JP7039029B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、産業用ロボット又は工作機械に取付け使用される加工装置に関する。
鋳物製品を製造する過程でできるバリは、グラインダー等の研削装置を用いて取除かれる。大型の鋳物製品の場合には、ロボットのアーム先端部に回転する砥石車を取付け、ロボットアームを移動させながらバリ取りが行われることも多く、砥石車は摩耗すると新たな砥石車に交換しながらバリ取りが行われる。
ロボットアームの先端部に研削装置を始めとする加工装置を装着し使用する場合、加工装置が大型化し、あるいは重量が重くなると、それに伴いロボット自体も大型化する必要が生じる。このためロボットアームの先端部に装着する加工装置には、小型・軽量化が求められており、剛性を確保しつつ全体を小型・軽量化した工作機械が提案されている(例えば特許文献1参照)
ロボットアームの先端部に取付け使用される加工装置では、工具の自動交換技術も種々開発されており、従来、自動交換を行うと装置が大きくなるとし、手作業で行われていた大径の砥石車においても自動交換する技術が開発されている(例えば特許文献2参照)。ロボットアームの先端部に取付け使用される加工装置の工具交換装置においても、加工装置と同様に、小型・軽量化が求められており、簡易かつコンパクトな機構で自動交換を実現する自動工具交換装置が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特許第5122022号公報 特開2017-64868号公報 特開2016-55370号公報
ロボットアームの先端部に取付け使用される加工装置、さらにはそこで使用される工具を自動交換する装置において、これらを小型化し、あるいは軽量化するには構造を簡素化するのが効果的である。さらに工具を自動交換する装置の場合、交換の迅速性も求められるため工具を着脱する機構も単純なものが好ましい。
一方で、回転工具、特に大径の砥石車など重量が重い回転工具が動作中に離脱すると重大事故につながるため、構造・機構を簡素化しつつも安全性を確保しておくことは当然である。実用性を考えれば、装置に不具合が発生しても安全性が担保されており、小型化、軽量化が容易で工具の交換が簡単な装置が好ましい。
本発明の目的は、小型化、軽量化が可能で実用性に優れる加工装置を提供することである。
本発明は、産業用ロボット又は工作機械に取付け使用される加工装置であって、基台と、前記台に設けられた、前記産業用ロボット又は工作機械に取付けるための取付手段と、回転軸と、前記回転軸に着脱自在に取付けられる工具と、前記回転軸に取付けられた前記工具を回転駆動する、前記基台に取付けられた駆動手段と、前記回転軸に取付けられた前記工具が円周方向へ移動することを規制する第1規制手段と、前記回転軸に取付けられた前記工具が前記回転軸の反先端部方向へ移動することを規制する第2規制手段と、前記回転軸に取付けられた前記工具の前記回転軸からの離脱を防止する抜止め手段と、前記回転軸から前記工具の離脱を可能にする抜止め解除機構と、前記抜止め解除機構の動作を不能にするロック機構と、前記ロック機構の動作を不能にするロック解除機構と、を備え、前記第1規制手段は、前記回転軸に設けられたスプライン部と、前記工具に設けられたスプライン軸受とで構成され、前記第2規制手段は、前記回転軸に設けられた段差であり、前記抜止め手段は、前記回転軸の先端部に嵌り込み、前記工具が前記回転軸の先端部方向へ移動することを防止する部材であり、前記抜止め解除機構は、前記抜止め手段を前記回転軸の先端部から取り外す機構を備え、前記ロック機構は、前記抜止め解除機構を機械的に阻止することを特徴とする加工装置である。
また本発明の加工装置は、軸部材に連結されたアームを有する可動アームと、前記可動アームを支持する、前記軸部材が摺動自在に挿通する前記台に取付けられた中空の支持体と、前記軸部材を前記支持体の軸心方向に移動させる、前記抜止め解除機構を構成する進退手段と、を備え、前記抜止め手段は、前記可動アームのアーム先端部に取付けられ、前記ロック機構は、前記支持体と前記軸部材とに設けられたキーとキー溝とを有し、前記キーが前記キー溝に嵌り込むことで前記軸部材の前記支持体の軸心方向への移動が阻止され、前記ロック解除機構は、前記キーと前記キー溝との嵌合を解き、前記キーが前記キー溝から外れることで前記軸部材の前記支持体の軸心方向への移動が可能になることを特徴とする。
