JP7049446B2 - 符号化されたデータシンボルを含む信号の復号 - Google Patents
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Description
第1の無線ノード108-1,108-2;110は、送信対象のデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列をn回反復し、kはnの倍数である。当該反復は、データシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列を数回(即ち、n回)送信することによって拡張カバレッジを得るために行われる。kは、サイクリックプレフィックスからのシンボル間干渉が、送信されたデータの系列と直交することを保証するために、nの倍数でなければならない。
第1の無線ノード108-1,108-2;110は、n個の直交符号系列を用いてデータシンボルS0,S1,...,Sk-1についてのn個の系列を符号化し、ここで、各符号系列は、n個の符号要素を含む。
第1の無線ノード108-1,108-2;110は、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての符号化された各系列の最初のデータシンボルS0の前に、個別のアフィックスを設けうる。
第1の無線ノード108-1,108-2;110は、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての符号化された個別の系列と、データシンボルS0,S1,...,Sk-1の2つの符号化された系列を隔てるための選択的な個別のアフィクスとを含む信号を、第2の無線ノード110;108-1,108-2へ送信する。
第2の無線ノード110;108-1,108-2は、第1の無線ノード108-1,108-2;110から信号を受信する。当該信号は、第1の無線ノード108-1,108-2;110から送信された信号の遅延バージョンの重み付け和でありうる。
第2の無線ノード110;108-1,108-2は、受信信号から可能性のあるアフィックスを除去し、それにより、k個の受信サンプルについてのn個の系列を得る。前述のように、アフィックスは選択的であり、それ故に、受信信号はアフィックスを含まない場合があり、その結果として第2の無線ノード110;108-1,108-2はアフィックスを削除する必要がなくなる。受信信号がアフィックスを含む場合、当該アフィックスは、受信サンプルの系列を隔てるために使用され、復号されるべき受信サンプルの系列の一部ではなく、それ故にアフィックスは除去されるべきである。
第2の無線ノード110;108-1,108-2は、k個の受信サンプルについてのn個の系列をスタックする。k個の受信サンプルについてのn個の系列をスタックする理由は、同じ送信シンボルに対応する受信サンプルをアラインさせ、それにより、シンボル位置ごとに実行される後続の処理を単純化するためである(後続の加算について以下のアクション404で説明される)。
第2の無線ノード110;108-1,108-2は、n個の直交符号系列を使用して、k個の受信サンプルについてのスタックされたn個の系列を復号し、ここで、各符号系列はn個の符号要素を含む。更に、符号系列ごとに、当該符号系列のn個の符号要素のうちの1つに対して、k個の受信サンプルについてのn個の系列のそれぞれが乗算され、受信サンプルについての当該乗算された系列は、その後に加算される。その結果、当該復号により、復号されたn個の異なるサンプル系列であって長さkのサンプル系列が得られ、ここで、復号された各サンプル系列が、適用されたn個の符号系列のうちの1つに対応する。
いくつかの実施形態では、第2の無線ノード110;108-1,108-2は、n個の異なる復号されたサンプル系列を並べ替え、場合によっては、当該n個の異なる復号されたサンプルの系列間で要素を移動させることで、n個の異なる復号され並べ替えられたサンプル系列を取得する。
第2の無線ノード110;108-1,108-2は、n個の異なる復号されたサンプル系列から、データシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列を抽出する。抽出されたデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列は、上記のアクション201において第1の無線ノード108-1,108-2;110によって送信対象とされたものと同じデータシンボルの系列である。これにより、第2の無線ノード110;108-1,108-2によって受信された信号の復号が成功し、データシンボルの正しい系列が抽出される。
いくつかの実施形態では、第2の無線ノード110;108-1,108-2は、n個のチャネル係数h0,h1,...,hn-1を推定し、ここで、n個の異なる復号されたサンプル系列のそれぞれは、個別のチャネル係数が乗算されたデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列に対応する。
いくつかの実施形態では、第2の無線ノード110;108-1,108-2は、最大比合成(MRC)を実行することによって、n個の異なる復号されたサンプル系列を合成し、それにより信号対雑音比が増加する。ここで使用される「信号」という用語は、n個の並べ替えられた系列、即ち、図15の中央部の行列の行を意味する。このため、MRCを実行することによって、n個の並べ替えられた系列の信号強度と雑音との間の比が増加する。
このセクションでは、符号化反復スキームの一実施形態についての段階的な説明を記述及び図示する。
