JP7044620B2 - 車載装置、連携方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車載装置、および連携方法に関する。
車載装置は単体でも使用可能であるが、ユーザが所持する携帯端末と連携することで利便性が向上する。近年は携帯端末と接続可能な車載装置が広く知られている。特許文献1には、情報端末装置と接続可能な電子装置であって、前記情報端末装置とUSB接続を可能にする接続手段と、前記情報端末装置にあらかじめ用意されたデバイスクラスを使用して前記情報端末装置と通信する第1の通信モード手段と、第1の通信モード手段と異なる第2の通信モード手段への切り替えを前記情報端末装置に要求する要求手段と、第2の通信モード手段への切り替え要求後に第1の通信モード手段で使用可能なデバイスクラスを検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果に基づき、第1の通信モード手段に不利な変更が生じたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により不利な変更が生じたと判定されたとき、前記接続手段のリセットを可能にするリセット手段と、を有する電子装置が開示されている。
特開2014-85857号公報
特許文献1に記載されている発明では、安全性向上の余地がある。
本発明の第1の態様による車載装置は、第1の通信路および第2の通信路のそれぞれを用いて携帯端末と通信可能な車載装置であって、前記車載装置と連携して動作する連携用アプリケーションが前記携帯端末にインストールされている旨のインストール済み通知を前記携帯端末から前記第1の通信路を用いて受信する取得部と、前記第2の通信路の確立を検出すると、前記インストール済み通知の受信の有無を判断し、前記インストール済み通知を受信していたと判断する場合は前記車載装置と前記携帯端末との連携を開始する信号を前記第2の通信路を用いて送信し、前記インストール済み通知を受信していないと判断する場合は前記連携を開始する信号を送信しない車載連携部とを備える。
本発明の第2の態様による連携方法は、第1の通信路および第2の通信路のそれぞれを用いて通信可能な車載装置と携帯端末との連携方法であって、前記携帯端末が前記車載装置と連携して動作する連携用アプリケーションがインストールされているか否かを示す通知を前記第1の通信路を用いて前記車載装置に送信することと、前記車載装置が前記第2の通信路の確立を検出すると、受信した前記通知に基づき前記携帯端末における前記連携用アプリケーションのインストールの有無を判断し、前記アプリケーションがインストールされていると判断する場合に前記車載装置と前記携帯端末との連携を開始する信号を前記第2の通信路を用いて送信し、前記アプリケーションがインストールされていないと判断する場合に前記連携を開始する信号を送信しないこととを含む。
本発明によれば、携帯端末と共に使用される際の安全性を向上できる。
連携システムSのハードウエア構成図 車載装置1および携帯端末2の機能構成図 アプリ表263の一例を示す図 連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されている場合の連携システムSの動作を示すシーケンス図 連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されていない場合の連携システムSの動作を示すシーケンス図 第1の実施の形態における車載連携部113の動作を表すフローチャート 第1の実施の形態における無線処理部211の動作を表すフローチャート 第1の実施の形態におけるコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャート 第1の実施の形態における有線連携部212の動作を表すフローチャート 図9のS437において表示されるインストールを促す画面表示の一例を示す図 比較例におけるシーケンス図 第2の実施の形態におけるOS用アプリ表263Aの一例を示す図 第2の実施の形態におけるコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャート 第2の実施の形態における車載連携部113の動作を表すフローチャート 第2の実施の形態における有線連携部212の動作を表すフローチャート 第2の実施の形態の変形例1における符号対応表264の一例を示す図 第2の実施の形態の変形例1における車載連携部113の動作を表すフローチャート 第3の実施の形態における連携システムSの機能構成図 第3の実施の形態におけるコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャート 第3の実施の形態における車載連携部113の動作を表すフローチャート
―第1の実施の形態―
以下、図1~図11を参照して、本発明に係る車載装置1の第1の実施の形態を説明する。
(ハードウエア構成)
図1は、本発明に係る連携システムSのハードウエア構成を示す図である。連携システムSは車両5に搭載される車載装置1および携帯端末2を備える。ただし車載装置1および携帯端末2は車両5の外部においても使用可能であり、使用場面の一例として車両5を示しているにすぎない。車載装置1および携帯端末2は、後述するように2つの通信経路により通信が可能である。本実施の形態では、連携システムSを使用する人間を「ユーザ」と呼ぶ。
車載装置1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、無線通信モジュール14と、有線通信モジュール15と、フラッシュメモリ16と、表示部17と、入力部18とを備える。CPU11は中央演算装置であり、ROM12に格納されるプログラムをRAM13に展開して実行することにより後述する機能を実現する。RAM13は揮発性の記憶装置であり、RAM13にはプログラムの動作に必要な情報も格納される。無線通信モジュール14は、無線信号により情報を授受する通信モジュールであり、たとえばブルートゥース(登録商標)やIEEE802.11の通信規格に対応する。
