JP7047937B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプに関し、特に圧電体を備えるポンプに関する。
従来、圧電体を備えるポンプが気体や液体などの流体の吸引装置または加圧装置として用いられている。ポンプには、ポンプ室への吸気口又は排気口を閉じる弁体の機能を振動板の振動により少なくとも部分的に実現するポンプがある。
例えば、特許文献1には、弁体を備えないポンプが記載されている。ポンプは、圧電体が貼り付けられた振動板の振動により吸排気を実施している。
特許第5177331号
しかしながら、振動板の振動により弁体の機能を少なくとも部分的に実現するポンプにおいて、ポンプ室での圧力変化に応じて吸気口及び排気口からポンプ室への流体の逆流が発生し、ポンプ流量及びポンプ圧力が低減する問題がある。
したがって、本発明の目的は、圧電体により駆動されるポンプにおいて、流体の逆流を低減したポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、
第1主面に圧電体が接続される振動板と、
前記第1主面と逆側の前記振動板の第2主面に対向し、開口部を有する天板と、前記天板と前記振動板との間の空間を囲むように前記天板の外周部に接続される側壁とを備える、カバーと、
前記側壁に接続され、前記振動板の外周を支持する支持部と、
前記側壁と前記振動板との間に形成された開口と、
前記天板、前記側壁、及び前記振動板のいずれかに、前記空間内に突出するように設けられた突起と、を備え、
前記突起は、前記天板の主面と前記振動板の第2主面とが対向する向きに直交する方向から断面視して、前記天板の前記開口部と前記側壁との間に設けられている、
ポンプである。
本発明に係るポンプによれば、圧電体により駆動されるポンプにおいて、流体の逆流を低減したポンプを提供することができる。
実施形態1におけるポンプの模式的断面図 天板側から見たポンプの分解斜視図 圧電体側から見たポンプの分解斜視図 実施形態1におけるポンプの底面図 図3AのA-A線における断面図 振動ユニットの平面図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 ポンプが動作中の振動板の変位を示す説明図 実施形態2におけるポンプの模式的断面図 実施形態2の変形例におけるポンプの模式的断面図 実施形態3におけるポンプの模式的断面図 実施形態4におけるポンプの模式的断面図 実施形態5におけるポンプの模式的断面図 変形例におけるポンプの模式的断面図 変形例におけるポンプの模式的断面図 変形例におけるポンプの模式的断面図 天板側から見たポンプの分解斜視図 圧電体側から見たポンプの分解斜視図 弁の平面図 変形例における振動ユニットの平面図 変形例における振動ユニットの平面図 変形例における振動ユニットの平面図
本発明の一態様のポンプは、第1主面に圧電体が接続される振動板と、前記第1主面と逆側の前記振動板の第2主面に対向し、開口部を有する天板と、前記天板と前記振動板との間の空間を囲むように前記天板の外周部に接続される側壁とを備える、カバーと、前記側壁に接続され、前記振動板の外周を支持する支持部と、前記側壁と前記振動板との間に形成された開口と、前記天板、前記側壁、及び前記振動板のいずれかに、前記空間内に突出するように設けられた突起と、を備え、前記突起は、前記天板の主面と前記振動板の第2主面とが対向する向きに直交する方向から断面視して、前記天板の前記開口部と前記側壁との間に設けられている。
このような構成によれば、突起によって、天板、側壁、振動板により囲まれる空間への流体の逆流を抑制し、大きなポンプ流量及びポンプ圧力を得ることができる。
また、前記振動板は円板形状でもよい。このような構成によれば、屈曲振動が主面中心から外周にかけて同心円状に生じる。
また、前記支持部は、前記振動板の外周縁に沿った梁形状を有してもよい。このような構成によれば、振動板の外周縁の変位をさらに増大することができるので、逆流の抑制効果を高めることができ、ポンプ流量及びポンプ圧力を高めることができる。
また、前記支持部は、梁部と、前記振動板と前記梁部とを繋ぐ第1連結部と、前記側壁と前記梁部とを繋ぐ第2連結部と、を有し、前記支持部は3つ以上の複数個設けられ、それぞれの前記支持部が間隔を空けて設けられてもよい。支持部が3つ以上設けられて、それぞれの支持部が間隔を開けて設けられているので、振動中の振動板も適切に支持することができる。
