JP7037269B2 - 利用者のための寄付体験デザイン装置、自分表現ツールとなるロボット募金箱 - Google Patents

利用者のための寄付体験デザイン装置、自分表現ツールとなるロボット募金箱 Download PDF

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Description

本願発明は、一般にネットワーク化されたコンピュータシステムを用いて会員制のオンライン募金サービスを提供するソーシャル・ネットワーキング・サービスに登録済みの会員ユーザーが行う登録済み非営利団体、組織などに対する少額のオンライン寄付処理システムおよび前記オンライン寄付処理に用いられるオンライン募金箱に関する。
本願発明の背景となる技術は、まず第一に既存の汎用的なオンライン寄付システムである。オンライン決済手段の多様化にともないオンライン寄付と呼ばれれる、寄付を電子的に行う手段も昨今、多様化が進んでいる。非営利団体や組織が自身のホームページ上で個々に募金サービスを提供するほか、豊富な関連情報の提供と併せて複数の非営利団体、組織への募金サービスをまとめて第三者が提供しているケースもある。さらにはクラウドファンディングと称される、出資を望む個人や組織と少額からの出資を行う個人を仲介するサービスも認知拡大の傾向にあるが、市場規模としては200億円程度と1兆円とされる寄付市場に対して僅かに2%に過ぎない(2015年調査-矢野経済研究所)。オンライン募金サービスの利用実態としては個々の非営利団体や組織のホームページ上で展開されるのが一般的で、具体的には電子的に募金サービスを提供する非営利団体や組織のホームページを訪れた利用者がその団体や組織の活動に共鳴して支援したいと考えた場合、同ホームページ上に設置された寄付ボタンをクリック、寄付額や支払い方法、決済に必要な情報などを入力してオンライン上で決済するというもの。他方、決済を含むオンライン寄付処理システムをバックエンド業務として請け負う事業者もサービスを提供している。また、利用される決済手段は多様化しており、クレジットカード決済をはじめコンビニ決済や電子マネーと呼ばれるものもある。
本願発明の背景にある第二の技術は「スマート化」技術である。IoT(Internet Of Things=モノのインターネット)元年とされたのが2015年。そして、世の中のありとあらゆるモノを急速な勢いで飲み込みつつあるスマート化(インターネットに接続される)の波は2016年、さらに加速すると言われている。そんななか、早くもIoTからIoE(Internet Of Everything=あらゆるもののインターネット)への社会トレンドも話題に。「スマートウオッチ」、「スマート家電」に「スマートハウス」等…、実に広範な商品群においてスマート化製品の企画開発が活発に行われている。日常のありとあらゆるモノがインターネットに繋がる世界が加速しているのだ。携帯電話や腕時計だけでなくクルマや家も、モノはインターネットに接続されることで個人のスマートフォンやパソコンだけでなくクラウド環境にあるコンピュータにもつながり、実に多種多様な機能を果たすことが可能となる。
最後に、本願発明の着想を得た技術であり本発明の背景にある決定的な技術として、日本発祥の自分表現文化として世界に広がる「着メロ(登録商標)」「着うた」の技術が挙げられる。無味乾燥な着信音を自分好みの音楽にカスタマイズ出来るようにしたことで、携帯電話というモバイルデバイスをある種の「自分表現ツール」に変えた画期的技術であり、この技術の登場によって生活者は携帯電話への着信というイベント時に、携帯電話の発する音やメロディによって自身の趣味嗜好を周囲にそれとなく表現できるようになり、お気に入りのメロディーが流れることで携帯電話への着信というイベント自体に期待したり楽しむ文化が世界中に広がった。無機質な携帯電話をエンターテイニングな「自分表現ツール」に昇華した日本発、世界に誇れる画期的な技術である。
特開2014-119867号公報
特開2015-128493号公報
本願発明が解決しようとする課題は、リアルな現実空間に設置される募金箱のイノベーションであり、その効果として期待される個人の寄付行動の活溌化と寄付市場全体の拡大活性化である。既述のとおり、オンライン決済手段や募金サービスは多様化と拡大の傾向にありオンライン寄付をめぐる環境整備も進んではいるが、それらは専らインターネット上で展開されるものに限定されているのが実情。コンビニやファストフードほかリアルな現実空間においては未だ募金箱はインターネットに接続されずアナログなままである。
現実空間に設置される募金箱が遅々としてスマート化しない原因は一つではなくソフト、ハードの両面における複合的なもの。なかでも、コンビニやファストフードなどの店頭で生活者が寄付する際のモチベーションの性質に深く関係している。純粋に募金主旨に賛同して寄付する場合もあるが、レジで現金決済をした際に生じた小銭の「処分」を主たる動機として寄付するケースが一般的。したがって、クレジットカードや電子マネーなどでオンライン決済した場合には、そもそも物理的に小銭自体が生じないため、寄付動機が顕著に低下してしまう。このように現金決済時に生じた小銭を寄付するケースが主体のため、寄付をオンラインで行うという発想がないのだ。クレジットカード決済をはじめコンビニ決済や電子マネーなど、リアルな現実空間においてもインターネット上と同様に決済手段が多様化する一方で、寄付に関してはお釣りの小銭をアナログな募金箱に入れる旧態依然としたスタイルのままである。
他方、昔から寄付文化など根づかないと言われてき日本の寄付市場は1兆円規模で、そのうち個人の寄付市場は5,000億円規模。これはアメリカやイギリスといった欧米先進国のみならず東アジア諸国のなかでも最下位の水準。無宗教な国民性、寄付にやさしくない税制その他、原因は一つではないが、CAF(Charities AID Foundation:英)の世界寄付指数(World Giving Index)をはじめ、残念ながら日本が社会貢献に積極的でない国であることを数多くのデータが示している。個人の寄付行動を活発化させ、長期に停滞を続ける寄付市場の拡大活性化を図ることで、こうした現状から一日も早く脱却しなくてはならない。寄付市場の拡大なくして、世界規模で急増の一途にある社会的弱者の支援・救済にあたる非営利団体、組織の資金調達環境の改善も見込めないからである。そのためには、身近に無数に存在している募金箱を変えなくてはならない。募金箱をスマート化するだけでなく、寄付の体験価値をディスラプトするようなイノベーションが必要となる。そこで、本願発明では既存のアナログな募金箱にイノベーションを図ることで「現金決済時に生じた小銭をアナログな募金箱に寄付する」という店頭における生活者の寄付行動に変革を起こし、現金決済でお釣りに小銭が生じなくても、あるいは、そもそもお釣り自体が生じないオンライン決済であっても生活者の寄付モチベーションを刺激して寄付行動を促進、個人の寄付行動の活発化によって寄付市場の拡大活性化を図る。これこそが本願発明が解決しようとする課題であり、その解とは「募金箱をemojiに変える」ことである。
発明の背景
Karaoke…。カラオケは誰もが知る日本発、世界に広がる文化である。「着メロ(登録商標)」「着うた」そして絵文字も日本が世界に誇る日本発のコミュケーションツールであり文化である。その絵文字が「emoji」として今や欧米で一大ブームとなっている。個人だけでなくコカ・コーラをはじめ世界に名だたるグローバルブランドも次々と独自のemojiをリリース、販促やブランディングに活用するなどビジネスシーンにおいても爆発的な人気である。他方、2015年には米国のウェブスター大辞典にマカロンなどと一緒にemojiが新しく収録され、 英ミラー誌では言語学の専門家の話として、絵文字が今英国で最も急成長中の言語であり、テキストよりも感情が伝わりやすいことや「象形文字」よりも早く世界に普及し成長していること、今後は絵文字が信じられない程のスピードで世界共通言語として普及するだろうと報じている。もはや、絵文字は欧米社会で一種の社会現象となっているのだ。アートやファッション、デザインなどと同様、絵文字にも国境はなく、人種や宗教などといった壁も一気に飛び越えるクリエイティブのチカラがある。
スマートフォンが広く普及し短文投稿のツイッター(登録商標)やフェイスブックといったソーシャルメディアが百花繚乱の現代は、スマートフォンさえあれば誰もが簡単に表現者になれる時代。そして、観客から表現者へと変貌を遂げた生活者が常に自分表現の機会を探し求める現代は「一億総表現者」の時代でもある。他方、カラオケ、「着メロ(登録商標)」「着うた」はじめ最近欧米で爆発的人気のemojiなどは日本発、世界で愛される「自分表現ツール」であり、今や「自分表現文化」と呼べるもので、単なる一時的な流行ではなく広く社会に浸透し確固たる地位を確立している。無料メッセージングアプリLINEのスタンプも言わば絵文字のクリエイティブ進化版だ。共通点はズバリ「自分表現」。自分の趣味趣向、その時々の気分などを相手に表現するためのツールなのだ。
資源小国の日本だが、こうしたクリエイティブのチカラも目には見えない「資源」であり、その意味では資源大国なのだと認識すべきである。日本は独創的な「自分表現ツール」を次々と生み出し謳歌する「自分表現大国」として、これまで常に世界をリードしてきた。日本発のアイデア・技術が世界中の生活者を「表現者」に変えてきたのだ。言葉や行動といった直接的な自分表現は苦手でも、デザインやクリエイティブを駆使した自分表現では過去も現在も、そしてこれから先も日本は世界の真ん中にある。そして、この「自分表現」というコンセプトや「自分表現ツール」としてのアイデア・技術は元来、特定のサービスや商品に限定されるものではなく多種多様で広範なな分野に応用・展開ができるもの。日本の「強み」として再認識すべき資産であり、最大限に活用すべきなのである。この「強み」にこそ本願発明が提示する課題に対する解のみならずマクロ、ミクロの両面において日本の産業・経済復活の鍵が隠されている。
課題解決に向けたアプローチ
ツイッター(登録商標)やフェイスブックなどソーシャルメディアの興隆や「emoji」の世界的大流行など、現代社会では未だかつてなく「つながり」や「自分表現」が欠かせないものになっている。人気のパンケーキ店に並ぶのもパンケーキを食べること以上に、スマートフォンで撮影した画像をソーシャルメディアに投稿して「人気のパンケーキが好きなワタシ」を表現することが目的化するなど、時代は今、「表現したいワタシ」の時代なのだ。「自分表現大国」という日本が世界に誇れる風土を再認識した上で、こうした時代背景を考察した時、本願発明で上記課題を解決する解としたのが「募金箱をemojiに変える」こと。すなわち、既存の無味乾燥したアナログな募金箱にイノベーションを図りemojiのようなエンターテイニングな「自分表現ツール」にアップデートすれば、地味な寄付行為が楽しいエンターテインメントになり、寄付シーンに革命が起きると考えた。そうすれば、寄付行動は必ずや活性化・活発化すると考えたのである。
2015年、米アップルはAppleWatchによって「テクノロジーXファッション」を高いレベルで具現化したが、単に「美しさ」だけでなくユーザーが自由な発想でカスタマイズできる多様性=「パーソナライゼーション」を用意した。「パーソナライゼーションと美しさこそがすべて」という考え方だ。ジョブズなきアップルはAppleWatchという第四の革命的デバイスを「自分表現ツール」へと見事に昇華して見せたのである。他方、本願発明ではチャリティとエンターテインメントの融合をグランドコンセプトに設定、無機質な携帯電話をエンターテイニングな「自分表現ツール」に昇華した「着メロ(登録商標)」「着うた」のアイデア・技術を応用・発展させ、スマート化した募金箱に落とし込むことで寄付・募金サービスの体験価値を再構築する。「自分表現Xエンターテインメント」+「カスタマイズできる自由」こそが、先に述べた今どき「表現したいワタシ」時代の商品・サービスの企画開発における必勝セオリー。この必勝セオリーをテクノロジーとは無縁の、地味で目立たない募金箱に適用することで旧態依然とした寄付行動をディスラプト、単に募金箱のみならず寄付シーンにイノベーションを図る。これはまさに、「募金箱をemojiに変える」発明であり、「寄付・募金サービスにおけるAppleWatchを作る」ようなもの。チャリティとエンターテインメントを融合すれば、必ずや寄付行動が活発化し、寄付市場の拡大・発展に寄与できるとの確信が背景にある。
欧州社会を揺るがす難民をはじめ地球規模で社会的弱者が急増するなか、恒常的な資金難に喘ぐNPOなど社会貢献活動を行う非営利組織・団体の資金調達環境の改善は急務となっている。寄付市場の拡大・発展に貢献できれば結果として広く社会的課題の解決にも役立つことができる。これが本願発明の着目点である。本願発明は、これまで人知れず行うことで「陰徳」とされてきた寄付という慈善行為を「楽しむ社会貢献」へ、そしてポジティブに「表現する社会貢献」へと体験価値をアップデートする発明であり、国境を越えて世界中に無数に散在する既存の募金箱、寄付・募金サービスに取って代わる、「表現したいワタシ」時代の「社会貢献インフラ」になり得る発明なのである。
まずはじめに、本発明を実装した、会員制度をとる少額オンライン募金サービスの提供を柱としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のことを「チャリティモンスター」とし、現実空間の展開としてコンビニなどの店内に設置される募金箱であり、IoT(モノのインターネット)デバイスに最適化されたOS(オペレーティング・システム)がインストールされた小型ボードコンピュータを搭載、スマートフォンやスマートウォッチその他の端末との間で、リアルタイム位置情報を活用した近距離無線通信を行うことができるNFCタグを内蔵し、店内のWi-Fiなどを通じて常時にインターネット回線に接続されたオンライン募金箱のことを「スマート募金箱チャリモン」とする。
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、利用者の端末が接続されたインターネット回線網にサーバーが接続されてなるオンライン寄付システムの寄付処理に供される募金箱であって、

