JP7061095B2 - 排熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガスの熱により熱交換を行う排熱回収装置に関する。
車両の走行中にエンジンで発生する排気ガスの熱により冷却水を温める、排熱回収装置が知られている。排熱回収装置として、例えば、特許文献1に開示される技術がある。
図11(a)及び図11(b)は、特許文献1の図面であり、符号をふり直したものである。排熱回収装置100は、排気ガスを導入するための導入管101と、導入管101が差し込まれている第1の部材102と、第1の部材102の内面に設けられている隔壁部材103と、第1の部材102の後部に設けられている第2の部材104と、第1の部材102及び第2の部材104の上部に設けられた熱交換器110と、を有している。隔壁部材103は、排気ガスが通過可能な通気穴106と、通気穴106を開閉可能なバルブ107と、を有している。
熱交換器110は、複数の熱交換ユニット111と、これらの複数の熱交換ユニット111を収納しているケースと、を有している。熱交換ユニット111の下端には、導入口112と排出口113が設けられている。
ケース120は、第1の部材102及び第2の部材104の上部に設けられる下側ケース半体121と、この下側ケース半体121に被せられる上側ケース半体122と、を有している。上側ケース半体122には、水導入管101と水排出管とが差し込まれている。
下側ケース半体121の底部125は、複数の長穴126を有している。各々の長穴126には、熱交換ユニット111の下端が嵌合している。
通気穴106がバルブ107によって閉じられた状態では、排気ガスは、第1の部材102、熱交換器110の導入口112、熱交換器110の排出口113、第2の部材104の順に流れる。熱交換器110の内部で、排気ガスと冷却水との熱交換が行われる。通気穴106が開いた状態では、排気ガスの大部分は、第1の部材102、第2の部材104の順に流れる。熱交換はほとんど行われない。
特開2018-35804号公報
各々の熱交換ユニット111は、下側ケース半体121の底部125に対して起立した状態で横方向に配列されている。複数の熱交換ユニット111をケース120に入れろう付けする際に、これらの熱交換ユニット111の起立状態を維持する必要がある。そのために、複数の熱交換ユニット111には、保持部材127が取り付けられている。
保持部材127は、U字状を呈しており、各々の熱交換ユニット111の上面に当接している平板部128と、平板部128の両端から下側ケース半体121に向かって延びている一対の側壁部129、129と、を有している。一対の側壁部129、129は、それぞれ、両側に位置している熱交換ユニット111に当接している。保持部材127により、熱交換ユニット111の起立状態が維持される。
保持部材127は、ろう付け時のみならず、排熱回収装置100の一部を構成する要素である(図11(a)参照)。保持部材127がなくとも、熱交換器110を構成できることが望ましい。
本発明は、少ない部品点数で構成することができる排熱回収装置の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、導入された排気ガスを分岐可能な分岐路と、この分岐路の一方に接続されていると共に前記排気ガス及び冷却水の熱交換を行う熱交換器が設けられたメイン路と、前記分岐路の他方に接続されて前記メイン路を迂回して前記排気ガスを流すことのできるバイパス路を有し、
前記熱交換器は、層状に配置されている複数の熱交換ユニットと、これらの複数の熱交換ユニットを収納しているケースを有し、
各々の前記熱交換ユニットの内部を前記冷却水が通過すると共に、隣り合う前記熱交換ユニット間の隙間を前記排気ガスが通過する、排熱回収装置において、
各々の前記熱交換ユニットは、一対の板材から構成されている扁平筒状であり、
各々の前記板材は、平板部と、前記平板部の両端から対となる前記板材へ向かって延びている縁部を有しており、
前記ケースの一部は、互いに対向している一対の対向部を有しており、
この一対の対向部は、それぞれ、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部を保持している少なくとも1つの保持部を有しており、
前記平板部と前記縁部との境界の境界部は、隣り合う前記熱交換ユニットへ向かって突出していると共に、隣り合う前記熱交換ユニットの前記境界部に接合されており、
前記境界部は、前記冷却水が流れる方向を基準として、前記平板部の両端を除いて形成されていることにより、前記熱交換器には、前記境界部の一端側に排気ガスを導入するための導入用隙間が形成されると共に、前記境界部の他端側に排気ガスを排出するための排出用隙間が形成され、
前記ケースの各々の前記対向部は、前記熱交換ユニットの前記縁部から離れている第1の離間部及び第2の離間部を有しており、
