JP7038941B1 - 加工システムおよびスケジュールプログラム - Google Patents

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Abstract

加工システムは、加工装置と、収容部を鉛直方向に複数備える棚と、棚の収容部と加工装置との間で加工対象を搬送する搬送装置と、搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える。スケジュール装置は、スケジュール情報記憶部と、棚情報記憶部と、スケジュール調整部と、を備える。スケジュール情報記憶部は、加工プログラムのプログラム名と、加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶する。棚情報記憶部は、収容部と、収容部に収容される加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報を記憶する。スケジュール調整部は、素材情報がすべての収容部について棚情報に登録されていない場合に、スケジュール情報に登録されている加工順番で、スケジュール情報に登録されたプログラム名に対応する指定素材情報を棚の下の収容部から上に向かって素材情報として割り当てて棚情報を更新する。

Description

本開示は、棚から加工機に加工対象を搬送し、加工後の加工対象を加工機から棚に搬送する加工システムおよびスケジュールプログラムに関する。
特許文献1には、レーザ加工機へ加工対象を投入し、レーザ加工機で加工対象が加工された製品を回収するワーク搬出入装置が開示されている。特許文献1に記載のワーク搬出入装置は、ワークストック部と、ワークチェンジ部と、フォーク部と、を備える。ワークストック部は、レーザ加工機の側方位置に設けられており、下部に加工対象を収容し、上部に製品を収容する。ワークチェンジ部は、レーザ加工機に加工対象を供給し、レーザ加工機で加工された製品を回収する。フォーク部は、加工対象または製品を積載するパレットをワークストック部とワークチェンジ部との間で搬送する。
このようなワーク搬出入装置では、ワークストック部の下部からワークチェンジ部に加工対象が供給され、ワークチェンジ部で加工対象がレーザ加工機へと搬送される。また、レーザ加工機での加工が終了すると、製品がレーザ加工機からワークチェンジ部へと搬送され、ワークチェンジ部からワークストック部の上部に製品が搬送される。
特開2000-118606号公報
上記従来の技術によれば、レーザ加工機で加工される加工対象は、ワークストック部の下部に収容され、レーザ加工機で加工された製品は、ワークストック部の上部に収容される。通常、加工対象および製品は、格子状のパレットに載置され、ワークストック部の格子状の棚板を有する収容部にパレットごと収容される。このため、製品をワークストック部に収容した後に、レーザ加工機でレーザ加工した際の内穴等のスクラップが下方の加工対象上に落下してしまう可能性がある。スクラップが落下した状態の加工対象をレーザ加工機に搬送した場合、レーザ加工機およびレーザ加工に不具合が生じる可能性がある。一例では、スクラップが落下した状態の加工対象をレーザ加工機でレーザ加工すると、スクラップが存在することによるレーザ光の照射深さ等が変わってしまい、加工不良が生じる。他の例では、スクラップが落下した状態の加工対象をレーザ加工機でレーザ加工すると、加工ヘッドと加工対象との相対的な移動によって、加工ヘッドがスクラップを引きずる。このとき、スクラップが穴等に引っかかることによって加工ヘッドが移動できない状態となり、レーザ加工機で加工停止が発生してしまう。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、加工前の加工対象上に、加工後の加工対象からのスクラップの落下を抑制することができる加工システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の加工システムは、加工対象を加工する加工装置と、加工対象を収容する収容部を鉛直方向に複数備える棚と、棚の収容部と加工装置との間で加工対象を搬送する搬送装置と、加工装置で加工される加工対象の順番をスケジュールし、スケジュールに従って搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える。スケジュール装置は、スケジュール情報記憶部と、棚情報記憶部と、スケジュール調整部と、を備える。スケジュール情報記憶部は、加工装置による加工対象の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、加工プログラムで指定される加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶する。棚情報記憶部は、棚の収容部と、収容部に収容される加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報を記憶する。スケジュール調整部は、素材情報がすべての収容部について棚情報に登録されていない場合に、スケジュール情報に登録されている加工順番で、スケジュール情報に登録されたプログラム名に対応する指定素材情報を棚の下の収容部から上に向かって素材情報として割り当てて棚情報を更新する。
本開示にかかる加工システムは、加工前の加工対象上に、加工後の加工対象からのスクラップの落下を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る加工システムの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態1に係る加工システムのスケジュール装置の機能構成の一例を示すブロック図 スケジュール情報の一例を示す図 棚情報の一例を示す図 実施の形態1に係る加工システムでのスケジュール情報および棚情報の生成処理の手順の概要の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る加工システムでの更新処理の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る加工システムでの更新処理の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る加工システムでの更新処理の手順の一例を示すフローチャート スケジュール情報の一例を示す図 棚情報の一例を示す図 棚情報の更新の状態を模式的に示す図 スケジュール情報の一例を示す図 棚情報の一例を示す図 スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図 更新処理後の棚情報の一例を示す図 スケジュール情報の一例を示す図 棚情報の一例を示す図 スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図 更新処理後の棚情報の一例を示す図 スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図 スケジュール情報の並び替えの一例を示す図 棚情報の更新の状態を模式的に示す図 実施の形態1,2に係る加工システムのスケジュール装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる加工システムおよびスケジュールプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
加工システムは、棚に収容されている加工対象を加工装置に搬送し、加工装置での加工が終了した後に、加工後の加工対象を加工装置から棚へと搬送するシステムである。加工装置として、レーザ加工機、放電加工機等を例示することができるが、以下の実施の形態では、加工装置がレーザ加工機である場合を例に挙げて説明する。
図1は、実施の形態1に係る加工システムの構成の一例を模式的に示す図である。加工システム1は、レーザ加工機10と、棚20と、搬送装置30と、制御装置40と、スケジュール装置50と、を備える。
レーザ加工機10は、加工対象71を加工する加工装置である。レーザ加工機10は、加工対象71を載置するステージ11と、レーザ光を発振するレーザ発振器12と、レーザ発振器12からのレーザ光をステージ11上の加工対象71に集光する光学系を含む加工ヘッド13と、ステージ11および加工ヘッド13の少なくとも一方を駆動させる図示しない駆動部と、を有する。レーザ加工機10は、制御装置40からの指示に従ってステージ11上の加工対象71を加工する。
