JP7038152B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。
近年、自動運転技術の進展により、自動運転車が普及しつつある。例えば、危険度に応じて動体フレーム及び動体予測バーの色を変化させる技術が知られている。
国際公開第2018/088224号公報
しかしながら、上記の従来技術では、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、危険度に応じて動体フレーム及び動体予測バーの色を変化させているに過ぎず、事故を回避するために適切な情報等を移動体に対して通知することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる交通リスク低減システム、情報処理装置及びセンサを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、移動体に対して情報を通知可能なセンサの設置位置に基づいて、当該センサが当該センサの近傍の移動体に通知する情報を決定する決定部と、前記決定部により決定された情報を、前記センサに対して提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る監視カメラ画像記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る設置位置記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る監視カメラの構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る宛先記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置が実行する特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る交通リスク低減システム、情報処理装置及びセンサを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る交通リスク低減システム、情報処理装置及びセンサが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.着想背景〕
近年の自動運転技術の進展により、自動運転車が普及しつつあるが、交通システムの整備が十分とは言えない点がある。例えば、自動運転車が普及しつつある過程では、自動運転車と、運転手によって運転される自動車である手動自動車とが、混在する過程が存在する。この場合、自動運転車のみが交通ルールに従って走行したとしても、手動自動車に起因する交通事故等を防ぐことが難しい。このため、手動自動車の走行を考慮した上で、自動運転車を高精度に制御する必要があった。
しかしながら、自動運転車の走行技術が十分とは限らない。例えば、自動運転車は、カメラ等の撮影装置を有し、自動運転車の周辺を撮影することで、周辺の環境や、状況に基づいて、走行を制御する。この場合、自動運転車は、所定の速度以上で走行した場合に、側面の環境や、状況を認識できない場合がある。例えば、自動運転車は、高速で走行した場合に、側面を撮影するカメラの映像が流れてしまい、他の車両や、物体を認識できない場合がある。この場合、自動運転車は、側面からの情報を取得することが困難になるため、側面からの交通事故等のリスクが高くなる。このように、自動運転車の走行技術に関して、側面からの情報を如何に取得するかが課題であった。
そこで、本実施形態では、自動運転車の走行を支援する技術を提供する。本実施形態では、センサ等の外部装置等から取得される情報を活用することで、自動運転車の側面からの情報を補完する。これにより、本実施形態は、自動運転車に対して高精度に制御を行うことを可能とする。
〔2.情報処理装置が示す処理の一例〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する処理の一例を示す図である。
図1に示すように、交通リスク低減システム1は、自動車CA1、11、12(以下では、自動車10と総称する場合がある)と、複数の監視カメラ21~24(以下では、監視カメラ20と総称する場合がある)と、情報処理装置100とを含む。自動車10、監視カメラ20及び情報処理装置100は、図示しない無線ネットワークを介して接続される。なお、図1に示す交通リスク低減システム1には、任意の数の自動車10や、任意の数の監視カメラ20が含まれていてもよい。また、以下に説明する処理は、複数台の情報処理装置100が同時並行的に、若しくは、協調して各処理を実行することで実現されてもよい。
実施形態に係る自動車10は、無線ネットワークを介して他の各種装置と通信するコネクテッド車両である。また、自動車10は、自動車10に組み込まれた通信モジュール等の車載装置により通信を実行する。例えば、各自動車10に組み込まれた車載装置は、GPS(Global Positioning System)センサ等を用いて、所定の間隔(例えば毎秒1回以上)毎に、車載装置の現在位置、すなわち自動車の現在位置を検知する機能を有し、より具体的な例では、カーナビゲーションシステムやドライブレコーダ等である。そして、車載装置は、検知した現在位置を示す位置情報を生成し、無線ネットワーク等を介して、かかる位置情報と、車載装置が搭載された自動車10を識別するための自動車ID(Identifier)とを、位置情報を管理する位置情報提供装置PIS(例えば、図2参照)に送信する。
実施形態に係る監視カメラ20は、無線ネットワークを介して他の各種装置と通信可能な機能を有する監視カメラである。例えば、監視カメラ20は、交通信号機または交通信号機が取り付けられる柱に固定されて設置される。また、監視カメラ20は、所定の角度から撮影された風景等を含む画像を常時あるいは所定の時間間隔(例えば、毎秒30回)取得する。そして、監視カメラ20は、無線ネットワーク等を介して、監視カメラにより撮影された画像を管理する監視カメラ画像提供装置FISに送信する。
ここで、監視カメラ20は、カメラとしての機能のみならず、各種の情報処理やネットワークを介した各種の通信、若しくは無線LANやブルートゥース(登録商標)等といった近接通信技術を用いて、各種の通信を行う機能を有するスマート監視カメラである。なお、監視カメラ20は、例えば、静止画像や動画像を撮影する監視カメラと、情報処理やネットワークを介した各種の通信を行うための監視カメラサーバとにより構成されていてもよい。このような監視カメラ20は、近接通信技術を用いて直接的、あるいは、ネットワークを用いて間接的に各種の情報を配信する機能を有する。例えば、監視カメラ20は、近傍に所在する自動車10に対し、各種の情報を通知する機能を有するものとする。
実施形態に係る監視カメラ画像提供装置FISは、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。具体的には、監視カメラ画像提供装置FISは、監視カメラ20によって撮影された画像(以下では、監視カメラ画像と記載する)を常時、取得する。そして、監視カメラ画像提供装置FISは、情報処理装置100から画像取得要求を受付け、情報処理装置100に監視カメラ画像を提供する。
実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。以下、図1を用いて、情報処理装置100による特定処理の一例を流れに沿って説明する。
図1の例では、危険な走行を行うコネクテッド車両ではない自動車CA1(以下では、非コネクテッド車両CA1と表記する場合がある)と、自動車11、12が、交差点周辺を走行している。そして、非コネクテッド車両CA1と、自動車12とが、交通事故に遭う可能性が高いことが、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像から検知されているものとする。例えば、図1に示す例では、自動車CA1が所定の速度を超過する速度で蛇行しており、信号無視等により交差点SP1に侵入する結果、自動車12と自動車CA1とが衝突する恐れがあるものとする。
この場合、監視カメラ20から自動車11、12に対して、交通事故に関する注意喚起等を行うといった態様が考えられる。しかしながら、交差点の近傍を走行する自動車11、12に対して単に「停止してください」といった同一内容の通知を行った場合、自動車12のみならず自動車12の後方を走行している自動車11も停止してしまう恐れがある。このような場合、自動車11のさらに後方を走行している他の自動車が、自動車11に衝突してしまう恐れもある。そこで、情報処理装置100は、各監視カメラ20の設置位置に応じて、各監視カメラ20が自動車10に対して通知する情報を決定し、決定した情報を各監視カメラ20に対して提供する。
まず、図1に示すように、各監視カメラ20は、撮影した監視カメラ画像を監視カメラ画像提供装置FISに送信する(ステップS1)。そして、情報処理装置100は、各監視カメラ20が撮影した監視カメラ画像を取得する(ステップS2)。そして、情報処理装置100は、監視カメラ画像の画像解析を行い、交通事故が発生する恐れのある領域を危険領域として推定する(ステップS3)。
