JP7049817B2 - 果汁含有飲料 - Google Patents

果汁含有飲料 Download PDF

Info

Publication number
JP7049817B2
JP7049817B2 JP2017233490A JP2017233490A JP7049817B2 JP 7049817 B2 JP7049817 B2 JP 7049817B2 JP 2017233490 A JP2017233490 A JP 2017233490A JP 2017233490 A JP2017233490 A JP 2017233490A JP 7049817 B2 JP7049817 B2 JP 7049817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit juice
beverage
juice
squid
containing beverage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017233490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019097510A (ja
Inventor
和樹 藤村
たまみ 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
Priority to JP2017233490A priority Critical patent/JP7049817B2/ja
Publication of JP2019097510A publication Critical patent/JP2019097510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7049817B2 publication Critical patent/JP7049817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

本発明は果汁を含有する飲料に関する。
缶酎ハイやカクテル飲料等に代表される、開栓してそのまま直ぐに飲める容器入りアルコール飲料はRTD飲料とも呼ばれ、焼酎やスピリッツ、又はさとうきび等を原料とした醸造用アルコール等をベースに、必要により、果汁やフレーバー、炭酸ガス、甘味料、酸味料等を添加したものである。なかでも果汁入りの容器入りアルコール飲料、特に果汁を高濃度に配合した容器入りアルコール飲料は、お酒のおいしさと、豊かで新鮮な果汁感を同時に楽しめるアルコール飲料として人気がある。
ところが果汁含有飲料において、特に果汁を多く含む場合や酸度の高い果汁を含む場合に、飲用した際に不快な刺激と嫌味を伴った飲み難さ(イガイガ感)があることがあり、このイガイガ感は、アルコールを含む場合により感じられるようになる傾向がある。
このようにイガイガ感を感じられるようなときには、飲料の嗜好性が低下してしまう。
酸味に由来する飲料の飲み難さを改善する方法としては、例えば「シカクマメ属植物の抽出物による苦味、酸味の緩和方法」(特許文献1)、「酢酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸及びクエン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の有機酸にグルタミンを配合することで、有機酸の酸味を緩和する方法」(特許文献2)、「特定量の食塩、ナトリウムを含有し、アルコール感と酸味とが抑制され、味の厚みに優れたアルコール飲料の製造方法」(特許文献3)が提案されている。
特開2010-57428号公報 特開2011-254804号公報 特開2017-176168号公報
しかしながら、イガイガ感については、従来の方法ではいまだ十分な改善効果が得られておらず、本課題を解決できる、新規で、より効果的な方法が求められていた。
本発明は、果汁含有飲料において、飲んだときにイガイガ感が感じられるのを抑制できる新規な技術を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意研究の結果、所定の含有量で酢酸1-フェニルエチルを含有するように飲料を構成することで、飲んだときにイガイガ感が感じられるのを抑制できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[1] 酢酸1-フェニルエチルを0.02~2.0ppm含む、果汁含有飲料。
[2] 酢酸オクチルをさらに含み、該酢酸オクチルの含有量が0.02~0.2ppmである[1]に記載の果汁含有飲料。
[3] 果汁含有率が10%以上である[1]または[2]に記載の果汁含有飲料。
[4] 果汁含有率が10%以上60%以下である[3]に記載の果汁含有飲料。