前記第1の離間部と、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部とに囲まれた空間は、前記導入用隙間に向けて排気ガスを導入可能な導入路であり、
この導入路は、前記分岐路と直接に連通しており、
前記第2の離間部と、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部とに囲まれた空間は、前記排出用隙間を通過した前記排気ガスを排出可能な排出路であり、
この排出路は、前記バイパス路と直接に連通している、排熱回収装置が提供される
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記保持部は複数設けられ、
複数の前記保持部のなかで、前記縁部の長手方向を基準として、最も長い前記保持部を最長保持部とすると、
この最長保持部は、前記第1の離間部と、前記第2の離間部との間に位置している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、各々の前記平板部には、前記縁部に沿う方向に延びている長尺状の長尺部が設けられており、
各々の前記長尺部は、互いの前記平板部に向かって突出していると共に先端同士が当接されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記排気ガスが通過可能な通気穴を有していると共に前記分岐路と前記バイパス路を隔てている隔壁部と、前記通気穴を開閉可能なバルブの回転軸を支持している支持壁部と、前記排気ガスの出口を有している出口壁部とは、一体に設けられている。
請求項1では、排熱回収装置の熱交換器は、層状に配置されている複数の熱交換ユニットと、この熱交換ユニットを収納しているケースと、を有している。各々の熱交換ユニットは、扁平筒状であり、厚さ方向に延びている一対の縁部を有している。ケースは、互いに対向している一対の対向部を有している。一対の対向部は、それぞれ、各々の熱交換ユニットの縁部を保持している少なくとも1つの保持部を有している。
即ち、ケースのなかの一対の対向部は、熱交換ユニットの両縁部を挟み込んでいる。そのため、熱交換器の製造において、ケースに対して熱交換ユニットを組み付ける際に、熱交換ユニットを積層させることができる。熱交換ユニットは起立しておらず、熱交換ユニットの起立状態を保持するための保持部材は不要となる。熱交換器を構成する部品点数を減らすことができる。
加えて、ケースの各々の対向部は、熱交換ユニットの厚さ方向に沿っている面から離れている第1の離間部及び第2の離間部を有している。第1の離間部及び熱交換ユニットの縁部とに囲まれた空間は、熱交換ユニットに向けて排気ガスを導入可能な導入路である。導入路は、分岐路と直接に連通している。第2の離間部及び熱交換ユニットの縁部とに囲まれた空間は、熱交換ユニットを通過した排気ガスを排出可能な排出路である。排出路は、バイパス路と直接に連通している。そのため、分岐路とケースとを接続する管や、ケースとバイパス路を接続する管が不要となる。熱交換器を構成する部品点数をさらに減らすことができる。
請求項では、保持部は、複数設けられ、複数の保持部のなかで、熱交換ユニットの縁部の長手方向について、最も長い保持部を最長保持部とする。最長保持部は、第1の離間部と、第2の離間部との間に位置している。上述の通り、第1の離間部は、導入路の一部を構成している。第2の離間部は、排出路の一部を構成している。そのため、導入部と排出部との間隔を広げることができる。熱交換ユニット内部の熱交換可能な領域が増え、熱交換の効率が上がる。
請求項では、各々の平板部には、縁部に沿う方向に延びている長尺状の長尺部が設けられている。各々の長尺部は、互いの板材に向かって突出していると共に先端同士が接合されている。即ち、一対の板材から構成されている筒状の熱交換ユニットは、両端部に加えて、両端部の間の部位も当接されている。熱交換ユニットの強度が高まる。
請求項では、排気ガスが通過可能な通気穴を有していると共に分岐路とバイパス路を隔てている隔壁部と、通気穴を開閉可能なバルブの回転軸を支持している支持壁部と、排気ガスの出口を有している出口壁部とは、一体に設けられている。そのため、部品点数を減らすことができる。
実施例による排熱回収装置の斜視図である。 図1の2-2線断面図である。 図1に示された排熱回収装置のなかの排気ガスの流路である分岐路、メイン路、バイパス路を説明する図である。 図1に示された排熱回収装置の熱交換器の分解斜視図である。 図4に示された熱交換ユニットの分解斜視図である。 図6(a)は、図1に示された熱交換器への水の導入口及び排気ガスの導入路を説明する図である。図6(b)は、b-b線断面図である。図6(c)は、c-c線断面図である。 図1に示された熱交換器について、水の流れ方向に沿って見た断面図である。 図1に示された熱交換器を構成するケースに収納された熱交換ユニットの平面図である。 変形例1による熱交換ユニットの平面図である。 図10(a)は、変形例2による熱交換ユニットを構成する板材の斜視図である。図10(b)は、図10(a)に示された板材から構成された熱交換ユニットの斜視図である。 図11(a)は、従来の技術の基本構成を説明する図である。図11(b)は、図11(a)に示された熱交換器の斜視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例1>
