JP7040069B2 - 露光機および半導体装置の製造方法 - Google Patents

露光機および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フォトレジストを露光する露光機、およびフォトレジストを露光することを行う半導体装置の製造方法に関するものである。
従来より、半導体ウェハ上に配置したフォトレジストを露光、現像してパターニングし、パターニングしたフォトレジストを用いて種々の処理を行う半導体装置の製造方法が提案されている。
ここで、フォトレジストを露光する際には、次のような方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、まず、フォーカスセンサを用いてフォトレジストにおける複数の位置の表面高さを検出し、検出した表面高さに基づいて半導体ウェハを傾ける。具体的には、複数の位置における表面高さの差が小さくなるように半導体ウェハを傾ける。つまり、露光部と複数の位置における表面高さの間隔の差が小さくなるように半導体ウェハを傾ける。その後、フォトレジストにフォトマスクに形成された描画パターンが転写されるように、露光部にてショット露光を行う。
特開2007-27593号公報
ところで、上記のような露光を行う露光機は、現状では、ショット露光する範囲(以下では、ショットサイズという)は変更可能とされているが、フォーカスセンサで検出する検出位置が変更し難くなっている。このため、ショットサイズを小さくした場合、フォーカスセンサでは、ショット露光される部分と異なる部分の表面高さを検出する場合がある。例えば、ショットサイズを半導体ウェハのチップ形成領域と一致させる場合、フォーカスセンサでは、ショット露光するチップ形成領域と別の位置の表面高さを検出する場合がある。
この場合、フォトレジストにおける半導体ウェハ側と反対側の表面(以下では、単にフォトレジストの表面という)が平坦となっている際には大きな問題は発生し難い。しかしながら、フォトレジストの表面が平坦でなくうねっている場合には、ショット露光する部分の外側の表面高さに基づいて半導体ウェハを傾けることは、フォーカス精度が低下して露光精度が低下する原因となる。
例えば、近年では、高い電界破壊強度が得られるパワーデバイスの素材として炭化珪素(以下では、単にSiCという)で構成される半導体ウェハが注目されている。しかしながら、この半導体ウェハは、SiCインゴットを切断することで形成されるが、SiCインゴットを切断すると切断面にうねりが発生することが確認されている。明確な理由については検討中であるが、SiCインゴットを製造する際の残留応力に影響するものであると推定される。
このため、このようなSiCで構成される半導体ウェハを用いて半導体装置を製造する場合、フォトレジストを配置するとフォトレジストの表面にもうねりが発生する。したがって、特に、SiCで構成される半導体ウェハに形成されたフォトレジストでは、現状の露光機を用いてショット露光を行うと、ショット露光する部分と異なる部分の表面高さを検出する場合があり、露光精度が低下する可能性がある。
本発明は上記点に鑑み、露光精度が低下することを抑制できる露光機および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1では、半導体ウェハ(110)に形成されたフォトレジスト(100)を露光する露光機であって、フォトレジストが形成された半導体ウェハを保持する保持ステージ(10)と、保持ステージを変位させる調整部(20)と、フォトレジストのうちの半導体ウェハ側と反対側の表面(100a)でレーザが反射されるようにレーザを出力する出力部(41~45)を有する発光部(40)と、フォトレジストで反射されたレーザが入力される入力部(51~55)を有する受光部(50)とを有し、入力部に入力されたレーザに基づき、フォトレジストの表面高さに応じた検出信号を出力するフォーカスセンサ(30)と、フォトマスクに形成されたパターンをショット露光してフォトレジストに転写する露光部(60)と、調整部、フォーカスセンサ、および露光部を制御する制御部(70)と、を備え、制御部は、フォトレジストのうちのショット露光される部分における複数の検出位置の表面高さに応じた検出信号が入力されるように調整部およびフォーカスセンサの少なくとも一方を制御し、複数の検出信号に基づき、調整部を制御して保持ステージを傾ける変位をさせることにより、保持ステージを傾ける前に対して複数の検出位置における表面高さの差を小さくするようにし、発光部は、複数の出力部を有し、複数の出力部は、第1出力部(41)と、第1出力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2出力部(42)と、第1出力部を挟んで複数の第2出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4出力部(44)と、第1方向と交差し、第1出力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3出力部(43)と、第1出力部を挟んで複数の第3出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5出力部(45)と、を有し、複数の第2~第5出力部は、第1出力部側から数えて同じ順番に位置する出力部と第1出力部との間隔がそれぞれ等しくされており