JP7046729B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切って使用するための移動間仕切装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレールに吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切って、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような間仕切パネルにあっては、連接された際に室内が天井から床に亘って仕切られ閉塞感を与えることがあるため、間仕切パネルを構成するパネル材にガラス板等の透光パネル部材を用いて室内空間に開放感を演出するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に示される間仕切パネルは、間仕切パネルの厚み方向に対向して配設される一対の透光パネル部材と、一対の透光パネル部材が取付けられる四方枠形状の枠部材と、を備えており、枠部材は一対の透光パネル部材を支持した状態で、吊支部材により天井に設けられるレールに吊支されている。
特許文献1のように、透光パネル部材がガラス板等である場合には、透光パネル部材にフックを直接固定することが困難であることから、透光パネル部材の四辺を横サッシ及び縦サッシにより取り囲み、この縦サッシに設けられた係止孔に、枠部材を構成する縦杆部材に設けられたフックを係止させることで、枠部材に対して一対の透光パネル部材を支持させている。
特許第4981582号公報(第6頁、第3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、透光パネル部材の四辺が横サッシ及び縦サッシにより取り囲まれているため、間仕切パネルを連接したときに、隣接する透光パネル部材同士の間に縦サッシが位置し、透光パネル部材同士が連接方向において分断された印象を与えてしまい、室内空間の開放感を十分に演出できないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、隣接する間仕切パネルの透光パネル部材同士の連続性を演出できる移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され該誘導路に沿って移動可能であり、間隔をおいて対向して配置される一対の透光パネル部材を有する間仕切パネルを複数連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
前記間仕切パネルは、前記一対の透光パネル部材の内側に上下方向に亘って延びる一対の縦杆部材と、前記一対の縦杆部材同士を連結する上下の横杆部材と、を備え、
前記上下の横杆部材は、前記一対の透光パネル部材の間に位置する突出部と、前記突出部から前記一対の透光パネル部材の上下端面に沿ってそれぞれ延出する延出部と、を有し、
前記一対の縦杆部材と前記一対の透光パネル部材の対向内面とは、固着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、透光パネル部材は、縦杆部材に固着されることで、透光パネル部材の側端から縦杆部材を連接方向に露出させない構造にすることができ、加えて透光パネル部材は、上下の横杆部材に形成される突出部により対向方向の距離が維持され、かつ延出部により縦杆部材及び横杆部材に対して傾き無く位置決めされるため、隣接する間仕切パネルの透光パネル部材同士を近付けて配置して連続性を演出させることができる。
前記横杆部材の前記延出部には、前記透光パネル部材の表面に沿って延びるカバー部材が取り付けられることを特徴としている。
この特徴によれば、透光パネル部材は横杆部材の突出部とカバー部材とにより表裏から挟まれるため、縦杆部材及び横杆部材に対して確実に保持できる。
前記カバー部材は、前記横杆部材の前記延出部に対して上下方向から締結手段により固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、カバー部材が上下方向から締結手段により延出部に固定されることから、間仕切パネルの表面側からカバー部材の締結構造が見え難く、美観に優れる。
前記一対の縦杆部材には、前記一対の透光パネル部材の側端面に亘って延びる縁部を有する側部カバー部材が固定されることを特徴としている。
この特徴によれば、側部カバー部材により一対の透光パネル部材の側端面を保護することができる。
