JP7057599B2 - 車載用ハウス - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、平成29年11月16日高知ぢばさんセンターにおいて開催された第6回ものづくり総合技術展で発表第30条第2項適用、平成29年12月17日グランフロント大阪において開催された高知暮らしフェア2017で発表第30条第2項適用、平成30年4月1日BLUE IN GREENにおいて開催されたSPICE UPで発表第30条第2項適用、平成29年11月28日アイビーログ工房のウェブサイトにて公開第30条第2項適用、平成29年11月16日ウェブサイトにて公開
本発明は、内側に居住可能な空間を形成した、貨物自動車の荷台に積み降ろし可能に搭載される車載用ハウスに関する。
従来より、車両の運転席の後方に居住可能な空間を形成したキャンピングカーは広く知られており、必要な資材や食材などを事前に搭載してキャンプ場などの所望の地点まで自走して移動し、簡易かつ安全に宿泊することが可能であるため、キャンプ愛好家を中心に根強い人気がある。
また、万一の災害発生時にも前述のキャンピングカーのように安全な居住空間を確保できれば、被災者にとって非常に有用な避難場所として活用することもできる。
しかしながら、車両一体型のキャンピングカーは専用の設計で製造されるものであることや需要が限定的であることから比較的高額な商品であり、日本の道路事情では乗用車としての日常使用の使い勝手が良いとは言い難く、身近なものではなかった。
これに対し、例えば実登第3156034号公報(特許文献1)に示すように、車両と躯体(キャビン)を別体として構成し、例えば軽トラックのような平坦な荷台を有する貨物自動車である車両に躯体を積み降ろし可能に搭載してなるキャンピングカーが知られている。
このような車両と躯体を別体として構成したキャンピングカーは、躯体が必要となるキャンプなどの用途においてはクレーンやフォークリフトなどを用いて躯体を持ち上げて車両に搭載したキャンピングカーとして運用し、荷物の運搬機能が必要となる日常の運搬業務などの用途においてはクレーンやフォークリフトなどを用いて車両から躯体を降ろして貨物自動車として運用可能であるため、汎用性が高いのみならず、車両は既存の貨物自動車を利用することができるため費用も抑えることができる利点がある。
また、例えば実開昭49-036611号公報(特許文献2)のように、ジャッキを用いて躯体の昇降を行うものとすれば、特許文献1に記載のキャンピングカーのように、クレーンやフォークリフトなどを用いて車両への躯体の積み降ろしを行う必要がないため、個人のユーザーであっても容易に躯体の積み降ろしが可能となる利点がある。
しかしながら、貨物自動車の荷台のサイズは車種によって異なり、またユーザーが希望する高さが異なる場合もあることから、各々専用の躯体を製造する必要があり、快適な居住性を有する躯体のサイズ違いの躯体の製造は容易でないことから、費用の高騰や納期の長期化を招き、あるいは簡単な製造のためには居住性を犠牲にせざるを得ないといった問題があった。
また、特に短期間で頻繁に躯体の積み降ろしが必要となるような状況においては、強固に固定されたジャッキの脱着は手間のかかる煩雑な作業であった。
実登第3156034号公報 実開昭49-036611号公報
本発明は、貨物自動車の車種ごとの荷台のサイズに応じた製造が容易であるとともに居住性も良く、またクレーンやフォークリフトなどを使用することなく容易に貨物自動車への躯体の積み降ろしを可能とする貨物自動車の荷台に搭載可能な車載用ハウスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明である車載用ハウスは、内側に居住可能な空間を形成した、貨物自動車の荷台に搭載可能な車載用ハウスであって、複数のアーチ状の骨組と、前記骨組の外側に取り付けられた内壁と、前記内壁の外側に取り付けられた外壁と、前記骨組の下部において前記骨組に取り付けられた床板と、前記外壁の一部に取り付けられ内側と外側を出入り可能とする扉と、を有する躯体および前記躯体を昇降させるジャッキからなり、前記骨組は、平板状のインナー部材と、平板状のアウター部材と、締結部材とを有し、前記インナー部材および前記アウター部材は、それぞれ少なくとも一方の端部において厚み方向に貫通孔が形成されており、1本の前記インナー部材の一方の端部を、2本の互いに同一の長さの前記アウター部材で挟持し、挟持された1本の前記インナー部材および挟持した2本の前記アウター部材にそれぞれ形成された前記貫通孔を連通させた状態で前記締結部材により締結した骨組ユニットを1単位とし、複数の前記骨組ユニットを連結し、それぞれ所定の角度で前記締結部材により締結することで前記骨組がアーチ状に構成されていることを特徴とする。
