JP7054844B2 - 車両、情報提示システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動走行が可能な車両、情報提示システムに関する。
近年、自動運転車両の開発が加速している。NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)は2016年、SAE(Society of Automotive Engineers)の自動運転レベルの定義を採用し、自動運転レベルを、運転自動化なし(レベル0)、運転者支援(レベル1)、部分的運転自動化(レベル2)、条件付運転自動化(レベル3)、高度運転自動化(レベル4)、及び完全自動運転化(レベル5)に分類した。
レベル0では、人間の運転者が全てを行う。レベル1では、車両の自動化システムが、人間の運転者をときどき支援し、いくつかの運転タスクを実施することができる。レベル2では、車両の自動化システムが、いくつかの運転タスクを事実上実施することができる一方、人間の運転者は、運転環境を監視し、また、残りの部分の運転タスクを実施し続けることになる。レベル3では、自動化システムは、いくつかの運転タスクを事実上実施するとともに、運転環境をある場合に監視する一方、人間の運転者は、自動化システムが要請した場合に、制御を取り戻す準備をしておかなければならない。レベル4では、自動化システムは、運転タスクを実施し、運転環境を監視することができる。人間は、制御を取り戻す必要はないが、自動化システムは、ある環境・条件下のみで運航することができる。レベル5では、自動化システムは、人間の運転者が運転できる全ての条件下において、全ての運転タスクを実施することができる。
レベル4、5では人間は運転に関与する必要がなくなる。レベル4は専用空間又は限定地域での自動運転であり、レベル5は地域を限定しない自動運転である。レベル1は2017年現在、広く実用化されており、レベル2は一部実用化されている。レベル3では、自動運転システムが運転を主導しつつ、必要に応じて人間による運転が要請される。
レベル1-3では、車両内において自動運転システムと運転者との間のインタフェースが必要となる。自動運転システムから運転者への通知の主なものは、自動運転システムが決定した車両の行動を運転者に提示することである。運転者は提示された行動をもとに車両の次の行動に備えることができる。レベル3では、自動運転システムから運転者へ、自動運転システムが主導する運転から、運転者が主導する運転への切り替えを要請する通知が必要となる。
2017年現在、多くの車両にはカーナビゲーションやディスプレイオーディオといったインフォテイメント機器が搭載されており、インフォテイメント機器はディスプレイとスピーカを備えている。また車室内に複数のインフォテイメント機器を搭載する車両も開発されている(例えば、特許文献1参照)。そこで自動運転システムから運転者へ通知するデバイスとして、インフォテイメント機器を活用することが考えられる。
国際公開第2017/068759号
車両は、ISO26262規格を中心とした機能安全規格に準拠して製造される必要がある。ISO26262規格は3.5トン以下の乗用車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格である。ISO26262規格で規定されるASIL(Automotive Safety Integrity Level)は、ADAS(Advanced Driving Assistant System)について、最高レベルのASIL Dを要求する。ASIL Dは、SPFM(Single Point Fault Metric)が99%以上、及びLFM(Latent Fault Metric)が90%以上を要求している。
自動運転システムから運転者などの搭乗者へ通知するための機器は、ADASを構成する機器になるため、ISO26262規格のASILが要求されることになる。2017年現在のカーナビゲーション装置などのインフォテイメント機器の殆どは、ISO26262規格のASILに準拠していない。従って、車両に搭載されている既存のインフォテイメント機器を、自動運転システムから搭乗者へ通知する機器として使用することは基本的にできない。また、これから製造されるインフォテイメント機器をISO26262規格のASILに準拠させるには大幅なコスト増が必要となる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、自動運転システムから搭乗者に通知するインタフェースを、機能安全基準に準拠しつつ低コストで実現する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両は、運転者が着座可能な座席と、電気的に制御可能な動力部と、電気的に制御可能な操舵部と、電気的に制御可能な制動部と、第1情報提示装置と、第2情報提示装置と、を備え、前記第1情報提示装置は、前記運転者が視認可能に配置された第1表示と、前記第1表示部に接続された第1制御部とを含み、前記第2情報提示装置は、前記運転者が視認可能に配置された第2表示と、記第2表示に接続された第2制御部とを含み、前記動力部、前記操舵部、及び前記制動部に対して電気的に制御を加えることで自律走行が可能な車両であって、前記第1情報提示装置、前記第2情報提示装置、前記動力部、前記操舵部、および、前記制動部は、前記車両に搭載されている所定のネットワークに接続されており、前記第1表示は、少なくとも前記自律走行に関連する情報を表示可能であり、前記第2表示は、少なくとも前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を表示可能であり、前記第1制御は、第1オペレーティングシステムで動作し、前記第2制御、第2オペレーティングシステムで動作し、前記第1情報提示装置のシステムの規模は、前記第2情報提示装置のシステムの規模よりも小さい
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、自動運転システムから搭乗者に通知するインタフェースを、機能安全基準に準拠しつつ低コストで実現することができる。
本発明の実施の形態に係る車両の構成を示すブロック図である。 図1の第1情報提示装置及び第2情報提示装置の構成例1を示す図である。 図3(a)-(b)は、HLOSを使用した場合のアーキテクチャと、組込み用のRTOSを使用した場合のアーキテクチャを模式的に示したイメージ図である。 図1の第1情報提示装置及び第2情報提示装置の構成例2を示す図である。 図1の第1情報提示装置及び第2情報提示装置の電源経路を説明するための図である。 図5の電源回路の構成例を示す図である。 電源回路の変形例を示す図である。 図8(a)、(b)は、車両内における第1情報提示装置と第2情報提示装置の配置例を示す図である。 計器盤の構成例1を示す図である。 計器盤の構成例2を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両1の構成を示すブロック図である。実施の形態に係る車両1は自動運転レベル1以上の車両であり、以下の説明ではレベル3の車両を想定する。車両1は、動力部41、操舵部42、制動部43、運転操作部30、自動運転コントローラ50、撮像部61、センサ部62、無線通信部63、第1情報提示装置10、第2情報提示装置20、ゲートウェイ機能付き車載ネットワーク70を備える。
動力部41は、車両1を加速させるための部材の総称であり、エンジン及び/又は走行用モータ、トランスミッション、動力系ECU(Electronic Control Unit)41a等を含む。操舵部42は、車両1をカーブさせるための部材の総称であり、パワーステアリング、操舵系ECU42a等を含む。制動部43は、車両1を減速・停止させるための部材の総称であり、ブレーキ(油圧ブレーキ/回生ブレーキ/回生協調ブレーキ)、ABS(Antilock Brake System)、制動系ECU43a等を含む。