[5] 果汁が柑橘類の果物に由来する果汁である[1]から[4]のいずれか一つに記載の果汁含有飲料。
[6] 前記柑橘類がグレープフルーツまたはレモンである[5]に記載の果汁含有飲料。
[7] アルコールをさらに含有する[1]から[6]のいずれか一つに記載の果汁含有飲料。
[8] アルコールの含有量が1~10容積%である[7]に記載の果汁含有飲料。
[9] 炭酸ガスをさらに含有する[1]から[8]のいずれか一つに記載の果汁含有飲料。
[10] 果汁含有飲料において、その含有量が0.02~2.0ppmとなるように酢酸1-フェニルエチルを含有させることを含む、イガイガ感の抑制方法。
本発明によれば、果汁含有飲料において、飲んだときにイガイガ感が感じられるのを抑制できる新規な技術を提供することができる。
以下、本発明の1つの実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態は飲んだときにイガイガ感が感じられるのが抑制(以下、単に、イガイガ感抑制、ともいう)されている果汁含有飲料に関し、酢酸1-フェニルエチルを含有する。
なお、本明細書において、イガイガ感とは、飲料中の果汁に含まれる酸に由来する酸味および収斂味、さらに、ポリフェノール類やリモノイドなどに由来する苦味および渋味などにより発生する、上述のとおり、飲用した際に不快な刺激と嫌味を伴った飲み難さを意味する。
本明細書において果汁含有飲料とは、果汁を原料として配合した飲料を意味する。また、果汁とは、果実を破砕して搾汁又は裏ごし等をし、必要に応じて皮、種子等を除去した液体成分をいう。また、本明細書に係る果汁には、当該液体成分を濃縮したものや、これらの希釈還元物も含まれる概念である。
果汁が由来する果物については、例えば、柑橘類、バラ科植物の果物、ブドウ、パイナップル、グァバ、バナナ、マンゴー、アセロラ、ライチ、パパイヤ、パッションフルーツ、ブルーベリー、キウイフルーツ、メロン、キウイフルーツ、カラント、グーズベリーなどのスグリ類、クランベリー等のツツジ科植物の果物などが挙げられる。柑橘類としてはオレンジ、うんしゅうみかん、グレープフルーツ、レモン、ライム、柚子、いよかん、なつみかん、はっさく、ポンカン、シークワーサー、かぼす等が例示できる。また、バラ科植物の果物としてはアンズ、イチゴ、ウメ、サクランボ、スモモ、西洋ナシ、日本梨、ビワ、モモ、リンゴ、プルーン、ラズベリー、ブラックベリーなどが例示できる。例えばこれらのうち1種または2種以上の果物の果汁が選択されて本実施形態の飲料に含有されるようにしてもよい。
このうち、本発明に係る構成を適用することでイガイガ感をより抑制できるため、飲料中に柑橘類の果物に由来する果汁が含有されることが好ましく、柑橘類の中でもグレープフルーツ、レモンがより好ましい(すなわち、グレープフルーツ、レモン、またはこれらの混合果汁が含有されることが好ましい)。
本実施形態の果汁含有飲料に係る果汁の調製に用いることのできる果物について、その品種、産地、熟度、大きさなどは特に限定されず、適宜設定することができる。
また、果汁として市販のジュースや濃縮ジュース、ペーストなどを用い、本実施形態の飲料を調製するようにしてもよい。具体的には、JAS規格(果実飲料の日本農林規格)で指定されたジュースや濃縮ジュースを挙げることができ、例えばこれらのうち1種または2種以上を本実施形態の果汁含有飲料調製のために用いることができる。
本実施形態の果汁含有飲料における果汁含有率は特に限定されず当業者が適宜設定できるが、果汁含有率が10%以上(より好ましくは10~60%)である飲料において本発明に係る構成とすることでイガイガ感をより抑制できるため、好ましい。
ここで、果汁含有率とは、果実等の食用部分を搾汁して得られ、濃縮等の処理を行っていない搾汁(ストレート果汁)のBrix値または酸度を100%としたときの、相対濃度である。また、本明細書においてBrix値は、JAS規格に基づき、試料の温度(液温度)20℃における糖用屈折計の示度をいう。Brix値の測定は、公知の方法、装置を用いて行うことができる。また、酸度は、100g中に含まれる有機酸量をクエン酸に換算した場合のグラム数(無水クエン酸g/100g)で表すことができる。酸度もまた、JAS規格の酸度測定法で定められた方法、具体的には0.1mol/L水酸化ナトリウム標準液をアルカリ溶液として使用した中和滴定法(定量式)により測定できる。
果汁含有率をBrix値または酸度のいずれに基づいて算出するかはJAS規格に基づき果物の種類ごとに定められている。例えば、グレープフルーツはBrix値に基づいて算出し、また、レモンは酸度に基づいて算出する。果汁含有率をJAS規格のBrix値に基づいて換算する場合、果汁に加えられた糖類、はちみつ等のBrix値は除いて算出される。