第一に
筐体の構成、構造については、
下記(A)及び(B)に示す、ロボットの特徴となる基本構成、構造を備え、
(A)部分構造を組み合わせて全体構造を形成する
(B)複数の部分構造の動作・作動の連動により全体構造の動作・作動を決定する

各々(1)及び(2)の特長を備えた
下記1並びに2に示す前記の各部分構造からなるものであり、
1 筐体各部位
(1)構成部品のリンク及び該リンク同士を結合する関節のジョイントからなり、複数
の該リンクを組み合わせて構成されたオープンループ構造のリンク機構並びに該各
ジョイントにアクチュエータとして自由度の高い可動性を実現するサーボモータを
実装して該各リンクの動作を高精度に制御できるサーボ機構を備えた多関節マニプ
レータとして前記の部分構造をなす
(2)サーバーに設置された所定のページから、動作の有無と順序、反復の有無と回数
を含む動作形態、動作内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
又は変更することができる

2 照明機器、音響機器又は表示機器
(1)作動形態、作動内容が精緻に制御可能なスマート機器として前記の筐体各部位と
連携、連動するものであり、該機器のうち少なくとも照明機器及び音響機器が、そ
れぞれ別途に若しくは併せて前記筐体部位のいずれか複数又は一つに具備され前記
の部分構造をなす
(2)サーバーに設置された所定のページから、作動の有無と順序、反復の有無と回数
を含む作動形態、作動内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
又は変更することができる

第二に
筐体が具備する機能については、
利用者が下記1の(1)、2の(1)及び(2)を保持する前記の利用者端末を募金箱に「かざす」など物理的に近づける動作により開始される該端末との近距離無線通信を起点に、まず下記1の処理として該端末から取得した(1)に従って(ア)を行い、次に下記2の処理として同じく該端末から取得した(1)及び(2)に従って(ア)並びに(イ)を前記第一の各(2)に記載のプログラムに基づいて行い、最後に下記1の処理として(イ)を行う機能を有するものであり、
1 寄付の取り扱いに係る処理
(1)寄付処理の実行指令
(ア)オンライン寄付を受け付ける
(イ)前記端末上に所定のページを表示して利用者に寄付の完了を通知する

2 前記第一の(B)に準じた全体構造の動作・作動に係る処理
(1)順次に一連として行う該処理の起動司令
(2)前記全体構造の動作・作動に係る処理情報
(ア)部分構造をなす前記の筐体各部位を動作する
(イ)部分構造をなす前記の各機器を作動する

第三に
前記第二の2の(2)の処理情報については、
下記(1)、(2)及び(3)に示す特長を備える
(1)GUIベースの簡便な操作環境が用意された前記第一の各(2)に記載の所定の
ページから、該処理に係るプログラムを利用者が作成、登録又は変更した時点で該
利用者の個人情報に紐付けられ文字コード化された上、個々の利用者に固有の該処
理情報として前記第二の2の(1)に記載の起動司令と併せて該利用者の端末に保
持される
(2)筐体各部位は部位単位及び前記のリンク単位に、各機器は機器単位にそれぞれ設
定された動作・作動の有無と順序、反復の有無と回数を含むパラメータの総数から
重複順列の公式を用いて算出された数が場合の数の上限となる
(3)該処理情報を格納、管理する専用データベースをサーバーに備える

ことを特徴とする、
擬獣化若しくは擬人化したロボット、ロボット又はキャラクター化した筐体の外観形状をなすスマート募金箱。


請求項2に係る発明は、前記第二の2の(ア)及び(イ)の各処理に係る、前記第三の(2)に記載のパラメータは各部分構造ごとに下記に示す設定内容からなる

第一に
筺体各部位については、
動作の有無と順序、反復の有無と回数に加え
動作・回転する角度、位置及び速度からなり、
第二に
照明機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
点灯・点滅する光色、光量、長さ及び間隔からなり、
第三に
音響機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
発する音色、メロディ又は楽曲の選択及び音量と長さからなり、
第四に
表示機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
表示するテキスト、画像又は動画の選択からなり
必要に応じて前記第三の音響機器と連動する

ことを特徴とする
請求項1に記載のスマート募金箱。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の募金箱から筐体の外観形状に係る特長を差し引いた請求項1に記載のスマート募金箱。
本発明によってチャリティとエンターテインメントが融合、寄付の体験価値に革命的変化が起き、リアルな現実空間に設置される募金箱が利用者にとってエンターテイニングな「寄付体験デザイン装置」、「自分表現ツール」アップデートされることで寄付 ・募金サービスの体験価値に革命的変化が起き、個人の寄付行動が活発化する効果がある 。