、受光部は、複数の入力部を有し、複数の入力部は、第1入力部と、第1入力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2入力部と、第1入力部を挟んで複数の第2入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4入力部と、第1方向と交差し、第1入力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3入力部と、第1入力部を挟んで複数の第3入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5入力部と、を有し、複数の第2~第5入力部は、第1入力部側から数えて同じ順番に位置する入力部と第1入力部との間隔がそれぞれ等しくされており、さらに、制御部は、フォーカスセンサを制御し、フォトレジストのうちのショット露光される部分の大きさに対応した出力部を選択して当該選択した出力部からレーザが出力されるようにすることにより、複数の検出位置の表面高さに基づく検出信号が入力されるようにする
これによれば、フォトレジストのうちのショット露光される部分の複数の表面高さを検出し、これら複数の表面高さに基づいて保持ステージ(すなわち、半導体ウェハ)を傾ける。このため、露光精度が低下することを抑制することができる。
また、請求項は、半導体ウェハ(110)に配置されたフォトレジスト(110)を露光することを含む半導体装置の製造方法であって、フォトレジストのうちの半導体ウェハ側と反対側の表面(100a)でレーザが反射されるようにレーザを出力する複数の出力部(41~45)を有する発光部(40)と、フォトレジストで反射されたレーザが入力される複数の入力部(51~55)を有する受光部(50)とを有し、入力部に入力されたレーザに基づき、フォトレジストの表面高さに応じた検出信号を出力するフォーカスセンサ(30)を用意することと、複数のチップ形成領域(111)を有し、フォトレジストが配置された半導体ウェハを用意することと、フォトマスクに形成されたパターンをショット露光してフォトレジストに転写すること、とを行う。そして、転写することの前に、フォトレジストのうちのショット露光される部分における複数の検出位置の表面高さを検出することと、複数の検出位置の表面高さに基づいて半導体ウェハを傾けることにより、半導体ウェハを傾ける前に対して複数の検出位置の表面高さの差が小さくなるようにすることと、を行い、フォーカスセンサを用意することでは、複数の出力部として、第1出力部(41)と、第1出力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2出力部(42)と、第1出力部を挟んで複数の第2出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4出力部(44)と、第1方向と交差し、第1出力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3出力部(43)と、第1出力部を挟んで複数の第3出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5出力部(45)と、を有し、複数の第2~第5出力部が、第1出力部側から数えて同じ順番に位置する出力部と第1出力部との間隔がそれぞれ等しくされたものを用意し、複数の入力部として、第1入力部と、第1入力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2入力部と、第1入力部を挟んで複数の第2入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4入力部と、第1方向と交差し、第1入力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3入力部と、第1入力部を挟んで複数の第3入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5入力部と、を有し、複数の第2~第5入力部が、第1入力部側から数えて同じ順番に位置する入力部と第1入力部との間隔がそれぞれ等しくされたものを用意し、表面高さの差が小さくなるようにすることでは、ファーカスセンサを制御し、フォトレジストのうちのショット露光される部分の大きさに対応した出力部を選択して当該選択した出力部からレーザが出力されるようにすることにより、複数の検出位置の表面高さに基づく検出信号が入力されるようにする
これによれば、フォトレジストのうちのショット露光される部分の複数の表面高さを検出し、これら複数の表面高さに基づいて半導体ウェハを傾ける。このため、露光精度が低下することを抑制することができる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
