JP7037437B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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JP7037437B2 JP2018103499A JP2018103499A JP7037437B2 JP 7037437 B2 JP7037437 B2 JP 7037437B2 JP 2018103499 A JP2018103499 A JP 2018103499A JP 2018103499 A JP2018103499 A JP 2018103499A JP 7037437 B2 JP7037437 B2 JP 7037437B2
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Description

本発明は、遊技場用システムに関する。
遊技場に設置される遊技機に対する不正は絶えない。主な不正としては遊技機における大当り確率のような出率を制御するための基板を不正な基板に取換える不正や、所謂「ぶら下げ基板」と呼ばれる不正な基板を取付ける不正や、遊技機の出率を調整するための設定値であるモードを変更するといった不正等を例示できる。
特開2016-153043号公報
このような不正に対応すべく例えば特許文献1では「ぶら下げ基板」の取付けを検知するため、初期化処理時にリセット信号を出力することが提案されており、このようなリセット信号が出力された遊技機のような異常のある遊技機を点検対象として遊技場従業員による点検作業が行われている。
しかしながら、異常のある遊技機だけを点検対象にすると、遊技情報としては異常というほどではないが実は何らかの不正が行われている遊技機が点検対象にならない虞や、いつも同じ遊技機しか点検対象にならない虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、点検対象となる遊技機を適切に特定することで点検作業をサポート可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明によれば、通常点検台を点検対象台として特定するものの、異常台を優先して点検対象台として特定するため、異常台だけを点検対象とする虞やいつも同じ遊技機しか点検対象とならない虞を低減した点検作業を適切にサポートできる。
一実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 モード別スペック値を示す図 異常検出設定を示す図 点検作業の対象となる遊技機を報知する表示出力例を示す図 チェック詳細の表示出力例を示す図(その1) チェック詳細の表示出力例を示す図(その2) 異常検出履歴を示す図 管理装置による判定処理を示すフローチャート 色分けの判定を説明する図
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6(遊技情報特定手段、異常台特定手段、通常点検特定手段、点検対象特定手段、出力手段、点検済特定手段)と接続されている。遊技場にはPOSや残金精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残金精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8(出力手段)及びプリンタ(出力手段)(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2等)から出力される遊技信号を入力し、遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
図2は遊技機1の正面を示している。遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11及び下部受皿12を有する。上部受皿11には、貸出釦13、返却釦14及び残高表示部15が並設されている。盤面9には、普図表示部16、普図保留表示部17、特図表示部18、普図入賞口19、第1一般入賞口20、第2一般入賞口21、第1保留数表示部22、第2保留数表示部23、第1始動口24、第2始動口25及び大入賞口26を有する。
遊技機1(機種A)は以下のように動作する。
(1)第1始動口24は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)、第2始動口25は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)であり、各始動口24,25への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を特図表示部18にて行う図柄変動(単位遊技)にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)遊技機設定値(モード)が6段階で設けられており、このモードにより、図3のモード別スペック値に示す通り大当り抽選の当選確率(大当り確率、大当り条件)を通常遊技状態(以下、通常状態)と確変状態(特別状態、以下、確変)とを対象として調整可能。大当りがその後に確変となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率(例えば64%で全モード共通)が定められている。通常状態と確変の大当り確率もモードにより不変としても良く、通常状態と確変との大当り確率や確変率、及び後述するラウンド振分率や小当り確率(小当り条件)等の少なくとも1つがモードにより調整可能であれば良い。
