JP7038928B2 - 衛星通信装置、コアネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびサービス品質制御方法 - Google Patents

衛星通信装置、コアネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびサービス品質制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、衛星バックホール回線を用いた移動通信システムにおける衛星通信装置、コアネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびサービス品質制御方法に関する。
第5世代移動通信(以下、5Gと称する。)システムは、従来の携帯電話サービスであるモバイルブロードバンドサービスに加えて、産業用途など異業種分野での利用が期待されており、その1つとして広域なサービスエリアを提供可能な衛星通信への適用が注目されている。また、海上、山岳地帯など、都市部以外の人の密度が低いエリアへの5Gサービスの提供では、光ファイバー敷設など地上基地局の敷設コストを低減するため、地上基地局とコアネットワーク装置とを接続するバックホール回線に衛星通信を活用した5Gシステムが検討されている。
このようなシステムでは、5GシステムのQoS(Quality оf Service)、すなわちサービス品質指標と、衛星通信のサービス品質指標とを対応させる変換方法が利用されている。しかしながら、5Gのサービス品質指標は、様々な通信品質の組み合せから構成されている。また、衛星から地表に照射されるビーム内に多数の衛星バックホール回線を利用する地上基地局が存在する場合、衛星通信回線と比較して地上基地局の通信回線は大容量である。そのため、単純なサービス品質指標の変換方法では、地上基地局間のサービス品質の優先度が影響し合い、低優先度のデータの滞留が発生するという課題があった。
このような課題の解決方法として、特許文献1には、移動機と無線通信を行う基地局間の無線バックホール回線を2種類の異なる帯域で構成する統合無線インターフェースとして無線リソースを管理し、累積通信速度、最小通信速度などをサービス品質の評価指標として各帯域の通信速度を変化させる技術が開示されている。
特表2017-516414号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、無線バックホール回線のサービス品質を満足するように無線リソースを調整することで通信速度を変化させているが、ネットワーク全体を統一したサービス品質指標にする必要がある、という問題があった。また、上記従来の技術によれば、無線リソース割り当てによってサービス品質を維持するため、衛星通信のように広域エリアをカバーし、多数の基地局を同時に収容する衛星バックホール回線上では、基地局ごとにサービス品質を確保する調整ができない、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、衛星バックホール回線を用いた移動通信システムにおいて、基地局間のサービス品質指標の影響を抑制しつつ、異なる通信区間のサービス品質指標を変換できる衛星通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおいて、衛星バックホール回線の通信制御を行う衛星通信装置である。衛星通信装置は、移動通信システムおよび衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する記憶部と、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、変換テーブルにおいて衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新するサービス品質指標更新部と、を備えることを特徴とする。
本開示に係る衛星通信装置は、衛星バックホール回線を用いた移動通信システムにおいて、基地局間のサービス品質指標の影響を抑制しつつ、異なる通信区間のサービス品質指標を変換できる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る衛星バックホール回線により構成される移動通信システムの構成例を示す図 本実施の形態に係るコアネットワーク装置および衛星通信地上局の構成例を示すブロック図 本実施の形態に係る地上基地局および衛星通信端末の構成例を示すブロック図 本実施の形態に係るコアネットワーク装置と移動局との間におけるサービス品質指標の伝達経路を示す図 本実施の形態に係るサービス品質指標を構成するQoSフローパラメータおよびサービス品質指標を構成する優先クラスパラメータの例を示す図 本実施の形態に係るコアネットワーク装置および地上基地局のサービス品質指標の処理手順を示す図 本実施の形態に係るサービス品質指標を識別するためのPacket Filter Setの例を示す図 本実施の形態に係る異なるサービス品質指標であるQoSフローパラメータと優先クラスパラメータとの間でサービス品質指標を変換する変換テーブルの例を示す図 本実施の形態に係る通常時における変換テーブルおよびサービス状態の一例を示す図 本実施の形態に係る衛星バックホール回線混雑時における変換テーブルおよびサービス状態の一例を示す図 本実施の形態に係る衛星バックホール回線混雑時において更新した変換テーブルおよびサービス状態の一例を示す図 本実施の形態に係る衛星通信地上局における変換テーブルの更新動作を示すフローチャート 本実施の形態に係るコアネットワーク装置の他の構成例を示すブロック図 本実施の形態に係る衛星通信地上局が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 本実施の形態に係る衛星通信地上局が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の例を示す図
以下に、本開示の実施の形態に係る衛星通信装置、コアネットワーク装置、制御回路、記憶媒体およびサービス品質制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの開示が限定されるものではない。なお、以下の説明では、移動通信システムとして3GPP(3rd Generation Partnership Project)などで規定される第5世代移動通信システムを前提に説明するが、本開示はこれに限定されない。
実施の形態.
