JP7040237B2 - 情報処理装置、装置、情報処理プログラム及び装置プログラム - Google Patents

情報処理装置、装置、情報処理プログラム及び装置プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、装置、情報処理プログラム及び装置プログラムに関する。
特許文献1には、複数の利用者の中に不審者が存在する場合であっても不審者を特定可能な不審者検出システム及び不審者検出プログラムを提供することを課題とし、所定の監視空間を対象として利用者が所持する携帯端末と通信することにより不審者を検出する不審者検出システムにおいて、前記監視空間を撮像する撮像部と、前記監視空間に存在する携帯端末と無線通信する通信部と、前記撮像部及び前記通信部に接続され、前記監視空間に存在する不審者の検出処理を行う検出処理部とを備え、前記検出処理部は、前記撮像部から入力された画像中の人体像を抽出して当該人体像の位置を求める人体像抽出手段と、前記通信部と前記携帯端末との通信により当該携帯端末の位置を求める端末位置算出手段と、前記人体像の位置と前記携帯端末の位置とが第一の所定距離以内であれば当該人体像と当該携帯端末とを対応付けする一次対応手段と、前記一次対応手段で対応付けされなかった未対応の人体像が存在する場合において、前記監視空間に存在する前記人体像の数と前記携帯端末の数とが一致し、且つ、当該未対応の人体像及び未対応の携帯端末の位置が前記第一の所定距離より長い第二の所定距離以内であれば、当該人体像と当該携帯端末との二次対応付けを行うとともに、前記人体像の数と前記携帯端末の数とが不一致のときは前記二次対応付けを行わない二次対応手段とを具備し、前記一次対応手段及び前記二次対応手段にて前記携帯端末と対応付けされなかった前記人体像を不審者とすることが開示されている。
特許文献2には、居住者が玄関から各住戸へ入る前に共用部の状況を十分に把握できるようにすることで、住戸へ入る際の防犯性を高めることができる集合住宅の警備システムを提供することを課題とし、複数の住戸とこれら各住戸の玄関に至る廊下(共用通路)を含む共用部とを備える集合住宅に適用される警備システムであって、各住戸の玄関に設けられ警戒情報が表示される室外用表示パネル(表示手段)と、共用部にいる人を検知する人感センサー(人検知手段)と、共用部にいる人が予め許可されている人であることを認証する管理サーバ(認証手段)と、を備え、人感センサーによる検知結果及び管理サーバによる認証結果に応じ、室外用表示パネルを表示制御することが開示されている。
特許第4559819号公報 特開2010-146189号公報
画像処理装置等の装置を利用するのに、利用者はIDカード等の携帯端末を所持している必要がある。一般に、利用者は装置を利用するために、携帯端末を用いた認証が必要であり、利用者がいない状態では、装置を利用できないようにしておき、携帯端末を用いた認証が行われた場合に、その装置を利用可能にすることが行われている。一方、装置を利用できる状態を普段の状態としておくと、利用者にとっては利便性がよい。しかし、装置を利用できる状態を普段の状態とした場合は、携帯端末を所持していない者も利用できてしまうことになる。
そこで、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限するようにした情報処理装置、装置、情報処理プログラム及び装置プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、装置の位置情報を収集する装置位置情報収集手段と、収集された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報の近くに存在する装置を選別する選別手段と、前記選別手段によって選別された装置の機能を制限するように制御する制御手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、本装置の位置を示す装置位置情報を取得する装置位置情報取得手段と、取得された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と本装置が近い場合は、本装置の機能を制限するように制御する制御手段を有する装置である。
請求項3の発明は、本装置内の人検知手段により検知された人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、本装置内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と本装置が近い場合は、本装置の機能を制限するように制御する制御手段を有する装置である。
請求項4の発明は、装置の位置情報を収集する装置位置情報収集手段と、前記装置の近くにいる人数を示す人数情報を収集する人数情報収集手段と、前記装置の近くにある携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する携帯端末数収集手段と、収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段を有する情報処理装置である。
請求項5の発明は、本装置内の人検知手段により検知された人数を示す人数情報を収集する人数情報収集手段と、本装置内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する携帯端末数収集手段と、収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、本装置の機能を制限するように制御する制御手段を有する装置である。
請求項6の発明は、前記制御手段は、前記選別手段によって選別されなかった装置の機能を制限しない、請求項1又は4に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記制御手段は、前記選別手段によって選別されなかった装置については、認証処理が必要であるとの制御を行わない、請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、前記制御手段は、前記選別手段によって選別された装置については、認証処理が必要であるとの制御を行う、請求項1又は4に記載の情報処理装置である。
請求項9の発明は、前記制御手段は、前記認証処理として、前記携帯端末を用いない認証処理を行うように制御する、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10の発明は、前記制御手段は、前記機能を制限する場合以外は、本装置の機能を制限しない、請求項2、3、5のいずれか1項に記載の装置である。
請求項11の発明は、前記制御手段は、本装置について、認証処理が必要であるとの制御を行わない、請求項10に記載の装置である。
請求項12の発明は、前記制御手段は、前記機能を制限する場合は、認証処理が必要であるとの制御を行う、請求項2、3、5のいずれか1項に記載の装置である。
請求項13の発明は、前記制御手段は、前記認証処理として、前記携帯端末を用いない認証処理を行うように制御する、請求項12に記載の装置である。
請求項14の発明は、コンピュータを、人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、装置の位置情報を収集する装置位置情報収集手段と、収集された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報の近くに存在する装置を選別する選別手段と、前記選別手段によって選別された装置の機能を制限するように制御する制御手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項15の発明は、装置内のコンピュータを、人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、前記装置の位置を示す装置位置情報を取得する装置位置情報取得手段と、取得された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と前記装置が近い場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段として機能させるための装置プログラムである。