有線通信モジュール15は、USBケーブル等を介して情報を授受する通信モジュールであり、たとえばUSBの通信規格に対応する。フラッシュメモリ16は、不揮発性の記憶装置である。表示部17は、たとえば液晶ディスプレイであり、CPU11の動作指令に基づきユーザへ画像情報を提示する。入力部18は、たとえば複数のボタンであり、ユーザの入力を受け付けてCPU11に伝達する。
携帯端末2は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、無線通信モジュール24と、有線通信モジュール25と、フラッシュメモリ26と、表示部27と、入力部28とを備える。CPU21は中央演算装置であり、ROM22に格納されるプログラムをRAM23に展開して実行することにより後述する機能を実現する。RAM23は揮発性の記憶装置であり、RAM23にはプログラムの動作に必要な情報も格納される。無線通信モジュール24は、無線信号により情報を授受する通信モジュールであり、たとえばブルートゥースやIEEE802.11の通信規格に対応する。
有線通信モジュール25は、USBケーブルを介して情報を授受する通信モジュールであり、たとえばUSBの通信規格に対応する。フラッシュメモリ26は、後述する情報を記憶する不揮発性の記憶装置である。表示部27は、たとえば液晶ディスプレイであり、CPU21の動作指令に基づきユーザへ画像情報を提示する。入力部28は、たとえば複数のボタンであり、ユーザの入力を受け付けてCPU21に伝達する。
以下では、車載装置1の無線通信モジュール14と携帯端末2の無線通信モジュール24とが、所定の接続手続き、たとえばパスコードの一致確認などを経て情報の授受が可能になることを、「無線通信の確立」と言う。また車載装置1の有線通信モジュール15と携帯端末2の有線通信モジュール25とがUSBケーブルで接続されて情報の授受が可能になることを、「有線通信の確立」と言う。また本実施の形態では無線通信の通信路を「第1の通信路」とも呼び、有線通信の通信路を「第2の通信路」とも呼ぶ。
(機能構成)
図2は、車載装置1および携帯端末2の機能構成を示す図である。ただし図2にはフラッシュメモリ26に格納される情報も併記している。
車載装置1は、ROM12に格納されるプログラムを実行することにより得られる機能として、応答部111と、取得部112と、車載連携部113とを備える。応答部111は、携帯端末2からの問い合わせに対して、車載装置1の製造会社名、および車載装置1のモデル名を応答する。なお応答部111の動作、すなわち問い合わせの受信と応答の送信は、無線通信モジュール14を用いて行われる。取得部112は、無線通信モジュール14を介して携帯端末2から通知を受信する。この通知は、車載装置1と連携して動作可能なアプリケーション、すなわち後述する連携アプリがインストールされているか否かを示す通知である。
車載連携部113は、有線通信が確立すると動作を開始し、接続コマンドを送信するか否かを判断する。車載連携部113は、接続コマンドを送信すると判断する場合のみ携帯端末2に接続コマンドを送信する。この接続コマンドには、車載装置1の製造会社名、車載装置1のモデル名、説明文、および関連するURLが含まれる。すなわち応答部111と車載連携部113とが出力する車載装置1の製造会社名、および車載装置1のモデル名は同一である。
携帯端末2は、ROM22に格納されるプログラムを実行することにより得られる機能として、無線処理部211と、有線連携部212とを備える。また携帯端末2のフラッシュメモリ16には、コンパニオンアプリ261と、連携アプリ262と、アプリ表263とが格納される。
無線処理部211は、無線通信が確立すると、あらかじめ登録されたアプリであるコンパニオンアプリ261を起動する。無線処理部211の動作の実現方法は特に限定しないが、たとえば次のように実現できる。すなわち、まずアプリごとに動作を規定した設定ファイル、たとえばマニフェストファイルを用意する。そして無線処理部211がそれぞれのアプリのマニフェストファイルを読み込み、無線通信の確立時の起動要求を示すACL_CONNECTが記載されているマニフェストを有するアプリを起動する。
有線連携部212は、有線通信モジュール25を介して車載装置1から接続コマンドを受信すると連携アプリ262を起動する。ただし連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されていない場合は、表示部27に連携アプリ262のインストールを促す表示を行う。この表示については後に図を参照して説明する。
コンパニオンアプリ261は、無線通信モジュール14を用いて車載装置1に連携アプリ262のインストール状況を通知する。連携アプリ262は車載装置1の車載連携部113と連携して動作する1または複数のアプリケーション(以下、「アプリ」と呼ぶ)の総称であり、フラッシュメモリ26に連携アプリ262が格納されない場合もある。なお本実施の形態では、フラッシュメモリ26にアプリが格納されている場合に、そのアプリが携帯端末2に「インストールされている」とも言う。連携アプリ262はたとえば車載連携部113と演算処理を分担し、それらの演算結果を車載装置1の表示部17に表示する。
アプリ表263は、車載装置1と連携動作が可能なアプリ(以下、「連携アプリ」と呼ぶ)の一覧である。アプリ表263には、車載装置1の製造会社とモデルごとに、連携動作が可能なアプリが記載される。携帯端末2の内部では、それぞれのアプリはパッケージ名を使って管理される。パッケージ名とは、アプリ識別子とも呼ばれ、たとえば製造会社を示す文字列とアプリの名称を連結したものである。