また、前記支持部の平均厚みは前記振動板の平均厚みよりも薄くてもよい。また、前記支持部のヤング率は前記振動板のヤング率よりも低くてもよい。このような、構成によれば、支持部が振動板よりも可撓性を高くすることができる。
また、前記突起は、前記天板または前記側壁に設けられてもよい。このような構成によれば、突起が振動板や支持部に接続されていないので、振動板の振動が突起に漏洩せず突起の振動が小さいため、振動エネルギーの損失が小さい。
また、前記突起と前記振動板との最短距離が、前記振動板と前記天板の平均間隔より短くてもよい。このような構成によれば、流体の逆流の抑制効果を高めることができるので、ポンプ流量及びポンプ圧力を高めることができる。
また、前記突起と前記振動板とが対向してもよい。このような構成によれば、流体の逆流の抑制効果を高めることができるので、ポンプ圧力を高めることができる。
また、前記天板は対称点を有する点対称形状であり、該対称点には開口部が位置せず、かつ、前記天板の開口部は環状に形成されてもよい。このような構成によれば、ポンプ室の中心は振動変位が大きいので、圧力変動も大きい。ポンプ室の中心には、天板の対称点が位置しており、ポンプ室の中心の領域を遮蔽しているので、ポンプ室内部の圧力変動が高まり、大きなポンプ流量及びポンプ圧力を得ることができる。
また、前記突起における前記天板に対向する面と前記天板とが連結してもよい。このような構成によれば、突起付近における気流の乱れが小さく、流動損失が小さい。
また、前記天板の前記開口部の外側に凹部を有してもよい。このような構成によれば、開口部の内側の気流を乱すことなく、開口部の空気抵抗を低減することができる。
また、前記振動板の振動する節より中央側において、前記天板の前記振動板側に窪み部を有してもよい。このような構成によれば、振動変位が最大となる振動板の中央部において、振動板と天板との間隔が他の箇所よりも長いので、空気抵抗が低減し、振動変位が増大する。この結果、ポンプ流量及びポンプ圧力が増大する。
また、前記振動板と前記天板に挟まれた空間において、前記開口部より外側に、フィルム状部材で形成された弁を有していてもよい。このような構成によれば、逆流の抑制効果が高いので、高いポンプ圧力を得ることができる。
また、前記弁は、前記側壁と前記振動板との間に形成された前記開口から、前記天板の前記開口部へと向かう方向の流体を抑制する機能を有してもよい。このような構成によれば、突起による逆流の抑制効果をさらに高めることができるので、ポンプ圧力をさらに高めることができる。
また、前記弁は、内側が振動板または天板に固定され、前記弁は、外側に可動なフィルムで形成されている可動部を有してもよい。このような構成により、振動板側から天板側へ流れる気流を抑制することができる。
また、前記弁の前記可動部は、前記突起と対向する部分を有してもよい。
また、前記弁の前記可動部の外端は、前記突起と対向してもよい。
以下、本発明に係るポンプについて、図面を参照しながら説明する。なお、図面において、実質的に同じ機能、構成を有する部材については同一の符号を付して、明細書においてはその説明を省略する場合がある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものであり、本発明がこの構成に限定されるものではない。また、以下の実施の形態において具体的に示される数値、形状、構成、ステップ、ステップの順序などは、一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、全ての実施の形態において、各変形例における構成も同様であり、各変形例に記載した構成をそれぞれ組み合わせてもよい。
(実施形態1)
最初に、図1を参照して実施形態1におけるポンプ1の構造について概略的に説明する。図1は、実施形態1におけるポンプ1の模式的断面図である。なお、以下の説明では、ポンプ1により流れる流体として空気を例に説明するが、これに限らず、流体は、空気以外の気体でもよいし、液体でもよい。
ポンプ1は、圧電体3と、補助板5と、振動板7と、振動板7を振動可能に支持する支持部9と、振動板7との間の空間を囲むカバー10を備える。カバー10は、支持部9の外端が接続される側壁11と、側壁11の上端と接続される天板31と、を備える。
圧電体3は、圧電材料からなる薄板の両主面に電極を設けて構成されている。圧電体3は、上下主面それぞれの略全面に図示しない電極膜が設けられている。圧電体3は、円板状であり、補助板5の中央部の下面に貼り付けられている。
