JP7042106B2 - 発泡性浴用剤組成物 - Google Patents

発泡性浴用剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7042106B2
JP7042106B2 JP2018026567A JP2018026567A JP7042106B2 JP 7042106 B2 JP7042106 B2 JP 7042106B2 JP 2018026567 A JP2018026567 A JP 2018026567A JP 2018026567 A JP2018026567 A JP 2018026567A JP 7042106 B2 JP7042106 B2 JP 7042106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
mass
content
less
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018026567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019142792A (ja
Inventor
智 成相
敬祐 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2018026567A priority Critical patent/JP7042106B2/ja
Publication of JP2019142792A publication Critical patent/JP2019142792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7042106B2 publication Critical patent/JP7042106B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、発泡性浴用剤組成物に関する。
従来より、炭酸塩と有機酸を配合した浴用剤組成物は、浴水中で炭酸ガスを発生し、かかる炭酸ガスによって血行が促進されて温浴効果が高まることから、優れた浴用剤として広く知られている。こうした温浴効果をより向上させるには、さらに油性成分を配合するのが効果的ではあるものの、打錠成形する際に染み出し等が発生しやすくなってしまうことが懸念される。そのため、予め油性成分を造粒化することによって安定化し、得られた造粒物を浴用剤の製造中間体として用いることも行われており、種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1には、水溶性高分子を用いながら油性成分中に多くの脂肪酸グリセリドを含ませた造粒物と、炭酸塩及び有機酸とを含有する発泡性錠剤型浴用組成物が開示されており、高い保湿効果を発揮するとともに、キャッピング等を有効に防止し得る良好な打錠性を確保した組成物を実現している。また、油性成分として香料を用いた造粒物であれば、香りによる様々な快適感をもたらす浴用剤を実現できることから、例えば特許文献2~3には、香料を特定の液体非イオン界面活性剤等とともに含有させた香料造粒物が開示されており、べたつきの発生を抑制したり、粒子強度や保存安定性を高めたりする試みがなされている。
一方、特許文献4には、炭酸ガス発生物とともに、油性成分でもあるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤と、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤とを併用した浴用剤組成物が開示されており、高い温まり感と良好な保存安定性の発現を可能としている。そして、かかる組成物の一部の成分であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤と有機酸とを予め造粒物とした具体例も示されている。
特開2017-165700号公報 特開2014-94915号公報 特開2014-114353号公報 特開2013-129635号公報
しかしながら、特許文献1~3に記載の造粒物では、かかる造粒物内に油性成分を良好に封じ込めて打錠性を確保するために、ポリエチレングリコール等の水溶性高分子を多く含ませているため、油性成分自体の含有量を充分に高めることが困難な状況にある。一方、特許文献4に記載の造粒物では、油性成分とともに有機酸を造粒化し、かかる有機酸の寄与により造粒物内に油性成分を封じ込めているため、ポリエチレングリコール等の水溶性高分子の量は減じられてはいるものの、油性成分自体の含有量は、依然として制限されることを余儀なくされている。
すなわち、本発明は、炭酸ガスによる温浴効果を充分に高めるべく、油性成分が占める割合を高めつつも良好な造粒性を有する造粒物を用いた発泡性浴用剤組成物に関する。
そこで本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、有機酸や炭酸塩を含まない造粒物において、油性成分の含有量に対して水溶性高分子の含有量を一定以下にすると造粒性が悪化するという新たな課題を見出した。そこで、上記課題に加えて新たな課題を解決すべく更なる検討を進めたところ、特定の油剤と特定の非イオン界面活性剤を特定の合計含有量とする油性成分により、水溶性高分子との質量比を制限して油性成分の占める割合を増大させた造粒物を用い、これを炭酸塩及び有機酸とともに含有することにより、炭酸ガスによる温浴効果を一層効果的に向上させることができる発泡性浴用剤組成物が得られることを見出した。
したがって、本発明は、次の成分(X)、(Y)、並びに(Z):
(X)脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤(a1)、及びエチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤(a2)を含有する油性成分(A)、並びに水溶性高分子(B)を含有し、
成分(a1)と成分(a2)の合計含有量が10質量%以上であり、かつ成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が4以下である造粒物
(Y)炭酸塩
(Z)有機酸
を含有する発泡性浴用剤組成物を提供するものである。