(アプリ表263)
図3は、アプリ表263の一例を示す図である。アプリ表263は複数のレコードから構成され、各レコードは製造会社、モデル、および連携アプリパッケージ名のフィールドを有する。製造会社のフィールドには、車載装置1の製造会社の名称が格納され、モデルのフィールドには、車載装置1のモデル名が格納される。連携アプリパッケージ名のフィールドには、連携アプリのパッケージ名が格納される。すなわち製造会社およびモデルのフィールドに格納された値から車載装置が特定され、連携アプリパッケージ名のフィールドに格納された値からアプリが特定される。
(シーケンス図|連携アプリ262あり)
図4は、連携システムSの動作を示すシーケンス図である。ただし携帯端末2に連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されているか否かにより動作が大きく異なるため、ここでは連携アプリ262が格納されている場合の動作を説明し、次の図5では連携アプリ262が格納されていない場合の動作を説明する。
まず、車載装置1と携帯端末2の無線接続が確立すると(S500)、携帯端末2はコンパニオンアプリ261に起動指令を出力してコンパニオンアプリ261を起動する(S501)。起動したコンパニオンアプリ261は車載装置1の情報、すなわち製造会社とモデル名を取得する(S502)。次にコンパニオンアプリ261は、アプリ表263を参照してその車載装置1に対応する連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されていると判断する(S503)。
図3に例示したアプリ表263を用いてS503の処理を説明すると、S502において取得した製造会社が「AAA」、モデルが「AM1」の場合に、フラッシュメモリ26に「aaa.app1」というパッケージ名の連携アプリ262の有無を判断する。ここではコンパニオンアプリ261は連携アプリ262が存在すると判断するので、コンパニオンアプリ261は車載装置1に連携アプリ262がインストールされている旨の通知を送信する(S504)。この通知を受信した車載装置1の取得部112は、受信した通知をRAM13に記録する(S505)。
次に車載装置1と携帯端末2の有線接続が確立すると(S506)、車載装置1の車載連携部113はRAM13に連携アプリ262がインストールされている旨の通知が記録されているので、接続コマンドを出力すべきと判断する(S507)。そして車載装置1は、携帯端末2に接続コマンドを出力する(S508)。この接続コマンドを受信した携帯端末2の有線連携部212は、アプリ表263を参照して連携アプリ262を特定し(S509)、特定したアプリに起動指令を出力する(S510)。これにより連携アプリ262と車載装置1の連携動作が開始される(S511)。
(シーケンス図|連携アプリなし)
図5は、連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されていない場合の連携システムSの動作を示すシーケンス図である。すなわち図5と図4とはS502までの動作は同一である。S502の次にコンパニオンアプリ261は、連携アプリ262がインストールされていないと判断し(S503A)、車載装置1に連携アプリ262がインストールされていない旨の通知を送信する(S504A)。この通知を受信した車載装置1の取得部112は、受信した通知をRAM13に記録する(S505A)。
次に車載装置1と携帯端末2の有線接続が確立すると(S506)、車載装置1の車載連携部113はRAM13に連携アプリ262がインストールされていない旨の通知が記録されているので、接続コマンドを出力しないと判断して動作を終了する(S507)。
(車載連携部113のフローチャート)
図6は、車載装置1の車載連携部113の動作を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は車載装置1のCPU11である。車載連携部113は、常に所定の時間間隔で、たとえば100msごとに図6に示す処理を実行する。
まずS311では車載連携部113は、有線接続が確立したか否かを判断し、有線接続が確立したと判断する場合はS312に進み、有線接続が確立していないと判断する場合は図6の処理を終了する。S312では車載連携部113は、携帯端末2から受信した連携アプリ262がインストールされている旨の通知がRAM13に記録されているか否かを判断する。連携アプリ262は、これが記録されていると判断する場合はS313に進み、記録されていないと判断する場合は図6の処理を終了する。S313では車載連携部113は、有線接続を介して携帯端末2に接続コマンドを出力し、図6の処理を終了する。
以上説明したように、車載連携部113は携帯端末2から連携アプリ262がインストールされている旨の通知を受信していた場合のみ接続コマンドを出力する。また車載連携部113は、連携アプリ262がインストールされていない旨の通知を受信していた場合や、通知を何ら受信していなかった場合は接続コマンドを出力しない。
(無線処理部211のフローチャート)
図7は、携帯端末2の無線処理部211の動作を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は携帯端末2のCPU21である。無線処理部211は、常に所定の時間間隔で、たとえば100msごとに図7に示す処理を実行する。
