JP7024577B2 - 走行場面学習装置、走行場面推定装置、および走行場面推定システム - Google Patents

走行場面学習装置、走行場面推定装置、および走行場面推定システム Download PDF

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Description

走行場面学習装置、走行場面推定装置、および走行場面推定システムに関する。
特許文献1では、運転特徴量分布と環境特徴量分布との共起性を利用して、環境データと運転挙動データとの間の関連の強さを求めている。そして、共起性に基づいて、環境データの局所領域に関する報知を制御する。
特開2015-56058号公報
特許文献1に開示されている技術では、たとえば、自車が急減速をしたときに、その急減速と関連が強い画像中の特定箇所が強調表示される。しかし、特許文献1に開示された技術では、車両の運転行動と、その車両の周辺に存在している移動物体である周辺物体の移動状況との関係を推定することはできない。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、車両の運転行動と周辺物体の移動状況との関係を推定できる走行場面学習装置、走行場面推定装置、および走行場面推定システムを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための走行場面学習装置に関する1つの開示は、
車両の運転行動と車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を学習する走行場面学習装置であって、
車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する運転行動離散化部(111)と、
運転行動離散化情報に基づいて、運転行動データをクラスタリングした運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタリング部(112)と、
周辺物体を検出する周辺物体検出部(113)と、
周辺物体検出部が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する挙動履歴生成部(114、214)と、
挙動履歴生成部が生成した周辺物体の挙動履歴をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する周辺物体クラスタリング部(115、215)と、
運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを対応付けることで走行場面クラスタを生成し、生成した走行場面クラスタを記憶部(132)に蓄積する走行場面クラスタリング部(116、216)と、を備える。
この走行場面学習装置は、周辺物体の挙動履歴をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する。周辺物体の挙動履歴は、周辺物体がどのような挙動をとったかの履歴であり、履歴はある程度の時間長さの情報であることから、周辺物体の挙動履歴は、周辺物体の移動状況がどのようであったかが定まる情報である。よって、周辺物体の挙動履歴をクラスタリングした周辺物体クラスタを生成することは、周辺物体の移動状況を分類していることになる。
また、車両の運転行動を離散化して表す運転行動離散化情報をクラスタリングすることで、車両の運転行動も分類することができる。
そして、周辺物体クラスタを運転行動クラスタに対応付けているので、車両の運転行動に対して、ある程度の時間長さの周辺物体の移動状況が対応付けられることになる。よって、このようにして生成された走行場面クラスタは、車両の運転行動と周辺物体の移動状況との関係を表すものとなる。
この走行場面学習装置が学習した走行場面クラスタを使うことで、次に説明する走行場面推定装置において、走行場面クラスタを推定することができるので、車両の運転行動と周辺物体の移動状況との関係を推定できる。
上記目的を達成するための走行場面推定装置に関する1つの開示は、
車両の運転行動と車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を推定する走行場面推定装置であって、
車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する運転行動離散化部(121)と、
運転行動離散化情報が蓄積されたデータベースであって、運転行動離散化情報がクラスタリングされた運転行動クラスタが定まる運転行動データベースを参照して、運転行動離散化部が生成した運転行動離散化情報が属する運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタ決定部(122)と、
車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体を検出する周辺物体検出部(123)と、
周辺物体検出部が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する挙動履歴生成部(124、224)と、
周辺物体の挙動履歴が蓄積されたデータベースであって、周辺物体の挙動履歴がクラスタリングされた周辺物体クラスタが定まる周辺物体データベースを参照して、挙動履歴生成部が生成した周辺物体の挙動履歴が属する周辺物体クラスタを決定する周辺物体クラスタ決定部(125、225)と、
運転行動クラスタ決定部が決定した運転行動クラスタと、周辺物体クラスタ決定部が決定した周辺物体クラスタとから、走行場面を推定する走行場面推定部(126、226)と、を備える。
この走行場面推定装置は、運転行動データベースを参照して、取得した運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報が属する運転行動クラスタを決定するとともに、周辺物体データベースを参照して、周辺物体検出部が検出した周辺物体の挙動履歴が属する周辺物体クラスタを決定する。運転行動クラスタは車両の運転行動を分類したものであり、周辺物体クラスタは周辺物体の移動状況を分類したものであるので、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを決定することで、走行場面を推定することができる。
上記目的を達成するための走行場面推定システムは、上記走行場面学習装置と走行場面推定装置とを備えたシステムである。すなわち、走行場面推定システムは、
車両の運転行動と車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を推定する走行場面推定システムであって、
走行場面を学習する学習部(110、210)と、走行場面を推定する推定部(120、220)とを備え、
学習部は、
走行場面を学習するための情報を取得する車両である学習車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、運転行動データを時間で区切り、区切った時間別に、運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する第1運転行動離散化部(111)と、