棚20は、レーザ加工機10による加工前後の加工対象71を収容する器具である。棚20は、鉛直方向に予め定められた間隔をおいて配置される棚板21を有する。棚板21と棚板21との間の空間に加工対象71が収容される。以下では、棚板21と棚板21との間の加工対象71が収容される空間は、収容部22と称される。すなわち、収容部22は鉛直方向に複数備えられる。収容部22には、収容部22を識別する識別情報である棚インデックス(idx)が付されている。ここでは、一番下の収容部22から上方に向かって「1」から順に棚idxが付されているものとする。棚板21は、一例では格子状の部材である。加工対象71はパレット72上に載置される。パレット72も、格子状の部材である。
搬送装置30は、レーザ加工機10と棚20の収容部22との間で加工対象71を搬送する装置である。搬送装置30は、スケジュール装置50からの指示に従って、棚20の収容部22からレーザ加工機10へと加工対象71を搬送し、加工後の加工対象71を棚20の加工前に収容されていた収容部22へと搬送する。
制御装置40は、レーザ加工機10の動作を制御する。制御装置40は、レーザ加工機10を制御する制御プログラムを読み込んで、レーザ加工機10の動作を制御する。制御プログラムの一例は、NC(Numerical Control)プログラムである。以下では、レーザ加工機10を制御するプログラムは、加工プログラムと称される。加工プログラムは、加工対象71を所望の形状とするためにステージ11と加工ヘッド13との相対的な位置を制御するプログラムであり、加工対象71の素材ごとに設けられる。つまり、加工形状と素材との組み合わせごとに、加工プログラムが設けられる。加工プログラムの先頭には、使用する素材を示す素材情報、および加工プログラムを実行するのに要する時間である加工時間情報がコメントとして格納されている。制御装置40は、加工プログラムを記憶する記憶部である図示しないプログラム記憶部を有する。
スケジュール装置50は、レーザ加工機10で加工される加工対象71の順番をスケジュールし、スケジュールに従って、棚20とレーザ加工機10との間で加工対象71が搬送されるように、搬送装置30を制御する。スケジュール装置50は、一例では、後述するスケジュールプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。
制御装置40は、レーザ加工機10と配線81を介して接続される。スケジュール装置50は、搬送装置30および制御装置40と配線82を介して接続される。
実施の形態1に係る加工システム1では、加工前の加工対象71と、加工後の加工対象71と、は、棚20の同じ収容部22に収容される。また、実施の形態1に係る加工システム1では、棚20の下の収容部22に収容される加工対象71から上に向かって順に加工される。
加工後の加工対象71が加工の順番待ちの加工前の加工対象71が収容される収容部22よりも上に収容される場合に、加工後の加工対象71に付着していた内穴等のスクラップが、加工後の加工対象71から落下する可能性がある。パレット72および棚板21は格子状であるため、スクラップは、加工後の加工対象71が収容される収容部22よりも下に収容される加工前の加工対象71に落下する可能性がある。スクラップが加工前の加工対象71に付加した状態でレーザ加工機10に搬送され、加工処理が行われると、スクラップが加工位置に存在することによって、レーザ光の照射深さ等が想定していたものからずれてしまい、加工不良が発生する。あるいは、加工対象71上の加工ヘッド13の移動軌跡上にスクラップが存在すると、スクラップが加工ヘッド13によって引きずられる。そして、加工対象71に形成された穴にスクラップが引っ掛かると、移動中の加工ヘッド13が過負荷の状態となり、加工停止が発生する。
このため、実施の形態1では、棚20において、加工後の加工対象71は、加工前の加工対象71よりも下に位置するように配置する。つまり、棚20の下の収容部22の加工対象71をレーザ加工機10へと搬送し、加工後の加工対象71を同じ収容部22に戻した後、加工後の加工対象71を収容した収容部22よりも上の収容部22の加工対象71をレーザ加工機10へと搬送する。このように棚20の下の収容部22の加工対象71から上に向かって順にレーザ加工処理を行うことで、加工後の加工対象71からのスクラップが加工前の加工対象71に落下することが抑制される。
このように動作させるためには、レーザ加工機10で実行する加工プログラムの順番を登録したスケジュールを生成し、使用する収容部22の棚idxを指定しなければならない。一例では、ユーザは、スケジュールに従って、加工対象71を棚20の下の収容部22から上に向かって順番に配置する。また、棚20の下の収容部22から上に向かって順番に棚idxを指定することで、スケジュールに従った加工対象71の搬送装置30での搬送を実現することができる。
しかし、スケジュールの生成と、使用する収容部22の棚idxと、を指定した後に、スケジュールにおける加工プログラムの順番を変更したり、あるいは途中に加工プログラムを追加したりしてスケジュールが変更される場合が発生する。スケジュールが変更された場合でも、棚20の下の収容部22から上に向かって順番に加工対象71が搬送されるように、使用する収容部22の棚idxを変更したり、あるいはスケジュールにおける加工プログラムの順番を変更したりする必要がある。棚idxの変更またはスケジュールにおける加工プログラムの順番の変更を間違ってしまうと、棚20の下の収容部22の加工対象71から上に向かって順に搬送を行うというルールが崩れてしまう。つまり、加工後の加工対象71からのスクラップが順番待ちの加工前の加工対象71上に落下し、この加工対象71のレーザ加工処理時に、加工不良または加工停止が発生する可能性がある。そこで、以下では、スケジュールにおける加工プログラムの順番を変更したり、あるいは途中に加工プログラムを追加したりしてスケジュールが変更される場合が発生するような状況でも、棚20の下の収容部22の加工対象71から上に向かって順に搬送を行うことができるスケジュール装置50を備える加工システム1について説明する。
図2は、実施の形態1に係る加工システムのスケジュール装置の機能構成の一例を示すブロック図である。スケジュール装置50は、マンマシン機能部51と、スケジュール情報記憶部52と、棚情報記憶部53と、スケジュール情報設定部54と、スケジュール調整部55と、取出時刻算出部56と、搬送制御部57と、を備える。
マンマシン機能部51は、加工システム1のユーザとの間の入出力インタフェースである。マンマシン機能部51は、入力部511と、表示部512と、表示処理部513と、を有する。入力部511は、ユーザから指示、情報等の入力を受け付ける。入力部511は、キーボード、ボタン等である。表示部512は、ユーザに対して情報を表示する。表示部512の一例は、液晶表示装置である。なお、入力部511および表示部512は、両者が一体化されたタッチパネルであってもよい。表示処理部513は、表示部512へ表示する表示画面を表示する処理を行う。一例では、表示処理部513は、ユーザからの指示を受け付ける画面、スケジュール情報の入力画面、棚情報の入力画面等の表示画面を表示部512に表示する。
スケジュール情報記憶部52は、レーザ加工機10で実行する加工プログラムを実行順に配置した情報であるスケジュール情報を記憶する。図3は、スケジュール情報の一例を示す図である。スケジュール情報520は、一例では、実行idxと、スケジュールと、指定素材と、使用棚idxと、見積もり加工時間と、を項目として含む。
実行idxは、加工プログラムの実行順序を示す情報である。ここでは、実行idxは自然数で表され、数字が小さい方から大きい方に向かってスケジュールが実行されることを示している。スケジュールは、実行される加工プログラムを識別する情報である。ここでは、スケジュールには、加工プログラムの名称であるプログラム名が入力される。加工プログラムは、加工対象71をレーザ加工機10で加工する際に使用されるプログラムである。なお、スケジュールに入力される情報は、プログラム名でなくても、加工プログラムを識別することができるものであればよい。指定素材は、加工プログラムに指定されている素材を示す情報であり、加工対象71の素材を示す情報である。指定素材は、一例では素材の種類、厚み、大きさ等を示す素材の仕様を表す。指定素材は、指定素材情報に対応する。使用棚idxは、指定素材で指定される加工対象71が棚20のどの収容部22に収容されているかを示す情報であり、棚idxが格納される。見積もり加工時間は、加工プログラムに指定されている加工対象71を加工するのにかかるおおよその時間である。
