JP7023744B2 - インプリント方法及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インプリント方法及び製造方法に関する。
基板上に塗布された未硬化の樹脂(組成物、インプリント材)を型(モールド、テンプレート)で成形し、樹脂のパターンを基板上に形成するインプリント技術が注目を集めている。インプリント技術として例えば光硬化法がある。光硬化法では、まず、基板上のインプリント領域であるショット領域に光硬化性の樹脂を塗布する。次に、この樹脂を型により成形する。そして、光、例えば紫外線を照射して樹脂を硬化させて型と樹脂を引き離すことにより、樹脂のパターンを基板上に形成する。
また、インプリント技術を用いて、マスターモールドと呼ばれる型からレプリカモールドを多数製造し、レプリカモールドから半導体デバイスなどの物品を製造する方法も知られている。この方法では低コストでレプリカモールドを製造できるため、レプリカモールドが破損した場合でも製造コストを抑制することができる。
なお、インプリント時において型と硬化した樹脂とを引き離す際に、引き離し力が高いと型の破損や、成形されたパターンに欠陥を発生させる要因となる。そのため、引き離し力が低減されることが望ましい。特許文献1には、レプリカモールドとなる基板へのインプリントを実施する前に、離型剤を含む樹脂が塗布された慣らし用基板へのインプリントを行い、離型性を向上させる方法が開示されている。
特開2016-66791号公報
特許文献1に記載の慣らし用基板にはパターンが形成される領域にクロム膜が形成されている。クロム膜が形成されていると、インプリント時に樹脂に照射される光の一部がクロム膜を透過せずに熱エネルギーとしてクロム膜に吸収される。クロム膜で吸収された熱が熱伝導によってマスターモールドに移動すると、マスターモールドは熱で温度が上昇して変形する。熱変形したマスターモールドを使用して、レプリカモールドとなる基板にインプリントを行った場合、基板上に形成されるパターンの位置ずれ、歪み等のパターン異常が生じることとなる。そのため、マスターモールドの温度が低下するまで待機して熱変形の影響が少ない状態でインプリントを行うことになるが、マスターモールドの温度上昇が大きいと待機時間が長くなり、スループットが低下してしまう。
そこで、本発明は、慣らし用基板へのインプリント時においてマスターモールドの温度上昇を低減するインプリント方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一側面としてのインプリント方法は、型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、保持部に保持された第1基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第1基板上の組成物を露光して前記第1基板上の組成物と前記型とを離す、慣らし工程と、前記慣らし工程の後、第2基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第2基板上の組成物を露光して前記第2基板上の組成物と前記型とを離すことにより前記第2基板上の組成物にパターンを形成するインプリント工程と、を有し、前記第1基板の母材の熱伝導率は前記第2基板の母材の熱伝導率よりも高く、前記第2基板はインプリント用の型として用いられる、ことを特徴とする。
本発明によれば、慣らし用基板へのインプリント時においてマスターモールドの温度上昇を低減することができる。
インプリント装置の概要図である。 インプリント方法のフローチャートである。 第2実施形態における慣らし用基板の断面図である。 第3実施形態における慣らし用基板の断面図である。 ブランクモールドのパターン部の加工工程を示す概略図である。 慣らし用基板を用いた慣らしインプリントの様子を示す図である。 第4実施形態に係るブランクモールド7と慣らし用基板61とを並べて示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係るインプリント方法を適用するインプリント装置について説明する。このインプリント装置は、基板上の未硬化樹脂(組成物、インプリント材)を型(モールド、テンプレート)で成形し、基板上に樹脂のパターンを形成する装置である。