例えば、情報処理装置100は、監視カメラ24によって撮影された監視カメラ画像に、法定速度を大幅に超えて走行する自動車CA1が撮影されており、監視カメラ23によって撮影された監視カメラ画像に、自動車CA1の死角に所在する自動車12が撮影されている場合、自動車CA1と自動車12が交差点SP1で交通事故を起こす可能性が高いと推定する。そして、情報処理装置100は、交差点SP1を危険領域SP1とする。なお、このような推定処理は、各種の画像から将来の交通事故が発生する可能性を推定する各種の推定技術が採用可能である。
このように、情報処理装置100は、交差点SP1で交通事故が発生する恐れが高いと推定された場合に、危険領域SP1から各監視カメラ20までの距離に基づいて、各監視カメラ20に通知させる情報を決定する(ステップS4)。より具体的には、情報処理装置100は、監視カメラ20毎に通知させる情報として、危険領域SP1を示す情報、事故が発生するまでの時間、若しくは事故を回避するための行動を示す情報のいずれか1つ、若しくはこれらを組み合わせた情報を生成する。
例えば、情報処理装置100は、監視カメラ22、23に通知させる情報として、「X秒後に交差点SP1で交通事故発生の恐れ」というように、危険領域SP1を示す情報や事故が発生するまでの時間を示す情報を生成する。また、情報処理装置100は、交差点SP1に最も近い監視カメラ23に通知させる情報として、「停止しましょう」といった事故を回避するための行動を示す情報を生成する。また、情報処理装置100は、交差点SP1からある程度距離がある監視カメラ22に通知させる情報として、「減速しましょう」といった監視カメラ23とは異なる情報を生成する。
ここで、情報処理装置100は、交差点SP1からの距離が監視カメラ22よりも長い監視カメラ21については、通知させる情報を生成せずともよい。また、例えば、情報処理装置100は、監視カメラ22については、「交差点SP1で事故発生の恐れ」というように、事故が発生するまでの時間を含まない情報を生成してもよい。すなわち、情報処理装置100は、危険領域である交差点SP1から各監視カメラ20までの距離に応じて、危険領域SP1を示す情報、事故が発生するまでの時間、若しくは事故を回避するための行動を示す情報のそれぞれを適宜変更したメッセージを通知させる情報として生成する。
そして、情報処理装置100は、各監視カメラ20に対し、監視カメラ20毎に決定した内容の情報を提供する(ステップS5)。このような情報を受付けた場合、各監視カメラ20は、近接を走行する自動車10に対し、情報処理装置100から受付けた情報を通知することとなる。
例えば、監視カメラ23は、近傍の自動車12に対し、「X秒後に交差点で事故発生の恐れ。停止しましょう」といった情報を通知し、監視カメラ22は、近傍の自動車11に対し、「X秒後に交差点で事故発生の恐れ。減速しましょう」といった情報を通知することとなる。すなわち、各監視カメラ20は、近傍の自動車10に対し、危険領域からの距離に応じてそれぞれ異なる情報を通知することとなる。
なお、上述した例では、例えば、監視カメラ20は、各種の近接通信技術を用いて、周囲の自動車に情報を通知することとなるが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、監視カメラ20は、後述する各種の特定技術を用いて、情報の通知先となる自動車10を特定し、特定した自動車10に対して情報を通知してもよい。
また、自動車10は、監視カメラ20から各種の通知を受付けた場合、通知された情報に基づいて、操作者による操作を受けつけてもよく、例えば、自動的に減速あるいは停止するといった運転制御を行ってもよい。また、例えば、自動車10は、危険領域SP1から離れる位置に移動するように運転操作を制御して走行してもよい。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像から、危険な走行を行う非コネクテッド車両CA1との交通事故に巻き込まれる可能性が高い自動車10に対して、交通事故に関する注意喚起等を行いたい場合に対して解決方法を提供する。従来、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像だけでは、自動車10の宛先を特定できなかった。この課題に対して、情報処理装置100は、監視カメラ20によって撮影された画像から、交通事故が生じる可能性が高い危険領域を推定し、推定した危険領域からの距離に応じて、各監視カメラ20に通知させる情報を決定する。そして、情報処理装置100は、監視カメラ20ごとに決定した情報を各監視カメラ20に対して提供する。このような処理の結果、情報処理装置100は、危険領域SP1と、監視カメラ20との距離に応じて、自動車10に通知される危険自動車に関する注意喚起の内容を変更することができる。
これにより、自動車10は、情報処理装置100によって通知される情報に基づいて、各種運転制御を行うことができる。例えば、自動車10は、情報処理装置100によって通知される非コネクテッド車両CA1に関する注意喚起を示す情報に基づいて、所定の速度以下に減速することや、徐々に減速することで、停車することといった制御を行うことができる。これにより、自動車10は、各種交通状況や、危険な状況等に応じた各種運転制御を行うため、より安全性の高い走行を実現することができる。したがって、自動車10は、側面の環境や、状況を認識できない場合であっても、情報処理装置100によって通知される情報に基づいて、適切な走行を実現することができる。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、無線ネットワークを介して、監視カメラ20と、監視カメラ画像提供装置FISと、位置情報提供装置PISとの間で情報の送受信を行う。例えば、図2に示す例では、位置情報提供装置PISは、各自動車10の車載装置が測定した位置を示す位置情報の履歴を示す位置情報記憶部PIMを有する。また、監視カメラ画像提供装置FISは、各監視カメラ20が撮影した画像の履歴を示す監視カメラ画像記憶部FIMを有する。通信部110は、監視カメラ画像記憶部FIMに登録された監視カメラ画像を取得してもよく、位置情報記憶部PIMに登録された位置情報を取得してもよい。
なお、図2に示す例では、監視カメラ画像記憶部FIMと位置情報記憶部PIMが情報処理装置100の外部に設けられている例について記載したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ画像記憶部FIMと位置情報記憶部PIMとを監視カメラ画像提供装置FISと、位置情報提供装置PISから取得し、記憶部120内に記憶してもよい。
(位置情報記憶部PIMについて)
続いて、位置情報記憶部PIMに登録される情報の一例を説明する。例えば、図3は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。図3に示した例では、位置情報記憶部PIMは、「移動体ID」、「位置情報」、「時刻情報」といった項目を有する。
「移動体ID」は、自動車10を識別する識別子である。「位置情報」は、「移動体ID」に対応付けられた自動車10の位置情報である。「時刻情報」は、「移動体ID」に対応付けられた自動車IDによって取得された位置情報の時刻に関する情報である。
例えば、図3に示す例では、位置情報記憶部PIMは、移動体ID「MO1」が示す自動車から、時刻情報「DA1」が示す時刻に、位置情報「LO1」を示す位置に所在している旨の位置情報が取得された旨を示す。なお、図3に示した例では、位置情報を「LO1」等の抽象的な符号で表現したが、実際には、GPS等を用いて測位された緯度や経度を示す情報が登録される。また、時刻情報を「DA1」等の抽象的な符号で表現したが、実際には、日時を示す数値等が登録される。
(監視カメラ画像記憶部FIMについて)
続いて、監視カメラ画像記憶部FIMに登録される情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る監視カメラ画像記憶部の一例を示す図である。図4に示す例では、監視カメラ画像記憶部FIMは、「カメラID」、「画像」、「時刻情報」といった項目を有する。
「カメラID」は、監視カメラ20を識別する識別子である。「画像」は、「カメラID」に対応付けられた画像である。「時刻情報」は、「カメラID」に対応付けられた監視カメラ20によって撮影された画像の時刻に関する情報である。
例えば、図4では、カメラID「SC1」が示す監視カメラ20により、画像「FIM1」が示す画像が、時刻情報「DA1」が示す時刻に撮影された旨が監視カメラ画像記憶部FIMに登録されている。なお、図4に示した例では、監視カメラ画像及び時刻情報を「FIM1」及び「DA1」といった抽象的な符号で表現したが、監視カメラ画像及び時刻情報は、画像に関する具体的なファイル形式や、日時を示す数値等であってもよい。
(記憶部120について)