本実施の形態では、衛星通信装置である衛星通信地上局が、衛星バックホール回線上を伝送するサービス品質指標ごとのトラヒック量を監視し、衛星バックホール回線を活用する移動通信システムのサービス品質指標と、衛星バックホール回線を構成する異なる無線通信システムのサービス品質指標と、を変換する変換テーブルを更新する方法について説明する。
図1は、本実施の形態に係る衛星バックホール回線により構成される移動通信システム50の構成例を示す図である。移動通信システム50では、地上基地局10aから送信される地上無線信号12aによって、地上基地局10a配下のサービスエリア11aが構築されている。また、地上基地局10bから送信される地上無線信号12bによって、地上基地局10b配下のサービスエリア11bが構築されている。また、地上基地局10cから送信される地上無線信号12cによって、地上基地局10c配下のサービスエリア11cが構築されている。地上基地局10aは、移動局30aと地上無線信号12aによって接続されている。地上基地局10cは、移動局30cと地上無線信号12cによって接続されている。地上基地局10bは、サービスエリア11b内に移動してきた移動局と地上無線信号12bによって接続される。
本実施の形態において、移動通信システム50では、地上無線信号12a,12b,12cと衛星バックホール回線の衛星無線信号22bとは、異なる周波数帯を利用していることを前提として説明するが、同一周波数帯を共用する運用形態でもよい。以降の説明において、地上基地局10a,10b,10cを区別しないときは地上基地局10と称することがある。また、サービスエリア11a,11b,11cを区別しないときはサービスエリア11と称することがある。また、地上無線信号12a,12b,12cを区別しないときは地上無線信号12と称することがある。また、移動局30a,30cを区別しないときは移動局30と称することがある。移動通信システム50は、地上基地局10とコアネットワーク装置13とを衛星バックホール回線を介して接続するシステムである。
コアネットワーク装置13は、地上基地局10と移動局30との呼制御および認証を行う。また、コアネットワーク装置13は、移動局30とサービスネットワーク15との間で様々なサービス品質を持つアプリケーションのトラヒックを中継する。また、コアネットワーク装置13は、サービスネットワーク15から受信するデータのIP(Internet Protocol)アドレス、DSCP(Differentiated Services Code Point)などのQoSフィルタ情報を用いて、各データに5Gシステムのサービス品質指標を付与する。これにより、移動通信システム50において、データを受信した地上基地局10は、各データに付与されたサービス品質指標に基づいて、地上無線信号12上のサービス品質を制御することができる。
衛星通信地上局14は、DVB(Digital Video Broadcasting)-S2Xなどの衛星通信方式を用いて、衛星バックホール回線の通信制御を行う。衛星通信地上局14は、衛星通信用アンテナ23と接続し、衛星20を介してフィーダリンク回線を構成する衛星無線信号22aと、対応する地上基地局10a,10b,10cと接続する衛星通信端末31a,31b,31cとの間のサービスリンク回線を衛星ビームによって構成する衛星無線信号22bと、によってサービスエリア21を構築する。これにより、衛星通信地上局14は、地上基地局10とコアネットワーク装置13との間の衛星バックホール回線を確立する。以降の説明において、衛星通信端末31a,31b,31cを区別しないときは衛星通信端末31と称することがある。
ネットワーク管制局24は、衛星20の通信リソースをビーム毎に制御する。ネットワーク管制局24は、ビーム毎のトラヒック量を監視し、衛星20が送信する衛星無線信号22a,22bの通信リソース使用量、送信時間などを変更することで、ビーム毎の通信速度を制御するビームホッピングを提供する。管理装置16は、コアネットワーク装置13および衛星通信地上局14に対して、サービス品質指標などを設定する。
なお、移動通信システム50において、地上基地局10、衛星通信端末31、衛星通信地上局14、コアネットワーク装置13、サービスネットワーク15、管理装置16、およびネットワーク管制局24間の通信は、例えば、IPネットワーク、Ethernet(登録商標)ネットワークなどの接続方法により構築されるが、これらに限定されるものでない。本実施の形態では、IPネットワークによる通信を前提として説明する。
図2は、本実施の形態に係るコアネットワーク装置13および衛星通信地上局14の構成例を示すブロック図である。
コアネットワーク装置13は、有線インターフェース部201と、サービス品質設定部202と、データ処理部203と、認証処理部204と、呼制御部205と、移動管理部206と、有線インターフェース部207と、サービス品質識別部208と、電源部209と、記憶部210と、を備える。
有線インターフェース部201は、有線回線300によって衛星通信地上局14および管理装置16と接続する第1の有線インターフェースである。有線インターフェース部207は、外部のサービスネットワーク15と有線によって接続する第2の有線インターフェースである。