例えば、グレープフルーツについてはBrix値(Bx9°)に基づいて定めることができ、Brix値がBx54°の濃縮グレープフルーツジュースを飲料中5重量%配合した場合、30%の果汁率の飲料を得ることができる。
本実施形態の果汁含有飲料は、酢酸1-フェニルエチルを0.02~2.0ppmの含有量で含有することが好ましい。
ここで、イガイガ感を抑えることができるとともに飲料のおいしさも改善することがきるため、酢酸オクチルをさらに含み、該酢酸オクチルの含有量が0.02~0.2ppm(より好ましくは0.02~0.1ppm、さらにより好ましくは0.02~0.07ppm)であることが好ましい。
酢酸1-フェニルエチルや必要に応じて含有される酢酸オクチルについて、その含有量や割合を調整する方法は特に限定されず、例えば市販品を用いて飲料製造過程において添加を行うなどすればよい。
また、酢酸1-フェニルエチル、酢酸オクチルの飲料における含有量の測定は例えばガスクロマトグラフィー質量分析法によって行うことができる。測定は例えば実施例に示す条件に基づいて行うことができる。
本実施形態の果汁含有飲料においては、本発明の効果が奏される限り、酢酸1-フェニルエチルや果汁以外の他の成分を含むようにしてもよく、特に限定されない。具体的には、食塩、糖類や高甘味度甘味料などの甘味料、酸味料、香料、ビタミン、着色料、酸化防止剤、乳化剤、保存料、調味料、エキス類、pH調整剤、品質安定化剤、増粘剤などの、飲料に通常配合される成分を含有することができる。
飲料のpHや酸度は適宜設定でき、特に限定されない。例えば、pHは2.5~4.5とすることができる。また、酸度は0.2~0.8とすることができる。なお、酸度は、国税庁所定分析法にて定められた酸度の測定方法に基づいて算出される。
また、本実施形態の果汁含有飲料は炭酸ガスを含有する炭酸飲料としてもよい。炭酸ガスを飲料中に含有させる方法は特に限定されず、当業者が適宜設定できる。また、炭酸ガスの含有量(ガスボリューム)は特に限定されないが、例えば1.5~4.5とすることができる。本明細書中においてガスボリューム(G.V.)とは、炭酸飲料中の炭酸ガス量を表す単位を示し、標準状態(1気圧、20℃)における、炭酸飲料の体積に対する炭酸飲料中に溶解した炭酸ガスの体積の比を指す。このガスボリュームは、たとえば、京都電子工業社製ガスボリューム測定装置GVA-500Bを用いて測定することができる。より具体的には、試料温度を20℃とし、ガスボリューム測定装置にて、容器内空気中のガス抜き(スニフト)、振とうした後、このガスボリュームの測定を行うことができる。
また、本実施形態の果汁含有飲料はエタノールなどのアルコールを含有するアルコール飲料とすることができる。アルコールが含まれる場合の含有量は特に限定されないが、本発明に係る構成とすることでイガイガ感をより抑制することができるため、1~10容積%(より好ましくは3~10容積%)が好ましい。アルコール源として用いられるベース酒は特に限定されないが、蒸留酒を挙げることができる。蒸留酒としては、ウィスキー、ブランデー、焼酎、及びスピリッツ、及び原料用アルコール等が例示できる。
本実施形態の果汁含有飲料は例えば常法にしたがって製造することができ、各成分の配合量、割合や製造条件などについては特に限定されない。
例えば、濃縮果汁を原料として用い、これを水で希釈する。炭酸飲料とする場合には、希釈に炭酸水を用いるようにしてもよい。次いで当該希釈液にその含有量が0.02~2.0ppmとなるように酢酸1-フェニルエチルを添加し、さらにその他必要に応じて加えられる成分を添加するなどして果汁含有飲料を調製する。
添加する順序などは特に限定されず、当業者が適宜設定できる。また、炭酸飲料とする場合、上記希釈において炭酸水を用いる方法のほか、容器に充填する前に所定のガスボリュームになるようにカーボネーションを行うことにより、炭酸飲料とすることもできる。
製造された本実施形態の果汁含有飲料は、特に限定されないが、例えば容器に封入された容器詰飲料とすることができる。
容器への封入方法などは特に限定されず、例えば常法に従って行うことができる。
容器も公知のものを適宜選択して用いることができ、素材や形状など特に限定されない。容器の具体例としては、例えば、紙容器、透明又は半透明のビン、PETボトル等の透明又は半透明のプラスチック容器、スチール缶やアルミニウム缶等の金属缶などが挙げられる。
また、容器詰飲料とするにあたり、必要に応じて殺菌等の工程を経て製造することができる。殺菌する方法は特に限定されず当業者が適宜設定でき、例えば、飲料を容器に充填した後に熱水シャワー殺菌等の加熱殺菌を行う方法や、飲料を殺菌してから容器に充填する方法などを挙げることができる。
以上、本実施形態によれば、飲んだときにイガイガ感が感じられるのを抑えることができる新規な技術を提供することができる。その結果、嗜好性を高めて飲料の商品価値の向上に寄与することが期待できる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