第1実施形態における露光機を示す模式図である。 半導体ウェハおよびフォトレジストを示す平面図である。 図1に示す発光部の出力部を示す平面図である。 図1に示す受光部の入力部を示す平面図である。 図1に示すフォーカスセンサで表面高さが検出される第1~第5検出位置を示す模式図である。 第2実施形態における発光部を示す平面図である。 選択される出力部を説明するための平面図である。 第3実施形態におけるフォーカスセンサで表面高さが検出される第1~第5検出位置を示す模式図である。 第4実施形態における半導体ウェハに形成された結晶欠陥を説明するための断面図である。 第4実施形態における半導体ウェハに形成された結晶欠陥を説明するための平面図である。 第4実施形態におけるフォーカスセンサで表面高さが検出される第1~第5検出位置を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の露光機の構成について説明する。露光機は、保持ステージ10、調整ステージ20、フォーカスセンサ30、露光部60、制御部70等を備えている。
保持ステージ10は、露光対象であるフォトレジスト100が配置された半導体ウェハ110が搭載される設置面を構成する設置台となるものである。本実施形態では、保持ステージ10は、図示しない吸引部が備えられており、半導体ウェハ110を吸引することによって当該半導体ウェハ110を保持する。
なお、半導体ウェハ110は、本実施形態では、図2に示されるように、正方形状とされた複数のチップ形成領域111を有するSiCウェハで構成されており、表面110aにうねりが発生している。そして、半導体ウェハ110の表面110aに形成されたフォトレジスト100には、半導体ウェハ110に発生しているうねりが引き継がれて表面100aにうねりが発生している。
調整ステージ20は、保持ステージ10を変位させる駆動部として機能するものである。本実施形態では、調整ステージ20は、図1に示されるように、保持ステージ10の設置面をxy平面とすると、xy平面の面方向に沿って保持ステージ10を変位させることができると共に、xy平面と直交するz軸方向に沿って保持ステージ10を変位させることができるように構成されている。また、調整ステージ20は、z軸方向に沿った軸を回転軸として保持ステージ10を回転できるように構成されている。さらに、調整ステージ20は、xy平面における一方向に沿って延びる軸を回転軸として保持ステージ10を回転できるように構成されている。つまり、調整ステージ20は、保持ステージ10を回転させることで半導体ウェハ110を傾けることができるようにも構成されている。なお、本実施形態では、調整ステージ20が調整部に相当している。
以下では、保持ステージ10をxy平面の面方向に沿って変位させることを単に水平方向に変位させるともいう。また、保持ステージ10をxy平面における一方向に沿って延びる軸を回転軸として回転させることを単に保持ステージ10を傾けるともいう。
フォーカスセンサ30は、一対の発光部40および受光部50を有する構成とされている。
発光部40は、露光部60から出力される光の波長と異なる波長のレーザを出力するものであり、例えば、赤外線レーザを出力するレーザ出力装置で構成されている。なお、発光部40は、フォトレジスト100の表面100aにてレーザが全反射されるように、レーザの入射方向とフォトレジスト100の表面100aとの成す角度が小さくなるように配置されている。
受光部50は、フォトレジスト100にて反射されたレーザが入力されるように配置されており、例えば、フォトダイオードやCCD(Charge Coupled Deviceの略)カメラ等で構成される。
ここで、本実施形態の発光部40および受光部50の具体的な構成について説明する。本実施形態の発光部40は、図3に示されるように、レーザを出力する部分となる第1~第5出力部41~45を有する構成とされており、5本のレーザを出力できるように構成されている。具体的には、第1~第5出力部41~45は、第1出力部41を中心とし、第2~第5出力部42~45が第1出力部41の周囲に配置されている。また、第2~第5出力部42~45は、図示しないステッピングモータ等で構成される駆動部を備えており、変位可能に構成されている。
本実施形態では、初期状態として、第2~第5出力部42~45は、第1出力部41を基準として、第2出力部42と第4出力部44が対称となるように配置されていると共に、第3出力部43と第5出力部45とが対称となるように配置されている。また、第2~第5出力部42~45は、隣合う互いの出力部との間隔が等しくなるように配置されている。例えば、第2出力部42と第3出力部43との間隔と、第2出力部42と第5出力部45との間隔は、等しくされている。つまり、第2~第5出力部42~45は、これらを仮想線で結ぶと略正方形状となるように配置されている。
なお、本実施形態の発光部40は、レーザを生成する1つの光源を有し、当該光源で生成されたレーザを回折格子等によって分岐させることで5本のレーザを出力できるように構成されている。但し、発光部40の構成はこれに限定されることはなく、例えば、レーザを生成する複数の光源を有し、各光源で生成されたレーザを出力するようにしてもよい。
受光部50は、図4に示されるように、フォトレジスト100で反射されたレーザが入力される部分となる第1~第5入力部51~55を有する構成とされている。受光部50は、発光部40と同様に、第1入力部51を中心とし、第2~第5入力部52~55が第1入力部52~55の周囲に配置されている。また、第2~第5入力部52~55は、図示しないステッピングモータ等で構成される駆動部を備えており、変位可能に構成されている。