また本発明の加工装置は、前記軸部材を起点に前記可動アームを旋回させる旋回機構と、前記抜止め解除機構、前記ロック機構、前記ロック解除機構及び前記旋回機構の動作を制御する制御手段と、を備え、前記可動アームは、前記抜止め手段が前記回転軸の先端部から取り外された状態で旋回が可能となることを特徴とする。
また本発明の加工装置は、さらに使用前工具を取り出し自由に収容する収容具を備える工具交換装置と、使用中の工具の交換時期を検知するセンサーと、前記収容具及び前記使用前工具それぞれの位置、方向を検出するセンサーと、を備え、前記制御手段は、使用中の工具と使用前の工具とを自動交換を可能に前記加工装置の動作を制御し、また前記加工装置が取付けられる産業用ロボット又は工作機械に指令を発することを特徴とする。
また本発明の加工装置において、前記産業用ロボットが多関節ロボット又は直交ロボットであり、前記工作機械が数値制御工作機械又はマシニングセンタ又はCNC工作機械であることを特徴とする。
また本発明の加工装置は、工具が砥石車であることを特徴とする。
本発明によれば小型化、軽量化が可能で実用性に優れる加工装置を提供することができる。また工具の自動交換が容易な加工装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の研削装置1の全体構成を示す斜視図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10廻りの拡大図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10の斜視図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10から砥石車12及び可動アーム本体61を取外して見た正面図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10の回転軸30廻りの構造を示す断面図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10の可動アーム支持機構70廻りの構造を説明するための図である。 図1の研削装置1の研削装置本体10のアーム可動軸81の構造を説明するための図である。 図1の研削装置1の砥石車交換装置101の構造を説明するための図である。
図1は、本発明の第1実施形態の研削装置1の全体構成を示す斜視図であり、研削装置本体10が多関節ロボットのアーム201の先端部に取付けられている。図2及び図3は、研削装置本体10廻りの拡大図及び斜視図である。図4は、研削装置本体10から砥石車12及び可動アーム本体61を取外して見た正面図、図5は、研削装置本体10の回転軸30廻りの構造を示す断面図、図6は、研削装置本体10の可動アーム支持機構70廻りの構造を説明するための図、図7は、研削装置本体10のアーム可動軸81の構造を説明するための図、図8は、砥石車交換装置101の構造を説明するための図である。
本発明の第1実施形態の研削装置1は、多関節ロボットのアーム(以下、ロボットアームと記す)201の先端部に取付け使用する研削装置本体10と、研削装置本体10で使用する砥石車12を交換するための砥石車交換装置101と、砥石車12の自動交換を制御する研削装置制御装置150とを備える。
研削装置本体10は、砥石車12を備え、砥石車12を駆動装置50により回転させ被研削物である工作物301を研削する。砥石車12は、回転軸30に着脱自在に固定され、砥石車12が摩耗すると砥石車交換装置101に収納されている新たな砥石車12と自動交換可能に構成されている。
研削装置本体10は、基台21を有し、基台21に設けられた取付フランジ23を介してロボットアーム201の先端部に取付けられる。砥石車12は、基台21に軸受25を介して回転自在に支持された回転軸30に着脱自在に固定される。回転軸30には、駆動装置50が連結し、回転軸30が駆動装置50により回転させられることで砥石車12が回転する。
回転軸30は、軸受25に回転自在に支持される円柱状の主軸31と主軸31の先端に固定されるスプラインシャフト41とを備える。主軸31は、基端部にプーリー取付部33を、先端部にスプラインシャフト41が嵌り込む穿設された凹部35を有する。また主軸31の先端外周には、カラー37が取付けられている。