呼制御部205は、衛星バックホール回線を介して地上基地局10のサービスエリア11に在圏する移動局30との通信接続のための制御を行う。認証処理部204は、呼制御部205の通信接続処理において、移動局30が移動通信システム50でサービス提供可否を判断する機能部である。認証処理部204は、不正な移動局30が接続を要求した場合、当該要求を拒否する機能を有する。移動管理部206は、移動通信システム50で通信接続が完了した移動局30の在圏するサービスエリア11およびサービスエリア21を管理する。
サービス品質識別部208は、サービスネットワーク15から受信するデータのEthernetヘッダ情報、IPヘッダ情報などから、当該データに要求されるサービス品質を識別する。サービス品質設定部202は、サービス品質識別部208によって識別されたサービス品質情報をデータに付与する。データ処理部203は、サービス品質設定部202によってサービス品質情報が付与されたデータを衛星通信地上局14に転送する。
電源部209は、コアネットワーク装置13内の各構成に電源を供給する。記憶部210は、コアネットワーク装置13の運用に必要な内部情報を記憶しており、サービス品質の識別情報、移動局30の情報などを保持している。
衛星通信地上局14は、有線インターフェース部101と、サービス品質指標更新部102と、通信帯域監視部103と、モデム部104と、無線インターフェース部105と、電源部106と、記憶部107と、を備える。
有線インターフェース部101は、コアネットワーク装置13と有線により接続する。無線インターフェース部105は、衛星通信用アンテナ23を介して衛星無線信号22aの送受信処理を行う。モデム部104は、衛星通信における無線接続のための制御を行う。電源部106は、衛星通信地上局14の各構成に電力供給を行う。記憶部107は、衛星通信地上局14の動作に必要な内部情報を蓄積する。記憶部107は、移動通信システム50および衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する。サービス品質指標更新部102は、コアネットワーク装置13のサービス品質設定部202で設定されたサービス品質指標を、衛星バックホール回線上で用いられる異なる形態のサービス品質指標に変換する機能を提供する。具体的には、サービス品質指標更新部102は、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、変換テーブルにおいて衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新する。通信帯域監視部103は、衛星20より送信されるビーム毎の通信帯域情報をネットワーク管制局24から取得して管理する。サービス品質指標更新部102は、コアネットワーク装置13が使用するサービス品質指標を認識するため、管理装置16によって設定されるコアネットワーク装置13のサービス品質指標を記憶部107に格納する。
本実施の形態では、衛星通信地上局14と衛星通信端末31との間の衛星バックホール回線に適用するサービス品質指標を、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1pで規定されるPCP(Priority Code Point)とする。また、地上基地局10配下の移動局30とコアネットワーク装置13との間に適用するサービス品質指標を、第5世代移動通信システムで規定される5QI(5G QoS Indicator)を含むQoSフローパラメータとする。なお、本サービス品質指標は一例であり、異なるサービス品質指標を持つ構成であれば、本実施の形態に適用できる。また、本実施の形態では、衛星通信地上局14およびコアネットワーク装置13を個別の装置として構成しているが、一体型の構成にしてもよい。
図3は、本実施の形態に係る地上基地局10および衛星通信端末31の構成例を示すブロック図である。
地上基地局10は、有線インターフェース部401と、データ処理部402と、モデム部403と、無線インターフェース部404と、電源部405と、記憶部406と、アンテナ部407と、を備える。有線インターフェース部401は、衛星通信端末31と有線回線600で接続する。アンテナ部407は、移動局30との間で地上無線信号12を送受信する。無線インターフェース部404は、地上無線信号12の送受信処理を行う。モデム部403は、無線接続のための制御を行う。データ処理部402は、コアネットワーク装置13のサービス品質指標に基づくデータ処理を行う。電源部405は、地上基地局10の各構成に電力供給を行う。記憶部406は、地上基地局10の動作に必要な内部情報を蓄積する。