本実施形態のインプリント装置は、基板としてのウエハ上に形成されたパターンから、半導体デバイスなどの物品を製造するために使用されうる。また、基板としてレプリカモールド用の基板(ブランクモールド)を用いて、レプリカモールドを製造するためにも使用される。ただし、インプリント装置は、レプリカモールドを製造する専用装置としても良い。この場合は、半導体デバイスなどの物品を製造するための他のインプリント装置を止める事なく、半導体デバイスなどの物品の製造と並行してレプリカモールドを製造できるため、物品の生産性を向上させることができる。
「レプリカモールド」とは、マスターモールドが有するパターン部を基準として製造された、マスターモールドと同一の形状のパターン部を有するモールドである。マスターモールドは電子線描画装置を用いて長時間かけて描画を行うことにより製造される。マスターモールドは高価である一方、レプリカモールドは低コストで大量に製造することができる。
「ブランクモールド」とは、パターン部が形成(加工)されておらず、平らで滑らかな表面の凸部(被転写部)を有し、後に、この凸部にパターン部が形成されることでレプリカモールドとなる加工用基板である。
図1に、第1実施形態のインプリント装置の概略断面図を示す。インプリント方法としては光硬化法を採用するものとする。図1においては、ブランクモールド7上の樹脂Rに対して照射する光(光学系)の光軸に平行な軸をZ軸として、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸としている。インプリント装置1は、光照射部2と、モールド保持機構3と、ステージ4と、塗布部6と、制御部Cとを備える。
光照射部2は、樹脂Rを硬化させる際に、ブランクモールド7に向けて紫外線8を照射する。光照射部2は、光源と、光源から射出された紫外線8を樹脂Rの硬化に適切な光に調整するための光学素子とを含む。本実施形態では光硬化法を採用するために光照射部2を設置しているが、例えば熱硬化法を採用する場合には、光照射部2に換えて、熱硬化性樹脂Rを硬化させるための熱源部を設置することとなる。
マスターモールド13は、モールド保持機構3のモールドチャック10に載置される。マスターモールド13は、その表面にブランクモールド7の凸部7aに転写されるべきパターンが形成(加工)されたパターン部13aを有する。マスターモールド13の材料は紫外線を透過させるために石英とする事ができる。さらに、マスターモールド13は、その表面におけるパターン部13aの周辺領域の一部に、パターン部13aの位置を特定するためのアライメントマークが設置されている。このアライメントマークは、少なくとも1つ存在すればよいが、より高精度にパターン部13aの位置を特定するために、パターン部13aの四隅に1つずつ存在することが望ましい。
モールド保持機構(保持部)3は、マスターモールド13を保持するモールドチャック10と、このモールドチャック10を保持しつつ移動可能とするモールド駆動機構11とを含む。モールドチャック10は、マスターモールド13における光照射部2側の面の外側領域を真空吸着力や静電力により引き付けることでマスターモールド13を保持し得る。例えば、モールドチャック10が真空吸着力によりマスターモールド13を保持する場合には、モールドチャック10は、外部に設置された不図示の真空ポンプに接続され、この真空ポンプのON/OFFによりマスターモールド13の脱着が切り替えられる。また、モールドチャック10およびモールド駆動機構11は、光照射部2から射出された紫外線8がステージ4上に載置されたブランクモールド7に向けて照射されるように、中心部(内側)に開口領域12を有する。この開口領域12には、不図示であるが、開口領域12の一部とマスターモールド13とで囲まれる空間を密閉空間とする光透過部材(例えばガラス板)が設置される。また、真空ポンプなどを含む圧力調整装置により、その空間内の圧力が調整される。この圧力調整装置は、例えば、マスターモールド13とブランクモールド7上の未硬化樹脂Rとの押し付け動作に際し、空間内の圧力をその外部よりも高く設定する。これにより、パターン部13aをブランクモールド7に向かい凸形に撓ませ、未硬化樹脂Rに対してパターン部13aの中心部から接触させる。これにより、パターン部13aと未硬化樹脂Rとの間に気体(空気)が閉じ込められるのを抑え、パターン部13aに未硬化樹脂Rを隅々まで充填させることができる。パターン部13aの上記のような変形を容易とするため、マスターモールド13は紫外線8が照射される面側に、平面形状が円形で、かつ、ある程度の深さを有するキャビティ14(凹部)が形成された形状としてもよい。キャビティ14は、マスターモールド13の中心付近に設けることができる。図1ではマスターモールド13の断面図が示されている。