図6には送信対象のデータシンボルの系列が示されている。図6には符号行列も示されている。図では、符号行列の4つの符号語(例えば行)を示すためにモノクロ階調が使用されている。この例では、符号行列は4×4(4行4列)のアダマール行列であるが、任意のn×nの直交実数値符号又は直交複素数値符号が使用されうる。符号行列のサイズnは、送信対象の符号化された反復の数に等しくなければならない。符号行列の符号語(行)には、説明のために異なるモノクロ階調が与えられている。データシンボルの数は、k=8となるように任意に選択されるが、nの任意の倍数でありうる。データシンボルは、任意の線形変調のシンボルコンスタレーションから得られうる。GFSK及びGMSK等の非線形変調も使用されうるが、以下の説明では簡単化のために線形変調を想定する。非線形変調については、以下でより詳細に説明する。データシンボルのいくつかは、トレーニングシンボルであってもよい。
データシンボルは、n=4回反復される。これは、図7の行列において4つの行として示されている。
これは、前述のアクション201に関連する。
図6のアダマール符号行列が、シンボル単位で反復適用される。行列内の各列(即ち、反復されたシンボル)に、符号行列の符号語(例えば、行)が(要素単位で)乗算される。図8のモノクロ階調は、各列に使用される符号語を概略的に示している。
これは、前述のアクション202に関連する。
前述のように、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての2つの符号化された系列を隔てるために、選択的なアフィクスが付加されうる。この例では、サイクリックプレフィックスが付加されている。図8の行列の最後のn-1列は、図9に概略的に示すように、当該行列の前に付加される。この例では、n=4であるため、図9の行列の最後の3列が付加される。
これは、前述のアクション203に関連する。
図10に概略的に示すように、シンボルは、行列内で行ごとに順に送信される。当該送信は、パルス整形及び1つ以上の他の一般的な送信機能を含んでもよい。
これは、前述のアクション204に関連する。
前述のように、フィルタ(例えば、送信機フィルタ及び/又は受信機フィルタ)におけるシンボル間干渉に起因して、及び、チャネルにおけるシンボル間干渉に起因して、受信信号は、図11に概略的に示されるように、信号の遅延バージョンの重み付け和となる。当該重みは、複素数値のチャネルタップhiである。ここでは、総チャネル長をnとしている。また、雑音が付加される(図示せず)。
これは、前述のアクション501に関連する。
サイクリックプレフィックスが除去されて、n個の受信サンプル系列が抽出される。
図12の下端のブロックは、それぞれk=8サンプルのn=4個の系列を概略的に示している。上述のように、各サンプルは、ISIに起因した信号の遅延バージョンの総和である。
これは、前述のアクション502に関連する。
k個の受信サンプルについてのn個の系列が、行列にスタックされる。これは図13に概略的に示されており、同図では4×8行列を示している。
これは、前述のアクション503に関連する。
符号語が行単位で適用され、行が追加される。図14Aは、第1の符号語+1,+1,+1,+1が適用されたときの結果を概略的に示す。行は、それぞれ+1,+1,+1,+1が乗算され、加算される。その総和が図14Aの下部に示されている。第1の符号語で元々符号化されたシンボルのみが存在しており、他のシンボルはキャンセルされている。なお、チャネルの各ISIタップは異なるサンプルによって表されるので、ISIは除去されるか又はむしろ分解される。
同様に、第2、第3及び第4の符号語が、図14B~14Dに示されるように、残りのデータシンボルを抽出するために適用される。
これは、前述のアクション504に関連する。
図15の上部に示される、n=4個の異なる復号された系列は、図15の中央部に示されるような行列にソートされる。4つのシンボルのISIを有するチャネル上で送信された、n=4回の反復が行われた信号は、図15の下部に概略的に示されるように、n=4のISIの無い信号に変換され、それぞれn=4回の処理利得を有する。
図15の下部に概略的に示されている、ISIの無い信号から、データシンボルS0,S1,...,S7が抽出される。
これは、前述のアクション506に関連する。
加法性白色ガウス雑音(AWGN)が存在する場合、n個の信号がMRCを用いて合成されると、合成された信号のSNRは最大化される。これは、それぞれが個々の信号のSNRの平方根でスケーリングされた後に、信号がコヒーレントに合成されるべきであることを意味する。雑音のエネルギーは、全てのn個の信号で同じであるので、これは各々の信号のチャネル係数hiの共役による乗算と等価である。これは図16に概略的に示されている。チャネル係数は、データシンボルのうちの1つ又はいくつかがトレーニングシンボルである場合に推定されうる。ISIが除去されているので、チャネル推定は容易である。
これは、前述のアクション507及び508に関連する。
上記スキームは、BPSK、8PSK、16QAM等の任意の線形変調に適用可能である。差動符号化GMSK、GFSK、又はMSKは、線形変調として近似的に又は正確に記述されうるので、上記スキームはこれらの変調にも同様に適用されうる。符号(+1,-1)との乗算は、ビットの排他的論理和に置き換えられる。上記スキームに、Rxアンテナダイバーシチを追加することは容易である。Rxブランチは、受信機において別々に処理され、MRCを使用して合成される。Rxブランチ間のMRCは、上記符号化反復スキームによって作られたダイバーシチブランチ間のMRCと同じ方法で行われる。符号化反復は、従来のブラインド送信及びI/Q合成と組み合わされてもよい。
以下では、下記の表記を使用する:
aTは、ベクトル(又は行列)aの転置を示す。
aHは、ベクトル(又は行列)aの共役転置を示す。
a*は、ベクトル(又は行列)aの(要素単位の)共役を示す。
k個のデータシンボル
、及び直交する列を有するn×nの符号行列
が与えられ、kがnの整数倍である場合、送信機は、以下のステップを実行する。
n×k行列
を生成する。ここで、ei,j=ri,jci,j mod nであり、即ち、Rは、符号行列Cの反復されたバージョンと要素ごとに乗算される。Eは、
とも記述されうる。
これは、前述のアクション202に関連する。