第1運転行動離散化部が生成した運転行動離散化情報に基づいて、運転行動データをクラスタリングした運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタリング部(112)と、
学習車両の周辺に存在する周辺物体を検出する第1周辺物体検出部(113)と、
第1周辺物体検出部が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する第1挙動履歴生成部(114、214)と、
第1挙動履歴生成部が生成した周辺物体の挙動履歴をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する周辺物体クラスタリング部(115、215)と、
運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを対応付けた走行場面クラスタを生成して記憶部(132)に記憶する走行場面クラスタリング部(116、216)と、を備え、
推定部は、
走行場面を推定する車両である推定車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、運転行動データを時間で区切り、区切った時間別に、運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する第2運転行動離散化部(121)と、
記憶部に記憶された運転行動クラスタを参照して、第2運転行動離散化部が生成した運転行動離散化情報が属する運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタ決定部(122)と、
推定車両の周辺に存在する周辺物体を検出する第2周辺物体検出部(123)と、
第2周辺物体検出部が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する第2挙動履歴生成部(124、224)と、
記憶部に記憶された周辺物体クラスタを参照して、第2挙動履歴生成部が生成した周辺物体の挙動履歴が属する周辺物体クラスタを決定する周辺物体クラスタ決定部(125、225)と、
運転行動クラスタ決定部が決定した運転行動クラスタと、周辺物体クラスタ決定部が決定した周辺物体クラスタとから、走行場面を推定する走行場面推定部(126、226)と、を備える。
第1実施形態の走行場面推定システム100の構成を示すブロック図である。 図1の第1運転行動離散化部111が実行する処理を示すフローチャートである。 運転行動データと運転離散記号列との関係を例示する図である。 1つの運転シーンの運転行動データをヒストグラム化した例を示す。 複数の運転トピックモデルを概念的に示した図である。 ある場所に対して記憶された運転トピック特徴量を示す図である。 運転行動クラスタを例示した図である。 軌跡俯瞰図を例示した図である。 周辺物体クラスタリング部115が実行する処理を示すフローチャートである。 図9のS11で実行する処理を概念的に説明する図である。 移動軌跡trと低次元場面特徴量zとの関係を示す図である。 場所別かつ運転行動クラスタ別の低次元場面特徴量zの空間を示す図である。 ある場所に属する運転行動クラスタX下の、3つの周辺物体クラスタB1,X、B2,X、B3,Xを示す図である。 記憶部132に記憶された走行場面クラスタを示す図である。 運転行動クラスタ決定部122が決定する処理を説明する図である。 サンキューヒヤリシーンを推定した例を示す図である。 第2実施形態の走行場面推定システム200の構成を示すブロック図である。 第2実施形態において第1挙動履歴生成部214が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態において第1挙動履歴生成部214が最近距離dを検出するエリアを示す図である。 図19の例の場合に生成される周辺物体行動データを示す図である。 第2実施形態における運転行動クラスタ、周辺物体クラスタ、走行場面クラスタの関係を示す図である。 第2実施形態において、記憶部132に記憶されている走行場面クラスタCなどを概念的に示す図である。
<第1実施形態>
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、走行場面推定システム100の構成を示すブロック図である。この走行場面推定システム100は、車両に搭載されてもよいし、車両と直接的あるいは間接的に通信可能に構成され車両の外部に設置されてもよい。車両の外部に設置される場合、走行場面推定システム100は、たとえば、1台あるいは複数台のサーバを備えた構成である。
[走行場面推定システム100の概要]
走行場面推定システム100は、学習部110と、推定部120と、共通部130とを備えている。学習部110は、走行場面を学習する部分である。走行場面は、車両の運転行動と、その車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している。
第1実施形態では、車両の運転行動を運転行動クラスタで表し、周辺物体の移動状況を周辺物体クラスタで表す。したがって、学習部110は、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとの関係を学習する。学習部110は、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを相互に対応付けて、かつ、場所別に、共通部130が備える記憶部132に記憶する。記憶部132に記憶されている運転行動クラスタのデータベースを運転行動データベースとし、周辺物体クラスタのデータベースを周辺物体データベースとする。
推定部120は、ある時点での車両の走行場面を推定する。走行場面は、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとにより定まるので、推定部120は、ある時点での車両の運転行動クラスタおよび周辺物体クラスタが何であるかを決めることで、その時点の車両の走行場面を推定する。運転行動クラスタは、記憶部132に記憶されている運転行動データベースと、走行場面を推定する対象としている時点での車両の運転行動とから決定する。周辺物体クラスタは、記憶部132に記憶されている周辺物体データベースと、走行場面を推定する対象としている時点での周辺物体の移動状況から決定する。
学習部110および推定部120は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えたコンピュータにより実現される。ROMには、汎用的なコンピュータを学習部110、推定部120として機能させるためのプログラムが格納されている。CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、コンピュータが学習部110、推定部120として機能する。これらの機能が実行されると、プログラムに対応する方法が実行される。