請求項16の発明は、装置内のコンピュータを、前記装置内の人検知手段により検知された人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、前記装置内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と前記装置が近い場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段として機能させるための装置プログラムである。
請求項17の発明は、コンピュータを、装置の位置情報を収集する装置位置情報収集手段と、前記装置の近くにいる人数を示す人数情報を収集する人数情報収集手段と、前記装置の近くにある携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する携帯端末数収集手段と、収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項18の発明は、装置内のコンピュータを、前記装置内の人検知手段により検知された人数を示す人数情報を収集する人数情報収集手段と、前記装置内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する携帯端末数収集手段と、収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段として機能させるための装置プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項2の装置によれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項3の装置によれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項5の装置によれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、選別されなかった装置の機能は制限されないようにすることができる。
請求項7の情報処理装置によれば、選別されなかった装置については、認証処理が不要となる。
請求項8の情報処理装置によれば、選別された装置については、認証処理が必要である。
請求項9の情報処理装置によれば、携帯端末を用いない認証処理を行うように制御することができる。
請求項10の装置によれば、機能を制限する場合以外は、本装置の機能は制限されないようにすることができる。
請求項11の装置によれば、本装置について、認証処理が不要となる。
請求項12の装置によれば、機能を制限する場合は、認証処理が必要である。
請求項13の装置によれば、携帯端末を用いない認証処理を行うように制御することができる。
請求項14の情報処理プログラムによれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項15の装置プログラムによれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項16の装置プログラムによれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項17の情報処理プログラムによれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
請求項18の装置プログラムによれば、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第4の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第5の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第5の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 第5の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第5の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、利用できない者が装置の近くにいる場合は、その装置の利用を制限するものであって、図1の例に示すように、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、装置位置情報収集モジュール115、抽出モジュール120、選別モジュール125、制御モジュール130を有している。
装置として、複数人が用いることができるものであって(その装置を用いる者は1人であってもよい)、例えば、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等の画像処理装置、情報家電装置、ロボット等がある。以下、装置として画像処理装置を例示して説明する。
特に、装置を利用できる者であることの認証に用いられる携帯端末を所持している者が多い場所、例えば、社員がほとんどである事務所内に装置が設置されている場合に、本実施の形態を利用することが望ましい。例えば、装置を常に利用できる状態にしておき、利用できる者であることの認証に用いられる携帯端末を所持している者が装置の近くにいる場合は、装置をそのままの状態にし、その携帯端末を所持していない者が装置の近くにいる場合は、装置の利用を制限できるようにする。
このようにすることによって、装置での認証操作を不要とし、平常時にユーザーにとってはストレスなく利用可能とする。つまり、以前は、常態は閉じていて(装置の利用禁止)、利用時に認証操作をして開く(装置を利用可能とする)ことを行っていたが、本実施の形態によって、常態は開いていて(装置の利用制限なし)、異常時に閉じる(装置の利用制限ありとする)ことを行う。そして、ユーザーが認証解除(ログアウト)を忘れた場合、タイムアウト等により認証解除されるまでの間に不正利用されることを防止することができる。
人位置情報収集モジュール105は、抽出モジュール120と接続されている。人位置情報収集モジュール105は、人の位置を示す人位置情報を収集する。例えば、センサーが検知した人位置情報を収集する。なお、センサーは複数あってもよい。例えば、遠赤外線を利用した焦電センサーが熱変化をとらえた場合、人の人位置情報として、その焦電センサーの位置(焦電センサーは固定されているので、その位置は既知である)から検知可能範囲内にいることが判明する。また、カメラを用いて、画像内から人を検出し、その人の位置情報を検出してもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。