本発明の発泡性浴用剤組成物によれば、水溶性高分子が占める割合が極限られた範囲に制限され、油性成分の含有量が有効に高められてなるにもかかわらず、良好な造粒性を有する造粒物を炭酸塩及び有機酸とともに用いているため、油性成分による炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を充分に享受しながら、かかる炭酸ガスによる温浴効果を一層高めることが可能となる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、次の成分(X)、(Y)、並びに(Z):
(X)脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤(a1)、及びエチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤(a2)を含有する油性成分(A)、並びに水溶性高分子(B)を含有し、
成分(a1)と成分(a2)の合計含有量が10質量%以上であり、かつ成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が4以下である造粒物
(Y)炭酸塩
(Z)有機酸
を含有する。すなわち、本発明の発泡性浴用剤組成物は、上記成分(X)の造粒物を含有するとともに、成分(Y)の炭酸塩、及び成分(Z)の有機酸を含有するものであり、成分(X)の造粒物は、炭酸塩及び有機酸を含まない造粒物である。
なお、本明細書において、油性成分とは、油剤及び界面活性剤を含む成分であって、油溶性を示す成分全てを総称するものである。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、成分(X)の造粒物として、脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤(a1)、及びエチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤(a2)を含有する油性成分(A)とともに、水溶性高分子(B)を含有し、成分(a1)と成分(a2)の合計含有量が10質量%以上であり、かつ成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が4以下である造粒物を含有する。
従来の浴用剤組成物に用いられていた造粒物では、かかる造粒物中に油性成分を安定的に含有させるべく、油性成分の含有量に対しておよそ5倍量を遥かに超える水溶性高分子を造粒物中に含有させざるを得ず、或いはさらに有機酸等の吸油性を有する成分を多量に含有させざるを得なかったことから、造粒物中における油性成分の含有量が自ずと低減し、ひいては組成物中における油性成分の含有量までも充分に高めることが困難となってしまう状況であった。しかしながら、本発明において用いる成分(X)の造粒物は、上記特定の油剤(a1)、及び上記特定の非イオン界面活性剤(a2')を含む非イオン界面活性剤(a2)を含有する油性成分(A)を用いつつ、これら油剤(a1)と非イオン界面活性剤(a2)を特定の含有量とすることにより、成分(A)の油性成分に対する成分(B)の水溶性高分子の含有量を制限しても、良好な造粒性を確保しながら、造粒物中においても、ひいては組成物中においても、温浴効果を一層高めることができる油性成分の量を充分に確保することができる。
成分(X)の造粒物に含有される成分(A)の油性成分は、脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤(a1)、及びエチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤(a2)を含有する。
成分(a1)の脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤は、成分(a2)の非イオン界面活性剤等の界面活性剤以外の成分であって、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果が高い油剤であり、得られる発泡性浴用剤組成物において、温浴効果のさらなる向上に大いに寄与する成分である。かかる脂肪酸エステルは、一価のアルコールと脂肪酸とのエステルであって、具体的には、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソノナン酸イソトリデシル、オレイン酸デシル、及びイソステアリン酸コレステロール等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
脂肪酸グリセリドとしては、ミリスチン酸グリセリド、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸、γ―リノレン酸等を構成脂肪酸とする、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド等の脂肪酸グリセリドから選ばれる1種又は2種以上が挙げられ、好ましくはトリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、及びトリカプリル酸グリセリル等から選ばれる1種又は2種以上である。
成分(a1)の油剤の含有量は、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を高めつつ、成分(X)の造粒物における良好な造粒性を確保する観点から、成分(A)の油性成分中に、好ましくは27質量%以上であり、より好ましくは32質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
また、成分(a1)の油剤の含有量は、同様の観点から、成分(X)の造粒物中に、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは7質量%以上であり、好ましくは17質量%以下であり、より好ましくは12質量%以下である。
さらに、成分(a1)の油剤の含有量は、同様の観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは0.6質量%以上であり、より好ましくは0.8質量%以上であり、好ましくは4質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下である。
成分(a2)の、エチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤は、成分(a1)と相まって炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を高め、温まり感を向上させるとともに、成分(a2')を含むことにもよって、成分(X)の造粒物を製造する際における相分離の発生を抑制し、優れた分散性を発揮しながら、良好な造粒性を付与するのに多いに寄与する成分である。