そして、フォーカスセンサ30は、フォトレジスト100の表面100aで全反射されるように発光部40からレーザを出力し、反射されたレーザが受光部50に入力されると、入力されたレーザに基づく検出信号を制御部70に出力する。本実施形態では、発光部40は、第1~第5出力部41~45を有しており、受光部50は、第1~第5入力部51~55を有している。このため、フォーカスセンサ30は、各レーザに基づき第1~第5検出信号を制御部70に入力する。なお、第1~第5検出信号は、それぞれ第1~第5出力部41~45から出力されたレーザに基づく検出信号である。
露光部60は、本実施形態では、波長が365nmである水銀ランプのi線を光源とする光源部、所定の描画パターンが形成されたフォトマスクを保持する保持部、投影レンズ等を有する構成とされている。そして、露光部60は、フォトマスクに形成された描画パターンをショット露光する。なお、本実施形態では、ショットサイズは、チップ形成領域111と同じ大きさとされている。つまり、露光部60は、1回のショット露光により、1つのチップ形成領域111上に配置されたフォトレジスト100をショット露光する。
制御部70は、CPU(Central Processing Unitの略)、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリ等を有しており、調整ステージ20、フォーカスセンサ30および露光部60等と接続されている。そして、制御部70は、CPUがROM、フラッシュメモリに記憶されたプログラムを実行し、その実行の際にRAMを作業領域として使用する。制御部70は、このようなCPUの作動によってプログラムに記述された機能を実現する。なお、RAM、ROM、フラッシュメモリは、非遷移的実体的記憶媒体である。
具体的には、制御部70は、まず、フォトレジスト100のうちの露光部60でショット露光される部分の表面高さを検出できるように、調整ステージ20およびフォーカスセンサ30を制御する。例えば、図5に示されるように、フォーカスセンサ30で表面高さが検出される位置を第1~第5検出位置P1~P5とする。なお、第1~第5検出位置P1~P5は、第1~第5出力部41~45から出力されたレーザが照射(すなわち、反射)される位置でもある。
そして、制御部70は、調整ステージ20を変位させてチップ形成領域111の中心が第1検出位置P1となるようにする。この場合、第2~第5検出位置P2~P5は、チップ形成領域111の外側に位置することがある。
このため、制御部70は、第2~第5検出位置P2~P5がチップ形成領域111内に位置するようにする。具体的には、制御部70は、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55に備えらえている駆動部を駆動し、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55を変位させる。本実施形態では、チップ形成領域111が正方形状とされているため、制御部70は、チップ形成領域111の各角部に第2~第5検出位置P2~P5が位置するように、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55の位置を調整する。
そして、制御部70は、フォーカスセンサ30から入力される第1~第5検出信号に基づいて第1~第5検出位置P1~P5の表面高さを把握する。その後、制御部70は、第1~第5検出位置P1~P5の表面高さの差が小さくなるように、調整ステージ20を駆動して保持ステージ10を傾け、半導体ウェハ110を傾ける。つまり、露光部60と第1~第5検出位置P1~P5との間隔の差が小さくなるように半導体ウェハ110を傾ける。
次に、制御部70は、露光部60を制御してショット露光させ、図示しないフォトマスクに形成された描画パターンをフォトレジスト100に転写させる。その後、制御部70は、調整ステージ20を駆動して保持ステージ10を平行移動させることと、上記各処理を行うことと、を各チップ形成領域111に対して順に行う。例えば、図2中の矢印に沿って、各チップ形成領域111上のフォトレジスト100に対して順にショット露光を行う。
以上が本実施形態における露光機の構成である。次に、上記露光機を用いた半導体装置の製造方法について説明する。
まず、SiCで構成されるインゴットを用意し、当該インゴットを切断することによってSiCで構成される半導体ウェハ110を用意する。そして、半導体ウェハ110の表面110aにフォトレジスト100を配置し、フォトレジスト100が配置された半導体ウェハ110を保持ステージ10に搭載する。
次に、フォーカスセンサ30を用いて露光部60でショット露光される部分の表面高さを検出する。本実施形態では、チップ形成領域111が正方形状とされているため、図5を参照して説明したように、チップ形成領域111の中心である第1検出位置P1、およびチップ形成領域111の各角部近傍の位置である第2~第5検出位置P2~P5の表面高さを検出する。なお、この工程では、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55の位置調整を適宜行う。
次に、フォーカスセンサ30から入力される第1~第5検出信号に基づき、第1~第5検出位置P1~P5の表面高さの差が小さくなるように、調整ステージ20を駆動して半導体ウェハ110を傾ける。そして、フォトマスクに形成された描画パターンがフォトレジスト100に転写されるように、露光部60にてショット露光する。
その後は、フォトレジスト100を現像し、イオン注入や熱処理等の所定の半導体製造プロセスを行うことにより、所望の半導体装置が製造される。
