JP7045287B2 - 列車制御システムおよび列車制御方法 - Google Patents
列車制御システムおよび列車制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7045287B2 JP7045287B2 JP2018161776A JP2018161776A JP7045287B2 JP 7045287 B2 JP7045287 B2 JP 7045287B2 JP 2018161776 A JP2018161776 A JP 2018161776A JP 2018161776 A JP2018161776 A JP 2018161776A JP 7045287 B2 JP7045287 B2 JP 7045287B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- train
- railroad crossing
- speed
- time
- acceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 27
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 158
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L15/00—Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
- B60L15/40—Adaptation of control equipment on vehicle for remote actuation from a stationary place
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61L—GUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
- B61L23/00—Control, warning or like safety means along the route or between vehicles or trains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
さらに詳しくは、鉄道の列車制御を行う分野において、特に踏切警報開始または踏切遮断完了から列車が踏切に到達するまでの時間について、安全上、踏切に必要な警報時間を確保しつつ、踏切を通過する速度を向上することのできる列車制御システムおよび列車制御方法に関する。
特許文献1には、「車上の運転制御装置及び無線装置と、地上の踏切制御装置及び無線装置とを有する踏切制御システムであって、運転制御装置が、しゃ断又は警報完了信号を受信した場合に、列車の現在位置、現在速度から走行制御パターンに従って最大加速で走行したときの踏切までの到達時間が規定の時間を満足するか否かを判定し、満足しているときには即座に踏切制御パターンの消去を行い、満足していないときには不足する時間に応じた時素を確保した後に踏切制御パターンの消去を行うことを特徴とする踏切制御システム」という記載がある。
つまり、列車の現在位置と速度から列車速度を加速して、踏切に到達するまでの時間を算出し、算出した時間が必要な警報時間に満たない場合には、踏切手前に列車を停車させる踏切ブレーキパターンを維持し、必要な警報時間を確保する方式である。
特許文献2には、「前記列車が走行制御アルゴリズムに基づいて走行した場合の踏切入口までの走行時間を示す時間T2を求める手段と、前記列車が前記踏切入口の手前で停止するために必要な距離を前記走行制御アルゴリズムに基づいて走行した場合の走行時間を示す時間Tpを求める手段と、「前記運転制御部から前記踏切制御部までの伝送時間」と、「前記踏切の列車接近予告時間」と、「遮断かん降下時間」と、「前記踏切制御部から前記運転制御部までの伝送時間+ブレーキ指令が出てからブレーキが効き始めるまでの空走時間+前記時間Tpの値と、警報時間の標準値とのうち値の大きい方」と、の和を示す時間T1を求める手段と、前記時間T2から前記時間T1を差し引いて、前記運転制御部から前記踏切制御部に前記踏切遮断指令を送信する時間を決定する手段とを具備する踏切システム」という記載がある。
つまり、列車が走行制御アルゴリズムによって走行した場合の踏切までの走行時間を求め、さらに踏切ブレーキパターンから踏切位置に到達するまでの時間を算出し、それらを用いて、踏切の警報開始タイミングを決定する方式である。
また、特許文献1および特許文献2のように、列車の速度や列車性能を考慮して、列車が踏切に到達するまでの時間を算出する場合、算出した時間が必要な警報時間に満たないとき、踏切手前に列車を停車させる踏切ブレーキパターンを維持し、踏切ブレーキパターンにしたがって列車を減速させる等して必要な警報時間を確保しなければならない。そのため、踏切ブレーキパターンにしたがって減速すると、踏切の近くで減速することになるため、踏切を通過する速度が想定よりも低く(遅く)なり、列車が踏切を通過完了するまでの時間が長くなるという問題がある。