図2に戻り、説明を続ける。記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、設置位置記憶部121を有する。
(設置位置記憶部121について)
実施形態に係る設置位置記憶部121は、各監視カメラ20が設置された位置を示す情報を記憶する。例えば、図5は、実施形態に係る設置位置記憶部121に登録される情報の一例を示す図である。図5に示すように、設置位置記憶部121は、「カメラID」と「設置位置情報」といった項目を有する。ここで、「設置位置情報」とは、「カメラID」が示す監視カメラの設置位置を示す情報である。
例えば、図5では、カメラID「SC1」が示す監視カメラ20の設置位置が「SCP1」である旨を示す。なお、図5に示した例では、監視カメラ20の設置位置を「SCP1」といった抽象的な符号で表現したが、実際には、監視カメラ20の設置位置を示す緯度や経度等が登録されることとなる。
(制御部130について)
図2に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、取得部131と、推定部132と、決定部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、各種情報を取得する。具体的には、取得部131は、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像を取得する。より具体的な例を挙げると、取得部131は、監視カメラ画像提供装置FISから、監視カメラ画像記憶部FIMに登録された各種監視カメラ画像を取得する。
(推定部132について)
推定部132は、監視カメラによって撮影された監視カメラ画像を参照し、事故が発生する可能性が高い危険領域を推定する。以下、危険領域を推定する処理の一例について記載する。
例えば、推定部132は、監視カメラ画像記憶部FIMから取得した監視カメラ画像を取得すると、監視カメラ画像に含まれる自動車10等の移動体を検出する。ここで、推定部132は、コネクテッド車両以外にも、非コネクテッド車両の検出を行ってもよい。そして、推定部132は、検出した移動体の挙動を示す挙動情報を生成する。例えば、推定部132は、各監視カメラ20の設置位置に応じて、移動体がどの経路をどのような走行態様で走行しているかを推定する。なお、推定部132は、複数の監視カメラに撮影された自動車のナンバープレートの同一性から、単一の移動体がどのように走行しているかを推定してもよい。また、推定部132は、監視カメラの設置位置と各監視カメラが移動体を撮影した時間帯とに基づいて、移動体の移動速度を推定してもよい。これら以外にも、推定部132は、各種任意の画像解析技術を用いて、移動体の走行態様を推定してよい。
そして、推定部132は、各移動体の挙動情報に基づいて、事故が発生する可能性が高い危険領域を推定する。例えば、推定部132は、挙動情報が示す挙動で各移動体が移動した場合に、移動体が衝突する可能性が所定の閾値を超える領域を危険領域とする。また、推定部132は、各移動体の挙動情報から、事故が発生するまでの時間を推定する。なお、推定部132は、監視カメラ画像から、信号機の色や渋滞状況を推定し、推定した信号機の色や渋滞情報を加味して、移動体が衝突する可能性が高い領域を推定してもよい。
また、推定部132は、例えば、ある領域において衝突した移動体の挙動情報や、衝突が生じるまでの周囲の渋滞状況および信号機の色等を正例とし、衝突しなかった移動体の挙動情報や周囲の渋滞状況および信号機の色等を負例として、正例および負例の特徴を所定のモデルに学習させることで、危険領域を推定するモデルを学習させてもよい。そして、推定部132は、このようなモデルを用いることで、各領域において移動体が衝突する可能性が高いか否かの推定を行ってもよい。これら以外にも、推定部132は、各種任意の手法を用いて、事故が発生する可能性が高い領域の推定を行ってよい。
(決定部133について)
決定部133は、推定部132により危険領域が推定された場合は、危険領域から各監視カメラ20までの距離に基づいて、各監視カメラ20に通知させる情報を決定する。例えば、決定部133は、設置位置記憶部121を参照し、推定部132により推定された危険領域と各監視カメラ20との距離を算出する。そして、決定部133は、算出した距離が所定の範囲内となる監視カメラ20を情報提供対象として選択する。例えば、決定部133は、危険領域から半径50メートル以内の監視カメラを情報提供対象としてもよい。また、決定部133は、監視カメラ20が設置位置における車両の平均速度や、移動方向に応じて、情報提供対象となる監視カメラを選択してもよい。
そして、決定部133は、情報提供対象とした監視カメラ20と、危険領域との距離に応じて、情報提供対象とした監視カメラ20から通知させる情報を決定する。例えば、決定部133は、危険領域を示す情報や、事故が発生しうるまでの時間、自動車10に事故を回避させるための情報等を、監視カメラ20と、危険領域との距離に応じてそれぞれ変更した情報を生成する。例えば、決定部133は、危険領域からの距離に応じて、「停止してください」、「減速してください」、「注意してください」といった「事故を回避させるための情報」を変更してもよい。また、決定部133は、危険領域からの距離に応じて、危険領域を示す情報や事故が発生しうるまでの時間を変更してもよい。
(提供部134について)
提供部134は、決定部133によって決定した情報を各監視カメラ20に対して提供する。例えば、提供部134は、決定部133が監視カメラ20ごとに決定した情報を、各監視カメラ20に対して提供する。
〔4.監視カメラの構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る監視カメラ20の構成について説明する。図6は、実施形態に係る監視カメラの構成例を示す図である。図6に示すように、監視カメラ20は、通信部210と、記憶部220と、カメラ230と、制御部240とを有する。
(通信部210について)
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、無線ネットワークを介して、情報処理装置100と、監視カメラ画像提供装置FISと、位置情報提供装置PISとの間で情報の送受信を行う。例えば、通信部210は、監視カメラ20が撮影した監視カメラ画像を監視カメラ画像提供装置FISに送信する。また、通信部210は、位置情報提供装置PISから、各自動車の位置を示す位置情報を取得する。
(記憶部220について)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、図6に示す例では、記憶部220は、宛先記憶部221を有する。
(宛先記憶部221について)
ここで、図7に、実施形態に係る宛先記憶部221の一例を示す。図7は、実施形態に係る宛先記憶部の一例を示す図である。図7に示した例では、宛先記憶部221は、「自動車ID」と「宛先」といった項目を有する。「宛先」は、自動車10に対応付けられた宛先であり、例えば、メールアドレス等である。
例えば、図7では、宛先記憶部221は、自動車ID「MO1」が示す自動車の宛先が「AD1」である旨を示す。なお、図7では、宛先を「AD1」等の抽象的な符号で表現したが、実際には、メールアドレスやIPアドレス等、通知先を示すための各種情報が登録される。
(カメラ230について)
図6に戻り、説明を続ける。カメラ230は、画像を撮像するための撮像装置である。例えば、カメラ230は、CCD(Charged-coupled devices)センサやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)センサ等の撮像素子により構成される。なお、カメラ230は、所定の領域を所定の角度で撮影する様に設置されたものであってもよく、例えば、注視点を適宜移動させながら画像を撮影するものであってもよい。また、図6に示す例では、カメラ230は、監視カメラ20に搭載されたものであるが、例えば、監視カメラ20は、カメラ230として動作する監視カメラと、通信部210、記憶部220、および制御部240として動作する監視カメラサーバとにより構成されるものであってもよい。
(制御部240について)
制御部240は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、監視カメラ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部240は、受付部241と、検知部242と、特定部243と、通知部244とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部240の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部240が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部241について)