補助板5は、圧電体3と振動板7との間に配置されている。補助板5の上面は振動板7の中央部の下面に貼り付けられている。なお、ポンプ1は、補助板5を備えず、圧電体3が振動板7の中央部の下面に貼り付けられた構成でもよい。
振動板7は、例えば、SUS301のような金属製である。振動板7はその第1主面7aに補助板5を介して圧電体3が接続されている。圧電体3の上下主面それぞれの電極膜間に、外部電源からの例えば20kHz程度の矩形波状や正弦波状の駆動電圧が印加される。また、振動板7が円板形状であるので、振動板7、補助板5及び圧電体3には、主面法線方向を振幅方向とする屈曲振動が主面中心から外周にかけて回転対称形(同心円状)に生じる。
振動板7は、一定の距離だけ離れて天板31と対向している。第1主面7aと逆側の振動板7の第2主面7bと天板31との間の空間はポンプ室15を構成している。支持部9は、振動板7をその外周縁が振動可能に側壁11へ接続する。
天板31は、振動板7と対向する第1主面31aと、第1主面31aと反対側の第2主面31bと、第2主面31b側に形成された環状の凹部31cと、凹部31cの底面からポンプ室15へ貫通する、環状に並べられた複数の開口部31dとを有する。また、天板31は、第1主面31a側の中央部に第2主面方向に窪んだ円筒状の窪み部31eを有する。天板31は対称点31fを有する点対称形状であり、対称点31fには開口部31dが位置していない。対称点31fは、天板31における振動板7の中心CLに対向する位置であり、例えば、天板31の中心である。なお、図1は、天板31の第1主面31aと振動板7の第2主面bとが対向する向きに直交する方向から断面視した図である。
側壁11は、天板31の振動板7側のポンプ室15を囲むように天板31の外周部に接続される。側壁11は、例えば、円筒形状を有する。したがって、カバー10は、第1主面31aと逆側の振動板7の面に対向し、開口部31dを有するとともに、支持部9を介して振動板7の外周部に接続される。なお、天板31と側壁11とは、それぞれ別部材としてカバー10を構成してもよいし、一体物としてカバー10を構成してもよい。
振動板7と側壁11との間には、ポンプ室15と圧電体3側の外部空間とを連通する開口17を有する。これにより、天板31の開口部31dからポンプ室15へ吸引された空気は、開口17から排出される。
ポンプ1はさらに、ポンプ室15内において、天板31の開口部31dから開口17までの流路Fpにおいて、流路断面積を狭める突起19を備える。突起19は、例えば、天板31の第1主面31aから振動板7側へ環状に突出している。突起19は、天板31の第1主面31aから全周にわたって形成されている。なお、複数の突起19を、振動板7と天板31との間隔以下の隙間を設けて環状に形成してもよい。
突起19は、天板31の開口部31dよりも半径方向外側に設けられている。さらには、突起19は、圧電体3の外周縁よりも外方に配置されている。振動板7と天板31の間隔において、圧電体3の外側の平均間隔が、圧電体3の外周部の間隔よりも小さい。これにより、圧電体3の半径方向外側の厚みが薄く、変位量が大きくなるので、流路抵抗の増減が大きく、ポンプ室15を流れる空気の整流効果が大きくなる。
振動板7の半径Rdと、ポンプ1及び振動板7の中心CLから突起19までの距離Rnと、振動板7の中心CLから振動板7の振動時の節までの距離Rvとの関係を説明する。距離Rnは、距離Rvよりも半径方向外側に位置する。距離Rvは、半径Rdの55%以上71%以下の範囲内にあり、概して63%の位置に存在する。突起19が振動板7の節よりも外側に位置することで、振動板7が変位する箇所に流路Fpが狭められ、空気の整流効果を得ることができる。
天板31の開口部31dはポンプ室15の中心CLから半径Rdの45%以上81%以下の範囲に形成されている。ポンプ室15内の圧力分布は、第1種ベッセル関数に従うので、その範囲の領域では、圧力分布の節に近い。したがって、開口部31dからの流体漏れが生じず、高いポンプ流量及びポンプ圧力を得ることができる。
また、距離Rnが半径Rdの90%以上ある場合において、距離Rv(節)から距離Rnにおける平均間隔が、半径Rdより外側における振動板7と天板31の平均間隔よりも小さい関係を満たす。この場合、振動板7の第2の腹近くの変位の大きな箇所の流路を狭めるので、空気の整流効果を高めることができる。