成分(a2)に含まれる成分(a2')は、エチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油であって、後述する成分(B)の水溶性高分子の含有が制限された環境下であっても、成分(X)の造粒物を製造する際における相分離の発生を抑制し、各成分を良好に分散させて、成分(A)の油性成分の染み出し等を有効に防止することができる。成分(a2')のエチレンオキシ基の平均付加モル数は、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果と造粒性を確保する効果とを良好に両立させる観点から、60以上であって、好ましくは80以上である。また、エチレンオキシ基の平均付加モル数の上限は特に制限は無いが、200以下が好ましい。
成分(a2)の非イオン界面活性剤は、成分(a2')以外の非イオン界面活性剤を含むことができる。成分(a2')以外の非イオン界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が好ましく、エチレンオキシ(EO)鎖を有する非イオン界面活性剤を用いるのがより好ましい。
また、成分(a2')以外の非イオン界面活性剤としてエチレンオキシ(EO)鎖を有する非イオン界面活性剤を用いる場合、かかる非イオン界面活性剤のエチレンオキシ基の平均付加モル数は、好ましくは1~400であり、より好ましくは1~300である。また、成分(a2')以外の非イオン界面活性剤の脂肪酸部分及びアルキル部分の炭素数は、好ましくは8~24であり、より好ましくは12~22である。
成分(a2)の非イオン界面活性剤の含有量は、成分(X)の造粒物を製造する際における相分離の発生を抑制して、優れた分散性を発揮し、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果と造粒性を確保する効果とを良好に両立させる観点から、成分(A)の油性成分中に、好ましくは33質量%以上であり、より好ましくは質量38%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下である。
また、成分(a2)の非イオン界面活性剤の含有量は、同様の観点から、成分(X)の造粒物中に、好ましくは6質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下である。
さらに、成分(a2)の非イオン界面活性剤の含有量は、同様の観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは0.6質量%以上であり、より好ましくは0.8質量%以上であり、好ましくは4質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下である。
成分(a2')のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量は、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果と造粒性を確保する効果とを良好に両立させる観点から、成分(a1)と成分(a2)の合計含有量中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以下である。
また、成分(a2')のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量は、同様の観点から、成分(a2)の非イオン界面活性剤中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは10質量%以上であり、好ましくは100質量%以下であり、より好ましくは40質量%以下であり、さらに好ましくは20質量%以下である。
さらに、成分(a2')のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量は、同様の観点から、成分(A)の油性成分中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは10質量%以下である。
成分(a1)と成分(a2)の合計含有量は、成分(A)の油性成分の量を有効に増大させて炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を高めつつ、優れた造粒性を確保する観点から、成分(X)の造粒物中に、10質量%以上であって、好ましくは12質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは25質量%以下であり、さらに好ましくは20質量%以下である。
また、成分(a1)と成分(a2)の合計含有量は、同様の観点から、成分(A)の油性成分中に、好ましくは60質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上であり、好ましくは100質量%以下であり、より好ましくは80質量%以下である。
また、成分(a1)と成分(a2)の合計含有量は、温まり感をより一層高める観点から、後述する成分(Y)と成分(Z)の合計含有量に対して、好ましくは1.5質量%以上10質量%以下である。
成分(A)の油性成分は、さらに香料を含有することができる。かかる香料としては、ハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油等の天然香料成分、及びこれら天然香料成分を加工処理した香料成分;
メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等の単品香料成分から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
香料の含有量は、良好な香りをもたらしつつ、優れた造粒性を確保する観点から、成分(A)の油性成分中に、好ましくは15~40質量%であり、より好ましくは24~34質量%である。また、香料の含有量は、同様の観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは0.5~1質量%であり、より好ましくは0.7~0.95質量%である。
成分(A)は、さらに上記成分以外の油性成分を含有することができる。かかる油性成分としては、大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2-エチルヘキサン酸グリセリド等のグリセリド;