前記側部カバー部材の前記縁部と前記一対の透光パネル部材の側端面とが固着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、側部カバー部材の縁部が透光パネル部材の側端面に固着されて一体化されることで、側部カバー部材の縁部の構造強度が高くなるため、側部カバー部材の縁部を薄く形成し、間仕切パネルの透光パネル部材同士の連続性を阻害しにくくすることができる。
前記一対の縦杆部材と前記上下の横杆部材とが固定されて矩形に組まれた枠部材に対して、前記一対の透光パネル部材が取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、間仕切パネルの組み立て時には、矩形の枠部材に透光パネル部材の周端を全周に亘って載置させることができるため、透光パネル部材のたわみが抑えられ組み立て作業を行いやすい。
本発明の実施例における移動間仕切装置を示す正面図である。 パネル本体の構造を示す分解斜視図である。 間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 上部閉塞部材及び下部閉塞部材の収納状態を示す縦断面図である。 間仕切パネルの連接箇所を示す上面視における断面図である。 上部フレーム及び下部フレームと縦フレームとの連結構造を拡大して示す分解斜視図である。 上部フレームと縦フレームとの連結構造を拡大して示す上面図である。 上部フレームと縦フレームとの連結構造を拡大して示す側面図である。 パネル本体の組み立て手順を示す斜視図である。 上部フレーム及び下部フレームへのカバー部材の取付け手順、構造を示す縦断面図である。
本発明に係る移動間仕切装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動間仕切装置につき、図1から図10を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側及び図4の紙面右側を移動間仕切装置の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
移動間仕切装置10は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1に示されるように、本実施例では、複数の間仕切パネル1,1,…を組み合わせて構成されている。
移動間仕切装置10は、室内空間の天井面Rに設けられるレール3(誘導路)に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支される複数の間仕切パネル1,1,…から主に構成され、間仕切パネル1,1,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させ、間仕切パネル1,1,…を左右方向(進行方向)に一列に連接させることができるとともに、後述する上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12がレール3及び床面Fに向けて押し付けられることにより天井面Rから床面Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。
図2に示されるように、間仕切パネル1は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4(透光パネル部材)と、ガラスパネル4,4を一体に保持する枠部材5とが一体化されて構成される二重ガラスパネル構造を成すパネル本体30を備えている。図4に示されるように、ガラスパネル4は、2枚の透明な板ガラス41,41を重合して強化された合わせガラスとなっている。尚、板ガラス41,41は、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製を使用してもよい。
図3に示されるように、パネル本体30を構成する枠部材5は、上部フレーム6(横杆部材)、縦フレーム7,7(縦杆部材)及び下部フレーム8(横杆部材)とから構成されている。上部フレーム6と下部フレーム8とには、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12とが収納されている(図4参照)。上部フレーム6と上部閉塞部材11との間及び下部フレーム8と下部閉塞部材12との間には、図示しない進退機構が配置されており、上部閉塞部材11または下部閉塞部材12とそれぞれに対応する各進退機構とが一体化されて上部閉塞機構と下部部閉塞機構とがそれぞれ構成されている。図4に示されるように、これら上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12とは、進退機構によりレール3及び床面Fに対して進退動作し、パネル本体30とレール3及び床面Fとの間を遮蔽可能となっている。