次に、実施形態1におけるポンプ1の具体構成例について、図2A~図4を参照して、さらに詳細に説明する。図2Aは、天板31側から見たポンプ1の分解斜視図である。図2Bは、圧電体3側から見たポンプ1の分解斜視図である。図3Aは、振動板側から見た天板31および側壁11の平面図である。図3Bは、図3AのA-A線における断面図である。図4は、振動ユニット23の平面図である。
ポンプ1は、複数の板状部材である、圧電体3、補助板5、振動ユニット23、側壁板21、及び、天板31を、順に積層して構成されている。ポンプ1の全体の厚みは、例えば、1mm程度の低背な構成である。
側壁板21は、ポンプ室15を形成する円状の開口21aと開口21aの周囲を囲む側壁部11aを有する。
振動ユニット23は、振動板7、支持部9、側壁部11b、及び、開口17を有する。振動板7は、例えば、平面視で円板形状であり、振動ユニット23の中央に配置されている。側壁部11bは、平面視で枠状であり、振動板7の周囲に配置されている。支持部9は、振動板7の外周縁に沿って延びる梁形状の梁部25を有し、振動板7と側壁部11bとを連結する。振動板7は、その中心が天板31の窪み部31eと対向するように配置されている。振動板7は支持部9より厚くなっている。側壁板21の側壁部11aと振動ユニット23の側壁部11bとで側壁11を構成する。
支持部9は、振動ユニット23に3つ以上の複数個設けられ、それぞれの支持部9が間隔を空けて設けられている。支持部9は、梁形状の梁部25と、振動板7の半径方向に延び、梁部25と振動板7とを接続する第1連結部27と、振動板7の半径方向に延び、梁部25と側壁部11bとを接続する第2連結部29とを備える。第1連結部27は、120°間隔で配置されている。このように支持部9は長い梁部25を有するため、振動板7より可撓性が高い形状に形成されており、振動板7の外周縁は振動可能である。なお、支持部9が振動板7よりも可撓性を高くするために、支持部9の平均厚みが振動板7の平均厚みよりも薄くてもよいし、支持部9が振動板7よりも曲がりやすい材質でもよい。また、支持部9のヤング率が振動板7のヤング率よりも低くてもよい。
開口17は、振動板7と側壁部11bとの間に形成された第1開口17aと、梁部25と側壁部11bとの間に形成された第2開口17bとを有する。第1開口17aは、振動板7の外周縁に沿って形成されている。第2開口17bは、梁部25に沿って形成されている。振動ユニット23において、第1開口17a及び第2開口17bは、共に積層方向に貫通している。
振動板7は、例えば、直径13mmで厚さが0.5mmである。圧電体3は、例えば、直径11mmで厚さが0.05mmである。天板31は、例えば、直径17mmで厚さが0.25mmである。中央部における振動板7と天板31との間隔は、例えば、0.15mmである。突起19の内径は12mmで厚さが0.12mmである。
次に、ポンプ1の駆動について、図5A~図5Hを参照して説明する。図5A~図5Hはポンプ1が動作中の振動板の変位を示す説明図である。ポンプ1では、外部接続端子に交流の駆動電圧が印加されると、圧電体3が面内方向に等方的に伸縮しようとして、圧電体3と振動板7との積層体に厚み方向の屈曲振動が同心円状に生じる。この屈曲振動では、側壁部11bが固定部となり、振動板7の中心が第1の振動の腹となり、振動板7の外周縁が第2の振動の腹となる。振動板7の中心と振動板7の外周縁とは逆方向の振動となる。
図5Aは、振動板7の中心が天板31から最も離れた状態である。この状態では、振動板7の外周縁は、天板31に接近している。次に、図5Bに示すように、振動板7の中心が少し天板31に接近すると、振動板7の節より外周側は天板31から離れるため、振動板7の外周縁において、外側から中心に向かう気流が生じる。図5C,図5Dも同様である。
やがて、図5Eに示すように、振動板7の中心が天板31に最も接近した状態となる。この状態では、振動板7の外周縁は、天板31から離れている。
次に、図5Fに示すように、振動板7の中心が天板31に最も接近した状態から離れ始めると、振動板7の節より外周側は天板31に接近するため、振動板7の外周縁において、中心から外側に向かう気流が生じる。図5G,図5Hも同様である。