スケジュール情報520において、スケジュール、指定素材、使用棚idxおよび見積もり加工時間の組み合わせは、レコードと称される。なお、スケジュール情報520のレコードは、少なくともスケジュールと指定素材とを含んでいればよい。つまり、スケジュール情報520は、レーザ加工機10による加工対象71の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、加工プログラムで指定される指定素材と、の組み合わせを加工順番に配置したものであればよい。
棚情報記憶部53は、棚20の収容部22と、収容部22に収容される加工対象71の素材を示す情報と、を対応付けた棚情報を記憶する。図4は、棚情報の一例を示す図である。棚情報530は、一例では、棚idxと、素材情報と、割当フラグと、製品取出予定時刻と、を項目として含む。
棚idxは、棚20の収容部22を一意に識別する情報である。ここでは、棚20の一番下の収容部22から上に向かって順に自然数が割り当てられるものとする。また、以下の例では、収容部22が4つの場合、すなわち棚idxが「1」から「4」である場合を示す。素材情報は、収容部22に収容される加工対象71の素材の種類、厚み、大きさ等を示す素材の仕様を表す。素材情報には、スケジュール情報520に登録される指定素材のいずれかが登録される。割当フラグは、棚idxで示される収容部22が、スケジュール情報520に割り当てられたか否かを示す情報である。ここでは、棚idxがスケジュール情報520に割り当てられた場合に「1」が格納され、割り当てられていない場合には何も格納されないものとする。製品取出予定時刻は、棚idxで示される収容部22に収容されている加工対象71がレーザ加工機10によって加工された後、いつ取り出すことができるかを示す時刻情報である。
棚情報530において、棚idx、素材情報、割当フラグおよび製品取出予定時刻の組み合わせは、レコードと称される。
スケジュール情報設定部54は、スケジュール情報の入力画面にマンマシン機能部51を介してユーザによって入力された内容をスケジュール情報に登録する。また、スケジュール情報設定部54は、制御装置40のプログラム記憶部の加工プログラムのコメントを参照し、スケジュール情報の入力画面に入力された加工プログラムの素材情報および加工時間情報を取得し、スケジュール情報に登録する。
スケジュール調整部55は、棚20において加工対象71が下の収容部22から上に向かって順にレーザ加工機10へと搬送され、レーザ加工機10で加工対象71の素材に対応する加工プログラムによって加工されるように、スケジュール情報および棚情報の少なくとも一方の更新処理を行う。
ユーザによって棚情報に全く素材情報が登録されていない場合には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報で設定された順番に棚情報に素材情報を登録する。具体的には、スケジュール調整部55は、素材情報がすべての収容部22について棚情報に登録されていない場合に、スケジュール情報に登録された加工順番で、スケジュール情報に登録されたプログラム名に対応する指定素材を素材情報として、棚20の下の収容部22から上に向かって割り当てて棚情報を更新する。
また、ユーザによって棚情報にすべての素材情報が登録されている場合には、素材情報の順番を変更することはできない。このため、スケジュール調整部55は、棚情報の棚idxの順になるように、スケジュール情報のレコードの順番を並び替える。具体的には、スケジュール調整部55は、素材情報がすべての収容部22について棚情報に登録されている場合に、棚情報で下の収容部22から上に向かって登録されている素材情報の順番に加工されるように、スケジュール情報の指定素材およびプログラム名を含むレコードを並び替えてスケジュール情報の更新を行う。
さらに、ユーザによって棚情報に一部の素材情報が登録されている場合には、素材情報が入力されている部分については素材情報の順番を変更することができない。この場合には、棚情報の素材情報が入力されていない部分については、スケジュール情報で順序付けされた順に素材情報が登録される。そして、棚情報での素材情報の登録順に従って、スケジュール調整部55は、棚情報の棚idxの順になるようにスケジュール情報のレコードを並び替える。つまり、スケジュール調整部55は、素材情報が一部の収容部22について棚情報に登録されている場合に、スケジュール情報の更新の前に、棚情報の素材情報が登録されていない収容部22に、下の収容部22から上に向かって、棚情報に登録されている素材情報に対応する指定素材以外のスケジュール情報に登録されている指定素材を素材情報として、スケジュール情報に登録されている加工順番で割り当てて棚情報を更新する。その後、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の更新を行う。
取出時刻算出部56は、加工プログラムに含まれる見積もり加工時間を使用して、棚情報に登録されている素材情報に対応する加工対象71を棚20から取り出すことが可能な時刻である取出予定時刻を算出する。なお、この例では、加工プログラムに含まれる見積もり加工時間は、スケジュール情報に登録されているものであり、スケジュール情報の見積もり加工時間を使用してもよい。このように、スケジュール情報に従ってレーザ加工機10で加工対象71のレーザ加工を行った場合に、取出時刻算出部56は、棚20の各収容部22に収容されている加工対象71の製品取出予定時刻を算出する。一例では、取出時刻算出部56は、スケジュール情報の実行idxが「1」のレコードから製品取出予定時刻を算出する対応するレコードまでの見積もり加工時間の和を算出し、予め定められた時刻であるスケジュール開始時刻を基準として加工時間の和から製品取出予定時刻を算出する。スケジュール開始時刻は、一例では、ユーザによって設定される時刻であってもよい。
搬送制御部57は、スケジュール情報および棚情報に従って、搬送装置30の動作を制御する。つまり、搬送装置30によって、スケジュール情報および棚情報に従って棚20の収容部22に収容されている加工対象71は、レーザ加工機10へと搬送され、加工後にレーザ加工機10から元の収容部22へと搬送される。このとき、棚20の下の収容部22から上に向かって順番に加工対象71が搬送される。
つぎに、加工システム1のスケジュール装置50におけるスケジュール情報および棚情報の生成について説明する。図5は、実施の形態1に係る加工システムでのスケジュール情報および棚情報の生成処理の手順の概要の一例を示すフローチャートである。
まず、マンマシン機能部51は、スケジュール情報の入力画面を表示する(ステップS11)。マンマシン機能部51は、スケジュール情報の入力画面にユーザによって入力された内容を受け付ける(ステップS12)。ついで、スケジュール情報設定部54は、スケジュール情報の入力画面に入力されたスケジュールに対応する加工プログラムから、素材情報および加工時間情報を取得する(ステップS13)。スケジュール情報設定部54は、制御装置40のプログラム記憶部にアクセスし、所望の加工プログラムのコメントから素材情報および加工時間情報を取得する。
その後、スケジュール情報設定部54は、取得した素材情報および加工時間情報を、スケジュール情報の入力画面の指定素材および見積もり加工時間に設定する(ステップS14)。この後、ユーザは、スケジュール情報のレコードの並び替えを行ってもよい。後述するように、ユーザは、見積もり加工時間の短い順または長い順に並び替えることができる。そして、スケジュール情報設定部54は、指定素材および見積もり加工時間を設定したスケジュール情報の入力画面の内容をスケジュール情報としてスケジュール情報記憶部52に記憶させる(ステップS15)。
ついで、マンマシン機能部51は、棚情報の入力画面を表示する(ステップS16)。マンマシン機能部51は、棚情報の入力画面にユーザによって入力された内容を受け付ける(ステップS17)。なお、棚情報の入力画面の素材情報のすべての欄が空欄であってもよいし、すべての欄に素材情報が入力されてもよいし、一部の欄に素材情報が入力されていてもよい。そして、マンマシン機能部51は、棚情報の入力画面の内容を棚情報として棚情報記憶部53に記憶させる(ステップS18)。