携帯端末位置情報収集モジュール110は、抽出モジュール120と接続されている。携帯端末位置情報収集モジュール110は、携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する。ここで、携帯端末とは、その携帯端末を所持している者を認証するための情報を記憶している携帯可能な端末(カード、デバイス等を含む)であり、例えば、スマートフォン等の携帯情報端末、IDカード(ICカードを含む)等がある。特に、装置での認証に用いるIDカードが該当する。以下、携帯端末として、IDカードを例示して説明する。例えば、センサーが検知した携帯位置情報を収集する。なお、センサーは複数あってもよい。例えば、IDカードリーダー(ICカードリーダーを含む、具体的には、非接触カードリーダー、NFCリーダー、無線受信装置等)が、IDカードを検知した場合、人の人位置情報として、そのIDカードリーダーの位置(IDカードリーダーは固定されているので、その位置は既知である)から検知可能範囲内にいることが判明する。また、携帯端末に内蔵されているGPS(Global Positioning System(汎地球測位システム))が出力する位置情報を用いてもよいし、携帯電話網に用いられている基地局の位置情報を用いてもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。
また、携帯端末の一例であるIDカードとして、構成員が所持を義務付けられているもの(社員カード等)であってもよい。そして、装置は、構成員が所持を義務付けられているIDカードであることを検知できる。なお、IDカードは、個人を認証することができる必要性はないが、個人認証できるものであってもよい。
また、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、予め定められた期間(就業時間等)、人位置情報、携帯端末位置情報を収集してもよい。また、装置の電源オン、電源オフの状態を検知し、全ての装置が電源オフとなった場合は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人位置情報、携帯端末位置情報の収集を終了させてもよい。逆に、1つの装置でも電源オンとなった場合は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人位置情報、携帯端末位置情報の収集を開始させてもよい。
また、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110(又は、それらが情報を収集する先のセンサー)は、検知タイミングを同期させてもよい。
装置位置情報収集モジュール115は、選別モジュール125と接続されている。装置位置情報収集モジュール115は、装置の位置情報を収集する。ここで装置とは、何らかの機能を有しているものであって、その機能を利用するために、携帯端末を用いて、その装置を利用できる者(アカウントを有しているユーザー)であるか否かを判断するものである。前述したように、例えば、事務所(オフィス)内に設置されている画像処理装置等が該当する。また、この装置は、携帯端末内の情報を読み取って、認証処理を行うことが可能であってもよい。装置の位置情報は、各装置と通信を行い、その位置情報を受信してもよいし、予め記憶しておいてもよい。例えば、装置に内蔵されているGPSが出力する位置情報を用いてもよいし、携帯電話網に用いられている基地局の位置情報を用いてもよい。また、通信(例えば、LAN(Local Area Network))におけるセグメント、接続ポートから、サーバ中のデータベースに登録されている装置の位置情報を用いてもよい。また、これらの組み合わせであってもよい。
抽出モジュール120は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、選別モジュール125と接続されている。抽出モジュール120は、人位置情報収集モジュール105によって収集された人位置情報と携帯端末位置情報収集モジュール110によって収集された携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する。具体的には、人位置情報と携帯端末位置情報との差分(両者の距離)が、予め定められた値より大きい又は以上である場合に、不一致であると判断してもよい。センサーそのものに誤差があること、人を検知するセンサーと携帯端末を検知するセンサーとの間で精度(感度)に差があるからである。抽出モジュール120の処理によって、携帯端末を所持していない人(詳細には、人位置情報)を抽出することができる。また、人位置情報の位置を含む予め定められた領域と、携帯端末位置情報の位置から予め定められた領域との重なりを判定してもよい。その領域として、円、矩形、ポリゴン等を用いてもよい。例えば、円の場合は、人位置情報又は携帯端末位置情報の位置から予め定められた距離(センサーの誤差)内としてもよい。
選別モジュール125は、装置位置情報収集モジュール115、抽出モジュール120、制御モジュール130と接続されている。選別モジュール125は、装置位置情報収集モジュール115によって収集された装置位置情報を用いて、抽出モジュール120によって抽出された人位置情報の近くに存在する装置を選別する。ここで「近く」とは、装置位置情報と人位置情報との差分(両者の距離)が、予め定められた値未満又は以下であることをいう。
なお、選別モジュール125は、携帯端末を所持している人が、装置に近くにいる場合であっても、携帯端末を所持していない人が、装置に近くにいる場合は、その装置を選別することになる。
また、「選別する」には、複数台の装置から装置(2台以上であってもよい)を選択することの他に、1台の装置であっても、その装置の近くに携帯端末を所持していない人がいる場合は、「抽出モジュール120によって抽出された人位置情報の近くに存在する装置」として選択することを含む。
制御モジュール130は、選別モジュール125と接続されている。制御モジュール130は、選別モジュール125によって選別された装置の機能を制限するように制御する。
また、制御モジュール130は、選別モジュール125によって選別されなかった装置の機能を制限しないようにしてもよい。
特に、制御モジュール130は、選別モジュール125によって選別されなかった装置については、認証処理が必要であるとの制御を行わないようにしてもよい。したがって、携帯端末を所持している人は、認証処理が不要で、装置を利用することができる。
また、制御モジュール130は、選別モジュール125によって選別された装置については、認証処理が必要であるとの制御を行うようにしてもよい。
特に、制御モジュール130は、選別モジュール125によって選別された装置における認証処理として、携帯端末を用いない認証処理を行うように制御するようにしてもよい。その装置を利用している人は、携帯端末を所持していない可能性が高いので、携帯端末を用いない認証処理を行うようにしたものである。例えば、ユーザーIDとパスワードを入力させるようにしてもよいし、指紋等の生体情報を用いた認証を行うようにしてもよい。
「機能の制限」として、例えば、情報処理装置100における全ての機能を禁止すること、ファイルサーバへのアクセスを禁止すること、社内のファイルサーバへのアクセスを禁止すること、ファイルサーバからのプリントを禁止すること、プリントを禁止すること、コピーを禁止すること、スキャン送信を禁止すること、社外へのスキャン送信を禁止すること、ファックス送信を禁止すること、USBメモリなどのメディアへのコピーを禁止すること、フェイスアップでの出力を禁止すること(フェイスダウンでの出力は許可)、フェイスダウンで出力する(フェイスアップより低速であっても)ことを禁止すること(フェイスアップでの出力は許可)、両面をせずに片面フェイスアップでの出力を禁止すること(又は、両面をせずに片面フェイスダウンでの出力のみを許可)、両面出力のときはダイアログで確認すること(出力前に見られていないことを確認可能とする)、目につき易いトレイ(最上段のトレイなど)への出力を禁止すること、装置への設定操作を禁止すること等がある。そして、制御モジュール130は、これらの制限の全て又は一部を実行又は解除することを制御する。したがって、個別の制限を設定してもよい。なお、ファイルサーバは、情報処理装置100の外付け装置でもよいし、ファイルサーバの機能を情報処理装置100に組み込んでもよい。
