JP7030042B2 - 天井構造、及び施工方法 - Google Patents

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本発明は、天井構造に関する。
従来、防音特性を有する建築物を建築する場合、屋根を施工した後に、防音特性を有する天井を施工していた。特に、防音特性を有する天井を構成する構造として、特許文献1のようにALC版を用いるALC天井構造や、吸音材、空気層、及び遮音材を用いる防音天井構造が知られていた。
特開2011-208418号公報
ところで、天井の施工の前後において屋根を施工する場合に、一般的には足場を別途架設して当該架設した足場に載って作業を行う必要があったので、天井周りの作業の安全性及び作業性向上等の観点において改善の余地があった。
また、従来の防音天井構造においては、吸音材、空気層、及び遮音材を順次施工する必要があり、当該天井構造自体の施工が手間となっていた。
本発明は上記事実に鑑みなされたもので、安全性及び作業性を向上させることを可能にする天井構造を提供する事を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の天井構造は、建築物の天井構造であって、防音性の天井部材と、前記天井部材を支持する支持部材と、を備え、前記天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、前記天井構造側で作業を行うための作業床であり、前記支持部材は、前記建築物の一方側から他方側にわたって設けられている第1支持部材と、前記第1支持部材に固定されており、且つ、前記第1支持部材と直交する方向にわたって設けられている第2支持部材と、を備え、前記天井部材は、前記第2支持部材に載置されており、前記天井部材は、前記第1支持部材には載置されていない。
請求項2に記載の天井構造は、請求項1に記載の天井構造において、前記第2支持部材は、前記第1支持部材の下側に固定されており、前記天井部材は、水平方向において間隙を介して前記第1支持部材と隣接しており、前記天井構造は、前記天井部材と前記第1支持部材との相互間の前記間隙を埋める詰材、を備える。
請求項3に記載の天井構造は、請求項2に記載の天井構造において、前記詰材は、防音性又は止水性を有する
請求項4に記載の天井構造は、請求項2又は3に記載の天井構造において、前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を固定するための固定部、を備え、前記固定部は、前記第1支持部材の下部に固定されており、且つ、前記第2支持部材の端部を支持する。
請求項5に記載の施工方法は、建築物の天井構造の施工方法であって、前記天井構造は、防音性の天井部材と、前記天井部材を支持する支持部材と、を備え、前記天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、前記天井構造側で作業を行うための作業床であり、前記支持部材は、前記建築物の一方側から他方側にわたって設けられている第1支持部材と、前記第1支持部材に固定される第2支持部材と、を備え、前記施工方法は、前記第1支持部材と直交する方向にわたって設けられるように、前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を固定するステップと、前記第1支持部材に固定された前記第2支持部材に対して、前記天井部材を載置するステップと、を含む。
請求項1に記載の天井構造によれば、天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、天井構造側で作業を行うための作業床であることにより、例えば、天井部材がALC製となっており防音性を有しているので、吸音材、空気層、及び遮音材等を別途設ける作業を省略して作業工程を減らすることができ、天井構造を施工する作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材が作業床として機能するので、天井側で作業を行うために足場を別途架設することが不要となり、作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、作業工程を減らすことができるので、作業コストを減らすことが可能となる。また、例えば、作業者が、別途架設する足場ではなく作業床として機能する安定した天井部材に載って作業を行うことができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井側での作業中に作業者が工具等を落とした場合であっても、作業床として機能する天井部材で受け止められるので、当該天井部材よりも下側に落下物が落下する危険性を除去することができ、安全性を向上させることが可能となる。
また、天井部材が第2支持部材に載置されていることにより、例えば、天井部材が落下することを確実に防止することができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材を第2支持部材の上側から敷き詰めることにより、天井構造を施工することができるので、作業者が天井部材を下側から支える必要がなくなり、作業性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の天井構造によれば、天井部材と第1支持部材との相互間の間隙を埋める詰材を備えることにより、例えば、天井部材がずれることを防止することが可能となる。
請求項3に記載の天井構造によれば、詰材が防音性又は止水性を有することにより、例えば、天井構造の防音性又は防水性を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る天井構造を備える建築物の正面図である。 天井構造を備える建築物の側面図である。 天井構造の平面図である。 図3のA1-A1断面の断面図である。 施工中の天井構造の平面図である。 施工中の天井構造の平面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る天井構造の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建築物の天井構造に関する。