ここで支持部9は可撓性の高い形状をしているため、振動板7の外周縁は空気抵抗の影響を受けやすい。そのため図5Aから図5Hの過程において、振動板7の外周縁は、空気抵抗によって変位が遅れる。そのため振動板7の外周縁は、図5B、5C、5Dの状態において、図5G、5F、5E、の状態より天板31に接近している。従って、振動板7の外周縁における流路は、図5B、5C、5Dの状態において、図5G、5F、5E、の状態より狭いため、流路抵抗が大きい。これにより、図5B、5C、5Dの状態における、振動板7の外側から中心に向かう気流は、図5G、5F、5E、の状態における、振動板7の中心から外側に向かう気流より小さい。そのため、図5Aから図5Hまで遷移して図5Aに戻る周期において、振動板7の中心から外側に向かう気流が生じ、天板31の開口部31dから開口17への気流が生じる。
次に、図5Gに示すように、振動板7の中心が天板31からさらに離れて、振動板7の中心部が天板31と略平行な状態になっても、振動板7の外周縁は天板31から離れる方向に反った状態である。このとき、ポンプ室15内は、図5Fの状態よりも小さい陽圧の状態である。
図5Hに示すように、振動板7の中心が天板31からさらに離れると、ポンプ室15内は、図5Gの状態よりもさらに小さい陽圧の状態となる。振動板7の外周縁の変位は、振動板7の中心の変位に比べて遅れるので、振動板7の外周縁は天板31から反り下がった状態である。この後、ポンプ1は、再び、図5Aに示す状態に遷移する。このように、ポンプ1は、図5Aから図5Hに示す状態を順に遷移して、ポンプ動作を実現する。
実施形態1のポンプ1によれば、支持部9は、振動板7より可撓性が高くてもよい。この構成によれば、振動板7の外周縁の変位が増大するので、逆流をさらに抑制することができ、ポンプ流量及びポンプ圧力を高くすることができる。
また、支持部9は、振動板7の外周縁に沿った梁形状を有する。この構成によれば、振動板7の外周縁の変位をさらに増大することができるので、流体の逆流の抑制効果を高めることができ、ポンプ流量及びポンプ圧力を高めることができる。
また、支持部9は、梁部25と、振動板7と梁部25とを繋ぐ第1連結部27と、側壁11と梁部25とを繋ぐ第2連結部29と、を有し、支持部9は3つ以上の複数個設けられ、それぞれの支持部9が間隔を空けて設けられている。この構成によれば、振動する振動板7を適切に支持することができる。
また、突起19と振動板7とが対向する。この構成によれば、流体の逆流の抑制効果を高めることができるので、ポンプ圧力を高めることができる。
また、天板31は対称点31fを有する点対称形状であり、対称点31fには開口部31dが位置せず、かつ、天板31の開口部31dは環状に形成されている。この構成によれば、ポンプ室15の中心は振動変位が大きいので、圧力変動も大きい。対称点31fである天板31の中心が遮蔽されており、圧力変動の大きい領域を遮蔽しているので、ポンプ室15内部の圧力変動が高まり、大きなポンプ流量及びポンプ圧力を得ることができる。
また、突起19における天板31に対向する面と天板31とが連結している。この構成によれば、突起19付近における気流の乱れが小さく、流動損失が小さい。
また、天板31の開口部31dの外側に凹部31cを有する。この構成によれば、開口部31dの内側の気流を乱すことなく、開口部31dの空気抵抗を低減することができる。
また、振動板7の振動する節より中央側において、天板31の内側の主面に窪み部31eを有する。この構成によれば、振動変位が最大となる振動板7の中央部において、振動板7と天板31との間隔が長いので、空気抵抗が低減し、振動変位が増大する。この結果、ポンプ流量及びポンプ圧力が増大する。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2のポンプ1A、1Bについて図6及び図7を参照して説明する。図6は、実施形態2におけるポンプ1Aの模式的断面図である。図7は、実施形態2の変形例におけるポンプ1Bの模式的断面図である。
実施形態2のポンプ1Aは、突起19が振動板7の外側で天板31または側壁11と接続されている。この点において、実施形態1におけるポンプ1と実施形態2のポンプ1Aとが異なる。したがって、実施形態2におけるポンプ1Aは、この点以外の構成は、実施形態1のポンプ1と共通である。
図6に示すように、ポンプ1Aの突起19Aは、側壁11から天板31と振動板7との間に延びている。また、図7に示すように、ポンプ1Bの突起19Bは、L字形を有し、振動板7の外側で天板31に接続されている。