図3及び図4に示されるように、枠部材5は、ガラスパネル4,4の上下方向に亘って延び、該一対のガラスパネル4,4の側端縁に沿って配置される一対の縦フレーム7,7と、一対の縦フレーム7,7の上端部と下端部をそれぞれ接続する上部フレーム6と下部フレーム8と、により四方枠形状に構成されている。尚、ガラスパネル4,4と枠部材5との接続については、後に詳述する。
縦フレーム7は、間仕切パネル1の上下方向に延びる被覆部材70と、間仕切パネル1の上下方向に延び被覆部材70により被覆される芯部材71とから、左右方向に厚みを有する板状に構成され、ガラスパネル4,4の間に配設されている。被覆部材70は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、芯部材71は、左右方向に厚みを有する鋼製の板材である。
また、縦フレーム7,7の側部には、それぞれ側部カバー部材76,77が取付けられている。図5に示されるように、側部カバー部材76,77は、縦フレーム7,7に固定される基部76a,77aと、基部76a,77aからガラスパネル4,4の側端面4b,4bにそれぞれ沿って延びる縁部76b,77bとを備えて構成されており、縁部76b,77bがガラスパネル4,4の側端面4b,4bをそれぞれ保護するようになっている。
側部カバー部材76,77の縁部76b,77bと一対のガラスパネル4,4の側端面4b,4bとは両面テープ75,75で固着されている。これによれば、側部カバー部材76,77の縁部76b,77bがガラスパネル4,4の側端面4b,4bに固着されて一体化されることで、側部カバー部材76,77の縁部76b,77bの構造強度が高くなるため、側部カバー部材76,77の縁部76b,77bを薄く形成し、連接される間仕切パネル1,1,…のガラスパネル4,4,…同士の連続性を阻害しにくくすることができる。
図8に示されるように、側部カバー部材76は、基部76aにはガラスパネル4側に凹む凹嵌合部76cを有し、側部カバー部材77は、凹嵌合部76cに嵌合可能な凸嵌合部77cを有している。また、側部カバー部材76の凹嵌合部76cにはゴム等の弾性部材76d(図9参照)が設けられており、隣接した間仕切パネル1,1が左右方向に連設される際には、側部カバー部材76の凹嵌合部76cと側部カバー部材77の凸嵌合部77cと嵌合により該弾性部材76dが圧接され、隣接する間仕切パネル1,1間における密閉性及び遮音性が高められるとともに、緩衝機能を備えている。
図4と図6に示されるように、上部フレーム6は、一対のガラスパネル4,4の間に位置する突出部61と、突出部61からガラスパネル4,4の上端面4cに沿ってそれぞれ延出する延出部62,62と、上面側の前後略中央部に長手方向に沿って設けられ上部閉塞機構を収容する上部チャンネル部63と、を備えている。尚、突出部61の前後方向の厚みは、縦フレーム7の前後方向の厚みと略同寸法となっている。
また、図6と図7に示されるように、上部フレーム6は、左右方向に貫通して延びる溝6dを備え、上部フレーム6の左右両端部には、鋼製の上部芯部材64,64(左側のみ図示)が固定されている。詳しくは、溝6dを構成する上壁部6fには、その前後方向中央部に左右方向に沿って切り欠かれたスリット6gが形成されており、前後に分断されている。スリット6gの左右端部には、スリット6gの左右方向中央部よりも前後方向に幅広な幅広部6hが形成されている。また、上部芯部材64は、左右方向に延びる基部64aと、該基部64aの左右方向略中央部には、上方向に突出し吊支部材9を接続可能な筒状の接続部64bと、基部64aにおける接続部64bよりも右側に設けられるネジ孔64c,64cと、が設けられている。上部芯部材64の接続部64bには、上部閉塞部材11を介して吊支部材9が接続されている。
上部芯部材64は、上部フレーム6の溝6dに挿入される。接続部64bの外径は、スリット6gの幅広部6hの前後幅よりも小さく、スリット6gの左右方向中央部よりも大きいため、上部芯部材64を溝6dに挿入したときに接続部64bが幅広部6hの端部に接触することで、溝6dへの挿入深度が位置決めされる。
また、溝6dへの挿入深度が位置決めされた上部芯部材64は、上壁部6fに接触した状態でネジ孔64c,64cを用いて図示しないネジにより上部フレーム6と固定されており、上部芯部材64と上壁部6fとが上下に相対移動することが防止されている。尚、右側の上部芯部材64も左側の上部芯部材64と同様の形態で上部フレーム6に固定されている(図示略)。