スプラインシャフト41は、砥石車12を取付るためのシャフトであり、中央部から先端近傍に砥石車12が嵌り込むスプライン部43が設けられ、スプライン部43の前後は円柱部44、45となっている。スプラインシャフト41は、基端部側の円柱部44が主軸31の凹部35に嵌め込まれ固定されている。スプライン部43の先端の円柱部45は、砥石車12の抜け止め具であるスリーブ48が嵌り込む。
砥石車12は、中心部に貫通孔13を有する公知の砥石車であり、砥石車12をスプラインシャフト41に取付けるための固定用スリーブ14が貫通孔13に取付けられている。固定用スリーブ14は、スプラインシャフト41のスプライン部43に嵌り込むスプライン軸受15と、スプライン軸受15の端部に設けられたフランジ16とを有する。スプライン軸受15は、円筒状の外周面を有し貫通孔13に挿通され、先端外周面に設けられたねじ部(図示省略)にロックナット17が螺合し、固定用スリーブ14が砥石車12に固定される。
砥石車12は、固定用スリーブ14のフランジ16の端面がカラー37の端面に当接するように、スプラインシャフト41のスプライン部43にスプライン軸受15が嵌め込まれ、スプラインシャフト41の先端円柱部45にスリーブ48が嵌め込まれ、砥石車12がスプラインシャフト41に固定される。
スプラインシャフト41に取付けられた砥石車12は、スプラインシャフト41の円周方向への回転は、スプライン部43、スプライン軸受15により阻止される。また回転軸30の軸心方向(長手方向)であって主軸31のプーリー取付部33側への移動は、カラー37により阻止され、スプラインシャフト41の先端部側への移動は、スリーブ48により阻止される。
以上のように本実施形態の研削装置本体10において、スプライン部43、スプライン軸受15が、砥石車12が回転軸30の円周方向への移動を規制する第1規制手段である。またカラー37が、砥石車12が回転軸30の反先端部方向へ移動することを規制する第2規制手段であり、スリーブ48が、回転軸30からの離脱を防止する抜止め手段である。
本実施形態においては、砥石車12が回転軸30の反先端部方向へ移動することを規制する手段として、主軸31の先端部にカラー37が取付けられるが、主軸31とスプラインシャフト41との連結部には構造上段差が生じるため、この段差を砥石車12が回転軸30の反先端部方向へ移動することを規制する手段としてよい。なおカラー37は、回転軸30に段差を形成する手段ということもできる。
駆動装置50は、回転軸30を回転させる駆動源であるサーボモータ51と、サーボモータ51の回転を回転軸30に伝達する伝達手段52とを含む。サーボモータ51は、基台21に固定され、プーリー53、54及びタイミングベルト55で構成される伝達手段52を介してサーボモータ51の回転を回転軸30に伝達する。駆動装置50は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、サーボモータ51と回転軸30とが直結されていてもよい。また駆動源もサーボモータに限定されない。
研削装置本体10は、この他に可動アーム60を有する。可動アーム60は、可動アーム本体61と可動アーム本体61を支持する可動アーム支持機構70とで構成される。可動アーム60は、回転軸30に対する砥石車12の離脱を規制する機能を有し、抜け止め具であるスリーブ48は、可動アーム本体61に取付けられた状態でスプラインシャフト41の先端円柱部45に嵌り込む。可動アーム60は、後述のようにスリーブ48をスプラインシャフト41から取外すことができるため抜け止め解除手段ということができる。
可動アーム本体61は、可動アーム支持機構70を構成するアームガイド軸71に挿通する円筒パイプ状の挿通部68と挿通部68に直交配置されるアーム部62とを有する。アーム部62は、挿通部68に対して上方に位置する上部アーム63と、挿通部68に対して下方に位置する下部アーム64とを有し、上部アーム63の先端にはバランスウエイト65が設けられている。一方、下部アーム64の先端は、スリーブ取付部66が設けられており、スリーブ取付部66に軸受67を介してスリーブ48が回転自在に固定されている。
可動アーム支持機構70は、可動アーム本体61を支持するアームガイド軸71と、可動アーム本体61と連結するアーム可動軸81とを有する。
