JP7052475B2 - 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター - Google Patents

波長変換素子、光源装置およびプロジェクター Download PDF

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Description

本発明は、波長変換素子、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いられる光源装置として、半導体レーザー等の発光素子から射出された励起光を蛍光体に照射した際に蛍光体から発せられる蛍光を利用した光源装置が提案されている。ところが、この種の光源装置においては、使用する蛍光体材料によって蛍光の波長帯域が決まるため、所望の色味を有する蛍光が得られない場合がある。そこで、この問題を解決するため、互いに異なる波長帯域を有する複数種の蛍光体材料を備えた光源装置が提案されている。
例えば下記の特許文献1には、赤色光源装置と、青色光源装置と、緑色光源装置と、を備え、緑色光源装置が、緑色蛍光体層とシアン色蛍光体層とが基板の一面に積層された蛍光板を有する光源装置が開示されている。特許文献1には、この光源装置においては、シアン色波長帯域の蛍光によって緑色波長帯域の蛍光の色味を短波長側に調整することができる、と記載されている。
特開2016-062012号公報
特許文献1の光源装置においては、互いに異なる波長帯域を有する2層の蛍光体層が基板の一方の面に積層されている。そのため、2層の蛍光体層からの放熱が不十分となって蛍光体層の波長変換効率が低下し、光源装置から射出される光の色域が変化する虞があった。このように、光源装置が所望の色域を有する光を安定して射出することができない、という問題があった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、所望の色域を有する光を安定して射出できる波長変換素子を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、上記の波長変換素子を備えた光源装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、上記の光源装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の波長変換素子は、第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、を備え、前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられていることを特徴とする。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記第2の波長変換層の波長変換効率は、前記第1の波長変換層の波長変換効率よりも低くてもよい。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記第2の波長変換層から射出される前記第2の蛍光の量は、前記第1の波長変換層から射出される前記第1の蛍光の量よりも多くてもよい。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記第1の波長変換層の前記第1の入射面と反対側の第1の射出面と前記基板の第1面との間に、第1の空気層が設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の波長変換素子において、前記第2の波長変換層の前記第2の入射面と前記基板の第2面との間に、第2の空気層が設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、本発明の一つの態様の波長変換素子と、前記波長変換素子に向けて前記励起光を射出する光源と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記光透過部に対応する前記基板の前記第1面または前記第2面は、前記励起光、前記第1の蛍光、または前記第2の蛍光を拡散させる拡散面を有していてもよい。
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 第1実施形態の波長変換装置の斜視図である。 波長変換装置の平面図である。 図3のIV-IV線に沿う波長変換素子の断面図である。 第2実施形態の波長変換素子の断面図である。 第3実施形態の波長変換素子の断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図4を用いて説明する。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態のプロジェクター1000の概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター1000は、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置400Rと、光変調装置400Gと、光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学装置600と、を備えている。
照明装置100は、光源装置80と、ピックアップ光学系60と、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、を備えている。光源装置80は、光源10と、コリメート光学系20と、集光光学系70と、波長変換装置30と、を備えている。