図4と図6に戻って、下部フレーム8は、一対のガラスパネル4,4の間に位置する突出部81と、突出部81からガラスパネル4,4の下端面4dに沿ってそれぞれ延出する延出部82と、下面側の前後略中央部に長手方向に沿って設けられ下部閉塞機構を収容する下部チャンネル部83と、を備えている。
また、下部フレーム8は、上部フレーム6を略上下反転した構成であり、溝8d、下壁部、スリット及び幅広部が形成されており、溝8dには下部芯部材84が挿入され、下部芯部材84は下部フレーム8の下壁部に接触した状態で図示しないネジにより下部フレーム8と固定されている。
次に、ガラスパネル4,4と枠部材5との接続について図5に基づいて説明する。図5に示されるように、縦フレーム7は、ガラスパネル4,4間に配置され、縦フレーム7を構成する被覆部材70は、ガラスパネル4,4の対向面4a,4aに沿って上下方向に延びる凸条からなる支持面72a,72aが形成されており、ガラスパネル4,4と縦フレーム7とは、支持面72a,72aに沿って上下方向に延びる2条の透明な両面テープ75,75により固着されている。
図6に示されるように、被覆部材70により被覆される芯部材71は、板状を成し、被覆部材70よりも上下方向に長尺に構成され、その上下両端部が被覆部材70よりも上下に突出している。上部フレーム6には、左右両端がそれぞれ左右両端から切り欠かれた形状の切欠部が形成さており、上面視H字状をなしている(図6参照)。芯部材71の上端部は、上部フレーム6の上部チャンネル部63(図6参照)よりも前後方向の寸法が小さく形成されており、上部フレーム6の前後方向略中央且つ上部フレーム6の長手方向内側に挿入された状態(図7と図8参照)で、上部フレーム6に対して該上部フレーム6の長手方向に延びる一対のネジ13,13で固定されている。
更に、芯部材71の上端部は、当該上端部の外側を覆う上面視略コ字状の上部カバー78とともに、上部フレーム6の長手方向に延びるネジ15で上部フレーム6に予め固定されている鋼製の上部芯部材64に対して固定される。このように、芯部材71の上端部が上部フレーム6と、上部フレーム6に予め固定されている鋼製の上部芯部材64とに対して固定されることで、上部フレーム6と縦フレーム7とが連結されている。尚、図8においては、説明の便宜上、上部カバー78の構成の図示を省略している。
また、下部フレーム8と縦フレーム7との連結構造に関しても、上部フレーム6と縦フレーム7との連結構造と同様に、縦フレーム7を構成する芯部材71の下端部が下部フレーム8と、下部フレーム8に予め固定されている鋼製の下部芯部材84とに対して固定される構成となっている。
上記したように、枠部材5は、剛性の高い鋼製の上部芯部材64と芯部材71とがL字状に連結されることにより、上部フレーム6と縦フレーム7との連結構造の構造強度を確保し、縦フレーム7,7により固着されるガラスパネル4,4の荷重を上部芯部材64,64及び芯部材71,71により支持している。すなわち、縦フレーム7,7と上部フレーム6とで実質的にガラスパネル4,4を支持している。そして、下部フレーム8は、ガラスパネル4,4の荷重を支持するため機能を必要としておらず、下部フレーム8を小さく構成することができる。
パネル本体30の組み立ては、パネル本体30が大型であることに加え、ガラスパネル4の重量が大きいことから、ガラスパネル4と枠部材5とを図示しない作業台に寝かせた状態で行われる。図9(a)に示されるように、まず、一方のガラスパネル4を作業台に寝かせる。
次いで図9(b)に示されるように、一方のガラスパネル4の上に、上部フレーム6と、縦フレーム7,7と下部フレーム8とを連結して成る枠部材5を重ねる。一方のガラスパネル4の上に枠部材5を重ねる際には、ガラスパネル4と縦フレーム7,7とを両面テープ75,75により固着させる。両面テープ75,75による固着に際して、ガラスパネル4の上端面4cと下端面4dとを上部フレーム6の延出部62と下部フレーム8の延出部82とにそれぞれ沿わせる(図10参照)ことにより、ガラスパネル4と枠部材5との水平方向の相対位置、特に傾斜を防止するように位置決めすることができる。
最後に、図9(c)に示されるように、枠部材5の上に、他方のガラスパネル4を重ね、ガラスパネル4と縦フレーム7,7とを両面テープ75,75により固着させる。一方のガラスパネル4の場合と同様に、ガラスパネル4の上端面4cと下端面4dとを上部フレーム6の延出部62と下部フレーム8の延出部82とにそれぞれ沿わせることにより、ガラスパネル4と枠部材5との水平方向の相対位置、特に傾斜を防止するように位置決めすることができる。また、矩形の枠部材5に他方のガラスパネル4の周端を全周に亘って載置させることができるため、ガラスパネル4のたわみが抑えられ、ガラスパネル4と縦フレーム7,7との固着や位置合わせ等の組み立て作業を行いやすい。