以上のように、実施形態2及び実施形態2の変形例の構成によっても、ポンプ室15への逆流を防ぐことができる。また、突起19A及び19Bが振動板7や支持部9に接続されていないため振動板7の振動が突起19A及び19Bに漏洩せず振動エネルギーの損失を低減することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3のポンプ1について図8を参照して説明する。図8は、実施形態3におけるポンプ1の模式的断面図である。
実施形態3のポンプ1は、天板31に凹部31c及び窪み部31eが設けられていない。この点において、実施形態1におけるポンプ1と実施形態3のポンプ1Cとが異なる。この点以外の構成は、実施形態1のポンプ1と実施形態3のポンプ1Cと共通である。
このように、実施形態3におけるポンプ1Cによっても、ポンプ室15への流体の逆流を防ぐことができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4のポンプ1Dについて図9を参照して説明する。図9は、実施形態4におけるポンプ1Dの模式的断面図である。
実施形態4のポンプ1Dは、突起19Dが振動板7に設けられている。この点において、実施形態1におけるポンプ1と実施形態4のポンプ1Dとが異なる。この点及び以下に記載した事項以外の構成は、実施形態4のポンプ1は、実施形態1のポンプ1と共通である。
このように、実施形態4におけるポンプ1Dは、突起19Dが振動板7に設けられていてもよい。実施形態4におけるポンプ1Dによっても、ポンプ室15への流体の逆流を防ぐことができる。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5のポンプ1Eについて図10を参照して説明する。図10は、実施形態におけるポンプ1Eの模式的断面図である。
実施形態のポンプ1Eは、突起19Eが振動板7の外側に設けられている。この点において、実施形態1におけるポンプ1と実施形態のポンプ1Eとが異なる。この点以外の構成は、実施形態のポンプ1Eは、実施形態1のポンプ1と共通である。
このように、実施形態におけるポンプ1Eは、突起19Eは、振動板7の外側に天板31と側壁11からポンプ室15内に突出するように設けられている。振動板7の外周縁と突起19Eとの距離が振動板7と天板31との距離よりも短ければよい。実施形態におけるポンプ1Eによっても、ポンプ室15への逆流を防ぐことができる。
次に、図11、図12を参照して、上述した実施形態によるポンプの効果を説明する。図11、図12は、変形例におけるポンプの模式断面図を示す。
図11に示すポンプ1Fは、実施形態1のポンプ1の突起19が側壁11にまで延びた突起19Fを有する。ポンプ1Fにおいて、その他の構成はポンプ1と同様である。このポンプ1Fのポンプ性能は、駆動電圧が30Vppにおいて、ポンプ流量が0.52L/min、ポンプ圧力が5kPaである。
また、図10に示す、実施形態5のポンプ1Eのポンプ性能は、駆動電圧が30Vppにおいて、ポンプ流量が2.13L/min、ポンプ圧力が1.1kPaである。
図12に示すポンプ1Gは、比較対象のための構成であり、突起19を有さない。ポンプ1Gにおいて、その他の構成はポンプ1と同様である。このポンプ1Gのポンプ性能は、駆動電圧が30Vppにおいて、ポンプ流量が1.79L/min、ポンプ圧力が0.7kPaである。
ポンプの出力性能は、ポンプ流量とポンプ圧力の積で簡易に判断することができる。したがって、ポンプの出力性能は、突起を有さないポンプ1Gよりも、突起19Fを有するポンプ1Fや突起19Eを有するポンプ1Eの方が高い。振動板7の外端と突起19E、19Fとの距離が短いほど、逆流防止効果が高い。これにより、図12に示すポンプ1Gより図10、図11それぞれに示すポンプ1E、1Fの方が逆流防止効果が高く、ポンプの出力性能を高めることができる。
上述した各実施形態のポンプ1-1Fによれば、第1主面7aに圧電体3が接続される振動板7と、第1主面7aの逆側の振動板7の第2主面7bに対向し、開口部31dを有する天板31、及び、天板31と振動板7との間のポンプ室15を囲むように天板31の外周部に接続される側壁11を備えるカバー10と、側壁11に接続され、振動板7の外周を支持する支持部9と、側壁11と振動板7との間に振動板7の外周に沿って形成された開口17と、天板31、側壁11、及び振動板7のいずれかに、ポンプ室15に突出するように設けられた突起19-19Fと、を備え、突起19-19Fは、天板の第1主面31aと振動板7の第2主面7bとが対向する向きに直交する方向から断面視して、天板31の開口部31dと側壁11との間に設けられている。この構成によれば、突起19-19Fによって逆流を抑制することができ、大きなポンプ流量及ポンプ圧力を得ることができる。