光源10は、青色光Bを射出する。詳しくは後述するが、波長変換装置30は、光源10から射出された青色光Bの一部を黄色の蛍光Yおよび赤色の蛍光Rに変換して、青色光Bの他の一部とともに射出する。このようにして、光源装置80は、全体として白色光を射出する。
光源10は、複数の半導体レーザー15を備えている。半導体レーザー15は、例えばピーク波長が455nmの第1の波長帯を有する青色光Bを射出する。第1の波長帯は、例えば450~480nmである。なお、半導体レーザー15は、ピーク波長が455nm以外の青色光B、例えばピーク波長が462nmの青色光Bを射出してもよい。また、半導体レーザー15は、青色光Bに限らず、紫外光を射出してもよい。なお、光源10は、半導体レーザー15に限らず、発光ダイオード等の固体光源を備えていてもよい。
以下の説明では、青色光Bの主光線の方向をz方向とし、z方向に垂直な平面内で互いに直交する方向をx方向およびy方向とする直交座標系を用いる。
複数の半導体レーザーは、x方向およびy方向に所定の間隔をおいて2次元のアレイ状に配列されている。
本実施形態において、複数の半導体レーザー15は、xy平面において4行4列に配列されている。すなわち、複数の半導体レーザー15は、x方向に配列された4列の半導体レーザー列15Rを有する。また、1列の半導体レーザー列15Rは、y方向に配列された4個の半導体レーザー15を有する。ただし、半導体レーザー15の個数は、特に限定されない。
半導体レーザー15は、光を射出する光射出面15aを有している。光射出面15aは、z方向から見て、長手方向と短手方向とを有する略長方形状の平面形状を有している。本実施形態においては、光射出面の長手方向はx方向と平行であり、短手方向はy方向と平行である。
半導体レーザー15から射出された青色光Bは、例えば光射出面の長手方向と平行な偏光方向を有する直線偏光からなる。青色光Bの光射出面の短手方向での発散角は、青色光Bの光射出面の長手方向での発散角よりも大きい。そのため、xy平面における青色光Bの断面形状は、y方向を長手方向とし、x方向を短手方向とした楕円形状となる。
図1では図示を省略するが、半導体レーザー15は、ベース基板上に実装されている。ベース基板は、半導体レーザー15の熱を効果的に放出するために、銅等の熱伝導性が高い金属が用いられることが望ましい。また、半導体レーザー15は、サブマウントを介してベース基板に実装されていてもよい。さらに、ベース基板の半導体レーザーの実装面と反対側の面に、ヒートシンク等の冷却器が設けられていてもよい。
コリメート光学系20は、複数の半導体レーザー15の配列に対応して2次元のアレイ状に配列された複数のコリメーターレンズ21を備えている。コリメーターレンズ21は、凸レンズで構成されている。複数の半導体レーザー15の各々から射出された光線束は、コリメート光学系20を構成する複数のコリメーターレンズ21の各々を透過することによって平行化される。
集光光学系70は、コリメート光学系20から射出された青色光Bを集束させて波長変換素子45に入射させる。集光光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備えている。第1レンズ72および第2レンズ74は、ともに凸レンズで構成されている。
図2は、本実施形態の波長変換装置30の斜視図である。図3は、光の射出側から見た波長変換装置30の平面図である。図4は、図3のIV-IV線に沿う波長変換素子45の断面図である。
図2~図4に示すように、波長変換装置30は、波長変換素子45と、波長変換素子45を回転させるモーター50と、を備えている。波長変換素子45は、基板38と、第1の蛍光体層41と、第2の蛍光体層42と、を備えている。波長変換装置30は、青色光Bが入射する側と反対側に向けて白色光Wを射出する。すなわち、波長変換装置30は、透過型の波長変換素子45を備えている。
基板38は、モーター50の駆動によって回転軸51を中心として回転する。波長変換素子45を回転軸51の延在方向(z方向)から見たとき、基板38の形状は円形である。基板38は、青色光Bおよび後述する第1の蛍光Yを透過させることが可能な材料から構成されている。基板38の材料として、例えば光学ガラス、石英ガラス、サファイアガラス、水晶、透明樹脂等を用いることができる。また、基板38の第1面38aおよび第2面38bの少なくとも一方に、反射抑制層が設けられていてもよい。
波長変換素子45にはレーザー光からなる青色光Bが入射するため、第1の蛍光体層41および第2の蛍光体層42において熱が発生する。本実施形態では、モーター50により波長変換素子45を回転させることによって、第1の蛍光体層41および第2の蛍光体層42における青色光Bの入射位置を時間的に変化させている。これにより、第1の蛍光体層41および第2の蛍光体層42の同じ位置に青色光Bが常時照射され、第1の蛍光体層41および第2の蛍光体層42が局所的に加熱されることが抑制される。図3において、青色光Bの入射位置を符号Tの円で示す。
図3に示すように、第1の蛍光体層41および第2の蛍光体層42は、回転軸51の周囲に開口42hを有する円環状の形状を有する。すなわち、第1の蛍光体層41は、基板38の第1面38aにおいて、回転軸51を囲むように設けられている。第2の蛍光体層42は、基板38の第2面38bにおいて、回転軸51を囲むように設けられている。第1の蛍光体層41の径方向の幅W1と第2の蛍光体層42の径方向の幅W2とは、略等しい。したがって、波長変換素子45を回転軸51の延在方向(z方向)から見たとき、第1の蛍光体層41の外形と第2の蛍光体層42の外形とは、略重なっている。