無線処理部211はまずS411において、無線接続が新たに確立したか否かを判断し、無線接続が新たに確立したと判断するとS412に進み、無線接続が新たに確立していないと判断する場合は図7に示す処理を終了する。S412では無線処理部211は、コンパニオンアプリ261に起動指令を出力して図7に示す処理を終了する。ただしS412では無線処理部211は、無線接続の確立時に起動すべきアプリが他にも存在する場合には、そのアプリへも同様に起動指令を出力する。
(コンパニオンアプリ261のフローチャート)
図8は、携帯端末2のコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は携帯端末2のCPU21である。コンパニオンアプリ261は、無線処理部211から起動指令を受けると起動し、図8に示す処理を実行する。
コンパニオンアプリ261はまずS421において、車載装置1に問い合わせを行い、車載装置1の製造者名およびモデル名を取得する。なおこの問い合わせには車載装置1の応答部111が応答する。続くS422ではコンパニオンアプリ261は、S421において取得した製造者名およびモデル名に対応する連携アプリ262をアプリ表263を参照して特定し、その特定した連携アプリ262をフラッシュメモリ26から検索する。
続くS423ではコンパニオンアプリ261は、S422において特定した連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されているか否か、すなわちインストールされているか否かを判断する。コンパニオンアプリ261は、インストールされていると判断する場合はS424に進み、インストールされていないと判断する場合はS425に進む。S424ではコンパニオンアプリ261は、車載装置1に連携アプリ262がインストールされている旨の通知を送信する。S425ではコンパニオンアプリ261は、車載装置1に連携アプリ262がインストールされていない旨の通知を送信する。
S424またはS425を実行すると、コンパニオンアプリ261は図8に示す処理を終了する。なおS421、S424、およびS425の通信は、無線通信モジュール24を用いて行われる。
(有線連携部212のフローチャート)
図9は、携帯端末2の有線連携部212の動作を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は携帯端末2のCPU21である。有線連携部212は、常に所定の時間間隔で、たとえば100msごとに図9に示す処理を実行する。
有線連携部212はまずS431において、車載装置1から接続コマンドを受信したか否かを判断する。有線連携部212は、接続コマンドを受信したと判断する場合はS432に進み、接続コマンドを受信していないと判断する場合は図9に示す処理を終了する。S432では有線連携部212は、接続コマンドから製造者名およびモデル名を抽出し、それらに対応する連携アプリ262をアプリ表263を参照して特定し、その特定した連携アプリ262をフラッシュメモリ26から検索する。
続くS433では有線連携部212は、S432において特定した連携アプリ262がフラッシュメモリ26に格納されているか否か、すなわちインストールされているか否かを判断する。コンパニオンアプリ261は、インストールされていると判断する場合はS435に進み、インストールされていないと判断する場合はS437に進む。
S435では有線連携部212は、インストールされている連携アプリ262であって接続されている車載装置1に対応する連携アプリ262が1つだけであるか否かを判断する。有線連携部212は1つだけと判断する場合はS436に進み、複数インストールされていると判断する場合はS441に進む。S436では有線連携部212は、接続されている車載装置1に対応する連携アプリ262を起動して図9に示す処理を終了する。
S441では有線連携部212は、ユーザの回答がフラッシュメモリ26に記録されているか否かを判断する。この回答の記録とは、後述するS443で行われるものであり、初回にS441が実行される場合には必ず否定判断される。有線連携部212はユーザの回答を記録済みと判断する場合はS444に進み、ユーザの回答が記録されていないと判断する場合はS442に進む。S442では有線連携部212は、ユーザにインストールされている複数の連携アプリ262のうちいずれを起動するかを問い合わせる。この問い合わせには表示部27が用いられる。続くS443では有線連携部212は、入力部28を用いてユーザの回答を取得し、フラッシュメモリ26に記録してS444に進む。
S444では有線連携部212は、フラッシュメモリ26に記録されたユーザの回答に基づき、連携アプリ262を起動して図9に示す処理を終了する。S433において否定判断されると実行されるS437では有線連携部212は、受信した接続コマンドに含まれる情報を用いてインストールを促す画面表示を表示部27に出力して図9に示す処理を終了する。S437では、接続コマンドに含まれる情報のうち、連携機能の説明および関連するURLが使用される。
(インストールを促す画面表示)
図10は、図9のS437において表示されるインストールを促す画面表示の一例を示す図である。図10に示す上半分、すなわち「http・・」で始まるURLよりも上部に記載されている文字列が「説明文」であり、URLが「関連するURL」である。またURLの下にはURLをWebブラウザで開くためのボタンが配置される。図10に示すようなインストールを促す画面表示は、接続された装置との機能連携を行う上では有用であるが、仮にユーザが車両5を運転していた場合には運転から注意をそらすことになり望ましくない。
(シーケンス図|比較例)
図11は、比較例におけるシーケンス図である。この比較例では、携帯端末2はコンパニオンアプリ261を備えず、車載装置1は応答部111および取得部112を備えない。またこの比較例では車載装置1の車載連携部113は、有線接続が確立するとすぐに接続コマンドを出力する。さらにこの比較例では、携帯端末2に連携アプリ262がインストールされていないとして動作を説明する。