受付部241は、情報処理装置100が監視カメラ20の設置位置に応じて決定した情報であって、監視カメラ20から通知される情報を受付ける。例えば、受付部241は、「X秒後に交差点で事故発生の恐れ。停止しましょう」といった情報を受付ける。なお、以下の説明では、受付部241が受け付けた情報を「通知情報」と総称する場合がある。
(検知部242及び特定部243について)
検知部242は、情報の通知対象となる自動車を検知する。例えば、検知部242は、カメラ230を用いて、監視カメラ画像を撮影する。そして、検知部242は、撮影した監視カメラ画像を監視カメラ画像提供装置FISへと送信する。
また、検知部242は、受付部241が通知情報を受付けた場合は、監視カメラ画像の画像解析を行い、通知対象となる自動車の検知を行う。例えば、検知部242は、監視カメラに撮影された自動車を通知対象として検知してもよい。また、例えば、検知部242は、情報処理装置100から危険領域を示す情報を取得し、取得した危険領域の方向へと移動している自動車を通知対象として検知してもよい。
ここで、監視カメラ20は、近接に所在する移動体に対し、通知情報をブロードキャストしてもよい。一方で、移動体との距離が離れている場合、通知情報をブロードキャストしたとしても、移動体が通知情報を受信できない場合がある。そこで、監視カメラ20は、特定部243を用いて、通知情報の通知対象となる自動車の宛先を特定する。
以下、このような宛先の特定手法について説明する。なお、以下の説明では、監視カメラ20に撮影された自動車10であって、通知対象となる自動車10を対象自動車と記載する。例えば、特定部243は、監視カメラ20を用いて、対象自動車の位置を推定する。そして、特定部243は、推定した位置と対応する位置を示す位置情報を取得した自動車10を対象自動車と紐付けることで、対象自動車の宛先を特定する。
例えば、監視カメラ20の画角における四隅や、中央等に対応する経度及び緯度が既知であるものとする。このような場合、監視カメラ20が撮影する監視カメラ画像をマス状の区画に区分すると、各区画は、それぞれ個別の緯度及び経度の範囲と対応することとなる。この結果、監視カメラ20が撮影する監視カメラ画像において撮影された撮影対象は、監視カメラ画像において像が含まれている区画と対応する緯度および経度の範囲内に所在していると推定される。
そこで、特定部243は、監視カメラ画像において対象自動車の像を含む区画を特定し、特定した区画と対応する緯度及び経度の範囲に対象自動車が所在すると推定する。そして、情報処理装置100は、特定した区画と対応する緯度および経度の範囲に含まれる位置を示す位置情報を特定し、特定した位置情報の送信元となる車載装置を搭載した自動車10と、対象自動車とを紐付ける。そして、特定部243は、紐付け結果を用いて、対象自動車に対する通知の宛先を特定する。
例えば、特定部243は、対象自動車が所在する緯度及び経度の範囲を監視カメラの各区画から推定する。そして、特定部243は、位置情報記憶部PIMに登録された位置情報から、推定した緯度及び経度の範囲に含まれる位置情報を特定する。なお、特定部243は、処理時刻から所定の期間内(例えば、数秒)に取得された位置情報のみを特定してもよい。そして、特定部243は、特定した位置情報と対応付けられた自動車ID(すなわち、位置情報の送信元となる自動車10の自動車ID)を位置情報記憶部PIMから取得する。
続いて、特定部243は、宛先記憶部221を参照し、取得した自動車IDと対応付けられた宛先を特定する。そして、特定部243は、特定した宛先を通知部244に通知する。
(通知部244について)
通知部244は、受付部241が受け付けた通知情報を移動体に通知する。例えば、通知部244は、各種のネットワークを介して、受付部241が受け付けた通知情報を、特定部243から受付けた宛先へと送信する。このような処理の結果、通知部244は、監視カメラに撮影された自動車10へと、通知情報を送信することができる。
〔5.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する特定処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、情報処理装置100は、各監視カメラ画像を取得し(ステップS101)、取得した監視カメラ画像から移動体の挙動を推定する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、交通事故が発生する可能性が高いエリア、すなわち、危険領域が存在するか否かを判定する(ステップS103)。ここで、情報処理装置100は、危険領域が存在しない場合は(ステップS103:No)、ステップS101を実行する。
一方、情報処理装置100は、危険領域が存在する場合は(ステップS103:Yes)、各監視カメラ20が通知する情報として、危険領域からの距離に応じて異なる情報を決定する(ステップS104)。そして、情報処理装置100は、各監視カメラ20に対して決定した情報を通知する(ステップS105)。
〔6.変形例〕
上述した情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔6-1.監視カメラの近接の情報を基づいた決定処理について〕
上述した例では、情報処理装置100は、危険領域SP1と各監視カメラ20との距離に応じて、各監視カメラ20が通知する情報の内容を決定した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、情報処理装置100は、位置情報に加えて、監視カメラ20の周辺の情報に基づいて、監視カメラ20が通知する情報の内容を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ21が撮影した監視カメラ画像から、監視カメラ21の近傍に所在する道路の状態を推定する。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、監視カメラ21の近傍に所在する道路で渋滞が発生しているか否か、自動車の平均的な移動速度等を推定する。
そして、情報処理装置100は、例えば、自動車の平均的な移動速度が所定の閾値を超える場合や、車線数が所定の閾値以下となる場合は、事故を回避させるための行動を早めに行わせるため、監視カメラ21と危険領域SP1との距離が所定の距離以上であったとしても、車両に緊急停止を呼びかける通知情報を決定してもよい。また、情報処理装置100は、例えば、渋滞が発生している場合には、自動車が事故に巻き込まれる可能性が低くなるため、監視カメラ21と危険領域SP1との距離が所定の距離以下であったとしても、「渋滞先で事故の可能性。注意してください。」というような通知情報を決定してもよい。
なお、上述した情報以外にも、例えば、情報処理装置100は、監視カメラ20の周囲に所在する自転車の数や歩行者の数、監視カメラ20の周囲における交通ルール(例えば、速度の上限等)、停車中の車両があるか否か、バス等の公共交通機関が所在するか否か、店舗の有無や店舗の状況等、各種監視カメラ20の周囲に所在する情報に基づいて、通知情報を生成してよい。なお、監視カメラ21の周囲の状況は、例えば、監視カメラ21が撮影した監視カメラ画像から推定されてもよいが、監視カメラ21と隣接する、あるいは、道路を挟んで反対側に所在する他の監視カメラ20等により撮影された監視カメラ画像、すなわち、他の監視カメラ20により撮影された監視カメラ画像から推定してもよく、監視カメラ画像以外にも、ドップラーセンサ等の各種センサにより取得された情報から推定されてもよい。
〔6-2.宛先の特定について〕
上述した例では、監視カメラ20は、撮影された自動車10に対して通知情報を通知した。具体的には、監視カメラ20は、監視カメラ画像のうち像が写った区画から、対象自動車が所在する位置を推定し、推定した位置と対応する位置情報の送信元となる自動車10を特定し、特定した自動車10の宛先を対象自動車の宛先として、通知情報の送信を行った。
しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。監視カメラ20は、上述したような自動車10のパーマネントな宛先ではなく、テンポラルな宛先を用いた通知を行ってもよい。より具体的には、監視カメラ20は、各自動車10が走行する位置や速度、走行している方向(向き)等といった自動車10の走行態様に応じて付与される宛先を用いて、通知を行ってもよい。例えば、監視カメラ20は、LTE(Long Term Evolution)のDestination Layer-2 IDを用いて、通知情報の通知を行ってもよい。
Destination Layer-2 IDを用いた宛先の特定処理について説明する。このような特定処理においては、例えば、自動車10が走行する道路を複数の領域に分割し、領域毎に、それぞれ異なるLayer-2 IDをあらかじめ付与する。例えば、監視カメラ21が撮影している道路において、危険領域SP1方向に向かう車線に対し、Layer-2 ID「001」が付与され、監視カメラ21が撮影している道路において、危険領域SP1から離れる方向に向かう車線に対し、Layer-2 ID「002」が付与される。