衛星通信端末31は、有線インターフェース部501と、データ処理部502と、モデム部503と、無線インターフェース部504と、電源部505と、記憶部506と、アンテナ部507と、を備える。有線インターフェース部501は、地上基地局10と有線回線600で接続する。アンテナ部507は、衛星20との間でサービスリンク上の衛星無線信号22bを送受信する。無線インターフェース部504は、衛星無線信号22bの送受信処理を行う。モデム部503は、衛星通信における無線接続のための制御を行う。データ処理部502は、衛星バックホール回線のサービス品質指標に基づくデータ処理を行う。電源部505は、衛星通信端末31の各構成に電力供給を行う。記憶部506は、衛星通信端末31の動作に必要な内部情報を蓄積する。衛星通信端末31において、電源部505は、災害時などの非常用電源として用いられるようにバッテリーを具備してもよい。また、衛星通信端末31は、通常時は地上基地局10の電源部405から電力供給を受けるなど、他の方法で電力供給が行われてもよい。
図4は、本実施の形態に係るコアネットワーク装置13と移動局30との間におけるサービス品質指標の伝達経路を示す図である。
コアネットワーク装置13は、サービスネットワーク15から受信したアプリケーションのデータを、GTP(General packet radio service Tunneling Protocol)などのトンネリングプロトコルでカプセリングした後、衛星通信地上局14に転送する。コアネットワーク装置13において、サービス品質識別部208は、カプセリング処理において、当該データのリアルタイム性、信頼性などのアプリケーションの特性を認識する。サービス品質設定部202は、サービス品質識別部208によって認識されたアプリケーションの特性に基づいて、後述する図5に示すサービス品質指標701を付与する。
衛星通信地上局14において、サービス品質指標更新部102は、コアネットワーク装置13からデータを受信すると、記憶部107に格納される変換テーブルを用いて、データに付与されたサービス品質指標701と、後述する図5に示すサービス品質指標702との変換を行う。衛星通信地上局14は、サービス品質指標変換後のデータを、衛星バックホール回線を介して衛星通信端末31に送信する。
図5は、本実施の形態に係るサービス品質指標701を構成するQoSフローパラメータ800およびサービス品質指標702を構成する優先クラスパラメータ801の例を示す図である。QoSフローパラメータ800および優先クラスパラメータ801は、全てのパラメータを設定して使用してもよいし、一部のパラメータのみを設定して使用してもよい。QoSフローパラメータ800は、優先クラスパラメータ801と異なり、優先度の他、信頼性、遅延、誤り率など多様な指標の組合せにより構成されている。本実施の形態において、移動通信システム50は、衛星バックホール回線上の優先制御をサービス品質指標702に基づいて実施し、優先度の高いデータから順次送信する。なお、移動通信システム50は、サービス品質指標701を衛星バックホール回線上で伝送する場合、衛星データとして伝送する。移動通信システム50は、衛星バックホール回線上の優先制御において、優先度に応じて送信頻度を設定してもよい。
衛星通信端末31は、衛星通信地上局14から衛星バックホール回線を介して受信したデータを、有線回線600を介して地上基地局10に転送する。地上基地局10のデータ処理部402は、衛星通信端末31から受信したデータを、サービス品質指標701に対応する無線ベアラにマッピングし、地上無線信号12によって移動局30に送信する。
図6は、本実施の形態に係るコアネットワーク装置13および地上基地局10のサービス品質指標の処理手順を示す図である。
サービスネットワーク15で使用されるアプリケーション901およびコアネットワーク装置13が通信を実施すると、コアネットワーク装置13のサービス品質識別部208は、図7に示すPacket Filter Set904に設定されるパラメータと受信したアプリケーション901のデータとを比較し、対応するサービス品質指標903を決定する。図7は、本実施の形態に係るサービス品質指標を識別するためのPacket Filter Set904の例を示す図である。サービス品質識別部208は、アプリケーション901のデータがIPデータを利用する場合はIP Packet Filter Setを使用する。サービス品質識別部208は、アプリケーション901のデータがEthernetアプリケーションを利用する場合はEthernet Packet Filter Setを使用する。なお、図7に示すPacket Filter Setは一例であり、独自プロトコルなどを新たに定義してもよい。コアネットワーク装置13において、サービス品質設定部202は、サービス品質識別部208で決定されたサービス品質指標903をデータに付与し、衛星バックホール回線を介して送信する。
地上基地局10は、衛星バックホール回線を介してデータを受信する。地上基地局10のデータ処理部402は、コアネットワーク装置13のサービス品質設定部202で設定されたサービス品質指標903に対応する無線ベアラに当該データを、規定されたQoSフローマッピング904に従ってマッピングし、移動局30に送信する。移動局30は、地上基地局10から受信したデータをアプリケーション905で処理する。なお、本実施の形態では、移動局30内に複数のアプリケーションが使用されているが、これに限定されない。移動通信システム50において、複数の移動局30が、各々異なるアプリケーションを使用する形態であってもよい。