さらに、モールド保持機構3は、モールドチャック10におけるマスターモールド13の保持側に倍率補正機構9を有する構成としてもよい。倍率補正機構9は、マスターモールド13の側面に外力または変位を与えることによりマスターモールド13(パターン部13a)の形状を補正する。マスターモールド13の形状が良好で補正する必要が無い場合は、倍率補正機構9は無くてもよい。
モールド駆動機構11は、マスターモールド13とブランクモールド7とで、押し付けまたは引き離しの動作を行うため、マスターモールド13を各軸方向に移動させる。このモールド駆動機構11は、単一の駆動系であってもよいし、粗動の駆動系と、粗動より精密な位置決めを行う微動の駆動系との組み合わせであってもよい。単一の駆動系の場合には、駆動系は少なくともZ軸方向に駆動する。一方、粗動駆動系と微動駆動系との組み合わせの場合には、粗動駆動系は、主にZ軸方向に長距離の駆動を行い、微動駆動系は、粗動駆動系に追従して、例えば6軸(X、Y、Z、ωx、ωy、ωz)方向に微小範囲の駆動を行う。なお、これらの駆動系に採用可能なアクチュエータとしては、例えばリニアモータやエアシリンダがある。また、インプリント装置1における押し付けおよび引き離し動作は、マスターモールド13をZ軸方向に移動させることで実現する。しかし、ステージ4をZ軸方向に移動させることで実現してもよく、または、その双方を相対的に移動させてもよい。
ステージ4は、ブランクモールド7を保持し、マスターモールド13とブランクモールド7上の未硬化樹脂Rとの押し付けに際し、マスターモールド13とブランクモールド7との位置合わせを実施する。ステージ4は、ブランクモールド7を吸着力により保持するチャック5と、チャック5を機械的手段により保持し、各軸方向に移動可能とする不図示のステージ駆動機構とを含む。このステージ駆動機構は、単一の駆動系であってもよいし、粗動の駆動系と微動の駆動系との組み合わせであってもよい。単一の駆動系の場合には、駆動系は、少なくともXY軸による平面方向(水平方向)に駆動する。一方、粗動駆動系と微動駆動系との組み合わせの場合には、粗動駆動系は、主にXY軸による平面方向に長距離の駆動を行い、微動駆動系は、粗動駆動系に追従して、例えば6軸(X、Y、Z、ωx、ωy、ωz)方向に微小範囲の駆動を行う。なお、これらの駆動系に採用可能なアクチュエータとしては、例えばリニアモータや平面モータがある。
チャック5にはブランクモールド7の温度を調整するために、温調された流体を流す流路21が構成されている。流路21は温度制御装置につながっており、温度制御装置で温調された流体が流路21を通過する。不図示の温度センサと制御器を使い、ブランクモールド7の温度が所定の温度になるようにアクティブまたはパッシブに制御することができる。例えば、ブランクモールド7の温度がマスターモールド13と同じになるように制御することもできる。また、ブランクモールド7に紫外線8が照射(露光)されたときにブランクモールド7が吸収した熱を、チャック5を介して冷却することもできる。チャック5には熱伝導率の高い材料、例えばSiCを選択する事ができる。チャック5に熱伝導率の高い材料を使用すれば、伝熱の観点から有利であり、効率的にブランクモールド7の温調ができる。チャック5をこのような構成とする事でパターンの転写倍率や、パターンの位置精度を向上させることが出来る。
加工用基板としてブランクモールド7(第2基板)が、チャック5に設置される。このブランクモールド7は、上述のとおり、パターン部(凹凸)が形成されていない凸部7aを有し、後にレプリカモールドとなる構成部材である。凸部7aの平面サイズは、例えば26×33mmであり、凸部7aの厚み(高さ)は、例えばその周囲の非凸部の面(凸部以外の面)から30μmである。ブランクモールド7の材料はマスターモールド13と同様に石英とする事ができる。ブランクモールド7の材料としては石英以外のガラスや樹脂など透明な材料を用いることができる。また、インプリント装置1によって凸部7a上にパターンを形成した後のエッチング加工を容易にするために、ブランクモールド7上に樹脂が設けられる面側にクロム膜22を形成することができる。ブランクモールド7に膜を形成した場合、ブランクモールド7の材料としては、石英、ガラス、樹脂などの主要な材料(母材)と、母材に形成された膜も含む。また、凸部7aの表面には、パターン部を生成する樹脂Rの付着を促進するため、例えば有機系の化学化合物からなる密着剤が塗布(コーティング)されていることが望ましい。また、ブランクモールド7には、マスターモールド13に構成したようなキャビティ14を構成する事ができる。図1ではブランクモールド7の断面図が示されている。