動力系ECU41a、操舵系ECU42a及び制動系ECU43aはそれぞれ、車載ネットワーク70に接続される。車載ネットワーク70は、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay(登録商標)、Ethernet(登録商標)等の規格の少なくとも1つを使用して構築される。動力系ECU41a、操舵系ECU42a及び制動系ECU43aは、車載ネットワーク70のメインネットワークに接続される。以下、本実施の形態ではメインネットワークにCANを使用する例を想定する。
運転操作部30は、運転者が車両1を操作するための部材の総称であり、アクセルペダル、ステアリングホイール、ブレーキペダル、ウインカスイッチ、操作ECU30a等を含む。操作ECU30aは、アクセルペダル等に対する運転者による操作を電気的な制御信号に変換し、車載ネットワーク70を介して動力系ECU41a、操舵系ECU42a又は制動系ECU43aに送信する。動力系ECU41a、操舵系ECU42a又は制動系ECU43aは、受信した制御信号に基づき、該当するアクチュエータを制御する。
撮像部61は、車両1に設置される少なくとも1つ以上のカメラの総称である。例えば撮像部61として、可視光カメラが車両1の前方、後方、左右の4箇所に設置され、4つの可視光カメラで車両1の前方、後方、左右の映像を撮影する。撮像部61は、光電変換して生成した画像信号を自動運転コントローラ50に出力する。
センサ部62は、自車の状態、及び自車周辺の状況を把握するための種々のセンサ(撮像部61を除く)の総称である。例えばセンサ部62として、LIDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダ、車速センサ、及びGPSセンサを備える。
LIDARは、車両1の周囲に光線(例えば、赤外線レーザ)を放射して、その反射信号を受信し、受信した反射信号をもとに周囲に存在する対象物との距離、対象物の大きさ、及び対象物の組成を測定する。ミリ波レーダは、車両1の周囲に電波(ミリ波)を放射して、その反射信号を受信し、受信した反射信号をもとに周囲に存在する対象物までの距離を測定する。ミリ波レーダは、LIDARで検出困難な、より遠方の対象物も検出可能である。車速センサは車両1の速度を検出する。GPSセンサは車両1の位置情報を検出する。具体的には複数のGPS衛星からそれぞれ発信時刻を受信し、受信した複数の発信時刻をもとに受信地点の緯度経度を算出する。
無線通信部63は、外部のデータセンタ、路側機、他の車両などと無線通信を行う。例えば、携帯電話網(セルラー網)、無線LAN、ETC(Electronic Toll Collection System)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2V(Vehicle-to-Vehicle)を使用することができる。
自動運転コントローラ50は、3次元マップ等の自律走行に必要なデータを保持し、 所定の自動運転アルゴリズムに基づき車両1を自律走行させる。具体的には自動運転コントローラ50は、撮像部61により生成された画像データ、センサ部62により検知された各種検知データ、及び無線通信部63を介して外部から収集した各種の情報に基づき、自車の状態、及び自車周辺の状況を認識する。
自動運転コントローラ50は、認識した自車の状態、及び自車周辺の状況を示す各種パラメータを自動運転アルゴリズムに適用して車両1の行動を決定する。自動運転コントローラ50は、決定した行動をもとに制御コマンドを生成し、当該制御コマンドを車載ネットワーク70を介して動力系ECU41a、操舵系ECU42a又は制動系ECU43aに送信する。動力系ECU41a、操舵系ECU42a又は制動系ECU43aは、受信した制御コマンドに基づき、該当するアクチュエータを制御する。
自動運転アルゴリズムは、例えばディープラーニングをもとにした人工知能(AI:Artificial Intelligence)により生成される。自動運転アルゴリズムの各種パラメータは、事前にハイスペックなコンピュータにより学習された値に初期設定されるとともに、クラウド上のデータセンタからアップデートされた値が適宜、ダウンロードされる。
第2情報提示装置20はインフォテイメント用の情報提示装置であり、第2制御回路21、第2表示回路22、第2スピーカ23を備える。第2制御回路21は信号ハーネス72を介して車載ネットワーク70に接続される。第2情報提示装置20は、例えばカーナビゲーション装置、ディスプレイオーディオ装置が該当する。
第1情報提示装置10は自動運転用の情報提示装置であり、第1制御回路11、第1表示回路12、第1スピーカ13を備える。第1制御回路11は信号ハーネス72を介して車載ネットワーク70に接続される。
なお図1に示す車載ネットワーク70の接続形態は一例であり、種々の接続形態を用いることができる。例えば、図1では第2情報提示装置20の第2制御回路21と、撮像部61、センサ部62及び無線通信部63とが、自動運転コントローラ50とメインネットワークを介して接続されているが、第2制御回路21と、撮像部61、センサ部62及び無線通信部63とが直接、接続されても良い。
また、図1では第1情報提示装置10の第1制御回路11と自動運転コントローラ50とがメインネットワークを介して接続されているが、第2制御回路21と自動運転コントローラ50とが専用の信号ハーネスを介して直接、接続されても良い。
自動運転コントローラ50、操作ECU30a、動力系ECU41a、操舵系ECU42a、制動系ECU43a、及び車載ネットワーク70はISO26262規格のASILに準拠して生成されている。なお図示しないが、スピードメータ、タコメータ等を含む計器盤もISO26262規格のASILに準拠して生成されている。
インフォテイメント用の第2情報提示装置20はISO26262規格のASILに準拠する必要はなく、実際に殆どのインフォテイメント用の機器は、ISO26262規格のASILに準拠していない。
一方、自動運転用の第1情報提示装置10はISO26262規格のASILに準拠する必要がある。自動運転コントローラ50は原則として、自律走行に関連する情報を第2情報提示装置20の第2表示回路22に表示させない。また第2情報提示装置20の第2スピーカ23からも報知させない。自動運転コントローラ50は、自律走行に関連する情報を第1情報提示装置10の第1表示回路12に表示させる。または第1情報提示装置10の第1スピーカ13から報知させる。またはその両方を実行する。
自律走行に関連する情報には、自動運転コントローラ50により決定された車両1の行動が含まれる。自動運転コントローラ50は基本的に、車両1の現在の行動(例えば、加速、減速、右カーブ、左カーブ)を第1表示回路12に表示させる。または第1スピーカ13から報知させる。またはその両方を実行する。また自動運転コントローラ50は、自動運転アルゴリズムに基づき決定した車両1の次の行動を、当該行動を実行する予定時刻の所定時間前から第1表示回路12に表示させる。または第1スピーカ13から報知させる。またはその両方を実行する。
自動運転レベル3の車両1では、自動運転コントローラ50が自律走行が困難と判断する場合が発生する。例えば、路面に区画線が引かれていない道路ではレーンを特定することが難しく自律走行が困難になる場合がある。また濃霧や豪雨の場合、車両1の前方を鮮明に撮影することが難しく自律走行が困難になる場合がある。自動運転コントローラ50は、自律走行が困難な状態にあると判断すると、自動運転コントローラ50が主導する運転から、運転者が主導する運転への切り替えることを要請するメッセージを第1表示回路12に表示させる。または第1スピーカ13から報知させる。またはその両方を実行する。