なお、CPUが実行するプログラムを記憶する記憶媒体はROMに限られず、非遷移的実体的記録媒体に記憶されていればよい。たとえば、フラッシュメモリに上記プログラムが記憶されていてもよい。また、学習部110、推定部120が備える機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等を用いて(換言すればハードウェアとして)実現してもよい。また、学習部110、推定部120が備える機能の一部又は全部を、CPUによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現してもよい。
共通部130は、位置検出部131と記憶部132とを備えている。位置検出部131は、走行場面を推定する車両の現在位置を検出する。位置検出部131には、たとえば、GNSS受信機を備えた構成を採用することができる。記憶部132は、書き込み可能であり、運転行動データベース、周辺物体データベースが記憶される。記憶部132には、たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリなどを用いることができる。運転行動データベース、周辺物体データベースは場所別に記憶されている。そのため、共通部130は位置検出部131を備えている。推定部120は、運転行動データベース、周辺物体データベースから、走行場面を推定する対象としている位置についてのデータを抽出する。この抽出のために位置検出部131が検出した位置を利用する。
[学習部110の構成]
学習部110は、第1運転行動離散化部111、運転行動クラスタリング部112、第1周辺物体検出部113は、第1挙動履歴生成部114、周辺物体クラスタリング部115、走行場面クラスタリング部116を備えている。これらのうち、第1運転行動離散化部111、第1周辺物体検出部113、第1挙動履歴生成部114は、走行場面学習装置における運転行動離散化部、周辺物体検出部、挙動履歴生成部に相当する。
第1運転行動離散化部111は、走行場面を学習するための情報を取得する車両である学習車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、この運転行動データから、運転トピック特徴量を生成する。学習車両は、走行場面推定システム100が車両に搭載されていれば、その車両、すなわち、自車両である。第1運転行動離散化部111が実行する処理は、図2を用いて説明する。
図2に示す処理を実行するタイミングは適宜設定可能であり、たとえば、一定周期で実行する。ステップ(以下、ステップを省略)S1では、ある期間分の運転行動データを取得する。運転行動データを取得する期間は、数分、数十分など適宜設定可能である。運転行動データは、運転行動データを蓄積している所定の記憶部から取得する。
運転行動データは、学習車両の挙動を直接的に示すデータ(以下、車両挙動データ)、および、車両挙動に変化を生じさせるデータを含む概念である。具体的な運転行動データには、たとえば、車両の速度、加速度、操舵角、アクセル開度、ブレーキ踏力などがある。
S2では、S1で取得した運転行動データの時系列データから記号列を生成する。記号列の生成には、たとえば、特許文献1に記載されているように、二重分節解析器を利用する方法がある。
二重分節解析器を用いる場合、運転行動データの値域を表す多次元の空間で運転行動データから把握される各種の車両の状態を表すクラスタと、各クラスタ間の遷移確率とを予め定義しておく。そして、これらの情報を用いて、運転行動データがいずれのクラスタに属するかを統計的に処理することにより、運転行動データの時系列データを、区分単位となる車両の状態ごと(つまり、クラスタごと)に区分けする。各クラスタに予め識別用の記号を対応づけておくことにより、運転行動データの時系列データは、どのクラスタに属しているかを表す記号列に変換される。記号列の生成には、例えば、隠れ状態とその状態間の確率的遷移で表現されるモデルの一つである階層ディリクレ過程隠れマルコフモデル(HDP-HMM)を利用することができる。
S3では、記号列を1つの運転シーンを意味する部分系列に分節化する。分節化することで、記号列が運転シーンの切り替わり点で区切られることになる。分節化したものを運転離散記号列とする。図3に、運転行動データと運転離散記号列との関係を例示している。分節化には、たとえば、Nested Pitman-Yor Language Model(NPYLM)を用いることができる。NPYLMは統計情報を利用した離散文字列の教師なしチャンク化手法の一つである。
S4では、S3で生成した運転離散記号列を構成する、それぞれの運転離散記号すなわち1つの運転シーンに対応する運転行動データをヒストグラム化する。図4に、1つの運転シーンの運転行動データをヒストグラム化した例を示す。
S5では、S4で生成したヒストグラムを、予め用意した複数の運転トピックモデルで表現したときのそれぞれの運転トピックモデルの割合を算出する。予め用意した運転トピックモデルは、停止、巡航、加速など、典型的な運転シーンを表したヒストグラムのパターンである。
図5は、複数の運転トピックモデルを概念的に示した図である。S5では、図5に例示されている複数の運転トピックモデルで、図4に例示したヒストグラムを表現する場合の各運転トピックモデルの割合を決定することになる。運転トピックモデルの割合は、運転シーンの特徴を表していると言えることから、運転トピックモデルの割合を、運転トピック特徴量とする。運転トピック特徴量を算出することは、運転トピックモデルから運転行動データのヒストグラムを算出するためのパラメータを決定することを意味する。なお、運転離散記号列は、運転行動を離散化した情報すなわち運転行動離散化情報であり、運転離散記号列の特徴を表した運転トピックモデルも運転行動離散化情報である。
S6では、運転トピック特徴量を場所別に、記憶部132に記憶する。ここでの場所は、たとえば、一定の長さの区間ごとを1つの場所とする。あるいは、交差点、T字路、U字路、直進路など、道路形状を大まかに分類したものを1つの場所としてもよい。なお、交差点、T字路、U字路は、一部に直線路を含むことになる。道路のどの部分までを交差点、T字路、U字路とするかは、それらの中心点、あるいは、それらにおいて曲線部分と直線部分との境界点からの距離により定め、この距離は予め設定する。図6には、ある場所に対して、記憶部132に記憶された運転トピック特徴量を示している。
説明を図1に戻す。運転行動クラスタリング部112は、第1運転行動離散化部111が場所別に記憶した運転トピック特徴量をクラスタリングして、運転行動クラスタを生成する。クラスタリングには、k-means法、ガウス混合モデルなど、分割数を指定する手法、および、ディリクレ過程混合モデルなどのノンパラメトリック手法のいずれを用いることもできる。ディリクレ過程混合モデルは具体的には中華料理店過程、棒折り過程などを用いることができる。
図7には、運転行動クラスタを例示している。図7は、運転トピック特徴空間のうちある二次元平面を切り出して示した図である。図7には、運転行動クラスタA1、A2、A3の3つの運転行動クラスタが示されている。
