JP7033948B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、メータケース内の流入部屋と流出部屋との間の仕切壁を計測管が貫通し、その計測管を流れる流体の流量を超音波素子を利用して計測する超音波流量計に関する。
この種の超音波流量計として、水平に並ぶ流入部屋及び流出部屋のそれぞれから、配管接続部が上方に延び、流入部屋と配管接続部との間に、上下に貫通する複数の貫通孔を有した多孔壁を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-129391号公報(図2,段落[0031])
ところで、多孔壁は、流体の流れを均一化して計測精度を高めるために設けられている。しかしながら、上記した従来の超音波流量計に対し、さらなる計測精度の向上が求められている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より計測精度の向上を図ることが可能な超音波流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、メータケース内で第1方向に並ぶ流入部屋と流出部屋との間の仕切壁を計測管が貫通し、配管に接続される1対の配管接続部が前記メータケースから前記第1方向と直交する第2方向に延び、一方の前記配管接続部から前記流入部屋、前記計測管、前記流出部屋、他方の前記配管接続部へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、前記メータケースに形成されて、前記第2方向又は、前記第1方向と前記第2方向の両方向と直交する第3方向に前記流入部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、前記部品受容口から前記流入部屋に嵌合され、前記受容口蓋によって前記流入部屋内に固定される整流器と、前記整流器に設けられ、前記流入部屋内を前記第1方向で2分割する板状をなしかつ前記第1方向に貫通する複数の貫通孔を有し、それら複数の貫通孔の少なくとも一部に前記計測管の流入口が対向する多孔壁と、前記整流器に設けられ、前記多孔壁を挟んで前記計測管の流入口に対向配置された障害壁と、を備え、前記流入部屋に連通する一方の前記配管接続部は、前記流入部屋より前記計測管から遠い位置で、前記第1方向と平行な前記メータケースの第1内側面に開口する内面開口を有するように形成され、前記障害壁は、前記第1内側面に対向する第2内側面から突出して、前記第1内側面との間に流路を有するように形成されている超音波流量計である。
請求項2の発明は、メータケース内で第1方向に並ぶ流入部屋と流出部屋との間の仕切壁を計測管が貫通し、配管に接続される1対の配管接続部が前記メータケースから前記第1方向と直交する第2方向に延び、一方の前記配管接続部から前記流入部屋、前記計測管、前記流出部屋、他方の前記配管接続部へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、前記メータケースに形成されて、前記第2方向又は、前記第1方向と前記第2方向の両方向と直交する第3方向に前記流入部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、前記部品受容口から前記流入部屋に嵌合され、前記受容口蓋によって前記流入部屋内に固定される整流器と、前記整流器に設けられ、前記流入部屋内を前記第1方向で2分割する板状をなしかつ前記第1方向に貫通する複数の貫通孔を有し、それら複数の貫通孔の少なくとも一部に前記計測管の流入口が対向する多孔壁と、前記整流器に設けられ、前記多孔壁を挟んで前記計測管の流入口に対向配置された障害壁と、を備え、前記整流器は、前記第1方向の両側と前記部品受容口側とが開放した略角溝形の溝形ベースを有し、前記多孔壁は、四角形をなしてその外縁部の四辺全体が前記受容口蓋と前記溝形ベースの溝底壁及び1対の溝側壁とに直交し、前記障害壁は、四角形をなしてその外縁部の三辺全体が、前記受容口蓋と前記溝底壁と一方の前記溝側壁とに直交する一方、残りの一辺が他方の前記溝側壁に対して流路を挟んで対向している超音波流量計である。

請求項の発明は、前記溝底壁と各前記溝側壁との間を連絡するコーナー補強部を備える請求項に記載の超音波流量計である。