選別モジュール125に選別されなかった装置については、これらの制限は行わない。
図2は、第1の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100は、画像処理装置200A、画像処理装置200B、人感センサー210A、人感センサー210B、IDカード検知装置220A、IDカード検知装置220Bのそれぞれと通信回線を介して接続されている。通信回線は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。人感センサー210は、人位置情報収集モジュール105が人位置情報を収集するセンサーの一例である。IDカード検知装置220は、携帯端末位置情報収集モジュール110が携帯端末位置情報を収集するセンサーの一例である。ユーザー250は、人の一例である。IDカード255は、携帯端末の一例である。画像処理装置200は、装置の一例である。
図2の例では、ユーザー250AはIDカード255Aを所持しており、画像処理装置200Aの近くにいる。情報処理装置100は、画像処理装置200Aの機能を制限しない。ユーザー250BはIDカード255Bを所持しているが、ユーザー250Cは所持していない。ユーザー250Bとユーザー250Cは画像処理装置200Bの近くにいる。情報処理装置100は、画像処理装置200Bの機能を制限する。
図3は、第1実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、装置位置情報収集モジュール115は、画像処理装置200の位置情報を収集する。
ステップS304では、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報を収集する。
ステップS306では、抽出モジュール120は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報の当たり判定を行う。つまり、人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、人位置情報が携帯端末位置情報と不一致となるか否かの判定を行う。
ステップS308では、抽出モジュール120は、不一致の人検知の位置情報を抽出する。
ステップS310では、選別モジュール125は、抽出されたか否かを判定し、抽出された場合はステップS312へ進み、抽出できない場合はステップS304に戻る。
ステップS312では、選別モジュール125は、画像処理装置200を選別する。画像処理装置200の位置情報の近くに、不一致の人検知の位置情報がある場合は、その画像処理装置200を選別する。
ステップS314では、制御モジュール130は、選別結果に応じて画像処理装置200を制御し、ステップS304に戻る。
図4は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
画像処理装置の座標400の周囲に、画像処理装置の制御域402がある。そして、人感センサーの座標450の周囲に、人感センサーの領域452がある。この人感センサーの領域452内に人が入ると、人感センサーが人を検出する。つまり、人位置情報(人感センサーの位置情報)が検出される。IDカードの座標455の周囲に、IDカードの領域457がある。IDカードセンサーがIDカードを検出し、IDカードの座標455を検出する。それぞれ誤差があることから、人感センサーの領域452とIDカードの領域457を用いて、ペアリングを行う。なお、ペアリングとは、人感センサーの領域452とIDカードの領域457の両者が重なっている一対一の組み合わせを発見することであり、人がIDカードを所持していると判断することである。人感センサーの領域がIDカードの領域とペアリングできない場合、ペアリングできなかった人感センサーの領域を不一致とする。なお、IDカードの領域457に複数の人感センサーの領域452が重なる場合は、IDカードの領域とペアリングできないとして、複数の人感センサーの領域452を不一致として扱う。例えば、P5、P6、P7は不一致である。P5は、人感センサーの領域452EとIDカードの領域457の重なりがないためである。P6、P7は、IDカードの領域457Fと人感センサーの領域452F、人感センサーの領域452Gとが重複しているためである。なお、P3、P4においても、IDカードの領域457Cと人感センサーの領域452C、人感センサーの領域452Dとの重複が発生しているが、IDカードの領域457Dと人感センサーの領域452Dとの重複によってペアリングが発生しているので、IDカードの領域457Cと人感センサーの領域452Dとの重複は除外して、IDカードの領域457Cと人感センサーの領域452Cとの重複からペアリングが発生していると判断する。なお、厳密に判断する場合は、このP3、P4もペアリングは発生していないと判断してもよい。
不一致の人感センサーの領域452が画像処理装置の制御域402内にない画像処理装置は機能を制限しない。
不一致の人感センサーの領域452が画像処理装置の制御域402内にある画像処理装置は機能を制限する。
図4の例では、画像処理装置Aの制御域402Aには、不一致な人感センサーの座標450が存在しないので制限しない。画像処理装置Bの制御域402Bには、不一致な人感センサーの座標450が存在するので制限する。
図5は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
人感センサーが人数のみを検知する場合は、人位置情報として、人感センサーの位置を示す位置情報と人数情報を含めるようにしてもよい。つまり、人位置情報収集モジュール105は、人位置情報として、人感センサーの位置情報と人数情報を収集することになる。
図5の例の場合、人感センサーの領域552Aと画像処理装置Aの制御域502Aとは重なりがあり、人感センサーの領域552Bと画像処理装置Bの制御域502Bとは重なりがある。人感センサーの領域552A内では2人、人感センサーの領域552B内では3人が検知された。そして、人感センサーの領域552A内ではIDカードの座標555A、IDカードの座標555Bによって2つのIDカードが検知され、人感センサーの領域552B内ではIDカードの座標555B、IDカードの座標555Cによって2つのIDカードが検知された。この場合、画像処理装置Aの制限を行わない。そして、画像処理装置Bの制限を行う。
<第2の実施の形態>
図6は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像処理装置600は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、画像処理装置位置情報取得モジュール615、抽出モジュール120、制御モジュール630を有している。ここでは、装置として、画像処理装置600を例示している。画像処理装置600が前述の情報処理装置100の機能を有している場合を示している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下の説明において同様)。
人位置情報収集モジュール105は、抽出モジュール120と接続されている。
携帯端末位置情報収集モジュール110は、抽出モジュール120と接続されている。
なお、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、画像処理装置600に近い位置にあるセンサーから、人位置情報、装置位置情報を収集すればよい。