なお、各実施形態では側壁11が天板31と隙間なく接続している態様を示しているが、ポンプの能力を損なわない範囲において一部に隙間を設けた態様であってもよい。
また、同様に各実施形態では側壁11自身が開口を有していない態様を示しているが、ポンプの能力を損なわない範囲において一部に開口を設けた態様であってもよい。
また、突起19-19B、19E、19Fは、天板31または側壁11に設けられている。また、突起19-19Fと振動板7との最短距離が、振動板7と天板31の平均間隔より短い。この構成によれば、流体の逆流の抑制効果を高めることができるので、ポンプ流量及びポンプ圧力を高めることができる。
次に、図13A~図14を参照して、振動板7と天板31に挟まれた空間において、開口部31dより外側に、フィルム状部材で形成された弁33を有するポンプ1について説明する。図13Aは、変形例におけるポンプ1の模式的断面図である。図13Bは、天板側から見た変形例におけるポンプ1の分解斜視図である。図13Cは、圧電体側から見た変形例におけるポンプ1の分解斜視図である。図14は、弁33の平面図である。弁33が設けられることで、逆流の抑制効果を高めることができ、高いポンプ圧力を得ることができる。
フィルム状の弁33は図14のように円環形状で、内周付近が振動板7に接着される接着部33aと、外周付近が開放端となっている可動部33bとを有する。なお、弁33は、振動板7の代わりに天板31に接着されてもよい。接着部33aは、固定部材35を介して、開口部31dより外側の振動板7の面上に貼り付けられる。そのため、開口部31dから開口17への気流はあまり抑制しないのに対し、開口17から開口部31dへ流れる気流を抑制することができる。そのため、突起19による逆流抑制効果を高め、流量、圧力を高める事ができる。固定部材35は、例えば、粘着シートである。図13A~図13Cに示すように、振動板7に弁33を付けると、逆流防止効果を高め、ポンプの出力性能を高めることができる。このとき、弁33の可動部33bの一部が突起19に対向していると、逆流防止効果が高い。さらに、弁33の可動部33bの外端が突起19に対向していてもよい。駆動電圧が30Vppにおいて、ポンプ流量1.4L/min、ポンプ圧力5.6kpaである。尚、図13A~図13Cにおいて、弁33は円環形状であるが、円板形状でもよい。このように、弁33は、内側が振動板7または天板31に固定され、弁33は、外側に可動なフィルムで形成されている可動部33bを有する。可動部33bが、開口17から開口部31dへ流れる気流を抑制することができる。弁33の可動部33bは、突起19と対向する部分を有する。これにより、可動部33bの突起19と対向する部分とが接近または接触することで、開口17から開口部31dへ流れる気流をより抑制することができる。また、弁33の可動部33bの外端は、突起19と対向してもよい。
本発明は、上記実施の形態のものに限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上記各実施形態において、振動ユニット23は、3つの支持部9を有していたがこれに限らない。振動ユニット23は、4つ以上の支持部9を有してもよい。図15に示すように、例えば、振動ユニット23Aは、90°ごとに支持部9が配置されている。
(2)上記各実施形態において、振動ユニット23は、図16に示すように、振動板7と支持部9Bの梁部25とが二股で接続されてもよい。すなわち、振動ユニット23Bにおいて、2つの第1連結部27により、振動板7と梁部25とが連結される。また、梁部25と側壁部11bとが1個の第2連結部29で連結されてもよい。また、図17に示すように、支持部9cが側壁部11bに沿って形成され、梁部25が環状に形成された構造を有する振動ユニット23Cでもよい。振動ユニット23Cにおける開口17Cは、振動板7と梁部25との間に形成された第1開口17cと、第2開口17bとを有する。第1開口17cは、振動板7の外周縁に沿って形成され、積層方向に貫通している。
(3)上記各実施形態において、支持部9は、梁部25を有していたが、梁部は必須でない。支持部9は、例えば、ポリイミドなどの樹脂のように、弾性率が振動板7より低い材料で形成されていてもよい。あるいは、支持部9は振動板7より薄い形状に形成されていてもよい。いずれの場合も長い梁部25を有する形状と同様、支持部9は振動板7より可撓性が高いので、振動板7の外周縁が振動可能な状態で支持され、同様の効果が得られる。