塗布部6は、モールド保持機構3の近傍に設置され、ブランクモールド7上に未硬化樹脂Rを塗布する。ここで、樹脂Rは、紫外線8を受光することにより硬化する性質を有する光硬化性樹脂Rであり、半導体デバイス製造工程やレプリカモールドの製造工程などの各種条件により適宜選択される。塗布部6は、例えば液滴吐出方式(ドロップ式)を採用する事ができる。不図示の吐出ノズルから吐出される樹脂Rの量は、ブランクモールド7上に形成される樹脂Rの所望の厚さや、形成されるパターンの密度などにより適宜決定される。また、樹脂Rには離型剤を混入させておく事ができる。マスターモールド13のパターン部13aの凹凸からの離型性を向上する事ができる。なお、この効果を利用してマスターモールド13の洗浄後、マスターモールド13とブランクモールド7を用いて初めてインプリントを実施する前又は定期的に、樹脂Rに混入されている離型剤をパターン部13aに付加させるために慣らしインプリントを行う。慣らしインプリント(慣らし工程)では、慣らしインプリント用の慣らし用基板31(第1基板)上の樹脂とマスターモールド13とを接触させて、慣らし用基板31上の樹脂を露光して、慣らし用基板31上の樹脂とマスターモールド13とを引き離す。これにより、樹脂Rに混入されている離型剤がパターン部13aに付加される。図1では慣らし用基板31の断面図が示されている。
ここで、慣らし用基板の材料として、加工用基板としてのブランクモールド7と同じ、クロム膜が形成された石英を用いた場合を考える。図6に、クロム膜602が形成された慣らし用基板601を用いた慣らしインプリントの様子を示す。慣らしインプリントにおいて押印動作で樹脂605がマスターモールド604のパターン領域で拡がる。拡がった樹脂605が紫外線603で露光されるときクロム膜602でその光の一部が透過されずに熱エネルギーとして吸収される。マスターモールド604はクロム膜602上にある樹脂605に接触しているため、クロム膜で吸収された熱は熱伝導によってマスターモールド13に移動し、マスターモールド13が熱で変形してしまう。石英の熱伝導率が低いため、クロム膜602で吸収された熱は、慣らし用基板601の母材(石英)に伝わりにくく、ステージ4上のチャック5側に伝熱されにくい。熱変形したマスターモールド604を使用して基板601にインプリントを行った場合、基板601上に形成されるパターンの位置ずれ、歪み等のパターン異常が生じることとなる。そのため、マスターモールド604の温度が低下するまで待機して熱変形の影響が少ない状態でインプリントを行うことになる。しかし、マスターモールド604の温度上昇が大きいと、マスターモールド604を使った次のインプリント工程を行う前の待機時間が長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、慣らし用基板31の材料(母材)として、基板加工用のブランクモールド7の材料(母材)と異なる材料を用いる。加工用基板のブランクモールド7の母材は石英、ガラス、樹脂などの熱伝導率が低い材料であるが、慣らし用基板31の母材として、例えば、アルミニウムのような熱伝導率が高い金属を選択することが出来る。石英の熱伝導率は1.38W/m・Kであり、アルミニウムの熱伝導率は237W/m・Kである。慣らしインプリント時において、慣らし用基板31が紫外線8から吸収する熱エネルギーは、石英のマスターモールド13よりも熱伝導率の高い慣らし用基板31の内部に伝わり、基板を保持するチャック5に伝熱させる事ができる。チャック5に伝わった熱は流路21に流れる温調された流体によって排出される。この結果、慣らしインプリントにおいて樹脂を露光するときに慣らし用基板31上の樹脂に接触しているマスターモールド13の温度上昇を低減する事ができる。そのため、マスターモールド13の熱変形を低減することができる。
慣らし用基板31の母材として、ブランクモールド7の母材よりも熱伝導率が高い材料を用いることができる。慣らし用基板31の母材として、例えば、カーボンナノチューブ、ダイヤモンド、銀、銅、金、またはセラミックス等を適宜選択する事ができる。慣らし用基板31に膜が形成されていない状態について説明したが、マスターモールド13のパターン部13aを保護する目的で慣らし用基板31の凸部32(母材)の表面にクロム膜(金属膜)をコーティングしてもよい。このようにする事でパターン部13aの削れによる寸法変化、また慣らし用基板31の母材の一部が削れてパターン部13aへ逆転写することを低減する事が出来る。