第1周辺物体検出部113は、周辺状況データを取得して、その周辺状況データを解析することで周辺物体を検出する。周辺状況データは、たとえば、カメラ画像、ミリ波センサの検出データ、レーザセンサの検出データなどである。前述したように、周辺物体は移動体である。第1周辺物体検出部113は、周辺物体を複数検出できる場合、複数の検出物体を検出する。
第1挙動履歴生成部114は、第1周辺物体検出部113が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する。周辺物体の挙動履歴は、周辺物体の挙動に関して、時間経過に伴う変化を反映した情報であり、第1実施形態では、挙動履歴として周辺物体の軌跡俯瞰図を生成する。複数の周辺物体が検出されている場合、それら複数の周辺物体それぞれについて軌跡俯瞰図を生成する。
軌跡俯瞰図は、周辺物体の移動軌跡を、学習車両を中心座標とする俯瞰図で表現した図である。俯瞰図は、学習車両の前後方向および左右方向の2方向を座標として持つ二次元座標系の平面図である。
図8に幾つかの軌跡俯瞰図を例示している。図8において、上段は周辺物体の実際の移動状況であり、下段が上段に対応する軌跡俯瞰図である。状況SC1は、実際の移動状況が、学習車両Csが右折をしようと交差点に進入し停止している状況であり、周辺物体である周辺車両Cnが学習車両Csと同じ道路の反対車線を直進して交差点に進入している状況である。この状況SC1での軌跡俯瞰図には、状況SC1の下図に示すように、直線に近い移動軌跡trが示される。移動軌跡trには周辺車両Cnの移動方向も付与されている。移動軌跡trは、逐次検出する周辺物体の位置をつなぎ合わせて生成する。
状況SC2、SC3、SC4も学習車両Csの状況は状況SC1と同じである。状況SC2では、周辺物体である歩行者Pが、学習車両Csにとっての交差点退出路となる道路の交差点付近を横断している状況である。状況SC3は、周辺車両Cnが、学習車両Csが走行する道路と交差する道路を走行して交差点において右折している状況である。状況SC4は、周辺車両Cnが、学習車両Csが走行する道路と交差する道路を直進して交差点を通過する状況である。状況SC2、SC3、SC4での軌跡俯瞰図は、それぞれ、図8の下図に例示した図になり、いずれの図に含まれる移動軌跡trにも移動方向が付与されている。
軌跡俯瞰図は、運転離散記号と同じ場所区分を対象として作成する。ただし、軌跡俯瞰図は、後述するように、運転行動クラスタに対応づける。運転行動クラスタは、1つあるいは複数の運転離散記号を含んでいる。運転行動クラスタに対応づける際に、時間的に連続する複数の軌跡俯瞰図をまとめて1つとしたもの、または運転行動クラスタの時間の切れ目で分割したものを軌跡俯瞰図としてもよい。
周辺物体クラスタリング部115は、第1挙動履歴生成部114が生成した周辺物体の挙動履歴すなわち周辺物体の軌跡俯瞰図をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する。周辺物体クラスタリング部115が実行する処理は、図9を用いて説明する。
図9において、S11では、第1挙動履歴生成部114が生成した軌跡俯瞰図を、場所別に、運転行動クラスタに対応付ける。図10は、S11で実行する処理を概念的に説明する図である。図10には、運転行動クラスタA1、A2、A3も示している。すでに説明したように、運転行動クラスタは場所別に記憶されている。また、運転行動クラスタは、運転離散記号列をクラスタリングしたものであり、場所別に作成される。また、軌跡俯瞰図も作成された場所を特定することができる。そのため、軌跡俯瞰図を、場所別に運転行動クラスタに対応付けることができる。図10には、運転行動クラスタA1に、軌跡俯瞰図を対応付けている状態を示している。
なお、同時刻に複数の周辺物体に対する軌跡俯瞰図が作成されることもある。たとえば、状況SC1と状況SC2を組み合わせた状況、すなわち、周辺車両Cnが学習車両Csと同じ道路の反対車線を直進して交差点に進入しているときに、歩行者Pが学習車両Csにとっての交差点退出路となる道路の交差点付近を横断している状況を考える。この状況では、状況SC1に示す軌跡俯瞰図と状況SC2に示す軌跡俯瞰図とが作成される。このときは、それぞれの軌跡俯瞰図が、ともに同じ運転行動クラスタに対応付けられることになる。
S12では、S11において場所別に運転行動クラスタに対応付けた軌跡俯瞰図をもとに、オートエンコーダなどの低次元特徴圧縮器の学習を行い、低次元場面特徴量zを算出する。低次元場面特徴量zを算出する際、低次元場面特徴量zを得るためのオートエンコーダのパラメータも得られる。
図11に、低次元場面特徴量zを示している。低次元場面特徴量zは、軌跡俯瞰図ごとに算出する。これにより、図12に示すように、低次元場面特徴量zの空間が、場所別、かつ、運転行動クラスタごとに得られる。
S13では、S12で得た低次元場面特徴量zをクラスタリングする。クラスタリングの手法は、運転行動クラスタリング部112と同じでよい。クラスタリングして得られたクラスタを周辺物体クラスタとする。図13には、ある場所かつその場所に属する一つの運転行動クラスタXにおけるB1,X、B2,X、B3,Xの3つの周辺物体クラスタを示しており、一つのサンプル点が一つの低次元場面特徴量zかつ一つの軌跡俯瞰図に対応する。
説明を図1に戻す。走行場面クラスタリング部116は、運転行動クラスタと、周辺物体クラスタとを対応付けることで走行場面クラスタを生成する。第1実施形態では、S11において、軌跡俯瞰図が運転行動クラスタに対応付けられていることから、各軌跡俯瞰図から得られた低次元場面特徴量zを、軌跡俯瞰図が対応付けられている運転行動クラスタに対応付ける。
そして、走行場面クラスタリング部116は、走行場面クラスタ、すなわち、相互に対応付けられた運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを記憶部132に記憶する。図14には、記憶部132に記憶された走行場面クラスタを示している。図14に示すように、走行場面クラスタは場所に対応付けて記憶される。図14において、運転行動クラスタA1、A2、A3・・・は、運転行動クラスタAを他の運転行動クラスタAと区別するための名称であり、運転行動クラスタAの実体は、各運転行動クラスタAに含まれている運転トピック特徴量である。同様に、周辺物体クラスタB1,A1、B1,A2、B1,A3・・・も、周辺物体クラスタBを他の周辺物体クラスタBと区別するための名称であり、周辺物体クラスタBの実体は低次元場面特徴量zである。また、走行場面クラスタC1、C2、C3・・・も、他の走行場面クラスタCと区別するための名称である。
図14に示す内容のうち、運転行動クラスタのデータの部分が運転行動データベースであり、周辺物体クラスのデータの部分が周辺物体データベースである。
[推定部120の構成]
次に推定部120を説明する。推定部120は、第2運転行動離散化部121、運転行動クラスタ決定部122、第2周辺物体検出部123、第2挙動履歴生成部124、周辺物体クラスタ決定部125、走行場面推定部126を備えている。これらのうち、第2運転行動離散化部121、第2周辺物体検出部123、第2挙動履歴生成部124は、走行場面推定装置における運転行動離散化部、周辺物体検出部、挙動履歴生成部に相当する。