[請求項1の発明]
請求項1の超音波流量計では、流体が一方の配管接続部内を第1方向と略直交する方向に流れてメータケース内に流れ込み、メータケース内で第1方向に並ぶ流入部屋、計測管、流出部屋を通過し、他方の配管接続部内を第1方向と略直交する方向に流れてメータケース外に出て行く。そして、計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して流量が計測される。その計測管の手前には多孔壁が備えられ、流体が多孔壁の複数の貫通孔を通過することで流れが均一化されて計測管に流れ込む。ここで、複数の貫通孔は、多孔壁を第1方向に貫通し、それら貫通孔の少なくとも一部が、計測管の流入口に対向している。これにより、計測管に流入する流体は、複数の貫通孔を通過することで、従来に比べ流れが均一化されるため、計測精度が向上する。しかも、多孔壁は、メータケースの部品受容口から流入部屋に嵌合される整流器の一部として設けられているので、組み付け及びメンテナンスを容易に行うことができる。
また、整流器には、多孔壁を挟んで計測管の流入口に対向する障害壁が備えられて多孔壁を上流側から部分的に覆っている。これにより、多孔壁の前側における流速分布の均一化を図り、さらに、多孔壁でも流れを均一化することで、計測精度が向上する。
また、一方の配管接続部は、第1方向と平行なメータケースの第1内側面に開口する内面開口を有し、障害壁は、第1内側面に対向する第2内側面から突出している。そして、一方の配管接続部の内面開口は、第1方向で流入部屋より計測管から遠い位置に配置されている。これにより、一方の配管接続部からメータケース内に流れ込む流体の大部分を障害壁で受けることができる。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、整流器は、部品受容口側が開放した略角溝形の溝形ベースに障害壁と多孔壁とが接合された構造になっているので、流入部屋に挿入するだけで、障害壁と多孔壁を正規の位置に配置することができ、容易な組み付けを可能とする。
[請求項の発明]
請求項の超音波流量計では、溝形ベースの溝底壁と各溝側壁との間を連絡するコーナー補強部を備えたことで溝形ベースの強度が高くなり、障害壁及び多孔壁の支持が安定する。これにより、流体の流れが安定し、計測精度の向上が図られる。
本発明の一実施形態に係る超音波流量計の斜視図 超音波流量計の分解斜視図 超音波流量計の正断面図 超音波流量計の前面カバー、受容口蓋を取り外した状態の斜視図 整流器の右側斜視図 溝形ベースの斜視図 溝形ベースの正面図 整流器の左側斜視図 多孔壁の側面図 (A)メータケースに整流器が組み付けられた状態の斜視図、(B)メータケースに計測管が組み付けられた状態の斜視図
以下、本発明の一実施形態を図1~図10に基づいて説明する。図1に示された本実施形態の超音波流量計10は、例えば、燃料ガスの使用量を計測する所謂ガスメータであって、ガスの配管99の途中に接続されるメータケース11に、遮断弁20(図2参照),計測管50(図3参照)、整流器70(図3参照)等を収容して備える。
メータケース11は、例えばアルミの鋳物部品であって、横方向に延びた略直方体状のダクト部12を有する。以下、ダクト部12が延びる第1の水平方向を「横方向H1」といい、それと直交する第2水平方向を「前後方向H2」という。また、前後方向H2のうち後述する前面フランジ16を有する側を「前側」等といい、その反対側を「後側」等ということとする。
図2に示すように、ダクト部12のうち前方から見て左側(以下、単に「左側」といい、その反対側を単に「右側」という)にフード部13が備えられ、フード部13の先端開口が板状の蓋体15によって閉塞されている。フード部13とダクト部12との間は、弁装着壁14によって区画されている。また、ダクト部12内は、弁装着壁14側から横方向H1に順番に並ぶ第1~第3の仕切壁25,26,27により、同じく順番に並ぶ、遮断部屋30、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33に区画されている。
ダクト部12の上面の左右の両端部には、1対の配管接続部23,24が突設されて遮断部屋30と流出部屋33とに連通している。そして、遮断部屋30に連通する一方の配管接続部23に燃料ガスの供給元側の配管99(図2参照)が接続される一方、流出部屋33に連通する他方の配管接続部24に燃料ガスの使用者側の配管99が接続される。