以上説明したように、本実施形態では、フォトレジスト100のうちのショット露光される部分の複数の表面高さを検出し、これら複数の表面高さに基づいて半導体ウェハ110を傾けている。このため、露光精度が低下することを抑制することができ、ひいてはフォーカス裕度が狭くなる微細加工にも対応できる。
また、本実施形態では、チップ形成領域111における中心を第1検出位置P1とし、チップ形成領域111における各角部を第2~第5検出位置P2~P5として表面高さを検出している。つまり、第2、第4検出位置P2、P4は、第1検出位置P1を挟んで対称とされ、第3、第5検出位置P3、P5は、第1検出位置P1を挟んで対称とされている。そして、第2~第4検出位置P2~P4は、第1検出位置P1との間隔が互いに等しくされている。このため、対称的に表面高さを検出でき、まばらに表面高さを検出する場合と比較して、検出精度の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対し、発光部40および受光部50の構成を変更したものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態の発光部40は、図6に示されるように、第2~第5出力部42~45を複数備える構成とされている。具体的には、第2出力部42は、第1出力部41を通過する第1方向に沿って複数配置されている。第4出力部44は、第1出力部41を通過する第1方向に沿って、第1出力部41を挟んで第2出力部42と反対側に複数配置されている。第3出力部43は、第1出力部41を通過する第1方向と交差し、第1出力部42を通過する第2方向に沿って複数配置されている。第5出力部44は、第1出力部42を通過する第2方向に沿って、第1出力部41を挟んで第3出力部43と反対側に複数配置されている。なお、本実施形態では、第1方向と第2方向とは、直交している。
より詳しくは、各第2~第5出力部42~44は、それぞれ第1出力部41側を基準とし、第1出力部41側から数えて同じ順番に位置する出力部と第1出力部41との間隔が等しくされている。例えば、最も第1出力部41側に位置する第2~第5出力部42~45(第1出力部41側から数えて1番目)は、それぞれ第1出力部41との間隔がそれぞれ等しくされている。
受光部50は、特に図示しないが、発光部40と同様の構成とされており、複数の第2~第5入力部52~55を有する構成とされている。そして、各第2~第5入力部52~55は、それぞれ第1方向または第2方向に沿って複数配置されている。
以上が本実施形態におけるフォーカスセンサ30の構成である。そして、このようなフォーカスセンサ30を用いる場合には、フォトレジスト100の表面高さを検出する際、チップ形成領域111の大きさ(すなわち、ショットサイズ)に対応した第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55が選択される。
例えば、図7に示されるように、チップ形成領域111の大きさがS1である場合には、発光部40では、最も第1出力部41側に位置する第2~第5出力部42~45が選択され、第1出力部41および選択された第2~第5出力部42~45からレーザが出力されるようにする。また、例えば、チップ形成領域111の大きさがS2である場合には、発光部40では、第1出力部41側に2番目に近い位置に形成された第2~第5出力部42~45が選択され、第1出力部41と選択された第2~第5出力部42~45からレーザが出力されるようにする。これにより、上記図5に示すように、フォトレジスト100のうちのショット露光される部分に第1~第5検出位置P1~P5を位置させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55を複数備えるようにし、ショットサイズに応じてレーザを出力する出力部を選択するようにしている。このようにしても、フォトレジスト100のうちのショット露光される部分に第1~第5検出位置P1~P5を位置させることができ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55自体を変位させる必要がない。このため、表面高さを検出する際の制御の簡略化を図ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対し、出力部および入力部を1つとしたものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態の発光部40は、特に図示しないが、第1出力部41のみを有する構成とされている。同様に、受光部50は、第1入力部51のみを有する構成とされている。つまり、本実施形態のフォーカスセンサ30は、1本のレーザをフォトレジスト100に照射すると共に、反射された1本のレーザが入力されるように構成されている。
以上が本実施形態におけるフォーカスセンサ30の構成である。そして、このようなフォーカスセンサ30を用いる場合には、フォトレジスト100の表面高さを検出する際、調整ステージ20を駆動して保持ステージ10を水平方向に移動させることにより、第1~第5検出位置P1~P5の表面高さを検出する。例えば、図8に示されるように、矢印に沿って、第2検出位置P2、第3検出位置P3、第1検出位置P1、第5検出位置P5、第4検出位置P4の順に表面高さが検出されるように、保持ステージ10を水平方向に移動させる。なお、この際、フォーカスセンサ30自体は固定したままとし、変位させない。