本発明を実施した少額オンライン寄付システムの概略構成図である。 インターネット回線網1と各会員の端末9との接続形態としての「スマート募金箱チャリモン」17の全体構成を説明するブロック図である。 店舗内に設置されているiBeaconモジュール19やNFCタグ内蔵の小型ボードコンピュータを搭載した「スマート募金箱チャリモン」17と会員端末9との接続形態とリアルタイムの位置・距離関係ごとの具体的アクションの内容を展開空間となる店舗Xを中心に立体的に説明する断面図である。 店舗内に設置されているiBeaconモジュール19や前記「スマート募金箱チャリモン」17と会員端末9との接続形態とリアルタイムの位置・距離関係ごとの具体的アクションの内容を通信を行うサーバー機器やデータベースなどとの接続形態と併せて説明するブロック図である。 NFCタグを内臓、小型ボードコンピュータを搭載した「スマート募金箱チャリモン」の概要図である。 図1に示した少額オンライン寄付システムの動作のフローチャートである。 図1に示した少額オンライン寄付システムの認証にかかる動作の説明図である。 図1に示した少額オンライン寄付システムのワンクリック簡単登録にかかる動作の説明図である。 図1に示した少額オンライン寄付システムの「マイ・ページ」にかかる動作の説明図である。 図1に示した少額オンライン寄付システムの2種のサービス利用モードの随時切り替えにかかる動作の説明図である。 図1に示した本実施形態によるオンライン寄付システムにおいて、予め初期的に設定された所定の設定期間中に、会員により行われる少額オンライン寄付の実際の処理について具体的に説明するブロックダイヤグラムであり、インターネット上のオンライン展開における寄付処理フローについて詳述する説明図である。 図1に示した本実施形態によるオンライン寄付システムにおいて、予め初期的に設定された所定の設定期間中に、会員により行われる少額オンライン寄付の実際の処理について具体的に説明するブロックダイヤグラムであり、店舗や施設その他オフライン展開における寄付処理フローについて詳述する説明図である。 図1に示した少額オンライン寄付システムのパーミッション決済における決済意思確認にかかる動作の説明図である。
図1は、本発明を実施した少額オンライン寄付システムの全体構成を示す説明図である。
まずはじめに、本発明を実装した、会員制度をとる少額オンライン募金サービスの提供を柱としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のことを「チャリティモンスター」とし、現実空間の展開としてコンビニなどの店舗・施設内に設置される募金箱であり、IoT(モノのインターネット)デバイスに最適化されたOS(オペレーティング・システム)がインストール済で、ハードディスクを具備する小型ボードコンピュータを搭載、スマートフォンやスマートウォッチその他の端末との間で、リアルタイム位置情報を活用した近距離無線通信を行うことができるNFCタグを内蔵、同じく実装した無線通信機能(Wi-Fi、BLEなど)により店内のWi-Fi無線LANなどを通じて常時にインターネット回線に接続されたオンライン募金箱のことを「スマート募金箱チャリモン」とする。
図1に示すように、本実施形態による少額オンライン寄付システムは、インターネット回線網1に、LAN(Local Area Network)3および経路制御装置5を介して接続された複数のチャリティモンスター サーバー7を有している。また、コンビニなどの店内に設置されたPC端末13、経路制御装置15、「スマート募金箱チャリモン」17と各会員の端末9が同店内Wi-Fi無線LANを介して同じくインターネット回線網1に接続された構成となっている。なお、各会員の端末9は店外においては3Gや4G、LTEなど通信キャリア回線を介してインターネット回線網1に接続される。図1は、本発明を実施した少額オンライン寄付システムの概略構成図である。また、インターネット回線網1には、フェイスブック社やツイッター社等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のサーバー11も接続されている。
ここで、チャリティモンスターサーバー7には、本実施形態による少額オンライン募金サービスを提供する会員制の社会貢献志向型のSNS「チャリティモンスター」のオンライン展開に向けては専用のホームページが、そしてオフラインの展開に向けては専用アプリがそれぞれ実装されており、国内外のNPOなど社会貢献活動を行う非営利団体・組織が寄付先として多数登録されている。そして、本件サービスに登録した会員によるオンライン寄付が本件サービスを媒介して行われる仕組みとなっている。
そして、チャリティモンスターサーバー7には、会員情報が格納された会員データベース7aと、ポイント情報が格納されたポイントデータベース7bと、会員のサービス利用モードを管理するモード管理データベース7cと、会員の決済情報が格納された決済データベース7dと、会員端末9をかざす行為にインタラクティブに反応する「スマート募金箱チャリモン」17の動作情報としてのAS(ActionSet=アクションセット)情報を格納・管理するASデータベース7e、そしてメールサーバー7fが接続がされている。
次に、図2~図4を参照して、図1に示したインターネット回線網1と各会員の端末9ならびに「スマート募金箱チャリモン」17との接続形態について説明する。
図2~図4はすべてオフライン上の現実空間における実施形態となる。なお、現実空間とは具体的にはコンビニやファストフードなどの小売店舗やレストランなどの外食店舗、テーマパーク施設や観光エリア内の各施設その他の内部空間のことを指す。
図2は、インターネット回線網1と各会員の端末9との接続形態としての「スマート募金箱チャリモン」17の全体構成を説明するブロック図であり、図3は、店舗内に設置されているiBeaconモジュール19やNFCタグ内蔵の小型ボードコンピュータを搭載した「スマート募金箱チャリモン」17と会員端末9との接続形態とリアルタイムの位置・距離関係ごとの具体的アクションの内容を展開空間となる店舗Xを中心に立体的に説明する断面図であり、図4は、同じく店舗内に設置されているiBeaconモジュール19や前記「スマート募金箱チャリモン」17と会員端末9との接続形態とリアルタイムの位置・距離関係ごとの具体的アクションの内容を通信を行うサーバー機器やデータベースなどとの接続形態と併せて説明するブロック図である。
なお、このインターネット回線網1と各会員の端末9ならびに「スマート募金箱チャリモン」17との接続形態は一例であり、通常のPC等の端末とインターネット回線網との接続形態としても良い。
この図2~図4に登場するのがNFC(Near Field Communication)とiBeaconという2つの最新技術である。これは、次世代O2O(Online to Offline:インターネット(オンライン)上の活動を実店舗(オフライン)の活動に活用すること)の切り札として最近、大きな注目を集めているリアルタイムの位置情報に基づく近距離無線通信技術で、いずれもBLE(Bluetooth Low Energy)という省電力型のBluetoothと呼ばれる無線通信技術を用いたもので、スマートフォンやスマートウォッチ、タブレット端末など近年急速に普及が進むモバイル端末に標準で搭載されている。リアルタイム位置情報に基づいた多種多様なマーケティング・アプローチに活用できるもので、両技術ともに極めてローコストで導入、展開できる経済性とプログラミングの簡便性などでも注目されている。
このような最新テクノロジーの実装により「スマート募金箱チャリモン」設置店舗・施設側の集客・販売促進支援行うことは、本実施形態による、会員制度をとる少額オンライン募金サービスの提供を柱としたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「チャリティモンスター」のオフラインの現実空間における「スマート募金箱チャリモン」の設置展開拠点確保の上で決定的に重要となるもの。「スマート募金箱チャリモン」単体でも設置店舗・施設の店頭の活性化、話題性の提供、集客促進などの効果に期待できるものだが、さらに多面的かつ重層的ななマーケティング支援機能を付加した展開とすることで強力な設置インセンティブとするもの。本実施形態では、NFC、iBeacon両技術のそれぞれの特性と利点を組み合わせて活用する。なお、これら2つの最新技術を簡単に説明すると以下の通りである。
NFCの特徴
・数センチ以内の近接距離での無線通信テクノロジー
・iPhone6(iPhone:登録商標)以降、iOS7以降、AndroID4.3以降のスマートデバイス対応
・AppleWatchはじめ各種ウェラブルデバイスへの搭載も進む
・「かざす」「タッチする」といった行為で通信
・オンライン決済にも対応
・非常に安価な点も大きな魅力
iBeaconの特徴
・約10m以内での位置情報を活用した無線通信テクノロジー
・iOS7以降、AppleWatch、AndroID4.3以降のスマートデバイス対応
・AppleWatchはじめ各種ウェラブルデバイスへの搭載も進む
・細かな位置情報を正確に把握「店舗に近づく」「入店する」「特定位置に近づく」
などリアルタイムの距離に応じたアプローチが可能
・アプリを立ち上げたり、特定ページを表示したり、オンライン決済できるだけでなく、
割引クーポンやキャンペーン告知などをプッシュ配信可能
・NFC同様、安価なコストで導入展開可能な点も大きな魅力
図2に示すように、全体構成としてはオフラインの現実空間における実施展開となるが、オンラインでの展開同様に中心となるネットワークはインターネット回線網1であり、各会員の端末9が、3Gや4G、LTEそして今後提供が予定されているLTE-Advancedや5G、あるいは店舗内無線LANとしてのWi-Fiネットワークなどを介して同回線網に接続している。
また、同じく図2に示すように、店舗内には店舗所有のPC13があり経路制御装置15を経由してインターネット回路網1に接続されている。このPC13に接続された経路制御装置15は、無線通信機能を実装したもの(無線LANプロードバンド・ルーター)であり、Wi-Fiの無線電波を発信しており、同店舗内に設置されたiBeacon01、iBeacon02、iBeacon03とする複数のiBeaconジュールとNFC01とするNFCタグを内蔵した「スマート募金箱チャリモン」17などが店舗内Wi-Fi無線LANを介してインターネット回路網1に接続されている。
次に図3、図4を用いて本実施形態による会員端末9の店舗内におけるリアルタイム位置情報に基づく個々の処理と「スマート募金箱チャリモン」17の動作を具体的に説明していく。いずれも、会員端末9と店舗内に設置されている複数のiBeaconモジュール19(iBeacon01~03)やNFC01とするNFCタグ内蔵の「スマート募金箱チャリモン」17などとの位置・距離関係ごとの各処理を展開空間となる店舗を中心に立体的に説明するものである。
図3でひし型で示すところの各iBeaconモジュール19は店舗内のWi-Fi回線を通じてインターネット回路網1に接続され、上述したBLEを活用した近距離無線通信技術やWi-Fi Awareなどにより各モジュールと会員端末9との距離をリアルタイムに計測しながら距離に応じてあらかじめ設定された処理を会員端末9に対して実行する。また、「スマート募金箱チャリモン」17自体もユーザーのスマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9を「かざす」行為にインタラクティブに反応して多種多様なアクションを行うもの。
図3では例示として、ひし型で表した3つのiBeaconモジュール19が店舗内の入口付近(iBeacon01)、入口から数メートル店舗内に入った付近(iBeacon02)、そしてEクーポン対象商品が陳列されている商品棚(iBeacon03)にそれぞれ設置されており、NFCタグ(NFC01)を組み込んだ「スマート募金箱チャリモン」17が1台、店舗奥のレジ前の位置に設置されている。
スマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9が店舗の内外で距離に応じてiBeaconモジュール19や、店内レジ前に設置されたNFCタグ内蔵の「スマート募金箱チャリモン」17とBLE(Bluetooth Low Energy)やWi-Fi Awareなどを活用した無線通信を行い、少額オンライン寄付をはじめ後述するところの多種多様な処理を実行する。
まず最初に図3、図4に示すように、会員端末9が当該店舗の店頭付近(iBeaconモジュールから10メートル程度)に来た時、設置されいるiBeaconモジュール01が会員端末9との間でBLE(Bluetooth Low Energy)を用いて無線通信を行い、同モジュールと同端末の距離をリアルタイムに計測・把握、図3、図4の(A)で示すところの最初の処理として、当該店舗Xからの特定商品の割引購入に使用できるEクーポンを会員端末9に向けてプッシュ通知する。
具体的には、10m程度の距離内に会員端末9を確認検知したiBeaconモジュール01と、同じくiBeaconを搭載した会員端末9との間でBLEによる無線通信が行われ、会員端末9に対してEクーポンをプッシュ配信、会員端末9のEクーポン着信音が鳴り、点滅、振動、会員に対してEクーポンの着信を知らせると同時に会員端末9の画面上にEクーポンが表示される。この際、同Eクーポンを受信するに当たっての会員端末9側の環境としては、本発明を実施するところの会員制の少額オンライン募金サービスを提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「チャリティモンスター」の専用アプリがインストールされており、端末9のBluetooth機能がオンになっていること、そして前記アプリが起動(バックグラウンドでもOK)していることが必要条件となる。
なお、前記アプリが起動していない場合には、アプリの起動を促すメッセージを会員端末9のロック画面に表示すると同時に、同画面左下の位置にアプリのアイコンを表示して、会員がスワイプ(アイコンを指で画面上部に向けてスッとずらす行為)するとアプリが起動できる仕様となっている。また、アプリをインストールしていない非会員に対しては、アップストア(アプリ販売サービス)のアイコンを前記同位置に表示、同じくアイコンをスワイプすると前記サービス内の当該アプリのダウンロードページを表示し、アプリのダウンロードを促す仕様となっている。
次に、届いたEクーポンを見て興味を持った会員が当該店舗Xに入店すると、会員端末9とiBeaconモジュール02とのリアルタイムの距離情報から同会員の入店を確認した同iBeaconモジュール02側が今度は図3、図4の(B)で示したように、(A)と同様に会員端末9との間で無線通信を行い、会員端末9の画面上に当該店舗で実施されている販促キャンペーンの案内ページが表示される。
さらに、会員がEクーポン対象商品が陳列されている商品棚に近づくと、同じくBLEを用いて取得したリアルタイムの位置情報をもとにiBeaconモジュール03側が会員端末9との間で無線通信を行い、会員端末9の画面上に、図3、図4の(C)で示したようにEクーポン対象商品に関する詳細情報を紹介したページを表示する。
そして、店内を回遊した会員が店舗奥にあるレジに近づくと、レジ前にNFCタグ01を内蔵した「スマート募金箱チャリモン」17があり、会員が会員端末9を同「スマート募金箱チャリモン」17に「かざす」と、募金箱17に組み込まれたNFCタグ01が会員端末9との間で無線通信を行い、(D)で示したように少額オンライン寄付処理を行い、(D)の処理が完了すると(E)で示したように「スマート募金箱チャリモン」17が多種多様のアクションを行い、引き続き(F)として社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」へ、予め初期的に会員により設定されたテキスト、画像、動画のうち、少なくとも一つが投稿される。
ここで、(E)インタラクティブアクションの処理について具体的に説明する。既述したように「スマート募金箱チャリモン」17は本体に搭載した無線通信機能により店舗内のWi-Fi無線LANを介して常時にインターネット回線網1に接続しており、さらには図4の7eで示すチャリティモンスターのASDBすなわちAS(アクションセット)と呼ぶ「スマート募金箱チャリモン」のアクションに関する情報を格納しているデータベースとの間で定期かつ頻繁に同期作業を行っている。そして、会員がNFCを搭載した利用端末9を同じくNFCを搭載した「スマート募金箱チャリモン」17に「かざす」と、BLEによる近距離無線通信が行われ、上段で述べた(D)の少額オンライン寄付処理を行い、(D)の処理が完了するとスマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9に保持されている個々の会員に特有のAS情報を「スマート募金箱チャリモン」17側に受け渡し、個々の会員に特有のAS情報を受け取った「スマート募金箱チャリモン」17が、個々の会員に特有のAS情報に基いてインタラクティブに多種多様なアクションを行う。具体的には多色に光り、音あるいはメロディを発し、小型液晶画面にテキスト、画像または動画を表示し、筐体の一部を動かす動作を一連のアクションとして行うもの。なお、図3、図4で示す(D)、(E)、(F)の具体的な処理フローについては図12の説明のなかで詳述する。