図8は、本実施の形態に係る異なるサービス品質指標であるQoSフローパラメータと優先クラスパラメータとの間でサービス品質指標を変換する変換テーブルの例を示す図である。サービス品質指標1001は、各設定値に応じて優先度が決定される。一方で、サービス品質指標1002は、優先度の他、信頼性、遅延、誤り率など多様な指標の組み合せによって構成されている。変換テーブル1003は、サービス品質指標1001とサービス品質指標1002との対応を示すものである。なお、各サービス品質指標の定義は異なることから、変換テーブル1003において、必ずしも1対1に対応する必要はない。
次に、本実施の形態におけるサービス品質指標の更新方法について説明する。図9は、本実施の形態に係る通常時における変換テーブル1010およびサービス状態の一例を示す図である。衛星通信地上局14の通信帯域監視部103は、各サービス品質指標におけるトラヒック量、滞留量、およびネットワーク管制局24から取得したビーム毎の通信帯域を管理する。衛星通信地上局14のサービス品質指標更新部102は、通信品質として滞留量を評価し、全てのサービス品質指標で許容される品質であるか否かを監視する。ここでは、サービス品質指標更新部102は、一例として、図9に示されるサービス品質指標(5G)またはサービス品質指標(PCP)の各カラムで示されるフィールドごとに閾値を設け、当該閾値を超過した場合に輻輳を検出する。閾値は、フィールドごとに異なる値であってもよいし、他のフィールドと同じ値であってもよい。
図10は、本実施の形態に係る衛星バックホール回線混雑時における変換テーブル1020およびサービス状態の一例を示す図である。ネットワーク管制局24は、衛星バックホール回線上のトラヒック状況を監視し、特定ビームでトラヒック集中が発生した場合、当該ビームに優先的に通信帯域を割り当てる制御を行う。図10の例は、衛星通信地上局14の通信帯域監視部103が管理する各ビームの通信帯域のうち、特定ビームの通信帯域が300Mbpsから50Mbpsへ減少したことを示すものである。ネットワーク管制局24における通信帯域制御としては、通信帯域幅を調整してもよいし、ビームホッピングの割当頻度を調整してもよい。なお、ネットワーク管制局24における通信帯域制御は、サービス品質指標に応じて実施されておらず、衛星通信回線の最適化方法に基づいて決定される。
衛星通信地上局14の通信帯域監視部103は、ネットワーク管制局24から変更された通信帯域を取得すると、管理する通信帯域を更新する。トラヒック量が増加すると優先度7の滞留量が増加し、サービス品質指標更新部102は、サービス品質指標QCI#Zのサービス品質指標の閾値を超過することを検出する。サービス品質指標更新部102は、サービス品質の劣化を検出後、サービス品質指標QCI#Zに対応するサービス品質指標(PCP)の優先度を上げるように、変換テーブルを更新する。サービス品質指標更新部102は、滞留量の評価を継続し、サービス品質指標の閾値以下になるように変換テーブルの更新を行う。すなわち、サービス品質指標更新部102は、評価結果がサービス品質の劣化を示すものであった場合、該当するサービス品質指標の優先度を上げるように変換テーブルを更新する。なお、サービス品質指標更新部102は、変換テーブルの更新方法について、サービス品質が低下したQCIのみを対象に更新してもよいし、優先度の高いQCIに対応付けられる優先度を下げてもよい。
図11は、本実施の形態に係る衛星バックホール回線混雑時において更新した変換テーブル1030およびサービス状態の一例を示す図である。図11の例では、サービス品質指標更新部102は、サービス品質が低下していないQCIについても、優先度を上げるように更新し、7段階の優先度を3段階にしている。このように、サービス品質指標更新部102は、相対的に優先度の段階レベルを少なくするように変換テーブルを更新してもよい。なお、衛星通信地上局14において、モデム部104は、サービス品質が低下したQCIに該当するデータについて、地上基地局10へ向けて送信するデータを複製して送信してもよい。これにより、移動通信システム50は、衛星バックホール回線における通信の信頼性を向上させることができる。
このように、衛星通信地上局14のサービス品質指標更新部102が図9から図11に示すような変換テーブルの更新処理を実施することで、衛星バックホール回線を用いた移動通信システム50は、基地局間のサービス品質指標の影響を抑制しつつ、異なる通信区間のサービス品質指標を変換することができる。なお、本実施の形態では、衛星通信地上局14のサービス品質指標更新部102において、サービス品質指標の評価に滞留量を用いたが、本開示はこれに限定されない。また、衛星通信地上局14のサービス品質指標更新部102は、優先度を更新したサービス品質指標QCIにおいて、サービス品質の向上が確認できた場合、優先度を上げたサービス品質指標QCIに対応するサービス品質指標(PCP)の優先度を元に戻すように、すなわち下げるように更新してもよい。