ここで、Layer-2 IDは、監視カメラ21が撮影している道路や、監視カメラ21の近傍に位置する道路以外にも、監視カメラ21が撮影していない道路(死角にある道路)や、監視カメラ21から離れた位置にある道路に対しても付与されている。すなわち、Destination Layer-2 IDを用いた特定処理においては、自動車10が走行する領域及び自動車10が走行する方向との組合せごとに、異なるLayer-2 IDが付与される。
このようなLayer-2 IDが付与されている場合、各自動車10の車載装置は、走行位置に応じて自身の宛先となるLayer-2 IDを適宜変更する。例えば、Layer-2 ID「001」が付与された車線を走行する自動車10の車載装置は、各自動車10に対してブロードキャストされた情報のうち、Layer-2 ID「001」を宛先としてブロードキャストされた情報のみをより上位の処理レイヤで処理し、他のLayer-2 IDを宛先とする情報については、破棄する。また、Layer-2 ID「002」が付与された車線を走行する自動車10の車載装置は、各自動車10に対してブロードキャストされた情報のうち、Layer-2 ID「002」を宛先としてブロードキャストされた情報のみをより上位の処理レイヤで処理し、他のLayer-2 IDを宛先とする情報については、破棄する。
そこで、監視カメラ21は、危険領域SP1で事故が発生すると推定される場合、危険領域SP1に向かっている車両のLayer-2 IDを特定する。例えば、監視カメラ21は、危険領域SP1方向に向かう車線に付与されたLayer-2 ID「001」を特定する。また、監視カメラ21は、これ以外にも、危険領域SP1に向かう車両が走行する車線や、危険領域SP1から所定の範囲内に位置する車線に付与されたLayer-2 IDを特定する。なお、監視カメラ21は、事故が発生するまでの時間に応じて、通知対象となる車線と危険領域SP1との距離を変動させてもよい。
そして、監視カメラ21は、特定したLayer-2 IDを宛先として、情報処理装置100から受付けた通知情報をブロードキャストする。このような処理の結果、監視カメラ21は、各自動車10のうち、危険領域SP1から所定の範囲内に位置する自動車10であって、危険領域SP1へと向かう自動車10に対し、通知情報を送信することができる。
なお、監視カメラ21は、監視カメラ画像から特定したイベントの内容に応じて、異なる宛先を特定してもよい。例えば、監視カメラ21は、危険領域SP1で自動車CA1と自動車12とが衝突すると推定された場合と、危険領域SP1で自動車11と自転車とが衝突すると推定される場合とで、異なるLayer-2 IDを宛先として選択してもよい。また、監視カメラ21は、事故が発生するまでの時間や、事故に巻き込まれる可能性が高い自動車10の走行速度等に応じて、宛先となるLayer-2 IDを変更してもよい。
また、監視カメラ21は、各種の画像解析技術により、任意のイベントを検知若しくは推定し、検知もしくは推定したイベントが発生する領域を危険領域SP1として、上述した処理を行ってもよい。例えば、監視カメラ21は、道路に面する建物で火事が発生している場合は、火事が発生している建物が面する道路を危険領域SP1とし、危険領域SP1へ向かう方向に走行している自動車10に、通知情報の通知を行ってもよい。
また、監視カメラ21は、他の情報に応じて、宛先となるLayer-2 IDを変更してもよい。例えば、各自動車10の車載装置は、自動車の大きさや重量といったサイズ、実際に乗車している利用者の数や性別、年代といった属性、自動車の属性、走行中の領域における天候、周囲の歩行者の有無等、各種の走行態様に応じて適宜Layer-2 IDを変更する。一方、監視カメラ21は、検出したイベントの内容やイベントが発生した領域に応じて、通知先となる自動車10の走行態様を決定し、決定した走行態様と対応するLayer-2 IDを宛先としてもよい。
なお、このような処理を実行する場合、例えば、監視カメラ21は、検知しうるイベントの内容ごとに、通知先となる自動車10の走行態様に応じたLayer-2 IDを対応付けたリストを保持していればよい。このようなリストを用いて、監視カメラ21は、検知したイベントの内容(例えば、事故が生じるのか、火事が生じるのか、事故に巻き込まれる自動車の速度や種別等)に応じて、通知先となる自動車10の宛先であって、テンポラルに変動する宛先を特定することができる。
〔6-3.移動体〕
上記実施形態では、自動車を例に挙げて説明してきたが、自動車の代わりに、如何なる移動体に対して適用してもよい。例えば、移動体は、自転車、ドローン、バス又は電車等である。また、移動体は、非コネクテッド車両が後付の通信装置や情報処理装置等搭載することによりコネクテッド車両になった場合の自動車や、自動運転車等でもよい。すなわち、コネクテッド車両とは、現在位置を検知するための検知機能と、検知した現在位置を示す位置情報を情報処理装置100へと送信する通信機能とを有していればよく、自動運転を実現可能な車両であるか否かは、問わない概念である。
〔6-4.カメラ〕
上記実施形態では、監視カメラを例に挙げて説明してきたが、監視カメラは、如何なるカメラであってもよい。例えば、カメラは、深度カメラ又は赤外線カメラ等であってもよい。また、情報処理装置100は、各種画素や画像の領域が現実世界の位置に対応するような画像を取得するカメラ以外にも、例えば、赤外線センサや各種電波センサであってもよい。情報処理装置100は、このような各種センサから各移動体へと通知する通知情報を、各種センサと危険領域SP1との距離に応じて決定することで、各移動体に通知する情報を適切にすることができる。
また、上述した例では、監視カメラ20として、各種の撮影機能を有するとともに、各種の情報処理および情報の通知を行うことができる機能とを有するスマート監視カメラを例として説明した。ここで、監視カメラ20は、例えば、路傍に固定されたカメラを備える小型のサーバ装置により実現されてもよい。すなわち、「監視カメラ20が情報を送信する」という処理は、監視カメラ20や監視カメラ20と連動する小型のサーバ装置、若しくはカメラを有する小型サーバが情報を送信することも含む概念である。
また、上述した例では、監視カメラ20は、情報処理装置100から受付けた通知情報を通知していたが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ画像に基づいて、危険領域SP1を推定し、推定した危険領域SP1を各監視カメラ20に通知する。このような場合、各監視カメラ20は、通知された危険領域SP1と、自装置が設置された位置との位置関係に応じて、通知情報を決定し、決定した通知情報を自動車10に通知してもよい。なお、このような機能を有する場合、監視カメラ20の制御部240は、例えば、図2に示す決定部133をさらに有することとなる。
このように、監視カメラ20は、情報処理装置100と連携しながら、自律的に通知情報の決定を行い、決定した情報を各自動車に通知してもよい。また、例えば、監視カメラ20は、情報処理装置100と同様に、監視カメラ画像から危険領域SP1を推定し、推定した危険領域SP1を他の監視カメラ20に対して通知してもよい。このような場合、監視カメラ20は、情報処理装置100を有さずとも、監視カメラ20のみで通知情報の決定や通知を行うことができる。
〔6-5.位置関係に応じた通知情報について〕
上述した例では、情報処理装置100や監視カメラ20は、危険領域SP1と監視カメラ20との間の距離に応じて、監視カメラ20から通知する通知情報を決定した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、情報処理装置100(及び監視カメラ2、以下同様)は、監視カメラ20の前から危険領域SP1までの間に存在する交差点の数や、監視カメラ20の前から危険領域SP1までの間に交差点を左折若しくは右折する回数、監視カメラ20の前から危険領域SP1までの平均的な移動時間、監視カメラ20の前から危険領域SP1までの間に存在する横断歩道の数等に応じて、通知情報を決定してもよい。また、情報処理装置100は、監視カメラ20の前から危険領域SP1までの間に渋滞が発生しているか否か、平均的な交通量や歩行者の数等に応じて、通知情報を決定してもよい。
また、情報処理装置100は、監視カメラ20が交差点の近傍に設置されているか否か、監視カメラ20の撮影方向、監視カメラ20の近傍における自転車の有無や歩行者の数、監視カメラ20の近傍で生じたイベント等に応じて、通知情報を決定してもよい。すなわち、情報処理装置100は、少なくとも、センサの設置位置に応じて通知情報を決定するのであれば、任意の情報に基づいて、通知情報を決定してもよい。
〔6-6.車載装置〕
上記実施形態では、車載装置を例に挙げて説明してきたが、車載装置の代わりに、如何なる端末装置に対して適用してもよい。具体的には、端末装置は、ブラウザに表示されるウェブページやアプリケーション用のコンテンツ等のコンテンツにアクセスする利用者によって利用される端末装置等であってもよい。例えば、端末装置は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)等であってもよい。