画像処理装置位置情報取得モジュール615は、制御モジュール630と接続されている。画像処理装置位置情報取得モジュール615は、本装置である画像処理装置600の位置を示す装置位置情報を取得する。例えば、装置位置情報は、画像処理装置600内に記憶されているものを取得してもよい。
抽出モジュール120は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、制御モジュール630と接続されている。
制御モジュール630は、画像処理装置位置情報取得モジュール615、抽出モジュール120と接続されている。制御モジュール630は、画像処理装置位置情報取得モジュール615によって取得された装置位置情報を用いて、抽出モジュール120によって抽出された人位置情報と本画像処理装置600が近い場合は、本画像処理装置600の機能を制限するように制御する。制御モジュール630による制御対象が画像処理装置600自身であること以外は、図1の例に示した情報処理装置100の制御モジュール130と同等の機能を有する。
また、制御モジュール630は、機能を制限する場合以外は、本画像処理装置600の機能を制限しないようにしてもよい。
そして、制御モジュール630は、本画像処理装置600について、認証処理が必要であるとの制御を行わないようにしてもよい。
また、制御モジュール630は、機能を制限する場合は、認証処理が必要であるとの制御を行うようにしてもよい。
そして、制御モジュール630は、その認証処理として、携帯端末を用いない認証処理を行うように制御するようにしてもよい。
図7は、第2の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
画像処理装置600は、人感センサー710A、人感センサー710B、IDカード検知装置720A、IDカード検知装置720Bのそれぞれと通信回線を介して接続されている。通信回線は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。人感センサー710は、人位置情報収集モジュール105が人位置情報を収集するセンサーの一例である。IDカード検知装置720は、携帯端末位置情報収集モジュール110が携帯端末位置情報を収集するセンサーの一例である。ユーザー750は、人の一例である。IDカード755は、携帯端末の一例である。画像処理装置600は、装置の一例である。
図7の例では、ユーザー750AはIDカード755Aを所持しているが、画像処理装置600の近くにはいない。ユーザー750BはIDカード755Bを所持しているが、ユーザー750Cは所持していない。ユーザー750Bとユーザー750Cは画像処理装置600の近くにいる。IDカードを所持していないユーザー750Cが近くにいるので、画像処理装置600は機能を制限する。
図8は、第2実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、画像処理装置位置情報取得モジュール615は、画像処理装置600の位置情報を取得する。
ステップS804では、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報を収集する。
ステップS806では、抽出モジュール120は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報の当たり判定を行う。
ステップS808では、抽出モジュール120は、不一致の人検知位置情報を抽出する。
ステップS810では、制御モジュール630は、抽出結果が画像処理装置600の近傍かを判定し、近傍の場合はステップS812へ進み、近傍ではない場合はステップS804に戻る。
ステップS812では、制御モジュール630は、判定結果に応じて画像処理装置600を制御し、ステップS804に戻る。
図9は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。
人感センサーの領域952AとIDカードの領域957Aとは重なりがあり、人感センサーの領域952BとIDカードの領域957Bとは重なりがあるので、P1とP2はIDカードを所持していると判断される。人感センサーの領域952Cと重なるIDカードの領域はない。したがって、P3はIDカードを所持していないと判断される。画像処理装置Aの座標900Aと人感センサーの座標950Cの間の距離が、予め定められた距離未満又は以下である場合は、画像処理装置Aの機能を制限する。
図10は、第2実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、画像処理装置位置情報取得モジュール615は、画像処理装置600の位置情報を取得する。
ステップS1004では、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報を収集する。
ステップS1006では、抽出モジュール120は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報の当たり判定を行う。
ステップS1008では、抽出モジュール120は、不一致の人検知の位置情報を抽出する。
ステップS1010では、制御モジュール630は、不一致の人検知の位置情報と画像処理装置600の位置との距離を求める。
ステップS1012では、制御モジュール630は、距離に応じて画像処理装置600を制御し、ステップS1004に戻る。なお、この場合、画像処理装置600の位置から最も近い、不一致である人検知の位置情報との距離を採用すればよい。例えば、その距離が、画像処理装置600の機能を制限すべき距離以内であって、さらに、予め定められた距離より大きい又は一定以上である場合(弱い制限を行う距離)は、画像処理装置600のパネル操作は許可するが、無線端末によるリモート操作は禁止すること、それ以外の場合(予め定められた距離以下又は未満である場合、つまり、強い制限を行う距離)は、画像処理装置600のパネル操作及び無線端末によるリモート操作の両方を禁止するようにしてもよい。
<第3の実施の形態>
図11は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像処理装置1100は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、抽出モジュール120、制御モジュール1130を有している。画像処理装置1100は、センサーである人検知手段、携帯端末検知手段を有している。人位置情報、携帯端末位置情報には、検知した人又は携帯端末までの距離情報が少なくとも含まれている。なお、本画像処理装置1100の位置情報を取得することは不要である。画像処理装置1100は、人検知手段、携帯端末検知手段を有しているので、それらが検知した距離情報(人位置情報、携帯端末位置情報)は、そのまま画像処理装置1100との距離情報を示すものとなるからである。
人位置情報収集モジュール105は、抽出モジュール120と接続されている。人位置情報収集モジュール105は、本画像処理装置1100内の人検知手段により検知された人の位置を示す人位置情報を収集する。
携帯端末位置情報収集モジュール110は、抽出モジュール120と接続されている。携帯端末位置情報収集モジュール110は、本画像処理装置1100内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する。
抽出モジュール120は、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、制御モジュール1130と接続されている。