第2運転行動離散化部121は、運転行動データを取得する車両が推定車両である点が、学習部110の第1運転行動離散化部111と異なるが、処理は、第1運転行動離散化部111と同じである。したがって、運転行動データを取得して、運転行動データから、運転シーンごとの運転トピック特徴量を生成する。推定車両は、走行場面を推定する車両である。道路を走行中の車両であって、推定部120へデータを提供可能な車両は、推定車両とすることができる。また、学習車両を推定車両とすることもできる。この場合、走行場面学習用のデータを提供しつつ、走行場面を推定することになる。
運転行動クラスタ決定部122は、記憶部132に記憶された運転行動クラスタを参照して、第2運転行動離散化部121が今回生成した運転トピック特徴量が属する運転行動クラスタを決定する。記憶部132に記憶された運転行動クラスタを参照する際、運転行動データベースから、運転行動データが得られたときの推定車両の場所についての運転行動クラスタのデータを抽出する。
今回生成した運転トピック特徴量が属する運転行動クラスタを決定する方法には、たとえば、k近傍法を用いることができる。図15は、運転行動クラスタ決定部122が運転行動クラスタを決定する処理を説明する図である。図15において、三角形が、今回生成した運転トピック特徴量を表している。図15に示す例では、今回生成した運転トピック特徴量が属する運転行動クラスタはA2になる。
第2周辺物体検出部123は、周辺状況データを取得する車両が推定車両である点が、学習部110の第1周辺物体検出部113と異なるが、処理は、第1周辺物体検出部113と同じである。したがって、周辺状況データを取得し、その周辺状況データを解析することで推定車両の周辺に存在する周辺物体を検出する。第2周辺物体検出部123は、周辺物体を複数検出できる場合、複数の検出物体を検出する。
第2挙動履歴生成部124は、第2周辺物体検出部123が検出した周辺物体の挙動履歴を生成する。第1実施形態では、挙動履歴として周辺物体の軌跡俯瞰図を生成する。軌跡俯瞰図を生成する処理は、第1挙動履歴生成部114と同じである。第2挙動履歴生成部124は、複数の周辺物体が検出されている場合、それら複数の周辺物体それぞれについて軌跡俯瞰図を生成する。
周辺物体クラスタ決定部125は、記憶部132に記憶された周辺物体クラスタを参照して、第2挙動履歴生成部124が生成した周辺物体の挙動履歴すなわち軌跡俯瞰図が属する周辺物体クラスタを決定する。記憶部132に記憶された周辺物体クラスタを参照する際、運転行動データベースから、運転行動クラスタ決定部122が決定した運転行動クラスタに対応する周辺物体データベースを検索し、検索された周辺物体データベースから、周辺状況データが得られたときの推定車両の場所についての周辺物体クラスタのデータを抽出する。
そして、周辺物体の軌跡俯瞰図から、周辺物体クラスタリング部115と同様の処理により、低次元場面特徴量zを算出する。算出した低次元場面特徴量zが記憶部132に記憶された周辺物体クラスタのどれに属するかを決める処理は、今回生成した運転トピック特徴量が属する運転行動クラスタを決める場合と同様、たとえば、k近傍法を用いることができる。
軌跡俯瞰図が複数の周辺物体について生成されている場合、軌跡俯瞰図別すなわち周辺物体別に低次元場面特徴量zを算出し、周辺物体別に、属する周辺物体クラスタを決定する。
走行場面推定部126は、運転行動クラスタ決定部122が決定した運転行動クラスタと、周辺物体クラスタ決定部125が決定した周辺物体クラスタとの組み合わせを、推定車両の現在の走行場面として推定する。ただし、本実施形態では、運転行動クラスタ毎に軌跡俯瞰図を対応付け、運転行動クラスタ毎に低次元場面特徴量zをクラスタリングして周辺物体クラスタを生成している。そのため、周辺物体クラスタが決定されることにより、運転行動クラスタとの対応付けが可能であり、走行場面クラスタも定まる。
なお、周辺物体クラスタが複数決定されている場合には、それら複数の周辺物体クラスタを含むものを走行場面とする。走行場面推定部126は、推定した走行場面を、走行場面を用いた制御を行う制御部に出力する。制御部は、たとえば、走行場面に応じた運転支援を行う運転支援制御部である。
[第1実施形態のまとめ]
この走行場面推定システム100は、学習部110において、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを対応付けた走行場面クラスタを生成している。これにより、学習車両の運転行動と、学習車両の周辺に存在している周辺物体の移動状況とが対応付けられることになる。
たとえば、走行場面として、学習車両が直進中、対向車が急な右折で学習車両の前を通過したため、学習車両が急停止したという場面を考える。この走行場面推定システム100によれば、学習車両が直進中に急停止したという運転行動の運転行動クラスタと、周辺物体が急な右折をしたという周辺物体の移動状況を意味する周辺物体クラスタとが対応付けられた走行場面クラスタを生成することができる。
別の走行場面として、学習車両が交差点に進入した後、交差点退出路にある横断歩道を歩行者が横断中であるため、学習車両は交差点内で停止したという場面を考える。走行場面推定システム100は、学習車両が交差点に進入した後、交差点内で停止したという運転行動クラスタと、歩行者が学習車両にとっての交差点退出路にある横断歩道を歩行しているという周辺物体クラスタとが対応付けられた走行場面クラスタを生成できる。
つまり、走行場面クラスタは、学習車両の運転行動と周辺物体の移動状況の一方が他方の挙動に影響を与える状況を表すことができる。
走行場面推定システム100は、ある運転行動クラスタと周辺物体クラスタとを対応付けているが、運転行動クラスタがどのような運転行動を意味しているか、および、周辺物体クラスタが周辺物体のどのような移動状況を意味しているかは、解析していない。
しかしながら、運転行動クラスタと周辺物体クラスタの意味を解析していなくても、ある運転行動と、ある周辺物体の移動状況の一方が他方に影響を与える状況であることが分かるので、後に走行解析を行う際に有用である。
また、それぞれの運転行動クラスタに含まれている運転トピック特徴量や、運転離散記号列を解析して、それぞれの運転行動クラスタの意味を定義してもよい。運転行動クラスタの意味の定義は、自動で行ってもよいし、作業者が介在する処理で行ってもよい。
また、第1実施形態では、挙動履歴として軌跡俯瞰図を作成している。軌跡俯瞰図には、走行場面の分類に不要な背景などの情報が含まれていないので、走行場面の分類がロバストになる。
この軌跡俯瞰図は、周辺物体の移動方向も情報として持つことから、周辺物体が移動軌跡trの終点から移動軌跡trの始点に移動した場合を、移動軌跡trの始点から終点へ移動した実際の周辺物体の移動軌跡と区別して、走行場面を推定することができる。
また、周辺物体クラスタ決定部125は、周辺物体の軌跡俯瞰図が複数の周辺物体に対して生成されている場合、周辺物体別に周辺物体クラスタを決定している。そして、走行場面推定部126は、複数の周辺物体クラスタが決定されている場合、それら複数の周辺物体クラスタを全部含めて走行場面とする。