図4に示すように、第1の蛍光体層41は、第1の波長帯を有する青色光B(励起光)が入射する第1の入射面41aと、第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光Yと、第1の蛍光体層41の励起に使われなかった青色光Bと、を射出する第1の射出面41bと、を有する。第1の蛍光体層41は、第1の射出面41bが基板38の第1面38aに対向して設けられている。本実施形態において、第1の蛍光Yの第2の波長帯は、例えば約480~700nm(ピーク波長が約540nm)の波長帯であり、第1の蛍光体層41が射出する第1の蛍光Yは、黄色光である。
第1の蛍光体層41は、例えば賦活剤としてCeが分散された(Y1-x,Gd(Al,Ga)12(0≦x≦1)からなるYAG系蛍光体(Ce:YAG)から構成されている。黄色蛍光体は、Ce:YAG蛍光体のバルク体であってもよいし、Ce:YAG蛍光体からなる蛍光体粒子とバインダーとから構成されていてもよい。
第2の蛍光体層42は、第1の波長帯とは異なり、かつ第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光Rを射出する。第2の蛍光体層42は、少なくとも第1の蛍光Yが入射する第2の入射面42aを有する。本実施形態においては、第2の蛍光体層42は、青色光Bと第1の蛍光Yとが入射する第2の入射面42aと、青色光Bと第1の蛍光Yと第2の蛍光Rとを射出する第2の射出面42bと、を有する。第2の蛍光体層42は、第2の入射面42aが基板38の第2面38bに対向して設けられている。本実施形態において、第3の波長帯は、例えば約500~800nm(ピーク波長が約610nm)の波長帯であり、第2の蛍光体層42が射出する第2の蛍光Rは赤色光である。
第2の蛍光体層42は、例えば賦活剤としてPr、Eu、Crのいずれかが分散された(Y1-x,Gd(Al,Ga)12からなるYAG系蛍光体(Pr:YAG,Eu:YAG,Cr:YAGのいずれか)から構成されている。なお、賦活剤は、Pr、Eu、Crから選ばれる一種が含まれていてもよいし、Pr、Eu、Crから選ばれる複数種が含まれた共賦活の賦活剤であってもよい。黄色蛍光体と同様、赤色蛍光体は、上記の蛍光体のバルク体であってもよいし、上記の蛍光体からなる蛍光体粒子とバインダーとから構成されていてもよい。
第1の蛍光体層41と第2の蛍光体層42とは、基板38を挟んで第1の射出面41bと第2の入射面42aとが対向して設けられている。本実施形態の場合、基板38は、全体が石英ガラス等の青色光Bおよび第1の蛍光Yを透過させる光透過性材料から構成されており、全領域が青色光Bおよび第1の蛍光Yを透過させる光透過部として機能する。ただし、本実施形態の構成に代えて、基板38の全領域のうち、第1の蛍光体層41と第2の蛍光体層42とが対向する領域のみが青色光Bおよび第1の蛍光Yを透過させる光透過性材料で構成され、当該領域のみが光透過部として機能してもよい。
また、赤色の第2の蛍光Rを射出する第2の蛍光体層42の波長変換効率は、黄色の第1の蛍光Yを射出する第1の蛍光体層41の波長変換効率よりも低い。
波長変換素子45において、第1の蛍光体層41に入射した青色光Bの一部は、励起光として第1の蛍光体層41で波長変換され、第1の蛍光Yとなる。青色光Bの他の一部は、第1の蛍光体層41を透過する。これにより、青色光Bの他の一部および第1の蛍光Yは、第1の蛍光体層41から射出される。また、第2の蛍光体層42に入射した青色光Bの一部は、励起光として第2の蛍光体層42で波長変換され、第2の蛍光Rとなる。青色光Bの他の一部および第1の蛍光Yは、第2の蛍光体層42を透過する。これにより、青色光Bの他の一部、第1の蛍光Yおよび第2の蛍光Rは、第2の蛍光体層42から射出される。
図1に示すように、ピックアップ光学系60は、第1ピックアップレンズ62と、第2ピックアップレンズ64と、を備えている。ピックアップ光学系60は、波長変換装置30から射出された光を略平行化して後段の光学系に射出する。第1ピックアップレンズ62および第2ピックアップレンズ64は、それぞれ凸レンズから構成されている。
第1レンズアレイ120は、複数の第1レンズ122を備えている。第1レンズアレイ120は、ピックアップ光学系60から射出された光を複数の部分光束に分割する。複数の第1レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1レンズ122に対応する複数の第2レンズ132を備えている。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1レンズ122の像を光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの画像形成領域の近傍に結像させる。複数の第2レンズ132は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された複数の部分光束の各々を直線偏光に変換する。偏光変換素子140は、波長変換装置30から射出された光に含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差層と、を備えている。