その後、スケジュール調整部55は、棚20の下の収容部22から上に向かって順に加工対象71が加工されるように、棚情報およびスケジュール情報の少なくとも一方を更新する更新処理を実行する(ステップS19)。棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されていない場合には、スケジュール調整部55は、棚idxの順番がスケジュール情報のレコードの順番となるように、棚情報の素材情報に、スケジュール情報の指定素材に登録されている素材を設定する。スケジュール調整部55は、素材情報が設定された棚情報で、棚情報記憶部53中の棚情報を更新する。
また、棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されている場合には、スケジュール調整部55は、棚情報の棚idxの順に、スケジュール情報のレコードを並び替える。つまり、棚20の下の収容部22の加工対象71から上に向かって順番に加工されるように、スケジュール情報のレコードを並び替える。スケジュール調整部55は、レコードを並び替えたスケジュール情報で、スケジュール情報記憶部52中のスケジュール情報を更新する。
さらに、棚情報の一部の収容部22に素材情報が登録されている場合には、スケジュール調整部55は、棚情報の素材情報が登録されているレコードはそのままとする。また、スケジュール調整部55は、棚情報の素材情報が登録されていないレコードの棚idxの値が小さい方から順に、棚情報に登録されている素材情報以外のスケジュール情報に登録されている指定素材を素材情報として、スケジュール情報に登録されている順番に登録する。このようにしてスケジュール調整部55は、棚情報記憶部53中の棚情報を更新する。また、スケジュール調整部55は、更新した棚情報の棚idxの順に加工対象71が加工されるように、スケジュール情報のレコードを並び替える。そして、スケジュール調整部55は、並び替えたスケジュール情報で、スケジュール情報記憶部52中のスケジュール情報を更新する。このステップS19において、スケジュール調整部55による棚情報の更新は、棚情報更新工程に対応し、スケジュール調整部55によるスケジュール情報の更新は、スケジュール情報更新工程に対応する。
その後、取出時刻算出部56は、スケジュール開始時刻を基準としてスケジュール情報の見積もり加工時間から製品取出予定時刻を算出し、棚情報に登録する(ステップS20)。マンマシン機能部51は、製品取出予定時刻を含む棚情報を表示する(ステップS21)。つまり、表示処理部513は、製品取出予定時刻を含む棚情報を棚情報記憶部53から読み出し、製品取出予定時刻を含む棚情報を表示部512に表示する。そして、処理が終了する。
つぎに、図5のステップS19の棚情報およびスケジュール情報の少なくとも一方の更新処理の詳細について詳細に説明する。図6から図8は、実施の形態1に係る加工システムでの更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、図3のスケジュール情報の実行idxと、図4の棚情報の棚idxと、図4の棚情報で素材情報が設定されていない収容部22の棚idxを示す空棚idxと、を用いて説明が行われる。空棚idxは、棚情報の素材を設定すべき棚idxを示す。
まず、スケジュール調整部55は、実行idx=1、棚idx=1、空棚idx=0に設定する(ステップS31)。ついで、スケジュール調整部55は、実行idxが最大実行idxよりも大きいかを判定する(ステップS32)。最大実行idxは、スケジュール情報の実行idxのうち、値が最大である実行idxである。図3の例では、最大実行idxは「4」である。
実行idxが最大実行idxよりも大きくない場合(ステップS32でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報中の実行idxの指定素材を取得する(ステップS33)。
ついで、スケジュール調整部55は、棚idxが最大棚idxよりも大きいかを判定する(ステップS34)。最大棚idxは、棚情報の棚idxのうち、値が最大である棚idxである。図4の例では、最大棚idxは「4」である。
棚idxが最大棚idxよりも大きくない場合(ステップS34でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、棚情報中の棚idxのレコードの割当フラグが「1」であるかを判定する(ステップS35)。棚idxのレコードの割当フラグが「1」ではない場合(ステップS35でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、棚情報中の棚idxの素材情報を取得する(ステップS36)。ついで、スケジュール調整部55は、棚情報中の棚idxに素材情報が設定されていないかを判定する(ステップS37)。つまり、スケジュール調整部55は、ステップS36で棚idxの素材情報を取得できなかったかを判定する。
棚情報中の棚idxに素材情報が設定されている場合(ステップS37でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、ステップS33で取得した指定素材とステップS36で取得した素材情報とが一致するかを判定する(ステップS38)。
指定素材と素材情報とが一致する場合(ステップS38でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の実行idxのレコードの使用棚idxに棚idxを設定する(ステップS39)。ついで、スケジュール調整部55は、棚情報の棚idxのレコードの割当フラグに「1」を設定する(ステップS40)。割当フラグが「1」であることは、棚idxに対応する収容部22に素材情報が割り当てられていることを示す。逆に、割当フラグが「1」でない場合には、棚idxに対応する収容部22に素材情報が割り当てられていないことを示している。
その後、スケジュール調整部55は、空棚idxに「0」を設定し(ステップS41)、棚idxに最大棚idx+1を設定する(ステップS42)。ステップS42では、最大棚idxは「4」であるので、最大棚idx+1は「5」に設定される。これは、現在の実行idxと棚情報の棚idxとの組み合わせについて、素材を一致させることができたため、この組み合わせについての処理を不要とするためである。その後、処理がステップS34に戻る。
ステップS38で、指定素材と素材情報とが一致しない場合(ステップS38でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、棚idxに「1」を加算したものを新たな棚idxとする(ステップS45)。指定素材と素材情報とが一致しない場合には、スケジュール情報の指定素材に対応するレコードが後のレコード入れ替えの対象となる。その後、処理がステップS34に戻る。
ステップS37で棚情報中の棚idxに素材情報が設定されていない場合(ステップS37でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、空棚idxが「0」であるかを判定する(ステップS43)。空棚idxが「0」である場合(ステップS43でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、棚idxを空棚idxに設定する(ステップS44)。これによって、現在の棚idxが空棚であることが設定される。その後、処理がステップS45に移る。
また、ステップS43で空棚idxが「0」ではない場合(ステップS43でNoの場合)には、処理がステップS45に移る。
ステップS35で棚idxのレコードの割当フラグが「1」である場合(ステップS35でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、棚idxに「1」を加算したものを新たな棚idxとする(ステップS46)。その後、処理がステップS34に戻る。
ステップS34で棚idxが最大棚idxよりも大きい場合(ステップS34でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、空棚idxが「0」であるかを判定する(ステップS47)。空棚idxが「0」でない場合(ステップS47でNoの場合)には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の実行idxのレコードの使用棚idxに空棚idxを設定する(ステップS48)。これによって、スケジュール情報の実行idxと棚情報の棚idxとが対応付けられることになる。このため、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の実行idxのレコードの指定素材を空棚idxが示す棚情報の棚idxのレコードの素材情報に設定する(ステップS49)。