図2は、図1の第1情報提示装置10及び第2情報提示装置20の構成例1を示す図である。第2情報提示装置20の第2制御回路21は、CPU211、画像処理エンジン213、オーディオDSP214、通信処理コントローラ215、電源回路216を含む。第2制御回路21は例えば、システムLSI、SoC(System on a Chip)で構築される。
CPU211は、HLOS(High Level Operating System)で動作し、第2制御回路21全体を統括的に制御する。
画像処理エンジン213は、コーデック、動画処理、3Dグラフィック処理など、特定の画像処理を行うエンジンの総称である。画像処理エンジン213により画像処理された信号は第2表示回路22に出力される。オーディオDSP(Digital Signal Processor)214は、所定の音声処理を実行する。オーディオDSP114により音声処理された信号は第2スピーカ23に出力される。
通信処理コントローラ215は、信号ハーネス72を介して送受信される信号の通信処理を実行する。例えばCANコントローラの場合、CANプロトコルに規定されたメッセージの送受信を行う。通信処理コントローラ215は、RTOS(Real-Time Operating System)で動作する。
電源回路216は、二次電池を含む電源部から供給される電源電圧(一般的に12V)を降圧して、第2制御回路21に含まれるLSIに供給する電源電圧(一般的に3~5V)を生成する。電源回路216には例えば、スイッチングレギュレータを使用することができる。
第2表示回路22は、液晶パネル又は有機ELパネルを含み、画像処理エンジン213から供給される画像信号をもとに液晶パネル又は有機ELパネルに画像を表示させる。インフォテイメント用の第2スピーカ23は、高音質化のため、車両1内の複数の箇所に設置されることが多い。例えば、車室内のフロント側の左右、及びリア側の左右の合計4箇所に設置されることもある。このようにインフォテイメント用の第2情報提示装置20では、第2制御回路21と第2スピーカ23が物理的に分離されているものが多く、分離型では第2制御回路21と第2スピーカ23間がハーネスで接続される。
第2制御回路21内にDAC(Digital to Analog Converter)とアンプが内蔵されている場合、第2スピーカ23の振動板を駆動するための駆動信号が第2制御回路21から第2スピーカ23に供給される。DACとアンプが外付けであり、第2スピーカ23側に設置されている場合、第2制御回路21から音声信号がDACに向けて出力される。
第1情報提示装置10の第1制御回路11は、メインCPU111、サブCPU112、画像処理エンジン113、オーディオDSP114、通信処理コントローラ115、電源回路116を含む。第1制御回路11も第2制御回路21と同様に例えば、システムLSI、SoCで構築される。
メインCPU111及びサブCPU112は、RTOSで動作し、第1制御回路11全体を統括的に制御する。通常状態では、メインCPU111が動作し、サブCPU112は待機する。メインCPU111に異常が発生すると、メインCPU111が停止し、サブCPU112が動作する。画像処理エンジン113、オーディオDSP114、通信処理コントローラ115、及び電源回路116は、基本的に第2制御回路21と同じ構成である。
第1情報提示装置10の第1制御回路11、第1表示回路12、第1スピーカ13は1つの筐体に一体的に実装される。従って、第1制御回路11と第1表示回路12間、第1制御回路11と第1スピーカ13間の配線は短くなり、第1制御回路11と第1スピーカ13間の配線長は、第2制御回路21と第2スピーカ23間の配線長より短くなる。
第1情報提示装置10は、ISO26262規格のASILに準拠するため種々の冗長化がなされている。図2に示す例では、メインCPU111とサブCPU112の2つのCPUを設けている。またメインCPU111とサブCPU112を汎用的なHLOSではなく、RTOSで動作させている。RTOSは、時間資源を重視し、処理のリアルタイム性を提供することを主目的としたOSである。RTOSは、優先度に応じたタスクのスケジューリング機能、割り込みの有無に依らないリアルタイムのタスク制御機能、カーネル処理時間の予測機能を有する。これらの機能の少なくとも1つを有していないOSは、非RTOSに分類される。RTOSは機能を絞り込んでおり、クラッシュする確率がHLOSより低くなる。
第1情報提示装置10のメインCPU111とサブCPU112がRTOSで動作する一方、上述のように第2情報提示装置20のCPU211はHLOSで動作する。HLOSは非RTOSであり、RTOSより規模が大きくなる。HLOSは一般的に、大規模なOSS(Open Source Software)であり、ソフトウェアのプラットフォームとして広く採用されている。車載用の大規模なオープンソースOSとしては、Android(登録商標)、AGL(Automotive Grade Linux(登録商標))などが使用されている。
インフォテイメント機器のOSは、大規模なアプリケーションを搭載する必要があるため、大規模で汎用的なオープンソースOSで開発されることが一般的である。大規模で汎用的なオープンソースOSは、機能安全規格に対応しない。
ADAS機器のOSを、大規模で汎用的なオープンソースOSで開発する場合、機能安全規格に対応していないため、安全性を検証するための莫大な検証工程が必要となる。またハザードに対処するためのソフトウェアコンポーネントの追加も必要となる。本来、汎用的なオープンソースOSを使用した方が、開発工数とコストを抑えることができるが、ADAS機器に要求されるISO26262規格のASILに準拠したOSを開発する場合には、汎用的なオープンソースOSを使用すると、逆に膨大な開発工数とコストが発生することになる。
これに対して、機能安全規格に対応した組込み用のRTOSが存在する。ISO26262規格のASILに準拠した組込み用のRTOSとして、INTEGRITY、AUTOSAR、TRON(登録商標) Safe Kernel、QNX(登録商標) OS for Safetyなどを使用することができる。
自動車製造のサプライチェーンには、多数のサプライヤが存在し、あるサプライヤは下位のサプライヤから、コンポーネント(部品やソフトウェアコンポーネントを含む)を調達し、調達したコンポーネントを組み込んだ、より上位のコンポーネントを上位のサプライヤに供給する。
多数のサプライヤの協業のなかで機能安全を実現するために、ISO26262規格ではSEooC(Safety Element out of Context)というコンセプトを定義している。コンポーネントサプライヤは、システム全体の機能安全コンセプトを認識できていない場合が多く、システム全体の機能安全コンセプトを意識したコンポーネントの開発が求められる。そこでサプライヤは、コンポーネントが使用されるコンテキストに対する想定を定義したセーフティマニュアルを作成し、他のサプライヤ又は完成品メーカに提供する。
セーフティマニュアルには、(1)コンポーネントの機能安全のメカニズム、(2)コンポーネントによって満たされる安全要件の想定、(3)コンポーネントの構成、その他のコンポーネントとの統合、使用における必須事項、(4)統合後に実行しなくてはならないモジュールテスト、(5)モジュールにより機能安全に影響を及ぼす可能性のある既知の問題が記載される。
セーフティマニュアルは、コンテキスト外にあるものを、どのようにコンテキスト内に統合し、機能安全を実現するべきかを定義するものである。コンポーネントを使用する上位サプライヤ又は完成品メーカは、セーフティマニュアルにより課された制約をもとに、より上位のコンポーネント又は完成車を製作する必要がある。またセーフティマニュアルに記載されたアーティファクト(例えば、コンポーネント開発で使用した設計やテストに関するファイル群)は、上位サプライヤ又は完成品メーカが、第三者による安全認証を受ける際に活用することができる。