(1)列車101が踏切102に計画速度Vmで到達する加速パターンPを生成する。
(2)加速パターンP上の複数の位置から列車101の速度を加速して、踏切102に到達するまでの時間(加速時間Ta)およびその列車速度からから踏切102までの距離(加速距離L1)を予め計算し、記録媒体(データベースなど)に保持する。
(3)列車101の現在速度vに対する加速時間Taを参照し、必要な警報時間T3を確保するために、列車101の平均速度Vaを求める。平均速度Vaの算出方法については後述する。
(4)そして、列車101の列車速度vが平均速度Vaを超えて、平均速度Vaよりも高く(速く)ならないように速度制御する。
これにより、列車101は、ちょうど計画速度Vmで踏切102を通過することができ、列車101が踏切102を通過するのにかかる時間を削減することが可能となる。
残りの警報時間T4は、経過時間、つまり、必要な警報時間T3から警報開始になった時点からの経過時間T1、または踏切遮断完了からの経過時間T2を引いた時間である(T3-T1、又はT3-T2)。必要な警報時間T3は、踏切102により多少違うが、例えば、35秒に設定してある。
Va=L2/(T4-Ta(v))
平均速度Vaは、周期的に算出し更新する。
つまり、列車101を踏切102の近くで減速することなく、速い速度で通過することができ、踏切102を高い(速い)速度で通過することができる。
なお、本例では、踏切102が警報開始になった時点からの経過時間T1を計測する場合を示しているが、踏切遮断完了からの経過時間T2用いる場合は、図3における警報開始を踏切遮断完了に、T1をT2に置き換えればよい。
ステップ301:
踏切情報取得部203は、踏切情報記憶部202に保持されている踏切位置を参照し、列車101の前方にある踏切102の位置(S5)を取得する。
踏切情報取得部203は、列車101の前方にある踏切102側の踏切制御装置(図示せず)と無線通信部205を介して通信を行い、踏切102の状態を示す情報を取得する。
踏切情報取得部203は、ステップ302で取得した踏切102の状態を示す情報を参照し、踏切102が警報を開始している場合(Yes)は、ステップ304へ進み、開始していない場合(No)は、ステップ305へ進む。
踏切情報取得部203は、踏切102が警報を開始している場合、タイマー207を用いて踏切警報開始からの経過時間T1を更新する。経過時間T1の初期値は0である。
踏切情報取得部203は踏切情報記憶部202から、踏切102の加速パターンPにおける現在の列車速度Vの加速時間Ta(v)と加速距離L1(v)を取得する。
踏切情報取得部203は、列車制御部204から列車101の位置を示す情報を取得し、ステップ301で取得した踏切102の位置を用いて、列車101の位置S1から踏切102の位置S5までの残距離L3を算出し、さらに、加速パターンPまでの距離L2をL2=L3-L1(v)として算出する。
踏切情報取得部203は、踏切情報記憶部202に保持されている踏切102に必要な警報時間T3から経過時間T1を引いた残りの警報時間T4(=T3-T1)を算出し、ステップ306で算出した加速パターンPまでの残距離L2を加速パターンPに到達するまでの時間T4-T1(v)で割った平均速度Vaを算出する。そして、算出した平均速度Vaを列車制御部204に渡す。
列車制御部204は、ステップ306で踏切情報取得部204から取得した平均速度Vaと列車101の現在における列車速度Vを比較する。
ここで、現在の列車速度Vが平均速度Vaを越えている場合(Yes)は、ステップ309へ進み、越えていない場合(No)は、処理を終了する。
列車制御部204は、列車速度Vが平均速度Vaを越えているため、ブレーキ信号を出力し、列車101の現在における列車速度Vを減速するように制御し、処理を終了する。
データテーブルは、列車速度Vに対応する加速時間Ta(vi)、加速距離L1(vi)を含む。例えば、列車速度Vが「0km/h」の場合、加速時間は「32秒」、加速距離は「422m」となる。
(1)実施例1と同様に、踏切に必要な警報時間T3から踏切の警告開始からの経過時間T1または踏切遮断完了からの経過時間T2を減算して必要の残り警報時間T4を算出する。
(2)また、列車101から踏切102までの残距離L3と列車101の列車速度Vを元に減速時間Tb(v、L3)と加速時間Ta2(v、L3)を算出する。
(3)減速時間Tb(v、L3)、加速時間Ta2(v、L3)および必要の残り警報時間T4が以下の条件を満たしたとき、
Tb(v、L3)+Ta2(v、L3)≦T4
列車101にブレーキを掛けて、列車101の列車速度Vを減速する。
(4)列車101が加速パターンPに到着したあとは、列車101が加速パターンPに沿って加速走行、つまり、計画速度Vmで踏切102の位置S5まで到達するように制御する。すなわち、減速終了後、列車101が踏切102を通過するまで加速する。
図5は、本発明の実施例2における列車制御システムの概要を説明する図であって、列車101の位置S1と踏切102の位置S5間の距離L3における列車101と加速パターンP間の減速時間Tb、Tb’、加速パターンPと踏切102間の加速時間Ta2、Ta’および列車101の列車速度Vと、列車速度Vの制御状況(減速、加速)、などの様子を含む列車101の動きを模式的に示す模式図である。