その後、スケジュール調整部55は、棚情報の棚idxのレコードの割当フラグに「1」を設定する(ステップS50)。そして、スケジュール調整部55は、空棚idxに「0」を設定する(ステップS51)。
その後、またはステップS47で空棚idxが「0」である場合(ステップS47でYesの場合)には、スケジュール調整部55は、棚idxに「1」を設定し、実行idxに「1」を加算したものを新たな実行idxとする(ステップS52)。その後、処理がステップS32に戻る。そして、以上で説明した処理がすべての実行idxについて実行される。
ステップS32で実行idxが最大実行idxよりも大きい場合(ステップS32でYesの場合)、すなわちスケジュール情報のすべての実行idxについてステップS32からステップS52までの処理が実行された場合には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の使用棚idxの順番になるようにスケジュール情報のレコードを並び替える(ステップS53)。以上で処理が終了する。
ここで、図7のステップS39からステップS42までの処理は、スケジュール情報の指定素材と棚情報の素材情報とが一致した場合に行われる処理である。図8のステップS48からステップS51までの処理は、棚情報の素材情報が登録されていないレコードにスケジュール情報の指定素材を割り当てる場合に行われる処理である。図6のステップS53の処理は、棚20の収容部22の下から上に向かって加工されるように、スケジュール情報のスケジュールを加工順番に並び替える処理である。
つぎに、(A)棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されていない場合、(B)棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されている場合、および(C)棚情報の一部の収容部22に素材情報が登録されている場合におけるスケジュール情報の並び替えまたは棚情報の素材情報の設定の具体例について説明する。
(A)棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されていない場合
図9は、スケジュール情報の一例を示す図であり、図10は、棚情報の一例を示す図である。図9に示されるように、スケジュール情報521aがユーザによって登録されたものとする。また、図10に示されるように、棚情報531aのすべての素材情報はユーザによって登録されなかったものとする。この場合には、図6から図8の更新処理を実行することで、スケジュール情報521aの実行idxの順に登録された指定素材が、棚情報531aの棚idxの順に素材情報として登録されることになる。
図11は、棚情報の更新の状態を模式的に示す図である。図11に示されるように、スケジュール調整部55は、スケジュール情報521aの実行idxの順に並べられた指定素材を、棚idxの小さい順に棚情報531aの素材情報に登録する。具体的には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報521aの実行idxが「1」のレコードの指定素材「SPCC_6.0_5x10」を棚情報531aの棚idxが「1」のレコードの素材情報に登録する。そして、スケジュール調整部55は、スケジュール情報521aの実行idxが「1」のレコードの使用棚idxに、棚情報531aに登録した棚idxの値である「1」を登録するとともに、棚情報531aの棚idxが「1」のレコードの割当フラグに「1」を登録する。
同様に、スケジュール情報521aの実行idxが「2」のレコードの指定素材を棚情報531aの棚idxが「2」のレコードの素材情報に登録する。スケジュール情報521aの実行idxが「3」のレコードの指定素材を棚情報531aの棚idxが「3」のレコードの素材情報に登録する。スケジュール情報521aの実行idxが「4」のレコードの指定素材を棚情報531aの棚idxが「4」のレコードの素材情報に登録する。そして、図11に示される更新されたスケジュール情報521bおよび棚情報531bとが得られる。
この場合、スケジュール情報521aの実行idxが小さい指定素材の順に、棚情報531bの素材情報を登録しているため、スケジュール情報521aのレコードの並び替えは行われない。つまり、スケジュール情報521aとスケジュール情報521bとで、レコードの並び順は同じである。搬送制御部57は、棚情報531bの棚idxの順に棚20とレーザ加工機10との間で加工対象71の搬送が行われるように搬送装置30を制御する。また、制御装置40は、スケジュール情報521bの実行idxに登録された順に加工プログラムを実行する。
(B)棚情報のすべての収容部22に素材情報が登録されている場合
図12は、スケジュール情報の一例を示す図であり、図13は、棚情報の一例を示す図である。図12に示されるように、スケジュール情報522aがユーザによって登録されたものとする。また、図13に示されるように、棚情報532aのすべての素材情報はユーザによって登録されているが、スケジュール情報522aの指定素材の並び順と、棚情報532aの素材情報の並び順と、は一致していないものとする。この場合には、図6から図8の更新処理を実行することで、棚情報532aの棚idxの素材情報の並び順に、スケジュール情報522aの指定素材が並ぶように、スケジュール情報522aのレコードが並び替えられる。
図14は、スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図である。図14に示されるように、スケジュール調整部55は、棚情報532aの棚idxに対応する素材情報の順に、スケジュール情報522aで指定素材が並ぶように、スケジュール情報522aのスケジュールを並び替える。具体的には、スケジュール調整部55は、棚情報532aの棚idxが「1」のレコードの素材情報「SPCC_6.0_5x10」に対応する指定素材を有するスケジュール情報522aのレコードを特定する。上記したように、素材情報は、素材の種類、厚み、大きさを含む情報である。「SPCC_6.0_5x10」は、「SPCC(Steel Plate Cold Commercial)」が素材の種類を示し、「6.0」が素材の厚みを示し、「5x10」が素材の大きさを示している。ここでは、素材情報「SPCC_6.0_5x10」に対応する指定素材を有するスケジュール情報のレコードは、実行idxが「3」のレコードとなる。スケジュール調整部55は、特定したレコードを、更新処理後のスケジュール情報522bにおいて実行idxが「1」のレコードとする。また、スケジュール調整部55は、更新処理後のスケジュール情報522aの実行idxが「1」のレコードの使用棚idxに「1」を登録し、棚情報532aの棚idxが「1」のレコードの割当フラグに「1」を登録する。
同様に、棚情報532aの棚idxが「2」のレコードの素材情報「SPCC_4.5_5x10」に対応する指定素材を有するスケジュール情報522aの実行idxが「1」のレコードを、更新処理後のスケジュール情報522bにおいて実行idxが「2」のレコードとする。棚情報532aの棚idxが「3」のレコードの素材情報「SUS_3.0_4x8」に対応する指定素材を有するスケジュール情報522aの実行idxが「4」のレコードを、更新処理後のスケジュール情報522bにおいて実行idxが「3」のレコードとする。棚情報532aの棚idxが「4」のレコードの素材情報「SPCC_4.5_4x8」に対応する指定素材を有するスケジュール情報522aの実行idxが「2」のレコードを、更新処理後のスケジュール情報522bにおいて実行idxが「4」のレコードとする。そして、実行idxの順にスケジュール、指定素材および使用棚idxの組み合わせが並び替えられ、図14に示される更新処理後のスケジュール情報522bが得られる。
また、棚情報532aも更新される。図15は、更新処理後の棚情報の一例を示す図である。図15の棚情報は、スケジュール情報522bの指定素材と棚情報532bの素材情報との間の対応付けがなされた結果、図13の棚情報532aで割当フラグに「1」が入力された状態となっている。
