JP7029891B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明はゴルフクラブヘッドに関する。
フェース部にスコアラインよりも細かい溝や凹凸を形成したゴルフクラブヘッドが提案されている(特許文献1~8)。こうした溝等は打球のスピン量の増大又は雨天時等におけるスピン量の低減防止に有効である。
米国特許出願公開第2011/269567号明細書 特開2015-107227号公報 特許第04946158号公報 特許第04946160号公報 米国特許第8979670号明細書 米国特許第9308422号明細書 特開2011-056099号公報 米国特許出願公開第2006/025233号明細書
しかし、従来のゴルフクラブヘッドはフェース部上の排水性と打球のスピン量の点で改善の余地がある。
本発明の目的は、フェース部上の排水性と打球のスピン量の改善を図ることにある。
本発明によれば、
フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
前記フェース部に形成された複数のスコアラインと、
前記フェース部に形成され、トウ-ヒール方向に延びる複数の第一の溝と、
前記フェース部に形成された複数の第二の溝と、を備え、
前記第一の溝は前記スコアラインと平行に延び、
前記第一の溝は、深さD1及びその延設方向に直交する方向の幅W1を有し、
前記第二の溝は、深さD2及びその延設方向に直交する方向の幅W2を有し、
W1>D1、
W2<D2、
D1<D2、である、
ことを特徴とするゴルフクラブヘッドが提供される。
本発明によれば、フェース部上の排水性と打球のスピン量の改善を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの外観図及び部分拡大図。 図1のゴルフクラブヘッドの部分断面斜視図。 (A)及び(B)は図1のゴルフクラブヘッドの断面図。 (A)は図3(A)のX部拡大図、(B)は図3(B)のY部拡大図。 (A)~(C)は溝の別例を示す図。 (A)及び(B)は溝の他の形態例を示す図。 (A)~(C)は製造方法の例を示す図。
図1は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドAの外観図及び部分拡大図である。同図の例はアイアン型のゴルフクラブヘッドに本発明を適用した例を示す。本発明は、アイアン型のゴルフクラブヘッド、特に、ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジ型のゴルフクラブヘッドに好適である。具体的には、ロフト角が30度以上70度以下、ヘッド重量が240g以上320g以下のゴルフクラブヘッドの製造に好適である。しかし、本発明はウッド型やユーティリティー型(ハイブリッド型)のゴルフクラブヘッドにも適用可能である。
ゴルフクラブヘッドAは、フェース部1及びホゼル部5を備える。フェース部1はゴルフボールを打撃する打撃面を形成する。ホゼル部5には不図示のシャフトが装着される。図1において、矢印d2はトウ-ヒール方向を示し、Tはトウ側、Hはヒール側を示している。矢印d1はトウ-ヒール方向と直交する方向であって、打撃面に沿う方向を示している。UはヘッドAのソール部を接地した時の上側、LはヘッドAのソール部を接地した時の下側を示している。
フェース部1には複数のスコアライン2、複数の溝3及び複数の溝4が形成されている。複数の溝3及び溝4はスコアライン2とは寸法が異なる溝であり、本実施形態の場合、スコアライン2よりも細い溝である。以下、溝3及び溝4のことを細溝3、細溝4と呼ぶ場合がある。
図1~図4を参照してスコアライン2、細溝3及び細溝4について説明する。図2はゴルフクラブヘッドAの部分断面斜視図であり、d1方向及びd2方向の切断面で切断したフェース部1の一部を示している。図3(A)は図1のI-I線に沿うゴルフクラブヘッドAの断面図、図3(B)は図3(A)のII-II線に沿うゴルフクラブヘッドAの断面図である。図4(A)は図3(A)のX部拡大図、図4(B)は図3(B)のY部拡大図である。
複数のスコアライン2は、互いに平行にd1方向に配列されている。各々のスコアライン2はd2方向に延設された直線状の溝である。本実施形態の場合、各々のスコアライン2の配設間隔(ピッチ)は等間隔(等ピッチ)であるが、配設間隔が異なっていてもよい。本実施形態において、スコアライン2の断面形状は、その長手方向の両端部(トウ側端部、ヒール側端部)を除き、同じである。また、各々のスコアライン2の断面形状は同じである。
スコアライン2は、一対の側壁(側部)21と、底壁(底部)22とを有し、その断面形状はd1方向の中心線に対して対称な台形状に形成されている。なお、スコアライン2の断面形状は台形状に限られず、V字状等、他の形状でもよい。スコアライン2の縁部23には丸みが形成されている。丸みの半径は例えば、0.05mm以上0.3mm以下である。
スコアライン2の深さ(底壁22とフェース部1の表面との距離)Dsは0.3mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、ルールを充足する点で、深さDsは0.5mm以下とする。スコアライン2の幅(30度測定法による幅)Wsは0.6mm以上が好ましい。ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、ルールを充足する点で、幅Wsは0.9mm以下とする。
細溝3及び細溝4は、スコアライン2よりも幅(W1、W2)及び深さ(D1、D2)において小さい溝であり、隣接するスコアライン2間の各領域に形成されている。本実施形態の場合、細溝3はd2方向に延設された直線状の溝であり、スコアライン2と平行に形成されている。ここで細溝3とスコアライン2とが平行とは、製造上の誤差等の理由から、これらの無限延長線の交差角が0度±2度の範囲を含んでいてよい。細溝3の長さは、その細溝3に最も近いスコアライン2の長さ以上であってもよい。本実施形態の場合、各細溝3は途中で途切れることの無い1本の溝であるが、複数の細溝3のうちの一部又は全部が、部分的に途切れていてもよい。
本実施形態の場合、細溝4はスコアライン2と直交する方向(d1方向)に延設された直線状の溝である。ここでスコアライン2と直交する方向とは、製造上の誤差等の理由から、細溝4の延長線とスコアライン2との交差角が、90度±2度の範囲を含んでいてよい。細溝4の長さは、スコアライン2に進入しない範囲で、隣接するスコアライン2の間の離間距離(スコアライン2のピッチ)に近い長さであってもよい。本実施形態の場合、各細溝4は途中で途切れることの無い1本の溝であるが、複数の細溝4のうちの一部又は全部が、部分的に途切れていてもよい。
本実施形態の場合、細溝3と細溝4とは互いに直交して交差し、溝内の空間が互いに連通している。しかし、細溝3と細溝4とが連通しない構成も採用可能である。
細溝3は深さD1及び幅W1を有する。深さD1は、細溝3の最深部とフェース部1の表面との距離である。幅W1は細溝3の延設方向(ここではd2方向)と直交する方向の細溝3の両縁間の距離である。本実施形態の場合、深さD1と幅W1との関係は、W1>D1である。つまり、細溝3の切断面形状(溝の延設方向と直交する方向を切断面とする。以下細溝4についても同じ。)は深さD1よりも幅W1の方が長い、比較的扁平な形状を有している。これにより打撃時にゴルフボールの表面が細溝3内に食い込み易くなり、スピン量を増大することができる。特に、本実施形態の場合、細溝3がd2方向に延設されていることから、d1方向で細溝3の上側の縁がゴルフボールに引っ掛かりやすくなり、打球のスピン量を増大できる。
深さD1は例えば10μm以上30μm以下である。競技用ゴルフクラブヘッドでは、打撃面の表面粗さについて一定の制約があり、最大高さ(Ry)が25μm以下である。したがって、ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、深さD1は10μm以上25μm以下である。幅W1は例えば100μm以上800μm以下、好ましくは200μm以上600μm以下である。深さD1と幅W1との比率は、例えば、D1:W1=1:3.4~1:80の範囲内である。隣接する細溝3間のピッチは、等ピッチであってもよいし、異ピッチであってもよい。ピッチは例えば100μm以上1500μm以下、好ましくは200μm以上1000μm以下である。
本実施形態の場合、細溝3の切断面形状は、その底部の輪郭が円弧形状または楕円弧形状とされたU字型としている。細溝3がU字型の切断面形状を有することで、細溝3のd1方向で両側の縁を比較的鋭角に形成でき、打撃時にゴルフボールのスピン量を増大することができる。細溝3の切断面形状はU字型に限られず、例えば三角形状、矩形状、台形状等でもよい。
細溝4は深さD2及び幅W2を有する。深さD2は、細溝4の最深部とフェース部1の表面との距離である。幅W2は細溝4の延設方向(ここではd1方向)と直交する方向の細溝4の両縁間の距離である。本実施形態の場合、深さD2と幅W2との関係は、W2<D2である。つまり、細溝4の切断面形状は幅W2よりも深さD2の方が長い、比較的深さ方向の細長い形状を有している。これにより毛細管現象が働きやすくなり、フェース部1上の水が細溝4内に排水されやすくなり、雨天時等においてバックスピン量の低減抑制効果が向上する。
深さD2は例えば11μm以上50μm以下であり、ゴルフクラブヘッドAを競技用とする場合、打撃面の表面粗さのルールの点で、深さD2は25μm以下である。幅W2は例えば10μm以上49μm以下、好ましくは15μm以上30μm以下である。深さD2と幅W2との比率は、例えば、D2:W2=1:0.2~1:0.98の範囲内である。隣接する細溝4間のピッチは、等ピッチであってもよいし、異ピッチであってもよい。ピッチは例えば300μm以上1000μm以下、好ましくは400μm以上800μm以下である。
本実施形態の場合、細溝4の切断面形状は三角形状、特に二等辺三角形状(V字型)としている。細溝4が二等辺三角形状の切断面形状を有することで、より狭い水路を形成することができ、毛細管現象を働きやすくさせることに加えて、芝等のゴミが細溝4に詰まりにくくすることができる。細溝4の切断面形状は三角形状に限られず、例えば矩形状、台形状等でもよい。
細溝3と細溝4の寸法関係について比較する。本実施形態の場合、細溝3の切断面の断面積S1と、細溝4の切断面の断面積S2との関係はS1>S2としている。相対的に断面積S1が大きいことでゴルフボールの食い込みを良くし、相対的に断面積S2が小さいことで毛細管現象による排水性を向上できる。断面積S1と断面積S2との比率は、例えば、S1:S2=1:0.004~1:0.99の範囲内である。同様の視点で、幅W1と幅W2との関係は、W1>W2とすることが好ましく、幅W1と幅W2との比率は例えば、W1:W2=1:0.013~1:0.49の範囲内であることが好ましい。また、深さD1と深さD2との関係はD1<D2であることが好ましく、深さD1と深さD2との比率は例えば、D1:D2=1:1.03~1:3の範囲内である。
このように本実施形態では、幅と深さの関係が異なる二種類の細溝3及び4を形成したことで、バックスピン量の増大と、排水性向上による雨天時等のバックスピン量の低減抑制効果とを両立することができる。つまりフェース部1上の排水性と打球のスピン量の改善を図ることができる。
図5(A)~図5(C)を参照して細溝3及び細溝4の他の形態例について説明する。図1の例では細溝3をスコアライン2と平行な溝としたが、スコアライン2に対して傾斜した溝であってもよい。図5(A)はその一例を示しており、同図の細溝3はスコアライン2に対して傾斜している。細溝3の傾斜の方向は、フェース部1を開いてアドレスした場合に、飛球線方向と細溝3との交差角が90度に近くなる方向であってもよい。図示しないが細溝4がd1方向から傾斜していてもよい。
次に、図1の例では細溝3を直線状のスコアライン2と平行な溝としたが、d2方向に湾曲しながら延びる溝であってもよいし、d2方向に曲折しながら延びる溝であってもよい。図5(B)はその一例を示しており、同図の細溝3は波型に繰り返し湾曲しながらd2方向に延設されている。図示しないが細溝4が湾曲または屈曲しながらd1方向に延設されてもよい。
次に、図1の例では細溝3に対して細溝4を直交する方向に延設したが、傾斜していてもよいし、平行であってもよい。図5(C)はその一例を示している。同図の細溝4はd2方向に延設されており、細溝3と平行に延びている。細溝3と細溝4とはd1方向に交互に形成されているが、d1方向に複数の細溝3が連続して形成されてもよく、逆に、d1方向に複数の細溝4が連続して形成されてもよい。
図6(A)及び図6(B)を参照して細溝3の他の形態例について説明する。図2及び図3(A)の例ではd1方向に隣接する細溝3間に平らな部分を介在させたが、d1方向に細溝3を、平らな部分を介在させずに連続して形成してもよい。図6(A)はその一例を示す。図6(A)の例では細溝3のd1方向のピッチを細溝3の幅W1と一致させている。このためd1方向に隣接する細溝3間に平らな部分が無い。この例では細溝3の数を増やすことができるとともに、d1方向に隣接する細溝3の境界部分が鋭い凸部となり、ゴルフボールのスピン量を増加することができる。
図6(B)は細溝3の他の断面形状を例示しており、同図の例は三角形状、特に、三つの内角がそれぞれ異なる不等辺三角形状としている。同図の例では、d1方向で上側の縁部3aが鋭角に形成されるため、打撃時にゴルフボールへのひっかかりがよくなり、スピン量を増加することができる。
次に、細溝3や細溝4の形成方法について説明する。ゴルフクラブヘッドAは、例えば、細溝3及び細溝4の無い一次成形品を鍛造や鋳造により製造する。次に一次成形品に細溝3及び細溝4を形成する。その後、塗装や表面処理を行ってゴルフクラブヘッドAが完成する。一次成形品はスコアライン2が形成されたものであってもよいし、形成されていないものであってもよい。一次成形品にスコアライン2が無い場合、細溝3及び細溝4の形成時にスコアライン2も形成することができる。一次成形品は、単一部材であっても複数部材であってもよい。複数部材とする場合は、例えば、フェース部1を形成するフェース形成部材と、フェース部1以外の部分を形成するヘッド本体と、から一次成形品が構成されてもよい。この場合、フェース形成部材に細溝3及び細溝4を形成したのち、フェース形成部材とヘッド本体との組立てを行ってもよい。
細溝3及び細溝4はレーザー加工や切削加工により形成することができる。図7(A)及び図7(B)はレーザー加工により細溝3及び細溝4を形成する場合を例示している。細溝3及び細溝4が未形成の一次成形品A'は、治具100を介して不図示のレーザー照射装置に固定される。レーザー照射装置はレーザー光の照射部101を有する。そして、フェース部1に照射部101によりレーザー光を照射しながら、フェース部1(一次成形品A')又は照射部101をd2方向に相対的に移動して細溝3を形成する。また、フェース部1に照射部101によりレーザー光を照射しながら、フェース部1(一次成形品A')又は照射部101をd1方向に相対的に移動して細溝4を形成する。なお、細溝4を形成した後に細溝3を形成してもよく、細溝3と細溝4を形成する順番は限定されない。
(C)は切削加工により細溝3及び細溝4を形成する場合を例示している。一次成形品A'は、治具100を介してNCフライス盤に固定される。NCフライス盤は、Z軸回りに回転駆動されるスピンドル102を有し、スピンドル102の下端には切削ツール(エンドミル)103が取り付けられている。レーザー加工の場合と同様に、フェース部1(一次成形品A’)又は切削ツール103を、d2方向に相対的に移動して細溝3を形成する。また、フェース部1(一次成形品A’)又は切削ツール103を、d1方向に相対的に移動して細溝4を形成する。
なお、細溝3と細溝4とで形成方法を異ならせてもよい。例えば、細溝3は切削加工で形成し、細溝4はレーザー加工で形成してもよい。細溝4はパルス幅の短いレーザーによるレーザー加工が好ましく、これにより、レーザー照射による熱的影響が抑えられ、幅W2がより狭い溝を形成し易い場合がある。
なお、細溝3及び細溝4の形成後、フェース部1の硬度を硬くする表面処理を行うことが好ましい。このような表面処理としては、浸炭処理、窒化処理、軟窒化処理、PVD(Physical Vapor Deposition)処理、イオンプレーティング、DLC(ダイヤモンド ライク カーボン)処理、めっき処理等が挙げられる。特に、浸炭処理や窒化処理といった、表面に別の金属層を形成せず、表面を改質する表面処理が好ましい。
A ゴルフクラブヘッド、1 フェース部、2 スコアライン、3 細溝、4 細溝

Claims (6)

  1. フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部に形成された複数のスコアラインと、
    前記フェース部に形成され、トウ-ヒール方向に延びる複数の第一の溝と、
    前記フェース部に形成された複数の第二の溝と、を備え、
    前記第一の溝は前記スコアラインと平行に延び、
    前記第一の溝は、深さD1及びその延設方向に直交する方向の幅W1を有し、
    前記第二の溝は、深さD2及びその延設方向に直交する方向の幅W2を有し、
    W1>D1、
    W2<D2、
    D1<D2、である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. フェース部を含むゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部に形成された複数のスコアラインと、
    前記フェース部に形成され、トウ-ヒール方向に延びる複数の第一の溝と、
    前記フェース部に形成され、前記スコアラインと直交する方向に延びる複数の第二の溝と、を備え、
    前記第一の溝は、深さD1及びその延設方向に直交する方向の幅W1を有し、
    前記第二の溝は、深さD2及びその延設方向に直交する方向の幅W2を有し、
    W1>D1、
    W2<D2、である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第一の溝の、その延設方向に直交する方向の切断面形状が不等辺三角形状であり、
    前記第二の溝の、その延設方向に直交する方向の切断面形状が二等辺三角形状である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第一の溝の、その延設方向に直交する方向の切断面の断面積をS1とし、
    前記第二の溝の、その延設方向に直交する方向の切断面の断面積をS2とすると、
    S1>S2、である、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項1に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第二の溝は前記スコアラインと直交する方向に延びる、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項に記載のゴルフクラブヘッドであって、
    前記第一の溝は前記スコアラインと平行に延びる、
    ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
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