アームガイド軸71は、円筒パイプ状の部材であり、基台21に軸受72を介して回動自在に固定されている。アームガイド軸71の位置は、回転軸30の真上であり(図3参照)、スプラインシャフト41に装着された砥石車12の上端よりも上である。アームガイド軸71にはアームガイド軸71を回動させるためのクランクアーム73が接続する。クランクアーム73は、エアシリンダー74と連結し、エアシリンダー74のロッドが伸縮することでアームガイド軸71が回動する。
またアームガイド軸71の一端部には、ロックアーム76が取付けられている。アームガイド軸71とロックアーム76とは一体化され、一体となって動く。ロックアーム76は、内径がアームガイド軸71の内径と略同一の円筒状の部材であり、内面にアーム可動軸81に設けられたキー溝に嵌り込むキー(図示省略)を備える。
アーム可動軸81は、円柱状の部材であり、可動アーム本体61の挿通部68に挿通された状態で連結具85を介して、挿通部68の先端とアーム可動軸81の先端とが連結されている。これにより可動アーム本体61とアーム可動軸81とは一体化され、一体となって動く。アーム可動軸81の外径は、可動アーム本体61の挿通部68の内径に比較して小さく、可動アーム本体61とアーム可動軸81とが連結された状態で挿通部68とアーム可動軸81との間に円筒状の空間が形成され、この空間にアームガイド軸71が挿通される(図6参照)。
アーム可動軸81は、基端部外周面に第1キー溝83、第2キー溝84を備える(図7参照)。第1キー溝83と第2キー溝84とは連通しており、第1キー溝83が第2キー溝84よりも先端部側に、また端面が一直線になるように軸心方向に並んで設けられている。第2キー溝84の一端面は、アーム可動軸81の基端部側の端面82に臨む。第1キー溝83は、第2キー溝84に比較して僅かに短く、ロックアーム76のキーの長さと同一である。第1キー溝83の幅Wは、第2キー溝84の幅Wに比較して大きく、第2キー溝84の幅Wは、ロックアーム76のキーの幅と略同一である。
アーム可動軸81の基端部には、アーム可動軸81をアームガイド軸71の軸心方向に進退させるエアシリンダー87が連結する(図6参照)。アーム可動軸81を最も後退させると、ロックアーム76に設けられたキーが第1キー溝83に嵌り込み、アーム可動軸81を最も前進させると、ロックアーム76に設けられたキーが第2キー溝84に嵌り込む。
次に砥石車12の取付け要領、研削装置本体10の運転要領を説明する。砥石車12がスプラインシャフト41に嵌め込まれた後に、可動アーム本体61に装着されたスリーブ48が、スプラインシャフト41の先端円柱部45に嵌め込まれ、砥石車12がスプライン部43に固定される。スリーブ48のスプラインシャフト41の先端円柱部45への嵌め込みは、アーム可動軸81に連結するエアシリンダー87を動作させ、アーム可動軸81を後退させることで行われる。
スリーブ48の端面が砥石車12に取付けられた固定用スリーブ14の端面に当接するようにアーム可動軸81を後退させると(図5参照)、ロックアーム76に設けられたキーに対してアーム可動軸81のキー溝が第2キー溝84から第1キー溝83の位置に移動する。この状態でクランクアーム73に連結するエアシリンダー74を動作させ、アームガイド軸71を回動させる。
これよりロックアーム76に設けられたキーが、第1キー溝83に対して円周方向に回転することでロック位置となる。図7のアーム可動軸81の正面図において、ロック位置にドットを付して示す。ロック位置とは、アーム可動軸81(可動アーム本体61)が、アームガイド軸71の軸心方向(長手方向)に移動することができない位置であり、リリース位置とは、アーム可動軸81(可動アーム本体61)が、アームガイド軸71の軸心方向に移動することができる位置である(図7参照)。
この状態でサーボモータ51を駆動させ、砥石車12を回転させ工作物301を研削する。このような研削装置において、運転中に装置上の不具合が発生し、可動アーム本体61が動き、スリーブ48がスプラインシャフト41の先端円柱部45から外れると、砥石車12が回転軸30から離脱し重大事故につながる恐れがある。これに対し、本実施形態の研削装置では、運転中に装置上の不具合が発生してもロックアーム76がアーム可動軸81(可動アーム本体61)の動きを規制しているためスリーブ48がスプラインシャフト41の先端円柱部45から外れることはない。