上述したINTEGRITY、AUTOSAR、TRON(登録商標) Safe Kernel、QNX(登録商標) OS for Safetyは、ISO26262規格に対応した、他のコンポーネントのセーフティマニュアルに準拠している。また、これらのRTOSは、自コンポーネントのセーフティマニュアルを備えている。これに対して、Android(登録商標)、AGL(Automotive Grade Linux(登録商標))は、ISO26262規格に対応した、他のコンポーネントのセーフティマニュアルに準拠しておらず、自コンポーネントのセーフティマニュアルも備えていない。
本実施の形態では、ADAS機器である第1情報提示装置10と、インフォテイメント機器である第2情報提示装置20を分離し、第1情報提示装置10では、ISO26262規格に準拠したRTOSを使用し、第2情報提示装置20では汎用的なHLOSを使用する。これにより、効率的な開発を実現している。
これに対して、ADAS機器である第1情報提示装置10と、インフォテイメント機器である第2情報提示装置20を単一の制御回路で動作させる場合、安全認証が必要なOSと、リッチコンテンツに対応した高度な処理が必要なOSを混在させる必要が発生する。その場合、開発者はSEooCをベースとして安全認証を受けると同時に、混在する他のシステムからの悪影響がないことを保証するために膨大な開発工数が必要となる。これに対して、両者を分離することにより、効率的な開発が可能になる。
図3(a)-(b)は、HLOSを使用した場合のアーキテクチャと、組込み用のRTOSを使用した場合のアーキテクチャを模式的に示したイメージ図である。図3(a)に示すHLOSを使用した場合のアーキテクチャでは、基本的にハードウェアは全てOSの管理下にあり、そのハードウェアを利用するためのドライバ(例えば、ベースドライバ、クラスドライバ、フィルタドライバ)が提供される。さらにミドルウェアが用意され、ミドルウェアの上で複数のアプリケーション(ユーザーインタフェースを含む)が動作する。ここで、図3(a)に示すHLOSのハードウェアは、第2制御回路21におけるCPU211に対応する。
一方、図3(b)に示す組込用のRTOSを使用した場合のアーキテクチャでは、OSは必要最小限のハードウェアしか管理下におかず、その機能も必要最小限にとどめられる。ドライバは、OS管理下のハードウェアに関してのみ設けられる。ミドルウェアはオプションであり、省略可能である。組込用のRTOSでは、アプリケーションから直接、ハードウェアを制御することができる。ミドルウェアを省略した場合、又はアプリケーションから直接、ハードウェアを制御する場合、HLOSより階層数が少なくなる。ここで図3(b)に示す組込用のRTOSのハードウェアは、第1制御回路11におけるメインCPU111及びサブCPU112に対応する。
図2に戻る。第1制御回路11と車載ネットワーク70を、少なくとも2つの系統の信号ハーネス72(図2では、第1信号ハーネス72aと第2信号ハーネス72bの2系統)で接続している。第1制御回路11と第1表示回路12間は少なくとも2つの系統の配線で接続される。第1表示回路12にセレクタを設け、当該セレクタは使用中の配線に異常が検出された場合、別の配線に切り替える。第1制御回路11と第1スピーカ13間も同様に、2つの系統の配線で接続される。
以上説明した様に、第1制御回路11と第1スピーカ13の間は2つの系統の配線で接続され、第2制御回路21と第2スピーカ23の間は1つの系統の配線で接続されている。ただし、第1制御回路11と第1スピーカ13の間の系統の数、及び第2制御回路21と第2スピーカ23の間の系統の数は、2と1に限定されるものではない。即ち、第1制御回路11と第1スピーカ13の間の系統の数が、第2制御回路21と第2スピーカ23の間の系統の数より大きくするようにすれば良い。この様な関係は、スピーカへの接続系統について第1スピーカ13の冗長性が、第2スピーカ23の冗長性より高いと捉えることができる。
この様に接続系統について第1スピーカ13の冗長性が第2スピーカ23の冗長性より高いことにより、仮に、第1スピーカ13の1つの系統の配線が切断されても、残りの系統の配線を利用して第1スピーカ13は動作し続けることができる。即ち、接続系統について第1スピーカ13の冗長性が第2スピーカ23の冗長性より高いとは、接続系統に係る故障について第1スピーカ13の耐性が、第2スピーカ23の耐性より高いと言える。
図4は、図1の第1情報提示装置10及び第2情報提示装置20の構成例2を示す図である。構成例2は、第1制御回路11と自動運転コントローラ50間が専用の信号ハーネス73で直接接続される例である。この場合も、第1制御回路11と自動運転コントローラ50間を、少なくとも2つの系統の信号ハーネス73(図4では、第1信号ハーネス73aと第2信号ハーネス73bの2系統)で接続する。
図5は、図1の第1情報提示装置10及び第2情報提示装置20の電源経路を説明するための図である。図5では簡略化のため信号ハーネスは省略している。車両1は第1の二次電池を含む第1電源部E1、第1ヒューズボックスFB1、第2ヒューズボックスFB2を備える。第1電源部E1は、車両1内の補機及びアクセサリ機器に電源を供給するための主電源であり、通常、第1の二次電池として12V出力の鉛電池を含む。
第1電源部E1と第2ヒューズボックスFB2は、第2スイッチSW2を介して接続される。第2ヒューズボックスFB2は、第1電源部E1からの単一の電源経路を複数の電源経路に分岐させる。分岐された複数の電源経路のそれぞれの先端には、第1ヒューズf21~第nヒューズf2nを介してアクセサリ機器がそれぞれ接続される。電源経路を形成する配線に所定値以上の電流が流れると、ヒューズが溶断してアクセサリ機器を過電流から保護することができる。
第1電源部E1と第1ヒューズボックスFB1は、第1スイッチSW1を介して接続される。第1ヒューズボックスFB1は、第1電源部E1からの単一の電源経路を複数の電源経路に分岐させる。分岐された複数の電源経路のそれぞれの先端には、第1ヒューズf11~第nヒューズf1nを介して補機がそれぞれ接続される。電源経路を形成する配線に所定値以上の電流が流れると、ヒューズが溶断して補機を過電流から保護することができる。
第2スイッチSW2は、アクセサリキーのオン/オフ状態に連動するスイッチであり、第1スイッチSW1は、イグニッションキーのオン/オフ状態に連動するスイッチである。インフォテイメント用の第2情報提示装置20はアクセサリ機器に分類され、自動運転用の第1情報提示装置10は補機に分類される。
第2情報提示装置20の第2制御回路21は、第2ヒューズボックスFB2と電源ハーネスH21を介して接続される。即ち第2制御回路21は、電源ハーネスH21、第2ヒューズボックスFB2の第1ヒューズf21を介して第1電源部E1に接続される。
第1情報提示装置10の第1制御回路11は、第1ヒューズボックスFB1と第1電源ハーネスH11を介して接続される。即ち第1制御回路11は、第1電源ハーネスH11、第1ヒューズボックスFB1の第1ヒューズf11を介して第1電源部E1に接続される。
第1情報提示装置10は電源経路が冗長化される。図5に示す例では第1情報提示装置10の第1制御回路11は、他の補機80と第2電源ハーネスH12を介して更に接続される。補機80は、第1ヒューズボックスFB1の第2ヒューズf12を介して第1電源部E1に接続されている。従って、第1情報提示装置10の第1制御回路11は、第2電源ハーネスH12、補機80、第1ヒューズボックスFB1の第2ヒューズf12を介して第1電源部E1と接続する電源経路を有している。なお第1制御回路11は、更に別の補機と電源ハーネスを介して接続し、更に別の電源経路を有していても良い。