図1には、実施例による排熱回収装置10が示されている。この排熱回収装置は、エンジンから排出された排気ガスが流れる上流側の第1の排気管11と、下流側の第2の排気管12との間に設けられる。
排熱回収装置10は、第1の排気管11が差し込まれている第1の部材21と、第2の排気管12が差し込まれている第2の部材22と、排気ガス及び冷却水の熱交換を行う熱交換器30と、冷却水の温度に応じて動作するサーモアクチュエータ13と、サーモアクチュエータ13を通過した水を熱交換器30に導入する水導入管14と、熱交換器30から水を排出する水排出管15を有している。
図1及び図2を参照する。排熱回収装置10の内部を流れる排気ガスの流路は、第1の排気管11から導入された排気ガスを2つに分岐可能な分岐路16と、分岐路16の一方に接続されていると共に熱交換器30の内部のメイン路17と、分岐路16の他方に接続されてこのメイン路17を迂回して排気ガスを流すことのできるバイパス路18を有している。
バイパス路18には、冷却水の温度に応じて作動するバルブ19が設けられている。バルブ19は、回転軸19aを中心にスイングする。ポンプにより循環する冷却水が所定の温度未満の場合、バルブ19は閉じている。そのため、第1の排気管11から流れ込んだ排気ガスは、第1の部材21の内部の分岐路16、熱交換器30の内部のメイン路17、第2の部材22の内部のバイパス路18、第2の排気管12の順に流れる。
冷却水は、サーモアクチュエータ13、水導入管14を介して、熱交換器30の内部に流れ込む。熱交換器30に流れ込んだ排気ガスの熱は、冷却水に伝わり、冷却水は温められる。温められた冷却水は水排出管15から排出される。熱交換器30の内部において、水の流れ方向と排気ガスの流れ方向は同一であるが、排気ガスの流れと対向するように水を流しても良い。即ち、水排出管15側から水を導入し、水導入管14側から水を排出してもよい。
冷却水が所定の温度に達すると、サーモアクチュエータ13のロッド13aが進出する。進出したロッド13aは、バルブ19を回転させる。回転したバルブ19が開くと、排気ガスの大部分は、メイン路17を流れずに、分岐路16、バイパス路18、第2の排気管12の順に流れる。
その後、再び冷却水が所定の温度を下回ると、サーモアクチュエータ13のロッド13aは後退する。後退したロッド13aはバルブ19を逆回転させ、バルブ19は閉じられる。排気ガスは、再び、メイン路17を流れるようになり、排気ガスから冷却水への熱の移動が再開される。
図2及び図3を参照する。第1の部材21は、排気ガスの上流側の部材であり、U字状の第1の壁部23と、第1の排気管11を差し込み可能な導入用差込穴24aを有している前壁部24と、が一体に構成されている。
第2の部材22は、排気ガスの下流側の部材である。第2の部材22は、分岐路16とバイパス路18とを隔てている隔壁部27と、U字状の第2の壁部25(支持壁部)と、第2の排気管12を差し込み可能な排出用差込穴28a(排気ガスの出口)を有している後壁部28(出口壁部)とが一体に設けられている部材である。
隔壁部27は、分岐路16から流れてきた排気ガスが通過可能な通気穴26を有している。通気穴26の縁には、バルブ19を受けることが可能なメッシュ26aが設けられている。
第2の壁部25は、回転軸19aの軸受19bを支持するための一対の支持穴29、29を有している。第2の部材22は、通気穴26と支持穴29、29と、排出用差込穴28aを有している部材ともいえる。
第2の部材22の隔壁部27は、第1の壁部23の後部23aと接合されている。接合の手法として、例えば、ろう付けや溶接などを適宜採用できる。
第1の部材21の上方及び第2の部材22の上方は、熱交換器30によって塞がれる。分岐路16は、第1の部材21と、隔壁部27と、熱交換器30によって構成されている。バイパス路18は、第2の部材22と、熱交換器30によって構成されている。隔壁部27は、分岐路16とバイパス路18とを隔てる部材といえる。
図3及び図4を参照する。熱交換器30は、層状に配置されている複数(例えば4つ)の第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34と、これらの熱交換ユニット31~34を収納しているケース35と、冷却水の4つの導入口30aを塞ぐ第1の蓋36と、冷却水の排出口30bを塞ぐ第2の蓋37とを有している。