ここで、「建築物」とは、建築される物体であり、具体的には、少なくとも天井構造を備えるものであり、例えば、いわゆるアリーナ、体育館、オフィスビル、及び家屋等を含む概念である。「天井構造」とは、天井を構成する構造であり、例えば、天井部材、及び支持部材を備え、任意で詰材を備えるものである。
「天井部材」とは、天井を構成する部材であり、具体的には、防音性の部材であり、例えば、ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete:軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、天井構造側で作業を行うための作業床として機能するものである。「天井構造側で作業を行うための作業床」とは、例えば、天井構造自体の作業、あるいは、天井構造の周辺(上部又は下部)の作業を行う場合に作業員が載ったり、あるいは、工具又は器具等を載置したりするために用いられる床等を含む概念である。
「支持部材」とは、天井部材を支持する支持手段であり、具体的な構成は任意であるが、例えば、天井部材を上側から吊り下げる部材、天井部材を任意の方向から支持する部材等を含む概念である。「支持部材」とは、例えば、第1支持部材、及び第2支持部材を含む概念である。「第1支持部材」とは、例えば、建築物の一方側から他方側にわたって設けられている部材である。「第2支持部材」とは、例えば、第1支持部材に固定されており、且つ、第1支持部材と直交する方向にわたって設けられている部材であり、また、天井部材が載置される部材である。「第2支持部材」とは、例えば、第1支持部材の上側又は下側に固定されている部材である。
「詰材」とは、間隙に埋められるものであり、具体的には、第2支持部材が第1支持部材の下側に固定されており、且つ、天井部材が第1支持部材と隣接している場合において、少なくとも、天井部材と第1支持部材との相互間の間隙に埋められる部材である。「詰材」とは、例えば、防音性又は止水性のうちの少なくとも一方、あるいは、両方を有するものであり、一例としては、ゴム製又発泡スポンジ製のものを用いることができる。また、この「詰材」を構成する材料は任意であり、例えば、前述のゴム製又は発泡スポンジ製以外の任意の材料(一例としては、樹脂、あるいは、セメント等)にて構成されたものを用いることができる。なお、この「詰材」としては、例えば、防音性及び止水性の両方を有さずに単に間隙に埋められるものを用いてもよい。
そして、以下に示す実施の形態では、「建築物」がアリーナである場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る天井構造について説明する。図1は、本実施の形態に係る天井構造を備える建築物の正面図であり、図2は、天井構造を備える建築物の側面図であり、図3は、天井構造の平面図であり、図4は、図3のA1-A1断面の断面図である。
図1及び図2においては、説明の便宜上、建築物900の外部構造は輪郭を破線で図示しており、また、内部の天井構造100の周辺の部材を実線にて概略のみ図示している。また、図4においては、図3にて図示されていない天井構造100の上側(+Z方向)に設けられている屋根材800も図示されている。
また、以下の説明では、各図に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が鉛直方向であって、X方向及びY方向が鉛直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側(平面)と称し、-Z方向を下側(底面)と称して説明する。
図1及び図2に示すように、天井構造100は、例えばスポーツやイベント等が行われる屋根付きの建築物900の天井の構造であり、例えば、図3及び図4の天井部材1、上弦部材2、鋼材3、及び詰材4を備える。
(構成-天井部材)
図3及び図4の天井部材1は、建築物900の天井を構成する部材である。この天井部材1の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、ALC(軽量気泡コンクリート)製のものであり、また、天井構造100側で作業を行うための作業床として機能するものであり、また、複数の矩形の平板のパネル体により構成されているものであり、また、鋼材3に載置されているものである。
(構成-上弦部材)
図3及び図4の上弦部材2は、前述の支持手段であり、具体的には、第1支持手段である。この上弦部材2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1に示すように建築物900の一方側(-Y方向)から他方側(+Y方向)にわたって設けられている部材であり、また、金属製のものであり、また、図4に示すようにH鋼を用いて構成することができるものである。
(構成-鋼材)
図3及び図4の鋼材3は、前述の支持手段であり、具体的には、第2支持手段である。この鋼材3の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、上弦部材2に固定されており、且つ、上弦部材2と直交する方向(X軸方向)にわたって設けられている部材であり、また、図4に示すように上弦部材2の下側(-Z方向)に設けられている固定部31を介して、上弦部材2の下側(-Z方向)に固定されているものであり、また、金属製のものであり、また、鋼管を用いて構成することができるものである。
なお、「固定部」31とは、上弦部材2に対して鋼材3を固定するための固定手段である。この固定部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、上弦部材2の下端部に任意の固定手法(例えば、溶接又はボルト及びナット等を含む任意の固定手法)で固定されているものであり、鋼材3の端部を受けて支持し、当該鋼材3が固定されるように構成されているものである。