図5に示す例では、第2表示回路22が電源ハーネスH21を介して直接、第2ヒューズボックスFB2に接続される構成になっているが、第2制御回路21を介して第2ヒューズボックスFB2に接続される構成でも良い。第1表示回路12も同様に第1制御回路11を介して第1ヒューズボックスFB1に接続される構成でも良い。
図6は、図5の電源回路116の構成例を示す図である。電源回路116は、DC/DCコンバータ116a、電圧検出部116b、第3スイッチSW3を備える。DC/DCコンバータ116aは第1電源ハーネスH21に接続され、第1電源部E1から供給される電源電圧Vb(一般的に12V)を降圧して、第1制御回路11に含まれるLSIに供給する電源電圧VDD(一般的に3~5V)を生成する。DC/DCコンバータ116aには例えば、スイッチングレギュレータを使用することができる。
第2電源ハーネスH12は、第3スイッチSW3を介して第1電源ハーネスH11に合流する。電圧検出部116bは、DC/DCコンバータ116aの入力電圧を監視し、入力電圧が所定の閾値を下回ると第3スイッチSW3をターンオンする。これにより、第1電源ハーネスH11の電圧が、断線等により低下した場合でも、DC/DCコンバータ116aと第2電源ハーネスH12を導通させることにより、DC/DCコンバータ116aへの給電を確保することができる。
図7は、電源回路116の変形例を示す図である。図5、図6では第1電源部E1から第1情報提示装置10間の電源経路を多重化する例を説明したが、多重化する代わりに第1情報提示装置10が、第2の二次電池を含む第2電源部E2を搭載する構成も考えられる。第2電源部E2はバックアップ電源であり、第2の二次電池として例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池を使用することができる。
電源回路116は、DC/DCコンバータ116a、第2電源部E2、電池管理部116c、第3スイッチSW3を備える。DC/DCコンバータ116aは第1電源ハーネスH11に接続され、第1電源部E1から供給される電源電圧Vb(一般的に12V)を降圧して、第1制御回路11に含まれるLSIに供給する電源電圧VDD(一般的に3~5V)を生成する。
第2電源部E2の正極端子は、第3スイッチSW3を介して第1電源ハーネスH11に接続される。電池管理部116cは、DC/DCコンバータ116aの入力電圧を監視し、入力電圧が所定の閾値を下回ると第3スイッチSW3をターンオンする。これにより、第1電源ハーネスH11の電圧が、断線等により低下した場合でも、DC/DCコンバータ116aと第2電源部E2を導通させることにより、第2電源部E2からDC/DCコンバータ116aに給電することができる。
以上説明した様に、第1制御回路11の電源回路116には第1電源ハーネスH11と第2電源ハーネスH12の2つが接続され、第2制御回路21の電源回路216には電源ハーネスH21の1つが接続されている。ただし、電源回路116に接続される電源ハーネスの数、及び電源回路216に接続される電源ハーネスの数は、2と1に限定されるものではない。即ち、電源回路116に接続される電源ハーネスの数が、電源回路216に接続される電源ハーネスの数より大きくするようにすれば良い。この様な関係は、電源について電源回路116の冗長性が、電源回路216の冗長性より高いと捉えることができる。
この様に電源について電源回路116の冗長性が電源回路216の冗長性より高いことにより、仮に、電源について故障が検出された場合、例えば第1電源ハーネスH11の少なくとも一部が断線等した場合でも、第2電源ハーネスH12を利用して電源回路116に電力を供給し続けることができる。即ち、電源について電源回路116の冗長性が電源回路216の冗長性より高いとは、電源に係る故障について電源回路116の耐性が、電源回路216の耐性より高いと言える。
同様に、第1表示回路12には第1電源ハーネスH11と第2電源ハーネスH12の2つが接続され、第2表示回路22には電源ハーネスH21の1つが接続されている。ただし、第1表示回路12に接続される電源ハーネスの数、及び第2表示回路22に接続される電源ハーネスの数は、2と1に限定されるものではない。即ち、第1表示回路12に接続される電源ハーネスの数が、第2表示回路22に接続される電源ハーネスの数より大きくするようにすれば良い。この様な関係は、電源について第1表示回路12の冗長性が、第2表示回路22の冗長性より高いと捉えることができる。
この様に電源について第1表示回路12の冗長性が第2表示回路22の冗長性より高いことにより、仮に、電源について故障が検出された場合、例えば第1電源ハーネスH11の少なくとも一部が断線等した場合でも、第2電源ハーネスH12を利用して第1表示回路12に電力を供給し続けることができる。即ち、電源について第1表示回路12の冗長性が第2表示回路22の冗長性より高いとは、電源に係る故障について第1表示回路12の耐性が、第2表示回路22の耐性より高いと言える。
また電池管理部116cは、第2電源部E2の電圧を監視し、第2電源部E2の電圧が所定値を下回ると、第3スイッチSW3をターンオンして第2電源部E2を充電する。第2電源部E2の電圧が所定値に到達すると、第3スイッチSW3をターンオフして第2電源部E2への充電を終了させる。なお、図5、6に示した電源経路の多重化と、図7に示したバックアップ電源の搭載を併用しても良い。
図8(a)、(b)は、車両1内における第1情報提示装置10と第2情報提示装置20の配置例を示す図である。図8(a)は車両1を上方から俯瞰した模式図であり、図8(b)は車両1内の運転席付近の模式図である。図8(a)、(b)に示す車両1は4シート仕様の車両であり、ステアリングホイール31が右側に設置されている。運転者は右前方の運転席シートS1に座って車両1を運転する。なお、ステアリングホイール31が左側に設置されている場合、運転者は左前方のシートに座って車両1を運転する。
第2情報提示装置20は、ダッシュボード上のセンタに設置される。第1情報提示装置10は計器盤内、もしくは計器盤の近傍に設置される。第1情報提示装置10のシステムの規模は第2情報提示装置20のシステムの規模より小さく、第1情報提示装置10の形状/サイズは、第2情報提示装置20の形状/サイズより小さく設計される。特に第1表示回路12の形状/サイズは、第2表示回路22の形状/サイズより小さく設計される。
計器盤は、運転席シートS1に対向して配置される。従って、第1情報提示装置10は第2情報提示装置20より、運転席シートS1の近くに配置されることになる。運転者は第1情報提示装置10の第1表示回路12を、前方を見ている通常の視線位置から僅かな視線移動で視認することができる。即ち、スピードメータやタコメータを見る際の視線移動と同程度の視線移動で、第1表示回路12を視認することができる。この点、第2情報提示装置20の第2表示回路22を見る場合の方が視線移動が大きくなる。
図9は、計器盤B1の構成例1を示す図である。計器盤B1は、タコメータM1及びスピードメータM2を含む。なお図9では図面を簡略化するため、他のメータは省略している。計器盤B1の裏側に第1情報提示装置10が設置され、第1表示回路12と第1スピーカ13が表面に露出している。図9では第1表示回路12が、タコメータM1及びスピードメータM2の右側に配置されているが、左側に配置されても良い。またタコメータM1とスピードメータM2の間に配置されても良い。
第1表示回路12には例えば、車両1の行動を示すピクト画像I1が表示される。図9に示す例では右カーブを示すピクト画像I1が表示されている。第1スピーカ13からは例えば、車両1の行動を示す音声メッセージが報知される。例えば、「右に曲がります」といった音声メッセージが報知される。