一般的な送信機能(パルス整形、デジタル/アナログ変換、無線周波数へのアップコンバージョン、電力増幅等)を使用して、Pのシンボルを行単位で、n(k+n-1)個のシンボルの系列
として送信する。
これは、前述のアクション204に関連する。
受信
一般的な受信機能(アナログフィルタリング、ベースバンドへのダウンコンバージョン、アナログ/デジタル変換、デジタルフィルタリング等)の後、受信信号は、n(k+n)-1個の、シンボル間隔の複素サンプル
で表される。ここで、送信機におけるフィルタリング、チャネルの時間分散、及び受信機のフィルタリングの効果の組み合わせを
と表すことができると仮定し、ここで、
は、チャネルタップであり、
は、雑音サンプルを有するベクトルである。
これは、前述のアクション501に関連する。
のサブ系列をn×k行列
にスタックする。即ち、k個のサンプルについてのn個の系列が、最初のn-1個のサンプル、最後のn-1個のサンプル、及び
の格納された全てのサブ系列間のn-1個のサンプルをスキップして、Fの行に入れられる。なお、サイクリックプレフィックスに起因して
であり、ここで、
は、チャネルであり、Eは、符号化されたシンボルであり、Nは、分散σ2を有するAWGNサンプルの行列であり、*は、行単位の巡回畳み込みを示す。
これは、前述のアクション502及び503に関連する。
D内の要素を並べ替えることによって、n×k行列Xを生成する。
ここで、N''は、N'の並べ替えられたバージョンである。
なお、時間分散チャネルで受信された信号は、(Xの行によって表される)ISIの無い信号に分離されている。
その後、データシンボルの系列が抽出されうる。抽出を行う1つの可能性のある方法は、「チャネル推定」アクションからのチャネル係数を必要とする「MRC合成」アクションによって説明される。
これは、前述のアクション505及び506に関連する。
チャネルベクトル
を推定する。各チャネルタップはn個の信号のうちの1つのみに影響するので、チャネル推定は容易である。重み
を使用することは、n個の信号がコヒーレントに合成されること(即ち、それらが発展的に加算されること)を意味する。更に、重みの大きさは、合成された信号のSNRを最大化することになる。チャネル係数は、データシンボル
のうちの1つ又はいくつかがトレーニングシンボルである場合に推定されうる。
これは、前述のアクション507に関連する。
を計算する。ここで、
は、分散
を有するAWGNサンプルのベクトルである。なお、導出される信号は、送信シンボルのベクトル
に雑音を加えたものである。
が単位エネルギーを有すると仮定すると、信号対雑音比は、
である(即ち、受信信号の信号対雑音比のn倍である)。n倍の処理利得が達成されている。
これは、前述のアクション508に関連する。
AWGN Additive White Gaussian Noise(加法性白色ガウス雑音)
ISI Inter-Symbol Interference(シンボル間干渉)
MRC Maximum Ratio Combining(最大比合成)
SNR Signal to Noise Ratio(信号対雑音比)
Claims (22)
- 符号化されたデータシンボルを含む信号を第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)へ送信するための、第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)によって実行される方法であって、前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)及び前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)は、無線通信ネットワーク(100)において動作しており、前記方法は、
‐送信対象のデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列をn回反復すること(201)と、ここで、kはnの倍数であり、
‐n個の直交符号系列を用いて、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についてのn個の系列を符号化すること(202)と、ここで、各符号系列は、n個の符号要素を含み、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての個別の符号化された系列と、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての2つの符号化された系列を隔てるための選択的な個別のアフィックスとを含む信号を、前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)へ送信すること(204)と、
を含み、データシンボルS 0 ,S 1 ,...,S k-1 についての、前記個別のアフィックスと前記個別の符号化された系列とが、マルチキャリア信号内の個別のサブキャリアを使用して並列に送信される、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列の前記符号化(202)は、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列に含まれる、前記n回反復されたデータシンボルSiに対して、前記n個の直交符号系列のうちの1つの符号系列を要素単位で乗算することを含み、i∈[0,1,...,k-1]である、方法。 - 請求項1又は2に記載の方法であって、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列の前記符号化(202)は、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列の前記符号化のために、前記n個の直交符号系列を反復使用することを含み、前記n個の直交符号系列は、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列に含まれる、前記n回反復されたデータシンボルSiをそれぞれ符号化するために、それぞれk/n回使用され、i∈[0,1,...,k-1]である、方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての符号化された各系列の最初のデータシンボルS0の前に、前記個別のアフィックスを設けること(203)を含む、方法。 - 請求項4に記載の方法であって、前記個別のアフィックスを設けること(203)は、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての符号化された各系列の前記最初のデータシンボルS0の前に、個別のサイクリックプレフィックスを挿入することを含み、前記個別のサイクリックプレフィックスは、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記個別の符号化された系列の、最後のn-1個のデータシンボルのうちの1つ以上を含む、方法。 - 請求項4に記載の方法であって、前記個別のアフィックスを設けること(203)は、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての符号化された各系列の前記最初のデータシンボルS0の前に、個別のガード期間を設けることを含む、方法。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の方法であって、前記データシンボルS0,S1,...,Sk-1は、線形変調又は非線形変調のシンボルコンスタレーションからのデータシンボルである、方法。
- 請求項7に記載の方法であって、前記線形変調は、
‐位相シフトキーイング(PSK)と、
‐直交振幅変調(QAM)と、
のうちの1つである、方法。 - 請求項7に記載の方法であって、前記非線形変調は、
‐ガウシアン最小シフトキーイング(GMSK)と、
‐ガウシアン周波数シフトキーイング(GFSK)と、
‐最小シフトキーイング(MSK)と、
のうちの1つである、方法。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の方法であって、前記データシンボルS0,S1,...,Sk-1のうちの1つ以上はトレーニングシンボルである、方法。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の方法であって、前記n個の直交符号系列は実数値を含む、方法。
- 請求項11に記載の方法であって、前記n個の直交符号系列はn×nのアダマール行列に含まれる、方法。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の方法であって、前記n個の直交符号系列は複素数値を含む、方法。
- 第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)から受信された信号からデータシンボルを復号及び抽出するための、第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)によって実行される方法であって、前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)及び前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)は、無線通信ネットワーク(100)において動作しており、前記方法は、
‐前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)から信号を受信すること(401)と、
‐k個の受信サンプルについてのn個の系列をもたらす受信信号からアフィックスを除去すること(402)と、
‐k個の受信サンプルについての前記n個の系列をスタックすること(403)と、
‐n個の直交符号系列を使用して、k個の受信サンプルについての前記スタックされたn個の系列を復号すること(404)と、ここで、各符号系列は、n個の符号要素を含み、符号系列ごとに、当該符号系列の前記n個の符号要素のうちの1つに対して、k個の受信サンプルについての前記n個の系列のそれぞれが乗算され、受信サンプルについての前記乗算された系列は、その後に加算され、当該復号により、復号されたn個の異なるサンプル系列であって長さkのサンプル系列が得られ、復号された各サンプル系列が、適用された前記n個の符号系列のうちの1つに対応し、
前記復号されたn個の異なるサンプル系列から、データシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列を抽出すること(406)と、
を含む、方法。 - 請求項14に記載の方法であって、
‐復号されて並べ替えられたn個の異なるサンプル系列であって、各サンプル系列が個別のチャネル係数に対応し、かつ、各サンプル系列に含まれる要素がデータシンボルS 0 ,S 1 ,...,S k-1 の順に対応する順に並べられた、n個の異なるサンプル系列を得るように、前記復号されたn個の異なるサンプル系列を並べ替え(405)、前記復号されたn個の異なるサンプル系列間で要素を移動させることを含む、方法。 - 請求項14又は15に記載の方法であって、
‐n個のチャネル係数h0,h1,...,hn-1を推定すること(407)を含み、前記復号されたn個の異なるサンプル系列のそれぞれが、個別のチャネル係数が乗算されたデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の前記系列に対応する、方法。 - 請求項15又は16に記載の方法であって、
‐最大比合成(MRC)を実行することによって前記復号されたn個の異なるサンプル系列を合成すること(508)を含み、それにより信号対雑音比が増加する、方法。 - 請求項14から17のいずれか1項に記載の方法であって、
