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった(優良)。
以上、後方内面角度θCが90°以下である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。また、後方内面角度θCが40°である場合、車体の安定性の評価が最も向上することが確認された。このように、傾斜が浅いほど空気流が抜けやすいことを示唆する結果が確認された。
(後方外面角度θD及び開き角度θEの数値範囲)
図6の(A)に示される後方外面角度θD及び開き角度θEについて、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。後方外面角度θD及び開き角度θEを45°~90°としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、ドアハンドルの車体の安定性の評価を表現した。結果を図13に示す。
図13は、後方外面角度θD及び開き角度θEとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図13に示されるように、(θD,θE)=(45°,45°)であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。(θD,θE)=(45°,60°),(60°,60°),(75°,45°),(75°,60°),(90°,45°),(90°,60°)であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもやや良好であった。(θD,θE)=(45°,75°),(45°,90°),(60°,75°),(60°,90°),(75°,75°),(75°,90°)であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。(θD,θE)=(90°,75°),(90°,90°)であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と比べて顕著に良好であった(優良)。
以上、後方外面角度θD及び開き角度θEの少なくとも一方が60°以上である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。また、(θD,θE)=(90°,75°),(90°,90°)である場合、車体の安定性の評価が最も向上することが確認された。
(挟み角度θFの数値範囲)
図6の(C)に示される挟み角度θFについて、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。挟み角度θFを50°~180°としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、挟み角度θFが50°~180°であるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図14に示す。
図14は、挟み角度θFとドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図14に示されるように、挟み角度θFが50°、170°、180°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。挟み角度θFが60°、140°、150°、160°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもやや良好であった。挟み角度θFが120°、130°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。挟み角度θFが70°、100°、110°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもかなり良好であった(やや優良)。挟み角度θFが80°、90°であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも顕著に良好であった(優良)。
以上、挟み角度θFが60°以上160°以下である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。挟み角度θFが80°、90°である場合、車体の安定性の評価が最も向上することが確認された。
(ドアハンドルと凹部との位置関係の検証)
ドアハンドルの取り付け位置として、取付条件A~取付条件Eの5つの条件を設定し、条件ごとに上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルは、以下の寸法とした。
(比較例2)
長手方向の長さ(L0) :257mm
前方部の幅方向の長さ(W) :44mm
グリップ部の幅方向の長さ :33mm
後方部の幅方向の長さ :45mm
高さ(H) :23mm
前方内面角度(θB) :57°
後方内面角度(θC) :57°
後方外面角度(θD) :90°
開き角度(θE) :-
挟み角度(θF) :120°
前方部の後端の張り出し部分の曲率半径:R8
後方部の前端の張り出し部分の曲率半径:R10
図15の(A)は取付条件Aによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。取付条件Aでは、車両ドア3に凹部3Aを設け、凹部3Aにドアハンドル1を取り付けた。車両ドア3の凹部3Aの寸法は、長さ185mm、幅115mm、深さ20mmとした。ドアハンドル1の前方部は、凹部3A内に収納されている。つまり、ドアハンドル1の前方部の後端10fと、凹部3Aの前端3bとは車両前後方向において一致していない。さらに、ドアハンドル1の後方部の前端12fと、凹部3Aの後端3cとは車両前後方向において一致していない。
図15の(B)は取付条件Bによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。取付条件Bでは、車両ドア3に凹部3Bを設け、凹部3Bにドアハンドル1を取り付けた。凹部3Bは、凹部3Aの前方領域F1を埋めることで形成した。これにより、ドアハンドル1の前方部の後端と、凹部3Bの前端3bとを車両前後方向において一致させた。ドアハンドル1の後方部の前端と、凹部3Bの後端3cとは車両前後方向において一致していない。
図15の(C)は取付条件Cによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。取付条件Cでは、車両ドア3に凹部3aを設け、凹部3aにドアハンドル1を取り付けた。凹部3aは、凹部3Aの前方領域F1及び後方領域F2を埋めることで形成した。これにより、ドアハンドル1の前方部の後端と、凹部3aの前端3bとを車両前後方向において一致させた。また、ドアハンドル1の後方部の前端と、凹部3aの後端3cとを車両前後方向において一致させた。