また、(A)(B)(C)は一例であり、「スマート募金箱チャリモン」設置店舗・施設側の集客・販促といったマーケティング支援に係る具体的な処理内容については、来店ポイントを付与する、店内新商品ポイントラリーその他、設置店舗・施設側個々の要望を反映した設計、展開とする。そして、前記「かざす」行為は「スマート募金箱チャリモン」17と会員端末9との間における情報の受け渡し方法の一例であり、他の方法でもよい。さらに、図3、図4では(D)、(E)、(F)は連続処理としているが、これも一例であり、(D)を含む、少なくとも一つの処理を行うもの。
次に「スマート募金箱チャリモン」17の具体的な仕様について説明する。図5に示すように「スマート募金箱チャリモン」17にはIoT(モノのインターネット)デバイスに最適化されたOS(オペレーティング・システム)がインストールされた、内臓ハードディスクを具備する小型ボードコンピュータを搭載しており、同じく具備した無線通信機能(Wi-Fi、Bluetoothほか)により、図1、図2および5で示すように店舗内のWi-Fi無線LAN回線を介して常時にインターネット回線網1に接続、図4、図5および図12に7eで示す、AS情報を格納・管理しているデータベース、チャリティモンスターASDBとの間で一定時間ごとに同期処理を行うことで最新のAS情報を取得、随時内蔵ハードディスクに保存、適宜に更新作業を行っている。また、「スマート募金箱チャリモン」17には近距離無線通信を行うことができるNFCタグが組み込まれており、同じくNFCを搭載したスマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9との間でBLEにより近距離無線通信を行うことができるもの。さらに、同「スマート募金箱チャリモン」17には図5で示すように筐体内にフルカラーLEDや多数のサーボモータ、スピーカー、小型液晶画面なども組み込まれており、筐体の一部を多色に光らせたり、各部を自在に動かしたり、小型液晶画面にテキスト、画像又は動画を表示したり、多種多様な音を発することが出来る仕様となっている。このようにして、会員がスマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9を「かざす」行為により同会員端末9に保持されている個々の会員に特有のAS情報を「スマート募金箱チャリモン」17側に受け渡し、同募金箱17が会員端末9から取得した個々の会員に特有のAS情報に合致した一連のアクションを行う仕様となっている。なお、前記の多種多様なアクションは必ずしもすべてを行うものではなく、少なくとも一つのアクションをおこなうもの。
チャリティモンスターASDB7eには総計で約12万通りのアクション(光、音、動作などの組み合わせ情報)が格納されており、会員はチャリティモンスター専用アプリあるいは、図9の説明のなかで後述する専用ウェブサイトおよび専用アプリの「マイ・ページ」内に設けれたAS情報の検索、閲覧、確認、登録、更新などを行うページから「スマート募金箱チャリモン」17に動作させたいアクション、すなわちAS情報を検索することができる。見つけたアクションについては同ページ上で実際のアクション内容を動画などで閲覧、確認そして比較することが可能で、お気に入りのアクションを見つけて会員個人に特有のAS情報(例:A0021-227-049)として登録、随時任意に変更するこができる。会員が登録し、会員端末9に保持している個々の会員に特有のAS情報(A0021-227-049)は上述の通り、会員がNFC搭載のスマートフォンやスマートウォッチなど会員端末9を同じくNFCタグを実装した「スマート募金箱チャリモン」17に「かざす」行為により受け渡され、個々の会員に特有のAS情報(A0021-227-049)を受け取った「スマート募金箱チャリモン」17が個々の会員に特有のAS情報(A0021-227-049)に基づいて一連のアクションを行うこととなる。
また、図3、4に(F)示した、社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」へ投稿するテキストや画像、動画についても「マイ・ページ」内に設けられた所定のページにおいて個々の会員ユーザーにより予め初期的に設定、登録され、随時任意に変更できるもの。基本的な設計はAS情報の検索、閲覧、確認、登録、更新などを行うページと同様に、同SNS運営事業者側により初期的に多数用意されたテキストや画像、動画から、会員により任意に選択することで設定、登録、随時任意に変更できる仕様。そして、別途、インターネットを介してダウンロードするなどして個々の会員ユーザーが入手したテキストや画像、動画を前記所定のページから簡単にアップロードして設定、登録することも可能となっている。会員ユーザーが自由にカスタマイズできるもの。このように、「自分表現」が一つ重要なテーマとなっている「チャリティモンスター」では、「スマート募金箱チャリモン」を媒体として多様な形態で自由に自分表現ができるサービスなのである。なお、会員が投稿するテキストや画像、動画は「マイ・ページ」で初期的に設定するだけでなく、都度の投稿時に会員により手動で設定することもできる仕様となっている。
次に、AS情報との関係性から「スマート募金箱チャリモン」17が行うアクションについて具体例を挙げて説明する。既述のとおり「スマート募金箱チャリモン」の多種多様なアクションに関するデータとなるAS情報は筐体各部位各動作の組み合わせで構成される。図5で例示した筐体で説明すると、全長10cm前後の愛くるしいトイ・モンスターの形状をした筐体には首、胴体、両手足と尻尾にそれぞれサーボモータが組み込まれており可動式となっている。また、両目にはフルカラーLEDが組み込まれていて多色に光り、前胸部に組み込まれたスピーカから音やメロディを発する仕掛けとなる。例えば上段で例示したAS情報(A0021-227-049)の場合は、まず最初に「ガオー」と可愛い叫び声を発し、両目が淡いブルーに輝き、次に右手足を前、左手足を後ろ続いてその逆に動かす動作を2回繰り返す。そして最後に尻尾を上下に2回振ってアクションが完了するというもの。このようにAS情報は各部位の具体的動作を組み合わせた、言わば「動作組み合わせ情報」。各部位ごとに組み込まれた複数のサーボモータが、多色に光るフルカラーLEDやスピーカーから流れる多彩な音、メロディなどと組み合わさることで実に多種多様なアクションが可能となっている。「自分表現」をキーワードにチャリティとエンターテインメントが融合した、異次元の寄付体験を会員ユーザーに提供するもの。この発明により、旧態依然とした募金箱が個々の会員ユーザーの好みや気分などを自由に自分表現するツールとなる。募金箱がemojiに変わる。
図5で例示したスマート募金箱「チャリモン」17の筐体は、本発明をサービスとして実施する際の名称「チャリティモンスター」を想起させる恐竜にも似た全長10cm程度の小さな愛くるしいトイ・モンスターの形状としている。しかし、別途に台座を設置したり筐体自体をロボットなどの形状にして小型液晶画面を搭載すれば、個々の会員ユーザーが自分表現できる情報を質・量共に飛躍的に増大させることができる。そして、同画面に表示する画像やメッセージ、動画などもスマート募金箱「チャリモン」17のアクション情報に該当するため、設定、登録はじめすべての操作は、既述した「マイ・ページ」内のAS情報の検索、閲覧、確認、登録、変更などを行うページで一括して行うこととなる。このようにスマート募金箱「チャリモン」17のアクションは音、メロディと、光と、部位の動作と、画面表示の合計4種類のAS情報で構成され、チャリティモンスターASDB7eにおいて保持、管理され一括して取り扱われる。
なお、AS情報は個々の会員が固有のAS情報を別途、自身で作成して登録することも可能で、特に「スマート募金箱チャリモン」が発する音あるいはメロディと、小型液晶画面上に表示するテキストや画像、動画その他の情報については、別途に定める規定内(ファイル容量、再生時間その他)であれば、会員自身が作成した情報を「マイ・ページ」内の所定のページから随時自由に登録、設定、変更することが出来るもの。
このように本発明は旧態依然としたアナログな募金箱にイノベーションを図り、会員ユーザーのスマートフォンやスマートウォッチなどを「かざす」行為にインタラクティブに反応して多種多様なアクションを行う「自分表現ツール」に昇華するものであり寄付の体験価値をディスラプトするもの。「募金箱をemojiに変える!」を掲げる本発明の唯一無二の特長である。本発明により、国内ではこれまで人知れず行う「陰徳」とされ、地味で目立たなかった寄付行為が楽しむエンターテインメントに一変する。チャリティとエンターテインメントを融合し、そこに「ソーシャルメディアとの連携」「自分表現」と「パーソナライゼーション(ユーザーが自由な発想でカスタマイズできる多様性)」というソーシャルな時代に必須のエレメントを加えたアプローチとなる。まさに「一億総表現者」の時代にふさわしいイノベーションとなる本発明は個人の寄付行動を大いに活発化させる可能性を秘めた発明であり、長期に低迷停滞を続けてきた寄付市場に大きな風穴を開けるもの。
次に、図6~13を参照して、図1に示した少額オンライン寄付システムの全体動作について説明する。図6は図1に示した少額オンライン寄付システムの動作のフローチャートである。図7~13は、図1に示した少額オンライン寄付システムの動作の説明図である。
まず最初に図6を用いて、所定の設定期間中に会員ユーザーにより行われる少額オンライン寄付処理について説明する。図6のステップ101において利用者(会員登録を済ませた場合は会員)が利用端末9を用いて、店舗や施設その他リアルな現実空間においては上述した「スマート募金箱チャリモン」を、他方、オンラインのインターネット空間においては後述する「ソーシャル寄付ボタン」、「ブックマークレット」等をタッチポイントとしてチャリティモンスターサーバー7aにおける少額オンライン寄付システムの認証ページにアクセスして認証・登録処理が行われ、ステップ103において、図11のP55で示す少額オンライン寄付の意思確認ページにアクセスして少額オンライン寄付について寄付意思の確認処理が行われ、「YES」のボタンをクリックした利用者に対してステップ105においてオンライン寄付処理が行われる。ただし、この際には実際の決済処理は行われず、決済の根拠となるポイント情報として取り扱われる。
次に、ステップ107において、所定の設定期間が終了したか否かが判定され、所定の設定期間が終了した場合、ステップ109において、設定期間中に行われた寄付の総額を「全体」として取り扱い、一括して利用者に対して最終決済意志の確認処理が行われ、決済意志が確認できた場合、ステップ111において、設定期間中に行われた寄付の総額に対して「全体」として一括して決済処理が行われる。したがって、 本実施形態によるオンライン寄付システムにおいては、所定の設定期間中に会員により行われる個々の少額オンライン寄付は一旦、実際の決済とは切り離されて仮想寄付として処理され、所定の設定期間終了後に決済意志の確認処理を始め決済処理を行うもの。
すなわち、図7のシステムの認証ページの動作を説明するブロックダイヤグラムに示すように、まず、利用者がA.スマートフォンB.スマートウォッチC.パソコンなどの利用端末9を用いてこのシステムにアクセスすると会員認証中のページP1が表示される。ここでCookieにアクセスして会員であることが確認されると自動的に会員IDを保持した「チャリティモンスター」のTOPページP3に移る。ここではチャリティモンスターサーバー7における会員データべース7a、ポイントデータベース7bが参照され、もし、Cookieで会員データが確認できない場合には新規入会登録あるいはログインのいずれか二者択一を促すページP5に移る。
次に、ログアウト状態にある会員は「ログイン」ボタンをクリックしてログインページP7へ移り会員IDとパスワードを入力、無事に会員データが確認されるとログインして会員IDを保持した「チャリティモンスター」のTOPページP3へ移る。この際、入力したデータに誤りがあった場合にはチャリティモンスターサーバーのエラー画面P9が表示され、「戻る」ボタンをクリックしてログインページP7で入力をやり直すこととなる。また、未登録のユーザーは「新規入会登録」ボタンをクリックして新規会員登録ページP11に移り会員登録を行う流れとなる。
本実施形態による社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」における会員登録の基本設計は一般的なマーケティングシステムとは異なり2段階の会員登録システムを実装する。
すでに大手SNSサービスのアカウントを所有しているユーザーはワンクリックで簡単便利に登録が完了(俗称、ソーシャルログイン)、決済を伴う寄付以外のすべてのサービスが利用可能となる。同様にメールアカウントの入力だけでも登録できるシステムとなる。こちらも実際の決済を伴う寄付だけは利用を制限される。カンタン登録を済ませた会員は詳細情報の登録を済ませることで決済を伴う寄付を含めた全サービスが利用できるようになるが、詳細については図8の説明のなかで後述する。
会員用のページでは以下で説明するような社会貢献活動やNPO(特定非営利法人)についての、他では手に入らない希少かつ鮮度の高い多種多様な情報を楽しみながら入手でき、支援したいNPOにピンポイントで少額のオンライン寄付が簡単便利に安心して行うことが出来る。
なお、本実施形態による「チャリティモンスター」は会員制度をとる少額オンライン募金サービスの提供を柱としたサービスだが、業態としては社会貢献を志向するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)となる。すなわち、少額のオンライン寄付を契機として社会貢献に興味・関心のある世界中のユーザーがソーシャルに繋がるサービスである。したがって、SNS業界最大手フェイスブック社のように会員同士でフォローし合ったり、インターネット上の文書、画像、動画などのコンテンツに対するポジティブなリアクションを閉じられた当該SNSのネットワーク内で拡散、共有あるいはシェアしたりコメントをしたりできるサービスである。
ただし、本件サービスでは従来のソーシャル・アクション(「いいね!」その他、SNSを起点として行われる各種アクション)に少額のオンライン寄付を新たな価値として付加するもので、ソーシャルアクション連動型の少額オンライン募金サービスとなる。詳細にいては後述するが、募金サービスでありながら実際に決済することを前提していない点が大きな特徴となる。決済とは切り離した仮想寄付の仕組みを導入し、加えて決済の主導権をユーザー側に付与した少額オンライン寄付システムを実装することでユーザーが安心してサービスを利用できる点も比類なき特長となっている。また、多種多様なソーシャルアクションを1クリックでまとめる便利な機能やポイント制とユーザー格付け制度などその他、ゲーム性やエンタメ性に富む多種多様な仕組み・仕掛けを満載しており、従来の募金サービスの概念をゼロベースで刷新するものとなる。こうしたサービスをユーザーメリットとして関心を持ったユーザーが、本サービスの中核をなす社会貢献志向型のSNS「チャリティモンスター」に入会登録する。
次に、上記ワンクリック簡単登録の処理について説明する。既述したように、本実施形態によるサービスは2段階制の登録システムを採用しており、サービスの利用内容つにいても2段階制となる。まず、入会登録の第一段階となるワンクリック簡単登録の仕組みと処理を図8で示すブロックダイヤグラムを用いて説明する。
図8に示すように、簡単登録する際にはまず、フェイスブック社のアカウント、ツイッター社のアカウント、メールアドレスの3つのなかからユーザーが任意に選択する。
すなわち、まず、会員登録を希望するユーザーにはチャリティモンスターの簡単登録ページP11が表示される。このページP11には、A.FacebookB.TwitterC.メールアドレスの3つのクリッカブル・ボタンが設置されている。ユーザーは、これら3つのなかから任意に一つを選択、当該ボタンをクリックして登録処理を行うこととなる。
A.Facebookをクリックしたユーザーにはフェイスブック社の会員データベース11aが参照され、B.Twitterをクリックしたユーザーにはツイッター社の会員データベース11bが参照される。
次に、各社会員データベースで会員であることが確認されると、それぞれチャリティモンスターの会員データベース7aにデータを受け渡し・BR>トチャリティモンスターでの会員登録が完了し、新規入会登録ありがとうページP13を表示する。
次に、ユーザーはチャリティモンスターのトップページP15へ進むか、そのままページを閉じるかを選択する。トップページP15への移行を選択したユーザーには会員情報を保持したチャリティモンスターのトップページP15が表示される。トップページP15には、個々の会員の期間内累積寄付総額・目標達成率・登録済み寄付先・寄付配分、獲得ポイント数等の数字がリアルタイムで表示される。
この際、詳細情報の入力により全サービスの利用が可能となる2段階目の登録への誘導策として「マイ・ページへ」ボタンを設置しておき、すぐにでもフル・サービスを利用できるようにしておく。また、SNS各社の会員データベースを参照しても会員データが確認されない場合には、チャリティモンスターのエラーページP17へ移る。そして、「戻る」ボタンをクリックするとP11へ戻り、別の選択肢を選ぶこととなる。
また、メールアドレスだけでの簡単登録を選択したユーザーはチャリティモンスターサーバー7のメールアドレス登録ページP19へ移行、登録を希望するメールアドレスを入力すると会員データベース7aに情報を受け渡し、会員登録完了ページP13へ移り、入力したメールアドレスに問題などがあればエラーページP17が表示される。そして、「戻る」ボタンをクリックするとP19へ戻って入力をやり直すこととなる。
なお、2段階目の詳細な会員システムの基本構成は一般的なマーケティングシステムと同様に設計することができるうえ、その実装自体は本発明の特徴的な構成要件ではないので詳細は省略する。
次に、図9を参照して、会員専用「マイ・ページ」での登録処理について説明する。