(構成-詰材)
図3及び図4の詰材4は、前述の詰材である。この詰材4の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、天井部材1と上弦部材2(具体的には図4フランジ部21)との間の間隙211に隙間なく埋められて詰められるものであり、また、防音性及び止水性を有するものであり、また、ゴム製のものである。
(施工手法)
次に、このようにして構成された天井構造100の施工手法について説明する。図5及び図6は、施工中の天井構造の平面図である。
まず、図1に示すように設けられている上弦部材2に対して、図5に示すように鋼材3を固定する。具体的には任意であるが、例えば、鋼材3を上弦部材2に対して直交し、且つ、当該上弦部材2の下側(-Z方向)に設けて図4の固定部31を用いて、任意の固定手法(例えば、ボルト及びナット等を含む任意の固定手法)で固定する。
次に、図6の天井部材1のパネル体を鋼材3に載置して設ける。具体的には任意であるが、例えば、まず、図6に示すように、相互に隣接している2本の鋼材3(図面最上段から1本目及び2本目の鋼材3、及び5本目及び6本目の鋼材3)のセットの間の鋼材3に囲まれる第1領域11、第2領域12、及び第3領域13のうちの、第1領域11及び第3領域13に天井部材1のパネル体を設ける。なお、この場合、図6に示すように、上弦部材2の近傍の1個分のパネル体を設ける前に、当該パネル体が設けられていない開口部を介して、前述の鋼材3を固定部31に対して緊結(例えば、ボルト及びナットを更に強固に締める等)した後に、第1領域11及び第3領域13の全体にわたって天井部材1のパネル体を設ける。次に、第2領域12にも天井部材1のパネル体を設ける。
次に、図3及び図4の詰材4を設ける。具体的には任意であるが、図4の天井部材1と上弦部材2のフランジ部21との間の間隙211に詰材4を隙間なく埋め、また、図3に示すように一部の天井部材1のパネル体相互間の隙間に詰材4を隙間なく埋めることにより、詰材4を設ける。これにて、天井構造100の施工が終了する。
(天井構造100側で作業を行うための作業床)
そして、このようにして施工される天井構造100については、作業床としても機能する。具体的には、例えば、天井構造100の施工後に当該天井構造100の上側(+Z方向)に不図示の水平ブレース、小梁、孫梁、あるいは、図4の屋根材800を施工することになるが、各部材(水平ブレース、小梁、孫梁、あるいは、図4の屋根材800)を施工するために、作業員が天井構造100の天井部材1に載って当該天井部材1を作業床として利用して前述の各部材を施工することが可能となる。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、天井部材1は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、天井構造100側で作業を行うための作業床であることにより、例えば、天井部材1がALC製となっており防音性を有しているので、吸音材、空気層、及び遮音材等を別途設ける作業を省略して作業工程を減らすることができ、天井構造100を施工する作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材1が作業床として機能するので、天井側で作業を行うために足場を別途架設することが不要となり、作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、作業工程を減らすことができるので、作業コストを減らすことが可能となる。また、例えば、作業者が、別途架設する足場ではなく作業床として機能する安定した天井部材1に載って作業を行うことができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井側での作業中に作業者が工具等を落とした場合であっても、作業床として機能する天井部材1で受け止められるので、当該天井部材1よりも下側(-Z方向)に落下物が落下する危険性を除去することができ、安全性を向上させることが可能となる。
また、天井部材1が鋼材3に載置されていることにより、例えば、天井部材1が落下することを確実に防止することができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材1を鋼材3の上側(+Z方向)から敷き詰めることにより、天井構造100を施工することができるので、作業者が天井部材1を下側(-Z方向)から支える必要がなくなり、作業性を向上させることが可能となる。
また、天井部材1と上弦部材2との相互間の間隙211を埋める詰材4を備えることにより、例えば、天井部材1がずれることを防止することが可能となる。
また、詰材4が防音性又は止水性を有することにより、例えば、天井構造100の防音性又は防水性を向上させることが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(天井部材について)
また、上記実施の形態では、図6に示すように、天井部材1の一部のパネル体を配置した後に、開口部を介して鋼材3を固定部31に対して緊結し、この後に当該パネル体を全て配置する場合を例示したが、これに限らず、鋼材3を最初から強固に固定しておき、天井部材1のパネル体を一方の上弦部材2側から他方の上弦部材2側に向かって順次配置してもよい。
また、天井部材1のパネル体の形状を任意に変更してもよく、例えば、当該パネル体を三角形、五角形、あるいは、円形等にしてもよい。
また、天井部材1のパネル体として、大型重機等を用いて比較的大きなサイズのものを取り扱い可能である場合、1個のパネル体のサイズを大きくしてもよい。
(仮止め手段について)
また、上記実施の形態の図6の鋼材3に対して天井部材1のパネル体を仮止め可能としてもよい。具体的には、鋼材3の上面の一部に粘着テープ等を張り付けて、当該粘着テープにてパネル体を鋼材3に仮止め可能にしてもよい。