また、一点鎖線(曲線)は、列車の位置S1から停止位置S2’までの列車101を減速して走行するように制御する様子を示している。これは加速パターンPが遠く、減速しても加速パターンPに到達しない場合の例示である。
データテーブルは、列車速度Vと列車101から踏切102までの残距離L3に対応する減速時間Tb、加速時間Ta2を含む。
距離L3と列車速度Vの刻み幅は、求められる精度に応じて適切に決定すればよい。
ステップ311:
踏切情報取得部203は、列車101の現在位置から踏切102の位置までの残距離L3と列車101の列車速度vを元に加速パターンPまでの減速時間Tb(v、L3)を算出する。
踏切情報取得部203は、現在位置から踏切102の位置までの残距離L3と列車101の列車速度vを元に加速パターンPの位置から踏切102の位置までの加速時間Ta2(v、L3)を算出する。
列車制御部204は、Tb(v、L3)+Ta2(v、L3)≦T4の条件を満たしたとき、列車101にブレーキを掛けて減速制御する。このように変更することにより、必要な警報時間T3を確保しつつ、計画速度Vmで踏切102を通過することが可能になる。また、必要な警報時間T3を確保できる限界の位置と速度までは自由に走行することができ、列車101の制御の自由度が図れる。
これに対して、本実施例では、Tb(v,L3)+Ta2(v,L3)=T4、つまり、必要な警報時間を確保できる限界の位置と速度までは自由に走行することができる。そのため、実施例1と同じ時間、速度で加速パターンPに到達するように制御したとしても、本実施例の方が、加速パターンPに到達するまでの間は列車の制御の自由度が高い。
102・・・踏切
201・・・車上制御装置
202・・・踏切情報記憶部
203・・・踏切情報取得部
204・・・列車制御部
205・・・無線制御部
206・・・無線機
Claims (10)
- 車上制御装置を有する列車制御システムにおいて、
前記車上制御装置は、
列車の現在位置と列車速度に基づいて前記列車を制御する列車制御部と、
前記列車が走行する線路の踏切の位置、前記列車が前記踏切を経過する前に前記踏切の警報を行うに必要な警報時間、速度毎の加速時間および加速距離を記憶する踏切情報記憶部と、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出する踏切情報取得部と、を有し、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車の位置情報を取得し、前記列車の位置から前記踏切までの残距離を算出し、現在の列車速度における前記列車から加速パターンまでの距離を算出し、さらに、現在の列車速度から加速パターン上で加速して、前記踏切に到達するまでの時間を用いて、前記列車の現在位置と前記加速パターンの間を走行する際の速度である踏切指示速度を周期的に算出し、算出した踏切指示速度を前記列車制御部に出力し、
前記列車制御部は、
予め定めた計画速度で前記踏切を通過できる前記加速パターンを作成し、前記列車速度と前記踏切指示速度を比較し、前記踏切指示速度が前記列車速度より速い場合、前記必要な残りの警報時間から前記加速パターン上を加速する加速時間を減算した前記加速パターンまでの時間経過後に前記加速パターンに到達するように前記列車速度を減速制御し、
前記列車が前記加速パターンに到達したあとは、当該加速パターンにしたがって加速制御する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 請求項1に記載の列車制御システムにおいて、
前記列車から前記加速パターンまでの距離は、以下の式で算出し、
L2=L3-L1(V)
L2:列車から加速パターンまでの距離
L3:列車の位置から踏切までの残距離
L1(V):加速距離
前記踏切指示速度は、以下の式で周期的に算出し、更新する
Va=L2/(T4-Ta(V))
Va:踏切指示速度
L2:列車から加速パターンまでの距離
T4:残りの警報時間
Ta(V):踏切に到達するまでの加速時間
ことを特徴とする列車制御システム。 - 請求項2に記載の列車制御システムにおいて、
前記踏切指示速度は、前記列車の平均速度であり、
前記踏切情報記憶部は、
複数の速度から加速した場合について計算した前記加速パターン上で加速して前記踏切に到達するまでの時間と距離を、保持する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 車上制御装置を有する列車制御システムにおいて、
前記車上制御装置は、
列車の現在位置と列車速度に基づいて前記列車を制御する列車制御部と、
前記列車が走行する線路の踏切の位置、前記列車が前記踏切を経過する前に前記踏切の警報を行うに必要な警報時間、速度毎の加速時間および加速距離を記憶する踏切情報記憶部と、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出する踏切情報取得部を有し、
前記列車制御部は、