[官能試験1]
1Lとする量の水に原料用アルコールを5v/v%、グレープフルーツ果汁をストレート換算で41w/v%配合し、さらに炭酸ガスを加えてガスボリュームを2.0に調整したベース液を作成した。本ベース液に酢酸1-フェニルエチル、酢酸オクチルを添加して、下記の表1、2に示す実施例、参考例、比較例の飲料を調製した。
表中、エキス分とは、飲料中に含まれる糖分(炭水化物)、タンパク質、アミノ酸、苦味質、不揮発性有機酸、ミネラル、ポリフェノール、色素成分などからなる不揮発性固形分を言い、国税庁所定分析法に従って算出される。また、酸度とは、クエン酸に換算した酸度を言い、国税庁所定分析法にて定められた酸度の測定方法に基づいて算出される。
[含有量の分析]
各飲料における酢酸1-フェニルエチル(Cas.93-92-5)と酢酸オクチル(Cas.112-14-1)の含有量はガスクロマトグラフィー質量分析法による分析を行った(なお、同様の分析を官能試験2、3でも行った)。分析結果を飲料ごとに表に示す。また、分析条件を以下に示す。
<分析条件>
1.0gの試料に対して100μLの内部標準(20ppm リナロール-d5)を添加した後に、超純水で50倍希釈した。希釈した試料の香気成分をTwisterに吸着(40℃、2時間)させ、二次元ガスクロマトグラフ質量分析(GC-GC/MS)分析を行い、内部標準添加法により定量を行った。
<GC条件>
装置:昇温気化型注入口(CIS4,Gerstel社製)、加熱脱着ユニット(TDU,Gerstel社製)、GC System(7890B、Agilent Technologies社製)、Mass Selective Detector(5977、Agilent Technologies社製)
LTMカラム(1st:DB-WAX,20m×0.18mm;0.3μm、2nd:DB-5,10m×0.18mm;0.4μm,Agilent Technologies社製)
TDU:20℃(1min)-(720℃/min)-250℃(3min)
CIS4:-50℃(1.5min)-(12℃/sec)-240℃(45min)
スプリット比:10:1
注入口圧:508.28kPa
1stカラム温度:40℃(3min)-(5℃/min)-180℃(0min)
2ndカラム温度:40℃(31min)-(5℃/min)-180℃(0min)
MSD:SCAN mode,m/z 29-230,20Hz,EI
実施例、対照(比較例)、参考例の飲料について、6名の訓練されたパネリストによりイガイガ感およびおいしさについて以下に示す評点を用いて5段階評価を行った。イガイガ感については評価値が小さいほどイガイガ感がより抑制されていることを意味し、おいしさについては評価値が大きいほどよりおいしいことを意味する。イガイガ感について対照より良ければ効果ありとした。
試料は8℃でパネリストに提供した。各評価結果についてそれぞれ平均値を算出し、表に示した。
Figure 0007049817000001
Figure 0007049817000002
表1、2から酢酸1-フェニルエチルを含有することでイガイガ感を抑制でき、0.02~2.0ppm含む場合にはイガイガ感をより抑制でき、また、飲料のおいしさも改善されていることが理解できる。また、酢酸オクチルをさらに含み、該酢酸オクチルの含有量が0.02~0.2ppmであることで、おいしさをさらに改善できることが理解できる。一方、比較例2の結果から理解できるとおり、酢酸オクチルを単独で添加した場合には、イガイガ感抑制およびおいしさのいずれについても改善が認められなかった。
[官能試験2]
ベース液のグレープフルーツの果汁含有率を変更し、該ベース液に酢酸1-フェニルエチル、酢酸オクチルを添加して実施例9、10、11の果汁含有飲料を得た。
得られた実施例9、10、11の飲料について、実施例1~8と同様の官能試験を行った。対照としてベース液を用いた。結果を表3に示す。
Figure 0007049817000003
表3に示すとおり、実施例9、10、11についても実施例1~8と同様にイガイガ感の抑制が確認された。
[飲料の調製、官能試験3]
1Lとする量の水に原料用アルコールを5v/v%、レモン果汁をストレート換算で13w/v%配合し、さらに炭酸ガスを加えてガスボリュームを2.0に調整したベース液を作成した。本ベース液に酢酸1-フェニルエチル、酢酸オクチルを添加して、実施例12の飲料を調製した。
得られた実施例12の飲料について、実施例1~8と同様の官能試験を行った。対照として、ベース液を用いた。結果を表4に示す。
Figure 0007049817000004
表4から、レモン果汁を用いた実施例12の飲料についても、グレープフルーツ果汁を用いた場合と同様にイガイガ感が抑制されたことが理解できる。