図9は、本実施形態による「マイ・ページ」と呼ぶ会員専用ページでの登録処理を説明するブロックダイヤグラムである。
図9に示すように、会員は、スマートフォンやスマートウォッチ、PC等の会員端末9から個々の会員専用の「マイ・ページ」にアクセスしようとすると、先ず、チャリティモンスターサーバーの会員認証ページP21が表示される。
ここで、Cookieにアクセスし、会員であることが確認されると自動的に会員IDを保持した「マイ・ページ」P23に移る。ここでは、会員データベース7aおよびポイントデータベース7bが参照される。もし、Cookieで会員データが確認できない場合にはログインページP31に移り会員IDとパスワードを入力する。無事に会員データが確認されるとログインして会員IDを保持した「マイ・ページ」P23へ移る。P23には(1)会員情報(2)寄付関連情報(3)決済関連情報と、(4)チャリモン設定関連情報(5)投稿関連情報との記載があり、それぞれの項目を示す文字列には各々にリンクが貼られている。「マイ・ページ」P23を起点として、会員は登録設定されている個々の会員に関するすべての情報を随時に登録、設定、確認および変更など一連の処理を行うこととなる。なお、適正なログイン情報が入力されない場合にはエラー画面P33が表示され、「戻る」ボタンを押してログインページP31に戻り入力をやり直すこととなる。
ここで、会員が所定の設定期間中に行う少額オンライン寄付について毎回の寄付額を変更する処理を例示することで、「マイ・ページ」P23における処理フローについて具体的に説明する。
会員IDを保持した「マイ・ページ」P23に進んだ会員がページに記載されている項目B.寄付関連情報をクリックすると寄付関連情報確認ページP25へ移る。この寄付関連情報確認ページP25には(1)設定期間(2)毎回の寄付額(3)目標寄付総額(4)寄付先NPO(5)寄付配分の5項目つにいて各々の登録内容が一覧で表示されている。また、各項目の見出しの文字列には各々にリンクが貼られている。ちなみに、ここでは(2)毎回の寄付額には会員が予め設定登録していた金額「10円」と表示されている。
会員が毎回の寄付額を確認のうえ変更するために寄付関連情報確認ページP25に記載されている項目(2)毎回の寄付額をクリックすると、毎回の寄付額を登録、変更するページP27が表示される。P27には文字列を入力するためのテキストポックスが配置されており、すでに登録している寄付額「10円」と値が入っている。
次に、会員が毎回の寄付額を20円に変更するために、当該テキストボックス内に20と入力し、「確認」ボタンをクリックすると、毎回の寄付額登録、変更確認ページP29が表示される。ここで、先に入力した毎回の寄付額20円を確認し、「OK」ボタンをクリックすると寄付関連情報確認ページP25に戻る。この際、会員データベース7aおよびポイントデータベース7bに変更後の情報が受け渡される。 また、ページP29で「戻る」ボタンをクリックすると毎回の寄付額を登録、変更するページP27へ戻り、入力をやり直すこととなる。
また、寄付関連情報確認ページP25で登録設定内容を確認、未登録項目がなく変更項目もない場合にはP25に配された「戻る」ボタンをクリックすると「マイ・ページ」P23へもどる。
なお、この「マイ・ページ」では、リアルの現実空間における展開に関連する「スマート募金箱チャリモン」のアクションについては(4)チャリモン設定関連情報、そして、同スマート募金箱のアクション後に引き続き行われる社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」への投稿内容については(5)投稿関連情報の項目をクリックして登録、設定、変更等の処理を行うもの。ただし、これら(4)、(5)については図9の処理フローにおける登録内容確認ページP25以下の処理において異なる。具体的には、(4)チャリモン設定関連情報では「スマート募金箱チャリモン」のアクションについて、人気のアクションセットや希望するアクションセットを「カワイイ」や「パワフル」などキーワードで検索し、実際のアクションを動画でプレビューして確認することができる。また、同スマート募金箱のアクションを筐体の各部位ごとに細かく設定する際にも設定の都度に動画によるプレビューで確認することができる。他方、「スマート募金箱チャリモン」の叫び声についても同様に検索、視聴による確認などが可能で、設定と確認を繰り返すことで視覚的にも聴覚的にもお気に入りのアクションセットを設定、登録することができる仕様となっている。したがって、「募金箱をemojiに変える」本発明の真髄とも言える特長、すなわち、募金箱を「自分表現ツール」に昇華するうえで不可欠な処理とはなるが、その処理フロー自体は一般的なものであり、図9で示した「マイ・ページ」のブロックダイヤグラムを基本としているため、この際、処理フローとしては図面を含めて割愛する。
基本的に「マイ・ページ」の各種設定内容は個々の会員が入会登録後に随時自由に行うものだが、便宜上、初期的にサービス管理・運営側でデフォルトの数値があらかじめ設定されている。具体的には、(2)寄付関連情報については(1)設定期間を1ヶ月、(2)毎回の寄付金額は1回10円、(3)所定の設定期間内寄付目標額は3,000円、(4)寄付先NPOはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の募金・寄付の公式支援窓口となっている国連UNHCR協会、(5)寄付配分は国連UNHCR協会に全額となる。また、「マイ・ページ」の(4)チャリモン設定関連情報、(5)投稿関連情報についてもデフォルトで設定がなされている。こうしてデフォルトの設定がされていることで、ユーザーは入会登録直後からデフォルト設定に基づいてサービスの利用を迅速かつ円滑に開始することができる。また、詳細については後述するが、上記の、初期的に1ヶ月とする設定期間を導入していることが本実施形態を実装した少額オンライン寄付システムを他の一般的なオンライン寄付システムと差別化、新規性ならびに進歩性を有するオンライン寄付システム足らしめる重要な特徴となっている。ここで言う「設定期間」とは、個々の会員ごとに予め初期的に設定された少額オンライン寄付の受け付け期間を指す。
図10は、本実施形態による2モード随時自由切り替えの処理を説明するブロックダイヤグラムである。ここで言うモードとは会員のサービス利用形態を指す。
まず、決済情報その他の詳細情報が未登録の会員はサービス利用モードが実際の決済以外のサービス利用に制限され、この利用形態を「リアル寄付(実際の決済をともなう)」ができず「バーチャル寄付(実際の決済をともなわない)」に制限される意味で、便宜上「バーチャル・モード」とする。
また、決済情報その他の詳細情報の登録を済ませた会員は実際の決済を含むすべてのサービスを利用でき、このサービス利用形態を「リアル寄付(実際の決済をともなう)」もできるという意味で便宜上「リアル・モード」とする。
このように本件サービスの利用にあたって会員は登録段階によって「バーチャル」と「リアル」の2種類に大別され、サービス利用形態も実際の決済をともなわない「バーチャル寄付」に限定される「バーチャル・モード」と実際の決済をともなう「リアル寄付」も可能な「リアル・モード」の2種類に別れる。
詳細情報の登録を済ませた会員は、デフォルトでは「リアル・モード」に設定されるが、必ずしも「リアル・モード」でのサービス利用に限定されるものではなく、会員の自由意志によって2つのモードを随時自由に選択して利用が出来る。ただし、詳細情報が未登録の会員は「バーチャル・モード」に限定される。サービス利用形態がいずれのモードであるかについては会員がログイン状態にある場合には常時、ページのヘッダースペースに小さくアイコン表示され現在の利用モードを確認できるもの。
図10に示すように、会員(詳細情報の登録を済ませた会員)が、サービス利用モードの変更をしようとスマートフォン、スマートウォッチ、PCなどの会員端末9から本実施形態のウェブサイトにアクセスしようとすると、先ず、チャリティモンスターサーバーの会員認証ページP41が表示される。ここで、Cookieにアクセスし、会員であることが確認されると会員データベース7a、ポイント管理データベース7b、モード管理データベース7cが参照され、「バーチャル・モード」の設定になっている会員は会員専用TOPページP43、「リアル・モード」設定の会員は会員専用TOPページP45に自動的に移る。
なお、会員情報を保持した状態で表示されるページにはTOPページに限らず各ページ上部のヘッダー内にモード表示アイコンが配置されるため、会員はサービス内に滞留している限り容易にモード確認ができ、アイコンをクリックするだけでモードの切り替えが可能となる。この際、モード管理データベースに連結してデータの受け渡しが随時に行われる。
また、Cookieで会員データが確認できない場合にはログインページP47に移り、会員ID・パスワードを入力、無事に会員データが確認されるとログインして会員専用TOPページP43あるいはP45へ移る。なお、適正なログイン情報が入力されない場合にはエラー画面P49が表示される。
本実施形態による少額オンライン募金サービスを提供する会員制の社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」は、既に述べてきたように、コンビニやファストフード店をはじめとした小売店舗やファミリーレストランその他の外食店舗、観光施設やテーマパークその他のエンターテインメント施設、各種サービス提供店舗や施設といったリアルな現実空間へインタラクティブに動作する「スマート募金箱チャリモン」を設置展開する一方、各種情報ポータル、画像や動画共有サイト、各種SNSやブログサイトその他、インターネット空間へは気軽に少額オンライン寄付ができる「ソーシャル寄付ボタン」や「ブックマークレット」(詳細は後述)を設置展開するもの。すなわち、ネットとリアルの両空間において、それぞれサービスを展開する。その中核となるのがオンライン募金サービスの提供を中核とする社会貢献志向型のSNS「チャリティモンスター」であり、リアルの展開向けには専用のアプリを、そしてネットの展開に向けては専用のウェブサイトを具備している。
ビジネスモデルの如何を問わず、認知拡大策は決定的に重要な施策である。オンライン募金サービスも例外ではない。無論、募金主旨や実施団体・組織の信頼性なども重要だが、認知拡大の成否が募金活動の成果に直結している。ただ、本件実施形態のサービスも他の一般的な募金サービス同様、本質的に営利を目的とした行為ではく、寄付者からNPO等への寄付のなかから一定割合をサービス利用料とする収益モデルを採用している。したがって、常に広告宣伝コストの是非という問題に直面する。収益の原資がユーザーからの寄付であり、しかもサービス運営事業者に対する寄付ではなく登録されている非営利団体や組織への寄付であるためだ。モラルハザードとの批判を受けないよう配慮と工夫かが求められるのだ。
そこで本実施形態では広告宣伝コストを費やすことなくサービスの認知拡大を図ることを目的に、オンオフ両空間それぞれに最適化した施策を講じていく。オフラインに展開する「スマート募金箱チャリモン」の設置側、すなわち店舗、施設側の設置モチベーションを高めるためのインセンティブについては、既述のとおり多様な集客・販促支援機能を実装する。他方、オンラインのインターネット空間に設置展開する「ソーシャル寄付ボタン」にも媒体側の設置モチベーションを高める機能を実装する。
具体的なオンライン展開としては、ソーシャルボタンに多種多様なソーシャルメディアへの投稿を一括して行うことができる機能を組み込み、加えて気軽に少額のオンライン寄付ができる機能を実装したものとなる。本文において同ボタンを「ソーシャル寄付ボタン」としているのも、このように従来の一般的なソーシャルアクション(「いいね!」など)と連携して少額オンライン寄付ができる機能を具備する具備することを根拠としている。そもそも、一般に「ソーシャルボタン」とはフェィスブック社の「いいね!」ボタンや米ツイッター社のツイートボタンなど、インターネット上のテキスト、画像、動画その他コンテンツの周囲に設置されたアイコン状のボタンのことでSNSと呼ばれるソーシャルメディアと連携して多種多様なアクションを行うもの。そして、こうしたソーシャルボタンに少額のオンライン寄付を気軽に行うことができる機能を付加したものが本実施形態による「ソーシャル寄付ボタン」なのである。
複数のソーシャルメディアへの一括投稿機能を実装した「ソーシャル寄付ボタン」は特定コンテンツに対する異なるSNSごとの投稿という煩わしい手間を省くものでユーザーの利便性を向上させるものだが、同時にソーシャルアクション率(ユーザーがソーシャルボタンをクリックする割合)を大きく改善するもの。これはソーシャルメディアの乱立によるソーシャルボタン増加の影響により、長らくソーシャルアクション率の低迷に喘ぐSNS各社にとっても非常に大きなメリットとなる。また、設置媒体にとっても新規ユーザーの獲得促進その他のメリットを享受できるものであり、設置モチベーションを大いに高めるもの。このように多種多様なソーシャルメディアへの投稿を一括して行うことができる機能を具備した「ソーシャル寄付ボタン」はユーザー、SNS、設置媒体の三者が三様に具体的メリットを享受できるもので、設置に際してのコスト負担もないため、社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」の認知拡大を実現するための解決策となり得るものである。
ここで、ネットとリアルの各空間に設置展開していく、本実施形態によるソーシャルサービス「チャリティモンスター」とユーザーとのタッチポイントについて整理する。まず、インターネット空間に「ソーシャル寄付ボタン」を設置展開するのに加え、機能拡張書類として提供されるファイルを組み込んだウェブブラウザー上部の、一般にツールバーあるいはブックマークバーなどと呼ばれる箇所にアイコン状に常駐する「ブックマークレット」(ユーザーがウェブブラウザーのブックマークなどから起動し、ウェブブラウザで簡単な処理を行う簡易的なプログラムのこと。デフォルトのウェブブラウザーで足りない機能を補ったり、ウェブアプリケーションの処理を起動する為に使われることが多い)と呼ばれるボタンも併せて提供、それぞれインターネット上のタッチポイントとする。
一方、店舗や施設その他リアルな現実空間へは「スマート募金箱チャリモン」がタッチポイントとなる。ただし、実際にソーシャルメディアへの投稿や少額オンライン寄付などの処理を行うのはスマートフォンやスマートウォッチなど会員の利用端末であり、さらに言えば会員端末に予めダウンロードされ起動状態にあるチャリティモンスターの専用アプリとなる。このように、本実施形態による社会貢献志向型ソーシャルサービス「チャリティモンスター」とユーザーとのタッチポイントはオンライン展開では「ソーシャル寄付ボタン」と「ブックマークレット」、リアルの展開では「スマート募金箱チャリモン」の合計3種類となる。すなわち、ユーザーは2つの展開空間に用意された合計3種類のタッチポイントのいずれかから少額のオンライン寄付を行うものであり、すべてはSNSへの投稿などソーシャルアクションと連動して行われるもの。
図11は、本実施形態によるオンライン寄付システムにおいて、予め初期的に設定された所定の設定期間中に、会員により行われる少額オンライン寄付の実際の処理について具体的に説明するブロックダイヤグラムであり、インターネット上のオンライン展開における寄付処理フローについて詳述するものである。
図11に示すように、インターネット上に設置展開するA.「ソーシャル寄付ボタン」B.「ブックマークレット」については会員が当該ボタンのクリックする会員のアクションを起点として一連のオンライン寄付処理が開始されることとなる。このシステムにアクセスすると会員認証中のページP51が表示される。ここで、Cookieにアクセスして会員であることが確認されると、自社を含む複数のソーシャルメディアへ一括投稿できるページP53が自動的に表示される。
Cookieに記録されている個々の会員のアクセスログを参照し、会員が直近3ヶ月間に1回以上投稿するなどサービスを利用しているソーシャルメディアのアイコンが、そのサービス利用頻度の高い順に自動生成される。上限は5社までとする。会員は表示された普段利用しているソーシャルメディア各社のアイコン下にあるチェックボックスにチェックを入れるだけで、一度に複数のソーシャルメディアへ一括投稿ができる。また、短文投稿サービスのツイッター(登録商標)など用にコメント入力ボックスも別途用意されており、コメントに関しても一度の入力でまとめて投稿可能となる。投稿先のソーシャルメディアについては前回選択した情報をCookieに記録して保持、次回利用時には前回選択したソーシャルメディアには最初からチェックが入っており、「OK」ボタンをクリックするだけで済む。
具体的には、投稿やシェアなどのアクションを行うソーシャルメディアを選択、チェックボックスにチェックを入れ、必要に応じてコメント入力も済ませて「OK」ボタンをクリックすると、指定された「チャリティモンスター」を含むソーシャルメディア各社の会員データベース11cに投稿情報を受け渡し(SNS各社の会員、そして会員をフォローしている友人のニュースフィードに投稿内容が反映される)、引き続き少額オンライン寄付意思確認ページP55へ移る。
この際、一度設定した投稿先ソーシャルメディアや投稿内容に変更がない場合や、予めソーシャルメディアへの投稿自体をスキップするよう設定することでページP53の処理自体を完全自動化あるいはスキップすることも可能とし、少額オンライン寄付の意志確認ページページP55へダイレクトに進むことができる仕様。このように、本来のソーシャルボタンをソーシャルアクションとは切り離して純粋なオンにイン寄付ボタンとしても利用が可能なもの。