図3に示すように、弁装着壁14には円形の貫通孔14Aが形成され、その貫通孔14Aより一回り小さい円形の貫通孔25Aが第1仕切壁25に形成されている。また、図2に示すように、遮断弁20の固定フランジ20Fがフード部13側の弁装着壁14の開口縁に宛われて螺子止めされ、遮断弁20の弁体21が遮断部屋30に収容されている。そして、図3に示すように、遮断弁20の通電状態で、弁体21が貫通孔25Aから離間し、非通電状態になると、弁体21が貫通孔25Aを閉塞する。
図4に示すように、メータケース11の前面には、前面フランジ16が備えられている。前面フランジ16は、外縁部が横長の長方形をなし、ダクト部12から上下に張り出し、横方向H1の一端部がフード部13と一体になっている。また、前面フランジ16の前面には、外縁部を除く全体を段付き状に陥没させて陥没部16Aが形成され、その陥没部16A内に、流入部屋31、中間部屋32及び流出部屋33の前面全体を開放する部品受容口17が形成されている。
前述した計測管50は、角筒状をなし、その両端寄り位置には、1対の枠形シール部材60,60が嵌合されている。これに対応して、第2及び第3の仕切壁26,27には、部品受容口17側が開口した矩形切欠部29,29が形成されている。そして、1対の枠形シール部材60,60が矩形切欠部29,29内に嵌合されて、計測管50が流入部屋31と流出部屋33との間を連絡している。また、計測管50には、図示しない1対の超音波素子が内蔵され、一方の超音波素子から送波された超音波が流体を伝播して他方の超音波素子に受波される伝搬時間に基づいて、後述する回路基板98(図2参照)上の制御回路がガスの使用量を演算する。
さて、整流器70は、図5に示すように、溝形ベース71の内側に障害壁72と多孔壁73とを備えた構造をなして、流入部屋31に収容されている。
溝形ベース71は、樹脂の成形品であって、前側と横方向H1の両側とが開放した角溝構造をなしている。詳細には、図6に示すように、溝形ベース71の溝底壁71Aは、流入部屋31内の後面全体に略重なる四角形をなし、溝形ベース71の上側の溝側壁71Bは、流入部屋31内の上面に略重なる四角形をなしている。一方、溝形ベース71の下側の溝側壁71Cは、流入部屋31内の下面に略重なる四角形のうち第2仕切壁26側の外縁部における後端部を除く全体を一定幅で切除した形状をなしている。
上側の溝側壁71Bには、両側縁部の略全体を下方に曲げて補強突壁71H,71Hが形成される一方、下側の溝側壁71Cには、左側縁部の略全体と右側縁部の後端部を上方に曲げて補強突壁71G,71Gが形成されている。また、それら補強突壁71H,71Gと同様に溝底壁71Aの右側縁部の全体を前方に曲げて補強突壁71Jが形成され、その補強突壁71Jが溝側壁71B,71Cの右側の補強突壁71H,71Gの間を連絡している。また、図7に示すように、溝底壁71Aの左側縁部からは、補強リブ71Kが直角曲げされていて、溝側壁71B,71Cの左側の補強突壁71H,71Gの間を連絡している。補強リブ71Kは、上下方向の両端部から中央部に向かうに従って幅が狭くなるように湾曲している。
図6と図7とに示すように、溝形ベース71の外面の前端部と後端部とには、前後方向H2に延びる圧入リブ71Tが形成されている。具体的には、圧入リブ71Tは、上側の溝側壁71Bの外面の中央前端部と、下側の溝側壁71Cの外面の前端部の両側部寄り位置と、上側の両補強突壁71H,71Hの外面の前端部と、下側の両補強突壁71G,71Gの外面の前端部とに配置されている。そして、各圧入リブ71Tは、各部位の前端面と面一となる位置から僅かに後方に延びている。また、各圧入リブ71Tは、断面台形をなし、後端部は、徐々に低くなるように傾斜している。
なお、本実施形態では、補強突壁71H,71G,71J及び補強リブ71Kが本発明の「コーナー補強部」に相当し、この「コーナー補強部」を備えたことで溝形ベース71の強度が高くなり、次述する障害壁72及び多孔壁73の支持が安定する。なお、図7に示すように、補強突壁71H,71Gは、左側の補強突壁71H,71Gより右側の補強突壁71H,71Gの方が上下方向で大きくなっている。