図12は、本実施の形態に係る衛星通信地上局14における変換テーブルの更新動作を示すフローチャートである。衛星通信地上局14において、サービス品質指標更新部102は、サービス品質指標の評価を行う(ステップS1)。前述の例では、サービス品質指標更新部102は、滞留量と閾値との比較を行う。サービス品質指標更新部102は、サービス品質の低下を検出した場合(ステップS2:Yes)、該当するサービス品質指標QCIに対応するサービス品質指標(PCP)の優先度を上げるように変換テーブルを更新する(ステップS3)。
サービス品質指標更新部102は、サービス品質の低下を検出せず(ステップS2:No)、サービス品質の向上を検出した場合(ステップS4:Yes)、過去に該当するサービス品質指標(PCP)の優先度を上げるように変換テーブルを更新していたか否か判断する(ステップS5)。サービス品質指標更新部102は、過去に該当するサービス品質指標(PCP)の優先度を上げるように変換テーブルを更新していた場合(ステップS5:Yes)、該当するサービス品質指標QCIに対応するサービス品質指標(PCP)の優先度を下げるように変換テーブルを更新する(ステップS6)。サービス品質指標更新部102は、サービス品質の向上を検出していない場合(ステップS4:No)、または過去に該当するサービス品質指標(PCP)の優先度を上げるように変換テーブルを更新していない場合(ステップS5:No)、更新動作を終了する。サービス品質指標更新部102は、上記動作を繰り返し実施する。
なお、本実施の形態では、衛星通信地上局14にサービス品質指標更新部102を設けた場合について説明したが、これに限定されない。移動通信システム50では、コアネットワーク装置13にサービス品質指標更新部を設け、サービス品質指標の評価を行ってもよい。図13は、本実施の形態に係るコアネットワーク装置13aの他の構成例を示すブロック図である。コアネットワーク装置13aは、図2に示すコアネットワーク装置13に対して、サービス品質指標更新部211および通信帯域監視部212を追加したものである。サービス品質指標更新部211および通信帯域監視部212の機能は、衛星通信地上局14が備えるサービス品質指標更新部102および通信帯域監視部103の機能と同様である。また、記憶部210は、衛星通信地上局14が備える記憶部107と同様、移動通信システム50および衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する。
コアネットワーク装置13aにおいて、データ処理部203は、サービス品質指標更新部211によって更新後の優先度の情報を、地上基地局10へ向けて送信するデータに付与してもよい。データ処理部203は、更新後の優先度の情報を、地上基地局10へ向けて送信するデータのイーサネット(登録商標)ヘッダに付与してもよいし、地上基地局10へ向けて送信するデータのインターネットプロトコルヘッダに付与してもよい。コアネットワーク装置13aにおいて、サービス品質指標更新部211は、評価結果がサービス品質の劣化を示すものであった場合、該当するサービス品質指標の優先度を上げるように変換テーブルを更新する。なお、コアネットワーク装置13aにおいて、データ処理部203は、サービス品質が低下したQCIに該当するデータについて、地上基地局10へ向けて送信するデータを複製して送信してもよい。これにより、移動通信システム50は、衛星バックホール回線における通信の信頼性を向上させることができる。
つづいて、衛星通信地上局14のハードウェア構成について説明する。衛星通信地上局14において、有線インターフェース部101および無線インターフェース部105は通信インターフェースである。電源部106はバッテリーなどの電力供給源である。サービス品質指標更新部102、通信帯域監視部103、モデム部104、および記憶部107は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図14は、本実施の形態に係る衛星通信地上局14が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路90の構成例を示す図である。図14に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、衛星通信地上局14の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能を衛星通信地上局14に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、記憶部107が、移動通信システム50および衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する第1のステップと、サービス品質指標更新部102が、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、変換テーブルにおいて衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新する第2のステップと、を衛星通信地上局14に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図15は、本実施の形態に係る衛星通信地上局14が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路93の例を示す図である。図15に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