これにより、複雑な走行場面を推定することができる。図16に一例を示す。図16は、いわゆるサンキューヒヤリシーンを推定した例である。図16では、自車両Cmが交差点を右折途中で停止したという状況が運転行動クラスタXとなったとする。この運転行動クラスタに、自車両Cmとは反対車線を走行する周辺車両Cnが交差点手前で停止した状況に対応する周辺物体クラスタB1,Xと、自車両Cmにとっての交差点退出路付近を直進する自転車CYに対応する周辺物体クラスタB4,Xが対応付けられる。これにより、周辺車両Cnが停止してくれたので、交差点を右折しようとした自車両Cmが自転車CYに衝突しそうになったので停止した、という走行場面を推定することができる。
また、第1実施形態では、運転トピック特徴量をクラスタリングして運転行動クラスタとしているため、スパース性の高い運転行動クラスタが得られる。これにより、たとえば、「右にゆっくりハンドルを切る」と「右に切りながらわずかにブレーキを踏む」などの小さな差異により運転行動クラスタが分かれることを防止し、これらを一つの運転行動クラスタにまとめることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
図17に第2実施形態の走行場面推定システム200の構成を示す。走行場面推定システム200は、学習部210と推定部220を備える。
[学習部210の構成]
学習部210は、第1実施形態の学習部110と同じ第1運転行動離散化部111、運転行動クラスタリング部112、第1周辺物体検出部113を備える。一方、第1実施形態の学習部110とは処理が異なる要素として、第1挙動履歴生成部214、周辺物体クラスタリング部215、走行場面クラスタリング部216を備える。
第1実施形態の第1挙動履歴生成部114が生成する挙動履歴は軌跡俯瞰図であった。これに対して第2実施形態の第1挙動履歴生成部214は、挙動履歴として周辺物体トピック特徴量を生成する。周辺物体トピック特徴量は、トピック特徴量を算出するデータとして運転行動データに代えて、周辺状況データを用いたものである。したがって、周辺物体トピック特徴量は、周辺物体の挙動をある程度の時間長さで表したものであることから、周辺物体トピック特徴量は、周辺物体の挙動履歴と言えるのである。また、周辺物体トピック特徴量は、周辺物体離散化情報である。
第1挙動履歴生成部214が実行する処理を、図18を用いて説明する。S21では、第1周辺物体検出部113が検出した周辺物体についての行動データである周辺物体行動データを生成する。周辺物体行動データは、具体的には、周辺物体までの距離、周辺物体の速度、加速度などである。また、周辺物体までの距離に代えて、周辺物体の座標すなわち位置を用いることもできる。
以下では、周辺物体行動データが、学習車両から周辺物体までの距離であるとして説明する。第2実施形態では、学習車両の周囲を複数に分割して分割エリアを生成する。そして分割エリアごとに周辺物体までの最近距離を逐次算出する。
図19に、複数に分割したエリアを示している。図19の例では、学習車両Csの周囲を6つのエリアに分割している。図19に示す各エリアの形状は矩形である。学習車両Csの周囲を複数のエリアに分割し、エリア毎に周辺物体までの最近距離を算出するようにすることで、各エリアに複数の周辺物体が存在しているとしても、処理が簡単になる。このような目的で学習車両Csの周囲を複数のエリアに分割するので、エリアの形状は任意である。
図20に、図19の例の場合に生成される周辺物体行動データを示している。図19の例では、周辺車両Cn1は、時刻t=0においてエリア4の中央付近にいる。そこから学習車両Csに接近し、時刻t=Tのときはエリア4の前側に位置しており、時刻t=T以降も、周辺車両Cnは学習車両Csとの距離を短くしつつ、しばらくエリア4内を走行する。図20に示すエリア4の最近距離dは、周辺車両Cn1までの距離である。エリア4には、周辺車両Cn1以外に、周辺車両Cn2も存在する。しかし、エリア4内における最近距離は周辺車両Cn1までの距離であるので、周辺車両Cn2に対しては、周辺物体行動データを生成しないことになる。これにより、計算量を低減できる。
図19には、周辺車両Cn3も示されている。周辺車両Cn3は、時刻t=0のとき、エリア1の後部に位置しており、そこから前進して時刻t=τでエリア2に入り、さらに前進している。図20に示すエリア1の時刻t=0から時刻t=τまでの最近距離dと、エリア2の時刻t=τ以降の最近距離dは、周辺車両Cn3までの距離である。なお、エリアに車両が存在しないときには、例えばd=∞としたり、適当な上限値を設定したりする。仮にd=∞とした場合には、後述するS22の処理前に、全ての最近距離に対して逆数を取るなど、計算ができるようにする。
S22では、S21で取得した周辺物体行動データの時系列データから記号列を生成する。記号列の生成方法は、運転行動データの時系列データから記号列を生成する方法と同じである。
S23では、S22で生成した記号列を1つの周辺物体の行動シーンを意味する部分系列に分節化する。分節化したものを周辺物体離散記号列とする。S22で生成した記号列から周辺物体離散記号列を生成する方法は、S3で生成した記号列から運転離散記号列を生成する方法と同じである。図20には、このようにして生成した周辺物体離散記号列e1、e2も示されている。
S24では、S23で生成した周辺物体離散記号列を構成する、それぞれの周辺物体離散記号に対応する周辺物体行動データをヒストグラム化する。S25では、S24で生成したヒストグラムを、予め用意した複数の周辺物体トピックモデルで表現したときのそれぞれの周辺物体トピックモデルの割合を算出する。予め用意した周辺物体トピックモデルは、基準モデルとなるものであり、停止、巡航、加速など、典型的なシーンを表したヒストグラムのパターンである。
S26では、場所別に周辺物体トピック特徴量を記憶部132に記憶する。ここでの場所は、運転トピック特徴量と同じである。
周辺物体クラスタリング部215は、第1挙動履歴生成部214が生成した周辺物体トピック特徴量を、クラスタリングして周辺物体クラスタを生成する。クラスタリングの方法は、運転トピック特徴量のクラスタリングの方法と同じである。
走行場面クラスタリング部216は、運転行動クラスタと周辺物体クラスタとの直積で走行場面クラスタを定める。直積で得られた運転行動クラスタと周辺物体クラスタとの組み合わせを、走行場面クラスタとする。
ここでの直積の意味は、運転行動クラスタおよび周辺物体クラスタのいずれか一方でも記号の境界となる時刻であれば、走行場面クラスタにおける境界とするという意味である。図21に、運転行動クラスタ、周辺物体クラスタ、走行場面クラスタの関係を図示する。第2実施形態において走行場面クラスタリング部216は、このようにして決定した走行場面クラスタCを、図22に概念的に示すように、運転行動クラスタA、運転トピック特徴量、周辺物体クラスタB、周辺物体トピック特徴量とともに場所別に記憶部132に記憶する。
[推定部220の処理]
推定部220は、第1実施形態の推定部220と同じ第2運転行動離散化部121、運転行動クラスタ決定部122、第2周辺物体検出部123を備える。一方、第1実施形態の推定部120とは処理が異なる要素として、第2挙動履歴生成部224、周辺物体クラスタ決定部225、走行場面推定部226を備える。