インプリント装置1は、各構成要素の動作および調整などを制御し得る制御部Cを備え、プログラムなどにしたがって各構成要素の制御を実行し得る。また、インプリント装置1は、モールドと基板のアライメントを行うための計測系(アライメントスコープ)を含み得る。また、インプリント装置1は、マスターモールド13を装置外部からモールド保持機構3へ搬送するモールド搬送機構、またはブランクモールド7を装置外部からステージ4へ搬送する基板搬送機構などを含み得る。特に、計測系は、モールド保持機構に載置されたマスターモールド13のアライメントマークを観測(検出)し、パターン部13aの位置を特定する。なお、インプリント装置の構成上、例えば、ステージ4を複数搭載したり、1つのステージ4が複数のブランクモールド7を保持したり、または塗布部6を複数搭載したりするなどの種々の変更があり得る。
次に、本実施形態のインプリント方法について説明する。図2に本実施形態のインプリント方法のフローチャートを示す。各工程は、インプリント装置の制御部Cによる処理工程、あるいは制御部Cの指示に基づいてインプリント装置1の構成部材が実行する工程である。
制御部Cの指示に基づいて搬送機構がインプリント装置1内にマスターモールド13及び慣らし用基板31を搬入する(S101)。モールドチャック10がマスターモールド13を保持し、ステージ4のチャック5が慣らし用基板31を保持する。ステージ4は、慣らし用基板31の凸部32が塗布部6と対向する位置に慣らし用基板31を移動させ、塗布部6が凸部32に未硬化状態の樹脂を供給する(S102)。ステージ4が、慣らし用基板31をマスターモールド13と対向する位置に移動させる(S103)。
モールド駆動機構11が、マスターモールド13を下降させ、押印動作を行う(S104)。パターン部13aと樹脂との接触により、樹脂のパターン部13aへの充填が始まる。光照射部2が紫外線8を樹脂に照射して樹脂を硬化させ、硬化した樹脂のパターンを形成する(S105)。モールド駆動機構11が、マスターモールド13を上昇させ、マスターモールド13を樹脂から引き離す離型動作を行う(S106)。
以上の工程により、マスターモールド13のパターン部13aには樹脂Rに混入される離型剤が凹凸面にコーティングされる。また、本実施形態の慣らし用基板31は加工用基板とは材料が異なる。よって、前述のように、慣らしインプリント時に熱がマスターモールド13に伝わりにくいため、マスターモールド13の寸法変化が小さい。このため、マスターモールド13の温度が低下するのを待つ時間が短いため、マスターモールド13を使った次のインプリント工程に直ちに移行する事が可能となる。
マスターモールド13と樹脂Rとを引き離した後、搬送機構が慣らし用基板31をインプリント装置1から搬出する(S107)。搬出された慣らし用基板31は樹脂Rを除去するために洗浄等の処理を行う事で繰り返し使用可能である。また、インプリント装置1の内部に洗浄機を構成してもよい。この場合、洗浄機を別途設ける必要がなく、また、搬出及び再度搬入する時間を削減できるためスループットをさらに向上させる事ができる。
次に、制御部Cの指示に基づいて搬送機構がインプリント装置1内に加工用基板としてのブランクモールド7を搬入する(S201)。そして、ステージ4のチャック5がブランクモールド7を保持する。ステージ4は、ブランクモールド7の凸部7aが塗布部6と対向する位置にブランクモールド7を移動させ、塗布部6が凸部7aに未硬化状態の樹脂Rを供給する(S202)。
次に、ステージ4が、ブランクモールド7をマスターモールド13と対向する位置に移動させる(S203)。そして、モールド駆動機構11が、マスターモールド13を下降させ、押印動作を行う(S204)。パターン部13aと樹脂Rとの接触により、樹脂Rのパターン部13aへの充填が始まる。光照射部2が紫外線8をブランクモールド7上の樹脂Rに照射して樹脂Rを硬化させ、硬化した樹脂Rのパターンを形成する(S205)。次に、モールド駆動機構11が、マスターモールド13を上昇させ、マスターモールド13を樹脂Rから引き離す離型動作を行う(S206)。
以上の工程により、ブランクモールド7の凸部7a上の樹脂Rには、マスターモールド13のパターン部13aと同じ凹凸構造が高精度に転写される。マスターモールド13と樹脂Rとを引き離した後、搬送機構がブランクモールド7をインプリント装置1から搬出する(S207)。上記インプリント方法にて凸部にパターンが形成されたモールドは、インプリント装置1の外部に搬出された後、他の製造装置によりパターン部の最終加工が実施され、型として製造される。