衛星通信地上局14のハードウェア構成について説明したが、コアネットワーク装置13のハードウェア構成も同様である。コアネットワーク装置13において、有線インターフェース部201,207は通信インターフェースである。電源部209はバッテリーなどの電力供給源である。サービス品質設定部202、データ処理部203、認証処理部204、呼制御部205、移動管理部206、サービス品質識別部208、および記憶部210は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
コアネットワーク装置13aにおいて、上記プログラムは、記憶部210が、移動通信システム50および衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する第1のステップと、サービス品質指標更新部211が、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、変換テーブルにおいて衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新する第2のステップと、データ処理部203が、更新後の優先度の情報を、地上基地局10へ向けて送信するデータに付与する第3のステップと、をコアネットワーク装置13aに実行させるプログラムであるとも言える。
以上説明したように、本実施の形態によれば、衛星バックホール回線を用いた移動通信システム50は、衛星通信地上局14におけるサービス品質指標の変換処理でサービス品質指標ごとのサービス品質評価による監視を行うことでサービス品質劣化を検知し、サービス品質が劣化したサービス品質指標の優先度を更新することとした。これにより、衛星バックホール回線を用いて同一ビーム配下に多数の地上基地局10が配置される移動通信システム50において、ビーム間、および地上基地局10間でサービス品質指標の影響を抑制しつつ、異なるサービス品質指標の劣化を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10a,10b,10c 地上基地局、11a,11b,11c,21 サービスエリア、12a,12b,12c 地上無線信号、13,13a コアネットワーク装置、14 衛星通信地上局、15 サービスネットワーク、16 管理装置、20 衛星、22a,22b 衛星無線信号、23 衛星通信用アンテナ、24 ネットワーク管制局、30,30a,30c 移動局、31,31a,31b,31c 衛星通信端末、50 移動通信システム、101,201,207,401,501 有線インターフェース部、102,211 サービス品質指標更新部、103,212 通信帯域監視部、104,403,503 モデム部、105,404,504 無線インターフェース部、106,209,405,505 電源部、107,210,406,506 記憶部、202 サービス品質設定部、203,402,502 データ処理部、204 認証処理部、205 呼制御部、206 移動管理部、208 サービス品質識別部、300,600 有線回線、407,507 アンテナ部。

Claims (14)

  1. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおいて、前記衛星バックホール回線の通信制御を行う衛星通信装置であって、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する記憶部と、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新するサービス品質指標更新部と、
    を備えることを特徴とする衛星通信装置。
  2. 前記サービス品質指標更新部は、前記評価結果がサービス品質の劣化を示すものであった場合、該当するサービス品質指標の優先度を上げるように前記変換テーブルを更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛星通信装置。
  3. 前記地上基地局へ向けて送信するデータを複製して送信するモデム部、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の衛星通信装置。
  4. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにける前記コアネットワーク装置であって、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する記憶部と、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新するサービス品質指標更新部と、