図15の(D)は取付条件Dによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。取付条件Dでは、車両ドア3に凹部3Dを設け、凹部3Dにドアハンドル1を取り付けた。凹部3Dは、凹部3Aの前方領域F3及び後方領域F4を埋めることで形成した。前方領域F3とドアハンドル1との間、及び、後方領域F4とドアハンドル1との間に、隙間T1を形成した。これにより、ドアハンドル1の前方部の後端と、凹部3Dの前端3bとを車両前後方向において一致させ、かつ、車両上下方向において4mm離れた状態とした。また、ドアハンドル1の後方部の前端と、凹部3Dの後端3cとを車両前後方向において一致させ、かつ、車両上下方向において4mm離れた状態とした。
図15の(E)は取付条件Eによって取り付けられたドアハンドルの上面図である。取付条件Eでは、車両ドア3に凹部3Eを設け、凹部3Eにドアハンドル1を取り付けた。凹部3Eは、凹部3Aの前方領域F5及び後方領域F6を埋めることで形成した。前方領域F5とドアハンドル1との間、及び、後方領域F6とドアハンドル1との間に、隙間T2を形成した。これにより、ドアハンドル1の前方部の後端と、凹部3Eの前端3bとを車両前後方向において一致させ、かつ、車両上下方向において6mm離れた状態とした。また、ドアハンドル1の後方部の前端と、凹部3Eの後端3cとを車両前後方向において一致させ、かつ、車両上下方向において6mm離れた状態とした。
上述した取付条件A~取付条件Eの5つの条件について、上述した車体の安定性の評価を行った。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、取付条件A~取付条件Eであるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図16の(A)に示す。
図16の(A)は、取付条件とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図16の(A)に示されるように、取付条件Aであるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもやや悪化した。取付条件B、Eであるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。取付条件Dであるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。取付条件Cであるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも顕著に良好であった(優良)。
以上、ドアハンドル1の前方部の後端と、凹部3Aの前端3bとを車両前後方向において一致させ、かつ、ドアハンドル1の後方部の前端と、凹部3Aの後端3cとを車両前後方向において一致させることで、車体の安定性の評価が向上することが確認された。また、ドアハンドル1の前方部の後端と凹部3Dの前端3bとの距離が4mm以下であり、かつ、ドアハンドル1の後方部の前端と凹部3Dの後端3cとの距離が4mm以下である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。
(前方部の張り出し部分に係る曲率半径の数値範囲)
図3の(D)に示される前方部10の張り出し部分10eに係る曲率半径について、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。張り出し部分10eの曲率半径をR0~R5としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、張り出し部分10eの曲率半径がR0~R5であるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図16の(B)に示す。
図16の(B)は、前方部の後端の曲率半径とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図16の(B)に示されるように、曲率半径がR5であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。曲率半径がR3、R4であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。曲率半径がR0、R1、R2であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも顕著に良好であった(優良)。
以上、前方部10の張り出し部分10eの曲率半径がR4以下である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。
(後方部の張り出し部分に係る曲率半径の数値範囲)
図3の(D)に示される後方部12の張り出し部分12eに係る曲率半径について、車体の安定性の評価が向上する範囲を確認した。張り出し部分12eの曲率半径をR0~R25としたドアハンドルを用意し、それぞれ上述した車体の安定性の評価を行った。ドアハンドルのその他の寸法は、実施例1と同一である。比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価を基準として、張り出し部分12eの曲率半径がR0~R25であるときの車体の安定性の評価を表現した。結果を図16の(C)に示す。
図16の(C)は、後方部の前端の曲率半径とドアハンドルの効果との関係を検証した結果である。図16の(C)に示されるように、曲率半径がR0であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価と同等であった。曲率半径がR4であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもやや良好であった。曲率半径がR15であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも良好であった。曲率半径がR5、R20であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりもかなり良好であった(やや優良)。曲率半径がR25であるドアハンドルの車体の安定性の評価は、比較例1に係るドアハンドルの車体の安定性の評価よりも顕著に良好であった(優良)。
以上、後方部12の張り出し部分12eの曲率半径がR5以上である場合、車体の安定性の評価が向上することが確認された。
1…ドアハンドル、3…車両ドア、3a…凹部、10…前方部、11…グリップ部、12…後方部、10e,12e…張り出し部分。