(4)大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口26を開放する。1Rの上限入賞数は10個、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数または上限開放期間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口24に入賞した場合は2Rが10%、4Rが51%、8Rが39%であるが、第2始動口25の場合は4Rが10%、8Rが90%となり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口24よりも第2始動口25の方が高く設定される。
(5)確変大当りが終了すると確変となり、確変中は大当り確率が1/74に向上すると共に、第2始動口25の入賞率、即ち、遊技価値の付与率(所謂出率)が高くなる時短状態(以下、時短)となる。
(6)確変中は大当り確率が向上すると共に、第2始動口25の入賞率が高くなる時短になる。尚、遊技機1は、確変を所定数(例えば50回)の図柄変動を行うか大当りが発生するまで継続する所謂ST機であり、大当りが発生しない場合は、その後は時短となり、所定の時短回数(例えば100回)の図柄変動を行うか大当りが発生するまで時短を継続する。また、確変大当りでない大当り(通常大当り)が発生した場合も上記同様に時短となり、いずれも時短回数分の図柄変動を行った場合は通常状態に戻る。
(7)第2始動口25は普図入賞口19への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒、時短では3秒となる。開放時間は通常状態では0.3秒、時短では5秒となる。即ち、時短では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口25の入賞率が高くなる。
(8)各始動口24,25や大入賞口26以外に第1一般入賞口20、第2一般入賞口21も設けられている。第1一般入賞口20は甘中や大当り中に盤面9の右側を狙って打つ、所謂右打ちを行った場合であっても入賞可能な位置に設けられており、第1一般入賞口20に入賞(一般入賞)した場合には10個の賞球はあるが、図柄変動等は行われない。
以上は機種Aを例にして説明したが、例示した値は例えば機種Bであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となり、遊技性も異なる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口24,25への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトB0Xから出力される消費価値(アウト、遊技情報)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ、遊技情報)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
スタート信号=遊技機1から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する特図表示部18(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定する。尚、始動口へ入賞したことを示すS入賞信号により代用しても良い。
大当り信号=遊技機から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口25の入賞率が向上する特別状態中(時短中(確変時を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
図1に戻って、遊技装置2は所謂各台計数機能を有する貸出機であり、当該遊技装置2や遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯27、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口28、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って残高や図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部29、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払出すための払出釦30、払出された玉が通過する払出ノズル31、カード(一般カードや会員カード)が挿入されるカード挿入口32及び遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿33等を有する。
遊技装置2は以下のように動作する。
(1)貨幣を受付けると(貨幣受付処理)、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1の貸出釦13が押下されると(貸出操作、対価付与操作)、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出し(貸出処理、対価付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引落とす。尚、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(2)計数玉を受付けた場合は計数玉を持玉として特定し、その持玉を払出釦30の押下に応じて払戻す払戻処理(持玉の再プレイ処理)を可能とし、払戻した場合にはその対価分(例えば払戻した玉数と同数)の持玉を減算する。