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140から射出された複数の部分光束を、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの画像形成領域の近傍に重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130および重畳レンズ150は、画像形成領域において、波長変換装置30からの光の強度分布を均一化するインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210と、ダイクロイックミラー220と、反射ミラー230と、反射ミラー240と、反射ミラー250と、リレーレンズ260と、リレーレンズ270と、を備えている。色分離導光光学系200は、照明装置100から射出された光を赤色光LR、緑色光LG、および青色光LBに分離し、赤色光LR、緑色光LG、および青色光LBの各々を、これら各色光に対応した光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bに導光する。
色分離導光光学系200と光変調装置400Rとの間には、集光レンズ300Rが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Gとの間には、集光レンズ300Gが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Bとの間には、集光レンズ300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を透過させ、緑色光成分および青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を透過させる。
ダイクロイックミラー210を透過した赤色光LRは、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを透過して赤色光用の光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210で反射した緑色光LGは、ダイクロイックミラー220でさらに反射し、集光レンズ300Gを透過して緑色光用の光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を透過した青色光LBは、リレーレンズ260、反射ミラー240、リレーレンズ270、反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bは、入射した色光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bは、透過型の液晶パネルから構成されている。図示を省略したが、集光レンズ300Rと光変調装置400Rとの間、集光レンズ300Gと光変調装置400Gとの間、集光レンズ300Bと光変調装置400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。光変調装置400R、光変調装置400G,光変調装置400Bの各々とクロスダイクロイックプリズム500との間には、射出側偏光板が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの各々から射出された画像光を合成する。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた構成を有する。直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面に、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投射光学装置600によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
射出される蛍光の色味を調整するため、互いに異なる発光波長帯を有する複数種の蛍光体材料を備えた波長変換素子は、従来から提案されている。ところが、従来の波長変換素子においては、互いに異なる波長帯を有する2層の蛍光体層が基板の一方の面に積層されており、基板に直接接触していない側の蛍光体層で発生した熱は、基板に直接接触している側の蛍光体層を介して基板に伝達される。そのため、特に基板に直接接触していない側の蛍光体層からの放熱が不十分となり、この蛍光体層の波長変換効率が低下する結果、光源装置から射出される光の色域が変化する虞があった。
この問題に対して、本実施形態の波長変換素子45においては、2層の蛍光体層41,42が基板38の一方の面に積層されておらず、第1の蛍光体層41が基板38の第1面38aに対向して設けられ、第2の蛍光体層42が基板38の第2面38bに対向して設けられている。そのため、波長変換素子45においては、従来の波長変換素子に比べて、各蛍光体層41,42で発生した熱が基板38に伝達されやすい。これにより、波長変換素子45は、各蛍光体層41,42における波長変換効率の低下を抑えることができ、所望の色域を有する光を安定して射出することができる。
さらに、本実施形態の波長変換素子45においては、各蛍光体層41,42が基板38の各面38a,38bにそれぞれ設けられたことに加えて、第1の蛍光体層41が基板38の第1面38aの側(青色光Bの入射側)に設けられ、第2の蛍光体層42が基板38の第2面38bの側(青色光Bの射出側)に設けられたことにより、以下の作用、効果を奏する。