ケース35は、第1の部材21及び第2の部材22の上方の開口を塞ぐことが可能な第1のケース半体60と、第1のケース半体60と共に第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34を挟み込む第2のケース半体80を有している。
第1のケース半体60及び第2のケース半体80が挟み込む方向は、熱交換ユニット31~34の積層方向と同一である。なお、ケース35は、一対の半体で構成するものに限られない。ケース35は、例えば、開口を有する箱と、開口を塞ぐ蓋とから構成してよい。
第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34は、いずれも扁平筒状であり、互いに同一の構成である。以下、第2の熱交換ユニット32を例として説明するが、この説明は、他の熱交換ユニット31、33、34の説明にも適合する。
図5を参照する。第2の熱交換ユニット32は、両端部が屈曲された一対の板材40、50から構成されている。一対の板材40、50は、互いに略対称であり、それぞれ、冷却水の流れる方向に沿って見ると、略U字状である。
一方の第1の板材40は、第1の平板部41と、この第1の平板部41の両端から第2の板材50に向かって延びている第1の縁部42、42(両端部)を有している。各々の第1の縁部42は、熱交換ユニット31~34の厚み方向(図7の上下方向)に延びている部位ともいえる。各々の第1の縁部42は、第1の平板部41の長手方向に沿って設けられている。
第1の平板部41は、第2の平板部42に向かって突出している複数の第1の内側凸部43と、第1の内側凸部43と反対側に突出している複数の第1の外側凸部44を有している。
複数の第1の内側凸部43と、複数の第1の外側凸部44とは、千鳥状に設けられている。第1の内側凸部43と第1の外側凸部44は、第1の平板部41の長手方向について交互に設けられている。第1の内側凸部43と第1の外側凸部44は、第1の平板部41の短手方向について交互に設けられている。
さらに、第1の平板部41には、長手方向に延びている長尺状の第1の長尺部45が設けられている。第1の長尺部45は、第2の板材50に向かって突出している。第1の長尺部45は、第1の平板部41の短手方向の中央に位置している。
図5、図6(b)を参照する。第1の平板部41のなかの、導入口30a側の縁は、段差状になっている。詳細には、第1の平板部41のなかの、冷却水の導入口30aを構成する第1の導入縁47は、第1の外側凸部44と同一の方向に突出している。同様に、第1の平板部41のなかの、冷却水の排出口30b(図4参照)側の縁は、段差状になっている。第1の平板部41のなかの、冷却水の排出口30bを構成する第1の排出縁48は、第1の外側凸部44と同一の方向に突出している。
図5、図6(c)を参照する。第1の平板部41のなかの、第1の縁部42との境界を第1の境界部46とする。第1の境界部46は、第1の外側凸部44と同一の方向に突出している。第1の境界部46は、第1の平板部41の長手方向の両端を除いて形成されている。
詳細には、水の流れ方向について、第1の境界部46の上流側の一端46aと、第1の導入縁47との間には、排気ガスを導入するための隙間が設けられている。第1の境界部46の下流側の他端46bと、第1の排出縁48との間には、排気ガスを導入するための隙間が設けられている。
図5を参照する。他方の第2の板材50は、略U字状であり、第1の平板部41よりも僅かに幅の広い第2の平板部51と、この第2の平板部51の両端から第1の板材40に向かって延びている第2の縁部52、52を有している。
第2の平板部51は、第1の平板部41に向かって突出している複数の第2の内側凸部53と、第2の内側凸部53と反対側に突出している複数の第2の外側凸部54を有している。
第2の平板部51には、長手方向に延びている長尺状の第2の長尺部55が設けられている。第2の長尺部55は、第1の板材40に向かって突出している。第2の長尺部55は、第1の平板部51の短手方向の中央に位置している。
第2の平板部51のなかの、導入口30a側の縁及び排出口30b側の縁は、段差状になっている。詳細には、第2の平板部51のなかの、冷却水の導入口30aを構成する第2の導入縁57は、第2の外側凸部54と同一の方向に突出している。第2の平板部51のなかの、冷却水の排出口30bを構成する第2の排出縁58は、第2の外側凸部54と同一の方向に突出している。
第2の平板部51のなかの、第2の縁部52との境界を第2の境界部56とする。第2の境界部56は、第2の外側凸部54と同一の方向に突出している。第2の境界部56は、第2の平板部51の長手方向の両端を除いて形成されている。
詳細には、水の流れ方向について、第2の境界部56の上流側の一端56aと、第2の導入縁57との間には、排気ガスを導入するための隙間が設けられている。第2の境界部56の下流側の他端56bと、第2の排出縁58との間には、排気ガスを導入するための隙間が設けられている。