〔6-7.位置情報〕
上記実施形態では、車載装置は、GPSを用いて現在位置を検知していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。車載装置は、情報を例に挙げて説明してきたが、GPS情報の代わりに、如何なる位置情報に対して適用してもよい。例えば、車載装置は、通信を行っている基地局の位置情報や、WiFi(登録商標)(Wireless Fidelity)の電波を用いて自動車10の現在位置を推定若しくは取得してもよい。
〔6-8.自動運転車の属性〕
上記実施形態では、監視カメラ20は、各種自動車10に対して通知情報を送信していたが、上記取得処理に限定されない。例えば、位置情報提供装置PISに自動車10の属性に関する属性情報と、GPS情報とが対応付けられて記憶されているものとする。この場合、監視カメラ20は、自動車10のGPS情報とともに、自動車10の属性に関する属性情報を位置情報提供装置PSから取得してもよい。
例えば、監視カメラ20は、自動車10の属性情報として、車両の種別に関する情報、速度に関する情報、ブレーキの回数に関する情報、運転操作に関する情報、走行時間に関する情報又はドアの開閉の回数に関する情報等を位置情報提供装置PISから取得してもよい。そして、監視カメラ20は、画像から推定される対象自動車の位置と、自動車10から取得された位置情報が示す位置と、自動車10の属性情報とに基づいて、対象自動車と自動車10とを紐付けてもよい。
例えば、監視カメラ20は、画像から、対象自動車の移動に関する属性を推定する。また、他の例では、監視カメラ20は、検知したイベント内容から、通知情報の送信対象となる対象自動車の属性を推定する。そして、情報処理装置100は、推定した属性と、自動車10の属性情報が示す属性とが一致若しくは類似し、かつ、対象自動車の位置情報が示す位置と、自動車10から取得された位置情報が示す位置とが同一若しくは類似する場合は、自動車10の宛先を対象自動車の宛先としてもよい。
〔6-9.緊急車両〕
上記実施形態では、情報処理装置100は、非コネクテッド車両CA1が、画像から交通事故を起こす可能性が高い自動車であるか否かを判定する処理の一例を説明したが、上記判定処理に限定されない。具体的には、情報処理装置100は、画像に含まれる非コネクテッド車両CA1が、救急車等の緊急車両か否かを判定してもよい。
例えば、情報処理装置100は、画像解析等の従来技術によって画像を解析することで、車種や、ナンバープレート、車両の外形等から、画像に含まれる非コネクテッド車両CA1が、緊急車両か否かを判定してもよい。このように、情報処理装置100は、各種状況に応じて、各種状況において特徴的な非コネクテッド車両CA1を判定することができる。
そして、情報処理装置100は、例えば、救急車が急病人を乗せ、病院に向かう場合に、自動車10が救急車の障害にならないような通知を各監視カメラ20に行わせてもよい。例えば、情報処理装置100は、救急車が通過する交差点を危険領域SP1とし、危険領域SP1と各監視カメラ20との位置関係に応じて、各監視カメラ20から通知させる通知情報を決定してもよい。
〔6-10.自動車以外の危険行為〕
上記実施形態では、情報処理装置100は、自動車10と自動車CA1との衝突を推定したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置100は、画像解析等の従来技術を用いることで、監視カメラ20から取得された画像から、自転車や、子供や、動物等を特定する。また、情報処理装置100は、監視カメラ20から取得された画像から、自転車や、子供や、動物等が死角に存在すると推定される自動車を対象自動車として特定する。このような場合、情報処理装置100は、自転車や、子供や、動物等と対象自動車とが衝突する恐れがあるか否かを推定し、衝突する恐れがある場合は、衝突する恐れがある位置や領域を危険領域SP1としてもよい。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、自転車や、子供や、動物等が飛び出した場合でも、監視カメラ20から、衝突する恐れがある自動車に対し、各種の通知情報を通知させることができる。
従来、自動車10が車載カメラを有する場合でも、自動車以外の自転車や、子供や、動物等が車載カメラで把握できない死角に入りこみ、車載カメラから自転車や、子供や、動物等を認識できない場合があった。この場合、自動車10の死角から、自転車や、子供や、動物等が飛び出してきた場合に交通事故に遭遇してしまう。この課題に対して、情報処理装置100は、自転車や、子供や、動物等が飛び出した場合でも対象自動車の宛先を特定することができる。これにより、自動車10は、交通事故を未然に防ぐことができる。
〔6-11.違反車両〕
また、情報処理装置100は、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像に基づいて、停車禁止違反である自動車を特定し、特定した自動車の位置や領域を危険領域SP1としてもよい。また、情報処理装置100は、利用者が乗降中のタクシー、自動運転車又はバス等の位置や領域を危険領域SP1としてもよい。このような場合、情報処理装置100は、道路で停車中の自動車10に他の自動車10が衝突したり、連続した玉突き事故が生じる恐れを軽減したりすることができる。
また、情報処理装置100は、所定の期間後に、停車禁止違反である自動車についての罰金等の請求に関する情報を警察等に提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、撮影された自動車のナンバープレート等の情報を提供してもよい。また、情報処理装置100は、停車禁止違反である自動車の自動車IDに対応付けて、違反を繰り返す危険自動車であるといったフラグを所定の記憶部に記憶してもよい。
なお、上記変形例は、停車禁止違反である自動車の代わりに、如何なる違反をした自動車に適用可能である。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像に基づいて、追越し禁止違反である自動車を特定する。また、情報処理装置100は、かかる特定された自動車であって、追越し禁止違反である自動車の位置や領域を危険領域SP1としてもよい。
〔6-12.通知内容〕
上記実施形態では、監視カメラ20は、如何なる情報を通知してもよい。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ20から通知される情報として、事故を生じさせる恐れがある危険運転車のナンバープレートや、車両の種別、車両の外形や、車両の色等の非車両の特徴や、車両の推定運行速度や、車両の位置情報等を含む。また、通知情報は、通知先の自動車10に対し、事故から回避させるための走行を自動的に行わせるための制御情報等を含んでいてもよい。
〔6-13.通知態様〕
上記実施形態では、監視カメラ20は、如何なる態様の通知情報を送信してもよい。例えば、監視カメラ20は、自動車10のみが取得する通知情報を通知してもよく、自動車10の搭乗者に理解できる態様の通知情報を通知してもよい。また、情報処理装置100は、停車禁止違反である自動車10の近傍の監視カメラ20から、停車禁止違反である自動車10に対し、停車禁止違反を止めるようにといった旨の内容を通知させてもよい。
〔6-14.危険領域について〕
ここで、情報処理装置100は、任意の位置を危険領域としてもよい。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ画像に撮影された自動車10が所定の条件を満たすか否かに基づいて、自動車10が危険自動車であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、撮影された自動車10が所定の運転操作で走行する場合、所定の閾値以上の速度で走行する場合、又は、所定の回数以上の交通ルールに違反していた場合の少なくともいずれか1つである場合に、危険自動車であると判定する。
なお、情報処理装置100は、自動車10が蛇行運転を繰り返す場合に、自動車10を危険自動車と判定してもよい。すなわち、情報処理装置100は、監視カメラ20から取得した監視カメラ画像において、非コネクテッド車両CA1が蛇行運転を繰り返している場合は、非コネクテッド車両CA1が交通事故を起こす可能性が高い所定の運転操作で走行しているため、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定する。
一方、情報処理装置100は、監視カメラ20から取得した監視カメラ画像において、非コネクテッド車両CA1が交通ルールを遵守した走行を行っている場合は、非コネクテッド車両CA1が交通事故を起こす可能性が低い所定の運転操作で走行しているため、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定しない。