また、前記ジャッキは、ジャッキ本体と、前記ジャッキ本体に脱着自在な固定金具と、上方に向けて突設された係合突起と、前記固定金具および前記係合突起を取り付けた係合部材本体とからなり、前記躯体の外壁に前記係合突起を下方から挿入可能な下方を開口したソケットが複数設けられている場合、前記躯体への前記ジャッキの着脱を確実かつ容易に行うことができる。
更に、前記躯体の外壁に取り付け金具が複数設けられており、前記取り付け金具を前記貨物自動車に係止することで前記貨物自動車からの脱落を防止することができる。
本発明によれば、骨組を平板状のインナー部材およびアウター部材を締結部材により組み立ててなるアーチ状の構造としたことで、骨組の本数や設置位置,湾曲の角度,インナー部材・アウター部材の長さ,あるいは骨組ユニットの数を調整するだけで搭載する貨物自動車の荷台のサイズや希望の高さなどに応じた骨組を容易に製造できることで、サイズ違いの躯体の製造が飛躍的に容易となる。
また、内壁および外壁が骨組の外側にある構成としたことで、内部空間を有効に利用できる。
更に、予め躯体の外壁に複数設けたソケットにより躯体の外側からジャッキを確実かつ容易に着脱可能としたことで、簡易な構造で貨物自動車の荷台への躯体の積み降ろしを可能としており、頻繁な躯体の積み降ろしが必要である場合の手間を削減でき、また、例えば災害発生時において、1台の貨物自動車で多数の躯体を運搬し公共の広場などに仮設住宅として設置することも容易となる。
本発明の好ましい実施の形態を示す側面図。 図1に示した実施の形態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態における躯体の一部を省略した断面図。 図3の部分拡大図。 図1に示した実施の形態における骨組の構造を示す説明図。 図1に示した実施の形態における係合部材を示す説明図。 図1に示した実施の形態におけるソケットへのジャッキの装着手順を示す説明図。 図1に示した実施の形態における躯体の貨物自動車への積み降ろし時の状態を示す説明図。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。尚、本明細書において「前方」は車載用ハウスを100搭載した貨物自動車200の進行方向と一致する方向を、「後方」は「前方」の反対方向を、「左右方向」は車載用ハウス100を搭載した貨物自動車200の進行方向に対して左方向および右方向を指すものとする。
図1および図2は本発明である車載用ハウス100の好ましい実施の形態を示す図であり、この車載用ハウス100は、躯体10およびジャッキ20からなり、軽トラックなどの貨物自動車200の平坦な荷台210に搭載して使用されるものである。
躯体10は、アーチ状の複数の骨組30と、骨組30の外周に沿って木ネジ(図示せず)により取り付けられた板状の内壁40と、内壁40の外周に沿って木ネジ(図示せず)により取り付けられた板状の外壁50と、骨組30の下部に取り付けられた板状の床板60と、床板60を支持する根太61と、後方の外壁50に取り付けられて内側と外側を出入り可能とする扉70とからなり、全体としてかまぼこ形を呈し、外壁50のうち左方向の外壁51および右方向の外壁52にはそれぞれ開閉可能な窓72が形成されている。
内壁40の外周(外壁50との間)には全面に防水紙45が取り付けられており、躯体10内側への雨漏りを防止しているとともに、内壁40と外壁50との二重構造の壁面を構成したことで断熱効果をより高めることができる。
躯体10は、窓72のガラス73、内壁40と外壁50の間に取り付けられた防水紙45、扉70の錠71ならびに内壁40と外壁50の取り付けに用いる木ネジその他の各金具を除き、全て木材により形成されている。
床板60の下方には床板60と直交方向に配置され床板60と一体に取り付けられる根太61が設けられており、骨組30と床板60および根太61が共に固定されていることによって、躯体10をかまぼこ型(アーチ構造)の強固な構造体とすることができる。