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、スクアレン、ジオクチルシクロヘキサン、ブリスタン等の炭化水素油;
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;
ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2-ヘキシルデカノール等の高級アルコール;
シクロペンタシロキサン等のシリコーン油;
ノニオン界面活性剤以外の界面活性剤等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
なかでも、温浴効果を高める観点から、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、及びパルミチン酸イソステアリルから選ばれる1種又は2種以上の油性成分を含有するのが好ましい。
成分(A)の油性成分の含有量は、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を高めつつ、成分(X)の造粒物における良好な造粒性を確保する観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは2質量%以上であり、より好ましくは2.5質量%以上であり、好ましくは6質量%以下であり、より好ましくは4質量%以下である。
また、成分(A)の油性成分の含有量は、同様の観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に上記量で含有されるよう、成分(X)の造粒物中に含有される量であればよく、例えば成分(X)の造粒物中に、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは22質量%以上であり、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは26質量%以下である。
成分(X)の造粒物は、成分(B)として、水溶性高分子を含有する。かかる成分(B)の水溶性高分子は、成分(A)の油性成分を成分(X)の造粒物中に安定に包埋するための、いわゆる賦形剤として作用する成分である。かかる成分(B)の水溶性高分子としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びポリオキシエチレンフェノールエーテル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、成分(A)の油性成分を成分(X)の造粒物中に安定に包埋して造粒性を高め、製造時における油性成分の染み出し等を効果的に防止する観点から、ポリエチレングリコールが好ましい。
成分(B)の水溶性高分子の含有量は、成分(A)の油性成分による炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を確保しつつ、成分(X)の造粒物における良好な造粒性を確保する観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは2質量%以上であり、より好ましくは7質量%以上であり、好ましくは14質量%以下であり、より好ましくは9.5質量%以下である。
また、成分(B)の水溶性高分子の含有量は、同様の観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に上記量で含有されるよう、成分(X)の造粒物中に含有される量であればよく、例えば成分(X)の造粒物中に、成分(X)の造粒物中に、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは74質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは78質量%以下である。
本発明で用いる成分(X)の造粒物において、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))は、成分(A)の油性成分に対する成分(B)の水溶性高分子の含有量を制限しても良好な造粒性を確保しつつ、造粒物中及び組成物中において成分(A)の油性成分の量を増大させることにより、温浴効果のさらなる向上を図る観点から、4以下であって、好ましくは3.8以下であり、より好ましくは3.5以下であり、好ましくは1以上であり、より好ましくは3以上である。
成分(X)の造粒物は、上記成分(A)及び(B)のほか、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、酸化マグネシウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等の後述する成分(Y)の炭酸塩以外の無機塩;ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、ショ糖、デキストリン、マルトデキストリン、シクロデキストリン、マルトース、フルクトース、トレハロース等の糖類である崩壊助剤;肌感触向上剤;酸化防止剤;分散剤;防菌・防黴剤;色素;生薬類等を含有することができる。
成分(X)の造粒物の含有量は、含有する成分(A)の油性成分によって、炭酸ガスの皮膚への浸透促進効果を有効に高める観点から、上記各成分が上記量で含有されるよう、本発明の発泡性浴用剤組成物中に含有される量であればよく、例えば本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは4質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上であり、好ましくは17質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは13質量%以下である。
成分(X)の造粒物は、後述する成分(Y)の炭酸塩、及び成分(Z)の有機酸を混合する前に、予め製造すればよい。具体的には、かかる成分(X)の造粒物は、成分(A)及び(B)、並びに必要に応じてその他の成分を配合して混合し、得られた混合物を板状滴下溶融造粒法等の溶融造粒法により造粒化することによって製造することができる。成分(A)及び(B)等の成分により得られる造粒化前の混合物は、上記特定の成分(a1)の油剤、及び成分(a2')の非イオン界面活性剤を含む非イオン界面活性剤(a2)を特定の含有量となる量で含む油性成分(A)を含有しているため、成分(A)の油性成分に対する成分(B)の水溶性高分子の含有量が制限される状況下であっても、適度な粘性を保持した液状の混合物となり、各成分が相分離することなく安定して分散してなる。したがって、造粒化後に得られる成分(X)の造粒物においても、成分(A)の油性成分を造粒物中に良好に包埋してなり、染み出し等の発生を有効に防止する優れた造粒性を発揮することができるものと推定される。