図12および図13の状態では、スケジュール情報522aの実行idxに対応付けられる指定素材の順序と、棚情報532aの棚idxに対応付けられる素材情報の順序と、が異なっている。棚情報532aには、既に棚20の収容部22に収容された加工対象71が登録されているため、スケジュール情報522aに合わせて棚情報532aを変更する場合には、棚20の収容部22に収容されている加工対象71の入れ替えも発生してユーザの手間がかかってしまう。一方、棚情報532aに合わせてスケジュール情報522aを変更する場合には、棚20の収容部22に収容されている加工対象71の入れ替えは発生しない。このため、このような場合には、実施の形態1では、棚情報532aに合わせてスケジュール情報522aのレコードを入れ替えて、図14に示されるようにスケジュール情報522bを更新するようにしている。
そして、搬送制御部57は、棚情報532bの棚idxの順に棚20とレーザ加工機10との間で加工対象71の搬送が行われるように搬送装置30を制御する。また、制御装置40は、更新処理後のスケジュール情報522bの実行idxに登録された順に加工プログラムを実行する。
(C)棚情報の一部の収容部22に素材情報が登録されている場合
図16は、スケジュール情報の一例を示す図であり、図17は、棚情報の一例を示す図である。図16に示されるように、スケジュール情報523aがユーザによって登録されたものとする。また、図17に示されるように、棚情報533aの一部の素材情報はユーザによって登録されており、残りの部分の素材情報は登録されていないものとする。なお、ここでは、棚情報533aに登録されている素材情報の棚idxと、素材情報に対応する指定素材を有するスケジュール情報523aのレコードの実行idxと、は一致していない場合を例に挙げる。この場合には、図6から図8の更新処理を実行することで、棚情報533aの素材情報が登録されていないレコードにスケジュール情報523aの指定素材を登録するとともに、棚情報533aに登録されている素材情報の棚idxが、スケジュール情報523aの実行idxと等しくなるように、スケジュール情報523aの指定素材を並び変える。
図18は、スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図であり、図19は、更新処理後の棚情報の一例を示す図である。スケジュール調整部55は、まず棚情報533aの空欄を埋める処理を行う。この場合、スケジュール調整部55は、棚情報533aの素材情報が登録されているレコードはそのままとし、素材情報が登録されていないレコードについて、棚idxの小さいレコードから、スケジュール情報523aの実行idxの小さい指定素材を順に割り当てる。
具体的には、スケジュール調整部55は、棚情報533aの素材情報が登録されているレコードの棚idxをそのままとし、素材情報が登録されていないレコードで最も棚idxが小さいレコードを取得する。スケジュール調整部55は、スケジュール情報523aの指定素材のうち、棚情報533aに対応する素材情報が登録されていないレコードのうち、最も実行idxが小さいレコードの指定素材を取得する。そして、スケジュール調整部55は、取得した棚idxのレコードの素材情報に、取得した指定素材を登録する。
例えば、図17の棚情報533aのレコードのうち、素材情報が登録されていないレコードのうち最も小さい棚idxは「1」である。また、スケジュール情報523aのレコードの中で、棚情報533aに対応する素材情報が登録されているレコードの実行idxは「2」および「4」である。このため、棚情報533aの素材情報が登録されていないレコードの割り当て対象となるスケジュール情報523aのレコードの実行idxは「1」および「3」となる。このうち、実行idxが最も小さいものは「1」であるので、スケジュール調整部55は、棚情報533aの棚idxが「1」のレコードの素材情報には、実行idxが「1」の指定素材「SPCC_6.0_5x10」を登録する。スケジュール調整部55は、スケジュール情報523aの実行idxが「1」のレコードの使用棚idxに「1」を登録し、棚情報533aの棚idxが「1」の割当フラグに「1」を登録する。
同様に、スケジュール調整部55は、棚情報533aの棚idxが「3」のレコードの素材情報には実行idxが「3」の指定素材「SUS_3.0_4x8」を登録する。スケジュール調整部55は、スケジュール情報523aの実行idxが「3」のレコードの使用棚idxに「3」を登録し、棚情報533aの棚idxが「3」の割当フラグに「1」を登録する。以上のようにして、図18に示されるスケジュール情報523bと、図19に示される棚情報533bと、が得られる。
その後、スケジュール調整部55は、スケジュール情報523bの使用棚idxが実行idxと一致するように、スケジュール情報523bのレコードを並び替える。つまり、使用棚idxの順にスケジュールおよび指定素材の組み合わせからなるレコードを並び替える。図20は、スケジュール情報の並び替えの状態を模式的に示す図である。図20には、スケジュール情報523bと、スケジュール情報523bを使用棚idxの順に並び替えた更新処理後のスケジュール情報523cと、が示されている。以上のようにして、図20に示される更新処理後のスケジュール情報523cと、図19に示される棚情報533bと、が得られる。
そして、搬送制御部57は、棚情報533bの棚idxの順に棚20とレーザ加工機10との間で加工対象71の搬送が行われるように搬送装置30を制御する。また、制御装置40は、更新処理後のスケジュール情報523cの実行idxに登録された順に加工プログラムを実行する。
なお、図9、図11、図12、図14、図16、図18および図20のスケジュール情報521a,521b,522a,522b,523a,523b,523cは、見積もり加工時間を項目として含んでいる。また、図10、図11、図13、図15、図17および図19の棚情報531a,531b,532a,532b,533a,533bは、製品取出予定時刻を項目として含んでいる。図11、図15および図19では、スケジュール調整部55は、スケジュール開始時刻を13:00として、見積もり加工時間を用いて棚情報531b,532b,533bの各レコードの製品取出予定時刻を算出している。算出した結果は、棚情報531b,532b,533bの製品取出予定時刻に登録される。製品取出予定時刻は、棚20から加工対象71を取り出す予定時刻である。
マンマシン機能部51は、このように製品取出予定時刻を含む棚情報531b,532b,533bを表示部512に表示してもよい。これによって、加工対象71を棚20から取り出すことができるおおよその終了時刻をユーザに提示することができる。
実施の形態1では、棚20の収容部22から加工対象71をレーザ加工機10へと搬送し、レーザ加工機10での加工が終了した加工対象71を棚20の同じ収容部22へと戻す加工システム1において、下の収容部22から上に向かって順に加工が行われるように、棚情報の設定またはスケジュール情報のレコードの並び替えを行うようにした。これによって、加工処理後の加工対象71は、棚20内で、加工処理前の加工対象71の上位に収容されることがない。棚20で加工処理後の加工対象71が加工処理前の加工対象71の上位に収容される場合には、加工処理後の加工対象71から加工処理前の加工対象71に落下したスクラップによって、加工不良またはレーザ加工機10での加工停止が発生してしまう。しかし、加工処理後の加工対象71は、加工処理前の加工対象71の下位に配置されるので、スクラップが加工処理前の加工対象71上に落下することがない。このため、加工対象71の加工処理中にスクラップの存在による加工不良またはレーザ加工機10での加工停止の発生を気にすることなく加工を行うことができる。
また、スケジュール情報が各スケジュールにおける見積もり加工時間を保持し、この見積もり加工時間と基準となるスケジュール開始時刻とから、製品取出予定時刻を算出し、棚情報に格納するようにした。そして、スケジュール装置50は、棚情報をユーザに表示させることで、加工対象71の加工処理後の取出予定時刻を把握することができる。また、次作業工程に加工対象71を回せる時刻をユーザが把握することが可能となり、ユーザは次作業の準備を確実に実施することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、棚情報にすべての素材情報が格納されていない場合に、スケジュール情報の実行idxの順番に従って、棚情報に素材情報を割り当てていた。しかし、棚情報にすべての素材情報が格納されていない状態は、棚20の収容部22に加工対象71が収容されていない状態であり、生成された棚情報に従ってユーザが加工対象71を棚20の収容部22に収容する。このため、棚情報にすべての素材情報が格納されていない場合には、スケジュール情報および棚情報のレコードを並び替えることが可能である。そこで、実施の形態2では、棚情報にすべての素材情報が格納されていない場合におけるスケジュール情報および棚情報のレコードの並び替えについて説明する。