    更新後の優先度の情報を、前記地上基地局へ向けて送信するデータに付与するデータ処理部と、
    を備えることを特徴とするコアネットワーク装置。
  5. 前記データ処理部は、更新後の優先度の情報を、前記データのイーサネットヘッダに付与する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のコアネットワーク装置。
  6. 前記データ処理部は、更新後の優先度の情報を、前記データのインターネットプロトコルヘッダに付与する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のコアネットワーク装置。
  7. 前記サービス品質指標更新部は、前記評価結果がサービス品質の劣化を示すものであった場合、該当するサービス品質指標の優先度を上げるように前記変換テーブルを更新する、
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載のコアネットワーク装置。
  8. 前記データ処理部は、前記データを複製して送信する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のコアネットワーク装置。
  9. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおいて、前記衛星バックホール回線の通信制御を行う衛星通信装置を制御するための制御回路であって、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新、
    を無線通信装置に実施させることを特徴とする制御回路。
  10. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおける前記コアネットワーク装置を制御するための制御回路であって、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新、
    更新後の優先度の情報を、前記地上基地局へ向けて送信するデータに付与、
    をコアネットワーク装置に実施させることを特徴とする制御回路。
  11. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおいて、前記衛星バックホール回線の通信制御を行う衛星通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新、
    を無線通信装置に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  12. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおける前記コアネットワーク装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶、
    サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新、
    更新後の優先度の情報を、前記地上基地局へ向けて送信するデータに付与、
    をコアネットワーク装置に実施させることを特徴とする記憶媒体。
  13. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおいて、前記衛星バックホール回線の通信制御を行う衛星通信装置におけるサービス品質制御方法であって、
    記憶部が、前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する第1のステップと、
    サービス品質指標更新部が、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新する第2のステップと、
    を含むことを特徴とするサービス品質制御方法。
  14. 地上基地局とコアネットワーク装置とを衛星バックホール回線を介して接続する移動通信システムにおける前記コアネットワーク装置におけるサービス品質制御方法であって、
    記憶部が、前記移動通信システムおよび前記衛星バックホール回線において異なる形態のサービス品質指標を変換する際に使用される変換テーブルを記憶する第1のステップと、
    サービス品質指標更新部が、サービス品質指標ごとにサービス品質を評価した評価結果に基づいて、前記変換テーブルにおいて前記衛星バックホール回線の無線通信の優先度が記載されたサービス品質指標の優先度を更新する第2のステップと、
    データ処理部が、更新後の優先度の情報を、前記地上基地局へ向けて送信するデータに付与する第3のステップと、
    を含むことを特徴とするサービス品質制御方法。
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