Claims (9)

  1. 長尺状を呈し、長手方向が車両前後方向に沿った状態で車両ドアに取り付けられるドアハンドルであって、
    前記車両ドアに接続される接続面を有する前方部及び後方部と、
    前記前方部及び前記後方部との間に設けられたグリップ部と、
    を備え、
    前記前方部の後端は、その前端よりも前記前方部の接続面に沿って長手方向外側に張り出しており、
    前記前方部の接続面において、前記前方部の後端の張り出し部分の角部の曲率半径は、4mm以下である、
    ドアハンドル。
  2. 前記前方部の後端は、前記グリップ部の内面を形成し、
    前記グリップ部の内面を形成する前記前方部の後端の立ち上がり角度は60°以上である、請求項1に記載のドアハンドル。
  3. 前記後方部の前端は、その後端よりも前記後方部の接続面に沿って長手方向外側に張り出しており、
    前記後方部の接続面において、前記後方部の前端の張り出し部分の角部の曲率半径は、5mm以上である、請求項1又は2に記載のドアハンドル。
  4. 前記後方部の前端は、前記グリップ部の内面を形成し、
    前記グリップ部の内面を形成する前記後方部の前端の立ち上がり角度は90°以下である、
    請求項1~3の何れか一項に記載のドアハンドル。
  5. 前記前方部は、その後端の位置と、前記グリップ部に対向する前記車両ドアの表面に設けられた凹部の前端の位置とが車両前後方向において一致するように、前記車両ドアに接続され、
    前記後方部は、その前端の位置と前記凹部の後端の位置とが車両前後方向において一致するように、前記車両ドアに接続される、
    請求項1~4の何れか一項に記載のドアハンドル。
  6. 前記前方部は、その後端の位置と前記凹部の前端の位置との距離が車両上下方向において4mm以内となるように、前記車両ドアに接続され、
    前記後方部は、その前端の位置と前記凹部の後端の位置とが車両上下方向において4mm以内となるように、前記車両ドアに接続される、
    請求項5に記載のドアハンドル。
  7. 前記後方部は、その後端がその前端よりも前記後方部の接続面に沿って長手方向内側に絞られており、かつ、後端が切り落とし形状とされており、
    前記後方部の接続面における前記後方部の絞られた外形に沿った方向と前記後方部の後端の外形に沿った方向とのなす角度である開き角度、及び、前記後方部の後端の立ち上がり角度の少なくとも一方が60°以上である、
    請求項1~6の何れか一項に記載のドアハンドル。
  8. 前記前方部に形成され、車両幅方向の幅が前記前方部から前記後方部へ向かって広くなる第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部よりも車両前後方向の後方に形成され、車両幅方向の幅が前記前方部から前記後方部へ向かって狭くなる第2傾斜部と、
    車両上下方向の幅が前記前方部から前記後方部へ向かって狭くなる第3傾斜部と、
    前記前方部と前記後方部とを結ぶ稜線と、を有し、
    前記後方部には、車両平面視で車両側面に対して切り立った形状となる変曲部が設定される、
    請求項1~7の何れか一項に記載のドアハンドル。
  9. 前記稜線に係る角度が60°以上160°以下である、請求項8に記載のドアハンドル。
JP2018010585A 2018-01-25 2018-01-25 ドアハンドル Active JP7062971B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018010585A JP7062971B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ドアハンドル
US16/199,949 US10800467B2 (en) 2018-01-25 2018-11-26 Door handle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018010585A JP7062971B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ドアハンドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019127776A JP2019127776A (ja) 2019-08-01
JP7062971B2 true JP7062971B2 (ja) 2022-05-09