図6(c)、図7を参照する。第1の板材40及び第2の板材50同士の接合について説明する。第1の縁部42の先端42aの外面は、第2の縁部52の先端52aの内面と接合している。なお、第1の縁部42が外側に位置するような構成でもよい。
第1の内側凸部43の先端は、第2の内側凸部53の先端と当接している。第1の長尺部45の先端は、第2の長尺部55の先端と当接している。なお、各々の熱交換ユニット31~34において、互いに対向しつつ当接している部位は、接合してもよい。
隣り合う熱交換ユニット同士の接合について説明する。第2の熱交換ユニット32の第1の境界部46の先端は、下層の第1の熱交換ユニット31の第2の境界部56の先端と接合している。第2の熱交換ユニット32の第2の境界部56の先端は、上層の第3の熱交換ユニット33の第1の境界部46の先端と接合している。
第1の境界部46と第2の境界部56とが設けられていない部位は、排気ガスを導入するための導入用隙間38(図6(a)参照)と、排気ガスを排出するための排出用隙間39(図4参照)になる。
図6(b)を参照する。第2の熱交換ユニット32の第1の導入縁47は、下層の第1の熱交換ユニット31の第2の導入縁57と接合している。第2の熱交換ユニット32の第2の導入縁57は、上層の第3の熱交換ユニット33の第1の導入縁47とは、互いに向かって突出していると共に接合している。第2の熱交換ユニット32において、第1の導入縁47と第2の導入縁57との間隔は、第1の平板部41と第2の平板部51との間隔よりも広い。
図4、図8を参照する。第1のケース半体60は、底板部61と、底板部61の長手方向の縁から第2のケース半体80に向かって延びている一対の第1の側壁部70、70(一対の対向部)を有している。
底板部61には、熱交換ユニット31~33の外形に沿って設けられた矩形状の第1の本体部62と、第1の本体部62の長手方向(第2の縁部52、52に沿う方向)の縁から延出している2つの第1の延出部63、63及び2つの第2の延出部64、64を有している。
ケース35内を流れる排気ガスの流れ方向を基準として、上流側の第1の延出部63、63は、それぞれ、排気ガスをケース35内に導入可能な導入穴65を有している。排気ガスの流れ方向について、導入穴65の上流側の縁65aと、導入用隙間38の下流側の端部38aとは、略同じ位置にある。
下流側の第2の延出部64、64は、それぞれ、排気ガスをケース35外に排出可能な2つの排出穴66を有している。排気ガスの流れ方向を基準として、排出穴66は、排出用隙間39の上流側の端部39aよりも上流側に位置している。
図7、図8を参照する。各々の第1の側壁部70は、第2の縁部52を保持している3つの保持部71~73と、第2の縁部52から離れている2つの離間部74、75と、を有している。なお、第2の縁部と、3つの保持部との間には僅かに隙間があってもよい。
3つの保持部71~73を、それぞれ、排気ガスの流れ方向を基準として、上流側から第1の保持部71、第2の保持部72、第3の保持部73とする。第1の保持部71は、導入口30aの側面に当接している。第3の保持部73は、排出口30bの側面に当接している。2つの離間部74、75を、上流側から第1の離間部74、第2の離間部75とする。
第1の保持部71は、第2の導入縁57と当接している。第3の保持部73は、第2の排出縁58と当接している。第1の保持部71の排気ガスの流れに沿う寸法をL1とする。同様に、第2の保持部72の寸法をL2、第3の保持部73の寸法をL3とする。第2の保持部72の寸法は、第1の保持部71~第3の保持部73の寸法のなかで最も長い。第2の保持部72は、最も長い保持部である。この第2の保持部72は、第1の離間部74と、第2の離間部75との間に位置している。
第1の離間部74は、第2の縁部52、52に沿って延びている第1の中部74bと、第1の中部74bの前端から第1の保持部71の後端に向かって延びている第1の前部74aと、第1の中部74bの後端から第2の保持部72の前端に向かって延びている第1の後部74cと、を有している。
第1の中部74bは、第1の縁部42、42に対して平行である。第1の前部74a、第1の後部74cは、第2の縁部52、52に対して傾いている。
第2の離間部75は、第2の縁部52、52に沿って延びている第2の中部75bと、第2の中部75bの前端から第2の保持部72の後端に向かって延びている第2の前部75aと、第2の中部75bの後端から第3の保持部73の前端に向かって延びている第2の後部75cと、を有している。
第2の中部75bは、第2の縁部52、52に対して平行である。第2の前部75a、第2の後部75cは、第2の縁部52、52に対して傾いている。
図4を参照する。第2のケース半体80の基本的な構成は、第1のケース半体60と同一である。第2のケース半体80は、天板部81と、天板部81の長手方向の縁から第2のケース半体80に向かって延びている一対の第2の側壁部90、90(一対の対向部)を有している。各々の第2の側壁部90は、第1の側壁部70と共にケース35の側壁を構成する。