図5は、ブランクモールドのパターン部の最終加工工程での動作を示す概略図である。まず、インプリント装置1によってパターンが形成されたブランクモールド7上の樹脂層(樹脂R)に対してエッチングが行われる(STEP1)。エッチングが終了した後(STEP2)、残留した樹脂Rは、除去処理(洗浄処理)により除去され(STEP3)、レプリカモールドが完成する。
本実施形態によれば、慣らしインプリント時に、慣らし用基板31が紫外線8から吸収する熱エネルギーはマスターモールド13側よりも熱伝導性の高い慣らし用基板及びチャック5側に伝熱させる事ができる。チャック5に伝わった熱は流路21に流れる温調流体で排出される。この結果、慣らし用基板へのインプリント時においてマスターモールド13の温度上昇を低減することができる。つまり、慣らしインプリント後のマスターモールド13の熱変形量を減少させることができる。そのため、慣らしインプリントの後の工程、マスターモールド13と加工用基板(ブランクモールド)を用いたインプリントを行うまでの待機時間を短くすることができる。これにより、単位時間あたりに製造することができるレプリカモールドの数、つまり、スループットを向上させる事ができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るインプリント方法では、慣らし用基板が第1実施形態と異なる。それ以外の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る慣らし用基板41の断面図である。慣らし用基板41は、凸部42を含む、マスターモールド13に対向する面、つまり、樹脂が塗布される側の面に反射膜43を付加している。反射膜43としては、樹脂を硬化するための光の波長に応じた金属膜を適宜選択して付加する事ができる。たとえば、金属膜としてアルミニウム膜(アルミコーティング)を採用して紫外線に対する反射率を高める事ができる。慣らし用基板41の母材はガラス、樹脂や金属とすることができ、第1実施形態のアルミニウムを用いることもできる。
加工用基板としてのブランクモールド7は第1実施形態と同様である。ブランクモールド7にクロム膜が形成されている場合、反射膜43は、ブランクモールド7のクロム膜の反射率より高い膜とする。これにより、樹脂を硬化するための光を反射膜43で反射し、反射膜43で吸収される熱を小さくする。つまり、慣らしインプリント時に、慣らし用基板41にクロム膜を付けた場合と比較して、慣らし用基板41の反射膜43の紫外線8に対する反射率が向上する。そのため、反射膜43が紫外線8から吸収する熱エネルギーが減少し、反射膜43つまり慣らし用基板41の温度上昇が抑制される。
慣らし用基板41の温度上昇が抑制されると、慣らし用基板41からマスターモールド13に伝わる熱を減らし、慣らしインプリント時に接触しているマスターモールド13の温度上昇も抑制する事ができる。そのため、マスターモールド13の熱変形が小さく、マスターモールド13の温度が低下するのを待つ時間が短いため、次の工程に直ちに移行する事が可能となる。これにより、スループットを向上させる事ができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係るインプリント方法では、慣らし用基板が第1実施形態と異なる。それ以外の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。ただし、本実施形態ではブランクモールド7にはクロム膜が形成されている。
図4は、第3実施形態に係る慣らし用基板51の断面図である。慣らし用基板51は、ブランクモールド7と母材が同じである。母材としては、ガラスや樹脂が用いられる。慣らし用基板51にはクロム膜が形成されていない。慣らし用基板51は、その母材の透過率がブランクモールド7の母材の透過率よりも高い、又は、透過率が高い表面状態とする事ができる。例えば、慣らし用基板51の透過率は92%以上の高純度の石英を採用する事が好ましい。また、透過率はより高い方が好ましいため材料及び表面処理を組み合わせても良い。
これにより、慣らしインプリント時に、慣らし用基板51にクロム膜を付けた場合と比較して、慣らし用基板51の紫外線8に対する透過率が向上する。そのため、慣らし用基板51が紫外線8から吸収する熱エネルギーが減少し、慣らし用基板51の温度上昇が抑制される。