図10は、計器盤B1の構成例2を示す図である。構成例2は、第1表示回路12を複数のテルテールランプL1~L8で構成する例である。構成例2では、液晶パネル又は有機ELパネルは不要であり、テルテールランプL1~L8の数に応じたLEDが使用される。複数のテルテールランプL1~L8は、タコメータM1とスピードメータM2の間に配置されている。
図10に示す例では、第1ランプL1は左カーブを、第2ランプL2は加速を、第3ランプL3は減速を、第4ランプL4は右カーブを、第5ランプL5は左車線変更を、第6ランプL6は追越を、第7ランプL7は緊急停止を、第8ランプL8は右車線変更をそれぞれ示すテルテールランプである。なお図10では図面を簡略化するため、シートベルト、ドアオープン、エアバッグ等の既存のテルテールランプは省略している。
第1制御回路11は、自動運転コントローラ50から供給される車両1の行動情報をもとに、該当する行動を示すランプに電流を流して、該当するランプを点灯させる。構成例2では、第1制御回路11に画像処理エンジン113を搭載する必要はなく、低コストで堅牢な表示系の構築が可能である。また、既存のテルテールランプの制御回路と、自律走行に関連する新たなテルテールランプの制御回路を統合することも可能である。
構成例1では第1スピーカ13から音声メッセージを報知する例を説明したが、構成例2では第1スピーカ13から、報知内容に応じたビープ音を報知させても良い。この場合、第1制御回路11にオーディオDSP114を搭載する必要がなく、低コストで堅牢な音声系の構築が可能である。
以上説明したように本実施の形態によれば、自動運転コントローラ50から、運転者などの搭乗者に通知するインタフェースを、機能安全規格に準拠しつつ低コストで実現することができる。インフォテイメント用の機器は、コンテンツのリッチ化により、システムが大規模になっており、インフォテイメント用の機器を機能安全規格に準拠させるのは困難である。インフォテイメント用の機器を機能安全規格に準拠させようとする場合、大幅なコスト増を容認する必要がある。
これに対して、インフォテイメント用の第2情報提示装置20より、機能を絞り込んだ自動運転用の第1情報提示装置10を別に設けることにより、機能安全規格に準拠した搭乗者へ通知するための機器を低コストで構築することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、第1情報提示装置10が第1表示回路12と第1スピーカ13の両方を備える構成を説明したが、いずれか一方のみを備える構成も可能である。また図9、図10に示した例では第1情報提示装置10を計器盤B1に設置する例を説明したが、運転者から見やすい位置であれば、計器盤B1以外の場所に設置しても良い。例えば、ステアリングホイールのパッド部分に設置しても良い。また、第1表示回路12をHUD(Head Up Display)で構成しても良い。また、図9に示した例では、第1表示回路12と第1スピーカ13を計器盤B1に設置する例を説明したが、これに限らず、これらはそれぞれ計器盤B1以外の場所に設置してもよい。また、図10に示した例では、第1スピーカ13、第1ランプL1、第2ランプL2、第3ランプL3、第4ランプL4、第5ランプL5、第6ランプL6、第7ランプL7、及び第8ランプL8を、計器盤B1に設置する例を説明したが、これに限らずこれらを、それぞれ計器盤B1以外の場所に設置してもよい。
上述の実施の形態では、第1情報提示装置10の第1表示回路12と第1スピーカ13を1つの制御回路11で構成する例を説明したが、第1表示回路12を制御する制御回路と、第1スピーカ13を制御する制御回路を別々に設けてもよい。同様に第2情報提示装置20の第2表示回路22と第2スピーカ23を1つの制御回路21で構成する例を説明したが、第2表示回路22を制御する制御回路と、第2スピーカ23を制御する制御回路を別々に設けてもよい。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されても良い。
[項目1]
運転者が着座可能な座席(S1)と、
電気的に制御可能な動力部(41)と、
電気的に制御可能な操舵部(42)と、
電気的に制御可能な制動部(43)と、
前記運転者が視認可能に配置された第1表示回路(12)と、
前記運転者が視認可能に配置された第2表示回路(22)と、
前記第1表示回路(12)に接続された第1制御回路(11)と、
前記第2表示回路(22)に接続された第2制御回路(21)と、を備え、
前記動力部(41)、前記操舵部(42)、及び前記制動部(43)に対して電気的に制御を加えることで自律走行が可能な車両(1)であって、
前記第1表示回路(12)は、少なくとも前記自律走行に関連する情報を表示可能であり、
前記第2表示回路(22)は、少なくとも前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を表示可能であり、
前記第1制御回路(11)は、第1オペレーティングシステムで動作し、
前記第2制御回路(21)は、前記第1オペレーティングシステムより規模の大きい第2オペレーティングシステムで動作し、
前記第1表示回路(12)は、第1の冗長性を有し、
前記第2表示回路(22)は、前記第1の冗長性より低い第2の冗長性を有する、
車両(1)。
項目1では、第1表示回路(12)と第2表示回路(22)を分けて別々に開発することにより、車両(1)内の表示系のインタフェースを、機能安全を満たしつつ低コストで実現することができる。
[項目2]
項目1に記載の車両(1)であって、
前記第1オペレーティングシステムは、リアルタイムオペレーティングシステムであって、
前記第2オペレーティングシステムは、非リアルタイムオペレーティングシステムである、
車両(1)。
項目2では、第1制御回路(11)をリアルタイムオペレーティングシステムで動作させることにより、第1制御回路(11)の動作が停止する確率を低下させることができる。
[項目3]
項目1又は項目2に記載の車両(1)であって、
前記第1オペレーティングシステムは、第1の階層数を備え、
前記第2オペレーティングシステムは、前記第1の階層数より多い第2の階層数を備える、
車両(1)。
項目3では、第1制御回路(11)の処理のリアルタイム性能を向上させることができる。
[項目4]
項目1から項目3のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記第1オペレーティングシステムは、ISO26262に対応した機能安全基準に準拠した、
車両(1)。
項目4では、第1制御回路(11)の機能安全を満たすことができる。
[項目5]
項目4に記載の車両(1)であって、
前記第2オペレーティングシステムは、ISO26262に対応した機能安全基準に準拠しない、
車両(1)。
項目5では、第2制御回路(21)を低コストで開発することができる。
[項目6]
項目1から項目5のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
更に、二次電池を有する電源部(E1)を備え、
前記第1表示回路(12)は、前記電源部(E1)と、第1の系統数の経路で接続され、
前記第2表示回路(22)は、前記電源部(E1)と、前記第1の系統数より小さい第2の系統数の経路で接続される、
車両(1)。
第1の系統数は2であってもよい。
第2の系統数は1であってもよい。
項目6では、第1表示回路(12)の電源経路を冗長化させることにより、第1表示回路(12)の表示が停止する確率を低下させることができる。
[項目7]
項目1から項目5のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
更に、第1の二次電池を有する第1電源部(E1)と、
第2の二次電池を有する第2電源部(E2)と、を備え、