以上説明したように、フォーカスセンサ30の出力部を1つとする場合には、保持ステージ10を変位させることで第1~第5検出位置P1~P5の表面高さを検出するようにしても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、保持ステージ10を変位させており、フォーカスセンサ30は変位させない。このため、従来の露光機の構成を流用でき、構成の簡略化を図ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態に対し、表面高さを検出した部分に結晶欠陥が存在する場合には、別の部分の表面高さを検出するようにしたものである。その他に関しては、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態の露光機は、第1実施形態と同様の構成とされているが、制御部70は、第1~第5検出信号に基づき、第1~第5検出位置P1~P5における表面高さを把握すると、把握した表面高さの最大値と最小値との差(以下では、単に差という)を演算する。そして、制御部70は、差が1μm以上であると判定すると、異なる位置で再び表面高さを検出する。
すなわち、SiCで構成される半導体ウェハ110は、SiCインゴットを成長させる際に結晶欠陥が形成されることが知られている。そして、このようなSiCインゴットを用いて半導体ウェハ110を構成すると、図9Aに示されるように、半導体ウェハ110の表面110aに対して凸となる結晶欠陥112a、または凹となる結晶欠陥112bが存在する場合があることが知られている。この場合、結晶欠陥112aの半導体ウェハ110の表面110aからの高さは、1μm以上となり、結晶欠陥112bの半導体ウェハ110の表面110aからの深さは、1μm以上となる。また、図9Bに示されるように、結晶欠陥112aは、最大で長さが0.8mm程度となることも知られている。なお、図9Bは、結晶欠陥112aを示す模式図であるが、結晶欠陥112bも同様である。
そして、半導体ウェハ110の表面110aにフォトレジスト100を形成した場合、結晶欠陥112a、112bがある部分では、フォトレジスト100の表面100aも結晶欠陥112a、112bに応じた形状となる。このため、差が1μm以上である場合には、結晶欠陥112a、112bが位置する部分を検出位置としたことが想定される。この場合、このまま半導体ウェハ110を傾けると傾き誤差が大きくなり、露光精度が低下する。
このため、本実施形態の制御部70は、差が1μm以上であると判定すると、調整ステージ20を駆動して保持ステージ10を水平方向に1mm移動し、チップ形成領域111内で別の第1~第5検出位置P1~P5の表面高さを検出する。なお、本実施形態では、図10に示されるように、最初に表面高さを検出する場合には、チップ形成領域111の外縁に対し、第2~第5検出位置P1~P5が1mm以上内側となるようにする。これにより、第1~第5検出位置P1~P5のいずれかが結晶欠陥112a、112bに応じた形状となっている場合には、水平方向に1mmずらしたとしても、第1~第5検出位置P1~P5をチップ形成領域111内に位置させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、差が1μm以上である場合には、1mmずらした場所で再度表面高さを検出する。このため、露光精度が低下することを抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、チップ形成領域111が正方形状である例について説明したが、チップ形成領域111は長方形状であってもよいし、他の形状とされていてもよい。
また、上記各実施形態では、SiCで構成される半導体ウェハ110を例に挙げて説明したが、シリコンで構成される半導体ウェハ110を用いてもよい。なお、Siで構成される半導体ウェハ110は、SiCで構成される半導体ウェハ110より表面110aのうねりが小さいが、上記露光機を用いて露光することにより、露光精度の向上を図ることができる。
さらに、上記各実施形態では、フォトレジスト100の表面高さを検出する際には、ショット露光される部分において、5箇所の表面高さを検出していたが、2~4箇所の表面高さを検出するようにしてもよいし、6箇所以上の表面高さを検出するようにしてもよい。この場合、例えば、第1、第2、第4実施形態では、表面高さを検出する数に合わせて出力部および入力部の数を変更すればよい。
そして、上記第4実施形態では、検出位置を全体的に1mm移動させる例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、制御部70は、差が1μm以上である場合には、第1~第5検出位置P1~P5の表面高さに基づいて平均の表面高さを導出し、当該平均の表面高さから最も離れている表面高さの検出位置が結晶欠陥112a、112bに応じた形状となっていると判定するようにしてもよい。そして、制御部70は、結晶欠陥112a、112bに応じた形状となっているのが第2~第5検出位置P2~P5のいずれかであると判定した場合には、対応する第2~第5出力部42~45および第2~第5入力部52~55のみを移動させるようにしてもよい。