慣らし用基板51の温度上昇が抑制されると、慣らし用基板51からマスターモールド13に伝わる熱を減らし、慣らしインプリント時に接触しているマスターモールド13の温度上昇も抑制する事ができる。そのため、マスターモールド13の熱変形が小さく、マスターモールド13の温度が低下するのを待つ時間が短いため、次の工程に直ちに移行する事が可能となる。これにより、スループットを向上させる事ができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、前述の実施形態に適用できる、慣らし用基板の変形例を説明する。前述の実施形態では、慣らし用基板とブランクモールド7は、ステージ4上のチャック5に保持される面の形状や面積を同じとしていた。本実施形態では、慣らし用基板とブランクモールド7は、チャック5に保持される面の形状や面積が互いに異なる。具体的には、慣らし用基板において、チャック5に保持される面の面積は、ブランクモールド7の面積よりも大きい。
図7は、第4実施形態に係るブランクモールド7と慣らし用基板61との断面図を並べて示す図である。ブランクモールド7の母材はガラス、樹脂や金属であり、クロム膜が形成されていない。ブランクモールド7には、ステージ4上のチャック5に保持される面側に、キャビティという空間、凹部が構成されている。慣らし用基板61は、チャック5に保持される面側にはキャビティの空間が無く、チャック5に保持される面は平坦な面となっている。慣らし用基板61の、チャック5に保持される面の面積は、ブランクモールド7の面積よりも大きい。
本実施形態によれば、チャック5と慣らし用基板61との接触面積が大きいため、慣らしインプリント時に、慣らし用基板61が紫外線8から吸収する熱エネルギーをチャック5側に効率的に伝熱させる事ができる。チャック5に伝わった熱は流路21に流れる温調流体で排出される。この結果、慣らしインプリント時においてマスターモールド13の温度上昇を低減することができる。つまり、慣らしインプリント後のマスターモールド13の熱変形量を減少させることができる。そのため、慣らしインプリントの後の工程、加工用基板を用いたインプリントを行うまでの待機時間を短くすることができる。これにより、スループットを向上させることが出来る。なお、慣らし用基板61の、チャック5に保持される面は平坦な面に限らず、凹部や凸部を設けてよい。
[物品の製造方法]
物品としてのデバイス(半導体IC素子、液晶表示素子、カラーフィルタ、MEMS等)の製造方法を説明する。
まず、前述のインプリント装置、方法を用いて、慣らしインプリントを行い、ブランクモールドにパターンを形成し、レプリカモールド(型)を製造する。物品の製造方法は、インプリント装置において、製造されたレプリカモールドを型として用いて、基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板)上にパターンを形成する工程を含む。さらに、該製造方法は、形成されたパターンをマスクとしてエッチングする工程を含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングの代わりに、パターンが形成された基板を加工する他の処理を含みうる。また、該製造方法は、ダイシング、ボンディング、パッケージング等が含まれる。本実施形態の物品製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも一つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、加工用基板(第2基板)としてブランクモールドを用いるレプリカモールド製造装置に適用した場合について説明したが、第2基板としてデバイス等を製造するための基板を用いるデバイス製造装置としてのインプリント装置にも適用可能である。

Claims (14)

  1. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、
    保持部に保持された第1基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第1基板上の組成物を露光して前記第1基板上の組成物と前記型とを離す、慣らし工程と、
    前記慣らし工程の後、第2基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第2基板上の組成物を露光して前記第2基板上の組成物と前記型とを離すことにより前記第2基板上の組成物にパターンを形成するインプリント工程と、を有し、
    前記第1基板の母材の熱伝導率は前記第2基板の母材の熱伝導率よりも高く、
    前記第2基板はインプリント用の型として用いられる、ことを特徴とするインプリント方法。