前記第1表示回路(12)は、前記第1電源部(E1)及び前記第2電源部(E2)に接続され、
前記第2表示回路(22)は、前記第1電源部(E1)に接続され、前記第2電源部(E2)に接続されない、
車両(1)。
項目7では、バックアップ用の第2電源部(E2)を設けることにより、第1表示回路12)の表示が停止する確率を低下させることができる。
[項目8]
項目7に記載の車両(1)であって、
前記第1の二次電池の容量は、前記第2の二次電池の容量より大きい、
車両(1)。
項目8では、第1表示回路(12)のバックアップ電源を低コストで構成することができる。
[項目9]
項目1から項目8のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記第1表示回路(12)への映像信号は、第3の系統数の経路で接続され、
前記第2表示回路(22)への映像信号は、第3の系統数より小さい第4の系統数の経路で接続される、
車両(1)。
第3の系統数は2であってもよい。
第4の系統数は1であってもよい。
項目9では、第1表示回路(12)への映像信号が途絶える確率を低下させることができる。
[項目10]
項目1から項目9のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記自律走行に関連する前記情報は、前記車両(1)の行動に関連する情報である、
車両(1)。
前記車両(1)の行動には、走る、曲がる、止まるが含まれても良い。
項目10では、機能安全が確保されている第1表示回路(12)に、車両(1)の行動を示す情報を表示させることができる。
[項目11]
項目1から項目10のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記自律走行に関連する前記情報は、前記運転者が主導する運転への切り替えを前記運転者へ勧告する情報である、
車両(1)。
「勧告」は、強く勧める(即ち、要求する)も含む概念である。
項目11では、機能安全が確保されている第1表示回路(12)に、運転者が主導する運転への切り替えを勧告する情報を表示させることができる。
[項目12]
項目1から項目11のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記第2表示回路(22)は、少なくとも地図を表示可能である、
車両(1)。
項目12では、地図などのリッチコンテンツを第2表示回路(22)に表示させることにより、機能安全に対応していない第2表示回路(22)と、機能安全に対応している第1表示回路(12)を好適に使い分けることができる。
[項目13]
項目12に記載の車両(1)であって、
前記第2表示回路(22)は、少なくとも地図、及び前記自律走行に関連する情報を表示可能である、
車両(1)。
項目13では、前記自律走行に関連する情報を第1表示回路(12)だけでなく、第2表示回路(22)にも表示可能とすることにより、前記自律走行に関連する情報の表示に関する冗長性を高めることができる。
[項目14]
項目1から項目13のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
更に、第1スピーカ(13)と、
第2スピーカ(23)と、を備え、
前記第1スピーカ(13)は、前記自律走行に関連する情報を報知可能であり、
前記第2スピーカ(23)は、前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を報知可能であり、
前記第1スピーカ(13)は、第3の冗長性を有し、
前記第2スピーカ(23)は、前記第3の冗長性より低い第4の冗長性を有する、
車両(1)。
項目14では、第1スピーカ(13)と第2スピーカ(23)を分けて別々に開発することにより、車両(1)内の音声系のインタフェースを、機能安全を満たしつつ低コストで実現することができる。
[項目15]
項目14に記載の車両(1)であって、
更に、前記第1スピーカ(13)に接続された第3制御回路(11)と、
前記第2スピーカ(23)に接続された第4制御回路(21)と、
二次電池を有する電源部(E1)と、を備え、
前記第3制御回路(11)は、前記電源部(E1)と、少なくとも2つの系統の経路で接続され、
前記第4制御回路(21)は、前記電源部(E1)と、1つの系統の経路で接続される、
車両(1)。
項目15では、第3制御回路(11)の電源経路を冗長化させることにより、第3制御回路(11)、及び第1スピーカ(13)の音声出力が停止する確率を低下させることができる。
[項目16]
項目14又は項目15に記載の車両(1)であって、
前記第1スピーカ(13)への音声信号は、第4の系統数の経路で接続され、
前記第2スピーカ(23)への音声信号は、前記第4の系統数より小さい第5の系統数で接続される、
車両(1)。
項目16では、第1スピーカ(13)への音声信号が途絶える確率を低下させることができる。
[項目17]
項目1から項目16のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記第1表示回路(12)は、前記第2表示回路(22)より前記座席(S1)の近くに配置された、
車両(1)。
項目17では、第1表示回路(12)を第2表示回路(11)より、運転者から見えやすくすることができる。
[項目18]
項目1から項目17のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記座席(S1)に対向して配置された少なくとも1つのメータ(M1、M2)を更に備え、
前記第1表示回路(12)は、前記少なくとも一つのメータ(M1、M2)に隣接して配置される、
車両(1)。
「隣接」は、同一面の上で一つのメータの端から、一つのメータの直径の長さ分、離れた領域内に存在することを意味するものであっても良い。
項目18では、第1表示回路(12)をメータ(M1、M2)の近傍に配置することにより、第1表示回路(12)を運転者から見えやすくすることができる。
[項目19]
項目1から項目18のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記座席(S1)に対向して配置された少なくとも2つのメータ(M1、M2)を更に備え、
前記第1表示回路(12)は、前記2つのメータ(M1、M2)の間に配置される、
車両(1)。
項目19では、第1表示回路(12)を2つのメータ(M1、M2)の間に配置することにより、第1表示回路(12)を運転者から見えやすくすることができる。
[項目20]
項目1から項目19のいずれか1項に記載の車両(1)であって、
前記第1表示回路(12)は第1形状を備え、
前記第2表示回路(22)は第2形状を備え、
前記第1形状は、前記第2形状より小さい、
車両(1)。
項目20では、第1表示回路(12)を第2表示回路(22)より小型化することにより、第1表示部(12)の製造コストを低減することができる。
1 車両、 S1 運転席シート、 30 運転操作部、 30a 操作ECU、 31 ステアリングホイール、 41 動力部、 41a 動力系ECU、 42 操舵部、 42a 操舵系ECU、 43 制動部、 43a 制動系ECU、 50 自動運転コントローラ、 61 撮像部、 62 センサ部、 63 無線通信部、 70 車載ネットワーク、 10 第1情報提示装置、 11 第1制御回路、 12 第1表示回路、 13 第1スピーカ、 20 第2情報提示装置、 21 第2制御回路、 22 第2表示回路、 23 第2スピーカ、 111 メインCPU、 112 サブCPU、 113 画像処理エンジン、 114 オーディオDSP、 115 通信処理コントローラ、 116 電源回路、 211 CPU、 213 画像処理エンジン、 214 オーディオDSP、 215 通信処理コントローラ、 216 電源回路、 E1 第1電源部、 E2 第2電源部、 72 信号ハーネス、 72a 第1信号ハーネス、 72b 第2信号ハーネス、 73a 第1信号ハーネス、 73b 第2信号ハーネス、 H21 電源ハーネス、 H11 第1電源ハーネス、 H12 第2電源ハーネス、 FB1 第1ヒューズボックス、 FB2 第2ヒューズボックス、 80 補機、 116a DC/DCコンバータ、 116b 電圧検出部、 116c 電池管理部、 SW1 第1スイッチ、 SW2 第2スイッチ、 SW3 第3スイッチ、 B1 計器盤、 M1 タコメータ、 M2 スピードメータ、 I1 画像。