まず有線接続が確立すると(S591)、車載装置1の車載連携部113は接続コマンドを出力する(S592)。携帯端末2の有線連携部212は、接続コマンドに含まれる製造会社名とモデル名を用いて対応する連携アプリ262を特定しフラッシュメモリ26を検索するが連携アプリがインストールされていないと判断する(S593)。そのため携帯端末2の有線連携部212は表示指令を出力し(S594)、インストールを促す画面を表示部27に表示させる(S595)。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)車載装置1は、無線通信および有線通信のそれぞれを用いて携帯端末2と通信可能である。車載装置1は、無線通信を用いて携帯端末2から接続されている車載装置1に対応する連携アプリ262がインストールされている旨の通知を受信する取得部112と、有線通信の確立を検出すると、対応する連携アプリ262がインストールされている旨の通知の受信の有無を判断し(図6のS312)、インストールされている旨の通知を受信していたと判断する場合は(図6のS312:YES)、有線通信を用いて接続コマンドを送信し、インストール済み通知を受信していないと判断する場合は接続コマンドを送信しない車載連携部113とを備える。
すなわち車載装置1は、接続された携帯端末2に車載装置1に対応する連携アプリ262がインストールされていない場合は接続コマンドを送信しない。そのため携帯端末2による連携アプリ262の動作以外の動作、たとえば図10に示したような画像の表示動作を抑制し、ユーザの注意が運転からそれることを防止できる。換言すると車載装置1は、携帯端末2と共に使用される際の安全性を向上できる。
携帯端末2に、接続された車載装置1に対応する連携アプリ262がインストールされていない場合は、少なくとも即時に連携機能を使用することはできない。そのような場合に図10に示した画面表示を行うことで連携アプリ262のインストールを促し、連携機能を有効化することも一般的にはユーザの利便性向上につながる。しかし車両内では利便性よりも安全性が優先されるべきであり、ユーザの注意をそらすことは望ましくない。
なお携帯端末2の有線連携部212の動作を変更することでも図10に示した画面表示を抑制することも可能であるが、携帯端末2と他の機器を接続した際の挙動も変更されるため好ましくない。
(2)無線通信路および有線通信路のそれぞれを用いて通信可能な車載装置1と携帯端末2との連携方法は以下のとおりである。すなわち、携帯端末2が無線通信路を用いて連携アプリ262がインストールされているか否かを示す通知を車載装置1に送信することと、車載装置1が有線通信路の確立を検出すると、受信した通知に基づき携帯端末2における連携アプリ262のインストールの有無を判断し、連携アプリ262がインストールされていると判断する場合に無線通信路を用いて接続コマンドを送信し、連携アプリ262がインストールされていないと判断する場合に接続コマンドを送信しない。そのため携帯端末2に車載装置1に対応する連携アプリ262がインストールされていない場合は、車載装置1は接続コマンドを送信しないので、携帯端末2がユーザの意図しない動作を行いユーザの注意が運転からそれることを防止できる。
(変形例1)
上述した第1の実施の形態では、無線通信モジュール14および無線通信モジュール24は、データ送信の前に一定の手続きが必要なブルートゥースやIEEE802.11を用いた。しかし無線通信モジュール14および無線通信モジュール24は、データ送信の前に手続きが不要な通信規格、たとえばBluetooth Low Energy(登録商標)(以下、「BLE」と呼ぶ)を用いてもよい。
この場合は第1の手法として、コンパニオンアプリ261が所定の時間周期、たとえば10秒や1分、5分ごとに情報を要求する旨の信号を送信してもよい。そしてこの信号が届く範囲に車載装置1が存在する場合は、製造会社名などを携帯端末2に送信することで第1の実施の形態と同様の動作を行ってもよい。すなわち第1の手法では、図4のS502の処理を携帯端末2の側から繰り返し試みるものである。
また第2の手法として、コンパニオンアプリ261が所定の時間周期で信号を発信する代わりに、車載装置1が所定の時間周期で製造会社名などを周囲に送信してもよい。この場合は携帯端末2が車載装置1から製造会社名などを受信すると、コンパニオンアプリ261を起動して受信した情報を用いた処理を行わせる。すなわち第2の手法では、図4のS502の処理を車載装置1の側から繰り返し試みるものである。
(変形例2)
携帯端末2には、連携アプリ262のインストールを補助する導入補助アプリがインストールされていてもよい。この導入補助アプリは、過去に接続した車載装置1において使用可能な連携アプリ262を全て列挙するものでもよいし、ダウンロード数が多いものだけを列挙してもよい。また携帯端末2にインストールされていないものだけを列挙してもよいし、インストールの有無で区別した上でインストール済みの連携アプリ262も列挙してもよい。
(変形例3)
上述した第1の実施の形態では、有線通信モジュール15は、説明の便宜上、有線、すなわち何らかのケーブルを介して情報を授受するとした。しかし有線通信モジュール15は無線通信により情報を授受してもよい。この場合は、名称の矛盾を解消するために、有線通信モジュール15の名称をたとえば「第2無線通信モジュール」15に変更してもよい。
―第2の実施の形態―
図12~図15を参照して、連携システムSの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、車載装置1が携帯端末2に送信する接続コマンドに、起動対象のアプリを特定する情報が含まれる点が第1の実施の形態と異なる。