次に砥石車12の取り外し要領を説明する。砥石車12を停止させた状態で、ロックアーム76を回動させキーの位置をアーム可動軸81の第1キー溝83に対してリリース位置とする。次に、エアシリンダー90を動作させ、アーム可動軸81を最も前進させる。これによりスリーブ48がスプラインシャフト41の先端円柱部45から外れる。同時にロックアーム76のキーがアーム可動軸81の第2キー溝84に嵌り込む。
この状態で、クランクアーム73を回動させるとアーム可動軸81及びこれに連結する可動アーム本体61が、アーム可動軸81を起点に旋回する。可動アーム本体61は、スプラインシャフト41から砥石車12を取外し易い位置まで旋回させればよい。これにより砥石車12を容易に取外すことができる。
以上のように第1実施形態の研削装置本体10において、ロックアーム76に設けられたキー、アーム可動軸81に設けられた第1キー溝83、さらにロックアーム76を回動させるクランクアーム73、アーム可動軸81を進退させるエアシリンダー87等で構成される機構は、スリーブ48がスプラインシャフト41の先端円柱部45から外れることを阻止するロック機構に該当する。
同様に、第1実施形態の研削装置本体10において、ロックアーム76に設けられたキー、アーム可動軸81に設けられた第2キー溝84、さらにロックアーム76を回動させるクランクアーム73、アーム可動軸81を進退させるエアシリンダー87等で構成される機構は、スリーブ48がスプラインシャフト41の先端円柱部45から外れることを許容するロック解除機構に該当する。
研削装置本体10は、この他に砥石車12を自動交換するためのセンサーを備える。センサーには、砥石車12の直径を検出する砥石直径検出センサー90と、砥石車12の交換時にスプライン部43の歯の位置合せを行うプーリー基準位置管理用センサー(図示省略)とが含まれ、これらはデータを送信可能に研削装置制御装置150と連結する。
砥石車交換装置(砥石車交換交換ステーション)101は、研削装置本体10に取付けて使用する新たな砥石車12を保管するとともに、使用済の砥石車12を収容するための装置である(図8参照)。砥石車12の交換は、砥石車12に固定用スリーブ14及びロックナット17が取付けられた状態で行われる。
砥石車交換装置101は、架台103上にターンテーブル105が取付けられ、ターンテーブル105上には、砥石車12を収容する6個の収容具107が同一円周上に均等の間隔で設けられている。各収容具107は、砥石車12の厚さよりも僅かに広い間隔を有し、ターンテーブル105上に立設された2枚の板体109からなる。2枚の板体109には、それぞれ上面に臨むように凹部111が設けられている。
収容具107に対して砥石車12を上部から嵌め込むと、2枚の板体109の間に砥石車12が入り込み、砥石車12に取付けられた固定用スリーブ14及びロックナット17がそれぞれ板体109の凹部111で支持される。
ターンテーブル105には、ターンテーブル105を間欠的に一定の角度で回転させ所定の位置に割り付けるインデックスユニット113が取付けられている。このインデックスユニット113は、研削装置制御装置150と連結し、研削装置制御装置150の指令により動作する。
また砥石車交換装置101には、砥石車12の交換のためのセンサーとして、砥石車12を検出する砥石直径検出センサー121と、砥石車12に取付けられている固定用スリーブ14の有無を検出する固定用スリーブ検出センサー123とが取付けられている。これらセンサーは、データを送信可能に研削装置制御装置150と連結する。
研削装置制御装置150は、研削装置本体10及び砥石車交換装置101に装着されたセンサーと接続し、さらにロボットアームを制御するロボット制御装置(図示省略)と連携し、砥石車12の自動交換を制御する。研削装置制御装置150は、データ送受信、演算、制御、データ入出力の各機能を備える。また研削装置制御装置150は、記憶手段を備え、砥石車12を自動交換するための手順がプログラム化され記憶手段に格納されている。
本実施形態の研削装置1の砥石車自動交換要領について説明する。研削装置制御装置150は、研削装置本体10に装着された砥石直径検出センサー90からのデータと、予め設定された砥石車12の使用限界径とから使用中の砥石車12の交換を行う必要があるか否かの判定をする。研削装置制御装置150は、使用中の砥石車12の直径が使用限界径に達したと判断すると、研削を中止し、砥石車12を自動交換するように制御する。