(3)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦14が押下されると、遊技装置2にストックされていた残高や持玉を特定可能な一般カードを発行する。一般カードを受付けた場合は、その残高や持玉を引継ぐ。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが、可能としても良い。
(4)中継装置4とのシリアル通信により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び一般カードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としても良い。尚、貸出処理上の通信については中継装置4を介さず、遊技機1と遊技装置2とで直接通信を行っても良い。
情報表示装置3は、中継装置4を介して遊技機1側から出力される遊技信号を入力することで各遊技状態の遊技情報を管理して表示する。
さて、管理装置6は、上述したように遊技機側から受信した遊技信号に基づいて遊技情報を作成する一方、その遊技情報に基づいて異常が発生した遊技機(以下、異常台)を検出する機能を有している。
図4は異常台を検出するための異常検出設定を示しており、項目として、グループ、異常項目、概要が設定されている。
グループは、複数の異常項目をグループ化した識別情報を示している。
異常項目は異常検出する項目名を示し、概要に示すように各種基準値を設定し、その基準値と遊技機単位の遊技情報とを比較した結果に基づき、条件を満たした場合に対応する異常項目について異常検出したことを特定する。
異常検出として、別途設定される場合がある。例えばグループ4のドア点検の概要に示されるように、別途異常検出設定(例えば出率やスタート率(スタート÷アウト)が基準値に達した場合に異常)が設定されており、図4にて参照されることはあるが、点検作業の対象台とするか否かについての異常検出は図4に基づき行われる。このように別途異常検出設定にて異常が検出された場合、緊急性が高いことから営業中に確認することはあるものの、営業終了後に図4同様に点検作業の対象台として特定されるわけではない。
グループ1の持玉過多2やグループ2のモード入力ミスや漏洩のモードは管理装置6に対して遊技場管理者が操作入力することで特定すれば良いが、遊技機1からモードを特定可能なモード信号を入力することで特定しても良い。
図5は、従業員に対して点検作業の対象となる遊技機を報知する表示出力例(特定結果)を示している。図5の通り、表示出力としては、遊技島のレイアウトに対応する遊技機を模式的に示しており、各遊技機における上方の3桁の数値は台番、下方の一桁の数値は図4にて示したいずれかの異常検出に該当した場合に当該異常検出をグループに対応する値(以下、グループ番号)で示している。
台番は、後述する管理装置6の判定処理により赤(図5中に網掛線で示す)、青(左斜線で示す)、緑(右斜線で示す)、白に色分けされている。赤は当日の点検対象となる遊技機(以下、点検対象台)である。青は前日に点検作業を行った遊技機(以下、前日点検済台)、緑は前日以前の点検除外期間(本実施形態では50日)に点検作業を行った遊技機(以下、前日以前点検済台)、白はそのいずれでもない遊技機を示している。813番台のように×印が示される遊技機は図4のグループ6の再検査の対象で、詳細な検査が必要である旨を示している。
上述の色分けを具体的に説明すると、赤の色分けは前日点検済台および前日以前点検済台でない遊技機(以下、未点検台)であって、営業日当日に図4のグループ番号1~6のいずれかを異常検出した遊技機を示す。青の色分けは前日に点検作業を行った前日点検済台を示し、下方に数値が示されるのは当日に異常検出した旨を示す。同様に緑の色分けは前日を除いた前日以前の点検除外期間において点検作業を行った前日以前点検済台を示し、下方の数値は上記同様に当日に異常検出した旨を示す。
このような出力は、別途設定される遊技島を区分けしたエリア単位、或いは従業員が担当する担当エリア単位で区分して出力可能とし、点検作業を行う従業員が点検対象となるエリアにおける遊技機のみを出力対象にすることを可能とする。
次に、図5に示されている×印について補足する。上述した通り、×印は図4のグループ番号6の再検査に該当する場合に出力対象となる。この場合、従業員が既に点検しているにも関わらず異常検出が多発しているため、従業員の通常の点検作業では原因を解消できないとして、別途X線検査のような業者による詳細な検証が必要である旨を示す。尚、図4の再検査の条件に該当しないが、前日、或いは前日以前の点検除外期間の点検にて点検済台にて異常検出された場合、一旦、800番台や805番台のような基本的な表示出力となり、その後、再検査の条件を満たすと×印が示されるようになる。
点検対象台には別途点検台数(基準台数)として例えば10台が設定されており、未点検台を対象、つまり点検済台を点検対象台の対象から除外し、図5に示すように異常台の全てを点検対象台とするが、その点検対象台が点検台数に達していなければ、後述する通常点検条件に基づき未点検台を対象として点検対象となる遊技機(以下、通常点検台)を赤に色分けして示す。この場合、通常点検台は下方に異常検出のグループ番号が表示出力されないため、異常台と区別した報知になるが、台番を赤、青、緑と異なる色にて着色するといったように別途識別出力しても勿論よい。