(第1の実施の形態との相違点)
上述した第1の実施の形態では、接続コマンドには起動させる連携アプリ262を特定する情報は含まれなかった。そのため、携帯端末2に起動可能な連携アプリ262が複数存在する場合は、有線連携部212の動作、具体的には図9のS441~S444の動作により起動する連携アプリ262が特定された。しかし本実施の形態ではコンパニオンアプリ261があらかじめ起動する連携アプリ262を特定し、起動する連携アプリ262をのアプリ識別子を車載装置1に送信する。
車載装置1は受信したアプリ識別子をモデル名として用いて接続コマンドを作成して送信する。携帯端末2の有線連携部212は、接続コマンドに含まれる製造会社名およびモデル名の組み合わせにより一意に特定される連携アプリ262を起動する。本実施の形態では、連携アプリ262が参照するアプリ表263は第1の実施の形態と同様である。しかし有線連携部212が参照するアプリ表は第1の実施の形態とは異なるものであり、区別するために「OS用アプリ表263A」と呼ぶ。OS用アプリ表263Aでは、製造会社とモデルにより携帯アプリパッケージ名が一意に特定される。
(OS用アプリ表263A)
図12は、第2の実施の形態において携帯端末2に格納されるOS用アプリ表263Aの一例を示す図である。図12に示すようにOS用アプリ表263Aでは、製造会社とモデルの組み合わせは、必ず1つの連携アプリパッケージ名に対応する。また図12に示す例ではモデル名とアプリ識別子は同一である。
(コンパニオンアプリ261のフローチャート)
図13は、第2の実施の形態におけるコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャートである。S423までの処理は第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。コンパニオンアプリ261は、S423において肯定判断するとS451に進み、否定判断するとS453に進む。
S451ではコンパニオンアプリ261は、インストールされている連携アプリ262であって接続されている車載装置1に対応する連携アプリ262が1つだけであるか否かを判断する。コンパニオンアプリ261は1つだけと判断する場合はS452に進み、複数インストールされていると判断する場合はS454に進む。S452ではコンパニオンアプリ261は、接続されている車載装置1に対応する連携アプリ262のアプリ識別子を無線通信モジュール24を介して車載装置1に通知として送信し、図13に示す処理を終了する。
S454ではコンパニオンアプリ261は、ユーザの回答がフラッシュメモリ26に記録されているか否かを判断する。この回答の記録とは、後述するS456で行われるものであり、初回にS454が実行される場合には必ず否定判断される。コンパニオンアプリ261はユーザの回答を記録済みと判断する場合はS457に進み、ユーザの回答が記録されていないと判断する場合はS455に進む。S455ではコンパニオンアプリ261は、ユーザにインストールされている複数の連携アプリ262のうちいずれを起動するかを問い合わせる。この問い合わせには表示部27が用いられる。続くS456ではコンパニオンアプリ261は、入力部28を用いてユーザの回答を取得し、フラッシュメモリ26に記録してS457に進む。
S457ではコンパニオンアプリ261は、フラッシュメモリ26に記録されたユーザの回答に基づき連携アプリ262を特定し、特定した連携アプリ262のアプリ識別子を無線通信モジュール24を介して車載装置1に送信し、図13に示す処理を終了する。S423において否定判断されると実行されるS453ではコンパニオンアプリ261は、対応するアプリがインストールされていない旨を示すゼロを無線通信モジュール24を介して車載装置1に通知として送信し、図13に示す処理を終了する。
(車載連携部113のフローチャート)
図14は、第2の実施の形態における車載連携部113の動作を表すフローチャートである。S311において肯定判定されると実行されるS312Aでは車載連携部113は、携帯端末2からゼロ以外の通知を受信したか否かを判断する。車載連携部113は、ゼロ以外の通知を受信したと判断する場合はS313Aに進み、ゼロを受信したと判断する場合は図14に示す処理を終了する。
S313Aでは車載連携部113は、有線接続で接続コマンドを出力して図14に示す処理を終了する。ただし前述のとおり、第2の実施の形態における接続コマンドは、第1の実施の形態における接続コマンドに加えて携帯端末2が起動する連携アプリを指定するアプリ識別子が含まれる。この接続コマンドに含まれるアプリ識別子は、携帯端末2のコンパニオンアプリ261が出力したものである。
(車載連携部113のフローチャート)
図15は、第2の実施の形態における有線連携部212の動作を表すフローチャートである。S431では有線連携部212は、車載装置1から接続コマンドを受信したか否かを判断する。有線連携部212は、接続コマンドを受信したと判断する場合はS432Aに進み、接続コマンドを受信していないと判断する場合は図15に示す処理を終了する。S432Aでは有線連携部212は、OS用アプリ表263Aを参照し、製造会社とモデル名により特定される連携アプリ262を起動して図15に示す処理を終了する。
上述した第2の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(3)接続コマンドには、携帯端末2に起動させる連携アプリ262を特定する情報を含む。そのため、携帯端末2に複数の連携アプリ262がインストールされている場合に、ユーザに問い合わせをすることなく携帯端末2に特定の連携アプリ262を起動させることができる。すなわち携帯端末2が複数の連携アプリ262を起動可能な場合に、携帯端末2がユーザへの問い合わせを行い、ユーザの注意をそらすことが防止される。