予め定めた計画速度で前記踏切を通過できる加速パターンを作成し、
列車の現在位置から踏切の位置までの残距離と前記列車の速度を減速して、前記列車の列車速度を元に当該列車の現在位置から前記加速パターンに到達する位置までの減速時間と、前記加速パターンに到達した位置から加速して、現在位置から踏切の位置までの残距離と列車の列車速度を元に前記加速パターンの位置から前記踏切に到達する位置までの加速時間を算出し、前記減速時間と前記加速時間の和が前記必要な残りの警報時間より以下の場合、前記列車を減速させるように制御する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 請求項4に記載の列車制御システムにおいて、
前記踏切情報記憶部は、
複数の位置と速度の組合せで予め算出した前記減速時間と前記加速時間を保持する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 請求項1に記載の列車制御システムにおいて、
前記踏切情報記憶部は、
前記踏切の踏切位置、必要な警報時間、前記加速パターンから前記踏切までの加速時間、加速距離、を含み、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車が進行する前方向に前記踏切があるか否かを判定し、前記踏切がある場合、踏切側から前記踏切の状態を取得し、前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を計測し、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または前記踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出し、かつ、前記列車の現在位置から前記踏切までの残距離を算出し、
前記列車の現在速度における現在位置から前記加速パターンに到達するまでの距離を算出し、
前記列車制御部は、
前記列車の平均速度を算出し、
前記列車の現在速度と平均速度が、現在速度≧平均速度の条件にあるとき、前記列車の現在速度を減速するように制御し、
前記列車が前記加速パターンに到着したあとは、前記列車が前記加速パターンにしたがって、前記計画速度で前記踏切の位置まで到達するように加速制御する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 請求項1に記載の列車制御システムにおいて、
前記踏切情報記憶部は、
前記踏切の踏切位置、必要な警報時間、前記加速パターンから前記踏切までの加速時間、加速距離、を含み、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車が進行する前方向に前記踏切があるか否かを判定し、前記踏切がある場合、踏切側から前記踏切の状態を取得し、前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を計測し、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または前記踏切の踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出し、かつ、前記列車の現在位置から前記踏切までの残距離を算出し、
前記列車の残距離と現在速度を元に減速時間と加速時間を算出し、
前記列車制御部は、
前記減速時間+前記加速時間≦前記必要な残りの警報時間の条件を満たされるとき、前記列車の現在速度を減速するように制御し、
前記列車が前記加速パターンに到着したあとは、前記列車が前記加速パターンにしたがって、前記計画速度で前記踏切の位置まで到達するように加速制御する
ことを特徴とする列車制御システム。 - 車上制御装置を有する列車制御システムにおける列車制御方法において、
前記車上制御装置は、
列車の現在位置と列車速度に基づいて前記列車を制御する列車制御部と、
前記列車が走行する線路の踏切の位置、前記列車が前記踏切を経過する前に前記踏切の警報を行うに必要な警報時間、速度毎の加速時間および加速距離を記憶する踏切情報記憶部と、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出する踏切情報取得部を有し、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車の位置情報を取得するステップと、
前記列車の位置から前記踏切までの残距離を算出するステップと、
現在の列車速度における前記列車から加速パターンまでの距離を算出するステップと、さらに、
現在の列車速度から加速パターン上で加速して、前記踏切に到達するまでの時間を用いて、前記列車の現在位置と前記加速パターンの間を走行する際の速度である踏切指示速度を周期的に算出するステップと、
算出した踏切指示速度を前記列車制御部に出力するステップ、を含み、
前記列車制御部は、
予め定めた計画速度で前記踏切を通過できる前記加速パターンを作成するステップと、