Claims (19)

  1. 運転者が着座可能な座席と、
    電気的に制御可能な動力部と、
    電気的に制御可能な操舵部と、
    電気的に制御可能な制動部と、
    第1情報提示装置と、
    第2情報提示装置と、を備え、
    前記第1情報提示装置は、前記運転者が視認可能に配置された第1表示と、
    前記第1表示部に接続された第1制御部とを含み、
    前記第2情報提示装置は、前記運転者が視認可能に配置された第2表示と、
    記第2表示に接続された第2制御部とを含み、
    前記動力部、前記操舵部、及び前記制動部に対して電気的に制御を加えることで自律走行が可能な車両であって、
    前記第1情報提示装置、前記第2情報提示装置、前記動力部、前記操舵部、および、前記制動部は、前記車両に搭載されている所定のネットワークに接続されており、
    前記第1表示は、少なくとも前記自律走行に関連する情報を表示可能であり、
    前記第2表示は、少なくとも前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を表示可能であり、
    前記第1制御は、第1オペレーティングシステムで動作し、
    前記第2制御、第2オペレーティングシステムで動作し、
    前記第1情報提示装置のシステムの規模は、前記第2情報提示装置のシステムの規模よりも小さい、
    車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記第1オペレーティングシステムは、リアルタイムオペレーティングシステムであって、
    前記第2オペレーティングシステムは、非リアルタイムオペレーティングシステムである、
    車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両であって、
    前記第1オペレーティングシステムは、第1の階層数を備え、
    前記第2オペレーティングシステムは、前記第1の階層数より多い第2の階層数を備える、
    車両。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記第1オペレーティングシステムは、ISO26262に対応した機能安全基準に準拠した、
    車両。
  5. 請求項4に記載の車両であって、
    前記第2オペレーティングシステムは、ISO26262に対応した機能安全基準に準拠しない、
    車両。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両であって、
    更に、二次電池を有する電源部を備える、
    車両。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両であって、
    更に、第1の二次電池を有する第1電源部と、
    第2の二次電池を有する第2電源部と、を備え、
    前記第1表示は、前記第1電源部及び前記第2電源部に接続され、
    前記第2表示は、前記第1電源部に接続され、前記第2電源部に接続されない、
    車両。
  8. 請求項7に記載の車両であって、
    前記第1の二次電池の容量は、前記第2の二次電池の容量より大きい、
    車両。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記自律走行に関連する前記情報は、前記車両の行動に関連する情報である、
    車両。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記自律走行に関連する前記情報は、前記運転者が主導する運転への切り替えを前記運転者へ勧告する情報である、
    車両。
  11. 請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記第2表示は、少なくとも地図を表示可能である、
    車両。
  12. 請求項1に記載の車両であって、
    前記第2表示は、少なくとも地図、及び前記自律走行に関連する情報を表示可能である、
    車両。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の車両であって、
    更に、第1スピーカと、
    第2スピーカと、を備え、
    前記第1スピーカは、前記自律走行に関連する情報を報知可能であり、
    前記第2スピーカは、前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を報知可能である、
    車両。
  14. 請求項13に記載の車両であって、
    更に、前記第1スピーカに接続された第3制御と、
    前記第2スピーカに接続された第4制御と、
    二次電池を有する電源部と、を備える、
    車両。
  15. 請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記第1表示は、前記第2表示より前記座席の近くに配置された、
    車両。
  16. 請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記座席に対向して配置された少なくとも1つのメータを更に備え、
    前記第1表示は、前記少なくとも一つのメータに隣接して配置される、
    車両。
  17. 請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記座席に対向して配置された少なくとも2つのメータを更に備え、
    前記第1表示は、前記2つのメータの間に配置される、
    車両。
  18. 請求項1から請求項1のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記第1表示は第1形状を備え、
    前記第2表示は第2形状を備え、
    前記第1形状は、前記第2形状より小さい、
    車両。
  19. 自律走行が可能な車両に備えられる情報提示システムであって、
    前記車両の運転者が視認可能なように前記車両に配置された第1表示部と、前記第1表示部に接続された第1制御部とを含む第1情報提示装置と、
    前記運転者が視認可能なように前記車両に配置された第2表示部と、前記第2表示部に接続された第2制御部とを含む第2情報提示装置と、を備え、
    前記第1情報提示装置、前記第2情報提示装置、前記車両内の動力部、前記車両内の操舵部、および、前記車両内の制動部は、前記車両に搭載されている所定のネットワークに接続されており、
    前記第1表示部は、少なくとも前記自律走行に関連する情報を表示可能であり、
    前記第2表示部は、少なくとも前記自律走行に関連する前記情報以外の情報を表示可能であり、
    前記第1制御部は、第1オペレーティングシステムで動作し、
    前記第2制御部は、第2オペレーティングシステムで動作し、
    前記第1情報提示装置のシステムの規模は、前記第2情報提示装置のシステムの規模よりも小さい、
    情報提示システム。
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