(4)携帯端末2が送信する通知には、連携アプリ262を特定するアプリ識別子が含まれる。車載連携部113は、受信したアプリ識別子をそのまま含む接続コマンドを作成する。携帯端末2のコンパニオンアプリ261が起動すべき連携アプリ262をあらかじめ決定し、通知として車載装置1に伝達するので、車載装置1の処理が簡便である。
(第2の実施の形態の変形例1)
上述した第2の実施の形態では、コンパニオンアプリ261は車載装置1にアプリ識別子を送信した。しかしコンパニオンアプリ261は、アプリ識別子そのものを送信せず、あらかじめ定めたアプリ識別子に対応する符号を車載装置1に送信してもよい。この場合に車載装置1および携帯端末2は、アプリ識別子と符号との対応表である符号対応表をあらかじめ備えておき、この符号対応表を参照してアプリ識別子を特定し、第2の実施の形態と同様の情報を携帯端末2に出力する。
(符号対応表264)
図16は、第2の実施の形態の変形例1において車載装置1のフラッシュメモリ16および携帯端末2のフラッシュメモリ26に格納される符号対応表264の一例を示す図である。符号対応表264には「1」以上の整数である符号とアプリ識別子との対応が示されている。なお符号が「1」以上である理由は、ゼロは接続された車載装置1に対応する連携アプリ262がインストールされていないことを示すために使用しているからである。
(車載連携部113の動作)
図17は、第2の実施の形態の変形例1における車載連携部113の動作を表すフローチャートである。ここでは図13に示した、第2の実施の形態における車載連携部113の動作との相違点を説明する。S312Aの処理までは第2の実施の形態と同様なので説明を省略する。車載連携部113は、S312Aにおいて肯定判断するとS312Bに進み、S312Aにおいて否定判断すると図17に示す処理を終了する。
S312Bにおいて車載連携部113は、符号対応表264を参照して携帯端末2から受信した符号に対応するアプリ識別子を特定する。たとえば携帯端末から符号「2」を受信した場合は、アプリ識別子として「aaa.app2」が特定される。続くS313Aでは車載連携部113は、S312Bにおいて特定したアプリ識別子を用いて接続コマンドを作成し、携帯端末2に出力して図17に示す処理を終了する。
(第2の実施の形態の変形例2)
第2の実施の形態では、OS用アプリ表263のモデル名にアプリ識別子そのものが使用された。しかし識別可能な符号(以下、「代替符号」と呼ぶ)であればアプリ識別子そのものに限定されない。ただしモデル名にアプリ識別子ではなく代替符号を用いる場合は、あらかじめ代替符号とアプリ識別子の対応表を作成し、コンパニオンアプリ261が参照可能な領域に格納する。そしてコンパニオンアプリ261は、図13のS452およびS457において、アプリ識別子そのものではなく上述した対応表を参照して代替符号を特定し、その代替符号を送信する。
―第3の実施の形態―
図18~図20を参照して、本発明に係る車載装置1の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、携帯端末2が起動可能な連携アプリ262を複数有する際に、車載装置1の処理により起動する連携アプリ262を決定する点が第2の実施の形態と異なる。
(第2の実施の形態との相違点)
本実施の形態では、携帯端末2のコンパニオンアプリ261は、接続された車載装置1に対応する連携アプリ262が複数存在する場合に、それら複数の連携アプリ262のアプリ識別子または符号を車載装置1に送信する。車載装置1の車載連携部113は、複数のアプリ識別子または符号を受信した場合は、ユーザにいずれの連携アプリ262を起動させるかを問い合わせ、その問い合わせの回答に基づき接続コマンドを生成して携帯端末2に送信する。なお第3の実施の形態において車載装置1が出力する接続コマンドは第2の実施の形態と同様である。また携帯端末2の有線連携部212の動作も第2の実施の形態と同様である。
(機能構成)
図18は、第3の実施の形態における連携システムSの機能構成図である。第1の実施の形態との相違点は、車載装置1が問い合わせ部114と、回答取得部115とをさらに備える点である。問い合わせ部114は、表示部17を用いてユーザにいずれの連携アプリ262を起動させるかを問い合わせる。回答取得部115は、問い合わせ部114が行った問い合わせの回答を入力部18を用いて取得する。
(コンパニオンアプリ261のフローチャート)
図19は、第3の実施の形態におけるコンパニオンアプリ261の動作を表すフローチャートである。S423までの動作は第2の実施の形態と同様なので説明を省略する。コンパニオンアプリ261は、S423において肯定判断をするとS461に進み、否定判断をするとS453に進んで第2の実施の形態と同様に車載装置1にゼロを送信する。S451ではコンパニオンアプリ261は、接続された車載装置1に対応するインストール済みの全ての連携アプリ262のアプリ識別子を車載装置1に通知として送信し、図19に示す処理を終了する。たとえば接続された車載装置1に対応するインストール済みの連携アプリ262が複数存在する場合は、その全ての連携アプリ262のアプリ識別子が車載装置1に送信される。
(車載連携部113のフローチャート)
図20は、第3の実施の形態における車載連携部113の動作を表すフローチャートである。S312Aまでの動作は第2の実施の形態と同様なので説明を省略する。S312Aでは車載連携部113は、肯定判断する場合はS321に進み、否定判断する場合は図20に示す処理を終了する。S321では車載連携部113は、携帯端末2から受信した通知に含まれるアプリ識別子が1つだけであったか否かを判断する。車載連携部113は1つだけであったと判断する場合はS322に進み、2以上含まれると判断する場合はS323に進む。S322では車載連携部113は、通知に含まれるアプリ識別子をモデル名として含む接続コマンドを生成して携帯端末2に送信して図20に示す処理を終了する。