成分(X)の造粒物の平均粒径は、本発明の発泡性浴用剤組成物を浴水に投入した際に、良好に溶解・分散させる観点から、好ましくは100~5000μmであり、より好ましくは500~2000μmである。
なお、造粒物の平均粒径は、乾式篩法により測定することができる。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、上記成分(X)の造粒物のほか、成分(Y)として、炭酸塩を含有する。かかる成分(Y)を含有することにより、後述する成分(Z)とともに浴水中に炭酸ガスを発生させつつ、上記成分(X)の造粒物に含有される油性成分による皮膚への炭酸ガス浸透促進効果とも相まって、優れた温浴効果をもたらすことができる。かかる炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、及び炭酸カリウム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、より良好に炭酸ガス発生量を確保する観点から、炭酸ナトリウム、及び炭酸水素ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、保存安定性の観点から、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを併用するのがより好ましい。また、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを併用する場合、本発明の発泡性浴用剤組成物中におけるこれらの質量比(炭酸ナトリウム/炭酸水素ナトリウム)は、好ましくは0.2~50であり、より好ましくは0.4~10である。
成分(Y)の含有量は、成分(Z)と相まって炭酸ガス発生量を確保し、良好な温浴効果をもたらす観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以上であり、好ましくは70質量%以下であり、より好ましくは60質量%以下であり、さらに好ましくは50質量%以下である。また、成分(Y)の含有量は、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは10~70質量%であり、より好ましくは15~60質量%であり、さらに好ましくは20~50質量%である。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、成分(Z)として、有機酸を含有する。かかる有機酸としては、例えば、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、サリチル酸、マレイン酸、フタル酸、グルタル酸、及びシュウ酸等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、保存安定性を確保する観点から、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、安息香酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸、及びサリチル酸から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、及びクエン酸から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、フマル酸がさらに好ましい。
成分(Z)の含有量は、炭酸ガス発生量を確保して良好な温浴効果を発揮する観点から、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは20質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、好ましくは80質量%以下であり、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下である。また、成分(Z)の含有量は、本発明の発泡性浴用剤組成物中に、好ましくは10~80質量%であり、より好ましくは20~70質量%であり、さらに好ましくは30~60質量%である。
本発明の発泡性浴用剤組成物中の成分(Y)と成分(Z)の質量比((Y)/(Z))は、適度な炭酸ガス発生量を確保する観点、及び温浴効果を持続させる観点から、好ましくは0.3~8であり、より好ましくは0.5~4であり、さらに好ましくは0.7~3である。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、上記成分(X)、(Y)及び(Z)のほか、通常浴用剤に用いられる成分を適宜含有させてもよい。かかる成分としては、例えば、ノニオン界面活性剤等の界面活性剤を適宜含有することができ、また成分(X)の造粒物と同様、成分(Y)及び(Z)を除く無機塩等の温感向上剤、崩壊助剤、肌感触向上剤、酸化防止剤、分散剤、防菌・防黴剤、色素、酸化チタン等の白濁剤、生薬類等を適宜含有することもできる。
本発明の発泡性浴用剤組成物は、予め造粒化することにより得た成分(X)の造粒物とともに、成分(Y)及び(Z)、並びに必要に応じてその他の成分を配合して混合し、プレス打錠機やブリケットマシン等を用いた圧縮成形法等により製造することができ、その形態はブリケット錠、錠剤等のいずれであってもよい。
なお、本発明の固体浴用剤組成物の1回あたりの使用量(質量)は、浴水150Lあたり20~200gが好ましく、30~100gがより好ましい。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[製造例1~10:造粒物(X)の製造]
表1に示す造粒物(X)の処方にしたがって、予め各造粒物(X)を製造した。具体的には、予め成分(A)および成分(B)を70℃にして溶解し、混合物を得た後、これを60℃の平板に滴下し、平均粒径1000μmの造粒物(X)を製造した。得られた各造粒物(X)について、下記基準にしたがって造粒性を評価した。
結果を表1に示す。なお、C以外の評価であれば、合格に値する造粒性を有すると判断できる。
《造粒性の評価》
AA:油性成分の染み出しやべたつきが全くない
A :油性成分の染み出しやべたつきがほとんどない
B :油性成分の染み出しやべたつきが少しある
C :油性成分の染み出しやべたつきがやや多い
[実施例1~7、比較例1~3]