蛍光体層においては、励起光の入射面の近傍で多くの熱が発生する。また、波長変換効率が互いに異なる2つの蛍光体層に同じ強度の励起光を入射させた場合、波長変換効率が相対的に低い蛍光体層で発生する熱は、波長変換効率が相対的に高い蛍光体層で発生する熱よりも多い。
本実施形態の波長変換素子45においては、第2の蛍光体層42の波長変換効率が第1の蛍光体層41の波長変換効率よりも低いため、第2の蛍光体層42の第2の入射面42aの近傍で最も多くの熱が発生する。ところが、第2の蛍光体層42の第2の入射面42aが基板38の第2面38bに接触しているため、熱の発生個所から基板38までの距離が短く、第2の蛍光体層42の第2の入射面42aの近傍で発生する多くの熱が基板38に伝達されやすい。このようにして、本実施形態の波長変換素子45は、2つの蛍光体層41,42の全体としての波長変換効率の低下が抑えられ、所望の色域を有する白色光を安定して射出することができる。
このように、本実施形態の波長変換素子45によれば、一般的に赤色光成分が不足する黄色蛍光体材料からなる第1の蛍光体層41からの第1の蛍光Yの色味に、第2の蛍光体層42からの第2の蛍光Rの赤味を付加することができ、所望の白色光を得ることができる。
また、本実施形態の光源装置80は、各蛍光体層41,42における波長変換効率の低下が抑えられた波長変換素子45を備えているため、所望の色域を有する白色光を安定して射出することができる。
また、本実施形態のプロジェクター1000は、所望の色域を有する白色光を安定して射出できる光源装置80を備えているため、高輝度で広色域の画像を表示することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターおよび光源装置の構成は第1実施形態と同様であり、波長変換素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の全体の説明は省略する。
図5は、第2実施形態の波長変換素子の断面図である。この断面図は図3のIV-IV線の位置での断面に対応する。
図5において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の波長変換素子65は、基板38と、第1の蛍光体層44と、第2の蛍光体層47と、を備えている。
第1の蛍光体層44は、第1の波長帯を有する紫外光UV(励起光)が入射する第1の入射面44aと、第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光DBを射出する第1の射出面44bと、を有する。第1の蛍光体層44は、第1の射出面44bが基板38の第1面38aに対向して設けられている。本実施形態において、第1の波長帯は、例えば約360~400nmの波長帯である。第2の波長帯は、例えばピーク波長が462nmの約460~465nmの波長帯であり、第1の蛍光体層44が射出する第1の蛍光DBは、青色光である。
第1の蛍光体層44は、例えば賦活剤としてEuが分散されたSr10(POCl:Eu、(Sr,Ba,Ca)10(POCl:Eu等の青色蛍光体材料から構成されている。
第2の蛍光体層47は、第1の波長帯とは異なり、かつ第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光Yを射出する。第2の蛍光体層47は、少なくとも第1の蛍光DBが入射する第2の入射面47aを有する。本実施形態において、第2の蛍光体層47は、第1の蛍光DBが入射する第2の入射面47aと、第1の蛍光DBと第2の蛍光Yとを射出する第2の射出面47bと、を有する。第2の蛍光体層47は、第2の入射面47aが基板38の第2面38bに対向して設けられている。本実施形態において、第3の波長帯は、例えば約480~700nmの波長帯であり、第2の蛍光体層47が射出する第2の蛍光Yは、黄色光である。
第2の蛍光体層47は、第1実施形態の第2の蛍光体層42と同様、例えば賦活剤としてCeが分散された(Y1-x,Gd(Al,Ga)12(0≦x≦1)からなるYAG系蛍光体(Ce:YAG)から構成されている。あるいは、ピーク波長が462nmの第1の蛍光DBを励起光としたときに、第2の蛍光体層42で用いた蛍光体材料の波長変換効率よりも高い波長変換効率を有する蛍光体材料から構成されていてもよい。
また、第2の蛍光体層47から射出される第2の蛍光Yの量は、第1の蛍光体層44から射出される第1の蛍光DBの量よりも多い。
波長変換素子65において、第1の蛍光体層44に入射した紫外光UVの一部は、励起光として第1の蛍光体層44で波長変換され、第1の蛍光DBとなる。これにより、第1の蛍光DBは、第1の蛍光体層41から射出される。なお、紫外光UVの他の一部は、第1の蛍光DBとともに第1の蛍光体層41から射出されてもよい。また、第2の蛍光体層47に入射した第1の蛍光DBの一部は、励起光として第2の蛍光体層47で波長変換され、第2の蛍光Yとなる。これにより、第1の蛍光DBの他の一部および第2の蛍光Yは、第2の蛍光体層47から射出される。
本実施形態の波長変換素子65においても、第1の蛍光体層44が基板38の第1面38aに設けられ、第2の蛍光体層47が基板38の第2面38bに設けられているため、従来の波長変換素子に比べて、各蛍光体層44,47で発生した熱が基板38に伝達されやすい。これにより、波長変換素子65は、各蛍光体層44,47における波長変換効率の低下を抑えることができ、所望の色域を有する光を安定して射出することができる。
さらに、本実施形態の波長変換素子65においては、各蛍光体層44,47が基板38の各面38a,38bにそれぞれ設けられたことに加えて、第1の蛍光体層44が基板38の第1面38aの側(第1の蛍光DBの入射側)に設けられ、第2の蛍光体層47が基板38の第2面38bの側(第1の蛍光DBの射出側)に設けられたことにより、以下の作用、効果を奏する。
射出される蛍光の量が相対的に少ない蛍光体層よりも、射出される蛍光の量が相対的に多い蛍光体層で多くの熱が発生する。本実施形態の波長変換素子65においては、白色光のホワイトバランスを考慮すると、第2の蛍光体層47から射出される第2の蛍光Yの量が第1の蛍光体層44から射出される第1の蛍光DBの量よりも多いため、第2の蛍光体層47の第2の入射面47aの近傍で多くの熱が発生する。ところが、第2の蛍光体層47の第2の入射面47aが基板38の第2面38bに対向して設けられているため、第2の蛍光体層47の第2の入射面47aの近傍で発生する多くの熱が基板38に伝達されやすい。このようにして、本実施形態の波長変換素子65は、2つの蛍光体層44,47の全体としての波長変換効率の低下が抑えられ、所望の色域を有する光を安定して射出することができる。
第1実施形態において、光源10から射出される青色光Bのピーク波長は455nmであり、青色光Bの波長域の中で若干短波長寄りに位置している。その結果、青色光Bを用いて白色光を構成したときの色域が若干狭くなる問題を有している。この問題に対し、本実施形態の波長変換素子65においては、第1の蛍光体層44で生成される第1の蛍光DB(青色光)のピーク波長は462nmであるため、第1実施形態で用いられた青色光Bよりも波長が長い。その結果、第1の蛍光DBを用いて白色光を構成した場合、広色域の白色光を得ることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターおよび光源装置の構成は第1実施形態と同様であり、波長変換素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび光源装置の全体の説明は省略する。
図6は、第3実施形態の波長変換素子の断面図である。この断面図は図3のIV-IV線の位置での断面に対応する。
図6において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の波長変換素子75は、基板38と、第1の蛍光体層49と、第2の蛍光体層42と、第1のダイクロイック層53と、第2のダイクロイック層54と、第3のダイクロイック層55と、反射抑制層56と、接合層57と、第1の空気層58と、第2の空気層59と、を備えている。第2の蛍光体層42は、第2の入射面42aが基板38の第2面38bに対向して設けられている。
第1の蛍光体層49は、第1の波長帯を有する青色光B(励起光)が入射する第1の入射面49aと、第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光Gと、第1の蛍光体層49の励起に使われなかった青色光Bと、を射出する第1の射出面49bと、を有する。第1の蛍光体層49は、第1の射出面49bが基板38の第1面38aに対向して設けられている。本実施形態において、第1の蛍光Gの第2の波長帯は、例えば500~570nm(ピーク波長が535nm)の波長帯であり、第1の蛍光体層49が射出する第1の蛍光Gは、緑色光である。
第1の蛍光体層49は、例えば、LuAl12:Ce3+系蛍光体、Y:Eu2+系蛍光体、(Ba,Sr)SiO:Eu2+系蛍光体、BaSi12:Eu2+系蛍光体、(Si,Al)(O,N):Eu2+系蛍光体等の緑色蛍光体材料から構成されている。
第1のダイクロイック層53は、第1の蛍光体層49の第1の入射面49aに設けられている。第1のダイクロイック層53は、青色域の光を透過し、緑色域の光を反射する波長選択性を有する。そのため、第1のダイクロイック層53は、青色光Bを透過し、第1の蛍光体層49の内部で生成された第1の蛍光Gを反射する。これにより、第1の蛍光Gが第1の入射面49aから射出されることが抑えられる。
第2のダイクロイック層54は、第1の蛍光体層49の第1の射出面49bに設けられている。第2のダイクロイック層54は、青色域の光を透過し、緑色域の光を透過する波長選択性を有する。そのため、第2のダイクロイック層54は、青色光Bを透過し、第1の蛍光体層49の内部で生成された第1の蛍光Gを透過する。
第3のダイクロイック層55は、第2の蛍光体層42の第2の入射面42aに設けられている。第3のダイクロイック層55は、青色域および緑色域の光を透過し、赤色域の光を反射する波長選択性を有する。そのため、第3のダイクロイック層55は、青色光Bおよび第1の蛍光Gを透過し、第2の蛍光体層42の内部で生成された第2の蛍光Rを反射する。これにより、第2の蛍光Rが第2の入射面42aから射出されることが抑えられる。
反射抑制層56は、第2の蛍光体層42の第2の射出面42bに設けられている。そのため、反射抑制層56は、第2の蛍光体層42の第2の射出面42bに入射した全ての光を透過し、第2の蛍光体層42からピックアップ光学系60に向けて射出させる。本実施形態では、第1の蛍光体層49および第2の蛍光体層42の励起に使われなかった青色光Bと、第1の蛍光体層49で生成された第1の蛍光G(緑色光)と、第2の蛍光体層42で生成された第2の蛍光R(赤色光)と、からなる白色光が波長変換素子75から射出される。
第1の蛍光体層49は、第1の蛍光体層49の内周側および外周側に設けられた接合層57を介して、第1の射出面49bが第1面38aに対向するように基板38に貼り付けられている。この構成により、第1の蛍光体層49の第1の射出面49bと基板38の第1面38aとの間には、第1の空気層58が設けられている。したがって、第1の空気層58の厚さは、接合層57の厚さと略等しく、例えば5μm以下程度である。
同様に、第2の蛍光体層42は、第2の蛍光体層42の内周側および外周側に設けられた接合層57を介して、第2の入射面42aが第2面38bに対向するように基板38に貼り付けられている。この構成により、第2の蛍光体層42の第2の入射面42aと基板38の第2面38bとの間には、第2の空気層59が設けられている。したがって、第2の空気層59の厚さは、接合層57の厚さと略等しく、例えば5μm以下程度である。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態の波長変換素子75においても、2つの蛍光体層49,42の全体としての波長変換効率の低下が抑えられ、所望の色域を有する白色光を安定して射出することができる、といった第1実施形態の同様の効果が得られる。
なお、本実施形態の場合、各蛍光体層49,42と基板38との間に各空気層58,59が設けられており、各蛍光体層49,42と基板38とは直接接触していない。しかしながら、各空気層58,59の厚さが例えば5μm以下程度と非常に薄いため、各空気層58,59が熱伝達の妨げとなることはなく、各蛍光体層49,42で発生した熱は基板38に伝達される。
また、本実施形態の場合、第1の空気層58が設けられたことによって、以下の効果が得られる。
第1の蛍光体層49で発生し、基板38に向かって進む第1の蛍光Gのうち、第1の射出面49bに対して臨界角未満の入射角で入射した第1の蛍光Gは第1の射出面49bを透過し、第1の射出面49bに対して臨界角以上の入射角で入射した第1の蛍光Gは第1の射出面49bで反射する。第1の蛍光体層49と基板38との間に第1の空気層58が設けられた本実施形態の構成では、第1の空気層58が設けられていない場合に比べて、第1の蛍光体層49とその射出側に位置する部材(第1の空気層58または基板38)との界面における屈折率差が大きくなり、臨界角が大きくなる。その結果、第1の射出面49bを透過する第1の蛍光Gの量が多くなり、第1の蛍光体層49から射出される第1の蛍光Gの量を増やすことができる。
同様に、本実施形態の場合、第2の空気層59が設けられたことによって、以下の効果が得られる。
第2の蛍光体層42の第2の入射面42aに入射した青色光Bおよび第1の蛍光Gのうち、第2の入射面42aに対して臨界角未満の入射角で入射した青色光Bおよび第1の蛍光Gは第2の入射面42aを透過して第2の蛍光体層42に入射し、第2の入射面42aに対して臨界角以上の入射角で入射した青色光Bおよび第1の蛍光Gは第2の入射面42aで反射する。第2の蛍光体層42と基板38との間に第2の空気層59が設けられた本実施形態の構成では、第2の空気層59が設けられていない場合に比べて、第2の蛍光体層42とその入射側に位置する部材(第2の空気層59または基板38)との界面における屈折率差が大きくなり、臨界角が大きくなる。その結果、第2の入射面42aを透過する青色光Bおよび第1の蛍光Gの量が多くなり、第2の蛍光体層42に入射する青色光Bおよび第1の蛍光Gの量を増やすことができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば第1実施形態の波長変換素子は、黄色の第1の蛍光を射出する第1の蛍光体層と、赤色の第2の蛍光を射出する第2の蛍光体層と、を備えているが、各蛍光体層の発光色の組み合わせはこれに限ることなく、例えば緑色の第1の蛍光を射出する第1の蛍光体層と、赤色の第2の蛍光を射出する第2の蛍光体層と、を備えていてもよい。
また、波長変換素子から射出される光は、必ずしも白色光でなくてもよい。その場合には、例えば青色の第1の蛍光を射出する第1の蛍光体層と、赤色の第2の蛍光を射出する第2の蛍光体層と、を備えていてもよいし、青色の第1の蛍光を射出する第1の蛍光体層と、緑色の第2の蛍光を射出する第2の蛍光体層と、を備えていてもよい。
また、光透過部に対応する基板の第1面または第2面は、励起光、第1の蛍光、または第2の蛍光を拡散させる拡散面を有していてもよい。この構成によれば、励起光(例えば青色光)の発光分布と第1の蛍光(例えば黄色光)または第2の蛍光(例えば赤色光)の発光分布とが異なる場合に、励起光、第1の蛍光、または第2の蛍光を拡散面により拡散させ、励起光の発光分布と第1の蛍光または第2の蛍光の発光分布とを近付けることができる。これにより、色ムラの発生を抑制しつつ、広色域の画像を表示できるプロジェクターを提供することができる。
例えば第3実施形態では、第1の蛍光体層や第2の蛍光体層の各入射面や各射出面にダイクロイック層や反射抑制層が設けられた例を示したが、この種のダイクロイック層や反射抑制層は、第1実施形態や第2実施形態の波長変換素子に適用してもよい。
その他、波長変換装置、照明装置、およびプロジェクターの各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。上記実施形態では、本発明による照明装置を、液晶ライトバルブを用いたプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。光変調装置としてデジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクターに搭載してもよい。
上記実施形態では、本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
10…光源、38…基板、38a…第1面、38b…第2面、41,44,49…第1の蛍光体層(第1の波長変換層)、41a,44a,49a…第1の入射面、42…第2の蛍光体層(第2の波長変換層)、42a…第2の入射面、45,65,75…波長変換素子、58…第1の空気層、59…第2の空気層、80…光源装置、400B,400G,400R…光変調装置、600…投射光学装置、1000…プロジェクター、B…青色光(励起光)、UV…紫外光(励起光)、DB,Y,G…第1の蛍光、R,Y…第2の蛍光。

Claims (13)

  1. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面と第2の射出面とを有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を前記第2の射出面から射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられるとともに、前記基板を透過した少なくとも前記第1の蛍光と前記第2の蛍光とを前記第2の射出面から射出することを特徴とする波長変換素子。
  2. 前記第2の波長変換層の波長変換効率は、前記第1の波長変換層の波長変換効率よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の波長変換素子。
  3. 前記第2の波長変換層から射出される前記第2の蛍光の量は、前記第1の波長変換層から射出される前記第1の蛍光の量よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の波長変換素子。
  4. 前記第1の波長変換層の前記第1の射出面と前記基板の第1面との間に、第1の空気層が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の波長変換素子。
  5. 前記第2の波長変換層の前記第2の入射面と前記基板の第2面との間に、第2の空気層が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の波長変換素子。
  6. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層の波長変換効率は、前記第1の波長変換層の波長変換効率よりも低いことを特徴とする波長変換素子。
  7. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層から射出される前記第2の蛍光の量は、前記第1の波長変換層から射出される前記第1の蛍光の量よりも多いことを特徴とする波長変換素子。
  8. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられ、
    前記第1の波長変換層の前記第1の射出面と前記基板の第1面との間に、第1の空気層が設けられていることを特徴とする波長変換素子。
  9. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層の前記第2の入射面と前記基板の第2面との間に、第2の空気層が設けられていることを特徴とする波長変換素子。
  10. 第1の波長帯を有する励起光が入射する第1の入射面と、前記第1の入射面とは反対側の第1の射出面と、を有し、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯を有する第1の蛍光を射出する第1の波長変換層と、
    少なくとも前記第1の蛍光が入射する第2の入射面を有し、前記第1の波長帯とは異なり、かつ前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯を有する第2の蛍光を射出する第2の波長変換層と、
    第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、少なくとも前記第1の蛍光を透過させる光透過部と、を有する基板と、
    を備え、
    前記第1の波長変換層は、前記第1の射出面が前記基板の第1面に対向して設けられ、
    前記第2の波長変換層は、前記第2の入射面が前記基板の第2面に対向して設けられ、
    前記光透過部に対応する前記基板の前記第1面または前記第2面は、前記励起光、前記第1の蛍光、または前記第2の蛍光を拡散させる拡散面を有することを特徴とする波長変換素子。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の波長変換素子と、
    前記波長変換素子に向けて前記励起光を射出する光源と、
    を備えたことを特徴とする光源装置。
  12. 請求項11に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投射光学装置と、を備えたことを特徴とするプロジェクター。
  13. 前記光透過部に対応する前記基板の前記第1面または前記第2面は、前記励起光、前記第1の蛍光、または前記第2の蛍光を拡散させる拡散面を有することを特徴とする請求項12に記載のプロジェクター。
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