前記列車の列車速度と前記踏切指示速度を比較し、前記踏切指示速度が前記列車速度より速い場合、前記必要な残りの警報時間から前記加速パターン上を加速する加速時間を減算した前記加速パターンまでの時間経過後に前記加速パターンに到達するように前記列車の列車速度を減速制御するステップと、
前記列車が前記加速パターンに到達したあとは、当該加速パターンにしたがって加速制御するステップを含む、
ことを特徴とする列車制御方法。 - 請求項8に記載の列車制御方法において、
前記踏切情報記憶部は、
前記踏切の踏切位置、必要な警報時間、前記加速パターンから前記踏切までの加速時間、加速距離、を含み、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車が進行する前方向に前記踏切があるか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにて前記踏切があると判定した場合、踏切側から前記踏切の状態を取得し、前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を計測するステップ、
前記必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または前記踏切の踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出するステップ、
前記列車の現在位置から前記踏切までの残距離を算出するステップ、
前記列車の現在速度における現在位置から前記加速パターンに到達するまでの距離を算出するステップを含み、
前記列車制御部は、
前記列車の踏切指示速度を算出するステップ、
前記列車の現在速度と踏切指示速度が、現在速度≧踏切指示速度の条件にあるとき、前記列車の現在速度を減速するように制御するステップ、を含む、
ことを特徴とする列車制御方法。 - 請求項8に記載の列車制御方法において、
前記踏切情報記憶部は、
前記踏切の踏切位置、必要な警報時間、前記加速パターンから前記踏切までの加速時間、加速距離、を含み、
前記踏切情報取得部は、
前記列車制御部から前記列車が進行する前方向に前記踏切があるか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにて前記踏切があると判定した場合、踏切側から前記踏切の状態を取得し、前記踏切の警報開始からの経過時間、または踏切遮断完了からの経過時間を計測するステップ、
前記踏切情報記憶部に記憶された必要な警報時間から前記踏切の警報開始からの経過時間、または前記踏切の踏切遮断完了からの経過時間を差し引いた必要な残りの警報時間を算出するステップ、
前記列車の現在位置から前記踏切までの残距離を算出するステップ、
前記列車の残距離と現在速度を元に減速時間と加速時間を算出するステップ、
前記列車制御部は、
前記減速時間+前記加速時間≦前記必要な残りの警報時間の条件を満たされるとき、前記列車の現在速度を減速するように制御するステップ、を含む、
ことを特徴とする列車制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018161776A JP7045287B2 (ja) | 2018-08-30 | 2018-08-30 | 列車制御システムおよび列車制御方法 |
PCT/JP2019/025335 WO2020044757A1 (ja) | 2018-08-30 | 2019-06-26 | 列車制御システムおよび列車制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018161776A JP7045287B2 (ja) | 2018-08-30 | 2018-08-30 | 列車制御システムおよび列車制御方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020036468A JP2020036468A (ja) | 2020-03-05 |
JP2020036468A5 JP2020036468A5 (ja) | 2021-04-30 |
JP7045287B2 true JP7045287B2 (ja) | 2022-03-31 |
Family
ID=69645147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018161776A Active JP7045287B2 (ja) | 2018-08-30 | 2018-08-30 | 列車制御システムおよび列車制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7045287B2 (ja) |
WO (1) | WO2020044757A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024070530A (ja) * | 2022-11-11 | 2024-05-23 | 株式会社日立製作所 | 列車制御システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010228648A (ja) | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toshiba Corp | 踏切制御装置 |