また、例えば、情報処理装置100は、監視カメラ21から取得した監視カメラ画像において、非コネクテッド車両CA1が法定速度以上の速度で走行している場合は、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定し、非コネクテッド車両CA1が法定速度未満の速度で走行している場合は、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定せずともよい。
また、例えば、非コネクテッド車両CA1を含む監視カメラ画像を画像解析技術等の従来技術を用いることで、非コネクテッド車両CA1のナンバープレートを特定したものとする。この場合、情報処理装置100は、ナンバープレートに対応付けられた非コネクテッド車両CA1の交通ルールに違反した違反履歴を取得し、所定の回数以上の交通ルールに違反している場合は、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定してもよい。一方、情報処理装置100は、非コネクテッド車両CA1が所定の回数未満しか交通ルールに違反していなかった場合は、非コネクテッド車両CA1を危険自動車と判定せずともよい。
また、情報処理装置100は、危険自動車とは異なる他の自動車が交通事故に巻き込まれる可能性が高い自動車であるか否かを判定すればよい。例えば、情報処理装置100は、危険自動車が撮影された監視カメラ24と、他の自動車11が撮影された監視カメラ21との位置関係が既知であり、監視カメラ21と、監視カメラ24との距離が所定の距離未満であるものとする。この場合、情報処理装置100は、危険自動車と、自動車11とが所定の距離未満であるため、自動車11が交通事故に巻き込まれる可能性が高い対象自動車であると判定してもよい。
なお、情報処理装置100は、危険自動車と同じ監視カメラ画像に像が含まれる自動車10や、所定の時間内に危険自動車と同じ監視カメラ20により撮影された他の自動車10を交通事故に巻き込まれる可能性が高い対象自動車であると判定してもよい。また、上述した処理は、例えば、図2に示す推定部132により実行されてもよく、例えば、情報処理装置100は、上述した各種の判定を行うための機能構成(例えば、判定部)をさらに有していてもよい。
〔7.他の実施形態〕
また、他の実施形態について説明する。上述してきた実施形態では、監視カメラ20が、位置情報やLayer-2 IDを用いて通知先の自動車10の宛先を特定していた。他の実施形態では、監視カメラ20が、監視カメラ画像に撮影された自動車10のナンバープレートに基づいて、自動車10の宛先を特定する処理の例を示す。
他の実施形態では、自動車10のナンバープレートと、自動車10の宛先とが対応付けられて監視カメラ20の記憶部に記憶されているものとする。この場合、監視カメラ20は、交通事故に巻き込まれる可能性が高い自動車10が撮影された場合に、撮影された自動車10のナンバープレートを、画像解析等の従来技術を用いて解析することで特定する。そして、監視カメラ20は、特定された自動車10のナンバープレートと対応付けられた宛先を記憶部から特定し、特定した宛先に通知情報を送信してもよい。
このように、他の実施形態に係る情報処理装置100は、監視カメラ20によって撮影された監視カメラ画像から、通知情報の通知先となる自動車10に対して、各種の情報を通知するための解決方法を提供する。例えば、情報処理装置100は、監視カメラ画像を解析することで特定された自動車10のナンバープレートと、記憶部に記憶される自動車10のナンバープレートとが一致すると判定した場合に、ナンバープレートに対応付けられて記憶される自動車10の宛先を特定する。これにより、情報処理装置100は、適切な移動体を特定することができる。
また、実施形態と、他の実施形態との関係性について以下に説明する。実施形態に係る監視カメラ20は、監視カメラ20と、自動車10との角度の関係から、自動車10のナンバープレートが画像から特定できない場合に、優位な効果を奏する。例えば、実施形態に係る情報処理装置100は、危険領域SP1と、監視カメラ20との距離に応じて、自動車10に通知される危険自動車に関する注意喚起の内容を変更することができる。このように、実施形態に係る情報処理装置100は、自動車10のナンバープレートが特定できない場合でも、自動車10に対して、注意喚起に関する好適な内容を監視カメラ20を介して通知することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置100は、他の実施形態に係る情報処理装置100によって行われる処理を補足する情報を提供することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る自動車10の車載装置、監視カメラ20、監視カメラ画像提供装置FIS、位置情報提供装置PIS及び情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100がネットワークNを介して生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、情報処理装置100と、監視カメラ画像提供装置FISと、位置情報提供装置PISとを統合して一つの情報処理装置としてもよい。この場合、かかる情報処理装置は、自動車10から位置情報を取得し、監視カメラ20から撮影された画像を取得する。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、提供部は、提供手段や提供回路に読み替えることができる。
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、決定部133と、提供部134とを有する。決定部133は、決定部は、移動体に対して情報を通知可能なセンサの設置位置に基づいて、センサがセンサの近傍の移動体に通知する情報を決定する。提供部134は、決定部133により決定された情報を、センサに対して提供する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、移動体に対して情報を通知可能なセンサの設置位置に基づいて決定されたセンサがセンサの近傍の移動体に通知する情報を、センサに対して提供するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサごとに、センサが通知する情報を決定し、提供部134は、センサごとに、センサが通知する情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサごとに、センサが通知する情報を決定し、センサごとに、センサが通知する情報を提供するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、他のセンサが取得した情報に基づいて決定される位置からセンサまでの距離に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、他のセンサが取得した情報に基づいて決定される位置からセンサまでの距離に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、所定の位置として、事故が発生しうる位置からセンサまでの距離に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、所定の位置として、事故が発生しうる位置からセンサまでの距離に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、事故が発生しうる位置を示す情報をセンサが通知する情報とする。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、事故が発生しうる位置を示す情報をセンサが通知する情報とするため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、事故が発生しうるまでの時間を示す情報をセンサが通知する情報とする。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、事故が発生しうるまでの時間を示す情報をセンサが通知する情報とするため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、移動体に事故を回避させるための情報をセンサが通知する情報とする。