第2挙動履歴生成部224は、第1挙動履歴生成部214と同様の処理により、挙動履歴として周辺物体トピック特徴量を生成する。したがって、第2挙動履歴生成部224は、推定車両の周辺を第1挙動履歴生成部214と同じ複数の領域に分割して、分割した領域別に周辺物体トピック特徴量を生成する。
周辺物体クラスタ決定部225は、記憶部132に記憶された周辺物体クラスタを参照して、第2挙動履歴生成部224が生成した周辺物体トピック特徴量が属する周辺物体クラスタを決定する。記憶部132に記憶された周辺物体クラスタを参照する際、周辺物体クラスタデータベースから、周辺状況データが得られたときの推定車両の場所についての周辺物体クラスタのデータを抽出する。周辺物体トピック特徴量が属する周辺物体クラスタを決める処理は、運転トピック特徴量から運転行動クラスタを決める処理と同じである。
走行場面推定部226は、運転行動クラスタ決定部122が決定した運転行動クラスタと、周辺物体クラスタ決定部225が決定した周辺物体クラスタとの組み合わせを、推定車両の現在の走行場面として推定する。第1実施形態の走行場面推定部126と同じく、周辺物体クラスタが複数決定されている場合には、それら複数の周辺物体クラスタを含むものを走行場面とする。
[第2実施形態のまとめ]
この第2実施形態に示したように、周辺状況データを運転行動データと同じように扱うことで、周辺物体クラスタを生成することができる。この周辺物体クラスタを利用して、走行場面を推定することができる。
また、周辺物体トピック特徴量を挙動履歴とすることで、スパース性の高い周辺物体クラスタが得られる。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
第1実施形態では、軌跡俯瞰図に含まれている移動軌跡trに周辺物体の移動方向の情報が含まれていた。しかし、移動軌跡trに周辺物体の移動方向の情報を含ませず、低次元場面特徴量zを抽出する際に、移動軌跡trとは別に方向の差分ベクトルを追加の入力として用いてもよい。
<変形例2>
記憶部132は、走行場面推定システム100、200が備える必要はなく、外部に設置されて、走行場面推定システム100、200と通信により接続されていてもよい。
<変形例3>
実施形態では、学習部110、210と推定部120、220を別々の装置としてもよい。この場合、学習部110、210が、走行場面学習装置となり、推定部120、220が走行場面推定装置になる。位置検出部131は、走行場面学習装置と走行場面推定装置がそれぞれ備える。記憶部132は、相互に利用できるように、たとえば、外部のサーバに配置する。
<変形例4>
実施形態では、運転離散記号列の特徴を表した運転トピック特徴量をクラスタリングして運転行動クラスタを決定していた。しかし、記号化することは、クラスタリングをしていることになる。したがって、運転離散記号列を運転行動クラスタとして、そのまま用いてもよい。
また、第2実施形態では、周辺物体離散記号列の特徴を表す周辺物体トピック特徴量をクラスタリングして周辺物体クラスタとしていた。しかし、周辺物体離散記号列を周辺物体クラスタとしてそのまま用いてもよい。
<変形例5>
第1実施形態では、各軌跡俯瞰図を運転行動クラスタに対応づけ、運転行動クラスタ別に、低次元場面特徴量zをクラスタリングして周辺物体クラスタを生成していた。しかし、運転行動クラスタ別にモデルを作成するのではなく、すべての軌跡俯瞰図を用いて1つのオートエンコーダを作成してもよい。この場合には、軌跡俯瞰図に加えて、運転行動クラスタの情報をベクトル表現したもの、あるいは、運転トピック特徴量自体を入力値として与える。
100:走行場面推定システム 110:学習部 111:第1運転行動離散化部 112:運転行動クラスタリング部 113:第1周辺物体検出部 114:第1挙動履歴生成部 115:周辺物体クラスタリング部 116:走行場面クラスタリング部 120:推定部 121:第2運転行動離散化部 122:運転行動クラスタ決定部 123:第2周辺物体検出部 124:第2挙動履歴生成部 125:周辺物体クラスタ決定部 126:走行場面推定部 130:共通部 131:位置検出部 132:記憶部 200:走行場面推定システム 210:学習部 214:第1挙動履歴生成部 215:周辺物体クラスタリング部 216:走行場面クラスタリング部 220:推定部 224:第2挙動履歴生成部 225:周辺物体クラスタ決定部 226:走行場面推定部

Claims (11)

  1. 車両の運転行動と前記車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を学習する走行場面学習装置であって、
    前記車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、前記運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する運転行動離散化部(111)と、
    前記運転行動離散化情報に基づいて、前記運転行動データをクラスタリングした運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタリング部(112)と、
    前記周辺物体を検出する周辺物体検出部(113)と、
    前記周辺物体検出部が検出した前記周辺物体の挙動履歴を生成する挙動履歴生成部(114、214)と、
    前記挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体の挙動履歴をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する周辺物体クラスタリング部(115、215)と、
    前記運転行動クラスタと前記周辺物体クラスタとを対応付けることで走行場面クラスタを生成し、生成した前記走行場面クラスタを記憶部(132)に蓄積する走行場面クラスタリング部(116、216)と、を備える走行場面学習装置。
  2. 車両の運転行動と前記車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を推定する走行場面推定装置であって、
    前記車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、前記運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する運転行動離散化部(121)と、
    前記運転行動離散化情報が蓄積されたデータベースであって、前記運転行動離散化情報により運転行動クラスタが定まる運転行動データベースを参照して、前記運転行動離散化部が生成した前記運転行動離散化情報が属する前記運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタ決定部(122)と、
    前記車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体を検出する周辺物体検出部(123)と、