次にP55でオンライン寄付に同意して「YES」ボタンをクリックすると、「チャリティモンスター」の会員データベース7aに接続するとともにポイント管理データベース7bに決済の根拠となるポイントとしての寄付情報を受け渡す。ただし、決済データベース7dに接続することなく、そのまま累積寄付総額・目標達成率・登録寄付先一覧・寄付配分が具体的に記載された寄付ありがとうページP57へ移る。この際、オフラインで展開する「スマート募金箱チャリモン」を想起させる音として可愛いモンスターの叫び声などが自動で再生されるギミックを組み込んでも良い。ただし、この場合にはユーザー側でギミック音再生のオンオフ設定を可能とすることが望ましい。
また、少額オンライン寄付意思確認ページP55で「NO」ボタンをクリックするとページが閉じる。このように、オンライン寄付を行わずにソーシャルボタンのまとめサービスのみの利用という選択も可能とする。
他方、最初の会員認証中のページP51が表示された後、Cookieにアクセスしても会員データが確認できなかった場合、すなわちログアウトしている会員あるいは非会員の場合には、一括投稿できるページP53と外観上は同一の自社を含む複数のソーシャルボタンを統合、一括投稿できるページP59が自動的に表示される。これは幅広く会員以外のユーザーに対しても「ソーシャル寄付ボタン」の利用を促すもので、会員でなくても便利なソーシャルボタンとしての利用を通じて本体の社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」の認知拡大と潜在顧客の開拓に結びつけていく。
ログアウトしている会員や非会員がページP59において投稿したいソーシャルメディアを選択、必要に応じてコメントの入力を済ませ「OK」ボタンをクリックすると、「入会する」「入会しない」「「ログイン」の3つのボタンが配置された「チャリティモンスター」のサービス紹介ページP61へ移る。ログアウト状態にある会員は「ログイン」ボタンをクリックしてログインページP63で会員IDとパスワードを入力し、認証されると少額オンライン寄付意思確認ページP55へ移る。なお、入力に誤りがある場合にはエラー画面P65が表示される。
新規入会を希望する非会員が「入会する」ボタンをクリックすると新規入会申込みページP67へ移る。なお、「入会しない」ボタンをクリックするとページが閉じて一連のプロセスは終了となる。
なお、既述のとおり、複数のソーシャルメディアへの一括投稿機能はユーザー、SNS各社、設置媒体それぞれに三者三様のメリットを与えるものであり、コストをかけずに本実施形態のオンライン募金サービス「チャリティモンスター」の認知拡大、新規ユーザー獲得促進を目的に実装するもの。したがって、同様のメリットが期待でき、コストをかけずにサービスの認知拡大や新規ユーザー獲得に大いに有効な機能であれば、この機能に限定せず、例えば「おみくじ」といった関心事や「今後2時間の運勢」「今後2時間の天気予報」「今日のバイオリズム」ほか、まったく別の情報提供機能を実装してもいい。
ただし、こうした情報提供機能の実装には外部事業者との連携が別途必要となる。なお、オンラインから本件サービスへの入り口として決定的に重要な「ソーシャル寄付ボタン」のクリック頻度=サービスの利用頻度を高めるためにはユーザーの関心度が高く、なおかつ変動性を持つ情報を高い鮮度で提供することが望ましく、上記のような情報提供機能の実装はS複数のソーシャルメディアへの一括投稿機能と同様、コストフリーで本件サービスの認知拡大、新規ユーザー獲得に大いに有効なものである。
次に、図12は本実施形態によるオンライン寄付システムにおいて、予め初期的に設定された所定の設定期間中に、会員により行われる少額オンライン寄付の実際の処理について具体的に説明するブロックダイヤグラムであり、店舗や施設その他オフライン展開における寄付処理フローについて詳述するものである。
図12に示すように、店舗や施設その他リアルの空間においてはC.で示す「スマート募金箱チャリモン」17にスマートフォンやスマートウォッチなど会員の利用端末9を「かざす」会員ユーザーの行為を起点として一連のオンライン寄付処理が開始されることとなる。このシステムにアクセスすると会員認証中のページP51が表示される。ここで、Cookieにアクセスして会員であることが確認されると、少額オンライン寄付意思確認ページP55が自動的に表示される。なお、前記「かざす」行為は「スマート募金箱チャリモン」17と利用端末9との間における情報の受け渡し方法の一例であり、その他の方法でもよい。
次にP55でオンライン寄付に同意して「YES」ボタンをクリックすると、「チャリティモンスター」の会員データベース7aに接続するとともにポイント管理データベース7bに決済の根拠となるポイントとしての寄付情報を受け渡す。ただし、この際、決済データベース7dに接続することなく、そのまま「スマート募金箱チャリモン」17の動作情報を格納、管理するデータベース、チャリティモンスターASDB7aに接続する。ここで、個々の会員ユーザーが予め設定登録、会員端末9に保持しているAS(アクションセット)情報を「スマート募金箱チャリモン」17側に受け渡し、各AS情報を受け取った「スマート募金箱チャリモン」17が各AS情報に合致したアクションを行う。
そして、引き続きソーシャルメディアへの投稿が行われる。ただし、オンライン展開のように複数のソーシャルメディアへ一括して投稿するものではなく、自社のソーシャルメディアとなる社会貢献志向型SNS「チャリティモンスター」への投稿のみとなる。これは、オンオフの展開ではタッチポイントとの関係性からファーストアクションのモチベーションが大きく異なるため。オンラインではユーザーがウェブサイトやブログその他のコンテンツに共感した際に、その情報に「いいね!」する、あるいはその情報について「ツイート」するなどがモチベーションとなり、コンテンツ周辺に設置されたソーシャルボタンをクリックする流れとなる。他方、オフラインではレジ近くに「スマート募金箱チャリモン」を見かけて、会計する際に寄付しようというモチベーションと流れとなる。オンとオフではタッチポイントだけでなくアクションに至るまでの流れやモチベーションも異なるため、展開空間に最適化した処理フローとしている。また、ソーシャルメディアへ投稿されるテキスト、画像もしくは動画、ならびにソーシャルメディアへの投稿の有無については、利用者により、サーバーに設置された所定のページから、随時任意に登録、設定ないし変更ができるものとする。
こうして、「スマート募金箱チャリモン」17のアクション、ソーシャルメディアへの投 稿と連続して、累積寄付総額・目標達成率・登録寄付先一覧・寄付配分が具体的に記載された、専ら会員ユーザーに対して寄付のh完了を通知するための寄付ありがとうページP57が表示されて処理完了となる。ただし、図12で示した 処理フローについては一例であり、少額オンライン寄付の取扱いに係る処理と、「スマート募金箱チャリモン」のアクションに係る処理と、ソーシャルメディアへの投稿に係る処理と、の3つの処理のうち、少額オンライン寄付の取扱いに係る処理を含む、少なくとも一つの処理を行うものとする。
なお、少額オンライン寄付意思確認ページP55で「NO」ボタンをクリックするとページが閉じる、オンライン寄付だけでなくソーシャルメディアへの投稿も「スマート募金箱チャリモン」17のアクションも行われない。
他方、最初の会員認証中のページP51が表示された後、Cookieにアクセスしても会員データが確認できなかった場合、すなわちログアウトしている会員あるいは非会員の場合の処理は図11の処理フローと同様。
こうして図11および図12で示すように、本実施形態による少額オンライン寄付システムでは、オンオフいずれの展開空間においても決済を前提とせず、寄付者たるユーザーを決済から開放する。ユーザーの都度の寄付アクションは決済データベース7dに接続して実際に決済処理するのではなく、一旦、決済の根拠となるポイント情報として取り扱われ、ポイント管理データベース7bに格納される。仮想寄付として処理されるのである。そして、所定の設定期間終了後に、ユーザーに対して、設定期間中に行われたすべての仮想寄付全体について一括して決済意思の確認処理が別途に行われ、決済意思が確実に確認できたユーザーに関してのみ実際の決済処理が行われるもの。
すなわち、「あとで気が変わっても大丈夫」なオンライン募金サービスなのである。会員ユーザーは、設定期間中に行った2件以上の場合を含む少額オンライン寄付について、設定期間中だけでなく設定期間後も最終の決済意思確認時までであれば、設定期間はじめ一回あたりの寄付額、寄付先、寄付配分などを随時、自由に変更ができる。さらには、設定期間中に行った2件以上の場合を含む少額オンライン寄付の全体について実際の決済処理を行わない選択も可能となる。すべては個々の会員ユーザーの自由意志を優先したシステム設計となっている。このように、実際の決済から開放されることで、会員ユーザーは毎回の寄付に関しては決済を気にせず、さながら寄付をシミュレーション感覚で楽しむことが出来る。本件サービスの利用を通じて多種多様な情報に触れることで社会貢献活動に関する知識と意識を高めていけるのである。そして、その先で仮想の寄付から実際の決済をともなうリアルな寄付への変更を希望すれば、随時、自由に変更ができるもの。このように、オンライン寄付の体験価値を会員ユーザーが自由意志でアップデートできことも本件サービスの特徴となる。
次に、本実施形態によるサービスにおける2種類の寄付について具体的に説明する。会員が所定の設定期間中に都度に行う、実際の決済を伴わない、ポイント情報としての仮想の寄付を便宜上、「バーチャル寄付」とし、所定の設定期間終了後に会員が行う、実際に決済を伴う寄付を「リアル寄付」とする。
会員により所定の設定期間内に行われる都度の少額オンライン寄付については実際には決済を行わずポイント情報として取扱うことで「バーチャル(仮想)寄付」として取り扱い、都度に会員に対して寄付意志の確認処理を行い、設定期間の終了後には別途、決済意思の最終確認行う本実施形態による少額オンライン寄付システムでは、実際に決済することを前提とせず、決済せずに仮想の寄付体験を継続的に楽しむいとうサービス利用形態を基本的な利用形態の一つとして用意している。また、設定期間終了後に仮想の寄付をリアルな寄付にする、すなわち実際に決済するか否かの判断が全面的に個々の会員に委ねられている。決済に際して、会員がサービス運営事業者に対して決済を行うパーミッションを付与ことととしている。本発明において「パーミッション決済」と呼ぶ所以である。
ここで、図13を参照して、図6のステップ109の決済処理を行うか否かの判定処理およびステップ111の決済処理の詳細について説明する。
図13は、本実施形態による「パーミッション決済」の処理を説明するブロックダイヤグラムである。
図13に示すように、所定の設定期間の修了後にチャリティモンスターから登録全会員宛に決済意思最終確認メールMが届き、開封した会員が本文記載の特定URLをクリックするとCookieを使った認証を受け、無事に会員情報が確認されれば決済案内ページP69が表示される。
決済案内ページP69で「次へ」ボタンをクリックした会員は、寄付先NPOの登録と寄付配分の登録設定処理が済んでいる場合には累積寄付総額、目標達成率、寄付先NPOと寄付配分が一覧表示された決済情報確認ページP71へ移る。決済情報確認ページP71で内容を確認し、寄付先や寄付配分に変更がない場合は「変更しない」ボタンをクリックして決済意思、最終確認・確定ページP73へ移り、「決済する」ボタンをクリックすると決済データベース7dに情報を受け渡し、決済ありがとうページP75へ移る。この際には決済処理の完了を示すために「チャリン」などと音で知らせるギミックが作動する仕組みにしても良い。
最終確認・確定ページP73で「決済しない」ボタンをクリックすると決済処理をしなかったことを案内するページP77が表示され、期間内の累積寄付総額がゼロにリセットされる。なお、設定期間、毎回の寄付額、寄付先NPO、寄付配分、期間内目標寄付総額などに変更はない。
また、決済案内ページP69内の「次へ」ボタンをクリックした際、寄付先NPOや寄付配分について未登録の場合には、累積寄付総額・目標達成率は表示されているが寄付先NPOと寄付配分についてはブランクの決済情報確認ページP81に移る。このページ内の「登録する」ボタンをクリックすると寄付先登録・変更ページP79へ移り、登録を済ませると決済意思最終確認・確定ページP73へ移り、以下は上記の通りの処理となる。
最後に、最初のCookieを使った認証で会員情報が確認されない場合には、会員IDとパスワードの入力ボックスが配置されたログインページP83へ移り、無事に会員情報が確認されれば決済案内ページP71へ移り、以下は上記の通りの処理となる。入力が適正でない場合には、エラーページP85が表示される。以上が「パーミッション決済」の具体的な処理についての説明となる。
このように、会員ユーザーは都度にオンライン寄付をするかどうかを判断でき、加えて所定の設定期間終了時にも最終的に決済するかどうかの判断ができる。期間内の個々の寄付アクションに対してそれぞれダブルチェックする仕組みとなる。すなわち、都度の寄付アクションの際には決済には直結しない「バーチャル寄付」の意思確認を、次に期間終了後には期間内の「バーチャル寄付」の全体に対して実際にオンラインで決済を確定して「リアル寄付」とする意志の確認をすることとなる。本会員ユーザーは期間内に何回「バーチャル寄付」しようと、「バーチャル寄付」総額がいくらであろうと最終的に決済するしないを期間終了後に100%任意に選択できる。この仕組こそが本件パーミッション寄付システムの核心となる。
なお、最終の決済意思確認メールを開封、本文に記載されたURLをクリックして決済内容案内ページに進んだ上で最終的に「決済しない」ボタンをクリックすることにより決済しない意思表示を明確に行った会員だけでなく、届いた決済意思確認メールを開封しなかったり、開封しても当該URLをクリックせず結果として決済内容案内ページに進まなかった場合にも「決済のパーミッションが確認できなかった」として実際の決済処理は行われない。
これは「オプトアウト」的発想に基づいて決済を拒否しなかった会員すべてを決済に同意したとみなすのではなく、「オプトイン」的発想に基いて具体的な決済意志を明確に表明した会員のみ、決済に同意したと判断するもの。便宜上、前者を「オプトアウト型決済」、後者を「オプトイン型決済」と呼ぶ。なお、後者の「オプトイン型決済」は本実施形態による少額オンライン寄付システムの決済処理に係る特長として前述した「パーミッション決済」の前提となるもの。決済処理に関しては後者の「オプトイン型決済」よりも前者の「オプトアウト型決済」を採用した方が、グロスとしての寄付総額、サービス運営事業者としての収益のいずれにおいても間違いなく大きくなる。しかし、こうした「オプトアウト型決済」は、利用者たる会員の顧客体験を大きく損ねてしまう。そして、結果としては当該サービス「チャリティモンスター」に対するおけるブランド体験やブランド・ロイヤリティを毀損してしまうこととなる。社会貢献志向型を謳うソーシャルサービスを提供する事業者として、目先の利益を優先して道を誤ってはならない。
最後に、本実施形態によるオンライン寄付システムならびにインタラクティブにアクションするスマート募金箱の特長を整理する。
本件オンライン寄付システムの特長
第一の特徴であり、本実施形態を実装する少額オンライン寄付システムを新規性、進歩性を有するシステム足らしめている最大の特長は、予め初期的に1ヶ月とする「所定の設定期間」という概念を導入している点である。なお、所定の設定期間については、設定期間中に2件以上の寄付処理が同時並行して行えるよう、会員により予め初期的に設定されている。
第二の特徴は、会員により会員端末を介して所定の設定期間中に行われるオンライン寄付処理において、会員に対して都度に寄付意志の確認処理が行われ、所定の設定期間が終了したか否かが判定され、所定の設定期間が終了した場合、所定の設定期間中に前記利用者により行われたオンライン寄付について、実際に決済するか否かの決済意思の確認および決済処理が行われるものであり、1件のオンライン寄付処理において、2つの異なる時期に2種類2段階合計2回の意思確認処理が、前記利用者に対して個別独立して不連続に行われる点である。
第三の特長は、会員により、所定の設定期間中に行われる少額のオンライン寄付が、都度に一旦ポイント情報として取り扱われ、第一の記憶手段に格納および集積され、所定の設定期間の終了後に、所定の設定期間中に会員により行われたオンライン寄付のすべてについて、個々の寄付が個別に処理されるのではなく全体として取り扱われ、会員に対して一括して決済意志の確認処理が行われ、決済意志が確認できた会員に関してのみ、一括して決済確定処理が行われる点となる。
第四の特長は、所定の設定期間と共に、一回あたりの寄付額と、2以上の場合を含む寄付先NPO、ならびに寄付先NPOが2以上の場合の寄付配分が、個々の会員によりチャリティモンスターサーバーにおいて予め初期的に登録設定されていることで、所定の設定期間中に都度に行われる少額のオンライン寄付時には、会員に対する寄付意志の確認処理のみが行われる点である。なすわち、「いくら(寄付額)」を「誰(被寄付者)」にといった一般的な募金サービスの寄付・決済処理アプローチではなく、「いつから、いつまで(設定期間)」に、「一回あたり、いくら(毎回の寄付額)」を「誰と誰(被寄付者)」に「どのような割合(寄付配分)」で行うのかを寄付・決済処理のアプローチとし、決済額の算出根拠としている点である。
本件インタラクティブにアクションするスマート募金箱の特長
第一の特長は、利用者の端末が接続されたインターネット回線網にサーバーが接続されてなるオンライン寄付システムの寄付処理に供される募金箱であって、