通常点検台を特定するための通常点検条件について補足する。通常点検台は未点検台が対象となるが、その内、予め設定される優先順位設定に基づき特定される優先順位の高い遊技機から順に通常点検台として抽出し、異常検出された異常台を含め点検対象台が点検台数に達するまで抽出する。優先順位については台番順や遊技場への導入順等が想定される。
このように異常検出していないにも関わらず点検済台となった遊技機(通常点検済台)は異常検出されて点検済台となった遊技機(特別点検済台)と区別して、後日異常点検された場合に点検対象台の抽出対象としても良い。即ち、このように異常検出していないにも関わらず点検済台となり、後日異常点検された遊技機は点検作業後に何らかの不正が行われた可能性があるので、点検済台になったとしても、異常検出に応じて点検対象台とするのが望ましい。この場合、点検除外期間に点検済であり緊急性が低いと考えられることから他の未点検台よりも優先度を低くしても良く、例えば、未点検台を点検対象台としても点検台数に達していなければ点検対象台にする一方、達していれば未点検台を優先して点検対象台にしないことが想定される。
以上のような構成を採用した場合、異常台に基づく点検済台を通常点検台に基づく点検済台に優先して点検対象台から除外するため、異常が発生しないまま点検した後に不正が行われた遊技機を、点検対象台から除外する虞を低減できる。
従業員は、図5に表示出力されている遊技機の台番を選択することで点検内容の詳細を示すチェック詳細を表示出力することができる。
図6および図7はチェック詳細の表示出力例(特定結果)を示している。このチェック詳細は、管理装置6にて表示出力や印字出力を可能とするが、従業員が携帯する例えばタブレットやスマートフォン等の携帯端末34(出力手段)(図1参照)による表示出力も可能とする。図6では当日の異常内容35が表示出力され、対応する文字36や撮像画像37による点検ポイントが表示出力される。また、画面を切り替えることで、前回チェック時の日付や担当者、異常内容やチェック記録が表示出力される。
図7は更に画面を切替えることで表示出力される点検作業に関する点検内容の入力画面であり、上述したように点検実施の実施有無選択38を選択式で入力可能であると共に、前回チェックとして参照するためのチェック内容39を選択式で入力可能とする。また、下方では該当する調査項目40を選択式で入力可能とし、携帯端末34にて異常箇所を撮像した場合には、その撮像画像を当該入力した内容に対応付けて記録し、上述した通り参照可能とする。
尚、携帯端末34自体が管理装置として異常情報等を管理しても良いが、管理装置6との通信により管理される情報等を送受信可能とすれば良い。
図8は、管理装置6や携帯端末34等で出力可能な異常検出履歴を示す。図8では異常検出された台番、日付、異常項目、異常内容(異常検出された遊技情報)、点検作業を行う担当従業員、点検記録、備考が各履歴に対応付けられている。
点検記録について補足する。点検作業を行った場合に図7にて点検実施を選択すれば「実施」が■となり、選択しなければ□となる。同様に調査項目に入力した内容が点検記録となる。備考についても同様に入力した内容が示されるが、点検除外期間に点検作業が行なわれた場合には、その日付と担当従業員が記録される。尚、点検対象台となっても点検作業が行われず点検済台とならない場合は翌日以降に点検対象台の候補のままとなり、異常検出された場合等に点検対象台となる。
また、点検記録にモード違いを選択した場合には、実際のモードを入力するため、そのモードが備考欄に示される。図6にて説明した撮像した画像があれば115番台のように撮像画像へのリンクが示され、撮像画像が履歴に対応付けられる。
このような履歴は期間や担当者、或いはエリア等の抽出条件を指定して出力可能であり、指定された抽出条件に基づき対応する履歴を抽出して表示出力する。また、図8は日付→台番の優先順位でソートしているが、他の項目を指定したソートも可能とする。尚、例えば携帯端末34を利用せず印字出力した場合を想定して、管理装置6にて図8を表示してその履歴画面に入力することで更新しても良い。
図9は管理装置6による処理の内、本発明に関連した判定処理を示している。この判定処理は遊技機単位で行われるもので、本実施形態では台番順に実行する。
管理装置6は、図4のグループ6の再検査に該当するか(S1:NO)、他のグループ1~5の異常検出が有るか(S3:NO)、点検済台か(S10:NO)、点検対象台数は点検台数よりも少ないか(S11:NO)を判定している。
異常が再検査に該当する場合は(S1:YES)、該当する台番に×印を重ねて表示する(S2)(図5の813番台)。
他のグループ1~5に該当する場合は(S3:YES)、対応するグループを特定し(S4)、図4に示すグループ番号を出力対象とする(図5の788、800番台等)。
次に、異常を検出した遊技機が点検済台かを判定し(S5)、点検済台でない未点検台の場合は(S5:NO)、点検対象台として赤に色分けする(図5の788、803番台等)。
点検済台であれば(S5:YES)、点検済台となった点検作業が前日かを判定し(S6)、前日の場合は(S6:YES)、前日点検済台として青に色分けする(図5の800、808番台等)。
点検済台となった点検作業が前日以前の場合は(S6:NO)、前日以前点検済台として緑で色分けする(図5の802、805番台等)。