図6に示すように、障害壁72は、溝形ベース71に一体成形され、溝形ベース71の2~3倍の壁厚の四角形の板状をなしている。そして、障害壁72の外縁部のうち下辺と後辺の全体が溝形ベース71と一体になり、障害壁72の前面が溝形ベース71の溝側壁71B,71Cの前面と面一になっている。また、障害壁72は、溝側壁71B,71Cの間の高さの2/3~3/4の高さをなしている。
多孔壁73は、全体が図9に示されており、溝形ベース71及び障害壁72とは別個に形成された樹脂の成形品であって、溝形ベース71と略同一の壁厚の四角形の板状をなし、図8に示すように、溝形ベース71のうち障害壁72の右隣に組み付けられている。そのために、溝形ベース71には、図6に示すように、障害壁72から右側に離れた位置に、溝底壁71Aの内面全体の上下方向に延びると共に溝側壁71B,71Cの内面全体の前後方向H2に延びる支持突条74が形成されている。また、支持突条74の左隣には、溝底壁71Aの上下の両端寄りの2箇所と、溝側壁71B,71Cのそれぞれの前端とにスリット75が形成されている。また、図7に示すように、溝底壁71Aのスリット75,75は、上側のスリット75より下側のスリット75の方が上下方向で長くなっている。これらスリット75に対応して多孔壁73には複数の係合突起73Tが形成されている。そして、図7に示すように、多孔壁73が支持突条74の左隣に沿って溝形ベース71に嵌合されて係合突起73Tがスリット75に凹凸係合され、多孔壁73の上辺全体と下辺全体と後辺全体が溝形ベース71の内面に接合され、多孔壁73の前面が溝形ベース71の前面と面一になっている。なお、多孔壁73を表裏を間違えて溝形ベース71に挿入した場合には、溝底壁71Aのスリット75,75のうち小さい上側のスリット75の開口縁に多孔壁73の後端部における大きい側の係合突起73Tが干渉し、多孔壁73の表裏が逆であることを気づかせる。
図9に示すように、多孔壁73の略全体には、複数の貫通孔76が貫通形成されている。各貫通孔76は、例えば、1対の対辺を上下方向に延びた状態に備える正六角形をなし、前後方向H2に列をなし、そのような列が上下方向に複数備えられている。また、上下方向で隣り合う貫通孔76の列同士の間隔は、前後方向H2で隣り合う貫通孔76,76同士の間隔より大きくなっている。さらに、複数の列に跨って上下方向で並ぶ複数の貫通孔76は、千鳥配置になっている。なお、多孔壁73の表裏を容易に目視確認可能とするために、表裏の一方の面にはマーク73Mが刻印されている。
図10(A)に示すように、整流器70は、計測管50より先にメータケース11に組み付けて、流入部屋31に嵌合される。その後、図10(B)に示すように、計測管50が環状シール部材60,60と共にメータケース11に組み付けられる。
整流器70は、流入部屋31の奥部まで挿入されると、整流器70の前面が第2及び第3の仕切壁26,27の前面と面一になる。また、整流器70は、横方向H1と上下方向で僅かに変形し、その反発力によって流入部屋31の内面に押し付けられる。具体的には、第1仕切壁25に対しては、貫通孔25Aを避けた第1仕切壁25の外縁部に整流器70が当接し、第2仕切壁26に対しては、環状シール部材60を避けた外縁部に整流器70が当接する。特に環状シール部材60に近い整流器70の溝側壁71Cは、下縁部を切り欠かれているので、環状シール部材60との干渉が確実に避けられる。また、図3に示すように、計測管50の先端が、隙間を空けて多孔壁73に突き合わされる。そして、計測管50の流入口50Aの開口面から多孔壁73までの距離L1は、多孔壁73から障害壁72までの距離L2と略同一になっている。この時、障害壁72の上辺は、計測管50の流入口50Aの開口上辺と、第1仕切壁25の貫通孔25Aの開口上端部とを結ぶ線上あるいはその近傍に位置している。