第一に
筐体の構成、構造については、
下記(A)及び(B)に示す、ロボットの特徴となる基本構成、構造を備え、
(A)部分構造を組み合わせて全体構造を形成する
(B)複数の部分構造の動作・作動の連動により全体構造の動作・作動を決定する

各々(1)及び(2)の特長を備えた
下記1並びに2に示す前記の各部分構造からなるものであり、
1 筐体各部位
(1)構成部品のリンク及び該リンク同士を結合する関節のジョイントからなり、複数
の該リンクを組み合わせて構成されたオープンループ構造のリンク機構並びに該各
ジョイントにアクチュエータとして自由度の高い可動性を実現するサーボモータを
実装して該各リンクの動作を高精度に制御できるサーボ機構を備えた多関節マニプ
レータとして前記の部分構造をなす
(2)サーバーに設置された所定のページから、動作の有無と順序、反復の有無と回数
を含む動作形態、動作内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
又は変更することができる

2 照明機器、音響機器又は表示機器
(1)作動形態、作動内容が精緻に制御可能なスマート機器として前記の筐体各部位と
連携、連動するものであり、該機器のうち少なくとも照明機器及び音響機器が、そ
れぞれ別途に若しくは併せて前記筐体部位のいずれか複数又は一つに具備され前記
の部分構造をなす
(2)サーバーに設置された所定のページから、作動の有無と順序、反復の有無と回数
を含む作動形態、作動内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
又は変更することができる