制御モジュール1130は、抽出モジュール120と接続されている。制御モジュール1130は、抽出モジュール120によって抽出された人位置情報と本画像処理装置1100が近い場合は、本画像処理装置1100の機能を制限するように制御する。図6の例に示した画像処理装置600の制御モジュール630と同等の機能を有する。
図12は、第3の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
画像処理装置1100は、人感センサー1210、IDカード検知装置1220を有している。人感センサー1210は、ユーザー1250A、ユーザー1250B、ユーザー1250Cを検知する。IDカード検知装置1220は、IDカード1255A、IDカード1255Bを検知する。
図12の例では、ユーザー1250AはIDカード1255Aを所持しており、ユーザー1250BはIDカード1255Bを所持しているが、ユーザー1250Cは所持していない。ユーザー1250A、ユーザー1250B、ユーザー1250Cは、画像処理装置1100の近くにいる。IDカードを所持していないユーザー1250Cが近くにいるので、画像処理装置1100は機能を制限する。
図13は、第3実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1302では、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報を収集する。
ステップS1304では、抽出モジュール120は、人検知の位置情報及びIDカード検知の位置情報の当たり判定を行う。
ステップS1306では、抽出モジュール120は、不一致の人検知の位置情報を抽出する。
ステップS1308では、制御モジュール130は、不一致の人検知の位置が含まれる画像処理装置1100の制御域の段階を特定する。例えば、画像処理装置1100と不一致の人検知の位置との間の距離に応じて、段階を定めてもよい。
ステップS1310では、制御モジュール130は、段階に応じて画像処理装置1100を制御し、ステップS1302に戻る。
図14は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。
人感センサーの領域1452AとIDカードの領域1457Aとの重なりがあり、人感センサーの領域1452BとIDカードの領域1457Bとの重なりがあるので、P1とP2はIDカードを所持していると判断される。人感センサーの領域1452CとIDカードの領域は重なりがないので、P3はIDカードを所持していないと判断される。
画像処理装置の座標1400毎に、広さの異なる画像処理装置の座標1400の制御域を数段階設け、制御域毎に制限する機能を対応づけるようにしてもよい。具体的には、図14の例では、画像処理装置の制御域1402A、画像処理装置の制御域1402Bの2段階がある。
そして、P1とP2は、画像処理装置の座標1400を中心とした画像処理装置の制御域1402A内におり、P3は、ドーナツ円状の領域である画像処理装置の制御域1402B内にいる。つまり、画像処理装置の制御域1402Aに不一致な人位置情報はないが、画像処理装置の制御域1402Bには存在する。したがって、画像処理装置の制御域1402Aに対応づけられている機能は制限しないが、画像処理装置の制御域1402Bに対応づけられている機能は制限する。例えば、画像処理装置の制御域1402Aに不一致な人位置情報がある場合、画像処理装置1100のパネル操作及び無線端末によるリモート操作の両方を禁止する。画像処理装置の制御域1402Bに不一致な人位置情報がある場合、画像処理装置1100のパネル操作は許可するが、無線端末によるリモート操作は禁止する。図14の例に示す場合は、画像処理装置の制御域1402Bに不一致な人位置情報がある場合に該当する。
なお、画像処理装置の制御域は一段階のみでもよい。また、画像処理装置の制御域を数段階設ける方法は、他の実施の形態に適用してもよい。
図15は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。
人感センサーの領域1552AとIDカードの領域1557Aとは重なりがあり、人感センサーの領域1552BとIDカードの領域1557Bとは重なりがあるので、P1とP2はIDカードを所持していると判断される。人感センサーの領域1552Cと重なるIDカードの領域はない。したがって、P3はIDカードを所持していないと判断される。画像処理装置の座標1500と人感センサーの座標1550Cの間の距離が、画像処理装置の制御域1402A、画像処理装置の制御域1402Bのいずれかにある場合は、画像処理装置1100の機能を制限する。
<第4の実施の形態>
図16は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置1600は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610、装置位置情報収集モジュール115、制御モジュール1630を有している。装置の近くにいる人数とその装置の近くにある携帯端末の数を用いて、装置の機能を制限するものである。
人数情報収集モジュール1605は、制御モジュール1630と接続されている。人数情報収集モジュール1605は、装置の近くにいる人数を示す人数情報を収集する。なお、人検知手段が検知するのは、人数であってもよいし、前述したような人の位置であってもよい。人の位置である場合は、その人(人位置情報)を計数すればよい。
携帯端末数情報収集モジュール1610は、制御モジュール1630と接続されている。携帯端末数情報収集モジュール1610は、装置の近くにある携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する。なお、携帯端末検知手段が検知するのは、携帯端末数であってもよいし、前述したような携帯端末の位置であってもよい。携帯端末の位置である場合は、その携帯端末(携帯端末位置情報)を計数すればよい。
装置位置情報収集モジュール115は、制御モジュール1630と接続されている。
制御モジュール1630は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610、装置位置情報収集モジュール115と接続されている。制御モジュール1630は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610によって収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、装置の機能を制限するように制御する。図1の例に示した情報処理装置100の制御モジュール130と同等の機能を有する。
図17は、第4の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置1600は、画像処理装置1700A、画像処理装置1700B、人感センサー1710A、人感センサー1710B、人感センサー1710A、人感センサー1710Bのそれぞれと通信回線を介して接続されている。通信回線は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置1600による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。人感センサー1710は、人数情報収集モジュール1605が人数情報を収集するセンサーの一例である。IDカード検知装置1720は、携帯端末数情報収集モジュール1610が携帯端末数情報を収集するセンサーの一例である。ユーザー1750は、人の一例である。IDカード1755は、携帯端末の一例である。画像処理装置1700は、装置の一例である。