k個の受信サンプルについての前記n個の系列の前記スタック(403)は、
‐k個の受信サンプルについての前記n個の系列を、第1のn×k行列にスタックすることを含み、
n個の直交符号系列を使用した、k個の受信サンプルについての前記スタックされた系列の前記復号(404)は、
‐前記n個の直交符号系列を含むn×nの直交符号行列を使用して、前記第1のn×k行列を復号することを含み、各符号系列は、n個の符号要素を含み、当該復号により、第2のn×k行列が得られ、
前記復号されたn個の異なるサンプル系列からのデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の前記系列の前記抽出(406)は、
‐前記第2のn×k行列からデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の前記系列を抽出することを含む、方法。 - 符号化されたデータシンボルを含む信号を第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)へ送信するための第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)であって、前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)及び前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)は、無線通信ネットワークにおいて動作しており、前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)は、
‐送信対象のデータシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列をn回反復することと、ここで、kはnの倍数であり、
‐n個の直交符号系列を用いて、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についてのn個の系列を符号化することと、ここで、各符号系列は、n個の符号要素を含み、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての個別の符号化された系列と、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての2つの符号化された系列を隔てるための選択的な個別のアフィックスとを含む信号を、前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)へ送信することと、
を行うように構成され、データシンボルS 0 ,S 1 ,...,S k-1 についての、前記個別のアフィックスと前記個別の符号化された系列とが、マルチキャリア信号内の個別のサブキャリアを使用して並列に送信される、第1の無線ノード。 - 請求項19に記載の第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)であって、
‐データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列に含まれる、前記n回反復されたデータシンボルSiに対して、前記n個の直交符号系列のうちの1つの符号系列を要素単位で乗算することであって、i∈[0,1,...,k-1]である、乗算すること、
を行うように更に構成されることによって、データシンボルS0,S1,...,Sk-1についての前記n個の系列を符号化するように構成される、第1の無線ノード。 - 受信された信号からデータシンボルを復号及び抽出するための第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)であって、前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)及び第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)は、無線通信ネットワーク(100)において動作しており、前記第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)は、
‐前記第1の無線ノード(108-1,108-2; 110)から信号を受信することと、
‐k個の受信サンプルについてのn個の系列をもたらす受信信号からアフィックスを除去することと、
‐k個の受信サンプルについての前記n個の系列をスタックすることと、
‐n個の直交符号系列を使用して、k個の受信サンプルについての前記スタックされたn個の系列を復号することと、ここで、各符号系列は、n個の符号要素を含み、符号系列ごとに、当該符号系列の前記n個の符号要素のうちの1つに対して、k個の受信サンプルについての前記n個の系列のそれぞれが乗算され、受信サンプルについての前記乗算された系列は、その後に加算され、当該復号により、復号されたn個の異なるサンプル系列であって長さkのサンプル系列が得られ、復号された各サンプル系列が、適用された前記n個の符号系列のうちの1つに対応し、
前記復号されたn個の異なるサンプル系列から、データシンボルS0,S1,...,Sk-1の系列を抽出することと、
を行うように構成される、第2の無線ノード。 - 請求項21に記載の第2の無線ノード(110; 108-1,108-2)であって、
‐復号されて並べ替えられたn個の異なるサンプル系列であって、各サンプル系列が個別のチャネル係数に対応し、かつ、各サンプル系列に含まれる要素がデータシンボルS 0 ,S 1 ,...,S k-1 の順に対応する順に並べられた、n個の異なるサンプル系列を得るために、前記復号されたn個の異なるサンプル系列を並べ替え、前記復号されたn個の異なるサンプル系列間で要素を移動させること、
を行うように構成される、第2の無線ノード。
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