他の異常検出がない場合は(S3:NO)、点検済台かを判定し(S10)、点検済台であれば(S10:YES)、上述したように前日か前日以前かに応じて色分けする(S6、S7、S9)。
一方、再検査でもなく他の異常検出でもない場合において(S3:NO)、判定対象が未点検台の場合は(S10:NO)、点検対象台数が点検台数に達しているかを判定する(S11)。
点検対象台数が点検台数に達していない場合(S11:YES)、通常点検対象か、つまり、通常点検条件を満たすかが判定される(S12)。本実施形態の場合、台番順で通常点検の対象としているので、台番順に点検対象台となり(S12:YES)、赤に色分けされるが(S13)、点検対象台数が点検台数に達していれば(S11:NO)、点検対象台にはならず白に色分けされる(S14)。
尚、図9では、他の異常検出がないことを先に判定した上で(S3:NO)、点検対象台数が点検台数に達していない場合は(S11:YES)、通常点検対象か否かに応じて色分けしたが(S12~S14)、点検対象台数が点検台数に達していないことを先に判定するようにしても良い。この場合、他の異常検出の特定が優先されるので、色分けを一旦保留し、判定対象となる他の異常検出について点検済台でないことの判定(S5:NO)による点検対象台の特定(S8)を待っても良いし、一旦、点検対象台数が点検台数に達した否かに応じて色分けした上で(S12~S14)、他台が他の異常検出により点検台となり、点検対象台数に変化があった場合に、上記した優先順位に基づき白に色分けるといったように色分け(通常点検台とするか否か)を変更しても良い。
要するに、色分けに関しては、図10に示すように、判定対象の未点検台に異常が無い場合であって、判定処理時における点検対象台数が点検台数に達していない場合に通常点検対象でないときは白で色分けされ、通常点検対象であるときは通常点検台として赤に色分けされる。この場合、通常点検台であることから、赤で色分けされるにしてもグループ番号が表示出力されることはない。
判定対象の未点検台に異常が無い場合であって、判定処理時における点検対象台数が点検台数に達したときは、白に色分けされる。
判定対象の未点検台に異常が有る場合は、異常台として赤に色分けされた上でグループ番号が表示出力される。
一方、前日点検済台に異常が無い場合は青に色分けされ、異常が有る場合は青に色分けされた上でグループ番号が表示出力される。
また、前日以前点検済台に異常が無い場合は緑に色分けされ、異常が有る場合は緑に色分けされた上でグループ番号が表示出力される。
以上の動作により、図5に示すように、赤で色分けされた点検対象台が表示出力されるので、従業員は、点検対象台を当日の点検対象とした上で、グループ番号が表示出力されている異常台が表示出力されている場合は異常台を通常点検台に優先して点検する。点検対象台の全ての点検が終了した場合に更に点検するときは、管理装置6に対して点検対象台を点検済として入力してから次の判定処理の実行を指示する。これにより、次の点検対象台(通常点検台のみ)が表示出力されるので、点検対象台を点検する。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置6は、通常点検台と異常台とを点検対象台として特定するものの、異常台を優先して点検対象台として特定するため、異常台だけを点検対象とする虞やいつも同じ遊技機しか点検対象とならない虞を低減した点検作業を適切にサポートできる。
上記のような点検作業は基板やモード等の確認作業が主な内容であり、1台を点検するために必要な時間があまり短くないことから、1単位期間(例えば営業日)に全ての遊技機をまとめて行うことは難しく、複数回に分けて順番に点検することが想定されるが、点検対象となる遊技機に上限となる点検台数を設けることで、無理なく点検作業することをサポート可能になると共に、異常台を通常点検台に優先して点検対象台とすることで点検作業すべき遊技機を適切に点検対象にできる。
異常台は上限である点検台数を超えても点検対象台とすることで、点検対象となる遊技機に上限を設けた場合であっても、異常が発生した遊技機が点検対象から除外され、不正が行われた場合に被害が拡大する虞を低減できる。
点検済台を点検対象台から除外するので、点検作業により異常の原因が特定できず、再度異常が発生した場合に、異常の原因が特定できない点検作業を繰り返すことで、他台が点検対象から除外される虞を低減でき、効率の良い点検作業をサポート可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
上限となる点検台数を特定したが、例えば異常台に関わらず通常点検台を特定し、異常台になることにより点検対象台となった遊技機を優先順位の高い識別出力や、優先順位の高い出力位置(例えば別途抽出して出力する)に出力するといったように上限を設けることなく異常台を通常点検台に優先して点検対象台として特定しても良い。
異常台が点検台数に達していても全てを点検対象台として特定したが、点検台数を上限として点検対象台としても良い。この場合、点検対象台とならなかった異常台は翌日以降に点検対象台として特定すれば良く、この場合、当該営業日に異常検出することを条件としても良いし、異常検出することなく点検対象台としても良い。
上記の場合、異常台の内、点検対象台とする優先順位は、通常点検条件と同様の優先順位としても良いが、例えば図4のグループや異常項目に優先順位を設け、異常台となった要因となるグループ等に対応した優先順位により点検対象台とする異常台を特定しても良い。