本発明は、圧電体を備えるポンプに適用可能である。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G ポンプ
3 圧電体
5 補助板
7 振動板
7a 第1主面
7b 第2主面
9、9B 支持部
10 カバー
11 側壁
11a 側壁部
11b 側壁部
15 ポンプ室
17 開口
17a、17c 第1開口
17b 第2開口
19、19A、19B、19D、19E、19F 突起
21 側壁板
21a 開口
23、23A、23B 振動ユニット
25 梁部
27 第1連結部
29 第2連結部
31 天板
31a 第1主面
31b 第2主面
31c 凹部
31d 開口部
31e 窪み部
31f 対称点
33 弁
33a 接着部
33b 可動部
35 固定部材
CL 中心
Fp 流路

Claims (17)

  1. 第1主面に圧電体が接続される振動板と、
    前記第1主面と逆側の前記振動板の第2主面に対向し、開口部を有する天板と、前記天板と前記振動板との間の空間を囲むように前記天板の外周部に接続される側壁とを備える、カバーと、
    前記側壁に接続され、前記振動板の外周を支持する支持部と、
    前記側壁と前記振動板との間に形成された開口と、
    前記天板、前記側壁、及び前記振動板のいずれかに、前記空間内に突出するように設けられた突起と、を備え、
    前記突起は、前記天板の主面と前記振動板の第2主面とが対向する向きに直交する方向から断面視して、前記天板の前記開口部と前記側壁との間に設けられ、
    前記振動板と前記天板に挟まれた空間において、前記天板の開口部より外側に弁を有する、
    ポンプ。
  2. 前記振動板は円板形状である、
    請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記支持部は、前記振動板の外周縁に沿った梁形状を有する、
    請求項1または2に記載のポンプ。
  4. 前記支持部は、梁部と、前記振動板と前記梁部とを繋ぐ第1連結部と、前記側壁と前記梁部とを繋ぐ第2連結部と、を有し、
    前記支持部は3つ以上の複数個設けられ、それぞれの前記支持部が間隔を空けて設けられている、
    請求項3に記載のポンプ。
  5. 前記支持部の平均厚みは前記振動板の平均厚みよりも薄い、
    請求項1または2に記載のポンプ。
  6. 前記支持部のヤング率は前記振動板のヤング率よりも低い、
    請求項1または2に記載のポンプ。
  7. 前記突起は、前記天板または前記側壁に設けられる、
    請求項1から6のいずれか1つに記載のポンプ。
  8. 前記突起と前記振動板との最短距離が、前記振動板と前記天板の平均間隔より短い、
    請求項7に記載のポンプ。
  9. 前記突起と前記振動板とが対向する、
    請求項8に記載のポンプ。
  10. 前記天板は対称点を有する点対称形状であり、該対称点には開口部が位置せず、かつ、前記天板の開口部は環状に形成されている、
    請求項1から9のいずれか1つに記載のポンプ。
  11. 前記突起における前記天板に対向する面と前記天板とが連結している、
    請求項1から10のいずれか1つに記載のポンプ。
  12. 前記天板の前記開口部の外側に凹部を有する、
    請求項1から11のいずれか1つに記載のポンプ。
  13. 前記振動板の振動する節より中央側において、前記天板の前記振動板側に窪み部を有する、
    請求項1から12のいずれか1つに記載のポンプ。
  14. 前記弁が、前記側壁と前記振動板との間に形成された前記開口から、前記天板の前記開口部へと向かう方向の流体を抑制する機能を有する、
    請求項に記載のポンプ。
  15. 前記弁は、内側が振動板または天板に固定され、
    前記弁は、外側に可動なフィルムで形成されている可動部を有する、
    請求項に記載のポンプ。
  16. 前記弁の前記可動部は、前記突起と対向する部分を有する、
    請求項15に記載のポンプ。
  17. 前記弁の前記可動部の外端は、前記突起と対向する、
    請求項16に記載のポンプ。
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