内壁40は、コバ面に凹条42を形成した上側部材41およびコバ面に凸条44を形成した下側部材43からなり、凹条42と凸条44を嵌合させて上側部材41と下側部材43を組み合わせた構造である。
外壁50のうち左方向の外壁53および右方向の外壁54にはそれぞれ、下方に係合凹部81を開口した金属製のソケット80が上下2段で2箇所(ソケット80の設置数は合計8箇所)固定ネジ82により固定されて設けられている。ソケット80は、例えば旗蝶番の凹側部品を使用することができる。
また、外壁50のうち左方向の外壁53および右方向の外壁54にはそれぞれ、フック91およびフック91に連結されたターンバックル92からなる取り付け金具90が2箇所設けられている。
躯体10を貨物自動車200に搭載する際は、躯体10をジャッキ20で荷台10の高さよりもやや高く持ち上げた後、貨物自動車200の荷台210が躯体10の下に位置するまで貨物自動車200を後退させ、ジャッキ20を下げることにより貨物自動車200の荷台210の所定位置に躯体10を載せた後に、貨物自動車200に予め設けた係止具230にターンバックル92を取り付け、ターンバックル92を回転させて締め付け、ゆるみの無いように係止して、躯体10が貨物自動車200から脱落することを防止している。
尚、符号12は躯体10の頂部11に取り付けられた屋根、符号15は例えばサーフボードなど長尺の物品を収納するために、貨物自動車200の運転席220上方に位置し躯体10における前方に突出して形成された収納空間である。
また、特に図示しないが躯体10の内部には従来から一般的に採用されているような居住するために必要となる展開式のテーブルや椅子などの設備が設置されている。
図3は本発明の好ましい実施の形態における躯体10の一部を省略した断面図であり、骨組30は、少なくとも一方の端部32において厚み方向に貫通孔33が形成された平板状のインナー部材31と、少なくとも一方の端部35において厚み方向に貫通孔36が形成された平板状のアウター部材34と、ボルト38およびナット39を有する締結部材37とからなる(図4参照)。
より詳細に説明すると、インナー部材31はそれぞれ形状の異なるインナー部材31a,31b,31c,31d,31eとからなり、アウター部材34はそれぞれ形状の異なるアウター部材34a,34b,34c,34d,34eとからなる。
1本のインナー部材31の一方の端部32を、2本の互いに同一の長さのアウター部材34,34で挟持し、挟持された1本のインナー部材31および挟持した2本のアウター部材34,34にそれぞれ形成された貫通孔33,36,36を連通させた状態で、ボルト38を貫通孔33,36,36の一方から挿通し、貫通孔33,36,36の他方から突出したボルト38をナット39で螺締することによって締結した骨組ユニットを1単位として、所定の複数単位の骨組ユニットが長さ方向に連結される(図5参照)。
このとき、複数の骨組ユニットはそれぞれ所定の角度で前記締結部材37の締結により連結することで骨組30がアーチ状に構成されている。
尚、アウター部材34,34の端部35,35およびインナー部材31の端部32は所定の角度で斜めに角を落としているため、組み立てた際に各端部32,35,35の外周をほぼ面一とすることができ、内壁40を取り付ける際に不要な突起を生じる心配がないとともに、内壁40が骨組30と接触する面積が広く取れるため、取り付け作業が容易で且つ強固な固定が可能となる。
そして、前後方向に並べた複数のアーチ状の骨組30の外周に沿って内壁40を取り付け、内壁40によって各骨組30を連結したかまぼこ型(アーチ構造)としたことで、水平方向や垂直方向,ねじれ方向への荷重に対する強度を向上させた躯体10とすることができる。
また、各骨組30についても1本のインナー部材31を2本のアウター部材34,34で挟持して締結した骨組ユニットを連結してアーチ状に曲げた構造としたことで、例えば1本のインナー部材と1本のアウター部材とからなる骨組ユニットを連結してアーチ状に曲げた構造の骨組と比較して、水平方向や垂直方向,ねじれ方向への荷重に対する強度を向上させることができる。
更に、骨組30の外側に内壁40を、内壁40の外側に外壁50を取り付けた二重構造の壁面を構成したことも、例えば外壁のみからなる一重構造の壁面と比較して、水平方向や垂直方向,ねじれ方向への荷重に対する強度を向上させることができる。