天板部81は、底板部61と共に4つの熱交換ユニットを挟み込むことが可能な第2の本体部82と、第2の本体部82の長手方向の縁から延出している第3の延出部83及び第4の延出部84と、を有している。
即ち、各々の第2の側壁部90は、第2の縁部52を保持可能な3つの保持部94~96と、第2の縁部52から離れている2つの離間部97、98と有している。3つの保持部94~96を、それぞれ、排気ガスの流れ方向の上流側から第4の保持部94、第5の保持部95、第6の保持部96と、する。排気ガスの流れ方向について、2つの離間部97、98を、それぞれ、上流側から第3の離間部97、第4の離間部98とする。
図2、図8を参照する。ケース35の内部には、導入穴65を介して分岐路16と直接に連通している2つの導入路67、67と、排出穴66を介してバイパス路18と直接に連通している2つの排出路68、68が設けられている。
図4、図8を参照する。各々の導入路67は、第2の縁部52と、第1の延出部63と、第3の延出部83と、第1の離間部74と、第3の離間部97とよって囲まれた空間により構成されている。
各々の排出路68は、第2の縁部52と、第2の延出部64、64と、第4の延出部84と、第2の離間部75と、第4の離間部98とよって囲まれた空間により構成されている。
図8を参照する。第1の側壁部70の先端70aは、第2の側壁部90の先端90aと接合している。最下層の第1の熱交換ユニット31の第1の外側凸部44及び第1の境界部46は、底板部61と当接している。最上層の第4の熱交換ユニット34の第2の外側凸部54及び第2の境界部56は、天板部81と当接している。
図2、図3を参照する。前壁部24の上端24bと、隔壁部27の上端27aと、後壁部28の上端28bは、それぞれ、第1のケース半体60の底板部61の外面(下面)接合している。
第1の壁部23の上部には、第1のケース半体60の第1の離間部74と接合可能な第1の接合部23bが設けられている。第2の壁部25の上部には、第1のケース半体60の第2の保持部72と接合可能な第2の接合部25aと、第1のケース半体60の第2の離間部75と接合可能な第3の接合部25bが設けられている。第2の接合部25aの下方には、支持穴29、29が位置している。
図3、図8を参照する。第2の内側凸部53が設けられた面の法線に沿った方向から見て(図8参照)、第2の熱交換ユニット32は、矩形状である。矩形の重心Gを通過し、短手方向に延びている線をCL1とする。線CL1を基準として、第2の板材50は、対称の構成である。矩形の重心Gを通過し、長手方向に延びている線をCL2とする。線CL2を基準として、第2の板材50は、対称の構成である。同様に、第1の板材40(図5参照)もCL1及びCL2を基準として対称の構成である。
支持穴29、29に嵌合している軸受19b、19bは、第1の離間部74と第2の離間部75との間に位置している。
熱交換時の、排気ガスの流れについて説明する。排気ガスは、導入穴65を通過して、導入路67に流れ込む(矢印(1)参照)。ケース35内の排気ガスの流れ方向を基準として、導入用隙間38は、導入穴65よりも上流側に位置している。そのため、導入路67に流れ込んだ排気ガスは、導入用隙間38に向かって、上流側に流れる(矢印(2)参照)。導入用隙間38から熱交換ユニットの内部に流れ込んだ排気ガスは、排出用隙間39に向かって流れる(矢印(3)参照)。排出穴66は、排出用隙間39よりも上流側に位置している。そのため、排気ガスは、排出用隙間39から排出路68に向かって上流側に流れる(矢印(4)参照)。排気ガスは、排出穴66を通過して、バイパス路18に流れ込む(矢印(5)参照)。
実施例の効果について説明する。
図4、図8を参照する。第1のケース半体60は、底板部61と、底板部61の長手方向の縁から第2のケース半体80に向かって延びている一対の第1の側壁部70、70(一対の対向部)を有している。第2のケース半体80は、天板部81と、天板部81の長手方向の縁から第2のケース半体80に向かって延びている一対の第2の側壁部90(一対の対向部)を有している。
各々の第1の側壁部70、70は、第2の縁部52、52を保持している第1の保持部71~第3の保持部73と、を有している。各々の第2の側壁部90は、第2の縁部52、52を保持している第4の保持部94、第5の保持部95、第6の保持部96を有している。
即ち、ケース35のなかの第1の側壁部70、70及び第2の側壁部90は、それぞれ、第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34の第2の縁部52、52を挟み込んでいる。そのため、熱交換器30の製造時において、ケース35に対して熱交換ユニット31~34を組み付ける際に、熱交換ユニット31~34を積層させることができる。熱交換ユニット31~34は起立しておらず、熱交換ユニット31~34の起立状態を保持するための保持部材は不要となる。熱交換器30を構成する部品点数を減らすことができる。