図17の例では、ユーザー1750AはIDカード1755Aを所持しており、画像処理装置1700Aの近くにいる。この場合、画像処理装置1700Aの近くにいるユーザー1750の人数(ユーザー1750Aの1人)と、画像処理装置1700Aの近くにあるIDカード1755の個数(IDカード1755Aの1個)は同じである。したがって、情報処理装置1600は、画像処理装置1700Aの機能を制限しない。一方、ユーザー1750BはIDカード1755Bを所持しているが、ユーザー1750Cは所持していない。ユーザー1750Bとユーザー1750Cは画像処理装置1700Bの近くにいる。この場合、画像処理装置1700Bの近くにいるユーザー1750の人数(ユーザー1750B、ユーザー1750Cの2人)と、画像処理装置1700Bの近くにあるIDカード1755の個数(IDカード1755Bの1個)は一致しない。したがって、情報処理装置1600は、画像処理装置1700Bの機能を制限する。
図18は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1802では、装置位置情報収集モジュール115は、画像処理装置1700の位置情報を収集する。
ステップS1804では、人数情報収集モジュール1605は、各人感センサー1710領域内で検知できた人数を計測する。
ステップS1806では、携帯端末数情報収集モジュール1610は、各IDカード検知装置1720領域内で検知できたIDカード数を計数する。
ステップS1808では、制御モジュール1630は、計数結果が一致する領域の画像処理装置1700と不一致の領域の画像処理装置1700を選別する。
ステップS1810では、制御モジュール1630は、選別結果に応じて画像処理装置1700を制御し、ステップS1804に戻る。
図19は、第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。
Mは、人感センサーによる領域内の検出人数を示しており、Nは、IDカード検出装置によって検出されたIDカードの数を示している。M>Nの場合(MとNが一致しない場合)、人感センサーの領域と、画像処理装置の制御域が重なる画像処理装置を抽出する。
図19の例では、人感センサーの領域1952A内では、人感センサーの座標1950A、人感センサーの座標1950Bが検出され(2人)、IDカードの座標1955A、IDカードの座標1955Bが検出され(2個)ている。その数は一致している。そして、人感センサーの領域1952Aと画像処理装置Aの制御域1902Aは重なっているので、画像処理装置Aの機能は制限しない。人感センサーの領域1952B内では、人感センサーの座標1950B、人感センサーの座標1950C、人感センサーの座標1950Dが検出され(3人)、IDカードの座標1955B、IDカードの座標1955Cが検出され(2個)ている。その数は一致していない。そして、人感センサーの領域1952Bと画像処理装置Bの制御域1902Bは重なっているので、画像処理装置Bの機能を制限する。
<第5の実施の形態>
図20は、第5の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像処理装置2000は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610、制御モジュール2030を有している。第3の実施の形態と同様に、画像処理装置2000は、センサーである人検知手段、携帯端末検知手段を有している。なお、本画像処理装置2000の位置情報を取得することは不要である。画像処理装置2000は、人検知手段、携帯端末検知手段を有しているので、それらが検知した人数情報、携帯端末数情報は、そのまま画像処理装置2000から近くの人数情報、携帯端末数情報を示すものとなるからである。
人数情報収集モジュール1605は、制御モジュール2030と接続されている。人数情報収集モジュール1605は、本画像処理装置2000内の人検知手段により検知された人数を示す人数情報を収集する。
携帯端末数情報収集モジュール1610は、制御モジュール2030と接続されている。携帯端末数情報収集モジュール1610は、本画像処理装置2000内の携帯端末検知手段により検知された携帯端末の数を示す携帯端末数情報を収集する。
制御モジュール2030は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610と接続されている。制御モジュール2030は、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610によって収集された人数情報と携帯端末数情報とが一致しない場合は、本画像処理装置2000の機能を制限するように制御する。図6の例に示した画像処理装置600の制御モジュール630と同等の機能を有する。
図21は、第5の実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
画像処理装置2000は、人感センサー2110、IDカード検知装置2120を有している。人感センサー2110は、ユーザー2150A、ユーザー2150B、ユーザー2150Cを検知し、3人と計数する。IDカード検知装置2120は、IDカード2155A、IDカード2155Bを検知し、2個(枚)と計数する。
図21の例では、ユーザー2150AはIDカード2155Aを所持しており、ユーザー2150BはIDカード2155Bを所持しているが、ユーザー2150Cは所持していない。ユーザー2150A、ユーザー2150B、ユーザー2150Cは、画像処理装置2000の近くにいる。ユーザー2150は3人であり、IDカード2155は3個であるので、一致しない。したがって、画像処理装置2000は機能を制限する。
図22は、第5の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2202では、人数情報収集モジュール1605は、人感センサー2110内で検知できた領域の人数を計測する。
ステップS2204では、携帯端末数情報収集モジュール1610は、IDカード検知装置2120領域内で検知できたIDカード数を計数する。
ステップS2206では、制御モジュール2030は、計数結果が一致するかを判定する。
ステップS2208では、制御モジュール2030は、判定結果に応じて画像処理装置2000を制御し、ステップS2202に戻る。
図23は、第5の実施の形態による処理例を示す説明図である。
Mは、画像処理装置2000が備えている人感センサーによる領域内の検出人数を示しており、Nは、画像処理装置2000が備えているIDカード検出装置によって検出されたIDカードの数を示している。M>Nの場合(MとNが一致しない場合)、画像処理装置2000の機能を制限する。また、M=Nの場合(MとNが一致する場合)とM>Nの場合で、利用可能な画像処理装置2000の機能を変更するようにしてもよい。
図23の例では、画像処理装置の制御域2302内(画像処理装置2000が備えている人感センサー、IDカード検出装置の検出範囲)では、人感センサーの座標2350A、人感センサーの座標2350B、人感センサーの座標2350Cが検出され(3人)、IDカードの座標2355A、IDカードの座標2355Bが検出され(2個)ている。その数は一致していない。したがって、画像処理装置2000の機能を制限する。