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、移動体に事故を回避させるための情報をセンサが通知する情報とするため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサとして、周囲の移動体に情報を通知可能なセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサとして、周囲の移動体に情報を通知可能なセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサの設置位置と、センサが取得したセンサの近傍の情報とに基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサの設置位置と、センサが取得したセンサの近傍の情報とに基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサとして、周囲の状況を撮影可能な監視カメラであって、移動体に対して所定の情報を通知可能な監視カメラの設置位置に基づいて、監視カメラが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサとして、周囲の状況を撮影可能な監視カメラであって、移動体に対して所定の情報を通知可能な監視カメラの設置位置に基づいて、監視カメラが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、いずれかの監視カメラにより撮影された画像から事故が発生しうると予測された位置から、各監視カメラまでの距離に基づいて、各監視カメラが周囲の移動体に通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、いずれかの監視カメラにより撮影された画像から事故が発生しうると予測された位置から、各監視カメラまでの距離に基づいて、各監視カメラが周囲の移動体に通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、監視カメラとして、撮影された移動体に対して所定の情報を通知する監視カメラの設置位置に基づいて、監視カメラが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、監視カメラとして、撮影された移動体に対して所定の情報を通知する監視カメラの設置位置に基づいて、監視カメラが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサとして、所定のイベントが検知されると、イベントと対応する領域に所在する移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサとして、所定のイベントが検知されると、イベントと対応する領域に所在する移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、移動体が所在する領域ごとに異なる情報を、センサが通知する情報とする。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、移動体が所在する領域ごとに異なる情報を、センサが通知する情報とするため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサとして、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサとして、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部133は、センサとして、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、センサとして、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知するセンサの設置位置に基づいて、センサが通知する情報を決定するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサは、検知部242と、受付部241と、通知部244とを有する。検知部242は、所定の情報を検知する。受付部241は、センサの設置位置に応じてセンサに通知させる情報を決定する情報処理装置100から、通知対象となる情報を受付ける。通知部244は、受付部241により受付けられた情報を周囲の移動体に通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、センサの設置位置に応じてセンサに通知させる情報を決定する情報処理装置100から、通知対象となる情報を受付け、受付けられた情報を周囲の移動体に通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサにおいて、通知部244は、所定のイベントが検知された場合に、イベントと対応する領域に所在する移動体に対して、情報処理装置100から受付けた情報を通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、所定のイベントが検知された場合に、イベントと対応する領域に所在する移動体に対して、情報処理装置100から受付けた情報を通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサにおいて、通知部244は、移動体が所在する領域ごとに異なる情報を通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、移動体が所在する領域ごとに異なる情報を通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサにおいて、通知部244は、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、イベントと対応する領域を、イベントと対応する方向に移動している移動体に対して情報を通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサにおいて、通知部244は、移動体が移動している方向ごとに異なる情報を通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、移動体が移動している方向ごとに異なる情報を通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係るセンサにおいて、通知部244は、イベントと対応する領域に所在する移動体であって、移動態様が所定の条件を満たす移動体に対して情報を通知する。
このように、実施形態に係るセンサは、イベントと対応する領域に所在する移動体であって、移動態様が所定の条件を満たす移動体に対して情報を通知するため、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
また、実施形態に係る交通リスク低減システム1は、情報処理装置100とセンサとを有する。情報処理装置100の決定部133は、センサの設置位置に基づいて、センサがセンサの近傍の移動体に通知する情報を決定する。情報処理装置100の提供部134は、決定部133により決定された情報を、センサに対して提供する。センサの検知部242は、所定の情報を検知する。センサの受付部241は、情報処理装置100から情報を受付ける。センサの通知部244は、受付部241により受付けられた情報を周囲の移動体に通知する。
このように、実施形態に係る交通リスク低減システム1は、移動体の周囲の状況に応じた適切な通知内容を移動体に対して通知することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
N ネットワーク
1 交通リスク低減システム
10、11、12 自動車
20、21、22、23、24 監視カメラ
210 通信部
220 記憶部
221 宛先記憶部
230 カメラ
240 制御部
241 受付部
242 検知部
243 特定部
244 通知部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 設置位置記憶部
130 制御部
131 取得部
132 推定部
133 決定部
134 提供部
PIS 位置情報提供装置
PIM 位置情報記憶部
FIS 監視カメラ画像提供装置
FIM 監視カメラ画像記憶部

Claims (1)

  1. 移動体に対して情報を通知可能な複数のセンサと通信可能に接続された情報処理装置であって、
    第1センサが取得した情報に基づいて、危険領域及び当該危険領域における危険を推定する推定部と、
    前記センサごとの設置位置を参照可能であり、他のセンサが当該他のセンサの近傍の移動体に通知すべき前記危険に関連する情報を、前記危険領域から前記他のセンサの設置位置までの距離に基づいて決定する決定部と、
    前記決定部により決定された情報を、前記他のセンサに対して提供する提供部とを備え、
    前記決定部は、前記危険領域から第1の距離に設置されている他のセンサ(1)と、前記危険領域から第2の距離に設置されている他のセンサ(2)に対して、前記危険に関連する互いに異なる内容の情報を決定し、
    前記提供部は、他のセンサ(1)用に決定された情報を前記他のセンサ(1)に対して提供し、他のセンサ(2)用に決定された情報を前記他のセンサ(2)に対して提供する、
    情報処理装置。
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