表1に示す処方にしたがって、上記製造例により得られた造粒物(X)と、その他の成分とを混合し、プレス打錠機を用いて圧縮成型することにより、各錠剤を得た。
得られた錠剤を用い、下記方法にしたがって各評価を行った。
結果を表1に示す。
《入浴中の温まり感》
得られた各錠剤をそれぞれ150Lの浴水(40℃)に投入して均一に溶解・分散させたのち、パネラー10名を入浴させ、さら湯に対する温まり感を対照として、入浴中における温まり感を下記基準にしたがって評価し、その平均値を最終的な評価の指標とした。
4:とても温まる
3:温まる
2:やや温まる
1:さら湯と同等
《錠剤の外観》
得られた各錠剤の製造直後の外観(色素の発色)について、下記基準にしたがって目視により評価した。
A:発色がなく、外観が非常に良好である
B:発色がほとんどなく、外観が良好である
C:発色が確認され、外観が悪化していると認められる
Figure 0007042106000001

Claims (4)

  1. 次の成分(X)、(Y)、並びに(Z):
    (X)脂肪酸エステル及び脂肪酸グリセリドから選ばれる1種以上の油剤(a1)、及びエチレンオキシ基の平均付加モル数が60以上であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(a2')を含む1種以上の非イオン界面活性剤(a2)を含有する油性成分(A)、並びに水溶性高分子(B)を含有し、
    成分(a1)と成分(a2)の合計含有量が10質量%以上であり、成分(a2')の含有量が成分(a1)と成分(a2)の合計含有量中に5質量%以上15質量%以下であり、かつ成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が3以上4以下である造粒物 4質量%以上17質量%以下
    (Y)炭酸塩
    (Z)有機酸
    を含有する発泡性錠剤型浴用剤組成物。
  2. 成分(B)が、ポリエチレングリコールである請求項1に記載の発泡性錠剤型浴用剤組成物。
  3. 成分(B)の含有量が、成分(X)中に50質量%以上80質量%以下である請求項1又は2に記載の発泡性錠剤型浴用剤組成物。
  4. 成分(A)が、さらに香料を含有する請求項1~のいずれか1項に記載の発泡性錠剤型浴用剤組成物。
JP2018026567A 2018-02-19 2018-02-19 発泡性浴用剤組成物 Active JP7042106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026567A JP7042106B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 発泡性浴用剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026567A JP7042106B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 発泡性浴用剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019142792A JP2019142792A (ja) 2019-08-29
JP7042106B2 true JP7042106B2 (ja) 2022-03-25

Family

ID=67770859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018026567A Active JP7042106B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 発泡性浴用剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7042106B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201540A (ja) 2013-04-03 2014-10-27 花王株式会社 浴用剤組成物
JP2017165700A (ja) 2016-03-18 2017-09-21 花王株式会社 発泡性錠剤型浴用組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201540A (ja) 2013-04-03 2014-10-27 花王株式会社 浴用剤組成物
JP2017165700A (ja) 2016-03-18 2017-09-21 花王株式会社 発泡性錠剤型浴用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019142792A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012158588A (ja) 発泡性入浴剤組成物の製造方法
JP6730780B2 (ja) 浴用剤組成物
JP6629652B2 (ja) 発泡性錠剤型浴用組成物
JP2011016749A (ja) 粒状発泡性浴用剤
JP7042106B2 (ja) 発泡性浴用剤組成物
JP5149614B2 (ja) 浴用剤
JP2008303194A (ja) 香料造粒物
JP3967028B2 (ja) 浴用剤組成物
JP6881928B2 (ja) 発泡性錠剤型浴用組成物
JP6194184B2 (ja) 浴用剤組成物
JP6829620B2 (ja) 固形入浴剤
JP5918992B2 (ja) 浴用剤組成物
JP5291922B2 (ja) 親油性成分含有粉末
JP6320017B2 (ja) 浴用剤組成物
JP6411779B2 (ja) 浴用剤組成物
JP2005247759A (ja) 水中油型乳化香料組成物及びその製造方法
JP5945133B2 (ja) 浴用剤組成物
JP2006077001A (ja) 親油性成分含有粉末
JP6617064B2 (ja) 浴用剤組成物
JP6209323B2 (ja) 発泡性圧縮製剤
JP6975636B2 (ja) 固体浴用剤組成物
JP6617052B2 (ja) 炭酸ガス発泡性浴用剤組成物
JP2019131620A (ja) 浴用剤組成物を用いた入浴方法
JP2018135281A (ja) 浴用剤組成物
JP5894790B2 (ja) 固形浴用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7042106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151