また、上記第4実施形態において、差が1μm以上である場合には、結晶欠陥112a、112bの長さが最大で0.8mm程度であるため、保持ステージ10を少なくとも0.8mm移動させればよく、1mm以上移動させるようにしてもよい。なお、1mm以上移動させる場合には、最初に表面高さを検出する際、チップ形成領域111の外縁から第2~第5検出位置P1~P5を移動させる長さだけ離した位置にすることにより、移動させた後も第2~第5検出位置P1~P5をチップ形成領域111内に位置させることができる。
さらに、上記各実施形態において、フォトマスクに形成された描画パターンが微細でない場合には、第2~第5検出位置P2~P5がフォトレジスト100のうちのショット露光される部分の外側であっても、そのまま第1~第5検出信号に基づいて半導体ウェハ110の傾きを調整するようにしてもよい。
すなわち、フォトレジスト100にフォトマスクの描画パターンをショット露光して転写する場合には、フォトマスクに形成された描画パターンが微細になるほどフォーカス裕度が狭くなることが知られている。そして、本発明者らの検討によれば、SiCで構成される半導体ウェハ110を用いる場合には、特に、0.4μm以下の線幅を有する描画パターンをショット露光して転写する際に露光精度の低下が顕著に確認された。
このため、描画パターンが0.4μmより大きい線幅で構成される場合には、第2~第5検出位置P2~P5がショット露光される部分の外側であったとしても、そのまま第1~第5検出信号に基づいて半導体ウェハ110の傾きを調整するようにしてもよい。そして、描画パターンが0.4μm以下である場合、上記各実施形態のように、第2~第5検出位置P2~P5をショット露光される部分の内側に位置させるようにしてもよい。つまり、フォトマスクに形成されている描画パターンに応じ、第2~第5検出位置P2~P5の変更の可否を決定するようにしてもよい。これによれば、第2~第5検出位置P2~P5を変更しない場合には、スループットを向上でき、第2~第5検出位置P2~P5を変更する場合には、露光精度が低下することを抑制できる。
さらに、上記各実施形態を組み合わせることもできる。例えば、上記第4実施形態を上記第2実施形態または上記第3実施形態に組み合わせ、差が1μm以上である場合には、別の位置で表面高さを再び検出するようにしてもよい。
10 保持ステージ
20 調整ステージ(調整部)
30 フォーカスセンサ
40 発光部
50 受光部
60 露光部
70 制御部

Claims (5)

  1. 半導体ウェハ(110)に形成されたフォトレジスト(100)を露光する露光機であって、
    前記フォトレジストが形成された前記半導体ウェハを保持する保持ステージ(10)と、
    前記保持ステージを変位させる調整部(20)と、
    前記フォトレジストのうちの前記半導体ウェハ側と反対側の表面(100a)でレーザが反射されるように前記レーザを出力する出力部(41~45)を有する発光部(40)と、前記フォトレジストで反射された前記レーザが入力される入力部(51~55)を有する受光部(50)とを有し、前記入力部に入力された前記レーザに基づき、前記フォトレジストの表面高さに応じた検出信号を出力するフォーカスセンサ(30)と、
    フォトマスクに形成されたパターンをショット露光して前記フォトレジストに転写する露光部(60)と、
    前記調整部、前記フォーカスセンサ、および前記露光部を制御する制御部(70)と、を備え、
    前記制御部は、前記フォトレジストのうちのショット露光される部分における複数の検出位置の表面高さに応じた前記検出信号が入力されるように前記調整部および前記フォーカスセンサの少なくとも一方を制御し、複数の前記検出信号に基づき、前記調整部を制御して前記保持ステージを傾ける変位をさせることにより、前記保持ステージを傾ける前に対して前記複数の検出位置における表面高さの差を小さくし、
    前記発光部は、複数の前記出力部を有し、
    複数の前記出力部は、第1出力部(41)と、前記第1出力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2出力部(42)と、前記第1出力部を挟んで前記複数の第2出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4出力部(44)と、前記第1方向と交差し、前記第1出力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3出力部(43)と、前記第1出力部を挟んで前記複数の第3出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5出力部(45)と、を有し、
    前記複数の第2~第5出力部は、前記第1出力部側から数えて同じ順番に位置する出力部と前記第1出力部との間隔がそれぞれ等しくされており、
    前記受光部は、複数の前記入力部を有し、
    複数の前記入力部は、第1入力部と、前記第1入力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2入力部と、前記第1入力部を挟んで前記複数の第2入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4入力部と、前記第1方向と交差し、前記第1入力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3入力部と、前記第1入力部を挟んで前記複数の第3入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5入力部と、を有し、