S323では車載連携部113は、ユーザの回答がフラッシュメモリ16に記録されているか否かを判断する。この回答の記録とは、後述するS325で行われるものであり、初回にS323が実行される場合には必ず否定判断される。車載連携部113はユーザの回答を記録済みと判断する場合はS326に進み、ユーザの回答が記録されていないと判断する場合はS324に進む。S324では車載連携部113は、問い合わせ部114を用いてユーザに複数の連携アプリ262のうちいずれを起動するかを問い合わせる。この問い合わせには表示部17が用いられ、たとえば表示部17には受信した複数のアプリ識別子が表示される。続くS325では車載連携部113は、入力部18を用いてユーザの回答を取得し、フラッシュメモリ16に記録してS326に進む。
S326では車載連携部113は、フラッシュメモリ16に記録されたユーザの回答から特定される連携アプリ262のアプリ識別子をモデル名として含む接続コマンドを生成する。そして車載連携部113は、生成した接続コマンドを有線通信モジュール15を介して携帯端末2に送信して図20に示す処理を終了する。
上述した第3の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(5)通知には携帯端末2にインストールされた複数の連携アプリ262のアプリ識別子が含まれる。車載装置1は、ユーザに連携アプリ262のいずれを起動させるかを問い合わせる問い合わせ部114と、問い合わせの回答を取得する回答取得部115とを備える。車載連携部113は、回答取得部115が取得した回答に基づき接続コマンドを作成する。そのため、車載装置1を用いて起動する連携アプリ262のユーザへの問い合わせ、およびユーザの回答に基づく携帯端末2への起動指示ができる。
(第3の実施の形態の変形例)
車載装置1および携帯端末2が図16に示した符号対応表264を備え、コンパニオンアプリ261が出力する通知に含めるアプリ識別子を符号としてもよい。この場合は車載装置1の問い合わせ部114は、ユーザへの問い合わせを行う際には符号対応表264を参照してユーザにアプリ識別子を選択肢として提供する。またこの場合に車載連携部113は、接続コマンドにアプリ識別子を含めてもよいし、符号を含めてもよい。接続コマンドに符号が含まれる場合は、有線連携部212は、符号対応表264を参照して起動する連携アプリ262を決定する。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…車載装置
2…携帯端末
111…応答部
112…取得部
113…車載連携部
114…問い合わせ部
115…回答取得部
211…無線処理部
212…有線連携部
261…コンパニオンアプリ
262…連携アプリ
263…アプリ表
264…符号対応表

Claims (5)

  1. 第1の通信路および第2の通信路のそれぞれを用いて携帯端末と通信可能な車載装置であって、
    前記車載装置と連携して動作する連携用アプリケーションが前記携帯端末にインストールされている旨のインストール済み通知を前記携帯端末から前記第1の通信路を用いて受信する取得部と、
    前記第2の通信路の確立を検出すると、前記インストール済み通知の受信の有無を判断し、前記インストール済み通知を受信していたと判断する場合は前記車載装置と前記携帯端末との連携を開始する信号を前記第2の通信路を用いて送信し、前記インストール済み通知を受信していないと判断する場合は前記連携を開始する信号を送信しない車載連携部とを備える車載装置。
  2. 請求項1に記載の車載装置において、
    前記連携を開始する信号には、前記携帯端末に起動させる前記連携用アプリケーションを特定する情報を含む車載装置。
  3. 請求項2に記載の車載装置において、
    前記インストール済み通知には前記連携用アプリケーションを特定するアプリ特定情報が含まれ、
    前記車載連携部は、前記アプリ特定情報に基づき前記連携を開始する信号を作成する車載装置。
  4. 請求項2に記載の車載装置において、
    前記インストール済み通知には前記携帯端末にインストールされた複数の前記連携用アプリケーションの情報が含まれ、
    ユーザに前記複数の連携用アプリケーションのいずれを起動させるかを問い合わせる問い合わせ部と、
    前記問い合わせの回答を取得する回答取得部とをさらに備え、
    前記車載連携部は、前記回答取得部が取得した回答に基づき前記連携を開始する信号を作成する車載装置。
  5. 第1の通信路および第2の通信路のそれぞれを用いて通信可能な車載装置と携帯端末との連携方法であって、
    前記携帯端末が、前記車載装置と連携して動作する連携用アプリケーションが前記携帯端末にインストールされているか否かを示す通知を前記第1の通信路を用いて前記車載装置に送信することと、
    前記車載装置が、前記第2の通信路の確立を検出すると、受信した前記通知に基づき前記携帯端末における前記連携用アプリケーションのインストールの有無を判断し、前記連携用アプリケーションがインストールされていると判断する場合に前記車載装置と前記携帯端末との連携を開始する信号を前記第2の通信路を用いて送信し、前記連携用アプリケーションがインストールされていないと判断する場合に前記連携を開始する信号を送信しないこととを含む連携方法。
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