尚、骨組ユニットを1単位として複数単位の骨組ユニットにより構成したことから骨組30は表裏で形状が異なるが、本実施の形態において躯体10を構成する4つの骨組30はその表裏を互い違いに並べて配置しているため、重量や強度のバランスを躯体10の左右でほぼ均等にしている。
ジャッキ20は、例えば手動操作により昇降が可能なジャッキ本体21と、ジャッキ本体21を躯体10に取り付けるための係合部材26とからなる。係合部材26は、前記ジャッキ本体21に脱着自在な固定金具27と、ソケット80に下方から挿入可能な係合凸部28と、固定金具27および係合凸部28を取り付けた板状の係合部材本体29とからなる(図6参照)。
本実施の形態におけるジャッキ本体21は、地面に安定して設置可能な幅広の基台22と、基台22から一体に立設する外側ネジ溝を形成したシャフト23と、シャフト23に螺着可能な内側ネジ溝を形成したハンドル24と、ハンドル24の上面に接してシャフト23に外嵌されたリフト部25とからなり、ハンドル24の回転操作によってリフト部25を昇降させる一般的なスクリュージャッキであるが、従来周知の他の手動式のジャッキを用いてもよく、動力式のジャッキを用いてもよい。
係合凸部28は、例えば旗蝶番の凸側部品を使用することができる。固定金具27は、例えば単管クランプ(タルキ止めクランプ)を使用することができる。
貨物自動車200の荷台210から躯体10を降ろすにあたっては、車載用ハウス100を設置する位置に躯体10を搭載した貨物自動車200を停めて、まず各取り付け金具90の貨物自動車200への接続を解除する。
次に、躯体10の外壁50に設けた各ソケット80に係合部材26の係合凸部28を挿入した後に、係合部材26の固定金具27にジャッキ本体21のリフト部25を装着して、躯体10とジャッキ20を接続する(図7(a)(b)参照)。
続いて、ジャッキ20のハンドル24を操作してリフト部25を上昇させて、リフト部25と連動する躯体10が貨物自動車200の荷台210から上昇し、貨物自動車200の荷台210から躯体10が離れたら、貨物自動車200を前方へ移動させる(図8参照)。
最後に、予め用意した所定の高さの安定した土台(図示せず)を躯体10の下方に設置し、ジャッキ20のハンドル24を操作してリフト部25を下降させ、前記土台へと躯体10を降ろすことで、車載用ハウス100が不要な時の車庫などへの保管や、小屋や仮設住宅として使用したい所望の場所への車載用ハウス100の設置が容易に行える。
躯体10を前記土台へ載置した後は、係合部材26の固定金具27からジャッキ本体21のリフト部25を外し、次いでソケット80の係合凹部81へ挿入していた係合凸部28を抜くことで、躯体10の外側から躯体10とジャッキ20との接続を容易に解除できる。
一方、躯体10を貨物自動車200の荷台210へ取り付ける場合には、上記した手順と逆の手順で作業を行うものであるが、躯体10を載置する所定の高さの前記土台を用いていることで、ジャッキ20を操作して躯体10を上昇させる際、地面の高さから持ち上げるよりも前記土台の高さ分だけ持ち上げる労力を減らすことができる。
尚、土台を使用せずに車載用ハウス100を地面に置くものとしてもよい。
本発明によれば、骨組30を平板状のインナー部材31およびアウター部材34を締結部材37により組み立ててなるアーチ状の構造としたことで、骨組の本数や設置位置,湾曲の角度,インナー部材・アウター部材の長さ,あるいは骨組ユニットの数を調整するだけで搭載する貨物自動車200の荷台210のサイズや希望する高さに応じて丁度よい寸法に躯体10の大きさを調整することができる。
また、予め躯体10の外壁50に複数設けたソケット80により、ジャッキ20の着脱を、躯体10の内側に入ってナット締めするなどの作業を要さず躯体10の外側からだけの作業によって確実かつ容易としたことで、簡易な構造で貨物自動車200の荷台210への車載用ハウス100の積み降ろしを可能としており、頻繁な車載用ハウス100の積み降ろしが必要である場合の手間を削減でき、1台の貨物自動車200で多数の車載用ハウス100を運搬し公共の広場などに仮設住宅として設置することも容易としたものである。
更に、本発明の車載用ハウス100の躯体10は全面が木材により構成されていることから、木材の持つ自然の調湿効果や断熱効果を存分に発揮し、例えば軽合金や樹脂材などから形成された車載用ハウスと比較して居住性が格段に向上しているとともに、仮に外壁50の一部が破損したとしても、交換用の板材を張り替えることによって容易に補修が可能となるため、メンテナンス性も高い。