  2. 前記第1基板の母材は金属である、ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント方法。
  3. 前記第2基板には前記組成物が設けられる面側にクロム膜が形成されており、前記第1基板には前記クロム膜が形成されていない、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント方法。
  4. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、
    第1基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第1基板上の組成物を露光して前記第1基板上の組成物と前記型とを離す、慣らし工程と、
    前記慣らし工程の後、第2基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第2基板上の組成物を露光して前記第2基板上の組成物と前記型とを離すことにより前記第2基板上の組成物にパターンを形成するインプリント工程と、を有し、
    前記第1基板及び前記第2基板には前記組成物が設けられる面側に金属膜が形成されており、
    前記第1基板に形成されている前記金属膜の反射率は、前記第2基板に形成されている前記金属膜の反射率より高く、
    前記第2基板はインプリント用の型として用いられる、ことを特徴とするインプリント方法。
  5. 前記第1基板の前記金属膜はアルミニウム膜を含み、
    前記第2基板の前記金属膜はクロム膜を含む、ことを特徴とする請求項4に記載のインプリント方法。
  6. 前記第1基板の母材の熱伝導率は前記第2基板の母材の熱伝導率よりも高い、ことを特徴とする請求項4又は5に記載のインプリント方法。
  7. 前記第1基板の母材は金属である、ことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載のインプリント方法。
  8. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、
    第1基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第1基板上の組成物を露光して前記第1基板上の組成物と前記型とを離す、慣らし工程と、
    前記慣らし工程の後、第2基板上の組成物と前記型とを接触させて前記第2基板上の組成物を露光して前記第2基板上の組成物と前記型とを離すことにより前記第2基板上の組成物にパターンを形成するインプリント工程と、を有し、
    前記第1基板と前記第2基板母材は、ガラスまたは樹脂であり、
    前記第2基板には前記組成物が設けられる面側に金属膜が形成されており、前記第1基板には前記金属膜が形成されておらず、
    前記第2基板はインプリント用の型として用いられる、ことを特徴とするインプリント方法。
  9. 前記慣らし工程において露光する時に前記第1基板を冷却する、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のインプリント方法。
  10. 前記第1基板を保持する保持部に温調された流体を流して前記第1基板を冷却する、ことを特徴とする請求項9に記載のインプリント方法。
  11. 前記第1基板を保持する保持部に接触する前記第1基板の面の面積は、前記第2基板を保持する保持部に接触する前記第2基板の面の面積よりも大きい、ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のインプリント方法。
  12. 前記慣らし工程において、前記第1基板上の組成物を露光するときに前記第1基板が吸収する熱を前記保持部へ伝えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のインプリント方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のインプリント方法を用いて前記第2基板上の組成物にパターンを形成する工程と、
    前記第2基板にパターンを形成することによって型を製造する工程と、を含むことを特徴とする型の製造方法。
  14. 請求項13に記載の製造方法により製造された型を用いて基板上にパターンを形成する工程と、
    前記基板を加工する工程と、を有することを特徴とする物品の製造方法。
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