実施の形態2に係る加工システム1の構成は、実施の形態1で説明したものと同様である。ただし、スケジュール情報設定部54は、棚情報のすべての収容部22に加工対象71の素材が登録されていない場合に、ユーザからの指示に従ってスケジュール情報のレコードを並び替える機能をさらに有する。一例では、スケジュール情報設定部54は、見積もり加工時間の短い順または長い順にスケジュール情報のレコードを並び替える。なお、見積もり加工時間の短い順に並び替えるかあるいは長い順に並び替えるかの選択は、スケジュール情報が表示された状態でマンマシン機能部51を介したユーザからの操作によって行われる。
スケジュール情報設定部54は、棚情報を参照し、すべての収容部22に加工対象71の素材が登録されていない、すなわちすべての素材情報が空欄である場合に、見積もり加工時間で並び替えを可能とすることができる。つまり、スケジュール情報設定部54は、棚情報のすべての素材情報が空欄でない場合には、ユーザがマンマシン機能部51を介して見積もり加工時間での並び替えの指示を入力しても、入力した指示を受け付けない。この場合、表示処理部513がスケジュール情報設定部54からの指示を受けて、スケジュール情報の入力が不可能であることを示す情報を表示部512に表示してもよい。これによって、棚情報に素材情報が入力されている場合に、スケジュール情報の並び替えに伴う棚情報の並び替えの発生を抑えることができる。
なお、スケジュール情報設定部54によるスケジュール情報の並び替えおよび棚情報の並び替えは、一例では図5のフローチャートのステップS14とステップS15との間に実行される。
つぎに、スケジュール情報の並び替えおよび棚情報の更新処理の具体例について説明する。図21は、スケジュール情報の並び替えの一例を示す図である。スケジュール情報524aには、ユーザによってスケジュールであるプログラム名が登録され、スケジュール情報設定部54によって加工プログラムからスケジュールに対応する指定素材と見積もり加工時間とが設定された状態が示されている。そして、このスケジュール情報524aは、表示部512に表示されているものとする。
この状態で、見積もり加工時間の短い順または長い順にレコードを並び替える指示がユーザによってマンマシン機能部51から入力されると、スケジュール情報設定部54は、指示に従ってスケジュール情報のレコードを並び替える。スケジュール情報524bは、見積もり加工時間が短い順にレコードを並び替えたものであり、スケジュール情報524cは、見積もり加工時間が長い順にレコードを並び替えたものである。そして、この並び替えられたスケジュール情報524b,524cがスケジュール情報記憶部52に記憶される。
図22は、棚情報の更新の状態を模式的に示す図である。図22では、短い順に並び替えられたスケジュール情報524bに従って棚情報534を更新する場合を示している。棚情報534の更新処理は、実施の形態1で説明したものと同様である。つまり、棚情報534のすべての収容部22に加工対象71の素材が登録されていない場合には、スケジュール調整部55は、スケジュール情報の実行idxの順に並べられた指定素材を、棚情報の棚idxの「1」のレコードから順に素材情報として登録する。このようにして、棚情報534が更新される。
実施の形態2では、棚情報にすべての素材情報が格納されていない場合で、スケジュール情報を見積もり加工時間が短い順または長い順に並び替え、並び替えたスケジュール情報に従って棚情報を更新する。例えば見積もり加工時間が短い順に並び替えた場合に、加工時間の短い加工対象71から順番に棚20の最下部の収容部22から上に向かって加工することが可能となる。このため、実施の形態1の効果に加えて、レーザ加工機10での加工が終了した加工対象71を次作業工程に早く回すことができ、受注のあった製品を早く受注先に納品することができる。
なお、上記した実施の形態1,2の説明では、加工装置がレーザ加工機10である加工システム1を例に挙げたが、加工装置がレーザ加工機10以外の放電加工機、タレットパンチプレス等である加工システム1であっても同様の効果を得ることができる。
ここで、スケジュール装置50のハードウェア構成について説明する。実施の形態1,2に係るスケジュール装置50は、具体的にはコンピュータシステムにより実現される。図23は、実施の形態1,2に係る加工システムのスケジュール装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。図23に示されるように、このコンピュータシステム700は、制御部701と、記憶部702と、通信部703と、を備え、これらはシステムバス704を介して接続されている。
図23において、制御部701は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等である。制御部701は、実施の形態1,2で説明したスケジュール情報および棚情報の生成方法が記述されたスケジュールプログラムを実行する。また、制御部701は、搬送装置30を制御する方法が記述された搬送装置制御プログラムを実行する。記憶部702は、RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)などの各種メモリと、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などのストレージデバイスと、を含み、制御部701が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要なデータなどを記憶する。また、記憶部702は、プログラムの一時的な記憶領域としても使用される。通信部703は、通信処理を実施する通信回路などである。通信部703は、複数の通信方式にそれぞれ対応する複数の通信回路で構成されていてもよい。なお、図23は、一例であり、コンピュータシステム700の構成は図23の例に限定されない。
ここで、実施の形態1,2に係る加工システム1で使用されるスケジュールプログラムが実行可能な状態になるまでのコンピュータシステム700の動作例について説明する。上述した構成をとるコンピュータシステム700には、たとえば、図示しないCD(Compact Disc)-ROMドライブまたはDVD(Digital Versatile Disc)-ROMドライブにセットされたCD-ROMまたはDVD-ROMから、スケジュールプログラムが記憶部702にインストールされる。そして、スケジュールプログラムの実行時に、記憶部702から読み出されたスケジュールプログラムが記憶部702の主記憶装置となる領域に格納される。この状態で、制御部701は、記憶部702に格納されたスケジュールプログラムに従って、実施の形態1,2のスケジュール装置50における更新処理を含むスケジュール情報および棚情報の生成処理を実行する。
なお、上記の説明においては、CD-ROMまたはDVD-ROMを記録媒体として、スケジュールプログラムを提供しているが、これに限らず、コンピュータシステム700の構成、提供するプログラムの容量などに応じて、たとえば、通信部703を経由してインターネットなどの伝送媒体により提供されたプログラムを用いることとしてもよい。
図2に示したスケジュール装置50の表示処理部513、スケジュール情報設定部54、スケジュール調整部55、取出時刻算出部56および搬送制御部57は、図23の制御部701により実現される。図2に示したスケジュール装置50のスケジュール情報記憶部52および棚情報記憶部53は、図23に示した記憶部702の一部である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 加工システム、10 レーザ加工機、11 ステージ、12 レーザ発振器、13 加工ヘッド、20 棚、21 棚板、22 収容部、30 搬送装置、40 制御装置、50 スケジュール装置、51 マンマシン機能部、52 スケジュール情報記憶部、53 棚情報記憶部、54 スケジュール情報設定部、55 スケジュール調整部、56 取出時刻算出部、57 搬送制御部、71 加工対象、72 パレット、81,82 配線、511 入力部、512 表示部、513 表示処理部。