特に、躯体10の形状を上部が窄まったかまぼこ型(アーチ構造)としたことで、従来の函型直方体の躯体と比較して省サイズであるとともに木材は軽量で安価であるため経済的であり、また木材の有効利用ともなっている。
本発明において、躯体10の形状を上部が窄まったかまぼこ型(アーチ構造)としたことは、軽量であっても強度上の利点があるのみならず、骨組の本数,角度,前後の位置および骨組ユニットの数を調整するだけで搭載する貨物自動車200の荷台210のサイズに応じて丁度よい寸法に躯体10の大きさを調整することができるとともに、内壁及び外壁が骨組の外側にある構成としたことで、十分な内部空間を確保することができる設計上の利点がある。
更に、躯体10の形状を上部が窄まったかまぼこ型(アーチ構造)としたことは、高速走行時の横風による転倒リスクや、山間部などにおいて木々が密集するような地形における高所の障害物に当たるリスクを軽減して、安全な交通を可能とする使用上の利点もある。
更にまた、躯体10の前方13を斜めに切り欠いたような形状にしたことで、高速走行時の空気抵抗を減少させて快適な走行を可能とし、躯体10の後方14における外壁50を扉70よりも後方へ延出させた軒の様な形状にしたことで、躯体10への出入りの際に上方や左右からの雨風の影響を減少させて快適な乗降を可能としている。
10 躯体、11 頂部、12 屋根、13 前方、14 後方、15 収納空間、20 ジャッキ、21 ジャッキ本体、22 基台、23 シャフト、24 ハンドル、25 リフト部、26 係合部材、27 固定金具、28 係合凸部、29 係合部材本体、30 骨組、31 インナー部材、32 端部、33 貫通孔、34 アウター部材、35 端部、36 貫通孔、37 締結部材、38 ボルト、39 ナット、40 内壁、41 上側部材、42 凹条、43 下側部材、44 凸条、45 防水紙、50,51,52,53,54 外壁、60 床板、61 根太、70 扉、71 錠、72 窓、73 ガラス、80 ソケット、81 係合凹部、82 固定ネジ、90 取り付け金具、91 フック、92 ターンバックル、100 車載用ハウス、200 貨物自動車、210 荷台、220 運転席、230 係止具

Claims (3)

  1. 内側に居住可能な空間を形成した、貨物自動車の荷台に積み降ろし可能に搭載される車載用ハウスであって、
    複数のアーチ状の骨組と、前記骨組の外側に取り付けられた内壁と、前記内壁の外側に取り付けられた外壁と、前記骨組の下部において前記骨組に取り付けられた床板と、前記外壁の一部に取り付けられ内側と外側を出入り可能とする扉と、を有する躯体および前記躯体を昇降させるジャッキからなり、
    前記骨組は、平板状のインナー部材と、平板状のアウター部材と、締結部材とを有し、
    前記インナー部材および前記アウター部材は、それぞれ少なくとも一方の端部において厚み方向に貫通孔が形成されており、
    1本の前記インナー部材の一方の端部を、2本の互いに同一の長さの前記アウター部材で挟持し、挟持された1本の前記インナー部材および挟持した2本の前記アウター部材にそれぞれ形成された前記貫通孔を連通させた状態で前記締結部材により締結した骨組ユニットを1単位とし、
    複数の前記骨組ユニットを連結し、それぞれ所定の角度で前記締結部材により締結することで前記骨組がアーチ状に構成されていることを特徴とする車載用ハウス。
  2. 前記ジャッキは、ジャッキ本体と、前記ジャッキ本体に脱着自在な固定金具と、上方に向けて突設された係合突起と、前記固定金具および前記係合突起を取り付けた係合部材本体とからなり、
    前記躯体の外壁に前記係合突起を下方から挿入可能な下方を開口したソケットが複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の車載用ハウス。
  3. 前記躯体の外壁に取り付け金具が複数設けられており、前記取り付け金具を前記貨物自動車に係止することで前記貨物自動車からの前記躯体の脱落を防止したことを特徴とする請求項1または2記載の車載用ハウス。
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