整流器70と計測管50とがメータケース11に組み付けられてから、図2に示した受容口蓋18がメータケース11に組み付けられる。受容口蓋18は、部品受容口17より一回り大きな長方形の板状をなし、外周部をメータケース11に螺子止めされる。また、受容口蓋18の内面には、図示しないパッキンが敷設されている。パッキンには、部品受容口17の開口縁の全体に密着する矩形環状部と、矩形環状部の横方向H1の中間部分に差し渡されて上下方向に延びる1対の架橋部とを有する。そして、それら架橋部が第2及び第3の仕切壁26,27の前面とそれら組み付けられている環状シール部材60,60の前面とに当接する。これにより流入部屋31と中間部屋32との間、中間部屋32と流出部屋33との間が気密状態に区画される。また、受容口蓋18のうち中間部屋32に対向する部分には、ケーブル挿通孔18Aが形成され、計測管50の超音波素子の図示しないケーブルがケーブル挿通孔18Aを通して受容口蓋18の前側に引き出されている。また、図4に示すように、陥没部16A内の左辺上部には、フード部13内に連通するケーブル挿通孔77が備えられ、そのケーブル挿通孔77を通して遮断弁20の図示しないケーブルが陥没部16Aの前側に引き出されている。
陥没部16Aには、受容口蓋18の前側に回路基板98が重ねて取り付けられ、回路基板98を覆うように前面カバー81が取り付けられる。そして、回路基板98に超音波素子、遮断弁20等が接続されている。そして、回路基板98上の制御回路により、前述の如く超音波素子を利用して流体の流量が計測されると共に、異常が検出されたとき、遮断弁20にて貫通孔25Aを閉塞する。
本実施形態の超音波流量計10の構成に関する説明は以上である。次に、この超音波流量計10の作用効果について説明する。本実施形態の超音波流量計10では、図3に示すように、ガス供給元の配管99からの流体(燃料ガス)が一方の配管接続部23内を下方に向かってメータケース11内に流れ込む。メータケース11内では、横方向H1に並ぶ流入部屋31、計測管50、流出部屋33の順に流体が流れ、他方の配管接続部24内を上方に向かい、燃料ガスの使用者側の配管99へと流れ出ていく。そして、計測管50に取り付けられる1対の超音波素子を利用して流量が計測される。その計測管50の手前には多孔壁73が備えられ、流体が多孔壁73の複数の貫通孔76を通過することで流れが均一化されて計測管50に流れ込む。ここで、複数の貫通孔76は、多孔壁73を横方向H1に貫通し、それら貫通孔76の少なくとも一部が、計測管50の流入口50Aに対向している。これにより、複数の貫通孔76を通過した流体は、従来に比べ流れが均一化されることで計測精度が向上する。
しかも、多孔壁73は、メータケース11の部品受容口17から流入部屋31に嵌合される整流器70の一部として設けられているので、組み付け及びメンテナンスを容易に行うことができる。また、整流器70には、多孔壁73を挟んで計測管50の流入口50Aに対向する障害壁72が備えられて多孔壁73を上流側から部分的に覆っている。これにより、配管接続部23からメータケース11内に流れ込む流体が障害壁72で受け止められる。しかも、障害壁72は、配管接続部23の内面開口23Aが位置するメータケース11内の上面(本発明の「第1内側面」に相当する)とは逆の下面(本発明の「第2内側面」に相当する)から起立した状態になっているので、配管接続部23からメータケース11内に流れ込む流体の大部分を障害壁72で受けることができる。これにより、多孔壁73の前側における流速分布の均一化を図り、次に多孔壁73を通過することでさらに流れが均一化され、計測管50に向かう流体の計測精度がさらに向上する。
なお、多孔壁73と計測管50の流入口50Aとの間の距離L1と、多孔壁73と障害壁72との間の距離L2とが略同一になっていることで、多孔壁73と障害壁72とを狭いスペースに納めつつ、それぞれの機能が効果的に発揮され、計測管へと流入する流体の流れをより一層均一化することができる。また、整流器70は、部品受容口17側が開放した略角溝形の溝形ベース71に障害壁72と多孔壁73とが接合された構造になっているので、流入部屋31に挿入するだけで、障害壁72と多孔壁73を正規の位置に配置することができ、容易な組み付けを可能とする。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の超音波流量計10の整流器70は、障害壁72を有していたが、整流器70が障害壁72を有さず、多孔壁73のみを有する構成としてもよい。
(2)前記実施形態の超音波流量計10は、前面に部品受容口17及び受容口蓋18を備えていたが、後面又は下面に部品受容口17及び受容口蓋18を備えた構成としてもよい。
(3)前記実施形態の超音波流量計10は、ダクト部12が水平方向に延び、1対の配管接続部23,24が上方に突出していたが、1対の配管接続部23,24が下方に突出したものや、配管接続部23,24の一方と他方とがダクト部12の上方と下方とに突出したもの、さらには、ダクト部12が上下方向に延び、1対の配管接続部23,24が水平方向に突出したものに本発明を適用してもよい。