JP2012126156A (ja) | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Railway Technical Research Institute | 走行制御支援方法及び走行制御支援装置 |
JP2017190058A (ja) | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 株式会社日立製作所 | 列車制御装置 |
-
2018
- 2018-08-30 JP JP2018161776A patent/JP7045287B2/ja active Active
-
2019
- 2019-06-26 WO PCT/JP2019/025335 patent/WO2020044757A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010228648A (ja) | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Toshiba Corp | 踏切制御装置 |
JP2012126156A (ja) | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Railway Technical Research Institute | 走行制御支援方法及び走行制御支援装置 |
JP2017190058A (ja) | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 株式会社日立製作所 | 列車制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020036468A (ja) | 2020-03-05 |
WO2020044757A1 (ja) | 2020-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5944229B2 (ja) | 列車制御装置 | |
AU2015207963B2 (en) | System and method for vehicle operation | |
WO2018121691A1 (zh) | 列车自动控制方法和装置以及车载自动列车运行*** | |
KR20170080168A (ko) | 제동 특성을 고려한 철도 차량의 속도 제어 시스템 | |
US10150491B2 (en) | Device and method for controlling train | |
CN108349398A (zh) | 列车控制装置 | |
JP7045287B2 (ja) | 列車制御システムおよび列車制御方法 | |
WO2014097418A1 (ja) | 走行計画作成装置、運転支援装置および運転制御装置 | |
JPH0976914A (ja) | 列車運行制御方法及び装置 | |
JP6466116B2 (ja) | 運行制御システム | |
JP6710092B2 (ja) | 列車制御装置 | |
JP7308663B2 (ja) | 列車制御システム | |
JP2006006030A (ja) | 運転パターン作成装置、車両速度制御装置および車両運転支援装置。 | |
JP2021121149A (ja) | 列車制御装置、及び列車制御方法 | |
JP6789885B2 (ja) | 車上制御装置及び列車制御システム | |
CN113548090B (zh) | 一种调整列车自动驾驶的精确停车控制参数的方法和装置 | |
JP2005280542A (ja) | Atc/o装置 | |
JP2019089449A (ja) | 列車走行制御装置、方法及びプログラム | |
KR101571221B1 (ko) | 열차 주행 제어 장치 및 열차 주행 제어 방법 | |
WO2021241105A1 (ja) | 踏切制御装置、及びその方法 | |
WO2018163508A1 (ja) | 列車制御システム、列車制御方法および列車の車上装置 | |
JP5274873B2 (ja) | 自動列車制御装置および自動列車制御方法 | |
JP7466494B2 (ja) | 列車制御システム及び列車制御装置 | |
JP7413177B2 (ja) | 運転曲線作成装置、運転支援装置および運転制御装置 | |
KR101234912B1 (ko) | 열차 속도 제어 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210311 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220318 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7045287 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |