JP7025350B2 - 三環式ヘテロシリック誘導体 - Google Patents

三環式ヘテロシリック誘導体 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、価値のある性質、特に医薬の調製について使用され得る性質を有する新規な化合物の発見の目的を有した。
本発明は、ATR(血管拡張性失調症変異およびRed3関連キナーゼ)を阻害する、8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラ-デカ-2,4,6-トリエン誘導体に関連する。したがって本発明の化合物は、がんなどの疾患を処置することに役立つ。
本発明はまた、これらの化合物、これらの化合物を含む医薬組成物の調製についての方法、およびこれらの化合物を含む医薬組成物を利用した疾患の処置の方法を提供する。
本発明の三環式化学物質は、ATRを阻害し、特にがんの治療において多くの治療的適用を有する。
がんは、多種多様の異なる組織の制御されていない細胞成長の結果である。多くの場合において、新たな細胞は、現存の組織に入り込み、または離れた器官に転移する。がんは、多種多様な器官において生じ、しばしばある意味では組織特異的に進行する。一般名称としての「がん」という用語は、異なる器官、組織および細胞の種類の定義された疾患の大きな群について説明する。
2008年に、世界中で1200万人を超える人々ががんと診断された。同年、約750万人の死が、これらの疾患の結果であると推測された(Globocan 2008 Report)。米国単独で、2012年に、160万を超える新たな事例および500000人を超える死者ががんによると予見されていた。これらの新たな事例の大多数は、結腸がん(~100000)、肺がん(~230000)、乳がん(~230000)および前立腺がん(~240000)に関連している(American Cancer Society, Cancer Facts and Figures 2012)。
化学療法剤および電離放射線を包含する、多くの最新のがんの処置は、DNA損傷および複製フォークの停止を誘導し、それによって細胞周期チェックポイントの活性化経路および細胞周期停止を先導する。様々な研究は、この応答ががん細胞が処置を生き延びることに役立つ重要なメカニズムであると示している。これらの発見は、DNA損傷応答シグナル経路を標的とする薬剤の開発を促した。
ATRは、ホスファチジルイノシトールキナーゼ関連キナーゼ(PIKK)タンパク質ファミリーの一員であり、多種多様なDNA損傷事象により活性化されている。特に、ATRは、一本鎖DNA(ssDNA)の病理学的蓄積を表す、複製ストレス(RS)への応答を調整するために必須である。ssDNAの組み換え本質は、がんの顕著な特徴である染色体再編を先導する。RSへの応答において、CHK1のリン酸化によって、ATRは細胞周期のS期およびG2/M期の停止のきっかけとなる。
ATRチェックポイント応答が、がん遺伝子の活性化の結果としてRSを受けた前がん細胞の拡大を制限するだろうことにより、ATRは、がんの発達を妨げ得る。さらにATR-CHK1チェックポイント経路が、RS後の細胞の生存を確実にするために働くために、正常および頑健なATR-CHK1チェックポイントは、化学療法の抵抗メカニズムになるだろうし、がん細胞が高い内因性レベルのRSで生き延びさせるだろう。
ATR-CHK1経路の阻害成分は、潜在的に複製インヒビターの有効性を高める。加えて、ATR阻害は、発がん遺伝子を発現させるまたは腫瘍抑制遺伝子を欠損するなどの高いレベルのRSを伴う細胞に対して特に有毒であるだろう。これらの細胞において、ATR活性の強い制限(例えば、ATRインヒビターの使用による)は、細胞死を先導する致死量のRSを生じるだろう。
この方法での細胞への感作の潜在的な利点は、複製インヒビターの濃度を低くする能力であるだろう。正常な細胞が、同じ程度まで感作されていない場合に、これは、とりわけ血液学的および胃腸器官システムへの減らされた毒性をもたらすだろう。がん細胞死を引き起こす複製インヒビターの特異性は、形質転換されていない細胞が、腫瘍細胞よりもより頑健なSおよびG2チェックポイントを有しているという事実により、支援されるだろう。例えば、多くのがんが、p53またはp53経路の他の成分に変異を有し、細胞周期の停止、ならびに修復および生存を提供するSおよびG2チェックポイントへの信用に至る。SおよびG2チェックポイントの阻害は、次いで優先的にこれらのp53欠損腫瘍細胞を殺すだろう。
本明細書における明白に以前に発行された文書のリストまたは検討は、文書が最先端である、または技術常識であるという承認として必然的に受け取られるべきではない。
強力なATRのインヒビターには、欠陥がある。したがって、臨床用途またはATR応答のさらなる研究のためのATRを選択的に阻害する化学物質の必要性が存在している。
三環式ピリミジンコア上の(R)メチル基が、ATR阻害効能を著しく改善することが発見された。さらに、5’置換アザインドールは、ATR効能を改善し、hERG活性を減少させ得る。
8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラ-デカ-2,4,6-トリエンコア上の(R)メチル基は、著しく細胞のATR効能を改善する。
本発明の化合物およびそれらの塩は、良好な耐容性を示しながら、極めて有用な薬理学的特性を有することが見出された。
宿主または患者は、あらゆる哺乳動物種、例えば霊長類種、特にヒト;マウス、ラットおよびハムスターを含むげっ歯動物;ウサギ;ウマ、ウシ、イヌ、ネコなどに属し得る。動物モデルは、実験的調査のための対象であり、ヒト疾患の処置のためのモデルを提供する。
本発明の化合物による処置に対する特定の細胞の感受性を、in vitro試験によって決定することができる。典型的には、細胞の培養物を、様々な濃度での本発明の化合物と、抗IgM等の活性剤が、表面マーカーの発現等の細胞応答を誘導することを可能にするのに十分である期間、通常約1時間~1週間にわたって、組み合わせる。in vitro試験を、血液または生検試料から培養した細胞を使用して行うことができる。発現した表面マーカーの量を、マーカーを認識する特定の抗体を使用するフローサイトメトリーによって評価する。
用量は、使用する特定の化合物、特定の疾患、患者の状態などに依存して変化する。治療的用量は、典型的には、患者のバイアビリティを維持しつつ、標的組織中の望ましくない細胞集団を縮小させるのに相当に十分である。処置を、一般的に、相当な低減、例えば細胞負荷における少なくとも約50%の低減が生じるまで継続し、本質的に、望ましくない細胞が身体においてもはや検出されなくなるまで継続してもよい。
従来技術
他の8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラ-デカ-2,4,6-トリエン誘導体が、WO2014/140644においてATRインヒビターとして記載されている。
発明の概要
本発明は式I
Figure 0007025350000001

式中、
は、C(CHSOA’、CHOSOA’、C(CHOH、-[C(RHet、または1-メチルスルホニル-シクロプロパ-1-イルを示し、
は、Het、NR(CH2)nHet、Ar、CONHHet、COHetまたはCONHAを示し、
は、HまたはA’を示し、
Hetは、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルまたはピリジルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはCOOH、COOA’、CHOH、CHOA’もしくはAにより一置換されており、
Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニルまたは1,3-ジヒドロ-2ラムダ6-2,2,ジオキソ-1-ベンゾチアゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはHal、A’、-[C(ROR、CONH、SOフェニル、ベンジル、CN、-[C(RNH、-[C(RNHA、オキセタニル-NH-および/もしくはNHCOAにより一置換または二置換されており、
Hetは、トリアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラゾリルまたはピロリジニルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたは-[C(ROR、-[C(RNHもしくは=Oにより一置換されており、
Arは、-[C(ROR、イミダゾリル、-[C(RNH、ピラゾリル、アジリジニルまたはオキセタニルにより一置換されたフェニルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたは-[C(RORもしくは-[C(RNHにより一置換されていてもよく、
Aは、1~6個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~7個のH原子は、OH、F、Clおよび/またはBrにより置き換えられていてもよく、ならびに/またはここで1または2個の非隣接CH基が、Oおよび/もしくはNH基に置き換えられていてもよく、
A’は1~4個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0、1、2または3を示す化合物
で表される化合物、ならびにあらゆる比率でのそれらの混合物を包含する、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体に関する。
本発明はまた、これらの化合物の光学的に活性な形態(立体異性体)、鏡像異性体、ラセミ体、ジアステレオマー、ならびに、水和物および溶媒和物に関する。
さらに、本発明は、式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る誘導体に関する。
化合物の溶媒和物という用語は、それらの相互の引力に起因して形成する不活性溶媒分子の化合物上への付加物(adduction)を意味するものと解釈される。溶媒和物は、例えば、一水和物もしくは二水和物またはアルコキシドである。
本発明はまた、塩の溶媒和物にも関することが、理解される。
薬学的に許容し得る誘導体という用語は、例えば、本発明の化合物の塩、またいわゆるプロドラッグ化合物をも意味するものと解釈される。
本明細書中で使用されるとおりであって、別段の指示がない限り、用語「プロドラッグ」は、活性化合物、特に式Iで表される化合物を提供するため、加水分解、酸化することができるか、または、そうでなければ生物学的条件(in vitroまたはin vivo)の下、反応することができる式Iで表される化合物の誘導体を意味する。プロドラッグの例は、生体加水分解可能な(biohydrolyzable)部分、例えば、生体加水分解可能なアミド、生体加水分解可能なエステル、生体加水分解可能なカルバマート、生体加水分解可能なカルボナート、生体加水分解可能なウレイドおよび生体加水分解可能なホスファート類似体を含む式Iで表される化合物の誘導体および代謝産物を含むが、それらには限定されない。
ある態様において、カルボキシル官能基を有する化合物のプロドラッグは、カルボン酸の低級アルキルエステルである。カルボン酸エステルは、分子上に存在するカルボン酸部分のいずれもエステル化することにより好都合に生成する。プロドラッグを、典型的には、周知の方法、例えばBurger 's Medicinal Chemistry and Drug Discovery、第6版(Donald J. Abraham編、2001, Wiley)およびDesign and Application of Prodrugs(H.Bundgaard編、1985, Harwood Academic Publishers Gmfh)によって記載されている方法を使用して製造することができる。
「有効量」の表現は、組織、系、動物またはヒトにおいて、例えば研究者または医師によって求められているか、もしくは所望されている生物学的または薬学的な応答を引き起こさせる、医薬あるいは薬学的に活性な成分の量を示す。
加えて、「治療的有効量」の表現は、この量を施与されていない対応する対象と比較して、以下の結果:
疾患、症候群、状態、愁訴、障害もしくは副作用の改善された処置、治癒、防止または解消、あるいはまた疾患、愁訴もしくは障害の進行の低減
を有する量を示す。
表現「治療的有効量」はまた、正常な生理学的機能を増大させるのに有効である量をも包含する。
本発明はまた、式Iで表される化合物の混合物、例えば比率1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:10、1:100または1:1000における、例えば2種のジアステレオマーの混合物の使用に関する。
これらは、特に好ましくは立体異性の化合物の混合物である。
「互変異性体」は、互いに平衡にある化合物の異性体の形態を指す。異性体の形態の濃度は、化合物が見出される環境に依存し、例えば化合物が固体であるか、または有機溶液中もしくは水溶液中にあるかに依存して異なり得る。
本発明は、
a)
式II
Figure 0007025350000002

式中、Rが、請求項1において指し示された意味を有し、
およびXはClもしくはBrを示す、
で表される化合物と、
式III
Figure 0007025350000003

式中、Rが、請求項1において指し示された意味を有し、
およびLは、H、ボロン酸もしくはボロン酸エステル基を示す、
で表される化合物とを反応させる
または
b)
式IIb
Figure 0007025350000004

式中、Rが、請求項1において指し示された意味を有し、およびRが、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示す、
で表される化合物と、
式III
Figure 0007025350000005

式中、Rが、請求項1において指し示された意味を有し、
およびXが、Cl、BrまたはIを示す、
で表される化合物とを反応させる、
ならびに/または
式Iで表わされる塩基または酸を、その塩の1種に変換する、
ことを特徴とした、式Iで表される化合物、ならびにそれらの塩ならびに式Iで表される化合物およびそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体の調製のための方法に関する。
以上以下、ラジカルRおよびRは、他に明確に述べない限り式Iについて示した意味を有する。
Aは、アルキルを示し、これは、非分枝状(直鎖状)または分枝状であり、1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有する。Aは、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチルまたはtert-ブチル、さらにまたペンチル、1-、2-または3-メチルブチル、1,1-、1,2-または2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1-、2-、3-または4-メチルペンチル、1,1-、1,2-、1,3-、2,2-、2,3-または3,3-ジメチルブチル、1-または2-エチルブチル、1-エチル-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピル、1,1,2-または1,2,2-トリメチルプロピル、さらに好ましくは、例えばトリフルオロメチルを示す。
Aは、極めて特に好ましくは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルまたは1,1,1-トリフルオロエチルを示す。
さらに、Aは、好ましくはCHOCH、CHCHOHまたはCHCHOCHを示す。
A’は、アルキルを示し、これは、非分枝(直鎖状)または分枝鎖であり、1、2、3または4個のC原子を有する。A’は、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチルまたはtert-ブチルを示す。
は、好ましくはC(CH)SOCH、CHOSOCH、C(CH)2OH、-[C(RHetまたは1-メチルスルホニル-シクロプロパ-1-イルを示し、最も好ましくは、C(CHSOCHまたはC(CHOHを示す。
は、好ましくはHetを示す。
は、好ましくはHまたはCHを示し、最も好ましくはHを示す。
複素環置換基ピリジル=ピリジニル。
Hetは、好ましくはイミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルまたはピリジルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるか、またはCOOHまたはCOOCHにより一置換されている。
Hetは、最も好ましくは非置換であるかまたはCOOHもしくはCOOCHにより一置換されているトリアゾリルを示す。
Hetは、好ましくは1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、Hal、-[C(RNHおよび/または-[C(RNHAにより一置換または二置換されている。
Hetは、最も好ましくは1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニルまたはベンゾイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはHal、NHCOA’、-[C(RNHもしくは-[C(RNHA’により一置換されている。
本発明の全体にわたって、1回よりも多く出現するすべてのラジカルは、同一であるか、または異なっていてもよく、つまり互いに独立している。
式Iで表される化合物は、1つ以上のキラル中心を有していてもよく、したがって様々な立体異性体の形態で存在し得る。式Iは、すべてのこれらの形態を包含する。
したがって、本発明は、特に、前記ラジカルの少なくとも1つが先に示した好ましい意味の1つを有する式Iで表される化合物に関する。化合物のいくつかの好ましい群を、以下の従属式Ia~Ilによって表すことができ、それは式Iに適合し、ここでより詳細に表示しないラジカルは、式Iについて示した意味を有するが、ここで、
Iaにおいて、Rは、C(CHSOA’またはC(CHOHを示し;
Ibにおいて、Rは、C(CHSOCH、CHOSOCH、C(CHOH、-[C(R3)Hetまたは1-メチルスルホニル-シクロプロパ-1-イルを示し;
Icにおいて、Rは、C(CHSOCHまたはC(CHOHを示し;
Idにおいて、Rは、Hetを示し;
Ieにおいて、Rは、Hを示し;
Ifにおいて、Aは、1~6個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~5個のH原子はOHおよび/またはFにより置き換えられてもよく;
Igにおいて、Hetは、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルまたはピリジルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはCOOHまたはCOOCHにより一置換されており;
Ihにおいて、Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、Hal、-[C(RNHおよび/または-[C(RNHAにより一置換または二置換されており、
Iiにおいて、Rは、C(CHSOA’またはC(CHOHを示し;
は、Hetを示し、
Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはHal、OH、-[C(RNH、-[C(RNHA、オキセタニル-NH-および/もしくはNHCOAにより一置換もしくは二置換されており、
Aは、1~6個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~5個のH原子が、OHおよび/またはFに置き換えられてもよく、
A’は、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0、1、2または3を示し;
Ijにおいて、Rは、C(CHSOCH、CHOSOCH、C(CHOH、-[C(RHetまたは1-メチルスルホニル-シクロプロパ-1-イルを示し、
は、Hetを示し、
は、Hを示し、
Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたは、Hal、OH、-[C(RNH、-[C(RNHA、オキセタニル-NH-および/もしくはNHCOAにより一置換もしくは二置換されており、
Aは、1~6個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルであり、ここで1~5個のH原子がOHおよび/またはFにより置き換えられていてもよく、
A’は、1~4個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは0、1、2または3を示し;
Ikにおいて、Rは、C(CHSOCHまたはC(CHOHを示し、
は、Hetを示し、
は、Hを示し、
Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、Hal、-[C(RNHおよび/または-[C(RNHAにより一置換または二置換されており、
Aは、1~6個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで、1~5個のH原子がOHおよび/またはFにより置き換えられていてもよく、
A’は、1~4個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0、1、2または3を示し、
Ilにおいて、Rは、C(CHSOCHを示し、
は、Hetを示し、
は、Hを示し、
Hetは、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニルまたはベンゾイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはHal、NHCOA’、-[C(RNHもしくは-[C(RNHA’により一置換されており、
A’は、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0または1を示す;
前記群、ならびにあらゆる比率でのそれらの混合物を包含する、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体。
本発明の最も好ましい化合物は、"A1"、"A20"、"A11"、"A15"、"A13"、"A29"、"A24"および"A34"である。
式Iで表される化合物およびまたこれらの製造のための出発物質は、加えて、文献(例えばHouben-Weyl, Methoden der organischen Chemie [Methods of Organic Chemistry], Georg-Thieme-Verlag, Stuttgartなどの標準学術書)に記載されているような、それ自体公知の方法により、正確には公知でありおよび前述の反応に適する周知の反応条件下で、製造される。また、ここで、本明細書では詳細には述べない、それ自体公知の変法を使用することができる。
式IIおよびIIIで表される出発化合物は、一般に知られている。それらが新規である場合、しかしながら、それらを、自体知られている方法によって製造することができる。
式Iで表される化合物を、好ましくは、式IIで表される化合物を式IIIで表される化合物と反応させることによって得ることができる。
式IIIで表される化合物において、Lは、好ましくは、H、
Figure 0007025350000006

または
Figure 0007025350000007

を示す。
このカップリングは、一般にパラジウム触媒、塩基および不活性溶媒を用いて昇温状態で実施される。触媒および反応条件の大要は、文献[例えば、S. Kotha et al., Tetrahedron 2002, 58, 9633-9695; T. E. Barder et al., J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 4685-4696を参照する]において見受けられ得る。この反応における好ましい触媒は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(0)である。好ましい塩基は、水溶液として用いる炭酸ナトリウムである。反応は、1,4-ジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)またはジメチルスルホキシド(DMSO)といった反応条件下で不活性である有機溶媒中もしくは水中で、またはこれらの溶媒の混合物中で実施される。
好ましくは、反応は1,4-ジオキサンおよび水の混合物またはアセトニトリルおよび水の混合物中で実施される。反応は、一般に+100℃と+250℃との間、好ましくは+110℃~+150℃の温度にて行われる。加熱は、好ましくは単一モードのマイクロ波装置によって達成される。反応は、通常不活性ガス雰囲気下、好ましくはアルゴン下で進む。
アザインドール基は、好ましくは反応段階中フェニルスルホニル基によって保護されている。この基は、好ましくはCFCHOH/THF中のCsCOを用いて切断される。
薬学的塩および他の形態
本発明の前述の化合物を、それらの最終的な非塩形態で用いることができる。一方、本発明はまた、これらの化合物を、当該分野で公知の手順によって、種々の有機および無機酸類および塩基類から誘導し得るそれらの薬学的に許容し得る塩の形態で用いることを包含する。式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る塩の形態は、大部分、慣用的な方法によって製造される。式Iで表される化合物がカルボキシル基を含む場合は、この好適な塩の1種を、当該化合物を好適な塩基と反応させて対応する塩基付加塩を得ることによって生成することができる。このような塩基は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化リチウムを含むアルカリ金属水酸化物;アルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化バリウムおよび水酸化カルシウム;アルカリ金属アルコキシド類、例えばカリウムエトキシドおよびナトリウムプロポキシド;ならびに種々の有機塩基、例えばピペリジン、ジエタノールアミンおよびN-メチルグルタミンである。
式Iで表される化合物のアルミニウム塩が、同様に包含される。式Iで表される数種の化合物の場合、これらの化合物を、薬学的に許容し得る有機および無機酸類、例えばハロゲン化水素、例えば塩化水素、臭化水素またはヨウ化水素、他の鉱酸およびそれらの対応する塩、例えば硫酸塩、硝酸塩またはリン酸塩など、ならびにアルキルおよびモノアリールスルホン酸塩類、例えばエタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩およびベンゼンスルホン酸塩、ならびに他の有機酸およびそれらの対応する塩、例えば酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、アスコルビン酸塩などで処置することによって、酸付加塩を生成することができる。
したがって、式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る酸付加塩は、以下のものを含む:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アルギニン酸塩(arginate)、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩(ベシル酸塩)、重硫酸塩、重亜硫酸塩、臭化物、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、カプリル酸塩、塩化物、クロロ安息香酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、リン酸二水素塩、ジニトロ安息香酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ギ酸塩、ガラクタル酸塩(ムチン酸から)、ガラクツロン酸塩、グルコヘプタン酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミコハク酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、馬尿酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシエタンスルホン酸塩、ヨウ化物、イセチオン酸塩、イソ酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタリン酸塩、メタンスルホン酸塩、メチル安息香酸塩、リン酸一水素塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、オレイン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、フタル酸塩、しかしこれは、限定を表すものではない。
さらに、本発明の化合物の塩基性塩は、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、鉄(III)、鉄(II)、リチウム、マグネシウム、マンガン(III)、マンガン(II)、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛塩を含むが、これは、限定を表すことを意図しない。前述の塩の中で、好ましいのは、アンモニウム;アルカリ金属塩、ナトリウムおよびカリウム、ならびにアルカリ土類金属塩、カルシウムおよびマグネシウムである。
薬学的に許容し得る有機無毒性塩基から誘導される式Iで表される化合物の塩は、第一、第二および第三アミン類、また天然に存在する置換アミン類を含む置換アミン類、環状アミン類、ならびに塩基性イオン交換樹脂、例えばアルギニン、ベタイン、カフェイン、クロロプロカイン、コリン、N,N’-ジベンジルエチレンジアミン(ベンザチン)、ジシクロヘキシルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、2-ジエチルアミノエタノール、2-ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N-エチルモルホリン、N-エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン(hydrabamine)、イソプロピルアミン、リドカイン、リシン、メグルミン、N-メチル-D-グルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン類、テオブロミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンおよびトリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン(トロメタミン)の塩を含むが、これは、制限を表すことを意図しない。
塩基性窒素含有基を含む本発明の化合物を、剤、例えば(C1~C4)アルキルハロゲン化物、例えば塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、イソプロピルおよびtert-ブチル;ジ(C1~C4)アルキル硫酸塩、例えば硫酸ジメチル、ジエチルおよびジアミル;(C10~C18)アルキルハロゲン化物、例えば塩化、臭化およびヨウ化デシル、ドデシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;ならびにアリール(C1~C4)アルキルハロゲン化物、例えば塩化ベンジルおよび臭化フェネチルを用いて四級化することができる。本発明の水溶性および油溶性の化合物を共に、このような塩を用いて製造することができる。
好ましい前述の薬学的塩は、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、ベシル酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、ヘミコハク酸塩、馬尿酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、イセチオン酸塩、マンデル酸塩、メグルミン、硝酸塩、オレイン酸塩、ホスホン酸塩、ピバリン酸塩、リン酸ナトリウム、ステアリン酸塩、硫酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、チオリンゴ酸塩、トシル酸塩およびトロメタミンを含むが、これは、制限を表すことを意図しない。
特に好ましいのは、塩酸塩、二塩酸塩、臭化水素酸塩、マレイン酸塩、メシラート、リン酸塩、硫酸塩およびコハク酸塩である。
式Iで表される塩基性化合物の酸付加塩を、遊離塩基形態を十分な量の所望の酸と接触させ、従来の方法で塩の生成を引き起こさせることによって製造する。塩形態を塩基と接触させ、従来の方法で遊離塩基を単離することによって、遊離塩基を再生することができる。遊離塩基形態は、ある観点において、いくつかの物性、例えば極性溶媒への溶解性の点で、対応する塩形態と異なる;しかし、本発明の目的のためには、塩は、他の点ではそれぞれの遊離塩基形態に相当する。
述べたとおり、式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る塩基付加塩は、金属またはアミン類、例えばアルカリ金属およびアルカリ土類金属または有機アミン類を用いて生成する。好ましい金属は、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムである。好ましい有機アミン類は、N,N’-ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、N-メチル-D-グルカミンおよびプロカインである。
本発明の酸性化合物の塩基付加塩を、遊離酸形態を十分な量の所望の塩基と接触させ、従来の方法で塩の生成を引き起こさせることによって製造する。塩形態を酸と接触させ、従来の方法で遊離酸を単離することによって、遊離酸を再生することができる。遊離酸形態は、ある観点において、いくつかの物性、例えば極性溶媒への溶解性の点で、対応する塩形態と異なる;しかし、本発明の目的のためには、塩は、他の点ではそれぞれの遊離酸形態に相当する。
本発明の化合物が、このタイプの薬学的に許容し得る塩を生成することができる1つよりも多い基を含む場合には、本発明はまた、多重塩を包含する。典型的な多重塩形態には、例えば、重酒石酸塩、二酢酸塩、二フマル酸塩、ジメグルミン、二リン酸塩、二ナトリウムおよび三塩酸塩が含まれるが、これは、制限を表すことを意図しない。
前述に関し、本文脈における表現「薬学的に許容し得る塩」は、式Iで表される化合物をその塩の1種の形態で含む活性成分を意味するものと解釈されることが明らかであり、特に、この塩形態が、活性成分に対して、前に用いられていた活性成分の遊離形態または活性成分のすべての他の塩形態と比較して改善された薬物動態学的特性を付与する場合は、このように解釈されることが明らかである。活性成分の薬学的に許容し得る塩形態はまた、活性成分に前には有していなかった所望の薬物動態学的特性を初めて付与することができ、さらに、この活性成分の薬力学に対して身体における治療的有効性に関する正の影響を有することができる。
同位体
さらに、式Iで表される化合物が同位体で標識されたその形態を含むことを、意図する。式Iで表される化合物の同位体で標識された形態は、化合物の1以上の原子が通常天然に存在する原子の原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子(単数)または原子(複数)によって置き換えられているという事実とは別に、この化合物と同一である。
容易に商業的に入手でき、周知の方法によって式Iで表される化合物に包含させることができる同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体、例えば、それぞれH、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36Clを含む。前述の同位体および/または他の原子の他の同位体の1種以上を含む式Iで表される化合物、その薬学的に許容し得る塩は、本発明の一部であることを意図する。式Iで表される同位体で標識した化合物を、多数の有益な方法において使用することができる。
例えば、例えばHまたは14Cなどの放射性同位体が包含された式Iで表される同位体で標識した化合物は、医薬および/または基質の組織分布アッセイに適している。これらの放射性同位体、つまりトリチウム(H)および炭素14(14C)は、単純な調製および優れた検出可能性のために特に好ましい。より重い同位体、例えば重水素(H)の式Iで表される化合物中への包含は、この同位体で標識した化合物のより高い代謝安定性のために治療的利点を有する。
より高い代謝安定性は、増加したin vivoでの半減期またはより低い投与量に直接変換可能であり、それは、ほとんどの状況の下で本発明の好ましい態様を表す。式Iで表される同位体で標識した化合物を、通常、本テキスト中の合成スキームおよび関連する記載に、例の部に、ならびに調製の部に開示した手順を行うことによって製造することができ、同位体で標識していない反応体を容易に入手できる同位体で標識した反応体によって交換する。
重水素(H)をまた、化合物の酸化的代謝を一次反応速度の同位体効果(primary kinetic isotope effect)によって操作するための目的で、式Iで表される化合物に包含させることもできる。一次反応速度の同位体効果は、同位体核の交換に起因する化学反応の速度の変化であり、それは、この同位体交換の後に共有結合形成に必要な基底状態エネルギーの変化によって順に引き起こされる。より重い同位体の交換の結果、通常、化学結合のための基底状態エネルギーの低下がもたらされ、したがって律速的な結合破壊において速度の低下が生じる。
結合破壊が、多生成物反応の座標に沿った鞍点領域において、またはその近辺で生じる場合には、生成物分布比を、実質的に変化させることができる。説明のために:重水素が炭素原子に交換可能でない位置において結合する場合には、kM/kD=2~7の速度差が、典型的である。この速度差を、酸化を受けやすい式IaまたはIbで表される化合物に首尾よく適用する場合には、in vivoでのこの化合物のプロフィールを大幅に修正し、改善された薬物動態学的特性をもたらすことができる。
治療薬を発見し、進展させる場合には、当業者は、薬物動態学的パラメーターを最適化し、同時に所望のin vitro特性を保持することを試みる。薬物動態学的プロフィールの乏しい多くの化合物が酸化的代謝を受けやすいものと推測することは、合理的である。現在利用可能なin vitroでの肝臓ミクロソームアッセイは、このタイプの酸化的代謝の経過についての有用な情報を提供し、それによって次に、かかる酸化的代謝に対する耐性によって改善された安定性を有する式Iで表される重水素化された化合物の合理的な設計が可能になる。
式Iで表される化合物の薬物動態学的プロフィールにおける著しい改善が、それによって得られ、in vivo半減期(t1/2)、最大の治療効果における濃度(Cmax)、用量反応曲線下面積(AUC)およびFの増加の点において;ならびに低下したクリアランス、用量および物質コストの点において定量的に表すことができる。
以下は、上記のものを例示することを意図する:酸化的代謝のための攻撃の複数の潜在的な部位、例えばベンジル水素原子および窒素原子に結合した水素原子を有する式Iで表される化合物を、水素原子の様々な組み合わせが重水素原子によって置き換えられ、したがってこれらの水素原子のいくつか、ほとんどまたはすべてが重水素原子によって置き換えられている一連の類似体として製造する。半減期決定によって、酸化的代謝に対する耐性の改善が改善される程度の好ましく、かつ正確な決定が可能になる。このようにして、基本化合物の半減期を、このタイプの重水素-水素交換の結果、最高100%まで延長することができることが決定される。
式Iで表される化合物における重水素-水素交換をまた、望ましくない有毒な代謝産物を減少させるか、または消失させるための出発化合物の代謝産物範囲の好ましい修正を達成するために使用することもできる。例えば、有毒な代謝産物が酸化的炭素-水素(C-H)結合切断によって生じる場合には、重水素化された類似体が、特定の酸化が律速ステップでない場合であっても不要な代謝産物の産生を大幅に減少させるか、または消失させるであろうことを合理的に推測することができる。
重水素-水素交換に関しての先端技術に関するさらなる情報は、例えばHanzlik et al., J. Org. Chem. 55, 3992-3997, 1990、Reider et al., J. Org. Chem. 52, 3326-3334, 1987、Foster, Adv. Drug Res. 14, 1-40, 1985、Gillette et al, Biochemistry 33(10) 2927-2937, 1994およびJarman et al. Carcinogenesis 16(4), 683-688, 1993に見出され得る。
本発明はさらに、式Iで表される少なくとも1種の化合物ならびに/または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物、および任意に賦形剤および/または補助剤を含む医薬に関する。
医薬製剤を、投薬単位あたり所定量の活性成分を含む投薬単位の形態で、投与することができる。かかる単位は、処置される状態、投与の方法、ならびに患者の年齢、体重および状態に依存して、例えば0.5mg~1g、好ましくは1mg~700mg、特に好ましくは5mg~100mgの本発明の化合物を含んでもよく、または医薬製剤を、投薬単位あたり所定量の活性成分を含む投薬単位の形態で投与してもよい。好ましい投薬単位製剤は、前に示されるように、毎日の用量もしくは部分的用量を含むもの、または活性成分のこの対応する部分である。さらに、このタイプの医薬製剤を、薬学分野で周知の方法を用いて製造することができる。
医薬製剤を、すべての所望の好適な方法による、例えば経口(口腔内もしくは舌下を含む)、直腸内、鼻腔内、局所的(口腔内、舌下もしくは経皮的を含む)、膣内または非経口(皮下、筋肉内、静脈内もしくは皮内を含む)方法による投与に適合させることができる。このような製剤を、薬学分野で公知のすべての方法を用いて、例えば活性成分を賦形剤(単数もしくは複数)または補助剤(単数もしくは複数)と合わせることによって製造することができる。
経口投与に適合した医薬製剤を、別個の単位、例えばカプセルもしくは錠剤;散剤もしくは顆粒;水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液;食用発泡体もしくは発泡体食品;または水中油型液体エマルジョンもしくは油中水型液体エマルジョンとして投与することができる。
したがって、例えば、錠剤またはカプセルの形態での経口投与の場合、活性成分要素を、経口的な、無毒性の、かつ薬学的に許容し得る不活性賦形剤、例えばエタノール、グリセロール、水などと組み合わせることができる。散剤を、化合物を好適な微細な大きさに粉砕し、これを同様にして粉砕した薬学的賦形剤、例えば食用炭水和物、例えばデンプンまたはマンニトールと混合することによって製造する。風味剤、保存剤、分散剤および色素が、同時に存在してもよい。
カプセルを、上記のように散剤混合物を製造し、成形したゼラチン殻をそれで充填することによって製造する。流動促進剤および潤滑剤、例えば固体形態での高度に分散性のケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムまたはポリエチレングリコールを、充填操作の前に散剤混合物に添加することができる。崩壊剤または可溶化剤、例えば寒天、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウムを、同様に加えて、カプセルを服用した後の医薬の有効性を改善してもよい。
加えて、所望により、または所要に応じて、好適な結合剤、潤滑剤および崩壊剤ならびに染料を、同様に混合物中に包含させることができる。好適な結合剤は、デンプン、ゼラチン、天然糖類、例えばグルコースまたはベータ-ラクトース、トウモロコシから製造された甘味剤、天然および合成ゴム、例えばアカシア、トラガカントまたはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ろうなどを含む。これらの投薬形態で用いられる潤滑剤は、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを含む。崩壊剤は、限定されずに、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンゴムなどを含む。錠剤を、例えば散剤混合物を製造し、混合物を顆粒化または乾燥圧縮し、潤滑剤および崩壊剤を添加し、混合物全体を圧縮して錠剤を得ることによって処方する。
散剤混合物を、好適な方法で粉砕した化合物を上記のように希釈剤または塩基と、および任意に結合剤、例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチンまたはポリビニルピロリドン、溶解遅延剤、例えばパラフィン、吸収促進剤、例えば第四級塩および/または吸収剤、例えばベントナイト、カオリンまたはリン酸二カルシウムと混合することによって製造する。散剤混合物を、それを結合剤、例えばシロップ、デンプンペースト、アラビアゴム粘液またはセルロースの溶液またはポリマー材料で湿潤させ、それをふるいに通過させて押圧することによって顆粒化することができる。顆粒化の代替として、散剤混合物を、打錠機に通し、不均一な形状の塊を得、それを崩壊させて、顆粒を形成することができる。
顆粒を、ステアリン酸、ステアリン酸塩、タルクまたは鉱油を添加することによって潤滑化して、錠剤流延型への粘着を防止することができる。次に、潤滑化した混合物を圧縮して、錠剤を得る。本発明の化合物をまた、自由流動の不活性賦形剤と組み合わせ、次に直接圧縮して、顆粒化または乾燥圧縮工程を行わずに錠剤を得ることもできる。セラック密封層、糖またはポリマー材料の層およびろうの光沢層からなる透明な、または不透明な保護層が、存在してもよい。色素を、これらのコーティングに加えて、異なる投薬単位間を区別することができるようにすることができる。
経口液体、例えば溶液、シロップおよびエリキシル剤を、投薬単位の形態で製造し、そのようにして所定量が予め特定された量の化合物を含むようにすることができる。シロップを、化合物を水性溶液に好適な風味剤と共に溶解することによって製造することができ、一方エリキシル剤を、無毒性アルコール性ビヒクルを用いて製造する。懸濁液を、化合物を無毒性ビヒクル中に分散させることによって処方することができる。可溶化剤および乳化剤、例えばエトキシル化イソステアリルアルコール類およびポリオキシエチレンソルビトールエーテル類、保存剤、風味添加剤、例えばペパーミント油もしくは天然甘味剤もしくはサッカリン、または他の人工甘味料などを、同様に添加することができる。
経口投与用の投薬単位製剤を、所望により、マイクロカプセル中にカプセル封入することができる。製剤をまた、放出が延長されるかまたは遅延されるように、例えば粒子状材料をポリマー、ろうなどの中にコーティングするか、または包埋することによって製造することができる。
式Iで表される化合物ならびにそれらの薬学的な塩、互変異性体および立体異性体をまた、リポソーム送達系、例えば小さな単層小胞(small unilamellar vesicles)、大きな単層小胞(large unilamellar vesicles)、および多層小胞(multilamellar vesicles)の形態で投与することができる。リポソームを、種々のリン脂質、例えばコレステロール、ステアリルアミンまたはホスファチジルコリン類から生成することができる。
式Iで表される化合物ならびにそれらの塩、互変異性体および立体異性体をまた、化合物分子が結合した個別の担体としてモノクローナル抗体を用いて送達することができる。当該化合物をまた、標的化された医薬担体としての可溶性ポリマーに結合させることができる。このようなポリマーは、パルミトイルラジカルにより置換されたポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、ポリヒドロキシエチルアスパラタミドフェノール(polyhydroxyethylaspartamidophenol)またはポリエチレンオキシドポリリジンを包含することができる。当該化合物をさらに、医薬の制御された放出を達成するのに適する生分解性ポリマーの群、例えばポリ乳酸、ポリ-エプシロン-カプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル類、ポリアセタール類、ポリジヒドロキシピラン類、ポリシアノアクリレート類、およびヒドロゲルの架橋ブロックコポリマーまたは両親媒性のブロックコポリマーに結合することができる。
経皮的投与に適合した医薬製剤を、レシピエントの表皮との長期間の、密接な接触のための独立した硬膏剤として投与することができる。したがって、例えば、活性成分を、Pharmaceutical Research, 3(6), 318 (1986)に一般的に記載されているように、イオン泳動により硬膏剤から送達することができる。
局所投与に適合した医薬化合物を、軟膏、クリーム、懸濁液、ローション、散剤、溶液、ペースト、ゲル、スプレー、エアゾールまたは油として処方することができる。
目または他の外部組織、例えば口および皮膚の処置のために、製剤を、好ましくは、局所用軟膏またはクリームとして適用する。軟膏を施与するための製剤の場合、活性成分を、パラフィン系または水混和性クリームベースのいずれかと共に用いることができる。あるいはまた、活性成分を処方して、水中油型クリームベースまたは油中水型ベースのクリームを得ることができる。
目への局所的適用に適合した医薬製剤には、点眼剤が含まれ、ここで活性成分を、好適な担体、特に水性溶媒中に溶解させるか、または懸濁させる。
口における局所的適用に適合した医薬製剤は、薬用キャンディー、トローチおよび洗口剤を包含する。
直腸内投与に適合した医薬製剤を、坐剤または浣腸剤の形態で投与することができる。
担体物質が固体であって鼻腔内投与に適合した医薬製剤は、例えば20~500ミクロンの範囲内の粒子の大きさを有する粗い粉末を含み、これを、嗅ぎタバコを服用する方法で、すなわち鼻に近接して保持した散剤を含む容器からの鼻道を介する迅速な吸入によって投与する。担体物質としての液体とともに鼻腔内スプレーまたは点鼻剤で投与するのに好適な製剤は、水または油に溶解した活性成分溶液を包含する。
吸入による投与に適合した医薬製剤は、微細粒子状細粉またはミストを含み、これは、エアゾール、噴霧器または吸入器を有する種々のタイプの加圧ディスペンサーによって生じせしめ得る。
膣内投与に適合した医薬製剤を、膣坐薬、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、発泡体またはスプレー製剤として投与することができる。
非経口投与に適合した医薬製剤は、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤および溶質を含む水性および非水性の無菌注射溶液であって、それによって製剤が処置されるべきレシピエントの血液と等張になるもの;ならびに水性の、および非水性の無菌懸濁液であって、懸濁媒体および増粘剤を含むことができるもの、を含む。製剤を、単一用量または複数用量の容器、例えば密封したアンプルおよびバイアルで投与してもよく、使用の直前に無菌の担体液体、例えば注射用水を添加することのみを要するように、フリーズドライ(freeze-dried)(凍結乾燥(lyophilised))状態で貯蔵してもよい。レシピに従って製造される注射溶液および懸濁液は、無菌の散剤、顆粒および錠剤から製造することができる。
上記で特に述べた構成成分に加えて、製剤はまた、製剤の特定のタイプに関して当該分野において通常である他の剤をも含むことができることは、言うまでもない;したがって、例えば、経口投与に適する製剤は、風味剤を含んでいてもよい。
式Iで表される化合物の治療的有効量は、例えば、動物の年齢および体重、処置を必要とする正確な状態およびその重篤度、製剤の性質および投与の方法を含む多くの因子に依存し、最終的には、処置する医師または獣医師によって決定される。しかしながら、本発明の化合物の有効量は、一般的に、1日あたり0.1~100mg/レシピエント(哺乳動物)の体重1kgの範囲内および特に典型的には1日あたり1~10mg/体重1kgの範囲内である。したがって、体重が70kgである成体の哺乳動物についての1日あたりの実際の量は、通常は70~700mgであり、ここで、この量を、1日あたりの単一の用量として、または通常は1日あたり一連の部分用量(例えば2回分、3回分、4回分、5回分もしくは6回分)で投与し、したがって合計の1日用量が同一であるようにすることができる。その塩もしくは溶媒和物の、または生理学的に官能性の誘導体の有効量を、本発明の化合物自体の有効量の比として決定することができる。同様の用量が、前述の他の状態の処置に適すると、推測することができる。
このタイプの併用処置を、処置の個々の構成成分の同時の、連続的な、または別個の施しを活用することによって達成することができる。このタイプの組み合わせ生成物は、本発明の化合物を使用する。
本発明はさらに、式Iで表される化合物ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物の少なくとも1種と、少なくとも1種の他の医薬活性成分とを含む医薬に関する。
本発明はまた、
(a)式Iで表される化合物ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物の有効量、
ならびに
(b)さらなる医薬活性成分の有効量
の別個のパックからなるセット(キット)に関する。
セットは、好適な容器、例えば箱、個別のビン、袋またはアンプルを含む。セットは、例えば、各々が有効量の式Iで表される化合物ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物、
ならびに、溶解した形態または凍結乾燥形態での有効量のさらなる医薬活性成分
を含む個別のアンプルを含んでもよい。
本明細書中で使用する「処置」は、障害または疾患と関連する徴候の全体的な、もしくは部分的な軽減、または当該徴候のさらなる進行もしくは悪化の緩徐化、もしくは停止、または疾患もしくは障害を発症する危険にある対象における疾患もしくは障害の防止もしくは予防を意味する。
式(I)で表される化合物に関連する用語「有効量」は、障害または疾患と関連する徴候を全体的に、もしくは部分的に軽減するか、または当該徴候のさらなる進行もしくは悪化を緩徐化、もしくは停止するか、または本明細書中に開示した疾患を有するかもしくは発症する危険にある対象における疾患もしくは障害、例えば炎症性状態、免疫学的状態、がんもしくは代謝的状態を防止するかもしくは予防を提供することができる量を意味することができる。
一態様において、式(I)で表される化合物の有効量は、細胞におけるATRを例えばin vitroまたはin vivoで阻害する量である。いくつかの態様において、有効量の式(I)で表される化合物は、細胞におけるタンキラーゼを、処理していない細胞のATRの活性と比較して10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または99%まで阻害する。例えば医薬組成物中の有効量の式(I)で表される化合物は、所望の効果を発揮するレベル;例えば経口投与および非経口的投与の両方のための単位投薬において対象の体重の約0.005mg/kg~対象の体重の約10mg/kgにあり得る。
使用
本化合物は、哺乳動物、特にヒトのためのがんの処置における医薬活性成分として好適である。
本発明は、式Iで表される化合物、ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体のがんの処置または防止のための医薬の調製のための使用を包含する。
さらに、本発明は、がんの処置または防止のための、使用のための式Iで表される化合物、ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体を包含する。
また包含されるのは、式Iで表される化合物ならびに/またはそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体の、哺乳動物におけるATR誘発疾患またはATR誘発状態の処置または防止のための医薬の調製のための使用であり、この方法に対して、本発明による化合物の治療的に有効な量を、かかる処置を必要としている病気の哺乳動物に投与する。治療的量は、特定の疾患に応じて変化し、当業者によって過度の努力を伴わずに決定され得る。
本発明は、特に、ATRの阻害、調節および/または変調が役割を果たす疾患の処置のための使用のための、式Iで表される化合物およびそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物に関する。
本発明は、特にATRの阻害のための使用のための、式Iで表される化合物ならびにそれらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにすべての比率でのそれらの混合物に関する。
式Iで表される化合物が処置または防止するのに有用である代表的ながんは、頭部、頸部、目、口、喉、食道、気管支、喉頭、咽頭、胸、骨、肺、結腸、直腸、胃、前立腺、膀胱、子宮、子宮頸部、***、卵巣、精巣または他の生殖器、皮膚、甲状腺、血液、リンパ節、腎臓、肝臓、膵臓、脳、中枢神経系のがん、固形腫瘍および血液由来の腫瘍を含むが、それらには限定されない。
好ましくは、本発明は、疾患ががんである方法に関する。
特に好ましくは、本発明は、疾患ががんである方法に関し、投与が、同時、連続的または少なくとも1種の他の活性薬剤の投与との交互である。
式Iで表される開示した化合物を、抗がん剤を含む他の既知の治療薬と組み合わせて投与することができる。本明細書中で使用する用語「抗がん剤」は、がんを処置する目的のためにがんを有する患者に投与されるあらゆる剤に関する。
上に定義した抗がん処置を、単独療法として適用してもよいか、または本明細書に開示した式Iで表される化合物に加えて、従来の外科手術もしくは放射線療法もしくは医薬療法を含んでもよい。かかる医薬療法、例えば化学療法または標的療法は、以下の抗腫瘍剤の1種以上、しかし好ましくは1種を含んでもよい:
アルキル化剤
例えばアルトレタミン、ベンダムスチン、ブスルファン、カルムスチン、クロラムブシル、クロルメチン、シクロホスファミド、ダカルバジン、イホスファミド、インプロスルファン、トシラート、ロムスチン、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ラニムスチン、テモゾロミド、チオテパ、トレオスルファン、メクロレタミン、カルボコン;アパジコン、ホテムスチン、グルホスファミド(glufosfamide)、パリホスファミド(palifosfamide)、ピポブロマン、トロホスファミド、ウラムスチン(uramustine)、TH-302、VAL-083
白金化合物
例えばカルボプラチン、シスプラチン、エプタプラチン(eptaplatin)、ミリプラチン水和物、オキサリプラチン、ロバプラチン(lobaplatin)、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチン;ロバプラチン、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチン;
DNA変化剤
例えばアムルビシン、ビサントレン(bisantrene)、デシタビン、ミトキサントロン、プロカルバジン、トラベクテジン、クロファラビン;アムサクリン、ブロスタリシン(brostallicin)、ピクサントロン、ラロムスチン(laromustine)1、3
トポイソメラーゼインヒビター
例えばエトポシド、イリノテカン、ラゾキサン、ソブゾキサン、テニポシド、トポテカン;アモナフィド(amonafide)、ベロテカン(belotecan)、エリプチニウムアセタート(elliptinium acetate)、ボレロキシン;
微小管修正剤
例えばカバジタキセル、ドセタキセル、エリブリン、イクサベピロン、パクリタキセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ビンフルニン;フォスブレタブリン、テセタキセル(tesetaxel);
代謝拮抗薬
例えばアスパラギナーゼ3、アザシチジン、レボホリナートカルシウム、カペシタビン、クラドリビン、シタラビン、エノシタビン、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、メルカプトプリン、メトトレキサート、ネララビン、ペメトレキセド、プララトレキサート、アザチオプリン、チオグアニン、カルモフール;ドキシフルリジン、エラシタラビン(elacytarabine)、ラルチトレキセド、サプラシタビン(sapacitabine)、テガフール2、3、トリメトレキサート;
抗がん抗生物質
例えばブレオマイシン、ダクチノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、レバミソール、ミルテホシン、マイトマイシンC、ロミデプシン、ストレプトゾシン、バルルビシン、ジノスタチン、ゾルビシン、ダウノルビシン、プリカマイシン;アクラルビシン、ペプロマイシン、ピラルビシン;
ホルモン/アンタゴニスト
例えばアバレリックス、アビラテロン、ビカルタミド、ブセレリン、カルステロン、クロロトリアニセン、デガレリクス、デキサメタゾン、エストラジオール、フルオコルトロン、フルオキシメステロン、フルタミド、フルベストラント、ゴセレリン、ヒストレリン、リュープロレリン、メゲストロール、ミトタン、ナファレリン、ナンドロロン、ニルタミド、オクトレオチド、プレドニゾロン、ラロキシフェン、タモキシフェン、サイロトロピンアルファ、トレミフェン、トリロスタン、トリプトレリン、ジエチルスチルベストロール;アコルビフェン(acolbifene)、ダナゾール、デスロレリン(deslorelin)、エピチオスタノール、オルテロネル(orteronel)、エンザルタミド1,3
アロマターゼインヒビター
例えばアミノグルテチミド、アナストロゾール、エキセメスタン、ファドロゾール、レトロゾール、テストラクトン;ホルメスタン;
小分子キナーゼインヒビター
例えばクリゾチニブ、ダサチニブ、エルロチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、バンデタニブ、ベムラフェニブ、ボスチニブ、ゲフィチニブ、アキシチニブ;アファチニブ、アリサーチブ(alisertib)、ダブラフェニブ、ダコミチニブ(dacomitinib)、ジナシクリブ(dinaciclib)、ドビチニブ(dovitinib)、エンザスタウリン、ニンテダニブ、レンバチニブ、リニファニブ、リンシチニブ(linsitinib)、マシチニブ(masitinib)、ミドスタウリン(midostaurin)、モテサニブ、ネラチニブ、オランチニブ(orantinib)、ペリフォシン、ポナチニブ、ラドチニブ(radotinib)、リゴセルチブ(rigosertib)、ティピファニブ、チバンチニブ、チボザニブ、トラメチニブ、ピマセルチブ(pimasertib)、ブリバニブアラニナート、セジラニブ、アパチニブ(apatinib)、カボザンチニブS-マラート1,3、イブルチニブ1,3、イコチニブ(icotinib)、ブパルリシブ(buparlisib)、シパチニブ(cipatinib)、コビメチニブ1,3、イデラリシブ1,3、フェドラチニブ(fedratinib)1、XL-647
光線感作物質
例えばメトキサレン;ポルフィマーナトリウム、タラポルフィン、テモポルフィン;
抗体
例えばアレムツズマブ、ベシレソマブ、ブレンツキシマブベドチン、セツキシマブ、デノスマブ、イピリムマブ、オファツムマブ、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、ベバシズマブ、ペルツズマブ2,3;カツマキソマブ、エロツズマブ、エプラツズマブ、ファーレツズマブ、モガムリズマブ、ネシツムマブ、ニモツズマブ(nimotuzumab)、オビヌツズマブ、オカラツズマブ(ocaratuzumab)、オレゴボマブ、ラムシルマブ、リロツムマブ、シルツキシマブ、トシリズマブ、ザルツムマブ、ザノリムマブ、マツズマブ、ダロツズマブ(dalotuzumab)1,2,3、オナルツズマブ(onartuzumab)1,3、ラコツモマブ(racotumomab)、タバルマブ(tabalumab)1,3、EMD-525797、ニボルマブ1,3
サイトカイン
例えばアルデスロイキン、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b2、3;セルモロイキン、タソネルミン、テセロイキン、オプレルベキン1,3、組換えインターフェロンベータ-1a
薬物複合体
例えばデニロイキンジフチトクス、イブリツモマブチウキセタン、イオベングアン(iobenguane)I123、プレドニムスチン、トラスツズマブエムタンシン、エストラムスチン、ゲムツズマブ、オゾガマイシン、アフリベルセプト;シトレデキンベスドトックス(cintredekin besudotox)、エドトレオチド(edotreotide)、イノツズマブオゾガマイシン、ナプツモマブ・エスタフェナトクス、オポルツズマブモナトックス(oportuzumab monatox)、テクネチウム(99mTc)アルシツモマブ1,3、ビンタフォリド1,3
ワクチン
例えばシプロイセル;ビテスペン、エメペピムト(emepepimut)-S、oncoVAX、リンドペピムト(rindopepimut)、troVax、MGN-1601、MGN-1703
その他
アリトレチノイン、ベキサロテン、ボルテゾミブ、エベロリムス、イバンドロン酸、イミキモド、レナリドミド、レンチナン、メチロシン、ミファムルチド、パミドロン酸、ペグアスパルガーゼ、ペントスタチン、シプロイセル、シゾフィラン、タミバロテン、テムシロリムス、サリドマイド、トレチノイン、ビスモデギブ、ゾレドロン酸、ボリノスタット;セレコキシブ、シレンジチド(cilengitide)、エンチノスタット(entinostat)、エタニダゾール、ガネテスピブ(ganetespib)、イドロノキシル(idronoxil)、イニパリブ(iniparib)、イキサゾミブ(ixazomib)、ロニダミン、ニモラゾール、パノビノスタット、ペレチノイン、プリチデプシン(plitidepsin)、ポマリドミド、プロコダゾール(procodazol)、リダフォロリムス、タスキニモド(tasquinimod)、テロトリスタット(telotristat)、チマルファシン(thymalfasin)、チラパザミン、トレドスタット(tosedostat)、トラベデルセン、ウベニメクス、バルスポダル(valspodar)、ゲンジシン(gendicine)、ピシバニール、レオリシン(reolysin)、レタスピマイシン塩酸塩1、3、トレバナニブ(trebananib)2,3、ビルリジン(virulizin)、カーフィルゾミブ1,3、エンドスタチン、イムコテル(immucothel)、ベリノスタット(belinostat)、MGN-1703
PARPインヒビター
オラパリブ、ベリパリブ(Veliparib)
Prop. INN(提唱された国際一般的名称(Proposed International Nonproprietary Name))
Rec. INN(推奨された国際一般的名称(Recommended International Nonproprietary names))
USAN(米国一般名(United States Adopted Name))
INNなし。
以下の略語は、それぞれ以下の定義を指す:
aq(水性)、h(時間)、g(グラム)、L(リットル)、mg(ミリグラム)、MHz(メガヘルツ)、min.(分)、mm(ミリメートル)、mmol(ミリモル)、mM(ミリモル)、m.p.(融点)、eq(当量)、mL(ミリリットル)、L(マイクロリットル)、ACN(アセトニトリル)、AcOH(酢酸)、CDCl(重水素化クロロホルム)、CDOD(重水素化メタノール)、CHCN(アセトニトリル)、c-hex(シクロヘキサン)、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)、DCM(ジクロロメタン)、DIC(ジイソプロピルカルボジイミド)、DIEA(ジイソプロピルエチル-アミン)、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMSO-d(重水素化ジメチルスルホキシド)、EDC(1-(3-ジメチル-アミノ-プロピル)-3-エチルカルボジイミド)、
ESI(エレクトロスプレーイオン化)、EtOAc(酢酸エチル)、EtO(ジエチルエーテル)、EtOH(エタノール)、HATU(ジメチルアミノ-([1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)-メチレン]-ジメチル-アンモニウムヘキサフルオロホスフェート)、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、i-PrOH(2-プロパノール)、KCO(炭酸カリウム)、LC(液体クロマトグラフィー)、MeOH(メタノール)、MgSO(硫酸マグネシウム)、MS(質量分析)、MTBE(メチルtert-ブチルエーテル)、NaHCO(重炭酸ナトリウム)、NaBH(水素化ホウ素ナトリウム)、NMM(N-メチルモルホリン)、NMR(核磁気共鳴)、PyBOP(ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシ-トリス-ピロリジノ-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、
Pddba(トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0))、PdCl[P(cy)(ジクロロビス(トリシクロロヘキシルホスフィン)パラジウム(II))、RT(室温)、Rt(保持時間)、SPE(固相抽出)、TBTU(2-(1-H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート、TEA(トリエチルアミン)、TFA(トリフルオロ酢酸)、THF(テトラヒドロフラン)、TLC(薄層クロマトグラフィー)、UV(紫外線)、キサントホス(4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン)。
以上以下、すべての温度は℃にて指し示される。以下の例において、「従来の後処理」は、以下を意味する:最終生成物の組成に依って、必要に応じて水を加え、必要に応じてpHを2と10との間の値に調整し、混合物は、酢酸エチルまたはジクロロメタンにより抽出され、層は分離れ、および残渣は、シリカゲルのクロマトグラフィにより、および/または結晶化により精製される。シリカゲルのRf値;溶離液:酢酸エチル/メタノール9:1。
HNMRは、ブルカー社DPX-300、DRX-400、AVII-400または重溶媒の残留信号を内部参照として用いて、500MHz分光計により記録された。化学シフト(δ)は、残留溶媒信号と比較したppmにおいて報告される(DMSO-dにおけるHNMRについてδ=2.49ppm)。HNMRのデータは、以下のように報告される:化学シフト(多様性、カップリング定数、および水素の数)。多様性は、以下のように省略される:s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br(幅広線)。
以下に記載された例において提供されたHPLCのデータ(所与の保持時間)は、次のように得られた。
方法A:1分間 99%A。2.5分間 A99%~B100%続く1.5分 B100%および1分 A99%。カラム Chromolith SpeedRod RP-18e; 50-4.6mmであり;検出 220nm(溶媒A:水(0.1%TFA)、溶媒B:ACN(0.1%TFA)。
方法A:カラム:XBridge C8 (50 x 4.6 mm, 3.5 μm);A-HOにおける0.1%TFA、B-ACNにおける0.1%TFA:流速-2.0mL/分。
例において提供されるLCMSのデータは、保持時間、純度および/またはm/zにおける質量が与えられる。結果は以下のように得られた:質量スペクトル:LC/MSWaters社ZMD(ESI)またはヒューレットパッカードシステムのHP1100シリーズ(イオン源:エレクトロスプレー(ポシティブモード)またはWaters社Acquity H Class SQD;スキャン: 100-1000m/z;フラグメンテーション電圧:60V;ガス温度:300℃、DAD:220nm。流速:2.4ml/分。使用されたスプリッターはMSにおけるDADの後の流速を0,75ml/分まで減少させた;カラム:Chromolith Speed ROD RP-18e 50-4.6;溶媒:Merck KGaAまたは方法において述べられているものから入手するLiChrosolv品質。
方法A:カラム:XBridge C8 (50 x 4.6mm);A-HOにおける0.1%TFA、B-ACNにおける0.1%TFA:流速-2.0ml/分;カラム:XBridge C8 (50X4.6mm 3.5Um, +veモード。
方法B:カラム:XBridge C8 (50 x 4.6mm);A-HOにおける0.1%NHHCO、B-ACN:流速-1.0ml/分。
方法C:カラム:Chromolith SpeedROD RP-18e 50-4,6mm;溶媒A:水+0,05%ギ酸;溶媒B:アセトニトリル+0,04%ギ酸、流速:3,3ml/分;勾配:2分以内に0%Bから100%Bへ。
方法D:カラム:Chromolith Speed Rod RP18e-50-4.6;流速:2.0ml/分;溶媒A:水+0,1%TFA;溶媒B:アセトニトリル+0,1%TFA;WL:220nm、勾配:0.2分以内に0%Bから1%および3.6分以内:1%Bから100%B、続く0.4分100%B
方法E:カラムKinetex EVO-C 18 1,7 μm 50-2,1 mm;溶媒A:HO+0,05%HCOOH、B:MeCN+0,04%HCOOH;流速:0,9ml/分;勾配1%->100%B:0->1,0分|100%B:1,0->1,3分。
方法F:カラム:BEH C-18 2,1-50 1,7μm 温度:40℃、溶媒A:水+0,1%HCOOH、溶媒Bアセトニトリル+0,08%HCOOH;流速:0,9ml/分;勾配:0分4%B、1分間に100%Bまで上げ、1.3分まで100%B、1.4分までに4%Bへ、2分まで4%B。
分取HPLCは、Agilent1200を用いて実施された。カラム:Chromolith prep RP 18e Merck KGaA。移動相:水中0.1%ギ酸/アセトニトリル中0.1%ギ酸。
順相の分取カラムクロマトグラフィ。
マイクロ波化学は、Personal Chemistry社の単一モードマイクロ波反応装置Emrys(商標)Optimiserを用いて実施された。
ATR/ATRIPキナーゼアッセイ-ATR/ATRIP阻害の測定
IC50値は、ATR/ATRIP酵素アッセイにより決定された。アッセイは以下の2つの段階を含む:酵素反応および検出段階。はじめに、ATR/ATRIPタンパク質の混合物(血管拡張性失調症およびRad3関連タンパク質/ATR相互作用タンパク質)、異なる濃度の問題の化合物、基質タンパク質としてのp53およびアデノシン三リン酸(ATP)が、アッセイ緩衝液でインキュベートされる。ATRは、Ser15および他の残渣においてp53をリン酸化する。次いで、リン酸化されたp53の量は、特異的抗体およびTR-FRETアッセイ技術を用いて検出される。
詳細:ATR/ATRIP酵素アッセイは、384ウェルアッセイを基にしたTR-FRET(HTRFTM、Cisbio Bioassays社)として実施される。最初の段階において、精製されたヒト組換ATR/ATRIP(ヒトATR、全長、GenBank番号:NM_001184.3、およびヒトATRIP、全長、GenBank番号 AF451323.1、哺乳類細胞株において共発現される)が、異なる濃度の試験化合物と共にまたは(陰性コントロールとして)試験化合物なしで、アッセイ緩衝液において15分、22℃でインキュベートされる。アッセイ緩衝液は、25mMのHEPES pH8.0、10mMのMg(ChCOO)、1mMのMnCl、0.1%BSA、0.01%Brij(登録商標)35、および5mMのジチオスレイトール(DTT)を含む。
Echo 555(Labcyte社)が、化合物溶液を分注するために使用される。次いで、第二段階において、精製されたヒト組換cmyc標識p53(ヒトp53、全長、GenBank番号:BC003596、Sf21昆虫細胞において発現される)およびATPが加えられ、反応混合物は、25~35分、典型的には25分、22℃でインキュベートされる。薬理学的に関連したアッセイ容量は、5μlである。反応混合物のインキュベーション中のアッセイにおける最終濃度は0.3~0.5nM、典型的には0.3nMのATR/ATRIP、50nMのp53および0.5μMのATPとなる。
酵素反応は、EDTAを加えることにより停止する。ATP存在下におけるATR媒介反応の結果としてのp53のリン酸化の発生は、特異的抗体[供与体としてのユウロピウム(Eu)および受容体としてのd2に蛍光分子が標識されたもの(Cisbio Bioassays社)]を用いることにより検出され、FRETを可能にする。このために、2μlの抗体を含んだ停止溶液(12.5mMのHEPES pH8.0、125mMのEDTA、30mMの塩化ナトリウム、300mMのフッ化カリウム、0.006%Tween-20、0.005%Brij(登録商標)35、0.21nMの抗ホスホp53(Ser15)-Eu抗体、15nMの抗cmyc-d2抗体)が、反応混合物に加えられた。2時間の信号の進展に続いて、プレートは、レーザー励起を伴うTRFモードを用いたEnVision(PerkinElmer社)マイクロプレートリーダーにおいて分析される。
供与体ユウロピウムを340nmで励起するにあたり、615nmの供与体Euと同様に665nmの受容体d2の蛍光の放射が測定される。リン酸化p53の量は、放射光の量の比率、すなわち665nmおよび615nmの相対蛍光単位(rfu)の比率と正比例する。データは、Genedata Screenerソフトウェアに従い解析される。特にIC50値は、非線形回帰解析を用いて、用量反応曲線にデータ点を合わせることによる通常の方法で決定される。
IC50=最大半量の阻害濃度
ATP=アデノシン三リン酸
TR-FRET=時間分解蛍光共鳴エネルギー移動
HTRF(登録商標)=均一性時間分解蛍光法
HEPES=2-[4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル]エタンスルホン酸
Mg(CHCOO)=酢酸マグネシウム
MnCl=塩化マンガン(II)
BSA=牛血清アルブミン
EDTA=エチレンジアミン四酢酸
TRF=時間分解蛍光測定
pCHK1細胞アッセイ
Chk1キナーゼは、ATRの下流で働き、DNA損傷のチェックポイントコントロールにおいて重要な役割を有する。Chk1の活性化は、Ser317およびSer345のリン酸化を伴い(ATRによるリン酸化/活性化の優先的な標的とみなされている)、妨げられたDNA複製および遺伝毒性ストレスの特定の形態に応じて生じる。Ser345のリン酸化は、次のチェックポイント活性にChk1を核に局限させる。
このアッセイは、化合物および(dNTP枯渇によりフォークの停止を促進する)ヒドロキシ尿素の処置を受けた、HT29結腸腺癌細胞におけるChk1(Ser345)のリン酸化の減少を、免疫細胞化学的手順およびハイコンテントイメージングを用いて測定する。
アッセイについて、HT29細胞は、培地(Greiner社384ウェルプレート、ブラック、μclear#781090中のDMEM高グルコース(フェノールレッド不含)、2mMのGlutaMAX、1mMのピルビン酸、10%FCS)に蒔かれ(2500細胞/1ウェル/30μl)、少なくとも20時間37℃、10%COおよび90%rHでインキュベートされる。希釈された試験化合物(最終1nM~30μM)およびヒドロキシ尿素(最終3mM)が同時に加えられ、細胞は37℃で4時間インキュベートされる。100%MeOH(-20℃冷却下)での固定/透過処理(prmeabilisation)および0.2%トリトンX-100による透過処理の後、完全な免疫細胞化学的手順は、特異的な抗pChk1抗体(Cell Signaling社、#2348BF)および蛍光標識された二次抗体(Alexa Fluor(登録商標)488 ヤギ抗ウサギ F(ab’)2断片、Invitrogen社 A11070)および細胞数のための並列核染色を用いて実施される。
pChk1信号の局限した核は、ImageXpress Ultra confocalハイコンテントリーダーを用いて検出され、%陽性細胞(核)として報告される。
gH2AX-TopBP1ER細胞アッセイ
ATR活性は、複製細胞に制限され、その標的の多くもまた、他のPIKKによりリン酸化され得る。これらの制限は、過去の選択的細胞アッセイの開発を限定した。これらの限定を克服するために、全細胞において意のままにATRを、およびATRのみを活性化させ得る、以前に開発された遺伝子改変の細胞システム(Toledo et al Genes Dev. 22, 297-302 2008)が使用された。このシステムにおいて、4-ヒドロキシタモキシフェン(4-OHT)の添加は、次いでATRを活性化させる、TopBP1の断片の核移行を促進させる。
これらの細胞における4-OHTの添加に続くH2AXのリン酸化は、PIKKの停止により影響されない、直接および選択的なATR活性の読出しである。この特性は、ATR阻害能を有する化合物のためのふるいに使用された。U2OS-TopBP1-ER細胞は、ドメインに結合する変異したエストロゲン受容体リガンドと融合したTopBP1活性ドメイン(aa978~1286)を安定して発現する。TopBP1-ER-LBD融合タンパク質の核内蓄積は、(天然のERアゴニストによるものではなく)DNA損傷または細胞サイクルとは独立した特異的ATR活性を介したERアンタゴニスト4-ヒドロキシタモキシフェン(4-OHT)により誘導される。
アッセイにおいてATR基質H2AX("gH2AX")のセリン(Serin)139のリン酸化は、免疫細胞化学的手順およびハイコンテントイメージングを用いて検出される。アッセイのために、U2OS-TopBP1-ER細胞は、培地(Greiner社384ウェルプレート、ブラック、μclear#781090中のDMEM高グルコース(フェノールレッド不含)、2mMのGlutaMAX、1mMのピルビン酸、10%FCS)に蒔かれ(4000細胞/1ウェル/30μl)、少なくとも20時間37℃、10%COおよび90%rHでインキュベートされる。希釈された試験化合物(最終1nM~30μM)および4-OHT(最終1μM)が同時に加えられ、細胞は37℃で2時間インキュベートされる。
4%ホルムアルデヒドによる固定および0.2%トリトンX-100による透過処理の後、完全な免疫細胞化学的手法は、特異的な抗gH2AX抗体(Millippre社05-636、クローンJBW301)および蛍光標識された二次抗体(Alexa Fluor(登録商標)488 ヤギ抗マウス F(ab’)2断片、Invitrogen社 A11017)および細胞数のための並列核染色を用いて実施される。gH2AX信号の局限した核は、ImageXpress Ultra confocalハイコンテントリーダーを用いて検出され、%陽性細胞(核)として報告される。
Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性
このアッセイにおいて、Kv11.1(hERG)イオンチャネル電流への試験化合物の潜在的なin vitroの効果は、急速活性、遅延整流心臓カリウム電流(IKr)を介して調べられている。アッセイは、安定したKv11.1(hERG)を遺伝子導入したヒト胚性腎細胞株(HEK293)にホールセルパッチクランプ技術を室温で実行することにより実施される。
Kv11.1(hERG)イオンチャネル遮断剤キニジンは、参照化合物として使用される。試験化合物およびキニジンの効果は、対応するビヒクルコントロールにより正規化される。ホールセルの記録は、自動化パッチクランプ装置Patchliner(商標)、Nanion Technologies社、ミュンヘン)を用いて実行される。これによって、パッチクランプ測定は、定義された直径の穴を有するケイ酸塩コーティングのチップ上を行っていく。細胞懸濁および化合物の溶液は、テフロンをラミネート加工したピペットニードルにより、微小流体のケイ酸塩をラミネート加工した管をとおして加えられる。市販のパッチクランプアンプ(EPC10、HEKA Elektronik Dr. Schulze GmbH社、ドイツ)が、パッチクランプの記録に使用される。
安定してhERG遺伝子を発現するHEK293細胞は、-80mVを保持する。試験/参照化合物の適用に起因したKv11.1(hERG)カリウム電流の定常状態阻害は、固定振幅でのパルスパターンを用いて測定される:51ms/-80mV、500ms/+40mV、500ms/-40mV、200ms/-80mV。hERG特異的電圧プロトコルは、10秒間隔で繰り返される。リーク電流は、P4リーク減算により引かれる。細胞は、細胞外パッチクランプ溶液(EC)により再懸濁され、チップに適用される。
細胞のトラッピング(trapping)後に、シーリング(sealing)手順の改善のために、ECはシールエンハンス溶液(SE)に交換される。ホールセルの外形が獲得されたとき、シールエンハンサーは、ECの適用により洗い落とされる。記録はECにおいて1.5分間開始される。その後、DMSO(ビヒクルコントロール、0.1%DMSO)が加えられ、コントロール電流が3分間測定される。コントロールの定常状態の電流に続いて、試験化合物が同じ濃度で2回加えられ、テール電流がそれぞれ3.5分間測定される。濃度関係の決定のために、試験化合物は、累積濃度-応答曲線として加えられ、それぞれの濃度について5分間測定される。
参照化合物キニジンは、同じ方法で処置される。Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性の効果は、-40mVでモニターされたテール電流の振幅から判断される(対象の電流、COI)。結果は、最後に記録された電流のトレースから計算される。100%のKv11.1(hERG)イオンチャネル活性と定義されたコントロール値、試験化合物の適用およびキニジンの適用の間での、Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性における変化は、COIのコントロール値の増減率として報告される。試験化合物のアリコートは、記録の間に濃度の検証のために集められる。試料は直ちにHPLCにより測定され、アッセイの間の最終化合物濃度が検量線に従い計算される。
薬理学的データ
表1
ATR-ATRIPの阻害(IC50
pCHK1細胞アッセイ;
gH2AX-TopBP1-ER細胞アッセイ
Figure 0007025350000008
Figure 0007025350000009
Figure 0007025350000010
Figure 0007025350000011
Figure 0007025350000012
表1に示された化合物は、本発明に従う特に好ましい化合物である。
驚くべきことに、予想外に、8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエンコア上の(R)メチル基は、著しく細胞内ATR効能を改善させる。

表2
Figure 0007025350000013
さらに、5-アミノアザインドールが、改善された安全性リスクをもたらすhERGのKi値を減少させる。

表3
Figure 0007025350000014
合成
一般式(I)に従う化学物質は、従来の合成方法を用いて、またはスキーム1に略述された経路に従って調製される。
スキーム1:
Figure 0007025350000015
Boc-D-アラニノールのように、保護されたアラニノールは、3-ニトロベンゼンスルホン酸(S)-1-オキシラニルメチルエステルのような、活性化された[(2R)-オキシラン-2-イル]メチルと、エーテル1に好適な塩基を任意に追加したものとを反応させることができる。保護基の除去のための反応条件に依って、オキシランは、アミノ-塩化物2に開くだろう。2は典型的な求核芳香族交換またはバックワルド・ハートウィッグ条件下でピリミジン3と反応し得る。オキシラン4の形成は、塩基性条件下で可能である。
その後、エステルは酸5にけん化され得る。三環式は、現在塩基性条件下で6に形成される。7およびLiBH4のような好適な水素化物(Hydrid)を用いて還元する典型的なエステル化条件の後、アルコール8が得られる。アルコールは、塩化物またはメシラートのような脱離基R9へと変換され得る。R9は、メタンスルフィン酸と反応し、スルホン10となり得る。典型的なアルキル化条件下で、置換されたスルホン11が得られ得る。
12への芳香族C-C結合形成は、典型的な鈴木条件下で成し遂げられ得る。代わりに、塩化物12が、典型的なスティル条件下で12に変換され得る、Sn誘導体13に変換され得る。さらに中間体11は、バックワルド条件下または塩基性条件下での求核芳香族交換でアミン誘導体14へと反応され得る。
中間体4は、代わりにスキーム2に記載されているように合成され得る。
スキーム2:
Figure 0007025350000016
塩基の追加を伴うまたは伴わない、(2R)-2-アミノプロパン-1-オールとクロロピリミジン誘導体と13との求核交換から始まり、3-ニトロ-ベンゼンスルホン酸(S)-1-オキシラニルメチルエステルのような、活性化された[(2R)-オキシラン-2-イル]メチルとの反応に続く。
中間体1は、代わりにスキーム3に略述されるように保護されたアミノプロパノールから始まり、合成され得る。
スキーム3:
Figure 0007025350000017
中間体7は、代わりにスキーム4に略述されるようにモルフォリンから始まり、合成され得る。
スキーム4:
Figure 0007025350000018
エステルモルフォリン誘導体は、NaBHまたはLiAlHのような、水素化物源を用いて、アルコール15に還元され得る。求核交換またはバックワルド-ハートウィッグの条件下でのクロロピリミジンとのカップリング後に、中間体16は、単離され得る。7への環化(Cyclisation)は塩基性条件下で可能である。
中間体8は、スキーム5に略述されるように、カルボン酸6の還元によって合成され得る。
スキーム5:
Figure 0007025350000019
カルボン酸6は、活性エステル17に変換され、次いでアルコール8に還元され得る。
ベンズイミダゾール誘導体は、代わりにスキーム6に記載されているように合成され得る。
スキーム6:
Figure 0007025350000020
クロルピリミジン11は、求核交換またはバックワルド-ハートウィッグ条件下でアミン18に変換され得る。14への閉環は、メチル-イソチオシアナートによる反応後に可能となる。
トリアゾール誘導体は、スキーム7に略述されたように合成され得る。
スキーム7:
Figure 0007025350000021
中間体の合成
Boc-(R)Me-1:[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 0007025350000022

Boc-D-アラニノール(10,88g;60,849mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン乾燥物(600,00ml;7405,764mmol;121,71eq.)中で懸濁し、0℃まで冷却し、水素化ナトリウム(3,00g;125,010mmol;2,05eq.)を加えた。15分後3-ニトロベンゼンスルホン酸(S)-グリシジル(14,28g;57,461mmol;0,94eq.)を加え、冷却下で6時間、室温で14時間撹拌した。反応混合物をろ過し、沈殿物をジクロロメタンで洗浄した。ろ液の溶媒を取り除いた後、沈殿物をシクロヘキサンおよび酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィにより精製した。生成物を、黄色油として単離した(11,79g;82,1%)。LCMS(方法E):0,61分(純度82,1%);[MH+]132m/z;
(R)-Me-2:(R)-1-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩
Figure 0007025350000023

[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル(11,79g;49,956mmol;1,00eq.)を、[1,4]ジオキサン(100,00ml;1,169mol;23,40eq.)中で溶解し、塩化水素(ジオキサン中4M溶液)(75,00ml;300,000mmol;6,01eq.)を加え、反応混合物を室温で一晩中撹拌した。生成物を、溶媒を取り除いた後に油として単離した(10,50g、99,9%);LCMS(方法E):0,15分(純度97%);[MH+]167.9。
(R)-Me-3:2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-((R)-3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000024

2―プロパノール(140,00ml;1831,101mmol;38,78eq.)中(R)-1-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩(10,50g;49,903mmol;1,06eq.)の溶液にN-エチルジイソプロピルアミン(24,00ml;141,127mmol;2,99eq.)を加え、溶液を5分間撹拌した。2,5,6-トリクロロ-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(11,40g;47,213mmol;1,00eq.)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を、2NのHCl(300ml)で処置し、塩化メチレンで2回抽出した。一体化した有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下でろ過および蒸発し、凍結乾燥することによって、黄色油が与えられた(20.11g、93,3%);LC/MS:0,69分(純度86.1%);(M+H)371.9m/z。
(R)-Me-4:2,5-ジクロロ-6-[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000025

2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-((R)-3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(20,11g;44,038mmol;1,00eq.)を、アセトニトリル(150,00ml;2871,897mmol;65,21eq.)および炭酸セシウム(29,00g;89,004mmol;2,02eq.)に溶解し、室温で14時間撹拌した。ろ過およびアセトニトリルで洗浄後、ろ液の溶媒を蒸発させ残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製することによって、茶色油として生成物が供与された(10.38g、68.7%);LCMS(方法E):0.69分(純度98%);[MH+]336.00m/z。
代わりに、中間体(R)-Me-4は、以下のように合成された:
2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-((R)-3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(917,00mg;1,95mmol;100,00mol%)、炭酸カリウム(0,22ml;3,90mmol;200,00mol%)およびアセトニトリル(4,00ml;76,58mmol;3929,36mol%)を混合して室温で2時間、70℃で14時間撹拌した。反応混合物をろ過し、個体残渣をアセトニトリルで洗浄した。ろ液の溶媒を蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、表題の化合物が供与された(376mg、57,4%);LCMS(方法C):1.517分(純度100%);[MH+]336.1m/z。
Li-(R)-Me-5:2,5-ジクロロ-6-[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチル-アミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム
Figure 0007025350000026

2,5-ジクロロ-6-[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(10,38g;30,877mmol;1,00eq.)を、テトラヒドロフラン(60,00ml;740,576mmol;23,98eq.)中で懸濁し、水酸化リチウム(905,00mg;37,034mmol;1,20eq.)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。溶媒を取り除いた後、生成物を無色個体として得た(10.28g、99.3%);LCMS(方法C):0.58分(純度97.9%);[MH+]322.00m/z。
Na-(R)-5:2,5-ジクロロ-6-[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸ナトリウム:
2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-((R)-3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(980,61mg)を、テトラヒドロフラン(20,00ml)に溶解し、水酸化ナトリウム(199,99mg)を加え、混合物を室温で5時間撹拌した。溶媒を真空下で取り除くことによって、茶色個体として生成物が供与された(1.085g、クアント);LCMS(方法E):0.62分(純度100%);[MH+]322m/z
R)-Me-6: (5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸
Figure 0007025350000027

2,5-ジクロロ-6-[(R)-1-メチル-2-((S)-1-オキシラニルメトキシ)-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム(10,28g;30,676mmol;1,00eq.)を、テトラヒドロフラン(250,00ml;3085,735mmol;100,59eq.)に溶解し、2-メチル-プロパン-2-オールリチウム(THF中1.0M溶液)(61,50ml;61,500mmol;2,00eq.)を0℃において液滴で加えた。4時間後、反応溶液を室温まで温め、さらに2日攪拌した。反応混合物を濃縮塩酸でpH~2まで酸性にし、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒の蒸発後、産生物はベージュの固体として単離した(9.00g、65.5%、ベージュの泡(foam));LCMS(方法E):0.51分(純度63.8%);[MH+]286.2m/z。
(R)-Me-7:(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000028

(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸(9,00g;20,099mmol;1,00eq.)を、メタノール(250,00ml;6163,785mmol;306,67eq.)に溶解し、硫酸(8,60ml;161,339mmol;8,03eq.)を加えた。黄色反応混合物を、50℃で14時間攪拌した。反応混合物を減圧下で部分的に濃縮し、次いで酢酸エチルで希釈し、水で2回洗浄した。有機層をNaSO上で乾燥し、減圧下でろ過および濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製することによって、オフホワイトの固体として生成物が供与された(4.3g、69.6%);LCMS(方法E):0.581分(純度97.5%);[MH+]300.00m/z。
(R)-Me-8:((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノール
Figure 0007025350000029

(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル(4,30g;13,989mmol;1,00eq.)を、テトラヒドロフラン(135,00ml;1,666mol;119,12eq.)に溶解し、水素化ホウ素リチウム(THF中2.0M溶液)(10,50ml;21,000mmol;1,50eq.)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。
反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウムで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下でろ過および濃縮することによって、オフホワイトの固体として生成物が供与された(3.85g、97.7%);LCMS(方法E):0.51分(純度96.4%);[MH+]272.00m/z。
中間体(R)-Me-8((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノールの代わりの合成:
(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸(28,19g)をテトラヒドロフラン(200,00ml)に溶解し、クロロギ酸イソブチル(14,75ml)を加えた。トリエチルアミン(15,72ml)をテトラヒドロフラン(15,00ml)に溶解したものを液滴で加え、混合物を室温で30分間攪拌した。反応混合物をろ過した。水素化ホウ素リチウム(THF中2M溶液)(161,96ml)を溶液に液滴で加え、混合物を室温で14時間攪拌した。反応混合物に塩化アンモニウム溶液(400ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層は飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄され、硫酸アンモニウム上で乾燥した。真空中で溶媒を取り除いた後、残渣をカラムクロマトグラフィで精製することによって、無色固体として生成物が供与された;LCMS(方法E):0.51分(純度99%)、[MH+]272.1m/z。
Cl-(R)-Me-9:(5R,8aS)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000030

((S)-3-クロロ-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノールをジクロロメタン(35,00ml;0,548mol;40,12eq.)に溶解し、塩化チオニル(3,00ml;41,355mmol;3,03eq.)を加え、混合物を室温で4時間攪拌した。塩化チオニル(0,99ml;13,660mmol;1,00eq.)をさらに加え、室温で3日間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を飽和NaHCO溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、統合された有機層を脱イオン水で1回洗浄し、NaSOで乾燥した。生成物は黄色固体として単離された(3.955g、82.2%);LCMS(方法E):0.70分(純度82.4%);[MH+]290m/z。
(R)-Me-10:(5R,8aS)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000031

(5R,8aS)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(3,95g;11,218mmol;1,00eq.)を、プロパン-2-オール(25,00ml;326,982mmol;29,15eq.)中で懸濁し、メタン-スルフィン酸ナトリウム(1,50g;14,693mmol;1,31eq.)を加え、80℃で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、脱イオン水で処置し、酢酸エチルで2回抽出し、統合された有機層を1回脱イオン水で洗浄し、NaCOで乾燥した。溶媒を取り除いた後、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製することによって、無色固体として生成物が供与された(3.53g、92.3%);LCMS(方法E):0.56分(純度97.9%);[MH+]334.00m/z。
ジ-Me-(R)-Me-11:(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000032

(5R,8aS)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(6,08g;17,432mmol;1,00eq.)を、N,N-ジメチル-ホルムアミド(50,00ml;643,008mmol;36,89eq.)に溶解し、tert-ブチル酸カリウム(2,55g;22,725mmol;1,30eq.)を氷浴で冷却しながら加え、10分後ヨウ化メチル(1,45ml;23,292mmol;1,34eq.)を氷浴で冷却しながらさらに加え、最初のうちは氷浴で冷却しながら1時間攪拌した。次いで、tert-ブチル酸カリウム(2,55g;22,725mmol;1,30eq.)を氷浴で冷却しながらさらに加え、10分後ヨウ化メチル(1,45ml;23,292mmol;1,34eq.)を氷浴で冷却しながらさらに加え、最初のうちは氷浴で冷却しながら1時間攪拌した。反応混合物を300mlの冷水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。統合された有機層を塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、減圧下で溶媒を取り除いた。生成物を、フラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)の後、黄色固体として単離した(2.69g、42.6%);LCMS(方法E):0.69分(純度100%);[MH+]362m/z。
(R)-Me-6:(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸((R)-2-アリルオキシ-1-メチル-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステルの代わりの合成
Figure 0007025350000033

Boc-D-アラニノール(25,00g;138,393mmol;100,00mol%)を、水酸化ナトリウム(138,38ml;4670,754mmol;3375,00mol%)中で懸濁し、臭化アリル(14,82ml;166,071mmol;120,00mol%)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、次いで水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過および蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製することによって、無色油として生成物が供与された(23.99g、80.5%);LCMS(方法C):[MH+]116.1m/z。
((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 0007025350000034

ジクロロメタン(100,00ml;1566,000mmol;3132,00mol%)における(R)-2-アリルオキシ-1-メチル-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(10,76g;50,000mmol;100,00mol%)の溶液に、3-クロロペルオキシ安息香酸(18,49g;75,000mmol;150,00mol%)を加え、反応混合物を室温で1日間攪拌した。反応混合物をろ過し、残渣をジクロロメタンで洗浄した。ろ液を亜硫酸水素ナトリウム溶液および炭酸ナトリウム溶液で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させることによって、無色油として生成物が供与された(11.286g、87.8%)、;LCMS(方法C):[MH+]132.2m/z。
1-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩および3-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-2-クロロ-プロパン-1-オール塩酸塩
Figure 0007025350000035

((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(8,99g;35,000mmol;100,00mol%)を、ジオキサン(179,63ml;2,100mol;6000,00mol%)に溶解し、塩化水素(ジオキサン中4M溶液)(35,00ml;140,000mmol;400,00mol%)で処置した。反応混合物を、室温で一晩中攪拌し、溶媒を真空下で取り除くことによって、黄色油の位置異性体の混合物として生成物が供与された(10.65g、80.5%);LCMS(方法C):1.400分;[MH+]168.1m/z。
2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-(3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000036

2-プロパノール(156,48ml;2046,654mmol;3924,00mol%)中1-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩および3-((R)-2-アミノ-プロポキシ)-2-クロロ-プロパン-1-オール塩酸塩(10,65g;52,157mmol;100,00mol%)の溶液に、N-エチルジイソプロピルアミン(26,61ml;156,472mmol;300,00mol%)を加え、5分間攪拌した。2,5,6-トリクロロ-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(12,59g;52,157mmol;100,00mol%)を加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。反応混合物にジクロロメタンおよび1NのHClを加えた。水層をジクロロメタンで抽出した。一体化した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空下で取り除き、残渣をカラムクロマトグラフィ(石油ベンゼン/酢酸エチル)により精製することによって、黄色油として生成物が供与された(10.8g、52%);LCMS(方法C):1.52分(純度94.1%);[MH+]372.00m/z。
2,5-ジクロロ-6-((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000037

2,5-ジクロロ-6-[(R)-2-(3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(10,82g;27,321mmol;100,00mol%)をアセトニトリル(72,53ml;1388,730mmol;5083,00mol%)に溶解し、炭酸セシウム(4,37ml;54,642mmol;200,00mol%)を加えた。反応混合物を室温で2.75時間攪拌した。反応混合物をろ過し、アセトニトリルで洗浄し、ろ液を減圧下で濃縮し、真空中で乾燥することによって、茶色固体として生成物が供与された(9.95g、87.9%);LCMS(方法C):1.51分(純度81.1%);[MH+]336.00m/z。
2,5-ジクロロ-6-((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム
Figure 0007025350000038

2,5-ジクロロ-6-((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(4,97g;12,000mmol;100,00mol%)をテトラヒドロフラン(24,12ml;297,720mmol;2481,00mol%)に溶解し、水酸化リチウム(351,89mg;14,400mmol;120,00mol%)を加えた。反応混合物を室温で14時間攪拌した。
反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を真空下で取り除くことによって、黄土色固体として生成物が供与された(4.671g、90.9%、黄土色固体);LCMS(方法C):1.07分(純度76.6);[MH+]322.10m/z。
中間体6:(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸
Figure 0007025350000039

2,5-ジクロロ-6-((R)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム(4,67g;10,906mmol;100,00mol%)をテトラヒドロフラン(120,00ml;1481,153mmol;13581,16mol%)に溶解し、テトラヒドロフランにおけるリチウムtert-ブトキシド,1.0M溶液(21,81ml;21,812mmol;200,00mol%)を加えた。反応物を室温で3日攪拌した。反応混合液を飽和NaClで抽出し、水層を2NのHClで酸性にし、DCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下でろ過および濃縮することによって、ベージュ固体として生成物が供与された(3.385g、53.6%);LCMS(方法C):1.10分(純度49.3%);[MH+]286.00m/z。
((S)-2-アリルオキシ-1-メチル-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 0007025350000040

n-Boc-D-アラニノール(5,00g;28,25mmol;1,00eq.)を水酸化ナトリウム溶液最小32%(28,25ml;953,41mmol;33,75eq.)中で懸濁し、臭化アリル(3,02ml;33,90mmol;1,20eq.)を加えた。反応混合物を室温で20日間撹拌した。反応混合物を希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過および蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製することによって、無色油として生成物が供与された4.772g、78.5%);LCMS(方法C):1.63分(純度100%);[MH+]116.2m/z。
Boc(S)-Me-1:((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 0007025350000041

ジクロロメタン(50,00ml;782,98mmol;52,20eq.)中((S)-2-アリルオキシ-1-メチル-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(3,23g;15,00mmol;1,00eq.)の溶液に、3-クロロ過安息香酸(3,88g;22,50mmol;1,50eq.)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌した。3-クロロ過安息香酸(1294,24mg;7,50mmol;0,50eq.)を加え、反応混合物をさらに室温で2時間撹拌した。3-クロロ過安息香酸(776,55mg;4,50mmol;0,30eq.)を加え、室温で3日間撹拌した。反応混合物をろ過し、残渣をジクロロメタンで洗浄した。ろ液を希釈亜硫酸水素ナトリウム溶液および希釈炭酸ナトリウム溶液で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、乾燥状態まで蒸発させることによって、無色油として生成物が供与された(3.691g、95.7%);LCMS(方法C):1.40分(純度94.89%);[MH+]132.1。
(S)-Me-2:1-((S)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩
Figure 0007025350000042

((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(3,69g;14,36mmol;1,00eq.)をジオキサン(73,69ml;861,52mmol;60,00eq.)に溶解し、塩化水素溶液(14,36ml;57,43mmol;4,00eq.)で処置した。反応混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮することによって、無色油として生成物が供与された(3.27g、102.8%);LCMS(方法C):1.40分(純度92.16%);[MH+]168.2。
(S)-Me-3:2,5-ジクロロ-6-[(S)-2-(3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000043

2-プロパノール(44,32ml;579,67mmol;39,24eq.)中1-((S)-2-アミノ-プロポキシ)-3-クロロ-プロパン-2-オール塩酸塩(3,27g;14,77mmol;1,00eq.)の溶液に、N-エチルジイソプロピルアミン(7,54ml;44,32mmol;3,00eq.)を加え、溶液を5分間攪拌した。2,5,6-トリクロロ-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(3,57g;14,77mmol;1,00eq.)を加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。反応混合物にジクロロメタンおよび1NのHClを加えた。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。残渣をカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、黄色油として生成物が供与された(2.131g、30.8%);LCMS(方法C):1.52分(純度79.63%);[MH+]372.00m/z。
(S)-Me-4:2,5-ジクロロ-6-((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000044

2,5-ジクロロ-6-[(S)-2-(3-クロロ-2-ヒドロキシ-プロポキシ)-1-メチル-エチルアミノ]-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(2,13g;4,55mmol;1,00eq.)をアセトニトリル(11,89ml;227,59mmol;50,00eq.)に溶解し、炭酸セシウム(0,73ml;9,10mmol;2,00eq.)を加えた。反応混合物を室温で2.75時間攪拌した。反応混合物をろ過し、アセトニトリルで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、黄色油として生成物が供与された(1.052g、68.3%);LCMS(方法C):1.51分(純度99.38%);[MH+]336m/z。
(S)-Me-5:2,5-ジクロロ-6-((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム
Figure 0007025350000045

水酸化リチウム(113,80mg;4,66mmol;1,50eq.)および2,5-ジクロロ-6-((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(1,05g;3,10mmol;1,00eq.)を、テトラヒドロフラン(6,29ml;77,62mmol;25,00eq.)中で懸濁し、室温で2時間攪拌した。反応混合物をろ過および蒸発させ、残渣を真空下で14時間乾燥することによって、無色固体として生成物が供与された(885.7mg、75.3%)(;LCMS(方法C):1.08分(純度86.64%);[MH+]322m/z。
(S)-Me-6:(5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸
Figure 0007025350000046

2,5-ジクロロ-6-((S)-1-メチル-2-オキシラニルメトキシ-エチルアミノ)-ピリミジン-4-カルボン酸リチウム(885,70mg;2,34mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン(23,68ml;292,24mmol;125,00eq.)に溶解し、テトラヒドロフラン(4,71ml;0,06mmol;0,03eq.)中リチウムtert-ブトキシド,1.0m溶液を加えた。反応混合物を室温で4日間攪拌した。反応混合物を水およびジクロロメタンで処置した。水層を2NのHClで酸性にし、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させることによって、黄色油として生成物が供与された(508.8mg、38.1%);LCMS(方法C):1.10分(純度50%);[MH+]286m/z。
(S)-Me-7:(5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000047

(5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸(508,80mg;0,89mmol;1,00eq.)をメタノール(23,48ml;578,82mmol;650,00eq.)に溶解し、硫酸(379,73μl;7,12mmol;8,00eq.)を加え、室温で6時間攪拌した。溶媒を真空下で取り除き、残渣をDCMおよび水で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO溶液で1回および水で2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)により精製することによって、無色油として生成物が供与された(150.5mg、53.4%);LCMS(方法C):1.32分(純度94.77%);[MH+]300.1m/z。
(S)-Me-8:((5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノール
Figure 0007025350000048

(5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル(150,00mg;0,47mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン(7,46ml;92,06mmol;194,04eq.)に溶解し、溶液を氷浴で冷却した。窒素下でTHF中水素化ホウ素リチウム溶液2.0M(355,84μl;0,71mmol;1,50eq.)を加え、反応溶液を室温で3時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を反応溶液に加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過および蒸発させることによって、無色油として生成物が供与された(177mg、128%);LCMS(方法C):1.17分(純度93.22%);[MH+]272.1m/z。
Cl-(S)-Me-9:(5S,8aR)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000049

ジクロロメタン(4,85ml;75,89mmol;12500,00mol%)中((5S,8aR)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノール(177,00mg;0,61mmol;100,00mol%)の溶液に、塩化チオニル(88,09μl;1,21mmol;200,00mol%)を加え、溶液を室温で14時間攪拌した。塩化チオニル(44,05μl;0,61mmol;100,00mol%)を加え、反応混合物を室温で6時間攪拌した。塩化チオニル(44,05μl;0,61mmol;100,00mol%)を再度加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。合成のための塩化チオニル(176,18μl;2,43mmol;400,00mol%)を加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。
溶媒を真空下で取り除いた。残渣をジクロロメタン(500,00μl;7,83mmol;1289,57mol%)に溶解し、合成のための塩化チオニル(100,00μl;1,38mmol;227,04mol%)を加え、溶液を室温で2時間攪拌した。ジクロロメタンおよび酢酸イソプロピルを加えた。沈殿物をろ過で除き、少量のジクロロメタンで洗浄した。ろ液を蒸発させ、水および酢酸エチル中で取り上げた。飽和NaHCO溶液を加えることによって、中性pH値に至った。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィにより精製することによって、生成物が供与された(45mg、25%);LC/MS:(パーセント面積)98.323%;Rt1.534分;(M+H)290.2.
(S)-Me-10:(5S,8aR)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000050

(5S,8aR)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(96,9mg)を2-プロパノール(1,00ml;13,08mmol;4014,87mol%)中で懸濁し、メタンスルフィン酸ナトリウム(50,86mg;0,42mmol;130,00mol%)を加えた。懸濁液を80℃で3日間攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過および蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、灰色油として生成物が供与された(63.1mg、55.2%);LCMS(方法E):0.56分(純度95.2%);[MH+]334.1m/z。
(S)-Me-11:(5S,8aR)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000051

(5S,8aR)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(63,10mg;0,18mmol;1,00eq.)をDMF(2,00ml;25,72mmol;142,92eq.)に溶解した。氷冷下で、tert-ブチル酸カリウム(26,25mg;0,23mmol;1,30eq.)およびヨウ化メチル(14,56μl;0,23mmol;1,30eq.)を液滴で加えた。反応混合物を0℃で3時間攪拌した。反応混合物を冷水4mLに注ぎこみ、30分間攪拌した。結果として生じる淡黄色の懸濁液を減圧下で、ろ過で除き、蒸発させた残渣をカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、無色油として生成物が供与された(51.3mg、67%);LCMS(方法E):0.97分(純度85%);[MH+]362.1m/z。
(cis)-5-メチル-モルホリン-3-イル)-メタノール
Figure 0007025350000052

cis-5-メチルモルホリン-3-カルボン酸塩酸塩(7,00g;36,616mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン(200,00ml;2,469mol;67,42eq.)中で懸濁し、0℃に冷却した。この温度で、テトラヒドロフラン中水素化アルミニウムリチウム,1M溶液(80,00ml;80,000mmol;2,18eq.)を30分以内に液滴で加え、0℃で1,5時間および室温で14時間攪拌した。冷却しながら水を液滴で加えた。反応混合物をセライト上でろ過し、THFで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、ジクロロメタンで抽出し、減圧下で濃縮することによって、赤色油として生成物が供与された(7.78g、クアント);LCMS(方法E):0.27分(純度100%);[MH+]132.1m/z。
cis-2,5-ジクロロ-6-(3-ヒドロキシメチル-5-メチル-モルホリン-4-イル)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000053

2,5,6-トリクロロ-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(5,00g;20,086mmol;1,00eq.)、(cis)-5-メチル-モルホリン-3-イル)-メタノール(4,30g;31,798mmol;1,58eq.)を2-プロパノール(50,00ml;653,965mmol;32,56eq.)に溶解し、N-エチルジイソプロピルアミン(6,85ml;40,280mmol;2,01eq.)を加え、反応混合物を室温で3日間攪拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)により精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(657mg、7%);LCMS(方法C):Rt1.434分;(M+H)336。
cis-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000054

2,5-ジクロロ-6-((cis)-3-ヒドロキシメチル-5-メチル-モルホリン-4-イル)-ピリミジン-4-カルボン酸メチルエステル(607,00mg;1,244mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン(7,50ml;92,572mmol;74,41eq.)に溶解し、リチウムtert-ブトキシド(150,00mg;1,874mmol;1,51eq.)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、酢酸エチルで希釈し、2Nの塩酸水溶液で洗浄し、水溶液を酢酸エチルで洗浄した。統合された有機層を塩水で1回洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下でろ過および濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、ベージュ色固体として生成物が供与された;LCMS(方法C):1.328分、[MH+]300.1m/z。
((cis)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノール
Figure 0007025350000055

(cis)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル(180,00mg;0,542mmol;1,00eq.)をテトラヒドロフラン(2,00ml;24,686mmol;45,57eq.)に溶解し、続いて、0℃でTHF中水素化ホウ素リチウム,2M(300,00μl;0,600mmol;1,11eq.)を加えた。溶液を室温で2時間攪拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を真空下で取り除くことによって、無色固体として生成物が供与された(158,00mg;80.9%);LCMS(方法C):Rt1.185分(純度96%);[MH+]272.1m/z。
(cis)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000056

((cis)-3-クロロ-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノールをジクロロメタン(3,00ml;0,047mol;80,70eq.)に溶解し、塩化チオニル(84,50μl;0,001mol;2,00eq.)を液滴で加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を真空下で取り除くことによって、ベージュ色固体として生成物が供与された(188,00mg;クアント.);LCMS(方法C):Rt1.556分(純度90%);[MH+]290.2m/z。
(cis)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000057

(cis)-3-クロロ-1-クロロメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(188,00mg;0,616mmol;1,00eq.)を2-プロパノール(2,50ml;0,033mol;53,12eq.)に溶解し、メタンスルフィン酸ナトリウム(100,00mg;0,833mmol;1,35eq.)を加えた。反応混合物を80℃で14時間攪拌した。メタンスルフィン酸ナトリウム(26,00mg;0,216mmol;0,35eq.)を加え、80℃で14時間攪拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、無色固体として生成物が供与された(118,00mg;0,338mmol;54.9%);LCMS(方法C):Rt1.283分(純度96%);[M+H]334m/z。
(cis)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000058

(cis)-3-クロロ-1-メタンスルホニルメチル-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(118,00mg;0,338mmol;1,00eq.)をDMF(1,25ml;16,075mmol;47,57eq.)に溶解し、0℃に冷却し、tert-ブチル酸カリウム(50,00mg;0,446mmol;1,32eq.)を加えた。10分後、ヨウ化メチル(27,50μl;0,442mmol;1,31eq.)を加えた。
反応混合物を室温で14時間攪拌した。tert-ブチル酸カリウム(50,00mg;0,446mmol;1,32eq.)を加え、10分間攪拌し、ヨウ化メチル(27,50μl;0,442mmol;1,31eq.)を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液を水でクエンチし、沈殿物をろ過で除き、水で洗浄し、50℃の真空乾燥機で14時間乾燥した。ろ液をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、溶媒を真空下で取り除いた。合わせた残渣をフラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(72,50mg);LCMS:(方法C)Rt1.524分;[MH+]362.1m/z。
例1
{4-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(R)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}-メチル-アミン("A1")の調製
Figure 0007025350000059
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-トリブチルスタンナニル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000060

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(937,00mg;2,590mmol;0,52eq.)およびビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジ-クロロパラジウム(ii)(355,00mg;0,501mmol;0,10eq.)を、1,4-ジオキサン(12,00ml;140,287mmol;28,05eq.)中で懸濁し、ビス(トリブチルスズ)(2,55ml;5,046mmol;1,01eq.)を加え、マイクロ波で160℃1時間加熱した。
別のビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)-ジクロロパラジウム(ii)(90,00mg;0,127mmol;0,03eq.)およびビス(トリブチルスズ)(2,55ml;5,046mmol;1,01eq.)を加え、マイクロ波で160℃1時間加熱した。別のビス(トリブチルスズ)(2,55ml;5,046mmol;1,01eq.)を加え、マイクロ波で160℃1時間加熱した。化合物をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)により精製することによって、無色固体が供与された(0.788g、23%)。LCMS(方法E):1.15分(純度90.1%);[MH+]618.2m/z。
1-ベンゼンスルホニル-4-クロロ-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 0007025350000061

4-クロロ-1-ベンゼンスルホニル-7-アザインドール(3,85g;13,125mmol;0,47eq.)をジクロロメタン(50,00ml;782,970mmol;28,09eq.)に溶解し、硝酸テトラメチルアンモニウム(6,00g;42,306mmol;1,52eq.)を0℃で加えた。この溶液に無水トリフルオロ酢酸(5,85ml;42,058mmol;1,51eq.)を加え、0℃で6時間攪拌した。次いで、無水トリフルオロ酢酸(2,90ml;20,850mmol;0,75eq.)を0℃で加え、室温で一晩中攪拌した。溶媒を取り除き、残渣をジクロロメタンで溶解し、飽和NHCl水溶液でクエンチした。水層をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を真空下で取り除いた。メタノールからの再結晶の後、生成物を黄色固体(5.74g、57.9%、黄色結晶)として得た;LCMS(方法E):0.86分(純度94.9%);[MH+]338.00m/z。
例1.1.1.1
(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000062

(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-トリブチルスタンナニル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(785,00mg;1,147mmol;1,00eq.)および1-ベンゼンスルホニル-4-クロロ-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(470,00mg;1,321mmol;1,15eq.)を、DMF(2,45ml;31,552mmol;27,50eq.)に溶解した。ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(15,2%Pd、80,53mg;0,115mmol;0,10eq.)を加え、90℃で14時間攪拌した。
生成物をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、黄色の泡として0.493g(67.2%)が供与された;LCMS(方法E):0.89分(純度98.4%);[MH+]629.00m/z。
例1.1.1
1-ベンゼンスルホニル-4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン
Figure 0007025350000063

(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(490mg、.779mmol)をTHF(10ml)に溶解し、スポンジニッケル(0.5g)を加え、室温で14時間水素化した。ろ過後、溶媒を真空下で取り除き、黄色固体として生成物を得た(0.495g、103.4%、黄色固体泡);LCMS(方法C):1.70分(純度95.9%);[MH+]599.3m/z。
例1.1
(1-ベンゼンスルホニル-4-{(S)-1-[1-((R)-メタンスルホニル)-1-メチル-エチル]-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル}-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-メチル-アミン
Figure 0007025350000064

ギ酸(100,00μl;2,65mmol;2650,73mol%)中1-ベンゼンスルホニル-4-{(S)-1-[1-((R)-メタンスルホニル)-1-メチル-エチル]-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル}-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン(61,09mg;0,10mmol;100,00mol%)の溶液に、ギ酸中ホルムアルデヒド,1M溶液(100,00μl;0,10mmol;100,00mol%)を加え、100℃に加熱し、室温で5分間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、飽和NaHCOによりpHを中性に合わせ、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、生成物が供与された(0.27g、41%);LCMS(方法C):1.817分(純度93%);[MH+]613.3m/z。
{4-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(R)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}-メチル-アミン("A1")の調製
Figure 0007025350000065

テトラヒドロフラン(2ml)中(1-ベンゼンスルホニル-4-{(S)-1-[1-((R)-メタンスルホニル)-1-メチル-エチル]-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル}-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-メチル-アミン(131mg)の溶液に、2,2,2-トリフルオロエタノール(2ml)および炭酸セシウム(246mg)を加えた。懸濁液を100℃まで加熱し、室温で14時間攪拌した。次いで、反応混合物を30℃で3日間攪拌した。
反応溶液をジクロロメタンで希釈し、カラムクロマトグラフィ(メタノールおよびジクロロメタン)にて精製することによって、黄色固体として表記の化合物が供与された(46mg);LCMC(方法C):1.18分(純度100%);[MH+]473.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.19 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.78 (q, J = 5.3 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 3.3, 2.0 Hz, 1H), 4.71 (qd, J = 6.7, 3.2 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.8, 3.2 Hz, 1H), 4.02 - 3.93 (m, 2H), 3.89 - 3.82 (m, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.10 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 2.91 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H)
例2
3-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A2")の調製
Figure 0007025350000066
例2.1.1.1
メタンスルホン酸(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチルエステル
Figure 0007025350000067

((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-メタノール(260,000mg;0,9569mmol;1,00eq.)をジクロロメタン(20,000ml;313,1880mmol;327,28eq.)に溶解し、トリエチルアミン(198,975μl;1,4354mmol;1,50eq.)を加えた。5℃でジクロロメタン(5,000ml;78,2970mmol;81,82eq.)中塩化メタン-スルホニル(96,417μl;1,2440mmol;1,30eq.)を加え、3時間攪拌した。反応溶液をジクロロメタンで希釈し、水で抽出し、有機層をNaSO上で乾燥した。真空下で溶媒を取り除いた後に、緑色固体として生成物を得た(346mg、103.4%);LCMS(方法F):0.98分(純度100%);350.00m/z。
例2.1.1
(10S,14R)-4-クロロ-14-メチル-6-[(2λ 4 -トリアザ-2-イン-1-イル)メチル]-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0 ]テトラデカ-2,4,6-トリエン
Figure 0007025350000068

メタンスルホン酸(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチルエステル(346,000mg;0,9892mmol;1,00eq.)をDMF(10,000ml;128,6015mmol;130,01eq.)に溶解した。アジ化ナトリウム(173,801μl;4,9458mmol;5,00eq.)を加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎこみ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。生成物をカラムクロマトグラフィ(n-へプタン/酢酸エチル)にて精製することによって、無色固体が供与された(210mg、71.1%);LCMS(方法F):1.06分(純度100%);[MH+]297m/z。
例2.1
3-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000069

(10S,14R)-4-クロロ-14-メチル-6-[(2λ4-トリアザ-2-イン-1-イル)メチル]-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン(105,000mg;0,3515mmol;1,00eq.)を1,4-ジオキサン(5,000ml;0,0585mol;166,30eq.)に溶解し、ペンタメチルシクロペンタジエニルビス(トリフェニルホスフィン)塩化ルテニウム(II)(2,451μl;0,0070mmol;0,02eq.)およびメチルアセチレンカルボキシラト(44,326mg;0,5272mmol;1,50eq.)を加えた。
反応混合物に塩水を注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、減圧下でろ過および乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィ(n-ヘプタン/酢酸エチル)にて精製することによって、茶色固体として生成物が供与された(39mg、29.1%);LCMS(方法F):1.03分(純度100%);[MH+]381.1m/z。
3-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A2")の調製
Figure 0007025350000070

3-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル(18,000mg;0,0473mmol;1,00eq.)、4-(テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(13,085mg;0,0520mmol;1,10eq.)、リン酸カリウム(45,834mg;0,1891mmol;4,00eq.)およびPd(PCy3)2Cl2(2,792mg;0,0038mmol;0,08eq.)を、ジオキサン(1,500ml;17,5359mmol;370,97eq.)に溶解し、水(375,000μl;20,8160mmol;440,36eq.)を加え、90℃で14時間撹拌した。
反応混合物を塩水に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。生成物をカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製することによって、黄色個体が供与された(5mg、23.6%);LCMS(方法F):0.81分(純度100%);[MH+]449.2m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 11.56 (s, 1H), 8.18 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.66 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 3.4, 2.5 Hz, 1H), 6.71 (dd, J = 3.4, 2.0 Hz, 1H), 6.05 (s, 2H), 4.72 (qd, J = 6.5, 2.7 Hz, 1H), 4.52 - 4.45 (m, 1H), 4.01 - 3.85 (m, 4H), 3.73 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.18 (m, 1H), 1.30 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例3
3-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(2-メチルアミノ-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A3")
Figure 0007025350000071

3-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-3H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル(18,000mg;0,0473mmol;1,00eq.)、トリス(ジベンジリデンアセトン)-二パラジウム(0)(8,657mg;0,0095mmol;0,20eq.)、ジシクロヘキシル-(2',4',6'-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(9,014mg;0,0189mmol;0,40eq.)および(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミン(7,323mg;0,0473mmol;1,00eq.)を、ジオキサン(3,000ml;35,0718mmol;741,94eq.)に溶解した。
リチウムtert-ブトキシド(5,966μl;0,0662mmol;1,40eq.)を加え、90℃で14時間撹拌した。反応混合物を塩水に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。生成物をカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)にて精製することによって、黄色個体が供与された(6mg、26.6%);LCMS(方法F):0.86分(純度100%);[MH+]478.2m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.97 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.72 - 7.66 (m, 1H), 7.23 - 7.14 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 8.2, 7.0 Hz, 1H), 6.92 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 6.06 (s, 2H), 4.61 - 4.53 (m, 1H), 4.50 (dd, J = 10.8, 3.0 Hz, 1H), 4.06 - 3.96 (m, 2H), 3.95 - 3.85 (m, 2H), 3.74 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.26 - 3.19 (m, 0H), 2.89 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 2H).
例4
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A4")
Figure 0007025350000072
例4.1
1-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 0007025350000073

(10S,14R)-4-クロロ-14-メチル-6-[(2λ4-トリアザ-2-イン-1-イル)メチル]-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン(105,000mg;0,3515mmol;1,00eq.)を、水(1,500ml;83,3333mmol;237,09eq.)およびtert-ブタノール(2,000ml;21,0464mmol;59,88eq.)中で懸濁した。
次いで(0,002ml;0,2812mmol;0,80eq.)、硫酸銅(II)五水和物粉末(4,912μl;0,0703mmol;0,20eq.)およびメチルアセチレンカルボキシラト(59,102mg;0,7030mmol;2,00eq.)を加えた。混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物を塩水に注ぎ込み、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。生成物をカラムクロマトグラフィ(n-へプタン/酢酸エチル)にて精製することによって、茶色固体が供与された(128mg、95.6%);LCMS(方法F):0.96分(純度100%);[MH+]381.1m/z。
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A4")の調製
Figure 0007025350000074

1-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル(64,000mg;0,1681mmol;1,00eq.)、4-(テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(46,525mg;0,1849mmol;1,10eq.)、リン酸カリウム(162,965mg;0,6723mmol;4,00eq.)およびPd(PCyCl(9,925mg;0,0134mmol;0,08eq.)をジオキサン(3,000ml;35,0718mmol;208,67eq.)および水(750,000μl;41,6320mmol;247,70eq.)に溶解した。
反応物を90℃で14時間攪拌した。反応混合物を塩水に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。沈殿物を単離し、真空下で乾燥することによって、茶色固体(65mg、86.2%)として生成物を得た;LCMS(方法F):0.83分(純度100%);[MH+]449.2m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 13.06 (bs, 1H), 11.78 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.28 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.45 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 3.4, 1.9 Hz, 1H), 5.80 - 5.72 (m, 2H), 4.75 (qd, J = 6.7, 2.7 Hz, 1H), 4.56 - 4.49 (m, 1H), 4.03 - 3.93 (m, 3H), 3.89 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.74 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.27 - 3.19 (m, 1H), 1.32 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例5
2-[(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-3-メチルアミノメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A5")
Figure 0007025350000075
例5.1.1
2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000076

(5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-カルボン酸メチルエステル(1,85g;6,000mmol;100,00mol%)をテトラヒドロフラン(25,42ml;313,800mmol;5230,00mol%)に溶解し、塩化メチルマグネシウム(テトラヒドロフラン中溶液)(6,00ml;18,000mmol;300,00mol%)を加え、反応物を環境温度で50分攪拌した。反応混合物をTHFおよび飽和NaCl溶液の間に分布させた。結果として生じた沈殿物をろ過し、有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、乾燥状態までろ過および蒸発させた。残渣をMTBE中で加熱し、冷却させ、取り出し、MTBEで洗浄した。無色固体(1.774g、89.4%)として生成物を得た;LCMS(方法C):1.49分(純度90.6%);[MH+]300.1m/z。
例5.1
2-[(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A7")
Figure 0007025350000077

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(330,85mg;1,000mmol;100,00mol%)、5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-(トリイソプロピルシリル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(502,11mg;1,200mmol;120,00mol%)および炭酸水素ナトリウム(100,81mg;1,200mmol;120,00mol%)をDMF(2,00ml;25,720mmol;2572,00mol%)および水(1,00ml;55,490mmol;5549,00mol%)中で懸濁した。
反応混合物を80℃まで加熱し、ビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)-クロリド(chlorid)(14,04mg;0,020mmol;2,00mol%)を加え、80℃で14時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下でろ過および濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(130.9mg、31.0%);LCMS(方法C):1.31分(純度94.7%);[MH+]400.3m/z。
2-[(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-3-メチルアミノメチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A5")の調製
Figure 0007025350000078

2-[(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(42,18mg;0,10mmol;100,00mol%)を、エタノール中メチルアミン33%wt.溶液(373,46μl;3,00mmol;3000,00mol%)に溶解し、80℃で3時間攪拌した。エタノール中メチルアミン33%wt.溶液(373,46μl;3,00mmol;3000,00mol%)を加え、反応混合物を100℃で14時間攪拌した。
溶媒を真空下で取り除き、生成物を分取HPLCにて精製することによって、黄色固体が供与された(13.5mg、26.9%);LCMS(方法C):1.17分(純度97.2%);[MH+]443.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.87 (s, 1H), 8.30 (s, 1H, formate), 8.26 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 4.57 - 4.42 (m, 2H), 4.02 - 3.82 (m, 3H), 3.75 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.61 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.56 - 3.43 (m, 2H), 3.18 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.50 (s, 6H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例6
2-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A6")
Figure 0007025350000079
例6.1
2-[(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000080

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(165,43mg;0,500mmol;100,00mol%)、1-ベンゼンスルホニル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(242,69mg;0,600mmol;120,00mol%)および炭酸水素ナトリウム(50,40mg;0,600mmol;120,00mol%)を、DMF(3,00ml;38,580mmol;7716,00mol%)および水(749,99μl;41,620mmol;8324,00mol%)中で懸濁した。ビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)-クロリド(chlorid)(7,02mg;0,010mmol;2,00mol%)を加えた。反応物を80℃で16時間攪拌した。反応混合物を水で希釈した。結果として生じた沈殿物をろ過で取り除き、水で洗浄することによって、ベージュ色固体として生成物供与された(270mg、86.9%);LCMS(方法C):1.88分(純度83.9%);[MH+]522.2m/z。
2-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A6")の調製
Figure 0007025350000081

2-[(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(270,00mg;0,434mmol;100,00mol%)および炭酸セシウム(104,31μl;1,303mmol;300,00mol%)を、2,2,2-トリフルオロ-エタノール(868,64μl;11,983mmol;2759,00mol%)およびテトラヒドロフラン(868,76μl;10,723mmol;2469,00mol%)中で懸濁し、混合物を80℃で16時間攪拌した。
反応混合物をろ過し、母液を乾燥状態まで蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(メタノール/ジクロロ-メタン)にて精製することによって、無色固体として生成物が供与された(90mg、54%);LCMS(方法C):1.32分(純度99.4%);[MH+]382.2m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.73 (s, 1H), 8.30 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 3.4, 2.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 3.5, 2.0 Hz, 1H), 5.30 (s, 1H), 4.77 (qd, J = 6.5, 2.9 Hz, 1H), 4.44 (dd, J = 10.6, 2.8 Hz, 1H), 4.00 - 3.81 (m, 4H), 3.71 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.14 (m, 1H), 1.53 (s, 6H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 3H)
例7
2-[(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A7")
Figure 0007025350000082

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(330,85mg;1,000mmol;100,00mol%)、5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-(トリイソプロピルシリル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(502,11mg;1,200mmol;120,00mol%)および炭酸水素ナトリウム(100,81mg;1,200mmol;120,00mol%)をDMF(2,00ml;25,720mmol;2572,00mol%)および水(1,00ml;55,490mmol;5549,00mol%)に懸濁した。
反応混合液を80℃まで加熱し、ビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)-クロリド(chlorid)(14,04mg;0,020mmol;2,00mol%)を加え、80℃で14時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下でろ過および濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(130.9mg、31.0%);LCMS(方法C):1.31分(純度94.7%);[MH+]400.3m/z。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.86 (s, 1H), 8.26 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 2.6 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.63 (qd, J = 6.5, 3.0 Hz, 1H), 4.45 (dd, J = 10.5, 2.8 Hz, 1H), 4.00 - 3.79 (m, 4H), 3.66 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.18 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 1.50 (s, 6H), 1.28 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例8
{1-[(5R,8aR)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A8")
Figure 0007025350000083

(cis)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(72,50mg;0,131mmol;1,00eq.)をDMF(3,00ml;32,369mmol;246,64eq.)中で懸濁した。ベンゾイミダゾール-2-イル-メチルアミン(35,00mg;0,226mmol;1,72eq.)、2,6-ルチジン,98%(23,00μl;0,197mmol;1,50eq.)および炭酸セシウムを加え、120℃で14時間攪拌した。ベンゾイミダゾール-2-イル-メチルアミン(20,00mg;0,129mmol;0,98eq.)を加え、120℃で14時間攪拌した。
反応混合物を室温まで冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥した。残渣をフラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(12,50mg、16,4%);LCMS:(方法C);Rt1.281分(純度81%);(M+H)473.2;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.31 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.30 - 7.22 (m, 2H), 7.08 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.98 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 4.44 (dd, J = 10.6, 3.4 Hz, 1H), 4.42 - 4.35 (m, 1H), 4.33 (dd, J = 11.7, 2.8 Hz, 1H), 4.30 - 4.26 (m, 1H), 4.02 (dd, J = 10.3, 3.9 Hz, 1H), 3.80 - 3.69 (m, 3H), 3.05 - 3.35 (m, 6H), 1.86 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.51 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
例9
2-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(2-メチルアミノ-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A9")
Figure 0007025350000084

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(165,43mg;0,500mmol;100,00mol%)を、DMF(9,99ml;107,745mmol;21549,00mol%)中で懸濁した。ベンゾ-イミダゾール-2-イル-メチルアミン(92,95mg;0,600mmol;120,00mol%)、2,6-ルチジン,98%(58,24μl;0,500mmol;100,00mol%)および炭酸セシウム(325,83mg;1,000mmol;200,00mol%)を加え、120℃で3日間攪拌し、室温まで冷却し、水(50ml)で希釈し、30分間攪拌した。
反応溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層をNaSOで乾燥した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(メタノール/ジクロロメタン)にて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(46.5mg、22.4%);LCMS(方法C):1.29分(純度98.8%);[MH+]411.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.88 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 7.9, 1.3 Hz, 1H), 7.07 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.97 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 5.16 (s, 1H), 4.59 (qd, J = 6.5, 2.8 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 11.0, 3.2 Hz, 1H), 4.00 - 3.86 (m, 3H), 3.79 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.72 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.14 (m, 1H), 3.05 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 1.52 (s, 6H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例10
{1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-イミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A10")
Figure 0007025350000085

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(95,00mg;0,255mmol;1,00eq.)を、DMF(3,50ml;37,764mmol;148,29eq.)中で懸濁した。(1H-イミダゾール-2-イル)-メチル-アミン塩酸塩(43,00mg;0,306mmol;1,20eq.)、2,6-ルチジン(30,00μl;0,258mmol;1,01eq.)および炭酸セシウム(250,00mg;0,767mmol;3,01eq.)を加え、140℃で14時間攪拌した。
溶媒を真空下で取り除き、フラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(31.8mg、26.1%);LCMS(方法E):0.44分(純度98.1%);[MH+]423.2m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.20 (s, 1H), 7.41 (q, J = 4.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.64 (qd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 11.1, 3.4 Hz, 1H), 4.00 - 3.90 (m, 3H), 3.85 - 3.74 (m, 2H), 3.64 (dd, J = 11.6, 3.4 Hz, 1H), 3.20 - 3.10 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.91 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
例11
1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イルアミン("A11")
Figure 0007025350000086

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(150,00mg;0,402mmol;1,00eq.)を、DMF(6,00ml;64,738mmol;161,00eq.)中で懸濁した。2-アミノベンズイミダゾール(70,00mg;0,526mmol;1,31eq.)、2,6-ルチジン(47,00μl;0,404mmol;1,00eq.)および炭酸セシウム(262,00mg;0,804mmol;2,00eq.)を加え、140℃で14時間攪拌した。
真空中で溶媒を取り除いた後、残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン/メタノール/酢酸エチル)および分取HPLCにて精製しすることによって、ベージュ色の固体として生成物が供与された(68.8mg、36.9%);LCMS(方法E):0.49分(純度98.9%);[MH+]459.2m/zH NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.99 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.23 - 7.16 (m, 1H), 7.07 (td, J = 7.6, 1.3 Hz, 1H), 6.97 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 4.68 - 4.57 (m, 1H), 4.43 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 4.07 - 3.94 (m, 2H), 3.91 - 3.81 (m, 3H), 3.70 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 3.01 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.36 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例12
2-{(5R,8aS)-3-[(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミノ]-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル}-プロパン-2-オール("A12")
Figure 0007025350000087

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(154,51mg;0,500mmol;100,00mol%)、(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミン(73,59mg;0,500mmol;100,00mol%)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(91,57mg;0,100mmol;20,00mol%)およびジシクロヘキシル-(2’,4’,6’-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(95,34mg;0,200mmol;40,00mol%)を、ジオキサン(1,36ml;15,845mmol;3169,00mol%)に溶解し、リチウムtert-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1.0M溶液)(700,00μl;0,700mmol;140,00mol%)を加え、混合物を80℃で1時間攪拌した。
反応混合物をカラムクロマトグラフィ(石油ベンゼン/酢酸エチル)にて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(14.8mg、6.5%);LCMS(方法C):1.29分(純度89.6%);[MH+]411.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 13.08 (s, 1H), 7.42 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.37 - 7.23 (m, 1H), 7.16 - 7.00 (m, 2H), 5.37 (s, 1H), 4.69 - 4.57 (m, 1H), 4.35 (dd, J = 10.9, 3.2 Hz, 1H), 3.97 - 3.84 (m, 2H), 3.81 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.74 - 3.71 (m, 1H), 3.65 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.23 - 3.09 (m, 1H), 1.52 (s, 3H), 1.51 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例13
(6R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A13")
Figure 0007025350000088
例13.1
(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン
Figure 0007025350000089

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(87,00mg;0,228mmol;100,00mol%)、1-ベンゼンスルホニル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(110,63mg;0,274mmol;120,00mol%)および炭酸水素ナトリウム(22,98mg;0,274mmol;120,00mol%)を、DMF(1,37ml;17,587mmol;7716,00mol%)および水(341,89μl;18,973mmol;8324,00mol%)中で懸濁した。
ビス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)-クロリド(chlorid)(3,20mg;0,005mmol;2,00mol%)を加えた。反応混合物を80℃で16時間攪拌した。反応混合物を水で希釈した。結果として生じた沈殿物をろ過で除き、水で洗浄した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサンおよび酢酸エチル)にて精製することによって、無色固体として生成物が供与された(100mg、74.3%);LCMS(方法C):1.83分(純度98.8%);[MH+]584.3m/z。
6R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A13")の調製
Figure 0007025350000090

(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタン-スルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(100,10mg;0,17mmol;100,00mol%)および炭酸セシウム(0,04ml;0,508mmol;300,00mol%)を、2,2,2-トリフルオロエタノール(354,73μl;4,893mmol;2888,00mol%)およびテトラヒドロフラン(354,72μl;4,378mmol;2584,00mol%)中で懸濁し、混合物を80℃で8時間攪拌した。
反応混合物をTHFで希釈し、シリンジフィルターを通してろ過した。ろ液を乾燥状態まで蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィにて精製した。残渣をDCM/1NのHClで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空中で取り除くことによって、黄色結晶として生成物が供与された(17mg、21.9%);LCMS(方法C):1.35分(純度97%);[MH+]444.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.72 (s, 1H), 8.30 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 3.5, 2.0 Hz, 1H), 4.87 - 4.76 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 4.02 - 3.90 (m, 2H), 3.88 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.82 (dd, J = 10.9, 8.8 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.18 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.90 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例14
{1-[(5S,8aR)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A14")
Figure 0007025350000091

(5S,8aR)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(51,30mg;0,12mmol;1,00eq.)、ベンゾイミダゾール-2-イル-メチルアミン(18,67mg;0,12mmol;1,00eq.)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(22,07mg;0,02mmol;0,20eq.)およびジシクロヘキシル-(2’,4’,6’-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(22,98mg;0,05mmol;0,40eq.)を、ジオキサン(1,00ml;11,69mmol;97,01eq.)に溶解し、リチウムtert-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1,0M溶液)(168,71μl;0,17mmol;1,40eq.)を加え、混合物を100℃で3時間攪拌した。
反応混合物をカラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル)にて精製することによって、無色固体として生成物が供与された(10.5mg、17.3%);LCMS(方法E):0.77分(純度93.9%);[MH+]473.1m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.20 (q, J = 4.7 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 1H), 7.08 (td, J = 7.5, 1.2 Hz, 1H), 6.98 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 4.78 - 4.56 (m, 1H), 4.44 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 4.07 - 3.95 (m, 2H), 3.93 - 3.80 (m, 2H), 3.78 - 3.68 (m, 1H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 3.05 - 3.02 (m, 6H), 1.85 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.36 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例15
{1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A15")
および例16
(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メチル-アミン("A16")
Figure 0007025350000092

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(1.85g)、ベンゾイミダゾール-2-イル-メチルアミン(719mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(895mg;0.2eq.)およびジシクロヘキシル-(2’,4’,6’-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(932mg)を、ジオキサン(10ml)に溶解し、リチウムtert-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1,0M溶液)(6.8ml、1.4eq)を加え、混合物を80℃で1時間攪拌した。
クロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)にて精製することによって、黄色固体(1.18g)として{1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン;LCMS(方法E):0.50分(純度98%);[MH+]473.3m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.19 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.28 - 7.21 (m, 1H), 7.07 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.97 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 4.63 (qd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 4.04 - 3.94 (m, 2H), 3.88 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.83 (dd, J = 11.1, 9.2 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.22 - 3.15 (m, 1H), 3.05 - 3.01 (m, 6H), 1.84 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H)
およびベージュ色の固体(722mg)として(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メチル-アミンが供与された;LCMS(方法E):0.53分(純度94%);[MH+]473.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 12.40 (s, 1H), 7.45 - 7.38 (m, 1H), 7.34 - 7.27 (m, 1H), 7.11 - 7.00 (m, 2H), 4.67 (qd, J = 6.5, 2.7 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 11.0, 3.5 Hz, 1H), 3.99 - 3.89 (m, 2H), 3.82 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.76 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.65 (dd, J = 11.7, 3.3 Hz, 1H), 3.15 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 3.04 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例17
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(2-メチルアミノ-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸("A17")
Figure 0007025350000093

1-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル)-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル(64,000mg;0,1681mmol;1,00eq.)、トリス(ジベンジリデンアセトン)-二パラジウム(0)(30,782mg;0,0336mmol;0,20eq.)、ジシクロヘキシル-(2’,4’,6’-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(32,049mg;0,0672mmol;0,40eq.)および(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミン(26,038mg;0,1681mmol;1,00eq.)を、ジオキサン(5,000ml;58,4530mmol;347,78eq.)中で懸濁させ、リチウムtert-ブトキシド(21,213μl;0,2353mmol;1,40eq.)を加えた。
反応物を90℃で14時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンおよび水で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を真空下で取り除いた。残渣をカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)にて精製することによって、茶色固体として生成物が供与された(35,000mg;0,073mmol);LCMS(方法D)Rt2.039分(純度100%);[MH+]478.2m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.98 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.21 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.06 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.94 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 5.79 - 5.68 (m, 2H), 4.60 - 4.54 (m, 1H), 4.52 (dd, J = 10.8, 3.0 Hz, 1H), 4.04 - 3.97 (m, 2H), 3.96 - 3.88 (m, 2H), 3.75 (dd, J = 11.9, 2.4 Hz, 1H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 2.92 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例18
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A18")
および例19
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A19")
Figure 0007025350000094

1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸(54,000mg;0,1204mmol;1,00eq.)を、DMF(2,000ml;25,7203mmol;213,59eq.)に溶解し、炭酸セシウム(11,086μl;0,1385mmol;1,15eq.)を加え、反応溶液を15分間室温で攪拌した。ヨウ化メチル(8,996μl;0,1445mmol;1,20eq.)を加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。
反応混合物にNaHCO溶液を注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、真空下で溶媒を取り除いた。残渣をカラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体(16,000mg;27%)として1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル、LCMS(方法F):Rt0.897分(純度94.9%);[MH+]463.2m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.65 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.24 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 3.4, 2.5 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 3.4, 2.0 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 5.74 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 4.74 (qd, J = 6.8, 2.8 Hz, 1H), 4.55 - 4.46 (m, 1H), 4.02 - 3.91 (m, 3H), 3.88 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.72 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.25 - 3.18 (m, 1H), 1.31 (d, J = 6.7 Hz, 3H)
および黄色固体(19mg、31%)として1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステルが供与された;LCMS:(方法F)93.65%;Rt0.992分(純度93.7%);[MH+]477.2m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.65 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.24 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 3.4, 2.5 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 3.4, 2.0 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 5.74 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 4.74 (qd, J = 6.8, 2.8 Hz, 1H), 4.55 - 4.46 (m, 1H), 4.02 - 3.91 (m, 3H), 3.88 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.72 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.25 - 3.18 (m, 1H), 1.31 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例20
4-[(4bR,8S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン("A20")
Figure 0007025350000095

1-ベンゼンスルホニル-4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン(124,86mg;0,200mmol;100,00mol%)を、テトラヒドロフラン(2,44ml;30,118mmol)および2,2,2-トリフルオロエタノール(2,44ml;33,660mmol)に溶解し、炭酸セシウム(260,66mg;0,800mmol)を加えた。懸濁液を90℃で2日間攪拌した。
真空中で溶媒を取り除いた後、残渣をカラムクロマトグラフィで精製することによって、、黄土色固体として生成物が供与された(57mg、62%);LCMS(方法C):Rt1.167分(純度98.7%)、[MH+]459.3m/z;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.15 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.27 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 6.19 (s, 2H), 4.75 - 4.64 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 10.8, 3.2 Hz, 1H), 4.03 - 3.91 (m, 2H), 3.85 (t, J = 10.2 Hz, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.13 (m, 1H), 2.97 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例21
2-[(5R,8aS)-3-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A21")
Figure 0007025350000096
例21.1.1.1
2-((5R,8aS)-5-メチル-3-トリブチルスタンナニル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000097

2-((5R,8aS)-3-クロロ-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(609,60mg;1,843mmol;100,00mol%)およびビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(195,69mg;0,276mmol;15,00mol%)をジオキサン(10,00ml;116,906mmol)中で懸濁し、ヘキサ-n-ブチル二スズ(1041,43μl;2,027mmol;110,00mol%)を加え、反応混合物をマイクロ波で160℃1時間加熱した。
ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(130,46mg;0,184mmol;10,00mol%)およびヘキサ-n-ブチル二スズ(852,08μl;1,658mmol;90,00mol%)を加え、反応混合物をマイクロ波で160℃1時間加熱した。反応混合物をDCMでクエンチし、ろ過した。ろ液を水で洗浄し、分離した水層を、DCMで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下でろ過および濃縮した。中性アルミナカラムのカラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色油として生成物が供与された(28mg、3%);LCMS(方法C):Rt1.838分(純度97.3%)、[MH+]556.3m/z。
例21.1.1
2-[(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000098

2-((5R,8aS)-5-メチル-3-トリブチルスタンナニル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(443,60mg;0,793mmol;94,22mol%)、2-((5R,8aS)-5-メチル-3-トリブチルスタンナニル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル)-プロパン-2-オール(27,70mg;0,049mmol;5,78mol%)および1-ベンゼンスルホニル-4-クロロ-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(305,52mg;0,858mmol;102,00mol%)を、DMF(1,80ml;23,120mmol)に溶解した。ビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(15,2%Pd)(59,07mg;0,084mmol;10,00mol%)を加えた。反応混合物を80℃で14時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、フラッシュクロマトグラフィにて精製することによって、黄色油として生成物が供与された(267mg、55%);LCMS(方法C):Rt1.919分(純度98.1%)、[MH+]567.2.
例21.1
2-[(5R,8aS)-3-(5-アミノ-1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000099

2-[(5R,8aS)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-ニトロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(260mg,0.459mmol)をTHF(10ml)に溶解し、スポンジニッケル(0.3g)を加えた。反応溶液をH雰囲気下で、室温で14時間攪拌した。反応混合物をろ過し、真空下で溶媒を取り除くことによって、黄色固体として生成物が供与された(249mg、94%);LCMS(方法C):Rt1.669分(純度93.9%)、[MH+]537.3m/z。
2-[(5R,8aS)-3-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A21")の調製
Figure 0007025350000100

2-[(5R,8aS)-3-(5-アミノ-1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(57,15mg;0,100mmol;100,00mol%)をTHF(500,00μl)および2,2,2-トリフルオロエタノール(500,00μl;6,897mmol)に溶解し、炭酸セシウム(130,33mg;0.400mmol)を加えた。懸濁液を90℃で15時間攪拌した。真空下で溶媒を取り除き、カラムクロマトグラフィで精製することによって、ベージュ色の固体として生成物が供与された(11mg、27%);LCMS(方法C):Rt1.126分(純度100%)、[MH+]397.3m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.16 (t, J = 2.5 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.28 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.93 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 6.40 (s, 2H), 5.09 (s, 1H), 4.63 (qd, J = 6.7, 2.8 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.8, 3.1 Hz, 1H), 3.98 - 3.90 (m, 2H), 3.89 - 3.81 (m, 2H), 3.70 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.22 - 3.14 (m, 1H), 1.52 (s, 6H), 1.30 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例22
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(2-メチルアミノ-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A22")
Figure 0007025350000101

1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(2-メチルアミノ-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラ-ヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸(18,000mg;0,0377mmol;1,00eq.)を、DMF(4,000ml)に溶解し、炭酸セシウム(0,0565mmol;1,50eq.)を加え、反応混合物を室温で15分間攪拌した。ヨウ化メチル(2,816μl;0,0452mmol;1,20eq.)を加え、反応混合物を室温で14時間攪拌した。反応混合物をNaHCO溶液に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。
合わせた有機層をNaSOで乾燥し、真空下で溶媒を取り除くことによって、黄色固体として生成物が供与された(6mg、32%);LCMS(方法F)Rt0.912分(純度100%)、[MH+]492.2m/z。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.97 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.72 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 7.06 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.91 (ddd, J = 8.4, 7.4, 1.2 Hz, 1H), 5.83 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 4.57 (qd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.52 (dd, J = 10.8, 3.1 Hz, 1H), 4.05 - 3.98 (m, 2H), 3.95 - 3.89 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.78 - 3.73 (m, 1H), 3.24 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 2.92 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
例23
2-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A23")
Figure 0007025350000102
例23.1
2-[(6R,9S)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール
Figure 0007025350000103

2-[(5R,8aS)-3-(5-アミノ-1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(191,30mg;0,335mmol;100,00mol%)をギ酸(334,79μl;8,874mmol;2651,00mol%)に溶解し、ギ酸に中ホルムアルデヒド,1M溶液(284,54μl;0,285mmol;85,00mol%)を加えた。反応溶液を100℃で5分間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO溶液で処置し、DCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下でろ過および濃縮することによって、生成物が供与された(22mg、11%);LCMS(方法C):Rt1.768分(純度90%)、[MH+]551.3。
2-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール("A23")の調製
Figure 0007025350000104

2-[(6R,9S)-3-(1-ベンゼンスルホニル-5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イル]-プロパン-2-オール(22,30mg;0,036mmol;100,00mol%)および炭酸セシウム(47,40mg;0,145mmol;400,00mol%)を、テトラヒドロフラン(380,09μl)中で懸濁し、2,2,2-トリフルオロエタノール(380,09μl;5,243mmol)を加え、反応混合物を90℃で14時間攪拌した。
真空下で溶媒を取り除き、残渣をカラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(5mg、36%);LCMS(方法C):(M+H)411.3;(パーセント面積)100%;Rt1.161分(純度100%);H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.20 (t, J = 2.5 Hz, 1H), 8.39 (q, J = 5.2 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.34 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 5.10 (s, 1H), 4.62 (qd, J = 6.7, 2.8 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.8, 3.1 Hz, 1H), 3.94 (tt, J = 13.0, 3.7 Hz, 2H), 3.87 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.83 (dd, J = 10.8, 9.2 Hz, 1H), 3.71 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.14 (m, 1H), 2.94 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 1.53 (s, 6H), 1.31 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例24
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(2-メチル-ベンゾイミダゾール-1-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A24")
Figure 0007025350000105

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(40,000mg;0,111mmol;1,00eq.)を、N,N-ジメチルアセトアミド(1,000ml)中で懸濁し、2-メチルベンゾイミダゾール(19,380mg;0,144mmol;1,30eq.)、2,6-ルチジン(12,875μl;0,111mmol;1,00eq.)および炭酸セシウム(72,037mg;0,221mmol;2,00eq.)を加え、140℃で14時間攪拌した。真空中で溶媒を取り除いた後、カラムクロマトグラフィにて精製することによって、黄色固体として生成物が供与された(15mg、30%);LCMS(方法D)Rt2.117分(純度100%);(M+H)458。
例25
{4-フルオロ-1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A25")
Figure 0007025350000106

(5R,8aS)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(40,000mg;0,111mmol;1,00eq.)を、N,N-ジメチルアセトアミド(1,000ml)中で懸濁した。(7-フルオロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミン(23,736mg;0,144mmol;1,30eq.)、2,6-ルチジン(12,875μl;0,111mmol;1,00eq.)および炭酸セシウム(72,037mg;0,221mmol;2,00eq.)を加え、140℃で3時間攪拌し、次いで室温で14時間攪拌した。真空下で溶媒を取り除き、残渣をRP HPLCにて精製することによって、無色固体として生成物が供与された(11mg、15%);LC/MS(方法D)Rt2.284分;[MH+]491m/z;H NMR(500MHz,DMSO-d)d 8.78 - 8.37 (m, 1H), 7.92 - 7.88 (m, 1H), 7.16 - 7.00 (m, 2H), 4.64 - 4.57 (m, 1H), 4.48 - 4.43 (m, 1H), 4.05 - 3.96 (m, 2H), 3.90 - 3.82 (m, 2H), 3.70 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.15 (m, 1H), 3.10 - 3.02 (m, 6H), 1.87 - 1.82 (m, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
例26
{1-[(4bR,8S)-1-(1-メタンスルホニル-シクロプロピル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-メチル-アミン("A26")
Figure 0007025350000107

(4bR,8S)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-シクロプロピル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(136,30mg;0,300mmol;100,00mol%)、(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-メチル-アミン(44,15mg;0,300mmol;100,00mol%)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(54,94mg;0,060mmol;20,00mol%)およびジシクロヘキシル-(2’,4’,6’-トリイソプロピル-ビフェニル-2-イル)-ホスファン(57,21mg;0,120mmol;40,00mol%)を、ジオキサン(614,08μl;7,179mmol;2393,00mol%)に溶解し、リチウムtert-ブトキシド(テトラヒドロフラン中1,0M溶液)(420,00μl;0,420mmol;140,00mol%)を加え、混合物を80℃で1時間攪拌した。
真空中で溶媒を取り除いた後に、残渣をカラムクロマトグラフィにて精製することによって、ベージュ色の固体として生成物が供与された(46,100mg;0,097mmol);LCMS(方法C):1.27分(純度99%);[MH+]471.2;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.26 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.08 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 6.98 (td, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 4.58 (qd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.44 (dd, J = 10.9, 3.2 Hz, 1H), 4.01 - 3.95 (m, 2H), 3.93 - 3.86 (m, 2H), 3.70 (dd, J = 11.8, 3.2 Hz, 1H), 3.18 (t, J = 11.9 Hz, 1H), 3.06 (s, 3H), 3.04 (d, J = 4.9 Hz, 3H), 1.75 - 1.65 (m, 2H), 1.48 - 1.39 (m, 2H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
以下の化合物は、同様に調製される。
{4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-イル}-メチル-アミン("A27")
Figure 0007025350000108

合成スキーム:
Figure 0007025350000109

LCMS(方法C):1.25分(純度99%);[MH+]473.2;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.07 (s, 1H), 8.67 (q, J = 4.7 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 2.8 Hz, 1H), 7.02 (ddd, J = 2.9, 2.0, 0.9 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 6.9, 2.9 Hz, 1H), 4.40 (dd, J = 10.8, 3.2 Hz, 1H), 4.01 - 3.77 (m, 4H), 3.69 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.12 (m, 1H), 3.04 - 2.94 (m, 6H), 1.85 (d, J = 16.8 Hz, 6H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.02,-]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-アミン("A28")
Figure 0007025350000110
c
(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A29")
Figure 0007025350000111

LCMS(方法C):1.44分;[MH+]462.1;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.74 (s, 1H), 8.38 (t, J = 1.1 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.93 (dd, J = 2.9, 0.8 Hz, 1H), 4.67 (qd, J = 6.7, 2.8 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 3.94 (dd, J = 10.8, 2.9 Hz, 2H), 3.87 - 3.78 (m, 2H), 3.64 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.21 - 3.12 (m, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.02,-]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-(オキセタン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン("A30")
Figure 0007025350000112
N-{4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}アセトアミド("A31")
Figure 0007025350000113
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザ¬トリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン("A32")
Figure 0007025350000114
1-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-(オキセタン-3-イル)-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-アミン("A33")
Figure 0007025350000115
N-{1-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-1,3-ベンゾジアゾール-2-イル}アセトアミド("A34")
Figure 0007025350000116

LCMS(方法D)Rt0.95分;(M+H)501.2;
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.05 (s, 1H), 8.09 - 8.03 (m, 1H), 7.61 - 7.55 (m, 1H), 7.31 - 7.21 (m, 2H), 4.68 - 4.59 (m, 1H), 4.45 (dd, J = 11.1, 3.7 Hz, 1H), 4.08 - 3.94 (m, 2H), 3.84 (dt, J = 11.1, 9.8 Hz, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.20 (t, J = 10.9 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.89 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-オール("A35")
Figure 0007025350000117
4-[(10S,14R)-6-(1-メタンスルホニルシクロプロピル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン("A36")
Figure 0007025350000118
4-[(10S,14R)-6-(1-メタンスルホニルシクロプロピル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン("A37")
Figure 0007025350000119

"A37"は、以下のように"A20"と類似的に調製される。
Figure 0007025350000120

薄茶色固体;LCMS(方法C):1.16分;[MH+]457.1m/z。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.16 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.27 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 7.00 (dd, J = 3.2, 2.1 Hz, 1H), 6.39 (s, 2H), 4.64 (qd, J = 6.7, 2.7 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 10.4, 2.8 Hz, 1H), 4.00 - 3.93 (m, 2H), 3.93 - 3.85 (m, 2H), 3.69 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.18 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 3.04 (s, 3H), 1.74 - 1.64 (m, 2H), 1.45 - 1.36 (m, 2H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A38")の合成
Figure 0007025350000121

無色の泡;LCMS(方法C):1.54分;[MH+]476.2m/z。H NMR(500 MHz,DMSO-d)δ 8.48 (s, 1H), 7.69 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 2.9, 0.8 Hz, 1H), 4.66 (qd, J = 6.7, 2.8 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.98 - 3.90 (m, 5H), 3.87 - 3.77 (m, 2H), 3.64 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.21 - 3.13 (m, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A39")の合成
Figure 0007025350000122

オフホワイト粉末;LCMS(方法C):1.16分;[MH+]444.1m/z。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.72 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 7.70 (t, J = 2.7 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 2.4 Hz, 1H), 4.83 (qd, J = 6.6, 2.7 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.8, 3.3 Hz, 1H), 4.01 - 3.92 (m, 2H), 3.88 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.82 (dd, J = 10.9, 8.8 Hz, 1H), 3.71 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.19 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.90 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.34 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
{5-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-ピリジン-3-イル}-メタノール("A40")の合成
Figure 0007025350000123

オフホワイト白色粉末;LCMS(方法E):0.47分;[MH+]435.2m/z。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.29 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.47 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 5.40 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 4.85 (qd, J = 6.5, 2.7 Hz, 1H), 4.62 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 4.41 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 3.99 - 3.91 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.79 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.17 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.94 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
{3-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-メタノール("A41")の合成
Figure 0007025350000124

白色粉末;LCMS(方法E):0.71分;[MH+]434.2m/z。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.21 (s, 1H), 8.14 (dt, J = 7.1, 1.9 Hz, 1H), 7.47 - 7.37 (m, 2H), 5.23 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.84 (ddt, J = 9.6, 6.8, 2.8 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.39 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 3.98 -3.89 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.94 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
4‐[(10S,14R)‐6‐(2‐メタンスルホニルプロパン‐2‐イル)‐14‐メチル‐8,12‐ジオキサ‐1,3,5‐トリアザトリシクロ[8.4.0.0]テトラデカ‐2,4,6‐トリエン‐4‐イル]‐N‐(2H3)メチル‐1H‐ピロロ[2,3‐b]ピリジン‐5‐アミン("A42")の合成
Figure 0007025350000125

(説明:D=H)
黄色アモルファス固体;LCMS(方法C):1.80分;[MH+]476.2m/z。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.22 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.34 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 4.71 (qd, J = 6.2, 2.6 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 4.03 - 3.94 (m, 2H), 3.89 - 3.83 (m, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.22 - 3.13 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.81 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
1-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0}]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-アミン("A43")の合成
Figure 0007025350000126

肌色固体;LCMS(方法E):0.56分;[MH+]434.2m/z。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.89 (s, 1H), 6.18 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 4.75 (qd, J = 6.5, 3.0 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 11.1, 3.5 Hz, 1H), 4.00 - 3.89 (m, 2H), 3.81 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.75 (dd, J = 11.1, 9.1 Hz, 1H), 3.63 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.20 - 3.11 (m, 1H), 3.07 (s, 3H), 2.78 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.79 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(10S,14R)-4-[4-(1H-イミダゾール-2-イル)フェニル]-6-(2-メタンスルホニル-プロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2,4,6-トリエン("A44")の合成
Figure 0007025350000127

淡黄色の泡;LCMS(方法C):1.20分;[MH+]470.2m/z。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 12.61 (s, 1H), 8.35 - 8.29 (m, 2H), 8.03 - 7.98 (m, 2H), 7.30 (dd, J = 2.1, 1.1 Hz, 1H), 7.07 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 4.87 (qd, J = 6.6, 2.8 Hz, 1H), 4.40 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 3.97 - 3.91 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.30 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
2-{4-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-エチルアミン("A45")の合成
Figure 0007025350000128
a)マイクロウェーブバイアルを(4bS,6R)-3-クロロ-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン(100mg;0,276mmol)、N-CBZ保護の4-(2-アミノエチル)ベンゼンボロン酸(93mg;0,304mmol)、リン酸カリウム三塩基酸一水和物(255mg;1,105mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)-塩化-パラジウム(II)(15,563mg;0,022mmol)、2mlの1,4-ジオキサンおよび0,75mlの水で満たした。反応物を密封し、Biotage社のマイクロ波装置で110℃60分加熱した。次いで反応混合物を100mlの水に注ぎ込み、それぞれ100mlの酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥し、減圧下でろ過および蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィ(75~0%の酢酸エチル中のn-ヘプタン勾配)で精製することによって、126g(75%)の(2-{4-[(4bS,6R)-1-(1-メタン-スルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-エチル)-カルバミン酸ベンジルエステルの薄茶色の泡が産出された;LCMS:[MH+]581。
b)125mgの(2-{4-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-エチル)-カルバミン酸ベンジルエステルを、20mlのエタノールで溶解し、10%PD―Cで水素化することによって、白色固体として75mg(78%産出)の2-{4-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-エチルアミンが供与された;LCMS:[MH+]447。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.20 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.78 (br. s, 2H), 4.81 (qd, J = 6.6, 2.8 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.96 - 3.88 (m, 2H), 3.83 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.76 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 3.66 (dd, J = 11.6, 3.1 Hz, 1H), 3.19 - 3.12 (m, 1H), 3.00 (t, J = 8.8, 6.6 Hz, 1H), 2.94 (s, 3H), 2.86 (t, J = 8.9, 6.5 Hz, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.26 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
"A18"および"A19"の代わりの合成
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A18")および1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A19")
Figure 0007025350000129
a)MsCl、TEA、DCM、5℃3時間(100%);b)NaN、DMF、4時間室温(71,1%);Cu(O)、CU(II)SO、tert.-ButOH、水、90℃3時間(95,6%);d)Pd(PCyCl、KPOxHO、ジオキサン、水、90℃一晩中(86,2%);e)CsCO、CHI、DMF、室温、15時間、(("A18")27%、("A19")31%)。
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A18")
LCMS:[MH+]463;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.65 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 8.24 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 3.4, 2.5 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 3.4, 2.0 Hz, 1H), 5.77 - 5.74 (m, 2H), 4.74 (dd, J = 6.9, 2.9 Hz, 1H), 4.49 (dd, J = 9.0, 6.8 Hz, 1H), 4.02 - 3.91 (m, 3H), 3.88 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.72 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 1H), 1.31 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
1-[(5R,8aS)-5-メチル-3-(1-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-1-イルメチル]-1H-[1,2,3]トリアゾール-4-カルボン酸メチルエステル("A19")
LCMS:[MH+]477;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.89 (s, 1H), 8.29 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 5.79 - 5.71 (m, 2H), 4.74 (dd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.49 (dd, J = 8.9, 6.9 Hz, 1H), 4.05 - 3.91 (m, 3H), 3.89 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.72 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.26 - 3.16 (m, 1H), 1.30 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-ベンジルアミン("A46")塩酸塩の合成
Figure 0007025350000130
a)Pd(dppf)Cl*DCM、ジオキサン、水、KPO*HO、マイクロ波120℃、1時間(35,3%);
b)4NのHCl/ジオキサン、室温、14時間(80%)。
LCMS:[MH+]433;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.36 (s, 3H), 8.27 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.56 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 4.83 (qd, J = 6.7, 2.8 Hz, 1H), 4.40 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 4.08 (q, J = 5.8 Hz, 2H), 3.97 - 3.89 (m, 2H), 3.83 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 11.0, 8.9 Hz, 1H), 3.66 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.20 - 3.10 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸(2H-ピラゾール-3-イル)-アミド("A47")の合成
Figure 0007025350000131
a)一酸化炭素(CO)、メタノール、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン)ジクロロパラジウム(II)*ジクロルメタン(Pd(dppf)Cl2*DCM、1,1-ビス-(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン、TEA、THF、6bar、100℃、15時間(88,2%);
b)1NのNaOH、メタノール、(94,8%);c)1-クロロ-N,N,2-トリメチル-1-プロペニルアミン、DCM、室温、14時間(64,2%)
LCMS:[MH+]437;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 12.49 (s, 1H), 10.26 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.86 (dd, J = 7.1, 2.9 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 3.99 - 3.89 (m, 2H), 3.86 - 3.75 (m, 2H), 3.63 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.21 - 3.08 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.26 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
((S)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-1-イル)-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メタノン("A48")の合成
Figure 0007025350000132
N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(hydrochloride)(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、14時間(75,9%)。
LCMS:[MH+]441;H NMR(700MHz,DMSO-d)2つの回転異性体の混合物δ 5.01 (d, J = 3.2 Hz, 0,48H), 4.95 (d, J = 3.5 Hz, 0,52H), 4.57 (qd, J = 6.7, 2.9 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 11.1, 3.5 Hz, 1H), 4.32 (br. s, 0,48H), 4.26 (br. s, 0,52H), 3.92 (dp, J = 12.4, 4.6, 4.1 Hz, 2H), 3.81 - 3.72 (m, 2H), 3.59 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.57 - 3.47 (m, 3H), 3.47 - 3.41 (m, 1H), 3.34 (dt, J = 11.5, 1.8 Hz, 0,48H)3.23 (dt, J = 11.5, 1.8 Hz, 0,52H), 3.13 (t, J = 11.8 Hz, 2H), 2.91 (s, 3H), 1.98 - 1.85 (m, 1H), 1.84 - 1.79 (m, 1H), 1.78 (s, 3H), 1.73 (s, 3H), 1.22 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
((R)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-1-イル)-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メタノン("A49")の合成
Figure 0007025350000133

N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、14時間(67,5%)。
LCMS:[MH+]441;H NMR(500MHz,DMSO-d)2つの回転異性体の混合物δ 5.00 (d, J = 3.1 Hz, 0,48H), 4.96 (d, J = 3.4 Hz, 0,52H), 4.62 - 4.53 (m, 1H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 4.31 (s, 0,48H), 4.25 (s, 0,52H), 3.91 (ddt, J = 10.5, 6.9, 4.0 Hz, 2H), 3.81 - 3.73 (m, 2H), 3.60 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.56 - 3.43 (m, 3H), 3.39 - 3.35 (m, 0,45H), 3.27 - 3.21 (m, 0,55H), 3.13 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.91 (s, 3H), 1.98 - 1.85 (m, 1H), 1.83 - 1.79 (m, 1H), 1.78 (s, 3H), 1.74 (s, 3H), 1.21 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
((R)-2-ヒドロキシメチル-ピロリジン-1-イル)-[(4bS,6R)-1-(1-メタン-スルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メタノン("A50")の合成
Figure 0007025350000134
N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(47,4%)。
LCMS:[MH+]455;H NMR(500MHz,DMSO-d)2つの回転異性体の混合物δ 4.86 (t, J = 5.5 Hz, 0,56H), 4.67 (t, J = 5.5 Hz, 0,44H), 4.63 - 4.50 (m, 1H), 4.39 (dt, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 3.97 - 3.86 (m, 2H), 3.76 (t, J = 9.8 Hz, 2H), 3.70 - 3.63 (m, 1H), 3.60 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.21 - 3.03 (m, 3H), 2.92 (s, 1,6H), 2.90 (s, 1,4H), 2.01 - 1.81 (m, 4H), 1.78 (s, 3H), 1.73 (s, 3H), 1.28 - 1.16 (m, 3H).
((R)-3-アミノ-ピロリジン-1-イル)-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メタノン("A51")塩酸塩の合成
Figure 0007025350000135
a)N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(100%);
b)4NのHCl/ジオキサン、室温、14時間(67,5%)。
LCMS:[MH+]440;H NMR(400MHz,DMSO-d)2つの回転異性体の混合物δ 8.24 (s, 1,45H), 8.18 (s, 1,55H), 4.64 - 4.53 (m, 1H), 4.47 - 4.35 (m, 1H), 3.99 - 3.88 (m, 2H), 3.89 - 3.73 (m, 4H), 3.72 - 3.59 (m, 2H), 3.14 (td, J = 11.8, 3.1 Hz, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.21 (dt, J = 13.9, 6.9 Hz, 1H), 1.97 (dt, J = 10.7, 5.9 Hz, 1H), 1.79 (s, 3H), 1.75 (s, 3H), 1.22 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
((S)-3-アミノ-ピロリジン-1-イル)-[(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メタノン("A52")塩酸塩の合成
Figure 0007025350000136
a)N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(100%);
b)4NのHCl/ジオキサン、室温、14時間(75,1%)。
LCMS:[MH+]440;H NMR(400MHz,DMSO-d)2つの回転異性体の混合物δ 8.26 (s, 1,44H), 8.19 (s, 1,56H), 4.64 - 4.53 (m, 1H), 4.40 (dt, J = 11.0, 3.6 Hz, 1H), 3.98 - 3.89 (m, 2H), 3.88 - 3.73 (m, 4H), 3.73 - 3.60 (m, 3H), 3.56 - 3.48 (m, 1H), 3.14 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.92 (s, 1,41H), 2.91 (s, 1,39H), 2.06 - 1.89 (m, 1H), 1.80 (s, 1,34H), 1.79 (s, 1,68H), 1.75 (s, 3H), 1.24 (d, J = 4.0 Hz, 1,49H), 1.22 (d, J = 4.1 Hz, 1,51H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸((R)-2-ヒドロキシ-プロピル)-アミド("A53")
Figure 0007025350000137
N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(62,4%)。
LCMS:[MH+]429;H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 8.33 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.78 - 4.74 (m, 1H), 4.40 (dd, J = 11.0, 3.5 Hz, 1H), 3.97 - 3.87 (m, 2H), 3.85 - 3.71 (m, 3H), 3.61 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 (ddd, J = 13.1, 6.4, 5.3 Hz, 1H), 3.21 - 3.08 (m, 2H), 2.97 (s, 3H), 1.79 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.23 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸((S)-2-ヒドロキシ-プロピル)-アミド("A54")の合成
Figure 0007025350000138

N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(62,4%)。
LCMS:[MH+]429;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.37 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.82 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.80 - 4.77 (m, 1H), 4.40 (dd, J = 11.0, 3.5 Hz, 1H), 3.97 - 3.87 (m, 2H), 3.85 - 3.71 (m, 3H), 3.61 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 (ddd, J = 13.1, 6.4, 5.3 Hz, 1H), 3.21 - 3.08 (m, 2H), 2.98 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.23 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.06 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸(4H-[1,2,4]トリアゾール-3-イル)-アミド("A55")の合成
Figure 0007025350000139

N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(44,1%)。
LCMS:[MH+]438;H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 13.66 (br. s, 1H), 7.98 (br. s, 1H), 4.97 (s, 1H), 4.43 (dd, J = 11.1, 3.4 Hz, 1H), 4.02 - 3.88 (m, 2H), 3.87 - 3.73 (m, 2H), 3.62 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.09 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸(2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-アミド("A56")
Figure 0007025350000140
N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間57,2%)。
LCMS:[MH+]429;H NMR(400MHz,DMSO-d)2つのジアステレオマーの混合物δ 8.00 (dd, J = 8.3, 2.6 Hz, 1H), 4.82 (td, J = 5.4, 2.9 Hz, 1H), 4.76 (dt, J = 6.9, 3.5 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 4.00 - 3.86 (m, 3H), 3.86 - 3.71 (m, 2H), 3.63 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.55 - 3.36 (m, 2H), 3.14 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.99 (d, J = 1.2 Hz, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.23 (d, J = 7.6 Hz, 3H), 1.15 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸ピリダジン-4-イルアミド("A57")の合成
Figure 0007025350000141

N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(49,7%)。
LCMS:[MH+]449;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 10.50 (s, 1H), 9.57 (dd, J = 2.7, 1.0 Hz, 1H), 9.12 (dd, J = 5.8, 1.0 Hz, 1H), 8.14 (dd, J = 5.9, 2.7 Hz, 1H), 4.98 - 4.83 (m, 1H), 4.46 (dd, J = 11.1, 3.4 Hz, 1H), 3.96 (ddd, J = 12.4, 8.8, 4.2 Hz, 2H), 3.89 - 3.74 (m, 2H), 3.65 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.09 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.26 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸ピリミジン-2-イルアミド("A58")の合成
Figure 0007025350000142

1-クロロ-N,N,2-トリメチル-1-プロペニルアミン、2,6-ジメチルピリジン、DCM、室温、14時間、(28,2%)。
LCMS:[MH+]449;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 10.52 (s, 1H), 8.71 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 7.25 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 4.75 (dd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.44 (dd, J = 11.1, 3.4 Hz, 1H), 4.03 - 3.89 (m, 2H), 3.81 (dd, J = 11.3, 8.2 Hz, 2H), 3.63 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.20 - 3.07 (m, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.79 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(4bS,6R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-カルボン酸((S)-2-オキソ-ピロリジン-3-イル)-アミド("A59")の合成
Figure 0007025350000143
N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、4-メチルモルホリン、DMF、室温、48時間(55,7%)。
LCMS:[MH+]454;H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 8.53 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 4.83 (dd, J = 7.1, 2.7 Hz, 1H), 4.47 - 4.28 (m, 2H), 4.00 - 3.86 (m, 2H), 3.84 - 3.70 (m, 2H), 3.62 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.24 (dd, J = 9.4, 4.4 Hz, 2H), 3.18 - 3.05 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.42 - 2.26 (m, 1H), 2.17 - 1.96 (m, 1H), 1.80 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.24 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-[4-(2H-ピラゾール-3-イル)-フェニル]-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A60")の合成
Figure 0007025350000144

XPhosPdG2、KPO*HO、THF、水、マイクロ波100℃、1時間(16,3%);
LCMS:[MH+]470;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 12.93 (s, 1H), 8.28 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.90 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 6.76 (s, 1H), 4.85 (qd, J = 6.6, 2.7 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 4.02 - 3.89 (m, 2H), 3.84 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 10.9, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(2-{4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-アジリジン-2-イル)-メタノール("A61")および3-{4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-オキセタン-3-イルアミン("A62")の合成
Figure 0007025350000145
a)BuLi(ヘキサン中の15%)、THF、-78°C、30分、次いで室温14時間(45,8%);
b)Pd(dppf)Cl-CHCl、KOAc、DMSO、80℃,2時間(97,8%);
c)XPhosPdG2、KPO*HO、1,4-ジオキサン、水、マイクロ波120℃、1時間(59,9%);
d)メタノール、ジオキサン中4NHCl、室温、10分(36,1%("A61")および59,9%("A62")
"A61":
LCMS:[MH+]475;H NMR(500MHz,DMSO-d)2つのジアステレオマーの混合物δ 8.16 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.02 (s, 1H), 4.81 (dd, J = 6.8, 3.1 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 3.98 - 3.86 (m, 2H), 3.87 - 3.71 (m, 3H), 3.66 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.22 - 3.09 (m, 1H), 2.93 (s, 3H), 2.15 - 1.92 (m, 1H), 1.84 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.48 - 1.35 (m, 1H), 1.26 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.26 - 1.18 (m, 1H).
"A62":
LCMS:[MH+]475;H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 8.25 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.90 - 4.77 (m, 1H), 4.73 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 4.67 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 3.97 - 3.87 (m, 2H), 3.84 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.23 - 3.10 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 2.65 - 2.54 (m, 2H), 1.85 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(2-{3-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-アジリジン-2-イル)-メタノール("A63")および3-{3-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-フェニル}-オキセタン-3-イルアミン("A64")
Figure 0007025350000146

化合物は、"A61"および"A62"と類似的に合成される。
化合物("A63"):
LCMS:[MH+]475;H NMR(500MHz,DMSO-d)2つのジアステレオマーの混合物δ 8.27 (s, 1H), 8.09 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.03 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.86 - 4.75 (m, 1H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.2 Hz, 1H), 3.97 - 3.87 (m, 2H), 3.84 (t, J = 9.3 Hz, 2H), 3.80 - 3.74 (m, 1H), 3.67 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 3.19 - 3.11 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 2.08 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.49 - 1.31 (m, 2H), 1.27 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
化合物("A64"):
LCMS:[MH+]475;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.48 (s, 1H), 8.15 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 4.81 (dt, J = 9.7, 4.8 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 5.8, 3.8 Hz, 2H), 4.70 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 4.39 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.98 - 3.88 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.19 - 3.12 (m, 1H), 2.95 (s, 3H), 2.68 - 2.56 (m, 2H), 1.85 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-(1H-ピラゾール-4-イルメチル)-アミン("A65")の合成
Figure 0007025350000147

黄色固体;LCMS(方法F):0.73分;[MH+]422.2。
H NMR(500MHz,DMSO-d,TFA-d)δ 7.49 (s, 2H), 4.68 - 4.54 (m, 1H), 4.32 - 4.14 (m, 3H), 3.88 - 3.73 (m, 3H), 3.59 - 3.53 (m, 2H), 3.08 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 2.86 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.68 (s, 3H), 1.19 (d, J = 6.9 Hz, 3H).
7-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-イソキノリン-3-イルアミン("A66")の合成
Figure 0007025350000148

黄色固体。LCMS(方法F):0.9分;[MH+]470.0。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.97 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.38 - 8.33 (m, 1H), 7.58 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.38 - 6.07 (m, 2H), 4.94 - 4.88 (m, 1H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 3.98 - 3.90 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 11.0, 8.7 Hz, 1H), 3.69 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.17 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.31 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(5R,8aS)-3-(5-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A67")トリフルオロアセタート
Figure 0007025350000149

黄色固体;LCMS(方法D):2.55分;[MH+]462.2。
H NMR(700MHz,DMSO-d)δ 11.80 - 11.77 (m, 1H), 8.42 - 8.41 (m, 1H), 7.21 - 7.20 (m, 1H), 7.13 - 7.12 (m, 1H), 4.99 - 4.95 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 11.0, 3.5 Hz, 1H), 3.98 - 3.93 (m, 2H), 3.86 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 10.9, 9.1 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.19 - 3.15 (m, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
1-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(R)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピラゾール-4-カルボン酸アミド("A68")の合成
Figure 0007025350000150

黄色固体。LCMS(方法F):0.72分;[MH+]437。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 9.01 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.82 - 4.71 (m, 1H), 4.46 - 4.35 (m, 1H), 4.00 - 3.92 (m, 2H), 3.85 - 3.73 (m, 2H), 3.65 (dd, J = 11.6, 3.4 Hz, 1H), 3.21 - 3.12 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.80 (s, 3H), 1.29 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-(2H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-アミン("A69")の合成
Figure 0007025350000151

黄色固体;LCMS(方法D):1.72分;[MH+]410.0。
H NMR(400MHz,DMSO-d) δ 14.16 (s, 1H), 9.35 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 4.64-4.57 (m, 1H), 4.26 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 3.92-3.83 (m, 2H), 3.82-3.77 (m, 1H), 3.67-3.58 (m, 2H), 3.15-3.07 (m, 1H), 2.93 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.73 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-インドール-3-カルボニトリル("A70")の合成
Figure 0007025350000152

黄色固体;LCMS(方法D):0.73分;[MH+]468.0。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 9.07 (s, 1H), 8.66 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74-7.69 (m, 1H), 7.51-7.44 (m, 1H), 7.42-7.36 (m, 1H), 4.89-4.80 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 4.04-3.93 (m, 2H), 3.89-3.75 (m, 2H), 3.69 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.23-3.14 (m, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.89 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-6-イル)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A71")の合成
Figure 0007025350000153

黄色固体;LCMS(方法F):1.13分;[MH+]459.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 7.78 (dd, J = 8.4, 2.1 Hz, 1H), 7.75-7.72 (m, 1H), 6.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.06-6.02 (m, 1H), 4.82-4.75 (m, 1H), 4.32 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.93-3.84 (m, 2H), 3.81 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.0, 9.1 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.24-3.19 (m, 2H), 3.17-3.08 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 2.71 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 1.84-1.73 (m, 8H), 1.25 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
6-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-キノリン-2-イルアミン("A72")の合成
Figure 0007025350000154

無色固体;LCMS(方法F):0.84分;[MH+]470.1。
H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 8.49 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.36 (dd, J = 8.7, 2.0 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.54 (s, 2H), 4.93-4.86 (m, 1H), 4.38 (dd, J = 10.9, 3.4 Hz, 1H), 3.98-3.88 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.80-3.73 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 11.4, 3.2 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.30 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-(2H-ピラゾール-3-イル)-アミン("A73")および[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-メチル-(2H-ピラゾール-3-イル)-アミン("A74")の合成
Figure 0007025350000155
"A73":無色固体;LCMS(方法F):0.78分;[MH+]409.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 12.00 (s, 1H), 9.53 - 8.70 (m, 1H), 7.57 - 7.21 (m, 1H), 6.56 - 5.80 (m, 1H), 4.63 - 4.56 (m, 1H), 4.29 - 4.22 (m, 1H), 3.92 - 3.77 (m, 3H), 3.67 - 3.57 (m, 2H), 3.15 - 3.07 (m, 1H), 2.93 (s, 3H), 1.75 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.24 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
"A74":無色固体;LCMS(方法F):0.81分;[MH+]423.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d) δ 12.14 (s, 1H), 7.59-7.56 (m, 1H), 6.62-6.59 (m, 1H), 4.59-4.51 (m, 1H), 4.26 (dd, J = 11.1, 3.0 Hz, 1H), 3.92-3.81 (m, 2H), 3.79 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.66-3.57 (m, 2H), 3.48 (s, 3H), 3.15-3.06 (m, 1H), 2.88 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.24 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-(1H-ピラゾール-4-イル)-アミン("A75")の合成
Figure 0007025350000156

黄色固体;LCMS(方法D):1.67分;[MH+]409.0。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 12.62 - 11.98 (m, 1H), 8.62 (s, 1H), 7.72 - 7.54 (m, 2H), 4.62 - 4.55 (m, 1H), 4.24 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.91 - 3.76 (m, 3H), 3.64 - 3.57 (m, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 1H), 2.91 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.73 (s, 3H), 1.24 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(5R,8aS)-3-イソキノリン-7-イル-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A76")の合成
Figure 0007025350000157
無色固体;LCMS(方法F):1.13分;[MH+]455.2。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 9.45 (s, 1H), 8.99-8.97 (m, 1H), 8.66 (dd, J = 8.6, 1.7 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.87-7.84 (m, 1H), 4.96 (dd, J = 6.8, 2.9 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 4.00 - 3.92 (m, 2H), 3.87 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.80 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.22 - 3.15 (m, 1H), 2.97 (s, 3H), 1.90 (s, 3H), 1.89 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-キノリン-6-イル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A77")の合成
Figure 0007025350000158
無色固体;LCMS(方法F):1.22分;[MH+]455.2。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 8.92 (dd, J = 4.2, 1.7 Hz, 1H), 8.85 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.65 (dd, J = 8.9, 1.9 Hz, 1H), 8.54-8.51 (m, 1H), 8.11-8.07 (m, 1H), 7.57 (dd, J = 8.3, 4.2 Hz, 1H), 4.97-4.91 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 11.0, 3.3 Hz, 1H), 3.99-3.93 (m, 2H), 3.87 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.80 (dd, J = 11.0, 8.9 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.21-3.15 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 1.90 (s, 3H), 1.89 (s, 3H), 1.32 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
6-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-キナゾリン-2-イルアミン("A78")の合成
Figure 0007025350000159
ベージュ色固体;LCMS(方法F):0.86分;[MH+]471.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d) δ 9.24-9.22 (m, 1H), 8.67-8.64 (m, 1H), 8.57 (dd, J = 8.9, 2.0 Hz, 1H), 7.49-7.45 (m, 1H), 6.94 (s, 2H), 4.94-4.87 (m, 1H), 4.39 (dd, J = 11.0, 3.4 Hz, 1H), 3.98-3.89 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.77 (dd, J = 11.0, 8.8 Hz, 1H), 3.68 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.17 (t, J = 11.7 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.30 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-(1H-[1,2,4]トリアゾール-3-イル)-アミン("A79")の合成
Figure 0007025350000160

黄色固体;LCMS(方法D):1.73分;[MH+]410.0。
H NMR(500MHz,DMSO-d) δ 12.62 (s, 1H), 10.49 (s, 1H), 7.63 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 4.68 - 4.62 (m, 1H), 4.33 (dd, J = 11.1, 3.5 Hz, 1H), 3.94 - 3.87 (m, 2H), 3.80 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.70 (dd, J = 11.1, 8.8 Hz, 1H), 3.60 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.12 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 3.01 (s, 3H), 1.78 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.23 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-3-(1H-ピラゾール-4-イルオキシ)-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン("A80")の合成
Figure 0007025350000161

無色固体;LCMS(方法D):1.99分;[MH+]410.0。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 12.61 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 4.52 - 4.46 (m, 1H), 4.32 (dd, J = 11.1, 3.5 Hz, 1H), 3.93 - 3.86 (m, 2H), 3.77 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.67 (dd, J = 11.1, 8.9 Hz, 1H), 3.58 (dd, J = 11.7, 3.3 Hz, 1H), 3.14 - 3.08 (m, 1H), 2.83 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.67 (s, 3H), 1.22 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
イソプロピル-{4-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(R)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}-アミン("A81")の合成
Figure 0007025350000162

黄色固体;LCMS(方法F):1.04分;[MH+]501.2。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.21 - 11.18 (m, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.31 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 4.73 - 4.68 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 10.9, 3.5 Hz, 1H), 4.02 - 3.93 (m, 2H), 3.89 - 3.82 (m, 3H), 3.66 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.17 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.21 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.16 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピラゾール-3-オール("A82")の合成
Figure 0007025350000163

ベージュ色固体;LCMS(方法F):1.11分;[MH+]410.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 10.50 - 10.37 (m, 1H), 8.27 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 4.76 - 4.69 (m, 1H), 4.35 (dd, J = 11.0, 3.5 Hz, 1H), 3.98 - 3.89 (m, 2H), 3.80 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.71 (dd, J = 11.1, 8.9 Hz, 1H), 3.61 (dd, J = 11.5, 3.1 Hz, 1H), 3.19 - 3.10 (m, 1H), 2.99 (s, 3H), 1.79 (s, 3H), 1.76 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
{4-[(R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(S)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}-メチル-アミン("A83")および4-[(4bS,8R)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン("A84")の合成
"A83"の調製についてのスキーム:
Figure 0007025350000164

"A84"の調製についてのスキーム:
Figure 0007025350000165
"A83":黄色固体;LCMS(方法D):2.01分;[MH+]473。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.50 - 10.92 (m, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.80 (q, J = 5.2 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.92 (dd, J = 3.3, 2.1 Hz, 1H), 4.71 (qd, J = 6.7, 2.7 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 4.02 - 3.93 (m, 2H), 3.90 - 3.82 (m, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.22 - 3.13 (m, 1H), 3.00 (s, 3H), 2.91 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
"A84":黄色固体;LCMS(方法F):0.82分;[MH+]459.3。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.15 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.27 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 3.3, 2.0 Hz, 1H), 6.29 - 6.17 (m, 2H), 4.74 - 4.67 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 10.8, 3.2 Hz, 1H), 4.01 - 3.92 (m, 2H), 3.89 - 3.81 (m, 2H), 3.68 (dd, J = 11.6, 3.1 Hz, 1H), 3.21 - 3.14 (m, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.32 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
化合物4-[(10S,14S)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0^{2,7}]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-N-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン("A85")および-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(S)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イルアミン("A86")は、"A83"および"A84"と類似的に調製される:
"A85":
Figure 0007025350000166

黄色固体;LCMS(方法D):2.005分;[MH+]473。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.17 (s, 1H), 7.89 - 7.79 (m, 2H), 7.32 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 3.3, 2.0 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 10.6, 3.2 Hz, 1H), 4.32 - 4.17 (m, 3H), 4.00 (dd, J = 10.4, 3.9 Hz, 1H), 3.79 (dd, J = 10.7, 9.3 Hz, 1H), 3.71 - 3.61 (m, 2H), 2.99 (s, 3H), 2.91 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.47 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
"A86":
Figure 0007025350000167
黄色固体;LCMS(方法D):1.94分;[MH+]459。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 11.16 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.26 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 7.00 (dd, J = 3.2, 2.1 Hz, 1H), 6.24 (s, 2H), 4.42 (dd, J = 10.6, 3.2 Hz, 1H), 4.32 - 4.17 (m, 3H), 4.00 (dd, J = 10.3, 3.9 Hz, 1H), 3.78 (dd, J = 10.7, 9.4 Hz, 1H), 3.70 - 3.62 (m, 2H), 2.98 (s, 3H), 1.86 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.46 (d, J = 6.4 Hz, 3H).
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0^{2,7}]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1,3-ジヒドロ-2ラムダ6,1-ベンゾチアゾール-2,2-ジオン("A87")の合成
Figure 0007025350000168

黄色固体;LCMS(方法F):1.073分;[MH+]495。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 10.63 (s, 1H), 7.84 (dd, J = 8.1, 1.1 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 7.8, 1.1 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 17.1 Hz, 1H), 4.80 - 4.67 (m, 2H), 4.40 (dd, J = 10.9, 3.3 Hz, 1H), 3.97 - 3.88 (m, 2H), 3.87 - 3.74 (m, 2H), 3.65 (dd, J = 11.6, 3.2 Hz, 1H), 3.19 - 3.10 (m, 1H), 2.91 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.82 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.7 Hz, 3H).
(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-4-{5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル}-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.02,7]テトラデカ-2,4,6-トリエン("A88")の合成
Figure 0007025350000169

無色固体;LCMS(方法F):0.99分;[MH+]474.2。
H NMR(700MHz,DMSO-d)δ 11.54 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.45 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.47 (dd, J = 3.4, 1.9 Hz, 1H), 4.62-4.58 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 11.1, 3.3 Hz, 1H), 3.97-3.92 (m, 2H), 3.85-3.80 (m, 4H), 3.77 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.61 (dd, J = 11.6, 3.3 Hz, 1H), 3.18-3.13 (m, 1H), 2.97 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.77 (s, 3H), 1.27 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
4-[(10S,14R)-6-(2-メタンスルホニルプロパン-2-イル)-14-メチル-8,12-ジオキサ-1,3,5-トリアザトリシクロ[8.4.0.0^{2,7}]テトラデカ-2,4,6-トリエン-4-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボニトリル("A89")の合成
Figure 0007025350000170

黄色固体;LCMS(方法F):1.046分;[MH+]469。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 12.38 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 7.77 (dd, J = 3.5, 2.4 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 3.5, 1.9 Hz, 1H), 4.90 (dt, J = 9.2, 4.6 Hz, 1H), 4.46 (dd, J = 11.0, 3.7 Hz, 1H), 4.08 - 3.81 (m, 4H), 3.66 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.19 (t, J = 10.9 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 1.91 (s, 3H), 1.87 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
エチル-{4-[(S)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-(R)-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル}-アミン("A90")の合成
Figure 0007025350000171

黄色固体;LCMS(方法F):0.95分;[MH+]487.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 11.19 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.57 - 7.47 (m, 1H), 7.32 (t, J = 2.8 Hz, 1H), 6.93 - 6.90 (m, 1H), 4.75 - 4.67 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 10.8, 3.4 Hz, 1H), 4.03 - 3.93 (m, 2H), 3.90 - 3.83 (m, 2H), 3.67 (dd, J = 11.5, 3.2 Hz, 1H), 3.31 - 3.22 (m, 2H), 3.21 - 3.13 (m, 1H), 2.96 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.83 (s, 3H), 1.33 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-シクロプロピル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-オール("A91")の合成
Figure 0007025350000172

黄色固体;LCMS(方法F):0.93分;[MH+]458.2。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 13.28 (s, 1H), 11.52 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.46 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 3.3, 2.0 Hz, 1H), 4.73 - 4.65 (m, 1H), 4.48 (dd, J = 10.5, 2.8 Hz, 1H), 4.06 - 3.90 (m, 4H), 3.74 (dd, J = 11.7, 3.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.17 (m, 1H), 3.05 (s, 3H), 1.77 - 1.68 (m, 2H), 1.46 - 1.40 (m, 2H), 1.37 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
4-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-オール("A92")の合成
Figure 0007025350000173

黄色固体;LCMS(方法F):0.92分;[MH+]460.3。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 13.02 (s, 1H), 11.53 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.47 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 7.17 - 7.14 (m, 1H), 4.77 - 4.71 (m, 1H), 4.45 (dd, J = 10.9, 3.5 Hz, 1H), 4.06 - 3.96 (m, 2H), 3.93 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 3.88 (dd, J = 10.9, 9.0 Hz, 1H), 3.73 (dd, J = 11.7, 3.3 Hz, 1H), 3.20 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 2.97 (s, 3H), 1.89 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.38 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
{1-[(5R,8aS)-1-(1-メタンスルホニル-1-メチル-エチル)-5-メチル-5,6,8a,9-テトラヒドロ-8H-7,10-ジオキサ-2,4,4b-トリアザ-フェナントレン-3-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}-オキセタン-3-イル-アミン("A93")の合成
Figure 0007025350000174

無色固体;LCMS(方法F):0.95分;[MH+]515.2。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 9.35 - 9.04 (m, 1H), 8.07 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.26 - 7.13 (m, 2H), 5.12 - 5.03 (m, 1H), 4.90 - 4.85 (m, 2H), 4.70 - 4.60 (m, 3H), 4.46 (dd, J = 11.0, 3.6 Hz, 1H), 4.07 - 3.97 (m, 2H), 3.90 - 3.83 (m, 2H), 3.70 (dd, J = 11.7, 3.3 Hz, 1H), 3.22 - 3.17 (m, 1H), 3.06 (s, 3H), 1.88 (s, 3H), 1.85 (s, 3H), 1.37 (d, J = 6.9 Hz, 3H).
以下の例は、医薬に関する。
例A:注入バイアル
3lの再蒸留水中の式Iの活性成分100gおよびリン酸水素二ナトリウム5gの溶液を、2Nの塩酸を用いてpH6.5に調整し、無菌ろ過し、注入バイアルに移行し、無菌条件下で凍結乾燥し、無菌条件下で密封する。それぞれの注入バイアルは、活性成分5mgを含む。
例B:坐薬
式Iの活性成分20gと大豆レシチン100gおよびココアバター1400との混合物を、溶解し、型に注ぎ込み、冷却する。それぞれの坐薬は、活性成分20mgを含む。
例C:溶液
溶液は、再蒸留水940ml中に、式Iの活性成分1g、NaHPO・2HO9.38g、NaHPO・12HO28.48gおよび塩化ベンザルコニウム0.1gから調製される。pHを6.8に調整し、1lに合わせ、放射線照射で滅菌する。溶液は、点眼剤の形式で使用されても良い。
例D:軟膏
式Iの活性成分500mgを、無菌条件下でワセリン99.5gと混ぜ合わせる。
例E:錠剤
式Iの活性成分1kg、ラクトース4kg、片栗粉1.2kg、タルク0.2kg、ステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を、従来の方式で、それぞれの錠剤が活性成分10mgを含むように、プレスする。
例F:糖衣錠
錠剤は例Eと類似的にプレスし、その後にスクロース、片栗粉、タルク、トラガントおよび染料のコーティングを従来の方式でコートする。
例G:カプセル
式Iの活性成分2kgを、ハードゼラチンカプセルに、それぞれのカプセルが活性成分20mgを含むように従来の方式で導入する。
例H:アンプル
再蒸留水60l中の式Iの活性成分1kgの溶液を無菌ろ過し、アンプルに移行し、無菌条件下で凍結乾燥し、無菌条件下で密封する。それぞれのアンプルは、活性成分10mgを含む。

Claims (15)

  1. 式中
    Figure 0007025350000175
    式中
    において、
    が、C(CHSOA’、CHOSOA’、C(CHOH、-[C(RHet、または1-メチルスルホニル-シクロプロパ-1-イルを示し、
    が、Het、NR(CHHet、OHet、Ar、CONHHet、COHetまたはCONHAを示し、
    が、HまたはA’を示し、
    Hetが、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルまたはピリジルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはCOOH、COOA’、CHOH、CHOA’もしくはAにより一置換されており、
    Hetが、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニルまたは1,3-ジヒドロ-2ラムダ6-2,2-ジオキソ-1-ベンゾチアゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたはHal、A’、-[C(ROR、CONH、SOフェニル、ベンジル、CN、-[C(RNH、-[C(RNHA、オキセタニル-NH-および/もしくはNHCOAにより一置換もしくは二置換されており、
    Hetが、トリアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラゾリルまたはピロリジニルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたは-[C(R]nOR、-[C(RNHもしくは=Oにより一置換されており、
    Arが、-[C(ROR、イミダゾリル、-[C(RNH、ピラゾリル、アジリジニルまたはオキセタニルにより一置換されたフェニルを示し、それらのそれぞれが、非置換であるかまたは-[C(RORもしくは-[C(RNHにより一置換されていてもよく、
    Aが、1~6個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~7個のH原子がOH、F、Clおよび/もしくはBrにより置き換えられていてもよく、ならびに/または、ここで1または2個の非隣接CH基がOおよび/もしくはNH基により置き換えられていてもよく、
    A’が、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、
    Halが、F、Cl、BrまたはIを示し、
    nが、0、1、2または3を示す、
    で表される化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  2. が、C(CHSOA’またはC(CHOHを示す、請求項1に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  3. が、Hetを示す、請求項1または2に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  4. が、Hを示す、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  5. Aが、1~6個のC原子を有する非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~5個のH原子がOHおよび/またはFにより置き換えられてもよい、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  6. Hetが、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、Hal、-[C(RNHおよび/または-[C(RNHAにより一置換または二置換されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  7. が、C(CHSOA’またはC(CHOHを示し、
    が、Hetを示し、
    Hetが、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、非置換またはHal、OH、-[C(RNH、-[C(RNHA、オキセタニル-NH-および/もしくはNHCOAにより一置換もしくは二置換されており、
    Aが、1~6個のC原子を有する、非分枝状または分枝状のアルキルを示し、ここで1~5個のH原子がOHおよび/またはFにより置き換えられていてもよく、
    A’が、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、
    Halが、F、Cl、BrまたはIを示し、
    nが、0、1、2、または3を示す、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  8. が、C(CHSOCHまたはC(CHOHを示し、
    が、Hetを示し、
    が、Hを示し、
    Hetが、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニル、1H-ピロロ[2,3-c]ピリジニル、インドリル、ベンゾイミダゾリルまたはイミダゾリルを示し、それらのそれぞれが、Hal、-[C(RNHおよび/または-[C(RNHAにより一置換または二置換されており、
    Aが、1~6個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、ここで1~5個のH原子がOHおよび/またはFにより置き換えられていてもよく、
    A’が、1~4個のC原子を有する、非分枝状または分枝状アルキルを示し、
    Halが、F、Cl、BrまたはIを示し、
    nが、0、1、2または3を示す、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  9. Figure 0007025350000176
    Figure 0007025350000177
    Figure 0007025350000178
    Figure 0007025350000179
    Figure 0007025350000180
    Figure 0007025350000181
    Figure 0007025350000182
    Figure 0007025350000183
    Figure 0007025350000184
    Figure 0007025350000185
    Figure 0007025350000186
    Figure 0007025350000187
    Figure 0007025350000188
    Figure 0007025350000189
    Figure 0007025350000190
    Figure 0007025350000191
    Figure 0007025350000192
    Figure 0007025350000193
    Figure 0007025350000194
    Figure 0007025350000195
    の群から選択される、
    請求項1に記載の化合物、または、それらの薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  10. a)
    式II、
    Figure 0007025350000196
    式中、Rが、請求項1において指し示される意味を有し、およびXが、ClもしくはBrを示す、
    で表される化合物と、
    式III、
    Figure 0007025350000197
    式中、Rが、請求項1において指し示される意味を有し、およびLが、H、ボロン酸もしくはボロン酸エステル基を示す、
    で表される化合物とを反応させる、
    または
    b)
    式IIb、
    Figure 0007025350000198
    式中、Rが、請求項1において指し示される意味を有し、およびRが、1~4個のC原子を有する非分枝状もしくは分枝状アルキルを示す、
    で表される化合物と、
    式III、
    Figure 0007025350000199
    式中、Rが、請求項1において指し示される意味を有し、およびXが、Cl、BrもしくはIを示す、
    で表される化合物とを反応させる、
    ならびに/または
    式Iの塩基もしくは酸を、その塩の1つに変換させる、
    ことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の式Iで表される化合物、またはそれらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体の調製のための方法
  11. 請求項1に記載の式Iで表される化合物、ならびに/または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および/もしくは立体異性体、ならびに/または、あらゆる比率でのそれらの混合物の少なくとも1種と、ならびに任意に薬学的に許容し得る担体、賦形剤またはビヒクルとを含む医薬。
  12. がん、加齢黄斑変性(AMD)、脈絡膜血管新生(CNV)、糖尿病性網膜症、糖尿病黄斑浮腫(DME)、進行性骨化性線維異形症、炎症、血管新生関連障害および細菌感染の処置および/または予防のための使用のための、請求項1に記載の式Iの化合物、または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、または、あらゆる比率でのそれらの混合物
  13. 頭部、頸部、眼、口、咽喉、食道、気管支、喉頭、咽頭、胸部、骨、肺、結腸、直腸、胃、前立腺、膀胱、子宮、子宮頸部、乳、卵巣、睾丸もしくは他の生殖器、肌、甲状腺、血液、リンパ節、腎臓、肝臓、膵臓、脳、中枢神経系のがん、固形腫瘍および血液由来の腫瘍の群から選択される疾患の処置ならびに/または予防のための使用のための、請求項12に記載の化合物。
  14. 請求項1に記載の式Iで表される化合物、ならびに/または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および/もしくは立体異性体、ならびに/または、あらゆる比率でのそれらの混合物の少なくとも1種と、さらなる医薬薬物活性成分の少なくとも1種とを含む、医薬。
  15. (a)請求項1に記載の式Iで表される化合物、ならびに/または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および/もしくは立体異性体、ならびに/または、あらゆる比率でのそれらの混合物の有効量
    ならびに
    (b)さらなる医薬薬物活性成分の有効量
    の個々のパックからなるセット(キット)。
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