Claims (10)

  1. 加工対象を加工する加工装置と、前記加工対象を収容する収容部を鉛直方向に複数備える棚と、前記棚の前記収容部と前記加工装置との間で前記加工対象を搬送する搬送装置と、前記加工装置で加工される前記加工対象の順番をスケジュールし、スケジュールに従って前記搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える加工システムであって、
    前記スケジュール装置は、
    前記加工装置による前記加工対象の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、前記加工プログラムで指定される前記加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶部と、
    前記棚の前記収容部と、前記収容部に収容される前記加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報を記憶する棚情報記憶部と、
    前記素材情報がすべての前記収容部について前記棚情報に登録されていない場合に、前記スケジュール情報に登録されている前記加工順番で、前記スケジュール情報に登録された前記プログラム名に対応する前記指定素材情報を前記棚の下の前記収容部から上に向かって前記素材情報として割り当てて前記棚情報を更新するスケジュール調整部と、
    を備えることを特徴とする加工システム。
  2. 加工対象を加工する加工装置と、前記加工対象を収容する収容部を鉛直方向に複数備える棚と、前記棚の前記収容部と前記加工装置との間で前記加工対象を搬送する搬送装置と、前記加工装置で加工される前記加工対象の順番をスケジュールし、スケジュールに従って前記搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える加工システムであって、
    前記スケジュール装置は、
    前記加工装置による前記加工対象の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、前記加工プログラムで指定される前記加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶部と、
    前記棚の前記収容部と、前記収容部に収容される前記加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報を記憶する棚情報記憶部と、
    前記棚情報で下の前記収容部から上に向かって登録されている前記素材情報の順番に前記加工対象が加工されるように、前記スケジュール情報の前記プログラム名および前記指定素材情報の組み合わせを並び替えて前記スケジュール情報の更新を行うスケジュール調整部と、
    を備えることを特徴とする加工システム。
  3. 前記スケジュール調整部は、前記素材情報がすべての前記収容部について前記棚情報に登録されている場合に、前記スケジュール情報の更新を行うことを特徴とする請求項2に記載の加工システム。
  4. 前記スケジュール調整部は、前記素材情報が一部の前記収容部について前記棚情報に登録されている場合に、前記スケジュール情報の更新の前に、前記棚情報の前記素材情報が登録されていない前記収容部に、下の前記収容部から上に向かって、前記棚情報に登録されている前記素材情報に対応する前記指定素材情報以外の前記スケジュール情報に登録されている前記指定素材情報を前記素材情報として、前記スケジュール情報に登録されている前記加工順番で割り当てて前記棚情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の加工システム。
  5. 前記スケジュール装置は、前記加工プログラムに含まれる見積もり加工時間を使用して、前記スケジュール情報の前記プログラム名および前記指定素材情報の組み合わせを並び変えるスケジュール情報設定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の加工システム。
  6. 前記スケジュール装置は、
    前記加工プログラムに含まれる見積もり加工時間を使用して、前記棚情報に登録されている前記素材情報に対応する前記加工対象を前記棚から取り出すことが可能な時刻である取出予定時刻を算出する取出時刻算出部と、
    前記棚情報に含まれる前記素材情報ごとの前記取出予定時刻を表示部に表示する表示処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の加工システム。
  7. 前記搬送装置は、加工後の前記加工対象を前記棚の加工前に収容されていた前記収容部へと搬送することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の加工システム。
  8. 加工対象を加工する加工装置と、前記加工対象を収容する収容部を鉛直方向に複数備える棚と、前記棚の前記収容部と前記加工装置との間で前記加工対象を搬送する搬送装置と、前記加工装置で加工される前記加工対象の順番をスケジュールし、スケジュールに従って前記搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える加工システムで、前記スケジュール装置によって実行されるスケジュールプログラムであって、
    前記加工装置による前記加工対象の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、前記加工プログラムで指定される前記加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶させる工程と、
    前記棚の前記収容部と、前記収容部に収容される前記加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報に、前記素材情報がすべての前記収容部について登録されていない場合に、前記スケジュール情報に登録されている前記加工順番で、前記スケジュール情報に登録された前記プログラム名に対応する前記指定素材情報を前記棚の下の前記収容部から上に向かって前記素材情報として割り当てて前記棚情報を更新する工程と、
    を前記スケジュール装置に実行させることを特徴とするスケジュールプログラム。
  9. 加工対象を加工する加工装置と、前記加工対象を収容する収容部を鉛直方向に複数備える棚と、前記棚の前記収容部と前記加工装置との間で前記加工対象を搬送する搬送装置と、前記加工装置で加工される前記加工対象の順番をスケジュールし、スケジュールに従って前記搬送装置を制御するスケジュール装置と、を備える加工システムで、前記スケジュール装置によって実行されるスケジュールプログラムであって、
    前記加工装置による前記加工対象の加工内容を規定した加工プログラムのプログラム名と、前記加工プログラムで指定される前記加工対象の素材の仕様を示す指定素材情報と、の組み合わせを加工順番に配置したスケジュール情報を記憶させるスケジュール情報記憶工程と、
    前記棚の前記収容部と、前記収容部に収容される前記加工対象の素材の仕様を示す素材情報と、を対応付けた棚情報を記憶させる棚情報記憶工程と、
    前記棚情報で下の前記収容部から上に向かって登録されている前記素材情報の順番に前記加工対象が加工されるように、前記スケジュール情報の前記プログラム名および前記指定素材情報の組み合わせを並び替えて前記スケジュール情報の更新を行うスケジュール情報更新工程と、
    を前記スケジュール装置に実行させることを特徴とするスケジュールプログラム。
  10. 前記素材情報が一部の前記収容部について前記棚情報に登録されている場合に、前記スケジュール情報更新工程の前に、前記棚情報の前記素材情報が登録されていない前記収容部に、下の前記収容部から上に向かって、前記棚情報に登録されている前記素材情報に対応する前記指定素材情報以外の前記スケジュール情報に登録されている前記指定素材情報を前記素材情報として、前記スケジュール情報に登録されている前記加工順番で割り当てて前記棚情報を更新する棚情報更新工程を、前記スケジュール装置にさらに実行させることを特徴とする請求項9に記載のスケジュールプログラム。
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