図24を参照して、本実施の形態の情報処理装置100、画像処理装置600、画像処理装置1100、情報処理装置1600、画像処理装置2000のハードウェア構成例について説明する。図24に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2417と、プリンタ等のデータ出力部2418を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2401は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、人位置情報収集モジュール105、携帯端末位置情報収集モジュール110、装置位置情報収集モジュール115、抽出モジュール120、選別モジュール125、制御モジュール130、画像処理装置位置情報取得モジュール615、制御モジュール630、制御モジュール1130、人数情報収集モジュール1605、携帯端末数情報収集モジュール1610、制御モジュール1630、制御モジュール2030等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2402は、CPU2401が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2403は、CPU2401の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス2404により相互に接続されている。
ホストバス2404は、ブリッジ2405を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス2406に接続されている。
キーボード2408、マウス等のポインティングデバイス2409は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ2410は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス2409とディスプレイ2410の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード2408のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
HDD(Hard Disk Drive)2411は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2401によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、人の位置情報、携帯端末の位置情報、装置の位置情報、抽出結果、選別結果等が格納される。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ2412は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2413に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2407、外部バス2406、ブリッジ2405、及びホストバス2404を介して接続されているRAM2403に供給する。なお、リムーバブル記録媒体2413も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート2414は、外部接続機器2415を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2414は、インタフェース2407、及び外部バス2406、ブリッジ2405、ホストバス2404等を介してCPU2401等に接続されている。通信部2416は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2417は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2418は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図24に示す情報処理装置100、画像処理装置600、画像処理装置1100、情報処理装置1600、画像処理装置2000のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図24に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図24に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電装置、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明としてとらえてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…人位置情報収集モジュール
110…携帯端末位置情報収集モジュール
115…装置位置情報収集モジュール
120…抽出モジュール
125…選別モジュール
130…制御モジュール
200…画像処理装置
210…人感センサー
220…IDカード検知装置
250…ユーザー
255…IDカード
600…画像処理装置
615…画像処理装置位置情報取得モジュール
630…制御モジュール
710…人感センサー
720…IDカード検知装置
750…ユーザー
755…IDカード
1100…画像処理装置
1130…制御モジュール
1210…人感センサー
1220…IDカード検知装置
1250…ユーザー
1250C…ユーザー
1255…IDカード
1600…情報処理装置
1605…人数情報収集モジュール
1610…携帯端末数情報収集モジュール
1630…制御モジュール
1700…画像処理装置
1710…人感センサー
1720…IDカード検知装置
1750…ユーザー
1755…IDカード
2000…画像処理装置
2030…制御モジュール
2110…人感センサー
2120…IDカード検知装置
2150…ユーザー
2155…IDカード

Claims (6)

  1. 人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、
    携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、
    収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、
    本装置の位置を示す装置位置情報を取得する装置位置情報取得手段と、
    取得された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と本装置が近い場合は、本装置の機能を制限するように制御する制御手段
    を有する装置。
  2. 前記制御手段は、前記機能を制限する場合以外は、本装置の機能を制限しない、
    請求項に記載の装置。
  3. 前記制御手段は、本装置について、認証処理が必要であるとの制御を行わない、
    請求項に記載の装置。
  4. 前記制御手段は、前記機能を制限する場合は、認証処理が必要であるとの制御を行う、
    請求項に記載の装置。
  5. 前記制御手段は、前記認証処理として、前記携帯端末を用いない認証処理を行うように制御する、
    請求項に記載の装置。
  6. 装置内のコンピュータを、
    人の位置を示す人位置情報を収集する人位置情報収集手段と、
    携帯端末の位置を示す携帯端末位置情報を収集する携帯端末位置情報収集手段と、
    収集された人位置情報と携帯端末位置情報とを照合し、携帯端末位置情報と不一致となる人位置情報を抽出する抽出手段と、
    前記装置の位置を示す装置位置情報を取得する装置位置情報取得手段と、
    取得された装置位置情報を用いて、前記抽出手段によって抽出された人位置情報と前記装置が近い場合は、前記装置の機能を制限するように制御する制御手段
    として機能させるための装置プログラム。
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