第二に
筐体が具備する機能については、
利用者が下記1の(1)、2の(1)及び(2)を保持する前記の利用者端末を募金箱に「かざす」など物理的に近づける動作により開始される該端末との近距離無線通信を起点に、まず下記1の処理として該端末から取得した(1)に従って(ア)を行い、次に下記2の処理として同じく該端末から取得した(1)及び(2)に従って(ア)並びに(イ)を前記第一の各(2)に記載のプログラムに基づいて行い、最後に下記1の処理として(イ)を行う機能を有するものであり、
1 寄付の取り扱いに係る処理
(1)寄付処理の実行指令
(ア)オンライン寄付を受け付ける
(イ)前記端末上に所定のページを表示して利用者に寄付の完了を通知する

2 前記第一の(B)に準じた全体構造の動作・作動に係る処理
(1)順次に一連として行う該処理の起動司令
(2)前記全体構造の動作・作動に係る処理情報
(ア)部分構造をなす前記の筐体各部位を動作する
(イ)部分構造をなす前記の各機器を作動する

第三に
前記第二の2の(2)の処理情報については、
下記(1)、(2)及び(3)に示す特長を備える
(1)GUIベースの簡便な操作環境が用意された前記第一の各(2)に記載の所定の
ページから、該処理に係るプログラムを利用者が作成、登録又は変更した時点で該
利用者の個人情報に紐付けられ文字コード化された上、個々の利用者に固有の該処
理情報として前記第二の2の(1)に記載の起動司令と併せて該利用者の端末に保
持される
(2)筐体各部位は部位単位及び前記のリンク単位に、各機器は機器単位にそれぞれ設
定された動作・作動の有無と順序、反復の有無と回数を含むパラメータの総数から
重複順列の公式を用いて算出された数が場合の数の上限となる
(3)該処理情報を格納、管理する専用データベースをサーバーに備える

ことを特徴とする、
擬獣化若しくは擬人化したロボット、ロボット又はキャラクター化した筐体の外観形状をなすスマート募金箱である。

第二の特長は、前記第二の2の(ア)及び(イ)の各処理に係る、前記第三の(2)に記載のパラメータは各部分構造ごとに下記に示す設定内容からなる

第一に
筺体各部位については、
動作の有無と順序、反復の有無と回数に加え
動作・回転する角度、位置及び速度からなり、
第二に
照明機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
点灯・点滅する光色、光量、長さ及び間隔からなり、
第三に
音響機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
発する音色、メロディ又は楽曲の選択及び音量と長さからなり、
第四に
表示機器については、
作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
表示するテキスト、画像又は動画の選択からなり
必要に応じて前記第三の音響機器と連動する

ことを特徴とする
請求項1に記載のスマート募金箱。


第三の特長は、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の募金箱から筐体の外観形状に係る特長を差し引いた請求項1に記載のスマート募金箱。

この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
1…インターネット回線網
3…LAN(Local Area Network)
5…経路制御装置
7…チャリティモンスターサーバー
9…各会員の利用端末
11…SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)各社のサーバー
13…店舗所有のPC
15…経路制御装置
17…NFCタグを組み込んだ募金箱
19…iBeaconモジュール

Claims (3)

  1. 利用者の端末が接続されたインターネット回線網にサーバーが接続されてなるオンライン寄付システムの寄付処理に供される募金箱であって、

    第一に
    筐体の構成、構造については、
    下記(A)及び(B)に示す、ロボットの特徴となる基本構成、構造を備え、
    (A)部分構造を組み合わせて全体構造を形成する
    (B)複数の部分構造の動作・作動の連動により全体構造の動作・作動を決定する

    各々(1)及び(2)の特長を備えた
    下記1並びに2に示す前記の各部分構造からなるものであり、
    1 筐体各部位
    (1)構成部品のリンク及び該リンク同士を結合する関節のジョイントからなり、複数
    の該リンクを組み合わせて構成されたオープンループ構造のリンク機構並びに該各
    ジョイントにアクチュエータとして自由度の高い可動性を実現するサーボモータを
    実装して該各リンクの動作を高精度に制御できるサーボ機構を備えた多関節マニプ
    レータとして前記の部分構造をなす
    (2)サーバーに設置された所定のページから、動作の有無と順序、反復の有無と回数
    を含む動作形態、動作内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
    又は変更することができる

    2 照明機器、音響機器又は表示機器
    (1)作動形態、作動内容が精緻に制御可能なスマート機器として前記の筐体各部位と
    連携、連動するものであり、該機器のうち少なくとも照明機器及び音響機器が、そ
    れぞれ別途に若しくは併せて前記筐体部位のいずれか複数又は一つに具備され前記
    の部分構造をなす
    (2)サーバーに設置された所定のページから、作動の有無と順序、反復の有無と回数
    を含む作動形態、作動内容に係るプログラムを利用者が予め随時任意に作成、登録
    又は変更することができる

    第二に
    筐体が具備する機能については、
    利用者が下記1の(1)、2の(1)及び(2)を保持する前記の利用者端末を募金箱に「かざす」など物理的に近づける動作により開始される該端末との近距離無線通信を起点に、まず下記1の処理として該端末から取得した(1)に従って(ア)を行い、次に下記2の処理として同じく該端末から取得した(1)及び(2)に従って(ア)並びに(イ)を前記第一の各(2)に記載のプログラムに基づいて行い、最後に下記1の処理として(イ)を行う機能を有するものであり、
    1 寄付の取り扱いに係る処理
    (1)寄付処理の実行指令
    (ア)オンライン寄付を受け付ける
    (イ)前記端末上に所定のページを表示して利用者に寄付の完了を通知する

    2 前記第一の(B)に準じた全体構造の動作・作動に係る処理
    (1)順次に一連として行う該処理の起動司令
    (2)前記全体構造の動作・作動に係る処理情報
    (ア)部分構造をなす前記の筐体各部位を動作する
    (イ)部分構造をなす前記の各機器を作動する

    第三に
    前記第二の2の(2)の処理情報については、
    下記(1)、(2)及び(3)に示す特長を備える
    (1)GUIベースの簡便な操作環境が用意された前記第一の各(2)に記載の所定の
    ページから、該処理に係るプログラムを利用者が作成、登録又は変更した時点で該
    利用者の個人情報に紐付けられ文字コード化された上、個々の利用者に固有の該処
    理情報として前記第二の2の(1)に記載の起動司令と併せて該利用者の端末に保
    持される
    (2)筐体各部位は部位単位及び前記のリンク単位に、各機器は機器単位にそれぞれ設
    定された動作・作動の有無と順序、反復の有無と回数を含むパラメータの総数から
    重複順列の公式を用いて算出された数が場合の数の上限となる
    (3)該処理情報を格納、管理する専用データベースをサーバーに備える

    ことを特徴とする、
    擬獣化若しくは擬人化したロボット、ロボット又はキャラクター化した筐体の外観形状をなすスマート募金箱。

  2. 前記第二の2の(ア)及び(イ)の各処理に係る、前記第三の(2)に記載のパラメータは各部分構造ごとに下記に示す設定内容からなる

    第一に
    筺体各部位については、
    動作の有無と順序、反復の有無と回数に加え
    動作・回転する角度、位置及び速度からなり、
    第二に
    照明機器については、
    作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
    点灯・点滅する光色、光量、長さ及び間隔からなり、
    第三に
    音響機器については、
    作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
    発する音色、メロディ又は楽曲の選択及び音量と長さからなり、
    第四に
    表示機器については、
    作動の有無と順序、反復の有無と回数に加え
    表示するテキスト、画像又は動画の選択からなり
    必要に応じて前記第三の音響機器と連動する

    ことを特徴とする
    請求項1に記載のスマート募金箱。

  3. 請求項1に記載の募金箱から筐体の外観形状に係る特長を差し引いた請求項1に記載のスマート募金箱。


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