図10(a)に示されるように、延出部62は、上部チャンネル部63からガラスパネル4側に延出して断面視で略ロ字状の中空略矩形状に形成されており、上下に延びる壁面62aは、ガラスパネル4の表面4eと略平行に形成されている。また、壁面62aの下端には前後に延びる規制面62bが形成されており、規制面62bはガラスパネル4の前後方向の厚みと略同寸に形成されている。更に、壁面62aの上端には規制面62bと平行に形成された被固定面62cが形成されている。下部フレーム8側の延出部82は、延出部62の上下対称形状となっており、壁面82aと規制面82bと被固定面82cが形成されている。
図10(b)に示されるように、上部フレーム6の延出部62と下部フレーム8の延出部82とには、ガラスパネル4,4の表面4e,4eに沿って延びるカバー部材20,20がそれぞれ取り付けられる。
カバー部材20は、アルミの押出成形で形成されており、延出部62の壁面62aとガラスパネル4の表面4eとに沿う形状を成すカバー片20aと、カバー片20aに直交して延設された固定片20bとを備え、側面視略ト字状をなしている。固定片20bは、延出部62の被固定面62cに沿う形状となっている。また、固定片20bには上下方向に貫通する貫通孔20dが形成され、延出部62の被固定面62cにはネジ孔62dが形成され、これら貫通孔20dとネジ孔62dとに上方から挿入されるネジ(締結手段)21により、固定片20bと被固定面62cとが固定される。下部フレーム8側のカバー部材20と延出部82とに関しても、同様の構成で固定される。
以上説明したように、縦フレーム7,7をガラスパネル4,4の間に配置させ、かつこれら縦フレーム7,7とガラスパネル4,4とを固着させることで、ガラスパネル4,4の側端から縦フレーム7,7が連接方向に露出させない構造にすることができる。加えて、ガラスパネル4,4は、上部フレーム6側の突出部61と下部フレーム8側の突出部81とにより対向方向の距離が維持され、かつ上部フレーム6側の延出部62と下部フレーム8側の延出部82とにより枠部材5に対して傾き無く位置決めされる。そのため、隣接する間仕切パネル1,1,…のガラスパネル4,4,…同士を近付けて配置でき、ガラスパネル4,4,…の連続性を演出させることができる。
また、上部フレーム6の延出部62と下部フレーム8の延出部82とには、ガラスパネル4,4の表面4e,4eに沿って延びるカバー部材20,20がそれぞれ取り付けられるため、ガラスパネル4,4は上部フレーム6の突出部61及び下部フレーム8側の突出部81と、カバー部材20,20のカバー片20a,20aとにより表裏から挟まれるため、枠部材5に対して確実に保持される。
また、カバー部材20,20は、固定片20bに形成された貫通孔20dと上部フレーム6の延出部62の被固定面62c及び下部フレーム8の延出部82の被固定面82cに形成されたネジ孔82dとに上下方から挿入されるネジ21により、上部フレーム6と下部フレーム8とにそれぞれ固定されている。そのため、間仕切パネル1の表面側からカバー部材20の締結構造が見え難く、美観に優れる。
また、カバー部材20,20を上部フレーム6及び下部フレーム8と別体とすることで、ガラスパネル4,4を上部フレーム6の突出部61及び下部フレーム8側の突出部81と、カバー部材20,20のカバー片20a,20aとにより表裏から挟んで確実に保持できる構造としながら、図9で示したように、順番に積層させて組み立てを行うことができる。
また、縦フレーム7,7において、芯部材71,71を鋼製等の剛性の高い素材により構成し、芯部材71,71を薄く構成したアルミ合金製の被覆部材70,70で被覆することにより、縦フレーム7,7を左右方向の厚みの薄い板状に構成しつつ、芯部材71,71により縦フレーム7,7の縦方向の強度を確保でき、パネル本体30のパネル面における縦フレーム7,7の占める領域を相対的に小さくし、目立ちにくくすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例では、上部フレーム6と縦フレーム7,7と下部フレーム8とを固定して予め枠部材5を構成した状態で枠部材5に対してガラスパネル4,4を固定する形態を例示したが、ガラスパネル4,4に縦フレーム7,7を固定した後に、縦フレーム7,7と上部フレーム6及び下部フレーム8とを固定させる形態であってもよい。