    前記周辺物体検出部が検出した前記周辺物体の挙動履歴を生成する挙動履歴生成部(124、224)と、
    前記周辺物体の挙動履歴が蓄積されたデータベースであって、前記周辺物体の挙動履歴がクラスタリングされた周辺物体クラスタが定まる周辺物体データベースを参照して、前記挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体の挙動履歴が属する前記周辺物体クラスタを決定する周辺物体クラスタ決定部(125、225)と、
    前記運転行動クラスタ決定部が決定した前記運転行動クラスタと、前記周辺物体クラスタ決定部が決定した前記周辺物体クラスタとから、前記走行場面を推定する走行場面推定部(126、226)と、を備える走行場面推定装置。
  3. 車両の運転行動と前記車両の周辺に存在する移動物体である周辺物体の移動状況との関係を少なくとも表している走行場面を推定する走行場面推定システムであって、
    前記走行場面を学習する学習部(110、210)と、前記走行場面を推定する推定部(120、220)とを備え、
    前記学習部は、
    前記走行場面を学習するための情報を取得する前記車両である学習車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、前記運転行動データを時間で区切り、区切った時間別に、前記運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する第1運転行動離散化部(111)と、
    前記第1運転行動離散化部が生成した前記運転行動離散化情報に基づいて、前記運転行動データをクラスタリングした運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタリング部(112)と、
    前記学習車両の周辺に存在する前記周辺物体を検出する第1周辺物体検出部(113)と、
    前記第1周辺物体検出部が検出した前記周辺物体の挙動履歴を生成する第1挙動履歴生成部(114、214)と、
    前記第1挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体の挙動履歴をクラスタリングして周辺物体クラスタを生成する周辺物体クラスタリング部(115、215)と、
    前記運転行動クラスタと前記周辺物体クラスタとを対応付けた走行場面クラスタを生成して記憶部(132)に記憶する走行場面クラスタリング部(116、216)と、を備え、
    前記推定部は、
    前記走行場面を推定する前記車両である推定車両の運転行動を表す運転行動データを取得し、前記運転行動データを時間で区切り、区切った時間別に、前記運転行動データを離散化して表す運転行動離散化情報を生成する第2運転行動離散化部(121)と、
    前記記憶部に記憶された前記運転行動クラスタを参照して、前記第2運転行動離散化部が生成した前記運転行動離散化情報が属する前記運転行動クラスタを決定する運転行動クラスタ決定部(122)と、
    前記推定車両の周辺に存在する前記周辺物体を検出する第2周辺物体検出部(123)と、
    前記第2周辺物体検出部が検出した前記周辺物体の挙動履歴を生成する第2挙動履歴生成部(124、224)と、
    前記記憶部に記憶された前記周辺物体クラスタを参照して、前記第2挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体の挙動履歴が属する前記周辺物体クラスタを決定する周辺物体クラスタ決定部(125、225)と、
    前記運転行動クラスタ決定部が決定した前記運転行動クラスタと、前記周辺物体クラスタ決定部が決定した前記周辺物体クラスタとから、前記走行場面を推定する走行場面推定部(126、226)と、を備える走行場面推定システム。
  4. 前記第1挙動履歴生成部(114)および前記第2挙動履歴生成部(124)は、前記周辺物体の挙動履歴として、前記周辺物体の移動軌跡を俯瞰図に表した軌跡俯瞰図を生成する、請求項3に記載の走行場面推定システム。
  5. 前記軌跡俯瞰図は、前記周辺物体の移動方向の情報を含んでいる請求項4に記載の走行場面推定システム。
  6. 前記周辺物体クラスタリング部(115)は、前記周辺物体の挙動履歴が複数の前記周辺物体に対して生成されている場合、周辺物体別に前記挙動履歴をクラスタリングし、
    前記周辺物体クラスタ決定部(125)は、前記周辺物体の挙動履歴が複数の前記周辺物体に対して生成されている場合、周辺物体別に前記周辺物体クラスタを決定し、
    前記走行場面推定部(126)は、複数の前記周辺物体クラスタが決定されている場合、複数の前記周辺物体クラスタをもとに、前記走行場面を推定する、請求項3~5のいずれか1項に記載の走行場面推定システム。
  7. 前記第1挙動履歴生成部(214)および前記第2挙動履歴生成部(224)は、前記周辺物体の挙動履歴を時間で区切り、区切った時間別に前記周辺物体の挙動履歴を離散化して表す周辺物体離散化情報を生成する請求項3に記載の走行場面推定システム。
  8. 前記第1挙動履歴生成部は、前記学習車両の周辺を複数の領域に分割して、分割した領域別に前記周辺物体離散化情報を生成し、
    前記第2挙動履歴生成部は、前記推定車両の周辺を前記第1挙動履歴生成部と同じ複数の領域に分割して、分割した領域別に前記周辺物体離散化情報を生成する請求項7に記載の走行場面推定システム。
  9. 前記学習部が備える前記周辺物体クラスタリング部(215)は、前記第1挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体離散化情報をクラスタリングして前記周辺物体クラスタを生成する請求項7または8に記載の走行場面推定システム。
  10. 前記学習部が備える前記運転行動クラスタリング部は、前記第1運転行動離散化部が生成した前記運転行動離散化情報をクラスタリングして前記運転行動クラスタを生成する請求項3~9のいずれか1項に記載の走行場面推定システム。
  11. 前記学習部は、場所別に、前記運転行動クラスタ、前記周辺物体クラスタ、および、前記走行場面クラスタを生成し、
    前記運転行動クラスタ決定部は、前記記憶部に記憶されている前記運転行動クラスタから、前記運転行動クラスタを決定する前記運転行動離散化情報に対応する前記運転行動データが得られた場所についての前記運転行動クラスタを抽出し、抽出した前記運転行動クラスタを参照して、前記第2運転行動離散化部が生成した前記運転行動離散化情報が属する前記運転行動クラスタを決定し、
    前記周辺物体クラスタ決定部は、前記記憶部に記憶されている前記周辺物体クラスタから、前記周辺物体クラスタを決定する前記周辺物体の挙動履歴が得られた場所についての前記周辺物体クラスタを抽出し、抽出した前記周辺物体クラスタを参照して、前記第2挙動履歴生成部が生成した前記周辺物体の挙動履歴が属する前記周辺物体クラスタを決定する請求項3~10のいずれか1項に記載の走行場面推定システム。
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