(付記)
付記1の天井構造は、建築物の天井構造であって、防音性の天井部材と、前記天井部材を支持する支持部材と、を備え、前記天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、前記天井構造側で作業を行うための作業床である。
付記2の天井構造は、付記1に記載の天井構造において、前記支持部材は、前記建築物の一方側から他方側にわたって設けられている第1支持部材と、前記第1支持部材に固定されており、且つ、前記第1支持部材と直交する方向にわたって設けられている第2支持部材と、を備え、前記天井部材は、前記第2支持部材に載置されている。
付記3の天井構造は、付記2に記載の天井構造において、前記第2支持部材は、前記第1支持部材の下側に固定されており、前記天井部材は、前記第1支持部材と隣接しており、前記天井構造は、前記天井部材と前記第1支持部材との相互間の間隙を埋める詰材、を備える。
付記4の天井構造は、付記3に記載の天井構造において、前記詰材は、防音性又は止水性を有する。
(付記の効果)
付記1に記載の天井構造によれば、天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、天井構造側で作業を行うための作業床であることにより、例えば、天井部材がALC製となっており防音性を有しているので、吸音材、空気層、及び遮音材等を別途設ける作業を省略して作業工程を減らすることができ、天井構造を施工する作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材が作業床として機能するので、天井側で作業を行うために足場を別途架設することが不要となり、作業性を向上させることが可能となる。また、例えば、作業工程を減らすことができるので、作業コストを減らすことが可能となる。また、例えば、作業者が、別途架設する足場ではなく作業床として機能する安定した天井部材に載って作業を行うことができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井側での作業中に作業者が工具等を落とした場合であっても、作業床として機能する天井部材で受け止められるので、当該天井部材よりも下側に落下物が落下する危険性を除去することができ、安全性を向上させることが可能となる。
付記2に記載の天井構造によれば、天井部材が第2支持部材に載置されていることにより、例えば、天井部材が落下することを確実に防止することができるので、安全性を向上させることが可能となる。また、例えば、天井部材を第2支持部材の上側から敷き詰めることにより、天井構造を施工することができるので、作業者が天井部材を下側から支える必要がなくなり、作業性を向上させることが可能となる。
付記3に記載の天井構造によれば、天井部材と第1支持部材との相互間の間隙を埋める詰材を備えることにより、例えば、天井部材がずれることを防止することが可能となる。
付記4に記載の天井構造によれば、詰材が防音性又は止水性を有することにより、例えば、天井構造の防音性又は防水性を向上させることが可能となる。
1 天井部材
2 上弦部材
3 鋼材
4 詰材
11 第1領域
12 第2領域
13 第3領域
21 フランジ部
31 固定部
100 天井構造
211 間隙
800 屋根材
900 建築物

Claims (5)

  1. 建築物の天井構造であって、
    防音性の天井部材と、
    前記天井部材を支持する支持部材と、を備え、
    前記天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、前記天井構造側で作業を行うための作業床であり、
    前記支持部材は、
    前記建築物の一方側から他方側にわたって設けられている第1支持部材と、
    前記第1支持部材に固定されており、且つ、前記第1支持部材と直交する方向にわたって設けられている第2支持部材と、を備え、
    前記天井部材は、前記第2支持部材に載置されており、
    前記天井部材は、前記第1支持部材には載置されていない、
    天井構造。
  2. 前記第2支持部材は、前記第1支持部材の下側に固定されており、
    前記天井部材は、水平方向において間隙を介して前記第1支持部材と隣接しており、
    前記天井構造は、
    前記天井部材と前記第1支持部材との相互間の前記間隙を埋める詰材、を備える、
    請求項に記載の天井構造。
  3. 前記詰材は、防音性又は止水性を有する、
    請求項に記載の天井構造。
  4. 前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を固定するための固定部、を備え、
    前記固定部は、前記第1支持部材の下部に固定されており、且つ、前記第2支持部材の端部を支持する、
    請求項2又は3に記載の天井構造。
  5. 建築物の天井構造の施工方法であって、
    前記天井構造は、
    防音性の天井部材と、
    前記天井部材を支持する支持部材と、を備え、
    前記天井部材は、ALC(軽量気泡コンクリート)製であり、且つ、前記天井構造側で作業を行うための作業床であり、
    前記支持部材は、
    前記建築物の一方側から他方側にわたって設けられている第1支持部材と、
    前記第1支持部材に固定される第2支持部材と、を備え、
    前記施工方法は、
    前記第1支持部材と直交する方向にわたって設けられるように、前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を固定するステップと、
    前記第1支持部材に固定された前記第2支持部材に対して、前記天井部材を載置するステップと、を含む、
    施工方法。
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