    前記複数の第2~第5入力部は、前記第1入力部側から数えて同じ順番に位置する入力部と前記第1入力部との間隔がそれぞれ等しくされており、
    さらに、前記制御部は、前記フォーカスセンサを制御し、前記フォトレジストのうちのショット露光される部分の大きさに対応した前記出力部を選択して当該選択した出力部から前記レーザが出力されるようにすることにより、前記複数の検出位置の表面高さに基づく前記検出信号が入力されるようにする露光機。
  2. 前記制御部は、前記検出信号が入力されるようにする際、前記フォトレジストのうちのショット露光される部分における中心の第1検出位置、前記第1検出位置を挟んで対称となる第2、第4検出位置、および前記第1検出位置を挟んで対称となり、かつ、前記第1検出位置との間の間隔が前記第1検出位置と前記第2、第3検出位置との間隔と等しくなる第4、第5検出位置の表面高さに応じた前記検出信号が入力されるようにする請求項1に記載の露光機。
  3. 前記制御部は、複数の前記検出信号に基づいて前記表面高さの最大値と最小値を把握し、前記最大値と前記最小値との差が1μm以上である場合、少なくとも、複数の前記検出信号に基づく平均の表面高さから最も離れた表面高さとなる前記検出位置から0.8mm以上離れた別の検出位置の表面高さを検出し、前記別の検出位置の表面高さに応じた検出信号を含む複数の前記検出信号に基づき、前記調整部を制御して前記保持ステージを傾ける変位をさせる請求項1または2に記載の露光機。
  4. 前記制御部は、前記フォトマスクに形成されたパターンが所定の線幅未満である場合、前記複数の検出位置の表面高さに基づく前記検出信号が入力されるように、前記調整部および前記フォーカスセンサの少なくとも一方を制御する請求項1ないしのいずれか1つに記載の露光機。
  5. 半導体ウェハ(110)に配置されたフォトレジスト(110)を露光することを含む半導体装置の製造方法であって、
    前記フォトレジストのうちの前記半導体ウェハ側と反対側の表面(100a)でレーザが反射されるように前記レーザを出力する複数の出力部(41~45)を有する発光部(40)と、前記フォトレジストで反射された前記レーザが入力される複数の入力部(51~55)を有する受光部(50)とを有し、前記入力部に入力された前記レーザに基づき、前記フォトレジストの表面高さに応じた検出信号を出力するフォーカスセンサ(30)を用意することと、
    複数のチップ形成領域(111)を有し、前記フォトレジストが配置された前記半導体ウェハを用意することと、
    フォトマスクに形成されたパターンをショット露光して前記フォトレジストに転写することと、を行い、
    前記転写することの前に、前記フォトレジストのうちのショット露光される部分における複数の検出位置の表面高さを前記フォーカスセンサの前記検出信号に基づいて検出することと、前記複数の検出位置の表面高さに基づいて前記半導体ウェハを傾けることにより、前記半導体ウェハを傾ける前に対して前記複数の検出位置の表面高さの差が小さくなるようにすることと、を行い、
    前記フォーカスセンサを用意することでは、
    複数の前記出力部として、第1出力部(41)と、前記第1出力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2出力部(42)と、前記第1出力部を挟んで前記複数の第2出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4出力部(44)と、前記第1方向と交差し、前記第1出力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3出力部(43)と、前記第1出力部を挟んで前記複数の第3出力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5出力部(45)と、を有し、前記複数の第2~第5出力部が、前記第1出力部側から数えて同じ順番に位置する出力部と前記第1出力部との間隔がそれぞれ等しくされたものを用意し、
    前記複数の入力部として、第1入力部と、前記第1入力部を通過する第1方向に沿って配置された複数の第2入力部と、前記第1入力部を挟んで前記複数の第2入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第4入力部と、前記第1方向と交差し、前記第1入力部を通過する第2方向に沿って配置された複数の第3入力部と、前記第1入力部を挟んで前記複数の第3入力部と反対側にそれぞれ配置された複数の第5入力部と、を有し、前記複数の第2~第5入力部が、前記第1入力部側から数えて同じ順番に位置する入力部と前記第1入力部との間隔がそれぞれ等しくされたものを用意し、
    前記表面高さの差が小さくなるようにすることでは、前記ファーカスセンサを制御し、前記フォトレジストのうちのショット露光される部分の大きさに対応した前記出力部を選択して当該選択した出力部から前記レーザが出力されるようにすることにより、前記複数の検出位置の表面高さに基づく前記検出信号が入力されるようにする半導体装置の製造方法。
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