研削装置制御装置150は、ロボット制御装置に対して研削装置本体10を砥石車12の交換可能な位置に移動させるように指令を送る。ロボット制御装置は、研削装置制御装置150からの指令を受け、ロボット及び砥石車交換装置101の位置座標に基づき研削装置本体10に装着されている砥石車12を交換位置に移動させる。
交換位置は、研削装置本体10に装着されている砥石車12を収容する収容具107の真上であって、2枚の板体109と砥石車12の固定用スリーブ14とが直交する位置である。砥石車12を交換位置に移動させた後、クランクアーム73、エアシリンダー87を介して可動アーム本体61を、スプラインシャフト41から砥石車12を取外し可能な位置に移動させる。
その後、ロボットアーム201を操作し、研削装置本体10に装着されている砥石車12を降下させ収容具107に嵌め込み、ロボットアーム201を後退させ砥石車12に挿通されているスプラインシャフト41を引き抜く。これにより使用済の砥石車12の取外しが完了する。
次に、砥石車交換装置101のインデックスユニット113を動作させ、スプラインシャフト41の正面に新たな砥石車12を移動させる。その後、ロボットアーム201を前進させ砥石車12にスプラインシャフト41を挿通させ、ロボットアーム201を上方に移動させ、新たな砥石車12を収容具107から外す。最後に可動アーム本体61を動かし、スリーブ48をスプラインシャフト41の先端円筒部45に嵌め込み、砥石車12の取付けを完了する。
上記のように第1実施形態の研削装置1は、砥石車12の回転軸30への着脱機構が単純であり、駆動源にエアシリンダー87を使用することができるので、研削装置全体10を小型・軽量化することができる。研削装置本体10は、砥石車12の回転軸30への着脱機構が簡素化されている一方で、装置に不具合が発生しても砥石車12は回転軸30から外れないようにロックされており、安全に使用することができる。
また第1実施形態の研削装置1は、砥石車12の回転軸30への着脱機構に加え、砥石車交換装置101及び砥石車12の自動交換を制御する研削装置制御装置150を備えるので、砥石車12の自動交換が可能であり実用性に優れる。
以上、第1実施形態の研削装置1を用いて本発明に係る加工装置について説明したが、本発明に係る加工装置は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更して使用することができる。例えば、第1実施形態の研削装置本体10では、主軸31とスプラインシャフト41とが分離しているが、これらは一体化されていてもよい。
第1実施形態の研削装置本体10においては、スプラインシャフト41を用いて砥石車12の固定を行うが、スプラインシャフト41に代えて、回転軸30と砥石車12とにキーとキー溝とを設け、回転軸30に砥石車12を着脱可能に固定してもよい。
また第1実施形態の研削装置本体10においては、可動アーム本体61とアーム可動軸81とを連結具85を介して連結するが、可動アーム本体61とアーム可動軸81とが一体的に形成されていてもよい。さらには可動アーム本体61に設けられた挿通部68を無くし、アーム可動軸81をアームガイド軸71により回動自在に支持するようにしてもよい。
またロックアーム76は、アームガイド軸71と一体的に形成されていてもよく、さらにはロックアーム76を省略し、アームガイド軸71の端部にアーム可動軸81の第1キー溝83、第2キー溝84に嵌るキーを取付けてもよい。
本発明に係る加工装置は、研削装置に限定されるものではなく、切削装置、研磨装置等を使用することができ、工具も砥石車に限定されるものではない。また第1実施形態では、ロボットアームの先端部に加工装置として研削装置が取付け使用される例を示したが、本発明に係る加工装置は、多関節ロボット、直交ロボットなどの産業用ロボット、数値制御工作機械、マシニングセンタ、CNC工作機械等の工作機械に取付け使用することができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1 研削装置
10 研削装置本体
12 砥石車
15 スプライン軸受
21 基台
23 取付フランジ
30 回転軸
31 主軸
41 スプラインシャフト
43 スプライン部
45 円柱部
48 スリーブ
50 駆動装置
60 可動アーム
61 可動アーム本体
62 アーム部