Family

ID=67299684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018010585A Active JP7062971B2 (ja) 2018-01-25 2018-01-25 ドアハンドル

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10800467B2 (ja)
JP (1) JP7062971B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210316026A1 (en) * 2020-04-14 2021-10-14 Magna Mirrors Of America, Inc. Vehicular door handle assembly with sterilizing feature

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070182107A1 (en) 2006-02-02 2007-08-09 Wesson Robert S Outside gasket for a vehicle handle exhibiting wind redirection characteristics
JP2009079352A (ja) 2007-09-25 2009-04-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアハンドル装置
JP2010106480A (ja) 2008-10-29 2010-05-13 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉操作装置
DE102014204464A1 (de) 2013-03-14 2014-09-18 Ford Global Technologies, Llc Taumelschlagfreie aussengriffausgestaltung

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102883945B (zh) 2010-05-07 2016-03-09 丰田自动车株式会社 移动体侧部构造
JP6392800B2 (ja) 2016-02-26 2018-09-19 株式会社小糸製作所 ドアハンドル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070182107A1 (en) 2006-02-02 2007-08-09 Wesson Robert S Outside gasket for a vehicle handle exhibiting wind redirection characteristics
JP2009079352A (ja) 2007-09-25 2009-04-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアハンドル装置
JP2010106480A (ja) 2008-10-29 2010-05-13 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉操作装置
DE102014204464A1 (de) 2013-03-14 2014-09-18 Ford Global Technologies, Llc Taumelschlagfreie aussengriffausgestaltung

Also Published As

Publication number Publication date
US10800467B2 (en) 2020-10-13
JP2019127776A (ja) 2019-08-01
US20190225284A1 (en) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067104B2 (ja) 車両下部構造
JP6288016B2 (ja) 車両用整流構造
JP5680630B2 (ja) 車両側部構造
JP5248582B2 (ja) リアスポイラー
EP0810357A1 (en) Diverting boundary layer air
US20140175830A1 (en) Rectifier of vehicle wheel house
JP7062971B2 (ja) ドアハンドル
CN106650173A (zh) 出口截面流场参数可控的内转式进气道基本流场设计方法
Oxyzoglou Design & development of an aerodynamic package for a FSAE race car
EP3275707B1 (en) Three dimensional pinched airflow nozzle and methods for use thereof
US9211839B2 (en) Low drag low noise devices using jet flow control
US11679870B2 (en) Apparatus for reducing drag of a transverse duct exit flow
WO2011098807A1 (en) Apparatus and Method for Aerodynamic Drag Reduction
WO2014071884A1 (zh) 单曲风挡机头一体化设计方法
CN113548175B (zh) 一种流向拐角边界层角涡的控制装置和方法
KR20020079835A (ko) 초음속 비행기를 위한 수동적 공기역학적 음속 폭음 억제
JP4079742B2 (ja) 船舶におけるダクト体
CN107021202B (zh) 一种带棱边的飞机机头
US4377267A (en) Vortex tranquilizer
JP5464268B2 (ja) 車体下部構造
EP3792176B1 (en) Aircraft with no vertical tail
GB1599633A (en) Aerofoils
KR102613688B1 (ko) 톱니형 카울 립 형상을 설계하는 방법
JP7456276B2 (ja) 車両の整流装置
JP6977475B2 (ja) ウインドシールドモール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220404

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7062971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151