図2、図8を参照する。ケース35の内部には、分岐路16と直接に連通している2つの導入路67、67と、バイパス路18と直接に連通している2つの排出路68、68と、を有している。以下、一方の導入路67、排出路68について説明する。この説明は他方の導入路67、排出路68にも適合する。
導入路67は、第2の縁部52と、第1の延出部63と、第3の延出部83と、第1の離間部74と、第3の離間部97と、によって囲まれた空間により構成されている。排出路68は、第2の縁部52、52と、第2の延出部64、64と、第4の延出部84と、第2の離間部75と、第4の離間部98とよって囲まれた空間により構成されている。そのため、分岐路16とメイン路17とを接続する管や、メイン路17とバイパス路18を接続する管が不要となる。熱交換器30を構成する部品点数をさらに減らすことができる。
最長保持部である第2の保持部72は、第1の離間部74と、第2の離間部75との間に位置している。上述の通り、第1の離間部74は、導入路67の一部を構成している。第2の離間部75は、排出路68の一部を構成している。そのため、第2の保持部72の寸法を長く設定することにより排気ガスの導入路67と排出路68との間隔を広げることができる。熱交換ユニット31~34内部の熱交換可能な領域が増え、熱交換の効率が上がる。
線CL1を基準として、第2の板材50は、対称の構成である。線CL2を基準として、第2の板材50は、対称の構成である。そのため、ケース35に対して、第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34を誤って組み付けることを防止することができる。
図5及び図7を参照する。第1の平板部41は、複数の第1の内側凸部43及び第1の外側凸部44を有している。第2の平板部51は、複数の第2の内側凸部53及び第2の外側凸部54を有している。第1の熱交換ユニット31~第4の熱交換ユニット34は、それぞれ、冷却水及び排気ガスと接触可能な面積が増えるため、熱交換ユニット31~34の内部にフィンを配置せずに熱交換の効率を高めることができる。
第1の内側凸部43の先端は、第2の内側凸部53の先端と接合している。第1の長尺部45の先端は、第2の長尺部55の先端と接合している。即ち、一対の板材40、50から構成されている筒状の熱交換ユニットは、第1の縁部42、42と第2の縁部52、52との接合に加えて、内側凸部43、53同士が接合されており、かつ、長尺部45、55同士も接合されている。熱交換ユニット31~34の強度が高まる。
図3を参照する。分岐路16とバイパス路18との間には、排気ガスが通過可能な通気穴26を有している隔壁部27が設けられている。隔壁部27は、バイパス路18を構成している第2の壁部25と、一体に構成されている。そのため、隔壁部27は第2の壁部25の一部であるため、部品点数を減らすことができる。
以下、熱交換ユニット31~34の2つの変形例について説明する。2つの変形例による熱交換ユニットは、実施例による熱交換ユニット31~34に代えて、熱交換器20を構成することができる。実施例と共通する構成については、実施例と同一の符号を付すると共に説明は省略する。
<変形例1>
図9には、熱交換ユニットを構成する第2の板材50Aが示されている。第2の板材50Aの第2の平板部51には、第2の外側凸部54及び第2の内側凸部53が設けられている。第2の外側凸部54及び第2の内側凸部53の密度は、排気ガスの下流側に向かうに連れて高まる。
即ち、排気ガスの下流側に向かうに連れて、第2の外側凸部54及び第2の内側凸部53の数が多くなり、かつ、第2の外側凸部54と、第2の内側凸部53との間隔も狭まる。そのため、熱交換の効率が高まる。
<変形例2>
熱交換ユニット47Bは、矩形状の1枚の板材40Bにより構成されている。板材40Bの一方の第1の短辺40Baに沿っている線を第1の線B1とする。第1の線B1と平行かつ所定の間隔が空けられていると共に第1の線B1と平行に延びている線を第2の線B2とする。第2の線B2に沿って延びている線を第3の線B3とする。
板材40Bは、第1の短辺40Baと第1の線B1との間の第1の部位41Bと、第1の線B1と第2の線B2との間の第2の部位42Bと、第2の線B2と第3の線B3との間の第3の部位43Bと、第3の線B3と第2の短辺40Bbとの間の第4の部位44Bと、に区画される。
第2の部位42Bは、実施例1の第1の平板部41(図5参照)に相当する。第4の部位44Bは、実施例1の第2の平板部51(図5参照)に相当する。即ち、第2の部位42Bは、第1の内側凸部43と、第1の外側凸部44と、第1の長尺部45と、第1の境界部46と、第1の導入縁47と、第1の排出縁48を有している。第4の部位44Bは、第2の内側凸部53と、第2の外側凸部54と、第2の長尺部55と、第1の境界部56と、第2の導入縁57と、第2の排出縁58を有している。各々の部位の詳細な説明は省略する。