上記の場合、その優先順位単位で点検対象台を特定し、点検対象台に達した場合に、同じ優先順位であれば点検台数を超えて点検対象台としても良い。
点検済との入力により点検済台として特定したが、例えば操作入力等の他の入力を省略する場合も想定できるので、点検対象台とすることだけや日付更新すること等、少なくとも点検対象台として特定された場合に点検済台として特定されれば、どのように点検済台を特定しても良い。
点検済台については対象となる全ての遊技機が点検済台となった場合や、一定の期間が経過した場合等に成立し、予め設定される点検済初期化条件が成立した場合に、未点検台へ移行するようにしても良い。
各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。尚、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。また、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による電文のような信号入力としても良い。
機種としては、例えばレート別やフロア別に機種をグループ化する等、どのような区分により機種を構成しても良い。また、以上と超過についてはどちらを採用しても良く、「達した」等の表現は以上となった或いは超過したのいずれにも対応する表現となる。以下と未満についても同様で、「達していない」等の表現は双方に対応する表現となる。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良いし、適宜採用しない項目を設けても良い。また、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としても良く、出力としては印字出力、表示出力が少なくとも想定される。
範囲としては最小値と最大値との双方を設定しても良いし、各範囲の最小値のみを設定し、最大値については次の範囲の最小値を参照して特定する等、最小値と最大値との一方のみを設定しても良い。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式やクレジット式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等にも採用できる。尚、所謂封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置6が行う処理の一部を中継装置4、情報表示装置3、或いは遊技装置2等にて行っても良く、遊技情報の特定や管理等を行う手段はどの様に構成しても良い。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組合わせても良いし、適宜、採用しない構成を設けても良い。
図面中、1は遊技機、6は管理装置(遊技情報特定手段、異常台特定手段、通常点検特定手段、点検対象特定手段、出力手段、点検済特定手段)、8はモニタ(出力手段)、34は携帯端末(出力手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技機側から出力される遊技信号により遊技機単位で遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定された遊技情報と、当該遊技情報に対して予め設定される基準値とを比較することで、遊技情報に異常のある異常台を特定する異常台特定手段と、
    遊技場従業員による点検作業の対象となる点検対象台であって、遊技情報に異常がなくとも点検対象台として特定するために予め設定される通常点検条件を満たす通常点検台を特定する通常点検特定手段と、
    異常台を通常点検台に優先して前記点検対象台として特定する点検対象特定手段と、
    前記点検対象特定手段による特定結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記通常点検条件は、異常台を点検対象とした場合に、当該点検対象台の台数が、当該台数に対して予め設定される基準台数に達しない場合に、その基準値に達するまで通常点検台を前記点検対象台として特定する条件を含み、
    前記点検対象特定手段は、前記通常点検条件に基づき異常台を通常点検台に優先して前記点検対象台として特定することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記点検対象特定手段は、異常台として特定された点検対象台については、当該点検対象台の台数が、その基準台数に達していても前記点検対象台として特定することを特徴とする請求項2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記点検対象台を点検済台として特定する点検済特定手段を備え、
    前記点検対象特定手段は、前記点検済台を前記点検対象台の対象から除外することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記点検済特定手段は、前記点検済台を特定する場合に異常台として特定されることにより前記点検済台となった特別点検済台と、通常点検台として特定されることにより前記点検対象台となった通常点検済台とを区別可能に前記点検済台として特定し、
    前記点検対象特定手段は、前記点検済台を前記点検対象台から除外する場合に、前記特別点検済台を前記通常点検済台に優先して除外することを特徴とする請求項4に記載の遊技場用システム。
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