また、前記実施例では、枠部材5を構成する一対の縦フレーム7,7に対して一対のガラスパネル4,4がそれぞれ両面テープ75,75により固着されて支持されるものについて説明したが、これに限らず、ガラスパネル4,4は、縦フレーム7,7だけでなく、上部フレーム6と下部フレーム8とに対しても両面テープにより固着されていてもよい。また、上部フレーム6と下部フレーム8及び縦フレーム7,7に対するガラスパネル4,4の固着は、両面テープによるもの限らず、接着剤や粘着剤が使用されてもよい。また、一対のガラスパネル4,4と縦フレーム7,7とを固着する粘着材は、上下方向に分割されていてもよい。
また、前記実施例では、間仕切パネル1が上下に上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12を備えて、パネル本体30とレール3及び床面Fとの間を遮蔽可能とするものとして説明したが、このようにパネル本体30とレール3及び床面Fとの間を遮蔽しない形態であれば、上部フレーム6と下部フレーム8とには、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12とが収納されていなくてもよい。
また、縦フレーム7,7をガラスパネル4,4の間に配置させ、かつこれら縦フレーム7,7とガラスパネル4,4とを固着させることで、ガラスパネル4,4の側端から縦フレーム7,7が連接方向に露出させないような構造を可能としているが、隣接する間仕切パネル1,1,…のガラスパネル4,4,…同士を近付けて配置できる範囲で、縦フレーム7,7はガラスパネル4,4の側端から若干突出する構成としてもよいことはいうまでもない。
1 間仕切パネル
3 レール(誘導路)
4 ガラスパネル(パネル部材)
5 枠部材(パネル部材)
6 上部フレーム(横杆部材)
7 縦フレーム
8 下部フレーム(横杆部材)
9 吊支部材
10 移動間仕切装置
20 カバー部材
20a カバー片
20b 固定片
20d 貫通孔
21 ネジ(締結手段)
30 パネル本体
61 上部フレーム突出部
62 上部フレーム延出部
62a 壁面
62b 規制面
62c 被固定面
62d ネジ孔(締結手段)
64 上部芯部材
75 両面テープ
76 側部カバー部材
76b 縁部
77 側部カバー部材
77b 縁部
81 下部フレーム突出部
82 下部フレーム延出部
62d ネジ孔(締結手段)
R 天井面
F 床面

Claims (6)

  1. 天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され該誘導路に沿って移動可能であり、間隔をおいて対向して配置される一対の透光パネル部材を有する間仕切パネルを複数連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
    前記間仕切パネルは、前記一対の透光パネル部材の内側に上下方向に亘って延びる一対の縦杆部材と、前記一対の縦杆部材同士を連結する上下の横杆部材と、を備え、
    前記上下の横杆部材は、前記一対の透光パネル部材の間に位置する突出部と、前記突出部から前記一対の透光パネル部材の上下端面に沿ってそれぞれ延出する延出部と、を有し、
    前記一対の縦杆部材と前記一対の透光パネル部材の対向内面とは、固着されていることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 前記横杆部材の前記延出部には、前記透光パネル部材の表面に沿って延びるカバー部材が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の移動間仕切装置。
  3. 前記カバー部材は、前記横杆部材の前記延出部に対して上下方向から締結手段により固定されていることを特徴とする請求項2に記載の移動間仕切装置。
  4. 前記一対の縦杆部材には、前記一対の透光パネル部材の側端面に亘って延びる縁部を有する側部カバー部材が固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動間仕切装置。
  5. 前記側部カバー部材の前記縁部と前記一対の透光パネル部材の側端面とが固着されていることを特徴とする請求項4に記載の移動間仕切装置。
  6. 前記一対の縦杆部材と前記上下の横杆部材とが固定されて矩形に組まれた枠部材に対して、前記一対の透光パネル部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の移動間仕切装置。
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