Claims (3)

  1. その果汁含有率が10%以上60%以下で柑橘類の果物に由来する果汁を含み、さらに1~10容積%でアルコールを含有する果汁含有飲料であって、
    酢酸1-フェニルエチルを0.02~2.0ppm含み、
    酢酸オクチルを0.02~0.2ppm含む前記果汁含有飲料。
  2. 前記柑橘類がグレープフルーツまたはレモンである請求項に記載の果汁含有飲料。
  3. 炭酸ガスをさらに含有する請求項1または2に記載の果汁含有飲料。
JP2017233490A 2017-12-05 2017-12-05 果汁含有飲料 Active JP7049817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233490A JP7049817B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 果汁含有飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233490A JP7049817B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 果汁含有飲料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019097510A JP2019097510A (ja) 2019-06-24
JP7049817B2 true JP7049817B2 (ja) 2022-04-07

Family

ID=66974472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017233490A Active JP7049817B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 果汁含有飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7049817B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4129086A4 (en) * 2020-03-26 2024-04-10 Kikkoman Corporation CONTAINER-PACKED COMPOSITION AND METHOD FOR IMPROVING THE FLAVOR OF CITRUS JUICE
JP6815549B1 (ja) * 2020-05-22 2021-01-20 キッコーマン株式会社 容器詰調味用組成物及びその使用並びに容器詰加工食品
JP2022113971A (ja) * 2021-01-26 2022-08-05 サントリーホールディングス株式会社 果汁含有アルコール飲料

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312580A (ja) 1999-04-30 2000-11-14 Takara Shuzo Co Ltd 果汁含有アルコール飲料
JP2002332492A (ja) 2001-05-08 2002-11-22 Takasago Internatl Corp 香料組成物又は香気を付与した製品
JP2005075881A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 T Hasegawa Co Ltd 香料組成物
WO2013084518A1 (ja) 2011-12-09 2013-06-13 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 乳化組成物、及びそれを含有する組成物
JP2014068610A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Sapporo Breweries Ltd 非アルコール飲料及びその製造方法
JP2015027309A (ja) 2014-09-30 2015-02-12 太一 染谷 ビール風味付与剤およびビール風味飲料
JP2016189721A (ja) 2015-03-31 2016-11-10 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 レモン果汁含有飲料

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312580A (ja) 1999-04-30 2000-11-14 Takara Shuzo Co Ltd 果汁含有アルコール飲料
JP2002332492A (ja) 2001-05-08 2002-11-22 Takasago Internatl Corp 香料組成物又は香気を付与した製品
JP2005075881A (ja) 2003-08-29 2005-03-24 T Hasegawa Co Ltd 香料組成物
WO2013084518A1 (ja) 2011-12-09 2013-06-13 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 乳化組成物、及びそれを含有する組成物
JP2014068610A (ja) 2012-09-28 2014-04-21 Sapporo Breweries Ltd 非アルコール飲料及びその製造方法
JP2015027309A (ja) 2014-09-30 2015-02-12 太一 染谷 ビール風味付与剤およびビール風味飲料
JP2016189721A (ja) 2015-03-31 2016-11-10 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 レモン果汁含有飲料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019097510A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2484128C2 (ru) Алкогольный напиток, содержащий фруктовый сок
JP7049817B2 (ja) 果汁含有飲料
JP2005204585A (ja) ポリフェノール含有アルコール飲料
JP2022186896A (ja) 容器詰め炭酸アルコール飲料及びその製造方法
JP6855167B2 (ja) 柑橘の果皮感が増強されたアルコール飲料およびその製造方法
JP6949689B2 (ja) 果汁含有飲料
JP6966305B2 (ja) 果汁含有飲料
JP7458192B2 (ja) 果汁含有飲料
JP6880259B2 (ja) リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP7430997B2 (ja) 果実風味炭酸飲料、及び、果実風味炭酸飲料の香味向上方法
JP7154926B2 (ja) リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2022082164A (ja) 飲料、飲料の製造方法、及び、飲料の香味向上方法
JP2022099830A (ja) アルコール飲料ベース、アルコール飲料、アルコール飲料ベースの製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法
JP2021114945A (ja) アルコール飲料ベース、アルコール飲料、アルコール飲料ベースの製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法
JP2022039686A (ja) アルコール飲料
JP6993464B2 (ja) 酢酸含有飲料
JP7034565B2 (ja) 酢酸含有飲料
JP7468988B2 (ja) アルコール飲料
JP7017663B1 (ja) 酢酸含有飲料
JP7295327B1 (ja) 柑橘風味飲料および柑橘風味飲料の製造方法
JP7341636B2 (ja) 果汁含有飲料
JP7246455B1 (ja) 酢酸含有飲料
JP7249771B2 (ja) アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、香味向上方法
EP4265709A1 (en) Citrus-flavored alcoholic beverage
JP6944760B2 (ja) 植物エキス含有飲料、植物エキス含有飲料ベース、及び植物エキス含有飲料の呈味改善方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7049817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150