68 挿通部
70 可動アーム支持機構
71 アームガイド軸
73 クランクアーム
76 ロックアーム
81 アーム可動軸
83 第1キー溝
84 第2キー溝
90 砥石直径検出センサー
101 砥石交換装置
107 収容具
121 砥石直径検出センサー
123 固定用スリーブ検知センサー
150 研削装置制御装置
201 多関節ロボットのアーム

Claims (6)

  1. 産業用ロボット又は工作機械に取付け使用される加工装置であって、
    基台と、
    前記台に設けられた、前記産業用ロボット又は工作機械に取付けるための取付手段と、
    回転軸と、
    前記回転軸に着脱自在に取付けられる工具と、
    前記回転軸に取付けられた前記工具を回転駆動する、前記基台に取付けられた駆動手段と、
    前記回転軸に取付けられた前記工具が円周方向へ移動することを規制する第1規制手段と、
    前記回転軸に取付けられた前記工具が前記回転軸の反先端部方向へ移動することを規制する第2規制手段と、
    前記回転軸に取付けられた前記工具の前記回転軸からの離脱を防止する抜止め手段と、
    前記回転軸から前記工具の離脱を可能にする抜止め解除機構と、
    前記抜止め解除機構の動作を不能にするロック機構と、
    前記ロック機構の動作を不能にするロック解除機構と、
    を備え、
    前記第1規制手段は、前記回転軸に設けられたスプライン部と、前記工具に設けられたスプライン軸受とで構成され、
    前記第2規制手段は、前記回転軸に設けられた段差であり、
    前記抜止め手段は、前記回転軸の先端部に嵌り込み、前記工具が前記回転軸の先端部方向へ移動することを防止する部材であり、
    前記抜止め解除機構は、前記抜止め手段を前記回転軸の先端部から取り外す機構を備え、
    前記ロック機構は、前記抜止め解除機構を機械的に阻止することを特徴とする加工装置。
  2. 軸部材に連結されたアームを有する可動アームと、
    前記可動アームを支持する、前記軸部材が摺動自在に挿通する前記台に取付けられた中空の支持体と、
    前記軸部材を前記支持体の軸心方向に移動させる、前記抜止め解除機構を構成する進退手段と、
    を備え、
    前記抜止め手段は、前記可動アームのアーム先端部に取付けられ、
    前記ロック機構は、前記支持体と前記軸部材とに設けられたキーとキー溝とを有し、
    前記キーが前記キー溝に嵌り込むことで前記軸部材の前記支持体の軸心方向への移動が阻止され、
    前記ロック解除機構は、前記キーと前記キー溝との嵌合を解き、
    前記キーが前記キー溝から外れることで前記軸部材の前記支持体の軸心方向への移動が可能になることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記軸部材を起点に前記可動アームを旋回させる旋回機構と、
    前記抜止め解除機構、前記ロック機構、前記ロック解除機構及び前記旋回機構の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記可動アームは、前記抜止め手段が前記回転軸の先端部から取り外された状態で旋回が可能となることを特徴とする請求項に記載の加工装置。
  4. さらに使用前工具を取り出し自由に収容する収容具を備える工具交換装置と、
    使用中の工具の交換時期を検知するセンサーと、
    前記収容具及び前記使用前工具それぞれの位置、方向を検出するセンサーと、
    を備え、
    前記制御手段は、使用中の工具と使用前の工具とを自動交換を可能に前記加工装置の動作を制御し、また前記加工装置が取付けられる産業用ロボット又は工作機械に指令を発することを特徴とする請求項に記載の加工装置。
  5. 前記産業用ロボットが多関節ロボット又は直交ロボットであり、
    前記工作機械が数値制御工作機械又はマシニングセンタ又はCNC工作機械であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の加工装置。
  6. 工具が砥石車であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の加工装置。
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