10 超音波流量計
11 メータケース
17 部品受容口
18 受容口蓋
23,24 配管接続部
23A,24A 内面開口
26 第2仕切壁
27 第3仕切壁
30 遮断部屋
31 流入部屋
33 流出部屋
50 計測管
50A 流入口
70 整流器
71 溝形ベース
71A 溝底壁
71B,71C 溝側壁
71G,71H,71J 補強突壁(コーナー補強部)
71K 補強リブ(コーナー補強部)
72 障害壁
73 多孔壁
76 貫通孔
99 配管
H1 横方向(第1方向)
H2 前後方向(第1方向と直交する方向)

Claims (3)

  1. メータケース内で第1方向に並ぶ流入部屋と流出部屋との間の仕切壁を計測管が貫通し、配管に接続される1対の配管接続部が前記メータケースから前記第1方向と直交する第2方向に延び、一方の前記配管接続部から前記流入部屋、前記計測管、前記流出部屋、他方の前記配管接続部へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、
    前記メータケースに形成されて、前記第2方向又は、前記第1方向と前記第2方向の両方向と直交する第3方向に前記流入部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、
    前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、
    前記部品受容口から前記流入部屋に嵌合され、前記受容口蓋によって前記流入部屋内に固定される整流器と、
    前記整流器に設けられ、前記流入部屋内を前記第1方向で2分割する板状をなしかつ前記第1方向に貫通する複数の貫通孔を有し、それら複数の貫通孔の少なくとも一部に前記計測管の流入口が対向する多孔壁と、
    前記整流器に設けられ、前記多孔壁を挟んで前記計測管の流入口に対向配置された障害壁と、を備え、
    前記流入部屋に連通する一方の前記配管接続部は、前記流入部屋より前記計測管から遠い位置で、前記第1方向と平行な前記メータケースの第1内側面に開口する内面開口を有するように形成され、
    前記障害壁は、前記第1内側面に対向する第2内側面から突出して、前記第1内側面との間に流路を有するように形成されている超音波流量計。
  2. メータケース内で第1方向に並ぶ流入部屋と流出部屋との間の仕切壁を計測管が貫通し、配管に接続される1対の配管接続部が前記メータケースから前記第1方向と直交する第2方向に延び、一方の前記配管接続部から前記流入部屋、前記計測管、前記流出部屋、他方の前記配管接続部へと流れる流体の流量を、前記計測管に取り付けられる1対の超音波素子を利用して計測する超音波流量計であって、
    前記メータケースに形成されて、前記第2方向又は、前記第1方向と前記第2方向の両方向と直交する第3方向に前記流入部屋及び前記流出部屋を開放する部品受容口と、
    前記部品受容口を気密状態に閉塞する受容口蓋と、
    前記部品受容口から前記流入部屋に嵌合され、前記受容口蓋によって前記流入部屋内に固定される整流器と、
    前記整流器に設けられ、前記流入部屋内を前記第1方向で2分割する板状をなしかつ前記第1方向に貫通する複数の貫通孔を有し、それら複数の貫通孔の少なくとも一部に前記計測管の流入口が対向する多孔壁と、
    前記整流器に設けられ、前記多孔壁を挟んで前記計測管の流入口に対向配置された障害壁と、を備え、
    前記整流器は、前記第1方向の両側と前記部品受容口側とが開放した略角溝形の溝形ベースを有し、
    前記多孔壁は、四角形をなしてその外縁部の四辺全体が前記受容口蓋と前記溝形ベースの溝底壁及び1対の溝側壁とに直交し、
    前記障害壁は、四角形をなしてその外縁部の三辺全体が、前記受容口蓋と前記溝底壁と一方の前記溝側壁とに直交する一方、残りの一辺が他方の前記溝側壁に対して流路を挟んで対向している超音波流量計。
  3. 前記溝底壁と各前記溝側壁との間を連絡するコーナー補強部を備える請求項2に記載の超音波流量計。
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