矢印(6)に示されるように、第1の線B1、第2の線B2、第3の線B3を境界として、板材40Bを折り曲げて、短辺40Ba、40Bb同士を接触させる。これにより、扁平筒状の熱交換ユニット40Bが得られる。
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例及び変形例に限定されるものではない。
本発明の排熱回収装置は、四輪車に好適である。
10…排熱回収装置
16…分岐路
17…メイン路
18…バイパス路
19…バルブ、19a…回転軸
25…第2の壁部(支持壁部)
26…通気穴
27…隔壁部
28…後壁部(出口壁部)
30…熱交換器
31…第1の熱交換ユニット
32…第2の熱交換ユニット
33…第3の熱交換ユニット
34…第4の熱交換ユニット
35…ケース
40…第1の板材
41…第1の平板部
42…第1の縁部
50…第2の板材
51…第2の平板部
52…第2の縁部
55…第2の長尺部
60…第1のケース半体
67…導入路
68…排出路
70…第1の側壁部(一対の対向部)
71…第1の保持部、72…第2の保持部、73…第3の保持部
74…第1の離間部、75…第2の離間部
80…第2のケース半体
90…第2の側壁部(一対の対向部)
94…第4の保持部、95…第5の保持部、96…第6の保持部
97…第3の離間部、98…第4の離間部

Claims (4)

  1. 導入された排気ガスを分岐可能な分岐路と、この分岐路の一方に接続されていると共に前記排気ガス及び冷却水の熱交換を行う熱交換器が設けられたメイン路と、前記分岐路の他方に接続されて前記メイン路を迂回して前記排気ガスを流すことのできるバイパス路を有し、
    前記熱交換器は、層状に配置されている複数の熱交換ユニットと、これらの複数の熱交換ユニットを収納しているケースを有し、
    各々の前記熱交換ユニットの内部を前記冷却水が通過すると共に、隣り合う前記熱交換ユニット間の隙間を前記排気ガスが通過する、排熱回収装置において、
    各々の前記熱交換ユニットは、一対の板材から構成されている扁平筒状であり、
    各々の前記板材は、平板部と、前記平板部の両端から対となる前記板材へ向かって延びている縁部を有しており、
    前記ケースの一部は、互いに対向している一対の対向部を有しており、
    この一対の対向部は、それぞれ、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部を保持している少なくとも1つの保持部を有しており、
    前記平板部と前記縁部との境界の境界部は、隣り合う前記熱交換ユニットへ向かって突出していると共に、隣り合う前記熱交換ユニットの前記境界部に接合されており、
    前記境界部は、前記冷却水が流れる方向を基準として、前記平板部の両端を除いて形成されていることにより、前記熱交換器には、前記境界部の一端側に排気ガスを導入するための導入用隙間が形成されると共に、前記境界部の他端側に排気ガスを排出するための排出用隙間が形成され、
    前記ケースの各々の前記対向部は、前記熱交換ユニットの前記縁部から離れている第1の離間部及び第2の離間部を有しており、
    前記第1の離間部と、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部とに囲まれた空間は、前記導入用隙間に向けて排気ガスを導入可能な導入路であり、
    この導入路は、前記分岐路と直接に連通しており、
    前記第2の離間部と、各々の前記熱交換ユニットの前記縁部とに囲まれた空間は、前記排出用隙間を通過した前記排気ガスを排出可能な排出路であり、
    この排出路は、前記バイパス路と直接に連通している、排熱回収装置。
  2. 前記保持部は複数設けられ、
    複数の前記保持部のなかで、前記縁部の長手方向を基準として、最も長い前記保持部を最長保持部とすると、
    この最長保持部は、前記第1の離間部と、前記第2の離間部との間に位置している、ことを特徴とする請求項記載の排熱回収装置。
  3. 々の前記平板部には、前記縁部に沿う方向に延びている長尺状の長尺部が設けられており、
    各々の前記長尺部は、互いの前記平板部に向かって突出していると共に先端同士が当接している、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排熱回収装置。
  4. 前記排気ガスが通過可能な通気穴を有していると共に前記分岐路と前記バイパス路を隔てている隔壁部と、前記通気穴を開閉可能なバルブの回転軸を支持している支持壁部と、前記排気ガスの出口を有している出口壁部とは、一体に設けられている、ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項記載の排熱回収装置。
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